JP2001503696A - 自動車用ドアモジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 自動車用ドアアセンブリ（１０）が開示される。ドアアセンブリ（１０）は、第１の側および第２の側（２２）を有する成形ドアパネル（１２）を備えている。ドアパネルの第１の側は、自動車の車内に面するようになっている。ドアパネルの第２の側（２２）は、ベルトライン補強材（１４）、ロックアンドキャッチ・アセンブリ（１６）、およびウインド上昇アセンブリを支持する。本発明のドアアセンブリは、ドア外部と結合されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用ドアモジュール 技術分野 本発明は、自動車用ドアに関し、より詳細には、モジュール式自動車用ドアア センブリに関する。 背景技術 自動車用ドアは通常、板金製の内部および外部ドアパネルと、車内に面した内 部トリムパネルと、これらのパネル間に位置する種々のハードウェアとを有して いる。通常、これらのドア部品は、同時に同じ場所で組み立てられている。近年 、ドア全体を組み立てる時間と複雑さを軽減するため、ハードウェアの一部を一 体のサブユニットとして構成する提案がなされている。次いで、このサブアセン ブリは、任意の場所と時間においてドアの残部と結合される。 例えば、キムラ等に付与された米国特許第５，３５５，６２９号は、組立プロ セスを容易にするため３つのモジュールを互いに結合して組み立てる自動車用ド アを示している。バルダマス等に付与された同第４，６４８，２０８号は、組み 込みユニット（特に、窓ガラス付きの窓ハンドル）が予め組み立てられているユ ニットキャリアを備えた自動車用ドアを示している。ベイソン等に付与された同 第４，８８２，８４２号は、１以上の基本的な機械及び／又は電気部品を含むド アの内部トリムパネルが予め組み立てられたモジュール式トリムパネルユニット を示している。 しかしながら、自動車用ドアの組立方法に要する時間と複雑さを軽減する設計 を開発する目標が残されている。 発明の概要 本発明は、自動車用ドアアセンブリである。ドアアセンブリは、第１の側およ び第２の側を有する成形ドアパネルを備えている。ドアパネルの第１の側は、自 動車の車内に面するようになっている。ドアパネルの第２の側は、ベルトライン 補強材、ロックアンドラッチ・アセンブリ、およびウインド上昇アセンブリを支 持する。本発明のドアアセンブリは、ドア外部と結合されるようになっている。 したがって、本発明の目的は、成形プラスチックで形成された、上述の型式の ドアアセンブリを提供することである。 本発明の別の目的は、自動車用ドアの組立方法を単純化する、上述の型式のド アアセンブリを提供することである。 本発明の更に別の目的は、ドア外部パネルとの組立前に電気部品を試験するこ とができる、上述の型式のドアアセンブリを提供することである。 本発明のこれらの及び他の目的、特徴、及び利点は、添付図面を参照して、本 発明を実施するための最良の態様に関する以下の詳細な説明を読むことにより、 容易に明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 第１図は、自動車の右側の本発明によるドアアセンブリの斜視図である。第２ 図は、自動車の左側のドアアセンブリの別の実施例の斜視図である。第３図は、 ベルトライン補強材およびドアウインドフレーム・サブアセンブリの斜視図であ る。第４図は、ドアアセンブリに連結されたベルトライン補強材およびドアウイ ンドフレーム・サブアセンブリの斜視図である。第５図は、第１図の線５−５に 沿った、ドアアセンブリの自動整列、自動ドッキング電気接続部の横断面図であ る。第６図は、ドア外部パネルとの取付け方法を示した、ドアアセンブリの斜視 図である。第７図は、ドア外部パネルとの別の取付け方法を示した、ドアアセン ブリの別の実施例の斜視図である。第８図は、部品のドアトリムパネルへの組立 前の射出生成ドアトリムパネルおよびベルトライン補強材の斜視図である。第９ 図は、部品のドアトリムパネルへの組立前の圧縮成形ドアトリムパネル、ベルト ライン補強材、ラッチ補強材、およびスピーカー補強材の斜視図である。第１０ 図は、ガラス繊維強化ウレタンドアトリムパネルおよび成形ベルトライン補強材 の斜視図である。第１１図は、ドアアセンブリに使用される独立気胞フォームの ウォーターシールドの斜視図である。第１２図は、ウォーターシールドを適所に 備えたドアアセンブリの別の実施例の斜視図である。第１３図は、第１２図の線 １３−１３に沿った横断面図である。第１４図は、外部ロック及びハンドルアセ ンブリの拡大斜視図である。第１５図は、外部ロック及びハンドルアセンブリの 拡大背面斜視図である。第１６図は、殆ど組み立てられた外部ロック及びハンド ルアセンブリの斜視図である。第１７図は、第６図および第７図と同様な斜視図 であって、ドアトリムパネルのドア外部パネルへの別の取付け方法を示したもの である。第１８図は、ドアアセンブリの更に別の実施例の斜視図である。第１９ 図は、ドアアセンブリの更に別の実施例の斜視図である。第２０図は、ドアアセ ンブリの更に別の実施例の斜視図である。第２１図は、第１７図と同様な斜視図 であって、ドアトリムパネルのドア外部パネルへの更に別の取付け方法を示した ものである。第２２図は、第２１図に示されたドアアセンブリの横断面図である 。 発明を実施するための最良の態様 図面を参照して、本発明の実施例について説明する。第１図および第２図は、 本発明による自動車用ドアアセンブリ１０を示している。ドアアセンブリ１０は 、ベースドアトリムパネル即ち基板１２と、ベルトライン補強材１４と、ロック アンドキャッチ（lock and catch）・アセンブリ１６と、ウインド上昇アセンブ リ１８とを備えている。ベースドアパネル１２は好ましくは、硬化後は比較的硬 いポリプロピレン、工業用アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢＳ）、又 はガラス繊維強化複合材のようなオレフィン系熱可塑性樹脂を含んだ一体の射出 成形品である。 ベースドアパネル１２は、第１の側すなわち前側と、第２の側すなわち後側２ ２とを有している。前側は、自動車の車内に面するようになっており、付属品す なわち一体部品として、アームレストと、ボルスターと、マップポケット２４と 、布製アップリケ又は他のトリム仕上げ材と、ライト又はリフレクタと、電源制 御装置と、スピーカー室２６及びスピーカーグリルと、装飾カーペットとを有し ている。 ベルトライン補強材１４は、ドアパネル１２に大きな構造剛性を提供し、特に 、サイドウインドガラス２８が挿入される構造体（すなわち、従来はドア内部の 部 品と同じ構造体によって通常得られる機能）を提供する。ベルトライン補強材１ ４は、ドアパネル１２と一体に形成してもよく、ドアパネルの後側２２に取付け られる金属打抜品又は鋳造品として別個に形成してもよい。後者の場合には、ベ ルトライン補強材１４は好ましくは、鋼、マグネシウム、工業用プラスチック、 又は十分な構造的な性質を有する他の材料を含んでいる。第３図は、ベルトライ ン補強材１４’がウインドフレーム又はヘッダー２９と一体に形成され或いはウ インドフレーム又はヘッダー２９に溶接されている別の変形実施例を示しており 、第４図は、ドアパネル１２に取付けられたベルトライン補強材およびウインド フレーム・サブアセンブリを示している。 ロックアンドキャッチ・アセンブリ１６は、ドア内部ハンドル３０と、ロック アセンブリ３２と、キャッチアセンブリ３３とを有している。ドア内部ハンドル ３０は、ドアパネル１２に形成され或いはドアパネル１２に別個に提供され取付 けられたドアハンドルハウジング３４内の適所に摺動する。金属ブラケットが、 外部ハンドルアセンブリ３９をドアパネル１２に取付けている。キャッチアセン ブリ３３は、好ましくはねじ４３のような３つのファスナによって、ドアパネル に固定されている。ロック解除ロッド４１が、ロックアセンブリ３２の鍵穴とキ ャッチアセンブリ３３との間に延びており、ロック解除ロッド４５が、ロックア センブリと外部ハンドルアセンブリ３９との間に延びている。ケーブル３８が、 周知のように、ドア内部ハンドル３０をロックアセンブリ３２に連結している。 ロックアンドキャッチ・アセンブリ１６は、盗難防止用ロック取付け機能とガラ ス縁ガイド機能とを結合して一体ユニットにしている。 第１４図〜第１６図は、ロック及び外部ハンドルアセンブリの別の実施例１０ ０を示している。アセンブリ１００は、アセンブリをベルトライン補強材１４に 取付ける金属取付けブラケットの別の実施例１０１を有している。第１図および 第２図に示される対応品とは異なり、ブラケット１０１は、後述するようなガラ ス走行ガイドを有していない。カバー又はキャリヤ１０２が、ブラケット１０１ の突起部１０５に好ましくはスナップ嵌めによって係合する孔１０４の付いたフ ランジ１０３を有している。アーム１０６、１０７が、キャリヤ１０２の垂直ス ロット１０８、１０９を通り、キャリアに設けられた粘着シール１１０を 経て、板金ドア外面１１３のスロット１１１、１１２の外部に延び、外部ハンド ル１１４にスナップ嵌めされている。アーム１０６、１０７を固定するため、ピ ン１２７が、キャリヤの後側の突起部１２８を通り、アーム１０６の孔を介し、 ばね１２９及びアーム１０７の孔を経て延び、ピン１３０と合致している。 ロック解除ロッド４１は、上端がロックカム１１６の孔１１５に取付けられ、 下端がドアラッチ１１８の突起部１１７に取付けられている。同様に、ロック解 除ロッド４５は、上端がアーム１０６の孔１１９に取付けられ、下端がドアラッ チ１１８の突起部１２１に取付けられている。ファスナ１２２が、キャリヤ１０ ２のスロット１２３、１２４及びシール１１０を通って延びてユニット１００を サブアセンブリとして固定しており、外部パネル１１３に取付けられたドッグハ ウスブラケット１２６にスナップ嵌めしてユニット１００を外部パネルに固定す る。トリムパネル１２を外部パネルに取付けた後、ハンドル１１４は、アーム１ ０６、１０７にスナップ嵌めされ、ロックシリンダ１２７が、ドア外面１１３及 びキャリヤの対応する孔に挿入され、ロックカム１１６と係合する。 再び第１図および第２図を参照すると、ウインド上昇アセンブリ１８は、モー タ４０と、略水平に配向された調節器と、ウインド調節器用の略垂直に配向され たガイド部材４４とを有している。モータ４０は、好ましくはスナップ嵌めによ って、ドアパネル１２に取付けられており、ウインドガラス２８は、１以上のフ ァスナ４６によって、調節器４２の溝に固定されている。ウインドガラス２８は 好ましくは、ガラス走行溝又は縁ガイド４８、５０によって支持されており、そ れらの各々は、ウェザーシールを有している。ガイド４８、５０は、ドアパネル １２と一体に成形してもよく、別個の金属又はプラスチック片として形成し、下 端をドアパネル１２又はベルトライン補強材１４の延長部に、そして上端をベル トライン補強材１４に固定してもよい。もちろん、モータは、ウインドガラスの 手動操作には不要である。 しかる後、調節器４２は、モータ４０がケーブル５２、５４を交互に引っ張る と、ウインドガラスを上下動させる。ベルトライン補強材１４のフランジにドア パネル１２の頂部に略隣接して取付けられたベルトラインガラスシール又はスウ ィープ５６が、付加的なウェザーシールを提供する。好ましくはポリエチレン、 ポリウレタン、又は独立気胞フォームのようなプラスチックで形成された水制御 シート６８が、ドアの内部から車内への水、騒音、埃の侵入を阻止する。 第１８図は、挟み型式又はアームアンドセクター（arm-and-sector）型式のウ インド上昇アセンブリを有するドアアセンブリの実施例５００を示している。ウ インド上昇モータ５０２が、歯付き部材５０４を回動点５０６を中心として時計 回り又は反時計回りに駆動する直角駆動装置を有している。歯付き部材５０４は 、遠位端にローラ５１０を有する延長部５０８に固定され或いは延長部と一体に 形成されている。ローラ５１０は、ウインドの底部に固定された調節器５１２の トラック内を走行する。同様なローラ５１４も、調節器のトラック内を走行し、 参照符号５１８のところで延長部５０８に枢着されたクロス部材５１６に連結さ れている。クロス部材５１６の対向端には、不動の水平トラック５２２内を走行 するローラ５２０が設けられている。トラック５２２は、ドアパネルに固定され 、モータ５０２を有するアセンブリの延長部として形成され、或いは反対端のと ころでベルトライン補強材に固定されている。モータ５０２が歯付き部材５０４ を時計回りに駆動すると、調節器５１２とウインド２８は、上昇する。歯付き部 材５０４を反時計回りに駆動すると、調節器とウインドは下降する。 第１９図は、二重調節器ウインド上昇アセンブリを有するドアアセンブリの実 施例６００を示している。２つの間隔を隔てた調節器６０２、６０４は、ガイド 部材６０６、６０８上を走行し、ウインド２８の底部に係合する。ウインド上昇 モータ６１０は、連続したケーブル６１４を両方向に引っ張り、調節器６０２、 ６０４及びウインドをガイド６０６、６０８に沿ってそれぞれ上下動させる。 第２０図は、キャッチアセンブリ７３３がドアパネル７１２上に浮かんでいる ドアアセンブリの実施例７００を示している。外部パネルとの組立前に、キャッ チアセンブリ７３３は、ロック解除ロッド及び他の取付け部品によって吊下され ており、これにより、キャッチアセンブリをドアパネル７１２に対して微小移動 させることができる。この特徴により、キャッチアセンブリ７３３をドアパネル に対して正確に位置決めすることなしに、ドア内部と外部パネルを結合させるこ とができる。最終組立のため、孔７５０を貫通するファスナが、ベルトライン補 強材７１４を外部パネルに固定し、孔７５２を貫通するファスナが、キャッチア センブリ７３３を固定する。ドアパネル７１２は、（最終的にはレシーバ７５６ に係合するアップリケ７５４で隠される）ファスナによって、ドア外部に固定し てもよい。ベルトライン補強材７１４に強化用に取付けられるドアグラブ７５８ も設けられている。 第２１図および第２２図は、ドアアセンブリの実施例８００を示しており、こ の実施例では、まずガイド８０６、８０８を外部パネルの対応する取付けレシー バに位置決めし、次いで第２２図の矢印で示されるようにドアパネル８１２を下 端を中心として回動させることによって、ドアパネル８１２が外部パネルに取付 けられている。しかる後、ドアパネル８１２を、重力によって、或いは詳細には 後述する雄型電気コネクタ８７２が第２１図および第２２図において矢印で示さ れるように雌型電気コネクタ８７４に係合するように、適所に下降させる。しか る後、後述する方法によってドアパネル８１２を外部パネルに固定する。 本発明の実施例のいずれにおいても、ドア内部と外部パネルとの係合周囲のま わりに、第２のシールを設けることができる。シールは、シールガンで形成して もよく、別個に付けられるピールアンドスティックシール(peal and stick seal )を使用してもよい。任意の形態のシールは、きしみやがたつきの発生を最少に するようにドア内部を隔離する付加的な利点を有している。 再び第１図を参照すると、配線器具５８が、全ての必要な部品に電気を流し、 スピーカーコネクタ６０、調節器コネクタ６２、パワーロックコネクタ６４のよ うなプラグイン・コネクタと、フランジ６５に連結されたパワーミラー用のコネ クタとを有している。配線器具５８は、好ましくは、ドアパネル又はベルトライ ン補強材内に成形された溝又はフック内に長さの一部又は全てを位置決めするこ とによって、所望のようにドアパネル１２に取付けられている。フォームブロッ ク７０やエアバッグのようなドア側部衝撃部材を、ドアパネル１２に固定しても よい。 自動整列及び／又は自動ドッキング電気コネクタの雄型部分７２を、第１図に 示されるドアパネル１２のヒンジ側の手前に取付けてもよい。第５図は、ドアパ ネル１２に取付けられた雄型部分７２と、ドア外部パネル２００に取付けられた 雌型部分１４０とを有する電気コネクタを示している。雄型部分７２は好ましく は、ボックス１２０内の取付けプレート１４４に配置された半球面１４３を有す る４つのばね負荷式接点１４２によって構成されている。雌型部分１４０は、同 数の逆半球又はクラウン形のレセプタ１４６によって構成されている。レセプタ １４６は、ベリリウム銅合金（ＢｅＣｏ）又は他の適当な合金で形成され、自動 車ボディの伝統的な電気コネクタに接続されている。組立の際、組立工は、正確 に位置決めされるまで、ボックス１２０を隣接する雌型部分１４０に対して移動 させるだけでよい。この時点で、接点１４２は、自動的にレセプタ１４６に適合 し、これにより電気接続を容易にする。球形接点１４２に加えて、位置決めピン （図示せず）を設けてもよい。第１図に示されるコネクタ７２を、ドアパネル１ ２の一部として第４図に示される電気延長部７６と合致させることができ、或い は延長部７６を、第６図に示されるようにコネクタ７２に接続するため板金ドア 外部の一部として別個に設けてもよい。コネクタ７２に関する更なる詳細は、１ ９９６年８月２８日に出願され、本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願（自 動整列および自動ドッキング電気コネクタ）に記載されており、この出願を参考 文献としてここに含める。電気コネクタ部分７２の代わりに、器具５８に通常の パススルー７８を設けてもよく、パススルー７８は、第２図に示されるように、 ドアのキャビティ内への透水を阻止するため、ドアからボディへのパススルーの 箇所に器具と一体のシール６６を有している。 組み立てられたドアアセンブリ１０は、ドア外部付近に運び、（ドア外部に合 致部分が設けられている場合には）電気コネクタ部分７２を合致部分と位置決め することによって、板金ドア外部と接合するようになっている。ドアアセンブリ １０は、複数のボルト又はねじによって、或いは別個のファスナ又はドアパネル と一体に成形されドアアセンブリ１０をその周囲に固定するファスナによって、 ベルトラインのところでドア外部に取付けられている。しかしながら、本発明の ドアパネルの１つの重要な利点は、ドア外部パネルと組み立てる前に電気部品を 試験することができることである。 本発明の構造ドアの組立手順は、以下の通りである。まず、ベースドアパネル １２をオフラインアセンブリ用のコンベア上に配置し、水制御設備を加える。次 いで、一体部品として形成されていなければ、ベルトライン補強材をベースドア パネルに取付ける。次いで、ドア側部衝撃部材を取付け、しかる後、ドア内部ハ ンドルを適所に摺動させて固定し、ロックサブアセンブリを３本のねじで固定す る。次いで、電気配線器具を位置決めし、コネクタを各部材付近の位置に取付け る。次いで、ロック電気取付け具を完成させる。次いで、ドア調節器を位置決め し、適所にスナップ嵌め又はねじ込み又はボルト止めし、ケーブルを引回し、ガ イドを固定し、電気接続部を作る。次いで、左右のドアガラス縁ガイドを位置決 めし、頂部と底部のところで固定し、ドアガラスシールをガイドに取付ける。 次いで、スピーカーをドアパネルにスナップ嵌めし或いはねじ込み、グリルカ バーをスピーカーにスナップ嵌めし、電気接点を完成させる。次いで、外部ハン ドルアダプタサブアセンブリ／盗難防止ブラケットを取付け、ロック解除ロッド をロックに取付ける。次いで、ベルトラインガラスシールをベルトラインフラン ジ上に押す。次いで、ドアガラスをガラス縁シール内に配置し、調節器ガイドに 位置決めし、ファスナで固定する。最後に、ミラー及び取付け用の３つのナット とフォームシールを備えた３つのスタッドを使用して、ミラーを取付ける。必要 ならば、パワー又は機械ミラーケーブルを引回し、接続する。 別の組立手順では、まず内部ハンドルベゼル３０をベースドアパネルにスナッ プ嵌めし、次いでマップポケットをベースドアパネルに固定する。次いで、後側 ２２が上方を向くようにベースドアパネルを１８０°回転させ、マップポケット を適所に接着し、ねじ止めし、超音波又は振動溶接する。次いで、ベースドアパ ネルをコンベアから取り、垂直に配向させて置き、ベルトライン補強材を加える 。これと同時に或いはその直後に、スピーカー、スピーカーグリル、フォーム、 及び配線器具を加える。配線器具を引き回した後、内部ハンドルロックケーブル ３８を加える。次いで、電気接続を行い、ガラス走行溝を加える。次いで、ウイ ンド調節器を位置決めし、電気接続する。プルカップをドアパネルアームレスト にスナップ嵌めし、例えばパワーウインド用の必要な電気接続を行う。最後に、 ウインドガラスを加え、調節器に連結する。 第６図は、ドアパネル１２をドア外部パネル２００に取付けるための１つの変 形例を示している。矢印で示されるように、まず、ドアパネル１２のラッチハウ ジング２０２をドア外部パネル２００の開口２０４に挿入し、雌型電気コネクタ １４０をドアパネル１２の雄型電気コネクタと整列させる。ドアパネル１２を外 部パネル２００に部分的に固定するため、一連のボルト又は他のファスナを、ド アパネル１２と外部パネル２００の水平整列孔２１０、２１２にそれぞれ挿入す る。パネル同士の位置決めを助けるため、ドアパネル１２の周囲の略下方に延び たウインド調節器ガイドの底部分２１３を、ドア外部パネルに形成された凹部２ １５に着座させる。 第７図は、ドアパネル１２を外部パネル２００’に取付けるための別の変形例 を示している。矢印で示されるように、ラッチフランジ２１４が外部パネルのノ ッチ２０４’に嵌め込まれ、電気延長部７６がノッチ２０６と整列するように、 ドアパネル１２をドア外部パネル２００’に真っ直ぐに挿入する。対角線方向に 整列した取付け孔２１０’、２１２’をパネル１２、２００’にそれぞれ設け、 しかる後、パネルを上述のように互いに固定する。この装荷を助けるため、ウイ ンド調節器ガイド部分２１３を再び凹部２１５に着座させる。 第１７図は、外部パネル２００’’の凹部２１５と協働する部分２１３によっ てドアパネル１２’が位置決めされている、別の変形例を示している。ドアパネ ル１２’によって構成された平面と略直交方向に挿入されるねじ２５０、フラン ジ２５４を通りドア外部パネルの部分２５６内に至る平面と略平行方向に挿入さ れるねじ２５２を含む、ファスナによって、ドアパネル１２’を固定する。 ベースドアパネル１２は、射出成形又は圧縮成形され、或いはガラス繊維強化 ウレタン（ＧＲＵ）で形成されている。第８図〜第１０図は、これらの各方法に よってそれぞれ形成された別のドアパネル１２の後側を示している。第９図では 、（両方とも好ましくは射出成形された）スピーカー補強材とマップポケットの 結合体３００およびラッチ補強材３０２が設けられている。第１０図のＧＲＵド アトリムパネルでは、フランジ３０４のみが露出されるように、ベルトライン補 強材１４が成形されている。 第１１図は、本発明のドアアセンブリに使用されるウォーターシールド４００ を示している。ウォーターシールド４００は好ましくは、ポリエチレン、ポリウ レタン、又は独立気胞フォームで形成されており、接着剤ビード４０２のような 手段によって、第１２図および第１３図に示されるようなドアパネル区画室上で 少なくとも部分的にシールされている。 上述の本発明の形態が本発明の好ましい実施例となるが、これらは、本発明の 形態の全てを示すことを意図するものではない。また、用語は、限定的なもので はなく例示的なものであり、本発明の精神と範囲を逸脱することなしに、種々の 変更をなし得ることを理解すべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ０８／７３９，６８１ (32)優先日 平成８年10月29日(1996．10．29) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (31)優先権主張番号 ０８／７９９，１９９ (32)優先日 平成９年２月13日(1997．2．13) (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ (72)発明者 モリソン ジェラルド オー アメリカ合衆国 ミシガン州 48025 バ ーミンガム プランテーション 20150 (72)発明者 キャノン カーター エス アメリカ合衆国 ミシガン州 48075 サ ウスフィールド ジョージ ワシントン 15651 (72)発明者 レシェン キンバリー シー アメリカ合衆国 ミシガン州 48335 フ ァーミントン ヒルズ アイゼンハワー コート ＃508―37260

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．自動車用ドアアセンブリであって、 内側および外側を有するドアパネルを備え、内側が、自動車の車内に面する ようになっており、 ドアパネルの外側に取付けられ、閉鎖位置においてドアアセンブリを取り外 し可能に固定するように作動されるキャッチと、 ドアパネルの外側に取付けられ、キャッチと係合してキャッチの選択的な作 動を可能にするロックとを備えていることを特徴とするドアアセンブリ。 ２．ドアパネルの外側に取付けられ、キャッチを作動させるようになった外部ハ ンドルを更に備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のドアアセ ンブリ。 ３．ロックが、ロックアセンブリの一部として形成され、ロックアセンブリが、 ガラス縁ガイドを備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のドア アセンブリ。 ４．ドアパネルに取付けられ、キャッチを作動させるようになった内部ハンドル を更に備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ 。 ５．内部ハンドルが、ドアパネルに形成されたドアハンドルハウジングに取付け られていることを特徴とする請求の範囲第４項に記載のドアアセンブリ。 ６．内部ハンドルが、ケーブルによって、キャッチに連結されていることを特徴 とする請求の範囲第４項に記載のドアアセンブリ。 ７．ドアパネルの外側に連結されたベルトライン補強材を更に備えていることを 特徴とする請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 ８．ベルトライン補強材が金属を含んでいることを特徴とする請求の範囲第７項 に記載のドアアセンブリ。 ９．ベルトライン補強材がプラスチックを含んでいることを特徴とする請求の範 囲第７項に記載のドアアセンブリ。 10．ドアパネルの外側に連結されたウインド調節器を更に備えていることを特徴 とする請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 11．ウインド調節器と係合するウインドを更に備えていることを特徴とする請求 の範囲第１０項に記載のドアアセンブリ。 12．ウインド調節器に作動的に連結されたモータを更に備えていることを特徴と する請求の範囲第１０項に記載のドアアセンブリ。 13．ウインド調節器が、ドアパネルの外側に連結され、略垂直に配向された部材 に沿って移動するようになっていることを特徴とする請求の範囲第１０項に記 載のドアアセンブリ。 14．ドアアセンブリへの側部衝撃を消散させるための手段を更に備えていること を特徴とする請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 15．側部衝撃を消散させるための手段が、ドアパネルの外側に隣接して配置され たフォームを含んでいることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のドアア センブリ。 16．ドアパネルに取付けられたマップポケットを更に備えていることを特徴とす る請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 17．ドアパネルが、スピーカーの窪みを有していることを特徴とする請求の範囲 第１項に記載のドアアセンブリ。 18．ドアパネルの外側に連結された配線器具を更に備えていることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 19．ドアパネルが、射出成形されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載のドアアセンブリ。 20．ドアパネルが、圧縮成形されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載のドアアセンブリ。 21．ドアパネルが、オレフィン系熱可塑性樹脂を含んでいることを特徴とする請 求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 22．ドアパネルが、ポリプロピレンを含んでいることを特徴とする請求の範囲第 １項に記載のドアアセンブリ。 23．ドアパネルが、アクリロニトリルブタジエンスチレンを含んでいることを特 徴とする請求の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 24．ドアパネルが、ガラス繊維強化複合材を含んでいることを特徴とする請求の 範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 25．ドアパネルに取付けられたヘッダーを更に備えていることを特徴とする請求 の範囲第１項に記載のドアアセンブリ。 26．自動車用ドアアセンブリであって、 内側および外側を有するトリムパネルを備え、内側が、自動車の車内に面す るようになっており、 トリムパネルの外側に取付けられ、閉鎖位置においてドアアセンブリを取り 外し可能に固定するように作動されるキャッチと、 トリムパネルの外側に取付けられ、キャッチを作動させるようになった外部 ハンドルとを備えていることを特徴とするドアアセンブリ。 27．トリムパネルの外側に取付けられ、キャッチと係合してキャッチの選択的な 作動を可能にするロックを更に備えていることを特徴とする請求の範囲第２６ 項に記載のドアアセンブリ。 28．ロックが、ロックアセンブリの一部として形成され、ロックアセンブリが、 ガラス縁ガイドを備えていることを特徴とする請求の範囲第２６項に記載のド アアセンブリ。 29．トリムパネルに取付けられ、キャッチを作動させるようになった内部ハンド ルを更に備えていることを特徴とする請求の範囲第２６項に記載のドアアセン ブリ。 30．内部ハンドルが、トリムパネルに形成されたドアハンドルハウジングに取付 けられていることを特徴とする請求の範囲第２９項に記載のドアアセンブリ。 31．内部ハンドルが、ケーブルによって、キャッチに連結されていることを特徴 とする請求の範囲第２９項に記載のドアアセンブリ。 32．トリムパネルの外側に連結されたベルトライン補強材を更に備えていること を特徴とする請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 33．ベルトライン補強材が金属を含んでいることを特徴とする請求の範囲第３２ 項に記載のドアアセンブリ。 34．ベルトライン補強材がプラスチックを含んでいることを特徴とする請求の範 囲第３２項に記載のドアアセンブリ。 35．トリムパネルの外側に連結されたウインド調節器を更に備えていることを特 徴とする請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 36．ウインド調節器と係合するウインドを更に備えていることを特徴とする請求 の範囲第３５項に記載のドアアセンブリ。 37．ウインド調節器に作動的に連結されたモータを更に備えていることを特徴と する請求の範囲第３５項に記載のドアアセンブリ。 38．ウインド調節器が、トリムパネルの外側に連結され、略垂直に配向された部 材に沿って移動するようになっていることを特徴とする請求の範囲第３５項に 記載のドアアセンブリ。 39．ドアアセンブリへの側部衝撃を消散させるための手段を更に備えていること を特徴とする請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 40．側部衝撃を消散させるための手段が、トリムパネルの外側に隣接して配置さ れたフォームを含んでいることを特徴とする請求の範囲第３９項に記載のドア アセンブリ。 41．トリムパネルに取付けられたマップポケットを更に備えていることを特徴と する請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 42．トリムパネルが、スピーカーの窪みを有していることを特徴とする請求の範 囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 43．トリムパネルの外側に連結された配線器具を更に備えていることを特徴とす る請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 44．トリムパネルが、射出成形されていることを特徴とする請求の範囲第２６項 に記載のドアアセンブリ。 45．トリムパネルが、圧縮成形されていることを特徴とする請求の範囲第２６項 に記載のドアアセンブリ。 46．トリムパネルが、オレフィン系熱可塑性樹脂を含んでいることを特徴とする 請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 47．トリムパネルが、ポリプロピレンを含んでいることを特徴とする請求の範囲 第２６項に記載のドアアセンブリ。 48．トリムパネルが、アクリロニトリルブタジエンスチレンを含んでいることを 特徴とする請求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 49．トリムパネルが、ガラス繊維強化複合材を含んでいることを特徴とする請求 の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 50．トリムパネルに取付けられたヘッダーを更に備えていることを特徴とする請 求の範囲第２６項に記載のドアアセンブリ。 51．自動車用ドアアセンブリを製造するため、自動車の外部ドアパネルと結合し 補強するための構造ドアトリムモジュールであって、 内側、および構造的な特徴をもつ外側を有する内部ドアパネルを備え、内側 が、自動車の車内に面し、外側が、外部ドアパネルに面するようになっており 、 構造的な特徴を提供するため、内部ドアパネルの外側に取付けられ、間隔を 隔てた箇所において外部ドアパネルと接触するようになった空間部分を有する 内部ドアパネル補強材を備え、各空間部分が、内部ドアパネルに容易に接近で き、外部ドアパネルとの着脱を容易にできるように取り外し可能に且つ構造的 に固定するように作動されることを特徴とする構造ドアトリムモジュール。 52．前記間隔を隔てた箇所が、内部ドアパネルの両側にあり、内部ドアパネルを 外部ドアパネルと結合して固定するとき、内部ドア補強材の空間部分に容易に 接近できることを特徴とする請求の範囲第５１項に記載の構造ドアトリムモジ ュール。 53．内部ドアパネルの外側に取付けられ、内部ドアパネルを外部ドアパネルと結 合して固定するとき、外部ドアパネルを自動車に対して選択的に係止したり係 止解除したりするためのロックを備え、該ロックが、内部ドアパネル補強材の 前記空間部分の１つに十分に隣接しており、内部ドアパネルを外部ドアパネル と結合して固定するとき、ロックに容易に接近でき、空間部分の１つにおいて ロックを外部ドアパネルと結合して取り外し可能に且つ構造的に固定するよう に作動されることを特徴とする請求の範囲第５１項に記載の構造ドアトリムモ ジュール。 54．内部ドアパネル補強材の前記空間部分の１つが、ロックに隣接して内部ドア パネルと実質的に直交するように構成され、内部ドアパネルとロックの両方が 外部ドアパネルと結合して固定されているとき、前記間隔を隔てた箇所の１つ における前記空間部分の１つを外部ドアパネルの周囲部分と接触させることを 特徴とする請求の範囲第５３項に記載の構造ドアトリムモジュール。 55．窓ガラスフレームと、内部ドアパネル補強材に取付けられ、窓ガラスを窓ガ ラスフレームに出入りさせるように作動される窓ガラス調節器とを有している ことを特徴とする請求の範囲第５１項に記載の構造ドアトリムモジュール。 56．内部ドアパネル補強材が、自動車に衝撃を与える破壊荷重に抵抗するように 形作られていることを特徴とする請求の範囲第５１項に記載の構造ドアトリム モジュール。 57．内部ドアパネル補強材が、内部ドアパネルを外部ドアパネルと結合して固定 したとき、ドアプルサポートを形成するように形作られていることを特徴とす る請求の範囲第５１項に記載の構造ドアトリムモジュール。 58．内部ドアパネル補強材に取付けられたロックを有し、ロックが、ロックを作 動させるためのハンドルを有し、ハンドルが、内部ドアパネルを外部ドアパネ ルと結合して固定したとき、外部ドアパネルを通って外部把持位置に延びるよ うになっていることを特徴とする請求の範囲第５１項に記載の構造ドアトリム モジュール。 59．ロックに連結されたドアハンドルと、前記空間部分間の内部ドアパネル補強 材に設けられ、内部ドアパネルを外部ドアパネルと結合して固定したとき、ド アハンドルを補強するため、内部ドアパネルの内側にドアハンドルを受け入れ るための内部ドアハンドル凹部とを有していることを特徴とする請求の範囲第 ５３項に記載の構造ドアトリムモジュール。 60．内部ドアパネルを外部ドアパネルと結合して固定したとき、車内への水、騒 音、埃の侵入を阻止するため、内部ドアパネルと外部ドアパネルとの間で内部 ドアパネルの外側を被覆する水制御システムを有することを特徴とする請求の 範囲第５１項に記載の構造ドアトリムモジュール。 61．内部ドアパネル補強材のフランジと、水制御システムの一部として前記フラ ンジに取付けられたベルトラインガラスシールとを有していることを特徴とす る請求の範囲第６０項に記載の構造ドアトリムモジュール。 62．内部ドアパネルの外側に設けられた電気装置を有し、水制御システムが、前 記電気装置をシールするように形作られたシートであることを特徴とする請求 の範囲第６０項に記載の構造ドアトリムモジュール。 63．自動車用のドアアセンブリであって、開口を構成する周囲フランジを有する 外部ドアパネルと、開口に挿入される構造ドアトリムモジュールとを備え、構 造ドアトリムモジュールが、開口に挿入される前に、試験することができ調整 することができる複数の電気部品を有しているドアアセンブリにおいて、 構造ドアトリムモジュールが、 内側、および自動車ドアアセンブリの構造的な特徴をもつ外側を有する内部 ドアパネルを備え、内側が、自動車の車内に面し、外側が、外部ドアパネルに 面するようになっており、 構造的な特徴を提供するため、内部ドアパネルの外側に取付けられ、空間部 分を有する内部ドア補強部材を備え、前記空間部分の少なくとも１つが、外部 ドアパネルの周囲フランジと接触し、前記空間部分が各々、内部ドアパネルに 容易に接近でき、外部ドアパネルとの着脱を容易にできるように取り外し可能 に且つ構造的に固定するように作動されることを特徴とするドアアセンブリ。 64．周囲フランジが、内部ドアパネルと外部ドアパネルとの間に延びていること を特徴とする請求の範囲第６３項に記載のドアアセンブリ。 65．自動車用ドアを組み立てる方法であって、 周囲フランジを有する外部ドアパネルを準備し、周囲フランジが、外部ドア パネルと実質的に直交した第１のフランジ部分と、第１のフランジ部分から間 隔を隔て、外部ドアパネルと実質的に平行な第２のフランジ部分とを有し、 内側、および構造的な特徴をもつ外側を有する内部ドアパネルを備えた構造 ドアトリムモジュールを形成し、前記内側が、自動車の車内に面し、前記外側 が、外部ドアパネルに面するようになっており、 内部ドアパネル補強材を内部ドアパネルの外側に取付けて、内部ドアパネル に構造的な特徴を与え、 間隔を隔てた補強フランジ部分を、外部ドアパネルの第１および第２のフラ ンジ部分とそれぞれ接触するようになった内部ドアパネル補強材に形成し、 第１の補強フランジ部分が、外部ドアパネルの第１のフランジ部分に容易に 接近でき且つ接触し、第２の補強フランジ部分が、外部ドアパネルの第２のフ ランジ部分に容易に接近でき且つ接触するように、構造ドアトリムモジュール を外部ドアパネルに隣接して位置決めし、 補強フランジ部分の各々を外部ドアパネルのフランジ部分にそれぞれ固定す ることによって、構造ドアトリムモジュールを外部ドアパネルに取り外し可能 に固定し、これにより外部ドアパネルを構造ドアトリムモジュールで補強する ことを特徴とする方法。 66．構造ドアトリムモジュールが外部ドアパネルに隣接して位置決めされる前に 、電気部品を構造ドアトリムモジュールの一部として内部ドアパネルの外側に 取付け、前記外側および電気部品をウォーターシールドでシールすることを特 徴とする請求の範囲第６５項に記載の方法。