JPH09181617A - ビタビ復号回路 - Google Patents

ビタビ復号回路

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JPH09181617A
JPH09181617A JP34006195A JP34006195A JPH09181617A JP H09181617 A JPH09181617 A JP H09181617A JP 34006195 A JP34006195 A JP 34006195A JP 34006195 A JP34006195 A JP 34006195A JP H09181617 A JPH09181617 A JP H09181617A
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JP
Japan
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likelihood
path
circuit
state
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP34006195A
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English (en)
Inventor
Minoru Sakaibori
稔 境堀
Kazuaki Tsukagoshi
和明 塚越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Publication of JPH09181617A publication Critical patent/JPH09181617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビタビ復号回路において、パス推定の動作を
高速化し、なお且つ誤り訂正能力も向上させることによ
り、誤り率特性の良い復号データを得ることのできるビ
タビ復号回路を実現する。 【解決手段】 各時刻毎の入力データを元に、送信側で
用いている畳み込み符号のトレリス上の各枝に対する尤
度から算出される各状態の尤度の最大値と最小値の差に
対応して、打ち切り符号長を変えるように構成する。す
なわち、尤度の差が大きいときには、打ち切り符号長を
短くし、尤度の差が小さいときには、打ち切り符号長を
長くすることによって、システムの高速化並びに信頼性
向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤り訂正復号を行
うビタビ復号方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビタビ復号方式は、各時刻毎の入力デー
タを元に、送信側で用いている畳み込み符号のトレリス
上の各枝に対する尤度(パス尤度)を算出し、データを
復号する方式である。この枝メトリック情報とトレリス
の各状態に対するその1時刻前における生き残りパスの
パスメトリック情報(状態尤度)を元に、各状態の新し
い生き残りパスを状態尤度加算・比較・選択(ACS:
Add−Compare−Select)回路で選択す
る。選択された各生き残りパスのメトリックと、そのパ
スに対応する符号器入力データ系列の内容は、復号器内
のメモリに収容されるが、このとき、打ち切り符号長の
分だけさかのぼった時点のデータビットが復号データと
して出力される。
【0003】従来のビタビ復号回路の一例について、図
2のブロック図を用いて詳細を説明する。図2におい
て、入力端子201で受信した信号は量子化され、それ
に対応するパス尤度がパス尤度算出回路202で算出さ
れる。次に、ACS回路203によって、1時刻ステッ
プ前の正規化された2つの状態尤度と、パス尤度算出回
路202で求めたパス尤度とから候補尤度を算出し、両
者を比較する。ここで、ACS回路は、大きい値の尤度
を選択し、その選択された値が正規化前状態尤度として
正規化前状態尤度記憶RAM207に記憶される。この
とき、両者の比較で上のパス(状態位置番号の若い方)
を選択した場合、生き残りパス情報データを0とし、下
のパスを選択した場合、生き残りパス情報データを1と
して、生き残りパス記憶RAM208に記憶する。これ
を状態数分繰り返す。
【0004】また、時刻ステップ毎に、全状態の正規化
前状態尤度の最大値を最大値探索回路204で求める。
さらに、状態尤度正規化回路205において、前記の正
規化前の最大値を表現ビット数で表現できる最大値にな
るように正規化を行う。すなわち、正規化前の最大値と
表現ビット数の最大値の差をとり、全状態の正規化前状
態尤度から上記の差の数だけ引く処理を行う。ここで、
正規化後の状態尤度が0より小さくなった場合は、0に
設定するものとする。これを新たな状態尤度として、
(正規化後)状態尤度記憶RAM206に記憶する。こ
の値は、次時刻ステップにおいて再び新値としてACS
回路203に入力される。
【0005】このようにして、過去のN時刻まで、生き
残りパスがRAM208に記憶されると、現時刻ステッ
プから過去N時刻分の生き残りパス情報がパス推定回路
209に入力される。このパス推定回路209では、現
時刻ステップにおける最大尤度状態の位置番号と、その
状態のパス情報データから1時刻ステップ前の状態位置
を求める。これを打ち切り符号長N時刻分繰り返し、そ
の状態位置から復号データを算出し、出力端子210に
データが出力され、次のデータの復号動作が同様に繰り
返される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
打ち切り符号長Nが所定長の長さとして固定であるた
め、処理量は毎回一定であるが、処理の高速化を実現で
きない点で問題があった。また、伝送する際に、大きな
雑音が付加されると、各状態の尤度が互いに接近してし
まう現象が生じる。これは、相関が悪くなることを意味
するが、打ち切り符号長Nが固定であるため、誤り率が
増大する問題を招来していた。
【0007】本発明は、このような状況に鑑み、上記の
問題点を解決するためになされたもので、パス推定の動
作を高速化し、かつ誤り訂正能力も著しく向上させ、誤
り率特性の優れたビタビ復号回路を実現することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、ビタビ復号回路において、各状態の尤度
の最大値・最小値の差によって打ち切り符号長Nが可変
するように、構成したものである。すなわち、尤度の差
が大きいときは打ち切り符号長Nを短くし、尤度の差が
小さいときは打ち切り符号長Nを長くして、復号データ
を出力するように構成したものである。その結果、パス
推定の動作が高速化でき、なおかつ誤り訂正能力も向上
するようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を用いて詳細
に説明する。図1において、入力端子101で受信した
信号は量子化され、それに対応するパス尤度がパス尤度
算出回路102で算出される。次に、ACS回路103
によって、1時刻ステップ前の正規化された2つの状態
尤度と、パス尤度算出回路102で求めたパス尤度とか
ら候補尤度を算出し、両者を比較する。ここで、ACS
回路は、例えば、大きい値の尤度を選択し、その値を正
規化前状態尤度として、正規化前状態尤度記憶RAM1
07に記憶する。このとき、両者の比較で、上のパス
(状態位置番号の若い方)を選択した場合は、生き残り
パス情報データを0とし、反対に、下のパスを選択した
場合は、生き残りパス情報データを1として、生き残り
パス記憶RAM108に記憶する。この処理を状態数分
繰り返す。
【0010】また、時刻ステップ毎に、全状態の正規化
前状態尤度の最大値を最大値探索回路104で求め、最
小値を最小値探索回路111で求める。これらの値を状
態尤度の最大値と最小値の差の算出回路112に入力
し、最大値と最小値の差を算出する。算出された値は、
パス推定回路109に入力される。また、尤度正規化回
路105において、前記の正規化前の最大値を表現ビッ
ト数で表現できる最大値になるように正規化を行う。即
ち、正規化前の最大値と表現ビット数の最大値の差をと
り、全状態の正規化前状態尤度から上記の差の数だけ減
算する。ここで、正規化後の状態尤度が0より小さくな
った場合は0に設定するものとする。次に、これを新た
な状態尤度として、(正規化後)状態尤度記憶RAM1
06に記憶する。この値は、次時刻ステップにおいて再
び新値としてACS回路103に入力される。
【0011】このようにして、過去N時刻まで生き残り
パスがRAMに記憶されると、現時刻ステップから過去
N時刻分の生き残りパス情報がパス推定回路109に入
力される。この時、上記状態尤度の最大値と最小値の差
の算出回路112で算出された値によって、打ち切り符
号長Nが可変するものとする。すなわち、尤度の差が大
きい時はNを短くし、尤度の差が小さいときはNを長く
するようにNを設定する。パス推定回路109では、現
時刻ステップにおける最大尤度状態の位置番号と、その
状態のパス情報データから、1時刻ステップ前の状態位
置を求める。これを打ち切り符号長N時刻分繰り返し、
その状態位置から復号データを算出し、出力端子110
にデータが出力され、次のデータの復号動作が同様に繰
り返される。
【0012】以上のようにして、データの復号処理が行
われるが、各状態の尤度の最大値と最小値の差によっ
て、尤度の差が大きいときには打ち切り符号長Nを短く
し、反対に、尤度の差が小さいときは打ち切り符号長N
を長くするように構成しているため、パス推定の動作を
高速化することができ、かつ誤り訂正能力を著しく向上
させることが可能となる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、パス推定の動作を高速
化でき、誤り訂正能力も著しく向上するので、復号器と
してビタビ復号回路を使用するシステムの高速化並びに
信頼性向上に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビタビ復号回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】従来のビタビ復号回路の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
101,201…入力端子、 102,202…パス尤度算出回路、 103,203…状態尤度加算・比較・選択回路(AC
S回路)、 104,204…尤度の最大値探索回路、 105,205…状態尤度正規化回路、 106,206…正規化後状態尤度記憶RAM、 107,207…正規化前状態尤度記憶RAM、 108,208…生き残りパス記憶RAM、 109,209…パス推定回路、 110,210…出力端子、 111…尤度の最小値探索回路、 112…尤度の最大値・最小値の差の算出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳み込み符号器の拘束長Kに対して、長
    さK−1ビットのデータ列に含まれる情報ビットの組み
    合わせを表す各状態に対応して、尤度を算出するパス尤
    度算出回路と、該算出された尤度の加算・比較・選択を
    行うACS(Add Compare Select)
    回路と、該ACS回路より得られるパスデータを過去の
    時刻ステップについて打ち切り符号長N時刻ステップま
    で記憶するパスメモリ回路と、該記憶されたパスデータ
    によりN時刻ステップ逆戻りして、送信された情報デー
    タを復号算出するパス推定回路とからなるビタビ復号回
    路において、 各状態の尤度の最大値と最小値の差に対応して打ち切り
    符号長Nを可変しながらパスを推定し、復号データを出
    力するパス推定回路を具備することを特徴とするビタビ
    復号回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビタビ復号回路におい
    て、 各状態に対応した尤度の最大値を検出する第1の検出手
    段と、最小値を検出する第2の検出手段と、該第1と第
    2の検出手段によって検出されたそれぞれの尤度の値か
    ら差を検出する手段とが設けられていることを特徴とす
    るビタビ復号回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のビタビ
    復号回路において、 パスを推定する際に、上記尤度の差により打ち切り符号
    長Nが可変する手段が設けられていることを特徴とする
    ビタビ復号回路。
JP34006195A 1995-12-27 1995-12-27 ビタビ復号回路 Pending JPH09181617A (ja)

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