JP4418228B2 - メタロセン、オレフィンポリマー製造用の触媒系における使用 - Google Patents

メタロセン、オレフィンポリマー製造用の触媒系における使用 Download PDF

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    • Y10S526/943Polymerization with metallocene catalysts

Description

本発明は、新しい種類のメタロセン化合物、それに基づく触媒および前記触媒の存在下に実施されるアルファーオレフィンのポリマー、特にプロピレンポリマーの製造方法に関する。また、本発明はそれらのメタロセンのリガンドに関する。
プロピレン単重合の製品は、種々の結晶化度を有する。結晶系の型式と量は、ポリプロピレンの微細構造に大きく依存する。主としてアイソタクチックまたはシンジオタクチック構造を有するポリプロピレンは、部分的に結晶性であり、一方主としてアタックチック構造を有するポリプロピレンは、非晶性である。
最近、メタロセン触媒は、オレフィンの重合反応で使用されている。これらの触媒の存在下で操作することにより、狭い分子量分布により特徴づけられ、かつ興味ある構造上の特性を有するポリマーが得られている。メタロセン触媒の存在下でプロピレンを重合することにより、使用されるメタロセンに依存して、非晶性または高度に結晶性のポリプロピレンが得られる。
ある種のメタロセン触媒もまた、部分的に結晶性のエラストマー性ポリプロピレンを製造し得ることが知られている。国際特許出願WO95/25757号は、例えば、エラストマー性熱可塑特性を有するアイソタクチック−アタクチックのステレオブロックポリプロピレンを製造し得る非橋架のメタロセン触媒を記載している。分子量分布における均質性にも拘わらず、これらのポリマーのタクティシティ分布は均質的ではない。その上、活性が低い。
最近、複素環式のメタロセン化合物が、アルファー−オレフィンの重合で使用されている。国際特許出願WO98/22486号は、少なくとも1つの異原子を含む1以上の環が融合されている、中心金属原子に直接配位しているシクロペンタジエニル基を含んでいる、一群のメタロセンを開示している。これらのメタロセンは、適切な共触媒と組み合わせて、プロピレンのようなオレフィンの重合に使用されている。その実施例は、高度に立体規則性のポリプロピレンの製造に関する。
つい最近、WO01/47939号において、同じ出願人の名前で、新しい種類の複素環式のメタロセンが開示された。
オレフィン、特にプロピレンの重合用の触媒で使用したときに、高分子量、高融点、狭い分子量分布および低結晶化度を与えるポリマーを生産し得る新規な種類のメタロセンを提供することが望まれている。形成されたポリマー中に残存する触媒量が極小化されるような、高活性でこれらのポリマーを製造し得るメタロセン触媒を提供することが最も望まれている。
上記および他の効果を達成する、新規な種類のメタロセン化合物が、予期せざることに今発見された。
第1の観点によれば、本発明は、式(I):
Figure 0004418228
[式中、
Mは、ジルコニウム、チタニウムおよびハフニウムから構成される群から選択され;好ましくはMは、ジルコニウムまたはハフニウムであり;より好ましくはMは、ジルコニウムである;
Xは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、R、OR、OR'O、OSO2CF3、OCOR、SR,NR2またはPR2基(式中、R置換分は、元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;かつR’置換分は、C1〜C20のアルキリデン、C6〜C20のアリーリデン、C7〜C20のアルキルアリーリデン、C7〜C20のアリールアルキリデンから構成される群から選択される2価の基である)であり;好ましくはXは、ハロゲン原子、R、OR'OまたはOR基であり;より好ましくは、Xは、塩素またはメチルである;
1は、線状C1〜C20のアルキル基であり;好ましくはR1は、メチルまたはエチルである;
2は、水素原子または線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル基である;
3およびR4は、同一または異なって、水素原子または元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;またはそれらは共に、元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成することができ、前記環は任意に1以上の置換基を有し、好ましくはR3およびR4は、水素原子、メチルまたはそれらが縮合した飽和もしくは不飽和の5または6員環を形成する;
5およびR6は、同一または異なって、水素原子または元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;好ましくはR5およびR6は、C1〜C20アルキル基であり、より好ましくはそれらはメチルである;
7およびR8は、同一または異なって、水素原子または元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;好ましくはR7およびR8は、C1〜C20アルキルまたはC6〜C20アリール基であり、より好ましくはそれらはメチルまたはフェニルである;
Aは、同一または異なって、硫黄(S)原子または酸素(O)原子であり、好ましくはAは硫黄である;
Qは、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(II)、(III)または(IV):
Figure 0004418228
(式中、
1は、硫黄(S)原子、酸素(O)原子またはNR基(Rは上で定義)であり;好ましくは置換分NRは、N−メチル、N−エチル、N−ブチルまたはN−フェニル基であり;好ましくはT1は、酸素または硫黄であり、より好ましくはT1は、硫黄である;
9、R10およびR11は、同一または異なって、水素原子または元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;またはR9およびR10は共に、元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成することができ、前記環は任意に1以上の置換基を有し、
好ましくはR11は、水素原子であり、好ましくはR9およびR10は、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル基であり、またはそれらは元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成し、前記環は任意に1以上の置換基を有し;より好ましくはR9およびR10は、任意に1以上の置換基を有する、縮合したベンゼン環を形成する;
2、T3、T4、T5およびT6は、同一または異なって、炭素原子(C)または窒素原子(N)である;
1、m2、m3、m4およびm5は、0または1であり;より正確には、対応するT2、T3、T4、T5およびT6が窒素原子のとき、m1、m2、m3、m4およびm5のそれぞれは0であり、対応するT2、T3、T4、T5およびT6が炭素原子のとき、1である;
12、R13、R14、R15およびR16は、同一または異なって、水素原子または元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;または2個の近隣するR12、R13、R14、R15は、R12、R13、R14、R15およびR16の少なくとも1つが水素原子とは異なり、かつ2以上でないT2、T3、T4、T5およびT6が窒素原子であるならば、共に、元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成することができる)
の基である)]
のメタロセン化合物を提供する。
式(IV)に属する好ましい基は、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVa):
Figure 0004418228
(式中、
14は、水素原子とは異なることを条件として、上述されており;好ましくはR14は、分岐状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキルまたはC6〜C20アリール基であり;より好ましくは、R14は、1以上のアルキル基または式C(R17)3(式中、R17は、同一または異なって、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキル基であり;好ましくは、R17は、メチルである)の基で任意に置換された、フェニル基である)
を有する。
式(IV)に属するより好ましい基は、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVb):
Figure 0004418228
(式中、
13およびR15は、水素原子とは異なることを条件として、上述されており;好ましくはR13およびR15は、分岐状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル基またはCF3基であり;より好ましくはそれらは、式C(R17)3(式中、R17は、上で記述されている)の基である;
14は、水素原子またはR18またはOR18基(式中、R18は、元素の周期表の13〜17族に属する1以上の異原子を任意に含有する、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキルまたはC6〜C20アリール基である)であり;好ましくはR14は、水素原子またはOR18基であり;好ましくは、R18は、線状もしくは分枝状、飽和もしくは不飽和C1〜C20アルキルまたはC6〜C20アリール基である)
を有する。
式(IV)に属するより好ましい基は、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVc):
Figure 0004418228
(式中、
12およびR15は、水素原子とは異なることを条件として、上述されており;好ましくはR12およびR15は、線状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル基であり;より好ましくはそれらはメチルである)
を有する。
式(IV)に属するより好ましい基は、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVd):
Figure 0004418228
(式中、
12およびR16は、水素原子とは異なることを条件として、上述されており;好ましくはR12およびR16は、線状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル基であり;より好ましくはそれらはメチルである)
を有する。
式(IV)に属するより好ましい基は、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVe):
Figure 0004418228
(式中、
12およびR13は、水素原子とは異なることを条件として、上述されており;好ましくはR12およびR16は、線状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル基であり、またはそれらは元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成することができ、前記環は任意に1以上の置換基を有し;より好ましくはR12およびR13は、フェニル環、ペンタジエン環またはナフタレン環のような、元素の周期表の15〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成する)
を有する。
式(IV)に属するより好ましい基は、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVf):
Figure 0004418228
(式中、
13、R14、R15およびR16は、R13、R14、R15およびR16の中の少なくとも1つが水素原子とは異なることを条件として、上述されており;好ましくはR15およびR16は、水素原子であり;好ましくはR13およびR14は、線状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル基であり、またはそれらは元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成することができ、前記環は任意に1以上の置換基を有し;より好ましくはR13およびR14は、元素の周期表の15〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成する)
を有する。
好ましくは、式(I)のメタロセン化合物は、式(Ia)または(Ib):
Figure 0004418228
(式中、M、X、R1、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、上述されており;
2は、線状もしくは分岐状、飽和もしくは不飽和のC1〜C20アルキル基であり;好ましくはR2は、メチルである;
3およびR4は、共に縮合して飽和の5または6員の脂肪族環を形成する)
を有する。
式(I)の化合物の限定されない例は:
Figure 0004418228
Figure 0004418228
(式中、Wは、対応するジルコニウムジメチル錯体と同様に、メチルまたはエチルである)
である。
本発明のさらなる目的は、式(I):
Figure 0004418228
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、上述されている)
のメタロセンの製造用の中間体として好適に使用できる、式(V)のリガンドおよびその二重結合異性体である。
このリガンドは、次の工程からなる方法:
a)式(VI)
Figure 0004418228
の化合物と、金属ナトリウムおよびカリウム、水酸化ナトリウムおよびカリウム、有機リチウム化合物および有機マグネシウム化合物から構成される群から選択される塩基とを、式(VI)の化合物と前記塩基との間のモル比が少なくとも1:1で接触させる
b)工程a)から得られたアニオン性化合物と、式(VII):
Figure 0004418228
(式中、Yは、塩素、臭素およびヨウ素から構成される群から選択されるハロゲン基であり、好ましくは塩素および臭素である)
の化合物とを接触させる
によって製造できる。
式(V)のリガンドの別の製造方法は、次の工程:
a)式(VIII)
Figure 0004418228
の化合物と、金属ナトリウムおよびカリウム、水酸化ナトリウムおよびカリウム、有機リチウム化合物および有機マグネシウム化合物から構成される群から選択される塩基とを、式(VIII)の化合物と前記塩基との間のモル比が少なくとも1:1で接触させる;
b)段階a)から得られたアニオン性化合物と、式(IX):
Figure 0004418228
(式中、Yは、塩素、臭素およびヨウ素から構成される群から選択されるハロゲン基であり、好ましくは塩素および臭素である)
の化合物とを接触させる
からなる。
両方法の工程a)において使用される塩基は、好ましくはメチルリチウムまたはn−ブチルリチウムである。全ての反応は、非プロトン性溶媒中で行われる。上で報告された方法に好適な非プロトン性溶媒の、限定されない例は、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、トルエン、ジクロロメタン、ペンタン、ヘキサンおよびベンゼンである。
全方法を通して、温度は、一般に−100℃と80℃の間、好ましくは−20℃と40℃の間に保持される。
式(VI)、(VII)、(VIII)および(IX)の化合物は、先行技術で公知である。特に、式(VI)および(IX)の化合物は、PCT/EP00/13191号またはEP01201821.4号に記載された方法に従って製造できる。式(VII)および(VIII)の化合物は、WO9840331、WO9840419およびWO9840416の記述で製造できる。
式(V)の化合物は、式(I)のメタロセンの製造用の中間体として、好適に使用できる。
したがって、式(I)のメタロセン化合物の製造方法は、式(V)のリガンドを、対応するジアニオン性化合物を形成し得る化合物と、その後に一般式MX4(式中、MとXは上で定義)の化合物と接触する工程からなる。
前記の対応するジアニオン性化合物を形成し得る化合物は、アルカリ−およびアルカリ−土類金属の水酸化物、金属ナトリウムおよびカリウム、有機金属リチウム塩または有機マグネシウム化合物(グルニャール試薬)から構成される群から選択される。好ましくは、前記の対応するジアニオン性化合物を形成し得る化合物は、ヘキシルリチウム、ブチルリチウムまたはメチルリチウムである。
式MX4の化合物の限定されない例は、チタニウム、ジルコニウムおよびハフニウムテトラクロライドである。
より具体的には、式(V)のリガンドは、極性非プロトン性溶媒に溶解され、得られた溶液に、非極性溶媒中の有機リチウム化合物の溶液が添加される。このようにして得られたアニオン性化合物は、任意に分離され、極性非プロトン性溶媒に溶解または懸濁され、その後、極性非プロトン性溶媒中の化合物MX4の懸濁液が添加される。反応の終点で、得られた固体生成物は、濾過または再結晶のような技術の状態で一般的に使用される技術により、反応混合物から分離される。上に報告されている方法に好適な極性非プロトン性溶媒の限定されない例は、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジメチルエーテルおよびジクロロメタンである。上記の方法に好適な非極性溶媒の限定されない例は、ペンタン、ヘキサン、ベンゼンおよびトルエンである。
全方法を通して、温度は、一般に−100℃と80℃の間、好ましくは−20℃と40℃の間に保持される。
式(I)(式中、少なくとも1つのXがハロゲンである)の化合物の別の製造方法は、EP01201327.2号に記載されている。
式(I)のメタロセン化合物における少なくとも1つの置換基Xがハロゲンではない場合、それの別の製造方法は、ジハロゲン誘導体、例えば、両方のX置換基がハロゲンである錯体を製造し、次いで一般に先行技術における公知の方法でハロゲン原子を適当なX基で置換する方法からなる。例えば、望ましい置換分Xがアルキル基であれば、メタロセンは、有機マグネシウム化合物(グリニャール試薬)またはアルキルリチウム化合物との反応で製造できる。Xを硫黄、リン、酸素などのようなハロゲン以外の置換基で置換する一般的な方法は、Chem.Rev.1994,94,1667〜1717および前述の引用文献の中に記載されている。式(I)(式中、少なくとも1つのXがアルキルである)の化合物の別の製造方法は、WO99/36427号に記載されている。
本発明の別の目的は、
a)式(I):
Figure 0004418228
(式中、M、X、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、上記)
のメタロセン化合物;
b)アルモキサンまたはアルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物;および
c)任意に有機アルミニウム化合物
を接触させることで得ることができるアルファ−オレフィンの重合用触媒である。
成分b)として使用されるアルモキサン類は、水と、式HjAlU3-jまたはHjAl26-j(式中、U置換分は、同一または異なって、水素原子、珪素またはゲルマニウム原子を任意に含有する、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり、但し少なくとも1つのUはハロゲンとは異なる、jは0〜1の範囲で、また非整数である)の有機アルミニウム化合物とを反応させて得ることができる。この反応で、Al/水のモル比は1:1と100:1の間であるのが好ましい。
アルミニウムとメタロセンの金属との間のモル比は約10:1と約20000:1の間、より好ましくは約100:1と約5000:1の間からなる。
本発明による触媒として使用されるアルモキサンは、タイプ:
Figure 0004418228
(式中、置換分Uは、同一または異なって、上記)
の少なくとも1つの基を含有する線状、分枝状または環状化合物であると考えられる。
特に、式:
Figure 0004418228
のアルモキサン類は、線状化合物(式中、n1は0または1〜40の整数であり、置換分Uは上で定義)の場合に使用され、または式:
Figure 0004418228
のアルモキサン類は、環状化合物(式中、n2が2〜40の整数であり、U置換分は上で定義)の場合に使用される。
本発明により使用するに適するアルモキサン類の例は、メチルアルモキサン(MAO)、テトラ(イソブチル)アルモキサン(TIBAO)、テトラ(2,4,4−トリメチルペンチル)アルモキサン(TIOAO)、テトラ(2,3−ジメチルブチル)アルモキサン(TDMBAO)およびテトラ(2,3,3−トリメチルブチル)アルモキサン(TTMBAO)である。
特に興味ある助触媒は、WO99/21899号およびPCT/EP00/09111号(アルキルとアリール基は特異の分枝パターンを有する)に記載のものである。
前記PCT出願によるアルミニウム化合物の限定されない例は、トリス(2,3,3−トリメチルブチル)アルミニウム、トリス(2,3−ジメチルヘキシル)アルミニウム、トリス(2,3−ジメチルブチル)アルミニウム、トリス(2,3−ジメチルペンチル)アルミニウム、トリス(2,3−ジメチルヘプチル)アルミニウム、トリス(2−メチル−3−エチルペンチル)アルミニウム、トリス(2−メチル−3−エチルヘキシル)アルミニウム、トリス(2−メチル−3−エチルヘプチル)アルミニウム、トリス(2−メチル−3−プロピルヘキシル)アルミニウム、トリス(2−エチル−3−メチルブチル)アルミニウム、トリス(2−エチル−3−メチルペンチル)アルミニウム、トリス(2,3−ジエチルペンチル)アルミニウム、トリス(2−プロピル−3−メチルブチル)アルミニウム、トリス(2−イソプロピル−3−メチルブチル)アルミニウム、トリス(2−イソブチル−3−メチルペンチル)アルミニウム、トリス(2,3,3−トリメチルペンチル)アルミニウム、トリス(2,3,3−トリメチルヘキシル)アルミニウム、トリス(2−エチル−3,3−ジメチルブチル)アルミニウム、トリス(2−エチル−3,3−ジメチルペンチル)アルミニウム、トリス(2−イソプロピル−3,3−ジメチルブチル)アルミニウム、トリス(2−トリメチルシリルプロピル)アルミニウム、トリス(2−メチル−3−フェニルブチル)アルミニウム、トリス(2−エチル−3−フェニルブチル)アルミニウム、トリス(2,3−ジメチル−3−フェニルブチル)アルミニウム、トリス(2−フェニルプロピル)アルミニウム、トリス[2−(4−フルオロフェニル)プロピル]アルミニウム、トリス[2−(4−クロロフェニル)プロピル]アルミニウム、トリス[2−(3−イソプロピルフェニル)プロピル]アルミニウム、トリス(2−フェニルブチル)アルミニウム、トリス(3−メチル−2−フェニルブチル)アルミニウム、トリス(2−フェニルペンチル)アルミニウム、トリス[2−(ペンタフルオロフェニル)プロピル]アルミニウム、トリス[2,2−ジフェニルエチル]アルミニウムおよびトリス[2−フェニル−2−メチルプロピル]アルミニウム、炭化水素基の1つが水素原子に置換され、かつ炭化水素基の1つまたは2つがイソブチル基に置換されている対応する化合物である。
上記のアルミニウム化合物の中で、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリイソブチルアルミニウム(TIBAL)、トリス(2,4,4−トリメチルペンチル)アルミニウム(TIOA)、トリス(2,3−ジメチルブチル)アルミニウム(TDMBA)およびトリス(2,3,3−トリメチルブチル)アルミニウム(TTMBA)が好ましい。
アルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物の限定されない例は、式D+-(式中、D+は、プロトンを供与でき、式(I)のメタロセンの置換分Xと不可逆的に反応できるブロンステッド酸であり、E-は、2つの化合物の反応から由来する活性な触媒種を安定化でき、かつオレフィン系モノマーによって除去され得るに十分に不安定である相溶性アニオンである)の化合物である。好ましくはアニオンE-は、1以上の硼素原子からなる。より好ましくはアニオンE-は、式BAr4 (-)(式中、置換分Arは、同一または異なって、フェニル、ペンタフルオロフェニルまたはビス(トリフルオロメチル)フェニルのようなアリール基である)のアニオンである。テトラキス−ペンタフルオロフェニルボレートが、特に好ましく、それらの例はWO91/02012号に記載されている。その上、式BAr3の化合物は簡便に使用できる。このタイプの化合物は、例えば、国際特許出願WO92/00333号に記載されている。
アルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物の他の例は、式BAR3P(式中、Pは置換または非置換ピロール基である)の化合物である。これらの化合物は、PCT/EP01/01467号に記載されている。硼素原子を含有する化合物は、DE−A−19962814号およびDE−A−19962910号の記載により簡便に支持され得る。硼素原子を含有する全ての化合物は、硼素とメタロセンの金属との間のモル比が約1:1と約10:1、好ましくは1:1と21、より好ましくは約1:1で使用できる。
式D+-の化合物の限定されない例は、
トリエチルアンモニウムテトラ(フェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(フェニル)ボレート、
トリメチルアンモニウムテトラ(トリル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(トリル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
トリプロピルアンモニウムテトラ(ジメチルフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(トリフルオロメチルフェニル)ボレート、
トリブチルアンモニウムテトラ(4−フルオロフェニル)ボレート、
N,N−ジメチルアニリニウムテトラ(フェニル)ボレート、
N,N−ジエチルアニリニウムテトラ(フェニル)ボレート、
N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
ジ(プロピル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
ジ(シクロヘキシル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリフェニルフォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリエチルフォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
ジフェニルフォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリ(メチルフェニル)フォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリ(ジメチルフェニル)フォスフォニウムテトラキス(フェニル)ボレート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(フェニル)アルミネート、
フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート、
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート
ある。
化合物c)として使用される有機アルミニウム化合物は、上記の式HjAlU3-jまたはHjAl26-jの化合物である。
本発明の触媒は、不活性キャリヤー上に担持させることもできる。これは、メタロセン化合物a)またはその成分b)との反応生成物または化合物b)と次にメタロセン化合物a)を、例えばシリカ、アルミナ、Al−Si、Al−Mg混合酸化物、ハロゲン化マグネシウム、スチレン/ジビニルベンゼンコポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレンのような不活性支持体上に堆積させることで達成される。担持方法は、例えばトルエン、ヘキサン、ペンタンまたはプロパンの炭化水素のような不活性溶媒中で、0℃〜100℃の範囲の温度で行なわれ、好ましくは、この方法は20℃〜80℃の範囲の温度で行なわれる。
使用可能な適切な種類の支持体は、活性水素原子を有する基で官能化された多孔質の有機支持体で構成されている。特に好適であるのは、有機支持体が部分架橋されたスチレンポリマーであるそれである。このタイプの支持体は、ヨーロッパ特許出願EP−633272号に記載されている。
本発明による使用のために特に好適な不活性支持体の他の種類は、ポリオレフィン多孔体プレポリマー、特にポリエチレンのそれである。
本発明による使用のためにさらに好適な種類の不活性支持体は、国際特許出願WO95/32995号に記載されているような、多孔質のハロゲン化マグネシウムのそれである。
このようにして得られた固体化合物は、そのまま、または必要であれば水と予備反応して、アルキルアルミニウムのさらなる添加と組み合わせて、ガス相重合において、有効に使用される。
本発明の別の目的は、式CH2=CHZ(式中、Zは、水素またはC1〜C20アルキル基である)の1以上のアルファ−オレフィンと、
a)式(I):
Figure 0004418228
(式中、M、X、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、上記)
のメタロセン化合物;
b)1以上の、アルモキサンまたはアルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物;および
c)任意に有機アルミニウム化合物
の接触により得ることができる触媒系とを重合条件下で接触させる工程からなる、1以上のアルファ−オレフィンの重合方法である。
本発明によるオレフィンの重合方法は、不活性炭化水素溶媒の存在下または不存在下での液相、または気相で行うことができる。その炭化水素溶媒は、トルエンのような芳香族またはプロパン、ヘキサン、ヘプタン、イソブタンもしくはシクロヘキサンのような脂肪族の何れかであることができる。
重合温度は、一般的に、−100℃と+100℃の間、特に10℃と+90℃の間からなる。重合圧力は、一般的に、0.5と100barの間からなる。
重合温度が低いほど、得られたポリマーの分子量は、高くなる結果となる。
重合収率は、触媒のメタロセン化合物の純度に依存する。したがって、本発明の方法で得られたメタロセン化合物は、そのまま、または精製処理に付して使用できる。
触媒の成分は、重合前に、お互いに接触するようにすることができる。予備接触濃度は、一般的にメタロセン成分a)については、0.1と10-8mol/lの間であり、一方、成分b)については、それらは一般的に2と10-8mol/lの間である。予備接触は、一般的に炭化水素溶媒の存在下と、適切な場合は、少量のモノマーの存在下で達成される。予備接触において、イソブテン、2−ブテンなどのような非重合性オレフィンを用いることもできる。
さらに、得られたポリマーの分子量は、比較的限られた範囲に分布している。分子量分布は、比率Mw/Mnで表現され、本発明のポリマーについては、一般的に4よりも低く、好ましくは3.5よりも低く、より好ましくは3よりも低い。
分子量分布は、異なるメタロセン化合物の混合物を使用することにより、または重合温度および/または分子量調節剤の濃度および/またはモノマー濃度を異ならせたいくつかの工程で重合を実施することで変化させることができる。さらに、式(I)の2つの異なるメタロセン化合物の組み合わせを使用して重合方法を行なうことで、幅のある融点が与えられたポリマーが製造される。
式(I)のメタロセン化合物を使用することで、先行技術の触媒で同じ条件で得られたポリマーよりも高い分子量を有するポリマー、特にプロピレンポリマーを得ることができる。特にアイソタクチシティと分子量との間の良好なバランスは、式(I)のメタロセン化合物を工業規模での応用に有用させる。
本発明による方法は、エチレン、またはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、スチレン、1,5−ヘキサジエンおよび1,7−オクタジエンのような高級アルファ−オレフィンのホモまたはコポリマーを得るのに好適である。好ましいモノマーは、エチレン、1−ブテンまたはプロピレンである。
上記のプロピレンポリマーは、光学的と機械的の特性の間で良好なバランスを与えられている。
プロピレンコポリマーの場合、プロピレン由来ユニットのモル含量は、一般的に20%より高く、好ましくは、それは50%と99%の間からなる。好ましいコモノマーは、エチレンまたは1−ブテンである。
エチレンコポリマーの場合、エチレン由来ユニットのモル含量は、一般的に20%より高く、好ましくは、それは50%と99%の間からなる。好ましいモノマーは、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンである。
また、本発明によるコポリマーは、ポリエンに由来するユニットを含有し得る。ポリエン由来ユニットの含量は、もしあれば、好ましくは0%と30mol%との間、より好ましくは0%から20mol%との間からなる。
本発明によるコポリマー中でコモノマーとして使用できるポリエン類は、以下の群:
−例えば、1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエンのような環状ポリマー化が可能な非共役ジオレフィン;
−不飽和モノマーユニットを与え得るジエン、特に、例えば、ブタジエンおよびイソプレンのような共役ジエン、および例えば、トランス 1,4−ヘキサジエン、シス 1,4−ヘキサジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン、11−メチル−1,10−ドデカジエンのような線状非共役ジエン、および5−エチリジエン−2−ノルボルネンのような環状非共役ジエン
に含まれる。
次の実施例は、目的を説明するために与えられ、本発明を限定することを意図するものではない。
実施例
共通の手順
全ての操作を、窒素下に通常のシュレンク−ライン技法を用いて実施した。溶媒は、N2を用いて脱ガスすることにより精製され、活性化(8時間、N2パージ、300℃)Al23上を通過させ、そして窒素下に貯蔵した。Me2SiCl2(Aldrich)、n−BuLi(Aldrich)およびHexLi(Aldrich)は市販品をそのまま使用した。
前躯体、リガンドおよびメタロセンのプロトンスペクトルは、200.13MHzで、室温において、フーリエ変換モードで操作されるBruker DPX200スペクトロメーターで得た。サンプルは、CDCl3またはCD2Cl2中に溶解した。CDCl3(Aldrich,99.8原子%D)は、分子篩(4〜5Å)上で貯蔵され、一方CD2Cl2(Aldrich,99.8原子%D)は、市販品をそのまま使用した。サンプルの調製は、窒素下に標準的な不活性雰囲気技法を用いて行った。1Hスペクトル中のCHCl3またはCHDCl2の残留ピーク(それぞれ、7.25ppmおよび5.35ppm)は、参照として使用した。
プロトンスペクトルは、15oパルスおよびパルス間の2秒の遅延を用いて採取し、32のトランジエントが、それぞれのスペクトルに関して貯蔵された。
GC−MS分析は、HP5890−シリーズ2ガスクロマトグラフおよびHP5989B4極質量スペクトロメーターで行った。
ポリマー分析
ポリマーの炭素スペクトルは、120℃および100.61MHzにおいて、フーリエ変換モードで操作されるBruker DPX400スペクトロメーターを使用して得た。サンプルは、C22Cl4中に溶解した。
参照として、13Cスペクトル中のmmmm5連子のピーク(21.8ppm)を使用した。
炭素スペクトルは、90oパルスおよびパルス間の12秒の遅延(エチレンベースのポリマーに関しては、15秒)および1H−13C結合を除去するためにCPD(ワルツ16)を用いて採取した。約3000トランジェントを、それぞれのスペクトルに関して貯蔵した。
極限粘度数(I.V.)は、テトラヒドロナフタレン(THN)中135℃で測定した。
ポリマーの融点(Tm)および融解熱は、5〜10mgのサンプルをアルミニウムパン中に封入し、10℃/分の加熱速度で200℃まで加熱する、標準的な方法により、Perkin Elmer DSC−7装置での示差走査熱量分析(DSC)により測定した。サンプルを、200℃で2分間保持し、次いで10℃/分で25℃まで冷却し、次いで25℃で2分間保持し、そして次いで10℃/分で200℃まで再び加熱した。2度目の溶融のピーク温度を、溶融温度(Tm)および面積を全融解エンタルピー(△Hf)と推定した。
実施例1
ジメチルシリル[(2−メチル−4−(4−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']―ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−1]の合成
クロロ(2−メチル−4−tert−ブチルフェニル−1−インデニル)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(4.99mL、12.48mmol、n−BuLi:2−Me−4−(4'−t−BuPh)−1−Ind=1.05:1)を、20mLのEt2O中の、3.12gの2−メチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデン(MW=262.39、11.89mmol)の懸濁液に、0℃で滴下で添加した。添加の終点で、その結果得られた黄−橙色溶液を室温まで暖め、30分間撹拌した。次いで、10mLのEt2O中のMe2SiCl2(99%、1.50mL、d=1.064、MW=129.06、12.24mmol、Me2SiCl2/2−Me−4−(4'−t−BuPh)IndLi=1.02:1)の溶液を、予め0℃に冷却されたリチウム塩溶液に0℃で添加した。反応混合物を室温まで暖め、そして1時間撹拌して、最終的に黄色の懸濁液を形成した。溶媒を真空中で除去し、残留物を50mLのトルエンで抽出し、LiClを除去した。濾液を40℃、真空中で乾燥させ、製品として橙色の油(4.17g)を得た。収率=83.9%。純度(1H NMRによる)=84.9%。約11%(1H NMRによる)のビス(2−メチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)ジメチルシランもまた副生物として存在した。
Figure 0004418228
1−(2−メチル−4−(4'−tert−ブチルフェニルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']‐ジチオフェン)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(4.11mL、10.28mmol)を、25mLのEt2O中の、2.06gの2,5−ジメチル−7H−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン(Mw=206.32、9.98mmol、n−BuLi:MeTh2CP=1.03:1)の懸濁液に、0℃で滴下で添加した。その結果得られた褐色の溶液を0℃で30分間撹拌し、次いで、15mLのEt2O中の、4.17gのクロロ[2−メチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル]ジメチルシラン(1H NMRによる純度=84.9%、Mw=354.99、9.97mmol、2−Me−4−(4'−t−BuPh)IndSiMe2Cl:MeTh2Cp=1:1)の溶液を、同じ温度で添加した。次いで、反応混合物を室温まで暖め、30分間撹拌して、最終的に緑色の懸濁液を形成した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を50mLのトルエンで抽出した。抽出物を真空中で乾燥し、5.82gの褐色の油を得、それは1H―NMR分光法により所望の製品であった(1H―NMRによる純度=89.8%、収率=99.8%)。
Figure 0004418228
ジメチルシリル[(2−メチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライドの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(8.16mL,20.40mmol)を、35mLのEt2O中の、5.82gの1−[2−メチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)インデニル]−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシラン(1H−NMRによる純度=89.8%、Mw=524.85、9.96mmol、n−BuLi:リガンド=2.05:1)の赤レンガ色の溶液に、0℃で滴下で添加した。その結果得られた暗褐色の溶液を室温で30分間撹拌し、次いで、12mLのトルエン中の、2.32gのZrCl4(Mw=233.03、9.96mmol、ZrCl4:リガンド=1:1)の懸濁液を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、溶媒が真空中で除去した。残留物を60mLのトルエンに添加し、室温で30分間撹拌し、次いで濾過した。濾液を除去し、一方、トルエン中の不溶物をCH2Cl2で洗浄し、次いで乾燥して、製品として橙色の粉末を得、それは1H−NMRにより所望の触媒であると判定された(5.4g、LiClに関する収率79.2%)。
この粉末のアリコート(1.48g)を、10mLのTHFを用いて極めて素早く洗浄し、残留物は、目標触媒を含む橙色の粉末(0.85g)であり、一方、濾液(0.63g)は、出発物質であるリガンドへの部分的分解を示した。橙色の粉末(0.85g)を、引き続き10mLのイソブタノ−ル/トルエン、約1/1(v/v)を用いて洗浄し、乾燥の後、0.69gのLiClを含まない所望の触媒を得た。濾液は、この場合もまた出発物質であるリガンドへの部分的分解を示した。
Figure 0004418228
実施例2
ジメチルシリル[(2−メチル−4−(3',5'−ジ−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−2]の合成
1−(2−メチル−4−(3',5'−ジ−tert−ブチルフェニルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.3Mのヘキシルリチウム(HexLi)溶液(6.40mL,14.72mmol)を、25mLのEt2O中の、2.90gの2,5−ジメチル−7H−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン(Mw=206.32、14.06mmol、HexLi:MeTh2CP=1.05:1)の懸濁液に、0℃で滴下で添加した。その結果得られた褐色の溶液を0℃で1時間撹拌し、次いで、20mLのEt2O中の5.76gのクロロ[2−メチル−4−(3',5'−ジ−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル]ジメチルシラン(J.Schulteサンプル、Mw=411.11、14.01mmol、2−Me−4−(3',5'−ジ−t−BuPh)IndSiMe2Cl:MeTh2Cp=1:1)の溶液を同じ温度で添加した。エーテル/ヘキサン混合物中への生成物の低溶解性のために、5mLのTHFを添加した。次いで、反応混合物を室温まで暖め、16時間撹拌して、最終的に褐色の懸濁液を形成した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を20mLのトルエンで抽出した。抽出物を真空中で乾燥させ、7.66gの橙色の粘着性固体を得、それは1H−NMR分光法により所望の製品であると判定された(収率=94.1%、純度約90重量%)。リガンドを、さらなる精製を行なうことなく次の工程でそのまま使用した。
Figure 0004418228
ジメチルシリル[(2−メチル−4−(3',5'−ジ−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−2]の合成
Figure 0004418228
2.3MのHexLi溶液(4.61mL、10.60mmol)を、30mLのEt2O中の、3.00gの1−[2−メチル−4−(3',5'−ジ−tert−ブチルフェニル)インデニル]−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシラン(Mw=580.96、6.16mmol、HexLi:リガンド=2.05:1)の溶液に0℃で滴下で添加した。添加の終点で、その結果得られた褐色の溶液を、室温で2時間撹拌し、最終的に淡褐色の懸濁液を形成した。引き続き、20mLのトルエン中の、1.20gのZrCl4の懸濁液(Mw=233.03、5.15mmol,ZrCl4:リガンド=1:1)を0℃で添加した。次いで、反応混合物を室温まで暖め、16時間撹拌した。溶媒を真空中で除去し、粗残留物を75mLのトルエンで抽出した。抽出物を55mLのイソブタノール/トルエン 約1/10(v/v)の混合物で処理し、室温で15分間撹拌し、次いで濾過した。濾液を除去し、一方、イソブタノール/トルエン中の不溶物を乾燥させ、2.20gの橙色の粉末を得、それは1H−NMR分析により、LiClを含まない所望の錯体であると判定された(分離収率=57.6%)。
Figure 0004418228
実施例3
ジメチルシリル[(2−エチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−3]の合成
クロロ(2−エチル−4'−tert−ブチルフェニル−1−インデニル)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.3MのHexLi(ヘキシルリチウム)溶液(8.30mL,19.09mmol、HexLi:2−Et−4−(4'−t−BuPh)−1−Ind=1.06:1)を、50mLのEt2O中の、5.0gの2−エチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデン(MW=276.42、18.09mmol)の溶液に0℃で滴下で添加した。添加の終点で、その結果得られた橙色の溶液を室温まで暖め、1時間撹拌した。この溶液のアリコートをCD3ODで急冷し、乾燥させ、CD2Cl2中での関連する1H NMR分析は、出発物質であるインデンの対応するリチウム塩への完全な変換を示した。10mLのEt2O中のMe2SiCl2の溶液(99%、2.20mL、d=1.064,MW=129.06、17.96mmol、Me2SiCl2/2−Et−4−(4'−t−BuPh)IndLi=1;1)を、予め0℃で同様に冷却された、リチウム塩溶液に0℃で添加した。反応混合物を室温まで暖め、1時間と30分間撹拌し、最終的に淡黄色の懸濁液を形成した。溶媒を真空中で除去し、残留物を50mLのトルエンで抽出して、LiClを除去した。濾液を40℃、真空中で乾燥させ、製品として粘着性の橙色の固体(6.60g)を得た。収率=99.6%。
Figure 0004418228
1−(2−エチル−4−(4'−tert−ブチルフェニルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.3MのHexLi溶液(4.40mL、10.12mmol)を、30mLのEt2O中の、2.07gの2,5−ジメチル−7H−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン(Mw=206.32、10.03mmol、HexLi:MeTh2Cp=1.01:1)の懸濁液に0℃で滴下で添加した。その結果得られた褐色の溶液を0℃で1時間撹拌し、次いで25mLのEt2O中の、3.71gのクロロ[2−エチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル]ジメチルシラン(Mw=369.02、10.05mmol、2−Et−4−(4'−t−BuPh)IndSiMe2Cl:MeTh2Cp=1:1)の溶液を、同じ温度で添加した。次いで、反応混合物を室温まで暖め、16時間撹拌して、最終的に緑褐色の懸濁液を形成した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残留物を40mLのトルエンで抽出した。抽出物を真空中で乾燥させ、5.70gの褐色の粘着性固体を得、それは1H−NMR分光法により所望の製品(1H−NMRによる純度=91.3重量%、分離収率=96.3%)であると判定された。約8.7重量%の出発物質である2,5−ジメチル−7H−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェンも存在していた。
Figure 0004418228
ジメチルシリル[(2−エチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−3]の合成
Figure 0004418228
2.3MのHexLi溶液(4.61mL、10.60mmol)を、30mLのEt2O中の、2.86gの1−[2−エチル−4−(4'−tert−ブチルフェニル)インデニル]−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシラン(Mw=538.88、5.31mmol、HexLi:リガンド=2:1)の溶液に0℃で滴下で添加した。その結果得られた褐色の溶液を室温まで暖め、2時間撹拌した。次いで、30mLのトルエン中の、1.24gのZrCl4(Mw=233.03、5.32mmol、ZrCl4:リガンド=1:1)を添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで溶媒を真空中で除去した。残留物を、50mLのイソブタノール/トルエン 約1/3(v/v)の混合物で処理し、室温で10分間攪拌し、次いで濾過した。濾液を除去し、一方、イソブタノール/トルエン中の不溶物を乾燥させ、1.75gの橙色の粉末を得、それは1H−NMR分析によりLiClを含まない所望の触媒であると判定された(分離収率=46.9%)。
Figure 0004418228
比較例4
ジメチルシリル[(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−4]の合成
クロロ(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(4.85mL、12.12mmol)を、30mLのエーテル中の、2.50gの2−メチル−4−フェニル−インデン(Boulder Scientific Company、Mw=206.29、12.12mmol、n−BuLi:2−Me−4−Ph−Ind=1:1)の溶液に0℃で滴下で添加した。その結果得られた混合物を室温で付加的に2時間攪拌し、最終的に橙色の溶液を形成した。この溶液を再び0℃に冷却し、20mLのエーテル中の、1.58mLのジクロロジメチルシランの溶液(Aldrich、Mw=129.06、d=1.064、13.03mmol、Me2SiCl2:2−Me−4−Ph−Ind=1.08:1)をゆっくり添加した。次いで、反応混合物を室温まで暖め、1時間攪拌した。最終的な麦わら色の懸濁液を真空下に濃縮し、残留物を50mLのトルエンで抽出した。抽出物を真空下で乾燥して、3.36gの麦わら色の固体を得、それはGC−MS分析および1H−NMR分光法で特徴付けがなされた。収率=92.8%.
Figure 0004418228
(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(2.72mL、6.80mmol)を、30mLのエーテル中の、1.40gの2,5−ジメチル−7H−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン(Mw=206.32、90.7%、6.15mmol、n−BuLi:MeTh2Cp=1.1:1)の溶液に−20℃で添加した。その結果得られた混合物を0℃で付加的に1時間攪拌し、最終的に暗褐色の懸濁液を形成した。この懸濁液を再び−20℃に冷却し、20mLのエーテル中の、1.90gのクロロ(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)ジメチルシラン(Mw=298.89、6.37mmol、(2−Me−4−Ph−1−Ind)SiMe2Cl:MeTh2Cp=1.04:1)をゆっくり添加した。次いで、反応混合物を室温まで暖め、2時間攪拌した。最終的な暗色溶液(殆ど黒色)を真空下に濃縮し、残留物を50mLのトルエンで抽出し、油状製品を得、それを30℃で攪拌下に30mLのペンタンで処理した。15分間攪拌の後、粉末状の固体が形成され、濾過により分離した。真空中での乾燥後、2.03gの褐色製品が回収された。
純度(GC−MSによる)=83.8%。純粋製品の収率=59.0%。
Figure 0004418228
ジメチルシリル[(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−4]の合成
Figure 0004418228
40mLのエーテル中の、2.58g(5.5mmol)の(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシランの溶液を、−70℃で7.0mLの1.6Mのn−BuLi溶液(11.2mmol)で処理した。反応混合物を室温まで到達させ、1時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、得られたジリチウム塩をヘキサン中に懸濁した。−70℃に冷却した後、1.28g(5.5mmol)のZrCl4を添加した。反応混合物を室温で一夜攪拌し、黄色の沈殿物を濾過し、エーテルで2度洗浄し、乾燥し、そしてCH2Cl2から最終的に再結晶させた。収量1.65g(48%)。標題の化合物が1H NMR分光法で特徴付けられた。
比較例5
ジメチルシランジイル[(1−(2−メチル−4−ナフチルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−5]の合成
クロロ(2−メチル−4−ナフチル−1−インデニル)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
Et2O中の1.5MのMeLi溶液(9.90mL、14.85mmol、MeLi:2−Me−4−ナフチル−1−インデン=1:1)を、45mLのEt2O中の、3.88gの2−メチル−4−ナフチルインデン(Mw=256.35、98%、14.83mmol)の溶液に0℃で滴下で添加した。添加の終点で、淡黄色の懸濁液を得た。後者を0℃で15分間保持し、次いで室温まで暖めた。1時間攪拌の後、懸濁液のアリコートを採取し、D2Oで処理し、乾燥した。CD2Cl2における、その1H NMR分析は、2−メチル−4−ナフチルインデンの、1−重水素−2−メチル−4−ナフチル−1−インデンと1−重水素−2−メチル−7−ナフチル−1−インデンの70:30の混合物(以下の1H NMR分析を参照)への完全な変換を示した。期待されたリチウム塩が定量的に得られた。次いで、それを、予め同様に0℃に冷却された、30mL中のEt2O中の、Me2SiCl2(98%、1.96g、d=1.064、MW=129.06、14.88mmol、Me2SiCl2/2−Me−4−ナフチル−1−IndLi=1:1)の溶液に0℃で添加した。反応混合物を室温まで暖め、20時間攪拌して、最終的に白色の懸濁液を形成した。この後、1H NMR分析は、出発物質の完全な変換を示した。溶媒を真空中で除去し、残留物を50mLのトルエンで抽出して、LiClを除去した。淡黄色の濾液を真空中で40℃で乾燥して、製品として淡黄色の固体を得、それをNMR分光法で分析した(5.28g)。後者は、多分C4−ナフチル結合周りの回転阻害によると思われる、1(1):1.4(2)の比率で、2つのジアステレオアイソマーの混合体として所望の製品の存在を示した。粗収率=100%。製品を、さらなる精製を行なうことなく、次の工程でそのまま使用した。
Figure 0004418228
1−(2−メチル−4−ナフチルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシランの合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(5.40mL、13.50mmol)を、100mLのシュレンクフラスコ中で、40mLのEt2O中の、2.81gの2,5−ジメチル−7H−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン(99%、Mw=206.32、13.48mmol、n−BuLi:MeTh2Cp=1.00:1)の懸濁液に攪拌下に0℃で滴下で添加した。その結果として得られた暗褐色の懸濁液を0℃で1時間攪拌し、次いで−20℃に冷却し、同様に予め−20℃に冷却された、30mLのEt2O中の、4.71gのクロロ(2−メチル−4−ナフチル−1−インデニル)ジメチルシラン(Mw=348.95、13.50mmol、2−Me−4−ナフチル−IndSiMe2Cl:MeTh2Cp=1:1)の溶液にゆっくり添加した。反応混合物を−20℃で15分間保持し、次いで室温まで暖め、そして2時間攪拌した。CH3OH(1mL)を添加し、懸濁液が褐色から黄色に変化した。溶媒を真空中で除去し、残留物を50mLのトルエンで抽出して、6.64gのピッチ−褐色の固体を得た。CD2Cl2中での1H NMR分析が、好まくない副生物の存在を示したので、固体を、最初にペンタンで、次にEt2Oで洗浄して、乾燥後に2.01gの白色粉末を得、それをNMR分光法およびGC−MSで分析した。製品は、多分C4−ナフチル結合周りの回転阻害によると思われる、約1(1):1.4(2)の比率で、2つのジアステレオアイソマーの混合体であった。分離収率=28.7%。GC−MSによる純度97.3%。GC−MSにより、ビス(2−メチル−4−ナフチル−1−インデニル)ジメチルシランが1.1重量%存在した。
Figure 0004418228
ジメチルシランジイル[(1−(2−メチル−4−ナフチルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)]ジルコニウムジクロライド[C−5]の合成
Figure 0004418228
ヘキサン中の2.5Mのn−BuLi溶液(3.40mL,8.50mmol)を、40mLのEt2O中の、2.16gの1−(2−メチル−4−ナフチルインデニル)−7−(2,5−ジメチル−シクロペンタ[1,2-b:4,3-b']−ジチオフェン)ジメチルシラン(Mw=518.81、4.16mmol、n−BuLi:リガンド=2.04:1)の黄褐色の懸濁液に、攪拌下に0℃で滴下で添加した。その結果として得られた褐色の溶液を室温までゆっくり暖め、1時間攪拌した。次いで、それを0℃に冷却し、同様に予め0℃に冷却された、20mLのトルエン中の、0.97gのZrCl4(Mw=233.03、4.16mmol、ZrCl4:リガンド=1:1)の懸濁液にゆっくり添加した。反応混合物を室温で2時間攪拌し、最終的に暗橙赤色の懸濁液を形成した。溶媒を真空中で除去し、得られた赤褐色の固体を室温で30mLの1/5(v/v)イソブタノール/トルエン混合物で処理した。15分間攪拌の後、懸濁液をG3フリット上で濾過し、濾液を捨て、一方残留物を真空中、室温で8時間乾燥させ、製品として橙色の粉末(1.41g、LiClを含まず)を得た。分離収率49.9%.
Figure 0004418228
重合実施例6〜11および比較例12〜14
共触媒メチルアルモキサン(MAO)は、入手したまま使用した市販の製品(Witco AG、10重量/容量%トルエン溶液、Al中1.7M)であった。触媒混合物を、適切な量のMAO溶液を用いて所望量のメタロセンを溶解することによって調製し、得られた溶液(Al/Zr比=500)を、オートクレーブ中に注入する前に、室温で10分間攪拌した。
重合(共通の手順)
2mmolのAl(i−Bu)3(ヘキサン中の1M溶液として)と600gのプロピレンを、予めヘキサン中のAl(i−Bu)3溶液で洗浄することにより精製し、かつプロパン気流中、50℃で乾燥させた、磁気駆動撹拌器と35−mlステンレス鋼バイアルを備え、温度調節用のサーモスタットに連結した2.5−Lジャケット付ステンレス鋼加圧釜に、室温で充填した。次いで、加圧釜を重合温度(Tp)に温度制御し、次いで触媒/共触媒混合物を含有するトルエン溶液を、ステンレス鋼バイアルを通して窒素圧により、加圧釜中に注入し、重合を1時間、恒温で行った。反応器中にCOを圧入することで重合を停止した。未反応モノマーの排出と反応器を室温まで冷却した後、ポリマーを60℃、減圧下で乾燥した。
重合条件および得られたポリマーの特徴付けデータを表1に記す。
Figure 0004418228

Claims (6)

  1. 式(I):
    Figure 0004418228
    [式中、
    Mは、ジルコニウム、チタンおよびハフニウムから構成される群から選択され;
    Xは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、R、OR、OR'O、OSO2CF3、OCOR、SR,NR2またはPR2基(式中、R置換基は、線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり、かつR’置換基は、C1〜C20のアルキリデン、C6〜C20のアリーリデン、C7〜C20のアルキルアリーリデンおよびC7〜C20のアリールアルキリデンから構成される群から選択される2価の基である)であり;
    1は、線状C1〜C20のアルキル基であり;
    2は、水素原子または線状もしくは分枝状C1〜C20アルキル基であり;
    3およびR4は、同一または異なって、水素原子または線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;またはそれらは共に、元素の周期表の13〜16族に属する1以上の異原子を任意に含有する、飽和もしくは不飽和の、縮合5または6員環を形成することができ;
    5およびR6は、同一または異なって、水素原子または線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;
    7およびR8は、同一または異なって、水素原子または線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;
    Aは、同一または異なって、硫黄(S)原子または酸素(O)原子であり;
    Qは、記号*で示された位置でインデニルと結合する式(IVa)または (IVb):
    Figure 0004418228
    である(式中、
    式(IVa)において、R14は線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり;
    式(IVb)において、R13およびR15は線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基であり、R14は水素原子または線状もしくは分枝状、C1〜C20アルキル、C3〜C20シクロアルキル、C6〜C20アリール、C7〜C20アルキルアリールまたはC7〜C20アリールアルキル基である。)]のメタロセン化合物。
  2. 式(Ia)または(Ib):
    Figure 0004418228
    (式中、M、X、R1、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、請求項1に記載された意味を有し;
    2は、線状もしくは分岐状C1〜C20アルキル基であり;
    3およびR4は、共に縮合して飽和の5または6員の脂肪族環を形成する)
    を有する請求項1に記載のメタロセン化合物。
  3. 式(V)
    Figure 0004418228
    (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、請求項1に記載された意味を有する)
    の化合物およびその二重結合異性体。
  4. a)式(I):
    Figure 0004418228
    (式中、M、X、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、請求項1に記載された意味を有する)
    のメタロセン化合物;
    b)アルモキサンまたはアルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物;および
    c)任意に有機アルミニウム化合物
    を接触させることで得ることができるアルファ−オレフィンの重合用触媒。
  5. 式CH2=CHZ(式中、Zは、水素原子またはC1〜C20アルキル基である)の1以上のアルファ−オレフィンと、
    a)式(I):
    Figure 0004418228
    (式中、M、X、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、AおよびQは、請求項1に記載された意味を有する)
    のメタロセン化合物;
    b)1以上の、アルモキサンまたはアルキルメタロセンカチオンを形成し得る化合物;
    および
    c)任意に有機アルミニウム化合物
    の接触により得ることができる触媒系とを重合条件下で接触させる工程からなる、1以上のアルファ−オレフィンの重合方法。
  6. アルファ−オレフィンが、エチレン、プロピレンおよび1−ブテンから構成される群から選択される請求項5に記載の方法。
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