JP2001516367A - メタロセン化合物の製造方法 - Google Patents

メタロセン化合物の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 [式中、(ZR1 m)nはCpとAを結合する二価の基であり;Cpは、置換又は非置換のシクロペンタジエニル基であり;Aは-O-、-S-、-N(R2)-[R2は水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキル]であるか、Cpと同じ意味を有し;Mは3、4、5、6群又はランタニドもしくはアクチニド群に属する遷移金属であり;Lは、任意にSi又はGeを含むモノアニオンシグマリガンド、例えばアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール又はアリールアルキル;L'は、ハロゲン又は-OR5[R5は、炭化水素基]であり;mは1又は2であり;nは0〜4であり;rは0又は1であり;pは1〜3であり;qは0〜2]のメタロセンの直接合成のための新規であつて、特に単純で、簡便かつ実用的な方法を開示する。この方法は、少なくとも(1+r+p)モル当量のLjB又はLMgL'[Bはアルカリ又はアルカリ土類金属、sは3〜6の範囲で、jは1又は2]の存在下で、リガンド(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y)r[Yは、適切な離脱基]を少なくとも1モル当量のML'sと反応させることからなる。

Description

【発明の詳細な説明】 メタロセン化合物の製造方法発明の分野 本発明は、メタロセン化合物の製造のための、特に簡便で、便利かつ実用的な 新規な方法に関する。より詳細には、本発明は、遷移金属原子が、任意にSi又は Ge原子を含む、線状又は分枝状で飽和もしくは不飽和のC1-C20アルキル、C3-C20 シクロアルキル、C6-C20アリール、C7-C20アルキルアリール及びC7-C20アリール アルキル基からなる群から選択される少なくとも1つのシグマリガンドを有する メタロセンの直接合成方法に関する。これらのメタロセンは、例えばオレフィン の重合、オリゴマー化及び水素化で、アルモキサン及び/又はアルキルメタロセ ンカチオンを形成し得る化合物と共に触媒成分として有用である。従来技術の開示 アルミニウムアルキル化合物又はアルモキサンと共同したメタロセンベースの 均質な触媒系は当該分野で周知であり、オレフィンの重合反応に広く用いられて いる。例えば、ヨーロッパ特許出願EP 0 129 368号は、遷移金属とのモノ、ジ、 及びトリシクロペンタジエニル配位錯体とアルモキサンからなる触媒を開示して いる。より詳細には、この配位錯体は、一般式: (C5R'm)pR''s(C5R'm)MQ3-p [式中、(C5R'm)は任意に置換されるシクロペンタジエニル 基であり、R'は水素、1〜20の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アリー ル、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、又は同じシクロペンタジ エニル基で2又は4つの置換基R'は4〜6の炭素原子を有する1又は2つの環を 形成でき;R''は2つのシクロペンタジエニル基を結合する二価の基;Mは元素の 周期律表の4、5又は6群に属する遷移金属;pは0、1又は2;sは0又は1; mは0〜5;シグマリガンドQは、互いに同一か異なり、ハロゲン原子、アルキル 、シクロアルキル、アルケニル、アリール、アルキルアリール又はアリールアル キルであってもよい]のメタロセン化合物である。 当該分野で公知のメタロセンにおいて、中心の金属原子のシグマリガンドは通 常ハロゲンで、塩素が好ましい。また、ジアルキル、特にジメチルメタロセンが 開発されており、アルモキサン及びほう酸塩のような適切な助触媒(例えば、[P h3C]+[B(C6F5)4]-又は[HN(n-Bu)3]+[B(C6F5)4]-)と共に、オレフィン重合反応 用の触媒成分として広く用いられている。中心の金属原子のシグマリガンドがア ルキル又はアリール基である際に、上記のメタロセンは、通常以下の工程: 1)適切なリガンドをMX4[Xはハロゲン、通常TiCl4又はZrCl4]と反応させること によるメタロセンジハライド、通常メタロセンジクロライドの製造、 2)アルキル化剤(例えばアルキルリチウム、ジアルキルマグネシウム又は相当す るグリニャール試薬)で金属原子に結合したハロゲンを所望のアルキル又はアリ ール基で置換することによ る、工程1)で得られたメタロセンジハライドの相当するジアルキル又はジアリー ル錯体への転化 からなる方法にしたがって得られる。 それにもかかわらず、上記のメタロセンは、現在の方法論では簡便に合成でき ない。実際、従来技術の方法は、後で目的生成物に変換されるメタロセンジハラ イドの合成を常に含んでおり、このため、全体的な収率を不十分にし、少なくと も2つの方法工程を要するものとしている。 E.Samuelら[J.Organomet.Chem.,113(4):331-339,1976]は、ZrCl4をTHF中 のフルオレニルリチウム(フルオレニルとMeLiを反応させて得られる)と-78℃ で処理し、次いで、このようにして得られたビス-フルオレニルジルコニウムジ クロライドをMeLiと処理することによるビス-フルオレニルジルコニウムジメチ ルの製造を記載している。この方法は、最終粗生成物を低い全収率で生じるとい う欠点があり、2つの反応工程を要する。 橋状メタロセンの場合でさえ、反応収率は低い。例えば、F.Wildら[J.Organom et.Chem.,288:63-67,1985]は、エチレン橋状リガンドを用いてキラルのアンサ ージルコノセン誘導体の合成を記載している。特に、ビス(1-インデニル)エタ ンのジリチウム塩とZrCl4の反応によるエチレンビス(1-インデニル)ジルコニ ウムジクロライドの製造が、約35%の収率で報告されている。より良い結果はI. M.Leeら[Organometallics,11:2115-2122,1992]により得られているが、彼ら はエチレン ビス(1-インデニル)ジルコニウムジクロライドを52%の収率で製造した。 さらに、M.Bochmann及びS.J.Lancaster[Organometallics,12(3):633-640,1 993]は、幾つかのキラルメチルジルコノセンとハフノセン(hafnocene)錯体の合 成方法、特にエチレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジクロライドの、その 相当するジメチル誘導体への転化を収率21%で報告している。より良い結果が、 相当するジクロライドをEt2O中のMe2Mg、次いでジオキサンと反応させてエチレ ンビス(1−インデニル)ジルコニウムジメチルを90%の収率で製造したS.Rodew aldとR.F.Jordanにより得られた[J.Am.Chem.Soc.,116:4491-4492,1994]。 したがって、文献の方法によれば、エチレンビス(1-インデニル)ジルコニウ ムジメチルは、2つの反応工程で、50%より低い不十分な全収率(52・90/100=4 6.8%)で得ることができるにすぎない。 国際特許出願WO 96/19488号は、とりわけ、シクロペンタジエニルリガンド金 属塩を過ハロゲン化した基を有する4〜6群の遷移金属化合物と反応させ、次い で、このようにして得られたメタロセンジハライドを少なくとも2モル当量のア ルキル化剤と反応させ、分離及び精製処理後にメタロセンアルキルを単離する工 程からなるメタロセンアルキルの製造方法を記載している。 この場合でさえ、2つの別の反応工程ならびにジハライドメ タロセンの中間単離が必要で、その結果、最終的な収率を著しく低下し、全体的 な操作をより煩雑にし、時間を浪費させる。 したがって、炭化水素シグマリガンドを有するメタロセン誘導体を生産するた めの従来方法は、該誘導体の生産を市場価値がある実用的なものにし、オレフィ ン重合用触媒成分として用いるには不十分である。十分な収率での上記メタロセ ン誘導体の生産方法を、より単純かつより簡便にし、実用的にする必要があった 。発明の要約 ここで、予期しなかったことに、本出願人は、 (1)式(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y)rのリガンドを、少なくとも(1+r+p)モル当量の式Lj B又はLMgL'の化合物[式中、Cp、A、Z、R1、m、n、p、r、L及びL'は下記の意味 を有し;基Yは互いに同一か異なって、適切な離脱基であり;Bはアルカリ又はア ルカリ土類金属であり;jは1又は2であり;Bがアルカリ金属である際はjは1 に等しく、Bがアルカリ土類金属である際はjは2に等しい]と反応させ、及び (2)工程(1)から得られた生成物を少なくとも1モル当量の式ML's化合物[式中 、M及びL'は上記の意味を有し;sは金属の酸化状態に相当する整数で、3〜6の 範囲である]と反応させる 工程からなる、式(I): (Cp)(ZR1 m)n(A)rMLpL'q (I) [式中、(ZR1 m)nはCpとAを結合する二価の基であり、Zは C、Si、Ge、N又はPであり、R1基は、互いに同一か異なって、水素又は線状もし くは分枝状で飽和もしくは不飽和のC1-C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C6 -C20アリール、C7-C20アルキルアリール又はC7-C20アリールアルキル基であり; Cpは、1以上の置換又は非置換の、飽和、不飽和もしくは芳香族環に任意に縮合 される置換又は非置換のシクロペンタジエニル基(4〜6の炭素原子を含み、任 意に1以上のヘテロ原子を含む)であり; Aは-O-、-S-、-N(R2)-[R2は水素、線状又は分枝状で、飽和もしくは不飽和のC1- C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C6-C20アリール、C7-C20アルキルアリー ル又はC7-C20アリールアルキル]であるか、Cpと同じ意味を有し; Mは元素の周期律表(IUPAC版)の3、4、5、6群又はランタニドもしくはアクチ ニド群に属する遷移金属であり; 置換基Lは、互いに同一か異なって、任意に1以上のSi又はGe原子を含む線状又 は分枝状で、飽和もしくは不飽和のC1-C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C6 -C20アリール、C7-C20アルキルアリール及びC7-C20アリールアルキル基からなる 群から選択されるモノアニオンシグマリガンドであり、好ましくは置換基Lは同 一であり; 置換基L'は、互いに同一か異なって、ハロゲン又は-OR5[R5はR1と同一の意味を 有する]であり; mは1又は2であり、より詳細にはZがN又はPである際に1であり、ZがC、Si又は Geである際に2であり; nは0〜4の整数であり; rは0又は1であり、rは0である際にnは0であり; pは1〜3の整数;qは0〜2の整数で、p+qはrが1である際にマイナス2、rが 0である際にマイナス1の金属Mの酸化状態に等しく、p+qは4未満である] のシクロペンタジエニルメタロセン化合物の新規な製造方法を見出した。発明の詳細な記載 本発明の方法により、金属が1以上のシグマ結合炭化水素置換基を有するメタ ロセン化合物を、単純で迅速かつ経済的な方法で得て、適切なリガンドを原料と して一工程で所望の生成物を生じることができる。さらに、この方法により、当 該分野で公知の方法で得ることができるものよりもかなり高い最終収率をもたら し、それ故に、上記メタロセン化合物をオレフィン重合の触媒成分として簡便で 工業的に活用できる。 式(I)のメタロセンにおいて、二価の橋かけ(ZR1 m)nは、CR1 2、(CR1 2)2、(CR1 2 )3、SiR1 2、GeR1 2、NR1及びPR1(R1は、上記の意味を有する)からなる群から 選択することが好ましく、二価の橋しかけは、Si(CH3)2、SiPh2、CH2、(CH2)2、 (CH2)3又はC(CH3)2がより好ましい。 変化し得るmは1又2である。変化し得るnは0〜4の範囲であり、n>1であ る際に、原子Zは、例えば二価の橋しかけ-CH2O-、-CH2-S-及び-CH2-Si(CH3)2-に おいて互いに同一か異なっていてもよい。 金属Mにπ-結合しているリガンドCpは、シクロペンタジエニル、モノ、ジ、ト リ及びテトラ-メチルシクロペンタジエニル;4-tブチル-シクロペンタジエニル ;4-アダマンチル-シクロペンタジエニル;インデニル;モノ、ジ、トリ及びテ トラメチルインデニル;4,5,6,7-テトラヒドロインデニル;フルオレニル;5,10 -ジヒドロインデノ[1,2-b]インドール-10-イル;N-メチル又はN-フェニル-5,10- ジヒドロインデノ[1,2-b]インドール-10-イル;5,6-ジヒドロインデノ[2,1-b]イ ンドール-6-イル;N-メチル又はN-フェニル-5,6-ジヒドロインデノ[2,1-b]イン ドール-6-イル;アザペンタレン-4-イル;チアペンタレン-4-イル;アザペンタ レン-6-イル;チアペンタレン-6-イル;モノ、ジ及びトリメチルアザペンタレン -4-イルからなる群から選択することが好ましい。 基Aは、Cpと同じ意味を有することが好ましく、シクロペンタジエニル、イン デニル又はテトラヒドロインデニルであることがより好ましい。 金属Mは、Ti、Zr又はHfが好ましく、Zrがより好ましい。 置換基Lは同じであることが好ましく、任意にSi又はGe原子を1以上含むC1-C7 アルキル基、C6-C14アリール基及びC7-C14アリールアルキル基からなる群から選 択される。置換基Lは、メチル、エチル、n-ブチル、sec−ブチル、フェニル、ベ ンジル及び-CH2Si(CH3)3からなる群から選択することが、より好ましい。本発明 の好ましい具体例によれば、Lはメチルである。 置換基L'はCl、Br又はOR5(R5は上記の意味を有する)が好 ましく、C1-C6アルキル又はC6-C10アリールがより好ましい。L'はCl、-OEt、-OP r、-OBu及び-OBzからなる群から選択することがより好ましい。 整数nは0〜4の範囲であり、1又は2が好ましい。 nが0、rが1である際、AはCpの意味を有するにすぎず、CpとAはペンタメチ ルシクロペンタジエニル、インデニル又は4,5,6,7-テトラヒドロインデニル基で あることが好ましい。式(I)のシクロペンタジエニル化合物(nは0、rは1)の限 定されない例は、 [Meはメチル、Etはエチル、Cpはシクロペンタジエニル、Indはインデニル、H4I ndは4,5,6,7-テトラヒドロインデニル、Phはフェニル、Bzはベンジル及びMは上 記の意味を有する]である。 nが1又は2、rが1である際、CpとAは互いに同一か異なって、シクロペンタ ジエニル、テトラメチルシクロペンタジエニル、インデニル、4,5,6,7-テトラヒ ドロインデニル、2-メチル-4,5,6,7-テトラヒドロインデニル、4,7-ジメチル-4, 5,6, 7-テトラヒドロインデニル、2,4,7-トリメチル-4,5,6,7-テトラヒドロインデニ ル又はフルオレニル基であることが好ましく、(ZR1 m)nは、(CH3)2Si、CH2又はC2 H4が好ましい。式(I)のシクロペンタジエニル化合物(nは1又は2、rは1)の 限定されない例は、 [Me、Cp、Ind、Flu、Ph、Bz、H4Ind及びMは上記の意味を有する]である。 本発明の方法は、 (1)式(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y),のリガンドを少なくとも(1+r+p)モル当量の式Lj B又はLMgL'の化合物[式中、Cp、A、Z、R1、m、n、p、r、L及びL'は上記の意味 を有し; 基Yは互いに同一か異なって、適切な離脱基であり;Bはアルカリ又はアルカリ土 類金属であり;jは1又は2であり;Bがアルカリ金属である際はjは1に等しく 、Bがアルカリ土類金属である際はjは2に等しい]と反応させ、及び (2)工程(1)から得られた生成物を少なくとも1モル当量の式ML's化合物[式中 、M及びL'は上記の意味を有し;sは金属の酸化状態に相当する整数で、3〜6の 範囲である]と反応させる 工程からなる。 式(I)のメタロセン化合物は、工程(2)で得られる反応混合物から最終的に単離 でき、標準的な方法で任意に精製することができる。 この方法により、非常に実用的かつ簡便なワンポツト(one-pot)反応で、かな り高い収率で式(I)のシクロペンタジエニルメタロセン化合物を得ることができ る。 リガンド(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y)rにおいて、離脱基Yは-H、-SiR3及び-SnR3[R基は 、C1-C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C2-C20アルケニル、C6-C20アリール 、C7-C20アルキルアリール又はC7-C20アリールアルキル基]からなる群から選択 することが好ましい。反応物ML'sにおいて、金属MはTi、Zr又はHfが好ましく、 置換基L'は同一で、-Cl、-Br、-OMe、-OEt、-OPr、-OBu及び-OBzからなる群から 選択することが好ましい。変化し得るsは3〜6の範囲であり、金属Mの酸化状態 に相当する。反応物は、TiCl4、ZrCl4、HfCl4、ScCl3、YC l3、NbCl5、Ti(OEt)4、Ti(OPr)4、Ti(OBz)4、Zr(OEt)4、Zr(OPr)4、Zr(OBz)4、Z r(OEt)3Cl、Hf(OEt)4、Hf(OPr)4及びHf(OBz)4からなる群から選択することが好 ましい。市場で容易に入手可能な安定化された誘導体、例えばML'sのエーテル(e therate)錯体の形態でも用いることができる。LjB及びLMgL’はアルキル化剤で 、Lは、任意にSi又はGeで置換されるC1-C7アルキル基、C6-C14アリール基又はC7 -C14アリールアルキル基が好ましく、Lはメチル、エチル、n-ブチル、sec-ブチ ル、フェニル、ベンジル及び-CH2Si(CH3)3からなる群から選択することがより好 ましく、Lはメチルであることがさらに好ましい。 化合物LjBにおいて、Bはアルカリ又はアルカリ土類金属で、Li又はMgが好まし い。jは、上記のとおり1又は2であればよい。 化合物LMgL'はグリニャール試薬で、Mgはマグネシウムであり、L及びL'は上記 の意味を有する。L'はCl又はBrが好ましい。 本発明の方法の好ましい具体例によれば、アルキル化剤は、メチルリチウムで ある。 好ましい具体例によれば、本発明の方法は、極性又は非極性(apolar)いずれか の非プロトン性溶媒で行なわれる。非プロトン性溶媒は、芳香族又は脂肪族炭化 水素又はエーテルが好ましく、ベンゼン、トルエン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ タン、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はそれらの混 合物からなる群から選択することが、より好ましい。 本発明の方法の別の具体例によれば、工程(1)において、リ ガンド(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y)rは、あらかじめ非プロトン性溶媒に溶解されており 、得られた溶液にアルキル化剤LjB又はLMgL'が加えられる。この添加は、好まし くは-100〜+80℃、より好ましくは-80〜-20℃の温度範囲で、5〜45分かけて、 より好ましくは10〜20分で行われる。アルキル化剤は、上記の非プロトン性溶媒 の1つに溶液の形態で加えることが好ましく、ゆっくり滴加することが好ましい 。 このようにして得られた反応混合物は、-10〜+80℃の温度、より好ましくは室温 で、好ましくは1〜6時間、より好ましくは2〜3時間、撹拌下で反応させるこ とができる。 工程(2)において、ML'sとの反応前に、工程(1)で得られた混合物は、好ましく は-100〜+80℃、より好ましくは-80〜-70℃の温度範囲に冷却される。次いで、M L'sは、上記の非プロトン性溶媒の1つ、好ましくはペンタン中の溶液形態で、 冷却した混合物に迅速に加えられる。 次いで、-100〜+10℃、より好ましくは-50〜0℃の温度で、6〜36時間、より 好ましくは12〜18時間、反応混合物を反応させる。 このようにして得られた式(I)のメタロセン化合物は、当該分野で公知の一般 的な方法により単離することができる。ラセミ及びメソの異性体混合物が得られ 、純粋な異性体が、標準的な方法を用いて高収率で分離できる。したがって、本 発明の方法は、簡便なワンポット反応を用いて、かなりの高収率で、メタロセン 化合物の純粋な異性体形態(ラセミ又はメソ)を生じ ることさえできる。 本発明の方法で得られるメタロセン化合物は、アルモキサン及び/又は有機金 属アルミニウム化合物と接触する際に、オレフイン、特にプロピレン、1-ブテン 、1-ペンテン、4-メチル1-ペンテン、1-ヘキセン及び1-オクテンのような式CH2= CHR[Rは、水素又はC1-C20アルキル]のα-オレフィンのホモ又は共重合に有用 である。それらは、アイソタクチック、シンジオタクチック又はアタクチックポ リプロピレンの生産に有利に用いることができる。 さらに、それらは、シクロオレフィン(例えば、シクロペンテン、シクロヘキ サン、ノルボルネン及び4,6-ジメチル-1-ヘプテン)とのエチレンの共重合、又 はポリエン(例えば、1,4-ヘキサジエン、イソプレン、1,3-ブタジエン、1,5-ヘ キサジエン及び1,6-ヘプタジエン)とのエチレン共重合に有用である。 最終的に、それらは、オレフィンのオリゴマー化及び水素化反応に有利に用い ることができる。 上記メタロセンは、式 [式中、置換基R3は、線状又は分枝状で、飽和もしくは不飽和のC1-C20アルキル 、アルケニル又はアルキルアリール基であってもよい]のアルモキサンと共に、 又は式AIR4 3-zHz[R4は、任意に1以上のSi又はGe原子を含むC1-C10アルキル、 アルケニル又はアルキルアリール基であってもよい]の有機金属アルミニウム化 合物及び水と共に適切な重合触媒系を形成する。 上記メタロセンとの助触媒として作用する特に適切なアルモキサンは、メチル アルモキサン(MAO)、トリス(2-メチル-プロピル)アルモキサン(TIBAO)及び2,4 ,4-トリメチル-ペンチルアルモキサン(TIOAO)である。 有機金属アルミニウムの限定されない例は、トリメチルアルミニウム(TMA)、 トリス(2,4,4-トリメチル-ペンチル)アルミニウム(TIOA)、トリス(2-メチル- プロピル)アルミニウム(TIBA)、トリス(2,3,3-トリメチル-ブチル)アルミニ ウム、トリス(2,3-ジメチル-ヘキシル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル ブチル)アルミニウム、トリス(2,3-ジメチル-ペンチル)アルミニウム、トリ ス(2,3-ジチル-ヘプチル)アルミニウム、トリス(2-メチル-3-エチル-ペンチ ル)アルミニウム及びトリス(2-エチル-3,3-ジメチル-ブチル)である。 他の適切な助触媒は、活性な触媒種を安定化でき、十分にオレフィン基質と置 換されやすい式Y+Z-[Y+は、ブレンステッド酸(例えばPh3C+又はHN+(n-Bu)3)で あり、Z-は、非配位アニオン(例えば[B(C6F5)4-=テトラキス-ペンタフルオ ロフェニルボーレイト)である]を有する、メタロセンカチオンを形成できる化 合物である。 上記触媒は、不活性支持体、例えばシリカ、アルミナ、スチレン/ジビニルベ ンゼンコポリマー、ポリエチレン又はポリプ ロピレンで、特に気相重合に適切に用いることができる。 重合方法は、任意に芳香族(例えばトルエン)又は脂肪族(例えばプロパン、 ヘキサン、ヘプタン、イソブタン、シクロヘキサン及び2,2,4-トリチルペンタン )のいずれかの不活性炭化水素溶媒の存在下、液相で行うことができる。重合温 度は、約0〜250℃の範囲が一般的であり、20〜150℃が好ましい。 以下の実施例は、例示のための示すものであり、限定するものではない。 一般的な方法及び特徴づけ 全ての操作は、従来のシュレンク−ライン(Schlenk-line)技術を用いて窒素下 で行った。溶媒は、ブルーNa-ベンゾフェノンケチル(Et2O)及びAliBu3(ペンタ ン及びトルエン)から蒸留し、次いで、窒素下で保存した。MeLi[アルドリッチ ]は、レシーブド(received)として用いた。 全ての化合物は、ブルカー[Bruker]分光計DPX200で、1H-NMR(5.35ppmでの残 留CHDCl2の三子線の中央のピークに対するCD2Cl2、7.15ppmでの残留C6D5Hに対す るC6D6)により分析した。全てのNMR溶媒はP2O5で乾燥し、使用前に蒸留した。サ ンプルの製造は、標準的な不活性雰囲気技術を用いて窒素気下で行った。実施例1 :rac-CH2(3-tert-ブチル-1-インデニル)2ZrMe2の合成 化合物rac-CH2(3-tBu-1-Ind)2ZrMe2は、以下の反応式: にしたがって本発明の方法で製造した。 リガンドのビス-(3-テトラ-ブチル-1-インデニル)メタンは、ヨーロッパ特許 出願No.97200933.6号の実施例3(a)及び(b)に記載のように、ホルムアルデヒド とインデンの塩基触媒化縮合により製造した。 純粋なビス(3-tert-ブチル-1-インデニル)メタン(MW 356、15.8mmol)6.0gは 、シュレンクチューブ250ml中でEt2O 120mlに溶解し、溶液を-20℃に冷却した。 Et2O(72mmol)中の1.6M MeLi 45mlを連続的に撹拌しながら15分かけて滴加した。 溶液を室温に温め、5時間撹拌した。約1.5時間後、リチウム塩が沈殿し始め、 最終的に橙色の懸濁液を生じた。 ZrCl4(MW 233.03、17.0mmol)4.0gをペンタン120mlに懸濁した。2つの混合 物は、ともに-80℃に冷却し、Et2O中のLi塩の溶液をペンタン中のZrCl4スラリー に迅速に加えた。得られた混合物は、-80℃で30分撹拌した。冷却槽を除いた。 反応混合物は、室温で一晩(約16時間)撹拌した。このようにして得られた黒色 の混合物は、減圧下で乾燥した。得られた黒色粉末はペンタン100mlに懸濁し、 サイドアーム(溶媒を還流させる)を備え、上下のシステムがフリットに連結し ている、底部 に受け用のフラスコ、上部に気泡縮合器のあるろ過装置に移した。ろ過した100m lペンタン溶液(A)を分離し、残留固体を約6時間還流ペンタンで抽出した。得ら れたろ液を上記のペンタン溶液(A)に加え、得られた溶液を減圧下で蒸発乾固し て、幾らかのポリマー副産物とともに主要生成物として目的のrac-CH2(3-tBu-In d)2ZrMe2を含み、そのメソ異性体が約5%混じった黄褐色粉末5.6gを生じた。 黄褐色固体は、黄色になるまでEt2Oで洗浄した。Et2Oの洗浄液を捨て、残渣を 乾燥させて、純粋なrac-CH2(3-tBu-1-Ind)2ZrMe2からなる黄色固体(収率=30% )とした(1H-NMR分析)。 比較例1 rac-CH2(3-tert −ブチル-1-インデニル)2ZrCl2の合成 : リガンドのビス(3-tert-ブチル-1-インデニル)メタンからのメチレン-ビス(3- tert-ブチル-1-インデニル)-ジルコニウムジクロライドの合成は、以下の反応式 にしたがってヨーロッパ特許出願No.97200933.6号の実施例3(c)に記載のように して行った。 生成物rac-CH2(3-tert-ブチル-1-インデニル)2ZrCl2は、52%の収率で得られ た。rac-CH2(3-tert- ブチル-1-インデニル)2ZrMe2の合成 : 本出願人は、当該分野で公知の方法にしたがって、rac-CH2(3-tert-ブチル-1- インデニル)2ZrCl2をrac-CH2(3-tert-ブチル-1-インデニル)2ZrMe2に転化させた 。 Et2O中のメチルリチウム1.6M溶液(4.9mmol)3.06mlは、Et2O 50ml中のrac-CH2( 3-tert-ブチル-1-インデニル)2ZrCl21.2g(9.23mmol)を含む溶液に、約10分かけ て-78℃の温度で加えた。 反応混合物は24時間室温で撹拌し、暗褐色溶液を最終的に得た。反応混合物は 減圧下で乾燥させ、このようにして単離した褐色固体をペンタンで抽出した。ろ 液は減圧下で蒸発乾固して、淡黄色の固体0.56g(51%収率)とし、化学的に純 粋なrac-CH2(3-tert-ブチル-1-インデニル)2ZrMe2として1H-NMR分析で同定した 。 したがって、rac-CH2(3-tert-ブチル-1-インデニル)2ZrMe2は、26.5%(52・5 1:100=26.52)の全収率で、リガンドのビス-(3-tert-ブチル-インデニル)メタン から得られた。この収率は、従来法が少なくとも2つの反応工程を要するのに対 し、一工程の合成という優れた利点を有する本発明の方法で得られる収率よりか なり低い。実施例2 :エチレンビス(4,7-ジメチル-1-インデニル)ジルコニウムジメチルの 合成 暗色化したガラス器具を用いて、Et2O(13.44mmol)中の1.6M MeLi溶液8.4mlを 、Et2O 30ml中の1,2-ビス(4,7-ジメチル-インデニル)エタン(3.2mmol)1gを 含む溶液に約10分かけて-70℃の温度で加えた。混合物は室温にゆっくり温め、 3時間撹拌して維持した。濁度の増大が観察され、白色沈殿物が最終的に生じた 。 -80℃に冷却した懸濁液に、あらかじめ-80℃に冷却したペンタン30ml中のZrCl4 (3.2mmol)0.746gの混合物を迅速に加えた。温度は一晩(約16時間)室温にゆっ くり温め、暗褐色溶液を最終的に得た。次いで、反応混合物を減圧下で乾燥した 。このようにして得られた褐色固体はトルエン40mlで抽出し、次いでろ液を減圧 下で蒸発乾固して、淡黄色固体1.12g(80.7%収率)とした。 1H-NMR分析で、化学的に純粋なエチレンビス-(4,7-ジメチル-1-インデニル)ジ ルコニウムジメチル(ラセミ:メソ=2.84:1)の存在が示された。 比較例2 エチレンビス(4,7-ジメチル-1-インデニル)ジルコニウムジクロライドの合成 : エチレンビス(4,7-ジメチル-1-インデニル)ジルコニウムジクロライドは、L .Resconiらにより報告されているように、1,2-ビス(4,7-ジメチル-インデニル) エタンをZrCl4と反応させて製造し、全収率43.8%でラセミとメソの異性体混合 物を得た。エチレンビス(4,7-ジメチル-1-インデニル)ジルコニウムジメチルの合成 : 暗色化したガラス器具を用いて、Et2O中のメチルリチウム1.6M(19.38mmol)溶 液12.11mlを、上記のようにして製造したEt2O 80ml中のエチレンビス(4,7-ジメ チル-1-インデニル)ジルコニウムジクロライド4.38g(9.23mmol)を含む溶液に、 約1015分かけて-40℃の温度で加えた。 反応混合物は、一晩(約16時間)室温にゆっくり温め、暗褐色の溶液を最終的 に得た。次いで、反応混合物を減圧下で乾燥した。褐色固体はトルエン40mlで抽 出し、ろ液を減圧下で蒸発乾固して淡黄色の固体1.52g(収率37.9%)とし、1H- NMR分析で化学的に純粋なエチレンビス(4,7-ジメチル-1-インデニル)ジルコニ ウムジメチルを生じた。 したがって、この比較例によれば、エチレンビス(4,7-ジメチル-1-インデニ ル)ジルコニウムジメチルは、20%より低い全収率(43.8・37.9:100=16.6)でリ ガンドの1,2-ビス(4,7- ジメチル-インデニル)エタンから得られた。 この場合でさえ、当該分野で公知の方法は、少なくとも2つの反応工程を要す る欠点があること(これに対し、本発明の方法は、一工程の合成である)に加え て本発明の方法よりかなり低い収率で生成物を生じる。実施例3 :エチレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジメチルの合成 暗色化したガラス器具を用いて、Et2O中の1.6M MeLi(13.44mmol)溶液8.4mlを 、Et2O 30ml中のビス(インデニル)エタン(3.2mmol、G.C.純度90%)0.82gを含 む溶液に、約10分かけて-70℃の温度で加えた。混合物は室温にゆっくり温め、 3時間撹拌した。濁度の増大が認められたが、白色懸濁液が最終的に生じた。 -80℃に冷却した白色懸濁液に、-80℃にあらかじめ冷却したペンタン30ml中の ZrCl4(3.2mmol)0.746gの混合物を迅速に加えた。温度は、一晩(約16時間)室温 にゆっくり温め、暗褐色溶液を最終的に得た。次いで、反応混合物を減圧下で乾 燥した。褐色固体はトルエン40mlで抽出し、次いで、減圧下でろ液を蒸発乾固し て淡黄色固体0.67g(収率61.6%)とした。1H-NMR分析により、化学的に純粋な エチレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジメチル(ラセミ:メソ=0.5:1)の 存在が示された。 本発明の一工程の方法で得られたエチレンビス(1-インデニル)ジルコニウムジ メチルの反応収率は、従来技術の記載ですでに報告されているように、文献の方 法での2つの反応工程で得られるもの(50%より低い)よりもかなり高い。実施例4 :イソプロピリデンビス(1-インデニル)ジルコニウムメチルクロライ ドの合成 暗色化したガラス器具を用いて、Et2O中の1.6M MeLi溶液(16.38mmol)10.23m lは、Et2O 30ml中の2,2-ビス(インデニル)プロパン(3.9mmol)1.062gを含む 溶液に約10分かけて-70℃の温度で加えた。混合物は室温にゆっくり温め、3時 間撹拌した。濁度の増大が認められ、最終的に橙色の懸濁液が生じた。 -80℃に冷却した橙色の懸濁液に、あらかじめ-80℃に冷却したペンタン30ml中 のZrCl.(3.9mmol)0.909gの混合物を迅速に加えた。温度は、一晩(約16時間)室 温にゆっくり温め、暗褐色溶液を最終的に得た。次いで、反応混合物を減圧下で 乾燥した。褐色固体はトルエン40mlで抽出し、次いで、ろ液を減圧下で蒸発乾固 して黄色固体0.88g(収率80.7%)とした。1H-NMR分析で、化学的に純粋なイソ プロピリデンビス(1-インデニル)ジルコニウムメチルクロライド(ラセミ:メ ソ=2.49:1)の存在が示された。実施例5 :ビス-インデニルジルコニウムジメチルの合成 暗色化したガラス器具を用いて、Et2O中の1.6M MeLi溶液(12.32mmol)7.7mlは 、Et2O 25ml中のインデン(5.85mmol)0.68gを含む溶液に約5分かけて-70℃の 温度で加えた。混合物は室温にゆっくり温め、5時間撹拌した。濁度の増大か認 められ、最終的に橙色の懸濁液が生じた。 -80℃に冷却した橙色の懸濁液に、あらかじめ−80℃に冷却したペンタン25m l中のZrCl4(2.92mmol)0.682gの混合物を迅速に加えた。温度は、一晩(約16時間 )室温にゆっくり温め、暗褐色溶液を最終的に得た。次いで、反応混合物を減圧 下で乾燥した。褐色固体はトルエン40mlで抽出し、次いで、ろ液を減圧下で蒸発 乾固して橙色固体0.597g(収率58.2%)とした。1H-NMR分析で、化学的に純粋な ビス-インデニルジルコニウムジメチルの存在が示された。 実施例6:(tert-ブチルアミド)(ジメチル)(テトラメチル-η5-シクロペンタジ エニル)シランジルコニウムジメチルの合成 Et2O中の1.6M MeLi溶液(19.46mmol)12.16mlは、Et2O 25ml中の(tert-ブチル アミド)(ジメチル)(テトラメチル-シクロペンタジ-2,4-エニル)シラン1.16g(4.6 3mmol)を含む溶液に約5分かけて室温で加えた。混合物は、2時間撹拌した。濁 度の増大が認められ、最終的に白色の懸濁液が生じた。 この白色の懸濁液に、ペンタン25ml中のZrCl4(4.63mmol)1.08gの混合物を室温 で迅速に加えた。混合物は一晩撹拌し、褐 色溶液を最終的に得た。次いで、反応混合物を減圧下で乾燥した。褐色固体はト ルエン60mlで抽出し、次いで、ろ液を減圧下で蒸発乾固して褐色固体1.52g(収 率88.8%)とした。1H-NMR分析で、化学的に純粋な(tert-ブチルアミド)(ジメチ ル)(テトラメチル-η5-シクロペンタジエニル)シランジルコニウムジメチルの存 在が示された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (1)式(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y)rのリガンドを、少なくとも(1+r+p)モル当 量の式LjB又はLMgL'の化合物[式中、Cp、A、Z、R1、m、n、p、r、L及びL'は下 記の意味を有し;基Yは互いに同一か異なって、適切な離脱基であり;Bはアルカ リ又はアルカリ土類金属であり;jは1又は2であり;Bがアルカリ金属である際 はjは1に等しく、Bがアルカリ土類金属である際はjは2に等しい]と反応させ 、及び (2)工程(1)から得られた生成物を少なくとも1モル当量の式ML's化合物[式中 、M及びL'は上記の意味を有し;sは金属の酸化状態に相当する整数で、3〜6の 範囲である]と反応させる 工程からなることを特徴とする、式(I): (Cp)(ZR1 m)n(A)rMLpL'q (I) [式中、(ZR1 m)nはCpとAを結合する二価の基であり、ZはC、Si、Ge、N又はPで あり、R1基は、互いに同一か異なって、水素又は線状もしくは分枝状で飽和もし くは不飽相のC1-C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C6-C20アリール、C7-C20 アルキルアリール又はC7-C20アリールアルキル基であり; Cpは、1以上の置換又は非置換の、飽和、不飽和もしくは芳香族環に任意に縮合 される置換又は非置換のシクロペンタジエニル基(4〜6の炭素原子を含み、任 意に1以上のヘテロ原子を含む)であり; Aは-O-、-S-、-N(R2)-[R2は水素、線状又は分枝状で、飽和もしくは不飽和のC1- C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C6-C20アリール、C7-C20アルキルアリー ル又はC7-C20アリールアルキル]であるか、Cpと同じ意味を有し; Mは元素の周期律表(IUPAC版)の3、4、5、6群又はランタニドもしくはアクチ ニド群に属する遷移金属であり; 置換基Lは、互いに同一か異なって、任意に1以上のSi又はGe原子を含む線状又 は分枝状で、飽和もしくは不飽和のC1-C20アルキル、C3-C20シクロアルキル、C6 -C20アリール、C7-C20アルキルアリール及びC7-C20アリールアルキル基からなる 群から選択されるモノアニオンシグマリガンドであり; 置換基L'は、互いに同一か異なって、ハロゲン又は-OR5[R5はR1と同一の意味を 有する]であり; mは1又は2であり; nは0〜4の範囲であり; rは0又は1であり; rが0である際にnは0であり; pは1〜3の範囲であり;qは0〜2の範囲で、p+qはrが1である際にマイナス 2、rが0である際にマイナス1の金属Mの酸化状態に等しく、p+qは4未満であ る] のシクロペンタジエニルメタロセン化合物の製造方法。 2. (ZR1 m)nが、CR1 2、(CR1 2)2、(CR1 2)3、SiR1 2、GeR1 2、NR1及びPR1(R1は、 請求項1に記載の意味を有する)からなる群から選択される請求項1に記載の方 法。 3. Cpが、シクロペンタジエニル;モノ、ジ、ドリ及びテトラ-メチルシクロ ペンタジエニル;4-tブチル-シクロペンタジエニル;4-アダマンチル-シクロペ ンタジエニル;インデニル;モノ、ジ、トリ及びテトラメチルインデニル;4,5, 6,7-テトラヒドロインデニル;フルオレニル;5,10-ジヒドロインデノ[1,2-b]イ ンドール-10-イル;N-メチル又はN-フェニル-5,10-ジヒドロインデノ[1,2-b]イ ンドール-10-イル;5,6-ジヒドロインデノ[2,1-b]インドール-6-イル;N-メチル 又はN-フェニル-5,6-ジヒドロインデノ[2,1-b]インドール-6-イ10ル;アザペン タレン-4-イル;チアペンタレン-4-イアザペンタレン-6-イル;チアペンタレン- 6-イル;モノ、ジ及びトリメチルアザペンタレン-4-イルからなる群から選択さ れ、AがCpと同じ意味を有する請求項1に記載の方法。 4. Mが、Ti、Zr又はHfである請求項1に記載の方法。 5. 置換基Lは同じであり、メチル、エチル、n-ブチル、sec-ブチル、フェニ ル、ベンジル及び-CH2Si(CH3)3からなる群から選択される請求項1に記載の方法 。 6. L'が、Cl、Br、-OMe、-OEt、-OPr、-OBu及び-OBzからなる群から選択され る請求項1に記載の方法。 7. ML'sが、TiCl4、ZrCl4、HfCl4、ScCl3、YCl3、NbCl5、Ti(OEt)4、Ti(OPr)4 、Ti(OBz)4、Zr(OEt)4、Zr(OPr)4、Zr(OBz)4、Zr(OEt)3Cl、Hf(OEt)4、Hf(OPr)4 、Hf(OBz)4及びそれらのエーテル錯体からなる群から選択される請求項1に記 載の方法。 8. 化合物LjB又はLMgL'において、Lが、メチル、エチル、n-ブチル、sec-ブ チル、フェニル、ベンジル及び-CH2Si(CH3)3からなる群から選択され、BがLi又 はMgであり、L'がCl又はBrである請求項1に記載の方法。 9. Lがメチルである事実で特徴づけられる請求項8に記載の方法。 10. 少なくとも非プロトン性溶媒中で行なわれることを特徴とする請求項1 に記載の方法。 11. 非プロトン性溶媒が、ベンゼン、トルエン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ タン及びシクロヘキサンからなる群から選択される芳香族もしくは脂肪族炭化水 素、又はジエチルエーテル及びテトラヒドロフランからなる群から選択されるエ ーテルである請求項10に記載の方法。 12. 工程(1)において、リガンド(Y-Cp)(ZR1 m)n(A-Y)rが、最初に非プロトン 性溶媒に溶解され、LjB又はLMgL'が、得られた溶液に-100〜+80℃の温度範囲で 5〜45分かけて加えられ、最後にML'Sが加えられることを特徴とする請求項1〜 10に記載の方法。 13. LjB又はLMgL'が、非プロトン性溶媒中に溶液形態で加えられることを特 徴とする請求項12に記載の方法。 14. 工程(1)において、LjB又はLMgL'の添加後に、得られた反応混合物が、- 10〜+80℃の温度で1〜6時間、撹拌下で反応させられることを特徴とする請求 項12に記載の方法。 15. 工程(2)において、ML'sとの反応前に、工程(1)で 得られた混合物が、-100〜+80℃の温度に冷却される請求項12に記載の方法。 16. ML'sが、非プロトン性溶媒中で溶液形態であることを特徴とする請求 項15に記載の方法。 17. 工程(2)において、反応混合物が、-100〜+10℃の温度で6〜36時間、反 応させられることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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