JP2001509102A - 熱転写プリンター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 熱転写プリンターは、二つの平行で隣接したプリントエンジン（1a，1b）を備え、各エンジンが、プラテンローラー（4）と、送出しスプール（10a、10b）から巻取りスプール（11a、11b）へのびるドナーリボンと、被転写シートの供給を支持する被転写シート供給ローラーとを備えている。駆動手段（11a、11b；26a、26b）は印刷中ね一方のエンジンを介して他方のエンジンの駆動手段と無関係にドナーリボン及び被転写シートを移送する。プリントヘッド（３）は両方のエンジンを横切ってのびる一列のヒーターを備え、第１の組のヒーター（3a）が第１のエンジン（1a）で作動するように位置決めされ、第２の組のヒーター（3b）が第２のエンジン（1b）で作動するように位置決めされる。制御手段は、エンジンの作動を選択に制御し、選択したエンジンで作動できる組のヒーターにイメージ信号が供給される。両方のエンジンは独立して作動され得、個別印刷または両印刷にプリンターを設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】 熱転写プリンター 技術分野 本発明は熱転写プリンターに、そして一層特にフォトブースの業務に有用な熱 転写プリンターに関するものである。背景技術 熱転写印刷は、熱転写ドナーシートから被転写シートへ熱的に転写可能な着色 剤を転写することにより印刷イメージを形成するプロセスである。ドナーシート は基フィルムを有し、この基フィルムの一側は転写コートで被覆され、この転写 コートは、染料拡散または昇華転写用の一つ以上の熱転写可能な染料を含む非転 写性バインダーかまたは染料及び染料とトランスファーする可融性バインダーの インキから成っている。印刷は、被転写シートの表面に対して転写コートを押圧 しながら、ドナーシートの選択した領域を加熱することによって行われ、それに よりこれらの選択した領域から被転写シートの相応した領域へ染料すなわちイン キを転写する。これにより、選択した領域に応じたイメージが形成される。試薬 溶液を必要としないドライプロセスであるので、熱転写印刷は、フォトブースに おける折々の管理されてない作業に特に適している。 今日、最も普通の形式の熱転写プリンターでは、選択 した領域を加熱するために一列の小さなヒーターを備えたサーマルヘッドが使用 され、ドナーシート及び被転写シートシートは共にローラーの形態のプラテンと サーマルヘッドとの間に押圧される。加熱すべき領域は、ドナーシート及び被転 写シートがプラテンとサーマルヘッドとの間で一列づつ前進する際に、ヒーター の電子制御（例えばビデオ信号またはコンピューターで発生したイメージ信号に 従って）によって選択される。こうして、鮮明で高解イメージ度のイメージが形 成され得る。 三原色の各々で転写プロセスを繰返すことによってフルカラーのイメージを得 ることができる。ドナーシートは通常、各原色の順次繰返された印刷サイズパネ ルと転写すべき他の材料を備えた長いリボンの形態であり、そのようにリボンに 沿っ手繰返すことにより順次繰返される際に多くのプリント用に使用できる。多 くの染料拡散プリンターは、カセット内に収納された巻き枠に巻かれたドナーリ ボンを使用しており、そしてシート供給被転写シートは、印刷するように要求さ れた時に、順にプリントヘッドに送られることになる予めカットした被転写シー トの積重ね体として装荷される。しかしながら、かかるプリンターはフォトブー スやお客が始動する自動化された操作の必要な他の応用における一般的な使用に は十分に適合しない。の本発明の主目的は、種々の概念のフォトブースにおいて 使用するのに比較的適合できる熱転写プリンターを提供することにある。発明の開示 本発明によれば、 （ａ）電子イメージ信号を受ける手段と； （ｂ）各々、プラテンローラー、送出スプールから巻取スプールへのびるドナ ーリボンから成るドナーリボンセットを保持する手段、被転写シートの供給部を 保持する手段及びプラテンローラーを回転させ、ドナーリボン及び被転写シート を他から独立して印刷中に移送させる駆動手段を備える第１、第２の平行で隣接 したプリントエンジンと； （ｃ）第１のプリントエンジンで動作するように位置決めされた第１の組のヒ ーター及び第２のプリントエンジンで動作するように位置決めされた第２の組の ヒーターを備えたプリントヘッドと； （ｄ）第１、第２のプリントエンジンの一方の駆動手段の動作を、選択したプ リントエンジンで作動できるヒーター組へのイメージ信号の供給と選択的に組み 合わせる制御手段と を有する熱転写プリンターが提供される。 二つの組のヒーターは好ましくは、両方のプリントエンジンを横切ってのびる 単一列に結合される。 両方のプリントエンジンに独立して作動され得るので、プリンターは個別印刷 または二重印刷に設定され得る。二重印刷は特に、過度の遅れなしに同一イメー ジの多数の複写が要求される場合に有利である。代表的には、二 つのフルカラーＡ６プリントを順次製作するのに１分半かかり、このような遅れ はお客とってはうんざりし、頻繁に使用されるプリンターにおいては役に立たな い。そのような多数の応用が要求される場合には、好ましいプリンターとしては 、両方のプリントエンジンの駆動手段を同時に作動させながら、両方の組のヒー ターにイメージ信号を向けるように制御手段を設定できるものである。こうして 印刷時間は約45秒に半減され得る。 しかしながら、このモードの動作は頻繁に使用されるフォトブースのスピード アップには有利であり得るが、他の利点は、一つの組のヒーターのみにイメージ 信号を送るように制御手段を設定し、そして相応してその組のヒーターを作動で きるプリントエンジンの駆動手段のみを作動することによって得られ得る。従っ て一方または他方のプリントエンジンはインストールされたメディアの性質に応 じて選択され得る。例えば二つのプリントエンジンには、例えばパスポート、自 動車免許証、または種々の要件を備えた保証証のような種々の応用のためのプリ ントを提供するために、種々のフォーマットまたは予め形成した保証マークをも つ被転写シートが装荷され得、あるいは一方のプリントエンジンにブラックドナ ーリボンが装荷され、他方のプリントエンジンにはフルカラープリント用のリボ ンが装荷され得る。これらのオプションは例えば秘密コードのようなマニュアル 入力に応じて制御手段によって選択され得る。これらの機能のい ずれも上記の従来の技術の項で説明したような従来のプリンターでは達成できな い。 要求に応じて、両方のプリントエンジンから同時にプリントを製作するまたは 一方または他方のプリントエンジンを選択すようにプリンターが設定されるすべ ての場合に、プリンターは、いずれかのプリントエンジンに装填されたメディア が使用されることになる時に予想された仕方で機能しなくなる。またオペレータ ーは、使用したメディアを部分的に無駄にしまたはメディアの終了と一致してサ ービスコールを行うことを試みる必要がある。従って、ブースがオペレーターの 業務場所に配置されている場合にのみこのようにプリンターを設定するのが好ま しく、さもなければそのような停止の場合に直ちに注意が払われ得るようにする のが好ましい。このような問題（本利点をもたない上記の従来のプリンターでも 伴う）は、オペレーターが頻繁に検査することによりある程度は緩和され得る。 残念ながら、孤立したフォトブースはオペレーターから離れた場所に設置され る傾向があり、メディアの補充間で管理せずに働くように考えられる。さらに、 各オペレーターの種々のブースは広く地理的に分散している。プリンターをその ような遠隔のフォトブースに設置されることになる場合には、本発明によるプリ ンターを使用するのが好ましく、制御手段は両方のプリントエンジンに対するド ナーシート及び被転写シートシート供給部の 少なくとも一方の状態を検知する検知装置に接続され、そして制御手段は検出し た状態に応動してイメージ信号を受けるためにどの組のヒーターを選択するかを 決めかつ相応してどの駆動手段を駆動するかを決める。メディア供給部の状態及 びそれの検知の仕方はいろいろあり得る。従って例えば、ドナーシートまたは被 転写シートの動きを感知し、或いは一層特に印刷動作中に予想される際にそのよ うな動きの不充分さを感知する検出装置が使用され得、それにより詰まりや動作 不能を指示し、、制御手段はそのような上方に応動してオペレーターの次の訪問 を待つている他方のプリントエンジンに印刷動作を切り替え得る。 そのような特徴をもつより一層一般的にな好ましいプリンターは、各エンジン がドナーリボン供給部及び被転写シート供給部の少なくとも一方の消耗を感知す る検出装置を備え、そして一方のエンジンにおけるそのようなメディアの消耗の 感知に応じて、制御手段が他方のエンジンの駆動手段を作動してイメージ信号を 他方のエンジンで作動する組のヒーターに送るように構成したものである。これ によりフォトブースの全体的信頼性が向上し、メディアをより有効に使用できる ようになる。その理由としては、オペレーターがそのメディアを補充する度毎に 、一方のプリントエンジンにおける完全に使用したメディアを交換でき、他方の プリントエンジンにおける一部使用したメディアは同様に消耗するまでそのまま 残し、 従って有効なメディアの使用が保証されるからである。 プリンターを遠隔のフォトブースに設置することになる場合本発明によるプリ ンタを使用して、両方のプリントエンジンがロール形態の連続したストリップか ら成る被転写シート供給部を受けるようにするのが好ましい。ロール形態の被転 写シートを使用する場合、好ましくは、各エンジンには、なお印刷されることに なる残りのストリップから印刷した部分を分離するプリント分離手段が設けられ る。このプリント分離手段は、印刷した部分がプリント送出し部から出てきた後 、被転写シートを引き裂く簡単な鋸歯状エッジであり得る。プリント送出し部に 隣接して裁断器を取付けることによって縁は非常に綺麗にできる。 このように被転写シートをロール送りすることにより、使用されることになる 被転写シートを非常に多数供給することができる。カットシート送りプリンター が一度に保有できるブランクシートの数は従来の構成ではほぼ100複写に制限さ れる。これらの制限は、被転写シートのスタックのサイズが減少するので、被転 写シートのスタックの頂部と被転写シートの送り込みローラとの間の接触の維持 に集中する。本発明のロール送りプリンターは、メディアの補充の必要とされる までに、非常に多数例えば1000個のイメージを製作するのに十分なメディア（ド ナーシート及び被転写シート）を保有できる能力をもっている。このことは、遠 隔のフォトブースとって非常に 有利であり得る。ロール形態のそのような多量の被転写シートはまた、既存のブ ース構造におけるカメラの下方に取り付けられる低い輪郭のハードウエアに比較 的容易に結合され得る。 カットシート送りプリンターに勝る好ましいロール送りプリンターの別の利点 は、信頼性である。プリンターを介してのカット被転写シートの移送はしばしば 問題となり、被転写シートへのイメージの記録の仕損じやプリンター機構内にお ける被転写シートの詰まりを生じさせ得る。この故障は、遠隔の場所にあるフォ トブースで発生すると面立ちを募らせることになる。 単一ロール送り被転写シートプリンターはそれ自体新規なものではないが、上 記のカットシート送りプリンターの問題点を大いに解決する。しかしながら、単 一ロール送り被転写シート供給部を備えた商用プリンターは、本発明の双エンジ ンプリンターの備えておらず、そのためオペレーターは、メディアロールの終了 に合わせてサービスコールを行うことができない場合に一部使用しただけのメデ ィアロール（ドナーリボンと被転写シートの両方）を無駄にする必要がある。 要するに、上記のプリンターは主としてフォトブース市場を目的としている。 この市場には任意の商業上利用できるプリンターでは十分に満足さてされてない 要求事項がある。同一プリンターに二つの被転写シートロール送りエンジンを設 け、そしてプリンターの故障やメディ ア供給部が空になった場合に、二つのエンジンを切り替える手段を設けたことに よって、フォトブースの総体の信頼性を高めることができ、しかも一方のエンジ ンにおける完全に使用されたメディアを交換し他方のエンジンにおける一部使用 されているメディアをそのまま残すことによりオペレーターがメディアをより有 効に使用することができ、それにより、メディアの有効な利用が保証される。た だ一つのエンジンを備えた従来のプリンターでは、オペレーターはメディアの終 了に合わせてサービスコールをするかまたは一部使用しているだけのメディアを 外す必要があった。メディアの補充の時間間隔が長いと、信頼性が高まり、また 多量のメデいアを装填できる能力はフォトブースのオペレーターにとって相当な コスト削減となり得る。 使用するために装填して用意された好ましいプリンターでは、両方のエンジン にロール形態の被転写シートの連続したストリップから成る被転写シート供給部 及び送出しスプールから巻取りスプールへのびしかも熱拡散可能な染料を含む染 料担持被膜を備えた染料担持シートリボンから成るドナーリボンセットが装填さ れ、制御手段は、検出器から使い果たしたメディア供給信号を受けるまで、一方 の組のヒーターにのみ入力イメージ信号を送り、他方の組のヒーターには別のイ メージ信号を送るように設定される。 本発明の別の特徴によれば、多数のイメージ信号を上 記の装填したプリンターに順に送り、これらの信号で表されるイメージを、制御 手段が使い果たしたメディア供給信号に応じて一方の被転写シートストリップへ 任意の別のイメージ信号の印刷を切り替えるまで他方の被転写シートストリップ に印刷し、その後使い果たしたメディア供給手段に別のメディアを再充填するこ とから成る熱転写印刷法が提供される。図面の簡単な説明 添付図面に示した一実施例を参照して本発明をさらに説明する。 図１は本発明に係る多量染料拡散プリンタの基本的な外形を示す等角図である 。 図２はプリンタの平面図であり、ある程度、線図的に描かれている。 図３はプリンタの断面図であり、有る程度、線図的に描かれている。 図４は論理線図である。 図面を参照すると、プリンタは、二つの並行なＡ６エンジン１ａ及び１ｂを備 え、これらのエンジンは単一枠体２に搭載され、独立して、又は両方同時に使用 することができる。単一Ａ４プリントヘッド３と駆動装置とから成る組立体は、 枠体の幅全体にわたって伸び、両方のプリントエンジン１ａ，１ｂに跨っている 。プリントヘッド３は、各プリントエンジン用の二組のヘッド要素３ａ，３ｂを 備えている。プリントヘッド３の下方にはス プリットプラテンローラ４があり、このプラテンローラ４は、プリント中に加え られるプリントヘッド圧力によって生じさせられる歪みを最低限に抑えるように 中央で支持されている。スプリットプラテンローラ４の二つの部分の各々は、個 々に駆動され、搭載されているプリントエンジン用のＡ６幅プラテンローラを提 供する。 各プリントエンジンは、別体の被転写シート供給ロール５ａ及び５ｂを備え、 こららの被転写シート供給ロールはプリントエンジンの後方に配置されている。 各被転写シートは、連続ストリップの形態であり、ガイドローラ２４ａ，２４ｂ によって、プラテンローラ４まで、また、プラテンローラ４を越えてプリンタの 前部に配置されているプリント切断供給部６まで案内される。被転写ストリップ は、プラテンローラ４の周囲を約１８０°覆い、二つの別個に作動されるニップ ローラ２５ａ，２５ｂによってプラテンとの接触が維持される。前記ニップロー ラ２５ａ，２５ｂは、プラテンローラの両側部にプラテンローラと並行に配置さ れている。被転写ストリップは、プラテンローラ４及びニップローラ２５ａ，２ ５ｂによってプリンターを通るように摩擦供給される。スプリットプラテンロー ラ４は、独立装置２６ａ，２６ｂを有する（図２参照）。プリンター内には裁断 機７が収容されている。この裁断機７は、プリント切断供給部６の直前に配置さ れている。この裁断機７は、プリンタの幅全体にわたって伸び、その下方を通る 被転写シートを 両方切断することができる。図１は、印刷待ちの休止状態にある供給ロール５ａ の被転写ストリップを示す一方で、イメージ８が印刷され、裁断機の作用でスト リップの残りの部分から切り離されるのを待っている他の供給ロール５ｂからの 被転写ストリップの端部を示している。図２は、プリント切断供給位置にある両 方の被転写ストリップを示している。 プリンタの内部には、各エンジン用の第１及び第２の別体のドナーリボンセッ トがあり、これらのドナーリボンセットは、供給リール１０ａ及び１０ｂから各 巻取りリール１１ａ及び１１ｂまで伸びるドナー又は染料担持シートリボンを有 する。巻取りリールは、図２に符号１１ａ及び１１ｂで示すトルク制限装置を介 してモータで別個に駆動される。染料担持シート供給リールは、駆動はされない が、染料担持シートの張力を設定するためにトルク制限層を各々備えている。染 料担持シートを収容するカセットは必要なく、染料担持シートは、単にリールの 形態で搭載され得る。 図３には、被転写シートが符号２７ａ及び２７ｂで示されており、ドナー又は 染料担持シートが符号２８ａ及び２８ｂで示されている。 図３に示すように、各エンジンの被転写ストリップ及びドナーリボンに対して 、各々検出手段１５ａ，１５ｂ及び１６ａ，１６ｂが設けられており、これらの 検出手段は、ストリップ及びリボンの状態、例えば、ストリッ プ又はリボンが動いているか、止まっているかを検出する。検出手段１５ａ，１ ５ｂ及び１６ａ，１６ｂはプリンタの制御手段に接続され、プリンタに状態情報 を送る。制御手段は、前記状態情報に基づいて、イメージ信号を供給するための ヒータ要素組及び／又は駆動手段の動作を決定する。 加えて、被転写ストリップ又はドナーリボンの使い果たしを検出するために有 無センサ１７ａ，１７ｂ及び１８ａ，１８ｂが設けられ、例えば、プリンタが、 一方のエンジンのみで作動している時に使い果たしが検出されると、制御手段は 他方のエンジンに駆動及びイメージ信号の送信を切り換え得る。 枠体は、基部１２とヒンジ結合式蓋１３とから成る。プリントヘッド組立体は 、ヒンジ結合式蓋内に収容され、蓋が閉じている時は、染料担持シート供給ロー ルと巻取りロールとの間に位置する。これにより、染料担持シートの補充や、プ リントヘッドのクリーニング及び／又は交換が容易にできるようになる。 制御手段は、枠体内に収容されたＰＣマザーボード及び複数の電子部品を備え 、ＰＣマザーボード１４は、プリンターの側部に沿って配置されている。これに より、プラットフォームを低価格にし、プリンタの制御に必要な特別なハードウ ェアを最低限にすることができる。また、前記制御手段は、フォトブース内の他 の装置、例えば、ユーザーディスプレイグラフィックス、ユーザー入 力装置、硬貨処理、又はブース照明等の制御にも使用することができる。しかし 、適当な場合には、外部のＰＣボートが代わりに使用され得る。 個々のエンジンに関しては、プリンタヘッドの適当なヒーター組にイメージ信 号が送られてくると、背景技術の欄で説明した従来の方法で印刷動作が実行され る。しかし、遠隔フォトブース内で使用する時には、本発明の別の特徴により、 多数のイメージ信号をプリンターに順に送り、これらの信号で表されるイメージ を、制御手段が使い果たした供給信号に応じて一方の被転写シートストリップへ 任意の別のイメージ信号の印刷を切り替えるまで他方の被転写シートストリップ に印刷し、その後使い果たされたメディア供給手段に別のメディアを再充填する ことから成る熱転写印刷法が提供される。 図４は、プリンタの融通性を説明するロジック線図である。制御手段２０に接 続されたカスタマー／ユーザインターフェイス１９で、制御手段は駆動制御信号 ２１ａ，２１ｂを準備するためにセットアップされ、その結果、二つのエンジン の動作モードは、独立モード又は同時モードの何れかに選択され得る。 独立モードが選択された場合には、スイッチ２２で印刷の自動制御又は手動制 御が選択され得、各エンジン（図面には、左エンジン及び右エンジンで示されて いる。）の出力は、印刷されるべきメディアに依存する。従って、両方のエンジ ンが同じメディアを装備するようにプ リンタがセットアップされると、何れか一方のメディアが使い果たされるか、リ ールが空になるか、又は故障が検出されるまで、連続的に動作する。プリンタに 異なるメディア、例えば、カラー及び白黒を装備させてセットアップすると、使 用者は異なるメディア出力が利用できるようになる。 同時モードが選択されると、プリンターのセットアップに依存して、以下の出 力が利用可能になる。 （ａ）同じメディアにおける同一イメージ（同一イメージ信号２３ａ及び２３ ｂ）の二重出力 （ｂ）同じメディアにおける異なるイメージ（異なるイメージ信号２３ａ，２ ３ｂ）の二重出力 （ｃ）異なるタイプ又はフォーマットのメディアにおける同じイメージの二重 出力 （ｄ）異なるタイプ又はフォーマットのメディアにおける異なるイメージの二 重出力

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴツダード，ケント，ケリユ イギリス国 ダービーシヤー デイイー12 ６エヌエフ，オーバーシール，ラリング トン ロード 17 (72)発明者 ポータス，ロバート，テレンス イギリス国 スタフオードシヤー デイイ ー15 オーアール１，バートン オン ト レント，ブレツトバイ，ザ グリーン，ハ ニイサツクル コテーヂ（番地なし)

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（ａ）電子イメージ信号を受ける手段と； （ｂ）各々、プラテンローラー、送出スプールから巻取スプールへのびるドナ ーリボンから成るドナーリボンセットを保持する手段、被転写シートの供給部を 保持する手段及びプラテンローラーを回転させ、ドナーリボン及び被転写シート を他から独立して印刷中に移送させる駆動手段を備える第１、第２の平行で隣接 したプリントエンジンと； （ｃ）第１のプリントエンジンで動作するように位置決めされた第１の組のヒ ーター及び第２のプリントエンジンで動作するように位置決めされた第２の組の ヒーターを備えたプリントヘッドと； （ｄ）第１、第２のプリントエンジンの一方の駆動手段の動作を、選択したプ リントエンジンで作動できるヒーター組へのイメージ信号の供給と選択的に組み 合わせる制御手段と を有することを特徴とする熱転写プリンター。 ２．両方のプリントエンジンを横切ってのびる二組列のヒーターを備えているこ とを特徴とする請求の範囲1に記載の熱転写プリンター。 ３．制御手段が、両方のプリントエンジンの駆動手段を同時に作動させながら、 両方の組のヒーターにイメージ信号を供給するかまたは一方の組のヒーターを駆 動できるエンジンの駆動手段だけを作動させてその一方の組の ヒーターにのみイメージ信号を供給するように設定されることを特徴とする請求 の範囲1または２に記載の熱転写プリンター。 ４．制御手段が、両方のプリントエンジンに対するドナーシート及び被転写シー ト供給部の少なくとも一方の状態を検知する検知装置に接続され、そして制御手 段が検出した状態に応動してイメージ信号を受けるためにどの組のヒーターを選 択するかを決めかつ相応してどの駆動手段を駆動するかを決めることを特徴とす る請求の範囲３に記載の熱転写プリンター。 ５．各エンジンがドナーリボン供給部及び被転写シート供給部の少なくとも一方 の消耗を感知する検出装置を備え、そして一方のエンジンにおけるそのようなメ ディアの消耗の感知に応じて、制御手段が他方のエンジンの駆動手段を作動して イメージ信号を他方のエンジンで作動する組のヒーターに送るように構成される ことを特徴とする請求の範囲４に記載の熱転写プリンター。 ６．両方のプリントエンジンが、ロール形態の連続したストリップから成る被転 写シート供給部を受けるようにされていることを特徴とする請求の範囲４に記載 の熱転写プリンター。 ７．各エンジンに、なお印刷されることになる残りのストリップから印刷した部 分を分離するプリント分離手段が設けられることを特徴とする請求の範囲６に記 載の熱転写プリンター。 ８．両方のエンジンにロール形態の被転写シートの連続したストリップから成る 被転写シート供給部及び送出しスプールから巻取りスプールへのびしかも熱拡散 可能な染料を含む染料担持被膜を備えた染料担持シートリボンから成るドナーリ ボンセットが装填され、制御手段が、検出装置から使い果たしたメディア供給信 号を受けるまで、一方の組のヒーターにのみ入力イメージ信号を送り、他方の組 のヒーターには別のイメージ信号を送るように設定されることを特徴とする請求 の範囲７に記載の熱転写プリンター。 ９．多数のイメージ信号を請求の範囲8に記載のプリンターに順に送り、これら の信号で表されるイメージを、制御手段が使い果たしたメディア供給信号に応じ て一方の被転写シートストリップへ任意の別のイメージ信号の印刷を切り替える まで他方の被転写シートストリップに印刷し、その後使い果たしたメディア供給 手段に別のメディアを再充填することから成ることを特徴とする熱転写印刷法。 10．同一形式かまたは異なる形式の被転写シートをそれぞれの被転写シート保持 手段に取付け、そしてそれぞれの組のヒーターに同一かまたは異なるイメージ信 号を供給することから成ることを特徴とする請求の範囲1に記載のプリンターを 用いた熱転写印刷法。