JP2001515062A - アミド酸フェニルエステルスルホネートの調製方法および/または精製方法 - Google Patents

アミド酸フェニルエステルスルホネートの調製方法および/または精製方法

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JP2001515062A JP2000509688A JP2000509688A JP2001515062A JP 2001515062 A JP2001515062 A JP 2001515062A JP 2000509688 A JP2000509688 A JP 2000509688A JP 2000509688 A JP2000509688 A JP 2000509688A JP 2001515062 A JP2001515062 A JP 2001515062A
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ジェフリー、スコット、デュポン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C303/44Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/32Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of salts of sulfonic acids

Abstract

(57)【要約】 本発明は、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を調製するための方法に関する。本方法は、(a)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート供給源を供給する工程;(b)前記供給源を水系精製システムと混合して精製混合物を得る工程であって、前記水系精製システムは、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート対水の比が約1:0.05〜約1:50の範囲で、好ましくは約1:0.1〜約1:40の範囲で水が存在する工程;(c)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を前記精製混合物から分離する工程;および(d)前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を集める工程を含む。好ましい実施形態において、精製混合物は、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、およびその混合物などの処理補助剤を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、アミド酸フェニルエステルスルホネートの調製方法および/または
精製方法に関する。より詳細には、本発明は、4−スルホフェニル−[(1−オ
キシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を調製するための方
法に関する。
【0002】
【背景技術】
洗濯用洗剤、衣類柔軟剤などの単位コストが低い消費者用品において使用され
る成分の合成は製造者にとっては大きな関心事である。実際、成分の低コストで
の合成は、消費者用製品を市場に送り出すときの典型的な制限段階である。洗濯
用洗剤などの消費者用品における成分の数は非常に多いために、個々の成分の費
用は、累積的な製品コストを妥当な範囲内に保つために最小限にしなければなら
ない。消費者用品の成分を製造することに伴う費用は、多くの場合、そのような
成分を作製するために使用される原材料の費用によるか、あるいはそのような製
造において必要とされる複雑な反応およびプロセス化学による。従って、製造者
は、安価な原材料または単純化された反応系列の両方に関する研究を行い続けて
いる。
【0003】 アミド酸フェニルエステルスルホネートは、洗濯用洗剤および他のタイプの漂
白剤含有洗浄用組成物における漂白活性化剤として役立ち得る一群の物質である
。そのような活性化剤は、衣料染料に対する色の損傷が最小限である優れた漂白
性能、良好な洗濯機適合性、および洗濯時の良好なにおい特性を含むいくつかの
望ましい性質を有する。このような物質は安価な原材料から得られる可能性を有
しているが、その合成は幾分か複雑であり、そして典型的には、溶媒の使用を含
む。最終製品における着色性不純物が生成するという問題もまた生じ得る。従っ
て、アミド酸フェニルエステルスルホネートの合成は容易ではなく、そして驚く
べきほど問題的であり得る。
【0004】 アミド酸フェニルエステルスルホネートを調製するための方法は知られている
。米国特許第5,466,840号は、そのような化合物を調製するための5段
階の方法を教示している。他の方法が、米国特許第5,391,780号;同第
5,414,099号;同第5,534,642号;同第5,153,541号
;同第5,650,527号;同第5,286,879号、および同第5,52
3,434号に開示されている。
【0005】 従って、アミド酸フェニルエステルスルホネートを製造するために、単純で安
価で、さらに効果的な方法が依然として求められている。
【0006】
【発明の開示】
このような要求は、精製されたアミド酸フェニルエステルスルホネートを調製
するために改善された方法を提供する本発明によって満たされる。本発明は、着
色性化合物および他の不純物をアミド酸フェニルエステルスルホネートから除く
ために水系精製システムを用いる。水系精製システムの使用により、着色性不純
物が、先行技術の酢酸系システムよりも大きな割合で除去される。水系精製シス
テムの使用によりまた、合成時に必要とされる反応溶媒が大量に存在する塩(す
なわち、その10%を超え、典型的にはその20%〜40%を超える量が存在す
る塩)の精製または再結晶が可能であるために、アミド酸フェニルエステルスル
ホネートの塩を合成する方法に対するより大きな自由度が可能になり、従って、
溶媒除去工程の必要性がなくなる。さらに、水系精製システムはスラリーあるい
は均質溶液で機能し得ることによって、合成方法に対する自由度をもたらす。従
って、本発明の精製方法は、結晶化生成物の塩のスラリーに、あるいは生成物の
塩を溶解した均質溶液に用いることができ、これらはその後に制御された再結晶
化を行うことができる。
【0007】 本発明の1つの実施形態により、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカ
ノイル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を調製するための方法が提供さ
れる。この方法は下記の工程を含む: (a)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
ート供給源を供給する工程; (b)前記供給源を水系精製システムと混合して精製混合物を得る工程であって
、前記水系精製システムは、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル
)アミノ]アルカノエート対水の比が約1:0.05〜約1:50の範囲で、好
ましくは約1:0.1〜約1:40の範囲で水が存在する工程; (c)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
ートの精製された塩を前記精製混合物から分離する工程;および (d)前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アル
カノエートの精製された塩を集める工程。
【0008】 好ましくは、前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミ
ノ]アルカノエートの供給源は、ジアルキルアセトアミド、ジアルキルスルホキ
シド、ポリエチレングリコールのジアルキルエーテル、および環状または非環状
のアルキルスルホンからなる群から選択される極性の非プロトン性反応溶媒を含
む。そのような反応溶媒は、最も好ましくはテトラヒドロチオフェン−1,1−
ジオキシドである。
【0009】 前記の水系精製システムは、好ましくは、処理補助剤をさらに含む。このよう
な処理補助剤は、例えば、直鎖状または分枝状のC〜Cのアルコールまたは
ジオール、直鎖状または分枝状のC〜Cケトン、直鎖状または分枝状のC 〜Cエステル、環状または非環状のC〜Cエーテル、直鎖状または分枝状
あるいは環状または非環状のC〜Cのスルホキシドおよびスルホン、ならび
にそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、処理補助剤は、
エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、
およびそれらの混合物からなる群から選択される。非常に好ましい態様において
、処理補助剤は、密度がテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドの密度と
ほぼ同じ密度であるか、またはそれよりも小さい密度を有し、4−スルホフェニ
ル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート対処理補助剤の比が
約1:0.1〜約1:50の範囲で存在し、最も好ましくは約1:1〜約1:2
0の範囲で存在する。所望する場合、前記の混合工程は、前記の精製混合物を約
30℃〜約100℃の温度に加熱する工程をさらに含む。
【0010】 本発明の別の実施態様により、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノ
イル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を調製するための方法は下記の工
程を含む: (a)反応溶媒中で4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の塩をカルボン酸無水物
と反応して、4−アシルオキシベンゼンスルホン酸の塩およびカルボン酸を有す
る反応混合物を得る工程; (b)[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカン酸および少なくとも1つ
のエステル交換反応触媒を前記反応混合物に加えて、約120℃〜約220℃の
温度で、約0.5時間〜約10時間、そして前記反応溶媒の還流を維持するのに
十分な圧力で加熱して、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)ア
ミノ]アルカノエートの塩を含有する反応生成物を得る工程; (c)前記反応生成物を水系精製システムと混合して精製混合物を得る工程であ
って、前記水系精製システムは、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノ
イル)アミノ]アルカノエート対水の比が約1:0.05〜約1:50の範囲で
水が存在する工程; (d)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
ートの精製された塩を前記精製混合物から分離する工程;および (e)前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アル
カノエートの精製された塩を集める工程。
【0011】 本発明の別の実施態様により、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノ
イル)アミノ]アルカノエートの精製された塩を調製するための方法は下記の工
程を含む: (a)反応溶媒中で4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩をC 〜Cカルボン酸無水物と十分な温度および時間で反応して、4−アシルオキシ
ベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩およびC〜Cカルボン酸を有する反応
混合物を得る工程であって、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のアルカリ金属
塩およびC〜Cカルボン酸無水物は、それぞれ、1:1〜1:40のモル比
で存在し、そして反応溶媒は、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のアルカリ金
属塩の重量に基づいて、1:1〜20:1の重量比で存在し、そして過剰なカル
ボン酸無水物は減圧下で反応糟から除かれる工程; (b)[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカン酸および少なくとも1つ
のエステル交換反応触媒を前記反応混合物に加えて、約120℃〜約220℃の
温度で、約0.5時間〜約10時間、そして前記反応溶媒の還流を維持し、かつ
〜Cカルボン酸を反応槽から除くのに十分な圧力で加熱して、4−スルホ
フェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの塩を含有す
る反応生成物を得る工程であって、加えられる[(1−オキシアルカノイル)ア
ミノ]アルカン酸のモル数は、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸アルカリ金属
塩のモル数の0.7倍〜5倍である工程; (c)反応溶媒および4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミ
ノ]アルカノエートの塩を有する反応生成物を水系精製システムと混合して精製
混合物を得る工程であって、前記水系精製システムは、処理補助剤を含み、4−
スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート対水の
比が約1:0.05〜約1:50の範囲で水が存在する工程; (d)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
ートの精製された塩を前記精製混合物から分離する工程;および (e)前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アル
カノエートの精製された塩を集める工程。
【0012】 従って、本発明の目的は、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル
)アミノ]アルカノエートの精製された塩を調製するための方法を提供すること
である。本発明のさらなる目的は、水系精製システムが着色性不純物を除去する
ために用いられる上記の方法を提供することである。本発明のさらに別の目的は
、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート
の塩を調製するための方法に対する自由度を提供することである。本発明の上記
および他の目的ならびに特徴および長所は、下記の説明および添付した請求項か
ら当業者には認識される。
【0013】 本明細書中におけるすべての百分率、比および割合は、別途示されていない限
り、重量基準である。本明細書中におけるすべての引用文書はそれにより参考文
献として引用される。
【0014】
【発明を実施するための最良の形態】
アミド酸フェニルエステルスルホネートの精製された塩を調製するための本発
明の方法は、重要な特徴として、水系精製システムを含む。既に記載されている
ように、本発明の特徴は、処理補助剤の存在下または非存在下における水系精製
システムの使用であり、これにより本発明の利点および長所が得られる。
【0015】 本方法は、一般に、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミ
ノ]アルカノエートの供給源を供給すること、そのような供給源を水系精製シス
テムと混合すること、および精製された生成物を単離することを含む。4−スル
ホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの供給源は
様々な手段によって供給され得るが、好ましい供給源は、4−スルホフェニル−
[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートのインシチュ(in s
itu)調製物である。
【0016】4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの 調製 4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート
の調製は2つの基本的な工程を含み、米国特許第5,466,840号(この開
示は参考文献として本明細書中に引用される)において十分に記載されている。
第1の工程において、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の塩(例えば、アルカ
リ金属塩など)を、C〜Cカルボン酸無水物と、好ましくは50℃〜200
℃の温度で0.5時間〜5時間、反応溶媒中で反応させて、4−アシルオキシベ
ンゼンスルホン酸の塩とC〜Cカルボン酸とを有する混合物が得られる。好
ましくは、この反応は、110℃〜170℃の温度で1時間〜2時間行われる。
好ましくは、上記の塩はアルカリ金属塩であり、ナトリウムおよびカリウムなど
のアルカリ金属であり、あるいはカルシウム、マグネシウムまたはアンモニウム
などの別の塩である。しかし、ナトリウムが最も好ましい。
【0017】 C〜Cカルボン酸無水物は、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の塩の1
モルに対して、約1モル〜約40モルの量で存在し、好ましくは約1モル〜約5
モルの量で存在し、そして最も好ましくは約1モル〜約1.5モルの量で存在す
る。好適なC〜Cカルボン酸無水物の例は、無水酢酸、プロピオン酸無水物
、酪酸無水物、およびイソ酪酸無水物である。無水酢酸が最も好ましい。
【0018】 反応において使用される反応溶媒には極性の非プロトン化溶媒が含まれ、この
ような反応溶媒は、例えば、N,N−ジメチルアセトアミド;ジメチルスルホキ
シドなどのアルキル基が1個〜6個の炭素原子を有するジアルキルスルホキシド
;トリグリムなどのジエチレングリコールのジメチルエーテル;テトラヒドロチ
オフェン−1,1−ジオキシドなどのアルキル基が1個〜6個の炭素原子を有す
る環状または非環状のスルホン;ならびにジクロロベンゼンおよびトリクロロベ
ンゼンなどのハロゲン化芳香族溶媒;ならびにトリイソプロピルベンゼンなどの
アルキル基が1個〜6個の炭素原子を有するアルキル置換芳香族溶媒などである
。好ましくは、反応溶媒はテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドである
。反応溶媒は、反応溶媒対4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸塩の比が約1:1
〜約20:1の重量比で、好ましくは約4:1〜約6:1の重量比で存在する。
【0019】 4−アシルオキシベンゼンスルホン酸の塩を生成させた後、エステル交換反応
が行われる。この工程は、(1−オキシアルカノイル)アミノアルカン酸および
エステル交換反応触媒を、4−アシルオキシベンゼンスルホン酸の塩を含む工程
1の反応混合物に加えることを含む。次いで、この反応混合物は、4−スルホフ
ェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの塩を含有する
生成物混合物を得るために、約120℃〜約220℃の温度に、約0.5時間〜
約10時間、反応溶媒の還流を維持し、そしてC〜Cカルボン酸を反応槽か
ら除去するのに十分な圧力のもとで加熱する。好ましくは、このエステル交換反
応反応は、約150℃〜220℃の温度で約2時間〜約6時間行われる。同時に
生成するカルボン酸の除去は、蒸留によって、あるいは窒素などの不活性ガスを
吹き込むことによって行うことができる。さらなる反応溶媒を、それが最初の工
程で用いられた反応溶媒と同じである場合には、反応混合物の流動性を維持する
ために、エステル交換反応工程において加えることができる。加えられる(1−
オキシアルカノイル)アミノアルカン酸のモル数は、最初の工程で使用された4
−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の塩のモル数の約0.7倍〜約5倍である。
【0020】 (1−オキシアルカノイル)アミノアルカン酸は、この分野で周知の経路によ
って、例えば、米国特許第5,391,780号;同第5,414,099号;
同第5,534,642号;同第5,153,541号;同第5,650,52
7号;同第5,286,879号および同第5,523,434号(これらの開
示は参考文献として本明細書中に引用される)に開示されている経路によって調
製される。(1−オキシアルカノイル)アミノアルカン酸の好ましい合成は、ラ
クタムおよびアミノ酸から選択される窒素化合物をカルボン酸またはエステルと
反応することを含むアミド化反応である。好ましくは、(1−オキシアルカノイ
ル)アミノ]アルカン酸は、6−(1−オキシオクチル)アミノヘキサン酸、6
−(1−オキシノニル)アミノヘキサン酸、6−(1−オキシデシル)アミノヘ
キサン酸、またはこれらの混合物である。
【0021】 好適なラクタムモノマーは、1分子あたり、少なくとも約3個〜約7個の炭素
原子、より好ましくは約4個〜約7個の炭素原子を含有する。好適なラクタムモ
ノマーには、ブチロラクタム、バレロラクタム、ε−カプロラクタム、β−プロ
ピオラクタム、δ−バレロラクタム、および類似するラクタムが含まれる。これ
らのラクタムは、窒素原子において、1個〜3個の炭素原子を含有する炭化水素
基によって置換され得る(例えば、メチルカプロラクタム)。ε−カプロラクタ
ムおよびその好適な誘導体が、好ましいラクタムモノマーである。
【0022】 アミノ酸は、一般式NH(CRCRCOOHを有し、塩基性アミノ
基(NH)および酸性カルボキシル基(COOH)を特徴とする。mは、約1
〜約26の範囲の整数であり、好ましくは約1〜約10の範囲の整数である。R およびRは独立して、水素、非置換または置換の直鎖状または分枝状のC 〜C20アルキル、非置換または置換のC〜Cシクロアルキル、C〜C アルケニル、C〜Cアルキニル、およびC〜C14アリールから選択され
る。
【0023】 上記の非置換または置換のC〜Cシクロアルキル基は、約3個〜約8個の
炭素原子を環内に含有し、好ましくは5個〜6個の炭素原子を環内に含有する環
状脂肪族炭化水素基を示す。このようなシクロアルキル基は、C〜Cアルキ
ル、C〜Cアルコキシ、ヒドロキシ、またはC〜Cアルカンオキシの1
つ〜2つで置換される。
【0024】 C〜Cアルケニル基およびC〜Cアルキニル基は、3個〜8個の炭素
原子を鎖内に含有し、そしてそれぞれ、炭素−炭素の二重結合または炭素−炭素
の三重結合を含有する直鎖または分枝鎖の炭化水素基を表す。
【0025】 用語「アリール」は、14個までの炭素原子を含有するカルボキシル性アリー
ル基を示すために使用される。このようなアリール基は、例えば、フェニルおよ
びナフチルであり、そしてそれらは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキ
シ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカンオキシ、C〜C アルカノイルアミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキルスルホニル、C 〜Cアルキレン−(OH)、O−C〜Cアルキレン−(OH)、S−
〜Cアルキレン−(OH)、SO−C〜Cアルキレン−(OH) 、CO−C〜Cアルキレン−(OH)、SON(R)C〜C アルキレン−(OH)、SON(C〜Cアルキレン−OH)、CON
(R)C〜Cアルキレン−(OH)、CONC〜Cアルキレン−(
OH)、N(SO〜Cアルキル)−アルキレン−(OH)、N(S
フェニル)−C〜Cアルキル)−アルキレン−(OH)(ただし、n
は1または2である)から選択される1つまたは2つの基で置換される。
【0026】 用語「アリール」はまた、1個の酸素原子および/または1個のイオウ原子お
よび/または3個までの窒素原子を含有する5員ヘテロ環状芳香族環または6員
ヘテロ環状芳香族環などのヘテロ環状アリール基を示すために使用される。この
ようなヘテロ環状アリール基は、必要に応じて、1個または2個のフェニル環に
、あるいは別の5員ヘテロアリール環または6員ヘテロアリール環に縮合してい
てもよい。そのような環系の例には下記が含まれる:チエニル、フリル、ピロリ
ル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、
イソオキサゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、テトラ
ゾリル、チアトリアゾリル、オキサトリアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラ
ジニル、ピリダジニル、チアジニル、オキサジニル、トリアジニル、チアジジニ
ル、オキサジアジニル、ジチアジニル、ジオキサジニル、オキサチアジニル、テ
トラジニル、チアトリアジニル、オキサトリアジニル、ジチアジアジニル、イミ
ダゾリニル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジル、テトラゾロ−[1,5
b]ピリダジニル、およびプリニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、
ベンゾイミダゾリル、およびインドリルなど。これらの環は、用語「アリール」
の定義において上記に列記されている置換基の1つまたは複数で置換される。
【0027】 さらに、用語「アリール」にはアリーレン基が含まれる。用語「アリーレン」
は、14個までの炭素を含有する2価のカルボキシル性アリール炭化水素基を表
すために使用される。これらは、例えば、o−フェニレン、m−フェニレンおよ
びp−フェニレンであり、それらは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキ
シ、またはハロゲンから選択される1つまたは2つの基によって置換される。
【0028】 カルボン酸化合物は、カルボン酸またはカルボン酸エステルまたはその組合せ
であり、直鎖または分枝鎖などの脂肪族基、あるいは脂肪族基、環状脂肪族基、
あるいはヒドロ芳香族基を含有する。カルボン酸またはカルボン酸エステルは、
約6個〜約26個の炭素原子を有し、好ましくは約8個〜約20個の炭素原子を
有し、最も好ましくは約8個〜約10個の炭素原子を有する。これらの基は、芳
香族基を介してカルボキシル基に連結され得る。カルボン酸またはカルボン酸エ
ステルは、自然界に由来するかまたは合成された直鎖または分枝鎖の脂肪酸であ
り得るし、飽和または不飽和であり得る。カルボン酸およびエステルは、2個以
上のカルボン酸基またはエステル基を含有し得る。カルボン酸のエステルには、
カルボン酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステルおよびブチル
エステルが含まれるが、これらに限定されない。カルボン酸またはカルボン酸エ
ステルは、純粋な形態で、あるいはその混合物の形態で使用することができる。
【0029】 カルボン酸およびエステルの好適な例を下記に示す:カプリル酸、カプリル酸
メチル、ペラルゴン酸、ペラルゴン酸メチル、カプリン酸、カプリン酸メチル、
カプリン酸イソプロピル、ウンデシル酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、ベヘン酸、テレフタル酸、テレフタル酸ジメチ
ル、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸など。好ま
しいカルボン酸は、カプリン酸およびカプリル酸である。好ましいカルボン酸エ
ステルは、カプリン酸メチルおよびカプリル酸メチルである。
【0030】 本発明において使用されるエステル交換反応触媒はこの分野では知られている
。そのような触媒には、第三級アミン触媒、アルカリ金属塩、金属触媒、酸性触
媒、およびそれらの組合せが含まれる。本発明において使用される触媒の具体的
な例には、ジメチルアミノピリジン、イミダゾール、酢酸ナトリウム、水酸化ナ
トリウム、チタンテトライソプロポキシドが含まれる。エステル交換反応触媒(
1つまたは複数)は、最初の工程で使用された4−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸の塩の1モルに対して約0.01モル〜約0.3モルの量で加えられる。
【0031】 エステル交換反応および4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)
アミノ]アルカノエートの塩の生成が完了した後、反応溶媒は、必要に応じて行
われる工程で除去することができる。溶媒の除去は、蒸留または乾燥などの蒸発
プロセスによって行われるか、あるいは結晶化、その後のろ過によって行われる
。溶媒の除去は、溶媒が蒸発する減圧下および温度で行われる。好ましくは、真
空度の範囲は約0.5絶対圧〜約100mmHgであり、温度の範囲は約120
℃〜約230℃である。好ましくは、少なくとも約90%の溶媒が除去され、よ
り好ましくは少なくとも約95%の溶媒が除去される。当然なことではあるが、
上記の水系精製システムは大量の反応溶媒の存在下で操作することができるので
、溶媒のこのような除去は、本発明においては完全に必要に応じて行われること
であることに留意することは重要である。
【0032】 4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート
の塩を含む反応生成物は、本発明の精製された塩を得るために水系精製システム
と混合される。この水系精製システムは、当然、少なくとも最少量の水を含む。
しかし、処理補助剤などの他の成分をこのシステムに含めることができる。
【0033】 水系精製システムは、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)ア
ミノ]アルカノエートの塩対水の比が約1:0.05〜約1:50の範囲である
ような最少量の水を有する。より好ましくは、4−スルホフェニル−[(1−オ
キシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの塩対水の比は、約1:0.1〜約
1:40の範囲である。上記のように、反応溶媒は、4−スルホフェニル−[(
1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエートの塩を合成した反応生成物か
ら除去する必要はない。反応溶媒の少なくとも約10%、より好ましくは少なく
とも約20%、そしてより好ましくは少なくとも約40%が残留するような場合
、より少量の水がこのシステムには必要とされる。そのような場合、4−スルホ
フェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート対水の比は、
好ましくは、約1:0.1〜約1:40の範囲である。反応溶媒が、前記のよう
に必要に応じて除去されている場合には、より大きな割合の水がこの精製システ
ムにおいて必要となることがある。そのような場合、4−スルホフェニル−[(
1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート対水の比は約1:1〜約1:
50の範囲である。
【0034】 理論によりとらわれることは望まないが、使用される水量により、生成物の塩
が回収され、そして着色物および不純物の量が減少すると考えられる。着色度の
高い粗反応生成物の場合には、より多くの水が使用され得るが、生成物があまり
着色していない場合には、より少ない水を用いることができる。水の量はまた、
存在する特定の不純物に依存して選択することができる。少量の水によって、選
択された不純物が除去される一方で、他の不純物を除去するためには、より多く
の水が必要とされ得る。さらに、上記のような反応溶媒が大量に存在することに
よって、用いられ得る水をより少なくすることができる。
【0035】 上記のように、処理補助剤を、特に、処理における分離向上および泡立ち軽減
のために水系精製システムに加えることができる。そのような処理補助剤は、直
鎖状または分枝状のC〜Cのアルコールまたはジオール、直鎖状または分枝
状のC〜Cケトン、直鎖状または分枝状のC〜C酸、直鎖状または分枝
状のC〜Cエステル、環状または非環状のC〜Cエーテル、直鎖状また
は分枝状あるいは環状または非環状のC〜Cのスルホキシドまたはスルホン
、およびそれらの混合物からなる群から選択される選択される。最も好ましくは
、処理補助剤は、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、アセトン、酢酸、およびそれらの混合物からなる群か
ら選択され、イソプロピルアルコールが最も好ましい。
【0036】 非常に好ましい態様において、処理補助剤は水との混和性を有し、好ましい反
応溶媒であるテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドと等しいかまたはそ
れよりも小さい密度を有し、その結果、生成物の塩と精製システムとの密度差を
大きくし、それにより、塩の除去がますます容易になる。上記の溶媒は1.21
6g/cmの密度を有する。処理補助剤は、典型的には、精製システムにおい
て、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエー
ト対処理補助剤の比が約1:0.1〜約1:50の範囲の比で存在し、最も好ま
しくは約1:1〜約1:20の範囲の比で存在する。用いられる処理補助剤の量
は、主として、所望する物理的特性に依存する。下限は、泡立ちを最小限にする
ために選ぶことができる(しかし、泡立ちをも軽減させる反応溶媒が存在する場
合にも、より少ない量が必要とされる)。上限は、典型的には、ろ過または遠心
分離などの生成物回収が行われているときの利便性のために選ばれる。処理補助
剤が水系精製システムと組み合わせて使用される場合、再結晶から得られる生成
物の収量は、典型的には約75%を超え、好ましくは85%を超え、最も好まし
くは90%を超える。
【0037】 上記のように、水系精製システムは、スラリーまたは均質溶液からの生成物の
回収を可能にすることによって、先行技術のプロセスの自由度を大きくする。す
なわち、典型的な方法において、本明細書中前記の処理補助剤の存在下または非
存在下で反応生成物の塩を精製システムと混合する工程により、得られた生成物
の塩のスラリーまたは均質溶液が得られる。精製は、不純物および着色性物質を
除去するために、このようなスラリーまたは均質溶液に対して、室温あるいは少
し高い温度で行われる。しかし、混合工程はまた、必要に応じて行われる実施形
態においては、生成物の塩のスラリーまたは均質溶液を得るために、混合物を約
30℃〜約100℃に加熱することを含むことができる。次いで、高度に精製さ
れた生成物の塩を得るために、生成物の塩がこのような均質溶液またはスラリー
から回収され得る。均質溶液またはスラリーを使用することによって、生成物の
塩の自由度および制御された再結晶化がもたらされ、所望する様々な結果が得ら
れる。
【0038】 本方法の次の工程には、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)
アミノ]アルカノエートの精製された塩を水系精製システムおよびいくらかの残
留溶媒から分離することが含まれる。このような分離は、遠心分離またはろ過な
どのこの分野で周知の方法によって行うことができる。この分離工程から得られ
るろ液には、反応溶媒、水、および(存在する場合には)処理補助剤が含まれ得
る。これらは、個々に回収してそのそれぞれの工程に再循環することができる。
所望する場合、精製された塩は、環式乾燥機または真空乾燥炉などの任意の従来
の乾燥技術によって乾燥することができる。水系精製システムによる精製および
生成物の分離は、所望する純度の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノ
イル)アミノ]アルカノエートの塩が得られるまで必要とされるように繰り返す
ことができることに留意することは重要である。出発物質の純度に依存するが、
約80%を超える収率で、好ましくは約90%を超える収率で、生成物を本発明
の方法で得ることができる。
【0039】 本明細書中に記載されている方法は、回分式方法として段階的に、あるいは連
続的に行うことができる。4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)
アミノ]アルカノエート生成物の精製された塩は、一般式RC(O)N(R )(CHC(O)−OBSを有する:ただし、Rは、C〜C21アル
キル、C〜C21アルケニル、塩素化されたC〜C21アルキル、あるいは
フェニル(これは、F、Cl、SOM、COOM、C〜C21アルキル、ま
たはC〜C20アルケニルの各基の中から選択される置換基の1つから3つに
よって置換され得る)を表し;Rは水素またはC〜Cアルキルを表し;M
は、水素、アンモニウム、またはナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属
原子を表し;nは約1〜約8の整数であり;そして−OBSはオキシベンゼンス
ルホネート脱離基である。好ましくは、4−スルホフェニル−[(1−オキシア
ルカノイル)アミノ]アルカノエートの精製された塩は、4−スルホフェニル−
6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエートのナトリウム塩(この場合
、RはC17であり、nは5である)、および4−スルホフェニル−6−
[(1−オキシデシル)アミノ]ヘキサノエートのナトリウム塩(この場合、R はC19であり、nは5である)である。生成物はまた、これらの化合物
の混合物を含み得る。
【0040】 本発明の方法を、本発明を例示することを目的とする下記の実施例を考慮する
ことによってさらに説明する。
【0041】
【実施例1】 機械的に攪拌した36gの水の溶液に、3gの粗4−スルホフェニル−6−[
(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩および6gのテト
ラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを含有する粗反応生成物を加える。p
Hを、硫酸を使用して5〜6に調節し、得られた混合物を60℃に加熱する。こ
の溶液を1時間〜2時間かけて10℃に冷却する。混合物をろ過して、固体の塩
および着色したろ液を得る。固体を10gの水で洗浄し、そして30℃の真空乾
燥炉(1〜5mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した生成物を得る。精製の前後
における生成物の結果を表Iにまとめる。
【0042】
【実施例2】 機械的に攪拌した3gの水と24gのイソプロピルアルコールとの溶液に、3
gの粗4−スルホフェニル−6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエー
ト・ナトリウム塩および6gのテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを
含有する粗反応生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5〜6に調節し、得ら
れた混合物を90℃に加熱する。この溶液を15分間攪拌して、混合物を1時間
〜2時間かけて25℃に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体および着色した
ろ液を得る。固体を10gのイソプロピルアルコールで洗浄し、そして30℃の
真空乾燥炉(1〜5mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した生成物を得る。精製
の前後における生成物の結果を表Iにまとめる。
【0043】
【実施例3】 機械的に攪拌した2gの水と12gのイソプロピルアルコールとの溶液に、3
gの粗4−スルホフェニル−6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエー
ト・ナトリウム塩および6gのテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドか
らなる粗反応生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5〜6に調節し、得られ
た混合物を65℃に加熱する。スラリーを15分間攪拌して、混合物を1時間〜
2時間かけて25℃に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体および着色したろ
液を得る。固体を6gのイソプロピルアルコールで3回洗浄し、そして30℃の
真空乾燥炉(1〜5mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した生成物を得る。精製
の前後における生成物の結果を表Iにまとめる。
【0044】
【実施例4】 機械的に攪拌した20gの水と120gのイソプロピルアルコールとの溶液に
、30gの粗4−スルホフェニル−6−[(1−オキシオクチル)アミノ]ヘキ
サノエート・ナトリウム塩および60gのテトラヒドロチオフェン−1,1−ジ
オキシドを含有する粗反応生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5〜6に調
節し、得られた混合物を70℃に加熱する。スラリーを1時間攪拌して、混合物
を3時間かけて10℃に冷却する。混合物を遠心分離して、固体および着色した
遠心分離液を得る。固体を25gの水および130gのイソプロピルアルコール
で再度スラリーにする。得られた混合物を75℃に加熱する。溶液を30分間攪
拌して、混合物を2時間かけて10℃に冷却する。混合物を遠心分離して、固体
および着色したろ液を得る。固体を減圧下で乾燥して、4−スルホフェニル−6
−[(1−オキシオクチル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩を得る。
【0045】
【実施例5】 機械的撹拌機および冷却器を備え、3gの水と18gのアセトンとの溶液を含
有するフラスコに、3gの粗4−スルホフェニル−6−[(1−オキシノニル)
アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩および6gのテトラヒドロチオフェン−
1,1−ジオキシドからなる粗反応生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5
〜6に調節し、得られた混合物を60℃に加熱する。溶液を15分間攪拌して、
混合物を1時間〜2時間かけて25℃に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体
および着色したろ液を得る。固体を6gのアセトンで3回洗浄し、そして30℃
の真空乾燥炉(1〜5mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した生成物を得る。精
製の前後における生成物の結果を表Iにまとめる。
【0046】
【実施例6】 磁石により攪拌した6gの水と40gのアセトンとの溶液に、14.5gの粗
4−スルホフェニル−6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエート・ナ
トリウム塩および17.6gのテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドか
らなる32gの粗4−スルホフェニル−6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘ
キサノエート・ナトリウム塩溶液からなる粗反応生成物を加える。pHを、硫酸
を使用して5〜6に調節し、得られた混合物を密閉容器で90℃に加熱する。ス
ラリーを15分間攪拌して、混合物を1時間〜2時間かけて25℃に冷却する。
混合物を吸引ろ過して、固体および着色したろ液を得る。固体を40gの温アセ
トンで洗浄し、そして30℃の真空乾燥炉(1〜5mmHg)で1時間乾燥して
、乾燥した生成物を得る。精製の前後における生成物の結果を表Iにまとめる。
【0047】
【実施例7】 機械的に攪拌した27gの水の溶液に、3gの粗4−スルホフェニル−6−[
(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩からなる反応混合
物を含有する粗反応生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5〜6に調節し、
得られた混合物を60℃に加熱する。透明な溶液を15分間攪拌して、混合物を
1時間〜2時間かけて25℃に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体および着
色したろ液を得る。固体を13.5gの水で洗浄し、そして30℃の真空乾燥炉
(1〜5mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した生成物を得る。精製の前後にお
ける生成物の結果を表Iにまとめる。
【0048】
【実施例8】 機械的に攪拌した2.5gの水と13gのイソプロピルアルコールとの溶液に
、5wt%未満のテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを含有する3g
の粗4−スルホフェニル−6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエート
・ナトリウム塩を加える。pHを、硫酸を使用して5.5に調節し、得られた混
合物を80℃に加熱する。透明な溶液を10分間攪拌して、混合物を1時間〜2
時間かけて25℃に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体および着色したろ液
を得る。固体を5gのアセトンで3回洗浄し、そして30℃の真空乾燥炉(1〜
5mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した4−スルホフェニル−6−[(1−オ
キシノニル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩を得る。精製の前後におけ
る生成物の結果を表Iにまとめる。
【0049】
【実施例9】 機械的に攪拌した3gの水と12gのアセトンとの溶液に、4−スルホフェニ
ル−6−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩および
5wt%未満のテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを含有する3gの
粗反応生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5.5に調節し、得られた混合
物を60℃に加熱する。透明な溶液を10分間攪拌して、混合物を1時間〜2時
間かけて25℃に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体および着色したろ液を
得る。固体を5gのアセトンで3回洗浄し、そして30℃の真空乾燥炉(1〜5
mmHg)で1時間乾燥して、乾燥した4−スルホフェニル−6−[(1−オキ
シノニル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩を得る。精製の前後における
生成物の結果を表Iにまとめる。
【0050】
【実施例10】 機械的に攪拌した1gの水と6gのアセトンとの溶液に、3gの粗4−スルホ
フェニル−6−[(1−オキシオクチル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム
塩および6gのテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを含有する粗反応
生成物を加える。pHを、硫酸を使用して5〜6に調節し、得られた混合物を6
0℃に加熱する。この場合、スラリーを約10分間攪拌する。この混合物を1時
間〜2時間かけて室温に冷却する。混合物を吸引ろ過して、固体および着色した
ろ液を得る。固体を12gのアセトンで3回洗浄し、そして30℃の真空乾燥炉
(1〜5mmHg)で1時間乾燥して、精製された4−スルホフェニル−6−[
(1−オキシオクチル)アミノ]ヘキサノエート・ナトリウム塩を得る。精製の
前後における生成物の結果を表Iにまとめる。
【0051】
【実施例11】 上部からの撹拌機(機械式)、ディーン・スターク装置を取り付けた冷却器、
滴下漏斗、アルゴン供給源、および温度制御器を有する油浴を備えた乾燥した5
00mLの3つ口丸底フラスコに、35.6gのテトラヒドロチオフェン−1,
1−ジオキシドを入れ、80℃に加熱する。この反応フラスコに、178mg(
2.16mmol)の酢酸ナトリウム、7.03g(0.036mmol)の4
−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、および6−[(1−オキシノニル
)アミノヘキサン酸と6−[(1−オキシデシル)アミノヘキサン酸との混合物
の9.47g(0.035mmol)を加える。この混合物を140℃に加熱す
る。この反応混合物に、(滴下漏斗を介して)4.07mL(0.043mmo
l)の無水酢酸を30分〜40分かけて140℃で加える。次いで、圧力を15
mmHgにし、そして温度を20分間〜30分かけて165℃に上げるとともに
、低沸点物質を留出させて集める。温度を約165℃(15mmHg)で5時間
維持する。5時間の反応時間の後、4−スルホフェニル−[(1−オキシノニル
)アミノ]ヘキサノエートおよび4−スルホフェニル−[(1−オキシデシル)
アミノ]ヘキサノエートを含む粗反応混合物を得る。この粗反応混合物を、機械
的に攪拌した15gの水と60gのイソプロピルアルコールとの溶液に移す。p
Hを5.5に調節し、得られた混合物を75℃に加熱する。溶液を攪拌し、そし
て3時間かけて25℃に冷却する。混合物を遠心分離して、固体および着色した
遠心分離液を得る。固体を、機械的に攪拌した5gの水と30gのイソプロピル
アルコールとの溶液に移し、攪拌し、そして遠心分離して固体を得る。この固体
を減圧下で乾燥して、4−スルホフェニル−[(1−オキシノニル)アミノ]ヘ
キサノエートおよび4−スルホフェニル−[(1−オキシデシル)アミノ]ヘキ
サノエートの混合物を得る。
【0052】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジェフリー、スコット、デュポン アメリカ合衆国オハイオ州、フェアフィー ルド、サウスゲイト、ブールバード、5233 ジー (72)発明者 マイケル、ユージン、バーンズ アメリカ合衆国オハイオ州、ハミルトン、 バリー、フォールズ、コート、7132 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC48 AD15 AD17 BB14 BB20 BB22 BB31 BB46 BC10 BC19 BC34 BC35 TA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート
    の精製された塩を調製するための方法であって、 (a)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
    ート供給源を供給する工程; (b)前記供給源を水系精製システムと混合して精製混合物を得る工程であって
    、前記水系精製システムは、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル
    )アミノ]アルカノエート対水の比が1:0.05〜1:50の範囲で、好まし
    くは1:0.1〜1:40の範囲で、より好ましくは1:1〜1:40の範囲で
    水が存在する工程; (c)4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
    ートの精製された塩を前記精製混合物から分離する工程;および (d)前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アル
    カノエートの精製された塩を集める工程 を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記水系精製システムは、直鎖状または分枝状のC〜Cのアルコールまた
    はジオール、直鎖状または分枝状のC〜Cケトン、直鎖状または分枝状のC 〜Cエステル、環状または非環状のC〜Cエーテル、直鎖状または分枝
    状あるいは環状または非環状のC〜Cのスルホキシドおよびスルホン、なら
    びにそれらの混合物から選択されることが好ましい処理補助剤、最も好ましくは
    エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、
    およびそれらの混合物から選択される処理補助剤をさらに含む、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記処理補助剤はテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドの密度に等し
    いか、またはそれよりも小さい密度を有する、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記処理補助剤は、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミ
    ノ]アルカノエート対処理補助剤の比が1:0.1〜1:50の範囲で存在し、
    好ましくは1:1〜1:20の範囲で存在する、請求項2または3に記載の方法
  5. 【請求項5】 前記の混合工程は、前記精製混合物を30℃〜100℃の温度に加熱する工程
    をさらに含む、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノ
    エートの供給源は、ジアルキルアセトアミド、ジアルキルスルホキシド、ポリエ
    チレングリコールのジアルキルエーテル、および環状または非環状のアルキルス
    ルホネートから選択される極性の非プロトン性反応溶媒、好ましくはテトラヒド
    ロチオフェン−1,1−ジオキシドを含む、前記請求項のいずれか1項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノ
    エートの供給源は5%未満の反応溶媒を含み、前記の4−スルホフェニル−[(
    1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエート対水の比は1:1〜1:40
    の範囲である、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノ
    エートの供給源は、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ
    ]アルカノエートの塩を含有する反応生成物であって、この反応生成物は、(1
    )ジアルキルアセトアミド、ジアルキルスルホキシド、ポリエチレングリコール
    のジアルキルエーテル、および環状または非環状のアルキルスルホネートから選
    択される反応溶媒において、好ましくはテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオ
    キシドにおいて、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸の塩をカルボン酸無水物と
    反応して、4−アシルオキシベンゼンスルホン酸の塩およびカルボン酸を有する
    反応混合物を得ること、および(2)[(1−オキシアルカノイル)アミノ]ア
    ルカン酸および少なくとも1つのエステル交換反応触媒を前記反応混合物に加え
    て、120℃〜220℃の温度で、0.5時間〜10時間、そして前記反応溶媒
    の還流を維持するのに十分な圧力で加熱して、前記反応生成物を得ることによっ
    て得られる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記反応溶媒はテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドであり、そして
    前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノエ
    ート対水の比は1:0.3〜1:3の範囲である、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記方法は、前記水系精製システムを行う前に、前記反応溶媒を前記反応生成
    物から除く工程をさらに含む、請求項8または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカノ
    エートの供給源は、4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)アミノ
    ]アルカノエートの塩を含有する反応生成物であって、この反応生成物は、(1
    )ジアルキルアセトアミド、ジアルキルスルホキシド、ポリエチレングリコール
    のジアルキルエーテル、および環状または非環状のアルキルスルホネートから選
    択される反応溶媒において、好ましくはテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオ
    キシドにおいて、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩をC
    カルボン酸無水物と十分な温度および時間で反応して、4−アシルオキシベ
    ンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩およびC〜Cカルボン酸を有する反応混
    合物を得ること(ただし、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩
    およびC〜Cカルボン酸無水物は、それぞれ、1:1〜1:40のモル比で
    存在し、そして反応溶媒は、4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸のアルカリ金属
    塩の重量に基づいて、1:1〜20:1の重量比で存在し、そして過剰なカルボ
    ン酸無水物は減圧下で反応槽から除かれる)、ならびに(2)[(1−オキシア
    ルカノイル)アミノ]アルカン酸および少なくとも1つのエステル交換反応触媒
    を前記反応混合物に加えて、120℃〜220℃の温度に加熱して、0.5時間
    〜10時間、そして前記反応溶媒の還流を維持し、かつC〜Cカルボン酸を
    反応槽から除くのに十分な圧力で加熱して前記反応生成物を得ること(ただし、
    加えられる[(1−オキシアルカノイル)アミノ]アルカン酸のモル数は、4−
    ヒドロキシベンゼンスルホン酸アルカリ金属塩のモル数の0.7倍〜5倍である
    )によって得られる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記反応溶媒は、前記の4−スルホフェニル−[(1−オキシアルカノイル)
    アミノ]アルカノエートの精製された塩を分離した後の前記精製混合物から回収
    される、請求項11に記載の方法。
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