JP2001510465A - 2,4,6,8,10,12−ヘキサニトロ−2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.0▲上5.9▼0▲上3.11▼]−ドデカンを結晶化させる塩析法 - Google Patents

2,4,6,8,10,12−ヘキサニトロ−2,4,6,8,10,12−ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.0▲上5.9▼0▲上3.11▼]−ドデカンを結晶化させる塩析法

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Abstract

(57)【要約】 CL‐20を結晶化する方法が開示される。この方法では、湿潤CL‐20溶媒/CL‐20‐溶液が、CL‐20溶媒/水‐共沸混合物の共沸蒸留により乾燥される。CL‐20溶液から水を除去すると、高密度CL‐20の結晶化が可能になる。得られた乾燥CL‐20溶媒/CL‐20‐溶液に低密度CL‐20非溶剤を添加してε‐多形体CL‐20の沈殿を誘起させる。このCL‐20結晶を、そのCL‐20結晶の表面から非溶媒および溶媒を置換するのに十分な水を添加することにより、その非溶媒および溶媒から分離する。この方式で、ε‐多形体CL‐20は、後で取り扱い、包装および輸送のために湿潤化される。

Description

【発明の詳細な説明】 2,4,6,8,10,12‐ヘキサニトロ‐ 2,4,6,8,10,12‐ヘキサアザテトラシクロ [5.5.0.05.93.11]‐ドデカンを結晶化させる塩析法 発明の分野 本発明は、以後“CL‐20”と称される2,4,6,8,10,12‐ヘキ サニトロ‐2,4,6,8,10,12‐ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0 .05.93.11]‐ドデカンの改良された結晶化法に関する。 発明の背景 現在CL‐20を結晶化させる方法は、クロロホルムを用いて酢酸エチルから CL‐20を沈殿させる方法である。クロロホルムと酢酸エチルは、再利用する ために、蒸留で効率的に分離することができないので、塩素化廃液が連続して放 出されることになる。クロロホルムのような塩素化有機溶媒を連続して排出する ことは環境に有害であり、また経済的にも無駄である。クロロホルムは塩素化溶 媒としてオゾン破壊の一因となる可能性がある。かくして、塩素化溶媒を必要と しないか若しくは排出せず、結晶化工程内で溶媒を効率よく再循環させることが できるCL‐20の結晶化法をを提供することは、この技術分野で一つの進歩と なろう。 この技術分野の非常に多くの当業者が、CL‐20の結晶化に非‐塩素化溶媒 を利用することを試みてきた。しかし、クロロホルムだけしか、一貫してかつ再 現性良く目的とされるε‐多形体のCL‐20を生成させなかった。 さらに、現在行なわれている他のCL‐20の結晶化法は、高品質のCL‐2 0を一貫して生成させる訳ではない。CL‐20は数種の異なる結晶多形体を有 することが知られており、その一つが本明細書でε‐多形体(ε-polymorph)と 称される高密度相である。従来技術により製造されるCL‐20は主として低密 度結晶多形体であって、それは本明細書ではα‐多形体と呼ばれる。ε‐多形体 CL‐20は、普通形成されるα‐多形体に比べて優れた弾道特性を有する。ε ‐多形体CL‐20を生成する結晶化条件は、この技術分野では良く理解されて おらず、従って主としてε‐多形体CL‐20を生成させるCL‐20の結晶化 法を提供することは、この技術分野において一つの進歩となろう。 本明細書ではCL‐20のそのような結晶化法が開示され、かつ特許請求され る。 発明の要約 本発明はCL‐20の結晶化法に関する。この方法では、酢酸エチルのような CL‐20溶媒と水を含む溶液にある一定量のCL‐20を溶解させる。得られ る混合物は二つの液相、即ち水性相と湿潤溶媒相から成る。水性相のpHを調べ て、そのpHをこの時点で所望とされるとおりに調整する。CL‐20は湿った 溶媒相に溶けている。次いで、湿潤CL‐20溶媒相は、常用の蒸留法に従って 溶媒/水共沸混合物を除去することにより乾燥され、それによってCL‐20を 含む乾燥溶媒相が形成される。乾燥CL‐20を結晶化させると、主としてε‐ 多形体CL‐20が形成されることが見いだされた。 この乾燥CL‐20溶媒相に、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタ ン(2,2,2‐トリメチルペンタンを含む)、ベンゼン、トルエン、キシレン、 鉱油、石油エーテルおよびリグロインのような低密度の非極性CL‐20非溶媒 を加えると、ε‐多形体CL‐20の結晶化が誘起される。この低密度の非極性 非溶媒は水より密度が小さいことが好ましい。次いで、そのCL‐20の結晶は 、そのε‐CL‐20結晶の表面から非溶媒および溶媒を置換するのに十分な量 の水を加えることにより、その非溶媒と溶媒から分離される。この方式では、そ のε‐多形体CL‐20は、後の取り扱い、包装および出荷のために湿潤せしめ られる。水とCL‐20との比は、典型的には、容量で1:7から3:1の範囲 であるのがよい。勿論、この系ではもっと多量の水を用いることも容易にできる が、より大量の水は、その水の分離と再循環により大きい装置を必要とする。 湿潤CL‐20は採集され、そしてCL‐20非溶媒、CL‐20溶媒および 過剰の水は除去され、それら個々の溶媒は分離、再循環される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるCL‐20の結晶化用装置の模式図である。 図2は、混合溶媒から回収されたCL‐20の量を、CL‐20の飽和酢酸エ チル溶液に加えられた非溶媒の量の関数として示したグラフである。 発明の詳細な説明 本発明はCL‐20の結晶化法に関する。現在、CL‐20を結晶化させるた めに推奨されている一つの方法と装置が、図1に系統的に例示されている。本発 明の範囲内の総括的な、CL‐20の結晶化装置は、全体として、10と名付け られる。この方法で、粗製CL‐20流路S10、水流路S12、および酢酸エ チル流路S14は溶解器14の中で一緒になり、この溶解器中でCL‐20は過 剰の酢酸エチル(CL‐20の溶媒)に溶解される。 CL‐20を溶媒に溶かすと共に、全ての酸性種の除去を確実に行うために、 塩基(固体状または溶液状のいずれでもよい)が添加される。水層のpHを調べ 、Na2CO3あるいは同様の塩基(NaHCO3、K2CO3、KHCO3、NaO H,KOHなど)で7以上のpHに調整される。結晶化されたCL‐20中に酸 性種が存在すると、衝撃や摩擦に対する敏感度が増大することが知られている。 塩基は、CL‐20が溶媒に溶解される任意の時点で、この系に添加することが できる。幾つかの場合には、CL‐20が結晶化する前の最終工程まで待って塩 基を添加するのが望ましい。 この結晶化系は、本明細書中では、CL‐20溶媒として酢酸エチルを用いて 説明されているが、この技術分野の習熟者であれば、エステル類、ケトン類およ び環式エーテル、さらに具体的には酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル 、THFおよびMEKを含む低分子量の極性溶媒などの他の溶媒も使用できるこ とを認められるであろう。本明細書中で用いられる“CL‐20溶媒”もしくは “溶媒”という用語は、大きいCL‐20溶解度[>20重量/容量(g/mL )%]を有し、水との共沸混合物を生成し、容易に蒸留できる低い沸点(<90 ℃)を有し、工程中での損失が有意に大きくないような比較的小さい揮発性を有 し、そして下記で説明されるCL‐20非溶媒と共沸混合物を生成しない溶媒を 意味する。現時点では、酢酸エチルが望ましい溶媒である。 この溶解器14から、混ざり合っていない二つの液相流が第1デカンター入り 流路S16中を通って、第1デカンター16に流入する。この第1デカンター1 6の中で、この二つの液相は相分離する。水に富んだ上の液相は廃水流路S18 中を通って工程外に流出するが、これがこの結晶化システム10における唯一の 廃水流である。溶解したCL‐20を含む下の液相は液流路S20中を通って溶 液乾燥塔20に流入する。 この溶液乾燥塔は、CL‐20溶液から酢酸エチル/水共沸混合物を留去し、 水を殆ど含まないCL‐20溶液を残す。このCL‐20は、希望される高密度 の結晶多形体(ε‐多形体)に結晶化させるためには、基本的に無水(約1.5 重量%以下の水)でなければならないことがが見いだされた。余り多い水が存在 すると、低密度の結晶多形体(α‐多形体)または多形体の混合物が生成する。 かくして、溶液乾燥塔中での水の除去は、高密度CL‐20を得るために極めて 重要である。乾燥剤の利用のような、図1に例示されていない他の乾燥法もCL ‐20を乾燥するために利用できる。 この溶液乾燥塔20は、CL‐20を溶けた状態に保つのに必要な酢酸エチル は減らさずに酢酸エチル/水共沸混合物を除去する条件下で操業されるのが望ま しい。余り多くの酢酸エチルを除去すると、溶液乾燥塔内でCL‐20が結晶化 する原因になる。この溶液乾燥塔は、低温において減圧下で操業されるのが望ま しい。この技術分野の習熟者は、広い範囲の操業温度、還流比、塔の高さおよび 圧力で、希望する分離を達成できることを認めるであろう。 現時点で推奨される溶液乾燥塔の一つの熊様では、塔頂部の温度は約110° Fであり、塔底部の温度は約126°Fである。操業圧力は塔頂部で約5.0p siaであり、そして塔底部で5.3psiaである。この溶液乾燥塔の高さは 大体20フィートで、段数(トレイ数)は15である。入り流路S20は塔のト レイ2(トレイには塔頂から塔低に向けて番号を付ける)の上に入る。勿論、上 に述べたように、この技術分野の習熟者なら、希望する分離を得るために、広い 範囲の操業条件を使用することができるであろう。 溶液乾燥塔20からの凝縮物は二相に相分離する。水に富んだ液相は流路S2 2を通して溶解器14に戻され、そして酢酸エチル相は流路S24を通してタン ク24に戻される。溶液乾燥塔20からの乾燥CL‐20溶液は晶析器入り流路 S26を通して晶析器26に流入する。 CL‐20非溶媒を加えることにより、晶析器26中で酢酸エチルからCL‐ 20が沈殿する。非溶媒はベンゼンおよびその類似物のような簡単な芳香族化合 物、ペンタンからドデカンのような比較的炭素数の少ない炭化水素である。例示 した態様では、このCL‐20非溶媒はトルエンである。トルエンはトルエン流 路S28を通して晶析器26に供給される。ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ ン、ヘプタン、オクタン(2,2,2‐トリメチルペンタンを含む)、ベンゼン 、キシレン、鉱油、石油エーテルおよびリグロインのような他のCL‐20の非 溶媒も、CL‐20の結晶化を誘起するのに用いることができる。本明細書で用 いられる“CL‐20非溶媒”もしくは“非溶媒”という用語には、CL‐20 溶解度が非常に小さく[<<1重量/容量(g/mL)%]、その溶媒より有意に 異なる沸点を有し、比較的容易に蒸留できるために十分な低い沸点を有し、工程 中での損失が有意である程揮発性でなく、CL‐20溶媒と共沸混合物を生成せ ず、そして水がその非溶媒を置換するために用いられるように、水より密度が小 さい、非極性溶媒が含まれる。CL‐20溶媒と非溶媒の選択において、その組 合せは沸点が異なって維持されるように選ばれなければならない。その沸点の差 は、望ましくは約20℃である。 例示された態様において、晶析器26からのCL‐20スラリーは、CL‐2 0回収タンク入り流路S30を通して回収タンク30に流入する。このCL‐2 0回収タンク30は、可燃性の晶析器の溶媒からCL‐20を安全に分離するこ とが可能になっている。これは、CL‐20回収タンク30に水もしくは他の化 学的に親和性のある、密度の大きい極性溶媒を添加することにより行われる。例 示された密度の大きい極性溶媒は水である。かくして、水は水流路S32および S34を通してCL‐20回収タンクに加えられる。CL‐20の結晶からの有 機溶媒を置換するためには最少量の水を用いるのが望ましい。最大でも水のCL ‐20に対する比は3:1でなければならない。さらに望ましくは、水とCL‐ 20の比は容量で大体1:1である。最小では、水とCL‐20の比は1:7で ある。安全な貯蔵と輸送のために、最少量の水が必要である。過剰な水を除去す るために余分な努力を必要とするから、最大量を超えるべきでない。水も痕跡量 のCL‐20で汚染されるであろうし、そして廃棄する前に処理する必要がある だろう。 結晶化溶媒(酢酸エチル/トルエン)と水が、第2デカンター入り流路S36 を通って第2デカンター36に流入し、ここで極性の水相が非極性の結晶化液か ら相分離する。水に濡れた状態にある最終CL‐20製品は、CL‐20の出の 流路S38の中を通って結晶化装置10を出て行く。 CL‐20結晶化装置10は、交互使用のために平行に配列された二つのCL ‐20回収容器を備えている。図1において、第2のCL‐20回収タンクは極 く細い線で示されている。平行な複数のCL‐20回収タンクを備えていること により、水で濡れたCL‐20はそれらタンクの一つから回収され、その間CL ‐20は他のタンクの中に溜められる。 第2のデカンター36からの水相流は、水流路S34を通ってCL‐20回収 タンクに戻される。この結晶化液体は溶媒流路S40を通って溶媒分離器40に 流入する。この溶媒分離器40はトルエンから酢酸エチルを留去し、工程に戻し て再利用する。溶媒分離器40は、液/液分離の技術分野での習熟者に良く知ら れている常用の設計と常用の操作条件で使用される。適切な溶媒分離のための設 計と操作条件は、この系で用いられる溶媒および非溶媒の種類に依存する。 現時点で推奨される溶媒分離器の態様では、塔頂段(段1)は約167°Fの 温度で運転され、塔底段(段15)は約231°Fの温度で運転される。この塔 は常圧で運転されるのが望ましい。この溶媒分離器の高さは大体20フィートで 、段数(トレイ数)は15である。供液流路S40は塔のトレイ12(塔頂から 塔底に向かって番号を付ける)の上に入る。モル還流比は約5である。勿論、上 に述べたように、この技術分野の習熟者なら、希望する分離を得るために、広い 範囲の操業条件を使用することができるであろう。 トルエンは、示されているように、溶媒分離器40から流路S28を通って晶 析器26に流れ、そして酢酸エチルは流路S42を通って酢酸エチルタンク24 に流入する。 全結晶化系10での物質収支を維持するために、廃液流路18によりこの系か ら出て行った酢酸エチルを考慮して、少量の酢酸エチルを酢酸エチル入り流路S 44を通して酢酸エチルタンク24に追加しなければならない。同様に、最終C L‐20出口流路S38により、この系から出て行った水を考慮して、少量の水 をCL‐20回収タンク30に追加しなければならない。 このCL‐20結晶化系の流速を、各流路について、下の表1にまとめて示し てある。この技術分野の習熟者は、下記に記載した工程流速と組成を修正しても なお、非常に有用な結果を得ることが可能なことを認めるであろう。 本発明は、さらに、次の非‐限定実施例で説明される。実施例1 CL‐20が、撹拌機付き容器中で、約16ポンド(乾燥ベース)の水で湿潤 されたCL‐20、9ガロンの酢酸エチルおよび約3ガロンの水を混合すること によってε‐多形体に結晶化せしめられた。この混合物を1/2時間撹拌して、 CL‐20を溶解し、次いで撹拌を止め、その混合物を1/2時間沈降させた。 二つの液相に分離した。上の水相は捨てた。下の有機相を底部のバルブを通して 清浄な乾燥した撹拌機付き容器に抜き出した。この有機相に約5ポンドの無水の 硫酸マグネシウムを加え、そしてこの混合物を1時間撹拌してその溶液を乾燥さ せた。撹拌を止め、その混合物を1/2時間静置しておくと、硫酸マグネシウム が容器の底に沈降し、その上に残った綺麗な溶液を、ポンプで、フィルタを通し て、清浄で乾燥した撹拌機付き容器に送った。約1.3ポンドのε‐CL‐20 をこの乾燥した溶液と混ぜ合わせた;このシード結晶添加の全操作は一度に行わ れた。このシード結晶添加溶液に、約20ガロンのヘプタンを2時間かけて均等 に添加した。得られたスラリーを底部のバルブを通して15ガロンの水中に抜き 出した。水の上部に浮いた用済みのヘプタン/酢酸エチル液を傾瀉して除いた。 CL‐20は水の底に沈積した。用済み有機液相の大半を傾瀉して除いた後、C L‐20をその水の中で撹拌してその結晶に粘着している有機液体をさらに除い た。次いで、その水の大半をCL‐20から傾瀉して除いた。約12.5ポンド のε‐CL‐20が回収された。次の表2と3に、多形結晶性(polycrystallin e)のε‐CL‐20、ε‐CL‐20(本発明)およびHMXを比較するデー タをまとめて示した。 分布法は、ボーン(Borne)により、コスト・プラスチック結合爆薬(cost pl astic bonded explosives)の衝撃感度に及ぼす微細構造の効果:“火工品技術 研究グループ”の第6回火工品技術国際会議、ユーロパイロ‐95(6eCongres International de Pyrotechnic du"Groupe de Travil de Pyrotechnie",Euroyr o 95)、第125‐131頁、フランス(France)、トールス(Tours)(1995 年6月5‐9日)に説明された方法を用いた。その報告の完全な内容は、その文 献をここに引用、参照することによって本明細書に含まれるものとする。ピクノ メータ法はより直接的な方法であって、50%数だけが得られる。ロットNo.XH ‐1、PCL‐55およびPCL‐57は酢酸エチル/ヘプタンで結晶化された 。PCLX‐74は酢酸エチル/クロロホルムで結晶化された。 理論密度における1〜3%の増加は性能がより高いことを意味し、さもなけれ ば常用のCL‐20製品を使用することができないような、より高い性能を必要 とする用途に利用できることを意味する。本発明のε‐CL‐20結晶のより高 い結晶品質は空隙含有量が小さいことを示すもので、これは、一般原則として、 この材料では理論的衝撃感度が可能な範囲で小さいことを意味する。 実施例2 CL‐20を以下のようにしてエプシロン多形体(ε‐CL‐20)に結晶化 させた:3.85kgの湿った粗製CL‐20に7.6Lの酢酸エチルおよび1 Lの水を加えた。この混合物を、全てのCL‐20が溶けるまで撹拌した。相分 離させ、水相は捨てた。有機相を無水の硫酸マグネシウム(大体200g)で乾 燥し、次いで酸性種を全て取り除くために無水の炭酸カリウム(大体100g) を加えた。これらの無機塩を濾過して除去し、有機相を撹拌機付き反応器に移し た。ゆっくり撹拌されているその酢酸エチル溶液に19Lのトルエンを2.5時 間かけて加えた。トルエンの添加が始まってすぐ、1から200gのシードε‐ 結晶を加えた。トルエンの添加が終わった後、得られたε‐CL‐20を濾過し て採集した。残存有機溶媒は空気乾燥で大部分除去され、得られたε‐CL‐2 0は水で湿潤された。 実施例3 トルエンの代わりにヘプタンを使用したことを除いて、実施例2の方法に従っ てCL‐20をエプシロン多形体(ε‐CL‐20)に結晶化させた。 実施例4 炭酸塩を乾燥した有機相ではなく水相に加えたことを除いて、実施例2の方法 に従ってCL‐20をエプシロン多形体(ε‐CL‐20)に結晶化させた。 実施例5 有機相を乾燥するための硫酸マグネシウムを使用しなかったことを除いて、実 施例2の方法に従ってCL‐20をエプシロン多形体(ε‐CL‐20)に結晶 化させた。代りに、その水相を塩基性にして相分離させ、1Lの追加の酢酸エチ ルを加え、そして酢酸エチル/水共沸混合物を減圧下(45℃‐50℃)で水相 が見えなくなるまで除去した。次いで、全ての水が確実に除去されるように、さ らに200mLの液体を蒸発させた。結晶化は実施例2におけるのと同様にトル エンで進められた。 実施例5 トルエンの代わりにヘプタンを使用したことを除いて、実施例2の方法に従っ てCL‐20をエプシロン多形体(ε‐CL‐20)に結晶化させた。 実施例6 殆ど飽和量のCL‐20を溶かした酢酸エチル溶液(約0.4g・CL‐20 /mL・EtOAc)を調製した。この溶液3mLに、図2に記した量の第二の CL‐20非溶媒を秤量して加えた。得られたCL‐20のスラリーを大体0. 5時間撹拌し、次いで濾過した。このCL‐20を乾燥し、秤量した。回収量を 図2に示した。この方法では、或る程度のCL‐20の損失があることに留意す べきである。この誤差は、試験した全ての溶媒系で類似の大きさである筈である 。それ故、図に示したデータは、大規模な結晶化で回収されであろうCL‐20 の量を定量的に予測するために用いるべきではない。大規模な場合には、損失の パーセント値は小さくなるであろう。このために、図2に示したデータは各非溶 媒の相対的利点を判定するために用いられるべきである。 以上の説明から、本発明は塩素化溶媒を必要としない、もしくは排出しないC L‐20を結晶化する方法およびシステムを提供することが理解されるであろう 。本発明は、また、その結晶化工程内で、その溶媒を効率的に再循環させること を可能にする。重要な点は、本発明は、主としてε‐多形体CL‐20を生成さ せるCL‐20の結晶化法を提供することである。 本発明は、その本質的特性から逸脱することなしに、他の特定の形式で実施す ることが可能である。ここに説明された態様は、全ての点で、単に例示のためで あって、限定のためではないと考えられるべきである。それ故、本発明の範囲は 、上述の説明によるのではなく、付記される請求の範囲によって示されるもので ある。この請求の範囲の意味するところおよびそれと均等な範囲内にある変更は 、全て、本発明の範囲に含まれるべきである。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の: (a)ある一定量のCL‐20(2,4,6,8,10,12‐ヘキサニトロ ‐2,4,6,8,10,12‐ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05.9 3.11]‐ドデカン)を溶解して含有する湿潤CL‐20溶媒溶液を乾燥してC L‐20を含んでいる乾燥溶媒溶液を調製し、ここで該CL‐20溶媒中のCL ‐20の溶解度は20重量/容量(g/mL)%より大であり; (b)該乾燥溶媒溶液に低密度CL‐20非溶媒を加えてε‐多形体CL‐2 0結晶の沈殿を誘起させ、ここで該非溶媒中のCL‐20の溶解度は1重量/容 量(g/mL)%未満であり; (c)沈殿した該ε‐多形体CL‐20結晶を、該ε‐多形体CL‐20結晶 の表面から該非溶媒および該溶媒を置換するのに十分な量の密度の大きい極性溶 媒を加えることによって、該非溶媒および該溶媒から分離する; 工程を含んでなる、ε‐多形体CL‐20の結晶化法。 2.乾燥工程が溶媒/水‐共沸混合物の除去により行われる、請求の範囲第1 項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 3.CL‐20溶媒が酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチ ル、THFおよびMEKから選ばれる、請求の範囲第1項に規定されるε‐多形 体CL‐20の結晶化法。 4.CL‐20溶媒が酢酸エチルである、請求の範囲第1項に規定されるε‐ 多形体CL‐20の結晶化法。 5.CL‐20非溶媒が塩素を含んでいない、請求の範囲第1項に規定される ε‐多形体CL‐20の結晶化法。 6.CL‐20非溶媒がヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベ ンゼン、トルエン、キシレン、鉱油、石油エーテルおよびリグロインから選ばれ る、請求の範囲第5項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 7.密度の大きい溶媒が水である、請求の範囲第項に規定されるε‐多形体C L‐20の結晶化法。 8.乾燥CL‐20溶媒溶液が1.5重量%未満の水を含んでいる、請求の範 囲第1項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 9.ある一定量のCL‐20を溶解して含有するCL‐20溶媒溶液に塩基を 添加して酸性種を中和する工程をさらに含んでいる、請求の範囲第1項に規定さ れるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 10.塩基がNa2CO3、K2CO3、NaHCO3、KHCO3、NaOHおよ びKOHから選ばれる、請求の範囲第9項に規定されるε‐多形体CL‐20の 結晶化法。 11.次の: (a)ある一定量のCL‐20(2,4,6,8,10,12‐ヘキサニトロ ‐2,4,6,8,10,12‐ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05.9 3.11]‐ドデカン)をCL‐20溶媒と水を含んでいる溶液に溶解して水相と 湿潤CL‐20溶媒相を生成させ、ここで該CL‐20は該湿潤CL‐20溶媒 相に溶解しており、該CL‐20溶媒中のCL‐20の溶解度は20重量/容量 (g/mL)%より大であり; (b)該湿潤CL‐20溶媒相を乾燥し、それによって該CL‐20を含む乾 CL‐20溶媒相を形成し; (c)該CL‐20溶媒相に塩基を添加して酸性種を中和し; (d)該乾燥CL‐20溶媒相に低密度CL‐20非溶媒を添加してε‐多形 体CL‐20結晶の結晶化を誘起させ、ここで該非溶媒中のCL‐20の溶解度 は1重量/容量(g/mL)%未満であり; (e)該ε‐多形体CL‐20を、該ε‐多形体CL‐20が湿った状態にな るように、該ε‐多形体CL‐20の結晶の表面から該非溶媒および該CL‐2 0溶媒を置換するのに十分な量の水を加えることによって、該非溶媒および該C L‐20溶媒から分離し;そして (f)該湿潤ε‐多形体CL‐20を採集する; 工程を含んでなる、ε‐多形体CL‐20の結晶化法。 12.乾燥工程が溶媒/水‐共沸混合物の除去により行われる、請求の範囲第 項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 13.CL‐20溶媒が酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブ チル、THFおよびMEKから選ばれる、請求の範囲第項に規定されるε‐多形 体CL‐20の結晶化法。 14.CL‐20溶媒が酢酸エチルである、請求の範囲第項に規定されるε‐ 多形体CL‐20の結晶化法。 15.CL‐20非溶媒が塩素を含んでいない、請求の範囲第項に規定される ε‐多形体CL‐20の結晶化法。 16.CL‐20非溶媒がヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、 ベンゼン、トルエン、キシレン、鉱油、石油エーテルおよびリグロインから選ば れる、請求の範囲第項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 17.湿潤CL‐20の形成後に非溶媒、溶媒および過剰の水を分離し、そし て再循環する工程をさらに含んでいる、請求の範囲第11項に規定されるε‐多 形体CL‐20の結晶化法。 18.乾燥CL‐20溶媒相が1.5重量%未満の水を含んでいる、請求の範 囲第11項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 19.塩基がNa2CO3、K2CO3、NaHCO3、KHCO3、NaOHおよ びKOHから選ばれる、請求の範囲第11項に規定されるε‐多形体CL‐20 の結晶化法。 20.ε‐多形体CL‐20の結晶化を促進するために、ε‐多形体CL‐2 0のシード結晶を溶媒/非溶媒混合物に添加する、請求の範囲第11項に規定さ れるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 21.次の: 湿潤したCL‐20(2,4,6,8,10,12‐ヘキサニトロ‐2,4, 6,8,10,12‐ヘキサアザテトラシクロ[5.5.0.05.93.11]‐ ドデカン)溶媒/CL‐20の溶液を溶液乾燥器に送り、ここで該溶媒中のCL ‐20の溶解度は20重量/容量(g/mL)%より大であり; 該湿潤CL‐20溶媒/CL‐20‐溶液を、該CL‐20溶媒/CL‐20 ‐湿潤溶液からCL‐20溶媒/水‐共沸混合物を除去することによって乾燥し 、それによって乾燥CL‐20溶媒/CL‐20‐溶液を調製し; 該CL‐20溶媒/CL‐20‐溶液に塩基を添加して酸性種を中和し; 該CL‐20溶媒/CL‐20‐乾燥溶液を晶析容器に送り; 該晶析容器に低密度CL‐20非溶媒を送入し、ここで該低密度CL‐20非 溶媒は塩素を含まず、該非溶媒中のCL‐20の溶解度は1重量/容量(g/m L)%未満であり; 該晶析容器にε‐多形体CL‐20のシード結晶を導入して該乾燥CL‐20 溶媒からε‐多形体CL‐20の結晶化を誘起させ; 結晶化したε‐多形体CL‐20、CL‐20溶媒およびCL‐20非溶媒を CL‐20回収タンクに移送し; 該CL‐20回収タンクに、該ε‐多形体CL‐20が湿った状態になるよう に、該ε‐多形体CL‐20結晶の表面から該非溶媒および該CL‐20溶媒を 置換するのに十分な量の水を導入し、;そして 該湿潤結晶化ε‐多形体CL‐20を回収する; 工程を含んでなる、ε‐多形体CL‐20の結晶化法。 22.次の: 溶解容器中でCL‐20溶媒中にCL‐20を溶解し;そして 廃水相および溶解容器からの湿潤CL‐20溶媒/CL‐20‐溶液を第1デ カンターに送る工程をさらに含み、ここで該第1デカンターは湿潤CL‐20溶 媒/CL‐20‐溶液から廃水相を除去するものである; 請求の範囲第21項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 23.湿潤結晶化ε‐多形体CL‐20の生成後に非溶媒、溶媒および過剰の 水を分離し、再循環させる工程をさらに含んでいる、請求の範囲第22項に規定 されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 24.CL‐20溶媒が酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブ チル、THFおよびMEKから選ばれる、請求の範囲第23項に規定されるε‐ 多形体CL‐20の結晶化法。 25.CL‐20溶媒が酢酸エチルである、請求の範囲第23項に規定される ε‐多形体CL‐20の結晶化法。 26.CL‐20非溶媒がヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、 ベンゼン、トルエン、キシレン、鉱油、石油エーテルおよびリグロインから選ば れる、請求の範囲第24項に規定されるε‐多形体CL‐20の結晶化法。 27.塩基がNa2CO3、K2CO3、NaHCO3、KHCO3、NaOHおよ びKOHから選ばれる、請求の範囲第24項に規定されるε‐多形体CL‐20 の結晶化法。
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