JP2001507182A - 操縦可能な分布アンテナを使用したｃｄｍａセルラ通信システム用のフォワード・リンク通信送信モード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ２つのフォワード・リンク送信モード（１４、１６）を並列に使用するＤＳ−ＣＤＭＡシステム（１０）が提供される。従来の送信モード（１６）は、割当てトラヒック・チャネルを評価検出するため従来の移動局（２２）により使用可能なパイロット・チャネルを放送する。第２の送信モード（１４）は、その移動局に割当てたトラヒック・チャネルを評価検出するため新世代移動局（２２）が必要とする全ての情報を（セクタ化又は狭いローブ・アンテナ・システム（１８）を介して）送信する。従って、ＤＳ−ＣＤＭＡシステム事業者は、従来の移動局（２２）の使用を終了することなく、新世代移動局（２２）による適合アレイ・アンテナ・システム（１８）又は分布アンテナ・システムの使用を導入可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 操縦可能な分布アンテナを使用したＣＤＭＡセルラ通信システム用のフォワード ・リンク通信送信モード 発明の背景 発明の技術分野 本発明は一般に電気通信分野に関係し、特に、直接拡散−符号分割多元接続（ ＤＳ−ＣＤＭＡ）セルラ通信システムのフォワード・リンクにおける適合アンテ ナ・アレイ又は分布アンテナの使用に関係する。 関連技術の説明 セルラ通信システムの次世代は、異なる伝送モードでのディジタル音声、ビデ オ及びデータを含む広範囲のサービスを提供することを必要としている。これら のシステムは高ビット速度と高受信信号電力レベルを必要とし、これはユーザー 間で干渉の増加を生じさせる。従って、これらのシステムで必要とされる高容量 を得るためには、干渉レベルを、特にフォワード・リンク（ネットワークから移 動器方向）で劇的に減少させなければならない。 これらのシステムのフォワード・リンクのユーザー干渉レベルの減少は、基地 局アンテナのセクタ化の増加により得られる。適合アンテナ・アレイを利用して 相対的に狭いビームを形成し、ユーザー干渉域の寸法を減少可能である。例えば 、適合又は操縦可能なアンテナ・アレイは、高度に指向性の狭いビーム又はロー ブで個々のユーザーに情報を送信することにより高度のアンテナ利得を提供可能 である。これらの狭いビームは干渉可能区域を減少させる。同様に、分布アンテ ナ・システムは異なる位置に配置した複数個のアンテナ要素を利用している（例 えば、「無線アクセス・ポート」）。この結果、最も近いアンテナ要素（ポート ）からユーザーに情報が伝達され、これもユーザー干渉の可能区域を減少させる 役割を果たす。 このようなセクタ化アンテナＣＤＭＡシステムでは、基地局はあるアンテナ・ ローブで特定の移動局に対しコード・チャネル上でトラヒック・チャネル・デー タを送信する。パイロット・チャネルが狭いアンテナ・ローブと同じ区域上に放 送される場合、各アンテナ・ローブは別々のセルとして処理される。従って、移 動局が異なるセルを定義する異なるアンテナ・ローブに移動する場合、２つのセ ル間の移動局のハンドオフが発生しなければならない。各パイロット・チャネル がこのようにセルを定義し、アンテナのセクタ化を増大すると、移動局がセル境 界をより頻繁に越える状況が発生し、これは多数のハンドオフを生じる。このよ うなシステムが効率的に処理可能なハンドオフの数には上限があるため、必要な アンテナ・セクタ化の量と受入れ可能なユーザー干渉との間で設計のトレードオ フを行なわなければならない。 現在開発されているＤＳ−ＣＤＭＡシステムは、ＩＳ−９５規準（ＡＮＳＩＪ −ＳＴＤ−００８）と欧州ＲＡＣＥプロジェクトＲ２０２０（コード分割テスト ベッド又は「ＣＯＤＩＴ」として知られている）を厳守するものを含む。これら の型式のシステムの両方は以下の２つの主要な目的のためにフォワード・リンク での放送パイロット・チャネルを使用する（移動局と基地局との間で初期接続が 確立したものとする）：（１）移動器補助ハンドオフ（Ｍｏｂｉｌｅ−Ａｓｓｉ ｓｔｅｄ Ｈａｎｄｏｆｆｓ，ＭＡＨＯｓ）用に個々のセルを識別する；（２） 移動局によるトラヒック・チャネル・データのコヒーレントな検出を容易にする 。基本的にこれらのシステムは、過剰なパイロット記号のオーバーヘッドを追加 することなくシステムの性能を改良するため、放送セル識別情報に同じパイロッ ト記号を使用し、セル中の全ての移動器によるコヒーレントな検出を容易にする 。 このようなＩＳ−９５やＣＯＤＩＴシステムでは、移動局がコヒーレントな検 出にＱＰＳＫ変調を使用することを要請されるようフォワード・リンク・エア・ インターフェースが指定された。パイロット・チャネルを使用してコヒーレント 検出過程を容易にする。従って、トラヒック・チャネルがパイロット・チャネル とは異なる（適合）アンテナ・ローブ又は異なる（分布）アンテナ素子から送信 される場合、移動局は顕著な検出誤りを生じる。これらの検出誤りは以下の２つ の理由から生じる：（１）移動局で使用される検索アルゴリズムが、受信器にパ イロット信号エネルギを含んでいるがトラヒック信号エネルギを含んでいないビ ームを復調するよう指令する；（２）異なるアンテナ又はアンテナ要素の異なる 組から送信されるため、パイロット・チャネルとトラヒック・チャネルの位相が 異なる。従って、これらの条件により移動局は、壊れた復調信号を生じる誤った チャネル評価を行なう。 これらの問題を解決するための相対的に簡単な方式は、フォワード・リンクで 移動局による非コヒーレントな検出を使用するか、又は各トラヒック・チャネル に割当てパイロット記号を与えるかである。しかしながら、共通パイロット・チ ャネルを放送することにより容易にしたコヒーレント検出（移動局での）を使用 したシステムと比較して、これらの方式を使用した従来のシステムの性能は相当 に劣化する。また、これらの方式を使用した新たなシステムは、入力信号を検出 し復調するため放送パイロットを使用するよう設計された従来の移動局とは互換 性がない。 発明の要旨 ２つのフォワード・リンク送信モードを並列に使用したＤＳ−ＣＤＭＡセルラ ・システムを提供する。従来の送信モードは、割当てトラヒック・チャネルを評 価検出するため従来の移動局により使用可能なパイロット・チャネルを放送する 。第２の送信モードは、移動局に割当てたトラヒック・チャネルを評価検出する ため新世代移動局が必要とする全ての情報を（セクタ化アンテナ・システムを介 して）送信する。 従来の放送セルを使用したシステムに対しては、モード制御器が従来のフォワ ード・リンク送信モードを選択する。セクタ化システム（例えば、適合アレイ又 は分布アンテナを使用）に対しては、共通制御チャネルが従来の送信モードを利 用する。移動局は、新たな送信モードをサポートする機能を備えているかどうか を指示する信号を送信する。セルラ・ネットワークは次いで、各移動局に対し、 従来の又は新たなフォワード・リンク送信モードを使用すべきかどうかを判定す る。移動局が新たなフォワード・リンク送信モードで動作するよう設計されてい る場合、ネットワークは新たな送信モードを選択することが望ましい。そうでな い場合、ネットワークは従来のフォワード・リンク送信モードを選択する。 図面の簡単な説明 本発明の方法と装置のより完全な理解は、添付図面と関連して以下の詳細な説 明を参照することにより得られる： 図１は、本発明の望ましい実施例に従って、セルラ通信システムで並列フォワ ード・リンク送信モードを提供するよう使用可能なシステムを図示する概略ブロ ック線図である。 図２は、本発明の望ましい実施例に従って、図１に示した新たなフォワード・ リンク送信モードを実装するよう使用可能にされた信号プロセッサの概略回路ブ ロック線図である。 図３は図１に示した「旧式の」フォワード・リンク送信モード装置に使用可能 な従来の信号プロセッサ装置の概略回路ブロック線図である。 図面の詳細な説明 本発明の望ましい実施例とその利点は図面の図１−３を参照することにより最 も良く理解でき、同じ番号が各図面の同じかつ対応する部品に使用されている。 基本的に、本発明の望ましい実施例では、２つのフォワード・リンク送信モー ドを並列に使用するＤＳ−ＣＤＭＡセルラ・システムが提供される。従来の送信 モードは、割当てトラヒック・チャネルを評価検出するため従来の移動局により 使用可能であるパイロット・チャネルを放送する。第２の送信モードは、移動局 に割当てたトラヒック・チャネルを評価検出するため新世代移動局が必要とする 全ての情報を（セクタ化アンテナ・システムを介して）送信する。 従来のセル（例えば、適合アレイ又は分布アンテナ・ローブにより定義されな い放送セル）に対しては、従来のフォワード・リンク送信モードが選択される。 セクタ化システム（例えば、適合アレイ又は分布アンテナを使用）に対しては、 共通制御チャネル（例えば、放送制御チャネル、ページ・チャネル、及びアクセ ス認可チャネル）が従来の送信モードを利用する。しかしながら、呼の設定時に 、移動局と基地局との間の初期接続が一度確立すると、移動局は、新たな（第２ の）送信モードをサボートする機能を備えているかどうかを指示する信号パラメ ータを送信する。セルラ・ネットワークは次いで、各移動局に対し、従来の又は 新たなフォワード・リンク送信モードを使用すべきかどうかを判定可能である。 移動局が新たなフォワード・リンク送信モードで動作するよう設計されている場 合、ネットワークは新たな送信モードを選択することが望ましい。移動局が新た なフォワード・リンク送信モードで動作可能であることを指示する信号を送信し ない場合、ネットワークは従来のフォワード・リンク送信モードを選択する。 特に、図１は、本発明の望ましい実施例に従って、セルラ通信システムで並列 フォワード・リンク送信モードを提供するよう使用可能なシステムを図示する概 略ブロック線図である。基地局１０は、情報のビット流、ｄ_i（例えば、ディジ タル・データ、音声、ビデオ）を２つのフォワード・リンク送信モード装置の選 択した方へルート可能なスイッチ１２を含む。スイッチ１２の位置は、基地局内 に配置することが望ましい送信モード制御器２４からの制御信号により選択的に 制御される。または、基地局１０又はユーザーの移動局２２の個別部品のどちら かとして、別々のモード制御器２４を各移動局に設けることも可能である。図示 の例示実施例では、モード制御器２４、スイッチ１２、及び移動局２２間の破線 はその間の（例えば、エア・インターフェースを介した）制御信号の流れを記し ている。 スイッチ１２の出力は、「新たな」送信モード信号プロセッサ装置１４、又は 従来の（「旧式」）送信モード信号プロセッサ装置１６の一方に接続される。新 たな送信モード信号プロセッサ装置１４の出力は適合アンテナ・アレイ１８に接 続される。または、分布アンテナ・システム（例えば、複数個の無線アクセス・ ポート）を適合アレイ１８の代わりに使用可能である。基本的に、適合アレイ１ ８から送信される各指向性エネルギ・ローブは狭いローブを定義する。同様に、 分布アンテナ・システムの要素（無線ポート）により送信される各エネルギ・ロ ーブも狭いローブを定義する。それとして、固定式であれ操縦可能であれ、相対 的に狭いエネルギ・ローブを送信するセクタ化アンテナ・システムの任意の型式 が本発明の範囲内に該当する。 パイロット・チャネル、放送チャネル、及びいくつかのトラヒック・チャネル は放送アンテナ２０を介して従来の送信モード（１６）を通して送信可能である 。放送アンテナ２０は従来のフォワード・リンク送信モード（１６）を使用する ための機能を備えた移動局の全セル・カバレッジを提供する。その他のトラヒッ ク・チャネルは、新たなフォワード・リンク送信モードで動作するための機能を 備 えた個々の移動局（例えば、２２）へアレイ・アンテナ（又は分布アンテナ要素 ）を介して新たな送信モード（１４）を通して送信される。本実施例の柔軟性の ため、新たな移動局は新たな又は旧式のフォワード・リンク送信モードのどちら でも動作するよう機能を備えることが可能である。 適合アンテナ・アレイ（１８）により新たなフォワード・リンク送信モード（ １４）を使用すると、各移動局のトラヒック・チャネルは個別のアンテナ・ロー ブ（例えば、トラヒック・チャネル・ローブ）を通して送信される。前記各アン テナ・ローブは放送アンテナ（２０）セクタより十分狭い。分布アンテナ・シス テムでは、例えば、複数個の固定アンテナ・ローブの内の１つが移動局へ指向的 に送信可能である。適合アンテナ・アレイでは、例えば、１つのアンテナ・ロー ブが形成され個々の移動局へ指向される。前記個々のアンテナ・ローブの形成は 従来の適合アンテナ送信方式により達成可能である。 上述したように、送信モード制御器２４は、新たな送信モード信号プロセッサ 装置１４又は従来の送信モード信号プロセッサ装置１６のどちらかへのフォワー ド・リンク・トラヒック信号のルーティングを制御する。呼の設定時に、基地局 １０と接触しようとする適切に機能を備えた移動局（例えば、移動局２２）は、 その移動局の「新たな」送信モード互換性を識別するエア・インターフェース・ リンク２６を介して制御信号を送信する。従って、モード制御器２４は、フォワ ード・リンク・ビット流、ｄ_i、を「新たな」送信モード装置１４へルートさせ るようスイッチ１２に指令する。それ以外では、移動局が新たな送信モードを介 して通信する機能を備えていない場合、これらの制御信号はモード制御器２４へ は送信されない。従って、モード制御器２４は、この移動局には従来の送信モー ドのみが使用されるものと想定し、スイッチ１２に指令して、フォワード・リン ク・ビット流、ｄ_i、を「旧式の」送信モード装置１６へルートする。 移動局からのモード送信制御信号の存在又は不在を判定することに加えて、モ ード制御器２４はその他の規準を基に新たな送信モードを選択するかどうかを判 定可能である。このような決定用にモード制御器により使用可能な１つの規準は 、移動器ユーザーにより要求されるサービスの型式である。例えば、モード制御 器（２４）は、要求サービスのビット速度が所定の速度より速い場合に新たな送 信 モードを選択可能である。または、セル構成データを基に、新たな送信モードを 選択可能である。例えば、上述したように、関係するセルラ・システムが適合ア ンテナ・アレイ又は分布アンテナ・システム（例えば、複数個のアンテナ要素又 は無線アクセス・ポート）を使用して個別のセルを定義している場合、新たな送 信モードが選択可能である。 個別の移動局に対してモード制御器２４が新たな送信モードを選択した場合、 その移動局へのフォワード・リンク送信に新たなモードが選択されたことを移動 局に通知する、移動局への制御メッセージを基地局はエア・インターフェース・ リンク２８を介して送信する。 新たな送信モードで動作している移動局が異なる基地局により定義されるセル に移動した場合、異なる基地局は新たなフォワード・リンク送信モードで動作可 能である（又は不可能である）可能性がある。従って、移動器と基地局との間の アクティブな接続持に、ある送信モードから他へ（新から旧へ又はその逆）の切 替えが可能なシステムも本発明の範囲内である。このアクティブな切替え動作は 、例えば、ハンドオフが何時発生したかに関するタイミング情報と共に、現在使 用している特定の送信モードを移動局へのハンドオフ・メッセージ中で指示する 基地局により達成可能である。ソフト・ハンドオフ動作が発生している場合、選 択した送信モードはユーザーのアクティブな組に含まれる全ての基地局に対して 同一である。または、異なる基地局は異なる送信モードを使用可能である。 本発明の第２の実施例では、分布アンテナ・システムが使用中である場合（図 １に図示した適合アレイに対抗して）、放送チャネルとパイロット・チャネルは セル中の全ての分布アンテナ要素（例えば、全ての無線アクセス・ボート）から 送信可能である。しかしながら、トラヒック・チャネルは複数個のアンテナ要素 の内の選択したもの又は無線アクセス・ポートのどちらかから適切に装備した移 動局（２２）へ送信されることが望ましい。 図２は、本発明の望ましい実施例に従って、図１に示した新たなフォワード・ リンク送信モード（１４）を実装するために使用可能な信号プロセッサ装置１０ ０の概略回路ブロック線図である。図２に示す実施例は既知のＣＯＤＩＴ環境下 で使用可能である。しかしながら、本発明はこれに限定される意図のものではな く、任意の適切なＣＤＭＡ型式システムに使用可能である。例えば、本発明によ ると、この直後に記述してあるＣＯＤＩＴを基にした実装（物理データ・チャネ ルと物理制御チャネルが分離している）の代案は、全トラヒック・チャネルを差 分的にコード化することである。図２に図示した実施例では、フォワード・リン ク変調フォーマットに対して、割当て拡散コードにより拡散する（スペクトル拡 散）前に物理制御チャネル・データは差分的にコード化され、次いでアレイ１８ を介して移動局（２２）へ送信するためＱＰＳＫ変調される。フォワード・リン ク物理データ・チャネル・データもアレイ１８を介して送信するためＱＰＳＫ変 調されるが、物理データ・チャネル・データは差分的にはコード化されない。フ ォワード・リンク物理制御チャネル・データを差分的にコード化することにより 、アレイ１８から狭いローブ上で送信される信号は差分コヒーレント検出方式を 使用して移動局で受信復調可能である。従って、差分フォワード・リンク変調方 式を使用することにより、受信移動局（２２）は入力差分データ記号のチャネル 位相を正確に評価可能である。言いかえると、フォワード・リンク物理制御チャ ネル・データに差分コード化を使用することにより、移動局（２２）の受信器は チャネル評価用の基準としてのパイロット・チャネルを必要としない。差分的に コード化されたビット流はチャネル位相を明確に評価することなく検出可能であ る。チャネル評価は差分コヒーレント検出過程で達成される。それ故、移動局の 受信器はパイロット・チャネルを当てにすることなく物理制御チャネル・データ をデコード可能である。次いで受信器は物理制御チャネル検出からチャネル評価 を使用し、ＱＰＳＫ変調された物理データ・チャネルを成功裏に検出しデコード 可能である。 特に、図２に図示した実施例を参照すると、Ｉ及びＱチャネルで異なる拡散コ ードが使用される。差分的にコード化される物理制御チャネル・データ・ビット 、ｄ_iは差分エンコーダ１１４へ入力される。差分エンコーダ１１４からの出力 信号は以下のように表記可能である： δ_i＝ｄ_i・δ_i-1 δ_i∈｛±１｝ （１） 差分的にコード化されたデータ・ビットδ_i∈｛±１｝は２つの信号に分離され 、各乗算器（スペクトル・スプレッダ）１１６、１１８に結合される。各路で。 こ れらのデータ・ビットは、各値Ｃ_1j、Ｃ_2j∈｛±１｝を有する異なる２進拡散数 列を乗算される。 各スプレッダ１１６、１１８の出力の各差分的にコード化された拡散信号、α_1j 、α_2jは各パルス整形低域フィルタ１２０、１２２に結合される。各フィルタ はインパルス応答ｈ（ｔ）を有する。フィルタ１２０、１２２からの出力信号は 各乗算器１２４、１２６に結合され、２つの直交搬送正弦波を乗算され、加算器 １２８により代数的に共に加算される。フォワード・リンク上で送信される変調 信号、ｘ（ｔ）は以下のように表される： 従って、狭いローブ送信によるフォワード・リンクで差分コード化を使用し、意 図した移動局は、２つの記号間の差を決定することにより既存の差分コヒーレン ト検出器を利用して２つの連続するデータ記号を検出しチャネル位相を評価可能 である。要約すると、トラヒック・チャネルに差分コード化を使用することによ り、移動局の受信器はチャネル評価用の基準としてのパイロット・チャネルを必 要としない。チャネル評価は差分コヒーレント検出過程を用いて達成される。そ れ故、移動局の受信器はパイロット・チャネルに依存することなくトラヒック・ チャネルをデコード可能である。 図３は、図１に示した「旧式」フォワード・リンク送信モード装置１６に使用 可能な従来の信号プロセッサ装置２００の概略回路ブロック線図である。従来の ＤＳ−ＣＤＭＡシステムでは、フォワード・リンク送信モード（１６）は標準的 にはＱＰＳＫ変調方式を使用する。特に、信号プロセッサ装置２００が入力デー タ・ビットを差分的にコード化しないことを除いて、信号プロセッサ装置２００ は図２の信号プロセッサ装置１００と同様である。従って、乗算器（スプレッダ ）２１６、２１８の出力信号は差分的にコード化されていない。特に、入力ビッ ト流が差分的にコード化されていないため、信号プロセッサ装置２００はまた新 たな送信モードを備えた移動局へ送信される物理データ制御チャネル・データを 変調することにも使用可能である。 本発明の第３の実施例では、物理制御チャネル・データに差分的コード化ＱＰ ＳＫフォワード・リンク送信を使用する代わりに、図１に示した新たな送信モー ド装置１４を使用して意図した移動局（２２）と関係するパイロット記号を発生 送信可能である。例えば、ＩＳ−９５型式ＣＤＭＡシステムでは、既知のパイロ ット記号は時間多重化の使用によりデータ・ビット流に挿入可能である。例えば 、各ｎ番目の変調データ記号はデータ変調記号の代わりのパイロット記号である 。移動局の受信器はこのような各再発パイロット記号を認識しこれを使用してチ ャネルを評価する。一般に、Ｍ個の連続変調記号がＮ変調記号の各間隔と置換え 可能である。特に、実用的な観点から、各第２番目の変調記号毎が前記パイロッ ト記号と置換え可能である。それにもかかわらず、ＩＳ−９５システムでは、パ イロット記号に各第２番目の変調記号を使用して、ユーザー・データに４．８ｋ ｂｐｓを残している。しかしながら、これらのチャネルの内の１つのみがパイロ ット記号を担持しなければならず、これは信号化オーバーヘッド要求を著しく減 少させるので、この技術は相対的に高ビット速度の移動ユーザー（例えば、１人 の移動ユーザーがいくつかのコード・チャネルを占有している）には有利である 。 本発明の望ましい実施例を添付図面に図示し、以上の詳細な説明に記述してき たが、本発明は開示した実施例に限定されるものではなく、上述し以下の請求の 範囲に定める本発明の要旨から逸脱することなく、多数の再配置、修正、置換え が可能であることを理解されたい。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年４月６日（１９９９．４．６） 【補正内容】 請求の範囲 １．セルラ通信システムにおいて、 移動局と、 放送アンテナ・システムと、 前記移動局による割当てトラヒック・チャネルのデコードを可能とするため前 記移動局によるチャネル評価用の基準として使用されるパイロット・チャネルを 送信する、前記放送アンテナ・システムに結合された第１フォワード・リンク送 信モード装置と、 狭いローブ・アンテナ・システムと、 パイロット・チャネルに依存することなく割当てトラヒック・チャネルをデコ ードするため移動局により使用される情報を送信する、前記狭いローブ・アンテ ナ・システムに結合された第２フォワード・リンク送信モード装置と、 前記第１フォワード・リンク送信モード装置と前記第２フォワード・リンク送 信モード装置の内の一方に割当てトラヒック・チャネル内で送信されるデータを 選択的に結合する送信モード制御器と、 を含むセルラ通信システム。 ２．請求の範囲第１項記載のセルラ通信システムにおいて、前記情報は物理制 御チャネル・データをさらに含み、前記割当てトラヒック・チャネルは物理チャ ネル・データをさらに含むセルラ通信システム。 ３．請求の範囲第２項記載のセルラ通信システムにおいて、前記第２フォワー ド・リンク送信モード装置は変調器に結合した差分エンコーダをさらに含み、前 記差分エンコーダは物理制御チャネル・データを差分的にコード化するよう動作 し、前記変調器は差分的にコード化した物理制御チャネル・データを変調するよ う動作するセルラ通信システム。 ４．請求の範囲第３項記載のセルラ通信システムにおいて、前記移動局は、 変調された差分コード化物理制御チャネル・データを受信する差分コヒーレン ト検出器と、 受信した変調差分コード化物理制御チャネル・データと関係するチャネル位相 を評価する装置と、 評価したチャネル位相を使用して物理チャネル・データをデコードする装置と 、をさらに含むセルラ通信システム。 ５．請求の範囲第１項記載のセルラ通信システムにおいて、前記情報は複数個 のパイロット記号をさらに含むセルラ通信システム。 ６．請求の範囲第５項記載のセルラ通信システムにおいて、前記第２フォワー ド・リンク送信モード装置は、割当てトラヒック・チャネルに複数個のパイロッ ト記号の内の少なくとも１つを挿入するため時間多重器をさらに含むセルラ通信 システム。 ７．請求の範囲第６項記載のセルラ通信システムにおいて、前記移動局は、 挿入した複数個のパイロット記号の内の少なくとも１つを含む割当てトラヒッ ク・チャネルを受信する装置と、 挿入した複数個のパイロット記号の内の少なくとも１つを検出する装置と、 挿入した複数個のパイロット記号の内の少なくとも１つと関係するチャネル位 相を評価する装置と、 評価したチャネル位相を使用して割当てトラヒック・チャネルをデコードする 装置と、 をさらに含むセルラ通信システム。 ８．請求の範囲第１項記載のセルラ通信システムにおいて、前記第１フォワー ド・リンク送信モード装置は変調器をさらに含むセルラ通信システム。 ９．請求の範囲第１項記載のセルラ通信システムにおいて、前記移動局は、前 記送信モード制御器を選択的に制御する送信モード・フォーマット信号を発生す る装置をさらに含むセルラ通信システム。 １０．請求の範囲第９項記載のセルラ通信システムにおいて、前記送信モード ・フォーマット信号は、前記移動局が前記狭いローブ・アンテナ・システムから の送信を受信する機能を備えていることを指示するセルラ通信システム。 １１．請求の範囲第９項記載のセルラ通信システムにおいて、前記送信モード ・フォーマット信号の不在は、前記移動局が前記放送アンテナ・システムからの 送信を受信する機能を備えていることを指示するセルラ通信システム。 １２．請求の範囲第１項記載のセルラ通信システムにおいて、前記狭いローブ ・アンテナ・システムは分布アンテナ・システムの少なくとも１つの送信要素を さらに含むセルラ通信システム。 １３．請求の範囲第１項記載のセルラ通信システムにおいて、前記狭いローブ ・アンテナ・システムは適合アンテナ・アレイをさらに含むセルラ通信システム 。 １４．セルラ通信システムに使用するフォワード・リンク通信方法において、 第１フォワード・リンク送信モード装置と第２フォワード・リンク送信モード 装置の内の一方へ割当てトラヒック・チャネル内で送信されるデータを選択的に 結合する段階と、 割当てトラヒック・チャネルを第１フォワード・リンク送信モード装置に結合 することに応答して、 前記第１フォワード・リンク送信モード装置へ結合した放送アンテナ・シス テムからパイロット・チャネルを送信する段階と、 移動局で前記パイロット・チャネルを受信する段階と、 受信したパイロット・チャネルを使用してチャネル位相を評価する段階と、 評価したチャネル位相を使用して割当てトラヒック・チャネルをデコードす る段階と、 割当てトラヒック・チャネルを第２フォワード・リンク送信モード装置に結合 することに応答して、 前記第２フォワード・リンク送信モード装置に結合した狭いローブ・アンテ ナ・システムから情報を送信する段階と、 前記移動局で前記情報を受信する段階と、 パイロット・チャネルに依存することなく受信情報を使用して割当てトラヒッ ク・チャネルをデコードする段階と、 を含むセルラ通信システムに使用するフォワード・リンク通信方法。 １５．請求の範囲第１４項記載の方法において、前記情報は物理制御チャネル ・データをさらに含み、前記割当てトラヒック・チャネルは物理チャネル・デー タをさらに含む方法。 １６．請求の範囲第１５項記載の方法において、前記情報を送信する前記段階 は、物理制御チャネル・データを差分的にコード化し、差分的にコード化した物 理制御チャネル・データを変調する段階をさらに含む方法。 １７．請求の範囲第１６項記載の方法において、前記情報を受信する前記段階 は、 変調した差分コード化物理制御チャネル・データを受信する段階と、 受信した変調差分コード化物理制御チャネル・データと関係するチャネル位相 を評価する段階と、 評価したチャネル位相を使用して物理チャネル・データをデコードする段階と 、をさらに含む方法。 １８．請求の範囲第１４項記載の方法において、前記情報は複数個のパイロッ ト記号をさらに含み、前記情報を送信する前記段階は、割当てトラヒック・チャ ネルに複数個のパイロット記号の内の少なくとも１つを挿入する段階をさらに含 む方法。 １９．請求の範囲第１８項記載の方法において、前記情報を受信する前記段階 は、 複数個のパイロット記号の内の挿入された少なくとも１つを含む割り当てトラ ヒック・チャネルを受信する段階と、 複数個のパイロット記号のうちの挿入された少なくとも１つを検出する段階と 、 複数個のパイロット記号のうちの挿入された少なくとも１つと関係するチャネ ル位相を評価する段階と、 評価したチャネル位相を使用して割当てトラヒック・チャネルをデコードする 段階と、 をさらに含む方法。 ２０．請求の範囲第１４項記載の方法において、選択的に選択する前記段階は 、前記移動局から送信モード・フォーマット信号を受信する段階をさらに含む方 法。 ２１．移動局をセルラ通信システムに接続するフォワード・リンク送信システ ムにおいて、前記フォワード・リンク送信システムは、 放送アンテナ・システムと、 前記放送アンテナ・システムに結合した第１フォワード・リンク送信モード装 置であって、前記移動局による割当てトラヒック・チャネルのデコードを可能と するため、前記移動局によるチャネル評価用の基準として使用されるパイロット ・チャネルを送信する前記第１フォワード・リンク送信モード装置と、 狭いローブ・アンテナ・システムと、 前記狭いローブ・アンテナ・システムに結合した第２フォワード・リンク送信 モード装置であって、パイロット・チャネルに依存することなく割当てトラヒッ ク・チャネルをデコードするため、前記移動局により情報を送信する前記第２フ ォワード・リンク送信モード装置と、 前記第１フォワード・リンク通信モード装置と前記第２フォワード・リンク通 信モード装置の内の一方へ割当てトラヒック・チャネル内で送信されるデータを 選択的に結合する送信モード制御器と、 を含む移動局をセルラ通信システムに接続するフォワード・リンク送信システム 。 ２２．請求の範囲第２１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記情報は物理制御チャネル・データをさらに含み、前記割当てトラヒック・チ ャネルは物理チャネル・データをさらに含むフォワード・リンク送信システム。 ２３．請求の範囲第２２項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記第２フォワード・リンク送信モード装置は変調器に結合した差分エンコーダ をさらに含み、前記差分エンコーダは物理制御チャネル・データを差分的にコー ド化するよう動作し、変調器は差分コード化物理制御チャネル・データを変調す るよう動作するフォワード・リンク送信システム。 ２４．請求の範囲第２１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記情報は複数個のパイロット記号をさらに含むフォワード・リンク送信システ ム。 ２５．請求の範囲第２４項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記第２フォワード・リンク送信モード装置は、割当てトラヒック・チャネルに 複数個のパイロット記号の内の少なくとも１つを挿入するための時間多重器をさ らに含むフォワード・リンク送信システム。 ２６．請求の範囲第２１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記第１フォワード・リンク送信モード装置は変調器をさらに含むフォワード・ リンク送信システム。 ２７．請求の範囲第２１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記狭いローブ・アンテナ・システムは分布アンテナ・システムの少なくとも１ 個の送信要素をさらに含むフォワード・リンク送信システム。 ２８．請求の範囲第２１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記狭いローブ・アンテナ・システムは適合アンテナ・アレイをさらに含むフォ ワード・リンク送信システム。 ２９．セルラ通信システムに使用するフォワード・リンク送信方法において、 第１フォワード・リンク送信モード装置と第２フォワード・リンク送信モード 装置との内の一方にトラヒック・チャネルと関係するデータを選択的に結合する 段階と、 トラヒック・チャネル・データを第１フォワード・リンク送信モード装置へ結 合するのに応答して、移動局にトラヒック・チャネルをデコードさせることを可 能とするため、前記第１フォワード・リンク送信装置に結合した放送アンテナ・ システムから移動局によるチャネル評価用に使用されるパイロット・チャネルを 送信する段階と、 トラヒック・チャネルを第２フォワード・リンク送信モード装置へ結合するの に応答して、パイロット・チャネルに依存することなく移動局がトラヒック・チ ャネルをデコードすることを可能とする情報を、前記第２フォワード・リンク送 信装置に結合した狭いローブ・アンテナ・システムから送信する段階と、 を含むセルラ通信システムに使用するフォワード・リンク送信方法。 ３０．移動局をセルラ通信ネットワークに接続するフォワード・リンク送信シ ステムにおいて、 放送アンテナ・システムと、 狭いローブ・アンテナ・システムと、 入力と出力を有する第１フォワード・リンク送信モード装置と、 入力と出力を有する第２フォワード・リンク送信モード装置と、 前記第１フォワード・リンク送信モード装置の前記入力と前記第２フォワード ・リンク送信モード装置の前記入力との内の一方へトラヒック・チャネルと関係 するデータを選択的に結合する送信モード制御器と、 前記放送アンテナ・システムに結合した前記第１フォワード・リンク送信モー ド装置の前記出力であって、移動局がトラヒック・チャネルをデコードすること を可能とするため移動局によるチャネル評価用に使用されるパイロット・チャネ ルを送信する前記出力と、 前記狭いローブ・アンテナ・システムに結合した前記第２フォワード・リンク 送信モード装置の前記出力であって、パイロット・チャネルに依存することなく 移動局がトラヒック・チャネルをデコード可能とする情報を送信する前記出力と 、を含む移動局をセルラ通信ネットワークに接続するフォワード・リンク送信シ ステム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，Ｙ Ｕ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ＣＤＭＡセルラ・システムに使用するフォワード・リンク送信システムに おいて、 狭いローブ・アンテナ送信システムに結合した第１送信モード装置と、 放送アンテナ・システムに結合した第２送信モード装置と、 送信モード・フォーマット信号に応答して前記第１送信モード装置と前記第２ 送信モード装置の内の一方へデータを選択的に結合する送信モード制御器装置と 、を含むＣＤＭＡセルラ・システムに使用するフォワード・リンク送信システム 。 ２．請求の範囲第１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 送信モード・フォーマット信号は移動局から受信されるフォワード・リンク送信 システム。 ３．請求の範囲第１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 第１送信モード装置は変調器に結合した差分エンコーダを含むフォワード・リン ク送信システム。 ４．請求の範囲第３項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 変調器はＱＰＳＫ変調器を含むフォワード・リンク送信システム。 ５．請求の範囲第１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 第１送信モード装置は複数個の所定のパイロット記号の内の少なくとも１個をデ ータ・ビット流に挿入するため時間多重化装置を含むフォワード・リンク送信シ ステム。 ６．請求の範囲第５項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 複数個の所定のパイロット記号の内の少なくとも１個は前記データ・ビット流の 各ｎ番目の変調データ記号と置き換えられるフォワード・リンク送信システム。 ７．請求の範囲第１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 データはトラヒック・チャネル・データを含むフォワード・リンク送信システム 。 ８．請求の範囲第２項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、第１ の前記送信モード・フォーマット信号は、前記移動局は前記狭いローブ・アンテ ナ送信システムから送信された前記データを受信する機能を備えていることを指 示するフォワード・リンク送信システム。 ９．請求の範囲第２項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前記 送信モード・フォーマット信号の不在は、前記移動局は前記狭いローブ・アンテ ナ送信システムから送信された前記データを受信する機能を備えていないことを 指示するフォワード・リンク送信システム。 １０．請求の範囲第１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前 記狭いローブ・アンテナ・システムは適合アンテナ・アレイを含むフォワード・ リンク送信システム。 １１．請求の範囲第１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前 記狭いローブ・アンテナ・システムは分布アンテナ・システムの少なくとも１個 の送信要素を含むフォワード・リンク送信システム。 １２．請求の範囲第１０項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記適合アンテナ・アレイから送信されたエネルギは前記移動局へのトラヒック ・チャネルに使用されるローブを定義するフォワード・リンク送信システム。 １３．請求の範囲第１１項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、 前記少なくとも１個の送信要素から送信されたエネルギは前記移動局へのトラヒ ック・チャネルに使用されるローブを定義するフォワード・リンク送信システム 。 １４．請求の範囲第３項記載のフォワード・リンク送信システムにおいて、前 記移動局は、前記狭いローブ・アンテナ・システムから送信された受信信号を検 出するための差分コヒーレント検出器を含むフォワード・リンク送信システム。 １５．ＣＤＭＡセルラ・システムに使用するフォワード・リンク送信方法にお いて、 第１送信モード装置を狭いローブ・アンテナ送信システムに結合する段階と、 第２送信モード装置を放送アンテナ・システムに結合する段階と、 送信モード・フォーマット信号に応答して前記第１送信モード装置と前記第２ 送信モード装置の内の一方にデータを選択的に結合する段階と、 を含むＣＤＭＡセルラ・システムに使用するフォワード・リンク送信方法。 １６．請求の範囲第１５項記載の方法において、さらに、 前記データのビット流の所定記号位置にパイロット記号を挿入する段階と、 前記データの前記ビット流を変調する段階と、 前記狭いローブ・アンテナ送信システムから前記変調データの前記ビット流を送 信する段階と、 を含む方法。 １７．請求の範囲第１５項記載の方法において、前記第１送信モード装置は変 調器に結合した差分エンコーダを含む方法。 １８．請求の範囲第１５項記載の方法において、さらに、 ２つの送信モードの内の所定のものを使用して移動局と通信するネットワーク ・エンティティと、 前記移動局から前記ネットワーク・エンティティに前記送信モード・フォーマ ット信号を送信する段階であって、前記送信モード・フォーマット信号は前記移 動局の通信能力を指示する前記送信段階と、 前記ネットワーク・エンティティは前記移動局へデータを送信するため前記２ つの送信モードのうちの一方を選択する段階であって、前記選択は前記送信モー ド・フォーマット信号の内容又は不在と前記ネットワークの通信能力とに依存し 、 前記２つの通信モードの内の前記選択した一方を使用するよう前記移動局に命 令する段階と、 を含む方法。 １９．請求の範囲第１８項記載の方法において、前記命令段階の命令は前記２ つの通信モードの内の前記所定の一方を用いて前記ネットワークから送信される 方法。