JP2001504868A - エポキシド−アミンデンドリマー、その製法およびその使用 - Google Patents

エポキシド−アミンデンドリマー、その製法およびその使用

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Abstract

(57)【要約】 アミノ基への変換に有用な官能基からなるエポキシドの繰り返しおよび段階的な添加反応、さらにそれらの基の1級アミノ基への反応により製造されたエポキシドーアミンデンドリマー。アミノ末端デンドリマーを(2,3−エポキシプロポキシ)メタクリレート、モノエポキシドおよび/またはモノイソシアネートと反応させる。メタクリレート末端デンドリマーはレドック開始剤および/または光開始剤の使用により重合可能である。得られたデンドリマーは出発物質から、約5容量%未満の程度の非常に低い容量収縮を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 エポキシド−アミンデンドリマー、その製法およびその使用 技術分野 本発明は、シアノ、アミノ、(メタ)アクリレート、エポキシドおよび/また はイソシアナート末端基を含むエポキシド−アミンデンドリマーに関し、これは 歯科および医療への応用、ファーマシーイメージング(pharmacy imaging)、農 業化学、コピー機のトナー、高解像リソグラフィー、非線形光学装置、分子電子 装置、触媒、樹脂および界面活性剤への使用に適したものである。 本発明の背景 デンドリマー、あるいは、Starburst polymer(商標)(Michlgan Molecular institute)として知られるカスケードポリマーが当業界で知られている。多く のデンドリマーの合成が報告されている。たとえば、PAMAM Starbursts,D.A. Tomalia et al.,Top.Cur Chem.165(1993)194,Angew.Chem.Int.Ed.Eng l.138(1990)29,Encyclopedla of Polymer Science and Engineering,2nd. ed,Wiley,New York 1990,pp.46-92を参照のこと。多くの異なる種類のデン ドリマーが報告されており、その中には、メタクリレート部分でさらに機能化さ れるポリ(アミノ)デンドリマー製造用のアミンおよびアクリロニトリルを加え ることで製造されるものが含まれている(N.Moszner,Macromol.Chem.Phys. 197(1996)621)。 公知のデンドリマーの例としては、ポリ(エーテル)、ポリ(チオエーテル) 、ポリ(エステル)、ポリ(アミド)、ポリ(エステルアミド)およびポリ(エ ーテルケトン)の構造が挙げられる。しばしば、高度に分枝化されたポリマーは 、高度に分枝化されたポリエステルのような樹枝状構造よりはるかに広い分子分 布を示す。 発明の開示 本発明の目的は、樹枝状高分子を提供することである。 本発明の他の目的は、エポキシド−アミンデンドリマーを提供することである 。 本発明のさらに他の目的は、樹枝状高分子を含む低収縮複合材料を提供するこ とである。 以下の記載から明らかになるであろう本発明のこれらおよび他の目的は、ここ に、また、請求の範囲に記載された発明によって達成される。 一般的に、本発明の樹枝状高分子は、第1アミノ部分、チオール部分、フェノ ール部分、カルボン酸部分を有するか、または、少なくとも2つの第2アミノ部 分およびこれらの組み合わせを有する核分子と、枝分かれした分子とを含む。 また、本発明は樹枝状高分子の製造方法を提供するものであり、この方法は、 HN、HS、HP、HO−アリールおよびHOOC部分からなる群から選択され る少なくとも2つの活性HX官能基を有する核分子と、1つのエポキシド部分を 有する枝分かれした分子および少なくとも第1アミノ基の生成に適した少なくと も1つの部分とを反応させる工程を含む。 好ましい実施形態の説明 本発明は、例えば歯科用及び医用の用途、ファーマシーイメージング、農芸化 学、複写機用トナー、高解像度リソグラフィー、非線形光学装置、分子電子装置 、触媒、樹脂並びに表面活性剤に有効なエポキシド−アミンデンドリマーに関す るものである。本発明は、特に充填材料等としての重合性樹脂としての歯科用の 使用にその用途を有する。樹枝状重合体については、例えば米国特許第5,53 0,092号および5,418,301号に説明されており、それらの重合体に関 する一般的説明をここに参考文献として導入する。 コア分子は好ましくは少なくとも1個の第1アミノ部位、チオール部位、フェ ノール部位、カルボン酸部位を有するか又は少なくとも2個の第2アミノ部位、 及びそれらの組合せを有する分子である。例えば、有効なコア分子としては、ポ リアミン、ポリフェノール、ポリカルボン酸、ポリチオール又は一分子中にアミ ノ及びチオール又はアミノ及びフェノール又はフェノール及びチオール部位を有 する分子、例えばH2N−R、H2N−R−(NH2)n,HR1N−R−(NR1H)n 、HOOC−R−(COOH)n、(HOOC)m−R−(OH)c、HS−R−(SH)n 、HO−R2−(OH)n、(HR1N)m−R−(SH)o、(HR1N)m−R−(OH)o、 (HO)m−R−(SH)o、H2N−(R−NH)p−R−NH2が挙げられ、各式中、 Rは置換若しくは非置換のC1乃至C18アルキレン、C5乃至C15シクロアルキレ ン若しくはC6乃至C18アリーレン残基であり、R1は置換若しくは非置換のC1 乃至C18アルキレン、C5乃至C15シクロアルキレン若しくはC6乃至C18アリー レン残基であり、R2は置換若しくは非置換のC6乃至C18アリーレン残基であり 、またmは約1乃至約5の整数であり;nは約1乃至約6の整数であり;oは約 1乃至約5の整数であり;さらにpは約1乃至約5の整数である。 好ましくは、エポキシド−アミンデンドリマーの調製のための枝分かれ分子は 下記の構造を有しており、 式中、R3は置換若しくは非置換のC1乃至C18アルキレン、C5乃至C18シクロ アルキレン、若しくはC6乃至C18アリーレン残基であり、Zは−CH=CH2、 −CHO、−CO−、−CONH2、−COCl、−COOR、−COOH、− X、−N3、−NO2、−CN、−NHOH、−NH3 +-からなる群より選ばれ る部位であり;XはCl、Br、I、若しくはOHである。 好ましくは、枝分かれ分子は下記の各置換若しくは非置換分子からなる群より 選ばれ、 各式中、R4は水素又は置換若しくは非置換のC1乃至C18アルキレン、C5乃至 C15シクロアルキレン若しくはC6乃至C18アリーレン残基を表す。 本発明に係るエポキシド−アミンデンドリマーは、少なくとも2つの活性HX −官能基を有するコア分子の反応により合成される。ここで、HX−官能基は、 1つのエポキシド基と、上記で述べたような少なくとも第1アミノ基の生成およ び増強反応に適した少なくとも1つの基とを有する枝分かれ分子を有するHN、 HS、HP,HO−アリールおよびHOOC基の群から選択される。エポキシド −アミンデンドリマーの反応は、(a)第1アミノ基から第1アミンの生成に適 した基の反応、(b)1つのエポキシド基を有しかつ少なくとも第1アミノ基か ら前記の(a)で生成した第1アミノ基への生成に適した少なくとの1つの基を 有する枝分かれ分子の付加反応、および(c)デンドリマーのアミノ基への少な くとも置換または未置換のモノエポキシド、モノイソシアナートおよび/または アクリレートの付加反応に特徴付けられる停止反応、の繰り返し反応連続である 。反応(a)と付加反応(b)は少なくとも1回繰り返してエボキシド−アミン −デントリマーを形成する。 たとえば、エポキシド−アミンデンドリマーは、4モルの4−シアノ−4’− (2,3−エポキシプロポキシ)ベンゼンと1モルの3(4),8(9)−ビス (アミノメチル)トリシクロ−5.2.1.02,6−デカンとを加え、続いて、 繰り返しの、ニトリル基の還元およびアミノ基への4−シアノ−4’−(2,3 −エポキシプロポキシ)の付加を行って、合成した。得られたデンドリマーは、 繰り返しの枝分かれ基が次の構造を有することにより特徴られる。 式中、R4は水素である。 ニトリル基の還元は、水素化アルミニウムリチウム、Pd−石炭および水素を 使用して、またはラネイ(Raney)−Niおよび水素を使用して可能である 。デントリマーのそれぞれのより高い生成は、mモルの4−シアノ−4’−(2 ,3−エポキシプロポキシ)を、m=x・2(n-1)に従って、より低いアミノ末 端発生Gn-1に加えることより形成されるが、コア分子が4つの官能基を有する とき、mは4−シアノ−4’−(2,3−エポキシプロポキシ)のモル数であり 、nは生成の数である。 これらの条件下で、デンドリマーの分子量Mnは、(式中、MKはx個の活性基を有するコア分子の分子量であり、MAABは4−シア ノ−4’−(2,3−エポキシプロポキシ)の分子量であり、nは生成の数であ る。) として計算される。 上記に説明し生成したデンドリマー巨大分子は、分子出発反応物に比較して、 約5重量%より小さい収縮量を示すことがわかった。そのような分子の複数から つくられた複合材料は、同様な低い収縮量を示す。 一般実験 実施例14−シアノ−4’−(2,3−エポキシプロピル)ベンゼン(CNPGE) 攪拌器付き三首ボトル、還流器及び滴下じょうご中で、119.120gの4 −ヒドロキシベンゾニトリルと185.060gのエピクロルヒドリンを溶解し た。 この溶液に、25%水酸化ナトリウム160ml(40.000g NaOH)を 、6時間にわたって75℃で滴下し、その結果、pH値は10未満であった。そ の後、混合液を8時間80℃で攪拌した(油浴温度100℃)。生成物は、冷却 後に、熱い分離エピクロルヒドリン相から結晶化した。粗生成物を濾過し、エタ ノールで洗浄し、無水エタノールから再結晶化した。 C109NO2、175.19 収量:77.5g(理論値の44.24%)、Fp.64.6〜65.7℃(67℃ )、Kp15=250〜255℃ IR:916、3063cm-1(エポキシド)、1259cm-1(PhOCH2)、 2224cm-1(CN)13 C−NMR:161.49(1)、133.72(3)、118.80(5)、 115.16(4)、104.16(2)、68.87(6)、49.51(7)、 44.12(8) 1H−NMR:7.58、6.99(Ar)、4.36、3.95(6)、3.38( 7)、2.93、2.78(8)第1シアノ末端生成G1−CNの合成 10.000g(51.45ミリモル)のTCDおよび36.055g(205. 81ミリモル)のCNPGEを、50mlのTHFに溶解した。溶媒を除去し、 残りの混合物を10時間反応させた。 収量:46.055g(理論値の100%) Tg=42.0℃ IR:3421cm-1(OH),2224cm-1(CN),1263cm-1(P hOCH2),3019cm-1で吸収なし(エポキシド)末端をアミノ化したデンドリマーG1−NH2へのG1−CNのシアノ部分の環 G1−CN 44.000g(49.16mmol)をTHF250mlに溶かした 溶液を、LiAlH4 10.447g(275.29mmol)をTHF120mlに 溶かした溶液に、攪拌、冷却しながら加えた。この後、この反応混合物を室温で 2時間攪拌した。次いで、氷水を加えてこれを加水分解した。沈澱した水酸化ア ルミニウムを濾過して除いて、アセトン50mlで洗浄し、さらにCHCl3/ CH3OH(体積比4:1)80mlで3回洗浄した。この後、溶媒を蒸発させ 、残った生成物を再びCHCl3/CH3OHに溶かした。次に、溶媒を蒸発させ、生成物 を真空中60℃で乾燥した。 収率:44.00g(理論値の98.23%)、Tg 58.1℃ IR:3376/3302cm-1(NH2)、1246cm-1(PhOCH2)、 2224cm-1(CN)の吸収は観測されない 末端をアミノ化したデンドリマーG−NH2へのCNPGEの反復する付加反 応は、表1に与えられている。生成したGn−CNデンドリマーの還元反応は、 表2に要約されている。 表1 CNPGE及び末端をアミノ化したデンドリマーG−NH2の付加反応 表2 生成した末端をニトリル化したG−CNデンドリマーのLiAlH4を 用いた還元 メタクリレートで終わるエポキシド−アミンデンドリマーGA−MA−14−NH2を14.000g(1.28mmol)、(2,3−エポキシプロポキシ )メタクリレートを11.636g(81.85mmol)、t−ブチルクレゾール0 .026gを、50mlのCH3l/CH3OHに溶かした。溶媒を除いた後、残っ た混合物を7時間70℃で反応させた。ついで粗生成物を150mlのCH3C l/CH3OHに溶かし、800mlのアセトン中で析出させた。生成物は真空 下80℃で乾燥させた。 収率:25.661g(理論値の100%)、Tg=70℃、Mn=20.045g /mol IR:3390cm-1(OH)、1716cm-1(CO)、1248cm-1(P hOCH2)、910cm-1におけるエポキシドの吸収は認められない。 2%(w/w)のジベンゾイルペルオキシドと重合させたメタクリレートで終 わるエポキシド−アミンデンドリマーG4−MA−1は、DV=4.3%の体積 収縮を示す。メタクリレートで終わるエポキシド−アミンデンドリマ−GA−MA−24−NH2を14.000g(1.28mmol)、(2,3−エポキシプロポキシ ) メタクリレートを3.879g(27.28mmol)、フェニルグリシジルエーテル を8.194g(54.57mmol)、およびt−ブチルクレゾール0.026gを、 50mlのCH3Cl/CH3OHに溶かした。溶媒を除いた後、残った混合物を 7時間70℃で反応させた。ついで粗生成物を150mlのCH3Cl/CH3O Hに溶かし、800mlのアセトン中で析出させた。生成物は真空下80℃で乾 燥させた。Mn=20.200g/mol 収率:26.073g(理論値の100%)、Tg=26.2℃、 IR:3390cm-1(OH)、1716cm-1(CO)、1248cm-1(P hOCH2)、910cm-1におけるエポキシドの吸収は認められない。 0.5%(w/w)のジベンゾイルペルオキシドおよび0.5%(w/w)のN ,N−ビス(ポリジオキシエチルトルイジン)と重合させたメタクリレートで終 わるエポキシド−アミンデンドリマーG4−MA−2は、ΔV=2.6の体積収 縮を示す。 以上に示されるように、本発明のデンドリマーは、5%未満の体積収縮を示す 。 比較として、この発明以前に一般的に使用されていた重合性単量体は高収縮を示 す。本発明に対するこれらの比較のリストを以下の表3に示す。 表3 異なる単量体、エポキシドアミン誘導体の分子質量及び体積収縮の比較 *)ビス−GMA=2,2−ビス−[p(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイ ルオキシ)−プロポキシ)]−プロパン 当該技術分野において今までに公知のポリマーの収縮を減少させるために、高 分子量を有するオリゴマーまたはマクロモノマーを作る方法があった。しかしな がら、分子量を増加させる場合には、樹脂の粘土もまた増加して望ましくないこ とが発見された。これは、多量の希釈剤が、有用な樹脂を得るために必要である ということを意味する。従って、収縮はまた、低分子量希釈剤の適用によっても 増加する。 一方、樹枝状ポリマーは、それらの特別なジオメトリーによって特別な流動学 的特性を示す。ある場合には、デンドリマーは、有用な粘稠性材料であり、さら なる希釈剤を必要としないかまたはわずか少量の希釈剤のみを必要とする。直鎖 ポリマー/マクロモノマー及びデンドリマーの溶液の異なる挙動は、それらの構 造の考察によって明らかにされる。直鎖ポリマーは、多くの単一のポリマーが絡 み合った形で存在する。多量の溶媒が、それらを解きほぐして溶液にするために 必要である。球状(ball-like)デンドリマーは、他のポリマーと物理的に結合 されていない一つの樹枝状のポリマーを示す。従って、わずかに少量の希釈剤に よってこれらの樹枝状ポリマーを溶解することが出来る。 これはが実用的に意味することは、例えば、ビス−GMAは、トリエチレング リコールジメタクリレートのような希釈剤の少なくとも30%(W/W)との混 合物においてのみ使用可能であるということである。この混合物は比較的高い収 縮ΔV=7.10%を示す。エポキシド−アミンデンドリマーは、トリエチレン グリコールジメタクリレートの10%(W/W)中に溶解され、結果として、Δ V=3.60%の収縮を生じる。 収縮の測定は、重合及び未重合材料の密度の推定に基づいている。密度は、持 ち上げ法(uplift-method)(水中でその物質の重量を測定する)によって測定 される。 この発明はもちろん、組成成分、加工の細目等に関連して種々の面において変 更することが出来るということを理解すべきである。そのような変更のすべては 以下の請求項の範囲内である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一つの1級アミノ基、少なくとも二つのチオール基、少なくと も二つのフェノール基、少なくとも二つのカルボン酸基を有するか、あるいは少 なくとも二つの2級アミノ基、またはそれらの組み合わせを有するコア分子;お よび枝状分子からなる樹枝状高分子。 2.前記コア分子が、H2N−R;H2N−R−(NH2)n、HR1N−R−(NR1 H)n;HOOC−R−(COOH)n、(HOOC)m−R−(OH)o、HS−R−( SH)n、HO−R2−(OH)n、(HR1N)m−R−(SH)o、(HR1N)m−R−(O H)o;(HO)m−R−(SH)o;H2N−(R−NH)p−R−NH2、(式中、Rお よびR1は、同一又は異なり、置換または非置換C1からC18アルキレン、C5か らC15シクロアルキレン、およびC6からC18アリーレン基からなる群から選択 され、R2は、置換または非置換C6からC18アリーレン基、 mは約1から5の整数、nは約1から6の整数、oは約1から5の整数、およびp は約1から5の整数である。)から選択される請求項1記載の樹枝状高分子。 3.繰り返し枝状部分が、以下の構造: (式中、R4は置換または非置換C1からC18アルキレン、C5からC18シクロア ルキレン、またはC6からC18アリーレン基である。)を有する請求項2記載の 樹枝状高分子。 4.前記枝状分子が以下の構造: (式中、R3は置換または非置換C1からC18アルキレン、C5からC18シクロア ルキレンまたはC6からC18アリーレン基、Zは−CH=CH2、−CHO、−C O−、−CONH2、−COCl、−COOR、−COOH、−X、−N3、−N O2、−CN、−NHOH、−NH3 +-からなる群から選択される基である;X はCl、Br、IおよびOHである。)を有する請求項1記載の樹枝状高分子。 5.前記枝状分子が以下の構造: (式中、R4はH、置換または非置換C1からC18アルキレン、C5からC18シク ロアルキレンまたはC6からC18アリーレン基である。)を有する置換または非 置換分子からなる群から選択される請求項4記載の樹枝状高分子。 6.少なくとも二つの活性HX−官能基(ここで、HX−官能基はHN、HS 、HP、HO−アリール、HOOC基から選択される。)を有するコア分子を、 一つのエポキシド基および少なくとも1級アミノ基の発生に適した少なくとも一 つの基を有する枝状分子と反応させる工程からなる樹枝状高分子の製造方法。 7.さらに、1級アミノ基の発生に適した前記基を1級アミンへ反応させ、一 つのエポキシド基および少なくとも一つの1級アミノ基の発生に適した少なくと も一つの基を有する枝状分子を前記発生した1級アミノ基に添加反応させ、およ び反応を停止させる工程からなる請求項6記載の方法。 8.反応を終了させる前記工程が、少なくとも置換または非置換モノエポキシ ド、モノイソシアネート、またはアクリレートをデンドリマーのアミノ官能基に 添加反応させることを特徴とする請求項7記載の方法。 9.前記反応および前記添加反応を少なくとも1回繰り返すことを特徴とする 請求項7記載の方法。 10.請求項6記載の方法に従い製造された高分子。 11.出発反応物の容量から約5容量%未満の収縮率である請求項10記載の 高分子。
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