JP2001514649A - 4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸および有害生物駆除薬としてのそれらの使用 - Google Patents

4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸および有害生物駆除薬としてのそれらの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の化合物:CF2=CX−CH2−CH2−S(O)−R(式中、Xは水素、ハロゲンまたは低級アルキルを表し、Rは基OR1またはNR23を表し、R1、R2およびR3は明細書中に定義したものである)に関する。これらの化合物は昆虫など農業有害生物の抑制に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸 および有害生物駆除薬としてのそれらの使用 本発明は、硫黄を含有する酸およびそれらの誘導体、より詳細には有害生物駆 除薬(pesticide,pesticidal agent)として有用な 、硫黄を含有する酸、ならびにその塩類、エステルおよびアミドに関する。 第1態様において本発明は、式(I)の化合物: CF2=CX−CH2−CH2−S(O)−R (I) (式中、 Xは、水素、ハロゲンまたは低級アルキルを表し、 Rは、基OR1またはNR23を表し、ここでR1、R2およびR3はそれぞれ独 立して水素ならびにアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリ ール、アラルキル、アルカリール、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキ ル基から選択されるか、またはR2とR3は隣接窒素原子と一緒に窒素含有複素環 式基を表し、それらは酸素、硫黄および窒素から選択される異種原子をさらに含 有してもよく、R1、R2およびR3が表す基はいずれも、ハロゲン、シアノ、ニ トロ、ヒドロキシ、ヒドロカルビルオキシ、アミノ、ヒドロカルビルアミノ、ジ ヒドロカルビルアミノ、カルボキシ、ヒドロカルビルオキシカルボニル、カルボ キシアミド、ヒドロカルビルアミノカルボニル、ジヒドロカルビルアミノカルボ ニル、ヒドロカルビルチオ、ヒドロカルビルスルフィニルおよびヒドロカルビル スルホニルから選択される1またはそれ以上の置換基で所望により置換されてい てもよく、ここでこれらのヒドロカルビル基はいずれも前記の1またはそれ以上 の置換基で所望により置換されていてもよい)、およびその塩類を提供する。 好ましい化合物は、Xが水素、フッ素またはメチルであるものである。 R1、R2およびR3のいずれかが炭素原子を含む基を表す場合、それらは好ま しくは最高12個の炭素原子を含み、アリール、アラルキルおよびアルカリール 基の場合以外は、より好ましくは最高6個の炭素原子を含む。 酸素、硫黄および窒素から選択される異種原子をさらに含有してもよい窒素含 有複素環式基を表す式NR23の基の例には、たとえばピペリジン、ピペラジン 、モルホリン、チアゾリジン、イミダゾリンなどが含まれる。 R1がヒドロキシであるか、またはR1、R2およびR3が酸性水素を含む基を表 す場合、式(I)の化合物の塩類は、たとえばナトリウム、カリウム、カルシウ ム、マグネシウム、銅、亜鉛もしくは鉄を含めた金属塩、またはアンモニウム塩 、アミン塩もしくは第四級アンモニウム塩であってもよい。 本発明による化合物の具体例には、下記の表IおよびIAに示したものが含ま れる。 式(I)の化合物は下記により製造できる。便宜上、基CF2=CX−CH2− CH2−を以下の記載においてはQで表す。 Rがヒドロキシを表す化合物はスルフィン酸であり、たとえば対応する式Q− SO2Clの塩化スルホニルを還元するか、または対応するベンゾチアゾール− 2−イルスルホンをChem.Lett.2125(1984)に記載の条件で 還元することによりナトリウム塩を経て製造することができる。他の製造方法は 、式Q−Mg−Clのグリニャール試薬と二酸化硫黄をChem.Revs. ,69(1950)に記載の条件で反応させることによるものである。 RがOR1を表す化合物は、スルフィン酸をたとえばSynthesis,p .441(1978)に記載された緩和な条件でエステル化することにより、ま たはそれらの酸を塩化チオニルもしくは塩化オキサリルで処理することにより製 造した塩化スルフィニルを経て式R1OHのアルコールと反応させることにより 製造できる。他の方法は、式Q−S−S−QのジスルフィドをSynthesi s,p.252(1988)の記載に従ってアルコール類の存在下にペルオキシ 化合物で処理することによるものである。さらに他の方法では、式Q−SO2C lの塩化スルホニルをJ.Org.Chem.52,2598(1987)の記 載に従って還元条件下に、たとえばホスフィン酸トリメチルの存在下に、アルコ ール類で処理する。 RがNR23を表す化合物は、式Q−S(O)Clの塩化スルフィニルを式N HR23の化合物と反応させることにより製造できる。 本明細書に記載する式(I)の化合物の製造に有用な塩化スルフィニル(およ び他のハロゲン化物)は新規化合物である。他の態様において本発明は、式(I )の化合物の製造に中間体として有用な式(II)の化合物: CF2=CX−CH2−CH2−S(O)−Y (II) (式中、Xは水素またはハロゲンまたは低級アルキル、好ましくは水素またはフ ッ素であり、Yはハロゲン、好ましくは塩素である)を提供する。式(II)の 化合物の具体例には、1−(4,4−ジフルオロブト−3−エン)スルフィニル クロリドおよび1−(4,4,4−トリフルオロブト−3−エン)スルフィニル クロリドが含まれる。 個々の化合物の製造に関する詳細な情報は、後記実施例から確認できる。 さらに他の態様において本発明は、昆虫などの有害生物を存在場所(locu s)において駆除する方法であって、その存在場所または有害生物に、有害生物 の駆除に有効な量の、式Iの化合物またはその酸付加塩を含む殺虫用組成物を施 与することによる方法を提供する。 式Iの化合物およびその酸付加塩は、有害昆虫、たとえば鱗翅目、双翅目、同 翅目および鞘翅目(ディアブロチカ(Diabrotica)、すなわちルート ワームを含む)昆虫、ならびに他の無脊椎有害生物、たとえばダニ目の有害生物 を駆除し、侵入を抑制するために使用できる。本発明化合物の使用により駆除お よび抑制できる有害な昆虫およびダニには、農業(この用語は食用および繊維産 物用の作物を生育させることを含む)、園芸および畜産、林業、植物由来の産物 (たとえば果実、穀物および木材)の貯蔵に関連する有害生物、ならびにヒトお よび動物の疾病の媒介に関連する有害生物が含まれる。式Iの化合物により抑制 できる有害な種の昆虫およびダニの例には下記のものが含まれる: マイザス・ペルシケ(Myzus persicae)(アブラムシ)、アフィ ス・ゴシピ(Aphis gossypii)(アブラムシ)、アフィス・ファ ベ(Aphis Fabae)(アブラムシ)、エデス・イジプチ(Aedes a egypti )(カ)、アノフェレス属(Anopheles)種(カ)、キュ レックス属(Culex)種(カ)、ジスデルカス・ファシアタス(Dysde rcus fasciatus )(メクラカメムシ)、ムスカ・ドメスチカ( usca domestica )(イエバエ)、ピーリス・ブラシケ(Pier is brassicae )(ホワイトバタフライ)、プルテラ・キシロステラ (Plutella xylostella)(コナガ)、フェドン・コクレア リエ(Phaedon cochleariae)(マスタードビートル(ハム シ))、アオニジエラ属(Aonidiella)種(カイガラムシ)、トリア ロイローデス属(Trialeurodes)種(コナジラミ)、ベミシア・タ バシ(Bemisia tabaci)(コナジラミ)、ブラテラ・ゲルマニカ (Blattella germanica)(ゴキブリ)、ペリプラネタ・ア メリカナ(Periplaneta americana)(ゴキブリ)、ブラ ッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)(ゴキブリ)、 スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)(ワ タヨトウ)、ヘリオディス・バイレッセンス(Heliothis vires cens )(ヤガ)、コルチオセテス・テルミニフェラ(Chortiocet es terminifera )(バッタ)、ディアブロチカ属種(ルートワー ム)、アグロチス属(Agrotis)種(ネキリムシ)、カイロ・パルテルス (Chilo partellus)(ニカメイガ)、ニラパルバータ・ルーゲ ンス(Nilaparvata lugens)(ウンカ)、ネフォテティック ス・シンクチセプス(Nephotettix cincticeps)(ヨコ バイ)、パノニカス・ウルミ(Panonychus ulmi)(リンゴハダ ニ)、パノニカス・シトリ(Panonychus citri)(ミカンハダ ニ)、テトラニカス・ウルチカ(Tetranychus urticae)( ナミバダニ)、テトラニカス・シンナバリヌス(Tetranychus ci nnabarinus )(ニセナミバダニ)、フィルコプツルタ・オレイボラ(Phyllcoptruta oleivora )(ミカンサビダニ)、ポリフ ァゴタルソネムス・ラタス(Polyphagotarsonemus lat us )(チャノホコリダニ)およびブレビパルパス属(Brevipalpus )種(ダニ)。 式Iの化合物を有害な線虫、昆虫もしくはダニの存在場所に、または有害な線 虫、昆虫もしくはダニの攻撃を受けやすい植物に施与するためには、通常は本発 明化合物を式Iの化合物のほか適切な不活性希釈剤もしくはキャリヤー料および /または界面活性剤を含有する組成物として配合する。有害線虫の抑制のために 一般に施与される組成物の量は、有効成分0.01〜10kg/ha、好まし くは0.1〜6kg/haの割合となる。 これらの組成物を土壌、植物もしくは種子、有害生物の存在場所、または有害 生物の生息環境に、散布用散剤、湿潤性散剤、顆粒剤(徐放性または即時放出性 )、濃縮乳剤もしくは濃縮懸濁液剤、液剤、乳剤、種子ドレッシング剤、煙霧/ 燻煙配合物、または制御放出組成物、たとえばマイクロカプセル化した顆粒剤ま たは懸濁液剤の形で施与できる。 散布用散剤は、有効成分を1種類またはそれ以上の微細な固体キャリヤーおよ び/または希釈剤、たとえば天然のクレー、カオリン、パイロフィライト、ベン トナイト、アルミナ、モンモリロナイト、けいそう土(kieselguhr, diatomaceous earth)、白亜、リン酸カルシウム、炭酸カル シウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルク、ならびに他の有 機および無機固体キャリヤーと混合することにより配合される。 顆粒剤は、多孔質顆粒状材料、たとえば軽石、アタパルジャイトクレー、フラ ー土、けいそう土、粉砕したトウモロコシ穂軸など、または硬質コア材料、たと えば砂、ケイ酸塩、鉱物炭酸塩、硫酸塩、ホスホン酸塩などに有効成分を吸収さ せることにより調製される。有効成分による固体キャリヤーの含浸、結合または 被覆を補助するために慣用される物質には、脂肪族および芳香族石油系溶剤、ア ルコール類、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、エーテル類、ケトン類、 エステル、デキストリン、糖および植物油が含まれる。 マイクロカプセル化配合物(マイクロカプセル懸濁液剤,CS)その他の制御 放出配合物も、特に長期間にわたる徐放および種子処理のために使用できる。 あるいは、組成物は浸漬剤、潅漑添加剤または噴霧剤として使用するための液 体製剤の形であってもよく、それらは一般に1種類またはそれ以上の既知の湿潤 剤、分散剤または乳化剤(界面活性剤)の存在下での水性分散液剤または乳剤で ある。水性分散液剤または乳剤の形で用いるための組成物は一般に、高い割合の 有効成分1種類またはそれ以上を含有する乳化性濃縮液剤(EC)または濃縮懸 濁液剤(SC)形で供給される。ECは、通常は実質的に不揮発性の有機溶剤に 溶解した有効成分を含有する均質な液体組成物である。SCは、水中における微 細な粒度の固体有効成分の分散液である。濃縮液を施与するためには、それらを 水に希釈し、処理すべき地域に通常はスプレーにより施与する。 ECに適した液体溶剤には、メチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ ヘキサノン、キシレン、トルエン、クロロベンゼン、パラフィン、ケロシン、ホ ワイト油、アルコール類(たとえばブタノール)、メチルナフタレン、トリメチ ルベンゼン、トリクロロエチレン、N−メチル−2−ピロリドンおよびテトラヒ ドロフルフリルアルコール(THFA)が含まれる。 湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン型、アニオン型または非イオン型の いずれであってもよい。カチオン型の適切な物質には、たとえば第四級アンモニ ウム化合物、たとえば臭化セチルトリメチルアンモニウムが含まれる。アニオン 型の適切な物質には、たとえばセッケン、硫酸の脂肪族モノエステルの塩類、た とえばラウリル硫酸ナトリウム、スルホン化芳香族化合物の塩類、たとえばドデ シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リグノスルホン酸ナトリウム、−カルシウ ムもしくは−アンモニウム、またはナフタレンスルホン酸ブチル、ならびにジイ ソプロピル−およびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩混合 物が含まれる。非イオン型の適切な物質には、たとえばエチレンオキシドと脂肪 アルコール(たとえばオレイルアルコールまたはセチルアルコール)またはアル キルフェノール(たとえばオクチルフェノール、ノニルフェノールおよびオクチ ルクレゾール)との縮合物が含まれる。他の非イオン型物質は、長鎖脂肪酸と無 水ヘキシトールから誘導される部分エステル、これらの部分エステルとエチレン オキシドの縮合物、ならびにレシチンである。 濃縮液剤は、長期貯蔵に耐え、そのような貯蔵後に水で希釈して慣用の噴霧装 置でそれらを施与できるのに十分な期間均質に維持される水性調製物を形成する ことがしばしば要求される。濃縮液剤は、1種類またはそれ以上の有効成分10 〜85重量%を含有することができる。希釈して水性調製物を形成する場合、そ れらの調製物はそれらを使用する目的に応じて種々の量の有効成分を含有するこ とができる。 式Iの化合物を、種子処理用の散剤(乾式種子処理剤DS、または水分散性の 散剤WS)または液剤(流動性濃縮液剤FS、液体種子処理剤LS、マイクロカ プセル懸濁液剤CS)として配合することもできる。 使用する際には、有害昆虫、有害生物の存在場所、または有害生物の侵入を受 けやすい生育中の植物に、有害成分駆除用組成物を施与するための既知のいずれ かの方法で、たとえば散布、噴霧、または顆粒剤混入により、組成物を施与する ことができる。 式Iの化合物は組成物の唯一の成分であってもよく、または適宜それらを1種 類またはそれ以上の他の有効成分、たとえば殺虫薬、共力薬、除草薬、殺真菌薬 または植物生長調節薬と混合してもよい。式Iの化合物と混合して含有させるの に適した追加の有効成分は、本発明組成物の活性スペクトルを拡大する化合物、 または有害生物の存在位置における組成物の持続性を高める化合物であってもよ い。それらは式Iの化合物の活性と共力作用してもよく、またはたとえば作用速 度を高めるか、もしくは忌避性を克服することにより、活性を補ってもよい。こ のタイプの多成分混合物はさらに、各成分に対する耐性の発現を克服または阻止 するのに役立つであろう。含有させる追加の有効成分の具体例は、混合物の目的 用途および要求される補足作用のタイプに依存するであろう。適切な殺虫薬の例 には下記のものが含まれる: a)ピレスロイド類、たとえばペルメトリン(permethrin)、エス フェンバレレート(esfevalerate)、デルタメトリン(delta methrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、特にラムダ−シ ハロトリン、ビフェントリン(biphenthrin)、フェンプロパトリン (fenpropathrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、テ フルトリン(tefluthrin)、魚類安全型ピレスロイド類、たとえばエ トフェンプロックス(ethofenprox)、天然ピレトリン、テトラメト リン(tetrarmethrin)、s−ビオアレトリン(bioallet hrin)、フェンフルトリン(fenfluthrin)、プラレトリン(p rallethrin)、および5−ベンジル−3−フリルメチル−(E)−( 1R,3S)−2,2−ジメチル−3−(2−オキソチオラン−3−イリデンメ チル)シクロプロパンカルボキシラート; b)有機ホスフェート、たとえばプロフェンフオス(profenfos)、 スルプロフォス(sulprofos)、メチルパラチオン、アジンホス−メチ ル(azinphos−methyl)、デメトン−s−メチル(demeto n−s−methyl)、ヘプテノホス(heptenophos)、チオメト ン(thiometon)、フェナミホス(fenamiphos)、モノクロ トホス(monocrotophos)、プロフェノホス(profenoph os)、トリアゾホス(triazophos)、メタミドホス(metham idophos)、ジメトエート(dimethoate)、ホスファミドン( phosphamidon)、マラチオン(malathion)、クロロピリ フォス(chloropyrifos)、ホサロン(phosalon)、テル ブフォス(terbufos)、フェンスルフォチオン(fensulfoth ion)、フォノフォス(fonofos)、ホラート(phorate)、ホ キシム(phoxim)、ピリミホス−メチル(pyrimiphos−met hyl)、ピリミホス−エチル、フェニトロチオン(fenitrothion )またはダイアジノン(diazinon); c)カルバメート類(アリールカルバメートを含む)、たとえばピリミカーブ (pirimicarb)、クロエトカーブ(cloethocarb)、カー ボフラン(carbofuran)、フラチオカーブ(furathiocar b)、エチオフェンカーブ(ethiofencarb)、アルジカーブ(al dicarb)、チオフロックス(thiofurox)、カーボスルファン( carbosulfan)、ベンジオカーブ(bendiocarb)、フェノ ブカーブ(fenobucarb)、プロポクスル(propoxur)または オキサミル(oxamyl); d)ベンゾイル尿素類、たとえばトリフルムロン(triflumuron) またはクロルフルアズロン(chlorfluazuron); e)有機スズ化合物、たとえばシヘキサチン(cyhexatin)、フェン ブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、アゾシクロチン(a zocyclotin); f)マクロライド類、たとえばアベルメクチン(avermectin)類ま たはミルベマイシン(milbemycin)類、たとえばアバメクチン(ab amectin)、イベルメクチン(ivermectin)、およびミルベマ イシン; g)ホルモンおよびフェロモン; h)有機塩素化合物、たとえばベンゼンヘキサクロライド、DDT、クロルダ ン(chlordan)またはジエルドリン(dierdrin); i)アミジン類、たとえばクロルジメフォーム(chlordimeform )またはアミトラズ(amitraz); j)燻煙剤; k)イミダクロプリド(imidacloprid)。 上記の主要群の殺虫薬のほか、混合物の目的用途に適切ならば、特定の標的を もつ他の殺虫薬を混合物中に使用できる。たとえば特定の作物に選択的な殺虫薬 、たとえばカルタップ(cartap)またはブプロフェジン(buprofe zin)など、イネ用のニカメイガ(stemborer)特異性殺虫薬を使用 できる。あるいは、特定の昆虫種/期に特異的な殺虫薬、たとえばクロフェンテ ジン(chlofentezine)、フルベンジミン(flubenzimi ne)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)およびテトラジフォン (tetradifon)などの卵−幼虫駆除薬、ジコフォール(dicofo l)またはプロパルジャイト(propargite)などの殺運動剤(mot ilicide)、ブロモプロピラート(bromopropilate)、ク ロロベンジラート(chlorobenzilate)などの殺ダニ薬、または ヒドラメチルロン(hydramethylron)、シロマジン(cylom azine)、メトプレン(methoprene)、クロロフルアズロン(c hlorofluazuron)およびジフルベンズロン(diflubenz uron)などの生長調節薬も、本発明組成物に含有させることができる。 本発明組成物中に用いるのに適した共力薬の例には、ピペロニルブトキシド、 セサマックス(sesamax)、サフロキサン(safroxan)およびド デシルイミダゾールが含まれる。組成物に含有させるのに適した除草薬、殺真菌 薬および植物生長調節薬は、意図する標的および要求される作用に依存するであ ろう。含有させることができるイネ選択性除草薬の例は、プロパニル(prop anil)であり、ワタに用いるのに適した植物生長調節薬の例は“ピックス( P ix)”であり、イネに用いるのに適した殺真菌薬の例にはブラスチサイド(b lastocide)類、たとえばブスチサイジン−S(blasticidi n−S)が含まれる。組成物中の他の有効成分に対する式Iの化合物の比率は、 標的のタイプ、混合物に要求される作用など多数の要因に依存するであろう。し かし、一般に組成物に追加する有効成分は、ほぼそれが通常用いられる割合、ま たは共力作用が起きる場合はそれよりわずかに少ない割合で施与されるであろう 。 本発明を以下の実施例により説明する。実施例1〜3には、式(I)の化合物 の製造を示す。実施例4〜11には、式Iの化合物の施与に適した有害生物駆除 用組成物を示す。以下の成分はそれらの登録商標で呼ばれ、下記の組成をもつ。登録商標 組成 シンペロニックNP8} ノニルフェノール−エチレンオキシド縮合物 (Symperonic NP8) シンペロニックNP13} シンペロニックOP10} アロマソールH アルキルベンゼン系溶剤 (Aromasol H) ソルブエッソ200 不活性希釈剤 (Solvesso 200) ケルトロール 多糖類 (Keltrol) 実施例1 これはビス(4,4−ジフルオロブト−3−エニル)ジスルフィドの製造を示 す。工程11,4−ジブロモ−1,1,2−トリフルオロブタンの製造 4−ブロモ−1,1,2−トリフルオロブト−1−エン(フルオロケム社)( 240g)を、使用前に水(300cm3)、次いでブライン(300cm3)で 洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。過酸化ベンゾイル(約0.7g)を一度に 添加し、反応温度が30〜40℃に維持される速度で混合物に臭化水素ガスを吹 き込んだ。2時間後、反応混合物試料のGCは出発物質がほとんど残っていない こ とを示した。反応混合物を水(300cm3)、次いで飽和炭酸水素ナトリウム 溶液、次いで再び水(300cm3)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、ろ過し て淡黄色の油(296.7g)を得た。これは1,4−ジブロモ−1,1,2− トリフルオロブタンと同定された。この物質はGC分析により純度98%を超え ることが示された。 工程24−ブロモ−1,1−ジフルオロブト−1−エンの製造 水(1滴)を含有するアセトン(6cm3)中における1,4−ジブロモ−1 ,1,2−トリフルオロブタン(1.38g)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下で亜 鉛末(0.88g)を添加した。45分後、GC分析は大部分の出発物質が消費 されたことを示した。次いでこの混合物を、微量の水を含有するアセトン中の亜 鉛末(3g)(55℃に予熱)にさらに添加した。この温度でさらに20分後、 GC分析は出発物質がすべて消費されたことを示した。これは脱臭素フッ素反応 が開始したことを示す。次いで、反応混合物を55℃に維持しながら、さらに出 発物質(12.34g)を反応混合物に75分かけて添加した。次いでさらに9 5分間加熱を続けた。試料のGC分析は、約3%の出発ジブロモ化合物が未変化 のままであることを示した。さらに亜鉛末(0.16g)を添加し、出発物質が すべて消費されたことをGCが示すまで加熱を続けた。アセトン溶液を残留亜鉛 からデカントして、以後の化学反応に用いるのに適した4−ブロモ−1,1−ジ フルオロブト−1−エン溶液を得た。工程3ビス(4,4−ジフルオロブト−2−エニル)ジスルフィドの製造 二硫化ナトリウム溶液(予めエタノール(250cm3)中で硫化ナトリウム ・9水和物(53g)および硫黄(7.0g)から製造)を、エタノール(10 0cm3)中の1−ブロモ−4,4−ジフルオロブト−3−エン(50g)に添 加した。この混合物を徐々に加熱し、還流下で2時間撹拌し、次いで冷却し、減 圧下で蒸発させた。残留物をジエチルエーテルで抽出し、有機相をろ過して臭化 ナトリウムを除去し、エーテルを減圧下で蒸発させると液体が得られた。これを 16mmHg、沸点120℃で蒸留して、ビス(4,4−ジフルオロブト−3− エニル)ジスルフィド(24g)を無色液体として得た。 実施例2 この実施例は4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸n−ヘキシル の製造を示す。 n−ヘキサノール(10cm3)中のビス(4,4−ジフルオロブト−3−エ ニル)ジスルフィド(1.0g)を、炭酸カリウム(無水、0.54g)と共に 窒素雰囲気下で撹拌し、0℃に冷却した。この混合物にN−ブロモスクシンイミ ド(2.0g)を添加し、反応物を1.5時間かけて周囲温度に高めた。反応物 をジエチルエーテル(150cm3)中へ抽出し、水(100cm3で2回)で洗 浄し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)、減圧下での蒸発により溶媒を除去した。 得られた油を減圧下で蒸発させて(15mmHgで110℃)、存在するn−ヘ キサノールを除去し、残留油をクロマトグラフィー(シリカ、ジクロロメタン) により分画して、目的生成物を淡黄橙色の油(0.14g)として得た。 化学イオン化質量スペクトル MNH4+分子イオン258. 実施例3 この実施例は4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸(ナトリウム 塩)の製造を示す。工程1 ジクロロメタン(15cm3)中の2−(4,4−ジフルオロブト−3−エニ ルチオ)ベンゾチアゾール(英国特許出願第2270689A号の記載により製 造、8.25g)を、水(25cm3)中におけるペルオキシフタル酸一マグネ シウム・6水和物(25.7g,70〜80%、工業用)の混合物(激しく撹拌 )に添加した。この混合物を2日間撹拌し、ジクロロメタンおよび水で希釈し、 有機相を分離し、炭酸ナトリウム水溶液、水で洗浄し、乾燥させた(硫酸マグネ シウム)。溶媒を減圧下で蒸発させて、2−(4,4−ジフルオロブト−3−エ ニルスルホニル)ベンゾチアゾールを無色の油(4.9g)として得た。工程2 メタノール(13cm3)中の2−(4,4−ジフルオロブト−3−エニルス ルホニル)ベンゾチアゾール(1.9g)を周囲温度で撹拌し、水素化ホウ素ナ トリウム(0.52g)少量ずつで処理した。反応混合物を2時間撹拌し、さら に水素化ホウ素ナトリウム(0.50g)を添加し、周囲温度で18時間保存し た。この溶液を減圧下で蒸発させ、残留物を水とジエチルエーテルの間で分配し た。水相を分離し、ジエチルエーテル(150cm3で2回)で再抽出してベン ゾチアゾールを除去し、水相を減圧下で蒸発させて、目的生成物を吸湿性固体と して得た。 実施例4 この実施例はN−4−クロロベンジル4,4−ジフルオロブト−3−エニルス ルフィンアミドの製造を示す。工程1 4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィニルクロリドの製造 n−ヘキサン(400ml)中の塩化チオニル(200ml)を周囲温度で撹 拌し、4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸ナトリウム塩(44g )を少量ずつ添加した。添加終了後、反応混合物を窒素下で4.5時間加熱還流 し、周囲温度に冷却し、次いでろ過した。ろ液を減圧下で蒸発させると液体が得 られた。これを蒸留し、0.1mmHg、沸点50〜6O℃の画分を採取して、 4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィニルクロリド(5.6g)を得た 。 IR(薄膜)n:2946,1725,1380,1150,730cm-1工程2 乾燥ジエチルエーテル(1.5ml)中の4,4−ジフルオロブト−3−エニ ルスルフィニルクロリド(0.5g)を周囲温度で撹拌し、ジエチルエーテル( 1.5ml)中の4−クロロベンジルアミン(1.0g)を滴加した。混合物を 周囲温度に2日間保存し、次いで水(100ml)を添加した。混合物を塩酸水 溶液(2M)で酸性にし、ジクロロメタン(100ml)で抽出した。有機画分 を分離し、水で洗浄し、次いで無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧 下で 蒸発させると油が得られた。これをクロマトグラフィー(シリカ;酢酸エチル/ ヘキサン 2:1、容量比)で分画して、N−4−クロロベンジル4,4−ジフ ルオロブト−3−エニルスルフィンアミド(0.094g)を灰白色固体として 得た。融点37〜8℃。 実施例5 この実施例は、水で希釈して噴霧用として適する液体調製物に容易に変換でき る乳化性濃縮組成物を示す。この濃縮物は下記の組成をもつ: 重量% 化合物No.1 25.5 シンペロニックNP13 2.5 ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 2.5 アロマソールH 70 実施例6 この実施例は、水で希釈して噴霧用として適する液体調製物に容易に変換でき る湿潤性粉末組成物を示す。この湿潤性散剤は下記の組成をもつ: 重量% 化合物No.13 25.0 シリカ 25.0 リグノスルホン酸ナトリウム 5.0 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 カオリナイト 43.0 実施例7 この実施例は、そのまま植物その他の表面に施与できる散布用散剤を示す。こ れは1重量%の化合物No.25および99重量%のタルクを含む。 実施例8 この実施例は、パラフィン系希釈剤と混合した後、超低容量法で施与するのに 適した、濃縮液配合物を示す。 重量% 化合物No.19 90.0 ソルブエッソ200 10.0 実施例9 この実施例は、水で希釈して水性噴霧剤として施与するのに適した調製物に容 易に変換できる、濃縮カプセル懸濁液剤を示す。 重量% 化合物No.4 10.0 アルキルベンゼン系溶剤(たとえばアロマソールH) 5.0 トルエンジイソシアナート 3.0 エチレンジアミン 2.0 ポリビニルアルコール 2.0 ベントナイト 1.5 多糖類(たとえばケルトロール) 0.1 水 76.4 実施例10 そのまま施与できる顆粒状配合物: 重量% 化合物No.1 0.5 ソルブエッソ200 0.2 ノニルフェノールエトキシラート 0.1 (たとえばシンペロニックNP8) 炭酸カルシウム顆粒 99.2 (0.3〜0.7mm) 実施例11 濃縮水性懸濁液剤: 重量% 化合物No.21 5.0 カオリナイト 15.0 リグノスルホン酸ナトリウム 3.0 ノニルフェノールエトキシラート 1.5 (たとえばシンペロニックNP8) プロピレングリコール 10.0 ベントナイト 2.0 多糖類(たとえばケルトロール) 0.1 殺菌薬(たとえばプロキセル(Proxel) 0.1 プロキセルは登録商標) 水 63.3 実施例12 この実施例は水分散性の顆粒状配合物を示す。 重量% 化合物No.3 5 シリカ 5 リグノスルホン酸ナトリウム 10 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 5 酢酸ナトリウム 10 モンモリロナイト粉末 65 実施例13 この実施例は式Iの化合物の殺虫性を示す。多様な有害生物を用いて式Iの化 合物の活性を測定した。別途記載しない限り500ppm(重量)の化合物を含 有する液体組成物で有害生物を処理した。組成物は、アセトンとエタノール(5 0:50)の混合物に本発明化合物を溶解し、この溶液を液体組成物が要求濃度 の化合物を含有するまで、商品名“シンペロニック”NP8で市販される湿潤剤 0.05重量%を含有する水で希釈することにより調製された。“シンペロニッ ク”は登録商標である。 各有害生物に関し採用した試験法は基本的には同じであり、多数の有害生物を 媒体(通常は支持体、宿主植物、または有害生物が食する食物)に支持させ、媒 体および有害生物のいずれか、または両方を組成物で処理することからなってい た。次いで通常は処理の2〜5日後の種々の期間で、有害生物の致死率を評価し た。 モモアブラムシ(マイザス・ペルシケ)に対する試験の結果を下記に示す。こ れらの結果は、A、BまたはCで表す致死率等級(得点)を示す。Cは致死率4 0%未満、Bは致死率40〜79%、Aは致死率80〜100%を表す。この試 験でハクサイ(Chinese cabbage)の葉にアブラムシを感染させ 、感染した葉に被験組成物を噴霧し、3日後に致死率を評価した。 この試験で化合物No.1と3が等級Aを与えた。同様な試験でこれらの化合 物はハダニ(テトラニカス・ウルチカ)に対し等級Aを与えた。化合物No.2 1はヘリオディス・バイレッセンス幼虫に対し等級Bを与えた。さらに化合物1 、3および21は、12.5ppmで施与した場合、線虫(メロイドジン・イン コグニタ、Meloidogyne incognita)に対し等級Aを与え た。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I)の化合物: CF2=CX−CH2−CH2−S(O)−R (I) (式中、 Xは、水素、ハロゲンまたは低級アルキルを表し、 Rは、基OR1またはNR23を表し、ここでR1、R2およびR3はそれぞれ独 立して水素ならびにアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリ ール、アラルキル、アルカリール、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキ ル基から選択されるか、またはR2とR3は隣接窒素原子と一緒に窒素含有複素環 式基を表し、それらは酸素、硫黄および窒素から選択される異種原子をさらに含 有してもよく、R1、R2およびR3が表す基はいずれも、ハロゲン、シアノ、ニ トロ、ヒドロキシ、ヒドロカルビルオキシ、アミノ、ヒドロカルビルアミノ、ジ ヒドロカルビルアミノ、カルボキシ、ヒドロカルビルオキシカルボニル、カルボ キシアミド、ヒドロカルビルアミノカルボニル、ジヒドロカルビルアミノカルボ ニル、ヒドロカルビルチオ、ヒドロカルビルスルフィニルおよびヒドロカルビル スルホニルから選択される1またはそれ以上の置換基で所望により置換されてい てもよく、ここでこれらのヒドロカルビル基はいずれも前記の1またはそれ以上 の置換基で所望により置換されていてもよい)、およびその塩類。 2.Xが水素、フッ素またはメチルである、請求項1記載の式(I)の化合物 。 3.Xが水素またはフッ素であり、かつR1が水素である化合物、およびその 塩類である、請求項1記載の式(I)の化合物。 4.4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸、ならびにその塩類、 エステルおよびアミドから選択される、請求項1記載の化合物。 5.4,4−ジフルオロブト−3−エニルスルフィン酸。 6.N−4−クロロベンジル4,4−ジフルオロ−3−ブテニルスルフィンア ミド。 7.式(II)の化合物: (式中、Xは水素またはハロゲンまたは低級アルキルであり、Yはハロゲンであ る)。 8.Xが水素であり、かつYが塩素である、請求項7記載の化合物。 9.有害生物の駆除に有効な量の請求項1記載の化合物、および農業用として 許容できる液体または固体希釈剤を含む、有害生物駆除用組成物。 10.有害生物をその存在場所において駆除する方法であって、その存在場所 に有害生物の駆除に有効な量の請求項9記載の組成物を施与することを含む方法 。 11.有害生物が生育中の植物に有害な昆虫、ダニまたは線虫であり、組成物 をそれらの植物に、または植物が生育している土壌に施与する、請求項10記載 の方法。 12.土壌に生息する植物有害線虫の抑制方法であって、線虫抑制量の請求項 5記載の化合物またはその塩を土壌中に供給するように、土壌を処理することを 含む方法。
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