JP2001509538A - 特定のオキシゲナーゼを含んでなる洗浄組成物 - Google Patents

特定のオキシゲナーゼを含んでなる洗浄組成物

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JP2001509538A JP2000502141A JP2000502141A JP2001509538A JP 2001509538 A JP2001509538 A JP 2001509538A JP 2000502141 A JP2000502141 A JP 2000502141A JP 2000502141 A JP2000502141 A JP 2000502141A JP 2001509538 A JP2001509538 A JP 2001509538A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、着色した、および日常の身体の染および/または汚れを効果的および効率的に洗浄し、処理した表面を衛生的にする、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含んでなる、洗濯、布地保護、食器洗浄、硬質表面洗浄、口腔/歯の洗浄を行なうための組成物を含む洗浄組成物に関する。これにより、本発明の洗浄組成物は、洗濯用洗剤として処方した場合、布地製品を洗浄し、白さを与えると共に、布地の色に優れた安全性を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の背景】
【0001】 発明の分野 本発明は、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含んで
なる洗浄組成物(例えば、洗濯、食器洗浄、硬質表面用の洗浄剤、口腔/歯科洗
浄組成物)に関する。
【0002】 発明の背景 洗濯または洗浄方法に使用する洗浄製品の性能は、汚れの除去能力、および汚
れまたは汚れの分解生成物が洗浄中の物体上に再付着するのを防止する能力を含
む、多くのファクターにより判定される。
【0003】 着色した染/汚れは、汚れた物体から効果的に除去するのが困難であることが
多い。高度に着色した、すなわち果物および/または野菜に由来する染は、除去
するのが特に骨の折れる汚れである。この染や汚れは、α−、β−およびγ−カ
ロテンおよびリコピンの様なカロテノイド化合物、クロロフィルの様なポルフィ
リンおよびフラボノイド顔料および染料成分を基剤とする着色体を含む。この後
者の群の天然フラボノイド系染料成分は、ペラルゴニジン、シアニジン、デルフ
ィジン(delphidin) およびそれらのメチルエステルおよびアントキサンチンを基
剤とする高度に着色したアントシアニン染料および顔料を含んでなる。これらの
化合物は、果物中に存在するオレンジ、赤、バイオレットおよび青色のほとんど
の起源であり、すべてのイチゴ、サクランボ、レッドおよびブラックカレント、
グレープフルーツ、トケイソウ、オレンジ、レモン、リンゴ、梨、柘榴、赤キャ
ベツ、レッドビート、および花の中にも豊富に存在する。シアニジンの誘導体は
、着色した葉の80%まで、果物の70%まで、および花の50%までに存在す
る。その様な汚れの具体例には、茶、コーヒー、カレーやパプリカの様なスパイ
ス、オレンジ、トマト、バナナ、茶、マンゴー、ブロッコリ、ニンジン、ビート
の根、ホウレン草の汚れおよび草がある。ボールペンのインクも除去するのが非
常に困難な着色染であることが知られている。これらの高度に着色したフラボノ
イドおよびカロテノイド染料は、共役二重結合系を有する多環式および複素環式
化合物であることが多い。この化学構造は、化合物の非常に目立つ色の原因であ
ることが多い。
【0004】 さらに、枕カバー、Tシャツ、カラーおよび靴下に典型的に見られる日常の「
身体」の汚れは、その性質が複雑であるために、洗剤で洗浄することが常に非常
に困難である。これらの汚れは完全に除去するのが難しく、布地上に残留物が蓄
積し、くすんだ色や黄ばみを引き起こすことが多い。日常の身体の汚れは、浴槽
、便器および食器の様な衛生および台所洋品の表面にも見られる。 物体は布地、硬質表面、プラスチック食器、ガラス食器または陶磁器の様な食
器類、歯および口腔が考えられる。 伝統的に、大量の漂白化合物が、所望により漂白剤前駆物質および/または漂
白強化剤と共に、洗浄組成物中に配合されている。漂白剤は、洗浄手順の途中で
形成される過酸化水素の前駆化合物である。過ホウ酸塩および過炭酸塩が、その
様な過酸化水素の前駆化合物の最も重要な例である。
【0005】 上記のことから明らかに、優れた洗浄性能を有する洗浄組成物を提供すること
が常に求められている。そこで本発明の目的は、着色した、および日常の身体の
汚れおよび/または染を効果的に、効率的に洗浄する洗浄組成物を提供すること
である。本発明の別の目的は、布地製品(fabric realistic items)を洗浄し、白
さを与えると共に、布地の色に対する優れた安全性を与える洗浄組成物を提供す
ることである。
【0006】 上記の目的は、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含
んでなる洗浄組成物を処方することにより達成される。
【0007】 驚くべきことに、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼ(p
olyphenol/heterocyclic substrate based oxygenase)を基剤とする酵素漂白系 は、洗浄組成物中に、予期しなかった広範囲の性能分野で、例えば黒ずんだ汚れ
の洗浄、白さの保持、および特にポリフェノールおよび複素環式化合物を含む、
および日常の身体の染/汚れに対する汚れ除去、の様な、漂白剤的な利点を与え
ることが分かった。また、本発明の洗浄組成物は、処理した表面を衛生的にする
ことも分かった。 さらに、本発明の洗浄組成物の性能は、他の酵素漂白系、従来の活性化漂白系
、メタロ触媒を基剤とする漂白剤系および/または他の洗剤用酵素を添加するこ
とにより改良されることが分かった。
【0008】 好ましい実施態様では、本発明は、ポリフェノール/複素環式基質に作用する
オキシゲナーゼを含んでなり、さらに布地製品を洗浄し、白さを与えると共に、
布地の色に対する優れた安全性も与える洗濯組成物に関する。第二の実施態様で
は、本発明は、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含ん
でなる食器洗浄用または家庭用洗浄組成物に関し、第三の実施態様では、本発明
は、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含んでなる口腔
/歯を保護する組成物に関する。
【0009】 国際特許第WO92/18683号は、過酸化水素またはその供給源、および
ペルオキシダーゼ活性を示す酵素または酸素および好適なオキシダーゼ活性を示
す酵素を含む漂白液で処理することを含んでなる、染色した織物、例えば着色デ
ニム、の漂白方法を記載している。ヨーロッパ特許第086139号は、食品、
製薬および化粧品業界向けの、カテコール2,3オキシゲナーゼのクローニング
および発現を開示している。この酵素は、織物のウルシオールおよびその誘導体
の汚染を除去するのにも使用され、従って洗濯用洗剤またはボディークリーニン
グ組成物に添加することができる。 しかし、ポリフェノール/複素環式化合物を含む染/汚れおよび日常の身体の
汚れの除去および衛生のための洗浄組成物におけるポリフェノール/複素環式基
質に作用するオキシゲナーゼの使用は、これまで一度も認識されていない。また
、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを洗濯用洗剤組成物
に使用した場合の、付着性布地製品を洗浄し、白さを与える性能、および布地の
色に対する優れた安全性も認識されていない。
【0010】
【発明の概要】
発明の概要 本発明は、着色した染および/または汚れおよび日常の身体の汚れを効果的お
よび効率的に除去し、処理した表面を衛生的にする、ポリフェノール/複素環式
基質に作用するオキシゲナーゼを含んでなる洗浄組成物(例えば、洗濯、食器洗
浄、硬質表面洗浄剤、口腔/歯の洗浄組成物)に関する。 さらに、本発明の洗浄組成物は、洗濯用洗剤組成物に処方した時に、布地製品
を洗浄し、白さを与える性能と共に、布地の色に対する優れた安全性を与える。
【0011】
【発明の具体的説明】
発明の詳細な説明 本発明の洗浄組成物の必須成分はポリフェノールおよび/または複素環式基質
に作用するオキシゲナーゼ(a polyphenol and/or heterocyclic substrate base
d oxygenase)である。好ましくは、該酵素はさらに、鉄硫黄または鉄ヘムオキシ
ゲナーゼおよび/または重金属依存オキシゲナーゼ(heavy metal dependant oxy
genase)であることを特徴とする。 本発明のオキシゲナーゼはすべて、標準試験布地に対して行ない、オキシゲナ
ーゼを含まない比較試料と同じ条件下で比較する、下記の染除去性能試験に合格
する。
【0012】 小規模試験は、500mlのステンレス鋼製ジャーを備えたランドロメーター Washtec ROACHES で行なう。小規模試験は、30〜40℃で、総洗浄時間30分
間で行なう。試験は、例10、組成物5に記載する洗剤を使用する1%洗剤溶液
で行なう。洗剤は、硬度2.0〜3.0ミリモルCa2+/Lの水400mlに溶解
させる。1%洗剤溶液のpHは、酸(クエン酸)またはアルカリ(NaOH)で
pH8〜9に調節する。各ジャーは、攪拌を良くするための15個の硬球も含む
。標準染試験布地は、wfk-Testgewebe GmbH (Christenfeld, 10-Brueggen、独国
)から供給される。試験1回あたり少なくとも2回の実験を行なう。染の大きさ
は3cmx4cmである。ポリフェノール/複素環式基質を有する標準試験布地はw
fk10J(茶の染が付いた綿)、wfk10(コーヒーの染が付いた綿)およ
びwfk10L(赤ワインの染が付いた綿)である。この小規模試験における酵
素量は、1mg酵素タンパク質/Lである。コファクター(cofactor)のレベルは、
必要な時に、文献から公知の酵素対コファクターの比により計算する。
【0013】 比較試料の処理では、酵素またはコファクターを溶液に加えない。試験処理で
は、予め計量した酵素およびコファクターを溶液に加え、第二の試験処理ではコ
ファクターだけを溶液に加える。その後、試験トレーサーをジャーに加える。ラ
ンドロメーターを必要な温度に設定する。試験が一定温度で行なわれる様に、開
始前にランドロメーターを適正な温度に予熱しておく。
【0014】 ジャーを閉め、予熱したランドロメーター中に入れる。サイクル時間を設定し
、試験を開始する。30分後に試験を停止し、ジャーを装置から取り出し、開く
。標準試験布地を取り出し、冷水道水(硬度2〜3ミリモルCa2+/L)で3回
濯ぐ。濯いだ後、トレーサーを通常の家庭用乾燥機で完全に回転乾燥させる。 酵素の染除去性能を、熟練した審査員により目視で等級付けするか、または好
ましくは計器による染除去測定、例えばDatacolor から供給されるSpectraflash
500装置、により解析する。この試験で使用するSpectraflash 500の設定は、ス
ペキュラー除外、開口部小およびU.V.フィルターFL40(=400nmにお
けるUV遮蔽フィルター)であり、標準の白および黒に対して校正を行なう。 試験および比較試料処理の間で、色差(Cielab)で表す結果を計算する。試験1
は本発明のオキシゲナーゼを含んでなり、試験2はEC1.14.18.1のモノフェノー ルモノオキシゲナーゼを含んでなる。本発明の酵素(試験1)はdEが、モノフ
ェノールモノオキシゲナーゼ(試験2)に対して、同じ条件で試験して1以上で
ある。
【0015】 本発明の洗浄組成物は、日常の身体の汚れおよび着色した染および/または汚
れを効果的および効率的に洗浄し、特に布地製品を洗浄し、白さを与えると共に
色に対する安全性も与えることが分かった。
【0016】 理論に捕らわれたくはないが、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキ
シゲナーゼは、芳香族化合物、置換されていることが多いベンゼンジオール系お
よびベンゾエート系化合物、および複数のヒドロキシルで置換された、または置
換されていない複素環式化合物を、脱環し、崩壊させると考えられる。後者の化
合物は、ピリジン、ピリミジンまたはインドール基本構造を基礎にしていること
が多い。また、着色したポリフェノール系および複素環式化合物のヒドロキシル
化またはエポキシド化が起こり、反応生成物を洗浄溶液中に溶解し易くし、従っ
て除去し易くすることも分かった。該酵素反応は、触媒作用により分子状の酸素
を着色化合物の中に直接挿入することにより達成される。本発明の洗浄組成物を
洗濯用洗剤として処方する場合、その中に含まれるポリフェノール/複素環式基
質に作用するオキシゲナーゼは、ラジカル誘発される重合によりポリフェノール
系の染を黒くせず、敏感な染料の色褪せを引き起こさず、従って布地の色に対す
る優れた安全性を与えることが分かった。
【0017】 さらに、本発明の洗浄組成物は、処理した表面を衛生的にする。 衛生処理には、布地、その他の表面に対する微生物の活動を阻止または少なく
することにより得られる、悪臭の発生や細菌/真菌の成長を阻止するなどの、す
べての好ましい効果が含まれる。例えば、貯蔵および着用した布地、貯蔵した食
器類、特にプラスチック製の台所および洗面所の用具、における悪臭発生を阻止
する。特に、本発明の組成物は、後で洗濯することになっている湿った布地に対
する細菌および/または真菌の増殖を阻止または少なくとも抑制し、それによっ
て悪臭の発生を阻止する。さらに、硬質表面、例えばタイルおよびそれらのシリ
コーン継目、衛生設備、の上の細菌および/または真菌の増殖が阻止される。
【0018】 本発明の組成物の衛生処理能力は、化学的殺菌剤、例えばTriclosan および/
またはヘキセミジン(hexemidine)、の添加により強化することができる。Parfum
s Cosmetiques Actualites No 125 、1995年11月、51−4は、好適な化
学的殺菌剤を記載している。
【0019】 本発明の洗浄組成物の殺菌特性は、Tuber. Lung. Dis. 1994 Aug; 75(4):286-
90、J. Clin. Microbiol. 1994 May; 32(5):1261-7およびJ. Clin. Microbiol.
1992 Oct.; 30(10):2692-7に記載されている最小抑制濃度(MIC)により評価
することができる。
【0020】 理論に捕らわれたくはないが、「日常の身体の汚れ」は、人間の身体から分泌
された皮脂を含む。皮脂は、大量の飽和および不飽和脂肪酸、ステロールおよび
ステロールエステルを含むと考えられる(The physiology and Pathology of th
e skin, Vol. 9, A. Jarret, (1986) )。ポリフェノール/複素環式基質に作用
するオキシゲナーゼによる基質の崩壊、およびイオン化し得る基または親水性置
換基の形成により、酵素反応生成物の溶解性がより高くなり、そのために汚れた
物体から除去され易くなる。
【0021】 本発明の目的に好適なポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナー
ゼを以下に挙げる。
【0022】 EC番号 推奨される名称 1.13.11.1 カテコール(CATHECHOL) 1,2−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.3 プロトカテキュエート(PROTOCATECHUATE) 3,4−ジオキシゲ
ナーゼ 1.13.11.4 ゲンチセート(GENTISATE) 1,2−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.5 ホモゲンチセート(GENTISATE) 1,2−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.6 3−ヒドロキシアントラニレート3,4−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.8 プロトカテキュエート(PROTOCATECHUATE) 4,5−ジオキシゲ
ナーゼ 1.13.11.9 2,5−ジヒドロキシピリジン5,6−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.10 7,8−ジヒドロキシキヌレネート(KYNURENATE)8,8A−ジ
オキシゲナーゼ 1.13.11.14 2,3−ジヒドロキシキベンゾエート3,4−ジオキシゲナー
ゼ 1.13.11.15 3,4−ジヒドロキシフェニルアセテート2,3−ジオキシゲ
ナーゼ 1.13.11.16 3−カルボキシエチルカテコール2,3−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.17 インドール2,3−ジオキシゲナーゼ
【0023】 1.13.11.22 カフェエート3,4−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.23 2,3−ジヒドロキシインドール2,3−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.24 クェルセチン2,3−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.28 2,3−ジヒドロキシキベンゾエート2,3−ジオキシゲナー
ゼ 1.13.11.35 ピロガロール1,2−オキシゲナーゼ 1.13.11.36 クロリダゾン(CHLORIDAZON) −カテコールジオキシゲナーゼ 1.13.11.37 ヒドロキシキノール1,2−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.38 1−ヒドロキシ−2−ナフトエート(NAPHTHOATE)1,2−ジオ
キシゲナーゼ 1.13.11.39 ビフェニル−2,3−ジオール1,2−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.41 2,4’−ジヒドロキシアセトフェノンジオキシゲナーゼ 1.13.11.42 インドールアミン−ピロール2,3−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.43 リグノスチルベンαβ−ジオキシゲナーゼ 1.13.12.11 メチルフェニルテトラヒドロピリジンN−モノオキシゲナーゼ
【0024】 1.14.11.3 ピリミジン−デオキシヌクレオシド2’−ジオキシゲナーゼ 1.14.11.6 チミンジオキシゲナーゼ 1.14.11.9 ナリンゲニン3−ジオキシゲナーゼ 1.14.11.10 ピリミジンデオキシヌクレオシド1’−ジオキシゲナーゼ 1.14.11.11 ヒオスシアミン(HYOSCIAMINE) (6S)−ジオキシゲナーゼ 1.14.11.12 ジベレリン(GIBERELLIN)−44ジオキシゲナーゼ 1.14.11.13 ジベレリン(GIBERELLIN)−2β−ジオキシゲナーゼ 1.14.11.14 6β−ヒドロキシヒオスシアミンエポキシダーゼ 1.14.11.15 ジベレリン(GIBERELLIN)−3β−ジオキシゲナーゼ
【0025】 1.14.12.1 アントラニレート1,2−ジオキシゲナーゼ(脱アミノ、脱カ
ルボキシル) 1.14.12.2 アントラニレート2,3−ジオキシゲナーゼ 1.14.12.4 3−ヒドロキシ−2−メチルピリジンカルボキシレートジオキ
シゲナーゼ 1.14.12.5 5−ピリドキセート(PYRIDOXATE)ジオキシゲナーゼ 1.14.12.6 2−ヒドロキシシクロヘキサノン2−モノオキシゲナーゼ 1.14.12.7 フタレート4,5ジオキシゲナーゼ 1.14.12.10 ベンゾエート1,2−ジオキシゲナーゼ 1.14.12.11 トルエンジオキシゲナーゼ 1.14.12.12 ナフタレン1,2ジオキシゲナーゼ
【0026】 1.14.13.1 サリチレート1−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.2 4−ヒドロキシベンゾエート3−モノオキシゲナーゼ/−ヒド
ロラーゼ 1.14.13.3 4−ヒドロキシフェニルアセテート3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.4 メリロテート(MELILOTATE)3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.5 イミダゾールアセテート4−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.6 オルシノール2−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.8 ジメチルアニリンモノオキシゲナーゼ(N−オキシド形成) 1.14.13.9 キヌレニン(KYNURENINE)3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.10 2,6−ジヒドロキシピリジン3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.11 トランス−シンナメート4−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.12 ベンゾエート4−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.14 トランス−シンナメート2−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.16 シクロペンタノンモノオキシゲナーゼ 1.14.13.18 4−フェニルヒドロキシアセテート1−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.21 フラボノイド3’−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.22 シクロヘキサノンモノオキシゲナーゼ 1.14.13.23 3−ヒドロキシベンゾエート4−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.24 3−ヒドロキシベンゾエート6−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.27 4−アミノベンゾエート1−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.29 4−ニトロフェノール2−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.31 2−ニトロフェノール2−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.33 4−ヒドロキシベンゾエート3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.35 アントラニレート3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.36 5−O−(4−クマロイル)−D−キネート3’−モノオキシ
ゲナーゼ 1.14.13.38 アンヒドロテトラサイクリン(ANHYDROTETRACYCLINE)モノオキ シゲナーゼ 1.14.13.40 アントラニロイル(ANTHRANILOYL)−CoAモノオキシゲナーゼ
1.14.13.43 クエスチン(QUESTIN) モノオキシゲナーゼ 1.14.13.44 2−ヒドロキシビフェニル3−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.46 (−)−メントールモノオキシゲナーゼ
【0027】 1.14.13.3 アルカナル(ALKANAL) モノオキシゲナーゼ(FMN結合)/細
菌系ルシフェラーゼ 1.14.15.2 カンファー1,2−モノオキシゲナーゼ 1.14.16.3 アントラニレート3−モノオキシゲナーゼ 1.14.16.6 マンデレート(MANDELATE) 4−モノオキシゲナーゼ 1.14.17.1 ドーパミンB−モノオキシゲナーゼ/ドーパミンB−ヒドロキ
シラーゼ 1.14.99.2 キヌレニン7,8−ヒドロキシラーゼ 1.14.99.15 4−メトキシベンゾエートモノオキシゲナーゼ(O−脱メチル
化) 1.14.99.20 フィロキノンモノオキシゲナーゼ(2,3−エポキシド化) 1.14.99.23 3−ヒドロキシベンゾエート2−モノオキシゲナーゼ
【0028】 本発明に好ましいポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼは
、脱環化およびヒドロキシル化モノ−およびジオキシゲナーゼであり、より好ま
しくは下記の酵素である。
【0029】 EC番号 推奨される名称 1.13.11.3 プロトカテキュエート3,4−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.14 2,3−ジヒドロキシキベンゾエート3,4−ジオキシゲナー
ゼ 1.13.11.17 インドール2,3−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.22 カフェエート3,4−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.24 クェルセチン2,3−ジオキシゲナーゼ 1.13.11.35 ピロガロール1,2−ジオキシゲナーゼ 1.14.11.9 ナリンゲニン3−ジオキシゲナーゼ 1.14.12.7 フタレート4,5ジオキシゲナーゼ 1.14.12.10 ベンゾエート1,2−ジオキシゲナーゼ 1.14.12.11 トルエンジオキシゲナーゼ 1.14.13.2 4−ヒドロキシベンゾエート3−モノオキシゲナーゼ/−ヒド
ロキシラーゼ 1.14.13.12 ベンゾエート4−モノオキシゲナーゼ 1.14.13.21 フラボノイド3’−モノオキシゲナーゼ
【0030】 本発明のポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼの中には、
コファクターの存在を必要とするものがある。この場合、本発明の洗浄組成物は
、コファクター、例えばアスコルベート、オキソグルタレート、フラビンモノヌ
クレオチド(FMN)、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)、ニコチン
アミドアデニンジヌクレオチド(ホスフェート)(NAD(P)H)、テトラヒド
ロプテリン、をさらに含んでなる。その中に含まれる場合、コファクターは純粋
オキシゲナーゼ対コファクターの重量比で、一般的に10:1〜1:10、好ま
しくは5:1〜1:8、より好ましくは1:2〜1:5で存在する。
【0031】 ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼ酵素は、本発明の洗
浄組成物に、好ましくは組成物の0.0001〜2重量%、より好ましくは0.
001〜0.5重量%、最も好ましくは0.002〜0.1重量%純粋酵素の量
で配合される。 特殊な用途に好ましいポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナー
ゼは、アルカリ性ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼ、す
なわちpH7〜12でその最大活性の少なくとも10%、好ましくは少なくとも
25%、より好ましくは少なくとも40%の酵素活性を有する酵素である。より
好ましいポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼは、pH7〜
12でその最大活性を有する酵素である。
【0032】 本発明のポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼに対する酵
素同族体も本発明に含まれる。「同族体」の用語は、特定の条件下(例えば、5
xSSC中に予め浸漬し、20%ホルムアミド、5xDenhardtの溶液、50mMリ
ン酸ナトリウム、pH6.8、および50μg変性超音波処理したcalf thymus DNA、の溶液中、約40℃で1時間予備ハイブリダイゼーションし、続いて1
00μMATPを追加した同じ溶液中、約40℃で18時間ハイブリダイゼーシ ョンする)で、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼ酵素を
このアミノ酸配列でコード化するDNAと同じプローブにハイブリダイゼーショ
ンするDNAによるポリペプチドコード化を意味する。この用語は、本来の配列
のC末端またはN末端の一方または両方に1個以上のアミノ酸残基を加えること
により、本来の配列中の1箇所以上で1個以上のアミノ酸残基を置換することに
より、本来のアミノ酸配列中の一方または両方の末端または本来の配列中の1箇
所以上で1個以上のアミノ酸残基を削除することにより、あるいは本来の配列の
1箇所以上で1個以上のアミノ酸残基を挿入することにより得られるポリフェノ
ール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼ酵素配列の誘導体を含むものとす
る。
【0033】 上記の酵素は、いずれかの適当な起源、例えば植物、動物、細菌、菌類および
酵母、に由来するものでよい。起源はさらに、中温性または極限性(extremophil
ic)(好冷、寒冷栄養(psychrotrophic)、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸 性、好塩性、等)でよい。これらの酵素の精製または未精製形態を使用すること
ができる。今日では、タンパク質/遺伝子操作技術により野生種酵素を変性させ
、それらの性能効率を本発明の洗浄組成物で最適化することは一般的に行なわれ
ていることである。例えば、その様な組成物に一般的に使用されている成分に対
する酵素の相容性が増加する様に、変異体を設計することができる。あるいは、
酵素変異体の最適pH、漂白剤またはキレート化剤に対する安定性、触媒活性、
等が特定の洗浄用途に適合する様に、変異体を設計することができる。
【0034】 特に、漂白剤安定性の場合には酸化に対して敏感なアミノ酸に、および界面活
性剤の相容性に関しては表面電荷に注意を集中すべきである。その様な酵素の等
電点は、帯電した一部のアミノ酸の置換により変えることができ、例えば等電点
の増加により、陰イオン系界面活性剤との相容性を改良できることがある。例え
ば追加の塩橋を形成し、カルシウム結合箇所を強制的に造り、キレート化剤安定
性を増加することにより、酵素の安定性をさらに強化することができる。
【0035】洗剤成分 本発明の洗浄組成物は、他の洗浄成分も含むことができる。これらの追加成分
の正確な性質、およびそれらの配合量は、組成物の物理的形態、およびその組成
物を使用する洗浄操作の性質により異なる。 洗浄組成物は、好ましくは他の酵素漂白剤系、通常の活性化漂白剤系、メタロ
触媒を基剤とする漂白剤系および/または他の洗剤用酵素さらに含んでなる。
【0036】 好ましい実施態様では、本発明は、ポリフェノール/複素環式基質に作用する
オキシゲナーゼを含んでなる洗濯および/または布地保護組成物に関する(例1
〜18)。第二の実施態様では、本発明は食器洗浄または衛生的にする組成物を
含む家庭用洗浄組成物(例19〜28)に関し、第三の実施態様では、本発明は
口腔/歯の保護組成物(例29〜31)に関する。
【0037】 本発明の洗浄組成物は、液体、ペースト、ゲル、バー、錠剤、スプレー、発泡
剤、粉末または顆粒の形態でよい。顆粒状組成物は「コンパクト」形態でもよく
、液体組成物は「濃縮」形態でもよい。 本発明の組成物は、例えば手作業および機械食器洗浄組成物、洗濯添加剤組成
物および染の付いた布地の浸漬および/または前処理に好適な組成物、濯ぎの際
に加える布地軟化剤組成物を包含する、手作業および機械洗濯洗剤組成物、およ
び一般的な家庭の硬質表面洗浄操作に使用する組成物として処方することができ
る。その様なポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含む組
成物は、口腔/歯の保護組成物としても処方することができる。
【0038】 手作業食器洗浄方法に使用する組成物として処方する場合、本発明の組成物は
、界面活性剤および好ましくは、有機重合体状化合物、発泡強化剤、II族金属イ
オン、溶剤、ヒドロトロピー剤および追加の酵素から選択された他の洗剤用化合
物を含む。
【0039】 洗濯機洗浄方法に好適な組成物として処方する場合、本発明の組成物は、界面
活性剤およびビルダー化合物の両方、および好ましくは有機重合体状化合物、漂
白剤、追加酵素、発泡抑制剤、分散剤、石灰セッケン分散剤、汚れ分散および再
付着防止剤および腐食防止剤から選択された1種以上の洗剤成分をさらに含むの
が好ましい。洗濯組成物は、追加洗剤成分として軟化剤も含むことができる。 その様なポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含む組成
物は、洗濯用洗剤組成物として処方した時に、布地の洗浄、染抜き、白さの保持
、柔軟性付与、色の外観および染料移動防止および衛生的にする特性を与えるこ
とができる。
【0040】 本発明の組成物は洗剤添加剤製品としても使用することができる。その様な添
加剤製品は、従来の洗剤組成物の性能を補足するか、または強化することを意図
している。 必要であれば、本発明の洗濯用洗剤組成物の密度は、20℃で測定して400
〜1200g/リットル組成物、好ましくは600〜950g/リットル組成物であ
る。
【0041】 本発明の組成物の「コンパクト」形態は、密度により、および組成に関して、
無機充填材塩の量により最も良く反映され、無機充填材塩は粉末形態にある洗剤
組成物の通常の成分であり、通常の洗剤組成物では、充填材塩はかなりの量、典
型的には組成物全体の17〜35重量%、で存在する。 コンパクト組成物では、充填材塩は組成物全体の15重量%を超えない、好ま
しくは10重量%を超えない、最も好ましくは5重量%を超えない量で存在する
【0042】 本組成物で意味する様な無機充填材塩は、アルカリおよびアルカリ土類金属の
硫酸塩および塩酸塩から選択する。 好ましい充填材塩は硫酸ナトリウムである。 本発明の液体洗浄組成物は、「濃縮」形態でもよく、その様な場合、本発明の
液体洗浄組成物は、従来の液体洗剤よりも少ない量の水を含む。 典型的には、濃縮液体洗剤の含水量は、洗剤組成物の40重量%未満、より好
ましくは30重量%未満、最も好ましくは20重量%未満である。
【0043】通常の洗剤酵素 本発明の洗浄組成物は、ポリフェノール/複素環式基質に作用するオキシゲナ
ーゼに加えて、洗浄性能、布地保護および/または衛生的にする利点を与える1
種以上の酵素をさらに含んでなることができる。該特殊オキシゲナーゼを洗剤用
酵素と組み合わせることにより、ポリフェノール/複素環式化合物系の、着色し
た、および日常の身体の染および/または汚れの洗浄性が改良され、洗濯用組成
物として処方した場合には、布地製品の洗浄および白さが改善されると共に、色
の安全性も得られることが分かった。
【0044】 該酵素には、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ
、グルコ−アミラーゼ、アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ
、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、還元酵素、オキシ
ダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナ
ーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノ
シダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、またはそれら
の混合物から選択された酵素がある。 好ましい組合せは、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、クチナーゼおよび
/またはセルラーゼの様な通常使用できる酵素の混合物を、1種以上の植物細胞
壁分解酵素と組み合わせた洗浄組成物である。
【0045】 本発明で使用できるセルラーゼは、細菌および菌類型の両方のセルラーゼを含
む。好ましくは、これらのセルラーゼは最適pHが5〜12であり、活性が50CE
VU(セルロース粘度単位)である。好適なセルラーゼは、Humicola insolens 、
Trichoderma 、Thielavia およびSporotrichumからそれぞれ生産される菌類セル
ラーゼを開示している米国特許第4,435,307号、Barbesgoard et al.、
J61078384号および国際特許第WO96/02653号に記載されてい
る。ヨーロッパ特許第739982号は、新規なBacillus品種から分離されるセ
ルラーゼを開示している。好適なセルラーゼは、英国特許第GB−A−2,07
5,028号、第GB−A−2,095,275号、独国特許第DE−OS−2
,247,832号および国際特許第WO95/26398号にも記載されてい
る。 その様なセルラーゼの例は、Humicola insolens の系統(Humicola grisea
var. thermoidea)、特にHumicola系統DSM 1800、により生産されるセルラーゼで
ある。
【0046】 他の好適なセルラーゼは、Humicola insolens から得られる、分子量約50 K
Da、等電点5.5で、415個のアミノ酸を含むセルラーゼ、およびHumicola i
nsolens DSM 1800に由来する、セルラーゼ活性を示す〜43kDエンドグルカナー
ゼであり、好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT特許出願第WO91/1
7243号に記載されているアミノ酸配列を有する。国際特許第WO94/21
801号、Genenchor 、1994年9月29日公開、に記載されている、Tricho
derma longibrachiatum から得たEGIII セルラーゼも好適である。特に好適なセ
ルラーゼは、色を保護する特性を有するセルラーゼである。その様なセルラーゼ
の例は、ヨーロッパ特許出願第91202879.2号、1991年11月6日
提出(Novo)、に記載されているセルラーゼである。CarezymeおよびCelluzyme (N
ovo Nordisk A/S)が特に有用である。国際特許第WO91/17244号および
第WO91/21801号も参照。布地保護および/または洗浄特性に好適な他
のセルラーゼは、国際特許第WO96/34092号、第WO96/17994
号および第WO95/24471号に記載されている。 該セルラーゼは通常、洗剤組成物の0.0001%〜2%活性酵素の量で洗剤
組成物中に配合される。
【0047】 本発明の洗剤組成物に配合できる好ましい酵素はリパーゼを含む。洗剤用に好
適なリパーゼ酵素には、Pseudomas 族の微生物、例えば英国特許第1,372,
034号に記載されているPseudomas stutzeri ATCC 19.154、により生産される
酵素がある。好適なリパーゼは、微生物Pseudomonas fluorescent IAM 1057によ
り生産される、リパーゼの抗体との陽性免疫学的交差反応を示すリパーゼを包含
する。このリパーゼは天野製薬株式会社(日本国、名古屋)からLipase P 「Aman
o」 (以下、「Amano-P」と呼ぶ)、の商品名で市販されている。他の好適な市販さ
れているリパーゼには、Amano-CES 、東洋醸造株式会社(日本国、田方)から市
販されている、Chromobacter viscosum 、例えばChromobacter viscosum var. l
ipolyticum NRRLB 3673 に由来するリパーゼ、U.S. Biochemical Corp., 米国お
よびDisoynth Co.、オランダ、から市販のChromobacter viscosum リパーゼ、お
よびPseudomonas gladioliに由来するリパーゼがある。特に好適なリパーゼは、
M1 Lipase (商品名)およびLipomax (商品名)(Gist-Brocades) およびLipola
se(商品名)およびLipolase Ultra(商品名)(Novo)の様なリパーゼであり、本
発明の組成物と組み合わせて使用した場合に非常に効果的であることが分かった
。Novo Nordiskによるヨーロッパ特許第258068号、国際特許第WO92/
05249号および第WO95/22615号、およびUnileverによる国際特許
第WO94/03578号、第WO95/35381号および第WO96/00
292号に記載されている脂肪分解酵素も好適である。
【0048】 クチナーゼ[EC 3.1.1.50]も好適であるが、これはリパーゼの特殊な種類、 すなわち界面活性化を必要としないリパーゼと考えられる。洗剤組成物へのクチ
ナーゼの添加は、例えば国際特許第WO−A−88/09367号(Genencor)、
第WO90/09446号(Plant Genetic System)および第WO94/1496
3号および第WO94/14964号(Unilever)に記載されている。 リパーゼ
および/またはクチナーゼは、洗浄組成物に、一般的に洗剤組成物の0.000
1〜2重量%活性酵素の量で配合する。
【0049】 好適なプロテアーゼは、B.SubtilisおよびB.licheniformis の特定系統から得
られるスブチリシン(スブチリシンBPNおよびBPN’)である。好適なプロ
テアーゼの一種はBacillus系統から得られ、pH領域8〜12で最大活性を有し
、デンマークのNovo Industries A/S 、以下「Novo」、により開発され、ESPERA
SE(商品名)として販売されている。この酵素および類似の酵素の製造は、Novo
の英国特許第1,243,784号に記載されている。他の好適なプロテアーゼ
には、Novoから市販のALCALASE(商品名)、DURAZYM (商品名)およびSAVINASE
(商品名)、およびGist-Brocades から市販のMAXATASE(商品名)、MAXACAL (
商品名)、PROPERASE (商品名)およびMAXAPEM(商品名)(タンパク質操作し たMaxacal)がある。タンパク分解酵素は、変性細菌性セリンプロテアーゼ、例え
ばヨーロッパ特許出願第87303761.8号、1987年4月28日提出(
特に17、24および98頁)、に記載され、ここで「プロテアーゼB」と呼ば
れる酵素、およびヨーロッパ特許出願第199,404号、Venegas 、1986
年10月29日公開、に記載されている、「プロテアーゼA」と呼ばれる変性細
菌性セリンタンパク分解酵素も含む。ここで「プロテアーゼC」と呼ばれる酵素
も好適であるが、これは、Bacillusから得られるアルカリ性セリンプロテアーゼ
の変形であり、リシンがアルギニンを位置27で置き換え、チロシンがバリンを
位置104で置き換え、セリンがアスパラギンを位置123で置き換え、アラニ
ンがトレオニンを位置274で置き換えている。プロテアーゼCは、国際特許第
WO91/06637号、1991年5月16日公開、に対応するヨーロッパ特
許第90915958:4号に記載されている。遺伝子的に変性した変形、特に
プロテアーゼCの変形、もここに含まれる。
【0050】 「プロテアーゼD」と呼ばれる好ましいプロテアーゼは、自然界には見られな
いアミノ酸配列を有するカルボニル加水分解酵素変形であり、これは前駆物質の
カルボニル加水分解酵素から、国際特許第WO95/10591号およびC. Gho
sh, et al.の米国特許出願第08/322,677号、1994年10月13日
提出、「Bleaching Compositions Comprising Protease Enzymes」、に記載され
ている様に、Bacillus amyloliquefaciensスブチリシンの番号付けにより、該カ
ルボニル加水分解酵素中の位置+76に等しい位置にある複数のアミノ酸残基を
、好ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123、+
27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+16
6、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+217
、+218、+222、+260、+265および/または+274からなる群
から選択された位置に等しい1種以上のアミノ酸残基位置とも組み合わせて、異
なったアミノ酸で置き換えることにより得られる。
【0051】 本発明には、ヨーロッパ特許出願第251446号および国際特許第WO91
/06637号に記載されているプロテアーゼ、国際特許第WO91/0279
2号に記載されているプロテアーゼBLAP(商品名)、および国際特許第WO95
/23221号に記載されているそれらの変形も好適である。 Novoへの国際特許第WO93/18140A号に記載されている、Bacillus s
p. NCIMB 40338から得られる高pHプロテアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以
上の他の酵素、および可逆的プロテアーゼ抑制剤を含んでなる酵素含有洗剤はNo
voへの国際特許第WO92/03529A号に記載されている。所望により、吸
着性を減少させ、加水分解性を増加したプロテアーゼが、Procter & Gambleへの
国際特許第WO95/07791号に記載されている。ここで好適な洗剤用の組
換え体トリプシン状プロテアーゼは、Novoへの国際特許第WO94/25583
号に記載されている。他の好適なプロテアーゼはUnileverによりヨーロッパ特許
第516200号に記載されている。
【0052】 タンパク分解酵素は、本発明の洗浄組成物に、組成物の0.0001〜2重量
%、好ましくは0.001〜0.2重量%、より好ましくは0.005〜0.1
重量%純粋酵素の量で配合することができる。
【0053】 炭水化物系の汚れを除去するために、アミラーゼ(αおよび/またはβ)を含
むことができる。国際特許第WO94/02597号、Novo Nordisk A/S、19
94年2月3日公開、は突然変異体アミラーゼを配合した洗浄組成物を記載して
いる。国際特許第WO95/10603号、Novo Nordisk A/S、1995年4月
20日公開、も参照。洗浄組成物用に知られている他のアミラーゼにはα−およ
びβ−アミラーゼの両方がある。α−アミラーゼは、この分野で公知であり、米
国特許第5,003,257号、ヨーロッパ特許第252,666号、国際特許
第WO/91/00353号、FR2,676,456号、ヨーロッパ特許第2
85,123号、ヨーロッパ特許第525,610号、ヨーロッパ特許第368
,341号、および英国特許第1,296,839号(Novo)に記載されている酵
素が挙げられる。他の好適なアミラーゼには、国際特許第WO94/18314
号、1994年8月18日公開、および国際特許第WO96/05295号、Ge
nencor、1996年2月22日公開、に記載されている安定性を強化したアミラ
ーゼ、および国際特許第WO95/10603号、1995年4月公開、に記載
されているNovo Nordisk A/Sから市販の、直接の親でさらに変性したアミラーゼ
変異体がある。ヨーロッパ特許第277216号、国際特許第WO95/263
97号および国際特許第WO96/23873号(すべてNovo Nordiskによる)
に記載されているアミラーゼも好適である。
【0054】 市販のα−アミラーゼ製品の例には、Genencorから市販のPurafect Ox Am(商
品名)、およびすべてNovo Nordisk A/S デンマークから市販のTermamyl(商品
名)、Ban (商品名)、Fungamyl(商品名)およびDuramyl (商品名)が挙げら
れる。国際特許第WO95/26397号は、他の好適なアミラーゼ、すなわち
温度25℃〜55℃、pH値8〜10で、Phadebas(商品名)α−アミラーゼ活
性検定により測定して、Termamyl(商品名)の比活性よりも少なくとも25%高
い比活性を有することを特徴とするα−アミラーゼを記載している。国際特許第
WO96/23873号(Novo Nordisk)に記載されている、上記酵素の変形が好
適である。活性水準および熱安定性および高活性水準の組合せに関して特性を改
良した他のデンプン分解酵素は国際特許第WO95/35382号に記載されて
いる。
【0055】 デンプン分解酵素は、本発明の洗浄組成物中に、組成物の0.0001〜2重
量%、好ましくは0.00018〜0.06重量%、より好ましくは0.000
24〜0.048重量%純粋酵素の量で配合する。
【0056】 上記の酵素は、いずれかの適当な起源、例えば植物、動物、細菌、菌類および
酵母、に由来するものでよい。起源はさらに、中温性またはexstremophilic(好
冷、寒冷栄養(psychrotrophic)、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩
性、等)でよい。これらの酵素の精製または未精製形態を使用することができる
。無論、天然酵素の突然変異体も包含することができる。突然変異体は、例えば
天然酵素のタンパク質および/または遺伝子操作、化学的および/または物理的
変性により得ることができる。酵素の生産を行なう遺伝子材料をクローン化した
宿主生物を経由して酵素を発現させることも一般的な方法である。
【0057】 該酵素は、通常、洗浄組成物中に、洗浄組成物の0.0001〜2重量%活性
酵素の量で配合する。酵素は、個別の単一成分(1種類の酵素を含むプリル、顆
粒、安定化した液体、等)として、あるいは2種類以上の酵素の混合物(例えば
共顆粒)として加えることができる。
【0058】 添加できる他の好適な洗剤成分は、審査中のヨーロッパ特許出願第92870
018.6号、1992年1月31日提出、に記載されている酵素酸化補集剤で
ある。その様な酵素酸化補集剤の例はエトキシル化テトラエチレンポリアミンで
ある。
【0059】 様々な酵素材料およびそれらを合成洗剤組成物中に配合する手段もGenencor I
nternationalへの国際特許第WO 9307263A号および第WO 9307
260A号、Novoへの国際特許第WO 8908694A号およびMcCarty et a
l.への米国特許第3,553,139号、1971年1月5日、に記載されてい
る。酵素はさらに米国特許第4,101,457号、Place et al.、1978年
7月18日、および米国特許第4,507,219号、Hughes、1985年3月
26日、に記載されている。液体洗剤組成物に有用な酵素材料、およびそれらの
その様な組成物中への配合は米国特許第4,261,868号、Hora et al. 1
981年4月14日、に記載されている。洗剤に使用する酵素は、様々な技術に
より安定化させることができる。酵素安定化技術は、例えば米国特許第3,60
0,319号、1971年8月17日、Gedge et al.、ヨーロッパ特許第199
,405号およびヨーロッパ特許第200,586号、1986年10月29日
、Venegas 、に開示されている。酵素安定化系は、例えば米国特許第3,519
,570号にも記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼ
を生産する有用なBacillus, sp. AC13はNovoへの国際特許第WO 940153
2A号に記載されている。
【0060】漂白剤 本発明の洗浄組成物に所望により含むことができる好ましい追加の洗剤成分に
は、従来の活性化した、他の酵素系の、および/またはメタロ触媒を基剤とする
漂白剤系がある。該特定オキシゲナーゼを、他の漂白剤系と組み合わせることに
より、ポリフェノール/複素環式化合物の着色した、および日常の身体の染およ
び/または汚れの洗浄が改善され、洗濯用組成物に処方した時は、布地製品の洗
浄および白さが改良されると共に、色の安全性が得られることが分かった。 ここで使用する漂白剤成分は、酸素漂白剤ならびにこの分野で公知の他の漂白
剤を包含する、洗浄組成物に有用な漂白剤のいずれでもよい。本発明に好適な漂
白剤は、活性化した、または活性化していない漂白剤でよい。
【0061】 漂白剤は、過酸化水素、PB1、PB4および粒子径400〜800ミクロン
の過炭酸塩、等である。これらの漂白剤成分は、1種以上の酸素漂白剤および、
選択する漂白剤に応じて、1種以上の漂白活性剤を含むことができる。存在する
場合、酸素漂白化合物は、典型的には約1%〜約25%の量で存在する。
【0062】 過酸化水素放出剤は、漂白剤活性剤、例えばテトラアセチルエチレンジアミン
(TAED)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS、米国特許第
4,412,934号に記載)、3,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼ
ンスルホネート(ISONOBS、ヨーロッパ特許第120,591号に記載)
またはペンタアセチルグルコース(PAG)またはN−ノナノイル−6−アミノ
カプロン酸のフェノールホスホネートエステル(NACA−OBS、国際特許第
94/28106WO号に記載)、との組合せで使用できるが、これらの物質は
、過加水分解され、活性漂白物質として過酸を形成し、漂白効果を改善する。例
えば審査中のヨーロッパ特許出願第91870207.7号に記載されている様
なアシル化クエン酸エステル、およびProcter & Gambleの審査中米国特許出願第
60/022,786号(1996年7月30日提出)および第60/028,
122号(1996年10月15日提出)に記載されている様な、下記の式
【0063】
【化1】
【0064】 (式中、RはC〜C13直鎖または分岐鎖の飽和または不飽和アルキル基で
あり、RはC〜C直鎖または分岐鎖の飽和または不飽和アルキル基であり
、RはC〜C直鎖または分岐鎖の飽和または不飽和アルキル基である) を有する非対称性非環式イミド漂白剤活性剤も好適な活性剤である。
【0065】 使用可能な酸素漂白剤の一群は、過カルボン酸漂白剤およびそれらの塩を含む
。この種の漂白剤の好適な例には、モノペルオキシフタル酸マグネシウム六水和
物、メタクロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノニルアミノ−4−オキソペ
ルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸が挙げられる。その様な漂白
剤は、米国特許第4,483,781号、米国特許出願第740,446号、ヨ
ーロッパ特許出願第0,133,354号、および米国特許第4,412,93
4号に記載されている。米国特許第4,634,551号に記載されている6−
ノニルアミノ−6−オキソペルオキシカプロン酸も非常に好ましい漂白剤である
【0066】 使用可能な別の群の漂白剤はハロゲン漂白剤を包含する。次亜ハロゲン化物漂
白剤の例には、トリクロロイソシアヌル酸およびナトリウムおよびカリウムのジ
クロロイソシアヌル酸塩およびN−クロロおよびN−ブロモアルカンスルホンア
ミドが挙げられる。その様な材料は、通常、最終製品の0.5〜10重量%、好
ましくは1〜5重量%の量で加える。
【0067】 本発明の洗剤組成物に有用な、過酸を包含する漂白剤、および漂白剤活性剤お
よび過酸素漂白化合物を含んでなる漂白系は、我々の審査中出願、USSN第0
8/136,626号、PCT/US95/07823号、国際特許第WO95
/27772号、第WO95/27773号、第WO95/27774号、およ
び第WO95/27775号、に記載されている。
【0068】 過酸化水素は、洗濯および/または濯ぎ工程の開始時または途中で、過酸化水
素を発生することができる酵素系(すなわち酵素およびそのための基剤)を加え
ることにより、存在することもできる。その様な酵素系はヨーロッパ特許出願第
91202655.6号、1991年10月9日提出、に記載されている。
【0069】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素、過酸化水素供給源、例えば過炭酸塩、過ホウ
酸塩、過硫酸塩、過酸化水素、等、および漂白強化剤との組合せで使用する。こ
れらの物質は、「溶液漂白」に、すなわち洗浄作業中に基材から除去された染料
または顔料が洗浄溶液中の他の基材に移行するのを阻止するために使用する。ペ
ルオキシダーゼ酵素は、この分野では公知であり、例えばワサビダイコンペルオ
キシダーゼ、リグニナーゼおよびハロペルオキシダーゼ、例えばクロロ−および
ブロモ−ペルオキシダーゼ、が挙げられる。ペルオキシダーゼを含む洗剤組成物
は、例えばPCT国際出願第WO89/099813号、第WO89/0981
3号、およびヨーロッパ特許出願第91202882.6号、1991年11月
6日提出、および第96870013.8号、1996年2月20日提出、に記
載されている。ラッカーゼ酵素も好適である。
【0070】 強化剤は一般的に組成物全体の0.1〜5重量%の量で含まれる。好ましい強
化剤は、置換されたフェノチアジンおよびフェノキサジン 10−フェノチアジ
ンプロピオン酸(PPT)、10−エチルフェノチアジン−4−カルボン酸(E
PC)、10−フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10−メチルフェ
ノキサジン(国際特許第WO94/12621号に記載)および置換されたシリ
ンゲート(C3−C5置換アルキルシリンゲート)およびフェノールである。ナ
トリウムの過炭酸塩または過ホウ酸塩は、過酸化水素の好ましい供給源である。
該ペルオキシダーゼは、通常、洗剤組成物の0.0001〜2重量%活性酵素
の量で洗剤組成物中に配合される。
【0071】 漂白剤組成物に使用する金属含有触媒には、コバルト含有触媒、例えばペンタ
アミンアセテートコバルト(III) 塩およびマンガン含有触媒、例えばヨーロッパ
特許出願第EPA549,271号、第EPA549,272号、第EPA45
8397号、米国特許第5,246,621号、ヨーロッパ特許第EPA458
398号、第EPA458397号、米国特許第5,194,416号および第
5,114,611号、に記載されている触媒が挙げられる。ペルオキシ化合物
、マンガン含有漂白剤触媒およびキレート化剤を含んでなる漂白組成物は、特許
出願第94870206.3号に記載されている。
【0072】 本発明の目的に好ましい金属含有触媒は、大多環状剛性配位子の遷移金属錯体
である。「大多環状剛性配位子」(macropolycyclic rigid ligand)の用語は、下
記の説明では「MRL」と略記することがある。使用する量は、触媒として有効
な量であり、約1ppb以上が好適であり、例えば約99.9%まで、より一般的 には約0.001ppm以上、好ましくは約0.05ppm〜約500ppm(ここで「pp
b」 は10億分の1重量部を表し、「ppm」 は100万分の1重量部を表す)であ る。 好適な遷移金属、例えばMn、を以下に例示する。「大多環状」とは、MRL
が大環状および多環式の両方であることを意味する。「多環式」とは、少なくと
も2環式を意味する。ここで使用する用語「剛性」(rigid)は、「超格子構造を 有する」および「クロス−ブリッジした」(cross-bridged)を含む。「剛性」は 、たわみ性の抑制された逆として定義される。ここに参考として含めるD.H. Bus
ch., Chemical Reviews., (1993), 93, 847-860 参照。より詳しくは、ここで使
用する「剛性」は、そのMRLが、同等(環の大きさおよび種類および主環中の
原子数が等しい)であるが、MRL中に見られる超格子構造(特に結合部分また
は、好ましくはクロス−ブリッジ部分)が無い大環状物質(「親大環状物質」(p
arent macrocycle))よりも明らかに剛性がより高いことを意味する。超格子構 造が有る、または無い大環状物質の比較剛性を決定する際、専門家は大環状物質
の(金属と結合した形態ではなく)遊離形態を使用する。剛性が、大環状物質を
比較する上で有用であることは良く知られており、剛性を決定、測定または比較
するための好適な手段には、計算方法がある(例えばZimmer, Chemical Reviews ., (1995), 95(38), 2629-2648またはHancock et al., Inorganica Chimica Act a , (1989), 164, 73-84 参照。ある大環状物質が他よりも剛性が高いか、否かは
、簡単に分子モデルを作成するだけで決定できることが多く、配置エネルギーを
絶対的な条件で知ることも、それらを精確に計算することも一般的に不可欠では
ない。ある大環状物質と他の大環状物質の剛性の比較は、安価なパソコンによる
計算手段、例えばTripos Associates から市販されているALCHEMY III 、を使用
して非常に効果的に行なうことができる。Triposには、比較のみならず、絶対的
な決定も行なえる、より高価なソフトウエアもあり、SHAPESを代わりに使用する
こともできる(上記のZimmer参照)。本発明で重要な一つの観察は、親大環状物
質が、クロス−ブリッジした形態と比較して明らかにたわみ性である場合、本発
明の目的に対して最適条件がある、ということである。予期せぬことに、より剛
性の高い親大環状物質から出発するのではなく、少なくとも4個の供与体原子を
含む親大環状物質、例えばサイクラム(cyclam)誘導体、を使用すること、および
それらをクロス−ブリッジさせることが好ましい。もう一つの観察は、クロス−
ブリッジした大環状物質は、他の様式でブリッジした大環状物質よりも著しく好
ましいことである。
【0073】 ここで使用するのに好ましいMRLは、クロス−ブリッジした特殊な型の超剛
性配位子である。「クロス−ブリッジ」は、下記の1.11に例示するが、それ
に限定するものではない。1.11で、クロス−ブリッジは−CHCH−部
分である。この部分は、例示する構造の中でNおよびNをブリッジする。比
較により、「同じ側の」ブリッジ、例えば1.11においてNとN12を横切
る様にブリッジを導入する場合、は「クロス−ブリッジ」を構成するには十分で
はなく、従って好ましくない。
【0074】 剛性配位子錯体に好適な金属には、Mn(II)、Mn(III) 、Mn(IV)、Mn(V
) 、Fe(II)、Fe(III) 、Fe(IV)、Co(I) 、Co(II)、Co(III) 、Ni
(I) 、Ni(II)、Ni(III) 、Cu(I) 、Cu(II)、Cu(III) 、Cr(II)、C
r(III) 、Cr(IV)、Cr(V) 、Cr(VI)、V(III) 、V(IV)、V(V) 、Mo(I
V)、Mo(V) 、Mo(VI)、W(IV)、W(V) 、W(VI)、Pd(II)、Ru(II)、Ru
(III) 、およびRu(IV)がある。本遷移金属漂白剤触媒に好ましい遷移金属には
、マンガン、鉄およびクロムがある。好ましい酸化状態としては、(II)および(I
II) 酸化状態がある。低スピン構造および高スピン錯体の両方におけるマンガン
(II)が含まれる。低スピンMn(II)錯体の様な錯体は、すべての配位化学におい
てむしろ希であることに注意すべきである。(II)または(III) の記号は、必要な
酸化状態を有する配位遷移金属を意味し、配位した金属原子は、遊離イオンでは
ないか、または配位子として水だけを有する物質である。
【0075】 一般的に、ここで使用する様に、「配位子」は、金属イオンに対して直接共有
結合できるすべての部分である。配位子は帯電していても、中性でもよく、広範
囲に変化することができ、単純な1価供与体、例えば塩化物、または単純なアミ
ンを含むが、これは、単一の配位結合を形成する、および金属に対する、酸素ま
たはエチレンに対する(これは金属と3員環を形成することができ、従って、潜
在的な2個の付加点を有するといえる)、より大きな部分、例えばエチレンジア
ミンまたはアザ大環状物質、に対する(これは、金属上で利用できる箇所および
遊離配位子の孤立した対または交互の結合箇所の数により許容される、1種以上
の金属に対して最大数までの単結合を形成する)単一の付加点を形成する。多く
の配位子が単純な供与体結合以外の結合を形成することができ、複数の付加点を
有することができる。
【0076】 ここで有用な配位子は、幾つかの群、すなわちMRL、好ましくはクロス−ブ
リッジした大多環状物質(好ましくは有用な遷移金属錯体中に1個のMRLがあ
るが、より多く、例えば2個、存在することもできるが、ただし、好ましい単核
遷移金属錯体中にではない)、他の、所望により使用する、一般的にMRLとは
異なった配位子(一般的に、0〜4、好ましくは1〜3個のその様な配位子があ
る)、および触媒サイクルの一部として金属と遷移的に関連する配位子(後者は
典型的には水、水酸化物、酸素または過酸化物に関連する)、に分けることがで
きる。第3群の配位子は、安定した、遊離可能な、十分に特徴付けられる化合物
である金属漂白剤触媒を限定するのに不可欠ではない。供与体原子(それぞれが
、金属に供与するために利用できる少なくとも単一の孤立した電子対を有する)
を通して金属に結合する配位子は、供与体の能力、または少なくとも供与体原子
の数に等しい座の可能性を有する。一般的に、供与体能力は、十分に、または部
分的にのみ発揮される。
【0077】 一般的に、本発明のMRLは、特別に選択された「親大環状物質」に構造的な
剛性をさらに加えた結果と見ることができる。 より一般的には、本発明のMRL(および対応する遷移金属触媒)は、 (a)4個以上の異原子を含んでなる少なくとも1個の大環状主環、および (b)好ましくは、 (i) ブリッジしている超格子構造、例えば結合部分、 (ii)クロス−ブリッジしている超格子構造、例えばクロス−ブリッジしている
結合部分、および (iii) それらの組合せ から選択された、大環状物質の剛性を増加し得る、共有結合した非金属超格子構
造、 を含んでなるのが好適である。
【0078】 用語「超格子構造」(superstructure)は、ここでは、文献中でBusch et al.に
より定義されている様に使用する(例えば、「Chemical Review」 におけるBusch
の論文参照)。
【0079】 ここで好ましい超格子構造は、親大環状物質の剛性を強化するのみならず、大
環状物質が裂け目(cleft) の中で金属と配位する様に、大環状物質を折り曲げ易
くする。好適な超格子構造は、著しく簡単でよく、例えば下記の1.9および1
.10に例示する結合部分のいずれかの様な結合部分を使用することができる。
【0080】
【化2】
【0081】 式中、nは整数、例えば2〜8、好ましくは6未満、典型的には2〜4である。
【0082】
【化3】
【0083】 式中、mおよびnは約1〜8、より好ましくは1〜3、の整数であり、ZはNま
たはCHであり、Tは相容性のある置換基、例えばH、アルキル、トリアルキル
アンモニウム、ハロゲン、ニトロ、スルホネート、等である。1.10中の芳香
族環は、飽和環で置き換えることができ、その際、Z中の環に接続している原子
はN、O、SまたはCを含むことができる。
【0084】 理論により制限される積もりは無いが、本発明のMRL中に構築されている、
それらの金属錯体の速度論的および/または熱力学的安定性を増大させる予備組
織は、超格子構造を持たない遊離親大環状物質と比較して、位相幾何学的束縛お
よび強化された剛性(たわみ性の消失)のいずれか、または両方に起因している
。ここに定義するMRLおよびそれらの好ましい、「超剛性」(ultra-rigid)と 言えるクロス−ブリッジされた亜群は、固定された予備組織の2つの供給源を組
み合わせている。ここで好ましいMRLでは、結合部分および親大環状物質が組
み合わされて配位子を形成するが、この配位子は著しい規模の「折り目」(fold)
を有し、その程度は、大部分が平面で不飽和であることが多い大環状物質に超格
子構造が付加している多くの公知の超格子構造配位子よりも大きいのが典型的で
ある。例えば、D.H. Busch., Chemical Reviews., (1993), 93, 847-880 参照。
さらに、ここで好ましいMRLには多くの特別な特性があり、(1)いわゆる「
プロトンスポンジ」における様な非常に高いプロトン親和力を有するのが特徴で
ある、(2)多価遷移金属との反応が遅い傾向があり、上記の(1)と組み合わ
せた場合、それらの、特定の加水分解可能な金属イオンとの錯体の合成をヒドロ
キシル溶剤中で困難にする、(3)ここに記載する様に遷移金属原子と配位した
時に、MRLは著しく高い速度論的安定性を有する錯体を生じるので、通常の配
位子を含む錯体を破壊する様な条件下でも、金属イオンは極めてゆっくり解離す
る、および(4)これらの錯体は著しく高い熱力学的安定性を有するが、遷移金
属からMRLが解離する速度が通常ではないので、この特性を定量しようとする
従来の平衡測定は通用しないことがある。
【0085】 本発明の一態様では、MRLは、 (i) 少なくとも1個、好ましくは2または3個の非供与体原子の共有結合により
互いに分離された4個以上の供与体原子(好ましくは、これらの供与体原子の少
なくとも3個、より好ましくは少なくとも4個はNである)を含み、これらの供
与体原子の2〜5個(好ましくは3〜4個、より好ましくは4個)は錯体中の同
じ遷移金属に配位している有機大環状環、および (ii)有機大環状環の少なくとも2個(好ましくは隣接していない)の供与体原子
を共有結合する結合部分、好ましくはクロス−ブリッジする鎖[該共有結合した
(好ましくは隣接していない)供与体原子は、錯体中の同じ遷移金属に配位した
ブリッジヘッド供与体原子であり、該結合部分(好ましくはクロス−ブリッジさ
れた鎖)は、2〜約10個の原子を含んでなる(好ましくはクロス−ブリッジさ
れた鎖は、2、3または4個の非供与体原子、および4〜6個の非供与体原子お
よび別の1個の供与体原子、から選択される] を含んでなる。
【0086】 好適なMRLはさらに下記の化合物により例示されるが、これに限定するもの
ではない。
【0087】
【化4】
【0088】 これは本発明のMRLであり、サイクラムの非常に好ましい、クロス−ブリッ
ジされた、メチル置換された(すべての窒素原子が第3級である)誘導体である
。正式には、この配位子は、Baeyerにより拡張された方式を使用して5,12−
ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカン
と命名される。「A Guide to IUPAC Nomenclature of Organic Compounds: Recom
mendations 1993」、R. Panico, W.H. Powell and J-C Richer (Eds.)、Blackwel
l Scientific Publications, Boston, 1993 、特にR-2.4.2.1.項参照。従来の専
門用語によれば、N1およびN8は「ブリッジヘッド原子」、より詳しくは、金
属に供与できる孤立した対を有するので、ここに定義する様に「ブリッジヘッド
供与体原子」(bridgehead donor atoms)である。N1は、異なった飽和炭素鎖2
、3、4および14、13により、2個の非ブリッジヘッド供与体原子、N5お
よびN12、に接続しており、ブリッジヘッド供与体原子N8には、ここでは2
個の炭素原子の飽和炭素鎖である「結合部分」a、bにより接続している。N8
は、異なった鎖6、7および9、10、11により、2個の非ブリッジヘッド供
与体原子、N5およびN12、に接続している。鎖a、bは、ここに定義する「
結合部分]であり、「クロス−ブリッジする」部分と呼ばれる特殊な好ましい型
の鎖である。上記配位子の「大環状環」、または「主環」(IUPAC) 、は、4個の
供与体原子および鎖2、3、4、6、7、9、10、11および13、14のす
べてを含むが、abは含まない。この配位子は従来の二環式である。短い鎖また
は「結合部分」a、bはここに定義するクロス−ブリッジであり、a、bは大環
状環を二分している。
【0089】 本発明のMRLは、無論、予備形成された大環状物質に加えて、予備形成され
た「剛性化」または「構造変性」要素から合成されることに限定するものではな
く、多種多様の合成手段、例えば鋳型合成、が有用である。例えばBusch et al.
、「Heterocyclic compounds: Aza-crown macrocycles」 、J.S. Bradshaw et al.
中に概観、参照。
【0090】 本発明の組成物に有用な遷移金属漂白剤触媒は、一般的に、本発明の定義に従
う公知の化合物、並びに、より好ましくは、本洗濯および洗浄用途に特に設計さ
れた、以下に例示する非常に多くの新規な化合物(これらに限定しない)を含む
【0091】 ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.
6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.
5.2]テトラデカンマンガン(II) ジアコ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6
.2]ヘキサデカンマンガン(II)ヘキサフルオロリン酸塩 アコ−ヒドロキシ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシク
ロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(III) ヘキサフルオロリン酸塩 ジアコ−4,10−ジメチル−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.5
.2]テトラデカンマンガン(II)ヘキサフルオロリン酸塩 ジアコ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6
.2]ヘキサデカンマンガン(II)テトラフルオロホウ酸塩 ジアコ−4,10−ジメチル−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.5
.2]テトラデカンマンガン(II)テトラフルオロホウ酸塩 ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.
6.2]ヘキサデカンマンガン(III) ヘキサフルオロリン酸塩 ジクロロ−5,12−ジ−n−ブチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ
[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5,12−ジベンジル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6
.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5−n−ブチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザビシ
クロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5−n−オクチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザビ
シクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5−n−ブチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザビシ
クロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.
6.2]ヘキサデカン鉄(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.
5.2]テトラデカン鉄(II)
【0092】 ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.
6.2]ヘキサデカン銅(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.
5.2]テトラデカン銅(II) ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.
6.2]ヘキサデカンコバルト(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.
5.2]テトラデカンコバルト(II) ジクロロ−5,12−ジメチル−4−フェニル−1,5,8,12−テトラアザ
ビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−3−フェニル−1,4,7,10−テトラアザ
ビシクロ[5.5.2]テトラデカンマンガン(II) ジクロロ−5,12−ジメチル−4,9−ジフェニル−1,5,8,12−テト
ラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−3,8−ジフェニル−1,4,7,10−テト
ラアザビシクロ[5.5.2]テトラデカンマンガン(II) ジクロロ−5,12−ジメチル−2,11−ジフェニル−1,5,8,12−テ
トラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−4,10−ジメチル−4,9−ジフェニル−1,4,7,10−テト
ラアザビシクロ[5.5.2]テトラデカンマンガン(II)
【0093】 ジクロロ−2,4,5,9,11,12−ヘキサメチル−1,5,8,12−テ
トラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−2,3,5,9,10,12−ヘキサメチル−1,5,8,12−テ
トラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−2,2,4,5,9,9,11,12−オクタメチル−1,5,8,
12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−2,2,4,5,9,11,11,12−オクタメチル−1,5,8
,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−3,3,5,10,10,12−ヘキサメチル−1,5,8,12−
テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−3,5,10,12−テトラメチル−1,5,8,12−テトラアザ
ビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−3−ブチル−5,10,12−トリメチル−1,5,8,12−テト
ラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカン
マンガン(II) ジクロロ−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.5.2]テトラデカン
マンガン(II) ジクロロ−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカン
鉄(II) ジクロロ−1,4,7,10−テトラアザビシクロ[5.5.2]テトラデカン
鉄(II) アコ−クロロ−2−(2−ヒドロキシフェニル)−5,12−ジメチル1,5,
8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)
【0094】 アコ−クロロ−10−(2−ヒドロキシベンジル)−4,10−ジメチル−1,
4,7,10−テトラアザビシクロ[5.5.2]テトラデカンマンガン(II) クロロ−2−(2−ヒドロキシベンジル)−5−メチル1,5,8,12−テト
ラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) クロロ−10−(2−ヒドロキシベンジル)−4−メチル−1,4,7,10−
テトラアザビシクロ[5.5.2]テトラデカンマンガン(II) クロロ−5−メチル−12−(2−ピコリル)−1,5,8,12−テトラアザ
ビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)塩化物 クロロ−4−メチル−10−(2−ピコリル)−1,4,7,10−テトラアザ
ビシクロ[5.5.2]テトラデカンマンガン(II)塩化物 ジクロロ−5−(2−スルファト)ドデシル−12−メチル−1,5,8,12
−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(III) アコ−クロロ−5−(2−スルファト)ドデシル−12−メチル−1,5,8,
12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) アコ−クロロ−5−(3−スルホノプロピル)−12−メチル−1,5,8, 12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II)
【0095】 ジクロロ−5−(トリメチルアンモニオプロピル)ドデシル−12−メチル−1
,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(III
) 塩化物 ジクロロ−5,12−ジメチル−1,4,7,10,13−ペンタアザビシクロ
[8.5.2]ヘプタデカンマンガン(II) ジクロロ−14,20−ジメチル−1,10,14,20−テトラアザトリシク
ロ[8.6.6]ドコサ−3(8),4,6−トリエンマンガン(II) ジクロロ−4,11−ジメチル−1,4,7,11−テトラアザビシクロ[6.
5.2]ペンタデカンマンガン(II) ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[7.
6.2]ヘプタデカンマンガン(II) ジクロロ−5,13−ジメチル−1,5,9,13−テトラアザビシクロ[7.
7.2]ヘプタデカンマンガン(II) ジクロロ−3,10−ビス(ブチルカルボキシ)−5,12−ジメチル−1,5
,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) ジアコ−3,10−ジカルボキシ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テ
トラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンマンガン(II) クロロ−20−メチル−1,9,20,24,25−ペンタアザ−テトラシクロ
[7.7.7.13,7.111,15]ペンタコサ−3,5,7(24),11, 13,15(25)−ヘキサエンマンガン(II)ヘキサフルオロリン酸塩 トリフルオロメタンスルホノ−20−メチル−1,9,20,24,25−ペン
タアザテトラシクロ[7.7.7.13,7.111,15]ペンタコサ−3,5,7 (24),11,13,15(25)−ヘキサエンマンガン(II)トリフルオロメ
タンスルホン酸塩
【0096】 トリフルオロメタンスルホノ−20−メチル−1,9,20,24,25−ペン
タアザテトラシクロ[7.7.7.13,7.111,15]ペンタコサ−3,5,7(
24),11,13,15(25)−ヘキサエン鉄(II)トリフルオロメタンスル
ホン酸塩 クロロ−5,12,17−トリメチル−1,5,8,12,17−ペンタアザビ
シクロ[6.6.5]ノナデカンマンガン(II)ヘキサフルオロリン酸塩 クロロ−4,10,15−トリメチル−1,4,7,10,15−ペンタアザビ
シクロ[5.5.5]ヘプタデカンマンガン(II)ヘキサフルオロリン酸塩 クロロ−5,12,17−トリメチル−1,5,8,12,17−ペンタアザビ
シクロ[6.6.5]ノナデカンマンガン(II)塩化物 クロロ−4,10,15−トリメチル−1,4,7,10,15−ペンタアザビ
シクロ[5.5.5]ヘプタデカンマンガン(II)塩化物
【0097】 特定の用語にさらに定義および説明を加えることは専門家にとって有益であろ
う。ここで使用する用語「大環状環」とは、4個以上の供与体原子(すなわち窒
素または酸素の様な異原子)から形成され、それらを接続する炭素鎖で共有結合
された環であり、ここに定義する大環状環はすべて、合計で少なくとも10、好
ましくは少なくとも12個の原子を大環状環中に含んでいなければならない。本
発明のMRLは、配位子1個あたり2個以上のあらゆる種類の環を含むことがで
きるが、少なくとも1個の大環状環を識別できなければならない。その上、好ま
しい実施態様では、2個の異原子は直接接続していない。好ましい遷移金属漂白
剤触媒は、MRLが、少なくとも10〜20個の原子、好ましくは12〜18個
の原子、より好ましくは約12〜約20個の原子、最も好ましくは12〜16個
の原子を含む有機大環状環(主環)を含んでなる。
【0098】 ここで「供与体原子」は、配位子中に取り込まれても、金属との供与体−受容
体結合の形成に使用できる電子の少なくとも1つの孤立した対をなお有する、窒
素、酸素、リンまたは硫黄の様な異原子である。好ましい遷移金属漂白剤触媒は
、クロス−ブリッジされたMRLの有機大環状環中の供与体原子が、N、O、S
、およびP、好ましくはNおよびO、からなる群から選択され、最も好ましくは
すべてNである漂白剤触媒である。また、4〜5個の供与体原子を含んでなり、
それらのすべてが同じ遷移金属に配位しているクロス−ブリッジされたMRLも
好ましい。最も好ましい遷移金属漂白剤触媒は、クロス−ブリッジされたMRL
が、すべて同じ遷移金属に配位した4個の窒素供与体原子を含んでなる漂白剤触
媒、およびクロス−ブリッジされたMRLが、すべて同じ遷移金属に配位した5
個の窒素供与体原子を含んでなる漂白剤触媒である。
【0099】 本発明のMRLの「非供与体原子」は、最も一般的には炭素であるが、特に、
所望により使用する大環状物質の環外置換基(例えば、以下に例示する「ペンダ
ント」部分)では、金属触媒を形成するのに不可欠な供与体原子でも炭素でもな
い、様々な種類の原子を含むことができる。そのため、最も広い意味では、用語
「非供与体原子」は、触媒の金属と供与体結合を形成するのに不可欠ではないす
べての原子を意味することができる。その様な原子の例は、配位し得ないスルホ
ネート基の中に取り込まれた硫黄、ホスホニウム塩部分の中に取り込まれたリン
、P(V)酸化物の中に取り込まれたリン、非遷移金属、等を含むことができる
。特定の好ましい実施態様では、非供与体原子は、すべて炭素である。
【0100】 MRLの遷移金属錯体は、都合の良いすべての様式で製造することができる。
その様な2通りの製造方法を以下に説明する。
【0101】 [Mn(Bサイクラム)Cl ]の合成
【化5】
【0102】(a)方法 「Bサイクラム」(5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシ
クロ[6.6.2]ヘキサデカン)は、G.R. Weisman, et al., J. Amer. Chem. Soc. , (1990), 112, 8604、に記載されている合成方法により製造する。Bサイ
クラム(1.00g、3.93ミリモル)を無水CHCN(35ml、CaH から蒸留)に溶解させる。次いで、この溶液を15mmでCHCNが沸騰し始
めるまで排気する。次いで、フラスコをArで大気圧に戻す。この脱気工程を4
回繰り返す。H.T. Witteveen et al.の文献、J. Inorg. Nucl. Chem., (1974), 36 , 1535 、に記載されている方法により合成したMn(ピリジン)Cl(1 .2g、3.93ミリモル)をAr下で加える。曇った反応溶液が徐々に暗色に
なる。室温で一晩攪拌した後、反応溶液は暗褐色になり、細かい粒子が懸濁する
。反応溶液を0.2μフィルターで濾過する。濾液は明るい黄褐色である。濾液
を回転蒸発装置を使用して蒸発乾燥させる。室温、0.05mmで一晩乾燥させた
後、灰色がかった白色の固体1.35g、収率90%、が得られる。元素分析 [Mn(Bサイクラム)Cl]、MnC1430Cl、分子
量=380.26、に関する理論値 Mn14.45%、C44.22%、H7
.95%、実測値 Mn14.98%、C44.48%、H7.86%、イオン
スプレー質量分光法は、354mμに、[Mn(Bサイクラム)(ギ酸塩)]に相当 する1個の主要ピークを示している。
【0103】(b)方法II 上記と同じ方法により製造し、新しく蒸留したBサイクラム(25.00g、
0.0984モル)を無水CHCN(900ml、CaHから蒸留)に溶解さ
せる。次いで、この溶液を15mmでCHCNが沸騰し始めるまで排気する。次
いで、フラスコをArで大気圧に戻す。この脱気工程を4回繰り返す。MnCl (11.25g、0.0894モル)をAr下で加える。曇った反応溶液が直
ちに暗色になる。還流下で4時間攪拌した後、反応溶液は暗褐色になり、細かい
粒子が懸濁する。反応溶液を0.2μフィルターで、乾燥条件下で濾過する。濾
液は明るい黄褐色である。濾液を回転蒸発装置を使用して蒸発乾燥させる。得ら
れた黄褐色の固体を室温、0.05mmで一晩乾燥させる。固体をトルエン(10
0ml)に分散させ、還流加熱する。トルエンをデカンテーションにより除去し、
この手順を別のトルエン100mlで繰り返す。残りのトルエンを回転蒸発装置で
除去する。室温、0.05mmで一晩乾燥させた後、明るい青色の生成物31.7
5g、収率93.5%、が得られる。元素分析 [Mn(Bサイクラム)Cl]、MnC1430Cl、分子
量=380.26、に関する理論値 Mn14.45%、C44.22%、H7
.95%、N14.73%、Cl18.65%、実測値 Mn14.69%、C
44.69%、H7.99%、N14.78%、Cl18.90%(Karl Fisch
er水、0.68%)。イオンスプレー質量分光法は、354mμに、[Mn(Bサ イクラム)(ギ酸塩)]に相当する1個の主要ピークを示している。
【0104】 酸素漂白剤以外の漂白剤もこの分野では公知であり、本発明で使用できる。特
に重要な非酸素漂白剤の1種は、光活性化漂白剤、例えばスルホン化亜鉛および
/またはアルミニウムフタロシアニン、を含む。これらの材料は、洗浄工程中に
基材の上に付着させることができる。酸素の存在下で、光で照射することにより
、例えば布地を屋外に吊し、日光で乾燥させることにより、スルホン化亜鉛フタ
ロシアニンが活性化される結果、基材が漂白される。好ましい亜鉛フタロシアニ
ンおよび光活性化漂白方法は、米国特許第4,033,718号に記載されてい
る。典型的には、洗剤組成物は約0.025〜約1.25重量%のスルホン化亜
鉛フタロシアニンを含む。
【0105】界面活性剤系 本発明の洗浄組成物は、一般的に界面活性剤系を含んでなり、その際、界面活
性剤は非イオン系および/または陰イオン系および/または陽イオン系および/
または両性(ampholytic)および/または双生イオン系および/または半極性界面
活性剤から選択することができる。
【0106】 界面活性剤は、一般的に0.1〜60重量%の量で存在する。より好ましい配
合量は、本発明の洗浄組成物の1〜35重量%、最も好ましくは1〜30重量%
である。
【0107】 界面活性剤は、好ましくは組成物中に存在する酵素成分との相容性を有する様
に処方する。液体またはゲル組成物では、界面活性剤は、これらの組成物中のす
べての酵素の安定性を強化するか、または少なくとも分解しない様に処方するの
が最も好ましい。
【0108】 本発明で使用する好ましい界面活性剤系は、界面活性剤として、ここに記載す
る非イオン系および/または陰イオン系界面活性剤の1種以上を含んでなる。 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレン、およびポリブチレンオ
キシド縮合物は、本発明の界面活性剤系の非イオン系界面活性剤として好適であ
り、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合物は、約6〜約14
個の炭素原子、好ましくは約8〜約14個の炭素原子を含むアルキル基を直鎖ま
たは分岐鎖構造中に有するアルキルフェノールとアルキレンオキシドの縮合生成
物を含む。好ましい実施態様では、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1
モルあたり約2〜約25モル、より好ましくは約3〜約15モル、のエチレンオ
キシドに等しい量で存在する。この種の市販の非イオン系界面活性剤には、GAF
Corporation から市販のIgepal(商品名)CO-630、およびすべてRohm & Haas Co
mpany から市販のTriton(商品名)X-45、X-114 、X-100 およびX-102 がある。
これらの界面活性剤は一般的にアルキルフェノールアルコキシレート(例えばア
ルキルフェノールエトキシレート)と呼ばれている。
【0109】 第1級および第2級脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシド
の縮合生成物が、本発明の非イオン系界面活性剤系の非イオン系界面活性剤とし
て好適である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分岐鎖、第1級ま
たは第2級で、一般的に約8〜約22個の炭素原子を含む。約8〜約20個の炭
素原子、より好ましくは約10〜約18個の炭素原子を含むアルキル基を有する
アルコールと、アルコール1モルあたり約2〜約10モルのエチレンオキシドの
縮合生成物が好ましい。該縮合生成物中には、アルコール1モルあたり約2〜約
7モルのエチレンオキシド、最も好ましくは2〜5モルのエチレンオキシドが存
在する。この種の市販されている非イオン系界面活性剤には、どちらもUnion Ca
rbide Corporation から市販されているTergitol(商品名)15-S-9(C11〜C 15 直鎖アルコールとエチレンオキシド9モルの縮合生成物)、Tergitol(商品
名)24-L-6 NMW(C12〜C14第1級アルコールとエチレンオキシド6モルの
、分子量分布が狭い縮合生成物)、Shell Chemical Companyから市販されている
Neodol(商品名)45-9(C14〜C15直鎖アルコールとエチレンオキシド9モ
ルの縮合生成物)、Neodol(商品名)23-3(C12〜C13直鎖アルコールとエ
チレンオキシド3.0モルの縮合生成物)、Neodol(商品名)45-7(C14〜C 15 直鎖アルコールとエチレンオキシド7モルの縮合生成物)、Neodol(商品名
)45-5(C14〜C15直鎖アルコールとエチレンオキシド5モルの縮合生成物
)、The Procter & Gamble Companyから市販されているKyro(商品名)EOB (C 13 〜C15アルコールとエチレンオキシド9モルの縮合生成物)、およびHoec
hst から市販されているGenapol LA O3OまたはO5O (C12〜C14アルコール
とエチレンオキシド3または5モルの縮合生成物)が挙げられる。これらの製品
におけるHLBの好ましい範囲は8〜11、最も好ましくは8〜10である。
【0110】 米国特許第4,565,647号、Llenado 、1986年1月21日公布、に
記載されている、約6〜約30個の炭素原子、好ましくは約10〜約16個の炭
素原子を含む疎水性基、および約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、
最も好ましくは約1.3〜約2.7個のサッカライド単位を含む多糖、例えばポ
リグリコシド、の親水性基を有するアルキル多糖も、本発明の界面活性剤系の非
イオン系共界面活性剤として有用である。5または6個の炭素原子を含むすべて
の還元性糖類、例えばグルコース、ガラクトース、を使用することができ、ガラ
クトシル部分はグルコシル部分に置き換わることができる(所望により、疎水性
基は2、3、4、等の位置に付加し、グルコシドまたはガラクトシドに対してグ
ルコースまたはガラクトースを与える)。糖間結合は、例えば追加のサッカライ
ド単位の一つの位置と、先行するサッカライド単位上の2、3、4、および/ま
たは6位置との間に存在することができる。
【0111】 好ましいアルキルポリグリコシドは、下記の式を有する。 RO(C2nO)(グリコシル) 式中、Rは、アルキル基が約10〜約18、好ましくは約12〜約14個の炭
素原子を含むアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシア
ルキルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選択され、nは2または
3、好ましくは2であり、tは0〜約10、好ましくは0であり、xは約1.3
〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7であ
る。グリコシルは好ましくはグルコースに由来する。これらの化合物を製造する
には、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールをまず製造し、次いで
グルコースまたはグルコースの供給源と反応させ、グルコシドを形成する(1位
置で付加)。次いで追加のグリコシル単位を、それらの1位置と、先行するグリ
コシル単位の2、3、4および/または6位置、好ましくは主として2位置、の
間で付加させることができる。
【0112】 エチレンオキシドと、プロピレンオキシドとプロピレングリコールの縮合によ
り形成される疎水性ベースとの縮合生成物も、本発明の別の非イオン系界面活性
剤系として好適である。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは分子量が約
1500〜約1800であり、水に対して不溶性である。この疎水性部分にポリ
オキシエチレン部分が付加することにより、全体として分子の水溶性が増加する
傾向があり、生成物の液体としての性格は、ポリオキシエチレンの含有量が縮合
生成物の総重量の約50%である点(これはエチレンオキシド約40モルまでと
の縮合に相当する)まで維持される。この種の化合物の例としては、BASFから市
販されているPlurafac(商品名)LF404 およびPluronic(商品名)界面活性剤が
ある。
【0113】 本発明の非イオン系界面活性剤系の非イオン系界面活性剤としては、エチレン
オキシドと、プロピレンオキシドとエチレンジアミンの反応生成物との縮合生成
物も好適である。これらの生成物の疎水性部分は、エチレンジアミンと過剰のプ
ロピレンオキシドの反応生成物からなり、一般的に分子量が約2500〜約30
00である。この疎水性部分はエチレンオキシドと、縮合生成物が約40〜約8
0重量%のポリオキシエチレンを含み、分子量が約5,000〜約11,000
になる程度に縮合させる。この種の非イオン系界面活性剤の例としては、BASFか
ら市販されているTetronic(商品名)化合物がある。
【0114】 本発明の界面活性剤系の非イオン系界面活性剤としては、アルキルフェノール
のポリエチレンオキシド縮合物、第1級および第2級脂肪族アルコールとエチレ
ンオキシド約1〜約25モルの縮合生成物、アルキル多糖、およびそれらの混合
物が好ましい。3〜15個のエトキシ基を有するC〜C14アルキルフェノー
ルエトキシレートおよび2〜10個のエトキシ基を有するC〜C18アルコー
ルエトキシレート(好ましくはC10平均)、およびそれらの混合物が最も好ま
しい。
【0115】 非常に好ましい非イオン系界面活性剤は、下記の式
【0116】
【化6】
【0117】 を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤であり、式中、RはHである
か、またはRはC1−4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロ
キシプロピルまたはそれらの混合物であり、RはC5−31ヒドロカルビルで
あり、Zは、直鎖ヒドロカルビル鎖を有し、その鎖に少なくとも3個のヒドロキ
シルが直接接続しているポリヒドロキシヒドロカルビルであるか、またはそれら
のアルコキシル化誘導体である。好ましくは、Rはメチルであり、Rは直鎖
11−15アルキルまたはC16−18アルキルまたはアルケニル鎖、例えば
ココナッツアルキル、またはそれらの混合物であり、Zは、還元性アミン化反応
で、還元糖、例えばグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、から
誘導される。 使用するのに好適な陰イオン系界面活性剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホネ
ート、C〜C20カルボン酸(すなわち脂肪酸)の直線状エステルを包含する
アルキルエステルスルホネート界面活性剤であるが、これは「The Journal of th
e American Oil Chemists Society」, 52(1975), pp.323-329 により気体状SO でスルホン化されている。好適な出発物質は、タロウ、パーム油、等に由来す
る様な天然脂肪物質を包含する。
【0118】 特に洗濯用途に好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、下記の
構造式を有するアルキルエステルスルホネート界面活性剤を含んでなる。
【0119】
【化7】
【0120】 式中、RはC〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれら
の組合せであり、RはC〜Cヒドロカルビル、好ましくはアルキル、また
はそれらの組合せであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性の塩を形
成する陽イオンである。好適な塩形成陽イオンには、ナトリウム、カリウムおよ
びリチウムの様な金属、および置換された、または置換されていないアンモニウ
ム陽イオン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエ
タノールアミン、がある。好ましくは、RはC10〜C16アルキルであり、
はメチル、エチルまたはイソプロピルである。RがC10〜C16アルキ
ルであるメチルエステルスルホネートが特に好ましい。
【0121】 他の好適な陰イオン系界面活性剤は、式ROSOMの水溶性塩または酸であ
るアルキルサルフェート界面活性剤を含むが、式中、Rは好ましくはC10〜C 24 ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキル
またはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒド
ロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン(
例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウムまたは置換され
たアンモニウム(例えばメチル、ジメチル、およびトリメチルアンモニウム陽イ
オンおよび第4級アンモニウム陽イオン、例えばテトラメチル−アンモニウムお
よびジメチルピペリジニウム陽イオンおよびアルキルアミン、例えばエチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、に由来する第4級アンモニウム陽イオ
ン、およびそれらの混合物、等)である。典型的には、低い洗濯温度(例えば約
50℃未満)にはC12〜C16のアルキル鎖が好ましく、高い洗濯温度(例え
ば約50℃を超える)にはC16〜C18のアルキル鎖が好ましい。
【0122】 本発明の洗浄組成物は、洗浄目的に有用な他の陰イオン系界面活性剤も包含す
ることができる。これらの界面活性剤には、セッケンの塩(例えばナトリウム、
カリウム、アンモニウム、および置換アンモニウムの塩、例えばモノ−、ジ−お
よびトリエタノールアミン塩、が挙げられる)、C〜C22第1級または第2
級アルカンスルホネート、C〜C24オレフィンスルホネート、アルカリ土類
金属クエン酸塩の熱分解生成物のスルホン化により製造されるスルホン化ポリカ
ルボン酸(例えば英国特許第1,082,179号に記載されている)、C
24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(10モルまでのエチレン
オキシドを含む)、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグリセロー
ルスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノール
エチレンオキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルホ
スフェート、イセチオネート、例えばアシルイセチオネート、N−アシルタウレ
ート、アルキルスクシナメートおよびスルホスクシネート、スルホスクシネート
のモノエステル(特に飽和および不飽和C12〜C18モノエステル)およびス
ルホスクシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C〜C12ジエステル
)、アシルサルコシネート、アルキル多糖のサルフェート、例えばアルキルポリ
グルコシドのサルフェート(以下に記載する非イオン系非硫酸化化合物)、分岐
鎖第1級アルキルサルフェート、およびアルキルポリエトキシカルボキシレート
、例えば式RO(CHCHO)−CHCOO−M(式中、RはC〜C 22 アルキルであり、kは1〜10の整数であり、Mは可溶性塩を形成する陽イ
オンである)の物質、が挙げられる。樹脂酸および水素化樹脂酸、例えばロジン
、水素化ロジン、およびトール油中に存在する、またはトール油に由来する樹脂
酸および水素化樹脂酸、も好適である。
【0123】 その他の例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Schwartz, Perry
およびBerch によるVol. I およびII)に記載されている。各種のその様な界面活
性剤は、ここに参考として含める米国特許第3,929,678号、1975年
12月30日にLaughlin, et al.に公布、段落23、58行〜段落29、23行
にも一般的に記載されている。
【0124】 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には約1〜約40重量%、好
ましくは約3〜約20重量%、のその様な陰イオン系界面活性剤を含んでなる。
【0125】 非常に好ましい陰イオン系界面活性剤は、アルキルアルコキシル化サルフェー
ト界面活性剤を包含するが、これは、式RO(A)SOMの水容性塩または酸
であり、式中、Rは、C10〜C24アルキル成分を有する、置換されていない
10〜C24アルキルまたはヒドロキシアルキル基、好ましくはC12〜C アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキル
またはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、
mはゼロより大きく、典型的には約0.5〜約6、より好ましくは約0.5〜約
3であり、MはHまたは陽イオンであり、例えば金属陽イオン(例えばナトリウ
ム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、等)、アンモニウムまた
は置換されたアンモニウム陽イオンでよい。アルキルエトキシル化サルフェート
ならびにアルキルプロポキシル化サルフェートをここでは意図している。置換ア
ンモニウム陽イオンの具体例には、メチル、ジメチル、トリメチルアンモニウム
陽イオンおよび第4級アンモニウム陽イオン、例えばテトラメチル−アンモニウ
ムおよびジメチルピペリジニウム陽イオンおよびアルキルアミンに由来する陽イ
オン、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、それらの混合
物、等がある。代表的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレ
ート(1.0)サルフェート(C12〜C18E(1.0)M)、C12〜C アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート(C12〜C18E(
2.25)M)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフ
ェート(C12〜C18E(3.0)M)、およびC12〜C18アルキルポリ
エトキシレート(4.0)サルフェート(C12〜C18E(4.0)M)であ
り、ここでMはナトリウムおよびカリウムから選択するのが有利である。
【0126】 本発明の洗浄組成物は、陽イオン系、両性(ampholytic)、双生イオン系、およ
び半極性界面活性剤、並びにすでに説明した界面活性剤以外の非イオン系および
/または陰イオン系界面活性剤も含むことができる。
【0127】 本発明の洗浄組成物に使用するのに好適な陽イオン系洗浄界面活性剤は、1個
の長鎖ヒドロカルビル基を有する界面活性剤である。その様な陽イオン系界面活
性剤の例としては、アンモニウム界面活性剤、例えばアルキルトリメチルアンモ
ニウムハロゲン化物、および下記の式を有する界面活性剤がある。
【0128】 [R(OR)][R(OR)] 式中、Rは、アルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルまた
はアルキルベンジル基であり、各Rは、−CHCH−、−CHCH(C
)−、−CHCH(CHOH)−、−CHCHCH−、およびそ
れらの混合物からなる群から選択され、各Rは、C〜Cアルキル、C
ヒドロキシアルキル、2個のR基を結合して形成されるベンジル環構造、
−CHCHOH−CHOHCORCHOHCHOH(ここでRはヘキソ
ースまたは分子量が約1000未満であるヘキソース重合体である)、およびy
が0でない場合は水素、からなる群から選択され、RはRと同一であるか、
またはアルキル鎖であり、その際RとRの炭素総数は約18以下であり、各
yは0〜約10であり、y値の合計は0〜約15であり、Xはすべての相容性の
ある陰イオンである。
【0129】 本発明に好適な第4級アンモニウム界面活性剤は、式(I)を有し、
【0130】
【化8】
【0131】 式中、R1は短鎖長アルキル(C6〜C10)または式(II)のアルキルアミドアルキ
ルであり、
【0132】
【化9】
【0133】 式中、yは2〜4、好ましくは3であり、 R2はHまたはC1〜C3アルキルであり、 xは0〜4、好ましくは0〜2、最も好ましくは0であり、 R3 、R4 およびR5 は、同一であるか、または異なるものであって、短鎖アル
キル(C1〜C3)または式IIIのアルコキシル化アルキルであり、 Xは対イオン、好ましくはハロゲン化物、例えば塩化物またはメチルサルフ
ェートである。
【0134】
【化10】
【0135】 式中、R6はC〜Cであり、zは1または2である。
【0136】 好ましい第4級アンモニウム界面活性剤は、式Iの、 RがC、C10またはそれらの混合物であり、x=0であり、 R、R=CHおよびR=CHCHOHである界面活性剤である。 非常に好ましい陽イオン系界面活性剤は、本組成物で有用な水溶性第4級アン
モニウム化合物であり、下記の式を有する
【0137】 R (i) 式中、RはC〜C16アルキルであり、R、RおよびRのそれぞれは
独立してC〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、ベンジル、およ
び−(C40)H(ここでxは2〜5の値を有する)であり、Xは陰イオン
である。R、RまたはRの2個以上がベンジルであるべきではない。
【0138】 Rに好ましいアルキル鎖長は、特にアルキル基がココナッツまたはパーム
核脂肪に由来する鎖長の混合物であるか、またはオレフィン蓄積により合成的に
、あるいはOXOアルコール合成により製造される場合は、C12〜C15であ
る。 R、RおよびRに好ましい基は、メチルおよびヒドロキシエチル基であり
、陰イオンXはハロゲン化物、メトサルフェート、アセテートおよびホスフェー
トイオンから選択することができる。
【0139】 ここで使用するのに好適な式(i) の第4級アンモニウム化合物の例は、 ココナッツトリメチルアンモニウム塩化物または臭化物、 ココナッツメチルジヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 デシルトリエチルアンモニウム塩化物、 デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 C12−15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 ココナッツジメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩化物または臭化物、 ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、 ラウリルジメチルベンジルアンモニウム塩化物または臭化物、 ラウリルジメチル(エテノキシ)アンモニウム塩化物または臭化物、 コリンエステル(式(i) の、R
【0140】
【化11】
【0141】 であり、Rがメチルである化合物)、 ジ−アルキルイミダゾリン[式(i) の化合物] である。
【0142】 ここで有用な他の陽イオン系界面活性剤は、米国特許第4,228,044号
、Cambre、1980年10月14日公布、およびヨーロッパ特許出願第EP00
0,224号にも記載されている。
【0143】 典型的な陽イオン系布地軟化成分は水溶性第4級アンモニウム布地軟化活性成
分またはそれらの対応するアミン前駆化合物を包含し、最も一般的に使用されて
いるのは、二長鎖アルキルアンモニウムの塩化物およびメチルサルフェートであ
る。これらの中で好ましい陽イオン系軟化剤には、 1)ジタロウジメチルアンモニウム塩化物(DTDMAC)、 2)ジ水素化タロウジメチルアンモニウム塩化物、 3)ジ水素化タロウジメチルアンモニウムメチルサルフェート、 4)ジステアリルジメチルアンモニウム塩化物、 5)ジオレイルジメチルアンモニウム塩化物、 6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩化物、 7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウム塩化物、 8)タロウトリメチルアンモニウム塩化物、 9)水素化タロウトリメチルアンモニウム塩化物、 10)C12−14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウム塩化物、 11)C12−18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム塩化物、 12)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウム塩化物(DSOE
DMAC)、 13)ジ(タロウ−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウム塩化物、 14)ジタロウイミダゾリニウムメチルサルフェート、 15)1−(2−タロウイルアミドエチル)−2−タロウイルイミダゾリニウム
メチルサルフェート が挙げられる。
【0144】 伝統的に使用されている二長鎖アルキルアンモニウム塩化物およびメチルサル
フェートに代わるものとして、生物分解性第4級アンモニウム化合物が開発され
ている。その様な第4級アンモニウム化合物は、カルボキシ基の様な官能基によ
り中断された長鎖アルキル(アルケニル)基を含む。該材料およびそれらを含む
布地軟化組成物は、多くの文献、例えばヨーロッパ特許第EP−A−0,040
,562号および第EP−A−0,239,910号、に記載されている。
【0145】 ここで第4級アンモニウム化合物およびアミン前駆物質は下記の式(I) または
(II)を有する。
【0146】
【化12】
【0147】 式中、Qは−O−C(O)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−O−、 NR−C(O)−、−C(O)−NRから選択され、 Rは(CH)−Q−TまたはTであり、 Rは(CH)−Q−TまたはTまたはRであり、 RはC〜CアルキルまたはC〜CヒドロキシアルキルまたはHであり
、RはHまたはC〜CアルキルまたはC〜Cヒドロキシアルキルであ
り、T、T、T、T、Tは、独立して、C11〜C22アルキルまた
はアルケニルであり、 nおよびmは1〜4の整数であり、 Xは軟化剤と相容性がある陰イオンである。
【0148】 軟化剤と相容性がある陰イオンの例としては、塩化物またはメチルサルフェー
トがあるが、これらに限定するものではない。
【0149】 アルキル、またはアルケニル、鎖T、T、T、T、Tは、少なくと
も11個の炭素原子、好ましくは少なくとも16個の炭素原子を含まなければな
らない。鎖は直鎖でも分岐鎖でもよい。 タロウは、長鎖アルキルおよびアルケニル材料の都合の良い、安価な供給源で
ある。T、T、T、T、Tがタロウに典型的な長鎖材料の混合物を代
表する化合物が特に好ましい。
【0150】 本発明の水性布地軟化組成物に使用するのに好適な第4級アンモニウム化合物
の具体例には、 1)N,N−ジ(タロウイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウ
ム塩化物、 2)N,N−ジ(タロウイル−オキシ−エチル)−N−メチル,N−(2−ヒド
ロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート、 3)N,N−ジ(2−タロウイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジ
メチルアンモニウム塩化物、 4)N,N−ジ(2−タロウイル−オキシ−エチルカルボニル−オキシ−エチル
)−N,N−ジメチルアンモニウム塩化物、 5)N−(2−タロウイル−オキシ−2−エチル)−N−(2−タロウイル−オ
キシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウム塩化物、 6)N,N,N−トリ(タロウイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウ
ム塩化物、 7)N−(2−タロウイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N−(タロウイル
−N,N−ジメチルアンモニウム塩化物、および 8)1,2−ジタロウイル−オキシ−3−トリメチルアンモニオプロパン塩化物
、および上記の物質のいずれかの混合物 が挙げられる。
【0151】 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約25重量%、
好ましくは約1〜約8重量%のその様な陽イオン系界面活性剤を含んでなる。
【0152】 本発明の洗浄組成物には、両性(ampholytic)界面活性剤も好適である。これら
の界面活性剤は、第2級および第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第
2級および第3級アミンの、脂肪族基が直鎖または分岐鎖でよい脂肪族誘導体と
して大まかに説明することができる。脂肪族置換基の一つは少なくとも約8個の
炭素原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を含み、少なくとも一つは陰イ
オン系の水溶性付与基、例えばカルボキシ、スルホネート、サルフェート、を含
む。両性(ampholytic)界面活性剤の例に関しては、米国特許第3,929,67
8号、1975年12月30日、Laughlin et al. に公布、段落19、18〜3
5行、参照。
【0153】 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約15重量%、
好ましくは約1〜約10重量%、のその様な両性(ampholytic)界面活性剤を含ん
でなる。
【0154】 洗浄組成物には、双生イオン系界面活性剤も好適である。これらの界面活性剤
は、第2級および第3級アミンの誘導体、複素環式第2級および第3級アミンの
誘導体、または第4級アンモニウム、第4級ホスホニウムまたは第3級スルホニ
ウム化合物の誘導体として大まかに説明することができる。双生イオン系界面活
性剤の例に関しては、米国特許第3,929,678号、1975年12月30
日、Laughlin et al. に公布、段落19、38行〜段落22、48行、参照。 包含される場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約15重量%、
好ましくは約1〜約10重量%、のその様な双生イオン系界面活性剤を含んでな
る。
【0155】 半極性非イオン系界面活性剤は、非イオン系界面活性剤の特殊な一群であり、
約10〜約18個の炭素原子を有する1個のアルキル部分、および約1〜約3個
の炭素原子を含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選択さ
れた2個の部分を含む水溶性アミンオキシド、約10〜約18個の炭素原子を有
する1個のアルキル部分、および約1〜約3個の炭素原子を含むアルキル基およ
びヒドロキシアルキル基からなる群から選択された2個の部分を含む水溶性ホス
フィンオキシド、および約10〜約18個の炭素原子を有する1個のアルキル部
分、および約1〜約3個の炭素原子を含むアルキルおよびヒドロキシアルキル部
分からなる群から選択された1個の部分を含む水溶性スルホキシドが挙げられる
。 半極性非イオン系洗浄界面活性剤は、下記の式を有するアミンオキシド界面
活性剤を包含する。
【0156】
【化13】
【0157】 式中、Rは、約8〜約22個の炭素原子を含むアルキル、ヒドロキシアルキル
、またはアルキルフェニル基またはそれらの混合物であり、Rは約2〜約3個
の炭素原子を含むアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基、またはそれらの混
合物であり、xは0〜約3であり、各Rは、約1〜約3個の炭素原子を含むア
ルキルまたはヒドロキシアルキル基であるか、または約1〜約3個のエチレンオ
キシド基を含むポリエチレンオキシド基である。R基は、例えば酸素または窒
素原子を通して互いに付加し、環構造を形成することもできる。
【0158】 これらのアミンオキシド界面活性剤は特にC10〜C18アルキルジメチルア
ミンオキシド、およびC〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドを含む。
【0159】 そこに含まれる場合、本発明の洗浄組成物は、典型的には0.2〜約15重量
%、好ましくは約1〜約10重量%、のその様な半極性非イオン系界面活性剤を
含んでなる。 本発明の洗浄組成物は、第1級または第3級アミンの群から選択された共界面
活性剤をさらに含んでなることができる。
【0160】 ここで使用するのに好適な第1級アミンとしては、式RNHを有するアミ
ンがあり、式中、RはC〜C12、好ましくはC〜C10アルキル鎖また
はRX(CH)であり、Xは−O−、−C(O)NH−または−NH−であり
、RはC〜C12アルキル鎖であり、nは1〜5、好ましくは3である。 Rアルキル鎖は直鎖または分岐鎖でよく、12個まで、好ましくは5個未満
のエチレンオキシド部分で中断されていてよい。
【0161】 上記の式に従う好ましいアミンはn−アルキルアミンである。ここで使用する
のに好適なアミンは、1−ヘキシルアミン、1−オクチルアミン、1−デシルア
ミンおよびラウリルアミンから選択することができる。他の好ましい第1級アミ
ンには、C8〜C10オキシプロピルアミン、オクチルオキシプロピルアミン、2 −エチルヘキシル−オキシプロピルアミン、ラウリルアミドプロピルアミンおよ
びアミドプロピルアミンが挙げられる。 ここで使用するのに好適な第3級アミンは、式RNを有する第3級
アミンを包含し、R1 およびR2 はC〜Cアルキル鎖または
【0162】
【化14】
【0163】 であり、RはC〜C12、好ましくはC〜C10アルキル鎖であるか、
またはRはRX(CH)であり、ここでXは−O−、−C(O)NH−また
は−NH−であり、RはC〜C12であり、nは1〜5、好ましくは2〜3
である。RはHまたはC〜Cアルキルであり、xは1〜6である。R
よびRは直鎖または分岐鎖でよく、Rアルキル鎖は、12個まで、好ましく
は5個未満のエチレンオキシド部分で中断されていてよい。
【0164】 好ましい第3級アミンは式RNを有し、式中、R1 はC6〜C12ア ルキル鎖であり、R2 およびR3 はC1〜C3アルキルまたは
【0165】
【化15】
【0166】 であり、R5 はHまたはCH3 であり、x=1〜2である。
【0167】 下記の式を有するアミドアミンも好ましい。
【0168】
【化16】
【0169】 式中、RはC〜C12アルキルであり、nは2〜4であり、好ましくはnは
3であり、RおよびRはC〜Cである。
【0170】 本発明の最も好ましいアミンには、1−オクチルアミン、1−ヘキシルアミン
、1−デシルアミン、1−ドデシルアミン、C8-10オキシプロピルアミン、Nコ
コ1−3ジアミノプロパン、ココナッツアルキルジメチルアミン、ラウリルジメ
チルアミン、ラウリルビス(ヒドロキシエチル)アミン、ココビス(ヒドロキシ
エチル)アミン、2モルプロポキシル化したラウリルアミン、2モルプロポキシ
ル化したオクチルアミン、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、C8-10アミ
ドプロピルジメチルアミンおよびC10アミドプロピルジメチルアミンが挙げられ
る。 本組成物に使用するのに最も好ましいアミンは、1−ヘキシルアミン、1
−オクチルアミン、1−デシルアミン、1−ドデシルアミンである。特に望まし
いのは、n−ドデシルジメチルアミンおよびビスヒドロキシエチルココナッツア
ルキルアミンおよび7倍エトキシル化したオレイルアミン、ラウリルアミドプロ
ピルアミンおよびココアミドプロピルアミンである。
【0171】色保護および布地保護特性 ある種の色保護特性を与える技術も含むことができる。これらの技術の例は、
色を保持するためのメタロ触媒である。その様なメタロ触媒は、審査中のヨーロ
ッパ特許出願第92870181.2号に記載されている。色保護/布地保護技
術の他の例は染料固定剤、しわ防止および吸水性改良用のポリオレフィン分散液
、色保護処理および香料付着性用の香料およびアミノ官能性重合体であり、審査
中の特許出願第96870140.9号、1996年11月7日提出、に記載さ
れている。
【0172】 本発明の洗浄組成物には、布地軟化剤も配合することができる。これらの薬剤
は、無機系でも有機系でもよい。代表的な無機軟化剤は、英国特許第GB−A−
1400898号および米国特許第5,019,292号に記載されているスメ
クタイトクレーである。有機布地軟化剤には、英国特許第GB−A−15142
76号およびヨーロッパ特許第EP−B 0011340号に記載されている非
水溶性第3級アミン、およびそれらの、ヨーロッパ特許第EP−B−00265
27号および第EP−B−0026528号に記載されているモノC12〜C14第
4級アンモニウム塩との組合せ、および第EP−B−0242919号に記載さ
れている二長鎖アミドが挙げられる。布地軟化系の他の有用な有機成分は、ヨー
ロッパ特許第EP−A−0299575号および第0313146号に記載され
ている高分子量ポリエチレンオキシド材料を包含する。
【0173】 スメクタイトクレーは、一般的に2〜20重量%、より好ましくは5〜15重
量%の量で、乾燥混合成分として、処方物の残りの成分に加える。有機布地軟化
剤、例えば非水溶性第3級アミンまたは二長鎖アミド材料、は0.5〜5重量%
、一般的には1〜3重量%の量で加え、高分子量ポリエチレンオキシド材料およ
び水溶性陽イオン系材料は0.1〜2重量%、通常は0.15〜1.5重量%の
量で加える。これらの材料は一般的には組成物の噴霧乾燥した部分に加えるが、
場合によっては、乾燥混合粒子として加えるか、または溶融液体として組成物の
他の固体成分上にスプレーするのがより好都合である。
【0174】ビルダー系 本発明の組成物は、ビルダー系をさらに含んでなることができる。通常のすべ
てのビルダー系が使用に好適であり、アルミノケイ酸塩材料、ケイ酸塩、ポリカ
ルボキシレート、アルキル−またはアルケニル−コハク酸および脂肪酸、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンアセテートの様な
材料、金属イオン封鎖剤、例えばアミノポリホスホネート、特にエチレンジアミ
ンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホ
ン酸が挙げられる。リン酸塩ビルダーもここで使用できる。
【0175】 好適なビルダーは、無機イオン交換材料、一般的に無機水和アルミノケイ酸塩
材料、より詳しくは、水和合成ゼオライト、例えば水和ゼオライトA、X、B、
HSまたはMAPでよい。 別の好適な無機ビルダー材料は、層状ケイ酸塩、例えばSKS−6(Hoechst)
である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる結晶性
層状ケイ酸塩である。
【0176】 1個のカルボキシ基を含む好適なポリカルボン酸塩には、ベルギー特許第83
1,368号、第821,369号および第821,370号に記載されている
様な乳酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体が挙げられる。2個のカ
ルボキシ基を含むポリカルボン酸塩には、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオ
キシ)ジ酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸およびフマ
ル酸の水溶性塩、ならびに独国公報第2,446,686号および第2,446
,687号および米国特許第3,935,257号に記載されているエーテルカ
ルボン酸塩およびベルギー特許第840,623号に記載されているスルフィニ
ルカルボン酸塩が挙げられる。3個のカルボキシ基を含むポリカルボン酸塩には
、特に水溶性のクエン酸塩、アコニット酸塩およびシトラコン酸塩、ならびにコ
ハク酸塩誘導体、例えば英国特許第1,379,241号に記載されているカル
ボキシメチルオキシコハク酸塩、オランダ国出願第7205873号に記載され
ているラクトキシコハク酸塩、およびオキシポリカルボン酸塩材料、例えば英国
特許第1,387,447号に記載されている2−オキサ−1,1,3−プロパ
ントリカルボン酸塩が挙げられる。
【0177】 4個のカルボキシ基を含むポリカルボン酸塩には、英国特許第1,261,8
29号に記載されているオキシジコハク酸塩、1,1,2,2−エタンテトラカ
ルボン酸塩、1,1,3,3−プロパンテトラカルボン酸塩および1,1,2,
3−プロパンテトラカルボン酸塩が挙げられる。スルホ置換基を含むポリカルボ
ン酸塩には、英国特許第1,398,421号および第1,398,422号、
および米国特許第3,936,448号に記載されているスルホコハク酸塩誘導
体、および英国特許第1,082,179号に記載されているスルホン化熱分解
クエン酸塩が挙げられ、ホスホン置換基を含むポリカルボン酸塩は英国特許第1
,439,000号に記載されている。
【0178】 脂環式および複素環式ポリカルボン酸塩には、シクロペンタン−シス、シス、
シス−テトラカルボン酸塩、シクロペンタジエニドペンタカルボン酸塩、2,3
,4,5−テトラヒドロフラン−シス、シス、シス−テトラカルボン酸塩、2,
5−テトラヒドロフラン−シス−ジカルボン酸塩、2,2,5,5−テトラヒド
ロフラン−テトラカルボン酸塩、1,2,3,4,5,6−ヘキサン−ヘキサカ
ルボン酸塩、および多価アルコール、例えばソルビトール、マンニトールおよび
キシリトール、のカルボキシメチル誘導体が挙げられる。芳香族ポリカルボン酸
塩には、英国特許第1,425,343号に記載されているメリト酸、ピロメリ
ト酸およびフタル酸誘導体が挙げられる。 上記の中で、好ましいポリカルボン酸塩は分子1個あたり3個までのカルボキ
シ基を含むヒドロキシカルボン酸塩、特にクエン酸塩である。
【0179】 本組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、非水溶性アルミノケイ酸塩ビ
ルダー、例えばゼオライトAまたは層状ケイ酸塩(SKS−6)、および水溶性
のカルボン酸塩キレート化剤、例えばクエン酸、の混合物を包含する。 好ましいビルダー系は、非水溶性アルミノケイ酸塩ビルダー、例えばゼオライ
トA、および水溶性のカルボン酸塩キレート化剤、例えばクエン酸、の混合物を
含む。本発明の液体組成物に使用するのに好ましいビルダー系は、セッケンおよ
びポリカルボン酸塩である。
【0180】 顆粒状組成物に使用するビルダー系の一部を構成し得る他のビルダー材料には
、無機材料、例えばアルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、および有機材
料、例えば有機ホスホン酸塩、アミノポリアルキレンホスホン酸塩およびアミノ
ポリカルボン酸塩、が挙げられる。
【0181】 他の好適な水溶性有機塩は、ポリカルボン酸が、2個以下の炭素原子により互
いに分離された少なくとも2個のカルボキシル基を含んでなる、単独重合体状ま
たは共重合体状酸またはそれらの塩である。この種の重合体は、英国特許第GB
−A−1,596,756号に記載されている。その様な塩の例は、分子量20
00〜5000のポリアクリレートおよびそれらの無水マレイン酸との共重合体
であり、その様な共重合体は、分子量が20,000〜70,000、特に約4
0,000である。
【0182】 洗剤用ビルダー塩は、一般的に組成物の5〜80重量%、好ましくは10〜7
0重量%、最も一般的には30〜60重量%の量で含まれる。
【0183】キレート化剤 本発明の洗浄組成物は、所望により1種以上の鉄および/またはマンガンキレ
ート化剤を含むこともできる。その様なキレート化剤は、すべて以下に記載する
アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能置換された芳香族キレー
ト化剤およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。理論に縛ら
れる積もりはないが、これらの材料の利点は、一部、可溶性キレートを形成する
ことにより鉄およびマンガンを洗濯溶液から除去する、非常に優れた能力による
と考えられる。
【0184】 所望により使用するキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、
エチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミント
リアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネー
ト、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタ
アセテート、およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アンモニウ
ム、および置換アンモニウム塩、およびそれらの混合物がある。
【0185】 アミノホスホネートは、洗剤組成物中に少なくとも少量の総リン含有量が許容
される場合、本発明の組成物中のキレート化剤としても有用であり、DEQUEST の
様なエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)がある。これらのア
ミノホスホネートは、炭素数が約6を超えるアルキルおよびアルケニル基を含ま
ないのが好ましい。
【0186】 多官能置換された芳香族キレート化剤も本発明の組成物に有用である。米国特
許第3,812,044号、1974年5月21日Connor et al. に公布、参照
。酸の形態のこの種の好ましい化合物は、ジヒドロキシジスルホベンゼン、例え
ば1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン、である。
【0187】 ここで使用するのに好ましい生物分解性キレート化剤は、エチレンジアミンジ
コハク酸塩(“EDDS”)、特に米国特許第4,704,233号、1987
年11月3日Hartman およびPerkins に公布、に記載されている[S,S]異性
体である。
【0188】 本発明の組成物は、水溶性メチルグリシンジ酢酸(MGDA)塩(または酸形
態)も、キレート化剤として、または例えばゼオライト、層状ケイ酸塩、等の不
溶性ビルダーと併用できる共ビルダーとして含むことができる。 使用する場合、これらのキレート化剤は、一般的に本発明の洗剤組成物の約0
.1〜約15重量%を占める。より好ましくは、使用する場合、これらのキレー
ト化剤は、その様な組成物の約0.1〜約3.0重量%を占める。
【0189】発泡抑制剤 もう一つの所望により使用する成分は、シリコーン、およびシリカ−シリコー
ン混合物により代表される発泡抑制剤である。シリコーンは一般的にアルキル化
ポリシロキサン材料により代表されるのに対し、シリカは通常、シリカエーロゲ
ルおよびキセロゲルおよび各種の疎水性シリカにより代表される、細かく分割さ
れた形態で使用される。これらの材料は粒子として配合することができ、その際
、発泡抑制剤は、水溶性または水分散性の、非表面活性洗剤が実質的に浸透し得
ないキャリヤー中に放出できる様に配合される。あるいは、発泡抑制剤は液体キ
ャリヤー中に溶解または分散させ、他の成分の1種以上の上にスプレーにより塗
布することができる。
【0190】 好ましいシリコーン発泡調整剤は、Bartollota et al. の米国特許第3933
672号に記載されている。他の特に有用な発泡抑制剤は独国特許出願第DTO
S2646126号、1977年4月28日公開、に記載されている自己乳化シ
リコーン発泡抑制剤である。その様な化合物の例は、Dow Corning から市販のシ
ロキサン−グリコール共重合体であるDC-544である。特に好ましい発泡調整剤は
、シリコーン油と2−アルキル−アルカノールの混合物を含んでなる発泡抑制剤
系である。好適な2−アルキル−アルカノールは、Isofol 12 R の商品名で市販
されている2−ブチル−オクタノールである。
【0191】 その様な発泡抑制剤系は、審査中のヨーロッパ特許出願第N92870174
.7号、1992年11月10日提出、に記載されている。 特に好ましいシリコーン発泡調整剤は、審査中のヨーロッパ特許出願第N°9
2201649.8号に記載されている。該組成物は、シリコーン/シリカ混合
物を、Aerosil (商品名)の様な非多孔質ヒュームシリカとの組合せで含んでな
ることができる。
【0192】 上記の発泡抑制剤は、一般的に組成物0.001〜2重量%、好ましくは0.
01〜1重量%の量で使用する。
【0193】他の成分 洗浄組成物に使用される他の成分、例えば汚れ分散剤、汚れ遊離剤、光学ブラ
イトナー、研磨材、殺菌剤、曇り防止剤、着色剤、および/またはカプセル収容
された、またはカプセル収容されていない香料、を使用することができる。 特に好適なカプセル収容材料は、英国特許第1,464,616号に記載され
ている様な、多糖およびポリヒドロキシ化合物のマトリックスからなる水溶性の
カプセルである。
【0194】 他の好適な水溶性カプセル収容材料は、米国特許第3,455,838号に記
載されている様な、置換ジカルボン酸のゼラチン化されていないデンプン酸−エ
ステルに由来するデキストリンを含んでなる。これらの酸−エステルデキストリ
ンは、好ましくはワックス状トウモロコシ、ワックス状モロコシ、サゴ、タピオ
カおよびジャガイモの様なデンプンから製造される。該カプセル収容材料の好例
は、National Starch 製のN-Lok を包含する。N-Lok カプセル収容材料は、変性
トウモロコシデンプンおよびグルコースからなる。このデンプンは、単官能性置
換基、例えば無水コハク酸オクテニル、を加えることにより変性されている。
【0195】 ここで好適な再付着防止剤および汚れ分散剤には、セルロース誘導体、例えば
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロ
ース、および単独重合体状または共重合体状ポリカルボン酸またはそれらの塩が
挙げられる。この種の重合体は、ビルダーとして前に記載したポリアクリレート
および無水マレイン酸−アクリル酸共重合体、ならびに無水マレイン酸とエチレ
ン、メチルビニルエーテルまたはメタクリル酸の、無水マレイン酸が共重合体の
少なくとも20モル%を構成する共重合体、を含む。これらの材料は、一般的に
組成物の0.5〜10重量%、より好ましくは0.75〜8重量%、最も好まし
くは1〜6重量%の量で使用する。
【0196】 好ましい光学ブライトナーは陰イオン系であり、その例は、4,4’−ビス(
2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)ス
チルベン−2:2’ジスルホン酸二ナトリウム、4,−4’−ビス(2−モルホ
リノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ−スチルベン−2:2’
−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス(2,4−ジアニリノ−s−トリ
アジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:2’−ジスルホン酸二ナトリウム、
4’,4”−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)
スチルベン−2−スルホン酸一ナトリウム、4,4’−ビス−(2−アニリノ−
4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−
イルアミノ)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビ
ス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン−2
,2’−ジスルホン酸二ナトリウム、4,4’−ビス−(2−アニリノ−4−(
1−メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ
)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸二ナトリウム、2(スチルビル−4”−
(ナフト−1’,2’:4,5)−1,2,3−トリアゾール−2”−スルホン
酸ナトリウム、および4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニルである
。非常に好ましいブライトナーは、審査中のヨーロッパ特許出願第952019
43.8号の特殊なブライトナーである。
【0197】 他の有用な重合体状材料は、ポリエチレングリコール、特に分子量が1000
〜10000、より好ましくは2000〜8000、最も好ましくは約4000
のポリエチレングリコールである。これらの材料は0.20〜5重量%、より好
ましくは0.25〜2.5重量%の量で使用する。これらの重合体および前に記
載した単独重合体状または共重合体状ポリカルボン酸塩は、白さの保持、布地灰
分付着、および遷移金属不純物の存在下での粘土、タンパク質系および酸化性汚
れに対する洗浄性能改善に重要である。
【0198】 本発明の組成物で有用な汚れ遊離剤は、通常、テレフタル酸とエチレングリコ
ールおよび/またはプロピレングリコール単位の、様々な配置の共重合体または
ターポリマーである。その様な重合体の例は、共に譲渡された米国特許第411
6885号および4711730号および公開ヨーロッパ特許出願第02720
33号に記載されている。ヨーロッパ特許第EP−A−0272033号による
特に好ましい重合体は、下記の式を有する。
【0199】 (CH3(PEG)43)0.75(POH)0.25[T-PO)2.8(T-PEG)0.4]T(PO-H)0.25((PEG)43CH3)0.75 式中、PEGは−(OC)O−であり、POは(OCO)であり、T
は(pcOCCO)である。
【0200】 テレフタル酸ジメチル、スルホイソフタル酸ジメチル、エチレングリコールお
よび1−2プロパンジオールの、末端基が第一にスルホベンゾエートからなり、
第二にエチレングリコールおよび/またはプロパンジオールのモノエステルから
なるランダム共重合体の様な変性ポリエステルも非常に有用である。目標は、両
端でスルホベンゾエート基によりキャップされた重合体を得ることであり、「第
一に」、該共重合体のほとんどがスルホベンゾエート基により末端キャップされ
ている。しかし、一部の共重合体は完全にはキャップされず、従って、それらの
末端基は、「第二に」エチレングリコールおよび/またはプロパン1−2ジオー
ルのモノエステルからなることがある。
【0201】 ここで選択するポリエステルは、約46重量%のジメチルテレフタル酸、約1
6重量%のプロパン−1.2ジオール、約10重量%のエチレングリコール、約
13重量%のジメチルスルホ安息香酸、および約15重量%のスルホイソフタル
酸を含み、分子量が約3,000である。ポリエステルおよびそれらの製造方法
はヨーロッパ特許第EPA311342号に詳細に記載されている。
【0202】 この分野では、水道水中の遊離塩素が洗剤組成物中に含まれる酵素を急速に失
活させることが良く知られている。従って、塩素補集剤、例えば過ホウ酸塩、硫
酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウムまたはポリエチレンイミン、を組成物全体の
約0.1重量%の量で処方物中に使用することにより、洗剤酵素の洗濯中の安定
性が改良される。塩素補集剤を含んでなる組成物は、ヨーロッパ特許出願第92
870018.6号、1992年1月31日提出、に記載されている。
【0203】 アルコキシル化ポリカルボキシレート、例えばポリアクリレートから製造され
る物質、はここで油脂除去性能を追加するのに有用である。その様な物質は、こ
こに参考として含める国際特許第WO91/08281号およびPCT90/0
1815号の4頁以降に記載されている。化学的には、これらの物質は、アクリ
レート単位7〜8個毎に1個のエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含んで
なる。側鎖は式−(CHCHO)(CH)CHを有し、式中、mは2〜
3であり、nは6〜12である。側鎖はポリアクリレート「骨格」にエステル結
合し、「櫛」状重合体型構造を与える。分子量は多様でよいが、典型的には約2
000〜約50,000である。その様なアルコキシル化ポリカルボキシレート
は、本組成物の約0.05〜約10重量%を構成することができる。
【0204】分散剤 本発明の洗浄組成物は、分散剤も含むことができる。好適な水溶性有機塩は、
ポリカルボン酸が、2個以下の炭素原子により互いに分離された少なくとも2個
のカルボキシル基を含んでなる、単独重合体状または共重合体状酸またはそれら
の塩である。この種の重合体は、英国特許第GB−A−1,596,756号に
記載されている。その様な塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレ
ートおよびそれらの無水マレイン酸との共重合体であり、その様な共重合体は、
分子量が1,000〜100,000である。
【0205】 特に、アクリレートおよびメタクリレートの共重合体、例えば分子量が400
0である480N、は組成物の0.5〜20重量%の量で、本発明の洗浄組成物に加
えることができる。
【0206】 本発明の組成物は、以下に定義する石灰セッケン分散力(LSDP)が8以下
、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下である石灰セッケンペプタイザー化
合物を含むことができる。石灰セッケンペプタイザー化合物は、好ましくは0〜
20重量%の量で存在する。
【0207】 石灰セッケンペプタイザーの効果は、H.C. BorghettyおよびC.A. Bergman, J.
Am. Oil. Chem. Soc., 27巻、88〜90頁、(1950)に記載されている
石灰セッケン分散剤試験により測定される石灰セッケン分散力(LSDP)によ
り、数値的に与えられる。この石灰セッケン分散試験法は、この分野の専門家に
より広く使用されており、例えばW.N. Linfield, Surfactant science Series,
7巻、3頁、W.N. Linfield, Tenside surf. det.,27巻、159〜163頁、
(1990)、およびM.K. Nagarajan, W.F. Masler, Cosmetics and Toiletrie
s,104巻、71〜73頁、(1989)に引用されている。LSDPは、33
3 ppmCaCO(Ca:Mg=3:2)当量硬度の水30ml中のオレイン酸ナ
トリウム0.025gにより形成される石灰セッケン沈殿物を分散させるのに必
要な、オレイン酸ナトリウムに対する分散剤の重量%比である。 良好な石灰セッケンペプタイザー能力を有する界面活性剤には、ある種のアミ
ンオキシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよび
エトキシル化アルコールが含まれる。
【0208】 本発明により使用するLSDPが8以下の代表的な界面活性剤には、C16
18ジメチルアミンオキシド、平均エトキシル化度が1〜5であるC12〜C 18 アルキルエトキシサルフェート、特にエトキシル化度が約3であるC12
15アルキルエトキシサルフェート(LSDP=4)、および平均エトキシル
化度が12(LSDP=6)または30であるC14〜C15エトキシル化アル
コール(BASF GmbH からそれぞれLutensol A012 およびLutensol A030 として市
販)が挙げられる。 ここで使用するのに好適な重合体状石灰セッケンペプタイザーは、M.K. Nagar
ajanおよびW.F. Masler による記事、Cosmetics and Toiletries,104巻、7 1〜73頁、(1989)に記載されている。
【0209】 疎水性漂白剤、例えば4−[N−オクタノイル−6−アミノヘキサノイル]ベ
ンゼンスルホネート、4−[N−ノナノイル−6−アミノヘキサノイル]ベンゼ
ンスルホネート、4−[N−デカノイル−6−アミノヘキサノイル]ベンゼンス
ルホネートおよびそれらの混合物、およびノナノイルオキシベンゼンスルホネー
トを、親水性/疎水性漂白剤処方物と共に石灰セッケンペプタイザー化合物とし
て使用することができる。
【0210】染料移動防止 本発明の洗浄組成物は、着色布地が関与する布地洗濯作業の際に、溶解および
分散した染料がある布地から別の布地へ移動するのを防止するための化合物も包
含することができる。
【0211】重合体状染料移動防止剤 本発明の洗浄組成物は、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜2重
量%、より好ましくは0.05〜1重量%の重合体状染料移動防止剤も含んでな
る。該重合体状染料移動防止剤は一般的に、着色した布地から、それと一緒に洗
濯している布地上に染料が移動するのを防止するために配合する。これらの重合
体は、染色した布地から洗い出された浮遊染料が洗濯中の他の洗濯物に付着する
前に、その浮遊染料と錯体形成するか、またはそれを吸着する能力を有する。 特に好適な重合体状染料移動防止剤は、ポリアミンN−オキシド重合体、N−
ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールの共重合体、ポリビニルピロリドン
重合体、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたはそれら
の混合物である。その様な重合体を加えることにより、本発明の酵素の性能も強
化される。
【0212】 a)ポリアミンN−オキシド重合体 ここで使用するのに好適なポリアミンN−オキシド重合体は、下記の構造式を
有する単位を含む。
【0213】
【化17】
【0214】 式中、Pは重合可能な単位であり、そこにR−N−O基が付加し得るか、または
R−N−O基が重合可能な単位の一部を形成するか、または両方の組合せである
【0215】 Aは
【化18】
【0216】 −O−、−S−、−N−であり、xは0または1であり、Rは脂肪族、エトキシ
ル化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組合せであり、そ
こにN−O基の窒素が付加し得るか、またはN−O基の窒素がこれらの基の一部
である。
【0217】 N−O基は下記の一般構造で表される。
【0218】
【化19】
【0219】 式中、R1、R2、およびR3は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基また はそれらの組合せであり、xおよび/またはyおよび/またはzは0または1で
あり、N−O基の窒素が付加し得るか、またはN−O基の窒素がこれらの基の一
部を形成する。
【0220】 N−O基は重合可能な単位(P)の一部でよいか、または重合体骨格に付加し
得るか、または両方の組合せである。 N−O基が重合可能な単位の一部を形成する好適なポリアミンN−オキシドは
、Rが脂肪族、芳香族、脂環式または複素環式基から選択されるポリアミンN−
オキシドを含んでなる。 該ポリアミンN−オキシドの一区分は、N−O基の窒素がR基の一部を形成す
るポリアミンN−オキシド群を含んでなる。好ましいポリアミンN−オキシドは
、Rが複素環式基、例えばピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピ
ペリジン、キノリン、アクリジンおよびそれらの誘導体、である物質である。 該ポリアミンN−オキシドの別の区分は、N−O基の窒素がR基に付加してい
るポリアミンN−オキシドの群を含んでなる。
【0221】 他の好適なポリアミンN−オキシドは、N−O基が重合可能な単位に付加して
いるポリアミンオキシドである。 これらのポリアミンN−オキシドの好ましい区分は、一般式(I) を有し、Rが
芳香族、複素環式または脂環式基であり、N−O官能基の窒素が該R基の一部で
あるポリアミンN−オキシドである。これらの区分の例は、Rが複素環式化合物
、例えばピリジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘導体、であるポリ
アミンオキシドである。 ポリアミンN−オキシドの別の好ましい区分は、一般式(I) を有し、Rが芳香
族、複素環式または脂環式基であり、N−O官能基の窒素が該R基に付加してい
るポリアミンN−オキシドである。 これらの区分の例は、R基が芳香族、例えばフェニル、でよいポリアミンオキ
シドである。
【0222】 形成されるアミンオキシド重合体が水溶性であり、染料移動防止特性を有して
いれば、どの様な重合体骨格でも使用できる。好適な重合体状骨格の例は、ポリ
ビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアクリレートおよびそれらの混合物である。
【0223】 本発明のアミンN−オキシド重合体は、典型的にはアミンのアミンN−オキシ
ドに対する比が10:1〜1:1000000である。しかし、ポリアミンオキ
シド重合体中に存在するアミンオキシド基の量は、適切な共重合により、または
適切なN−酸化の程度により、変えることができる。好ましくは、アミンのアミ
ンN−オキシドに対する比は2:3〜1:1000000である。より好ましく
は1:4〜1:1000000、最も好ましくは1:7〜1:1000000で
ある。本発明の重合体は、実際には、モノマーの1種がアミンN−オキシドであ
り、他のモノマー種がアミンN−オキシドであるか、またはそうでないランダム
またはブロック共重合体を包含する。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド
単位は、pKa<10、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有
する。 ポリアミンオキシドはほとんどすべての重合度で得ることができる。その材料
が所望の水溶性および染料分散力を有していれば、重合度は重要ではない。
【0224】 典型的には、平均分子量は500〜1000,000、好ましくは1,000
〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましくは3
,000〜20,000である。
【0225】 b)N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールの共重合体 本発明で使用するN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン重合体は、平
均分子量が5,000〜1,000,000、好ましくは5,000〜200,
000である。 本発明の洗剤組成物に使用する非常に好ましい重合体は、平均分子量が5,0
00〜50,000、より好ましくは8,000〜30,000、最も好ましく
は10,000〜20,000であるN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリ
ドン共重合体から選択された重合体を含んでなる。 平均分子量範囲は、Barth H.G.およびMays J.W. Chemical Analysis, Vol 113
,「Modern Methods of Polymer Characterization」に記載されている光散乱に より測定される。 非常に好ましいN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン共重合体は平均
分子量が5,000〜50,000、より好ましくは8,000〜30,000
、最も好ましくは10,000〜20,000である。
【0226】 該平均分子量範囲を有することを特徴とするN−ビニルイミダゾールN−ビニ
ルピロリドン共重合体は、優れた染料移動防止特性を発揮し、その共重合体で処
方する洗剤組成物の洗浄性能に悪影響を及ぼすこともない。 本発明のN−ビニルイミダゾールN−ビニルピロリドン共重合体は、N−ビニ
ルイミダゾールのN−ビニルピロリドンに対するモル比が1〜0.2、より好ま
しくは0.8〜0.3、最も好ましくは0.6〜0.4である。
【0227】 c)ポリビニルピロリドン 本発明の洗剤組成物は、平均分子量が約2,500〜約400,000、好ま
しくは約5,000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50
,000、最も好ましくは約5,000〜約15,000であるポリビニルピロ
リドン(「PVP」)を使用することもできる。好適なポリビニルピロリドンは
、ISP Corporation, New York, NY およびMontreal, Canadaから製品名PVP K-15
(粘度分子量10,000)、PVP K-30(平均分子量40,000)、PVP K-60
(平均分子量160,000)、およびPVP K-90(平均分子量360,000)
で市販されている。BASF Cooperationから市販の他の好適なポリビニルピロリド
ンはSokalan HP 165およびSokalan HP 12 、洗剤分野の当業者には公知のポリビ
ニルピロリドン(例えばヨーロッパ特許第EP−A−262,897号および第
EP−A−256,696号参照)を包含する。
【0228】 d)ポリビニルオキサゾリドン 本発明の洗剤組成物は、重合体状染料移動防止剤としてポリビニルオキサゾリ
ドンを使用することもできる。該ポリビニルオキサゾリドンは平均分子量が約2
,500〜約400,000、好ましくは約5,000〜約200,000、よ
り好ましくは約5,000〜約50,000、最も好ましくは約5,000〜約
15,000である。
【0229】 e)ポリビニルイミダゾール 本発明の洗剤組成物は、重合体状染料移動防止剤としてポリビニルイミダゾー
ルを使用することもできる。該ポリビニルイミダゾールは平均約2,500〜約
400,000、好ましくは約5,000〜約200,000、より好ましくは
約5,000〜約50,000、最も好ましくは約5,000〜約15,000
を有する。
【0230】 f)架橋重合体 架橋重合体は、骨格がある程度相互接続した重合体であり、これらの結合は化
学的または物理的でよく、所望により活性基が骨格上または分岐鎖上にあり、架
橋重合体はJournal of Polymer Science, volume 22, 1035-1039頁に記載されて
いる。 一実施態様では、架橋重合体は、3次元的な堅い構造を形成する様に構築され
、その構造が、その3次元構造により形成される細孔の中に染料を閉じ込めるこ
とができる。別の実施態様では、架橋した重合体が膨潤により染料を閉じ込める
。 その様な架橋重合体は、審査中の特許出願第94870213.9号に記載
されている。
【0231】洗濯方法 本発明の組成物は、浸漬法、前処理法、および別の濯ぎ用組成物を加えること
ができる濯ぎ工程を伴う方法を含む、実質的にすべての洗濯または洗浄方法に使
用できる。 ここに記載する方法は、通常の、以下に例示する様式で布地を洗濯溶液と接触
させることを含んでなる。 本発明の方法は、洗浄工程の途中で行なうのが好都合である。この洗浄方法は
、好ましくは5℃〜95℃、特に10℃〜60℃で行なう。処理溶液のpHは好
ましくは7〜12である。
【0232】 好ましい機械食器洗浄方法は、汚れた食器を、有効量の機械食器洗浄または濯
ぎ組成物を溶解または分散させた水性液体で処理することを含んでなる。機械食
器洗浄組成物の通常の有効量とは、3〜10リットルの洗浄体積に溶解または分
散させた製品8〜60gを意味する。 手作業食器洗浄方法では、汚れた食器を有効量の食器洗浄組成物、典型的には
0.5〜20g(処理する皿25枚あたり)、と接触させる。好ましい手作業食
器洗浄方法では、濃縮溶液を皿に塗布するか、または洗剤組成物の大量の希釈溶
液に浸漬する。
【0233】
【実施例】
下記の例は、本発明の組成物を例示するが、本発明の範囲を制限または規定す
るものではない。 洗浄組成物中、酵素の量は、組成物全体に対する純粋酵素の重量で表し、他に
指示がない限り、洗剤成分は組成物全体に対する重量で表す。洗剤組成物中で、
略記された成分は、下記の意味を有する。
【0234】 LAS: ナトリウム直鎖C11−13アルキルベンゼンスルホネート TAS: ナトリウムタロウアルキルサルフェート CxyAS: ナトリウムC1x〜C1yアルキルサルフェート CxySAS: ナトリウムC1x〜C1y第2級(2,3)アルキルサルフェ
ート CxyEz: 平均zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1yの主と
して直鎖の第1級アルコール CxyEzS: 平均zモルのエチレンオキシドと縮合したC1x〜C1yナト
リウムアルキルサルフェート QAS: R.N(CH)(COH)、ここでR=C12〜C14 QAS1: R.N(CH)(COH)、ここでR=C〜C11 APA: C8−10アミドプロピルジメチルアミン セッケン: タロウおよびココナッツ脂肪酸の80/20混合物に由来するナト
リウム直鎖アルキルカルボキシレート 非イオン系物質: C13〜C15混合エトキシル化/プロポキシル化脂肪アル
コール、平均エトキシル化度3.8および平均プロポキシル化度4.5、
【0235】 Neodol 45-13: C14〜C15直鎖第1級アルコールエトキシレート、Shell Chem
ical CO.から販売 STS: トルエンスルホン酸ナトリウム CFAA: C12〜C14アルキルN−メチルグルカミド TFAA: C16〜C18アルキルN−メチルグルカミド TPKFA: C12〜C14topped whole cut脂肪酸 DEQA: ジ−(タロウ−オキシ−エチル)ジメチルアンモニウム塩化物 DEQA(2): ジ−(ソフト−タロウイルオキシエチル)ヒドロキシエチルメ
チルアンモニウムメチルサルフェート DTDMAMS: ジタロウジメチルアンモニウムメチルサルフェート SDASA: 1:2比のステアリルジメチルアミン:三重プレスステアリン酸
ケイ酸塩: 無定形ケイ酸ナトリウム(SiO:NaO比=1.6〜3.2
)メタケイ酸塩: メタケイ酸ナトリウム(SiO:NaO比=1.0) ゼオライトA: 式Na12(AlOSiO)12.27HOの水和アルミノ
ケイ酸ナトリウム、一次粒子径0.1〜10マイクロメートル(重量は無水状態
で表示) NaSKS−6: 式δ−NaSiの結晶性層状ケイ酸塩
【0236】 クエン酸塩: クエン酸三ナトリウム二水和物、活性86.4%、粒子径分布4
25〜850マイクロメートル クエン酸: 無水クエン酸 ホウ酸塩: ホウ酸ナトリウム 炭酸塩: 無水炭酸ナトリウム、粒子径200〜900マイクロメートル 重炭酸塩: 無水炭酸水素ナトリウム、粒子径400〜1200マイクロメート
ル 硫酸塩: 無水硫酸ナトリウム 硫酸Mg: 無水硫酸マグネシウム STPP: トリポリリン酸ナトリウム TSPP: ピロリン酸四ナトリウム MA/AA: アクリレート/マレエート4:1のランダム共重合体、平均分子
量約70,000〜80,000 MA/AA1: アクリレート/マレエート6:4のランダム共重合体、平均分
子量約10,000 AA: ナトリウムポリアクリレート重合体、平均分子量4,500 PA30: ポリアクリル酸、平均分子量約4,500〜8,000 480N: アクリレート/メタクリレート7:3のランダム共重合体、平均分
子量約3,500 Polygel/carbopol: 高分子量架橋ポリアクリレート PB1: 無水過ホウ酸ナトリウム一水和物漂白剤、公称式NaBO.H PB4: 無水過ホウ酸ナトリウム四水和物、公称式NaBO.3HO.H 過炭酸塩: 無水過炭酸ナトリウム、公称式2NaCO.3H
【0237】 NaDCC: ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム TAED: テトラアセチルエチレンジアミン NOBS: ナトリウム塩の形態のノナノイルオキシベンゼンスルホネート NACA−OBS: (6−ノナミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート
DTPA: ジエチレントリアミンペンタ酢酸 HEDP: 1,1−ヒドロキシエタンジホスホン酸 DETPMP: ジエチルトリアミンペンタ(メチレン)ホスホネート、Monsan
toからDequest 2060の商品名で市販 EDDS: エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸、ナトリウム塩の形態の
(S,S)異性体 MnTACN: マンガン1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシク
ロノナン
【0238】 光活性化漂白剤: デキストリン可溶重合体中にカプセル収容したスルホン化亜
鉛フタロシアニン 光活性化漂白剤1: デキストリン可溶重合体中にカプセル収容したスルホン化
アルミノフタロシアニン PAAC: ペンタアミンアセテートコバルト(III) 塩 パラフィン: パラフィン油、Wintershall によりWinog 70の商品名で販売 NaBz: 安息香酸ナトリウム BzP: 過酸化ベンゾイル
【0239】 オキシゲナーゼ: プロトカテキュエート3,4ジオキシゲナーゼ、Sigma から
番号P8279で販売 プロテアーゼ: タンパク質分解酵素、Novo Nordisk A/SによりSavinase、Alca
lase、Durazym 、Gist-BrocadesからMaxacal、Maxapemの商品名で市販、および 国際特許第WO91/06637号および/または第WO95/10591号お
よび/またはヨーロッパ特許第251446号に記載されているプロテアーゼ アミラーゼ: デンプン分解酵素、国際特許第WO94/18314号、第WO
96/05295号に記載され、GenencorによりPurafact Ox Amの商品名で市販
、すべてNovo Nordisk A/SによりTermamyl、FungamylおよびDuramyl の商品名で
市販、および国際特許第WO95/26397号に記載の酵素 リパーゼ: 脂肪分解酵素、Novo Nordisk A/SによりLipolase、Lipolase Ultra
、Gist-Brocades からLipomax の商品名で市販 セルラーゼ: セルロース分解酵素、Novo Nordisk A/SによりCarezyme、Celluz
yme および/またはEndolaseの商品名で市販
【0240】 CMC: ナトリウムカルボキシメチルセルロース PVP: ポリビニル重合体、平均分子量60,000 PVNO: ポリビニルピリジン−N−オキシド、平均分子量50,000 PVPVI: ビニルイミダゾールとビニルピロリドンの共重合体、平均分子量
20,000 ブライトナー1: 二ナトリウム4,4’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェ
ニル ブライトナー2: 二ナトリウム4,4’−ビス(4−アニリノ−6−モルホリ
ノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)スチルベン−2:2’−ジスルホネー
ト シリコーン消泡剤: 分散剤としてシロキサン−オキシアルキレン共重合体を含
むポリジメチルシロキサン気泡調整剤、該気泡調整剤の該分散剤に対する比率1
0:1〜100:1 発泡抑制剤: 12%シリコーン/シリカ、18%ステアリルアルコール、70
%デンプン、顆粒形態 乳白剤: 水性モノスチレンラテックス混合物、BASF株式会社からLytron 621の
商品名で販売
【0241】 SRP1: 陰イオン末端キャップしたポリエステル SRP2: ジエトキシル化ポリ(1,2プロピレンテレフタレート)短ブロッ
ク重合体 QEA: ビス((CO)(CO))(CH)-N-C12-N-
(CH)ビス((CO)-(CO))、ここでn=20〜30 PEI: ポリエチレンイミン、平均分子量1800、平均エトキシル化度7エ
チレンオキシ残基/窒素 SCS: クメンスルホン酸ナトリウム HMWPEO: 高分子量ポリエチレンオキシド PEGx: ポリエチレングリコール、分子量x PEO: ポリエチレンオキシド、平均分子量5,000 TEPAE: テトラエチレンペンタアミンエトキシレート BTA: ベンゾトリアゾール
【0242】 シリカ歯科用研磨材: 沈殿シリカ、Zeodent 119 、J.M. Huberから市販 カルボキシビニル重合体: Carbopol、B.F. Goodrich Chemical Companyから市
販 カラジーナン: Iota Carrageenan、Hercules Chemical Company から市販 pH: 1%蒸留水溶液中、20℃で測定
【0243】例1 本発明により、下記の高密度洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V VI LAS 8.0 8.0 8.0 2.0 6.0 6.0 TAS - 0.5 - 0.5 1.0 0.1 C46(S)AS 2.0 2.5 - - - - C25AS - - - 7.0 4.5 5.5 C68AS 2.0 5.0 7.0 - - - C25E5 - - 3.4 10.0 4.6 4.6 C25E7 3.4 3.4 1.0 - - - C25E3S - - - 2.0 5.0 4.5 QAS - 0.8 - - - - QAS1 - - - 0.8 0.5 1.0 ゼオライトA 18.1 18.0 14.1 18.1 20.0 18.1 クエン酸 - - - 2.5 - 2.5 炭酸塩 13.0 13.0 27.0 10.0 10.0 13.0 Na−SKS−6 - - - 10.0 - 10.0 ケイ酸塩 1.4 1.4 3.0 0.3 0.5 0.3 クエン酸塩 - 1.0 - 3.0 - - 硫酸塩 26.1 26.1 26.1 6.0 - - 硫酸Mg 0.3 - - 0.2 - 0.2 MA/AA 0.3 0.3 0.3 4.0 1.0 1.0 CMC 0.2 0.2 0.2 0.2 0.4 0.4 PB4 9.0 9.0 5.0 - - - 過炭酸塩 - - - - 18.0 18.0 TAED 1.5 0.4 1.5 - 3.9 4.2 NACA−OBS - 2.0 1.0 - - - DETPMP 0.25 0.25 0.25 0.25 - - SRP1 - - - 0.2 - 0.2 EDDS - 0.25 0.4 - 0.5 0.5 CFAA - 1.0 - 2.0 - - HEDP 0.3 0.3 0.3 0.3 0.4 0.4 QEA - - - 0.2 - 0.5 オキシゲナーゼ 0.05 0.05 0.02 0.002 0.005 0.005 プロテアーゼ 0.009 0.009 0.01 0.04 0.05 0.03 アミラーゼ 0.002 0.002 0.002 0.006 0.008 0.008 セルラーゼ 0.0007 - - 0.0007 0.0007 0.0007 リパーゼ 0.006 - - 0.01 0.01 0.01 光活性化漂白剤(ppm) 15 15 15 - 20 20 PVNO/PVPVI - - - 0.1 - - ブライトナー1 0.09 0.09 0.09 - 0.09 0.09 香料 0.3 0.3 0.3 0.4 0.4 0.4 シリコーン消泡剤 0.5 0.5 0.5 - 0.3 0.3 密度(g/リットル) 850 850 850 850 850 850 その他の成分および少量成分 100%まで
【0244】例2 本発明により、特にヨーロッパにおける機械洗浄条件下で使用する、下記の顆
粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V VI LAS 5.5 7.5 5.0 5.0 6.0 7.0 TAS 1.25 1.9 - 0.8 0.4 0.3 C24AS/C25AS - 2.2 5.0 5.0 5.0 2.2 C25E3S - 0.8 1.0 1.5 3.0 1.0 C45E7 3.25 - - - - 3.0 TFAA - - 2.0 - - - C25E5 - 5.5 - - - - QAS 0.8 - - - - - QAS1 - 0.7 1.0 0.5 1.0 0.7 STPP 19.7 - - - - - ゼオライトA - 19.5 25.0 19.5 20.0 17.0 NaSKS-6/クエン酸(79:21) - 10.6 - 10.6 - - Na−SKS−6 - - 9.0 - 10.0 10.0 炭酸塩 6.1 21.4 9.0 10.0 10.0 18.0 重炭酸塩 - 2.0 7.0 5.0 - 2.0 ケイ酸塩 6.8 - - 0.3 0.5 - クエン酸塩 - - 4.0 4.0 - - 硫酸塩 39.8 - - 5.0 - 12.0 硫酸Mg - - 0.1 0.2 0.2 - MA/AA 0.5 1.6 3.0 4.0 1.0 1.0 CMC 0.2 0.4 1.0 1.0 0.4 0.4 PB4 5.0 12.7 - - - - 過炭酸塩 - - - - 18.0 15.0 TAED 0.5 3.1 - - 5.0 - NACA−OBS 1.0 3.5 - - - 2.5 DETPMP 0.25 0.2 0.3 0.4 - 0.2 HEDP - 0.3 - 0.3 0.3 0.3 QEA - - 1.0 1.0 1.0 - オキシゲナーゼ 0.002 0.004 0.006 0.008 0.01 0.1 プロテアーゼ 0.009 0.03 0.03 0.05 0.05 0.02 リパーゼ 0.003 0.003 0.006 0.006 0.006 0.004 セルラーゼ 0.0006 0.0006 0.0005 0.0005 0.0007 0.0007 アミラーゼ 0.002 0.002 0.006 0.006 0.01 0.003 PVNO/PVPVI - - 0.2 0.2 - - PVP 0.9 1.3 - - - 0.9 SRP1 - - 0.2 0.2 0.2 - 光活性化漂白剤(ppm) 15 27 - - 20 20 光活性化漂白剤(1)(ppm) 15 - - - - - ブブライトナー1 0.08 0.2 - - 0.09 0.15 ブブライトナー2 - 0.04 - - - - 香料 0.3 0.5 0.4 0.3 0.4 0.3 シリコーン消泡剤 0.5 2.4 0.3 0.5 0.3 2.0 密度(g/リットル) 750 750 750 750 750 750 その他の成分および少量成分 100%まで
【0245】例3 本発明により、特にヨーロッパにおける機械洗浄条件下で使用する、下記の洗
濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV ブロウンパウダー LAS 6.0 5.0 11.0 6.0 TAS 2.0 - - 2.0 ゼオライトA 24.0 - - 20.0 STPP - 27.0 24.0 - 硫酸塩 4.0 6.0 13.0 - MA/AA 1.0 4.0 6.0 2.0 ケイ酸塩 1.0 7.0 3.0 3.0 CMC 1.0 1.0 0.5 0.6 ブライトナー1 0.2 0.2 0.2 0.2 シリコーン消泡剤 1.0 1.0 1.0 0.3 DETPMP 0.4 0.4 0.2 0.4 スプレー ブライトナー 0.02 - - 0.02 C45E7 - - - 5.0 C45E2 2.5 2.5 2.0 - C45E3 2.6 2.5 2.0 - 香料 0.5 0.3 0.5 0.2 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.3 - 乾燥添加剤 QEA - - - 1.0 EDDS 0.3 - - - 硫酸塩 2.0 3.0 5.0 10.0 炭酸塩 6.0 13.0 15.0 14.0 クエン酸塩 2.5 - - 2.0 QAS1 0.5 - - 0.5 Na−SKS−6 10.0 - - - 過炭酸塩 18.5 - - - PB4 - 18.0 10.0 21.5 TAED 2.0 2.0 - 2.0 NACA−OBS 3.0 2.0 4.0 - オキシゲナーゼ 0.05 0.07 0.1 0.01 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 0.004 アミラーゼ 0.003 0.003 0.003 0.006 ブライトナー1 0.05 - - 0.05 その他の成分および少量成分 100%まで
【0246】例4 本発明により、下記の顆粒状洗濯用洗剤組成物を製造した。 I II III IV V VI ブロウンパウダー LAS 23.0 8.0 7.0 9.0 7.0 7.0 TAS - - - - 1.0 - C45AS 6.0 6.0 5.0 8.0 - - C45AES - 1.0 1.0 1.0 - - C45E35 - - - - 2.0 4.0 ゼオライトA 10.0 18.0 14.0 12.0 10.0 10.0 MA/AA - 0.5 - - - 2.0 MA/AA1 7.0 - - - - - AA - 3.0 3.0 2.0 3.0 3.0 硫酸塩 5.0 6.3 14.3 11.0 15.0 19.3 ケイ酸塩 10.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 炭酸塩 15.0 20.0 10.0 20.7 8.0 6.0 PEG 4000 0.4 1.5 1.5 1.0 1.0 1.0 DTPA - 0.9 0.5 - - 0.5 ブライトナー2 0.3 0.2 0.3 - 0.1 0.3 スプレー C45E7 - 2.0 - - 2.0 2.0 C25E9 3.0 - - - - - C23E9 - - 1.5 2.0 - 2.0 香料 0.3 0.3 0.3 2.0 0.3 0.3 凝集物 C45AS - 5.0 5.0 2.0 - 5.0 LAS - 2.0 2.0 - - 2.0 ゼオライトA - 7.5 7.5 8.0 - 7.5 炭酸塩 - 4.0 4.0 5.0 - 4.0 PEG 4000 - 0.5 0.5 - - 0.5 その他(水、等) - 2.0 2.0 2.0 - 2.0 乾燥添加剤 QAS - - - - 1.0 - クエン酸 - - - - 2.0 - PB4 - - - - 12.0 1.0 PB1 4.0 1.0 3.0 2.0 - - 過炭酸塩 - - - - 2.0 10.0 炭酸塩 - 5.3 1.8 - 4.0 4.0 NOBS 4.0 - 6.0 - - 0.6 メチルセルロース 0.2 - - - - - Na−SKS−6 8.0 - - - - - STS - - 2.0 - 1.0 - クメンスルホン酸 - 1.0 - - - 2.0 オキシゲナーゼ 0.2 0.02 0.05 0.09 0.1 0.05 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.02 0.01 0.02 0.02 リパーゼ 0.004 - 0.004 - 0.004 0.008 アミラーゼ 0.003 - 0.002 - 0.003 - セルラーゼ 0.0005 0.0005 0.0005 0.0007 0.0005 0.0005 PVPVI - - - - 0.5 0.1 PVP - - - - 0.5 - PVNO - - 0.5 0.3 - - QEA - - - - 1.0 - SRP1 0.2 0.5 0.3 - 0.2 - シリコーン消泡剤 0.2 0.4 0.2 0.4 0.1 - 硫酸Mg - - 0.2 - 0.2 - その他の成分および少量成分 100%まで
【0247】例5 本発明により、下記の、特に着色布地を洗濯するための、漂白剤を含まない洗
剤組成物を製造した。 I II III ブロウンパウダー ゼオライトA 15.0 15.0 − 硫酸塩 − 5.0 − LAS 3.0 3.0 − DETPMP 0.4 0.5 − CMC 0.4 0.4 − MA/AA 4.0 4.0 − 凝集物 C45AS − − 11.0 LAS 6.0 5.0 − TAS 3.0 2.0 − ケイ酸塩 4.0 4.0 − ゼオライトA 10.0 15.0 13.0 CMC − − 0.5 MA/AA − − 2.0 炭酸塩 9.0 7.0 7.0 スプレー 香料 0.3 0.3 0.5 C45E7 4.0 4.0 4.0 C25E3 2.0 2.0 2.0 乾燥添加剤 MA/AA − − 3.0 Na−SKS−6 − − 12.0 クエン酸塩 10.0 − 8.0 重炭酸塩 7.0 3.0 5.0 炭酸塩 8.0 5.0 7.0 PVPVI/PVNO 0.5 0.5 0.5 オキシゲナーゼ 0.0009 0.002 0.005 プロテアーゼ 0.03 0.02 0.05 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 セルラーゼ 0.001 0.001 0.001 シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 硫酸塩 − 9.0 − 密度(g/リットル) 700 700 700 残り(水分および少量成分) 100%まで
【0248】例6 本発明により、下記の洗剤組成物を製造した。 I II III IV 基本顆粒 ゼオライトA 30.0 22.0 24.0 10.0 硫酸塩 10.0 5.0 10.0 7.0 MA/AA 3.0 - - - AA - 1.6 2.0 - MA/AA1 - 12.0 - 6.0 LAS 14.0 10.0 9.0 20.0 C45AS 8.0 7.0 9.0 7.0 C45AES - 1.0 1.0 - ケイ酸塩 - 1.0 0.5 10.0 セッケン - 2.0 - - ブライトナー 0.2 0.2 0.2 0.2 炭酸塩 6.0 9.0 10.0 10.0 PEG 4000 - 1.0 1.5 - DTPA - 0.4 - - スプレー C25E9 - - - 5.0 C45E7 1.0 1.0 - - C23E9 - 1.0 2.5 - 香料 0.2 0.3 0.3 - 乾燥添加剤 炭酸塩 5.0 10.0 18.0 8.0 PVPVI/PVNO 0.5 - 0.3 - オキシゲナーゼ 0.002 0.05 0.0015 0.1 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 0.02 リパーゼ 0.008 - - 0.008 アミラーゼ 0.002 - - 0.002 セルラーゼ 0.0002 0.0005 0.0005 0.0002 NOBS - 4.0 - 4.5 PB1 1.0 5.0 1.5 6.0 硫酸塩 4.0 5.0 - 5.0 SRP1 - 0.4 - - 発泡抑制剤 - 0.5 0.5 - その他の成分および少量成分 100%まで
【0249】例7 本発明により、下記の顆粒状洗剤組成物を製造した。 I II III ブロウンパウダー ゼオライトA 20.0 − 15.0 STPP − 20.0 − 硫酸塩 − − 5.0 炭酸塩 − − 5.0 TAS − − 1.0 LAS 6.0 6.0 6.0 C68AS 2.0 2.0 − ケイ酸塩 3.0 8.0 − MA/AA 4.0 2.0 2.0 CMC 0.6 0.6 0.2 ブライトナー1 0.2 0.2 0.1 DETPMP 0.4 0.4 0.1 STS − − 1.0 スプレー C45E7 5.0 5.0 4.0 シリコーン消泡剤 0.3 0.3 0.1 香料 0.2 0.2 0.3 乾燥添加剤 QEA − − 1.0 炭酸塩 14.0 9.0 10.0 PB1 1.5 2.0 − PB4 18.5 13.0 13.0 TAED 2.0 2.0 2.0 QAS − − 1.0 光活性化漂白剤 15 ppm 15 ppm 15 ppm Na−SKS−6 − − 3.0 オキシゲナーゼ 0.01 0.02 0.007 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.007 リパーゼ 0.004 0.004 0.004 アミラーゼ 0.006 0.006 0.003 セルラーゼ 0.0002 0.0002 0.0005 硫酸塩 10.0 20.0 5.0 密度(g/リットル) 700 700 700 その他の成分および少量成分 100%まで
【0250】例8 本発明により、下記の洗剤組成物を製造した。 I II III ブロウンパウダー ゼオライトA 15.0 15.0 15.0 硫酸塩 − 5.0 − LAS 3.0 3.0 3.0 QAS − 1.5 1.5 DETPMP 0.4 0.2 0.4 EDDS − 0.4 0.2 CMC 0.4 0.4 0.4 MA/AA 4.0 2.0 2.0 凝集物 LAS 5.0 5.0 5.0 TAS 2.0 2.0 1.0 ケイ酸塩 3.0 3.0 4.0 ゼオライトA 8.0 8.0 8.0 炭酸塩 8.0 8.0 4.0 スプレー 香料 0.3 0.3 0.3 C45E7 2.0 2.0 2.0 C25E3 2.0 − − 乾燥添加剤 クエン酸塩 5.0 − 2.0 重炭酸塩 − 3.0 − 炭酸塩 8.0 15.0 10.0 TAED 6.0 2.0 5.0 PB1 14.0 7.0 10.0 PEO − − 0.2 ベントナイトクレー − − 10.0 オキシゲナーゼ 0.008 0.01 0.009 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.03 リパーゼ 0.008 0.008 0.008 セルラーゼ 0.001 0.001 0.001 アミラーゼ 0.01 0.01 0.01 シリコーン消泡剤 5.0 5.0 5.0 硫酸塩 − 3.0 − 密度(g/リットル) 850 850 850 その他の成分および少量成分 100%まで
【0251】例9 本発明により、下記の洗剤組成物を製造した。 I II III IV LAS 18.0 14.0 24.0 20.0 QAS 0.7 1.0 - 0.7 TFAA - 1.0 - - C23E56.5 - - 1.0 - C45E7 - 1.0 - - C45E3S 1.0 2.5 1.0 - STPP 32.0 18.0 30.0 22.0 ケイ酸塩 9.0 5.0 9.0 8.0 炭酸塩 11.0 7.5 10.0 5.0 重炭酸塩 - 7.5 - - PB1 3.0 1.0 - - PB4 - 1.0 - - NOBS 2.0 1.0 - - DETPMP - 1.0 - - DTPA 0.5 - 0.2 0.3 SRP1 0.3 0.2 - 0.1 MA/AA 1.0 1.5 2.0 0.5 CMC 0.8 0.4 0.4 0.2 PEI - - 0.4 - 硫酸塩 20.0 10.0 20.0 30.0 硫酸Mg 0.2 - 0.4 0.9 オキシゲナーゼ 0.01 0.01 0.02 0.02 プロテアーゼ 0.03 0.03 0.02 0.02 アミラーゼ 0.008 0.007 - 0.004 リパーゼ 0.004 - 0.002 - セルラーゼ 0.0003 - - 0.0001 光活性化漂白剤 30 ppm 20 ppm - 10 ppm 香料 0.3 0.3 0.1 0.2 ブライトナー1/2 0.05 0.02 0.08 0.1 その他の成分および少量成分 100%まで
【0252】例10 本発明により下記の液体洗剤処方物を製造した(量は重量部で表し、酵素は純粋
酵素で表す)。 I II III IV V LAS 11.5 8.8 - 3.9 - C25E2.5S - 3.0 18.0 - 16.0 C45E2.25S 11.5 3.0 - 15.7 - C23E9 - 2.7 1.8 2.0 1.0 C23E7 3.2 - - - - CFAA - - 5.2 - 3.1 TPKFA 1.6 - 2.0 0.5 2.0 クエン酸塩(50%) 6.5 1.2 2.5 4.4 2.5 ギ酸Ca 0.1 0.06 0.1 - - ギ酸Na 0.5 0.06 0.1 0.05 0.05 SCS 4.0 1.0 3.0 1.2 - ホウ酸塩 0.6 - 3.0 2.0 2.9 水酸化ナトリウム 5.8 2.0 3.5 3.7 2.7 エタノール 1.75 1.0 3.6 4.2 2.9 1,2プロパンジオール 3.3 2.0 8.0 7.9 5.3 モノエタノールアミン 3.0 1.5 1.3 2.5 0.8 TEPAE 1.6 - 1.3 1.2 1.2 オキシゲナーゼ 0.007 0.005 0.002 0.01 0.01 プロテアーゼ 0.03 0.01 0.03 0.02 0.02 リパーゼ - - 0.002 - - アミラーゼ - - - 0.002 - セルラーゼ - - 0.0002 0.0005 0.0001 SRP1 0.2 - 0.1 - - DTPA - - 0.3 - - PVNO - - 0.3 - 0.2 ブライトナー1 0.2 0.07 0.1 - - シリコーン消泡剤 0.04 0.02 0.1 0.1 0.1 その他の成分および少量成分
【0253】例11 本発明により下記の液体洗剤処方物を製造した(量は重量部で表し、酵素は純粋
酵素で表す)。 I II III IV LAS 10.0 13.0 9.0 - C25AS 4.0 1.0 2.0 10.0 C25E3S 1.0 - - 3.0 C25E7 6.0 8.0 13.0 2.5 TFAA - - - 4.5 APA - 1.4 - - TPKFA 2.0 - 13.0 7.0 クエン酸 2.0 3.0 1.0 1.5ト゛テ゛シル /テトラテ゛シルコハク酸 12.0 10.0 - - 菜種油脂肪酸 4.0 2.0 1.0 - エタノール 4.0 4.0 7.0 2.0 1,2プロパンジオール 4.0 4.0 2.0 7.0 モノエタノールアミン - - - 5.0 トリエタノールアミン - - 8.0 - TEPAE 0.5 - 0.5 0.2 DETPMP 1.0 1.0 0.5 1.0 オキシゲナーゼ 0.02 0.02 0.009 0.009 プロテアーゼ 0.02 0.02 0.01 0.008 リパーゼ - 0.002 - 0.002 アミラーゼ 0.004 0.004 0.01 0.008 セルラーゼ - - - 0.002 SRP2 0.3 - 0.3 0.1 ホウ酸 0.1 0.2 1.0 2.0 塩化Ca - 0.02 - 0.01 ブライトナー1 - 0.4 - - 発泡抑制剤 0.1 0.3 - 0.1 乳白剤 0.5 0.4 - 0.3 NaOHを加えて得たpH 8.0 8.0 7.6 7.7 その他の成分および少量成分
【0254】例12 本発明により下記の液体洗剤処方物を製造した(量は重量部で表し、酵素は純粋
酵素で表す)。 I II III IV LAS 25.0 - - - C25AS - 13.0 18.0 15.0 C25E3S - 2.0 2.0 4.0 C25E7 - - 4.0 4.0 TFAA - 6.0 8.0 8.0 APA 3.0 1.0 2.0 - TPKFA - 15.0 11.0 11.0 クエン酸 1.0 1.0 1.0 1.0ト゛テ゛シル /テトラテ゛シルコハク酸 15.0 - - - 菜種油脂肪酸 1.0 - 3.5 - エタノール 7.0 2.0 3.0 2.0 1,2プロパンジオール 6.0 8.0 10.0 13.0 モノエタノールアミン - - 9.0 9.0 TEPAE - - 0.4 0.3 DETPMP 2.0 1.2 1.0 - オキシゲナーゼ 0.02 0.04 0.08 0.1 プロテアーゼ 0.08 0.02 0.01 0.02 リパーゼ - - 0.003 0.003 アミラーゼ 0.004 0.01 0.01 0.01 セルラーゼ - - 0.004 0.003 SRP2 - - 0.2 0.1 ホウ酸 1.0 1.5 2.5 2.5 ベントナイトクレー 4.0 4.0 - - ブライトナー1 0.1 0.2 0.3 - 発泡抑制剤 0.4 - - - 乳白剤 0.8 0.7 - - NaOHを加えて得たpH 8.0 7.5 8.0 8.2 その他の成分および少量成分
【0255】例13 本発明により下記の液体洗剤処方物を製造した(量は重量部で表し、酵素は純粋
酵素で表す)。 I II LAS 27.6 18.9 C45AS 13.8 5.9 C13E8 3.0 3.1 オレイン酸 3.4 2.5 クエン酸 5.4 5.4 水酸化ナトリウム 0.4 3.6 ギ酸Ca 0.2 0.1 ギ酸Na − 0.5 エタノール 7.0 − モノエタノールアミン 16.5 8.0 1,2プロパンジオール 5.9 5.5 キシレンスルホン酸 − 2.4 TEPAE 1.5 0.8 プロテアーゼ 0.05 0.02 オキシゲナーゼ 0.05 0.08 PEG − 0.7 ブライトナー2 0.4 0.1 香料 0.5 0.3 その他の成分および少量成分
【0256】例14 本発明により、下記の「洗濯により柔軟性を与える」ことができる顆粒状布地洗
剤組成物を製造した。 I II C45AS − 10.0 LAS 7.6 − C68AS 1.3 − C45E7 4.0 − C25E3 − 5.0 塩化ココ−アルキル−ジメチル 1.4 1.0 ヒドロキシエチルアンモニウム クエン酸塩 5.0 3.0 Na−SKS−6 − 11.0 ゼオライトA 15.0 15.0 MA/AA 4.0 4.0 DETPMP 0.4 0.4 PB1 15.0 − 過炭酸塩 − 15.0 TAED 5.0 5.0 スメクタイトクレー 10.0 10.0 HMWPEO − 0.1 オキシゲナーゼ 0.05 0.05 プロテアーゼ 0.02 0.01 リパーゼ 0.02 0.01 アミラーゼ 0.03 0.005 セルラーゼ 0.001 − ケイ酸塩 3.0 5.0 炭酸塩 10.0 10.0 発泡抑制剤 1.0 4.0 CMC 0.2 0.1 水および少量成分 100%まで
【0257】例15 本発明により、下記の、濯ぎの際に加える布地軟化組成物を製造した。 DEQA(2) 20.0 オキシゲナーゼ 0.01 セルラーゼ 0.001 HCl 0.03 消泡剤 0.01 青色染料 25 ppm CaCl 0.20 香料 0.90 その他の成分および水 100%まで
【0258】例16 本発明により、下記の布地軟化剤および乾燥機に加える布地調整剤組成物を製造
した。 I II III IV V DEQA 2.6 19.0 - - - DEQA(2) - - - - 51.8 DTMAMS - - - 26.0 - SDASA - - 70.0 42.0 40.2 ステアリン酸IV=0 0.3 - - - - Neodol 45-13 - - 13.0 - - 塩酸 0.02 0.02 - - - エタノール - - 1.0 - - オキシゲナーゼ 0.02 0.05 0.07 0.07 0.1 香料 1.0 1.0 0.75 1.0 1.5 Glycoperse S-20 - - - - 15.4モノステアリン 酸ク゛リセロール - - - 26.0 - コハク酸ジゲラニル - - 0.38 - - シリコーン消泡剤 0.01 0.01 - - - 電解質 - 0.1 - - - クレー - - - 3.0 - 染料 10 ppm 25 ppm 0.01 - - 水および少量成分 100% 100% - - -
【0259】例17 本発明により、下記の洗濯用バー洗剤組成物を製造した(量は重量部で表し、酵
素は純粋酵素で表す)。 I II III VI V III VI V LAS - - 19.0 15.0 21.0 6.75 8.8 - C28AS 30.0 13.5 - - - 15.75 11.2 22.5 ラウリン酸Na 2.5 9.0 - - - - - - ゼオライトA 2.0 1.25 - - - 1.25 1.25 1.25 炭酸塩 20.0 3.0 13.0 8.0 10.0 15.0 15.0 10.0 炭酸Ca 27.5 39.0 35.0 - - 40.0 - 40.0 硫酸塩 5.0 5.0 3.0 5.0 3.0 - - 5.0 TSPP 5.0 - - - - 5.0 2.5 - STPP 5.0 15.0 10.0 - - 7.0 8.0 10.0 ベントナイトクレー - 10.0 - - 5.0 - - - DETPMP - 0.7 0.6 - 0.6 0.7 0.7 0.7 CMC - 1.0 1.0 1.0 1.0 - - 1.0 タルク - - 10.0 15.0 10.0 - - - ケイ酸塩 - - 4.0 5.0 3.0 - - - PVNO 0.02 0.03 - 0.01 - 0.02 - - MA/AA 0.4 1.0 - - 0.2 0.4 0.5 0.4 SRP1 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 オキシゲナーゼ 0.001 0.002 0.005 0.005 0.008 0.01 0.01 0.5 アミラーゼ - - 0.01 - - - 0.002 - プロテアーゼ - 0.004 - 0.003 0.003 - - 0.003 リパーゼ - 0.002 - 0.002 - - - - セルラーゼ - .0003 - - .0003 .0002 - - PEO - 0.2 - 0.2 0.3 - - 0.3 香料 1.0 0.5 0.3 0.2 0.4 - - 0.4 硫酸Mg - - 3.0 3.0 3.0 - - - ブライトナー 0.15 0.1 0.15 - - - - 0.1 光活性化漂白剤(ppm) - 15.0 15.0 15.0 15.0 - - 15.0
【0260】例18 本発明により、下記の洗剤添加剤組成物を製造した。 I II III LAS − 5.0 5.0 STPP 30.0 − 20.0 ゼオライトA − 35.0 20.0 PB1 20.0 15.0 − TAED 10.0 8.0 − プロテアーゼ − 0.3 0.3 アミラーゼ − 0.06 0.06 オキシゲナーゼ 0.1 0.1 0.1 少量成分、水およびその他の成分 100%まで
【0261】例19 本発明により、下記のコンパクト高密度(0.96Kg/l)食器洗浄用洗剤組成物
を製造した。 I II III IV V VI VII VIII STPP - - 54.3 51.4 51.4 - - 50.9 クエン酸塩 35.0 17.0 - - - 46.1 40.2 - 炭酸塩 - 17.5 14.0 14.0 14.0 - 8.0 32.1 重炭酸塩 - - - - - 25.4 - - ケイ酸塩 32.0 14.8 14.8 10.0 10.0 1.0 25.0 3.1 メタケイ酸塩 - 2.5 - 9.0 9.0 - - - PB1 1.9 9.7 7.8 7.8 7.8 - - - PB4 8.6 - - - - - - - 過炭酸塩 - - - - - 6.7 11.8 4.8 非イオン系物質 1.5 2.0 1.5 1.7 1.5 2.6 1.9 5.3 TAED 5.2 2.4 - - - 2.2 - 1.4 HEDP - 1.0 - - - - - - DETPMP - 0.6 - - - - - - MnTACN - - - - - - 0.008 - PAAC - - 0.008 0.01 0.007 - - - BzP - - - - 1.4 - - - パラフィン 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.6 - - オキシゲナーゼ 0.002 0.004 0.008 0.01 0.02 0.05 0.1 0.2 プロテアーゼ 0.072 0.072 0.029 0.053 0.046 0.026 0.059 0.06 アミラーゼ 0.012 0.012 0.006 0.012 0.013 0.009 0.017 0.03 リパーゼ - 0.001 - 0.005 - - - - BTA 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 - 0.3 0.3 MA/AA - - - - - - 4.2 - 480N 3.3 6.0 - - - - - 0.9 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.1 0.1 硫酸塩 7.0 20.0 5.0 2.2 0.8 12.0 4.6 - pH 10.8 11.0 10.8 11.3 11.3 9.6 10.8 10.9 その他の成分および水 100%まで
【0262】例20 本発明により、下記のかさ密度1.02Kg/lの顆粒状食器洗浄用洗剤組成物を製
造した。 I II III IV V VI VII VIII STPP 30.0 30.0 33.0 34.2 29.6 31.1 26.6 17.6 炭酸塩 30.5 30.5 31.0 30.0 23.0 39.4 4.2 45.0 ケイ酸塩 7.4 7.4 7.5 7.2 13.3 3.4 43.7 12.4 メタケイ酸塩 - - 4.5 5.1 - - - - 過炭酸塩 - - - - - 4.0 - - PB1 4.4 4.2 4.5 4.5 - - - - NADCC - - - - 2.0 - 1.6 1.0 非イオン系物質 1.2 1.0 0.7 0.8 1.9 0.7 0.6 0.3 TAED 1.0 - - - - 0.8 - - PAAC - 0.004 0.004 0.004 - - - - BzP - - - 1.4 - - - - パラフィン 0.25 0.25 0.25 0.25 - - - - オキシゲナーゼ 0.007 0.005 0.01 0.02 0.04 0.06 0.08 0.1 プロテアーゼ 0.036 0.015 0.026 0.028 - 0.01 - - アミラーゼ 0.003 0.003 0.006 0.006 - 0.006 - - リパーゼ 0.005 - 0.001 - - - - - BTA 0.15 0.15 0.15 0.15 - - - - 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.1 0.2 0.2 - 硫酸塩 23.4 25.0 22.0 18.5 30.1 19.3 23.1 23.6 pH 10.8 10.8 11.3 11.3 10.7 11.5 12.7 10.9 その他の成分および水 100%まで
【0263】例21 本発明により、標準12ヘッド回転プレスを使用し、顆粒状食器洗浄用洗剤組成
物を圧力13 KN/cmで圧縮することにより、下記の錠剤洗剤を製造した。 I II III IV V VI STPP - 48.8 49.2 38.0 - 46.8 クエン酸塩 26.4 - - - 31.1 - 炭酸塩 - 5.0 14.0 15.4 14.4 23.0 ケイ酸塩 26.4 14.8 15.0 12.6 17.7 2.4 オキシゲナーゼ 0.05 0.07 0.02 0.01 0.04 0.1 プロテアーゼ 0.058 0.072 0.041 0.033 0.052 0.013 アミラーゼ 0.01 0.012 0.012 0.007 0.016 0.002 リパーゼ 0.005 - - - - - PB1 1.6 7.7 12.2 10.6 15.7 - PB4 6.9 - - - - 14.4 非イオン系物質 1.5 2.0 1.5 1.65 0.8 6.3 PAAC - - 0.02 0.009 - - MnTACN - - - - 0.007 - TAED 4.3 2.5 - - 1.3 1.8 HEDP 0.7 - - 0.7 - 0.4 DETPMP 0.65 - - - - - パラフィン 0.4 0.5 0.5 0.55 - - BTA 0.2 0.3 0.3 0.3 - - PA30 3.2 - - - - - MA/AA - - - - 4.5 0.55 香料 - - 0.05 0.05 0.2 0.2 硫酸塩 24.0 13.0 2.3 - 10.7 3.4 錠剤の重量 25g 25g 20g 30g 18g 20g pH 10.6 10.6 10.7 10.7 10.9 11.2 その他の成分および水 100%まで
【0264】例22 本発明により、下記の密度1.40Kg/Lの液体食器洗浄洗剤組成物を製造した。
I II III IV STPP 17.5 17.5 17.2 16.0 炭酸塩 2.0 - 2.4 - ケイ酸塩 5.3 6.1 14.6 15.7 NaOCl 1.15 1.15 1.15 1.25 Polygen/carbopol 1.1 1.0 1.1 1.25 非イオン系物質 - - 0.1 - NaBz 0.75 0.75 - - オキシゲナーゼ 0.008 0.005 0.01 0.02 NaOH - 1.9 - 3.5 KOH 2.8 3.5 3.0 - pH 11.0 11.7 10.9 11.0 硫酸塩、その他の成分および水 100%まで
【0265】例23 本発明により、下記の液体濯ぎ助剤組成物を製造した。 I II III 非イオン系物質 12.0 − 14.5 非イオン系物質混合物 − 64.0 − クエン酸 3.2 − 6.5 HEDP 0.5 − − PEG − 5.0 − オキシゲナーゼ 0.01 0.03 0.02 SCS 4.8 − 7.0 エタノール 6.0 8.0 − 液体のpH 2.0 7.5 /
【0266】例24 本発明により、下記の液体食器洗浄組成物を製造した。 I II III IV V C17ES 28.5 27.4 19.2 34.1 34.1 アミンオキシド 2.6 5.0 2.0 3.0 3.0 C12グルコースアミド - - 6.0 - - ベタイン 0.9 - - 2.0 2.0 キシレンスルホネート 2.0 4.0 - 2.0 - Neodol C11E9 - - 5.0 - -ホ゜リヒト゛ロキシ 脂肪酸アミト゛ - - - 6.5 6.5シ゛エチレンヘ゜ンタ 酢酸ナトリウム - - 0.03 - - (40%) TAED - - - 0.06 0.06 スクロース - - - 1.5 1.5 エタノール 4.0 5.5 5.5 9.1 9.1アルキルシ゛フェニルオキシト゛シ゛スルホネート - - - - 2.3 ギ酸Ca - - - 0.5 1.1 クエン酸アンモニウム 0.06 0.1 - - - 塩化Na - 1.0 - - - 塩化Mg 3.3 - 0.7 - - 塩化Ca - - 0.4 - - 硫酸Na - - 0.06 - - 硫酸Mg 0.08 - - - - 水酸化Mg - - - 2.2 2.2 水酸化Na - - - 1.1 1.1 過酸化水素 200 ppm 0.16 0.006 - - オキシゲナーゼ 0.01 0.01 0.02 0.02 0.2 プロテアーゼ 0.017 0.005 0.0035 0.003 0.002 香料 0.18 0.09 0.09 0.2 0.2 水および少量成分 100%まで
【0267】例25 本発明により、下記の液体硬質表面洗浄組成物を製造した。 I II III オキシゲナーゼ 0.1 0.002 0.01 アミラーゼ 0.01 0.002 0.005 プロテアーゼ 0.05 0.01 0.02 EDTA 0.05 0.05 0.05 クエン酸塩 2.9 2.9 2.9 LAS 0.5 0.5 0.5 C12AS 0.5 0.5 0.5 C12(E)S 0.5 0.5 0.5 C12,13E6.5非イオン系物質 7.0 7.0 7.0 香料 1.0 1.0 1.0 ヘキシルカルビトール** 1.0 1.0 1.0 SCS 1.3 1.3 1.3 水 合計して100% Na4エチレンジアミンジ酢酸** ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル*** 処方物はすべてpH7〜12に調節
【0268】例26 本発明により、下記の硬質表面洗浄および家庭の白黴除去用スプレーを製造した
。 オキシゲナーゼ 0.05 アミラーゼ 0.01 プロテアーゼ 0.01 オクチル硫酸Na 2.0 ドデシル硫酸Na 4.0 水酸化Na 0.8 ケイ酸塩 0.04 ブチルカルビトール 4.0 香料 0.35 水/少量成分 100%まで ジエチレングリコールモノブチルエーテル
【0269】例27 本発明により、下記の手洗所洗浄ブロック組成物を製造した。 I II III C16-18脂肪アルコール/50EO 80.0 - - LAS - - 80.0 非イオン系物質 - 1.0 - オレアミド界面活性剤 - 26.0 - ビニルメチルエーテルと無水マレイン酸 5.0 - - の部分的にエステル化された共重合体、 粘度0.1〜0.5 ポリエチレングリコールMW 8000 - 39.0 - 水溶性K−ポリアクリレートMW 4000-8000 - 12.0 - アクリルアミド(70%) とアクリル酸(30%) - 19.0 - の水溶性Na−共重合体 低MW 三リン酸ナトリウム 10.0 - - オキシゲナーゼ 0.05 0.09 0.15 染料 2.5 1.0 1.0 香料 3.0 - 7.0 KOH/HCl溶液 pH6〜11
【0270】例28 本発明により、下記の便器洗浄組成物を製造した。 I II C14-15 直鎖アルコール7EO 2.0 10.0 クエン酸 10.0 5.0 オキシゲナーゼ 0.05 0.1 DETPMP − 1.0 染料 2.0 1.0 香料 3.0 3.0 NaOH pH6〜11 水および少量成分 100%まで
【0271】例29 本発明により、下記の単層沸騰入歯洗浄錠剤を製造した。 I II オキシゲナーゼ 0.1 0.08 プロテアーゼ 0.05 2.0 重炭酸ナトリウム 39.0 39.0 リンゴ酸 14.0 14.0 スルファミン酸 3.0 3.0 TAED 2.0 2.0 染料/香辛料 2.0 2.0 PB1 16.0 16.0 EDTA 3.0 3.0 PEG 10,000 6.0 6.0 一過硫酸K 13.0 13.0 炭酸Na 1.0 1.0 LAS 1.0 1.0 乾式シリカ 2.0 2.0
【0272】例30 本発明により、歯磨組成物を製造した I II III IV ソルビトール(70%水溶液) 35.0 35.0 35.0 35.0 PEG−6 1.0 1.0 1.0 1.0 シリカ歯科用研磨材 20.0 20.0 20.0 20.0 フッ化ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 二酸化チタン 0.5 0.5 0.5 0.5 ナトリウムサッカリン 0.3 0.3 0.3 0.3 オキシゲナーゼ 0.05 0.08 0.1 0.2 プロテアーゼ 0.05 0.1 0.9 2.0 ナトリウムアルキルサルフェート 4.0 4.0 4.0 4.0 (27.9%水溶液) 香辛料 1.0 1.0 1.0 1.0 カルボキシビニル重合体 0.3 0.3 0.3 0.3 カラジーナン 0.8 0.8 0.8 0.8 その他の成分および水 100%まで
【0273】例31 本発明により、口腔洗浄組成物を製造した I II III IV SDA 40アルコール 8.0 8.0 8.0 8.0 香辛料 0.08 0.08 0.08 0.08 乳化剤 0.08 0.08 0.08 0.08 フッ化ナトリウム 0.05 0.05 0.05 0.05 グリセリン 10.0 10.0 10.0 10.0 甘味料 0.02 0.02 0.02 0.02 オキシゲナーゼ 0.05 0.08 0.1 0.2 プロテアーゼ 0.01 0.09 0.2 2.0 安息香酸 0.05 0.05 0.05 0.05 水酸化ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 染料 0.04 0.04 0.04 0.04 その他の成分および水 100%まで
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 アルフレッド、ブッシュ ベルギー国ベー‐1840、ロンデルゼール、 ハンデルスストラート、210 (72)発明者 メアリー、ビジャヤラニ、バルナバス アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ ェスター、ソーグラス、ドライブ、5777 (72)発明者 ジャン‐リュク、フィリップ、ベティオー ル ベルギー国ベー‐1200、ブリュッセル、ア ブニュ、スルジェ、93

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼを含ん
    でなる、洗浄組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼが
    、鉄硫黄または鉄ヘミオキシゲナーゼおよび/または重金属依存オキシゲナーゼ
    である、請求項1に記載の洗浄組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼが
    、組成物全体の0.0001〜2重量%、好ましくは0.001〜0.5重量%
    、より好ましくは0.002〜0.2重量%純粋酵素の量で存在する、請求項1
    または2に記載の洗浄組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼが
    、脱環化および/または脱ヒドロキシル化するオキシゲナーゼである、請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼが
    、 (a)プロトカテキュエート3,4−ジオキシゲナーゼ (b)2,3−ジヒドロキシキベンゾエート3,4−ジオキシゲナーゼ (c)インドール2,3−ジオキシゲナーゼ (d)カフェエート3,4−ジオキシゲナーゼ (e)クェルセチン2,3−ジオキシゲナーゼ (f)ピロガロール1,2−ジオキシゲナーゼ (g)ナリンゲニン3−ジオキシゲナーゼ (h)フタレート4,5ジオキシゲナーゼ (i)ベンゾエート1,2−ジオキシゲナーゼ (j)トルエンジオキシゲナーゼ (k)4−ヒドロキシベンゾエート3−モノオキシゲナーゼ/−ヒドロキシラー
    ゼ (l)ベンゾエート4−モノオキシゲナーゼ (m)フラボノイド3’−モノオキシゲナーゼ および/またはそれらの混合物、から選択される、請求項1〜4のいずれか一項
    に記載の洗浄組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼが
    アルカリ性である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  7. 【請求項7】 コファクターをさらに含んでなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄
    組成物。
  8. 【請求項8】 コファクターが、純粋ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用する
    オキシゲナーゼのコファクターに対する重量比10:1〜1:10、好ましくは
    5:1〜1:8、より好ましくは1:2〜1:5で含まれる、請求項7に記載の
    洗浄組成物。
  9. 【請求項9】 洗剤用酵素、好ましくはセルラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼお
    よび/またはそれらの混合物から選択された酵素をさらに含んでなる、請求項1
    〜8のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  10. 【請求項10】 他の漂白剤系をさらに含んでなる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗浄
    組成物。
  11. 【請求項11】 前記漂白剤系が通常の活性化された漂白剤系である、請求項10に記載の洗浄
    組成物。
  12. 【請求項12】 漂白剤が過ホウ酸塩および/または過炭酸塩から選択され、活性剤がテトラア
    セチルエチレンジアミン、ノナノイルオキシベンゼンスルホネートおよび/また
    は3,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼンスルホネートから選択される
    、請求項11に記載の洗浄組成物。
  13. 【請求項13】 前記漂白剤系が別の酵素性漂白剤系である、請求項10に記載の洗浄組成物。
  14. 【請求項14】 前記漂白剤系がメタロ触媒を基材とする漂白剤系である、請求項10に記載の
    洗浄組成物。
  15. 【請求項15】 前記メタロ触媒が大多環状剛性配位子の遷移金属錯体である、請求項14に記
    載の洗浄組成物。
  16. 【請求項16】 前記メタロ触媒がマンガンである、請求項14または15に記載の洗浄組成物
  17. 【請求項17】 添加剤の形態にある、請求項1〜16のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  18. 【請求項18】 ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼ、およ
    び二長鎖を含んでなる陽イオン系界面活性剤を含んでなる布地軟化組成物。
  19. 【請求項19】 布地の洗浄および/または布地の染除去および/または布地の白さ保持および
    /または布地の軟化および/または布地の色外観および/または布地の染料移動
    防止を行なうための、洗浄および/または軟化組成物における、ポリフェノール
    および/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼの使用。
  20. 【請求項20】 床、壁、浴室タイル等の硬質表面を洗浄するための洗浄組成物における、ポリ
    フェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼの使用。
  21. 【請求項21】 手作業および機械による食器洗浄用の洗浄組成物における、ポリフェノールお
    よび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼの使用。
  22. 【請求項22】 口腔および/または歯科用途向けの洗浄組成物における、ポリフェノールおよ
    び/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼの使用。
  23. 【請求項23】 処理した表面を衛生的にするための洗浄および/または軟化組成物における、
    ポリフェノールおよび/または複素環式基質に作用するオキシゲナーゼの使用。
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