JP2001509496A - ロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)によるアルカナールの製造方法およびこの化合物自体 - Google Patents

ロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)によるアルカナールの製造方法およびこの化合物自体

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Abstract

(57)【要約】 ロジウム触媒を使用して炭素原子数5〜20の直鎖状のまたは枝分かれした脂肪族モノオレフィンまたは炭素原子数5〜12の環状オレフィンを一酸化炭素/水素−ガス混合物と反応させることによって炭素原子数6〜21の直鎖状のまたは枝分かれした脂肪族モノアルデヒドおよび炭素原子数6〜13の脂環式モノアルデヒドを製造する方法において、上記反応を不均一相において320〜650の平均分子量を有するポリエチレングリコールのロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)によって50〜150℃の温度および60〜200barの圧力で実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はオレフィンのヒドロホルミル化の技術分野に関する。
【0002】 本発明によれば、特別な高分子量の直鎖状のまたは枝分かれしたアルカナール
およびシクロアルカナールを相応するオレフィンから高活性の触媒としてのロジ
ウム−トリ(ポリエチレングリコレート)によって高収率でかつ高純度で製造す
ることおよびそれを反応混合物から簡単な方法で単離するという課題が解決され
る。
【0003】
【従来の技術】
希金属錯塩を使用してオレフィンをアルデヒドにヒドロホルミル化することは
公知である。例えば米国特許第4,329,511号明細書ではオレフィンを不
活性の高沸点溶剤中で水素および一酸化炭素と反応させてアルデヒドを得ること
が開示されており、この場合には触媒として第八副族の貴金属がトリオルガノホ
スフィン、例えばトリフェニルホスフィンと錯塩結合されて使用されている。高
沸点溶剤は原料オレフィンがエチレンの場合には少なくとも700の分子量を有
していなければならず、更に高級なオレフィンの場合には少なくも1500の分
子量を有していなければならない。これらの高沸点溶剤は触媒を溶解し、そして
生じたアルカナールを蒸留によってまたは不活性ガスでストリッピング除去する
ことによって反応混合物から単離した後に触媒を再使用することができるべきで
ある。しかしながらこの方法は、金属触媒の使用下にオレフィンのあらゆるヒド
ロホルミル化反応を単一相で実施する場合の様に、アルカナール、特に炭素原子
数10以上のアルカナールを蒸留によって分離しようしてもその沸点が高いため
に多大な費用を掛けてしか分離できない。即ち、アルカナールという目的生成物
が損失することの他に分解生成物として決して少なくない割合の重い油が生じる
。それ故にこの米国特許第4,329,511号明細書に記載されたヒドロホル
ミル化法は炭素原子数7個までのアルカナールの様な低級アルカナールを合成す
るためにしか経済的に有効でない。比較的高分子量の高沸点アルカナールを反応
混合物から追い出すためには、反応ガス(一酸化炭素、水素およびオレフィン)
が250℃以上の温度を有していなければならない。
【0004】 ヨーロッパ特許出願公開第0,314,435号明細書および米国特許第4,
613,701号明細書の方法に従うオレフィンのヒドロホルミル化も同様に実
施される。即ち、ここで論じた欠点のせいで低分子量オレフィンしか反応に使用
できない。
【0005】 更にドイツ特許出願公開第2,552,351号明細書にはロジウム塩、例え
ば塩化ロジウム、硫酸ロジウムおよび硝酸ロジウムの存在下に反応媒体および溶
剤としての水またはアルカノール中で3個までのエトキシ単位を持つ低級ポリエ
チレングリコールの添加下にオレフィンを水素および一酸化炭素と反応させ、そ
の際にこの低級ポリエチレングリコールが反応溶液からロジウム塩を沈殿させる
のを阻止するために役立つことが開示されている。この方法も単相で実施されて
おり、既に述べた欠点を有している。
【0006】 これに対して、生ずるアルカナールを溶解しない溶剤を使用する二相系は工業
的な長所を有する。生じるアルカナールから触媒を含有する相を、追加的方法段
階を用いずに分離できる。触媒を含有する極性相を連続的ヒドロホルミル化法で
使用することができる場合には、生じるアルカナールを方法過程の間にも分離す
ることもできるので、更に触媒を反応後に必ず単離する必要はない。かゝる方法
は例えばドイツ特許出願公開(A)第2,627,354号明細書から公知であ
る。この場合には線状オレフィンをスルホ基含有ロジウム−トリフェニルホスフ
ィン錯塩の作用下に溶剤としての水中でヒドロホルミル化している。しかしなが
らこの方法では炭素原子数が5より多いオレフィンの様な比較的長鎖のオレフィ
ンを反応させることができない。何故ならば比較的高分子量のオレフィンの場合
には触媒活性が不十分であるために、これから得ることのできるアルカナールの
収率が不満足であるからである。更にロジウムと錯塩を形成する機能を持つホス
フィンを著しく過剰に、例えばロジウムを基準として100倍までの過剰量で使
用しなければならない。
【0007】
【発明の構成】
本発明者らは、従来技術の上述の欠点を回避しそして直鎖状のまたは枝分かれ
したおよび環状の比較的高分子量のオレフィンも高収率および高純度でヒドロホ
ルミル化することを可能としそして生成するアルカナールを容易に、連続法にお
いても反応混合物から分離することを可能とする、新規触媒によるオレフィンの
二相ヒドロホルミル化反応を見出した。
【0008】 従って本発明は、ロジウム触媒を使用して炭素原子数5〜20、殊に炭素原子
数6〜18の直鎖状のまたは枝分かれした脂肪族モノオレフィン(アルケン)ま
たは炭素原子数5〜12の環状オレフィンをヒドロホルミル化することによって
、即ちかゝるオレフィンを一酸化炭素/水素−ガス混合物と反応させることによ
って、炭素原子数6〜21、好ましくは炭素原子数7〜19の直鎖状のまたは枝
分かれした脂肪族モノアルデヒド(アルカナール)および炭素原子数6〜13の
脂環式モノアルデヒドを製造する方法において、上記反応を不均一相において3
20〜650、殊に350〜450、特に400の平均分子量を有するポリエチ
レングリコールのロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)を用いて50〜
150℃、殊に80〜120℃の温度および60〜200bar、殊に75〜1
20barの圧力で実施することを特徴とする、上記方法に関する。ロジウム−
トリ(ポリエチレングリコレート)を溶剤としての水、上述の平均分子量のポリ
エチレングリコールまたはこのポリエチレングリコールと水との混合物に溶解し
た溶液の状態で反応の際に使用するのが特に有利である。
【0009】 触媒として役立つロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)は、ポリエチ
レングリコールがロジウムにグリコレートとして結合している新規の化合物であ
る。従って本発明は、ポリエチレングリコール成分が320〜650、殊に35
0〜450の平均分子量、特に400の平均分子量を有するロジウム−トリ(ポ
リエチレングリコレート)化合物にも関する。更に本発明は、本発明のロジウム
−トリ(ポリエチレングリコレート)を溶剤としての水、320〜650、殊に
350〜450、特に400の平均分子量を有するポリエチレングリコールまた
は該ポリエチレングリコールと水との混合物に溶解した溶液にも関する。
【0010】 新規のロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)化合物は一般式(1)
【0011】
【化1】
【0012】 [式中、m1 、m2 およびm3 は互いに同一でも異なっていてもよく6〜15、
特に7〜11の数であり、ただし(m1 +m2 +m3 )の合計の1/3は約6
.8〜約14.4、好ましくは約7.55〜約9.8である。] で表される。
【0013】 本発明のロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)化合物は、塩化ロジウ
ム(III )−三水和物を化学量論量(即ち、3倍当量)のポリエチレングリコー
ルと一緒に40〜80℃、好ましくは50〜65℃の温度で好ましくは窒素流の
もとで場合によっては僅かに減圧下に加熱し、その際に発生する塩化水素ガスを
除去しながら有利に製造される。この化合物は化学量論的な化合物であり、水お
よび320〜650の平均分子量を有するポリエチレングリコールと容易に混合
することができる。このものの合成は同じ条件のもとで過剰のポリエチレングリ
コールを用いても可能であり、この場合にはポリエチレングリコールにロジウム
−トリ(ポリエチレングリコレート)が溶解した溶液がただちに生じ、そしてこ
の溶液は場合によっては水と混合してからヒドロホルミル化反応に使用すること
ができる。
【0014】 本発明のヒドロホルミル化プロセスで使用されるオレフィンは例えば1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、2−ヘキ
セン、2−ヘプテン、2−オクテン、2,4,4−トリメチル−1−ペンテン、
2,4,4−トリメチル−2−ペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテンおよ
び4−メチル−1−シクロヘキセンである。
【0015】 本発明のヒドロホルミル化は一般に、場合によっては水と混合した上述の平均
分子量のポリエチレングリコールにまたは水だけに溶解したロジウム−トリ(ポ
リエチレングリコレート)をオートクレーブに最初に導入し、一酸化炭素/水素
−ガス混合物を上述の気圧(bar)範囲内でオートクレーブの気体空間に圧入
し、その際にオートクレーブを一酸化炭素/水素−ガス混合物の注入前、間また
は後で所望の反応温度に加熱し、そして次いでこの溶液を更に攪拌しながら反応
圧を維持しながらオレフィンを反応混合物中に導入する様にして行なう。こうし
て得られる反応混合物を次いで所望の反応温度および反応圧で更に攪拌しながら
若干時間反応させる。オートクレーブを冷却しそして放圧した後に、生じた反応
混合物からポリエチレングリコール溶液の相あるいは水性相からアルデヒド相を
分離する。しかしながら適する構造のオートクレーブの場合にはヒドロホルミル
化を連続的に行なうこともできる。即ち、ロジウム−トリ(ポリエチレングリコ
レート)溶液に反応成分を、生成するアルデヒド相を連続的に分離しながら連続
的に添加することによって行なう。不連続法の場合には分離した触媒相を別の反
応バッチを実施するためにオートクレーブに再び戻してもよい。
【0016】 反応の終了後に分離できるアルデヒド相は、後使用するために例えば蒸留によ
って更に精製する必要がない実質的に純粋のアルデヒド(アルデヒド相中へのロ
ジウムの移動は実質的に検出できない)よりなる。このことの関係で本発明の方
法は高沸点のアルカナール、例えば炭素原子数10より多いアルカナールを合成
するのに特に有利である。
【0017】 1−オレフィン、即ち末端二重結合を持つオレフィンはヒドロホルミル化の際
に、脂肪族残基の1−位および2−位にアルデヒド基のある異性体アルカナール
の混合物を生じる。一般にヒドロホルミル化反応の際に特定の第二および第三ア
ミン並びに環状アミンを添加することによって1−アルカナールに有利な選択率
が達成される。かゝる化合物には例えばピペリジン、ピリジン、3−メチル−ピ
リジン、それぞれのアルキル基中の炭素原子数が1〜4のジアルキルアミン、例
えばジメチルアミンおよび特にジエチルアミンおよびジプロピルアミン、並びに
それぞれのアルキル基中の炭素原子数が1〜4のトリアルキルアミン、例えばト
リエチルアミンがある。これらのアミンは一般にオレフィンを基準として0.5
重量%までの量で使用される。
【0018】 反応に使用される一酸化炭素/水素−ガス混合物には一般に等量の割合の水素
および一酸化炭素が存在しており、これらの反応成分の一方はガス混合物中に5
0%までの過剰量で存在していてもよく、水素は場合によってはそれどころか1
00%までの過剰量で存在していてもよい。
【0019】 一般に、オートクレーブ中に導入される一酸化炭素/水素−ガス混合物は相応
するガス混合物圧の選択次第で、使用するオレフィンを基準として2モルまでの
過剰量で反応空間に存在している。確かに反応成分は始めには反応混合物中にオ
レフィンに対してモル比で存在していてもよいが、反応成分の水素および一酸化
炭素が過剰に存在しているのが有利であり、特に反応の終了後にオートクレーブ
から再び容易に除くことができる。
【0020】 ロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)を溶解含有する水性相、ポリエ
チレングリコール相あるいはポリエチレングリコール/水−相とオレフィンとの
重量比は反応の始めには10:1〜1:3であり、特に好ましくは2:1〜1:
2の重量比が有利である。
【0021】 場合によっては水を含有するポリエチレングリコール相中のロジウム−トリ(
ポリエチレングリコレート)とオレフィンとのモル比は溶剤としてのポリエチレ
ングリコールあるいはポリエチレングリコール/水−混合物の割合によって調整
することができる。ロジウム自体を基準としてはロジウムとオレフィンとのモル
比は1:900〜1:20000である。この場合ロジウムとオレフィンとのモ
ル比が1:1800〜1:12000、特に好ましくは1:4000〜1:10
000であるのが有利であり、分岐したオレフィンの場合には一般に1:180
0〜1:5000の比であるのも有利である。
【0022】 本発明の方法におけるオレフィンのヒドロホルミル化の反応時間は複数時間で
もよいが、反応温度、反応圧および個々のオレフィン次第で2〜15時間の間で
ある。
【0023】 本発明のロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)触媒を使用することは
、該触媒の選択性が比較的長鎖のオレフィン、例えば炭素原子数が9より多いオ
レフィンの場合にも低下しないという長所を有している。更に、直鎖状オレフィ
ンよりもヒドロホルミル化が経験的に困難であった分岐したオレフィンおよびオ
レフィン混合物も本発明に従って特に有利にヒドロホルミル化することができる
【0024】 以下の実施例によって更に詳細に本発明を説明する。他に指摘がない限り、百
分率表示は重量%に関し、部は重量部に関する。重量部と容量部との関係はキロ
グラムとリットルとの関係と同じである。
【0025】
【実施例】
実施例A: 純粋なロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)を合成するために塩化ロ
ジウム(III )−三水和物を平均分子量400のポリエチレングリコールと化学
量論量で反応させる: 即ち、10部の塩化ロジウム(III )−三水和物を16容量部のポリエチレン
グリコール400と窒素雰囲気で60℃に加温し、そしてこの混合物を窒素流の
雰囲気でこの温度に2日間維持する。
【0026】 得られる化合物は粘性乃至固体のコンシステンシーを持つ暗赤色油状物である
。このものは水と無限に混和することができ、ポリエチレングリコールとも同様
に混和しそしてアセトニトリルに溶解する。この油状物を0.01barの減圧
状態において約8時間の間50℃に静かに加温すると、反応の間に生成した残留
塩化水素ガスが実質的に完全に除かれる。この様にしてロジウム−トリ(ポリエ
チレングリコレート)は実質的に塩素不含状態になる。
【0027】 分析: ロジウム含有量:19.9%; 塩素含有量:200ppm; IRスペクトル(フィルム、KBr):3449、2098、1956、17
40、1649cm-1; 紫外線/可視光線領域での吸収極大:445nm; 1H−NMR(d7 −アセトニトリル中:対照はテトラメチルシランである)
; δ=3.4〜3.6ppm(マルチプレット)。
【0028】 実施例B: 溶剤としてのポリエチレングリコール400にポリエチレングリコール400
のロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)を溶解した溶液を合成する為に
、5部の塩化ロジウム(III )−三水和物を150容量部の平均分子量400の
ポリエチレングリコールに溶解し、この溶液を生じる塩化水素ガスを除くために
弱い窒素流の雰囲気で40℃で3時間攪拌し、そして残留する痕跡量の塩化水素
を除く為に、反応容器中の圧力を0.01barに下げる。
【0029】 後での分析によれば反応で完全に転化したことが判り、溶液はもはや如何なる
塩化物イオンももはや含有していないことが判る。この溶液のロジウム含有量は
1Lのポリエチレングリコール400当りロジウム13部である。
【0030】 実施例1: 実施例Bに従って製造された5容量部のロジウム触媒溶液を、1%の水含有量
の195容量部のポリエチレングリコール400と混合しそしてオートクレーブ
に導入し、次いでオートクレーブの気体空間に水素と一酸化炭素との当量混合物
を80barの全圧のもとで充填する。この溶液を攪拌下に100℃に加熱し、
この温度を更に攪拌しながらおよび80barの圧力の維持下に更に約3時間保
ち、次いで前の反応条件を更に維持しながら200容量部の1−ヘキセンを添加
し、この反応混合物を更に2時間攪拌しそしてオートクレーブの冷却および放圧
後に、得られた反応混合物を相分離器に移す。合成されたアルデヒドより成る上
側相をロジウム触媒含有のポリエチレングリコール溶液の下側相から分離し、該
下側相は別のバッチのためにオートクレーブに戻すことができる。
【0031】 分離された生成物相のガスクロマトグラフィー分析で98%のヘプタナールの
含有量が示され、残りの2%は主として未反応の1−ヘキセンおよび異性体化ヘ
キセン(2−ヘキセン)より成る。1−ヘプタナールと2−ヘプタナール(即ち
、直鎖のヘプタナールと分岐したヘプタナール)の比は0.75である。ヘプタ
ナールの収率は理論値の98%である。
【0032】 実施例2: 1−ヘキセンの代わりに同じ量の1−オクテンを使用しそして5容量部のロジ
ウム触媒溶液の代わりに10容量部の該触媒溶液を反応混合物中に導入して実施
例1の方法を実施する。反応の終了後にアルデヒド相を分離する。この相は99
%まで1−ノナナールおよび2−ノナナールよりなる混合物を理論値の99%の
収率で含有しており、1−ノナナールと2−ノナナールとのモル比は0.5であ
る。
【0033】 実施例3: 実施例2に記載した方法で1−オクテンをヒドロホルミル化するが、1−オク
テンと一緒に追加的に0.002部のピリジンを反応混合物に添加する。
【0034】 ノナナール相の分離後に1.7の比の1−ノナナール/2−ノナナール−混合
物が理論値の89%の収率で89%の純度で得られる(残りの成分は実質的に未
反応1−オクテンおよび2−オクテンより成る)。従ってピリジンの添加は直鎖
状のノナナールの選択率に有利である。
【0035】 実施例4: 実施例1に記載した方法で1−オクテンをヒドロホルミル化するが、1−オク
テンと一緒に追加的に0.005部のピリジンを反応混合物に添加する。
【0036】 ノナナール相の分離後に1.9の比の1−ノナナール/2−ノナナール−混合
物が理論値の96%の収率で96%の純度で得られる(残りの4%は実質的に未
反応1−オクテンおよび2−オクテンより成る)。従ってピリジンの添加は直鎖
状のノナナールの選択率に有利である。
【0037】 実施例5: a) 溶剤としてのポリエチレングリコール600にポリエチレングリコール6
00のロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)を溶解した溶液を合成す
る為に、10部の塩化ロジウム(III )−三水和物を150容量部の平均分子
量600のポリエチレングリコールに溶解し、この溶液を生じる塩化水素ガス
を除くために弱い窒素流の雰囲気で40℃で3時間攪拌し、そして残留する痕
跡量の塩化水素ガスを除く為に、反応容器の圧力を0.01barに下げる。
【0038】 b) こうして製造された10容量部のロジウム触媒溶液を、2%の水含有量の
195容量部のポリエチレングリコール600と混合しそしてオートクレーブ
に導入する。オートクレーブの気体空間に水素と一酸化炭素との当量混合物を
80barの全圧のもとで充填する。この溶液を攪拌下に100℃に加熱し、
この温度を更に攪拌しながらおよび80barの圧力の維持下に更に約3時間
保ち、次いで前の反応条件を維持しながら200容量部の1−オクテンを添加
し、反応混合物を更に2時間攪拌する。オートクレーブの冷却および放圧後に
、ノナナールを79%まで含有するアルデヒド相を分離する(残りの21%は
主として未反応の1−オクテンおよび異性体化オクテンより成る)。1−ノナ
ナールと2−ノナナール(即ち、直鎖のノナナールと分岐したノナナール)の
比は1.2である。ノナナールの収率は理論値の79%である。
【0039】 実施例6: 実施例Bに従って製造された10容量部のロジウム触媒溶液を、2%の水含有
量の195容量部のポリエチレングリコール400と混合しそしてオートクレー
ブに導入し、次いでオートクレーブの気体空間に水素と一酸化炭素との当量混合
物を80barの全圧のもとで充填する。この溶液を攪拌下に100℃に加熱し
、この温度を更に攪拌しながらおよび80barの圧力の維持下に約3時間維持
し、次いで約100℃の温度および約80barの圧力を維持しながら200容
量部の1−ドデセンを添加し、反応混合物を更に2時間攪拌する。オートクレー
ブの冷却および放圧後にアルデヒド相を分離する。分離された生成物相のガスク
ロマトグラフィー分析で99%のトリデカナールの含有量が示され、残りの部分
は主として未反応の1−ドデセンおよび異性体化で生じる2−ドデセンより成る
。1−トリデカナールと2−トリデカナール(即ち、直鎖のトリデカナールと分
岐したトリデカナール)の比は1.1である。トリデカナールの収率は理論値の
99%である。
【0040】 実施例7: 実施例5b)に記載した方法で1−ドデセンをヒドロホルミル化する。その際
に1−オクテンの代わりに同じ量の1−ドデセンを使用する。トリデカナール相
の分離後に1−トリデカナール/2−トリデカナール−混合物が0.2の比で理
論値の88.0%の収率および88%の純度で得られる。
【0041】 実施例8: 実施例Bに従って製造された20容量部のロジウム触媒溶液を、2%の水含有
量の800容量部のポリエチレングリコール400と混合しそしてオートクレー
ブに導入し、次いでオートクレーブの気体空間に水素と一酸化炭素との当量混合
物を80barの全圧のもとで充填する。この溶液を攪拌下に100℃に加熱し
、この温度を更に攪拌しながらおよび80barの圧力の維持下に更に約3時間
保ち、次いでこの反応条件を維持しながら800容量部の2−ヘキセンを添加し
、反応混合物を更に2時間100℃および80barで攪拌し、オートクレーブ
の冷却および放圧後に得られた反応混合物を相分離器に移し、その中で96%の
ヘプタナールの割合のアルデヒド相を分離する。
【0042】 2−ヘキセンから1−ヘキセンに部分的に異性化されるので、1−ヘプタナー
ルと2−ヘプタナールとの0.83の混合比の混合物が得られる。ヘプタナール
混合物の収率は理論値の96%である。
【0043】 実施例9: 実施例8の方法に従って実施するが、2−ヘキセンの代わりに同じ量の、1−
ヘキセンと2−ヘキセンとの1:1の混合比の混合物並びに実施例Bに従って製
造された5容量部のロジウム触媒溶液の代わりに10容量部の該触媒溶液を反応
混合物中で使用する。1−ヘプタナールと2−ヘプタナールとの0.9の比の混
合物が理論値の94%の収率で得られる。
【0044】 実施例10: 実施例Bに従って製造された4容量部のロジウム触媒溶液を300容量部の水
と混合しそしてオートクレーブに導入し、次いでオートクレーブの気体空間に水
素と一酸化炭素との当量混合物を100barの全圧のもとで充填する。この混
合物を攪拌下に100℃に加熱し、この温度を更に攪拌しながらおよび100b
arの圧力の維持下に約3時間保ち、次いでこの条件のもとで更に320容量部
の2,4,4−トリメチル−1−ペンテンを添加する。更に攪拌しながら反応混
合物を100℃に更に5時間維持しそしてオートクレーブの冷却および放圧後に
、得られる反応混合物を相分離する。アルデヒド相をロジウム触媒含有水性相か
ら分離する。水性相は別の反応のためにオートクレーブに戻すことができる。分
離された生成物相のガスクロマトグラフィー分析で以下の組成が明らかになった
: 3,5,5−トリメチル−1−ヘキサナール 92%、 2,4,4−トリメチル−1−ペンテン 3.4%、 2,4,4−トリメチル−1−ペンタン 1.2%、 2−第三ブチル−3−メチル−1−ブタナール 0.5%、 2,4,4−トリメチル−2−ペンテン 1.2%、 3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール 0.4% 非揮発性化合物 1.2%。
【0045】 実施例11: 実施例10の方法に従って実施するが、実施例10に記載のオレフィンの代わ
りにそれの異性体化合物の2,4,4−トリメチル−1−ペンテンを同じ量使用
する。
【0046】 分離されたアルデヒド相のガスクロマトグラフィー分析で以下の組成が明らか
になった: 3,5,5−トリメチル−1−ヘキサナール 91%、 2,4,4−トリメチル−1−ペンテン 1.5%、 2,4,4−トリメチル−1−ペンタン 0.2%、 2−第三ブチル−3−メチル−1−ブタナール 2.5%、 2,4,4−トリメチル−2−ペンテン 3.2%、 3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール 0.4% 非揮発性化合物 1.2%。
【0047】 実施例12: 実施例10の方法に従って実施するが、2,4,4−トリメチル−1−ペンテ
ンの代わりに76%の2,4,4−トリメチル−1−ペンテンおよび24%の2
,4,4−トリメチル−2−ペンテンよりなるジブチレンと称される工業用混合
物を同じ量使用する。
【0048】 分離されたアルデヒド相のガスクロマトグラフィー分析で以下の組成が明らか
になった: 3,5,5−トリメチル−1−ヘキサナール 93%、 2,4,4−トリメチル−1−ペンテン 1.5%、 2,4,4−トリメチル−1−ペンタン 0.2%、 2−第三ブチル−3−メチル−1−ブタナール 1.5%、 2,4,4−トリメチル−2−ペンテン 2.2%、 3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール 0.4% 非揮発性化合物 1.2%。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07F 15/00 C07F 15/00 B (72)発明者 レスキュ・ヘルベルト ドイツ連邦共和国、D−37085 ゲッティ ンゲン、エーミール−ノルデ−ヴェーク、 23 (72)発明者 リター・ウーヴェ ドイツ連邦共和国、D−37075 ゲッティ ンゲン、ゴスラーストラーセ、77 (72)発明者 ボルマン・トーマス ドイツ連邦共和国、D−37077 ゲッティ ンゲン、ギンスターヴェーク 2、アパル テマーン 106 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA08 AA09 BA21C BA27A BA27B BB08C BC71A BC71B BC71C BD12C BE06A BE06B BE06C CB51 DA03 FA01 FB05 FB29 FC07 4H006 AA02 AC45 BA24 BA45 BA51 BB31 BC10 BC11 BC15 BC34 BE20 BE40 4H039 CA62 CL45 4H050 AA01 AA03 AB40 WB13 WB21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロジウム触媒を使用して炭素原子数5〜20の直鎖状のまた
    は枝分かれした脂肪族モノオレフィンまたは炭素原子数5〜12の環状オレフィ
    ンを一酸化炭素/水素−ガス混合物と反応させることによって炭素原子数6〜2
    1の直鎖状のまたは枝分かれした脂肪族モノアルデヒドおよび炭素原子数6〜1
    3の脂環式モノアルデヒドを製造する方法において、上記反応を不均一相におい
    て320〜650の平均分子量を有するポリエチレングリコールのロジウム−ト
    リ(ポリエチレングリコレート)によって50〜150℃の温度および60〜2
    00barの圧力で実施することを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 反応を溶剤としての水中で、ポリエチレングリコール中でま
    たはポリエチレングリコール/水−混合物中で実施し、ただしそれぞれのポリエ
    チレングリコールが320〜650の平均分子量を有している請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 炭素原子数6〜18の直鎖状のまたは枝分かれしたモノオレ
    フィンを反応に使用する請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 炭素原子数10〜20の直鎖状のまたは枝分かれしたモノオ
    レフィンを反応に使用する請求項1または2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ポリエチレングリコールあるいは−グリコレートが350〜
    450の平均分子量を有している請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 反応を80〜120℃の温度で実施する請求項1〜5のいず
    れか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 反応を75〜120barの圧力で実施する請求項1〜6のい
    ずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応をオレフィンを基準として0.5重量%までの第二また
    は第三アミンまたは環状アミンの存在下に実施する請求項1〜7のいずれか一つ
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 アミンが、それぞれのアルキル基中の炭素原子数が1〜4の
    ジアルキルアミンまたはそれぞれのアルキル基中の炭素原子数が1〜4のトリア
    ルキルアミンである請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 アミンがピペリジン、ピリジンまたは3−メチル−ピリジ
    ンである請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 320〜650の平均分子量を有するポリエチレングリコ
    ールのロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)。
  12. 【請求項12】 350〜450の平均分子量を有するポリエチレングリコ
    ールの請求項11のロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のロジウム−トリ(ポリエチレングリコ
    レート)を製造する方法において、塩化ロジウム(III )−三水和物を320〜
    650の平均分子量を有するポリエチレングリコールと一緒に化学量論量で40
    〜80℃の温度に加熱する、上記方法。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載のロジウム−トリ(ポリエチレングリコ
    レート)を水、320〜650の平均分子量を有するポリエチレングリコールま
    たはこれらの混合物に溶解した溶液。
  15. 【請求項15】 請求項11または12のまたは請求項13に従って製造さ
    れたロジウム−トリ(ポリエチレングリコレート)を、直鎖状のまたは枝分かれ
    したアルケンおよびシクロアルケンをヒドロホルミル化することによって直鎖状
    のまたは枝分かれしたアルカナールおよびシクロアルカナールを合成する為の触
    媒として用いる方法。
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