JP2001508107A - プロピレンの重合 - Google Patents

プロピレンの重合

Info

Publication number
JP2001508107A
JP2001508107A JP53108998A JP53108998A JP2001508107A JP 2001508107 A JP2001508107 A JP 2001508107A JP 53108998 A JP53108998 A JP 53108998A JP 53108998 A JP53108998 A JP 53108998A JP 2001508107 A JP2001508107 A JP 2001508107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
hydrocarbyl
fifteen
alkyl
propylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP53108998A
Other languages
English (en)
Inventor
ブルツクハート,モーリス・エス
スモール,ブルツク・エル
Original Assignee
イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
ユニバーシテイ・オブ・ノース・カロライナ−チヤペル・ヒル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー, ユニバーシテイ・オブ・ノース・カロライナ−チヤペル・ヒル filed Critical イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
Publication of JP2001508107A publication Critical patent/JP2001508107A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F10/06Propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F110/00Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F110/04Monomers containing three or four carbon atoms
    • C08F110/06Propene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F110/00Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F110/14Monomers containing five or more carbon atoms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/901Monomer polymerized in vapor state in presence of transition metal containing catalyst

Abstract

(57)【要約】 プロピレンと選ばれた2,6-ピリジンカルボキサアルデヒドビス(イミン)及び2,6-ジアシルピリジンビス(イミン)のある種の鉄錯体を接触させることにより、プロピレンが重合される。製造されるポリマーは、成形用樹脂として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 プロピレンの重合 本出願は、1997年1月13日出願の米国特許暫定出願No.60/034,933の利益を主張 する。 発明の分野 2,6-ピリジンカルボキサアルデヒドビス(イミン)及び2,6-ジアシルピリジンビ ス(イミン)の選ばれた鉄錯体は、プロピレンの重合の触媒である。 発明の分野 プロピレンのポリマーは、重要な商品の品目であり、年間に数百万トンが生産 される。これらのポリマーは、無数の方法で使用され、ファイバー、フィルム、 成形樹脂などに使用される。大部分の場合、プロピレンは、触媒、しばしば遷移 金属化合物または錯体を用いて重合される。これらの触媒は、製造されるポリプ ロピレンの単位重量当たりのコスト、製造されるポリマーの構造、ポリプロピレ ンから触媒を除去する潜在的なニーズ、触媒の毒性などで変わる。ポリプロピレ ンは、工業的に重要であるために、新しい重合触媒の探索が常になされている。 P.E.Figginsら、J.Am.Chem.Soc.,82巻,820-824頁、及び/またはF.Lionら、J.Am .Chem.Soc.,79巻、2733-2738頁においては、ある種の2,6-ジアセチルピリジンビ ス(イミン)及びこれらの三座配位子のある鉄錯体の合成が報告されている。日本 特許出願02-078,663においては、化合物 及び2分子の2,6-ジアセチルピリジンビス(イミン)が錯体中に存在するこの後者 の化合物の鉄(II)錯体が報告されている。これらの引用文献のいずれにも、これ らの化合物がプロピレンを重合することは、報告されていない。 発明の要約 本発明は、約-40℃から約+300℃の温度で、式の化合物とプロピレン及び (a)MからX-及びアルキル基またはハイドライド基を引き抜いて、WX-、(WR20)-ま たはWH-を形成す名ことができる中性のルイス酸であり、かつMにアルキル基また はハイドライドを移動することもできる第1の化合物W(たゞしWX-は弱い配位性 のアニオンである)、 または (b)Mにアルキルまたはハイドライド基を移動することができる第2の化合物、及 びMからX-、ハイドライド、又はアルキル基を引き抜いて、弱い配位性のアニオ ンを形成することができる中性のルイス酸である第3 の化合物の組合わせ、 を接触させることからなるプロピレンの第1の重合方法に関する。 (式中、 各Xは、アニオンであり、 nは、1、2または3であって、上記アニオンの全陰電荷数は、(II)中に存在するFe 原子の酸化状態に等しく、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、 R6及びR7は、アリール又は置換アリールであり、そして R20は、アルキルである。) 本発明は、また、約-40℃から約+300℃の温度で、式 の三座配位子のFe[II]またはFe[III]錯体とプロピレンを接触させることからな るプロピレンの第2の重合方法に関する。 (式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールであり、 但し、Fe[II]またはFe[III]原子は、また上記プロピレン、及び上記プロピレン に付加し得る配位子により置換される空の配位サイトまたは配位子を結合してい る。) 本発明は、また、約-40℃から約+300℃の温度で、プロピレンと式または、 の化合物を接触させることからなるプロピレンの第3の重合方法に関する。 (式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールであり、 T1は、ハイドライドまたはアルキルまたはプロピレンが挿入できる他のアニオン 配位子であり、 Yは、プロピレンにより置換されることが可能な空の配位サイトまたは中性の配 位子であり、 Qは、比較的非配位性のアニオンであり、 Pは、2価のポリマーの基であり、そして T2は、末端基である。) 発明の詳細 本明細書では、ある用語が使用され、その一部は、次の通りである。「ヒドロ カルビル基」は、炭素と水素のみを含む一価の基である。特記しない限り、ヒド ロカルビル基は、1から約30個の炭素原子を含むことが好ましい。 ・「置換ヒドロカルビル基」とは、ここではこれらの基を含む化合物が置かれる プロセス条件下で不活性である、1個あるいはそれ以上の置換基を含むヒドロカ ルビル基の意味である。置換基は、また、実質的にプロセスを妨害しない。特記 しない限り、置換ヒドロカルビル基は、1から約30個の炭素原子を含むことが好 ましい。「置換」の意味には、ヘテロ芳香環が含まれる。 ・「(不活性な)官能基」とは、ここではこの基を含む化合物が置かれるプロセス 条件下で不活性である、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル以外の基の意 味である。官能基は、また、官能基を含む化合物が関与し得る、本明細書中に記 載されるいかなるプロセスも実質的に妨害しない。官能基の例には、ハロ(フル オロ、クロロ、ブロモ及びヨード)、-OR18(R18は、ヒドロカルビルまたは置換 ヒドロカルビルである)等のハロ(フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード)エー テルがある。R4、R5、R8、R12、R13及びR17等の官能基が鉄の近傍にある場合に は、官能基は、金属原子に配位性であることが示されているR4、R5、R8、R12、R13 及びR17(これらの基の定義については以下を参照されたい)を含む化合物中の 基よりも強く金属原子に配位すべきでなく、すなわち、所望の配位基を置換すべ きでない。 ・「アルキルアルミニウム化合物」とは、少なくとも一つのアルキル基がアルミ ニウム原子に結合している化合物の意味である。アルコキサイド、ハイドライド 、及びハロゲン等の他の基もこの化合物中のアルミニウム原子に結合しているこ ともある。 ・「中性ルイス塩基」とは、イオンでなく、ルイス塩基として機能できる化合物 の意味である。このような化合物の例には、エーテル、アミン、サルファイド及 び有機ニトリルがある。 ・「カチオンルイス酸」とは、ルイス酸として機能できるカチオンの意味である 。このようなカチオンの例には、ナトリウム及び銀のカチオンがある。 ・「比較的非配位性(あるいは弱配位性)のアニオン」とは、一般に当業界でこの ように称されるアニオンであり、このようなアニオンの配位能力は、公知であり 、文献で議論されている。例えば、ここでは、引用として包含されている、W.Be ckら、Chem.Rev.,88巻,1405-1421頁(1988年)、及びS.H.Strauss、Chem.Rev.,93 巻,927-942頁(1993年)を参照されたい。このようなアニオンには、直前の段落の アルミニウム化合物及びX-から形成されるものがあり、X-にはR19 3AlX-、R19 2Al ClX-、R19AlCl2X-、及びR19AlOX-(ここで、R19は、1から25個の炭素原子を含む アルキルである)が含まれる。他の有用な非配位性のアニオンには、BAF-(BAF=テ トラキス[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ボレート)、SbF6 -、PF6 - 、及びBF4 -、トリフルオロメタンスルホネート、p-トルエンスルホネート、(RfS O2)2N-、及び(C6F5)4B-がある。 ・「空の配位サイト」とは、それに結合した配位子を持たない潜在的な配位サイ トの意味である。このように、プロピレン分子が空の配位サイ トの近傍にあるならば、プロピレン分子は、鉄原子に配位する。 ・「プロピレンに付加する配位子」とは、プロピレン分子(または、配位したプ ロピレン分子)が挿入して、重合を開始あるいは継続することができる鉄原子に 配位した配位子の意味である。 例えば、これは、反応 (Lは、配位子である) の形をとることができる。この式の左側の構造が化合物(IX)(下を参照)に類似し ていることに留意されたい。 ここで鉄錯体の配位子として有用な化合物は、一般式 の2,6-ピリジンジカルボキサアルデヒドまたは2,6-ジアシルピリジンのジイミン である。 (式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または 置換ヒドロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールである。) (IV)は、式の化合物と式H2NR6またはH2NR7の化合物を反応させることにより製造される。 (式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビルまたは置換ひドロカルビカルであ り、 R4及びR5は、各々ヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールである。) この反応は、しばしばギ酸等のカルボン酸により触媒される。このような反応 は、実験1-4に記載されている。 (III)においては、従って(III)の式に合致する(I)、(II)、(IV)、(VII)、(IX) 及び(XII)においては、R6は、 であり、R7は、 であることが好ましい。 (式中、 R8及びR13は、各々独立にヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、または不活性 な官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒ ドロカルビル、または不活性な官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、または 不活性な官能基であり、 但し、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17のどれでも相互に隣 接した2つが一緒になって、環を形成することができる。) (I)、(II)、(IV)、(VI)、(IX)及び(XII)等の化合物中に存在するかどうか、式 (IV)の好ましい化合物及び(IV)が配位子である好ましい化合物は、化合物(III) のそれである[(III)は、(IV)の一部分であることに留意されたい]。 (III)においては、従って(III)の式に合致する(I)、(II)、(IV)、 (VI)、(IX)及び(XII)においては、 R1、R2及びR3は、水素であり、及び/または R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立にハロゲン、1から6個の炭素原子 を含むアルキル、または水素であり、これらの各々は、水素であることが更に好 ましく、及び/または R8及びR13は、各々独立に水素、ハロゲン、または1から6個の炭素原子を含むア ルキルであり、R8及びR13は、1-6個の炭素原子を含むアルキルであることが更に 好ましく、 R8及びR13は、メチル、i-プロピルまたはt-ブチルであることが更に好ましく(し かし、R8及びR12の双方またはR13及びR17の双方が同一の化合物中でt-ブチルで あることはできない)、 R12及びR17は、各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を含むア ルキルであり、 R12及びR17は、各々1-6個の炭素原子を含むアルキルであることが特に好ましく 、 R12及びR17は、メチルまたはi-プロピルであることが更に好ましく、 R4及びR5は、各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を含むアル キルであり、そしてR4及びR5は、各々独立に水素またはメチルであることが特に 好ましい。 特定の好ましい化合物(III)[及び(I)、(II)、(IV)、(VI)、(IX)及び(XII)]は 、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチル、R8 、R12、R13及びR17がイソプロピルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメ チル、R8、R12、R13及びR17がメチルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16及びR17が水素、R4及びR5が メチル、R8及びR13がt-ブチルであり、又は R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15、R16、R8、R12、R13及びR17が水素、R4 及びR5がメチルである。 本明細書で記載される重合プロセスにおいては、Fe原子に関する三座配位子に より起因する少なくともなにがしかの立体的な込み合いが存在することが好まし いことが結果から判るであろう。従って、金属原子近傍の基は、比較的大きいこ とが好ましい。(III)が三座配位子である場合には、R8、R12、R13及びR16のサイ ズを制御することにより、簡単に立体的込み合いが制御できるので、立体的込み 合いを制御することは比較的簡単である。これらの基は、また、9-アントラセニ ル等の融合環系の一部であることもある。 第1の重合プロセスにおいて、Xは、クロライド、ブロマイド及びナイトレート であることが好ましい。 本明細書で述べられる第1の重合プロセスにおいては、鉄錯体(II)は、プロピ レンと、(II)からX-、ハイドライド、アルキルを引き抜いて、弱い配位性のアニ オンを形成することができる中性のルイス酸Wと接触され、金属原子のアルキル 化またはハイドライド付加を行い、あるいは、加えて、アルキル化剤、または金 属原子にハイドライドアニオンを付加することができる試剤が存在しなければな らない。中性ルイス酸は、元来電荷を持たない(すなわち、非イオン性)。好適な 中性ルイス酸には、SbF5、Ar3B(Arは、アリール)、及びBF3がある。好適なカチ オンルイス酸またはブレーンステッド酸には、NaBAF、トリフルオロメタンスル ホ ン酸銀、HBF4、または[C6H5NH(CH3)2]+[B(C6F5)4]-がある。また、(II)(及び中 性ルイス酸またはカチオンルイス酸またはブレーンステッド酸の存在を必要とす る類似の触媒)が既に金属原子に結合したアルキルまたはハイドライド基を含ま ない場合においては、中性ルイス酸またはカチオンルイス酸またはブレーンステ ッド酸は、また、金属原子のアルキル化、あるいはハイドライド付加を行うか、 あるいは、別個のアルキル化剤またはハイドライド化剤が存在し、すなわち、ア ルキル基またはハイドライドを金属原子に結合せしめる。 R20は、1から4個の炭素原子を含むことが好ましく、R20は、メチルまたはエチ ルであることが更に好ましい。 例えば、アルキルアルミニウム化合物(次の段落を見られたい)は、(II)をアル キル化する。しかしながら、すべてのアルキルアルミニウム化合物が金属原子か らX-またはアルキル基を引き抜くのに充分な程強いルイス酸とは限らない。その 場合、引き抜きを行うのに充分強い別なルイス酸が存在しなければならない。例 えば、ポリメチルアルミノキサンを「単独の」ルイス酸として使用し、アルキル 化及び金属原子からの引き抜きの双方を行う。しかしながら、トリエチルアルミ ニウムは、金属原子をアルキル化するが、金属原子からアニオンを引き抜く程強 いルイス酸ではなく、別な(更に強い)ルイス酸のB(C6F5)3も重合に添加される。 更に強いルイス酸のB(C6F5)3が存在しなければ、重合は進行しない。 金属をアルキル化できる好ましい中性ルイス酸は、R19 3Al、R19AlCl2、R19 2Al Cl及び「R19AlO」(アルキルアルミノキサン)等の選ばれたアルキルアルミニウム 化合物である。式中、R19は、1から25個の炭素原子、好ましくは1から4個の炭素 原子を含むアルキルである。好適なアルキルア ルミニウム化合物には、メチルアルミノキサン(一般式[MeAlO]nのオリゴマーで ある)、(C2H5)2AlCl、C2H5AlCl2、及び[(CH3)2CHCH2]3Alがある。 金属Mにハイドライド基を結合するために、NaBH4等の金属ハイドライドが使用 される。 本明細書で述べられる第2の重合プロセスにおいては、(I)の鉄錯体が重合プ ロセスに添加されるか、あるいはプロセスの系内で生成させる。事実、一つ以上 のこのような錯体がプロセスの過程で生成する。例えば、初期に錯体が生成し、 次にその錯体が反応して錯体を含むリビング末端のポリマーが生成する。 初期に系内で生成する錯体の例には、 及び が含まれる。 式中、 R1からR7は、上に定義されたようなものであり、 T1は、ハイドライドまたはアルキルまたはプロピレンが挿入できる他のアニオン の配位子であり、 Yは、プロピレンまたは空の配位サイトにより置換されることが可能な中性の配 位子であり、 構造 は、Feに配位したプロピレン分子を表し、 Qは、比較的非配位性のアニオンである。錯体は、重合プロセスに直接添加され るか、あるいはプロセス系内で生成させる。例えば、(VII)は、(II)とアルキル アルミニウム化合物等の中性ルイス酸との反応により生成する。このような錯体 を系内で生成させる別な方法は、鉄の塩化物等の鉄化合物、(I)及びアルキルア ルミニウム化合物を添加することである。塩化物に類似したアニオンが存在し、 ルイス酸またはブレーンステッ ド酸との反応により除去される他の金属塩が使用される。例えば、特にプロセス 媒体に若干可溶であれば、金属ハライド、ナイトレート及びカルボキシレート( 酢酸塩等の)が使用される。これらの前駆体金属塩は、少なくともプロセス媒体 にいくらか可溶であることが好ましい。 プロピレンの重合が開始した後は、錯体は、のような形で存在する。 式中、 R1からR7、及びQは、上に定義されたとおりであり、 Pは、2価のポリプロピレン基であり、 T2は、末端基であり、例えば、上にT1として掲げられたものである。 T2は、鉄原子に配位することができ、また、プロピレン分子に「付加」すること ができるT1等のいかなる基でもよい。(VII)、(VIII)及び(IX)において鉄原子は 、+2の酸化状態にあることが好ましい。(VII)、(IX)及び(XII)等の化合物は、重 合プロセスと類似した環境から離れても安定であることもあり、安定でないこと もある。 第3の重合プロセスにおいてプロピレンを重合するのに、「助触媒」 または「付活剤」なしで(VII)、(IX)及び(XII)も使用される。プロセスの成分を 除いて、温度、圧力、重合媒体などの第3のプロセスのプロセス条件は、第1及び 第2の重合プロセスと同一であり、これらのプロセスに好ましい条件は、第3の重 合プロセスにも好ましい。 ここでのすべての重合プロセスにおいて、プロピレンの重合が行われる温度は 、約-40℃から約+300℃、好ましくは約-25℃から約150℃、更に好ましくは約0 ℃から約100℃である。重合が行われるプロピレンの圧力は、臨界的なものでは ないが、大気圧から約275MPaであり、ほぼ大気圧から5MPaが好適な範囲である。 ここでの重合プロセスは、種々の液体、特に有機非プロトン性液体の存在下で 行われる。触媒系、プロピレン、及びポリプロピレンは、これらの液体に可溶あ るいは不溶の場合もあるが、これらの液体が重合を妨害することがはあってはな らないのは明白である。好適な液体には、アルカン、シクロアルカン、選ばれた ハロゲン化炭化水素、及び芳香族炭化水素がある。特定の有用な溶媒には、ヘキ サン、トルエン及びベンゼンがある。 ここでのプロピレンの重合は、また、例えば、(II)、(III)、(IV)または(VII) をシリカまたはアルミナ等の基質上に担持し、それをルイス酸(例えばW、アルキ ルアルミニウム化合物等の)またはブレーンステッド酸で活性化し、それをプロ ピレンに暴露することにより、初期には固相((II)、(III)、(IV)または(VII)が 固体であると仮定して)で行うことができる。担体、例えばモンモリロナイト等 の酸性粘土は、また、ルイス酸またはブレーンステッド酸の代わりをすることが できる。担持触媒を製造する別な方法は、シリカまたはアルミナ等の担体上で重 合を開始 するか、あるいは少なくとも、シクロペンテン等の別なオレフィンまたはオレフ ィンのオリゴマーの鉄錯体を作製することである。これらの「不均一系」触媒は 、気相あるいは液相で重合を触媒するのに使用される。気相とは、プロピレンを 気相の状態で移送し、触媒粒子と接触させるという意味である。本明細書で記載 されているすべての重合プロセスにおいて、プロピレンのオリゴマー及びポリマ ーが製造される。これらは、オリゴマーのオレフィンから、低分子量ポリプロピ レンワックス及び液体、更に高分子量のポリプロピレンの分子量の範囲にわたる 。 実施例及び実験において、以下の略号及び術語が使用される。 MeOH−メタノール Mn−数平均分子量 Mw−重量平均分子量 MMAO−Akzo,Inc.から購入した、トルエン中7重量%のポリメチルアルミノキサン 溶液 実施例及び実験において、以下の化合物が製造/使用される。 化合物(XXI)及び(XXII)は、(XVII)-(XX)に対するのと類似の方法で製造された 。 実験1 50mlのシュレンクフラスコ中に、2,6-ジアセチルピリジン(250mg)を秤取し、5 0mlのメタノールを添加し、マグネチック攪拌子で攪拌を開始した。次に、注射 器から2.5ml(5当量)の2,6-ジイソプロピルアニリンを添加し、引き続いて、3滴 のギ酸を加えた。混合物を3日間攪拌し、その後、260mgの淡黄色固体を濾別によ り集め、MeOHで洗浄した。引き続き固体の生成物を集め、全収量で520mg(70.5%) の(XIII)を得た。 実験2 100mlのフラスコ中に、2,6-ジアセチルピリジン(1.0g)を秤取し、50mlのメタ ノールを添加し、マグネチック攪拌子で攪拌を開始した。次に、8.0ml(10.58当 量)の2,6-ジメチルアニリンを添加し、引き続いて、5滴のギ酸を加えた。混合物 を一夜攪拌した。固体が生成しなかったので、反応物を50℃で一夜(2夜目)加熱 した。フラスコを水氷浴で冷却した。生成した黄色固体を濾別により集め、冷Me OHで洗浄した。2度目の固体 の生成物を集め、全収量で1.29g(57.1%)の(XIV)を得た。 実験3 100mlのフラスコ中に、2,6-ジアセチルピリジン(1.0g)を秤取し、50mlのメタ ノールを添加し、マグネチック攪拌子で攪拌を開始した。次に、8.0ml(14.4当量 )のアニリンを添加し、引き続いて、5滴のギ酸を加えた。混合物を1夜攪拌した 。黄色固体が生成し、濾別により集め、MeOHで洗浄した。1.58g(82.3%)の95%純 度(XV)の収量。 実験4 フラスコ中に、2,6-ジアセチルピリジン(1.0g)を秤取し、10mlのメタノールを 添加し、マグネチック攪拌子で攪拌を開始した。次に、2.5ml(2.6当量)の2-t-ブ チルアニリンを添加し、引き続いて、5滴のギ酸を加えた。1時間以内に黄色固体 が生成したが、NMRにより不純であることが示された。更に希釈された条件で2番 目、3番目の生成物を集め、全部で660mg(25.3%)の純粋な(XVI)を得た。 実験5 攪拌子を有する10mlのシュレンクフラスコ中に、(XIII)(250mg、1.09当量)と9 5mgのFeCl2・4H2Oを秤取した。フラスコをシュレンクマニホールドに取り付け、 アルゴンで3回置換し、攪拌しながら10mlのTHFを添加 した。2時間後、THFを真空下で除去した。得られた深青色固体(XVII)をエーテル で2回洗浄し、真空下で乾燥した。実験6 攪拌子を有する10mlのシュレンクフラスコ中に、(XIV)(200mg、1.1当量)と98m gのFeCl2・4H2Oを秤取した。フラスコをシュレンクマニホールドに取り付け、ア ルゴンで3回置換し、攪拌しながら10mlのTHFを添加した。2時間後、THFを真空下 で除去した。得られた深紅色の固体(XVIII)をエーテルで2回洗浄し、真空下で乾 燥した。 元素分析:計算値C,60.51%;H,5.48%;N,8.47%、実測値C,60.85%;H,5.95%;N,6.34% 。実験7 攪拌子を有する10mlのシュレンクフラスコ中に、(XV)(200mg、1.1当量)と144m gのFeBr2・H2O(13.1重量%H2O)を秤取した。フラスコをシュレンクマニホールドに 取り付け、アルゴンで2回置換し、攪拌しながら10mlのTHFを添加した。1時間後 、THFを真空下で除去した。得られた暗深紅色の固体(XIX)をエーテルで2回洗浄 し、真空下で乾燥した。実験8 攪拌子を有する10mlのシュレンクフラスコ中に、(XVI)(200mg、1.1当量)と84. 3mgのFeCl2・4H2Oを秤取した。フラスコをシュレンクマニホールドに取り付け、 アルゴンで3回置換し、攪拌しながら10mlのTHFを添加した。1.5時間後、THFを真 空下で除去した。得られた青色固体(XX)をペンタンで2回洗浄し、真空下で乾燥 した。実施例1-15 一般的手順:200-300mlのシュレンクフラスコに栓と攪拌子を取付け、 フラスコを密閉するのにセプタムを使用した。次に、フラスコをシュレンクマニ ホールドに取り付け、真空とするか、あるいはガスで充満した。真空下フラスコ を炎であぶって乾燥した。ガスとしてプロピレンを加え、圧力を大気圧に一定に 保った。次に、金属錯体を0.1mgに最も近くなるように秤り取り、セプタムを外 して、ガスの陽圧下で急いで加え、セプタムを元に戻した。次に、フラスコを真 空にし、ガスで充填する操作を少なくとも2回続け、次に、注射器で有機液体を 充填した。攪拌を開始し、アルキルアルミニウム化合物(溶液中)を注射器で添加 した。モノマーがガスでない場合には、フラスコをシュレンクマニホールドから 取り外し、一定のAr圧の下に重合を行った。一定の時間の後、通常6MHClで重合 を停止し、ポリマーをアセトンまたはメタノールで沈殿させた。ポリマーを濾別 し、真空オーブン中で一夜乾燥した。アセトンまたはメタノールが何もポリマー を沈殿できない場合には、溶媒混合物を蒸発させ、溶解ポリマーまたはオリゴマ ーを単離させた。 表1は、各例に対する詳しい条件と得られた結果を示す。「TOF」は、使用した 鉄化合物の1モル当たり、1時間当たり重合したプロピレンのモル数である。MW( 分子量)データは、トルエン溶媒とポリスチレン標準を用いた、ゲルパーミエー ションクロマトグラフィーの結果に基づく。「NMR」欄に特記しない限り、1H NM Rをすべての生成物について測定した。結果は、プロピレンが得られたことを示 した。 実験9 実施例1-15の一般的な手順を用いて、4.4mgの(XIX)、10mlの1-ヘキセンを、ア ルキルアルミニウム化合物としてトルエン中1.5mlのMMAOを使用して、25℃、50m lのトルエン中で重合させた。24時間後、重合を停止させ、1.54gの見掛け上二量 体の種を単離した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月14日(1998.12.14) 【補正内容】 発明の要約 本発明は、約-40℃から約+300℃の温度で、式 の化合物とプロピレン及び (a)FeからX-、アルキル基またはハイドライド基を引き抜いて、WX-、(WR20)-ま たはWH-を形成することができ、かつFeにアルキル基またはハイドライドを移動 することもできる第1の化合物W(たゞしWX-は弱い配位性のアニオンである) または (b)Feにアルキルまたはハイドライド基を移動することもできる第2の化合物、及 びFeからX-、ハイドライド又はアルキル基を引き抜いて、弱い配位性のアニオン を形成することができる中性のルイス酸である第3の化合物、 の組合わせを接触させることからなるプロピレンの第1の重合方法に関する。 (式中、各Xは、アニオンであり、 nは、1、2または3であって、上記アニオンの全陰電荷数は、(II)に存在するFe原 子の酸化状態に等しく、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、 R6及びR7は、アリール及び置換アリールであり、そして R20は、アルキルである。 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール及び置換アリールであり、 T1は、ハイドライドまたはアルキルまたはプロピレンが挿入し得る他のアニオン 配位子であり、 Yは、プロピレンにより置換されることが可能な空の配位サイトまたは中性の配 位子であり、 Qは、比較的非配位性のアニオンであり、 Pは、2価のポリマーの基であり、そして T2は、末端基である。 発明の詳細 本明細書では、ある用語が使用され、その一部は、次の通りである。 ・「ヒドロカルビル基」は、炭素と水素のみを含む一価の基である。 特記しない限り、ヒドロカルビル基は、1から約30個の炭素原子を含むことが好 ましい。 ・「置換ヒドロカルビル基」とは、ここではこれらの基を含む化合物が置かれる プロセス条件下で不活性である、1個のあるいはそれ以上の置換基を含むヒドロ カルビル基の意味である。置換基は、また、実質的にプロセスを妨害しない。特 記しない限り、置換ヒドロカルビル基は、1から約30個の炭素原子を含むことが 好ましい。「置換」の意味には、ヘテロ芳香環が含まれる。 ・「(不活性な)官能基」とは、ここではこの基を含む化合物が置かれるプロセス 条件下で不活性である、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル以外の基の意 味である。官能基は、また、官能基を含む化合物が関 与し得る、本明細書中で記載されているいかなるプロセスも実質的に妨害しない 。官能基の例には、ハロ(フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード)、-OR18(R18 は、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルである)等のエーテルがある。R4 、R5、R8、R12、R13及びR17等の官能基が鉄の近傍にある場合には、官能基は、 鉄原子に配位性であることが示されているR4、R5、R8、R12、R13及びR17(これら の基の定義については以下を参照されたい)を含む化合物中の基よりも強くFe原 子に配位すべきでなく、すなわち、所望の配位基を置換すべきでない。 ・「アルキルアルミニウム化合物」とは、少なくとも一つのアルキル基がアルミ ニウム原子に結合している化合物の意味である。アルコキサイド、ハイドライド 、及びハロゲン等の他の基もこの化合物中のアルミニウム原子に結合しているこ ともある。 ・「中性ルイス塩基」とは、イオンでなく、ルイス塩基として機能できる化合物 の意味である。このような化合物の例には、エーテル、アミン、サルファイド及 び有機ニトリルがある。 ・「カチオンルイス酸」とは、ルイス酸として機能できるカチオンの意味である 。このようなカチオンの例には、ナトリウム及び銀カチオンがある。 ・「比較的非配位性(あるいは弱配位性)のアニオン」とは、一般に当業界でこの ように称されているアニオンであり、このようなアニオンの配位能力は、公知で あり、文献で議論されている。例えば、ここでは、引用として包含されている、 W.Beckら、Chem.Rev.,88巻,1405-1421頁(1988年)、及びS.H.Strauss、Chem.Rev. ,93巻,927-942頁(1993年)を参照されたい。このようなアニオンには、直前の段 落のアルミニウム化合物及 びX-から形成されるものであり、X-にはR19 3AlX-、R19 2AlClX-、R19AlCl2X-、及 びR19AlOX-(ここで、R19は、1から25個の炭素原子を含むアルキルである)が含ま れる。他の有用な非配位性のアニオンには、BAF-(BAF=テトラキス[3,5-ビス(ト リフルオロメチル)フェニル]ボレート)、SbF6 -、PF6 -、及びBF4 -、トリフルオ ロメタンスルホネート、p-トルエンスルホネート、(RfSO2)2N-、及び(C6F5)4B- がある。 ・「空の配位サイト」とは、それに結合した配位子を持たない潜在的な配位サイ トの意味である。このように、プロピレン分子が空の配位サイトの近傍にあるな らば、プロピレン分子は、鉄原子に配位する。 ・「プロピレンに付加する配位子」とは、プロピレン分子(または、配位したプ ロピレン分子)が挿入して、重合を開始あるいは継続することができる、鉄原子 に配位した配位子の意味である。例えば、これは、反応 (Lは、配位子である) の形をとることができる。 この式の左側の構造が化合物(IX)(下を参照)に類似していることに留意されたい 。 ここで鉄錯体の配位子として有用な化合物は、一般式 の2,6-ピリジンジカルボキサアルデヒドまたは2,6-ジアシルピリジンのジイミン である。 (式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールである。 (I)は、式の化合物と式H2NR6またはH2NR7の化合物を反応させることにより製造される。 (式中、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビカルであ り、 R4及びR5は、各々ヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールである。) この反応は、しばしばギ酸等のカルボン酸により触媒される。 このような反応は、実験1-4に記載されている。 (I)においては、従って(I)の式に合致する(II)、(VII)、(IX))及び(XII)に おいては、R6は、 であり、R7は、 であることが好ましい。 (式中、 R8及びR13は、各々独立にヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、または不活性 な官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、 置換ヒドロカルビル、または不活性な官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、または 不活性な官能基であり、 但し、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17のどれでも相互に隣 接した2つが一緒になって、環を形成することができる。) 式(I)の好ましい化合物及び(I)、(II)、(IV)、(VI)、(IX)及び(XII)等の化合物 において(I)が配位子である好ましい化合物は、配位子(I)の基である限り同じ である。(I)においては、従って(I)の式に合致する(II)、(VI)、(IX)及び(XII )においては、 R1、R2及びR3は、水素であり、及び/または R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立にハロゲン、1から6個の炭素原子 を含むアルキル、または水素であり、これらの各々は、水素であることが更に好 ましく、及び/または R8及びR13は、各々独立に水素、ハロゲン、または1から6個の炭素原子を含むア ルキルであり、R8及びR13は、各々1-6個の炭素原子を含むアルキルであることが 更に好ましく、R8及びR13は、メチル、i-プロピルまたはt-ブチルであることが 更に好ましく(しかし、R8及びR12の双方またはR13及びR17の双方が同一の化合物 中でt-ブチルであることはできない)、R12及びR17は、各々独立にハロゲン、水 素、または1から6個の炭素原子を含むアルキルであり、R12及びR17は、各々1-6 個の炭素原子を含むアルキルであることが特に好ましく、R12及びR17は、メチル またはi-プロピルであることが更に好ましく、 R4及びR5は、各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を含むアル キルであり、そしてR4及びR5は、各々独立に水素またはメチル であることが特に好ましい。 特定の好ましい化合物(II)[及び(II)、(VI)、(IX)及び(XII)]は、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチル、R8 、R12、R13、及びR17がイソプロピルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチル、R8 、R12、R13、R17がメチルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16及びR17が水素、R4及びR5が メチル、R8及びR13がt-ブチルであり、又は R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15、R16、R8、R12、R13及びR17が水素、R4 及びR5がメチルである。 本明細書で記載される重合プロセスにおいては、Fe原子に関する三座配位子に より起因する少なくともなにがしかの立体的な込み合いが存在することが好まし いことが結果から判るであろう。従って、Fe原子近傍の基は、比較的大きいこと が好ましい。(III)が三座配位子である場合には、R8、R12、R13及びR16のサイズ を制御することにより、簡単に立体的込み合いが制御できるので、立体的込み合 いを制御することは比較的簡単である。これらの基は、また、9-アントラセニル 等の融合環系の一部であることもある。 第1の重合プロセスにおいて、Xは、クロライド、ブロマイド及びナイトレート であることが好ましい。 本明細書で述べられる第1の重合プロセスにおいては、鉄錯体(II)は、プロピ レンと、(II)からX-、ハイドライド、又はアルキルを引き抜いて、弱い配位性の アニオンを形成することができる中性のルイス酸Wと接触され、Fe原子のアルキ ル化またはハイドライド付加を行い、あるいは、 加えて、アルキル化剤、またはFe原子にハイドライドアニオンを付加することが できる試剤が存在しなければならない。中性ルイス酸は、元来電荷を持たない( すなわち、非イオン性)。好適な中性ルイス酸には、SbF5、Ar3B(Arは、アリール )、及びBF3がある。好適なカチオンルイス酸またはブレーンステッド酸には、Na BAF、トリフルオロメタンスルホン酸銀、HBF4、または[C6H5NH(CH3)2]+[B(C6F5)4 ]-がある。また、(II)(及び中性ルイス酸またはカチオンルイス酸またはブレー ンステッド酸の存在を必要とする類似の触媒)が既にFe原子に結合したアルキル またはハイドライド基を含まない場合においては、中性ルイス酸またはカチオン ルイス酸またはブレーンステッド酸は、また、Fe原子のアルキル化、あるいはハ イドライド付加を行うか、あるいは、別個のアルキル化剤またはハイドライド化 剤が存在し、すなわち、アルキル基またはハイドライドをFe原子に結合せしめる 。 R20は、1から4個の炭素原子を含むことが好ましく、R20は、メチルまたはエチ ルであることが更に好ましい。 例えば、アルキルアルミニウム化合物(次の段落を見られたい)は、(II)をアル キル化する。しかしながら、すべてのアルキルアルミニウム化合物がFe原子から X-またはアルキル基を引き抜くのに充分な程強いルイス酸とは限らない。その場 合、引き抜きを行うのに充分強い別なルイス酸が存在しなければならない。例え ば、ポリメチルアルミノキサンを「単独の」ルイス酸として使用し、アルキル化 及び鉄原子からの引き抜きの双方を行う。しかしながら、トリエチルアルミニウ ムは、鉄原子をアルキル化するが、鉄原子からアニオンを引き抜く程強いルイス 酸ではなく、別な(更に強い)ルイス酸のB(C6F5)3も重合に添加される。更に強 いルイス酸のB(C6F5)3が存在しなければ、重合は進行しない。 Feをアルキル化する好ましい中性ルイス酸は、R19 3Al、R19AlCl2、R19 2AlCl及 び「R19AlO」(アルキルアルミノキサン)等の選ばれたアルキルアルミニウム化合 物である。式中、R19は、1から25個の炭素原子、好ましくは1から4個の炭素原子 を含むアルキルである。好適なアルキルアルミニウム化合物には、メチルアルミ ノキサン(一般式[MeAlO]nのオリゴマーである)、(C2H5)2AlCl、C2H5AlCl2、及び [(CH3)2CHCH2]3Alがある。 Feにハイドライド基を結合するために、NaBH4等の金属ハイドライドが使用さ れる。 本明細書で述べられる第2の重合プロセスにおいて、(I)の鉄錯体は、重合プ ロセスに添加されるか、あるいはプロセスの系内で生成させる。事実、一つ以上 のこのような錯体がプロセスの過程で生成する。例えば、初期に錯体が生成し、 次にその錯体が反応して錯体を含むリビング末端のポリマーが生成する。 初期に系内で生成する錯体の例には、 及び が含まれる。式中、 R1からR7は、上に定義されたとおりであり、 T1は、ハイドライドまたはアルキルまたはプロピレンが挿入できる他のアニオン の配位子であり、 Yは、プロピレンまたは空の配位サイトにより置換されることが可能な中性の配 位子であり、 構造は、Feに配位したプロピレン分子を表し、 Qは、比較的非配位性のアニオンである。 錯体は、重合プロセスに直接添加されるか、あるいはプロセス系内で生成する 。例えば、(VII)は、(II)とアルキルアルミニウム化合物等の中性ルイス酸との 反応により生成する。このような錯体を系内で生成させる別な方法は、鉄の塩化 物等の鉄化合物、(I)及びアルキルアルミニ ウム化合物を添加することである。塩化物に類似したアニオンが存在し、ルイス 酸またはブレーンステッド酸との反応により除去される他の鉄塩が使用される。 例えば、特にプロセス媒体に若干可溶であれば、Feハライド、ナイトレート及び カルボキシレート(酢酸塩等の)が使用される。これらの前駆体Fe塩は、少なくと もプロセス媒体にいくらか可溶であることが好ましい。 プロピレンの重合が開始した後は、錯体は、 のような形で存在する。式中、 R1からR7、及びQは、上に定義されたとおりであり、 Pは、2価のポリプロピレン基であり、 T2は、末端基であり、例えば、上にT1として掲げられたものである。 T2は、鉄原子に配位することができ、また、プロピレン分子に「付加」すること ができるT1等のいかなる基でもよい。 (VII)、(XII)及び(IX)において鉄原子は、+2の酸化状態にあることが好ましい 。(VII)、(IX)及び(XII)等の化合物は、重合プロセスと類似した環境から離れて も安定であることもあり、安定でないこともある。 第3の重合プロセスにおいてプロピレンを重合するのに、「助触媒」または「 付活剤」なしで(VII)、(IX)及び(XII)も使用される。プロセスの成分を除いて、 温度、圧力、重合媒体などの第3のプロセスのプロセス条件は、第1及び第2の重 合プロセスと同一であり、これらのプロセスに好ましい条件は、第3の重合プロ セスにも好ましい。 ここでのすべての重合プロセスにおいて、プロピレンの重合が行われる温度は 、約-40℃から約+300℃、好ましくは約-25℃から約150℃、更に好ましくは約0 ℃から約100℃である。重合が行われるプロピレンの圧力は、臨界的なものでは ないが、大気圧から約275MPaであり、ほぼ大気圧から5MPaが好適な範囲である。 ここでの重合プロセスは、種々の液体、特に有機非プロトン性液体の存在下で 行われる。 請求の範囲 1. 約-40℃から約+300℃の温度で、式 (式中各Xは、アニオンであり、 nは、1、2または3であって、上記アニオンの全陰電荷数は、(II)中に存在するFe 原子の酸化状態に等しく、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、 R6及びR7は、アリール及び置換アリールであり、そして R20は、アルキルである) の化合物とプロピレン及び (a)FeからX-及びアルキル基またはハイドライド基を引き抜いて、WX-、WR20また はWHを形成することができる中性のルイス酸であり、かつFeにアルキル基または ハイドライドを移動することもできる第1の化合物W(たゞしWX-は弱い配位性の アニオンである)、または (b)Feにアルキルまたはハイドライド基を移動することができる第2の化合物及び Feから、X-ハイドライド又はアルキル基を引き抜いて、弱い配位性のアニオンを 形成することができる中性のルイス酸である第3の化合物の組合わせ、 を接触させることからなるプロピレンの重合方法。 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチル、R8 、R12、R13、R17がメチルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16及びR17が水素、R4及びR5が メチル、R8、及びR13がt-ブチルであり、あるいは R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15、R16、R8、R12、R13及びR17が水素、そ してR4及びR5がメチルである 請求項17項に記載の方法。 24.上記温度が約0℃から約100℃である請求項14、15、16または17項に記載の 方法。 25.上記化合物が固体担体上の不均一系触媒の一部である、あるいは不均一系 触媒の一部となる請求項1項に記載の方法。 26.気相または液相で行われる請求項25項に記載の方法。 27.上記錯体が固体担体上の不均一系触媒の一部である、あるいは不均一系触 媒の一部になる請求項2項に記載の方法。 28.気相または液相で行われる請求項27項に記載の方法。 29.(VII)、(IX)または(XII)が固体担体上の不均一系触媒の一部である請求項 14項に記載の方法。 30.気相または液相で行われる請求項29項に記載の方法。 31.上記固体担体がシリカまたはアルミナである請求項25、27または29項に記 載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX, NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN ,YU (72)発明者 ブルツクハート,モーリス・エス アメリカ合衆国ノースカロライナ州27514 チヤペルヒル・オールドリストラロード 944 (72)発明者 スモール,ブルツク・エル アメリカ合衆国ノースカロライナ州27510 カーボロ・ハイウエイ54バイパス501・ロ イヤルパーク4―エイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 約-40℃から約+300℃の温度で、式 (式中、各Xは、アニオンであり、 nは、1、2または3であって、上記アニオンの全陰電荷数は、(II)中に存在するFe 原子の酸化状態に等しく、 R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、また は不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、 R6及びR7は、アリール及び置換アリールであり、 R20は、アルキルである) の化合物とプロピレン及び (a)MからX-及びアルキル基またはハイドライド基を引き抜いて、WX-、WR20また はWHを形成することができる中性のルイス酸であり、かつFeにアルキル基または ハイドライドを移動することもできる第1の化合物W(たゞしWX-は弱い配位性の アニオンである)、 (b)Mにアルキルまたはハイドライド基を移動することができる第2の化合物、及 びFeからX-、ハイドライド又はアルキル基を引き抜いて、弱い配位性のアニオン を形成することができる中性のルイス酸である第3の化合物の組合わせ、 を接触させることからなるプロピレンの重合方法。 2. 約-40℃から約+300℃の温度で、式(式中R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル 、または不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基または置換ヒド ロカルビルであり、そして R6及びR7は、アリール又は置換アリールであり、 但し、Fe[II]またはFe[III]原子は、また上記プロピレン、及び上記プロピレン に付加し得る配位子により置換される空の配位サイトまたは配位子を結合してい る) の三座配位子のFe[II]またはFe[III]錯体とプロピレンを接触させることからな るプロピレンの重合方法。 3. R6であり、R7(式中R8及びR13は、各々独立にヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不 活性な官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒ ドロカルビルまたは不活性な官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不 活性な官能基であり、 但し、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17のどれでも相互に隣 接した2つが一緒になって、環を形成することができる) である請求項1または2項に記載の方法。 4. R1、R2及びR3が水素であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16が各々独立にハロゲン、1から6個の炭素原子を 含むアルキルであり、 R8及びR13が各々独立に水素、ハロゲン、または1から6個の炭素原子を含むアル キルであり、 R12及びR17が各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を 含むアルキルであり、そして R4及びR5が各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を含むアルキ ルである 請求項3項に記載の方法。 5. R9、R10、R11、R14、R15及びR16が各々水素である請求項4項に記載の方法 。 6. R8、R12、R13、及びR17が各々1-6個の炭素原子を含むアルキルである請求 項5項に記載の方法。 7. R4及びR5が各々水素またはメチルである請求項5項に記載の方法。 8. R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチ ル、R8、R12、R13及びR17がイソプロピルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチル、R8 、R12、R13及びR17がメチルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16及びR17が水素、R4及びR5が メチル、R8及びR13がt-ブチルであり、あるいは R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15、R16、R8、R12、R13及びR17が水素、R4 及びR5がメチルである 請求項4項に記載の方法。 9. Xがクロライド、ブロマイドまたはナイトレートである請求項1項に記載の 方法。 10.上記中性ルイス酸がアルキルアルミニウム化合物である請求項4項に記載 の方法。 11.上記アルキルアルミニウム化合物がポリメチルアルミノキサンである請求 項10項に記載の方法。 12.上記温度が約0℃から約100℃である請求項4項に記載の方法。 13.R20が1から4個の炭素原子を含む請求項1項に記載の方法。 14.約-40℃から約+300℃の温度で、プロピレンと式または、 (式中R1、R2及びR3は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル 、または不活性な官能基であり、 R4及びR5は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、不活性な官能基、または置換ヒ ドロカルビルであり、 R6及びR7は、アリール又は置換アリールであり、 T1は、ハイドライドまたはアルキルまたはプロピレンが挿入し得る他のアニオン 配位子であり、 Yは、プロピレンにより置換されることが可能な中性の配位子又は空の配位サイ トであり、 Qは、比較的非配位性のアニオンであり、 Pは、2価のポリマーの基であり、そして T2は、末端基である) の化合物を接触させることからなるプロピレンの重合方法。 15.上記化合物が(VII)である請求項14項に記載の方法。 16.上記化合物が(IX)である請求項14項に記載の方法。 17.上記化合物が(XII)である請求項14項に記載の方法。 18.R6であり、R7(式中R8及びR13は、各々独立にヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、または 不活性な官能基であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒ ドロカルビルまたは不活性な官能基であり、 R12及びR17は、各々独立に水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不 活性な官能基であり、 但し、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16及びR17のどれでも相互に隣 接した2つが一緒になって環を形成することができる) である請求項14項に記載の方法。 19.R1、R2及びR3が水素であり、 R9、R10、R11、R14、R15及びR16が各々独立にハロゲン、1から6個の炭素原子を 含むアルキルであり、 R8及びR13が各々独立に水素、ハロゲン、または1から6個の炭素原子を含むアル キルであり、 R12及びR17が各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を含むアル キルであり、また R4及びR5が各々独立にハロゲン、水素、または1から6個の炭素原子を含むアルキ ルである 請求項18項に記載の方法。 20.R9、R10、R11、R14、R15及びR16が各々水素である請求項19項に 記載の方法。 21.R8、R12、R13、及びR17が各々1-6個の炭素原子を含むアルキルである請求 項22項に記載の方法。 22.R4及びR5が各々水素またはメチルである請求項20項に記載の方法。 23.R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチ ル、R8、R12、R13及びR17がイソプロピルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15及びR16が水素、R4及びR5がメチル、R8 、R12、R13及びR17がメチルであり、 R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R12、R14、R15、R16及びR17が水素、R4及びR5が メチル、R8、及びR13がt-ブチルであり、あるいは R1、R2及びR3、R9、R10、R11、R14、R15、R16、R8、R12、R13及びR17が水素、R4 及びR5がメチルである 請求項17項に記載の方法。 24.上記温度が約0℃から約100℃である請求項14、15、16または17項に記載の 方法。 25.上記化合物が固体担体上の不均一系触媒の一部である、あるいは不均一系 触媒の一部となる請求項1項に記載の方法。 26.気相または液相で行われる請求項25項に記載の方法。 27.上記錯体が固体担体上の不均一系触媒の一部である、あるいは不均一系触 媒の一部になる請求項2項に記載の方法。 28.気相または液相で行われる請求項27項に記載の方法。 29.(VI)、(IX)または(XII)が固体担体上の不均一系触媒の一部である請求項1 4項に記載の方法。 30.気相または液相で行われる29項に記載の方法。 31.上記固体担体がシリカまたはアルミナである請求項25、27または29項に記 載の方法。
JP53108998A 1997-01-13 1998-01-12 プロピレンの重合 Ceased JP2001508107A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US3493397P 1997-01-13 1997-01-13
US60/034,933 1997-01-13
PCT/US1998/000316 WO1998030612A1 (en) 1997-01-13 1998-01-12 Polymerization of propylene

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001508107A true JP2001508107A (ja) 2001-06-19

Family

ID=21879549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53108998A Ceased JP2001508107A (ja) 1997-01-13 1998-01-12 プロピレンの重合

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6150482A (ja)
EP (1) EP0951489B1 (ja)
JP (1) JP2001508107A (ja)
KR (1) KR20000070067A (ja)
CN (1) CN1243520A (ja)
AU (1) AU6018198A (ja)
WO (1) WO1998030612A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528573A (ja) * 1998-10-26 2002-09-03 ビーピー ケミカルズ リミテッド 重合触媒

Families Citing this family (94)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432862B1 (en) * 1996-12-17 2002-08-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cobalt catalysts for the polymerization of olefins
US6417305B2 (en) * 1996-12-17 2002-07-09 E. I. Du Pont De Nemours And Company Oligomerization of ethylene
EP0963386A1 (en) * 1997-02-25 1999-12-15 Eastman Chemical Company Polymers containing functionalized olefin monomers
US6245871B1 (en) 1997-04-18 2001-06-12 Eastman Chemical Company Group 8-10 transition metal olefin polymerization catalysts
US6103946A (en) 1997-07-15 2000-08-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of α-olefins
SK2712000A3 (en) * 1997-09-05 2001-07-10 Bp Chem Int Ltd Polymerisation catalysts
US6511936B1 (en) 1998-02-12 2003-01-28 University Of Delaware Catalyst compounds with β-diminate anionic ligands and processes for polymerizing olefins
US6174976B1 (en) 1998-02-24 2001-01-16 Eastman Chemical Company Neutral nickel complexes for olefin polymerization
US7906451B2 (en) 1998-03-30 2011-03-15 E.I. Du Pont De Nemours And Company Mixed polymerization catalyst component for polymerizing olefins
US6063881A (en) * 1998-04-02 2000-05-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Oligomerization of propylene
CN1203098C (zh) * 1998-05-29 2005-05-25 纳幕尔杜邦公司 烯烃的共聚合
JP2000001512A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Mitsui Chemicals Inc オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
US6369177B1 (en) * 1998-06-16 2002-04-09 Mitsui Chemicals Inc Catalyst for olefin polymerization and method of polymerizing olefin
GB9819847D0 (en) 1998-09-12 1998-11-04 Bp Chem Int Ltd Novel compounds
US6184171B1 (en) 1998-10-05 2001-02-06 W.R. Grace & Co. -Conn Supported bidentate and tridentate catalyst compositions and olefin polymerization using same
AU1169200A (en) * 1998-11-30 2000-06-19 Bp Chemicals Limited Polymerisation process
TWI226337B (en) * 1998-12-02 2005-01-11 Idemitsu Petrochemical Co Catalyst for alkene polymerization and the alkene polymerization method by using this catalyst
US6630551B1 (en) * 1998-12-02 2003-10-07 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Catalyst for olefin polymerization and process for producing olefin polymer with the catalyst
WO2000035974A1 (en) 1998-12-15 2000-06-22 Basell Technology Company B.V. Catalyst system for olefin polymerization
US6620896B1 (en) 1999-02-23 2003-09-16 Eastman Chemical Company Mixed olefin polymerization catalysts, processes employing such catalysts, and polymers obtained therefrom
AU3960500A (en) 1999-03-09 2000-09-28 Basell Technology Company B.V. Multi-stage process for the (co)polymerization of olefins
GB9906296D0 (en) 1999-03-18 1999-05-12 Bp Chem Int Ltd Polymerisation catalysts
DE19931873A1 (de) * 1999-04-14 2000-10-19 Bayer Ag Katalysatorsystem zur Olefinpolymerisation
US6458979B1 (en) 1999-04-29 2002-10-01 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of ethylene
US6365690B1 (en) 1999-05-06 2002-04-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of ethylene
US6825297B1 (en) 1999-05-14 2004-11-30 The Dow Chemical Company Transition metal complexes and olefin polymerization process
JP2002544288A (ja) * 1999-05-14 2002-12-24 ザ ダウ ケミカル カンパニー 遷移金属錯体及びオレフィン重合法
US6271325B1 (en) 1999-05-17 2001-08-07 Univation Technologies, Llc Method of polymerization
US6281303B1 (en) 1999-07-27 2001-08-28 Eastman Chemical Company Olefin oligomerization and polymerization catalysts
US6479601B1 (en) * 1999-08-06 2002-11-12 The Goodyear Tire & Rubber Company Transition metal catalysts for diene polymerizations
US6818715B1 (en) * 1999-08-20 2004-11-16 Basf Aktiengesellschaft Bisimidino compounds and the transitional metal complexes thereof as well as the use thereof as catalysts
GB9923072D0 (en) * 1999-09-29 1999-12-01 Bp Chem Int Ltd Polymerisation catalyst
US6544919B1 (en) 1999-10-06 2003-04-08 Sri International Multinuclear transition metal catalysts for preparation of multimodal polymer compositions
US6355746B1 (en) 1999-10-06 2002-03-12 Sri International Complexes of mid-transition metals and unsaturated nitrogenous ligands as single-site catalysts
US6300439B1 (en) 1999-11-08 2001-10-09 Univation Technologies, Llc Group 15 containing transition metal catalyst compounds, catalyst systems and their use in a polymerization process
US6271323B1 (en) 1999-10-28 2001-08-07 Univation Technologies, Llc Mixed catalyst compounds, catalyst systems and their use in a polymerization process
US6265505B1 (en) 1999-11-18 2001-07-24 Univation Technologies, Llc Catalyst system and its use in a polymerization process
US6274684B1 (en) 1999-10-22 2001-08-14 Univation Technologies, Llc Catalyst composition, method of polymerization, and polymer therefrom
US6380328B1 (en) 1999-12-10 2002-04-30 Univation Technologies, Llc Catalyst systems and their use in a polymerization process
US6417304B1 (en) 1999-11-18 2002-07-09 Univation Technologies, Llc Method of polymerization and polymer produced therefrom
US6300438B1 (en) 1999-10-22 2001-10-09 Univation Technolgies, Llc Hafnium transition metal catalyst compounds, catalyst systems and their use in a polymerization process
US6624107B2 (en) 1999-10-22 2003-09-23 Univation Technologies, Llc Transition metal catalyst compounds having deuterium substituted ligand and catalyst systems thereof
US6559090B1 (en) 1999-11-01 2003-05-06 W. R. Grace & Co.-Conn. Metallocene and constrained geometry catalyst systems employing agglomerated metal oxide/clay support-activator and method of their preparation
US6399535B1 (en) 1999-11-01 2002-06-04 W. R. Grace & Co.-Conn. Coordination catalyst systems employing agglomerated metal oxide/clay support-activator and method of their preparation
US6281306B1 (en) * 1999-12-16 2001-08-28 Univation Technologies, Llc Method of polymerization
EP2267044B1 (en) 2000-01-26 2015-07-08 Mitsui Chemicals, Inc. Olefin polymer of very low polydispersity and process for preparing the same
US6710006B2 (en) 2000-02-09 2004-03-23 Shell Oil Company Non-symmetrical ligands and catalyst systems thereof for ethylene oligomerization to linear alpha olefins
US6521724B2 (en) 2000-03-10 2003-02-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization process
ATE251184T1 (de) 2000-03-13 2003-10-15 Repsol Quimica Sa Zweizähnige nickel- und palladium-komplexe und polymerisationskatalysatoren
DE10017660A1 (de) 2000-04-08 2001-10-11 Basf Ag Verfahren zur Herstellung eines Katalysatorsystems für die Polymerisation von Olefinen
NO20013880L (no) 2000-08-22 2002-02-25 Rohm & Haas Matriks og fremgangsmåte for fremstilling av polyolefiner
US7037988B2 (en) * 2000-10-03 2006-05-02 Shell Oil Company Process for the co-oligomerisation of ethylene and alpha olefins
BR0116628A (pt) * 2000-12-28 2003-12-23 Univation Tech Llc Sistema de catalisador de polimerização, processo de polimerização e polìmero deste
WO2002081530A2 (en) 2001-04-04 2002-10-17 Dow Global Technologies Inc. Transition metal donor complexes and olefin polymerization process
WO2002102859A2 (en) 2001-04-30 2002-12-27 W. R. Grace & Co.-Conn. Coordination catalyst systems employing chromium support-agglomerate and method of their preparation
KR100540049B1 (ko) 2001-04-30 2006-01-20 더블유.알. 그레이스 앤드 캄파니-콘. 지지된 전이 금속 중합 촉매의 제조 방법 및 이 방법으로형성된 조성물
US6943224B2 (en) 2001-04-30 2005-09-13 W. R. Grace & Co.-Conn. Process for preparing supported transition metal catalyst systems and catalyst systems prepared thereby
US6734131B2 (en) 2001-04-30 2004-05-11 W. R. Grace & Co.-Conn. Heterogeneous chromium catalysts and processes of polymerization of olefins using same
EP1399491B1 (en) 2001-04-30 2006-08-23 W.R. Grace & Co.-Conn. Supported dual transition metal catalyst systems
US6984602B2 (en) 2001-05-10 2006-01-10 Univation Technologies, Llc Olefin polymerization catalysts containing a pyrrole bisimine ligand
CN1142142C (zh) * 2001-06-01 2004-03-17 中国科学院上海有机化学研究所 乙烯齐聚催化剂、合成方法和用途
EP1426385B1 (en) 2001-07-23 2012-08-22 Shanghai Institute Of Organic Chemistry, Chinese Academy Of Sciences Catalyst for polymerization or copolymerization of olefins, preparation and use of the same
CZ2004163A3 (cs) * 2001-08-01 2004-09-15 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Ligandy a katalytické systémy s jejich obsahem pro oligomeraci ethylenu na lineární alfa-olefiny
BR0306719B1 (pt) * 2002-01-09 2014-03-18 Du Pont Catalisador de polimerização, processo para a polimerização de olefinas, produto e processo para moldagem por sopro
EP1542797B1 (en) * 2002-09-25 2006-05-31 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Catalyst systems for ethylene oligomerisation to linear alpha olefins
US6911505B2 (en) * 2002-10-04 2005-06-28 Chevron Phillips Chemical Company, Lp Selective isomerization and linear dimerization of olefins using cobalt catalysts
US7319083B2 (en) * 2002-10-25 2008-01-15 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerized catalyst composition
US20040152591A1 (en) * 2002-10-25 2004-08-05 Guo-Xin Jin Polymerized metallocene catalyst composition
US7119155B2 (en) * 2002-10-25 2006-10-10 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerized catalyst composition II
US7176158B2 (en) * 2002-10-25 2007-02-13 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Polymerization catalyst composition
KR20050085108A (ko) * 2002-11-21 2005-08-29 피나 테크놀러지, 인코포레이티드 올레핀 중합을 위한 새로운 촉매 구조
US7037990B2 (en) 2003-01-03 2006-05-02 Nippon Synthetic Chemical Company Transition metal complexes in the controlled synthesis of polyolefins substituted with functional groups
US20050014983A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-20 De Boer Eric Johannes Maria Process for producing linear alpha olefins
US7034157B2 (en) * 2003-10-23 2006-04-25 Fina Technology, Inc. Catalyst components, process for their preparation and their use as catalyst components in polymerization of olefins
US20050187418A1 (en) * 2004-02-19 2005-08-25 Small Brooke L. Olefin oligomerization
US9550841B2 (en) 2004-02-20 2017-01-24 Chevron Phillips Chemical Company Lp Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
US20070043181A1 (en) * 2005-08-19 2007-02-22 Knudsen Ronald D Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
US20050187098A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-25 Knudsen Ronald D. Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
US7384886B2 (en) * 2004-02-20 2008-06-10 Chevron Phillips Chemical Company Lp Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
ATE388158T1 (de) 2004-03-24 2008-03-15 Shell Int Research Übergangsmetallkomplexe
AR049714A1 (es) * 2004-07-13 2006-08-30 Shell Int Research Proceso de preparacion de alfa olefinas lineales
US7271121B2 (en) * 2005-07-21 2007-09-18 Chevron Phillips Chemical Company Lp Diimine metal complexes, methods of synthesis, and methods of using in oligomerization and polymerization
US7727926B2 (en) * 2005-07-21 2010-06-01 Chevron Phillips Chemical Company Lp Diimine metal complexes, methods of synthesis, and method of using in oligomerization and polymerization
US7268096B2 (en) * 2005-07-21 2007-09-11 Chevron Phillips Chemical Company Lp Diimine metal complexes, methods of synthesis, and methods of using in oligomerization and polymerization
DE102007049031A1 (de) 2007-10-11 2009-04-16 Fiberweb Corovin Gmbh Polypropylenmischung
US7902415B2 (en) * 2007-12-21 2011-03-08 Chevron Phillips Chemical Company Lp Processes for dimerizing or isomerizing olefins
US8673806B2 (en) 2009-01-29 2014-03-18 W.R. Grace & Co.-Conn. Catalyst on silica clad alumina support
US9365664B2 (en) 2009-01-29 2016-06-14 W. R. Grace & Co. -Conn. Catalyst on silica clad alumina support
EP2440564A4 (en) 2009-06-11 2014-07-09 Grace W R & Co PROCESS FOR PRODUCING ALUMINOXANE AND CATALYSTS COMPRISING ALUMINOXANE THUS PREPARED
US9586872B2 (en) 2011-12-30 2017-03-07 Chevron Phillips Chemical Company Lp Olefin oligomerization methods
CN104059180B (zh) * 2013-03-21 2016-08-17 中国石油化工股份有限公司 一种用于乙烯聚合的负载后过渡金属催化剂
US9944661B2 (en) 2016-08-09 2018-04-17 Chevron Phillips Chemical Company Lp Olefin hydroboration
WO2021161199A1 (en) 2020-02-14 2021-08-19 Chevron Oronite Company Llc Alkyl-substituted hydroxyaromatic compounds with highly- structured alkyl branches
AR124328A1 (es) * 2020-12-15 2023-03-15 Shell Int Research Un catalizador de oligomerización, método de preparación y proceso para usar el catalizador

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278663A (ja) * 1988-09-14 1990-03-19 N O K Sogo Gijutsu Kenkyusho:Kk 2,6―エチリデンニトリロフェニルピリジン、その製造法ならびに金属塩錯体
US5986027A (en) * 1995-05-22 1999-11-16 Basf Aktiengesellschaft Olefin polymerization using a catalyst comprising a group VIIIB metal, and acid, and a bidentate chelating compound
IL129929A0 (en) * 1996-12-17 2000-02-29 Du Pont Polymerization of ethylene with specific iron or cobalt complexes novel pyridinebis (imines) and novel complexes of pyridinebis(imines) with iron and cobalt

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528573A (ja) * 1998-10-26 2002-09-03 ビーピー ケミカルズ リミテッド 重合触媒

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998030612A1 (en) 1998-07-16
CN1243520A (zh) 2000-02-02
EP0951489B1 (en) 2004-10-06
AU6018198A (en) 1998-08-03
US6150482A (en) 2000-11-21
KR20000070067A (ko) 2000-11-25
EP0951489A1 (en) 1999-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001508107A (ja) プロピレンの重合
JP3296496B2 (ja) 特定の鉄またはコバルトの錯体によるエチレンの重合、新規なピリジンビス(イミン)、及び新規なピリジンビス(イミン)と鉄及びコドルトとの錯体
US6489497B1 (en) Manufacture of α-olefins
JP3400988B2 (ja) 重合触媒
EP0988327B1 (en) Polymerization of olefins
US6740715B2 (en) Manufacture of alpha-olefins
JP2002544297A (ja) エチレンの重合
JP2002509954A (ja) オレフィンの重合
JP2001508114A (ja) エチレンの重合
JP2003517061A (ja) オレフィンの重合
KR20030005432A (ko) 올레핀의 중합
CA2283653A1 (en) Cationic group 13 complexes incorporating bidentate ligands as polymerization catalysts
JP2003527403A (ja) オレフィンの重合
JP2002543250A (ja) エチレンの重合方法
JP2003514082A (ja) オレフィン重合用の連鎖移動剤
JP2003513117A (ja) オレフィンの重合用触媒
EP1127897A2 (en) Catalyst composition comprising specific iron or cobalt complexes and process for the oligomerization or polymerization of ethylene therewith
MXPA99005619A (en) Polymerization of ethylene with specific iron or cobalt complexes, novel pyridinebis(imines) and novel complexes of pyridinebis(imines) with iron and cobalt
CZ216199A3 (cs) Způsob polymerace ethylenu
CZ200078A3 (cs) Způsob výroby alfa-olefinů
MXPA99008409A (en) Cationic group 13 complexes incorporating bidentate ligands as polymerization catalysts

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080514

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20081014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209