JPH11112361A - データ復号装置及びデータ復号方法 - Google Patents

データ復号装置及びデータ復号方法

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JPH11112361A
JPH11112361A JP9284568A JP28456897A JPH11112361A JP H11112361 A JPH11112361 A JP H11112361A JP 9284568 A JP9284568 A JP 9284568A JP 28456897 A JP28456897 A JP 28456897A JP H11112361 A JPH11112361 A JP H11112361A
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JP
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initial weight
decoding
unit length
floating
received signal
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JP9284568A
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Masatoshi Watanabe
昌俊 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/37Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
    • H03M13/39Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
    • H03M13/41Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors
    • H03M13/4161Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors implementing path management
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    • H03M13/4107Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors implementing add, compare, select [ACS] operations
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮動小数点における軟判定ビタビ復号に
おいて常に最適な初期重みを設定し、誤り訂正能力の高
いビタビ復号を行うこと。 【解決手段】 受信信号1は、1フレームメモリ2及び
初期重み演算部3に入力される。1フレームメモリ2
は、受信信号1を1フレーム遅延させて浮動小数点AC
S処理部4に入力する。一方、初期重み演算部3では、
受信信号1の振幅を1フレーム分積分し、浮動小数点A
CS処理部4に入力する。浮動小数点ACS処理部4で
は、初期重み演算部3からの入力を初期重みとしてAC
S処理を行い、パス選択結果をトレースバック処理部5
に入力する。トレースバック処理部5では、浮動小数点
ACS処理部4からの入力に基づき符号器の状態遷移の
再現が行われ、復号情報系列6が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル携帯電話
や衛星通信等のデータ伝送に用いるデータ復号装置及び
データ復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】畳み込み符号の復号方法の一つにビタビ
アルゴリズムを用いたビタビ復号法がある。図7を用い
てビタビ復号法について説明する。図7では、拘束長K
=3、符号化率R=1/2の畳み込み符号器を用いてJ
ビットの情報を伝送する場合を示している。
【0003】図7において、入力情報系列はシフトレジ
スタF0、F1に記憶される。更に、入力1ビットにつ
き、現在の入力値(bi)及びシフトレジスタに記憶され
ている過去2ビットの入力値(bi−1、bi−2)を用
いて、出力としてCi(1)、Ci(2)2ビットが得
られる。
【0004】この符号器を用いてJビットの情報を伝送
する場合の符号器の動作について説明する。最初に、シ
フトレジスタ(F0、F1)の状態をすべて0とし、Jビ
ットの情報系列bn(n=0、・・・、J−1)を順次符号
器に入力する。情報系列をすべて入力し終わった後に、
更にK−1=3−1=2ビットの0を入力し、シフトレ
ジスタの内容をすべて0とする。このシフトレジスタを
0にするためのビット列をテールビットと呼ぶ。以上の
操作により、2×(J+K−1)ビット長の符号系列が得
られ、この符号系列が無線伝送路等を通して伝送され
る。
【0005】ここで、シフトレジスタF0、F1の状態
によって、符号器の状態Sは次の4つの状態、すなわ
ち、S0=(0、0)、S1=(1、0)、S2=(0、
1)、S3=(1、1)のいずれかの状態をとる。最初に
状態S0にあった符号器が、情報系列信号が入力される
度に各状態を遷移していく様子を表現したものがトレリ
ス線図である。上記における符号系列のトレリス線図を
図8に示す。トレリス線図において、枝状の部分をブラ
ンチ、2個以上のブランチの連なりをパスと呼ぶ。
【0006】図8に示すトレリス線図において、点線の
ブランチは入力信号が“0”であることを示し、実線は
入力信号が“1”であることを示す。更に、ブランチ部
分に符号器の出力を示し、括弧内の数字は、左側がCi
(1)を表わし、右側がCi(2)を表す。
【0007】図8より、時刻tJにおいては、入力する
情報系列の内容によって符号器の状態はS0〜S3のい
ずれもとり得るが、テールビットの入力により時刻tJ
+2において必ずS0に終端していることが分かる。
【0008】図9はビタビ復号器の構成を示すブロック
図である。図9を用いて復号方法について説明する。ビ
タビ復号器では、受信された符号系列を用いて以下の手
順で符号器の状態遷移を再現することにより情報系列を
復号する。
【0009】まず、無線伝送路等を通って受信された受
信信号18は、判定器19によって0又は1の2値の受
信系列に変換される。受信系列は、ACS(Add Compa
reSelect)処理部20に入力される。ACS処理部20
では、図8のトレリス線図の時刻tnに相当する受信系
列C‘n(1)及びC’n(2)を用いて、トレリス線
図上の時刻tn−1〜時刻tn間の各ブランチにおける
符号器出力と受信系列との一致している度合い(尤度)を
ブランチメトリックとして求めるACS処理を行う。
【0010】このとき時刻tnの各状態には、それぞれ
2本のブランチが存在している(時刻tn−1の2つの
異なる状態から遷移している)が、このどちらかの尤度
が高いかを次の方法で選択する。
【0011】時刻tn−1の状態における累積パスメト
リックとブランチメトリックを加算したものを上記2本
のブランチについて求め、尤度の高い方を選択する。更
に、選択した方のメトリックの加算値を時刻tnのこの
状態の累積パスメトリックとする。
【0012】例えば、図10に示すように、受信系列と
して、C'n(1)、C'n(2)に(1、1)が得られたもの
として時刻tnの状態S0の選択パスと累積パスメトリ
ックを求める。状態S0には、時刻tn−1の状態S0
と状態S2からブランチが存在している。受信系列と符
号器出力とのハミング距離をメトリックとすると、S0
からS0へのブランチメトリックは2であり、S2から
S0へのブランチメトリックは0である。このとき、時
刻tn−1のS0における累積パスメトリックは2であ
り、S2における累積パスメトリックは0であるので、
それぞれの加算結果はそれぞれ4及び0となる。ここで
は、尤度としてハミング距離を用いているので、加算結
果が小さいものが尤度の高いものとなる。したがって、
結果として時刻tnの状態S0では、時刻tn−1の状
態S2からのパスを選択し、累積パスメトリックは0と
なる。
【0013】以上の処理をトレリス線図の全時刻、全状
態について行い、それぞれの選択パスを記憶する。ここ
で、時刻t0においては、状態S0から開始しているこ
とが受信側で既知であるので、時刻t0の状態S0のパ
スメトリックを他のS1〜S3に対して十分尤度の高い
値にしておく。これを初期重みと呼ぶ。
【0014】次に、上記ACS処理の結果を用いてトレ
ースバック処理部21においてトレースバック処理を行
う。送信側におけるテールビットの符号器への入力によ
って、時刻tJ+2において符号器はS0の状態である
ことが受信側において既知であるため、ACS結果から
得られる時刻tJ+2のS0における選択パスにより、
時刻tJ+1における状態を求めることができる。
【0015】以上の操作を繰り返し行うことで、一つ前
の時刻における状態にさかのぼり、符号器の状態遷移を
求める。符号器の状態遷移は、送信側の情報系列である
ので、以上のようにして情報系列の復号を行うことがで
きる。
【0016】上記の例では、メトリックとして1又は0
に硬判定した受信系列と符号器出力とのハミング距離を
用いているが、ビタビ復号法では、受信系列として1又
は0の2値でなく、更に多値に判定した軟判定値を用い
ることもできる。これにより、更にビタビ復号の誤り訂
正能力を向上できる。
【0017】携帯電話等の移動通信では、受信レベルは
移動局と基地局間の距離によって変動し、セル半径数k
mのセルラ電話では60〜80dBの変動幅を持ってい
る。更に、多重伝搬路によるフェージングによっても受
信レベルの瞬時値は数dB変動する。このような伝搬環
境に対して上記ビタビ復号を適用しようとする場合、A
GC(Auto Gain Control:自動利得制御)等によりレベ
ル変動を抑制し、変動幅を固定小数点表現で十数ビット
以下に制限して軟判定ビタビ復号を行っている。この方
法における初期重みの設定は、受信系列のレベル変動幅
が十分小さくされているため容易である。
【0018】このような固定小数点処理を行う方法に対
して、浮動小数点ディジタル信号処理プロセッサ等を用
いて受信信号の変動をそのまま浮動小数点で表現して、
軟判定ビタビ復号を行う方法がある。この方法により、
より誤り訂正復号能力を高めることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浮動小
数点処理を行う軟判定ビタビ復号においては、前記のよ
うに受信系列に変動幅があると、ACS処理部に初期重
みの設定が困難であるという課題がある。すなわち、A
CS処理は受信系列のレベルと初期重みを累積していく
処理であるので、受信レベルが最大の場合に備えて初期
重みを設定した場合、受信レベルが小さい信号の復号時
にパスメトリックの演算時の各受信系列のブランチメト
リックの大きさが誤差以下となってしまい、復号不能に
なる。一方、受信レベルが小さい場合にしぼって初期重
みを設定した場合、受信レベルが大きい信号の復号時は
逆に初期重みが無視され、誤り訂正能力が低下する。
【0020】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、浮動小数点における軟判定ビタビ復号において常
に最適な初期重みを設定し、誤り訂正能力の高いビタビ
復号を行うことができるデータ復号装置及びデータ復号
方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段を講じた。請求項1に記載の発明
は、受信信号の復号単位長に応じた初期重みを決定する
初期重み決定手段と、前記初期重みを用いて浮動小数点
演算を行う浮動小数点演算手段と、を具備する構成を採
る。
【0022】請求項7に記載の発明は、受信信号の復号
単位長に応じた初期重みを決定し、前記初期重みを用い
た浮動小数点演算による軟判定ビタビ復号を行う構成を
採る。
【0023】これらの構成によれば、浮動小数点ACS
演算の際、常に初期重みが最適のレベルに制御されるた
め、誤り訂正能力を高めることができるという作用を有
する。
【0024】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、初期重み決定手段は、受信信号の復号
単位長の振幅を積分することにより初期重みを決定する
構成を採る。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明において、受信信号の復号単位長の振幅を
積分することにより初期重みを決定する構成を採る。
【0026】これらの構成によれば、正確に、かつ効率
良く初期重みを決定することができ、より最適に初期重
みを制御することができる。
【0027】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、浮動小数点演算手段が、
時間的に前の復号単位長に応じた初期重みを用いて浮動
小数点演算を行う構成を採る。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項7又は請
求項8に記載の発明において、復号単位長に対する初期
重みをメモリに格納しておき、この初期重みを前記復号
単位長より時間的に後の復号単位長に対する浮動小数点
演算に用いる構成を採る。
【0029】これらの構成によれば、受信信号用のメモ
リを不要とし、復号遅延の少なくすることができるとい
う作用を有する。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、浮動小数点演算部が、時間的に前の復
号単位長に対する最終選択パスの累積パスメトリックを
初期重みとして用いる構成を採る。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、復号単位長に対する最終選択パスの
累積パスメトリックを求めてメモリに格納しておき、こ
の累積パスメトリックを前記復号単位長より時間的に後
の復号単位長に対する浮動小数点演算に用いる構成を採
る。
【0032】これらの構成によれば、初期重み演算部が
不要であり、処理量を少なくすることができるという作
用を有する。
【0033】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のデータ復号装置を備える移動
局装置を提供し、請求項6に記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載のデータ復号装置を備える
基地局装置を提供する。
【0034】これらの構成によれば、誤り訂正能力が高
い状態でデータ通信を行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施形態は、データ
復号装置であるビタビ復号器において、初期重み演算部
を備え、初期重み演算部において、受信信号の振幅の復
号単位長の合計を求めACS演算部の初期重みとして用
いるものである。
【0036】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に係るビタ
ビ復号器の構成を示すブロック図である。また、図2は
本発明の実施の形態1に係るビタビ復号器の動作を時間
表示したタイミング図である。
【0037】本実施の形態において、送信側の符号器の
構成及び動作は従来と同様である。また、送信側におい
て連続してデータを符号化する際、一定の間隔でテール
ビットを挿入することにより符号器のシフトレジスタの
状態をクリアする。その周期をフレームと呼ぶ。移動通
信等において、通常フレームは数十ms程度であり、フ
レーム内での受信信号のレベル変動幅は瞬時値変動によ
るもののみであり、数dB程度である。
【0038】以下、図1及び図2を用いてビタビ復号器
の動作について説明する。受信信号1は1フレームメモ
リ2及び初期重み演算部3に入力される。1フレームメ
モリ2は受信信号1を1フレーム遅延させて浮動小数点
ACS処理部4に入力する。一方、初期重み演算部3で
は、受信信号の振幅を1フレーム分積分し、これを初期
重みとして浮動小数点ACS処理部4に入力する。
【0039】浮動小数点ACS処理部4では、トレリス
線図を用いて、各ブランチにおける符号器出力と受信系
列との一致している度合い(尤度)をブランチメトリック
として求める。この浮動小数点ACS処理部4での処理
結果は、トレースバック処理部5に入力される。
【0040】次いで、トレースバック処理部5でトレー
スバック処理が行われる。これらの操作を繰り返し行う
ことにより、一つ前の時刻における状態(前のフレー
ム)にさかのぼり、符号器の状態遷移が求められ、復号
情報系列6が出力される。
【0041】すなわち、このビタビ復号器においては、
図2に示すように、復号対象フレーム期間(図中の斜線
部分)に初期重み演算を行って受信信号の復号単位長に
応じた初期重みを決定し、一方、この復号対象フレーム
期間に受信信号をメモリに格納する。そして、これらの
初期重み及び受信信号を用いて時間的に後となる次のフ
レーム期間にACS処理を行い、そのACS処理の結果
を用いてトレースバック処理を行って、復号結果として
復号情報系列を得る。
【0042】このように、本実施の形態では、初期重み
として現在の復号対象フレームの受信信号レベルの振幅
の積分を用いているので、受信信号のレベルが数十dB
の広いダイナミックレンジを持ち、かつ現在のフレーム
において受信信号の平均レベルがどの値をとっていて
も、最終パスの累積パスメトリックに対し極端に異なる
値にはならない。更に、十分尤度の高い適度な値に設定
することができ、誤り訂正能力を高めることができる。
【0043】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形態
2に係るビタビ復号器の構成を示すブロック図である。
また、図4は本発明の実施の形態2に係るビタビ復号器
の動作を時間表示したタイミング図である。本実施の形
態において、送信側の符号器の構成及び動作は実施の形
態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0044】以下、図3及び図4を用いてビタビ復号器
の動作について説明する。受信信号7は、浮動小数点A
CS処理部9及び初期重み演算部8に入力される。初期
重み演算部8では、受信信号の振幅を1フレーム分積分
し、浮動小数点ACS処理部9に入力する。浮動小数点
ACS処理部8では、図4に示すように、初期重み演算
部8からの入力を初期重みとし、次のフレームの受信信
号に対して逐次ACS処理行い、トレースバック処理部
10に入力する。トレースバック処理部10では、実施
の形態1と同様に処理が行われ、復号情報系列11が出
力される。
【0045】すなわち、このビタビ復号器においては、
図4に示すように、復号対象フレーム期間(図中の斜線
部分)の前のフレーム期間の受信信号の復号単位長に応
じて決定された初期重みと、復号対象フレーム期間の受
信信号とを用いてACS処理を行い、そのACS処理の
結果を用いてトレースバック処理を行って、復号結果と
して復号情報系列を得る。
【0046】このように、本実施の形態では、初期重み
として復号対象フレームの直前の1フレームの受信信号
レベルの振幅の積分を用いている。移動通信環境では、
時間的に1フレーム前後しても、フレーム平均の受信レ
ベルが極端に変動することはなく、復号対象フレームと
ほぼ等しいと見なすことができる。したがって、受信信
号のレベルが数十dBの広いダイナミックレンジを持
ち、現在のフレームにおいて受信信号レベルがどの値と
っていても、最終パスの累積パスメトリックに対して極
端に異なる値にはならず、かつ十分尤度の高い最適値に
設定することができる。
【0047】更に、実施の形態1と比較して1フレーム
分の受信信号のメモリを必要とせず、構成を簡単にする
ことができる。この場合であっても、実施の形態1と同
様に誤り訂正能力を高めることができる。
【0048】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形態
3に係るビタビ復号器の構成を示すブロック図である。
また、図6は本発明の実施の形態2に係るビタビ復号器
の動作を時間表示したタイミング図である。本実施の形
態において、送信側の符号器の構成及び動作は実施の形
態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0049】以下、図5及び図6を用いてビタビ復号器
の動作について説明する。受信信号12は、浮動小数点
ACS処理部13に入力される。浮動小数点ACS処理
部13では、図6に示すように、復号対象フレームの1
フレーム前のACS処理の結果である最終パスの累積パ
スメトリック17を初期重みとし、復号対象フレームの
受信信号に対し逐次ACS処理行い、トレースバック処
理部15に入力する。トレースバック処理部15では、
実施の形態1と同様に処理が行われ。復号情報系列16
が出力される。
【0050】すなわち、このビタビ復号器においては、
図6に示すように、受信信号の復号単位長に応じて決定
された初期重みである復号対象フレーム期間(図中の斜
線部分)の前のフレーム期間の最終パスメトリックと、
復号対象フレーム期間の受信信号とを用いてACS処理
を行い、そのACS処理の結果を用いてトレースバック
処理を行って、復号結果として復号情報系列を得る。
【0051】このように、本実施の形態では、初期重み
として復号対象フレームの直前の1フレームのACS処
理の結果の累積パスメトリックを用いている。移動通信
環境では、1フレーム時間的に前後してもフレーム平均
の受信レベルが極端に変動することはなく、復号対象フ
レームとほぼ等しいと見なすことができる。したがっ
て、受信信号のレベルが数十dBの広いダイナミックレ
ンジを持ち、現在のフレームにおいて受信信号レベルが
どの値とっていても最終パスの累積パスメトリックに対
し極端に異なる値にはならず、かつ十分尤度の高い最適
値に設定することができる。
【0052】更に、実施の形態1と比較して1フレーム
分の受信信号のメモリ及び初期重み演算部を必要とせ
ず、構成を簡単にすることができる。この場合であって
も、実施の形態1と同様に誤り訂正能力を高めることが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のデータ復号
装置及びデータ復号方法は、受信信号の振幅の復号単位
長に応じた初期重みを決定するので、受信信号のレベル
が数十dBの広いダイナミックレンジを持っていても初
期重みを最適値に設定することができる。したがって、
本発明によれば、受信レベルの大小に影響なく、誤り訂
正能力を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデータ復号装置で
あるビタビ復号器を示すブロック図
【図2】上記実施の形態1のビタビ復号器の動作タイミ
ング図
【図3】本発明の実施の形態2に係るデータ復号装置で
あるビタビ復号器を示すブロック図
【図4】上記実施の形態2のビタビ復号器の動作タイミ
ング図
【図5】本発明の実施の形態3に係るデータ復号装置で
あるビタビ復号器を示すブロック図
【図6】上記実施の形態3のビタビ復号器の動作タイミ
ング図
【図7】畳込み復号器を示す構成図
【図8】ビタビ復号に用いるトレリス線図
【図9】従来のビタビ復号器を示すブロック図
【図10】ビタビ復号の際に行われるACS処理の概念
【符号の説明】
1,7,12 受信信号 2 1フレームメモリ 3,8 初期重み演算部 4,9,13 浮動小数点ACS処理部 5,10,15 トレースバック処理部 6,11,16 復号情報系列 17 最終選択パス累積パスメトリック

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の復号単位長に応じた初期重み
    を決定する初期重み決定手段と、前記初期重みを用いて
    浮動小数点演算を行う浮動小数点演算手段と、を具備す
    ることを特徴とするデータ復号装置。
  2. 【請求項2】 初期重み決定手段は、受信信号の復号単
    位長の振幅を積分することにより初期重みを決定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ復号装置。
  3. 【請求項3】 浮動小数点演算手段は、時間的に前の復
    号単位長に応じた初期重みを用いて浮動小数点演算を行
    うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデー
    タ復号装置。
  4. 【請求項4】 浮動小数点演算部は、時間的に前の復号
    単位長に対する最終選択パスの累積パスメトリックを初
    期重みとして用いることを特徴とする請求項3に記載の
    データ復号装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のデータ復号装置を備えることを特徴とする移動局装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のデータ復号装置を備えることを特徴とする基地局装
    置。
  7. 【請求項7】 受信信号の復号単位長に応じた初期重み
    を決定し、前記初期重みを用いた浮動小数点演算による
    軟判定ビタビ復号を行うことを特徴とするデータ復号方
    法。
  8. 【請求項8】 受信信号の復号単位長の振幅を積分する
    ことにより初期重みを決定することを特徴とする請求項
    7に記載のデータ復号方法。
  9. 【請求項9】 復号単位長に対する初期重みをメモリに
    格納しておき、この初期重みを前記復号単位長より時間
    的に後の復号単位長に対する浮動小数点演算に用いるこ
    とを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のデータ復
    号方法。
  10. 【請求項10】 復号単位長に対する最終選択パスの累
    積パスメトリックを求めてメモリに格納しておき、この
    累積パスメトリックを前記復号単位長より時間的に後の
    復号単位長に対する浮動小数点演算に用いることを特徴
    とする請求項9に記載のデータ復号方法。
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