JPH0999413A - 木材繊維パネル板製造設備用のグルーイングマシン、及びこれを利用する製造設備 - Google Patents

木材繊維パネル板製造設備用のグルーイングマシン、及びこれを利用する製造設備

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JPH0999413A
JPH0999413A JP8150464A JP15046496A JPH0999413A JP H0999413 A JPH0999413 A JP H0999413A JP 8150464 A JP8150464 A JP 8150464A JP 15046496 A JP15046496 A JP 15046496A JP H0999413 A JPH0999413 A JP H0999413A
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JP
Japan
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cylindrical shell
wood fibers
glueing
pipe
adhesive
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JP8150464A
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Luigi Frati
フラッチ ルイギ
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C M P KOSUTORUCHIOONI MECC PON
C M P KOSUTORUCHIOONI MECC PONPONESUKO SpA
CMP COSTRUZIONI MECCANICHE POMPONESCO SpA
Original Assignee
C M P KOSUTORUCHIOONI MECC PON
C M P KOSUTORUCHIOONI MECC PONPONESUKO SpA
CMP COSTRUZIONI MECCANICHE POMPONESCO SpA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
    • B27N1/00Pretreatment of moulding material
    • B27N1/02Mixing the material with binding agent

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネルを形成するのに用いる木材繊維全体
に、接着剤を良好に分布できるようにする。 【解決手段】 乾式で木材繊維パネル板を製造する製造
設備に利用可能なグルーイングマシンが、中空の円筒シ
ェルであって、接着剤を分布すべき木材繊維を運ぶ空気
流を供給する入口開口が、一端に設けられ、接着剤が含
浸された木材繊維を運ぶ空気流を取り出す出口開口が、
他端に設けられたものとを備える。グルーイングマシン
は、円筒シェル中を流れる木材繊維に、適切な液状接着
物質を噴霧する噴霧機構も備える。さらに、流れる木材
繊維を、所定距離の間、円筒シェルの内壁に近接して維
持する機構も備える。噴霧機構は、木材繊維が、円筒シ
ェルの内面に近接して維持される所定距離の間内に、位
置付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、乾式で木材繊維パネル板を製
造する設備、特に、中密度繊維パネル板(MDFパネ
ル)を製造する設備に用いることができるタイプのグル
ーイングマシーン(樹脂接着機械として知られるもの)
に関する。
【0002】また、この発明は、このグルーイングマシ
ーン(gluing machine)を用いて、乾式
で木材繊維パネル板を製造する設備にも関する。
【従来の技術】
【0003】当業界ではよく知られている様に、MDF
パネルは、2つのタイプの公知の製造設備で製造され
る。第1のタイプの製造設備は、図1に概略的に示して
あるが、これを、以下伝統的な製造設備と呼び、その特
徴的な事項だけを、必要な範囲で説明する。図1におい
て、符号10は、砕木機、即ち木材と水蒸気(これは、
矢印12で示す様に供給される)とが供給され、木材を
繊維状にしてしまう機械を示す。こうして作られ水蒸気
(相対湿度100%)と混合された木材繊維は、ブロー
アップバルブ(blow−up valve)14を通
じて砕木機10を出て、ライン16により乾燥器18に
運ばれる。乾燥器には、木材繊維を乾燥できる周囲温度
の高温ガス22と空気24とが、ファン19とダクト2
0とにより供給される。このため、乾燥器の内部は、1
20℃から250℃の間で調節可能な温度になってい
る。こうして乾燥された木材繊維は、分離機即ちサイク
ロン28にライン26を通じて運ばれる。サイクロンで
は、乾燥した木材繊維が、乾燥中に生じたガスと、水蒸
気とから分離され、ガスと水蒸気は、矢印30で示す様
に大気中に放出される。サイクロン28を出た木材繊維
は、含水率が2乃至5%で、ライン32を通じて、連続
作動する計量器34に送られ、計量される。計量器34
を出てライン36に入った木材繊維は、空気流38と出
会い、空気流により、グルーイング、即ち樹脂接着機械
に、供給ライン40を通じて送り込まれる。この空気流
38の目的は、木材繊維を、互いに分離したまま運ぶこ
とにある。グルーイングマシーン42は、基本的に、水
平に置かれ断面が円形の中空円筒シェル44からなり、
円筒シェル内に、これと同心に設けた軸50を持つ混合
機構を備え、軸には半径方向にパドル52が設けられ
る。軸50は、回転自在で、グルーイングマシーーン4
2の外部に設けたモータ54により回転される。グルー
イングマシーンの左端46には、複数個のノズル(矢印
48で概略的に図示してあるもの)が左端内に設けら
れ、これらのノズルにより、水と予め混合された公知の
尿素ホルムアルデヒド接着剤から通常なる液状接着物質
が、グルーイングマシーン内に噴霧される。軸50が回
転するのにともない、尿素ホルムアルデヒド接着剤を噴
霧された木材繊維に、パドル52が混合作用を及ぼす。
次いで、木材繊維は、ライン56を通じて公知の成形機
58に送り込む。成形機では、図1に図示していない
が、公知のプレスを備える。成形機58の上流には、分
離機(図示せず)を設けて、グルーイングマシーン42
内で生じることがある接着剤のかたまりと木材繊維とを
分離する。こうして分離された接着剤のかたまりは、製
造設備の一部を構成するボイラー(図示せず)の燃料と
して用いることができる。
【0004】上述した伝統的製造設備には、接着剤の消
費が少なくて済み、符号30で示した大気に対応する大
気へのホルムアルデヒドの放出が少なくて済むという利
点がある。しかしながら、上述したグルーイングマシー
ンは、接着剤を木材繊維全体に十分に均一に分布させる
ことができず、このため、伝統的製造設備では、接着剤
のかたまりやしみが形成された低品質のパネルが製造さ
れるため、完成品の用途が著しく限定されている。特
に、この様にして製造されたパネルは、補強したりラッ
カーを塗ることはできない。同様な原因で、この様なパ
ネルは、時がたっても一定で、しかもパネル全体で均一
である機械的及び技術的な特性を持っていない。こうし
た欠点は、遊離したホルムアルデヒドが低レベルにあ
る、クラスE1等の反応性が低い接着剤を用いた場合に
は、より顕著なものとなる。更に、当業界でよく知られ
ている様に、クラスE1の接着剤は、パネルが、パネル
100g当たり8mgを越えない量で、遊離したホルム
アルデヒドを含んだまま、したがって放出可能な状態で
製造される。このため、反応性が高い接着剤(クラスE
2又はE3のもの)を使用するのが通常必要となるが、
プレス段階でのホルムアルデヒドの放出が多くなるとい
う結果を招き、環境問題を引き起こす。更に、成形機5
8に到達する木材繊維は、全体として、プレスを行なう
のに必要な含水量よりも低い含水量(2乃至5重量%)
を持つに過ぎないので、この含水量を、8乃至11%ま
で増やす必要がある。
【0005】次に図2を参照しながら、ブローライン
(blow−line)又はグルーライン(glue−
line)製造設備として当業界で知られる、第2タイ
プの製造設備について簡単に説明する。この第2タイプ
の製造設備は、接着剤消費量が多いこと(約30乃至4
0%以上)、乾燥器の下流にあるサイクロンの煙突への
ホルムアルデヒドの放出が多いこと、更に、製造された
パネル内の遊離ホルムアルデヒド量が多いことなどの欠
点があるけれども、第1タイプの製造設備よりも優れた
効果をもたらす。
【0006】この第2タイプの製造設備は、図2に概略
的に示してあり、図1に示した第1タイプの製造設備の
砕木機10と同様な砕木機110を備える。ブローアッ
プバルブ114を通じて砕木機から出た木材繊維には、
乾燥器118に入る前に、適当量の液状接着物質(第1
製造設備で用いたものと同様なもの)が、適当なノズル
(図示せず)を通じてパイプ116に直接供給される。
このため、既に接着物質を吸収した木材繊維が、ライン
116を通じて乾燥器118に供給される。
【0007】第2タイプの製造設備にはまた、図1に示
した製造設備と同様なサイクロン128と計量器134
とが設けられるが、グルーイングマシーンは必要がない
ので設けられていない(従って、図1で符号42で示し
たものに相当する機械は設けられていない)。このた
め、計量器134を出た接着剤含浸木材繊維は、ライン
136を通じて成形機158(図1の成形機58と同様
なもの)に直接供給され、この成形機には、接着剤含浸
木材繊維が、プレス工程に適する様に既に含水量が8乃
至11重量%で到着する。この第2のタイプの製造設備
では、接着剤の分布性が優れているため、完成品として
得られるパネルは、品質が優れており、また補強したり
ラッカーを塗ることができる。しかしながら、乾燥器1
18内では200℃にも達することがある温度に、接着
物質を晒すことになるため、接着剤の反応性が低下する
ため、先に述べた様に、接着物質の量を増加しなければ
ならず、又は、クラスE2若しくはE3(即ち反応性が
高い)接着剤を用いる必要がある。更に、煙突(符号1
30)を通じての、更に、プレス段階でのホルムアルデ
ヒドの放出が増加する。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】本発明の目的は、伝統的製造設備として説
明した第1タイプの製造設備と、後で説明する新しいタ
イプの製造設備の両方に利用することができ、パネルを
形成するのに適用可能な、繊維全体に接着剤を具合良く
分布できるグルーイングマシーンを提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
【0009】この目的は、中空の円筒シェルであって、
接着剤が分布された木材繊維を運ぶ空気流を供給する入
口開口が、一端に設けられ、接着剤が含浸された木材繊
維を運ぶ空気流を取り出す出口開口が、他端に設けられ
たものと、適切な液状接着物質を、円筒シェル中を流れ
る木材繊維に噴霧する噴霧機構とを備え、更に、流れる
木材繊維を、所定距離の間、円筒シェルの内壁に近接し
て維持する機構を備え、噴霧機構は、木材繊維が、円筒
シェルの内面に近接して維持される所定距離の間内に位
置付けられることを特徴とする、本発明によるグルーイ
ングマシーンにより達成される。
【0010】本発明の実施の形態の1例によれば、木材
繊維を円筒シェルの内側側壁に近接して維持する機構
は、パイプと、噴霧機構の近傍で円筒シェル内に開口す
る開口端とからなり、このパイプは、円筒シェル内に少
なくとも所定距離の間上流で同心でのび、補助空気流
を、このパイプの他端に供給する。
【0011】本発明によるグルーイングマシーンは、木
材繊維が接着物質の噴霧に晒される箇所の下流に位置す
る、円筒シェルの箇所に、混合機構を位置付けることが
できる。この混合機構は、パドルを円筒シェルと同心に
半径方向に備えた回転自在な公知の軸で構成できる。
【0012】上述した、本発明によるグルーイングマシ
ーンは、図1に示した伝統的な製造設備の公知のグルー
イングマシーン42の代替物として、良好に使用でき
る。製造設備に若干の修正を加えて、本発明によるグル
ーイングマシーンを用いると、パネルを、伝統的な製造
設備で得られるパネルよりも、著しく品質を向上させて
得られる。
【0013】本発明によるグルーイングマシーンは、乾
式で木材繊維パネル板を製造する製造設備において、他
の適切な箇所に設置してもよい。例えば、グルーイング
マシーンは、図1で符号18で示した乾燥器と直接組み
合わせて使用し、図2に示した製造設備とある程度似た
製造設備を得ることができる。
【0014】この場合、乾燥器から出る空気流は、木材
繊維の良好な混合を得るのに通常十分過ぎる位であるの
で、クルーイングマシーンに、混合機構を設ける必要は
ない。
【実施の形態】
【0015】本発明を、2つの実施の形態についての説
明から更に明らかとする。以下の説明は、添付図面に示
した図3乃至5を参照しながら行なう。
【0016】以下の説明において、図1に示した部材と
同一又は類似した機能を果たす部材は、図1に示した符
号に200を加えた符号で示す。
【0017】図3及び図4において、符号242で全体
を示すグルーイングマシーンは、断面が円形の中空円筒
シェル244を備える。円筒シェル244の左端には、
予め計量された量の木材繊維を運ぶ空気流が、供給パイ
プ240を通じてグルーイングマシーン242に接線方
向に供給される、入口開口245が設けられる。図1で
符号28で示す様なサイクロン形分離機から出て、同図
の符号34で示す様な計量器で計量される木材繊維は、
ダクト236からグルーイングマシーン244の供給パ
イプ240に到達する。円筒シェル244の左端246
内には、パイプ247が設けられ、円筒シェル244内
で所定距離分円筒シェルと同心でのびる。パイプ247
の内端249は、開口している。パイプ247の円筒シ
ェル内にある部分と同心で、管251が設けられ、この
管は、パイプ247の内端249に近接して、ノズル2
48からなる噴霧機構を先端に備える。このノズルによ
り、適切な夾角の円錐状噴霧を形成する。
【0018】グルーイングマシーン242の右端部(図
3)には、パドル252を備えた回転自在な軸250か
らなる公知の混合機構を設ける。この軸は、円筒シェル
244の右端に形成した適切な穴から突出して、外部モ
ーター(図示せず)により回転される。グルーイングマ
シーン244の右端には、出口開口253と、接着剤を
噴霧された木材繊維を後段の公知の工程に運ぶために設
けた出口パイプ254とが設けられる。
【0019】ここに述べたグルーイングマシーン242
の動作は、簡単に説明すると次の通りである。供給パイ
プ240を通じて供給され、入口開口245から接線方
向にグルーイングマシーンに入る空気流と木材繊維と
は、円筒シェル244内にあるパイプ247の部分とこ
れに対応する円筒シェルの内面との間の環状スペース内
に分配され、円筒シェル244の第1部分(図3でAで
示す箇所)内で、木材繊維を渦巻状に分布させる(この
第1部分に沿って、木材繊維は、基本的に概ね螺旋状の
軌跡を描く)。同時に、パイプ247の外端に、得られ
る効果に基づいて選択された、適切な圧力、流量及び速
度をもつ補助空気流を供給する。この補助空気流は、円
筒形シェル244に、パイプ247の若干広がった端部
249を介して入り込む。この補助空気流の作用によ
り、木材繊維を運ぶ環状空気流は、パイプ247の内端
249の下流である程度の距離の間、円筒形シェル24
4の内面に近接して維持される。空気と木材繊維とから
なる渦巻状の流れでできた環状の流れの中心部分は、パ
イプ247を出る補助空気流により占められる。円筒シ
ェル244の外部にある、管251の端部に、適切に加
圧された液状接着物質を供給して、噴霧ノズル248か
ら、得られる結果を考慮して選択した夾角をもって、接
着物質を円錐形状に噴霧で噴出する。補助空気流の作用
により、この接着物質は、噴霧後、図3に概略的に示し
てあり、符号255を付けたふさふさした尾状の形状を
取ったまま流れに載る。このため、噴霧ノズル248の
下流の所定距離の間(図3でBで示す箇所)、接着物質
の霧状化が生ずる(霧状化ゾーン)。Bゾーンの下流
で、木材繊維を運ぶ空気流と、接着剤粒子を運ぶ補助空
気流とが、互いに混合して、実際上のグルーイング、即
ち接着ゾーン(図3でCで示すゾーン)が形成され、接
着物質の粒子が、木材繊維にとらえられる。次いで、接
着剤が含浸された木材繊維を運ぶ空気流の全体は、開口
253を通じてグルーイングマシーンを出て、後段の公
知の成形工程に送られる。
【0020】以上述べたグルーイングマシーンによれ
ば、公知のグルーイングマシーンを用いた場合よりも、
木材繊維全体に接着物質を著しく均一に分布させること
ができるので、製造される完成品の品質を著しく向上で
きる。グルーイングマシーンに、混合機構(例えば、パ
ドル252を備えた回転自在な軸250)も設けると、
本発明によるグルーイングマシーンの性能が、より向上
する。この混合機構は、必須の条件ではないことに留意
されるべきであり、同様な効果は、補助空気の流量を増
大することによっても得られる。
【0021】液状接着物質を噴霧するノズル248は、
圧縮空気を接着物質に送り込む低圧型とするか(水と接
着剤とからなるもの)、又は接着物質の圧力が300バ
ールにも達することがある高圧型のものとすることがで
きる(圧搾空気を用いないもの)。
【0022】噴霧機構248は、複数本のノズルで形成
してもよいことに留意されるべきである。但し、これら
のノズルは、補助空気流により晒されることが条件とな
る。重要なことは、木材繊維全体内に接着剤が良好に分
布されることである。
【0023】既に述べたように、本発明によるグルーイ
ングマシーンは、乾式で木材繊維パネル板を製造する製
造設備内の他の箇所に設けることもできる。但し、グル
ーイングマシーンの動作に必要となる諸条件(適切な空
気流量と適切な温度範囲)が現に存在するか、又はこれ
らがもたらされることが条件となる。特に、図1に示し
た製造設備において、本発明によるグルーイングマシー
ンを、図1の設備の乾燥器18のすぐ下流に設けるとよ
いことがわかった。図5には、このタイプのグルーイン
グマシーンを、概略的に示してあり、図4及び図1に示
した部材と等しい又は同様な機能を果たす部材には、対
応する符号にそれぞれ100と300とを加えて示して
ある。
【0024】グルーイングマシーン342は、乾燥機3
18(部分的にのみ示してある)のケーシングを基本的
に延長したものからなる、中空円筒シェルを備える。こ
の乾燥器は、図1に示した乾燥器18と同じタイプのも
のである。グルーイングマシーン342の円筒シェル3
44は、パイプ347が半径方向に横切っており、この
パイプは、下流方向に曲って、所定の距離の間中空シェ
ル344に沿って同心でのび、先端が、開口端349に
なっている。パイプ347の開口端349の近傍で、ノ
ズル348からなる噴霧機構がパイプの先端に、パイプ
347の中空シェル344内にある部分と同心で設けら
れる。このノズルにより、適切な夾角の円錐状噴霧を形
成する。グルーイングマシーン342の右端(図5)に
は、出口開口が設けられ、ここには、取り出しパイプ3
54が設けられていて、接着剤含侵木材繊維を取り出
す。
【0025】グルーイングマシーン342の動作は、先
に説明したことから明らかである。しかしながら、次の
事が留意されるべきである。乾燥器318内で乾燥され
た木材繊維を運ぶ、高温の空気流は、グルーイングマシ
ーン342に直接突入し、円筒シェル344の内面と、
これと同心でのびるパイプ347の円筒シェル内の部分
との間の環状スペース内に入り込む。同時に、パイプ3
47の他端には、所望の効果を得られるように、適切な
流量、速度及び圧力で補助空気流が供給される。
【0026】補助空気流は、パイプ347の開口端34
9を通じて円筒シェル344内に入り込むので、木材繊
維を運ぶ空気流は、円筒シェル344の内面に近接し
て、パイプ347の開口端の下流で所定距離の間維持さ
れ、一方、この環状流の中心部分は、補助空気流で占め
られる。適切に加圧した液状接着物質を、管351の外
端に供給して、噴霧ノズル348から、好適な夾角で円
錐状の噴霧を放出する。補助空気流の作用により、噴霧
された接着物質は、図5に示すふさふさした尾状の形状
355をとる。このため、ノズル348の下流で所定の
距離の間(図5でBで示す箇所)、霧状化ゾーンが形成
され、このゾーンの下流で、2つの空気流が互いに交じ
り合って、実際上の糊付けゾーンCを形成する。次い
で、空気流の全体は、出口開口353からでて、図2で
符号128で示した様なサイクロンに、パイプ354を
通じて供給される。製造設備の他の部分は、公知のタイ
プのものでよく、図2に図示し、図2に関して説明した
ものと同様である。
【0027】図3及び図4のグルーイングマシーンを用
いるにせよ、図5に示したグルーイングマシーンを用い
るにせよ、木材繊維は、従来の製造設備の公知のグルー
イングマシーンよりも、接着剤の分布が著しく良好なも
のとなり、例え従来のものよりも劣ったとしても、ブロ
ーライン型の製造設備(グルーイングマシーンを用いな
いもの)により得られるものに、接着剤分布が匹敵する
ものとなり、何れの場合でも、完成品として優れた品質
をもつパネルが得られることに留意されるべきである。
【0028】図5に示すグルーイングマシーン342で
は、接着剤が、乾燥器318の直後で、即ち、空気と木
材繊維とからなる流れの温度が、乾燥器の入口(温度が
200℃以上にも達する)よりもかなり低い(60乃至
70℃)箇所で加えられる。このため、接着剤の反応損
失(reactivity loss)は無視できる
が、ブローラインタイプの製造設備では、接着剤が20
0℃以上の温度に晒されることによる反応損失が、著し
く、接着剤消費の大幅な増大を招いている。この様な重
大な欠点は、乾燥器318にグルーイングマシーン34
2を組み合わせて使用することにより解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知の第1タイプの製造設備の概略フロー図で
ある。
【図2】公知の第2タイプの製造設備の概略フロー図で
ある。
【図3】本発明によるグルーイングマシーンの第1の実
施の形態の長さ方向概略断面図であって、グルーイング
マシーンが、図1に示した公知のグルーイングマシーン
42の代りとして用いるのに適しているものである。
【図4】図3に示した矢印3の方向から見た第1の実施
の形態の概略図である。
【図5】本発明によるグルーイングマシーンの第2の実
施の形態の長さ方向断面図であって、グルーイングマシ
ーンが、図1に示した乾燥器18と組み合わせて使用す
るのに適しているものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の円筒シェルであって、接着剤が
    分布された木材繊維を運ぶ空気流を供給する入口開口
    が、一端に設けられ、接着剤が含浸された木材繊維を運
    ぶ空気流を取り出す出口開口が、他端に設けられたもの
    と、適切な液状接着物質を、円筒シェル中を流れる木材
    繊維に噴霧する噴霧機構とを備えた、乾式で木材繊維パ
    ネル板を製造する製造設備に利用可能なグルーイングマ
    シンにおいて、流れる木材繊維を、所定距離の間、円筒
    シェルの内壁に近接して維持する機構を備え、噴霧機構
    は、木材繊維が、円筒シェルの内面に近接して維持され
    る所定距離の間内に、位置付けられることを特徴とす
    る、グルーイングマシン。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記空気と
    木材繊維とからなる流れは、前記円筒シェルに対し接線
    方向に供給されて、グルーイングマシンへの導入箇所内
    で、空気と木材繊維とからなる流れの渦流を形成する、
    伝統的タイプの製造設備に利用可能なグルーイングマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、前記空気と
    木材繊維とからなる流れの入口開口は、製造設備の乾燥
    器の出口開口に直接連通する、グルーイングマシン。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、前記木材繊
    維を円筒シェルの内側側壁に近接して維持する機構は、
    パイプと、前記噴霧機構の近傍で円筒シェル内に開口す
    る開口端とからなり、このパイプは、円筒シェル内に少
    なくとも所定距離の間上流で同心でのび、補助空気流
    を、このパイプの他端に供給する、グルーイングマシ
    ン。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、混合機構
    が、前記木材繊維が接着物質の噴霧に晒される箇所の下
    流に位置する、前記円筒シェルの箇所に位置付けられ
    る、グルーイングマシン。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、前記混合機
    構は、パドルを前記円筒シェルと同心に半径方向に備え
    た回転自在な軸からなる、グルーイングマシン。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1に記載
    したグルーイングマシンを備えることを特徴とする、乾
    式で木材繊維パネル板を製造する製造設備。 【発明の属する技術分野】
JP8150464A 1995-05-24 1996-05-23 木材繊維パネル板製造設備用のグルーイングマシン、及びこれを利用する製造設備 Withdrawn JPH0999413A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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ITMI951065A IT1274565B (it) 1995-05-24 1995-05-24 Incollatrice per impianti di produzione di pannelli in fibra di legno,e impianto utilizzante tale incollatrice
IT95A001065 1995-12-29

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