JP2001508998A - 低表面エネルギー接着剤で密封されるケーブルクロージャーへの射出 - Google Patents

低表面エネルギー接着剤で密封されるケーブルクロージャーへの射出

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JP2001508998A JP53429498A JP53429498A JP2001508998A JP 2001508998 A JP2001508998 A JP 2001508998A JP 53429498 A JP53429498 A JP 53429498A JP 53429498 A JP53429498 A JP 53429498A JP 2001508998 A JP2001508998 A JP 2001508998A
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チュ,クワン・エイチ
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ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 ケーブル接合部クロージャーが、密封された合わせ面を有するクロージャー体を含む。前記クロージャー内のエンドシール(18)は、ケーブルを収容するための開口を有する。前記エンドシールは、接着層によってクロージャー体に密封される。前記エンドシール内には接着剤射出ポート(40)がある。前記ポートは、前記エンドシール(18)中に射出される接着剤を送り込み前記エンドシールの表面と収容されるケーブルとを密封体となるように接着するために設けられる。前記接着剤は、オルガノボランアミン錯体を有するアクリルモノマーを主成分とする低表面エネルギー接着剤である。

Description

【発明の詳細な説明】 低表面エネルギー接着剤で密封されるケーブルクロージャーへの射出 技術分野 本発明は概して、ケーブル接続部クロージャーを低表面エネルギー接着剤で密 封すること、より詳しくは前記接着剤をこのようなクロージャーで用いられるエ ンドシール内に射出することに関する。 背景技術 通信ケーブル端を接合または継ぎ合わせるための種々の方法がある。その際、 適合する材料の使用、接続されているケーブルの本数、接続されたケーブルが土 中に埋められるのか、水中に浸漬されるのか、または空中に懸架されるのか、結 合部を作製するために必要とされる熱源の種類、すなわち、引火性ガス、接続部 が作動回路を遮断することなく再開及び再製される必要があるか、結合部が十分 な機械強度を有するか、及びコストが引き合うか、などの多くの重要な問題点が ある。 通信ケーブルは一般に、金属製強力且つ干渉被覆材料によって囲まれる導体束 と、一般に、ポリエチレンなどの低表面エネルギー材料からなる外側の保護被覆 から作製される。このようなケーブルが接続及び再接合されるとき、再接合され たケーブルの強度及び完全さは重要である。筺体またはクロージャー体が接続部 を密閉状態に囲むために用いられる。クロージャー体はまた一般に、低表面エネ ルギー材料から形成される。 接続部クロージャーの使用における一つの繰り返し生じる問題は、接続部また はクロージャー体の周囲を完全に密封する必要があることである。多くの先行技 術の接続部クロージャーは、ナット及びボルト、クランプ、ガスケット及び熱収 縮チュービングを提供し、並びに、ゲル及び樹指を注封することをいろいろ組合 せて密封を行なう。これらのクロージャーの方法が著しい組み立て時間を必要と するという事実のほかに、クロージャーは更に、特にそれらのシール部に沿って 、 しばしば漏れたりまたは破裂したりする。この問題は、クロージャーがケーブル ジャケットに接合されるエンドシールにおいて、また、ごくわずかな欠陥でさえ ジャケットまたはクロージャーの内側表面に沿って湿気の移行をもたらすことが あるエンドシールにおいて更により深刻である。完全な(気密)シールでないこ とはまた、高圧クロージャーについて特に支障となり得る。時折、これらのクロ ージャーは再び挿入されて再接続されなくてはならない。しかしながら、一般に 、クロージャー内への再挿入は、ケーブル及びクロージャーにシールされるエン ドシールを妨げることを余儀なくさせる。それ故に、再挿入の後に再密封するこ とは深刻な問題になる。 これらのシール部を接着剤の使用によって強化することができるが、形成され た接着層は通常、クロージャー、エンドシール及びケーブルの材料、一般に、ポ リエチレンの表面エネルギーが低いために弱い。エンドシールを、代わりの接着 材料として融着によって及びホットメルトによって用いることができる。ホット メルトを抵抗線の間に置き、その抵抗線を加熱してケーブルとエンドシール表面 との間の接着を形成する。ホットメルト接着を、気泡、エラストマー及び熱可塑 性物質などの異なったエンドシール材料で用いらことができるが、接着強度は融 着シールより弱い。 低表面エネルギーポリマー材料への接着剤による結合または塗料を付着させる ことは、業界ではこのような材料の使用され始めて以来、技術上、問題とされて きた。低エネルギー表面の接着に関する問題点の多くの記載がある。このような 材料の接着における支障は、一部は、これらの材料がファンデルワールス固体で あるとみなされるという事実から生じる。すなわち、ポリマー鎖間の有効である 凝集のための一次力は、ファンデルワールス力または「分散」力による一次力で ある。低表面エネルギー材料は、分子の絡み合い、架橋、結晶化またはこれらの いずれかの組合せからそれらの強度を得る。ポリマーの表面エネルギーは、前記 の鎖を相互に保持する力の反映であり、それ故にこれらの材料については低い。 低表面エネルギーポリマーの例は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン 、ポリプロピレン、シリコーンなどである。 接着のための一つの基準は、接着剤が基材と密接に接触しなければならないと いうことである。すなわち、接着剤は基材を完全に「湿潤」しなければならない 。低表面エネルギーポリマーは、極性液体が基材の表面エネルギーより高い表面 エネルギーを有するため、極性液体によって湿潤することが非常に難しい。たい ていの強力接着剤は極性材料であり、したがってそれらの表面エネルギーは非常 に高いのでポリマーの表面を湿潤することができない。表面が接着剤によって完 全に湿潤されない場合、界面のボイドが生じる可能性が大きくなり、したがって 接着がより弱くなる。 接着のための別の基準は、表面が、弱い境界層を含んではならないということ である。商用のプラスチックは通常、安定剤及び流れ制御剤などの相当な量の添 加剤を含有する。また、フリーラジカル重合材料に関しては、高分子量部分のほ かに低分子量ポリマーの相当な部分がある。概して、これらの低分子量の部分は 、表面ににじみ出てきて、弱い境界層を形成する。これらの層は取り除かれなく てはならず、然る後にプラスチックを効果的に接着または塗布することができる 。 接着層または塗布のための低表面エネルギープラスチックの表面調整に関する 相当な知識及び開発された技術がある。開発された方法は、火炎処理、コロナ放 電処理、プラズマ処理、オゾンによる酸化、酸化酸による酸化、スパッターエッ チング並びにより高い表面エネルギーの材料を塗布することなどである。この最 後の方法はまた、「下塗り」として周知であり、下塗剤が表面によく付着するよ うにするように物理的な方法の一つ(例えば、コロナ放電処理剤)を先に行なわ なければならないことがある。 概して、上述の表面調整方法は、ポリマーの表面エネルギーを増大させ、及び /または弱い境界層を除くように作用し、表面粗さを増大させることもある。こ れらのプラスチックの表面エネルギーは通常、酸化種を表面に導入することによ って増大させられる。弱い境界層の除去を前記のにじみ出た種の架橋及び/また は融蝕によって行ってもよい。過度に酸化された材料はそれ自体弱い境界層を形 成することがあるので、通常、酸化プロセスと弱い境界層の剥離プロセスとの間 の兼ね合いがある。 文献に記載された方法の極めて少数しか、広範囲のプラスチックには役立たな い。概して、処理方法または下塗り手段は通常、用いられたプラスチックの種類 に対して非常に特有のものである。表面処理の物理的な方法の多くがかなりの設 備投資を必要とするため、これは、一般のユーザーにとっては接着についての厳 しい制限条件である。このように、「低表面エネルギー」プラスチックとして分 類されるプラスティックを含む広範囲のプラスチックに、下塗りせずに付着する ことができる簡単な、使いやすい接着方法に対する需要がある。 ポリエチレン及びポリプロピレンなどの低表面エネルギープラスチック基材を 接着するための効率的且つ有効な手段が、以前から、組立及び修理ケーブル接続 クロージャーのために求められている。一般に、このような組立及び修理は前記 の分野において行われる。従って、ケーブル接続部クロージャー合わせ面を容易 に且つ効果的に接着することができると共に通信ケーブルをエンドシールに接着 しエンドシールをクロージャーに接着させることができる簡単な、使いやすい接 着剤に対する少なからぬ需要が以前からあった。 低表面エネルギープラスチックを接着することができる接着剤が都合がよいが 、接着剤の成分が使いやすい混合比で組み合わせられ、作業現場に容易に運べる と共に、接着剤のいろいろな成分を面倒な予混合を必要とせずに従来の接着剤デ ィスペンサーを用いて容易に適用することができれば、このような接着剤の商業 上の実用性は高められる。このように、低表面エネルギープラスチックを接着す ることができる接着剤の需要だけでなく、材料が貯蔵安定性または性能を低減さ せることなく前もってブレンドされて、たやすく運べて容易に適用され得るよう な接着剤に対する需要がある。 残念なことに、据付けの容易さ、シールの完全さ及び強度と結び付いた問題へ の適切な解決は先行技術によっては満足なものにはなっていない。それ故に、ケ ーブル接続部クロージャーを低表面エネルギー接着剤で密封するための機器及び 方法が必要とされている。クロージャーをエンドシールに接着させると共にエン ドシールをケーブルに接着させるための接着剤を射出すること、及びクロージャ ーへの再挿入がケーブル、エンドシール及びクロージャーのシールの完全さを妨 げないように、これを遂行するための機器を更に提供することが非常に望ましい 。 発明の開示 本発明はしたがって、接着剤をエンドシールに射出することによってケーブル 接続部クロージャーを低表面エネルギー接着剤で密封するための機器及び方法を 提供する。この目的のために、ケーブル接続部クロージャー用のエンドシールは 、ケーブルを収容するための開口を有するシールを含み、接着剤射出ポートを有 する。前記ポートは、ポート中に射出される接着剤を送り込みエンドシールの表 面と収容されるケーブルとを密封体となるように接着するために設けられる。 本発明の主要な利点は、そのエンドシールクロージャー方式が新規な構造物及 び既存の用途のいろいろな直径のケーブルを密封することを可能にするというこ とである。この方式はまた、エンドシールを損なうことなくクロージャーの再挿 入を可能にする。エンドシールポート領域の接着剤の接着強度が改善され、接着 の強度は元の材料の強度と本質的に同じである。これは、応力、収縮及び振動に 備える特別な器材を必要とした先行技術の装置と対照的である。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に使用するラップ型のエンドシールの実施例を示す等角図であ る。 図2は、図1の線2−2についての断面端面図である。 図3は、本発明によるケーブルの周囲を囲むラップ型のエンドシールの実施例 を示す等角図である。 図4は、本発明によるケーブルの周囲を囲むラップ型のエンドシールの実施例 を示す側断面図である。 図5は、本発明によるラップ型のエンドシールと共に使用するケーブル接続部 クロージャーの実施例を示す等角図である。 図6は、本発明によるラップ型のエンドシールを介して延在するケーブル端を 有するケーブル接続部の実施例を示す等角切取図である。 図7は、本発明によるケーブル接続部クロージャーの実施例を部分的に示す等 角切取図である。 図8は、本発明によるケーブル接続部クロージャーの実施例を示す等角図であ る。 図9は、本発明によるケーブル接続部クロージャーハウジング及びエンドシー ルの実施例を部分的に示す分解図である。 図10は、本発明によるエンドシール体の実施例を示す分解図である。 図11は、本発明によるエンドシールの実施例を示す側断面図である。 図12は、本発明によるクロージャーフランジの実施例を示す断面図である。 図13もまた、本発明によるクロージャーフランジの実施例を示す断面図であ る。 図14は、本発明によるエンドシールを収容するケーブル接続部クロージャー の実施例を示す部分分解図である。 図15は、本発明によるエンドシールの実施例を示す部分側断面図である。 図16は、本発明によるエンドシール体の実施例を示す分解図である。 図17は、本発明によるエンドシール体の実施例を示す等角図である。 図18は、本発明によるクロージャーハウジングとエンドシールとの実施例を 示す部分等角図である。 図19は、本発明によるエンドシールの実施例を示す側断面図である。 図20は、調整可能なワッシャーを含むように形成されるエンドシールの実施 例を示す等角図である。 図21は、図20の線21−21についての図である。 図22は、接着剤を硬化させるための抵抗線を含むケーブル接続部クロージャ ーの実施例を示す等角図である。 図23は、フランジ上に取り付けられたスプリングクリップを含むケーブル接 続部クロージャーの実施例を示す等角図である。 図24は、スプリングクリップを取り除くための道具の使用を示す断面端面図 である。 発明を実施するための最良の形態 図1を参照すると、コア部分20及び尾部分22を含む本体18を含むポリオ レフィンエラストマ材料から形成される略15と示されるエンドシールの等角図 である。コア部分20は円形からなり、一対の対向した端部26の間に延在する 弧状壁25によって規定される複数の開口24を有する。前記壁25はコア部分 20の外周面30を始端及び終端として開口部24と通じるスロット状の開口を 形成し、コア部分20がエンドレスケーブルまたはワイヤーを収容するのを可能 にする。尾部分22の内面32は壁25に略接線方向の開口24の一つから且つ 前記みぞ付き開口の位置から延在する。尾部分22は、内面32がコア部分20 の外周面及び、もしある場合は、開口24の各々に配置されたワイヤーまたはケ ーブルの露出部分の周囲に捲回された後にその厚さが自由端縁まで減少または漸 減し始めてそれ自体の外面34へ滑らかに移行する自由端36付近まで、その長 さに沿ってはぼ均一な厚さ及び断面を有する。射出ポート40がコア部分20に 設けられる。 図2の尾部分22は、その内面32に且つそれに沿って延在する接着剤溝32 aを含む。外面34にも同様に、外面34に形成され且つそれに沿って延在する 一対のケーブルタイスロット34b及び34cが形成される。ケーブルタイスロッ ト34b及び34cはそれぞれ、接着剤溝34aの対向した側面に実質的に平行し て且つその表面に延在する。 図3のエンドシール15は、開口24の一つを介して延在するケーブル42を 含む。ケーブルを中に通すことが必要とされない開口24は、すなわち、開口よ り少ないケーブルが存在する場合、周知のように栓をすることができ、または、 ケーブル通路のために必要とされる場合には栓を取り除いて開口24を露出させ ることができるように、栓27をその中に有するように作製することができる。 エンドシール15は、コア部分20を中心にして尾部分22を捲回することによ ってケーブル42の周りに捲回される。 図3及び4の射出ポート40は、本体18に射出された接着剤44を接着剤溝 32aに送り込み、エンドシール15の合わせ面とケーブル42の外面42aと を密封体となるように接着するために設けられる。このように、尾部分22がケ ーブル42の挿入後に密封体となるようにコア部分20の周りに捲回されるとき 、尾部分22の内面32がコア部分20の表面30と係合し、尾部分22が捲回 され続けるとき、内面32は尾部分22の外面34と係合する。同様に、接着剤 溝3 2aは、溝34a、32aが重なる場合、接着剤溝32aに送り込まれた接着剤溝3 4aに移るように、接着剤溝34aと一直線に配列されて重なる。しかしながら、 尾部分22の最も外側の捲回面では、溝34aは溝32aと重ならないため、最も 外側の溝34aはこのように接着剤を受け入れない。接着剤44のポート40内 への射出は、接着剤44を含む成分のプレミックスを含有する従来の塗布機46 によって行なうことができる。接着剤44は、本明細書に記載したように、低表 面エネルギープラスチックと容易に接着し、オルガノボランアミン錯体を含有す るアクリルモノマーである。ケーブルタイを、図示されていないが、ケーブルタ イスロット34b、34cの周りに係合させ、接着剤44が硬化する間、尾部分2 2をコア部分20の周りに捲回された状態に維持することができる。 図5の細長い管状ケーブル接続部クロージャーハウジング48はポリエチレン 材料から形成され、第1の端部48aから第2の端部48bに延在する縦方向スリ ット50を含む。流路52は、ハウジング48の外面54の長さに沿って実質的 に延在し、一対の直角延長部52a、52bを含む。流路52は、図7の切取図に 示した、ハウジング48の内面58に沿って開口56を含み、流路52及び図7 に示されない流路延長部52a、52bと通じる一対の射出ポート60も含む。ハ ウジング48は極端に圧縮されていることによって正反対に調節可能である。結 果として、外面54の一部は、スリット50に隣接した内面58の一部に係合し 、流路52の開口56はハウジング48の外面54と隣接している。 図6のケーブル42に形成されるケーブル接続部62は、上記のような一対の 離隔されたエンドシール15を含む。溝34aは、尾部分22の外面34に露出 される。図8のクロージャーハウジング48は、クロージャーハウジング48の 端部48a及び48bがエンドシール15と係合するように、ケーブル接続部62 の上に取り付けられる。ポート60の一つによって流路52内に塗布機46によ って射出される接着剤44が表面54と接触し、接着剤44を溝34a内に送り 込むために設けられる延長部52a、52b内に流入する。一対のタイ64をクロ ージャー体48の周りに結び、接着剤44が硬化する間、クロージャー体48を エンドシール15と係合させて保持する。 図9のケーブル接続部クロージャーは、それぞれ対称的に形成される上部分6 8及び下部分70を有するクロージャー体66を含む。上部分68は、連続した フランジ74を有する略矩形のハウジング部分72を含む。ハウジング部分72 の対向した端部に形成される半円形開口76は、端部72aに示されているだけ であるが、連続したフランジ74の弧状部分74aを含む。同様に、下部分70 は略矩形であるが、一部分だけが図示されている。下部分70は、連続したフラ ンジ80を有する略矩形のハウジング部分78を含む。ハウジング部分78の対 向した端部(端部78aしか図示されていない)に形成された半円形開口82は 、連続したフランジ80の弧状部分80aを含む。各フランジ74、80は、そ れぞれ連続した溝74b、80bを含む。フランジ74、80は、上部分68が下 部分と一緒に取り付けられるときに溝74b、80bが螺合してクロージャー体6 6を形成するように隣接して設けられる。このように、実質的に円形の開口が、 端部72a、78aが接合されるときに弧状部分74a、80aの位置合わせによっ て形成される。同様に、上述のように、同様な開口(図示しない)が本体66の 対向した端部に形成される。同様に、各対向した端部が複数の開口を含んでもよ いことが理解されよう。 図9及び10のエンドシール体84は、一部分が上部分68に取り付けられ且 つ一部分が下部分70に取り付けられ、上部カラー86及び下部カラー88を含 む。各カラー86、88は実質的に半円形であり、それぞれのフランジ86a、 88aを含む。上部カラー86はまた、射出ポート90を含む。図10、11の ように、カラー86、88が接合されるとき、それらは、円形外面92と、対向 した環状開口98、100を有するチャンバ96を規定する円形内面94とを有 するシリンダ91を形成する。各環状開口98、100は、チャンバ96を密閉 するために環状開口98、100に取り付けられた調整可能なシールワッシャー を含む。ワッシャー102は、それを介して延在するいろいろな直径のケーブル を収容するために選択的に取り外し可能な複数の同心状リングを含む。ケーブル 42を、エンドシール体84内に離隔されて位置させられるワッシャー102を 介して延在させることができる。チャンバ96に、ポート90を介して塗布機4 6によって接着剤44を充填することができる。図9の上部分68及び下部分7 0を、かみ合わせ溝74b、80bにぴったりはめたガスケットによって密封して もよい。接着剤44は、エンドシールカラー86、88、ワッシャー102及び ケーブル42を、密封体となるように接着する。同様に、接着剤44は、接着剤 スロット75が接着剤44をチャンバ96から流出させるために、弧状部分74 a、80aによって形成された開口内にエンドシール体84を接着する。これは 、接着剤44がケーブルクロージャー体66、エンドシール体84、ワッシャー 102及びケーブル42の外面42aを形成する低表面エネルギープラスチック と容易に接着するという事実のためである。 または、図12及び13のように、上部分68及び下部分70を、多数のシー ルクロージャーによって密封することができる。この実施例において、フランジ 74、80は、クロージャー体への再挿入を可能にするに双流路接着剤溝を含む ことができる。これは、フランジ74、80を互いに接着するための第1のまた は外側溝104に接着剤44を適用することによって達成される。再挿入が必要 とされるとき、フランジ74、80をノッチ106で調整することができ、この ためフランジ74、80の接着部分を取り除くことができる。製作物が完成され るとき、接着剤44を第2のまたは内側溝108に適用し、フランジ74、80 を再び互いに接着する。 図14及び15に示す別のケーブル接続部クロージャーは、上部分(図示しな い)及び下部分112を有するクロージャー体110を含む。図14の実施例に おいて、ケーブルエンドシールのための開口は、下部分112に形成されるだけ である。別の方法では、クロージャー体110の上及び下部分は、実質的に対称 である。下部分112は略矩形であるが、部分的にしか図示されていない。下部 分112は、連続したフランジ116を有する略矩形のハウジング部分114を 含む。一対の半円形開口118は、ハウジング部分114の対向した端部に形成 されるが、端部114aだけが図示されており、各々がフランジ116を終端と する弧状部分120を含み且つ一対の離隔された平行した肩122を含む。ポー トブロック124は、半円の弧状部分124aと一対の離隔された平行した肩1 26を含む。同様に、ポートブロック124の平らな面128は、ポートブロッ ク124が固定されるとき開口118及び肩126が肩122に係合し、平ら な面128がフランジ116の表面116aと同一平面に固定されるように設け られる。開口118に固定されるポートブロック124の組合せは、図15の円 筒状チャンバ130を含み環状開放端部132を有するエンドシール体125を 形成する。前述のように、一対の離隔された調整可能なワッシャー134は、チ ャンバ130を密閉するための環状開放端部132に取り付けられる。ケーブル 42は、離隔されてエンドシール体125に固定されるワッシャー134を介し て延在することができる。チャンバ130に、ポートブロック124に形成され た接着剤射出ポートを介して塗布機136によって接着剤44を充填してもよい 。クロージャー体110を上記の通り各々のガスケットによってまたは接着剤4 4によって閉じて密封することができる。接着剤44は、ワッシャー134及び ケーブル42とともに開口118のポートブロック124と密封体となるように 接着する。これは、接着剤44がケーブルクロージャー体110、エンドシール 体125、ワッシャー134及びケーブル42の外面42aを形成する低表面エ ネルギープラスチックと容易に接着するためである。 ケーブルクロージャー体の下部分140と共に用いられる、図16の別のエン ドシールは、接着剤スロット143を含み、フランジ144に隣接した弧状の半 円形開口142に取り付けられる。この実施例において、エンドシール体146 は、上部分148及び下部分150を含む。上部分148は、接着剤をスロット 143に送り込む接着剤スロット149を含む。上部分148の平らな面152 は、エンドシール体146が半円開口142に固定されるとき、図17のように 、平らな面152がフランジ144の表面144aと同一平面に固定されるよう に設けられる。 半円の開口142に固定されたエンドシール体146の組合せは、図16のよ うに、環状開放端部156を有する円筒状チャンバ154を形成する。一対の離 隔された調整可能なワッシャー158は、前述のように、チャンバ154を密閉 するための環状開放端部156に取り付けられる。ケーブル42は、エンドシー ル体146内に離隔され固定されるワッシャー158を介して延在することがで きる。チャンバ154に、上部分148に形成される接着剤射出ポート160に よって接着剤44を充填することができる。ケーブルクロージャー体の上部分( 図 示しない)を上記の通り各々のガスケットによってまたは接着剤44によって閉 じて密封することができる。接着剤44は、ワッシャー158及びケーブル42 とともに半円形開口142内のエンドシール体146の上部分148及び下部分 150と密封体となるように接着する。これは、接着剤44がケーブルクロージ ャー体部分140、エンドシール体146、ワッシャー158及びケーブル42 の外面42aを形成する低表面エネルギープラスチックと容易に接着するためで ある。 ケーブルクロージャー体の下部分162と共に用いられる、図18の別のエン ドシールは、下部分162の一つの端部162aから形成される円筒状エンドシ ール体164を含む。また、同様なエンドシール体(図示しない)が下部分16 2の対向した端部に形成される。円筒状エンドシール体164は、図19のよう に、環状開放端部168を有する円筒状チャンバ166を形成する。前述のよう に、一対の離隔された調整可能なワッシャー170は、チャンバ166を密閉す るための環状開放端部168に取り付けられる。ケーブル42は、離隔されてエ ンドシール体164に固定されるワッシャー170を介して延在することができ る。チャンバ166に、円筒状体164に形成された接着剤射出ポート172を 介して塗布機174によって接着剤44を充填してもよい。ケーブルクロージャ ー体の上部分(図示しない)を、上記の通り各々のガスケットによってまたは接 着剤44によって下部分162で閉じて密封することができる。ポート172に 射出される接着剤は、ワッシャー170及びケーブル42を密封体となるように 接着する。これは、接着剤44がケーブルクロージャー体部分162、ワッシャ ー170及びケーブル42の外面42aを形成する低表面エネルギープラスチッ クと容易に接着するためである。 図20の別のエンドシール体180は、調整可能なワッシャー182と接着剤 射出ポート184とを組み合わせる。ワッシャー182は、円筒状外側本体ハウ ジング186を含む。複数の調整可能な同心ワッシャーリング182a、182b 及び182cはコア188から延在し、それを介してケーブル42を収容するた めに選択的に除去可能である。選択されたワッシャーリングは、収容されるケー ブルの直径に合うように取り外される。射出ポート184は、外側本体ハウ ジング186から且つコア188から延在するリング182a、182b及び18 2cの各々を介して延在する。図21に示すように、ケーブル42の外面42aと 係合すると共に、一対の離隔されたシールワッシャー190は、リング182c の内径192と係合するのに十分な大きさである。このように、ポート184に 投入された接着剤44は、ケーブル42、ワッシャー190及びリング182c の内径192によって規定されたチャンバ194内に流入する。そのように投入 された接着剤は、エンドシール体180、ケーブル42及びワッシャー190を 密封体となるように接着する。これは、接着剤44がエンドシール体180、ワ ッシャー190及びケーブル42の外面42aを形成する低表面エネルギープラ スチックと急速に接着するためである。例えば、180と表示したエンドシール 体を、図19で166と表示したチャンバと同様の円筒状チャンバ内で接着剤4 4で密封することができる。 公共通信業界での接着剤の使用は、主に、低温度のため接着剤の硬化が遅くな るため、あまり受け入れられていない。効果的にこの問題に対処するために、図 22の抵抗発熱体200と接着剤44とを組合せることが考え出された。この考 えでは、ケーブル接続部クロージャー体206の半割部分(クロージャー体20 6の他方の半割部分は図示しない)のかみ合わせフランジ204のかみ合わせ面 202上に置かれる接着剤44のビードの硬化を助ける携帯用エネルギー源によ って電力を供給される、抵抗発熱体200が使用される。これは、図12及び1 3に示した形状に似ている。図22の接着剤44及び発熱体200を、その内部 にケーブルを密封するためのフランジ204の半円部分208に沿って延在させ てもよい。このように、本体206の両方の部分がかみ合わせられてフランジ2 04でシールされるとき、ケーブルを、クロージャー体206の部分208内に 密封することもできる。 理論上では、抵抗発熱体200の何れの形を用いてもよく、フランジ204内 に、フランジ204の表面202上にまたは接着剤ビード44内に要素200を 埋め込むことによって接着剤44の硬化を促進することができる。直流(DC)電 源(図示しない)及びニクロムベースの発熱体200を用いて、接着剤44の硬 化を促すことができる。 前述のように、しばしば、ガスケットを用いて、クロージャー体半割間の結合 部を密封する。これは、ガスケットをこのようなクロージャーのかみ合わせフラ ンジ間に挿入することによって達成される。密封することは、クロージャーが湿 気及び他の汚染を受けやすい厳しい環境でしばしば用いられるので、重要である 。このように、気密及び水密シールが重要である。ガスケットシールは簡単な再 挿入接続部クロージャーについては一般的である。このような再挿入は、既存の ケーブルを乱さないようにされる。このようなクロージャーはしばしば、マスチ ックまたは一個構成全周ガスケットで密封される。フランジを通るファスナーが しばしば用いられる。特別な道具またはレンチが再挿入のためにしばしば必要と される。図23及び24により、弾性スプリングクリップ220を、ケーブルク ロージャー用の急速解除締め付け装置として用いることができる。クロージャー 体222は、かみ合わせフランジ224、226で密閉状態に係合する、上部分 222a及び下部分222bを含む。図24のシール用ガスケットは、フランジ2 24、226の間で圧縮される。スプリングクリップ220は、フランジ224 、226表面に締め付ける端部220bを終端とする弧状部分220aを含み、そ の間のガスケット228を密閉状態に圧縮するようにフランジを互いに近づける 。クリップ220を取り除くことが必要とされるとき、クリップ220内の複数 の開口は、その中に挿入されてフランジ224、226と係合するねじ回しなど の簡単なツール232に対する対応がなされている。Rと表示した矢印が示す方 向に図24の道具232の回転させることにより、クリップ220をフランジ2 24、226とのかみ合わせから外す。クリップ220はまた、フラッシュテス ト(クロージャーの組み立て中に生じる漏れがあるかどうか調べる方法)の間、 超過圧力を減少させる。 本発明のエンドシール及びケーブルクロージャー用の材料は、適切なシールを 提供すると共に汚染、湿気及び圧力に対する耐性を提供する良好な接着能力を必 要とする。密封される表面の接着は、接着剤44をポリエチレンケーブルジャケ ット及び用いることができるエンドシール体、ケーブルクロージャー体及び調整 可能なワッシャーに接着することを含む。それ故に、ポリオレフィンエラストマ ーは、ワッシャー、エンドシール体及びケーブルクロージャー体用に好適な材料 であり、そのうち、ミシガン州、ミッドランドのダウ・ケミカル製の商品名ENGA GEとして市販の可撓性エチレンアルファオレフィンコーポリマが好ましい。 接着剤44用の材料の好適な物品は、オルガノボランアミン錯体を主成分とす る重合開始剤系を混和する重合性アクリル酸組成物を利用する。同組成物は、接 続部筺体特に、低表面エネルギー材料(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、 ポリテトラフルオロエチレンなど)から製造される筺体、またはこのような材料 で外装されたケーブルに用いられる筺体などに使用する密封剤及び/またはカプ セル材料として特に有用である。 概して、前記重合性組成物は、前記重合開始剤系及びフリーラジカル重台する ことができる少なくとも一つのアクリルモノマーを含む。重合開始剤系は、オル ガノボランアミン錯体及び前記アミンと反応して前記オルガノボランを遊離する 物質を含む。前記錯体のオルガノボラン成分は、アクリルモノマーのフリーラジ カル重合を開始して密封剤またはカプセル材料として有用であり得るアクリルポ リマーを形成する。尚早の酸化に対してオルガノボランを安定させるために、そ れはアミンと錯体を形成させられる。前記オルガノボランは、前記錯体のアミン 部分をアミン反応性物質と反応させることによって前記錯体から遊離される。 有用なオルガノボランアミン錯体を周知の技術を用いて容易に調製することが でき、好ましくは以下の一般構造:[R1が1〜10個の炭素原子を有するアルキル基であり、R2及びR3が独立して、 1〜10個の炭素原子を有するアルキル基及びフェニル含有基から選択される] を有する。より好ましくは、R1,R2及びR3が、メチル、エチル、プロピル、イソ プロピル、n−ブヂル、イソーブチル及びペンチルなどの1〜5個の炭素原子を 有するアルキル基である。R1、R2及びR3が各々エチル基である錯体が最も好まし い。 vの値は、錯体中の第一アミンの窒素原子とホウ素原子との有効な比を提供す るように選択される。錯体中の第一アミンの窒素原子とホウ素原子との比は、概 して約1:1〜4:1である。しかしながら、好ましくは、その比は約1:1〜 2:1であり、より好ましくは約1:1〜1.5:1であり、最も好ましくは約 1:1である。第一アミンの窒素原子とホウ素原子との比が1:1より小さい場 合、発火傾向がある材料である遊離したオルガノボランを残すことがある。第一 アミンの窒素原子とホウ素原子との比が2:1を超える場合、その錯体の実用上 の効用は、使用されなければならない錯体の量が増すにつれて減少する。 「Am」は錯体のアミン部分を表し、異なったアミンのブレンドなど、少なくと も一つのアミン基を有する多種多様な材料によって提供することができる。より 好ましくは、「An」はポリアミン(2個以上のアミン基を有する物質)である。 2〜4個のアミン基を有するポリアミンが特に好ましいが、2個のアミン基を有 するポリアミン(すなわち、ジアミン)が最も好ましい。 「Am」は、構造: [R4及びR5が独立して、水素、1〜10個の炭素原子を有するアルキル基、アミ ン基がアリール構造に直接結合していないアルキルアリール基からなる群から選 択される]によって表される第一または第二モノアミンであってもよい。これら のアミンの特定の例は、アンモニア、エチルアミン、ブチルアミン、ヘキシルア ミン、オクチルアミン及びベンジルアミンなどである。 前記アミンはまた、構造H2N−R6−NH2(R6が、アルキル、アリールまたはアル キルアリール基からなる二価の有機ラジカルである)によって記載されるポリア ミンであってもよい。これらの物質のうち、構造: [xが1以上の整数であり、より好ましくは約2〜12であり、R7が水素またはア ルキル基、好ましくはメチルである]を有する分枝または線状であってもよいア ルカンジアミンである。アルカンジアミンの特に好ましい例は、1,2−エタ ンジアミン、1,3−プロパンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘ キサンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジ アミン、3−メチル−1,5−ペンタンジアミン及びこれらの物質の異性体など である。アルカンジアミンが好ましいが、トリエチレンテトラアミン及びジエチ レントリアミンなどの他のアルキルポリアミンを用いてもよい。 有用なポリアミンをポリオキシアルキレンポリアミンによって提供することも できる。錯体を作製するのに適当なポリオキシアルキレンポリアミンを以下の構 造から選択することができる: H2NR8(r90)w(R100)x-(R90)y-R8NH2 (すなわち、ポリオキシアルキレン ジアミン);または [H2NR8-(r90)w]z-R11 R8、R9及びR10が、1〜10個の炭素原子を有するアルキレン基であり、同一ま たは異なっていてもよい。好ましくは、R8が、エチル、n−プロピル、イソプロ ピル、n−ブチルまたはイソ−ブチルなどの2〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基である。好ましくは、R9及びR10が、エチル、n−プロピルまたはイソプロピ ルなどの2個または3個の炭素原子を有するアルキル基である。R11が、ポリオ キシアルキレンポリアミンを調製するために用いられるポリオールの残余である (すなわち、ヒドロキシル基が取り除かれる場合に残る有機構造)。 R11が、分枝または線状であってもよく、置換されているかまたは未置換であっ てもよい(ただし、置換基がオキシアルキル化反応を妨げるべきではない)。 wの値は、31、より好ましくは約1〜150、最も好ましくは約1〜20であ る。wが2、3または4である構造もまた、有用である。x及びyの値は、両方と も30である。zの値は>2であり、より好ましくは3または4である(それぞ れ、ポリオキシアルキレントリアミンとテトラアミンとを提供する)。ポリオキ シアルキレンについては、約5,000未満の分子量を用いることができるが、 約1,000以下の分子量がより好ましく、約250〜1,000の分子量が最 も好ましい。 特に好ましいポリオキシアルキレンポリアミンの例は、ポリエチレンオキサイ ドジアミン、ポリプロピレンオキサイドジアミン、ポリプロピレンオキサイド トリアミン、ジエチレングリコールプロピレンジアミン、トリエチレングリコー ルプロピレンジアミン、ポリテトラメチレンオキサイドジアミン、ポリエチレン オキサイド−co−ポリプロピレンオキサイドジアミン、及びポリエチレンオキサ イド−co−ポリプロピレンオキサイドトリアミンなどである。 好適な市販のポリオキシアルキレンポリアミンの例は、ハンツマンケミカルカ ンパニー製の種々のJEFFAMINES、例えば、D、ED、及びEDRシリーズのジアミン( 例えば、D−400、D−2000、D−5000、ED−600、ED−900、ED −2001,EDR−148)及びTシリーズのトリアミン(例えば、T−403)、 並びにディクシーケミカルカンパニー製のDCA−221などである。 ポリアミンはまた、ジ第一アミン末端物質(すなわち、2つの末端基が第一ア ミンである)と、第一アミンと反応性である少なくとも2つの基を含有する一つ 以上の物質(本明細書では、「二官能性第一アミン反応性物質」と称されること がある)との縮合反応生成物を含んでもよい。このような物質は好ましくは、一 般構造E-(L-E)u-L-E(各Eがジ第一アミン末端物質の残余であり、各Lが二官能性 第一アミン反応性物質の残余である結合基である)を有するように実質的に線状 である。(「残余」が意味するのは、反応後に残ってポリアミン付加物を形成する ジ第一アミン末端物質及び二官能性第一アミン反応性物質のそれらの部分である 。)E及びL基は独立して選択される。ポリアミン中の末端基の大部分(50%よ り多い)は、第一アミンであるのが望ましい。従って、uの値は0以上であって もよいが、約0〜5の値がより好ましく、0または1の値が最も好ましい。 ジ第一アミン末端物質は、アルキルジ第一アミン、アリールジ第一アミン、ア ルキルアリールジ第一アミン、(上述のような)ポリオキシアルキレンジアミン、 またはそれらの混合物であってもよい。有用なアルキルジ第一アミンは、構造NH 2-R12-NH2(R12が1,3−プロパンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン及び1 ,12−ドデカンジアミンなどの約1〜12個の炭素原子を有する線状及び分枝 のアルキル基である)を有するアルキルジ第一アミンなどである。他の有用なア ルキルジ第一アミンは、トリエチレンテトラアミン及びジエチレントリアミンな どである。有用なアリールジ第一アミンの例は、1,3−及び1,4−フェニ レンジアミン並びにジアミノナフタレンの種々の異性体などである。有用なアル キルアリールジ第一アミンの例は、m−テトラメチルキシレンジアミンである。 ポリアミンを調製するために用いられた二官能性第一アミン反応性物質は、第 一アミンと反応性である少なくとも2つの基を含有する。前記反応性の基は、異 なっていてもよいが、同一であることが好ましい。官能価2(すなわち、第一ア ミンと反応性である2つの基)を有する二官能性第一アミン反応性物質が好まし い。有用な二官能性第一アミン反応性物質は、式Y−R13−Z(R13は、アルキル、 アリールまたはアルキルアリール基またはそれらの組合せなどの二価の有機ラジ カルであり、Y及びZは第一アミンと反応性である基であり、同一であっても異な っていてもよい)。第一アミンと反応性である有用なY及びZ基の例は、カルボン 酸(−COOH)、カルボン酸ハロゲン化物(−COX.Xがハロゲン、例えば塩素である) 、エステル(−COOR)、アルデヒド(−COH)、エポキシド アミンアルコール(−NHCH20H)、及びアクリルなどである。 好適なカルボン酸官能性物質は好ましくは、ポリアミドを形成するのに有用な 物質、例えばシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、構造HOOC−R14−COOH(R14 は、約2〜21個の炭素原子を有する線状アルキル基である)を有するジカルボ ン酸である。芳香族ジカルボン酸(例えば、テレフタル酸及びイソフタル酸)を 、アルキルアリールジカルボン酸のように、特にアルキルジカルボン酸と組合せ て、用いてもよい。有用なカルボン酸ハロゲン化物官能性物質及びエステル官能 性物質は、上述のカルボン酸官能性物質を誘導体化して得られる物質などである 。好適なアルデヒド官能性物質としては、オキサルデヒドプロパンジアルデヒド 、スクシンアルデヒド、アジピンアルデヒド、2−ヒドロキシヘキサンジアール 、フタルアルデヒド、1,4、ベンゼンジアセトアルデヒド、4,4(エチレンジ オキシ)ジベンズアルデヒド及び2,6−ナフタレンジカルバルデヒドなどのア ルキル、アリール及びアルキルアリールジアルデヒドなどが挙げられる。最も好 ましいのは、グルタルアルデヒド及びアジピンアルデヒドである。好 適なエポキシド官能性物質は、脂肪族、脂環式及びグリシジルエーテルジエポキ シドなどである。最も好ましいのは、ビスフェノールA及びビスフェノールFを主 成分とするジエポキシドである。有用なアクリル官能性物質は好ましくはジアク リレートであり、多種多様なこのような物質が使用に適している。 オルガノボランアミン錯体が有効量(アクリルモノマーの重合を容易に生じさ せ、所望の最終用途のために十分高い分子量のアクリルポリマーが得られるが、 重合が速く進みすぎて得られた組成物を効果的に混合及び使用することができな いということにならない量)で使用される。これらのパラメータ中、オルガノボ ランアミン錯体の有効量は、好ましくは約0.03〜1.5重量%のホウ素、より 好ましくは約0.08〜0.5重量%のホウ素、最も好ましくは約0.1〜0.3重 量%のホウ素を提供する量である。組成物中のホウ素の重量%は、充填剤、非反 応性希釈剤及び他の非反応性物質を差し引いた、組成物の全重量に基づいている 。 上記の通り、本発明のオルガノボランアミン錯体は、アクリルモノマーの重合 を開始するために特に有用である。重合開始剤系は、オルガノボランアミン錯体 の有効量と、重合を開始するようにアミンと反応してオルガノボランを遊離する 化合物の有効量とを含む。いろいろな物質を用いて、アミン反応性化合物を提供 することができる。望ましいアミン反応性化合物は、周囲条件下で容易に使用及 び硬化することができる組成物を提供するように、室温(約20°〜22℃)以 下で(及び、より好ましくは室温で)アミンと反応生成物を容易に形成すること ができる物質である。有用なアミン反応性化合物の一般的な種類としては、酸、 無水物及びアルデヒドなどが挙げられる。イソホロンジイソシアネート、トルエ ンジイソシアネート及びメタクリロイルクロライドなどのイソシアネート、酸塩 化物、塩化スルホニルもまた用いてもよいが、それらは、湿気による望ましくな い、尚早の反応を妨げるようにこれらの成分を含有するモノマー混合物の周到な 乾燥を必要とするため、あまり好ましいとはいえない。 酸は好ましいアミン反応性化合物である。アミン基を塩で処理することによっ てオルガノボランを遊離することができる何れの酸を使用してもよい。有用な酸 は、ルイス酸(例えば、SnC14、TiC14など)及び一般式R18−COOH(R18は水素、 炭素原子1〜8個、好ましくは1〜4個のアルケニル基、または炭素原子 6〜10個、好ましくは6〜8個のアリール基である)を有するブレンステッド 酸などである。アルケニル基は直鎖を含んでもよく、またはそれらは分枝状であ ってもよい。それらは飽和または不飽和であってもよい。前記アリール基は、ア ルキル、アルコキシまたはハロゲン部分などの置換基を含有してもよい。この種 類の具体的な酸は、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸、安息香酸及びp−メトキ シ安息香酸などである。他の有用なブレンステッド酸は、Hcl、H2SO4、H3PO4、 リン酸、ホスフィン酸、ケイ酸などである。 アミン反応性化合物として好ましいものとしては少なくとも一つの無水物基を 有する物質であり、このような物質は好ましくは以下の構造の一つを有する: または R19及びR20は独立して、飽和または不飽和、脂環式または芳香族であってもよ い直鎖及び分枝鎖配列を含む、脂肪族であってもよい有機ラジカルである。好ま しい脂肪族基は、1〜17個の炭素原子、より好ましくは2〜9個の炭素原子を 含む。好ましい芳香族基は、炭素原子が1〜4個の脂肪族基で置換されることが できるベンゼンなどである。 R21は、無水物基で環状構造を完結させ、例えば、5または6員環を形成する 二価の有機ラジカルである。R21は、脂肪族基、脂環式基、または芳香族基で置 換されてもよく、好ましくは、炭素原子1〜12個、好ましくは1〜4個を含む 脂肪族基で置換されてもよい。R21はまた、何れのヘテロ原子も無水物官能基に 隣接していない場合、酸素または窒素などのヘテロ原子を含有してもよい。R21 は また、脂環式または芳香族縮合環構造の一部であってもよく、そのいずれも脂肪 族基で任意に置換されてもよい。無水物−官能性アミン反応性化合物中にフリー ラジカル重合性基が存在することにより、同化合物をアクリルモノマーと重合さ せることができる。 アミン反応性化合物として有用なアルデヒドは、式R22-(CHO)x(R22は、炭素 原子1〜10個、好ましくは1〜4個のアルキル基、または炭素原子6〜10個 、好ましくは6〜8個を有するアリール基であり、xが1〜2、好ましくは1で ある)を有する。この式において、アルキル基は直鎖または分枝鎖であってもよ く、ハロゲン、ヒドロキシ及びアルコキシなどの置換基を含有してもよい。アリ ール基は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル及びニトロなどの置換 基を含有してもよい。好ましいR22基は、アリールである。この種類の化合物の 具体例は、ベンズアルデヒド、o−、m−及びp−ニトロベンズアルデヒド、2,4 −ジクロロベンズアルデヒド、p−トリルアルデヒド及び3−メトキシ−4−ヒ ドロキシベンズアルデヒドなどである。アセタールなどのブロック化アルデヒド を用いることもできる。 前記アミン反応性化合物は、有効量で使用される。すなわち、オルガノボラン を前記錯体から遊離することによって重合を促進する有効量であるが、最終重合 組成物の特性(例えば、低エネルギー表面への付着)に本質的に悪影響を及ぼす ことはない。これらのパラメータ中で、アミン反応性化合物は、オルガノボラン アミン錯体中のアミン基の数の量で提供することができる。しかしながら、アミ ン反応性基の当量数がオルガノボランアミン錯体中のアミン基の数と化学量論的 であることがより好ましい。 前述の通り、オルガノボランアミン錯体開始剤系をアクリルモノマーを重合さ せるために用いる。「アクリルモノマー」が意味するのは、一つ以上のアクリル または置換アクリル部分、化学基または官能基、すなわち、一般構造: [式中、Rが水素または有機ラジカルであり、R'が有機ラジカルである]によって 表される基を有する重合性モノマーである。R及びR'が有機ラジカルである場合 、それらは同一または異なっていてもよい。アクリルモノマーのブレンドもまた 、用いてもよい。重合性アクリルモノマーは単官能性、多官能性またはそれらの 組合せであってもよい。 最も有用なモノマーは、単官能性アクリレート及びメタクリレートエステルの 他、ヒドロキシ、アミド、シアノ、クロロ、及びシラン誘導体などのそれらの置 換誘導体並びに置換及び未置換の単官能性アクリレート及びメタクリレートエス テルのブレンドである。特に好ましいモノマーは、メチルメタクリレート、エチ ルメタクリレート、メトキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ レート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、 テトラヒドロフルフリルメタクリレート、及びそれらのブレンドなどのより低分 子量のメタクリレートエステルなどである。 アクリレートエステル及びより高分子量のメタクリレートエステルの両方とも 単独で使用するのにはあまり好ましくないが、例えば、最終組成物の柔軟性また は可撓性を高めるためモノマーを多量のより低分子量のメタクリレートエステル を改質するように用いるのが特に有用なことがある。このようなアクリレートエ ステル及びより高分子量のメタクリレートエステルの例は、メチルアクリレート 、エチルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアク リレート、ブチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、2−エチルヘキシ ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、 ドデシルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、アクリルアミド、N− メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−tert−ブチルアクリル アミド、N−tert−オクチルアクリルアミド、N−ブトキシアクリルアミド、ガン マ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、2−シアノエチルアクリレ ート、3−シアノプロピルアクリレート、テトラヒドロフルフリルクロロアクリ レート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどである。 改質剤として特に有用な重合性モノマーの別の種類は、一般式: によって表される。 R23は水素、メチル、エチル、及び からなる群から選択される。 R24は水素、塩素、メチル及びエチルからなる群から選択されることができる 。 R25は、水素、及び からなる群から選択されることができる。 aの値は、1以上の整数、より好ましくは1〜約8、最も好ましくは1〜4の 整数である。bの整数値は1以上、より好ましくは、1〜約20である。cの値 は0または1である。改質モノマーとして有用な他のアクリルモノマーは、エチ レングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ポリエ チレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート 、ジグリセロールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ペ ンタエリトリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパン トリメタクリ レート、並びに他のポリエーテルジアクリレート及びジメタクリレートなどであ る。ビス(エチレングリコール)アジペートのジメタクリレート、ビス(エチレ ングリコール)マレエートのジメタクリレート、ビス(エチレングリコール)フ タレートのジメタクリレート、ビス(テトラエチレングリコール)フタラートの ジメ タクリレート、ビス(テトラエチレングリコール)セバケートのジメタクリレー ト、ビス(テトラエチレングリコール)マレエートのジメタクリレート、及びジ メタクリレートに対応するジアクリレート及びクロロアクリレートなどもまた有 用である。他の有用なアクリルモノマーは、モノ−またはポリイソシアネート、 例えば、トルエンジイソシアネートと、ヒドロキシまたはアミノ基をその非アク リレート部分に含有するアクリレートエステル、例えば、ヒドロキシエチルメタ クリレートとの反応生成物などである。 前記組成物は更に、増粘剤、エラストマ材料(例えば、グラフト鎖共重合体樹 脂)、アクリル架橋剤、過酸化物、ヒドロキノンなどの抑性剤、非反応性着色剤 、充填剤(例えば、カーボンブラック)などの種々の任意の添加剤を含むことが できる。種々の任意の添加剤は、重合プロセスまたはそれを用いて作製された組 成物の所望の特性に著しく悪影響を及ぼさない量で使用される。 前記オルガノボランアミン錯体を、アジリジン官能性物質または2つ以上の異 なったアジリジン官能性物質のブレンドによって保持する(例えば、溶解または 希釈する)ことができる。アジリジン官能性物質は、錯体のアミン部分に反応、 配位または錯体を形成するべきではなく、錯体のための増量剤として作用する。 前記アジリジン官能性物質はまた、前記組成物がアジリジン官能性物質をそれと 反応させるかまたはその系の他の成分と重合させるためにアジリジン官能基との 開環反応を受ける成分を含む場合、反応性増量剤として作用することができる。 有利には、アミン反応性化合物はまた、100%反応性の系を生じるようにアジ リジン官能性物質と反応することができる。 「アジリジン官能性物質」は、少なくとも一つのアジリジン環または基: (その炭素原子が、例えば、メチル、エチルまたはプロピルアジリジン部分を形 成するように、短鎖アルキル基、例えば、1〜10個の炭素原子を有する基、好 ましくはメチル、エチルまたはプロピルによって任意に置換されていてもよい) を有する有機化合物を指す。 単一アジリジン基がアルキル、アリール、アルキルアリール、アシル、またはア ロリルラジカル(オルガノボランアミン錯体またはアミノ及びヒドロキシル基な どのアジリジン官能基と反応しない他の部分で任意に置換されてもよい)中の置 換基である単官能性アジリジンを使用してもよい。好適な単官能性アジリジンの 具体例は、N−エチルアジリジン、N−(2−シアノエチル)アジリジン、N−ブ チルアジリジン、イソ−ブチルアジリジン、2−アジリジニルエタノール、1− アジリジニルエタノール、1−イソ−ブチリルアジリジン、及び1−ブチリルア ジリジンなどである。 単官能性アジリジンは有用であるが、多官能性アジリジン(本明細書中で時々 「ポリアジリジン」と称され、すなわち、多数のアジリジン基を有する)が、架 橋剤のin situ生成を促進することができるのでより好ましい。いろいろなポリ アジリジンのうち、三官能性のポリアジリジンは特に有用である。トリメチロー ルプロパントリアクリレートのトリス−アジリジン及びトリス−メチルアジリジ ン、及びペンタエリトリトールトリアクリレートのトリス−アジリジン及びトリ ス−メチルアジリジンが特に好ましい。有用な、市販のポリアジリジンの例は、 CX−100(ゼネカレジンズ製)、XAMA−7(EITインク製)、MAPO(トリス[1− (2−メチル)アジリジニル]ホスフィンオキサイド(アセトコーポレーション 製)などである。 前記重合性組成物は、二液型組成物として容易に用いることができる。前記ア クリルモノマーは、通常、このような物質を扱う場合のようにブレンドされる。 アミン反応性化合物は通常、オルガノボランアミン錯体から分離するようにして このブレンドに含まれて、このため二液型組成物の一部分となる。前記オルガノ ボランアミン錯体は、組成物の第2の部分となる。有利には、重合性組成物の2 つの部分は、10:1以下、より好ましくは1:4、1:3、1:2または1: 1などの普通の整数混合比で組み合わせることができる。第1及び第2の部分は 、組成物を用いる直前に、組み合わせられる。 本明細書に論じた用途での低表面エネルギー接着剤の使用は多くの利点を提供 する。接続部クロージャーハウジングに簡単に再挿入できることは重要な特徴 であり、本明細書に開示された締め付け装置によって実現される。同様に、再挿 入のためにガスケットによって密封される何れのクロージャーにおいても、本明 細書に開示された低表面エネルギーエンドシールは、ケーブルエンドシールを破 損させることなく再挿入を可能にする。本明細書に記載されたエンドシールクロ ージャーは、同じ成分を用いて新しい既存の構造物用のいろいろな直径のケーブ ルを密封することを可能にする。平滑な及び均一なガスケットシール表面が提供 される。エンドシールポート領域での接着剤の接着強度は、引張り、収縮及び振 動強度を増すための特別な器材の必要としない。これは、コスト及び組立時間を 低減させる。 組立のためにトーチランプまたは熱を必要とせず、クロージャー装置をマンホ ール、ヴォールト及びトレンチにおいて用いることができる。本発明の具体的な 実施例を図示及び記載するが、広範囲の修正、変更及び代用が前述の開示内容に おいて及びいくつかの場合において考えられ、本発明の一部の特徴は、他の特徴 を対応させずに使用することができる。したがって、添付したクレームは一般に 、本発明の範囲と一致するように解釈されるのがよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU (72)発明者 スミス,ラッセル・ピー アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 クロフト,トーマス・エス アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 オシンスキー,アラン・ジェイ アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 チュ,クワン・エイチ アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 リー,ダニエル・ジー アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.低表面エネルギープラスチック材料から形成されるエンドシール体であっ て、該エンドシール体を介して延在されるケーブルを収容するための開口を有す るエンドシール体と、 該エンドシール体中に射出される接着剤を送り込み該エンドシールの表面と 収容されるケーブルとを密封体となるように接着するために設けられる該エンド シール体内の接着剤射出ポートと、を含むケーブル接続部クロージャー用のエン ドシール。 2.前記接着剤が低表面エネルギープラスチックと容易に接着する請求項1に 記載のエンドシール。 3.前記接着剤が、オルガノボランアミン錯体を含有するアクリルモノマーで ある請求項2に記載のエンドシール。 4.前記エンドシール体が、延在された尾部分に接続されると共に外周面と離 隔された端部とを有するコア部分であって、該外周面が該離隔された端部間に延 在する該コア部分を貫通した複数の円筒状開口を含むコア部分と、各開口への入 口スロットを規定する該コア部分の該外周面と通じる各開口の端縁と、を含み、 該尾部分が可撓性であると共に対向した端部を有し、該尾部分の対向した端部の 第1の端部が該コア部分の該外周面と一体であり且つ該外周面から接線方向に延 在すると共に、該外周面に隣接して該コア部分の該外周面の周りを捲回して各開 口の該入口スロット及び各開口内に配置されるケーブルを被覆するのに十分な長 さを有し、該尾部分の第2の自由端が低減された厚さに漸減される請求項1に記 載のエンドシール。 5.前記尾部分が、該尾部分に形成され前記対向した尾端部間に延在する細長 い溝を各々有する対向した表面を含む請求項4に記載のエンドシール。 6.前記溝の第1の溝が、前記尾部分が前記コア部分の前記外周面の周りに捲 回されるときに該コア部分の前記外周面に隣接する尾部分の表面にあり、前記溝 の第2の溝が、前記尾部分の対向した表面にある請求項5に記載のエンドシール 。 7.前記射出ポートが、接着剤を前記溝の第1の溝に送り込むように接続され る請求項6に記載のエンドシール。 8.前記第2の溝が、前記尾部分が前記コア部分の周りに完全に捲回されると きにエンドシールの外周面上にある請求項6に記載のエンドシール。 9.前記エンドシール体が、前記クロージャーが調節可能な直径を有するよう にその長さ全体に沿ってスリットを有する細長い管状クロージャーハウジングの 一方の端部に取り付けられる請求項8に記載のエンドシール。 10.前記クロージャーが、実質的にその長さに沿って延在する細長い接着剤 の流路を含み、前記ポケットが前記スリットに隣接すると共に前記クロージャー 内に形成される接着剤射出ポートを有する請求項9に記載のエンドシール。 11.前記流路が、接着剤を前記溝の第2の溝に送り込むように接続される請 求項10に記載のエンドシール。 12.前記開口が、該開口を介してケーブルを収容するために選択的に取り外 し可能な複数の調整可能な同心状ワッシャーリングを含み、該ケーブルが、取り 外される該同心状ワッシャーリングの直径に実質的に合わせた直径を有し、前記 射出ポートが該ワッシャーリングの各々を介して延在する請求項1に記載のエン ドシール。 13.密封される合わせ面を有する低表面エネルギープラスチック材料から形 成されるクロージャー体と、 該クロージャー体に接続されたエンドシール体であって、該エンドシール 体を介して延在されるケーブルを収容するための開口を有すると共に、接着層に よってクロージャー体に密封されているエンドシール体と、 該エンドシール体中に射出される接着剤を送り込み該エンドシールの表面 と収容されるケーブルとを密封体となるように接着するために設けられる該エン ドシール体内の接着剤射出ポートと、を含むケーブル接続部クロージャー。 14.前記接着剤が、低表面エネルギープラスチックと容易に接着する請求項 13に記載のクロージャー。 15.前記接着剤が、オルガノボランアミン錯体を含有するアクリルモノマー である請求項14に記載のクロージャー。 16.前記クロージャー体が、各々合わせ面の一つを含む第1及び第2の部分 を有する請求項13に記載のクロージャー。 17.前記エンドシール体が、第1及び第2のクロージャー体部分の一つの中 に形成される請求項16に記載のクロージャー。 18.前記エンドシール体が、その中に取り付けられたポートブロックを含む 請求項15に記載のクロージャー。 19.前記ポートブロック及び前記エンドシール体が、それらの間のチャンバ と該チャンバの各々対向した端部の環状開口とを規定する請求項16に記載のク ロージャー。 20.各環状開口が、前記チャンバの対向した端部を密閉するために該環状開 口に取り付けられた調整可能なシールワッシャーを含み、該ワッシャーが前記エ ンドシール体を介して延在されるいろいろな大きさのケーブルを収容するために 調整可能である請求項17に記載のクロージャー。 21.前記ポートブロックが、接着剤を送り込み前記チャンバを充填してケー ブル及び該ポートブロックを前記エンドシール体中に密封するように接続された 、該ポートブロック内に形成された接着剤射出ポートを含む請求項18に記載の クロージャー。 22.前記エンドシール体が、チャンバ及び該チャンバの対向した各端部の環 状開口を規定する請求項17に記載のクロージャー。 23.各環状開口が、前記チャンバの対向した端部を密閉するために該環状開 口に取り付けられた調整可能なシールワッシャーを含み、該ワッシャーが前記エ ンドシール体を介して延在されるいろいろな大きさのケーブルを収容するために 調整可能である請求項22に記載のクロージャー。 24.前記エンドシール体が、接着剤を送り込み前記チャンバを充填してケー ブルを前記エンドシール体中に密封するように接続された、該エンドシール体に 形成された接着剤射出ポートを含む請求項23に記載のクロージャー。 25.前記エンドシール体が、前記第1のクロージャー体部分に一部分が形成 され、前記第2のクロージャー体部分に一部分が形成される請求項16に記載の クロージャー。 26.前記エンドシール体が、該エンドシール体に取り付けられた円筒状カラ ーを含む請求項25に記載のクロージャー。 27.前記円筒状カラーが、該円筒状カラー内のチャンバ及び該チャンバの対 向した各端部の環状開口を規定する請求項26に記載のクロージャー。 28.各環状開口が、前記チャンバの対向した端部を密閉するために該環状開口 に取り付けられた調整可能なシールワッシャーを含み、該ワッシャーが前記エン ドシール体を介して延在されるいろいろな大きさのケーブルを収容するために調 整可能である請求項27に記載のクロージャー。 29.前記カラーが、前記チャンバを充填して前記エンドシール体中にケーブ ルと該カラーとを密封するように接続された、該カラーに形成された接着剤射出 ポートを含む請求項28に記載のクロージャー。 30.前記エンドシール体が、第1及び第2のクロージャー体部分の一つの中 に形成される請求項17に記載のクロージャー。 31.前記エンドシール体が、該エンドシール体に取り付けられた二個構成カ ラーを含む請求項30に記載のクロージャー。 32.前記二個構成カラーが、該二個構成カラーのチャンバと該チャンバの対 向した各端部の環状開口とを規定する請求項31に記載のクロージャー。 33.各環状開口が、前記チャンバの対向した端部を密閉するために該環状開 口に取り付けられた調整可能なシールワッシャーを含み、該ワッシャーが前記エ ンドシール体を介して延在されるいろいろな大きさのケーブルを収容するために 調整可能である請求項32に記載のクロージャー。 34.前記二個構成カラーが、接着剤を送り込み前記チャンバを充填して前記 エンドシール体中にケーブルと該二個構成カラーとを密封するように接続された 、該二個構成カラーに形成された接着剤射出ポートを含む請求項33に記載のク ローンヤー 35.前記合わせ面が該合わせ面の間に多数のシール溝を規定し、該溝の一つ が該合わせ面を初めに密封するために利用されると共に前記クロージャーへの再 挿入を可能にするために調整可能であり、それによって残りの溝が該合わせ面を 再密封するために利用される請求項16に記載のクロージャー。 36.接着ビードが前記合わせ面の間に適用されると共に、抵抗線が前記接着 剤の硬化を強めるために該接着剤に隣接した合わせ面の間に適用される請求項1 3に記載のクロージャー。 37.シールガスケットが前記合わせ面の間に取り付けられると共に、複数の スプリングクリップがクロージャーに接続され、該合わせ面の一方を他方の合わ せ面と係合させ、該ガスケットをその間で圧縮する請求項13に記載のクロージ ャー。 38.前記スプリングクリップが、前記クロージャーの前記クリップを開ける ための道具を挿入するために設けられた、該スプリングクリップに形成された複 数の開口を含む請求項37に記載されたクロージャー。 39.低表面エネルギープラスチック材料から形成される、接着剤射出ポート 及びケーブル開口を有するエンドシール体を提供する工程と、 ケーブルを該開口を介して延在させる工程と、 低表面エネルギー接着剤を該エンドシール体中に送り込み該エンドシー ルの表面とケーブルとを接着して密封体となるように該接着剤を該ポート中に射 出する工程と、を含む、エンドシール内のケーブル接続部を密封する方法。 40.低表面エネルギープラスチック材料から形成される、密封される合わせ 面を有するクロージャー体を提供する工程と、 接着剤射出ポート及びケーブル開口を有するエンドシールを該クロージ ャー体に取り付ける工程と、 ケーブルを該開口を介して延在させる工程と、 低表面エネルギー接着剤を該エンドシール体中に送り込み該エンドシー ルの表面とケーブルとを接着して密封体となるように該接着剤を該ポート中に射 出する工程と、を含む、クロージャー内のケーブル接続部を密封する方法。
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