JP2001515315A - ロータリドラムスキャナにフィルム透明画を取り付ける方法および装置 - Google Patents

ロータリドラムスキャナにフィルム透明画を取り付ける方法および装置

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JP2001515315A JP2000509216A JP2000509216A JP2001515315A JP 2001515315 A JP2001515315 A JP 2001515315A JP 2000509216 A JP2000509216 A JP 2000509216A JP 2000509216 A JP2000509216 A JP 2000509216A JP 2001515315 A JP2001515315 A JP 2001515315A
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アレン リチャード ドレッシュ
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アイシージー リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 走査を行うために、ロータリドラムスキャナのドラム(1)上に透明画(13)を取り付ける装置および方法を開示する。本発明の装置は、ドラム(1)内に液体を分配するように配置され、かつ充分に高い速度でのドラム(1)の回転により液体を透明画(13)の表面上に移動させて、該表面上に液体の膜を形成するように配置された液体分配装置(8)を有し、前記透明画はドラム(1)の内面に当接して配置される。ドラム(1)が回転されたときに、該ドラムから液体が逃散することを防止するために、本発明の装置は更に、ドラム(1)内に同心状に配置される環状チャンネル(7)の形態をなす液体ストップ(5)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、グラフィック複写工程でフィルム透明画(film transparencies) を取り付ける技術に関し、より詳しくは、走査を行うために、ロータリドラムス
キャナのドラムに透明画を取り付ける装置および方法に関する。
【0002】 (背景技術) 例えば、雑誌その他のグラフィック作品を作成する現代的な方法は、フィルム
透明画を電子的に走査し、これに含まれる情報をデジタル形態で記憶する必要が
ある。ロータリドラムスキャナは、カラー透明画から色情報および陰影情報を走
査するのに使用され、ロータリドラムスキャナは、透明画を取り付け、その後、
或る速度で回転される透明ドラムを有している。次に、回転ドラムに対し、読取
りヘッドが直線的に移動され、透明画の情報を取得する。
【0003】 在来、透明画は、乳剤側が外方を向きかつフィルムのセルロイド裏当て材料側
がドラムの表面と接触するようにして、接着テープを用いてドラムの外面に取り
付けられる。ニュートンリングの問題を軽減するため、フィルムとドラムの外面
との間には、ラッカー、抗ニュートンリングパウダまたは特殊な取付けオイルが
配置される。 透明画とドラムとの光学的カップリングを更に改善するため、透明画を外面に
二重オイル取付けすることも知られている。この方法は、オイル取付けされる透
明画の表面上に透明画重ねシートを配置し、更に透明画の外面と重ねシートとの
間に別のオイル層を設ける段階を有している。
【0004】 オイルの逃散を防止するため、重ねシートはきつく固定される。このような方
法は有効であることが判明しているが、多数の欠点も有している。第1に、この
方法は、スキャナからドラムを取り外す必要があるため時間を要し、これが走査
の作業量を制限することである。第2に、二重オイル取付け法は、オイル層から
全ての気泡を確実に排除するのに、かなりの手先の器用さを必要とすることであ
る。第3に、この技術は、非常に汚れ易い作業であるため、通常、走査後に透明
画を洗浄してあらゆるオイル残留物を除去する必要があることである。
【0005】 また、本出願の出願人の所有する英国特許GB 2276016号には、ドラムが回転す
るときの遠心力を用いて透明画をドラムの内面に接触させることによりフィルム
透明画を取り付ける方法が提案されている。この方法の明言された長所は、オイ
ルの使用をなくすことができることである。また、この英国特許には、フィルム
透明画の乳剤側をドラムの内面と接触させて透明画を取り付けることにより、ニ
ュートンリングに付随する問題が最小限度に抑えられることが開示されている。
この構成は迅速かつ有効であるが、依然として或る種の問題を有している。 第1に、本出願の発明者は、この構成がニュートンリングの効果を最小にする
が、ニュートンリングの効果を完全になくすことができないことを知っている。
第2に、この方法は、透明画またはドラムの表面上の引っ掻き傷または他の汚染
物質が、走査画像のクオリティに与える効果を殆ど軽減できない。
【0006】 (発明の開示) 本発明は、既知の構成の問題の少なくとも一部を解消させる努力においてなさ
れたものである。 本発明によれば、走査を行うために、ロータリドラムスキャナのドラム上に透
明画を取り付ける方法であって、ドラムの内面上に透明画を取り付ける段階と、
ドラムの内面上に液体を供給する段階と、液体を透明画の表面上に移動させて該
表面上に液体の膜を形成するのに充分な高い速度でドラムを回転させる段階とを
含むことを特徴とする方法が提供される。液体が透明画の表面上を移動するとき
に、あらゆる気泡または流体中の塵埃粒子が自動的に追い出されることは理解さ
れよう。また、液体の膜が透明画の表面上のあらゆる引っ掻き傷または凹凸を埋
め、これらによるあらゆる光学的効果が低減される。
【0007】 有利には、本発明の方法は、ドラムが回転されたときに透明画とドラムの内面
との間に液体の膜(液体フィルム)が形成されるように、ドラムの湾曲内面と透
明画との間に液体を供給する段階を含む。この液体の膜は、透明画とドラムとの
間の光学的カップリングを改善し、これによりニュートンリングの効果が消滅す
る。また、この液体の膜は、ドラムの表面上のあらゆる凹凸または引っ掻き傷を
充填する。光学的カップリングを更に改善するには、液体が、ドラムおよび透明
画の屈折率と同等または実質的に同じ屈折率をもつものであるのが有利である。
【0008】 これとは別に、または上記に加え、本発明の方法は、ドラムが回転されたとき
に、ドラムの内面から遠い側の透明画の表面上に液体の膜が形成されるようにド
ラムの内部に液体を供給する段階を含むのが好ましい。ドラムの回転により実質
的に均一である液体の膜が、透明画の表面上の引っ掻き傷その他の凹凸の効果を
低減させる。また、ドラムが或る速度まで回転されるときにフィルム透明画の表
面上を液体が通る作用は、塵埃その他の汚染粒子を除去する洗浄効果を有する。
この洗浄効果は、走査解像度を更に高めることが判明している。
【0009】 好ましくは、本発明の方法は更に、ドラムがひとたび回転されたときに液体を
捕捉する液体トラップを設ける段階を更に含み、これにより、液体がスキャナに
損傷を与えることが防止される。 ドラム内に配置できる液体リザーバを設けかつ該リザーバ内に液体を入れるこ
とによりドラムの内部に液体を供給し、ドラムの回転により、液体をリザーバか
ら透明画の表面上に移動させ、ドラムの内面から遠い側の透明画の表面上に液体
の膜を形成することが便利である。 好ましくは、本発明の方法は更に、ドラムが回転される前に、ドラムの湾曲内
面と透明画との間に液体を供給する段階を含み、これにより、液体の膜が透明画
の両面上に形成され、透明画が「実質上の(仮想の)」液体ドラム内に配置され
ることになる。液体が透明画と実質的に同じ屈折率を有する有効光学表面の数は
2(ドラムおよび「実質上の(仮想の)」ドラム)だけであり、これが、走査性
能を一層向上させる。
【0010】 便宜上、ドラムの内面と透明画との間に液体を供給し、ドラムを回転させるこ
とによりドラムの湾曲内面上に液体の膜を形成し、次にドラムの内面上に透明画
を取り付ける。別の構成として、液体は、ドラムが回転される前に、例えば、ピ
ペットを用いて透明画とドラムとの間に直接供給することもできる。 好ましくは、本発明の方法は更に、ドラムが回転されたときに、ドラムからの
液体の逃散を防止する液体ストップを設ける段階を含む。 本発明の方法は、透明画をドラムの内面に対して押し付けるのに充分な高い速
度までドラムが回転される間に、透明画を所定位置に保持する段階を更に含むの
が有利である。これは、透明画を挿入できるクリップを設けることにより便利に
達成される。
【0011】 本発明の他の観点によれば、走査を行うために、ロータリドラムスキャナのド
ラム上に透明画を取り付ける装置であって、スキャナのドラム内に液体を分配す
るように配置されかつ充分に高い速度でのドラムの回転により液体を透明画の表
面上に移動させて該表面上に液体の膜を形成するように配置された液体分配装置
を有し、透明画はドラムの内面に当接して配置できることを特徴とする装置が提
供される。 本発明の装置の好ましい実施形態では、液体分配装置は、ドラムの内部に配置
できる液体リザーバを有している。リザーバは、最も便利には環状チャンネルを
含み、該チャンネル内には液体が入れられかつ該チャンネルはドラム内に同心状
に配置される。便宜上、環状チャンネルは、既存のスキャナのドラム内に挿入で
きる別のインサートで構成できる。
【0012】 液体リザーバは2つ以上の隔室に分割され、ドラムが静止しているときにリザ
ーバの周囲に液体を均一に保持することを補助するように構成するのが有利であ
る。このような構成は、ドラムが垂直でない軸線の周りで回転されるときに特に
有効である。液体リザーバのチャンネルは、洗浄を容易にする輪郭を有すること
が好ましい。例えば、チャンネルは、実質的に指状の輪郭にすることができる。 本発明の別の実施形態では、液体分配装置は、ドラムの外部(例えばスキャナ
の本体内)に配置することができ、本発明の装置は、ドラムの一端を通してドラ
ム内に液体を分配する手段を更に有することが理解できる。これは、例えば、ポ
ンプを備えた液体タンクを用いて達成され、ドラムの開放端を通して、またはド
ラムの回転に使用されるハブを通して液体を分配することができる。
【0013】 このような構成では、ドラムがひとたび回転されたときに液体を捕捉する液体
トラップを設けるのが更に好ましく、これは、ドラム内に同心状に配置できる環
状チャンネルで形成するのが便利である。環状チャンネルは、液体を捕捉しかつ
保持するための吸収材料を収容していることが好ましいが、液体の移動方向とは
反対の方向を向いたチャンネルの縁部に設けたリップのような他の構成を使用す
ることもできることが理解できる。
【0014】 上記全ての装置において、ドラムが回転されたときに、ドラムからの液体の逃
散を防止するように配置された液体ストップを更に設けることが好ましい。最も
便利な態様では、液体ストップは、ドラム内またはドラム上に同心状に配置でき
かつ洗浄が容易な輪郭を有する環状チャンネルの形態に構成される。 本発明の装置の特に好ましい形態では、ドラムが、実質的に垂直な軸線または
該軸線に対して小さい角度で傾斜する軸線の回りで回転されるとき、液体リザー
バがドラムの下端部に配置され、かつ液体ストップがドラムの上端部に配置され
る。このような構成では、多数の透明画がドラムの内面の一領域の取り付けられ
る場合(すなわち、透明画が、ドラムの内面の回りで周方向に均一間隔を隔てて
配置されない場合)でも、ドラムのあらゆるインバランスが自動的に補償される
。ドラムバランスの改善により振動が低減し、従ってよりシャープな走査が可能
になることがわかる。
【0015】 上記の本発明の装置の使用により透明画とドラムの内面との間の気泡形成は事
実上なくなることが判明しているが、本発明の装置には更に、ドラムが回転され
る前に透明画の表面とドラムの湾曲内面との間に液体を供給する手段を設けるこ
とが好ましい。ドラムが回転されると、透明画は遠心力によりドラムの内面に向
かって押し付けられ、液体は透明画の表面上を移動されて、透明画とドラムの内
面との間に液体の膜を形成する。液体が表面上を移動すると、あらゆる気泡が液
体の膜から自動的に追い出される。 好ましくは、本発明の装置は更に、透明画をドラムの内面に対して押し付ける
のに充分な高い速度でドラムが回転されるまで、透明画を所定位置に保持する手
段を有する。この手段は、ドラムの内面に対して透明画の少なくとも1つの縁部
を押し付けることができるように配置されたクリップで構成するのが便利である
【0016】 上記液体リザーバを使用する場合には、クリップは、ドラムの湾曲内面と環状
チャンネルの外面との間に形成されたニップのように、液体リザーバの一体部分
に形成されることが好ましい。 洗浄効果を一層高めるため、液体は洗浄剤を含有するのが好ましい。また、液
体は、ドラムの内面上での液体の移動の観察を補助するための染料を含有するの
が好ましい。これは、作業者が、均一な液体の膜が形成された時期、従って走査
を開始すべき時期を決定することを可能にする。最適な光学的性能を得るために
は、液体は、ドラムの屈折率と実質的に等しい屈折率を有することが好ましい。 本発明の更に別の態様によれば、上記装置を組み込んだドラムまたはロータリ
ドラムスキャナが提供される。
【0017】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、本発明を例示する添付図面を参照して、本発明による装置を説明する。 図1を参照すると、ここにはロータリドラムスキャナのドラム1が示されてい
る。ドラム1は透明材料で作られており、かつ、軸線2の回りで回転できる。ド
ラム1の下端部にはハブ3が取り付けられており、該ハブ3は、ドラム1および
ハブ3を、ロータリドラムスキャナの駆動機構(図示せず)に対して着脱可能に
連結するためのロック機構(その全体をサ参照番号4で示す)を有する。 ドラム1の上方開端部には環状キャップ5(以下、オイルストップまたは液体
ストップと呼ぶ)が取り付けられている。オイルストッ5は、ドラム1の壁と同
心状に内方に延びている部分5aを有している。部分5aは、ドラム1の内面と
協働して環状チャンネル7を形成し、該環状チャンネル7の目的は後述する。オ
イルストップ5はまた、ドラム1の内部へのアクセスを可能にする円形孔6を形
成する。
【0018】 ドラム1の下端部には環状インサート8(以下、オイルリザーバまたは液体リ
ザーバと呼ぶ)が設けられている。オイルリザーバ8は、ドラム1の壁と同心状
に延びている部分8aを有している。この部分8aは、ドラムの内面と協働して
環状チャンネル9を形成している。オイルリザーバ8は、環状チャンネル9が取
付けオイル10を保持できるように、接着剤を用いてドラムに対しシールされる
。オイルリザーバ8はまた、走査時に、ロータリドラムスキャナの走査ヘッドが
ハブ3を通ってドラム1の内部に入り得るようにする円形孔11を形成している
。これとは別に、ロータリドラムスキャナの走査ヘッドを、ドラム1の開端部を
通してドラム1内に入れることも本発明の範囲内にあることは理解されよう。 透明画13の下縁部がドラム1の内面と接触するように保持する透明画クリッ
プ12が設けられている。用語「透明画(transparency)」は、走査すべき色情
報および/または陰影情報を有する画像を含むあらゆる材料を包含する。従って
、この用語は、陽画または陰画、モノクロまたはカラーの透明画および「コピー
ドット」フォーマットの透明画の画像にも適用されるものであることに留意され
たい。透明画クリップ12は透明ポリエステルフィルム14のストリップを含み
、該フィルム14の下部は、接着剤15によりドラム1の内面に固定されている
。かくして、フィルム14はその上縁部の周囲にニップを形成し、該ニップ内に
透明画13を容易に挿入できる。
【0019】 作動に際し、走査すべき透明画13の縁部が透明クリップ12に押し付けられ
る。透明画13とドラム1の内面との間には数滴の取付けオイル16が滴下され
(これは、ピペット17を用いて行うのが最も便利である)、透明画13がドラ
ム1と接触するように押し付けられる。オイルリザーバ8のチャンネル9は、取
付けオイル10で満たされている。取付けオイル10は、好ましくは、ドラム1
および透明画13と同じまたは同程度の屈折率を有する透明液体である。しかし
ながら、本発明は、例えば液体パラフィン等の他の液体にも適用される。 ドラム1が回転されると2つの事象が生じる。 第1に、透明画13が遠心力によりドラム1の内面に押し付けられ、これによ
りオイルが透明画の全面に広げられ、透明画の下面からあらゆる気泡が追い出さ
れる。これにより、透明画とドラムの内面との間に実質的に均一な油膜が形成さ
れる。この油膜は、透明画13とドラム1の内面との良好な光学的接触を確保す
る。この優れた光学的カップリングにより、ニュートンリング効果が除去され、
高解像度の走査が可能になる。
【0020】 第2に、オイルが、オイルリザーバ8から、ドラム1の内面上およびドラム1
から遠い側の透明画13の表面上に上昇する。オイルは、ドラム1の内面全体お
よびドラム内側の透明画全面(すなわち、ドラムの内面から遠い側の透明画の表
面)に亘って均一膜を形成するまでドラムの内面を上昇し続ける。ドラム1の頂
部に到達したオイルは、オイルストップ5によりドラムからの逃散が防止される
。ドラム1の回転により、透明画を覆う薄い油膜が高度に均一になることが確保
される。この薄い油膜は、透明画の表面上の引っ掻き傷その他の凹凸を大幅に低
減させることを確保する。また、透明画の表面上を移動するオイルが、塵埃その
他の汚染物質を除去する洗浄効果を有することが判明している。この洗浄作用を
更に高めるため、オイルに浄化剤を添加することができる。また、ドラム1の内
面の一領域上に多数の透明画が取り付けられた場合(すなわち、ドラムの内面に
沿って透明画が周方向に均一な間隔を隔てて配置されない場合)でも完全なドラ
ムバランスが自動的に達成されることも判明している。この優れたドラムバラン
スにより、スキャナの振動が低減されかつ走査画像のクオリティが向上される。
【0021】 本発明の他の実施形態では、取付けオイルが、例えばフルオレセイン等の染料
または他の蛍光染料を含有している。紫外線でドラムを照射することにより、ド
ラムの表面上でのオイルの移動を容易に観察でき、作業者は、均一油膜が形成さ
れた時点、および走査を開始すべき時点を決定できる。走査された画像の色に染
料が及ぼすあらゆる効果は、スキャナの走査に使用されるソフトウェアにより補
償される。
【0022】 図2を参照すると、ここには、本発明の好ましい実施形態による装置を組み込
んだロータリドラムスキャナのドラムが示されている。同一性のため、図1に示
された部品と均等な部品には同じ参照番号が使用されている。装置のこの好まし
い形態は、ドラムが、垂直に対して小さい角度で傾斜する軸線2の回りで回転で
きるロータリドラムスキャナに使用するのに特に適している。図示の例は、垂直
に対して15°の角度で傾斜したドラムに使用するためのものである。図3aか
ら明らかなように、オイルリザーバ8のチャンネル9は多数(図示の例では6つ
)の隔室18に分割されている。リザーバをこのように分割すると、ドラム1が
静止しているときにドラムの周囲にオイルを均一に保持する補助をする。オイル
リザーバ8の洗浄を容易にするため、チャンネルの底部は、図3bから明らかな
ように滑らかな湾曲状の輪郭にして、作業者が指を用いてチャンネル9の表面を
容易にぬぐうことができる輪郭にするのが好ましい。リザーバの洗浄を更に補助
するため、分割壁19の内表面も図3aに示すように湾曲状にする。 図1のリザーバと同様に、リザーバ8は、既存のドラム内に配置できる環状イ
ンサートを含む。この好ましい態様では、リザーバ8内には、環状チャンネル9
が既に形成されている。この構造の特別な長所は、透明画クリップ12をインサ
ート8の一体部分として形成できることである。図3bの拡大断面図から最も明
らかなように、リザーバ8の湾曲外面にはえぐり部(rebate)20が形成されて
いる。えぐり部20の半径方向深さはフィルム透明画の厚さにほぼ等しい寸法を
有し、このため、リザーバ8がドラム内に嵌合されると、えぐり部20はドラム
の内面と協働して、透明画13を保持できるニップを形成する。オイル10がリ
ザーバ8からドラム1の内面上に移動することを補助するため、リザーバ8の外
周壁はドラムの方向にテーパ状になっている。
【0023】 この装置の作動は、図1の装置について説明した作動と全く同じである。この
実施形態のオイルストップ5はチャンネルが一体成形された端キャップとして形
成されているが、その機能は、ドラムが回転するときにオイルがドラムから逃散
することを防止する点で同じである。従って、オイルリザーバ8および/または
オイルストップ5の幾何学的形状は、必ずしも図示したものに限定する必要はな
い。例えば、オイルリザーバ8およびオイルストップ5はドラム1の一体部分と
して形成することもでき、或いはリザーバの場合にはハブ3の一体部分として形
成することもできる。
【0024】 上記両実施形態の場合には、ドラムが回転される前に、透明画13とドラム1
の内面との間に数滴のオイル16を滴下するのが好ましい。しかしながら、これ
は好ましいことではあるが、本発明にとって重要なことではない。なぜならば、
このような構造では、ドラムが或る速度で回転されると、透明画が「事実上」の
オイルドラム内に配置されるからである。ドラム1の回転により、この「事実上
」のオイルドラムは非常に均一である。 透明画13とドラムの内壁との間にオイルを導入する別の方法は、前の走査に
よりドラムの表面上に残っているオイルの薄層を用いて行われる。これは、透明
画が全く取り付けられていない状態で、ドラムの内面上に薄い油膜が形成される
速度までドラムを回転し、ドラムを停止し、透明画を挿入し、次にドラムを或る
速度まで回転させることにより最も良く達成される。
【0025】 ここで図4aおよび図4bを参照すると、ここには本発明による別の装置を組
み込むドラムが示されている。この実施形態では、オイルリザーバ8は、オイル
または液体トラップ22に置換されている。幾何学的形状に関し、オイルトラッ
プ22は、環状チャンネル23が形成されている環状インサートからなる点で、
オイルリザーバ8に非常に良く似ている。図3aおよび図3bのオイルリザーバ
8と同様に、インサートの外面にはえぐり部20が設けられており、該えぐり部
20はドラムの内面と協働して、透明画をクリップ止めできるニップを形成する
。 このえぐり部20は、図4aの拡大部分に最も明らかに示されている。環状チ
ャンネル23の基部には、吸収材料24の層が設けられている。
【0026】 この装置の作動に際し、透明画はクリップ12の内面に固定され、透明画とド
ラムの内面との間に数滴のオイルが滴下される。ドラムは、透明画をドラムに対
して充分に押し付けることができる高い速度まで回転され、これによりあらゆる
気泡が油膜から追い出され、透明画が走査される。透明画の下から追い出されて
ドラムの内面を上昇し、ドラムの頂部に到達した全てのオイルは、オイルトラッ
プ5により逃散が防止される。ひとたび走査が完了してドラムの回転が停止され
ると、ドラムの内面に沿って下降する全てのオイルは、オイルトラップ22の吸
収材料24により捕捉されかつ保持される。オイルトラップ22は周期的に空に
されかつ洗浄される必要があることは理解されよう。これは、吸収材料24を交
換することにより最も便利に達成される。吸収材料24のリングの容易な除去を
可能にするため、チャンネル23の内壁には、図4bに示すように2つのスロッ
ト25が設けられている。
【0027】 図5を参照すると、ここには、本発明の更に別の実施形態による装置が組み込
まれたロータリドラムスキャナの概略図が示されている。ここに示すロータリド
ラムスキャナは、例えば本願に援用する英国特許GB 2280813号に開示されている
ような既知の形式のものである。知られているように、ドラム1およびハブ3は
、ベアリング組立体27内に回転可能に支持された駆動ハブ26に着脱可能に取
り付けられる。駆動ハブ26は、モータ28により、駆動ベルト29を介して回
転される。スキャナはまた、全体としてU形のキャリジ34のそれぞれのアーム
32、33に取り付けられた光源30および読取りヘッド31を含む走査組立体
を有している。光源30を支持するアーム32は駆動ハブ26の同心状ボアを通
って延びており、一方、アーム33はナット35を支持している。該ナット35
は、ねじ駆動装置36と協働して、キャリジ34をドラム1の領域内に入るよう
に上昇させ、またはドラム1の領域外に出るように下降させて、走査を行う。ね
じ駆動装置36は電気モータ37により駆動される。
【0028】 本発明によれば、ロータリドラムスキャナはまた、取付けオイル39を収容す
るオイルリザーバすなわちタンク38を有している。リザーバ38からのオイル
は、ポンプ40により吸引され、チューブ1を通ってドラム1内に導入される。
チューブ41は駆動ハブ26およびハブ3の同心状ボアを通ってドラム1の内部
へと延びており、ドラム1の内面に近接した位置にオイルを分配する。ドラム1
はまた、透明画を取り付けるための適当な透明画クリップを有している。図示の
ように、これはオイルトラップ22の一体部分として形成される。 作動に際し、ドラムが或る速度まで回転されると、スキャナは、ポンプ40の
スイッチを自動的にオンにし、ドラム内にオイルを導入する。オイルは、ドラム
の内面および透明画の上を通って上昇し、前述のように油膜を形成する。ドラム
の頂部に到達する全てのオイルは、オイルストップ5により逃散が防止される。
ひとたび走査が完了すると、ドラムの回転が停止され、全ての過剰オイルはオイ
ルトラップ22により捕捉される。
【0029】 図示の実施形態には、本発明の範囲内で種々の変更を施すことができる。例え
ば、ドラム内への液体の他の導入方法を考えることができ、例えばドラムの開端
部を通して、重力の作用によりオイルを導入することができる。また、ドラム1
は、垂直または垂直に対して小さい角度で傾斜した軸線2の回りで回転されるも
のを示したが、これは本発明にとって重要なことではなく、他のドラム方向に本
発明を適用することを考えることができる。 また、オイルリザーバに関連するオイルトラップの使用を考えることができる
。例えば一実施形態として、オイルトラップをリザーバの一体部分として形成し
、オイルトラップのチャンネルがリザーバの最外方でかつリザーバのチャンネル
と同心状になるように配置することができる。リザーバの最外壁は例えば半径方
向に延びるリップを備えた輪郭に形成し、これにより、ドラムが回転されてオイ
ルがリザーバを出るときに、オイルトラップのチャンネルを飛び越えて、ドラム
の内面に到達するように構成できる。ドラムが減速されて最終的に停止されると
、オイルはドラムの内面に沿ってトラップ内に下降し、該トラップ内に保持され
る。
【0030】 オイルストップ5は、ドラムが回転するときにオイルがドラムの開端部から逃
散することを防止し、これは本発明の好ましい特徴である。オイルがドラムの開
端部に到達するか否かを大きく決定するものは、ドラムの回転の周速度と、ドラ
ム内のオイルの量と、ドラムの長さと、オイルの粘度との組合せであることが理
解されよう。従って、別の実施形態では、オイルトラップを省略し、かつオイル
リザーバ9が収容するオイルを少量にして、ドラムが回転されたときに油膜がド
ラムの開端部まで到達しないように構成することもできる。しかしながら、この
ような構成では、ドラムの全長を走査に使用することは不可能である。
【0031】 上記全ての実施形態では、透明画はドラムの内部に配置され、液体はドラム内
に分配され、かつドラムは、液体が透明画の上を移動して透明画上に液体の膜を
形成できる充分に高い速度で回転されることが理解されよう。前述のように、こ
の液体の膜は、透明画の表面とドラムの内面との間、またはドラムの内面から遠
い側の透明画の表面上、またはこれらの両方に形成される。液体が透明画の表面
上を移動できるように液体を分配しまたは導入する方法で独創的であると考えら
れるものは、経験がない作業者でも迅速かつ有効に透明画を取り付けることがで
きるこの取付け方法である。これは、液体が透明画の表面上を移動して、あらゆ
る気泡または他の汚染物質が自動的に追い出された膜を形成できるからである。
これに対し、既知の取付け構造では、取付けオイルが固定的に収容されていて、
ドラムが回転されるときに移動できないようにすることに大きな注意を払わなく
てはならない。従って、既知の取付け方法は、気泡が自動的に追い出されないた
め気泡が全く存在しないようにするにはかなりの専門的技術を必要とする。 要約すれば、本発明は、ドラムの回転により液体を透明画の表面上に移動させ
、該表面上に液体の膜を形成できるように液体をドラム内に分配することにある
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置が組み込まれたドラムの断面図である。
【図2】 本発明による好ましい装置が組み込まれたドラムを示す断面図である。
【図3a】 図2の装置の液体リザーバを示す平面図である。
【図3b】 図3aの線A−Aにおける液体リザーバを示す断面図である。
【図4a】 本発明による別の装置が組み込まれたドラムおよび液体トラップの拡大部分を
示す断面図である。
【図4b】 図4aの装置の液体トラップを矢印Bの方向から見た平面図である。
【図5】 本発明の更に別の観点による装置が組み込まれたロータリドラムスキャナを示
す概略図である。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査を行うために、ロータリドラムスキャナのドラム上に透
    明画を取り付ける方法であって、 ドラムの内面上に透明画を取り付ける段階と、 ドラムの内面上に液体を供給する段階と、 液体を透明画の表面上に移動させて該表面上に液体の膜を形成するのに充分な
    高い速度でドラムを回転させる段階とを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記ドラムが回転されたときに透明画とドラムの内面との間
    に液体の膜を形成するように、ドラムの湾曲内面と透明画との間に液体を供給す
    る段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ドラムが回転されたときに、ドラムの内面から遠い側の
    透明画の表面上に液体の膜が形成されるようにドラムの内部に液体を供給する段
    階を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ドラムがひとたび回転されたときに液体を捕捉する液体
    トラップを設ける段階を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ドラム内に配置できる液体リザーバを設けて、該リザー
    バ内に液体を入れる段階を更に有し、ドラムの回転により、液体をリザーバから
    透明画の表面上に移動させ、ドラムの内面から遠い側の透明画の表面上に液体の
    膜を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ドラムが回転される前に、ドラムの湾曲内面と透明画と
    の間に液体を供給する段階を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ドラムを回転させることによりドラムの内面と透明画と
    の間に液体を供給し、ドラムの湾曲内面上に液体の膜を形成して、次に、ドラム
    の内面上に透明画を取り付ける段階を含むことを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記ドラムが回転されたときに、ドラムからの液体の逃散を
    防止する液体ストップを設ける段階を更に含むことを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記透明画をドラムの内面に対して押し付けるのに充分な高
    い速度までドラムが回転される間に、透明画を所定位置に保持する段階を更に含
    むことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 走査を行うために、ロータリドラムスキャナのドラム上に
    透明画を取り付ける方法であって、添付図面の図1、図2または図3に関連して
    示しかつ説明したものと実質的に同じであることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 走査を行うために、ロータリドラムスキャナのドラム上に
    透明画を取り付ける装置であって、スキャナのドラム内に液体を分配するように
    配置されかつ充分に高い速度でのドラムの回転により液体を透明画の表面上に移
    動させて該表面上に液体の膜を形成するように配置された液体分配装置を有し、
    前記透明画はドラムの内面に当接して配置されることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 前記液体分配装置は、ドラムの内部に配置できる液体リザ
    ーバを有することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記液体リザーバは、ドラム内に同心状に配置できる環状
    チャンネルを有することを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記液体リザーバは2つ以上の隔室に分割されていること
    を特徴とする請求項12または請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記液体リザーバのチャンネルは、洗浄を容易にする輪郭
    を有することを特徴とする請求項13または請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記チャンネルは、実質的に指状の輪郭を有することを特
    徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記液体分配装置は、ドラムの外部に配置することができ
    、ドラムの一端を通してドラム内に液体を分配する手段を更に有することを特徴
    とする請求項11に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ドラムがひとたび回転されたときに液体を捕捉する液
    体トラップを更に有することを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記液体トラップは、ドラム内に同心状に配置できる環状
    チャンネルを有することを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記環状チャンネルは、液体を捕捉するための吸収材料を
    収容していることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記ドラムが回転されたときに、ドラムからの液体の逃散
    を防止するように配置された液体ストップを更に有することを特徴とする請求項
    11〜請求項20のいずれか1項に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記液体ストップは、ドラム内に同心状に配置できる環状
    チャンネルを有することを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記液体ストップのチャンネルは、洗浄を容易にする輪郭
    を有することを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記ドラムが、実質的に垂直な軸線または該軸線に対して
    小さい角度で傾斜する軸線の回りで回転されるとき、液体リザーバがドラムの下
    端部に配置され、かつ液体ストップがドラムの上端部に配置されることを特徴と
    する請求項21〜請求項24のいずれか1項に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記ドラムが回転される前に透明画の表面とドラムの湾曲
    内面との間に液体を供給する手段を更に有することを特徴とする請求項11〜請
    求項22のいずれか1項に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記透明画をドラムの内面に対して押し付けるのに充分な
    高い速度でドラムが回転されるまで、透明画を所定位置に保持する手段を更に有
    することを特徴とする請求項11〜請求項25のいずれか1項に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記保持手段が、ドラムの内面に対して透明画の少なくと
    も1つの縁部を押し付けることができるように配置されたクリップを含むことを
    特徴とする請求項26に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記クリップは液体リザーバの一体部分に形成されている
    ことを特徴とする請求項12〜請求項16、または請求項27のいずれか1項に
    記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記クリップは、ドラムの湾曲内面と環状チャンネルの外
    面との間に形成されたニップを含むことを特徴とする請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記液体には洗浄剤が含有されていることを特徴とする請
    求項11〜請求項29のいずれか1項に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記液体には、ドラムの内面上での液体の移動の観察を補
    助するための染料が含有されていることを特徴とする請求項11〜請求項30の
    いずれか1項に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記液体は、ドラムの屈折率と実質的に等しい屈折率を有
    することを特徴とする請求項11〜請求項31のいずれか1項に記載の装置。
  33. 【請求項33】 走査を行うために、ロータリドラムスキャナのドラム上に
    透明画を取り付ける装置であって、添付図面の図1、図2または図3に関連して
    示しかつ説明したものと実質的に同じであることを特徴とする装置。
  34. 【請求項34】 請求項11〜請求項33のいずれか1項に記載の装置が組
    み込まれていることを特徴とするロータリドラムスキャナ用ドラム。
  35. 【請求項35】 請求項11〜請求項34のいずれか1項に記載の装置が組
    み込まれていることを特徴とするロータリドラムスキャナ。
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GB9718229D0 (en) 1997-11-05
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