JP2001510115A - 改善された応力分布を有する一片のエアバッグ - Google Patents

改善された応力分布を有する一片のエアバッグ

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JP2001510115A JP2000502961A JP2000502961A JP2001510115A JP 2001510115 A JP2001510115 A JP 2001510115A JP 2000502961 A JP2000502961 A JP 2000502961A JP 2000502961 A JP2000502961 A JP 2000502961A JP 2001510115 A JP2001510115 A JP 2001510115A
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ブライアン、 シー. フォード、
アン、 マリー ヒレンブランド、
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ブリード・オートモティブ・テクノロジィ・インク
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Abstract

(57)【要約】 膨張可能なエアバッグ(20’)は、膨張用の気体(70)の源に取り付けられるようになった入り口の首の部分(24)を有し、最初に、膨張させられる前に折りたたまれた形状に保持され、膨張用の気体が素材内に所定の圧力を生じさせることにより迅速に膨張させられる。エアバッグは、一片の生地素材(50)の結合された弓状の端部に沿って形成された複数の縫い目(90)を含んでいる。縫い目は、エアバッグに、最大の応力の位置から離れた位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景と要約) 本発明は、一般的に、搭乗者を安全に保護する機構に用いられるエアバッグに
関し、より具体的には、一片の素材から製造されるエアバッグに関する。
【0002】 従来のエアバッグは、典型的に、所定の型に切断され、所望の形状を有する膨
張可能なクッションを作り出すように相互に縫い合わされた、複数片の布を用い
て製造される。この分野では、エアバッグを一片の素材から製造できることも知
られている。この種のエアバッグは、米国特許5316337号および5310
216号明細書に示されている。理解されるように、一片の素材を用いることに
より、製造が経済的に行われる。
【0003】 平らに横たえると、前述の特許に示された型と類似している一片の素材から造
られた膨張させられたエアバッグ20を示す図1を参照する。(一片の素材とし
て、あるいは複数片の素材を用いて用意された)この素材の型は、典型的に、互
いに隣接する真っ直ぐな端部を有する幾何学的な形状を含んでいる。組み立てら
れた時に、エアバッグ20は、第1の、表または前方の部分22と、膨張装置を
保持するエアバッグのマニホールドを(または直接膨張装置を)包むように、も
しくはマニホールドにしっかり固定されるように公知の方法で適応させた入り口
または首の部分24と、前方の部分22と入り口の部分24とを互いに連結する
中間の部分26とを含んでいる。膨張の前に、クッションはコンパクトな形状に
折りたたまれているかまたは丸められており、膨張装置(不図示)の近くに配置
され、ハウジング25にしっかり固定されている。中間の部分26は、素材の型
の種々の真っ直ぐな端部を複数の縫い目28a,b,cで相互に結合することに
より形成されている。理解されるように、図1は、エアバッグの右側の側面を示
している。エアバッグ20の左側の側面もまた、同様あるいは同一の縫い目の形
態を含んでいる。理解されるように、素材の型が一連の真っ直ぐな端部を含んで
いる場合には、結果として生じる縫い目もまた真っ直ぐである。エアバッグ20
のこの種の縫い目の典型的な配置には、入り口部分24から前方の部分22に向
かって延び、28bおよび28cのような真っ直ぐな縫い目に放射状に分岐する
28aのような真っ直ぐな側部の縫い目がある。経験的に、素材の型の真っ直ぐ
な側部および結果として生じる真っ直ぐな縫い目により、クッションが持ち得る
形状の数が制限されて、設計の選択の対象となるものが制約されることが解って
いる。加えて、このようなクッションには、折りたたまれた、またはコンパクト
な形状にするために、望まれないそして不必要な折り目や縫いひだが必要になる
。この種のエアバッグはまた、最善の応力分布を示さず、縫い目の部分で素材に
過度の応力が加わり、エアバッグを膨張させた時に(縫い目の部分あるいはその
付近で)漏洩や破断を生じる危惧がある。この応力分布が生じるのは、膨張させ
られたクッションの輪郭に沿った真っ直ぐな線上に、そしてエアバッグの膨張の
方向の線上に縫い目があるためである。膨張装置を作動すると、膨張用の気体が
生み出され、エアバッグに送られ、エアバッグは迅速に折りたたまれていないあ
るいは丸められていない状態になり、クッションの素材はハウジング25から離
れる方向に(搭乗者を安全にするために一般的に搭乗者の方向に,矢印27参照
)迅速に、高速度で動かされる。素材が最大に伸びた状態になり減速すると、真
っ直ぐな縫い目で、特にしばしば最大の応力の領域になる36のような共通の点
で、縫い目を引き離そうとする高い応力が発現する。膨張の間、クッション30
は、外側に拡張するクッション30の頂部32、底部34、側部35のような部
分に亙って、一般的に均等に加圧され、クッションの素材の表または前方の部分
22は入り口部(ハウジング)から離れるように引っ張られ、縫い目に応力が加
わる。膨張用の気体の粒子の運動量は、一般的に、バッグを搭乗者に向かって方
向27に進ませるように、一方、同時に、一般的に、クッションを矢印36およ
び37の方向に押すように作用する。理解されるように、(バッグの外側の輪郭
に沿って延びる)縫い目に対して接する、または平行な、縫い目を引き離そうと
する応力が生じる。一般的に、縫い目はクッションの素材の不連続を、したがっ
て、クッションの最も弱い部分を示している。
【0004】 対照的に、本発明は、相当するプリンセスの縫い目または縫い目線を形成する
ように、相互に結合される、一連の凹形および凸形の端部を有する一片の素材の
型を利用している。理解されるように、この構造物では、縫い目よりもむしろ、
クッションの素材が発現する応力を吸収するようにできる。さらに、凸形および
凹形の縫い目を用いることにより、(エアバッグの)設計者が非常に多数の形状
のバッグを造り、縫い目よりもむしろ素材が応力を吸収するように、縫い目を最
大の応力の領域から遠ざけ得るようにできる。このようにすると、生じた応力に
より縫い目が破損されにくい。
【0005】 したがって、本発明は、膨張用の気体の源に取り付けられるようになっている
入り口の部分と、最初に、膨張される前に、折りたたまれるかまたは丸められて
保持され、膨張の期間の間、クッションの素材の中に所定の圧力を生じさせる膨
張用の気体により迅速に膨張させられるクッションの部分とを有し、クッション
が、クッション素材の所定の端部を相互に結合してクッションを形成する複数の
凸形/凹形の縫い目の群を含み、縫い目は、クッションに、最大の応力の位置か
ら遠い位置に配置されている膨張可能なエアバッグからなる。
【0006】 本発明の目的は、丈夫な、容易に製造されるエアバッグを提供することにある
。このクッションの生産性は、(縫い目の数のような)手作業の工程および装置
の数(例えば、キルティング装置は必要ない)、部材の数、必要な布の量、布を
切断し、クッションを縫い合わせる時間を減らすことにより改善される。これら
の改善の全てにより、品質が向上する一方、製造費が減少するクッションを得ら
れる。
【0007】 本発明の他の多くの目的および意図は、以下の図面の詳細な説明により明確に
する。
【0008】 (図面の詳細な説明) 本発明の第1の実施例を示す図2を参照する。より具体的には、好適な一片の
エアバッグ20’を製造するための素材の型50が示されている。型50は、エ
アバッグ20’の表または前方の部分22’を形成するほぼ四辺形の中央の部分
である中央パネル52を有している。中央の部分である中央パネル52は、第1
および第2の対向する側部または端部の組、それぞれ54a,bおよび56a,
bを有している。各側部をつなぐと、弓状(凸形)の端58a−dが形造られる
。側部54a,bはだいたい外側に向かって凹形であり、一方、側部56a,b
は内側に向かって凹形である。この特殊な手法では、これらの曲がった素材部分
を設けることにより、エアバッグの設計者はエアバッグを所望の形状にするため
のより大きい自由度を得ることができ、これにより、素材の最大の応力の領域を
移転させ、縫い目から遠ざけることができる。種々の端部または側部の凹形と凸
形の湾曲を逆にすることができる。大文字Aは側部または端部54a,54bの
中央を示している。
【0009】 側部56a,bから外側に、それぞれ、側方のパネル60aと60bとが延び
ている。(この部分は、エアバックの中央の上面と下面および首の部分を形成す
るのに典型的に用いられる。)各パネル60a,bは、協同する膨張装置へのエ
アバッグの結合または取付けに各々が用いられる各接続する部分または区画64
a,64bへの変わり目である多角形形状の第1の部分である多角形区画62を
含んでいる。理解されるように、各部分64a,bの幅は後述するように異なっ
ており、接続する区画によりマニホルドおよび/または膨張装置を包むようにで
きる。各接続する区画は側部80fおよび80gを含んでいる。
【0010】 各パネル60aおよび60bの各多角形の突出する区画62は、中央パネル5
2の不可欠の部分であり、(中央パネル52の)各側部56a,bの一部である
、長さのある側方の分節80aを含んでおり、さらに、中央パネル52に対して
相対的に外側に延びている凹形に形造られた側部または端部(縫い合わせる端部
)80bおよび80cを含んでいる。端部80bおよび80cとパネル52の側
部56aとの(同じように側部56bとの)交差点を文字Bで示す。各多角形の
部分である多角形区画62は、さらに、これもまた文字Cで示された2つの対向
する屈折点82と、側部または端部80bおよび80cに対して相対的に内側に
延び、接続区画64a,bの後方に延びる、凹形の端部または側部80dおよび
80eの下向きの対とを含んでいる。端部80dおよび80eの、各パネル60
a,bの各接続する部分である接続区画64a,bのそれぞれの側部80f、8
0gとの交点に当たる終端部を大文字Dで示す。さらに、(図3に示すように)
接続する部分64aにより膨張装置/マニホルド70の部分を包めるようにする
ため、左側の分節80aから左側の側方のパネル60aの終端部67aまでの距
離は、右側の分節80bから右側のパネル60bの終端部67bまでの距離より
も少し長い。
【0011】 これもまた図2から解るように、中央パネル52の側部または端部に沿った、
種々の点Bから点Aまでの距離は、端部80bおよび80cに沿った、Bから点
Cまでの距離と等しい。エアバッグ20’を組立てる間、縫い合わせの端部80
bは端部56a、かど58aおよび端部54aに隣接して配置され、これらに縫
い付けられる。破線90aは、端部80bと側部または端部56a,54aおよ
びかど58aとを結合する、縫い合わせた結果の縫い目を示している。SOKU
側方パネル60bの端部80bは同様に、側部56b、かど58bおよび側部5
4aに沿って中央パネル52に縫い付けられる。この縫い目は90bとして同定
される。各側方パネル60a,bの下方の側部または端部80cにも前述の工程
が繰り替えされ、これをそれぞれ縫い目90c、90dで明示している。4つの
縫い目90a−90dを形成すると、Cで示す2つの上方の点と下方のC点とは
、中央パネル52の上方と下方のA点に近接する位置に動かされる。次に、(各
側方パネル60a,60bおよび各接続区画64a,bの)種々の端部80eお
よび80fは一緒に動かされ、90eで示す縫い目の線に沿って縫い付けられる
。同様に、(各側方パネル60a,60bの)端部80dおよび80gは、一般
的に90fで示される図示する縫い目線に沿って接続される。最後の2つの縫い
合わせ操作により、図3に示すように、膨張装置(またはマニホルド)70を受
け入れることができる管状の形状の首の部分24が得られる。
【0012】 図2から解るように、接続区画64aは、引き伸ばされた形状のカット部分6
5を含んでいる。(縫い合わされたエアバッグ20’における)このカット部分
65の首の部分24に関連する位置もまた図3から解る。接続区画64aは接続
区画64bよりも広い。図3から解るように、このように幅が広くなっているこ
とにより、(接続区画64aと64bとを縫い合わせた後で)、首の部分24を
、膨張装置またはマニホルドにより容易に取り付けられるように、一般的に高さ
hの長方形の開口した管形にできる。マニホルド(または膨張装置)にしっかり
固定された接続区画64a,bを示す図3を簡潔に参照する。マニホルド(また
は膨張装置)70は、膨張用の気体が通って組み立てられたエアバッグ20’の
入り口である首の部分24に流れる、1つまたはそれ以上の出口の穴72と、エ
アバッグ20’を膨張装置にしっかり固定し、マニホルド(または膨張装置)を
ハウジングまたは取付け用の構造物にしっかり固定するために用いられる、複数
の取り付け用のスタッド74,74aとを含んでいる。次に、エアバッグの首の
部分24を、取り付け用の3つのスタッド74を有するマニホルド70に取り付
ける方法をより具体的に説明する。マニホルド70は首の部分24の長方形の開
口部の中に配置され、たれぶた66bは、スタッド74が取付け穴68を通って
延びた状態になるようにマニホルドに配置される。接続区画64aの、(素材の
)タブ69は、首の素材の部分をマニホルド(または膨張装置)70の左端70
aに引き付ける近隣のスタッド74にその取り付け穴68aをはめ込めるように
、内側に動かされる。次に、(接続区画64aの)たれぶた66aが、素材のタ
ブ69およびたれぶた66bに重ねて、スタッド74上に動かされる。この状態
で、開口65は、マニホルドへの入口を形成するように、マニホルド70の右端
70bに隣接して配置されている。理解されるように、マニホルドにエアバッグ
が取り付けられた後、そしてエアバッグがコンパクトな形状に折りたたまれ、エ
アバッグがマニホルドに(布の帯を用いて)固定された後、マニホルドと折りた
たまれたエアバッグとの完全な小組立品に、後の工程で、膨張装置を挿入できる
。前述したように、スタッド74は膨張装置から直接延びていても良く、この場
合には、マニホルドを使用しなくても良い。
【0013】 次に、本発明の他の実施例を示す図4を参照する。組み立てられたエアバッグ
20’は図5に示されている。この実施例では、接続区画64aに隣接する区画
である側方パネル60aの端部または側部80dおよび80eは、外側に向かっ
て凸形に形造られており、一方、接続区画64bに隣接する区画である側方パネ
ル60bの端部または側部80dおよび80eは内側に凹形に形造られている。
この構造物では、エアバッグに凹形/凸形のさらなる縫い目が追加され、これに
よりバッグの首の部分24の応力がさらに緩和される利点が得られる。図2のデ
ザインとは対照的に、端部80dおよび80eは、円滑に各点Cに交差せず、こ
の点Cの内側で終わって、各そで104a−dを形成している。それぞれの側方
パネル60a,60bの各々の下方の部分の凹形/凸形のデザインにより、(縫
い合わされた時に)首24の近くの色々な縫い目が最大の応力が加わる領域から
離れて配置され、首の部分がより強い、望ましいバッグの形状になる。
【0014】 図5は、図4の素材の型の通りに造られた(そして、図2の素材の型によって
得られる形にほぼ似た)、膨張されたエアバッグ20’の一般的な形を示してい
る。エアバッグ20’の大きさは、本発明の利点を示すためのエアバッグ20と
同様に選択される。期待されるように、エアバッグ20’はエアバッグ20と同
程度に加圧され、エアバッグ20と同様の応力分布になる。領域100と破線1
02はそれぞれ、エアバッグの特定の側部に現れる最大の応力の集中する位置と
、理解されるように、従来技術におけるような、どのような縫い目に沿った方向
でもなく、エアバッグの素材に沿った方向に向いた、応力が集中する一般的な線
とを示している。素材50の端部の大きさおよび曲線を選択することにより、種
々の縫い合わせの線、すなわち縫い目線90a,90bは、これらの応力が集中
する領域から離されている。前述の記載から解るように、色々な縫い合わせの線
は、素材の隣接する凹形に形造られた片に縫い合わされる、素材の1つの凸形の
部分を用いて作り出されている。この曲線の縫い目を用いているので、素材に作
り出される応力の部分は縫い目を垂直に横切るのみである。この種の構造物は、
女性の衣服の分野で、芸術的な輪郭を有する衣服を作り出すために用いられてい
る。この種の縫い目は“プリンセスの縫い目”と呼ばれ、婦人服の胴部に典型的
に用いられている。エアバッグ20’の初期のデザインが吟味された後に、素材
および縫い目が、それに適切な設計値を超える応力が生じていないことを測定す
るために検査される。もしも、例えば、この検査の間に、縫い目のある部分に過
度の応力が生じていることが測定されたら、設計者は、望ましい許容できる応力
値が提示された、エアバッグ20’の外側の輪郭上の別の位置に縫い目を移動さ
せるために、影響を受けた縫い目の凹形および凸形の曲率の値を変更すれば良い
【0015】 本発明の他の実施例を示す図6および図7を簡潔に参照する。図7は、図6の
素材の型を用いた、膨張させられたエアバッグ20”の一般的な形状を示してい
る。図6の一片の生地50’の形は、側方パネル60aの分節80aおよび側方
パネル60bの分節80aが、中央パネル52の側部56a,bと同一であるこ
とを除いて、図2に示したものとだいたい似ている。このバッグの素材の型のデ
ザインによれば、バッグは、大きな内容積を有し、一方、比較的短い首部24を
保持する。側部54aおよび54dは、外側に向かって凸形に形造られており、
各側方パネル60aおよび60dの側部80dは鋭く(外側に向かって)凸な形
状であり、側方パネル60aの側部または端部80cは凸形に形造られており、
一方、側方パネル60dの相当する側部80cおよび80dは凸形状である。側
方パネル60aの側部80bは凹形であり、一方、側方パネル60bの側部80
bは凸形である。2つの側方パネルの側部80cについても同様である。
【0016】 エアバッグが取り付けられたある車両では、搭乗者の上側または下側の体のい
ずれかを付加的に保護できるように、組み立てられたエアバッグの頂部または底
部に近接して入り口24が配置されることが望ましい。この形態は、図8に示す
エアバッグを用いることによって得られる。図9は、図8の素材の形を用いた、
膨張させられたエアバッグを示している。この素材の型のバッグ50”には、中
央のクッションの領域52’の頂部および底部の、2つの凹形/凸形の、または
プリンセスの縫い目の線が用いられている。2つのプリンセスの縫い目を用いる
ことにより、望ましいバッグの形状が得られ、設計者は、適用する個々の系の動
力学的な条件を満足させることができる。凹形の部分は、点FとEとの間に位置
し、非対称に形造られた中央のパネル52’の点DとEとの間の凸形に形造られ
た部分に縫い合わされる。点DおよびCに沿ったバッグの端部もまた、CとBと
の間の端部に縫い合わされる。首の部分は、端部80fおよび80gを相互に縫
い合わせることにより、閉じられる。
【0017】 もちろん、その範囲を逸脱することなく、本発明の前述の実施例に多くの変更
や修正を行うことができる。そこで、その範囲を、添付のクレームの範囲のみに
限定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 膨張させられた、従来のエアバッグを示している。
【図2】 本発明によるエアバッグを製造するのに用いられる一片の生地の図である。
【図3】 エアバッグと典型的なエアバッグの膨張装置との接続を図で示している。
【図4】 本発明の他の実施例を示している。
【図5】 組み立てられ、膨張させられたエアバッグの等角投影図を示している。
【図6】 本発明の他の実施例である。
【図7】 図6の素材の型を用いた、組み立てられ、膨張させられたエアバッグの等角投
影図を示している。
【図8】 本発明の他の実施例を示している。
【図9】 図8の素材の型を用いた、組み立てられ、膨張させられたエアバッグの等角投
影図を示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月17日(2000.1.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張用の気体(70)の源に取付けられるようになっている
    入り口の首の部分(24)と、初めに、膨張させられる前に、折りたたまれるか
    または丸められて保持され、膨張の期間の間、クッションの素材の中に所定の圧
    力を生じさせる前記膨張用の気体により迅速に膨張させられるクッションの部分
    とからなり、前記クッションが、前記クッションの素材の所定の端部を相互に結
    合して前記クッションを形成する複数の縫い目(90)を含み、該縫い目は、前
    記クッションに、最大の応力の位置から離れた位置に配置されている膨張可能な
    エアバッグ(20’)。
  2. 【請求項2】 一片の生地(50,50’)から形成されている請求の範囲
    第1項に記載のエアバッグ。
  3. 【請求項3】 結合される前記クッションの素材の少なくともいくつかの端
    部が、凸形/凹形に形造られた対で結合されている請求の範囲第1項に記載のエ
    アバッグ。
  4. 【請求項4】 対向する頂部と底部、および対向する側部、および対応する
    隣接するかどを有する四辺形の第1のパネル(52)を含み、少なくとも対向す
    る側部、頂部と底部およびかどは弓状に形造られており、さらに、前記第1のパ
    ネルの前記対向する側部から反対側に延びる側方のパネル(60a,b)を含む
    請求の範囲第1項に記載のエアバッグ。
  5. 【請求項5】 各側方のパネルが、四辺形の部分(62a,b)と、組立
    て時に入り口の首の部分を形成し、前記エアバッグを前記膨張用の気体の源に作
    用的に接続する、接続区画(64a,64b)とから構成される請求の範囲第4
    項に記載のエアバッグ。
  6. 【請求項6】 前記四辺形の部分の2つの前記側部が凹形に形造られている
    請求の範囲第5項に記載のエアバッグ。
  7. 【請求項7】 第1の対向する凹形に形造られた側部の組(54a,b)と
    、第2の対向する凸形に形造られた側部の組(56a,b)とを有し、隣接する
    かど(56)が弓状に形造られている引き延ばされた四辺形の第1のパネル(5
    2)を前記エアバッグは含み、さらに、各々の側方のパネルが前記対向する側部
    の組の内の1つからそれぞれ延び、各々の側方のパネルが、前記凹形の側部の中
    央のほぼ近くの前記凹形の側部から一部を成すように延びる第1および第2の凹
    形の端部と、さらに、前記第1のパネルのほぼ平行な側部の組から反対側に延び
    る、結合された第3および第4の端部とを含む2つの突出する側方のパネル(6
    0)を前記エアバッグは含む請求の範囲第1項に記載のエアバッグ。
  8. 【請求項8】 前記素材の種々の端部を相互に縫い合わせて結果としてでき
    る縫い目線が、弓状に形造られており、膨張の際に前記エアバッグに生じる最大
    の応力の領域から可能な限り離れて配置されている請求の範囲第1項に記載のエ
    アバッグ。
  9. 【請求項9】 前記入り口の首の部分を通って延びるどんな縫い目線も弓状
    に形造られている請求の範囲第1項に記載のエアバッグ。
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