JP2001513955A - 受信方法及び受信機 - Google Patents

受信方法及び受信機

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JP2001513955A JP53735098A JP53735098A JP2001513955A JP 2001513955 A JP2001513955 A JP 2001513955A JP 53735098 A JP53735098 A JP 53735098A JP 53735098 A JP53735098 A JP 53735098A JP 2001513955 A JP2001513955 A JP 2001513955A
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オーリ ピーライネン
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ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア
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    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、受信方法及び受信機に関する。手段(24)で、ビット1及びビット0に関係し且つ生存経路の移動距離の確率を表す数を各レベルで生成する。手段(25)で、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関係し且つ移動距離の確率を示す数を別々に合計する。手段(27)で、前記合計値の対数を生成し、手段(28)で、ビット1及びビット0に関係し且つ移動距離の確率を示す対数の差を生成し、これにより正しい経路を追跡するフェーズがなくとも受信ビットを決定できる。

Description

【発明の詳細な説明】 受信方法及び受信機 発明の属する技術的分野 本発明は受信符号がビットの関数であるような受信方法に関するものであり、 前記受信符号は、レベルAの各状態になるに至った各経路の移動距離の合計に、 ビット1及びビット0に関係し且つ次のレベルBに至る経路分岐の移動距離を加 えることと、レベルAの後に続く次のレベルBにおいて、各状態に入る経路分岐 の移動距離の合計を比較することと、移動距離の合計を基に、レベルBの各状態 において二つの経路の内の最良のものを生存経路として選択することにより、連 続する格子のレベルA及びBで検出される。 本発明は又、受信符号がビットの関数であるようなもう一つの受信方法に関す るものであり、前記受信符号は、レベルAの各状態になるに至ったある経路の移 動距離の合計に、ビット1及びビット0に関係し且つ次のレベルに至る移動距離 を加えることと、各状態に入る経路分岐の移動距離の合計を、レベルAの後に続 く次のレベルBにおいて比較することと、移動距離の合計を基に、レベルBの各 状態において二つの経路の内の最良のものを生存経路として選択することにより 連続する格子のレベルA及びBで検出される。 本発明は更に受信機に関するものであり、前記受信機は、受信符号に関係する ビットを決定するために使われる、格子の移動距離を形成するための手段と、次 のレベルBに至る二つの経路分岐の移動距離を、二つの連続するレベルA及びB の内のレベルAの各状態になるに至った各経路の移動距離の合計に加え、レベル Aの後に続く次のレベルBにおいて、各状態に入る経路分岐の移動距離の合計を 比較し、移動距離の合計を基に、レベルBの各状態において二つの経路の内の最 良のものを生存経路として選択するための選択手段とから成る。 本発明は更にもう一つの受信機に関するものであり、前記受信機は、受信符号 に関係するビットを決定するために使われる、格子の移動距離を形成するための 手段と、次のレベルに至る二つの経路分岐の移動距離をレベルA及びBの内のレ ベルAの各状態になるに至った各経路の移動距離の合計に加え、各状態に入る経 路分岐の移動距離の合計をレベルAの後に続く次のレベルBにおいて比較し、移 動距離の合計を基に、レベルBの各状態において二つの経路の内の最良のものを 生存経路として選択するための選択手段とから成る。 発明の背景 白色雑音がデジタルセルラー無線システムの条件に関して通常行われる見積に 影響を与える、有限状態離散時間マルコフ過程において、ビタビアルゴリズムは シーケンス見積に最適な再帰アルゴリズムを提供するが、本アルゴリズムは個別 ビットの検出に関し等しく有効とはいえない。受信信号は、セルラー無線システ ムの基地局又は加入者端末でビタビデコードすることができる。受信機のビタビ デコーディングでは、送信データから成る最も可能性の高いシーケンスが探索さ れる。従ってビタビデコーディングでは、送信された情報に対応する符号が検出 され、本符号は送信されたメッセージのビット又はビット組合せを表す。ビタビ アルゴリズムは既知のように信号の検出とデコーディングに使われる。ビタビア ルゴリズムは信号から一つのML(最尤)シーケンス見積を生成し、通常はチャ ネルデコーディング機能に関するソフト決定も行う。ML見積は信号に含まれて いる符号シーケンスの見積から成る。ML法は、プローキス・J・G著、「デジ タル通信」(4.2章、1989年、マグローヒルブック社)で述べられており ビタビアルゴリズムのハードウェアインプリメンテーションについては、G・フ ェッテワイス、H・メイヤー共著「高速並列ビタビデコーディング:アルゴリズ ムとVLSIアーキテクチャ」(IEEE会報、29巻(5号)1991年)で 発表されており、参考文献としてここに記載する。 従来技術によるビタビ検出器では、ビット決定を行うための正しい経路を追跡 するフェーズが必要である。このためビット検出に遅れが生じる。更に、ビタビ 検出器は一度でも誤った経路分岐を選択した後は、ふらつきを生じ、即ち幾つか の状態の移動時間に亘り正しい経路を失うことになる。 発明の概要 従って本発明の目的は、ビタビアルゴリズムに類似した受信方法及び受信機を 提供することにあり、これを使えば、正しい経路の追跡を用いなくとも直接にビ ット決定を行うことができる。 これは本文冒頭に述べた方法で達成され、前記方法は、ビット1及びビット0 に関係し且つ生存経路の移動距離の確率を示す数を、符号の各ビット毎に別々に レベルBにおいて生成する段階と、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関 係し且つ移動距離の確率を示す数を別々に合計する段階と、前記合計の対数を生 成する段階と、受信信号がこれに基づき決定されることになる前記合計の対数の 差を生成する段階とにより特徴づけられる。 本文冒頭に述べた方法は更に、ビット1及びビット0に関係し且つ生存経路の 移動距離の確率を示す数を、符号の各ビット毎に別々にレベルBにおいて生成す る段階と、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関係し且つ移動距離の確率 を示す数を別々に合計する段階と、生成された合計を互いで割り算する段階と、 受信信号がこれに基づき決定されることになる前記合計の商の対数を生成する段 階とにより特徴づけられる。 本発明の受信機は、ビット1及びビット0に関係し且つ生存経路の移動距離の 確率を示す数を、符号のビット毎に別々にレベルBにおいて生成するための手段 と、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関係し且つ移動距離を示す数を別 々にレベルBにおいて合計するための手段と、移動距離の確率を示す数の合計結 果を記憶するための手段と、前記合計の対数を生成するための手段と、受信ビッ トに関して直接決定ができるようになる合計の対数の差を生成するための手段か ら成ることを特徴とする。 本発明の受信機は更に、ビット1及びビット0に関係し且つ生存経路の移動距 離の確率を示す数を、符号のビット毎に別々にレベルBにおいて生成するための 手段と、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関係し且つ移動距離を示す数 を別々にレベルBにおいて合計するための手段と、移動距離の確率を示す数の合 計結果を記憶するための手段と、前記手段によって生成された移動距離の確率を 示す数の合計結果から商を生成するための手段と、受信ビットを決定するため前 記割り算された合計の対数を生成する手段とから成ることを特徴とする。 本発明の方法は、重要な利点を提供する、即ち検出性能を高め、ビット決定を 速め、従来技術によるビタビ検出で普通に見られたふらつきを取り除く。 図面の簡単な説明 以下、添付図面の例を参照しながら、本発明を更に詳しく説明する。 図1は格子図を示す。 図2は受信デコーダを示す。 図3は受信機を示す。 図4は受信機を示す。 好適な実施例の詳細な説明 本発明の解法はビタビアルゴリズムを使うデジタル無線システム、特にGSM 無線システムに適用できるが、これに限定されるものではない。無線システムで 受信される信号のデータサンプルyは以下のように表すことができる。 y=HS+n (1) 但し、Hはチャネル見積即ちインパルス応答見積、Sは送信されたデータ、nは ノイズ及び干渉を表す。太字書体は当文字がベクトル又はマトリックスであるこ とを示す。まず本発明の解法の理論的基礎を考察する。二つの要素を持つグルー プBを決定する。グループBはビットB={a0,a1}と呼ばれ、a0は例えば 0でa1は例えば1である。次に符号Siを、ビットxで形成されるシーケンスに より以下の通りに決定することができる。 Si=f(Xi,N-1,Xi,N-2,..,Xi,O);Xi,N-1∈B,Xi,N-2∈B,..,Xi,O∈B (2) 本式は、符号SiがビットXi,N-1,Xi,N-2,..,Xi,Oの関数であることを示す。式( 2)のサインΛはANDサインである。本式のNはビット数を表す。 メモリレスチャネル即ちマルコフ過程に関する限り、受信ビットp(xn|y)の確 率関数は、以下のように表される。但し、iは合計に関するインデックス、xnはnthビットを表し1(又は0)で ある。こうしたビットは通常、計算を容易にするため値[-1、1]としてマップさ れる。従来技術に従って機能するビタビ検出機の出力は、受信ビットの対数公算 関数であり、受信機の他の部分で必要になる。本出力は、xnの逆ビットを文字 の確率を割り算し対数を生成することで生成される関数であり、これにより式( 2)で表される対数公算関数は、p(y)が消去され以下のようになる。 確度がレーリー分布するとの仮定は、σを干渉の強さとし以下式で表され、 フォーニー距離に適する方法により、式(4)は更に以下のように書き直せる。 但し、Nは干渉の有効値σ2であり信号分散として計算され、xはxnから成る に当業者には明白な方法で、他の符号も使用できる。本式を本発明の方法に適用 すると、式(6)の干渉の有効値をある定数で更に増幅することができる。文字 Jで表されるウンガボック距離を利用すると、式(6)は更に別の形に表せる。 する。ウンガボック距離の代わりに、例えばフォーニー距離のような別の距離も 使用できる。ウンガボック距離はJ=2Re[y(Hx)H]+xHHHxの式で決 定され、2Re[y(Hx)H]は整合フィルターに対応する項、xHHHxは受 信符号に左右されない基準値に対応する項である。複数の実際の確率の代わりに 、一つの確率を示す又は代表する値を用いることが可能または有利である。式( 7)を基に本発明のアルゴリズムを使って、受信ビットの対数確度を決定できる 。 図1の格子図を基に、数は少ないが例えば8状態(STATE)で8レベル( LEVEL)から成る例で、本発明のアルゴリズムを更に詳しく説明する。格子 図は、格子内のイベントを発生順に左から右へ表す。受信ビット(ビットは1又 は0)を頼りに、各レベルの一ポイント即ち一つの状態から二つの異なる経路を 通って次のレベルのN個の異なる状態へ進むために、移動を使用できる。或る距 離における或る状態は、無限のビットシーケンスの中で一つのウインドウを代表 し、一度に数ビットだけを表示する(本例では、各レベルは8状態のみから成る ので、一つのウインドウは3ビットから成る)。距離が或るレベルから別のレベ ルへ進む時には、ウインドウ上に現れる数ビットのシーケンスから一ビットが必 ず取り除かれると同時に、新たな受信ビットがシーケンスの反対側の端に入り込 む。受信ビットが決定されるためには、各状態に入る最良経路、即ち生存経路が 各状態で選択され、関係データがメモリに記憶される。 次に二つの連続する格子レベルA及びBを考察する。関係するレベルはレベル 3、レベルBと仮定する。本発明の方法では、レベル2即ちレベルAにおける各 状態に繋がる生存経路の移動距離の合計に、ビット1及びビット0に関係し且つ 次のレベルに繋がる経路分岐の移動距離を加える。状態1即ち3ビットウインド ウとして表される時の状態001から、状態4即ち2進数形式の100へ移るた 間の状態移動は、一般にTRAN(REM(2i+1,MS),i)の形でビ ット1へ以下のように書き込まれる。但し、iは[0、MS]の間の整数、MSは 格子状態の数、REMは以下のように機能する剰余関数を表す。 ビット0に関する移動は次にTRAN(REM(21,MS),i)の形と なる。f(i)がREM(2i+1,MS)又はREM(2i,MS)であ る場合の移動TRAN(f(i),i)は、二つの異なるレベル状態の間で起こ る移動の対数確率を表すのに有利である。従来技術とは明らかに異なり本発明の 方法の場合、移動は干渉の瞬間の大きさNを基に測定され、式(6)及び(7) のように示される。次に本発明の方法で、前記レベルA後に続くレベルBの各状 態に入る経路分岐の移動距離の合計が比較され、レベル3で各状態における二つ の経路の内の最良の経路、即ち最も可能性の高い経路が、移動距離の合計に基づ き生存経路として選択される。 例えばレベル3であってもよい本発明の方法の特定レベルでは、ビット1及び ビット0は、生存経路の移動距離の確率を表す数、例えばe(TRAN(f(i),i))=e ^(TRAN(f(i),i))に関係する。底eの代りに任意の実数である底 aを使うことも可能で、確率を示す数はa^(TRAN(f(i),i))=a ^[(bx|y-HS|2/2N)]の形となる。従来のビタビ検出機との唯一の差は、干 渉Nの瞬間が移動中に考慮される点である。次に引き数TRAN(f(i),i ))は、任意の実数である数bで重み付けされるのが望ましい。しかし、数aは 数e又は数2が望ましく、数bは±1又は±ln2が望ましい。但しlnは自然 対数である。次に、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関係し且つ確率を 表す数e(TRAN(f(i),i))が別々に合計され、その合計の対数が生成され、ビット 1及びビット0に関係し且つ移動距離の確率を表す対数の差Lが以下の式で求め られる。 但し、対数は自然対数が望ましい。式(8)で、任意の対数と数学的に等価な値 はlog(p)―1og(r)=log(p/r)であることから、合計を割り 算して割り算合計の対数を生成することでも同じ結果が得られることに注目され たい。ビットの確度を表す数字Lが0より大きい場合、そのビットは1であり、 Lが0より小さい場合そのビットは0である。結果にこの種の処理を行うとハー ドビット決定の例が提供される。しかし、こうした結果はソフトビット決定であ り、即ちビットが1又は0であることの確実性の度合を示している。移動距離の 確率を表す数の合計の対数関数の底に使われる数は、ネーパー数eでなく大抵は 数2が有利であるが、底2を使えば2進数体系での浮動小数点数演算が楽になる からである。 本発明では、得られた検出結果を使って、見積もられたインパルス応答がアダ プティブ制御される。本制御は二次的誤差を最小にすることで実行できる。普通 の最小2乗法問題(LSE問題)は、カルマンフィルター、拡大カルマンフィル ター、再帰最小2乗(RLS)フィルター、最小平均2乗(LMS)フィルター を使うことで解決できる。 本発明の方法では、インパルス応答見積もりが利用できる場合、検出時に使わ れる距離を制御する。演算は、望ましいハードビット決定を行うためにビットの 確度又は確率を使うことと、符号を生成するために前記ハードビット決定を使う ことにより実行される。インパルス応答及び生成された符号は、基準サンプルの 生成に使われ、前記基準サンプルが、最小2乗和法等を使って、対応する受信サ ンプルと比較される。検出に使われる距離は次に、基準サンプルと受信サンプル の比較によって生成された最小2乗和の結果を用いて制御され、前記結果は有利 なことに新しいインパルス応答見積Hを提供する。次に距離は、最小の2乗和法 における変化勾配へ向かってインパルス応答見積Hを変えることにより制御され 但し、res_vecはハードビット決定に関するoutk,...,outk ―rから成るベクトル 、 あり、mu=[0,1]は勾配に向かう変化の重み付け係数として作用する。mu が0の場合、インパルス応答見積は変化しない。シュミレーションによるとパラ メータmuの良好な値は、例えば1/128である。 受信ビットに関するハードビット決定が行われる時、基準サンプルを作るため にハードビット決定のコンボルーションとインパルス応答が使われる。一般的な 場合、コンボルーションは、例えばインパルス応答H及び以下の式(10)で見 積もられたサンプル見積Sに基づいて計算される。 但し、i及びjは要素を表すインデックスである。次に式(11)に示す最小2 乗和法を使い、基準サンプルが対応する受信サンプルと一時的に比較される。 但し、LSは最小2乗和の結果である。基準サンプルと受信サンプルの比較で得 られる結果LSは、インパルス応答Hを変化させることにより、検出時に使われ る距離を制御するのに使われる。 本発明の方法によるデコーディングは、図2のブロック図に示された受信機の 検出部分中で実行できる。当デコーダは、多くの場合従来技術による移動/分岐 距離ユニット(BMU)又は整合フィルターであってもよい移動距離ユニット2 1と、加算―比較―選択ユニット(ACS)22と、累積距離メモリ(CUM) 23と、指数を生成する手段24と、合計を生成する手段25と、レジスタ26 と、対数を生成する手段27と、差を生成する手段28と、レジスタ29とから 成る。又有利なことに本発明の解決法は、ハードビット決定を行う手段30と、 符号を生成する手段36と、最小2乗和を生成する手段31と、遅れを生成する 手段32と、検出部分の演算を制御する手段33とから成る。本発明の解決法は 少なくとも原理的に、点線内に示した24から30までの複数のブロックから成 り、好都合なことにブロックの数はコーディングで必要なビット数と対応する。 受信サンプルは、信号分散Nに関する情報も受信する移動距離計算ユニット2 1へ送られる。移動距離ユニット21では、各々の可能状態から前記状態への移 動に対応する値が生成される。ウンガボック距離が使われる場合の手段21の出 力は、整合フィルターに対応する2Re[y(Hx)H]と、各ビタビ状態において事 前に基準値として定式的に表現できるxHHHxである。上付き文字Hは複素共 役の転置を表す。しかし本発明の基本的考え方の観点からは、手段21の演算も 距離も重要ではない。選択ユニット22で、移動が累積距離ユニット23から得 られた合計に加算され、経路の移動の累積合計が互いに比較され、その結果の内 の最良のものが選択され、前記結果は累積距離ユニット23から得られた合計に 加算され、その結果は、次の列の計算用の新しい合計として累積距離ユニット2 3に記憶される。累積距離ユニット23には、或るレベルの各状態、即ち列、に 対して計算された数値が記憶される。 図2では、ビット1に関する移動TRAN(REM(2★i+1,MS),i )は番号34で表され、移動に関する演算は手段24から27の上部で行われる 。ビット0に関する移動TRAN(REM(2★i,MS),i)は番号35で 表され、移動に関する演算は手段24から27の下部で行われる。本発明の検出 部分では、ビット1及びビット0に関する移動TRAN(f(i),i)は手段 22から手段24へ進むが、同手段中でそれらは、式(5)のレーリー分布に 実質的に従ってビット確度を示す数値を生成するために使われる。手段25では 、確度を表す数値が、レジスタ26に記憶された別の状態の対応する数値に加算 される。本発明の解決法では、二つ以上の状態に関係する数値が考慮されれば十 分であるが、合計の際には或るレベルに関する全状態の数値が考慮されるのが望 ましい。ビット確度の合計の対数は手段27で生成され、対数の合計の差異は手 段28で生成される。ビットの決定に対応するこの差は、レジスタ29に記憶さ れるのが好ましい。 本発明の解決法を向上させるため、ビット決定は手段30中のハードビット決 定に入れられ、受信符号の見積Sは手段36で生成される。符号見積Sはインパ ルス応答Hも受信する手段31へ進む。インパルス応答H及び符号見積Sは、基 準サンプルを使ってコンボリューションを生成するために用いられ、同基準サン プルは受信信号のサンプルyから式(10)に従って2乗の形式で抽出され、前 記サンプルも手段32中で遅延された後に手段31に到達する。手段31でこの ように生成された最小2乗結果は、見積もられたインパルス応答Hを必要なだけ 変化させることにより、手段21における距離を制御するのに使われる。インパ ルス応答Hを変えると、発明的解決法のオペレーションが改善される。 図3は本発明の受信機のブロック図である。本受信機は図2の受信機と同様で あるが、手段25で合計され手段26で記憶された数値を割り算するために、受 信機中で手段281が使われている点のみが異なる。前記割り算の商から対数が 手段27を用いて生成され、好都合なことに結果はレジスタ29に記憶される。 本発明の解決法は、少なくとも原理的には、点線内に示された24−30と28 1との複数のブロックから成り、それらの数は、符号のコーディングに必要なビ ット数に対応するのが望ましい。 本発明の解決法の格別の特徴点は、従来技術による検出−ビタビで正しい経路 トレーシングが実行されるサバイバーメモリユニット(SMU)を必要としない 点である。 本発明の解決法に必要なチャネル干渉の強さは、例えば以下のように計算され る。まず、見積もられたチャネルインパルス応答及びGSMシステムのトレーニ ングシーケンスのような所定のシーケンスを使い、比較信号YRがコンボリュー ションとして生成されるのが好ましく、次に比較信号及びチャネルから受信され た信号の所定シーケンスを基に、干渉エネルギーNが分散型方法で計算される。 得られた比較信号YR及び受信された所定シーケンスである受信信号Yを使い、 式(3)で分散型結果Nを計算する。 但し、Qは任意の定数である。 図4は本発明の受信機のブロック図である。受信機はアンテナ41と、前処理 手段42と、検出部分43と、後処理手段44とから成る。アンテナ41から届 く無線周波数信号は、ミキサと、フィルターと、A/D変換器とから成る前処理 手段42へ進む。ミキサ及びフィルターは信号をより低い周波数に変換し、その 後信号はA/D変換器でデジタル化される。前処理手段は又、見積もられたイン パルス応答h及び信号分散Nを生成する。本発明の方法によりデジタル信号は、 手段21から29から成り手段30−33も含むのが望ましい検出部分43で処 理される。次に信号は手段44へ進み、本発明にとっては本質的ではないが、ベ ースステーション又は加入者ターミナルの演算にとっては本質的な機能である処 理が行われる。 本発明の解決法は、特にデジタル信号処理に関し、例えばASIC又はVLS I回路(特定用途向け集積回路、超LSI)により提供できる。演算は有利なこ とに、マイクロプロセッサー技術に基づくプログラムとして実行される。 以上、本発明を添付図面の例を参照しながら説明してきたが、本発明はこれに は限定されず、添付請求項に示された本発明の考え方の範囲内で様々な変更が可 能であることは明らかである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.受信符号がビットの関数である受信方法であって、前記受信符号は、レベル Aの各状態になるに至った各経路の移動距離の合計値に、次のレベルBへと至 る、ビット1及びビット0と関係する経路分岐の移動距離を加え、レベルAの 後に続くレベルBにおいて、各状態に入る経路分岐の移動距離の合計値を比較 し、移動距離の合計値に基づき、レベルBの各状態において二つの経路の内の 最良のものを生存経路として選択することにより、連続する格子レベルA及び Bで検出される、そのような受信方法において、生存経路の移動距離の確率を 示すビット1及びビット0に関係する数を、符号の各ビット毎に別々にレベル Bにおいて生成する段階と、移動距離の確率を示し二つ以上の状態のビット1 及びビット0に関係する数を、別々に合計する段階と、前記合計値の対数を生 成する段階と、合計値の対数の間の差を生成する段階であって、受信信号が前 記差に基づき決定される、そのような差を生成する段階とによって特徴づけら れる受信方法。 2.受信符号がビットの関数である受信方法であって、前記受信符号は、レベル Aの各状態になるに至った各経路の移動距離の合計値に、次のレベルへ至る、 ビット1及びビット0と関係する経路分岐の移動距離を加え、レベルAの後に 続くレベルBにおいて、各状態に入る経路分岐の移動距離の合計値を比較し、 移動距離の合計値に基づき、レベルBの各状態において二つの経路の内の最良 のものを生存経路として選択することにより、連続する格子レベルA及びBで 検出される、そのような受信方法において、ビット1及びビット0に関係し且 つ生存経路の移動距離の確率を示す数を、符号の各ビット毎に別々にレベルB において生成する段階と、二つ以上の状態のビット1及びビット0に関係し且 つ移動距離の確率を示す前記数を、別々に合計する段階と、生成された合計値 を互いで割り算する段階と、合計値の商の対数を生成する段階であって、受信 ビットが前記対数に基づき決定される、そのような対数を生成する段階とによ って特徴づけられる受信方法。 3.前記移動距離が形成される時、干渉の衝撃が考慮されることを特徴とする、 上記請求項1又は2に記載の方法。 4.前記合計値の対数関数の底として使われる数が2であることを特徴とする、 上記請求項1又は2に記載の方法。 5.インパルス応答が利用できる時、前記受信ビットはハードビット決定に使わ れ、前記ハードビット決定は符号を生成するのに使われ、前記符号及び前記イ ンパルス応答は基準サンプルを生成するのに使われ、前記基準サンプルは最小 2乗和法を使うことにより対応する受信サンプルと比較され、前記基準サンプ ルと前記受信サンプルとの比較により得られる結果は検出の際に用いられる距 離を制御するために使われることを特徴とする、上記請求項1又は2に記載の 方法。 6.受信符号に関係するビットを決定するために使われる、格子の移動距離を形 成するための手段(21)と、二つの連続するレベルA及びBの内のレベルA の各状態になるに至った各経路の移動距離の合計値に、次のレベルBへ至る二 つの経路分岐の移動距離を加え、レベルAの後に続く次のレベルBで、各状態 に入る経路分岐の移動距離の合計値を比較し、移動距離の合計値に基づき、レ ベルBの各状態において二つの経路の内の最良のものを生存経路として選択す るための選択手段(22)とから成る受信機において、ビット1及びビット0 に関係し且つ生存経路の移動距離の確率を示す数を、符号の各ビット毎に別々 にレベルBにおいて生成するための手段(24)と、二つ以上の状態のビット 1及びビット0に関係し且つ移動距離を示す数を、別々にレベルBにおいて合 計するための手段(25)と、移動距離の確率を示す数の合計結果を記憶する ための手段(26)と、前記合計値の対数を生成するための手段(27)と、 前記合計値の対数の差を生成するための手段であって、受信ビットが直接決定 できるようにする、そのような差を生成するための手段(28)とから成るこ とを特徴とする受信機。 7.受信符号に関係するビットを決定するために使われる、格子の移動距離を形 成するための手段(21)と、二つの連続するレベルA及びBの内のレベルA の各状態になるに至った各経路の移動距離の合計値に、次のレベルBへ至る二 つの経路分岐の移動距離を加え、レベルAの後に続く次のレベルBで、各状態 に入る経路分岐の移動距離の合計値を比較し、移動距離の合計値に基づき、レ ベルBの各状態において二つの経路の内の最良のものを生存経路として選択す るための選択手段(22)とから成る受信機において、ビット1及びビット0 に関係し且つ生存経路の移動距離の確率を示す数を、符号の各ビット毎に別々 にレベルBにおいて生成するための手段(24)と、二つ以上の状態のビット 1及びビット0に関係し且つ移動距離を示す数を、別々にレベルBにおいて合 計するための手段(25)と、移動距離の確率を示す数の合計結果を記憶する ための手段(26)と、前記手段(25及び26)により生成された移動距離 の確率を示す数の合計結果の商を生成するための手段(281)と、受信ビッ トを決定するために前記割り算された合計値の対数を生成するための手段(2 7)とから成ることを特徴とする受信機。 8.前記受信機が、移動距離が形成される時に干渉の衝撃が考慮されるように配 置された移動距離を形成するための手段(21)を含むことを特徴とする、上 記請求項6又は7に記載の受信機。 9.手段(27)において対数関数の底として使われる数が数2であることを特 徴とする、上記請求項6又は7に記載の受信機。 10.前記受信機が、ハードビット決定を行うために前記受信ビットを使うための 手段(30)と、符号を生成するためにハードビット決定を使うための手段( 36)と、基準サンプルを生成するため前記符号とインパルス応答を使い、前 記基準サンプルを最小2乗和法を用いて対応する受信サンプルと比較し、前記 手段(21)を制御するために前記比較により得られた結果を使うための手段 (31)とから成ることを特徴とする上記請求項6又は7に記載の受信機。
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