JP2001513110A - 腫瘍治療方法 - Google Patents

腫瘍治療方法

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エル. デクスター,ダニエル
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ビー. レイク,ジェームス
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サノフィ−シンテラボ インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 本発明によれば、固形腫瘍を有する哺乳動物の治療方法であって、a)前記動物に有効量の3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4−ジオキシドを投与し;b)前記動物に有効量のパクリタキセルを投与し;そしてc)前記動物に有効量の白金錯体を投与することを含んで成る方法が提供される。該方法は予想外の相乗効果を提供する。本発明は更に、哺乳動物の腫瘍治療用キットであって、3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4−ジオキシド、パクリタキセルおよび白金錯体を含んで成るキットを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 腫瘍治療方法 発明の分野 本発明は、癌腫の治療の分野に関する。より詳しくは、本発明はチラパザミン 、パクリタキセルおよび白金錯体による癌腫の治療に関する。 発明の背景 チラパザミンは、低酸素細胞を選択的に致死させる生物還元剤である。チラパ ザミン、即ち3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4−ジオキシド( SR-4233)は下記の構造式を有する。 Brown,J.M.,“Potentiation by the hypoxic cytotoxin Sr 4233 of cell kil ling produced by fractionated irradiation of mouse tumors,”Cancer Res. 50:7745-7749(1990)およびBrown,J.M.他,“SR4233:A tumor specific radiose nsitizer active in fractionated radiation regimens,”Radiother,and Onco l.,20:151-156(1991)により報告されたように、分割照射と組み合わせた多数回 注射として与えた時、トリパザミンはマウスSCC VIIにおいて低酸素細胞を致死 させ、正常組織および他の腫瘍に害を与えずに腫瘍細胞致死を増大させる。Brow nは、腫瘍の低酸素は、チラパザミンのような低酸素細胞毒を分割照射と組み合 わせると実際には治 療上有利であるかもしれないと考えた。Brown,J.M.他,“Tumor hypoxia”;写 真は1990年代に交換された,Int.J.Radiat.Biol.,65:95-102(1994)およびBr own,J.M.他,“Therapeutic advantage of hypoxic cells in tumors:a theor ical study,”J.Nat.Can.Inst.,83:178-185(1991)。 国際出願第PCT/US89/01037号は、放射線増感剤および選択的細胞毒性剤として の1,2,4−ベンゾトリアジンオキシドを開示している。関連特許としては次 のものが挙げられる:腫瘍の治療のための放射線と組み合わせた1,2,4−ベ ンゾトリアジンオキシドの使用を開示している米国特許第5,175,287号。1,2 ,4−ベンゾトリアジンオキシドは放射線に対して腫瘍細胞を感受性にし、そし てそれらの細胞がこの治療様式を一層受け入れられるようにする。米国特許第3, 868,372号と同第4,001,410号明細書は、1,2,4−ベンゾトリアジンオキシド の調製を開示しており、そして米国特許第3,991,189号と同第3,957,799号明細書 は1,2,4−ベンゾトリアジンオキシドの誘導体を開示している。 パクリタキセルは抗腫瘍活性を有する天然生成物である。パクリタキセルの化 学名は、(2R,3S)−N−ベンゾイル−3−フェニルイソセリンと5β,20 −エポキシ−1,2α,4,7β,10β,13α−ヘキサヒドロキシタキセ−11− エン−9−オン4,10−ジアセテート2−ベンゾエートの13−エステルである。 パクリタキセルは次の構造式を有する: パクリタキセルは実験式C47H51NO14と分子量853.9を有する白色〜オフホワイ ト色の結晶質粉末である。それは高度に親油性であり、水に不溶性であり、そし て216-217℃あたりで融解する。 パクリタキセルは、チューブリン二量体からの微小管の集成を促進し且つ解重 合を防ぐことにより微小管を安定化する抗微小管剤である。この安定性は、生命 維持に必要な界面(vital interphase)と有糸分裂細胞機能に不可欠である微小 管網状構造の正常な動的再編成の阻害をもたらす。その上、パクリタキセルは細 胞周期全体を通して微小管の異常整列または「束(bundle)」および有糸分裂中 に微小管の多星状体を誘導する。 シスプラチンは、癌化学療法剤として使われている白金配位錯体である。シス プラチン、即ちシス−ジアミンジクロロ白金は、シス配置にある2つの塩素原子 と2つのアンモニア分子により囲まれた中心の白金原子を有し、そして次の構造 式を有する。 それは、分子式PtCl2H6N2と分子量300.1を有する白色粉末(m.p.〜207℃)であ る。それは水または塩溶液には1mg/mlで可溶性で あり、そしてジメチルホルムアミドには24mg/mlで可溶性である。それの化学構 造のために、シスプラチンの塩素原子は、酵素触媒代謝反応よりも例えば水やス ルフヒドリル基のような求核試薬による化学置換反応を受けやすい。 カルボプラチンは、癌化学療法剤として使われている白金配位化合物である。 カルボプラチンの化学名は、ジアミン〔1,1−シクロブタン−ジカルボキシレ ート(2)−0,0’〕白金(SP-4-2)である。カルボプラチンは次の構造式を 有する。 カルボプラチンは、分子式C6H12N2O6Ptと分子量371.25を有する結晶質粉末であ る。それは約14mg/mlの割合で水に可溶であり、そして1%溶液のpHは5〜7 である。それはエタノール、アセトンおよびジメチルアセトアミドに事実上不溶 性である。カルボプラチンは、シスプラチンと同様に、DNA−タンパク質架橋 よりも鎖間DNA架橋を優先的に生成する。この作用はみかけ上細胞周期に非特 異的である。活性種を生成すると考えられるカルボプラチンのアクア化は、シス プラチンの場合よりもゆっくりした速度で起こる。この違いにもかかわらず、カ ルボプラチンとシスプラチンは両方とも同数の薬剤−DNA架橋を誘導し、同等 の損傷と生物学的作用を引き起こすようである。カルボプラチンとシスプラチン の力価の差は、アクア化速度の差に直接関連しているらしい。 臨床的な有望性を示す別の白金錯体はオキサリプラチンである。オキサリプラ チン、即ち、下記構造を有するシス−オキサラート(トランス−1−1,2−シ クロヘキサンジアミン)白金(II) は、米国特許第4,169,846号明細書に記載されている。関連特許としては、米国 特許第5,290,961号、米国特許第5,298,642号、米国特許第5,338,874号、米国特 許第5,420,319号およびPCT/IB/00614が挙げられる。 Holden他(1992)“Enhancement of Alkylating Agent Activity by SR-4233 in the FSaIIC Murine Fibrosarcoma”JNCI 84:187-193は、抗腫瘍アルキル化剤 と組み合わせた、チラパザミンとしても知られるSR-4233の使用を開示している 。4つの抗腫瘍アルキル化剤、即ちシスプラチン、シクロホスファミド、カルム スチンおよびメルファランを各々試験して、抗腫瘍アルキル化剤に対する低酸素 腫瘍細胞の耐性を克服するチラパザミンの能力を調べた。チラパザミンを単独で または様々な量の各抗腫瘍アルキル化剤と組み合わせて試験した。シクロホスフ ァミド、カルムスチンまたはメルファランでの1回量処置の直前にSR-4233を投 与した時、腫瘍細胞に対する相乗的細胞毒性作用をもたらす顕著な用量増強が観 察された。しかしながら、シスプラチンでの1回量処置の直前にSR-4233を投与 した時、最高用量レベルのシスプラチンの場合を除いて、用量増強は相加効果を もたらした。 Brown,米国特許第5,484,612号明細書は、化学療法剤と1,2,4−ベンゾト リアジンオキシドの組合せによる癌腫の治療を開示している。発明の要約 本発明者らは、哺乳動物の腫瘍の治療の際に投与した時、チラパ ザミン、パクリタキセルおよび白金錯体の3種組合せが、それらの抗癌剤の2者 組合せに比較して、相加効果よりも有意に大きい、すなわち相乗効果を提供する ことを発見した。 本発明は、固形腫瘍を有する哺乳動物の治療方法を提供する。その方法は、 a) 前記哺乳動物に有効量の3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4 −ジオキシドを投与し; b) 前記哺乳動物に有効量のパクリタキセルを投与し;そして c) 前記哺乳動物に有効量の白金錯体を投与する ことを含んで成る。 本発明は更に、哺乳動物の腫瘍治療用のキットであって、 3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4−ジオキシド;パクリタキセ ル;および 白金錯体 を含んで成るキットを提供する。 図面の説明 図1と図2は、単独の薬剤としておよび組合せてチラパザミン、パクリタキセ ルおよび白金錯体を使用した治療方法についての、時間に対する平均腫瘍重量を 示す。 好ましい態様の説明 本発明は、以後、チラパザミンとパクリタキセルを特色とした好ましい態様に 関して特に説明する。加えて、本発明はチラパザミンの類似体およびパクリタキ セルの類似体と組み合わせて実施できると期待される。 本発明の実施に際して有用な抗癌剤、例えばチラパザミン、パクリタキセルお よび白金錯体は、既知化合物でありそして/または当該技術分野で既知の技術に より調製することができる。 上述した白金錯体に加えて、本発明は他の白金錯体を使って実施できると思わ れる。適当な白金錯体は米国特許第5,562,925号明細書に記載されている。 本発明の実施に際して有用な抗癌剤は、特定の抗癌剤について適当な既知の従 来経路により哺乳動物に投与される。本明細書中に記載の抗癌剤は同一経路によ り、または異なる経路により投与することができる。例えば、抗癌剤は経口また は非経口(静脈内、皮下、筋肉内、脊髄内、腹腔内など)で患者に投与すること ができる。非経口で投与する場合、化合物は、医薬上許容される賦形剤と共に通 常は単位投与注射可能形(液剤、懸濁液剤、乳剤)に製剤されるだろう。そのよ うな賦形剤は、典型的には非毒性で且つ非治療性である。そのような賦形剤の例 は水、水性賦形剤、例えば塩溶液(食塩水)、リンガー液、ブドウ糖液およびハ ンクス液、並びに非水性賦形剤、例えば固定脂(例えばコーン油、綿実油、落花 生油およびゴマ油)、オレイン酸エチルおよびミリスチン酸イソプロピルである 。無菌塩溶液が好ましい賦形剤である。賦形剤は、少量の添加剤、例えば溶解性 、等張性および化学的安定性を強化する物質、例えば抗酸化剤、緩衝剤および保 存剤を含んでもよい。経口(または直腸内)投与する場合、通常、化合物は単位 投与剤形、例えば錠剤、カプセル剤、坐剤またはカシェに製剤されるだろう。そ のような製剤は典型的には固体、半固体または液体の担体または希釈剤を含んで 成る。典型的な希釈剤および賦形剤は乳糖、ブドウ糖、ショ糖、ソルビトール、 マンニトール、デンプン、アラビアガム、リン酸カルシウム、鉱油、カカオ脂、 アルギン酸塩、トラガカント、ゼラチン、メチルセルロース、ポリオキシエチレ ンソルビタンモノラウレート、ヒドロキシ安息香酸メチル、ヒドロキシ安息香酸 プロピル、タルクおよびステアリン酸マグネシウムである。好ましい態様では、 抗癌剤は 静脈内投与される。 本発明において有用な抗癌剤は同時にまたは連続して投与することができる。 観察される効力の増強は、投与のタイミングに依存しないと思われる。好ましい 態様では、チラパザミンはパクリタキセルと白金錯体の投与より約1.5時間〜約2 4時間前に哺乳動物に投与される。 抗癌剤は、感受性腫瘍を治療するのに有効な量で哺乳動物に投与される。その ような量は当該技術分野で周知であり、そしてパクリタキセル、シスプラチンお よびカルボプラチンの場合には、供給業者により提供された製品文献を参照する ことにより確めることができる。あるいは、その量は科学文献を参照することに より確めることができる。 例えば、チラパザミンは低酸素腫瘍細胞を致死させるかまたはそれに細胞毒性 作用を及ぼすのに有効な量で投与される。投与されるチラパザミンの量は、癌腫 のタイプ、哺乳動物の年齢および健康、最大許容量および/または致死量、並び に別の抗癌化学療法剤との相互作用といった要因に依存するだろう。本発明の好 ましい態様では、チラパザミンは約10mg/m2〜約450mg/m2、より好ましくは 約20mg/m2〜約350mg/m2、最も好ましくは約30mg/m2〜約250mg/m2の量で 投与される。チラパザミンの好ましい投与方法(regimen)としては国際出願第P CT/US89/04112号に記載されたものが挙げられる。 好ましい態様では、タキサン誘導体は約30mg/m2〜約300mg/m2、より好ま しくは約50mg/m2〜約250mg/m2、最も好ましくは100mg/m2〜200mg/m2の 量で投与することができる。パクリタキセルは30mg(5ml)1回量バイアルとし て商品名タキソール(TAXOL)のもとに入手可能である。無菌の非発熱性溶液各1m lは、パクリタキセ よび49.7%(v/v)脱水アルコール(米国薬局方)を含んで成る。この非水性溶液 は、静脈点滴注入前の適当な非経口溶液での希釈に備える。パクリタキセルは0. 9%塩化ナトリウム注射液(米国薬局方)、5%ブドウ糖注射液(米国薬局方) と0.9%塩化ナトリウム注射液(米国薬局方)、またはリンガー液中の5%ブド ウ糖注射液で0.3〜1.2mg/mlに希釈することができる。パクリタキセルの好まし い投与方法としては、the 1996 Edition of the Physicians Desk Reference中 に記載されたものが挙げられる。 好ましい態様では、白金錯体は約10mg/m〜約250mg/m2、より好ましくは約 20mg/m2〜約200mg/m2、最も好ましくは約30mg/m2〜約180mg/m2の量で投 与することができる。オキサリプラチンは好ましくは、50mgまたは100mgのオキ サリプラチンと450mgまたは900mgの乳糖一水和物を含有するバイアル中の注入液 用の凍結乾燥粉末の形で提供される。10〜20ml(50mgバイアルの場合)または20 〜40ml(100mgバイアルの場合)の注射用蒸留水または5%グルコース溶液を添 加し、次いで5%グルコース溶液250mlまたは500ml輸液(点滴注入液)中に希釈 することにより、凍結乾燥粉末を再構成することができる。再構成または最終希 釈は、好ましくは塩化ナトリウム溶液を使って実施すべきでない。オキサリプラ チンは好ましくは4時間までの時間に渡って静脈内に点滴注入することができる 。オキサリプラチンについての現在好ましい投与方法としては、1,3および5 日間のサイクルでの反復量のオキサリプラチンの投与が挙げられ、サイクル数は 1〜6の範囲である。カルボプラチンおよびシスプラチンの好ましい投与方法と しては、the 1996 Edit-ion of the Physicians Desk Referenceに記載されてた ものが挙げられる。方法と結果 MV-522 ヒト肺腫瘍異種移植片 約20gの体重を有するヌードマウスに、ヌードマウス宿主において皮下増殖中 の腫瘍から採取したMV-522ヒト肺癌腫の切片をトロカールにより皮下移植した。 腫瘍が約5mm×5mmのサイズになった時(通常は接種後10日目)、動物を治療グ ループと対照グループへとペアマッチングした。各グループは8匹の腫瘍担持マ ウスを含み、その各々は耳にタグを付け、そして実験を通じて個別に監視した。 薬剤または賦形剤の投与は、動物をペアマッチングした日に始めた(1日目)。 用量、薬剤の投与経路およびスケジュールは、研究に適当なように選択した。薬 剤のMTD量が未知である場合、腫瘍無担持マウスでの初回量実験により決定し た。 1日目から初めて1週間に2回マウスを体重測定し、1週間に2回カリパスに より腫瘍測径値をとった。それらの腫瘍測径値を周知の式L2×W/2により腫 瘍重量mgに変換した。対照の腫瘍が約1gのサイズに達した時、実験を終了した 。終了の際に全てのマウスの体重を測定し、それらを犠牲にし、そして腫瘍を切 除した。腫瘍の重量を測定し、グループあたりの平均腫瘍重量を算出した。これ らのモデルでは、100%から平均治療後腫瘍重量/平均対照腫瘍重量×100%(T /C)を差し引いて、各グループごとの腫瘍増殖阻害(TGI)を求めた。 幾つかの薬剤は、MV-522ヒト肺腫瘍異種移植片モデルにおいて腫瘍縮小を引き 起こした。それらの剤を用いると、一定の腫瘍の最終重量が1日目の治療開始時 のそれ自体の重量から減少した。初期腫瘍重量により割ったこの差が%縮小であ る。平均%腫瘍縮小は、腫瘍後退を経験したグループ内のマウスからのデータよ り算出することができる。MV-522腫瘍があるマウスで完全に消失したら、これを 完全な後退または完全な腫瘍縮小とみなした。所望であれば、一部または全部の 腫瘍後退を有するマウスを、それらが生存するかまたは腫瘍がない長期生存マウ スになるかを見るために、終了日以降も生存させておくこともできる。 カルボプラチン−パクリタキセル−チラパザミン摂生とオキサリプラチン−パ クリタキセル−チラパザミン摂生の比較研究を、200匹のマウスを使用する1つ の大規模な制御実験において行った。単独剤としての3つの薬剤の各々の活性と 、それらの薬剤の様々な3種(triple)組合せの効力も評価した。この実験の多 数のマウスが実験終了時に腫瘍縮小を経験した。この報告では、結果の説明を容 易にするために、1%〜99%のいずれの肺腫瘍縮小を有するマウスも部分応答( PR)として記録し、そしてその新生物の完全な縮小(消失)を有するいずれの マウスも完全応答(CR)として見なすことにする。残りのマウスの治療効力は 腫瘍増殖阻害値として表すことにする。 結果 実施例1 オキサリプラチン−パクリタキセル−チラパザミン摂生 高用量および低用量のオキサリプラチン、パクリタキセルおよびチラパザミン を、その3つの薬剤のあらゆる可能な3種組合せにおいてMV-522腫瘍に対して組 合せ使用した。どの3種組合せも活性であった。8つの組合せグループのうちの 7つにおいて実験の終わりに腫瘍縮小が起こり、ただし3つの薬剤の全てが低用 量である3種組合せだけは腫瘍縮小を引き起こさなかった。この摂生のグループ のうち完全腫瘍縮小(CR)は7例に記録され、そして部分腫瘍縮小(PR)は 8例に記録された。低用量オキサリプラチン−高用量パクリタキセル−高用量チ ラパザミンで処置した8匹のマウスのグ ループでは3例のCRが得られ、これは全実験の全グループにおいて得られたC Rの最高数であった。 この摂生はマウスにより非常に良く寛容された。6日目(最大の体重減少の日 )の体重減少は8グループで3.2%〜10.7%の範囲であり、この64匹のマウスの コホートには全く中毒死は記録されなかった。実施例2 カルボプラチン−パクリタキセル−チラパザミン摂生 高用量および低用量のカルボプラチン、パクリタキセルおよびチラパザミンを 、その3つの薬剤のあらゆる可能な3種組合せを使ってMV-522腫瘍実験に組合せ 使用した。オキサリプラチンを含む摂生と同様に、カルボプラチンを含む摂生の どの3種組合せも活性であった。この摂生では実験の終わりに2例の完全腫瘍縮 小(CR)と6例の部分腫瘍縮小(PR)が記録された。8例の腫瘍縮小のうち 4例はグループ実験で得られた。8例の腫瘍縮小のうち残り4例は高用量カルボ プラチン−高用量パクリタキセル−低用量チラパザミンを投与したグループにお いて得られた。 カルボプラチン含有組合せは、この摂生を受けた64匹のマウスにより非常に良 好に寛容された。体重変化は8グループで1.7%の体重増加から14.9%までの体 重減少の範囲であった。この摂生では1例の中毒死が起こった(高用量カルボプ ラチン−低用量パクリタキセル−高用量チラパザミン)。 上述した結果を次の実験において確かめた。 約20gの体重を有するヌードマウスに、ヌードマウス宿主の皮下増殖中の腫瘍 から採取したMV-522ヒト肺癌の切片をトロカールにより皮下移植した。腫瘍が約 5mm×5mmのサイズになった時(通常は接種後10日目)、動物を治療グループと 対照グループにペアマッチ ングした。各グループは8匹の腫瘍担持マウスを含み、その各々は耳にタグを付 け、そして実験を通じて個別に監視した。オキサリプラチン、カルボプラチンお よびパクリタキセルの3時間前にチラパザミンを投与した。、薬剤の投与経路お よびスケジュールは、腹腔内(i.p.),毎日1回(qdx1)であった。 マウスを1日目に開始して1週間に2回体重測定し、1週間に2回カリパスに より腫瘍測径値をとった。それらの腫瘍測径値を周知の式L×W2/2により腫 瘍重量mgに変換した。対照の腫瘍が1gのサイズに達した時、実験を終了した。 終了の際に全てのマウスの体重を測定し、それらを犠牲にし、そして腫瘍を切除 した。腫瘍の重量を測定し、グループあたりの平均腫瘍重量を算出した。これら のモデルでは、平均治療後腫瘍重量/平均対照腫瘍重量×100%(T/C)を100 %から差し引いて、各グループごとの腫瘍増殖阻害(TGI)値を求めた。 幾つかの薬剤組合せは、MV-522ヒト肺癌腫異種移植片モデルにおいて腫瘍縮小 を引き起こした。それらの剤を用いると、一定の腫瘍の最終重量が1日目の治療 開始時のそれ自体の重量から減少した。初期腫瘍重量により割ったこの差が%縮 小である。平均%腫瘍縮小は、腫瘍後退を経験したグループ内のマウスからのデ ータより算出することができる。MV-522腫瘍が或るマウスで完全に消失したら、 これを完全後退または完全腫瘍縮小とみなした。 結果 実施例3 カルボプラチン−チラパザミン−パクリタキセル カルボプラチン、パクリタキルおよびチラパザミンをMV-522腫瘍に対して単独 薬剤として、2種組合せおよび3種組合せにおいて試験した大規模実験の結果を 表1および図1に示す。パクリタキセルおよびチラパザミンをそれぞれ20mg/kg (2/3 MTD)および70mg/kg(MTD)の用量で1回のボーラス注射として腹腔内(i. p.)投与した。カルボプラチンを100mg/kg(MTD)または50mg/kg(1/2 MTD)の 用量で1回の腹腔内ボーラス注射として投与した。単独薬剤として投与したパク リタキセルおよびカルボプラチン(100mg/kg)は各々約40%の小さな腫瘍増殖 阻害(TGI)を引き起こした。チラパザミンは単独薬剤としては活性でなかっ た。パクリタキセル−チラパザミン組合せは良好な活性を示し、TGI=73%を 引き起こした。パクリタキセル−高用量カルボプラチン組合せ摂生は更により有 効であり、2匹のマウスで平均53%の腫瘍縮小を引き起こし、そしてこのグルー プの残りの6匹のマウスで68.8%のTGIを引き起こした。チラパザミン−カル ボプラチン組合せは、カルボプラチンのみほどには有効でなかった。 上記3薬剤の三種組合せは、MV-522癌腫に対して高度に有効であった。高用量 カルボプラチンを含む3種薬剤組合せは、2匹のマウスで平均77.3%の腫瘍縮小 を引き起こし、4匹のマウスで完全腫瘍後退を引き起こし、そしてこのグループ の他の2匹のマウスでTGI=85.9%を引き起こした。低用量カルボプラチンを 含む3種薬剤摂生も高度に活性であり、3例が完全腫瘍縮小、4例が平均54%腫 瘍縮小、および1匹のマウスではTGI=61.2%を引き起こした。 プールした分散t検定を使ってこれらのデータ(表2参照)に対 して統計分析を行った。単独薬剤カルボプラチン100mg/kg用量グループについ ては、対照グループに対比して統計的有意を得る強い傾向があった(p=0.075 )。単独薬剤としてのパクリタキセルは対照グループに対比して統計的に有意な 抗腫瘍効果を生じなかった(p=0.024)。パクリタキセル−チラパザキンおよ びパクリタキセル−カルボプラチン(100mg/kg)組合せは、両方とも単独のパ クリタキセルに比較して高度の統計的有意が得られた(各場合にp=0.013)。1 00mg/kgの用量で投与したカルボプラチンを含む3種組合せは、パクリタキセル −カルボプラチン(100mg/kg)2種組合せよりも有効であり、0.059のp値を有 した。パクリタキセル−チラパザミン2種組合せに対比してこの3種組合せは、 統計的に非常に有意に活性であり、それらの2つのグループの比較について測定 すると0.007のp値を有した。 この実験からの非常に重要な発見は、全ての摂生が非常に良好に寛容されたこ とである。6日目に4.2%より大きい体重減少を有したグループは1つもなく、 そしてこの実験の96匹のマウスのうち中毒死を記録したのはただ1匹のマウスで あった(単独剤パクリタキセルグループ中)。よって、これらの3つの薬剤の3 種組合せは、単独で投与した薬剤と同等に良好に寛容された。 100mg/kgまたは50mg/kgの用量で投与したパクリタキセル、チラパザミンお よびカルボプラチンの3種組合せは、16匹の処置マウスのうちそれぞれ6匹およ び7匹のマウスにおいて完全または部分腫瘍縮小を与えた。別の独立した実験で 試験したオキサリプラチン−パクリタキセル−チラパザミン摂生も高度に有効で あった。その結果は非常に統計的に有意であった。実施例4 オキサリプラチン−チラパザミン−パクリタキセル MV-522ヒト肺癌異種移植片に対して単独薬剤としてまたは様々な2種および3 種組合せにおいて投与したオキサリプラチン、パクリタキセルおよびチラパザミ ンを使った初期実験の結果を表3および図2に示す。パクリタキセルおよびチラ パザミンはそれぞれ20mg/kgおよび70mg/kgの用量で投与した〔腹腔内(i.p.) ;毎日1回(qd x 1)〕。オキサリプラチンは15mg/kg(MTD)で投与した。単独 薬剤として投与したオキサリプラチンおよびチラパザミンはこの試験において活 性でなかった。単独のパクリタキセルは限界TGI=30.9%を提供した。パクリ タキセル−オキサリプラチン組合せは単独のパクリタキセルよりも有効であった (TGI=55.4%)。パクリタキセル−チラパザミン組合せは高度に有効であり 、3匹のマウスで平均29.2%の腫瘍縮小を引き起こし、そしてこのグループ中の 他の5匹のマウスにおいてTGI=73.1%を提供した。3種組合 せは意外にもすばらしい結果を与え、即ち4匹のマウスで平均72.4%の腫瘍縮小 を引き起こし、そしてこの処置グループ中の他の4匹のマウスでTGI=87.0% を与えた。 プールした分散t検定を繰り返し実験からのデータに対しても実施した(表4 )。パクリタキセル+オキサリプラチンと単独のパクリタキセルとの効力の差は 、境界線の統計的有意さを証明した(p=0.076)。対照的に、パクリタキセル −チラパザミン組合せ処置グループと単独のパクリタキセルグループとの差は、 非常に有意であった(p=0.005)。パクリタキセル−オキサリプラチン組合せ 結果によりもたらされる効果に比較した3種組合せ結果は、非常に有意であった (p=0.001)。パクリタキセル−チラパザミン組合せにより達成される結果に 比較した3種組合せにより達成される結果には統計的に有意な差はなかった(p =0.401)。 この研究における初期実験の場合と同様に、繰り返し実験を行った全てのグル ープがどの摂生も非常によく寛容した。この実験では中毒死は全く起こらず、体 重減少も一般的に最少であった(表4)。 出願人は理論的機序に縛られようとせずに、科学文献がチラパザミン、パクリ タキセルおよび白金錯体について異なる分子作用機序を提案していることに気付 いた。この異なる作用機序が、一部は観察される相乗効果をもたらすのかもしれ ない。従って、チラパザミンの類似体とパクリタキセルの類似体も、ここに観察 される増強効果を提供し得ると予想される。適当なチラパザミン類似体は国際出 願PCT/US89/04112中に記載されたものから選択することができる。適当なパクリ タキセル類似体は、ドセタキセルのようなタキサン類似体並びに米国特許第4,81 4,470号および米国特許第5,403,858号明細書に記載された他の類似体を包含する 。 本発明をそれの好ましい態様について記載してきたが、本発明の範囲内での変 更は当業者に容易に明白であると理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AU ,BA,BB,BG,BR,CA,CN,CU,CZ, EE,GE,GW,HU,ID,IL,IS,JP,K P,KR,LC,LK,LR,LS,LT,LV,MG ,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG, SI,SK,SL,TR,TT,UA,UZ,VN,Y U (72)発明者 レイク,ジェームス ビー. アメリカ合衆国,ペンシルベニア 19343, グレンムーア,フェアビュー ロード 1905 (72)発明者 ボン ホフ,ダニエル ディー. アメリカ合衆国,テキサス 78230,サン アントニオ,ブランチ オーク ウェイ 226

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 固形腫瘍を有する哺乳動物の治療方法であって、 a) 前記動物に有効量の3−アミノ−1,2,4−ベンゾトリアジン1,4−ジ オキシドを投与し; b) 前記動物に有効量のパクリタキセルを投与し;そして c) 前記動物に有効量の白金錯体を投与する ことを含んで成る方法。 2. 前記白金錯体がオキサリプラチン、シスプラチンおよびカルボプラチンか ら成る群より選ばれる、請求項1の方法。 3. 前記白金錯体がシスプラチンである、請求項1の方法。 4. 前記白金錯体がカルボプラチンである、請求項1の方法。 5. 前記白金錯体がオキサリプラチンである、請求項1の方法。 6. 哺乳動物の腫瘍治療用キットであって、3−アミノ−1,2,4−ベンゾ トリアジン1,4−ジオキシド、パクリタキセルおよび白金錯体を含んで成るキ ット。 7. 前記白金錯体がオキサリプラチン、シスプラチンおよびカルボプラチンか ら成る群より選ばれる、請求項6のキット。 8. 前記白金錯体がシスプラチンである、請求項6のキット。 9. 前記白金錯体がカルボプラチンである、請求項6のキット。 10.前記白金錯体がオキサリプラチンである、請求項6のキット。
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