JPH07172015A - 熱転写式画像記録装置 - Google Patents

熱転写式画像記録装置

Info

Publication number
JPH07172015A
JPH07172015A JP5344062A JP34406293A JPH07172015A JP H07172015 A JPH07172015 A JP H07172015A JP 5344062 A JP5344062 A JP 5344062A JP 34406293 A JP34406293 A JP 34406293A JP H07172015 A JPH07172015 A JP H07172015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cleaning
thermal head
ink sheet
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5344062A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kobayashi
幸二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5344062A priority Critical patent/JPH07172015A/ja
Publication of JPH07172015A publication Critical patent/JPH07172015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別なクリーニング装置を設けずに、サーマ
ルヘッドをクリーニングすることのできる熱転写式画像
記録装置を提供することである。 【構成】 ローラ状のプラテン2に対して、サーマルヘ
ッド1が接離自在に設けられている。インクシート3に
は、サーマルヘッド1の側に、所定の幅で、インク塗布
領域を除いた部位に、クリーニング部が設けられてい
る。インクシート3を介してサーマルヘッド1をプラテ
ン2に圧接させ、インクシート3を所定量、移送させる
と、そのクリーニング部はサーマルヘッド1を摺擦清掃
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移送されるインクシー
トと記録紙を介してサーマルヘッドをプラテン対して圧
接し、サーマルヘッドの発熱エレメントを画信号に応じ
て選択的に発熱させ、その熱により、インクシートのイ
ンクを溶融又は昇華させて記録紙上に転写することによ
り、当該記録紙上に画像を形成する熱転写式画像記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを用いる上記形式の熱転
写式画像記録装置は、電子写真方式を採用した画像記録
装置に比べ、構成が簡素であり、又、メンテナンスフリ
ーにすることが可能であることから、特に、カラープリ
ンタや、カラー複写機や、カラーファクシミリなどのオ
フィスオートメーション機器として、又、民生用のビデ
オプリンタとして、性能面やその他の面で急速な進歩を
遂げており、又、その一層の小型化も進んでいる。
【0003】この種の熱転写式画像記録装置では、サー
マルヘッドの発熱エレメントが汚れる事に対して非常に
敏感であり、当該エレメントに異物等が付着すると、記
録画像に悪影響を与え、場合によっては画像が白く副走
査方向にスジ状に抜けてしまう。
【0004】発熱エレメントが汚れる原因としては、イ
ンクシートに塗布されたインクの発熱エレメントへの付
着、異物等の発熱エレメントへの付着といったものがあ
る。異物等の付着に関しては、インクシートに付着して
いた異物が発熱エレメントに付着する場合と、外部から
侵入した異物が発熱エレメントに付着する場合とがあ
る。熱転写式の画像記録装置は出力画像の記録品質を安
定させるために、何らかの方法でサーマルヘッドを冷却
する必要があり、このため一般的にサーマルヘッドの冷
却には電動ファンが使用され、当該記録装置の記録部に
風があたるように構成されているが、これが異物の侵入
を助長している。
【0005】そこで、何らかの方法でサーマルヘッドの
発熱エレメントをクリーニングする必要があり、かよう
な技術として、例えば特開昭55−142685号公報
などによるものが提案されている。
【0006】ところが、従来のこの種の熱転写式画像記
録装置では、専用の特別なクリーニング手段を用いて発
熱エレメントを清掃する技術が採用されており、このよ
うなものでは構成が大がかりなものとなり、又、付帯部
品も増え、装置コストを上昇させたり、或いはメンテナ
ンスが面倒なものとなったりする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去し、特別なクリーニング手段を設けず
に、サーマルヘッドの発熱エレメントをクリーニングす
ることのできる熱転写式画像記録装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の熱転写式画像記録装
置において、非記録動作時に、移送されるインクシート
を介してプラテンに圧接したサーマルヘッドの発熱エレ
メントを摺擦して、該サーマルヘッドの発熱エレメント
をクリーニングするクリーニング部を設けたインクシー
トを用いる熱転写式画像記録装置を提案するものであ
る。
【0009】その際、インクシートとして、互いに色の
異なる複数のインク層を1組みの色グループとし、当該
色グループをインクシートの長手方向に順次、繰返し形
成したインクシートを用い、そのクリーニング部を互い
に色の異なるインク層の間に設けると有利である。
【0010】更に、インクシートとして、互いに色の異
なる複数のインク層を1組みの色グループとし、当該色
グループをインクシートの長手方向に順次、繰返し形成
したインクシートを用い、そのクリーニング部をn(1
以上の自然数)組みの色グループごとに設けることも有
利である。
【0011】又、本発明は、冒頭に記載した形式の熱転
写式画像記録装置において、プラテンに圧接したサーマ
ルヘッドの発熱エレメントを摺擦して、該サーマルヘッ
ドの発熱エレメントをクリーニングするクリーニングシ
ートを、前記インクシートの代りにセット可能とした熱
転写式画像記録装置を提案する。
【0012】その際、上記各構成において、プラテン
は、サーマルヘッドの発熱エレメントのクリーニング動
作時に回転駆動されるものであると効果的である。
【0013】更に、サーマルヘッドは、その発熱エレメ
ントのクリーニング動作時に通電され、その発熱エレメ
ントが発熱するものであると効果的である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0015】図1及び図2は、本発明一実施例の熱転写
式画像記録装置の要部のみを示す概略図である。これら
の図において、符号1はライン型のサーマルヘッドを、
2はローラ状のプラテンをそれぞれ示す。このうちのサ
ーマルヘッド1は、符号1aで示した部分に、図1及び
図2の紙面に対して垂直な方向(主走査方向)に配列さ
れた多数の発熱エレメント(発熱抵抗体)を有し、かか
るサーマルヘッド1は後述するサーマルヘッド接離用駆
動手段によって、図1及び図2に示すように、プラテン
2に対して接離自在に支持されている。記録動作時には
サーマルヘッド1は、その発熱エレメント1aの部分が
図2に示すように、インクシート3及び記録紙4を介し
てプラテン2に圧接する。図1はサーマルヘッド1がプ
ラテン2から離隔したときの状態を示している。
【0016】記録紙4は、図示されない給紙部より記録
紙搬送ローラ対5を経て、記録紙ガイド板9にガイドさ
れつつプラテン2に向けて移送され、プラテン2に外周
面の一部に沿うように巻き付けられるようになってい
て、後に述べる記録動作を終了したのち、記録紙搬送ロ
ーラ対6を経て機外に排出される。一方、インクシート
3は、インクシート供給ローラ7より供出され、使用済
みのインクシートを巻き取るインクシート巻き取りロー
ラ8の方に巻き取られるようになっている。
【0017】インクシート3が、このようにして巻き取
られることにより、そのインクシート3は、記録動作時
に一方向、すなわち、矢印a方向(図2)に移送され
る。サーマルヘッド1は、後述する記録動作時に、その
方向に移送されるインクシート3と、プラテン2によっ
て搬送される記録紙4とを介して、図2に示す如くプラ
テン2に圧接する。
【0018】図4は、図1に示した装置部周辺を上から
見た図である。なお、この図には、コントローラ部のブ
ロック図を併せて示してある。図中、符号11はヘッド
接離用駆動モータであり、このモータ11のギア12
は、軸13の端部に設けたギア14に噛み合っている。
軸13には、例えば板バネ15より成る支持部材の一端
部が固定され、その板バネ15の他端部にはサーマルヘ
ッド1が固定されている。
【0019】モータ11が正転したり、逆転したりする
ことで、軸13が、図1及び図2における時計方向又は
反時計方向に回動して、サーマルヘッド1がプラテン2
に圧接したり、このプラテンから離隔したりする。図4
において、モータ11、ギア12、ギア14、軸13及
び板バネ15等は、記録動作時と、後述するクリーニン
グ動作時に、インクシート3及び記録紙4、又はインク
シート3のみを介してサーマルヘッド1をプラテン2に
圧接させ、非記録動作時、サーマルヘッド1をプラテン
2から離隔させるサーマルヘッド接離用駆動手段を構成
する。
【0020】同図において、符号101は、記録装置の
各種制御を行う、例えばタイマーやI/Oポートなどを
内蔵した1チップマイクロコンピュータ(以下MPUと
記す)である。このMPU101からの制御信号によっ
てモータ11が駆動され、サーマルヘッド1がプラテン
2に対して接離するのである。なお、本例ではモータ1
1の駆動力を、ギア系を介してサーマルヘッド1の方に
伝達するようにしているが、この他、タイミングベルト
やカムなどを用いてサーマルヘッドを接離駆動するよう
にしても良い。
【0021】図4において、符号16は、MPU101
から出力される制御信号をもって、ギア18,19を介
してインクシート巻き取りローラ8を記録動作時とクリ
ーニング動作時において回転駆動するインクシートモー
タである。又、17は、MPU101から出力される制
御信号をもって、ギア21,22を介してプラテン2を
回転駆動するプラテンモータである。なお、本例では、
両モータ16,17の回転をギア系で伝達するようにし
ているが、かかる伝達手段として、先にも述べたような
タイミングベルトなどを用いるようにしても良い。
【0022】図1に示した記録紙搬送ローラ対5,6
や、その他の回転体の駆動源については、図4ではその
図示を省略してあるが、例えばプラテンモータ17によ
り、適当なギア等の伝達手段を介して、それらを回転駆
動しても良いし、又、単独でそれらを駆動するようにし
ても良い。又、サーマルヘッド1の上下位置を検出する
センサが設けられているが、このセンサは、本発明には
直接関係しないため、図には示していない。
【0023】図4における符号102は、当該記録装置
を操作するための操作部や、各種記録仕様条件などを表
示するための表示部などを設けた操作パネルである。
【0024】図5は、インクシート3の一例を示す図で
あり、このインクシート3には、互いに色の異なる複数
のインク層が形成されている。すなわち、本例のインク
シート3では、イエローインク層Yと、マゼンタインク
層Mと、シアンインク層Cの、互いに色の異なる複数の
インク層から成る1組みの色グループが形成され、かか
る色グループがインクシートの長手方向に順次、繰返し
形成されている。印写時の先頭色は、本例ではイエロー
インク層Yとなっており、以下、マゼンタインク層M、
シアンインク層Cの順に印写が行われる。
【0025】図6の(a)乃至(d)は、このようなイ
ンクシート3を拡大して模式的に示した断面図であり、
この図では断面を示すハッチングは省略してある。イン
クシート3のベースフィルム40の一方の面(プラテン
2側の面)に、上述した各インク層Y,M,C(これら
を一括して示すときは符号42を用いる)が積層されて
いる。ここに示した例では、インク層42のインクが昇
華型のもの、例えば染料より成るが、顔料などの熱溶融
型のインクを用いてもよい。
【0026】又、図5に示すようにインクシート3の、
互いに色の異なるインク層Y,M,Cの間にはクリーニ
ング部10が設けられており、この幅Wはどの部分でも
等しくなっている。
【0027】これらのクリーニング部10は、例えば図
6の(a)に示すように、インクシート3のサーマルヘ
ッド側のベースフィルム面に設けた受容層43から構成
されている。この受容層43はインクの受容を容易にす
る物質から成り、例えば、昇華型熱転写式画像記録装置
などで、記録紙に設けられた受容層と同様な構造とする
ことができる。
【0028】又、図6の(b)に示すように、インクシ
ート3のサーマルヘッド側のベースフィルム40の全面
に、インクの受容を容易にする受容層43を設け、その
一部、すなわち各インク層Y,M,Cの間の部分をクリ
ーニング部10とすることもできる。
【0029】更に、図6の(c)又は(d)に示すよう
に、サーマルヘッド側のべースフィルム40の面に、サ
ーマルヘッドの熱によってインクシートが溶けるのを防
止する耐熱活性層41を設けたときは、その表面に、図
6の(a)又は(b)と同様に受容層43を積層し、こ
れをクリーニング部10とすることもできる。
【0030】なお、図5は、インクシートの裏側、すな
わちサーマルヘッド1が接する側から見た図であり、各
インク層Y,M,Cは、実際にはプラテン2と対向する
表の側の面に形成されている(図6参照)。
【0031】図5に示すように、各色グループの先頭色
であるイエローインク層Yの下流側(図の右側)であっ
て、クリーニング部10の前端部(インクシート移送方
向上の前端部)には、両側に一対のマーカM1,M2が付
されている。
【0032】ここで図1、図2、図4及び図5に示すよ
うに、上述のマーカM1,M2及び後述する各マーカを検
知するためのセンサ23,24が、巻き取り側のインク
シート3の上側の位置に、手前側と奥側とにつき、それ
ぞれインクシート3と対向するように設けられている。
この各センサ23,24は、例えばフォトインタラプタ
より成り、それらの対向部位には反射板25が設置さ
れ、この反射板25は記録紙4のガイドを兼ねるように
なっている。各センサ23,24は上述のマーカ及び次
に述べるマーカを検知して、MPU101に向けて信号
を送出する。
【0033】各マーカは、例えば黒色となっていて、そ
のマーカ以外のインクシート部分がセンサ23,24に
対向したときは、各センサ23,24からの光は、その
インクシート部分を透過し、反射板25で反射して再び
各センサ23,24に戻る。これに対し、各マーカが各
センサ23,24に対向すると、各センサ23,24か
らの光は各マーカによって遮られる。このようにして各
マーカを検知することができるのである。
【0034】両センサ23,24によって、先ずマーカ
1,M2が検知されるのであるが、このことは、1組み
の色グループの先頭が検知されるということである。
【0035】更に、図5に示す如くインクシート3に
は、イエローインク層Yの前端部にセンサ24が検知す
るマーカM3が付され、このマーカM3は、イエローイン
ク層Yのインク塗布領域を示すものである。又、マゼン
タインク層Mのクリーニング部10の前端部にはセンサ
23のみが検知するマーカM4が付され、このマーカM4
はクリーニング部10を示すものである。更に、マゼン
タインク層Mの前端部にマーカM5が付され、このあ
と、シアンインク層Cのクリーニング部10の前端部
と、このインク層Cの前端部にマーカM6,M7がそれぞ
れ付されている。このようなマーカM1乃至M7が、各色
グループごとに形成されているのである。
【0036】なお、この例のインクシート3では、3色
のインク層Y,M,Cを用いているが、インクシートの
色数の設定が予め定められたものであれば、インクシー
トの色数が違うものにおいても有効である。又、例えば
3色のインク層を有するインクシートや、4色のインク
層を有するインクシートなど、数種類のインクシートを
使用可能な画像記録装置においても、インクシートの種
類を識別する手段を付設することを条件として、本例の
インクシートにおけるマーカの形態が使用可能である。
更に、例えばインクシートのサーマルヘッドに対する搬
送速度と、記録紙のサーマルヘッドに対する搬送速度と
が異なる印写方式等(所謂マルチ印写方式)においても
有効である。
【0037】図8は本装置の印写時のフローチャートで
ある。以下同図及び図1乃至図6をもとに装置の印写動
作と、これに関連する動作を説明する。動作開始前に
は、装置の各要素は図1の状態となっていて、サーマル
ヘッド1はプラテン2から離れ、各要素の作動は停止し
ている。動作の開始に伴って、先ずインクシート3を、
インクシートモータ16(図4)を駆動して先頭位置に
セット(先頭位置の頭出し)する(図8の(1))。す
なわち、1組みの色グループの先頭のマーカM1,M2
センサ23,24によって検知し、その検知信号により
インクシートモータ16を止める。このとき、図5に示
したインクシート3のインク層Yの前方にあるクリーニ
ング部10の前端部(A)が、図1に符号Xで示したプ
ラテン部分、すなわちサーマルヘッド1を下降させたと
きに、その発熱エレメント1aがプラテン2に接する記
録部に合致し、この状態でインクシート3が止められ
る。
【0038】なお、図1乃至図5においては、図を判り
やすくするため、各センサ23,24と各マーカの相対
位置を実際の位置よりも多少ずらして示してある。上述
のように各センサ23,24がマーカM1,M2を検知し
たとき、クリーニング部10の前端部Aが記録部Xに合
致するようにするには、図5に示した全てのマーカを、
インクシート3の各インク層Y,M,Cに対して、多
少、その移送方向aの下流側(図5の右方)にずらして
配置するか、センサ23,24を上流側にずらして配設
する。これは、後述する実施例においても同様である。
【0039】次に、ヘッド接離用駆動モータ11を駆動
し、サーマルヘッド1をダウンし、インクシート3を介
して、サーマルヘッド1をプラテン2に押圧する(図8
の(2))。この状態でインクシートモータ16を再び
駆動してインクシート3を矢印a方向に移送してクリー
ニング動作を行う(図8の(3))。すなわち、図5の
イエローインク層Yの前方のクリーニング部10の前端
部(頭出し位置A)をサーマルヘッド1の発熱エレメン
ト1aに対応させ、インクシート3を、例えば幅Wより
小さい所定の距離だけ送って、クリーニング部10で、
サーマルヘッド1に付着した異物や、インクなどを摺擦
清掃するのである。この場合、インクシート3を幅Wだ
け送るようにしてもよいが、本例ではこれよりも小さい
距離だけインクシート3を送るようにしている。
【0040】このようなクリーニング動作によって、サ
ーマルヘッド1の発熱エレメント1aの部位を少なくと
も含むサーマルヘッド部分がクリーニング部10の摺擦
で、クリーニングされるのである。このとき、本例では
図6の(a)乃至(d)に示したように、クリーニング
部10はインクを受容しやすい受容層43により構成さ
れているので、発熱エレメント1aに付着したインクを
効果的に除去することができる。
【0041】上述のように、インクシート3に設けられ
たクリーニング部10は、未だ実際の印写動作が開始さ
れていない非記録動作時に、移送されるインクシート3
を介してプラテン2に圧接したサーマルヘッド1の発熱
エレメント1aを摺擦して、このサーマルヘッド1の少
なくとも発熱エレメント1aをクリーニングするのであ
る。
【0042】なお、本実施例では、クリーニング動作中
はインクシート3のみを駆動する。インクシート3を上
述した如き移送量だけ移送したのち、インクシート3を
停止させ、サーマルヘッド1をアップする(図8の
(4))。すなわちサーマルヘッド1をプラテン2から
離隔させるのである。これで、イエローインク層Yによ
る印写前クリーニング動作を終了する。
【0043】次にプラテン2および記録紙搬送ローラ対
5,6を駆動して給紙を行い、記録紙4をプラテン2に
巻き付けつつ移送し、その記録紙4の先端部分が図2に
示すように記録部Xのところに達したとき、記録紙4を
停止させる(図8の(5))。次にインクシート3のイ
エローインク層Yの頭出しを行う。すなわち、インクシ
ート3を矢印a方向に移送させ、センサ24がマーカM
3を検知したとき、インクシート3を停止させる。この
とき、イエローインク層Yの前端部が記録部Xに合致し
た状態で、インクシート3が停止する。図8における
(6)の「Yインクシートセット」は、このようなイエ
ローインク層Yの頭出しを意味する。
【0044】次に、図2に示す如くサーマルヘッド1を
ダウンさせ(図8の(7))、サーマルヘッド1とプラ
テン2との間にインクシート3及び記録紙4を介在させ
て押圧し、イエローインク層Yによる印写(記録動作)
を行う(図8の(8))。すなわち、矢印a方向に移送
されるインクシート3と、記録部Xにおいて同じ方向に
移送される記録紙4を介してサーマルヘッド1をプラテ
ン2に対し圧接し、サーマルヘッド1の多数の発熱エレ
メント1aを画信号に応じて選択的に発熱させ、その熱
によりインクシート3のインクを昇華(溶融型インクの
場合には溶融)させ、そのインクを記録紙4上に転写す
ることにより、当該記録紙4上に画像を形成するのであ
る。図3は、このような印写動作を終了したときの記録
紙4の位置を示している。このような印写、すなわち記
録動作の態様は、マゼンタインク層M又はシアンインク
層Cにより印写を行うときも同様である。
【0045】イエローインク層Yによる印写が終了する
と、サーマルヘッド1をアップし(図8の(9))、マ
ゼンタインク層Mの前部側のクリーニング部10の頭出
しを行い(図8の(10))、サーマルヘッド1をダウ
ンし(図8(11))、このクリーニング部10による
クリーニング動作を、前述したクリーニング動作と同様
にして行う(図8の(12))。このときのクリーニン
グ部10の頭出しは、センサ23がマーカM4を検知す
ることにより行われる。
【0046】クリーニング動作を終了した後、サーマル
ヘッド1をアップし(図8の(13))、プラテン2お
よび記録紙搬送ローラ対5,6を逆転駆動し記録紙4を
図2に示した印写開始位置へ戻してセットする(図8の
(14))。
【0047】以下、図8の(15)から(27)に示す
ように、上述したところと同様にして、マゼンタインク
層Mによる印写、クリーニング動作、シアンインク層C
による印写を行い、最後にプラテン2及び記録紙搬送ロ
ーラ対5,6を駆動して記録紙4を排出し(図8の(2
8))、印写を完了する。なお、本実施例の場合、各色
の印写の前にサーマルヘッド1のクリーニング動作を行
っているが、これを各色の印写終了後に行っても良い。
但し、このようにすると、先頭色印写の直前にはクリー
ニング動作が行われなくなるので、例えば前回に印写し
た後に、装置内に混入し、サーマルヘッド1の発熱エレ
メント1aに付着した異物等には対処できなくなるた
め、本実施例のように各色の印写の直前にクリーニング
動作を行う方法が望ましい。
【0048】図9はクリーニング動作時のフローチャー
トである。以下、同図をもとに装置のクリーニング動作
を説明する。まずサーマルヘッド1をアップし(図9の
(1))、次にインクシートモータ16を駆動して、イ
ンクシート3の頭出しを行う(図9の(2),
(3))。前述のように、インクシート3の頭出しは、
センサ23,24がマーカM1,M2を検知する事によっ
て行われる。すなわち、先頭位置のクリーニング部10
の頭出しの場合は、センサ23,24が共に検知状態と
なるまで、インクシートモータ16を駆動し、それ以外
の時のクリーニング部の頭出しは、センサ23のみが検
知状態となるまで駆動する。
【0049】センサ23,24が所定のクリーニング部
のマーカM1,M2,M4,M6を検知すると、インクシー
トモータ16をOFF(停止)し(図9の(4))、イ
ンクシート3を一旦停止させる。次にサーマルヘッド1
をダウンし(図9の(5))、プラテン2との間にイン
クシート3のクリーニング部10を介在させ、押圧す
る。この状態でインクシートモータ16をON(回転)
し(図9の(6))、インクシート3を駆動する。
【0050】MPU101(図4)はインクシート3を
予め定められた量搬送するまで、インクシートモータ1
6を駆動する(図9の(7))。この方法では、例えば
インクシートモータ16にDCモータを使用した場合
に、MPU101に内蔵されているタイマによって、イ
ンクシートモータ16を駆動した時間を計測すること
で、インクシートを所定量を搬送するようにしても良い
し、インクシートモータ16にパルスモータを使用した
場合は、その駆動パルス数からインクシートの搬送量を
計測しても良い。
【0051】インクシートを規定量駆動した後、インク
シートモータ16をOFFし(図9の(8))、サーマ
ルヘッド1をアップして(図9の(9))クリーニング
動作を終了する。
【0052】前述したところから明らかなように、図2
は、イエローインク層Yの前のクリーニング部10によ
って、サーマルヘッドのクリーニング動作が行われたの
ち、給紙が行われて、記録紙4の先端部側位置と、イエ
ローインク層Yの先頭位置とが合致した状態を示し、こ
の状態からイエローインク層Yによる印写が開始され
る。
【0053】又、イエローインク層Yの前のクリーニン
グ部10によるクリーニング動作時には、未だ記録紙4
が給送されておらず、又、マゼンタインク層M又はシア
ンインク層Cの前のクリーニング部10によるクリーニ
ング動作時には、記録紙4は、搬送ローラ対6にクラン
プされたまま停止して、図3の位置を占めている。記録
紙4は、イエローインク層Yとマゼンタインク層Mによ
る印写を終了し、且つヘッドのクリーニングを終了した
あと、記録紙搬送ローラ対6やプラテン2の逆転作用で
記録紙搬送ローラ対5の方に戻され、記録紙の印写開始
位置が記録部Xに合致するように記録紙が置かれること
は先に説明した通りである。
【0054】以上説明した通り、本実施例によれば、イ
ンクシートに、サーマルヘッドクリーニング用のクリー
ニング部10を設けるのみで、サーマルヘッド1の発熱
エレメント1aを清掃できるので、記録装置の大型化、
複雑化を防ぐことができる。加えて各色のインク層Y,
M,C毎にクリーニング部10を設けているので、各色
のインク層を用いて行われる印写動作の前、又は後に、
サーマルヘッド1の発熱エレメント1aを常に清浄にし
た状態としておくことができる。加えてサーマルヘッド
1とプラテン2の間にクリーニング部10を介在させ、
この部位を、サーマルヘッドで加圧してクリーニング動
作を行っているので、クリーニング効果を更に高めるこ
とができる。加えて印写の直前にクリーニング動作を行
う事により、例えば前回印写した後、外部から混入し、
サーマルヘッド1の発熱エレメント1aに付着した異物
なども印写の前にもらさず除去することができる。
【0055】なお、図6の(b),(d)に示したよう
に、ベースフィルム40のサーマルヘッド側の全面に受
容層43を積層したときは、記録装置が記録動作(印
写)を行っているときも、この受容層43がサーマルヘ
ッド1の発熱エレメント1aをクリーニングする。従っ
てこの場合には、前述したように独立したクリーニング
動作の時間を設けずとも、発熱エレメント1aのクリー
ニングが可能となる。すなわち、従来の記録装置と同じ
態様で記録動作を行うだけでも、発熱エレメント1aの
クリーニングが可能となるのである。
【0056】図5に示したインクシート3の他に、例え
ば図7に示したインクシート3を用いることによって
も、前述したところと同様に、サーマルヘッド1の発熱
エレメント1aをクリーニングすることができる。
【0057】図7に示したインクシート3においても、
印写時の先頭色はイエローインク層Yであり、次いでマ
ゼンタインク層M,シアンインク層Cの順に印写が行わ
れる。このように、互いに色の異なる複数のインク層
Y,M,Cが1組みの色グループを構成し、かかる色グ
ループがインクシート3の長手方向に順次、繰返し形成
されており、その1つの色グループの各インク層Y,
M,Cによって1枚のフルカラー画像が形成される。イ
ンクシート3に設けられるクリーニング部10は、nを
予め定められた1以上の自然数としたとき、n組みの色
グループごとに設けられている。すなわち、クリーニン
グ部10は、n組みの色グループの間に設けられている
のである。例えば、nが2であれば、2組みの色グルー
プと、これに隣り合う2組の色グループとの間に、かか
るクリーニング部10が設けられているのである。この
インクシート3と、そのクリーニング部10の断面構造
は、図5に示したインクシートの場合と同様である(図
6の(a)乃至(d)参照)。
【0058】図7に示すように、クリーニング部10の
直前には、センサ23のみが検知するマーカM1が付さ
れている。これはクリーニング部を示すマーカである。
イエローインク層Yの直前にはセンサ23,24が共に
検知するマーカM3,M4が付されている。これが1組み
の色グループの先頭を示すマーカである。マゼンタイン
ク層M、シアンインク層Cの直前にはセンサ24のみが
検知するマーカM5がそれぞれ付されている。これはイ
ンクシートのマゼンタインク層Mとシアンインク層Cの
それぞれを示すマーカである。つまり、この例における
インクシートの場合、n組みの色グループに1つの割合
で、クリーニング部10が設けられている。なお、この
例においても、イエローインク層Y,マゼンタインク層
M,シアンインク層C3色のインク層を有するインクシ
ートを示したが、本発明は違う色数のインクシートやマ
ルチ印字方式等においても有効である。
【0059】図10は、図7に示したインクシート3を
用いたときの印写時におけるフローチャートである。使
用する記録装置は、図1乃至図4に示したものと同じで
ある。以下図10と図1乃至図4をもとに、この例にお
ける印写動作を説明する。
【0060】先ず、最初にインクシート3を、インクシ
ートモータ16を駆動して、センサがマーカを検知する
まで巻き取る(図10の(1))。検知したマーカがク
リーニング部10のマーカM1であるか、イエローイン
ク層YのマーカM3,M4であるかを判断し(クリーニン
グ部が存在するか否かの判断となる)、クリーニング部
10のマーカM1である場合はクリーニング動作を行う
(図10の(2)乃至(8))。
【0061】クリーニング動作は図5に示したインクシ
ートを用いた場合と同様に行われる。クリーニング動作
を終了した後、サーマルヘッド1をアップし(図10の
(9))、イエローインク層Yの頭出しを行う(図10
の(10))。次にプラテン2および記録紙搬送ローラ
対5,6を駆動して給紙を行い(図10の(11))、
記録紙4をプラテン2に巻き付ける。最初にクリーニン
グ部10ではなくイエローインク層YのマーカM3,M4
を検知した場合は、インクシートモータ16をOFFし
(図10の(26))、上述の給紙を行う。
【0062】次に、サーマルヘッド1をダウンさせ(図
10の(12))、サーマルヘッド1とプラテン2との
間にインクシート3及び記録紙4を介在させ、サーマル
ヘッド1を押圧して、前述したところと同様にして、イ
エローインク層Yによる印写を行う(図10(1
3))。
【0063】イエローインク層Yによる印写を終了する
と、サーマルヘッド1をアップして(図10の(1
4))、プラテン2及び記録紙搬送ローラ対5,6を駆
動し、記録紙を印写開始位置へ戻してセットする(図1
0の(15))。以下、マゼンタインク層Mによる印写
とシアンインク層Cによる印写をそれぞれ行い(図10
の(16)乃至(23))、最後にプラテン2及び記録
紙搬送ローラ対5,6を駆動して、記録紙4を排出し、
印写を完了する(図10の(25))。
【0064】以上説明した通り、図7に示したインクシ
ート3には、1枚の画像を記録するために必要な、1つ
の色グループが複数形成され、そのn組みごとにクリー
ニング部10を設けているので、サーマルヘッド1の汚
れ度合などにより、クリーニング実行頻度を変えること
ができる。すなわち、サーマルヘッド1の汚れ度が、ひ
どい場合には、nの値が小さくなる条件で形成されるク
リーニング部10を設けたインクシート3を用いれば良
く、又、汚れ度が、さほどひどくない場合には、nの値
が大きくなる条件で形成されるクリーニング部10を設
けたインクシート3を用いれば良い。要するに、クリー
ニング部10の形成頻度を少なくしたり、多くしたりす
れば良いのである。加えて、上記nの値を変えたとして
も、同一の記録装置によりサーマルヘッドのクリーニン
グの対応が可能であるという効果を合わせ持つ。
【0065】なお、図5又は図7のいずれのインクシー
ト3を用いるときも、クリーニング部10によつてサー
マルヘッド1の発熱エレメント1aをクリーニングする
際、そのヘッドを通電状態にして、例えば全ての発熱エ
レメント1aを発熱させると、この熱で、サーマルヘッ
ドに付着したインクなどが軟化し、除去し易くなる。す
なわち、クリーニング効果が高められるのである。
【0066】又、図5又は図7に示したインクシート3
を用い、サーマルヘッド1の発熱エレメント1aをクリ
ーニングするとき、プラテン2を回転駆動させ、これに
よってプラテン2の表面をクリーニングすることも可能
である。この場合には、図6の(a)乃至(d)に示し
たベースフィルム40のプラテン側の各インク層の間の
領域(クリーニング部10に対応するプラテン側の面)
に、プラテン2の清掃効率を高める物質より成るプラテ
ン清掃用クリーニング部(図示せず)を設けておくと、
プラテン2のクリーニング効果を高めることができる。
【0067】以上説明した実施例を第1の実施例とした
とき、図11は、第2の実施例の熱転写式画像記録装置
を上から見た概略構成図である。この第2の実施例の記
録装置は、その記録動作(印写)時に、移送されるイン
クシートと記録紙を介してサーマルヘッドをプラテンに
対して圧接し、サーマルヘッドの発熱エレメントを画信
号に応じて選択的に発熱させ、その熱により、インクシ
ートのインクを溶融又は昇華させて記録紙上に転写する
ことにより、当該記録紙上に画像を形成する点におい
て、先に説明した第1の実施例と変りはない。異なると
ころは、プラテンに圧接したサーマルヘッドの発熱エレ
メントを摺擦して、該サーマルヘッドの発熱エレメント
をクリーニングするクリーニングシートを、上述のイン
クシートの代りにセット可能とした点にある。
【0068】図11に示した記録装置における構成要素
1乃至25及び101、102は前の第1の実施例の熱
転写式画像記録装置の場合と同様である(インクシート
の構成は異なる)。なお、図11では構成要素5及び6
の記録紙搬送ローラ対は省略してある。同図において符
号31は、インクシート28、インクシート巻き取りロ
ーラ8、及びインクシート供給ローラ7を内蔵したイン
クシートカセットであり、このカセット31は記録装置
本体に対して着脱自在に構成されている。なお、図で
は、かかるインクシートカセット31を破線で示してあ
る。又、インクシートカセット31の脱着機構は、本発
明に直接関係しないので図示を省略してある。
【0069】図12は、上記インクシートカセット(印
写用インクシートカセット)31の外観斜視図である。
このインクシートカセット31のカセット本体26に
は、クリーニング部を設けない通常の、すなわち従来よ
り周知なインクシート、例えばイエローインク層,マゼ
ンタインク層,シアンインク層の3色のインク層をもつ
インクシート28が格納装填されている。なお、カセッ
ト本体26の筒部33側がインクシート28の供給側と
なっていて、筒部34側がインクシート28の巻き取り
側となっている。
【0070】インクシート28は、例えば、図13の拡
大断面図に示すように構成されている。これは、従来よ
り一般に昇華型熱転写式画像記録装置に用いられている
インクシートであり、サーマルヘッド1と接触する側に
は耐熱活性層41が設けられ、サーマルヘッド1の熱に
よってインクシートが溶けるのを防止している。ベース
フィルム40の記録紙側の面にインク層42があり、こ
のインク層が、例えばイエローインク層、マゼンタイン
ク層及びシアンインク層より成る。
【0071】一方、図14はクリーニングシートカセッ
ト32の外観斜視図であり、このカセット32は、図1
1に示したインクシートカセット31を記録装置から外
し、該カセット31と同じ位置に装填して使用される。
これらのカセット31,32は、選択的に、記録装置の
同一位置にセットされて使用されるのである。クリーニ
ングシートカセット32のカセット本体27には、前述
のクリーニングシート29が格納装填されている。カセ
ット本体27の筒部35側がクリーニングシート29の
供給側となっていて、ここにクリーニングシート供給ロ
ーラが収容され、筒部36側がクリーニングシート29
の巻き取り側となっていて、ここにクリーニングシート
巻き取りローラが収容されている。
【0072】クリーニングシート29は、例えば図15
の拡大断面図に示すように、サーマルヘッド側に位置
し、インクの受容を容易にする受容層43と、ベースフ
ィルム40と、プラテン側に位置するプラテン清掃用ク
リーニング部44とから構成される。受容層43とプラ
テン清掃用クリーニング部44は、ベースフィルム40
の各面の全面に、中断することなく連続して形成されて
いる。図6に関連して先にも説明したように、受容層4
3としては、例えば昇華型の熱転写式画像記録装置で、
記録紙に設けられる受容層と同様のものとすることがで
きる。
【0073】図12及び14に示すように、それぞれの
カセットの、筒部33,35には、カセット識別マーク
37,38が付されていて、これらは、図11に示し
た、フォトインタラプタなどで構成されるマーク検知用
センサ39によって検知され、この検知信号はMPU1
01に入力される。MPU101は、カセット識別マー
ク検知により、記録装置本体に装填されたカセットが、
印写用のもの(図12)か、クリーニング用のもの(図
14)かを判別する。なお、センサ39は、軸13の下
側に位置している。
【0074】本実施例においてはカセットを2種類用い
ているが、例えば印写用のカセットが、色数の違うもの
や、サイズの違うものや、印写方式の違うもの等で、幾
つもの種類が存在した場合、センサ39の数を増やす事
により、識別するカセットの種類を増やす事が可能であ
る。
【0075】図17は本装置の動作のフローチャートで
ある。以下、同図をもとに本装置の動作を説明する。先
ず、MPU101(図11)は装置の動作に先んじてセ
ットされたカセットがクリーニング用のカセット32
か、印写用のカセット31かを判断する(図17の
(1))。クリーニング用のカセット32(図14)が
セットされた場合には、操作パネル102より、クリー
ニング命令が入力されたか否かをMPU101で判別す
る(図17の(2))。このクリーニング命令は、例え
ば、使用者のボタン操作等によって操作パネル102か
らMPU101へ出力される。クリーニング命令が無い
場合は再びカセットの種類を判別する。
【0076】クリーニング命令を受け取った場合、装置
は、サーマルヘッド1のクリーニング動作を開始する。
すなわち、先ず、サーマルヘッド1をダウンさせ(図1
7の(3))、サーマルヘッド1とプラテン2との間に
クリーニングシート29(図13)を介在させ、この状
態で、そのシート29を介して、サーマルヘッド1をプ
ラテン2に圧接させる。次いで、プラテンモータ17
(図11)を駆動し、プラテン2を回転させる(図17
の(4))。次に、インクシートモータ16をONし
(図17の(5))、クリーニングシート29を規定
量、移送して巻き取る。このように、クリーニングシー
ト29は、該シート29を介してプラテン2に圧接した
サーマルヘッド1の発熱エレメント1aを摺擦し、この
発熱エレメント1aをクリーニングするのである。この
とき、本例では、クリーニングシート29の受容層43
(図15)が発熱エレメント1aに摺擦するので、該エ
レメント1aに付着したインクを効果的に清掃すること
ができる。
【0077】又、このときプラテン2も回転し、その外
周面がクリーニングシート29のプラテン清掃用クリー
ニング部44(図15)に摺擦し、当該プラテン2の外
周面も同時にクリーニングされる。
【0078】クリーニングシート29が、規定量、巻き
取られたら(図17の(6))、インクシートモータ1
6及びプラテンモータ17をOFFし(図17の
(7),(8))、サーマルヘッド1をアップし(図1
7の(9))、クリーニング動作を終了する。
【0079】一方、印写用のカセット31(図12)が
セットされた場合は、操作パネル102(図11)よ
り、印写命令が入力されたか否かを判別する(図17の
(10))。この印写命令は、クリーニング命令と同様
に、例えば使用者のボタン操作等によって操作パネル1
02からMPU101へ出力される。印写命令が無い場
合は再びカセットの種類を判別する。印写命令を受け取
った場合、記録装置はインクシートカセット31内のイ
ンクシート28を用いて通常の印写動作を行う(図17
の(11))。この印写動作は、従来の熱転写式画像記
録装置におけるものと変りはない。
【0080】この第2の実施例によれば、通常の印写に
使用するインクシート28の代りに、クリーニングシー
ト29をセットして使用することにより、先の第1の実
施例と同様に、例えば、サーマルヘッドの発熱エレメン
ト1aを払拭清掃する特別なクリーニング手段を設けず
に、サーマルヘッド1をクリーニングすることができ、
装置構成を簡素化できると共に、装置コストも一段と低
減させることができる。サーマルヘッドの清掃手段を別
に設けると、装置が複雑になり、大型化し易くなる。本
例の場合は、インクシートカセット31を記録装置本体
から取り外し、その代りに、同じ位置にクリーニングシ
ートカセットを装填すれば良く、別のクリーニング手段
の専用スペースが不要になるので、記録装置が大型にな
ることはない。
【0081】又、この第2の実施例によれば、インクシ
ート28を収納するインクシートカセット31と、クリ
ーニングシート29を収納するクリーニングシートカセ
ット32とを選択使用することができるので、使用者の
判断により必要に応じて、サーマルヘッド1をクリーニ
ングすることができ、自動的にクリーニングを行うもの
と比して無駄なクリーニング動作をしないで済む。
【0082】又、サーマルヘッド1の発熱エレメント1
aのクリーニング動作時に、プラテン2も回転駆動さ
れ、クリーニングシート29のプラテン清掃用クリーニ
ング部44によってプラテン2も同時に清掃される。
【0083】加えて、インクシートカセット31と、ク
リーニングシートカセット32とを判別する判別手段の
他に、クリーニングシートカセット32がセットされた
場合に、記録装置を自動的にクリーニングモードとする
制御手段を設けることで、記録装置の操作性を良好にで
きると共に、使用者の操作の間違いによる、装置の破
損、故障等(例えばクリーニングシートで印写動作を行
ってしまう等)を未然に防ぐことができる。
【0084】なお、クリーニングシート29としては、
通常のインクシートを用い、インク層を形成する面と反
対の面の全面をクリーニング面としても良い。クリーニ
ングシートというのは、かようなインクシートも含むも
のである。
【0085】ここで、クリーニングシート29を用いて
サーマルヘッド1の発熱エレメント1aをクリーニング
する際、これを通電状態として発熱エレメント1aを、
例えば全て発熱させるようにすると、その熱によってサ
ーマルヘッド1の発熱エレメント1aに付着したインク
などが軟化し、クリーニングシート29によって、その
ような付着インクなどを除去し易くなる。
【0086】次に述べる第3の実施例は、このような点
に鑑みなされたものである。この実施例の記録装置のエ
ンジン部の構成と、インクシート及びクリーニングシー
トの形態は、先の第2の実施例と変りはない。
【0087】図16は第3の実施例の装置における画像
信号処理部のブロック図を示すものである。以下、同図
における構成要素を説明する。103はMPU101の
セレクト信号により、サーマルヘッド1に供給するデー
タを、クリーニング動作時と通常印写動作時とにつき、
変更するためのセレクタである。なお、セレクタ103
は通常は画像データをセレクトしており、クリーニング
時にのみクリーニングデータをセレクトする。104は
入力された画像データを、サーマルヘッド1に供給する
熱データに変換すると共に、出力画像を安定させるため
にサーマルヘッド1の熱制御を盛り込んだ熱制御回路で
ある。105はヘッド1を駆動するヘッドドライバであ
る。106はヘッド1への電力の供給を、MPU101
にて制御するための、例えばリレーまたはパワートラン
ジスタ等で構成されたスイッチング素子である。107
はサーマルヘッド電源である。
【0088】図18は本装置のクリーニング動作時のフ
ローチャートである。以下、同図をもとに本装置におけ
るクリーニング動作を説明する。クリーニングシートカ
セット32が装着され、操作パネル102(図11)か
ら、クリーニング命令がMPU101に出力されると、
装置はクリーニングシートカセット32を用いたクリー
ニング動作を開始する。この動作は、第2の実施例と変
りはない。クリーニング動作に入ると、MPU101は
セレクタ103にセレクト信号を出力し、クリーニング
データを選択する(図18の(1))。なお、クリーニ
ングデータは、発熱エレメントを発熱させる予め定めら
れた一定の数値である。
【0089】次にサーマルヘッド1をダウンし(図18
の(2))、サーマルヘッド1とプラテン2との間にク
リーニングシート29を介在させ、ヘッドを押圧する。
次に、プラテンモータ17(図10)をONし(図18
の(3))、プラテン2を駆動する。次にインクシート
モータ16をONし(図18の(4))、インクシート
3を駆動する。次に、MPU101はスイッチング素子
106(図15)に信号を出力し、ヘッドパワー(ヘッ
ド電源107)をONし、サーマルヘッド1に通電する
(図18の(5))。これにより発熱エレメント1aが
発熱する。
【0090】この状態で、クリーニングシート29を規
定量移送させ、ヘッド1のクリーニングを行う(図18
の(6))。クリーニングシートを規定量移送させた
後、スイッチング素子106に信号を出力し、ヘッドパ
ワーをOFFし(図18の(7))、インクシートモー
タ16及びプラテンモータ17をOFFし(図18の
(8),(9))、サーマルヘッド1をアップする(図
18の(10))。最後に、セレクタ103に信号を送
出し、ヘッドへの入力データに画像データをセレクトし
(図18(11))、クリーニング動作を終了する。
【0091】以上、説明した通り、サーマルヘッド1の
クリーニングを行う際に、サーマルヘッドを通電状態に
し、その発熱エレメント1aに熱を発生させることによ
り、印写時などに発熱エレメント1aに付着したインク
などを効率よく除去でき、ヘッドのクリーニング効果を
高めることができる。
【0092】この例でも、クリーニングシートカセット
32を用いて、サーマルヘッドのクリーニングを行う際
に、プラテン2を同時に回転駆動するので、このプラテ
ンについても、クリーニングシート29によってクリー
ニングすることができる。図15に示したように、プラ
テン清掃用クリーニング部44を、プラテンの材質に合
わせてプラテンを清掃し易い材質のものにすると、プラ
テンのクリーニング性を高めることができる。
【0093】なお、上述した各実施例において、インク
シートとして、前述したカラー式のものではなく、単色
のインク塗布領域をもつモノクロ式インクシートを用い
るものにも、その適用が可能である。
【0094】
【発明の効果】請求項1に記載の熱転写式画像記録装置
によれば、サーマルヘッドをクリーニングするための特
別な手段が不要であるので、装置構成を簡素化したり、
装置を小型化したり、或いは装置コストを低減したりす
ることができる。
【0095】請求項2に記載の熱転写式画像記録装置に
よれば、各色のインク層を用いて行われる印写動作の
前、又は後に、サーマルヘッドを常に清浄にした状態と
しておくことができる。
【0096】請求項3に記載の熱転写式画像記録装置に
よれば、サーマルヘッドの汚れ度合に応じて、無駄な
く、効率良くサーマルヘッドをクリーニングすることが
できる。
【0097】請求項4に記載の熱転写式画像記録装置に
よれば、サーマルヘッドを払拭清掃するような、特別な
クリーニング手段を設けずに、サーマルヘッドをクリー
ニングすることができ、装置構成を簡素化できると共
に、装置コストも一段と低減させることができる。サー
マルヘッドの清掃手段を別に設けると、装置が複雑にな
り、大型化し易くなるが、本請求項の構成では、クリー
ニングシートを、インクシート装填位置に装填すれば良
く、別のクリーニング手段の専用スペースが不要になる
ので、記録装置が大型になることはない。又、インクシ
ートと、クリーニングシートとを選択使用することがで
き、使用者の判断により必要に応じてサーマルヘッドを
クリーニングすることができ、自動的にクリーニングを
行うものと比して無駄なクリーニング動作をしないで済
む。
【0098】請求項5に記載の熱転写式画像記録装置に
よれば、サーマルヘッドと共に、プラテンをも同時にク
リーニングすることができる。
【0099】請求項6に記載の熱転写式画像記録装置に
よれば、サーマルヘッドのクリーニング効果を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の熱転写式画像記録装置の要部
のみを示す概略図である。
【図2】同上熱転写式画像記録装置において、記録動作
が開始されるときの状態を示す図である。
【図3】同上熱転写式画像記録装置において、記録動作
が終了したときの状態を示す図である。
【図4】同上熱転写式画像記録装置のサーマルヘッド周
りの構成を示す平面図である。
【図5】同熱転写式画像記録装置に用いられるインクシ
ートの一例を示す図である。
【図6】同上インクシートの、図5におけるVI−VI線断
面に相当する拡大模式断面図である。
【図7】別の例のインクシートを示す図である。
【図8】クリーニング部を設けたインクシートを用い
て、サーマルヘッドのクリーニング動作や印写動作を行
う際の制御フローを示す図である。
【図9】クリーニング動作時のサーマルヘッドやインク
シートなどの駆動のための制御フローを示す図である。
【図10】クリーニング部を設けたインクシートを用い
て、サーマルヘッドのクリーニング動作や印写動作を行
う際の制御フローを示す図である。
【図11】クリーニングシート又はインクシートを用い
る記録装置のサーマルヘッド周りの構成を示す平面図で
ある。
【図12】同上熱転写式画像記録装置に装填されるイン
クシートカセットの外観斜視図である。
【図13】同上インクシートカセットに格納されるイン
クシートの拡大断面図である。
【図14】前記熱転写式画像記録装置に装填されるクリ
ーニングシートカセットの外観斜視図である。
【図15】同上クリーニングシートカセットに格納され
るクリーニングシートの拡大断面図である。
【図16】ヘッドクリーニング時に、サーマルヘッドを
通電状態にする制御方式の一例のブロック図である。
【図17】クリーニングシートカセット又はインクシー
トカセットを用いた場合の制御フローを示す図である。
【図18】クリーニングシートカセットを用いた場合
の、サーマルヘッドやインクシートなどの駆動制御フロ
ーを示す図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 1a 発熱エレメント 2 プラテン 3 インクシート 4 記録紙 10 クリーニング部 28 インクシート 29 クリーニングシート 42 インク層 Y インク層 M インク層 C インク層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/17 31/05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送されるインクシートと記録紙を介し
    てサーマルヘッドをプラテン対して圧接し、サーマルヘ
    ッドの発熱エレメントを画信号に応じて選択的に発熱さ
    せ、その熱により、インクシートのインクを溶融又は昇
    華させて記録紙上に転写することにより、当該記録紙上
    に画像を形成する熱転写式画像記録装置において、非記
    録動作時に、移送されるインクシートを介してプラテン
    に圧接したサーマルヘッドの発熱エレメントを摺擦し
    て、該サーマルヘッドの発熱エレメントをクリーニング
    するクリーニング部を設けたインクシートを用いること
    を特徴とする熱転写式画像記録装置。
  2. 【請求項2】 インクシートとして、互いに色の異なる
    複数のインク層を1組みの色グループとし、当該色グル
    ープをインクシートの長手方向に順次、繰返し形成した
    インクシートを用い、そのクリーニング部を互いに色の
    異なるインク層の間に設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の熱転写式画像記録装置。
  3. 【請求項3】 インクシートとして、互いに色の異なる
    複数のインク層を1組みの色グループとし、当該色グル
    ープをインクシートの長手方向に順次、繰返し形成した
    インクシートを用い、そのクリーニング部をn(1以上
    の自然数)組みの色グループごとに設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の熱転写式画像記録装置。
  4. 【請求項4】 移送されるインクシートと記録紙を介し
    てサーマルヘッドをプラテン対して圧接し、サーマルヘ
    ッドの発熱エレメントを画信号に応じて選択的に発熱さ
    せ、その熱により、インクシートのインクを溶融又は昇
    華させて記録紙上に転写することにより、当該記録紙上
    に画像を形成する熱転写式画像記録装置において、プラ
    テンに圧接したサーマルヘッドの発熱エレメントを摺擦
    して、該サーマルヘッドの発熱エレメントをクリーニン
    グするクリーニングシートを、前記インクシートの代り
    にセット可能としたことを特徴とする熱転写式画像記録
    装置。
  5. 【請求項5】 プラテンは、サーマルヘッドの発熱エレ
    メントのクリーニング動作時に回転駆動されるものであ
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の熱転写式画像記録
    装置。
  6. 【請求項6】 サーマルヘッドは、その発熱エレメント
    のクリーニング動作時に通電され、その発熱エレメント
    が発熱するものである請求項1乃至5のいずれかに記載
    の熱転写式画像記録装置。
JP5344062A 1993-12-19 1993-12-19 熱転写式画像記録装置 Pending JPH07172015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5344062A JPH07172015A (ja) 1993-12-19 1993-12-19 熱転写式画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5344062A JPH07172015A (ja) 1993-12-19 1993-12-19 熱転写式画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07172015A true JPH07172015A (ja) 1995-07-11

Family

ID=18366364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5344062A Pending JPH07172015A (ja) 1993-12-19 1993-12-19 熱転写式画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07172015A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137491A (ja) * 2000-11-05 2002-05-14 Canon Ntc Inc クリーニングシート収容カセットおよび記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137491A (ja) * 2000-11-05 2002-05-14 Canon Ntc Inc クリーニングシート収容カセットおよび記録装置
JP4574002B2 (ja) * 2000-11-05 2010-11-04 ニスカ株式会社 クリーニングシート収容カセットおよび記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4616236A (en) Image forming apparatus with color transfer material
JP2008062474A (ja) プリンタ
US5611629A (en) Multiple print head nonimpact printing apparatus
JP5310096B2 (ja) 搬送装置、搬送装置の電流リーク防止方法、及びこの搬送装置を備えた画像形成装置
KR960010417B1 (ko) 감열전사 기록방법 및 장치와 그를 위한 잉크지카세트
US6900823B2 (en) Thermal printer and method of cleaning thermal head
US5651620A (en) Nonimpact printer having selectable ribbons and print heads
JPH07227976A (ja) サーマルヘッドのクリーニング方法
JPH06227010A (ja) 印刷シートの形式を感知するセンサ装置を備えた感熱像記録装置
JPH07172015A (ja) 熱転写式画像記録装置
JP2870574B2 (ja) 熱転写印刷装置
JP2002337373A (ja) 熱転写ラインプリンタ
JP4034983B2 (ja) 熱転写印刷装置
JP2766025B2 (ja) 熱転写記録装置及び該装置を用いたフアクシミリ装置
JP3331724B2 (ja) プリンターのクリーニング方法
JP2004167751A (ja) サーマルプリンタ及びヘッドクリーニング方法
JP2005096168A (ja) ヘッドクリーニング方法及び感熱プリンタ
JPH08300697A (ja) 熱転写記録装置及びインクシート搬送装置
JP2939084B2 (ja) 画像記録装置
JPH1016414A (ja) インクリボン
JP2930696B2 (ja) 熱転写プリンタ
JPS6122981A (ja) 転写型感熱記録装置
JPS61246069A (ja) カラ−プリンタ装置
JPS60240273A (ja) 画像形成装置
JPH0755569B2 (ja) 熱転写画像形成装置