JP2001513830A - ポリエステル樹脂組成物または溶液により成形体を被覆する方法 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物または溶液により成形体を被覆する方法

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Abstract

(57)【要約】 アクリル性、アリル性またはビニル性不飽和を有する単量体を実質的に含まず、不飽和ポリエステルを含むポリエステル樹脂組成物または溶液により、成形体を含浸、キャスティングまたは塗布し、必要に応じて溶媒を除去し、ポリエステル樹脂被覆を熱的および/または光化学的に硬化することにより成形体を被覆する。この方法により、電子部品、電気部品または電気断熱材の担体材料等の成形体を好ましく被覆することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリエステル樹脂組成物または溶液により成形体を被覆する方法 本発明は、ポリエステル樹脂組成物または溶液で成形体を被覆する方法、並び にポリエステル樹脂組成物または溶液を含浸組成物、キャスティング組成物、被 覆組成物または含浸ニスとして使用する方法に関する。 ポリエステル樹脂組成物(含浸ニス)は成形体、特にワイヤー、コイル等の電 子または電気部品の被覆として広く使用されている。この場合、共重合性単量体 、通常はスチレンの溶液の形状で不飽和ポリエステルを使用するのが一般的であ る。成形体または部品等を、ポリエステル樹脂組成物で被覆した後、これをスチ レンをはじめとする単量体との共重合により硬化させる。 ドイツ特許出願公開第3107450号公報には、末端基としてシクロペンタ ジエンオリゴマーを含む、上記種類の不飽和ポリエステルが記載されている。こ れらは、不飽和酸成分としてのマレイン酸を含み、スチレン溶液の形態で成型品 と被覆の製造に使用される。 ドイツ特許出願公開第3230924号公報には、不飽和酸成分として無水マ レイン酸を基剤とする不飽和ポリエステル樹脂の製造法が記載されており、ここ では得られたポリエステルをジシクロペンタジエンと反応させ、モノ不飽和脂環 式1,2−ジカルボン酸のN−ヒドロキシアルキルイミドの存在下にエステル化 が行われる。この場合ポリエステルをスチレンに溶解する。 ヨーロッパ特許第0118786号、同第0260688号各公報には、不飽 和ポリエステル樹脂から成形材料を製造する方法が記載され、この場合、不飽和 酸としての無水マレイン酸を基剤とし、ジシクロペンタジエンとの反応により得 られたエステルをスチレンに溶解し、2種類のそれぞれ異なるフリーラジカル開 始剤を用いた2段階の硬化工程で硬化する。 ドイツ特許出願公開第1570273号、同第1720323号公報には、環 式イミド基を含む不飽和ポリエステルが記載されている。これらのポリエステル はスチレン溶液としても使用される。 上記ポリエステルは、共重合可能単量体、例えばアクリラート、アリルフタラ ート、スチレン、α−メチルスチレンまたはメチルトルエンまたはビニルトルエ ン等の共重合可能単量体中の含浸樹脂として使用される。これらの単量体の数種 類は被覆用混合物の使用中に放出される。これらの物質を含む含浸組成物の公知 適用法は、約20〜30%の質量損失を伴う。単量体は多くの場合、健康に害を 与え、皮膚に刺激を与え、これらの物質を取り扱う作業者に健康に有害であるた め、かなりの量を作業現場から除去しなければならない。吸引により排除される 一定量の単量体は、通常、排気焼却炉中で処理され、不要に放出される可能性が ある。更にこの様に失われた物質は、経済的にも相当の損失となる。更に単量体 が硬化工程で完全に共重合されない恐れがある。硬化後の組成物中に残存する単 量体が、特に、使用中は一般に高温になり異臭公害または健康に被害を与え得る 電気絶縁組成物から離散する可能性がある。これらは組成物中で後硬化する可能 性があり、この結果、組成物の使用特性が悪化してしまうこともある。 本発明は、上記の不都合点を回避し、ポリエステル樹脂組成物または溶液で成 形体を、含浸、キャスティングまたは塗布により被覆する方法を提供することを その目的とする。 本発明者等は、本発明の上記目的が、アクリル性、アリル性、またはビニル性 不飽和結合を有する単量体を実質的に含まず、不飽和ポリエステルを含むポリエ ステル樹脂組成物または溶液で、成形体を含浸、キャスティング、または被覆し 、必要に応じて溶媒を除去し、更に熱および/または光化学的に前記ポリエステ ル樹脂被覆を硬化させることを特徴とする、成形体の被覆方法により達成される ことを見出した。 本発明により、これまで硬化に絶対的に必要と考えられてきたアクリル性、ア リール性またはビニル性不飽和を有する単量体を実質的に含まなくても不飽和ポ リエステルまたはポリエステル樹脂が硬化されることが見出された。更に、含浸 樹脂を使用する場合、溶媒の使用を省略することが可能である。すなわち組成物 が実質的に溶媒も含まないことが好ましい。本明細書において、「実質的に」と いう表現は、アクリル性、アリル性、またはビニル性不飽和を含む単量体を含ま ないか、あるいはポリエステル樹脂組成物または溶液の性質を実質的に変化させ る溶媒を含まない時に用いられるものとする。アクリル性、アリル性、またはビ ニル性不飽和を有する単量体の量は、ポリエステル樹脂組成物の総重量に対して 30重量%以下、特に好ましくは10重量%以下、特に5重量%以下である。ポ リエステル樹脂組成物が、アクリル性、アリル性またはビニル性不飽和を有する 単量体を全く含まないのが極めて好ましい。ここで「溶媒」とは、特に硬化段階 で、ポリエステル樹脂組成物の残量とのいかなる化学反応も起こさない溶媒また は希釈剤を意味する。これらは、硬化中または硬化後にポリエステル樹脂組成物 から逃散するか、あるいはポリエステル構造に対して化学結合を形成せずに同組 成物中に残存する化合物である。ポリエステル樹脂の硬化中に反応可能な官能基 を有するモノマー化合物またはオリゴマー化合物は、「溶媒」に含まない。 新規方法により、電子または電気部品または電気絶縁体の担体材料、特に平坦 な電気絶縁体等の成形体が好ましく被覆される。この様な成形体または部品の例 は、ワイヤー、巻き取り状材料、例えばコイル、モーター巻線、変圧器巻線、対 応のシート状部品および他の部品である。使用される絶縁材は、シート状絶縁材 用担体材料、例えばグラスファイバー、雲母テープ、および他の吸収材料および これらの組み合わせである。これに関して、硬化性プレプレグを得るためには硬 化をB段階で停止すべきとする意見もある。プレプレグが相互に粘着しなくなり 、積み重ねまたは巻き取りが可能となる程度に硬化した段階で、硬化を停止する 。 本発明により使用されるポリエステル樹脂組成物または溶液は、含浸、キャス ティング、塗布用溶液または組成物である。本発明の成形体被覆方法は、公知の 浸漬含浸法、細流(trickle)技術、浸漬ロール法、フラッジング法、巻線含浸用 キャスティング法を含む。これらの処理を行う際には、必要に応じて減圧および /または加圧する。適する方法は当業者に公知である。 本発明において使用されるポリエステル樹脂組成物または溶液は、塗布用に加 工において加熱可能であり、これにより粘度が低減され使用が容易となる。本発 明で使用されるポリエステル樹脂組成物または溶液は公知設備をほとんどあるい は全く変更せずに加工可能である。 本発明において用いられるポリエステル樹脂組成物または溶液は不飽和ポリエ ステルを含む。この様なポリエステル樹脂は、公知のポリエステル製造法により 、一般には多価ヒドロキシ化合物と、多官能性酸および/またはその無水物との 、比較的高温での重縮合により合成される。この様な物質のエステルから出発し 、比較的高温でエステル交換によりポリエステルを製造すると有効であることが 多い。これは、このようにエステル交換反応を行うと、直接エステル化を行う場 合よりも簡単かつ迅速に進行することが多いためである。更に、多官能性アミン も使用可能である。分子量調整等の目的で単官能性出発材料を併用することも可 能である。少なくとも部分的に不飽和のポリエステルを含むあらゆる公知ポリエ ステル樹脂を本発明で使用することが可能である。 ポリエステル構成の基本構造単位の例には、アジピン酸、スベリン酸、フタル 酸異性体、テトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、ヘキ サヒドロフタル酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、トリメ リト酸、ピロメリト酸、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ レングリコール、ポリプロピレングリコール、ブタンジオール異性体、ヘキサン ジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセロール、 ペンタエリスリトール、ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、OH多官 能性重合体、例えばヒドロキシル変性ポリブタジエン、ヒドロキシ基含有ポリウ レタンプレポリマー、エポキシ樹脂、多官能性天然物質、またはこれらの誘導体 、例えばアマニ油脂肪酸、二量体または重合体状アマニ油脂肪酸、ひまし油、ひ まし油脂肪酸がある。 アミドおよびイミド構造の導入については、例えばドイツ特許出願公開第15 70273号、同第1720323号公報に記載されている。これらのポリエス テルアミドまたはポリエステルイミドは、熱安定性に関して特別な要求のある場 合等に使用される。 本発明により使用されるポリエステルは、全体的に不飽和であってもよい。こ の場合の二重結合は不飽和ジカルボン酸またはその無水物、例えばフマル酸、マ レイン酸、イタコン酸、シトラコン酸またはこれらの無水物、もしくはこれらの 混合物により得られるのが好ましい。結果として不飽和ポリエステルは不飽和化 合物としての上記酸に基づくものとなる。 使用されるポリエステル樹脂組成物は、付加的に飽和ポリエステルを含んでも よい。飽和ポリエステルはC−C二重結合または三重結合を含まない。芳香族性 不飽和および式(I)および(II)の構造の5員環に含まれる二重結合では付 加重合が起こらないめ、これらは本発明で言う二重結合とは見なされない。この 様なポリエステルにおける飽和酸の例は、種々の異性体形状のフタル酸である。 ポリエステル樹脂組成物は、ポリエステル樹脂組成物の総重量に対して、好ま しくは50重量%以下、特に好ましくは20重量%以下の飽和ポリエステルを含 む。 ポリエステル樹脂組成物または溶液は、下式(I) の構造(nは0〜10)の化合物を含むのが好ましい。この場合、nは整数とも なり得るが、平均値を示すこともある。nが0〜7であるのが好ましく、0〜5 であると更に好ましく、0〜3であると特に好ましい。好ましいnの例は0、1 、2である。式(I)の構造は、シクロペンタジエン(CPD)またはジシクロ ペンタジエン(DCPD)に基づくものである。この様な構造を得るための方法 は、M.C.Kloetzel、Org.Reactions 4(1948)1-59またはW.M.Carmody、Ind .Eng.Chem.30(1938)245-251等により公知である。n>0の場合の構造は、 CPDまたはDCPDのn=0の構造に対する130℃を超過する温度、好まし くは170℃を超過する温度でのグラフト反応により現場生成される。この構造 は自由原子価上に酸素を有してもよい。 ポリエステル樹脂組成物または溶液は、式(II) で表される構造(nが0〜10)の化合物を含むのが好ましい。この場合、あら ゆる可能な異性体構造がエチレン性二重結合に存在可能となる。nの好まし範囲 は、上述の通りである。式(II)の構造は、マレイン酸または無水マレイン酸 および水を、ジシクロペンタジエンと反応させることにより得られる。これによ り遊離酸官能基を有するモノ置換マレイン酸が得られる。これらの化合物は遊離 酸の形態であってもよい。式(II)の構造は、エステル化生成物の形態をとる のが好ましい。この場合、エステル化は、一価アルコールおよび/または多価ア ルコールおよび/またはそのアルコキシル化生成物および/またはポリエーテル ポリオールおよび/またはポリエステルポリオールにより行われる。これらは、 例えばポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオールと、ポリエチレン オキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリテトララヒドロフランおよび/または ポリカプロラクトンの反応等により得られる。適するアルコールの例は、ネオペ ンチルグリコール、プロピレングリコール、ジメチロールエタン、シクロヘキサ ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ジエチレン グリコールモノエチルエーテル、およびこれらのエトキシル化生成物またはプロ ポキシル化生成物である。特に1モルのトリメチロールプロパンと20モルのエ チレンオキシドのエトキシル化生成物を用いることも可能である。アルキル化剤 の性質およびアルコキシル化の程度により、最終生成物の特性、例えば硬度、親 水性、弾性を制御することも可能である。式(II)の構造のポリオールのエス テル化を部分的にのみ行うことも可能である。残余のヒドロキシル基は遊離基と して残存することもあるが、他の化合物によりエステル化またはエーテル化され たり、ヒドロキシル基に対して反応性の他の化合物と反応することもある。この 様な化合物の例には、イソシアナートまたはエポキシド、およびヒドロキシル基 含有天然油、例えばひまし油がある。 好ましい生成物は、ジシクロペンタジエンと無水マレイン酸とを等モル割合で 、水の存在下に反応させ、生成物をポリオールと、ポリオールのOH基数が置換 マレイン酸の遊離酸官能基の数に対応するように反応させて得られる。この場合 特に好ましく用いられるアルコールは、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロ ールプロパン(20EO(エチレンオキシド))およびジエチレングリコールモ ノエチルエーテル)である。 式(II)および/または(I)の構造はアミドまたはアミン結合の形状で対 応の化合物中に存在可能である。これらの化合物は例えば単官能性または多官能 性アミンとの反応により製造される。 これらの反応による生成物はアミドであるのが好ましいが、塩状付加物であっ てもよい。この例にはアミノ官能性ポリエチレンオキシドの反応生成物、ポリプ ロピレンオキシドまたはジエンオイルがある。 自由原子価上にヒドロキシル基を有する式(I)の構造に対応する、ジヒドロ ジシクロペンタジエノールは技術的に製造可能である。従って、モノカルボン酸 またはポリカルボン酸またはポリエステルのカルボキシル基を上記のようなアル コールによりエステル化することによりエステル構造が導入される。 式(I)および(II)の構造を有する化合物は、オリゴマーまたはモノマー 化合物の、特に液体であるのが好ましい。 本発明で使用される不飽和ポリエステルの二重結合にシクロペンタジエンをグ ラフトさせることが可能であり、これによりエンドメチレンテトラヒドロフタル 酸構造が得られる。この場合マレイン酸またはフマル酸が特に好ましく用いられ る。 この様な構造のいずれも含まないポリエステルを使用することが好ましい。上 記モノマーまたはオリゴマー化合物をこれらのポリエステルに添加するのが好ま しく、本発明で使用されるポリエステル樹脂組成物または溶液が得られる。モノ マー化合物またはオリゴマー化合物の添加量により、使用するポリエステル樹脂 組成物の粘度を変更することが可能となり、これにより適当な粘度が得られる。 ポリエステル樹脂組成物または溶液は、60〜5重量%、特に好ましくは30〜 10重量%の、式(I)および/または(II)の構造の化合物を含む。 この様に、アクリル性、アリル性またはビニル性不飽和を有する単量体を添加 する必要性を伴わずに、不飽和部分のほとんどないポリエステルであっても良好 に硬化させることが可能となる。更に、適当な粘度を得るために、溶媒を添加す ることが絶対的に必要とはされない。しかしながら含浸ニスにおいては、溶媒が 用いられる。 本発明において用いられるポリエステル樹脂組成物または溶液を含浸、キャス ティング、または被覆としての適用した後、更に必要に応じて溶媒を除去した後 、熱的および/または光化学的硬化が行われる。このため、ポリエステル樹脂組 成物が、熱的および/または光化学的活性化により、架橋またはフリーラジカル 重合を開始する化合物または官能基を含むのが好ましい。これらの開始剤は、ポ リエステルに化学的に結合していても、ポリエステル樹脂組成物中の別の化合物 とて存在してもよい。熱的に活性化可能な開始剤の例は、加熱時にフリーラジカ ルを生成する化合物である。公知のフリーラジカル開始剤は、ペルオキシド、ア ゾ化合物、アジ化物、C−C不安定化合物である。金属助開始剤、例えばコバル ト化合物、マンガン化合物、鉄化合物、ニッケル化合物または鉛化合物を用いた 場合、硬化の著しい加速および/または硬化温度の低減が可能となる。本発明の ポリエステル樹脂組成物は、α開裂型のUV開始剤(Norrishタイプ1)、また はH供与体/受容体系開始剤(Norrishタイプ2)の存在下に、UV高感度を示 す。この場合、H受容体基を導入する好ましい形態は、ポリエステル樹脂の重縮 合中に、縮合により導入可能なフェノン化合物、例えばヒドロキシ−またはビス ヒドロキシベンゾフェノンを併用することである。この場合、光開始剤は、化学 線、特にUV線により活性化される。他の適する光開始剤はキサントン構造、チ オキサントン構造および/または上記フェノン構造を有するものである。光開始 剤は、ヒドロキシベンゾフェノンであるのが好ましく、これは縮合によりポリエ ステル中に導入される。 この場合、硬化は1工程または複数工程で行われる。例えば、最初に化学線で 、次いでまたは同時に過酸化物またはC−C不安定物質により硬化を行う。B段 階までなど、部分的な硬化を行い、後に完全な硬化を行うことも可能である。適 する開始剤と硬化技術については、冒頭に記載の文献に記載されている。 まず、ポリエステル樹脂組成物または溶液の表面をUV光で硬化させ、次いで 熱的に活性化可能な開始剤を用い、加熱下に完全に硬化させるのが好ましい。電 気巻線等においてはポリエステル樹脂組成物または溶媒をまず、部品中を流れる 電流により発生する熱により部品の内部で硬化させ、次いで必要に応じて表面を UV光で後硬化させる。上記方法を所望の順序で適宜組み合わせ硬化を行うこと も可能である。 本発明で使用されるポリエステル樹脂組成物または溶媒の軟化点は、異なるポ リエステルを混合することにより調節される。式(I)/(I)の構造を有する モノマーまたはオリゴマー化合物も添加すると好ましい。適宜ブレンドすること により、軟化温度および溶融粘度を所望の水準に調整することが可能である。例 えば比較的高い溶融粘度および高い軟化点を有するポリエステルを本発明で使用 することができ、更にこれらの化合物を添加することにより所望の低い溶融粘度 および所望の低い軟化点を設定することができる。従ってこれらの化合物は「反 応性希釈剤」と呼ばれるが、スチレン等の公知エチレン性不飽和化合物の不都合 点は有さない。 ポリエステル樹脂組成物は20℃で液体であるのが好ましく、DIN5318 0に準じた軟化点範囲が130℃未満、好ましくは90℃未満、特に好ましくは 40℃未満とされる。これにより、好ましくは100℃で100000mPas 未満、好ましくは75℃で30000mPas未満、特に好ましくは50℃で5 000mPas未満の粘度を有する。同組成物は10000mPas以下、特に 好ましくは2000mPas以下の粘度となる温度で24時間にわたり粘度が安 定であるのが好ましい。これらの好ましい値は、上述のモノマー化合物およびオ リゴマー化合物を併用するとよりよく設定可能となる。式(I)、(II)の構 造のモノマー、オリゴマー、ポリマー化合物におけるジシクロペンタジエニル構 造の特別の反応性により、反応に際して容易に触媒作用を受け、スチレン、ビニ ルトルエン、α−メチルスチレン、アリールエステルおよび(メタ)アクリル酸 エステル等の公知不飽和単量体を使用せずに液体状で加工可能なポリエステル樹 脂組成物を提供することが可能となる。 しかしながら、アクリル性、アリル性、ビニル性不飽和を有する公知の単量体 を少量付加的に使用することも可能であり、これにより例えば低粘度の低スチレ ンポリエステル樹脂組成物または溶液が調製される。結果的に、例えばスチレン 濃度またはスチレン放出の法定基準を満足する低スチレンポリエステル樹脂組成 物または溶液を調製することが可能となる。反応性希釈剤として公知の化合物の いずれも含まれないことが好ましい。 ポリエステル樹脂組成物が、硬度、弾性、粘度および/または軟化点等に関し て特別の要求がある場合、ポリエステル樹脂組成物または溶液中のポリエステル の構造を相応に適合させてもよい。例えば、ポリオールまたはポリカルボン酸の 鎖長は変更可能である。ヘキサンジオールまたはアジピン酸から構成されるポリ エステル樹脂等は、フタル酸およびエチレングリコールに基づくポリエステル樹 脂よりも柔軟性に富む。更に、多官能性化合物を併用することにより性質が制御 されることがわかっており、これによりポリエステル分子中に分岐を形成するこ とができる。公知化合物はトリメリット酸およびトリメチロールプロパンである 。 ポリエステル樹脂組成物または溶液は、所望の方法で製造可能である。反応性 および粘度を調節する化合物、特に式(I)および(II)の構造を有する化合 物を別々に調製し、次いでポリエステルや他の使用化合物と混合するのが好まし い。多くの場合、化学量論量を適当に調節することにより、ポリエステル製造の 間に現場で反応性および粘度を調製する物質を調製することが可能となる。 本発明により使用されるポリエステル樹脂組成物または溶液は、更にポリエス テル樹脂に慣用の他の成分、例えば触媒、着色化合物、顔料、充填剤および他の 助剤を含んでもよい。 本発明で使用されるポリエステル樹脂組成物または溶液は、成形体被覆のため の含浸、キャスティング、被覆組成物または溶液として、すなわち含浸樹脂また は含浸ニスとして使用される。対応の含浸、キャスティング、被覆技術は当業者 に公知である。 [ポリエステル樹脂の調製] [実施例1] 不飽和ポリエステル樹脂 180gの無水マレイン酸、257gのフタル酸を、窒素雰囲気下の攪拌フラ スコ中に110℃にて計量給送した。次いで545gのジメチロールシクロヘキ サンを数回に分けて導入し、5時間にわたり200℃に昇温した。この間、縮合 により得られた水を留去した。得られた溶融物をアルミニウム箔上に注ぎ、固化 させ、酸価28の樹脂を得た。 [実施例2] 不飽和ポリエステル樹脂 385gのネオペンチルグリコールおよび75gのプロピレングリコールを窒 素雰囲気下に140℃に加熱し、356gのイソフタル酸数回に分けて添加した 。混合物を、縮合により生成する水を留去しながら、2時間にわたり180℃に 加熱し、次いで100℃に冷却した。次いで209gの無水マレイン酸を導入し 、混合物を2時間にわたり200℃に加熱し、最後の30分間は減圧とした。得 られた溶融体をアルミニウム箔上に注ぎ、固化させ、酸価17の樹脂を得た。 [実施例3] ヒーターと還流冷却器を具備する攪拌フラスコに、1586.52(12.0 モル)のジシクロペンタジエンと1176.72(12.0モル)の無水マレイ ン酸を装填した。混合物を、穏やかな窒素流下に125℃に加熱し、次いで22 6.00g(12.0モル+10g)の水を滴下漏斗から1時間にわたり添加し た。125℃にて1時間反応を継続させた。これにより自由原子価がヒドロキシ ル基を有する、式(II)のモノカルボン酸を主に含む反応混合物が得られた。 フラスコの内容物を70℃に冷却し、715g(6.05モル)の1,6−ヘ キサンジオール、4.0gのジブチル錫ジラウラート(DBTL)および0.5 gのヒドロキノンを導入した。次いで混合物を、穏やかな窒素流下に、120℃ に急速に加熱し、縮合により生成した水を留去しながら、6時間にわたり徐々に 190℃に昇温した。酸価24、50℃での粘度3650mPas、75℃での 粘度944mPasの軟質樹脂が得られた。 [実施例4] ヒーターと還流冷却器を具備する攪拌フラスコに、661.1(5.0モル) のジシクロペンタジエンと490.3(5.0モル)の無水マレイン酸を装填し た。混合物を、穏やかな窒素流下に125℃に加熱し、次いで95.0g(5. 0モル+5g)の水を滴下漏斗から1時間にわたり添加した。125℃にて1時 間反応を継続させた。これにより自由原子価がヒドロキシル基を有する、式(I I)のモノカルボン酸を主に含む反応混合物が得られた。 フラスコの内容物を70℃に冷却し、1859.0gのTP200(TP20 0は、2モルのトリメチロールプロパンと20モルのエチレンオキシドのエトキ シル化生成物)(OH5.5モル当量に相当)、3.00gのジブチル錫ジラウ ラート(DBTL)および0.3gのヒドロキノンを導入した。次いで混合物を 、穏やかな窒素流下に、120℃に急速に加熱し、縮合により生成した水を留去 しながら、6時間にわたり徐々に190℃に昇温した。酸価21、25℃での粘 度9340mPas、75℃での粘度1560mPasの粘稠流体状樹脂が得ら れた。 [実施例5] ヒーターと還流冷却器を具備する攪拌フラスコに、661.1(5.0モル) のジシクロペンタジエンと490.3(5.0モル)の無水マレイン酸を装填し た。混合物を、穏やかな窒素流下に125℃に加熱し、次いで95.0g(5. 0モル+5g)の水を滴下漏斗から1時間にわたり添加した。125℃にて1時 間反応を継続させた。これにより自由原子価がヒドロキシル基を有する、式(I I)のモノカルボン酸を主に含む反応混合物が得られた。 フラスコの内容物を70℃に冷却し、683.4g(5.1モル)のジエチレ ングリコールモノエチルエーテル、4.0gのジブチル錫ジラウラート(DBT L)および0.5gのヒドロキノンを添加した。次いで混合物を、穏やかな窒素 流下に、120℃に急速に加熱し、縮合により生成した水を留去しながら、6時 間にわたり徐々に190℃に昇温した。酸価32、25℃での粘度290mPa s、50℃での粘度34mPasの低粘度物質が得られた。 [ポリエステル樹脂組成物] [ポリエステル樹脂組成物1] 実施例1により得られた樹脂50g、実施例3により得られた樹脂20g、実 施例4により得られた樹脂10g、実施例5により得られた化合物20g、te rt−ブチルペルベンゾアート4g、ベンジルジメチルケタール(Lucirin(登 録商標)BDK、BASF社製)3gを、約50℃に穏やかに加熱しながら混合 した。室温に冷却した後、粘稠な液体樹脂を得た。 [ポリエステル樹脂組成物2] 実施例2により得られた樹脂50g、実施例3により得られた樹脂20g、実 施例4により得られた樹脂10g、実施例5により得られた化合物20g、te rt−ブチルペルベンゾアート4g、ベンジルジメチルケタール(Lucirin(登 録商標)BDK、BASF社製)3gを、約50℃に穏やかに加熱しながら混合 した。室温に冷却した後、粘稠な液体樹脂を得た。 [硬化実験] 金属蓋中、約10mm厚のポリエステル樹脂組成物の層を表面温度140℃の ホットプレート上に載置した。この組成物は20分後に硬化し、この時点で表面 はべとついていた。次いでホットプレートを含む金属蓋を、樹脂表面からの距離 を20cmとして予めスイッチを入れておいた中圧水銀UV灯下に配置した。樹 脂表面の水準で測定したUV灯のUV出力は20mW/cm2であった。1分照 射後の表面は粘着性を帯びていなかった。冷却後、ひび割れのない硬質の淡褐色 樹脂塊が得られた。 更に、金属蓋に約20mm厚のポリエステル樹脂組成物を充填し、150℃の 対流オーブン中で2時間加熱調整した。冷却により、硬質の、ひび割れのない淡 褐色樹脂塊が得られた。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月27日(1999.4.27) 【補正内容】 請求の範囲 1. ポリエステル樹脂組成物または溶液により電子部品、電気部品または電気 断熱材用の担体材料から選択される成形体を含浸、キャスティングまたは塗布し 、必要に応じて溶媒を除去し、ポリエステル樹脂被覆を熱的および/または光化 学的に硬化する成形体の被覆方法であって、前記ポリエステル樹脂組成物または 溶液がその全重量に対して5重量%以下のアクリル性、アリル性またはビニル性 不飽和を有する単量体を含み、且つ不飽和ポリエステルおよび下式(I) の構造の化合物を含み、ジシクロペンタジエニル基を有する不飽和ポリエステル を含まないことを特徴とする成形体の被覆方法。 2. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、これを硬化するための光開始剤お よび/または熱的に活性化可能な開始剤を含むことを特徴とする請求項1に記載 の方法。 3. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、マレイン酸、フマル酸、イタコン 酸、シトラコン酸またはこれらの混合物に基づく不飽和ポリエステルを含むこと を特徴とする、請求項1または2に記載の方法。 4. ポリエステル樹脂組成物または溶液が更に飽和ポリエステルを含むことを 特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 5. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、下式(II) の構造(nは0〜10)のオリゴマーまたはモノマー化合物を含むことを特徴と する、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 6. 電子部品、電気部品または電気断熱材の担体材料から選択される成形体の 含浸、キャスティングまたは塗布用組成物または含浸ニスとしての、請求項1〜 5のいずれかに記載のポリエステル樹脂または溶液の使用法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 3/42 H01B 3/42 D // H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. アクリル性、アリル性またはビニル性不飽和を有する単量体を実質的に含 まず、不飽和ポリエステルを含むポリエステル樹脂組成物または溶液により、成 形体を含浸、キャスティングまたは塗布し、必要に応じて溶媒を除去し、ポリエ ステル樹脂被覆を熱的および/または光化学的に硬化することを特徴とする、成 形体の被覆方法。 2. 成形体が電子、電気部品または電気絶縁材の担体材料であることを特徴と する、請求項1に記載の方法。 3. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、これを硬化するための光開始剤お よび/または熱的に活性化可能な開始剤を含むことを特徴とする請求項1または 2に記載の方法。 4. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、マレイン酸、フマル酸、イタコン 酸、シトラコン酸またはこれらの混合物に基づく不飽和ポリエステルを含むこと を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 5. ポリエステル樹脂組成物または溶液が更に飽和ポリエステルを含むことを 特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 6. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、下式(I) の構造(nは0〜10)の化合物を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいず れかに記載の方法。 7. ポリエステル樹脂組成物または溶液が、下式(II) の構造(nは0〜10)の化合物を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方 法。 8. 式(I)または(II)の構造の化合物が単量体またはオリゴマーである ことを特徴とする、請求項6または7に記載の方法。 9. ポリエステル樹脂組成物が20℃で液体であり、DIN53180による 軟化点範囲が130℃未満、100℃での粘度が100000mPas未満であ り、更に10000mPas以下の粘度を有する温度で少なくとも24時間、粘 度に関して安定であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の方法 。 10. 含浸、キャスティングまたは塗布用組成物または含浸ニスとしての、請 求項1〜9のいずれかに記載のポリエステル樹脂または溶液の使用法。
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