JP2001501979A - カルシトニン擬態物としてのジアルキルウレア - Google Patents

カルシトニン擬態物としてのジアルキルウレア

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Abstract

(57)【要約】 カルシトニン擬態物として機能するジアルキルウレア化合物が記載される。これらの化合物は、骨の吸収に関連する病気の治療に役立つ。本発明のカルシトニン擬態物は、カルシトニンレセプター活性の決定のためのアッセイにも役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】 カルシトニン擬態物としてのジアルキルウレア 発明の背景 骨は動的な組織であり、成人骨格のホメオスタシスには、骨吸収と骨形成との バランスが必要である。このバランスには、破骨細胞と骨芽細胞が重要な役割を 果たしている。破骨細胞が骨吸収を起こし、そして骨芽細胞が新しい骨マトリッ クスを合成沈積を起こす。骨ホメオスタシスの平衡異常が、骨粗鬆症、ページェ ット病、及び副甲状腺冗進症に伴なわれている。 破骨細胞と骨芽細胞の活性は、全身性ホルモンと、増殖因子及びサイトカイン の局所的生産との複雑な相互作用によって調節されている。哺乳動物の甲状腺及 び胸腺から分泌されるペプチドホルモンであるカルシトニンが、骨ホメオスタシ スの維持に重要な役割を果たしている。カルシトニンは、破骨細胞上の特異的カ ルシトニン受容体との結合及び活性化を介して、骨吸収を抑制し(The Calcitoni ns-Physiology and Pharmacology Azria(ed.),Karger,Basel,Su.,1989)、そ の結果、骨から血清中に放出されるカルシウム量が減少する。骨吸収のこの様な 抑制は、例えば、骨粗鬆症の治療のためにカルシトニンを用いることによって引 き起こされる。この骨粗鬆症は、衰弱性の痛みを伴う骨折をしばしば引き起こす 骨量の減少を特徴とする疾患である。カルシトニンは、ページェット病の治療に も用いられ、この疾患の主要な症状である骨痛を早急に緩和する。この鎮痛作用 は、骨粗鬆症又は転移性骨疾患の患者においても認められていて、糖尿病性神経 障害、ガン、片頭痛及び子宮摘出後症状に伴う痛みを緩和することが報告されて いる。骨痛の減少は、骨 吸収の減少の前に起きる。 サーモンのカルシトニンは、ヒト型のカルシトニンよりも、骨吸収を停止させ るためにかなりより有効であることが示された。この現象を説明するために、い くつかの仮説が提唱されている:1)サーモンカルシトニンは、分解に対する抵 抗性がより強い;2)サーモンカルシトニンの代謝性清掃率(MCR)がより低い; 及び、3)サーモンカルシトニンは、少し異なった立体構造を有し、その結果、 骨上の受容体部位への新和性がより高い。 人間においてサーモンカルシトニンを使用することに伴う利点があるにもかか わらず、欠点もある。骨粗鬆症の治療では、例えば、その平均費用は週あたり$ 75を超え、5年間以上の間毎日予防投与する。米国では、カルシトニンは、注射 によって投与しなければならず、この薬剤を用いる疾患症状は、大抵生命をおび やかすものでないので、患者の承諾は少ない。長期使用から、カルシトニン治療 に対して耐性が起こり得る。この耐性すなわち「逸脱現象」を惹起する原因はわ かっていない(page 1093,Principles of Bone Biology,Bilezikian et al., (eds.)Academic Press,NY;Raisz et al.,Am .J.Med.43:684-90,1967; McLeod and Raisz,Endocrine Res .Comm.8:49-59,1981;Wener et al.,End ocrinology .90 :752-9,1972 and Tashjian et al.,Recent Prog .Horm.Res .34 :285-303,1978参照)。天然のカルシトニンの代りに、又は天然カルシト ニンと交互に、カルシトニン凝似物質を用いることによって、長期間の使用にお ける当治療に対する耐性を回避できるだろう。更に、患者の中には、非ヒトカル シトニンに対する抗体が生成する患者がいて、この様な患者に対して、カルシト ニン凝似物質は有用であるだろう。 当業界では、骨吸収を抑制する代替方法が求められている。本発 明は、これらの要望及びその他の要求を満たすものである。 発明の要約 本発明は、カルシトニン凝似物質として有用である単離化合物を提供する。本 明細書では、用語「カルシトニン凝似物質」とは、カルシトニンによる受容体と の相互作用、及びそのシグナル伝達経路によって誘起される効果を凝似する能力 、そして前記相互作用を介して、Gタンパク質仲介性のアデニルシクラーゼの活 性化を刺激する能力を有する化合物を意味する。 本発明の1つの点は、式Iの化合物を提供することである:(式中R1及びR2は、各々独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキ ル、1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換アリール、アルキ ルアリール、置換アルキルアリール、炭素環、置換炭素環、複素環、置換複素環 、及びそれらの結合体の群中から選択され、前記結合体は、縮合又は共有結合さ れたもので、そして前記置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリ ールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアル キルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリール の群中から選択され;R3は、2,5−二置換アリールであり;R4及びR5は 、各々独立に、水素及び1〜6個の炭素原子を有するアルキルの群中から選択さ れるか、あるいは、これらは、一緒に、飽和又は不飽和5員環、飽和又は不飽和 6員環、及び飽和又は不飽和7員環の群中から選択された環からなり;Z及びX は、各々独立に、NH,O,S、又はNRの群中から選択され、Rは、1〜6個の炭 素原子を有する低級アルキル基であり;n及びmは、各々独立に0〜6のいずれ かの整数である)。1つの実施態様では、R1は、フェニル、置換フェニル、ベ ンジル、置換ベンジル、ナフチルメチル、置換ナフチルメチル、インドリルメチ ル、及び置換インドリルメチルの群中から選択され;R2は、1〜6個の炭素原 子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、ベンジル、置換 ベンジル、ナフチルメチル、及び置換ナフチルメチルの群中から選択され;前記 置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオ キシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキル アミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールの群中から選択され;R 4及びR5は水素であり;ZはOであり;XはNHである。これに関連する実施態 様では、R1は、4−エトキシベンジル、1−エチル−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルロベンジル、4−インドベンジル、2−ナフチルメチル又はフェ ニルであり;そしてR2は、エチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチル である。 別の実施態様では、本化合物は以下の式を有する: (式中R1及びR2は、各々独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキ ル、1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換アリール、アルキ ルアリール、置換アルキルアリール、炭素環、置換炭素環、複素環、置換複素環 、及びそれらの結合体の群中から選択され、前記結合体は、縮合又は共有結合さ れたもので、そして前記置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリ ールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアル キルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリール の群中から選択され;S1,S3及びS4は、各々独立に、水素、ハロゲン、ハ ロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロ アルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、 アシル、アルキル及びアリールの群中から選択され;そして、S2及びS5は、 各々独立にアルキル又はアリールである)。1つの実施態様では、R1は、フェ ニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ナフチルメチル、置換ナフチル メチル、インドリルメチル、及び置換インドリルメチルの群中から選択され;R 2は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を有するアル ケニル、ベンジル、置換ベンジル、ナフチルメチル、及び置換ナフチルメチルの 群中から選択され;前記置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリ ールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアル キルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリール の群中から選択され;そしてS2及びS5は、t−ブチルである。これに関連す る実施態様では、R1は、4−エトキシベンジル、1−エチル−インドリルメチ ル、ベンジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−ク ロロベンジル、4−フルロベンジル、4 −インドベンジル、2−ナフチルメチル又はフェニルであり;R2は、エチル、 アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そしてS2及びS5は、t− ブチルである。 他の実施形態として、本発明は、薬学的に許容できるキャリアー中に上述のご とき化合物を効果量含む医薬組成物を提供する。 その他の態様として、本発明は、骨に係る疾患を患う患者に上述のごとき擬カ ルシトニン化合物(カルシトニン擬態物)の効果量を投与することを含む、骨に 係る疾患の処置方法を提供する。関連する実施形態において、骨に係る疾患は、 骨粗しょう症、ページェット症、上皮小体機能冗進症(副甲状腺機能冗進症)、 骨軟化症、歯周アプリケーション(periodontal applications)(骨の喪失:bon e loss)、悪性高カルシウム血症(hypercalcemia of malingnancy)、幼児高カ ルシウム血症(hypercalcemia of infancy)を含む群から選択される。 他の実施形態において、本発明は、上述したごとき擬カルシトニン化合物の効 果量を当該骨の吸収阻止を必要とする患者に投与することを含む、骨の吸収の阻 止方法を提供する。 また、他の実施形態において、本発明は、上述したごとき擬カルシトニン化合 物の効果量を、鎮痛効果を必要とする患者に投与することを含む、当該沈痛効果 を提供する方法を提供する。関連する実施形態において、鎮痛効果は、骨痛から の解放を提供する。 他の実施形態において、本発明は、上述したごとき擬カルシトニン化合物の効 果量を、胃の分泌(gastric secretion)阻止を必要とする患者に投与することを 含む、胃の分泌の阻止に関連する健康状態(conditions)の処置方法を提供する 。関連する実施形態において、胃の分泌の阻止に関連する健康状態は胃腸障害で ある。 本発明のこれらの、またその他の実施形態は、下記の詳細な説明 および添付の図面を参照することにより、明らかになろう。 発明の詳細な説明 [略語] 本明細書において、下記の略語を使用する。Boc:t−ブトキシカルボニル 、DCM:ジクロロメタン、DME:ジメトキシエタン、DMF:ジメチルホル ムアミド、EtOAc:エチルアセタート、Fmoc:フルオレニルメトキシカ ルボニル、TFA:トリフルオロアセチックアシド。ここで引用された全ての参 照は、そっくりそのまま参照されて一体とされる。 本発明において有用なカルシトニン擬似物質(擬態物)は、カルシトニンとそ のレセプターとの相互作用を模倣することができ、また、その擬似作用により、 アデニルシクラーゼのG−プロテイン仲介活性化、または択一的信号変換経路に よるCREの活性化を刺激する化合物である。これらの擬似物質は、下記の一般 式で表わされる。 この式において、R1およびR2は、各々独立に、水素、1〜6の炭素原子を 有するアルキル基、1〜6の炭素原子を有するアルケニル基、アリール基、アル キル部分が1〜6の炭素原子を有し、アリール部分がアリール基を表わすアルキ ルアリール基、置換されたアリール基、カルボキシリックリング、置換されたカ ルボキシリックリング、ヘテロ環リング、置換されたヘテロ環リング、またはそ れらの組み合わせである。この組み合わせは、縮合環、または、共 有結合で結合されていてもよい。ある好ましい実施形態において、R1は、置換 されたもしくは置換されていない、フェニル、ベンジル、ナフチルメチル、また は、インドリメチルである。R2は、1〜6の炭素原子を有するアルキルもしく はアルケニル、置換されたもしくは置換されていないベンジルもしくはナフチル メチルである。ある特に好ましい実施形態において、R1は、4−エトキシベン ジル、1−エチル−インドリルメチル、ベンジル、4−アロキシベンジル、1− アリル−インドリルメチル、4−クロロベンジル、4−フルオロベンジル、4− ヨードベンジル、2−ナフチルメチル、または、フェニルである。R2は、エチ ル、アリル、ベンジル、または、2−ナフチルメチルである。 R3は、置換されたもしくは置換されないアリール基、カルボキシリックリン グ、ヘテロ環リング、または、それらの組合せを表わす。その組合せは、縮合さ れまたは共有結合で結合されている。ある好ましい実施形態において、R3は、 2,5の位置の2か所置換されたアリールである。好ましくは、置換は、アリー ルまたはアルキルである。好ましい実施形態において、R3は、2,6−ジ−t −ブチル−フェニルである。 R4およびR5は、各々独立に、水素、1〜6の炭素原子を有するアルキル基 である。ある実施形態において、R4およびR5は、一緒に結合して、4員、5 員、6員または7員からなる、飽和または不飽和の環を形成することができる。 この環が不飽和である実施形態において、その環は、ヘテロ芳香環(即ち、ピリ ミジル、イミダジル)であってもよい。ある好ましい実施形態において、R4お よびR5は水素である。 ZおよびXは、各々独立に、NH、NR、O、又は、Sを表わし、そのRは、 1〜6の炭素原子の低級アルキル基である。好ましい 実施形態において、ZはOを表わし、また、XはNHを表わす。記号nおよびm は、各々独立に、0〜6の整数を表わす。 ここで使用されるごとく、用語「アルキル」は、直鎖もしくは分岐鎖(例えば 、エチル、イソプロピル、または、t−ブチル)、または環式(例えば、シクロ ブチル、シクロプロピル、または、シクロペンチル)の飽和炭化水素基を表わす 。好ましいアルキル基は、1〜6の炭素原子を含むアルキル基である。 用語「アルケニル」は、直鎖、分岐鎖、または、環式の不飽和炭化水素基を表 わす。アルケニルの例に、ビニル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニル、2− ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニ ル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、並びに、直鎖、分岐鎖、環鎖および同様 のもののジエン、トリエンを含む。好ましいアルケニル基は、1〜6の炭素原子 を含むアルケニル基である。 用語「アリール」は、単環のリング、一緒になって縮合し、または共有結合に より結合する複数のリング、あるいは、エチレンまたはメチレン成分のごときよ く知られた基に結合する、芳香族置換基を表わす。芳香族リングは、各々ヘテロ 原子を含んでいてもよい。好ましいヘテロ原子は、N、S、または、Oである。 アリール基の例には、フェニル、ベンジル、ナフチル、ビフェニル、ジフェニル メチル、2,2−ジフェニル−1−エチル、チエニル、ピリジル、及びキノキサ リルを含む。さらに、そのアリール基は、さもなければ、水素原子によって占め られるアリール基のある位置で、その分子の他の部分へ結合されてもよい(例え ば、2−ピリジル、3−ピリジル、及び4−ピリジルのごとき基)。 ヘテロ環リングは、N、O、またはSから選ばれた少なくとも一つのヘテロ原 子を含む。カルボキリックおよびヘテロ環リングの例 として、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、ピペラジニル、ピラジニル、モル フォリニル、イミダゾリル、トリアゾリル、およびチアゾリルを含む。 用語「置換された(置換化)アルキル」、「置換された(置換化)アルケニル 」、「置換された(置換化)アルキルアリール」、「置換された(置換化)アリ ール」、「置換された(置換化)カルボキシリックリング」、「置換された(置 換化)ヘテロ環リング」、「置換された(置換化)フェニル」、「置換された( 置換化)ベンジル」、「置換された(置換化)ナフチルメチル」、および「置換 された(置換化)インドリメチル」は、1または2以上の、好ましくは1つの、 ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アル コキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ア シルオキシ、アシル、アルキル、およびアリールにより置換された、上記のアル キル、アルケニル、アルキルアリール、カルボキシリックリング、ヘテロ環リン グ、アリール、フェニル、ベンジル、ナフチルメチル、およびインドリメチル基 を表わす。例として、4−エトキシベンジル、1−エチル−インドリルメチル、 4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベンジル、 4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、または、2−ナフチルメチルを含 む。 この明細書および請求項中のすべての数字の範囲は、その上限及び下限値を含 むことを意図する。 好ましい実施形態の1グループにおいて、カルシトニン擬似化合物は下記の式 で表わされる。 この式中、記号R1およびR2は、上記で規定された意味を有する。記号S1 ,S3およびS4は、各々独立に、結合した芳香環上の置換基を表し、それは水 素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、ベンジロキシ、ア ルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、 アシルオキシ、アシル、アルキル、およびアリール(aryl)である。記号R2お よびS3は、各々アリールまたはアルキルを表す。ある好ましい態様において、 R1は、置換または非置換のフェニル、ベンジル、ナフチルメチルまたはインド リメチルである。R2は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニ ル、置換または非置換のベンジルまたはナフチルメチルである。ある特に好まし い態様において、S5およびS2は、t−ブチルであり、R1は、4−エトキシ ベンジル、1−エチル−インドリルメチル、ベンジル、4−アロキシ(alloky) ベンジル、1−アリル(allyl)−インドリルメチル、4−クロロベンジル、4− フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチルまたはフェニルで あり、そしてR2はエチル、アリル、ベンジルまたは2−ナフチルメチルである 。 本発明において用いられるカルシトニン擬態物は、商業的に入手可能な原料を 用いて製造することができる。R4およびR5が水素である式Iの分子を公知の 方法論を用いて製造するための一般的な合成のスキームは、ここで与えられる。 典型的な製造においては、100mgのp−メチルベンゾヒドリルアミン(MBHA) 樹脂(0.81meq/g,100〜200メッシュ)が、密封されたポリプロピレンメッシュ のパケット中に入れられた。ジクロロメタン(DCM)中での5%のジイソプロピル エチルアミン(DIEA)による中和の後、その樹脂は、DCMで洗浄された。第1の 保護されたアミノ酸が、DMF中でヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)および ジイソプロピルカルボジイミド(DICI)を用いてカップリングされた。アミノの 保護基を除去した後、そのメッシュ・パケットは、DIEAの存在下、DCM/DMF(9 :1)中での0.1Mトリチルクロリドの溶液中で一晩中振盪された。トリチルカッ プリングの完了は、クルシュナク(Krchnak)ら(Coll.Czech.Chem.Commun.53 :2542(1988))中に記述されたブロモフェノールブルー発色テストを用いて確認 され、必要に応じて繰り返された。 次いで、N−アルキル化が、ドルネル(D'rner)ら(Bioorg.Med.Chem.4: 709,1996)によって記述されたように、その樹脂パケットをTHF(20×)中、1 Mリチウムt−ブトキシドで15分間処理することによって行われた。次いで、過 剰の塩基がデカンテーションによって除去され、続いて、DMSO(20×,0.1M) 中で、個々のアルキル化剤が添加された。その溶液は、室温で2時間激しく振 盪された。この工程は、通常、ヨウ化メチルについて3回、そして他のアルキル 化剤について5回繰り返された。その樹脂の少量の部分を、この工程の完了を決 定するために開裂することができる。トリチル基は、DCM(2×10分)中で2%のT FAにより除去された。 導入される第1級アミン(またはアニリン)のイソシアネートは、DCM中0.1M チオホスゲン(8×)の溶液に、その第1級アミン(DCM中0.3M、樹脂置換に関 して24×)およびDIEA(48×)の溶液をゆっくりと滴下で加えることによって行 われた。その反応が第2級アミンのためのイソシアネートを通しては進行しない ことは、公知である。そのパケットは洗浄され、中和され、およびイソシアネー ト溶液が加えられ、1時間室温(RT)で振盪された。デカンテーションの後、イ ソシアネート溶液が、DMF中10%のNH3でクエンチされた。その樹脂は、DCM,DMF 中の0.05%のNH3,MeOH,DCM、およびMeOHで洗浄された。 生成物は、ホーテン(Houghten)ら(J.Pep.Prot.Res.,27:673,1986) の方法によって、アニソールの存在下、無水HFにより樹脂から切断された。生成 物は、50%のACN/H2Oで抽出され、凍結乾燥され、次いで、50%アセトニトリル から再凍結乾燥された。 本発明の化合物は、ヒトを含む温血動物に対して、カルシトニンとその受容体 とのインビボの相互作用を模倣するために投与することができる。1つの側面で は、本発明のカルシトニン擬態物は、カルシトニンが有用な治療上の欠陥におけ る使用のために有利であると予想される。特に、そのカルシトニン擬態物は、骨 代謝および血清カルシウムの減少の調節に有用である。本発明のカルシトニン擬 態物は、ヒトを含む温血動物に対して、カルシトニンとその受容体とのインビボ の相互作用を模倣するために投与することができる。このように、本発明は、骨 に関連する障害の治療のための方法を包 含する。このような骨に関連する障害は、(それらに制限されないが)骨粗鬆症 、ページェット(Paget)病、上皮小体冗進症、骨軟化症、歯根膜の欠陥(骨損失 )、悪性の高カルシウム血症、小児期の特発性の高カルシウム血症、および他の 関連する病気を含む。カルシトニン擬態物は、鎮痛薬、特に、骨痛の軽減のため に有利であると予想される。カルシトニン擬態物は、更に、骨吸収を阻害するの にも有利と予想される。本発明のカルシトニン擬態物は、急性膵炎および胃腸障 害の治療において胃液分泌を阻害するためにも用いることができる。本発明の方 法は、急性または慢性の時期において、それらの病気を治療するために用いるこ とができる。 本発明のカルシトニン擬態物の薬剤学的または治療的に有効な量は、従来法に 従って、非経口的、経口的、鼻、直腸、局所的、経皮的な投与等のための薬剤学 的または治療的に許容可能なキャリアーとともに、製剤化することができる。製 剤は、更に1つ以上の希釈剤、充填剤、乳化剤、防腐剤、緩衝剤、賦形剤等を含 んでいてもよく、例えば、液体、粉末、エマルション、坐剤、リポソーム、経皮 的なパッチ、およびタブレット等の形態で提供することができる。リポソームを 使用する多くの生体高分子(生物学に基づく系)のいずれかを含む遅延または延 長された放出のデリバリー系、および高分子のデリバリー系は、ここで記述され た組成とともに、カルシトニン擬態物の連続的または長期的な源を与えるために 利用することができる。このような遅延した放出系は、例えば、経口的、局所的 、非経口的な使用のための製剤に適用できる。用語「薬理学的または治療的に許 容可能なキャリアー」は、活性成分の生物学的活性の有効性を妨害せず、且つ、 ホストまたは患者に有毒でないキャリアー媒体を言う。当業者は、例えば、レミ ントン:薬学の科学およびプラクティス(Gennaro編、Mack Publishing社、East on,PA、第 19版(1995))中で開示されたもの等の認められたプラクティスに従って、およ び、適当な方法で、本発明の化合物を製剤化することができる。好ましくは、こ のような化合物は、経口的または非経口的に投与されるであろう。 ここで用いたように、このようなカルシトニン模擬体の「薬剤学的(医薬的) または治療的に有効な量」は、所望の生物学的結果を引き起こすのに充分な量で ある。その結果は、疾患の原因、徴候、または症状の緩和、または、生物系の他 の所望の変化であり得る。例えば、カルシトニン模擬体の有効な量は、臨床医ま たは他の資格のあるオブザーバーによって認められるような客観的に識別可能な 改善、または被検者の徴候の軽減のいずれかを与えるものである。特に、カルシ トニン模擬体のこのような有効な量は、血清カルシウムの減少、骨吸収の抑制、 胃液分泌の抑制または他の有益な効果を生じる。カルシトニン模擬体の有効な量 は、治療されるべき疾患または徴候に従って、広く変化することができる。投与 されるべき模擬体の量、および、その製剤中の濃度は、選ばれたビヒクル、投与 の経路、特定の模擬体の効力、患者の臨床的な状態、およびその製剤中での化合 物の安定性および副作用に依存する。このように、問題の患者または類似した患 者での臨床的経験に応じて、臨床医は、その製剤中での適当な濃度を含む適当な 製剤、および投与された製剤の量を使用するであろう。このような量は、ある程 度、治療されるべき特定の病気、年齢、体重およびその患者の一般的な健康状態 、および当業者に明らかな他の要因に依存する。個々の患者のために有効な適当 な投薬量の見積りは、充分に、通常の規定の内科医または他の適当な診療医の技 術の範囲内である。ガイドとして、臨床医は、内科医の卓上レファレンス、第48 版、Medical Economics Data Processing社、モントヴェール(Montvale)、ニ ュージャージ ー07645-1742、(1994)等の源からの従来より利用可能なアドバイスを用いるこ とができる。典型的には、投与量は、患者の0.1〜100mg/kgの範囲内にある。好 ましくは、0.5〜50mg/kgである。特定の化合物のための投与量は、実験動物に ついてのインビトロまたは前ビボ(ex vivo)研究により決定することができる。 インビトロまたは前ビボにおいて有効と認められた化合物の濃度は、投与量がそ の作用点で類似した濃度を与えるために計算される動物の研究のためのガイダン スを与える。 よく確立された動物モデルはカルシトニン擬態物(mimetics)のインビボ効率を 試験するために入手可能である。例えば、血清カルシウムに対する合成カルシト ニン擬態物の効果を決定するために血清石灰減少症のラットのモデルを使用する ことができ、そして、オステオポローシスのためのモデルシステムとして卵巣摘 出したラットまたはマウスを使用することができる。エストロゲン欠損症の初期 段階の間のこれらのモデルおよびヒトに見られる骨の変化は定量的に同様である 。カルシトニンは卵巣摘出したヒトおよびラットの骨の損失を防止するための有 効な薬剤として示されている(Mazzuoliら、Calcif .Tissue Int.47:209〜14、1 990;Wronskiら、Endocrinology 129:2246〜50)、1991)。 例えば、CRE-ルシフェラーゼアッセイにより検定して、カルシトニン様活性を 保持する化合物のみが本発明の範囲に入る。カルシトニンレセプターはG−プロ テインレセプターファミリーに属するものであり、そしてアデニレートシクラー ゼの活性化によりシグナルを変換し、細胞cAMPレベルを上昇させる(Linら 、Science 254:1022〜4、1991)。このアッセイシステムは、カルシトニンレセ プターを刺激しそしてシグナル変換を開始することができるカルシトニンでない 他の分子を検知するレセプターの能力を用いる。 レセプター活性は(1)アデニレートシクラーゼ活性の測定(Salomonら、Anal .B iochem.58 :541〜8,1974;AlvarezおよびDaniels,Anal Biochem .187:98〜10 3,1990);および(2)従来のラディオイミュノアッセイ法を用いた細胞内cAMP レベルの変化の測定(Steinerら、J .Biol.Chem.247:1106〜13,1972;Harper およびBrooker,J .Cyc.Nucl.Res.1:207〜18,1975)または(3)cAMP シンチレーションプロキシミティーアッセイ(SPA)法の使用(Amersham Corp .,Arlington Heights,IL)により検知されうる。これらの方法は感度および精 度を与えるが、アッセイの前にかなりのサンプル処理を伴い、時間がかかり、放 射性同位体の使用を伴い、そして大規模のスクリーニングアッセイのために厄介 である。 別のアッセイシステム(WO96/31536明細書に記載されている)は、 高くなったcAMPレベル、または、カルシトニンレセプターを発現しない細胞 でなく、カルシトニンレセプターを発現する細胞中においてCRE-誘導をもたらす Ca++/Ip3パスウェイの刺激のような他のシグナル化パスウェイの結果として、環 状AMPレスポンス要素(CRE)-ルシフェラーゼリポーター遺伝子の発現を誘導す ることができる物質の選択を伴う。このような細胞は、例えば、Boris/KS10-3( 赤ちゃんのハムスター腎臓細胞(BHK 570細胞)における発現性ハムスタ一カルシ トニンレセプターおよびCRE-ルシフェラーゼレポーター遺伝子)、WO96/31536明 細書に記載されているようなBHK細胞中の発現性ヒトカルシトニンレセプターお よびCRE-ルシフェラーゼレポーター遺伝子)またはKZ-10-20-48/pLJ6-4-25を含 み、それはBHK細胞中においてヒトグルカゴンレセプターおよびCRE-ルシフェラ ーゼレポーター遺伝子を発現する。ヒトグルカゴンレセプターはG−プロテイン 結合レセプターの別の要素であり、それ はアデニレートシクラーゼ媒介cAMP上昇によりシグナルを変換する。PTH は対照として使用することもできる。 このCRE-ルシフェラーゼアッセイは、カルシトニン擬態物がG−結合カルシト ニンレセプターを刺激するときに引き金になる多段階シグナル変換パスウェイの 最終結果を測定する。このパスウェイの複雑さは、カルシトニンレセプターの下 流の点でルシフェラーゼ転写の誘導のための多段階メカニズムを提供し、それ故 、カルシトニンレセプター特異性であることができない(例えば、forskolinの アデニレートシクラーゼの直接活性化)。非特異的なインデューサーにより引き 金となる応答は、上記のカルシトニンレセプターネガティブセルラインを用いて カウンタースクリーニングにより排除される。 上記の記載および次の実施例は主として例示の目的で示され、そして制限する ものとして示されるものでない。ここに記載するシステムの操作条件、材料、手 順工程および他のパラメータは本発明の精神および範囲から逸脱することなく、 さらに種々の形で変更されまたは置き換えられてよいことは当業者に容易に明ら かである。本発明は次の制限しない実施例によりさらに例示される。 例 例1 カルシトニン擬態物の調製:アニリンおよびL−ロイシンメチルアミドのウレア トリチル−ロイシンアミド樹脂の調製 アニリンおよびロイシンメチルアミドのウレアの調製において、100mgの p−メチルベンズヒドリルアミン(MBHA)樹脂(0.81ミリ当量/g、1 00〜200メッシュ)を、Houghten,(Proc .Natl.Acad.Sci.USA 82:513 1,1985)に記載された通 りの同時多段階合成において使用されるように、シールされたポリプロピレンメ ッシュパケット内に入れた。ジクロロメタン(DCM)中の5%のジイソプロピ ルエチルアミン(DIEA)(3×5ml)による中和(1分)の次に、樹脂を DCM(3×5ml)により洗浄した。この樹脂パケットを、10mlのポリプ ロピレンボトル中のジメチルホルムアミド(DMF)(2.4mL)中のter t−ブチロキシカルボニル−L−ロイシン(Boc-Leu)(111mg、0.48ミ リ当量)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(65mg、0.48ミリ当 量)の溶液に添加した。DMF中の2.4mlの0.2Mのジイソプロピルカル ボジイミド(DICI)の添加の後に、樹脂を往復シェーカーで1.5時間振盪 した。この樹脂を、その後、DMF(3×5ml)およびDCM(3×5ml) により洗浄した。DCM中の55%トリフルオロ酢酸による30分間の処理によ りBoc保護基を除去した。この樹脂を、その後、DCM(2×5ml)、イソプ ロパノール(IPA、3×5ml)、DCM(3×5ml)で洗浄し、DCM中 の5%DIEA(3×5m1)で中和し、そしてDCM(2×5ml)で洗浄し た。この樹脂パケットを、その後、DIEAの存在下に、DCM/DMF(9: 1)中の5mlの0.1Mのトリチルクロリド中で一晩(16時間)振盪した。 トリチルカップリングの完了を、Krchnakら(Coll .Czech.Chem.Commun.53: 2542,1988)に記載されているようにブロモフェノールブルーカラー試験を用い て確認し、必要に応じて繰り返した。 トリチルーロイシンアミド樹脂のN−メチル化 その後、Drnerら(Bioorg .Med.Chem.4:709,1996)により記載されているよ うに、樹脂パケットをTHF中の3.2mlの0.5Mリチウムt−ブトキシド (LiOtBu)の溶液により15分 間処理することによりN−メチル化を行った。過剰の塩基をデカンテーションに より除去し、次に、3.2mlのジメチルスルホキシド(DMSO)中の0.3 mlのヨウ化メチルの溶液を添加した。この溶液を室温において2時間振盪した 。その後、この溶液を取り出し、THF(1×5ml)で洗浄し、そしてLiO tBu/ヨウ化メチル処理を繰り返した。溶液の除去の次に、樹脂をDMF(3 ×5ml)、IPA(2×5ml)、DCM(3×5ml)で洗浄した。トリチ ル基を、DCM中の2%TFA(5ml)で2回処理(10分間)することによ り除去した。その後、樹脂をDCM(2×5ml)、IPA(3×5ml)およ びDCM(3×5ml)で洗浄した。 アニリンおよびロイシンメチルアミド樹脂のウレアの調製 樹脂パケットをDCM中の5%DIEA(3×5ml)により中和し(1分間 )、そしてDCM(2×5ml)により洗浄した。アニリンのイソシアネート化 を、DCM(6.5ml)およびDIEA(0.678ml)中のアニリン(0 .176ml)の溶液を、DCM(6.5ml)中のトリホスゲン(193mg )の溶液に攪拌しながらゆっくりと滴下して添加することにより行った。樹脂パ ケットをイソシアネート溶液に添加し、そして室温で1時間振盪した。デカンテ ーションの後に、樹脂をDCM(1×5ml)、DMF中の0.05%NH3( 2×5ml)、IPA(1×5ml)、DCM(1×5ml)およびメタノール (1×5ml)で洗浄した。その後、樹脂を高真空下に一晩乾燥した。 樹脂からのウレアの開裂 5mlの無水HFを0℃で1.5時間用いて、Houghtenら(Int.J .Pep.Prot .Res.27 :673,1986)の手順により樹脂から生成物を開裂させた。この生成物 を50%アセトニトリル(ACN)/H2 O(2×5ml)により抽出し、親液化し、そして次に50%のACN/H2O (5ml)からの再親液化を行った。263ダルトンの期待分子量を有する13 .5mgの未精製生成物(RP−HPLCにより85%純度)が得られた。 例2 この例は、治療用途における使用のためのここに記載された化合物を評価する ために使用されうるインビトロ、エクスビボおよびインビボアッセイにおいて提 供する。 カルシトニン疑似物の活性のためのアッセイ カルシトニン疑似物のためのCRE−ルシフェラーゼアッセイ法 ヒトのカルシトニンレセプターポジティブおよびレセプターネガティブBHK −570(赤ちゃんのハムスターの腎臓)細胞ラインを成長媒体(10%加熱不活 性化胎児子牛血清(HI-FCS)、2mMのL-グルタミン、1mMのピルビン酸ナトリウム、 250nMのMTXおよび1mg/mLのG418が補給されたDMEM)中の連続パッセージにより維 持した。アッセイの前の日に、細胞をトリプシン化し、成長媒体中に2.5×1 05細胞/mlに調節し、50μL/ウェルの不透明白色ダイナテックミクロラ イトミクロティター(Dynatech Microlite microtiter)組織培養プレート中にお いて平板培養し、そして交会(confluence)させるように一晩成長させた(37℃、5 %CO2雰囲気)。 試験物質を、最終の所望のアッセイ濃度の100倍でDMSOまたは10%D MF中で調製した。アッセイの時に、試験物質を、10%HI-FCS、2mMのL-グルタミ ン、1mMのピルビン酸ナトリウムおよび20mMのHepesが補給されたDMEMにおいて1 00、50、25および12.5μg/mlにアッセイ媒体中に希釈し、pHを7. 25とし、その後、50μl/ウェルをアッセイプレートに加え、1%DMSO( または0.1%DMF)中50、25、12.5および6.2 5μg/mlの最終アッセイ濃度とした。対照は各プレート上に含まれた:未処 理のウェル(ベース)、25mMのフォルスコリン(forskolin)および100n Mのヒトカルシトニン。DMSOまたはDMFは試験サンプル中の濃度と同一の 濃度で対照ウェル中に含まれた(2%DMSOまたは0.5%DMFの最終アッ セイ濃度を超えず、好ましい最大値は1%DMSOまたは0.1%DMFである )。 プレートのインキュベーションを5%CO2の雰囲気中、37℃にて3〜8時間( 4時間が好適)行った。誘導後、ルシフェラーゼ活性の測定をアッセイキットプ ロトコル(Promega社、Madison.WI)によるPromegaルシフェラーゼアッセイキッ ト(E1500)を用いて行った。略説すると、アッセイ培地を除去して細胞をリン酸 緩衝化塩化ナトリウム水溶液(PBS)で1回洗浄した。洗浄後、25μLの溶解緩衝 液を各ウェルに添加し、そのプレートを室温で15分間インキュベートした。50μ Lのルシフェラーゼアッセイ基質(Promega社)を各ウェルに添加して、プレー トをLabsystems Lumiscanマイクロタイタールミノメーター(Labsystems社、Mot ron Grove,IL)に移した。1ウェル当たり0.1秒の信号積算により発光量(相対 発光単位、RLU)を測定した。全測定値から基準(誘導されなかった)ルシフェラ ーゼ信号を差し引いて、テスト試料により誘導されたルシフェラーゼ信号をカル シトニン対照及びフォルスコリン対照における信号に対するパーセントとして表 示した。後述のように、カルシトニンレセプター陽性細胞ラインのルシフェラー ゼ誘導の特異性は、カルシトニンレセプター陽性細胞ライン(Hollex-1)のパー セント対照値を、カルシトニンレセプター陰性細胞ライン(KZ10-20-48/Zem228 )及びPTHレセプター陽性細胞ライン(KZ10-20-48/PTH-20)で認められたパーセン ト対照値と比較することによって求めた。基準 レベルよりも高い信号を誘導する試料を選別し、さらに特性を決定(例えば、表 1参照)。 CT-R陽性細胞においてルシフェラーゼの発現を特異的に高めるがCT-R陰性細胞 においては高めないようである試験物質に、さらに別の特異性試験、すなわち、 G-タンパク結合レセプターファミリーの他のものを活性化し得ないことの試験を 施した。副甲状腺ホルモン(PTH)レセプターは、cAMPのアデニレートシクラー ゼ仲介型増加により信号を変換するG-タンパク結合レセプターファミリーの別の 一種である。レセプター陰性CRE-ルシフェラーゼ/DHFR発現性BHK570クローン(K Z-10-20-48)を、G418選択マーカーをも含有するプラスミドpHZ-1においてクロー ン化されたヒトPTHレセプターをコードするプラスミドphupthr.2で形質変換した 。好適な形質変換体を250nM MTX+1mg/mL G418において選択し、そして25mMフ ォルスコリン又は100nMヒトPTH(Sigma)に応答してCRE-ルシフェラーゼを誘導 するものについてスクリーニングした(国際公開第WO96/31536号に記載)。特異 性の確認に用いるためにクローンKZ10-20-48/PTH-20を選択した、このクローン は、ヒトPTH(EC50=0.02nM)又はフォルスコリン(EC50=2.0nM)に応答したルシ フェラーゼ誘導倍率25を示す。 頭蓋冠アッセイ 生後4日のCD-1マウス(Charles River Laboratories,Wilmington,MAより入 手した妊娠マウス)由来の頭蓋冠を先の細いハサミで切り取って、矢状縫合を含 む壁側領域を残した。これらの切り取った骨を、6穴型細胞培養クラスタープレ ート(Costar,Pleasanton,CA)に1ウェル当たり一つ入れた。各ウェルには、 1mLのDu1beccoの最少必須培地、4.5μg/mLのグルコース(DMEM,Wa1kersvi1l e,MD)又はEagleの塩を含むBasal Eagleの培地(EMEM,Gibco/BRL,Gr and Isl and,NY)及び0.29mg/mLのL-グルタミン、1mLのピルビン酸ナトリウム、15% 熱不活性化馬血清、及び抗生物質(ペ ニシリン-G 50μg/mL、ストレプトマイシン50μg/mL及びネオマイシン100 μg/mL)を含めた。頭蓋冠を24時間プレインキュベーションするために5%CO2 加湿インキュベーターにおいて37℃で穏やかに揺らした(RedRocker(商標)、型 式PR50-115V,Hoefer,San Francisco,CA又はLabline Rocking Shaker、型式46 35,Labline Instruments,Melrose Park,IL)。 プレインキュベーション後、培地を除去し、そして骨吸収を刺激するために1 nMの副甲状腺ホルモン(PTH)1〜34(Sigma)を含有する成長培地(1ウェル当た り1.5mL)に置き換えた。擬似カルシトニンがPTH誘導型骨吸収を阻害できるかど うかを評価するため、DMSO中の擬似化合物を1〜400μg/mLの範囲の濃度で成 長培地に添加した(DMSOの最終アッセイ濃度は1%以下とした)。各実験におい て、ヒトカルシトニン(0.02〜20nM、好適には0.2〜2nM)をPTH処理骨に添加し て陽性対照とした。未処理骨からのカルシウム放出量を測定するために、PTHも 、ヒトカルシトニンも、擬似カルシトニンも含まない対照ウェルを含めた。どの 対照ウェルにも、擬似カルシトニン処理ウェルでの存在量と同等の最終アッセイ 濃度のDMSOを含めた。 各試料組には5個の骨を含めた。骨はPTH添加後72時間インキュベートして骨 の吸収を起こさせた。細胞毒性を示すかもしれないものとして、全体的な外観、 健全さ及びインキュベーション中に頭蓋冠から移動した細胞の数を観測した。組 織学的に検査すべき頭蓋冠は、10%中性緩衝化ホルマリン10mLを含むガラス製シ ンチレーションバイアルに移した。 ウェルから培地を除去し、そしてNova 7/7+7 Electrolyte Analyzer又はNova CRT 10分析装置(Nova Biomedical,Waltham,MA)を製造業者の仕様に従い使用 して全カルシウム量を測定した。PTH による骨吸収の誘導は、骨母体の分解による成長培地中のカルシウム濃度の増加 として認められる。ヒトカルシトニン及び生理学的に活性な擬似カルシトニンは 、PTH単独で処理した骨と比較して、成長培地中のカルシウムが低下したことが 示すように、この骨吸収プロセスを阻害する。 頭蓋冠の組織学 培養マウス頭蓋冠からのカルシウム放出を利用する頭蓋冠骨吸収アッセイにお ける知見を確認するため、特定の骨を10%中性緩衝化ホルマリン中に固定して5 %ホルマリンを含む5%ギ酸中で脱イオン化した。この骨を、順に濃度を高めた 一連のエタノールで脱水し、グリコールメタクリレートに浸透させ、そしてJB-4 埋封キット(PolySciences,Warrington,PA)(Liu,et al.,J.Bone Mineral Res.5:973-82,1990)を用いて埋封した。必要な場合には、代わりの埋封方法 (パラフィン埋封法)を採用して埋封処理を迅速化した。5μmにおいて切断し た頭蓋冠の横断面を得、酒石酸塩耐性酸性ホスファターゼ(TRAP)活性のために 染色し且つ細胞形態学のためにメチルグリーン及びチオニンで対比染色した(上 記Liu,et al.)。破骨細胞の同定をTRAP染色、多核生成、巨大細胞サイズ及び不 規則細胞形状により行った。破骨細胞の数を頭蓋内及び頭蓋外の骨表面から計数 し、数/mm周辺長として表した。計数したすべての破骨細胞の大きさについても Bone Morphometryプログラムを用いて測定した(上記Liu,et al.;Bain,et a l.,J.Bone Miner.Res.8:435-42,1993)。この組織形態計測法により、ヒ ト副甲状腺ホルモン(PTH 1-34)処理による破骨細胞の数及び大きさが増加した ことが例証された。このPTH-誘導型増加は、ヒトカルシトニンで処理することに より抑制された。 同様にして、擬似カルシトニン化合物を、PTH-誘導型の破骨細胞 の数及び大きさの増加を抑制することができるかどうかについて評価した(表2 )。細胞毒性(又は細胞死)についても少数の骨細胞における核濃縮の核の出現 により評価した。毒性レベルの増加に伴い、こうした核濃縮の核の数が一層増加 し、骨表面から細胞が離脱し、そして細胞質染色及び細胞境界が消失することが 認められた。 また、骨細胞空間も空であるように見えた。 表2 PTH誘導性Ca++のマウス頭蓋冠放出における PTH誘導性骨吸収に及ぼすカルシトニン擬態物の効果 カルシトニン擬態物 IC50 (μg/ml) 組織 628-033 30 PTHによる骨破壊、Oc 寸法と数の減少 628-035 23 PTHによる骨破壊、Oc 寸法と数の減少 628-055 14 PTHによる骨破壊、Oc 寸法と数の減少 Oc=破骨細胞 比較のため、ヒトのカルシトニンについてのIC50は約0.2〜0.5nMである。 最高50ug/mlまでの化合物で処理した頭蓋冠の組織学的観察に基づいて検出 された明らかな毒性または組織の壊死はなかった。 ラットでの低カルシウム血症 この評価分析は、破骨細胞へのカルシトニンの生体内急性効果を基にしており 、そしてそれは骨表面からの破骨細胞の急速な後退(一般に30分以内)を引き 起こし、結果として骨の後退が減少する。Endocrinology 1971-Proceedings of the Third International Symposium ,Taylor(ed),Heinemann Medical,London ,pp.79- 88(1972)におけるMills,et al.、およびSinger et al.,C1in .Endocrinol5(Supp):333s-40s,1976参照。この評価分析の方法は、Sturtridge and Kumar ,Lancet 545:725-6,1968により記載された方法から変更された。低カルシウム 血症活性の評価分析については、離乳したての雄のHoltzman Sprague-Dawleyラ ットに尾部の静脈を通してビヒクル(1mM HClと0.1%BSAを含むPBS)、カルシト ニンまたはカルシトニン擬態物を注入する。1時間後、血液の試料を眼窩の洞穿 剌により集めてカルシウムの血清レベルを測定する。血清カルシウムの減少は低 カルシウム血症の応答を指示する。低カルシウム血症の応答は、このモデルにお いてサケのカルシトニン(0.5、2.5、5、50および100ng/ラット)を使って測 定されたように投与量に依存する。 TPTXラットにおけるPTH誘導性高カルシウム血症の抑制 PTHの連続の注入には、甲状腺上皮小体切除した(TPTX)ラットでは広範囲に わたる破壊とひどい高カルシウム血症が伴う。Thompson,et al.,Proc .Natl. Acad.Sci.USA 85 :5673-7,1988参照。動物モデルがうまく確立されている。Li u,et al.,J .Bone Mineral Res11(Suppl.1):S206,1996参照。生体内評価 分析については、雄のSprague-Dawleyラット(体重約150g)を甲状腺上皮小体 切除し、手術の成果を血清カルシウムのレベルを測定して決定する。首尾よく手 術の行われる動物(血清カルシウムレベル8mg/dl未満)は低カルシウム食(0. 02% Caおよび0.6%P、ICN特別食)で維持され、アルゼット(Alzet)浸透ミニプ ンプ(カリフォルニアPalo AltoのAlza Corpのモデル1003D)によりビヒクル(1m M HClと0.1%BSAを含むPBS)、PTH(75ugのヒトのPTH 1-34/kg体重/日)、PTH +カルシトニン(サケのカルシトニン50U/kg体重/日)、またはPTH+カルシ トニン擬態物を表皮下に注入される。注 入の2日後、PTHを注入しての高カルシウム血症の応答がカルシトニンまたはカ ルシトニン擬態物の同時施薬により抑制される場合には、動物を犠牲にして血液 試料を集めて測定する。さらに、脛骨と腎臓の試料を集めて、破骨細胞の骨吸収 と腎石灰沈着をそれぞれ測定し、また血清化学の調査結果を確認する。PTHによ り誘発されたひどい高カルシウム血症には、破骨細胞の数と寸法の増大、広範囲 の骨の破壊、そして腎臓におけるカルシウム沈着(腎石灰沈着)が、処理のわず か2日後に伴うことが示された(Lie,et al.,同じ箇所参照)。血清、骨および 腎臓の変化はCTの同時施薬により弱められた。 ラットでの組み合わされた卵巣摘出と不動化により誘発される骨の喪失 卵巣ホルモンの欠乏と不動化は両方とも、ヒトにおいておよび実験用の動物に おいて骨の喪失を誘発する。これらの組み合わされた効果はひどいオステオペニ アを引き起こす。Strachan,et al.,J .Bone Mineral Res11(Suppl.1):S456 ,1996参照。いくつかの研究も、カルシトニンは組み合わされた卵巣摘出と不動 化に伴う骨の喪失を減少させるのに有効であることを示している。Hayashi,et al.,Bone 10:25-8,1989、およびMcSheehy,et al.,Bone 16:435-44,1995参 照。最近、わずかに変更した手順を使用して、それらの結果が再現され、そして ラットでのPQCTまたは組織形態測定により評価した場合に組み合わされた手術に 伴う骨の喪失を減少させるのにカルシトニンが非常に有効であることが証明され た(Strachan,et al.,同じ箇所参照)。 骨の喪失の誘発のために、2月齢のSprague-Dawleyラット(体重約200g)を 卵巣摘出し、左後肢の坐骨神経の切除により不動化する。不動化した動物を、ビ ヒクル(1mM HClと0.1%BSAを含むPBS) 、カルシトニン(15U/kg体重/日)、またはカルシトニン擬態物で6週間処理 する。カルセイン(calcein)の注射(15mg/kg体重/日)を、犠牲にする前に9 日および2日腹腔に施す。骨の組織形態測定を先に説明したように行って(Liu ,et al.,J.Bone Mineral Res .5:973-82,1990参照)、カルシトニンおよびカ ルシトニン擬態物の効果を測定する。 カルシトニンの漏出を測定するための頭蓋冠評価分析 4日齢の新生CD-1マウスからの頭蓋冠(Charles River Laboratoriesから受け 取った妊娠マウス)を、矢状の縫合を含めて壁状領域を残して、先端の鋭い鋏で 切り取った。これらの切り取った骨を、1ml/ウェル(well)の成長培地(4.5 g/lのグルコース、0.29mg/mlのL-グルタミン、1mMのピルビン酸ナトリウム、1 5%の熱で不活性化した馬の血清、抗生物質(ペニシリン−G 50μg/ml、スト レプトマイシン50μg/ml、およびネオマイシン100μg/ml)、そして5nMの副 甲状腺ホルモン(PTH)1-34(シグマ)を含有しているアール塩(Earle's salt)( GIBCO BRL)を含むイーグル(Eagle)のもの)を有する6ウェルの培養クラスター プレート(コスター(Costar))へ、ウェル当たり一つずつ入れ、そして17.5時 間の予備培養の間5%CO2の給湿培養器内で37℃で静かに揺り動かす(RedRock er(商標))。PTHの濃度は吸収を最高にするように選ばれる。 予備培養に続いて、培地を取り除き、DMSO中にカルシトニン擬態物を20または 30μg/ml含有している上記のとおりの1ml/ウェルの成長培地(DMSOの最終評 価分析濃度は1%未満かそれに等しい)と交換する。使用することができる実用 的な対照には、0.5、1.0、5.0もしくは10nMのヒトのカルシトニン(hCT)及び/又 は0.01,.0.02、0.05もしくは0.2nMのサケのカルシトニン(sCT)を含有している 成長培地が含まれる。PTH、ヒトもしくはサケのカルシトニン、 またはカルシトニン擬態物を受け入れない対照ウェルが、未処理の骨からのカル シウム放出の測定のために含まれる。全ての対照ウェルは、カルシトニン擬態物 で処理したウェルに存在するものと等しい最終評価分析濃度のDMSOを含有する。 各試料群には五つの骨が含まれる。骨は、4、8、11、24、50.5、72.5および 98時間培養される。各時点で、培地を取り出し、頭蓋冠に培地中の化合物の新し い希釈溶液を加える。培地を取り出してから、Nova 7/7+7 Electrolyte Analyze d(Nova Biomedical)を使用し製造業者の仕様書に従って全カルシウムの測定を 行う。PTHによる骨吸収の誘発は、骨基質の分解(degradation)のために成長培 地におけるカルシウム濃度が上昇するものと考えられる。 ヒトとサケのカルシトニンおよび生物学的に活性なカルシトニン擬態物は、PT Hだけで処理した骨と比べて成長培地におけるカルシウムの減少により証明され るように骨吸収プロセスを抑制する。hCT及びsCTの抑制効果は、所定時間後、一 般には24時間後に失われ、吸収速度はPTH単独のそれと同じ勾配をたどる。 上述のことから、ここでは本発明の具体的な態様を例示の目的で説明したが、 様々な変更を本発明の精神と範囲から逸脱することなく行うことができることが 認められよう。従って、請求の範囲の記載によるとおりのものを除いて、本発明 は限定されるものでない。
【手続補正書】 【提出日】平成12年4月25日(2000.4.25) 【補正内容】 請求の範囲 1.次式Iの化合物: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は2,5ジ置換化アリールであり; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である)。 2.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項1記載の化合物。 3.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである、請求項2記 載の化合物。 4.次式を有する請求項1記載の化合物: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合又は共有結合 しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール オキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキル アミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから 成る群より選ばれ; S1,S3及びS4は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より独立して選ばれ;そして S2及びS5は各々独立してアルキル又はアリールである)。 5.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項4記載の化合物。 6.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項5記載の化合物。 7.有効量の次式の化合物を薬理学的に許容される担体の中に含んで成る薬理 組成物: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置 換化複素環及びそれらの組合せから成る群より選ばれ、当該組合せは縮合又は共 有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より選ばれ; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である)。 8.前記化合物が、請求項2〜6のいずれかに記載の化合物であることを特徴 とする請求項7に記載の薬理組成物。 9.骨に関連する障害を治療するための薬理組成物であって、式I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は、水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、 置換化複素環、及びそれらの組合せからなる群から選択され、該組合せは、縮合 又は共有結合しており、そして該置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキ シ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、 モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及び アリールからなる群から選択され、 R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を含む薬理組成物。 10.前記カルシトニン擬態物が、請求項2〜6のいずれかに記載の化合物であ ることを特徴とする請求項9に記載の薬理組成物。 11.前記骨に関連する障害が、骨粗しょう症、ページェット病、副甲状腺機能 穴進症、骨軟化症、歯周適用(骨喪失)、悪性の高カルシウム血症及び乳児期の 高カルシウム血症からなる群から選択されることを特徴とする請求項10に記載の 方法。 12.骨の吸収を阻害するための薬理組成物であって、式I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置 換化複素環及びそれらの組合せから成る群より選ばれ、当該組合せは縮合又は共 有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より選ばれ; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及ひ飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を含む薬理組成物。 13.前記カルシトニン擬態物が、請求項2〜6のいずれかに記載の化合物であ ることを特徴とする請求項13に記載の薬理組成物。 14.任意に骨の痛みを軽減する、鎮痛効果を与えるための薬理組成物であって 、式I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は、水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、 置換化複素環、及びそれらの組合せからなる群から選択され、該組合せは、縮合 又は共有結合しており、そして該置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキ シ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、 モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及び アリールからなる群から選択され、 R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭索原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を含む薬理組成物。 15.前記カルシトニン擬態物が、請求項2〜6のいずれかに記載の化合物であ ることを特徴とする請求項14に記載の薬理組成物。 16.任意に胃腸障害である、胃の分泌を阻害することに関連する状態を治療す るための薬理組成物であって、式I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置 換化複素環及びそれらの組合せから成る群より選ばれ、当該組合せは縮合又は共 有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より選ばれ; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を含む薬理組成物。 17.前記カルシトニン擬態物が、請求項2〜6のいずれかに記載の化合物であ ることを特徴とする請求項16に記載の薬理組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 5/18 A61P 5/18 19/08 19/08 19/10 19/10 C07D 209/20 C07D 209/20 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ペトリー,チャールズ アメリカ合衆国,ワシントン 98072,ウ ッディンビル,ノースイースト ワンハン ドレッドナインティーシックスス プレイ ス 18459 (72)発明者 マッカーナン,パトリシア エー. アメリカ合衆国,ワシントン 98072,ウ ッディンビル,ノースイースト ワンハン ドレッドナインティーシックスス プレイ ス 18459 (72)発明者 ムーア,エマ イー. アメリカ合衆国,ワシントン 98199,シ アトル,サーティース アベニュ ウエス ト 3507 (72)発明者 オーストレッチ ジョン エム. アメリカ合衆国,カリフォルニア 92024, エンシニタス,ラ ベータ アベニュ 315 (72)発明者 メイヤー,ジーン−フィリップ アメリカ合衆国,ペンシルバニア 18966, ホーランド,ホプキンス コート 2305 (72)発明者 ホーテン,リチャード エー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 92014, デルマー,ランチョ ビージョ 4939 (72)発明者 ピネラ,クレメンシア アメリカ合衆国,カリフォルニア 92007, カーディフ,フレダ レーン 1656

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次式Iの化合物: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は2,5ジ置換化アリールであり; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である)。 2.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジ ル、ナフチルメチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化イン ドリルメチルから成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項1記載の化合物。 3.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである、請求項2記 載の化合物。 4.次式を有する請求項1記載の化合物: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキ ル、1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アル キルアリール、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換 化複素環及びそれらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合 又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキ シ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、 モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及び アリールから成る群より選ばれ; S1,S3及びS4は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より独立して選ばれ;そして S2及びS5は各々独立してアルキル又はアリールである)。 5.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項4記載の化合物。 6.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリ ルメチル、4−クロロベンジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、 2−ナフチルメチル又はフェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項5記載の化合物。 7.有効量の次式の化合物を薬理学的に許容される担体の中に含んで成る薬理 組成物:(式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置 換化複素環及びそれらの組合せから成る群より選ばれ、当該組合せは縮合又は共 有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ 、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群 より選ばれ; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である)。 8.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項7記載の薬理組成物。 9.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである 、請求項8記載の薬理組成物。 10.前記化合物が次式を有する請求項7記載の薬理組成物: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合又は共有結合 しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール オキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキル アミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから 成る群より選ばれ; S1,S2,S3,S4及びR5は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒ ドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ア ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキ ル及びアリールから成る群より独立して選ばれる)。 11.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のア ルケニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチ ルから成る群より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項10記載の薬理組成物。 12.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項10記載の薬理組成物。 13.骨に関連する障害を治療する方法であって、該障害を患う被検体に、有効 量の式I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結 合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリー ルオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキ ルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールか ら成る群より選ばれ; R3は、水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、 置換化複素環、及びそれらの組合せからなる群から選択され、該組合せは、縮合 又は共有結合しており、そして該置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキ シ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、 モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及び アリールからなる群から選択され、 R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を投与することを含む方法。 14.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミ ノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル 及びアリールから成る群より選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項13記載の方法。 15.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである、請求項14記 載の方法。 16.請求項13に記載の方法であって、前記カルシトニン擬態物が、式:(式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合又は共有結合 しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール オキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、 モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及び アリールから成る群より選ばれ;そして S1,S2,S3,S4及びS5は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒ ドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ア ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキ ル及びアリールから成る群より独立して選ばれる) を有することを特徴とする方法。 17.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項13記載の方法。 18.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項17記載の方法。 19.前記骨に関連する障害が、骨粗しょう症、ページェット病、 副甲状腺機能穴進症、骨軟化症、歯周適用(骨喪失)、悪性の高カルシウム血症 及び乳児期の高カルシウム血症からなる群から選択されることを特徴とする請求 項13に記載の方法。 20.骨の吸収を阻害する方法であって、該阻害の必要な被検体に、有効量の式 I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置 換化複素環及びそれらの組合せから成る群より選ばれ、当該組合せは縮合又は共 有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より選ばれ; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を投与することを含む方法。 21.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項20記載の方法。 22.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである、請求項20記 載の方法。 23.前記カルシトニン擬態物が、式; (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合又は共有結合 しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール オキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキル アミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから 成る群より選ばれ; S1,S2,S3,S4及びS5は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒ ドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ア ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキ ル及びアリールから成る群より独立して選ばれる) を有することを特徴とする請求項20に記載の方法。 24.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のア ルケニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチ ルから成る群より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項23記載の方法。 25.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項24記載の方法。 26.鎮痛効果を与えるための方法であって、該効果の必要な被検体に、有効量 の式I: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結 合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリー ルオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキ ルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールか ら成る群より選ばれ; R3は、水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、 置換化複素環、及びそれらの組合せからなる群から選択され、該組合せは、縮合 又は共有結合しており、そして該置換基は、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキ シ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、 モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及び アリールからなる群から選択され、 R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不飽和7員環から成る群より選ばれる環を 形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を投与することを含む方法。 27.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミ ノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル 及びアリールから成る群より選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項26記載の方法。 28.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである、請求項27記 載の方法。 29.前記カルシトニン擬態物が、式: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合又は共有結合 しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール オキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキル アミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、 アルキル及びアリールから成る群より選ばれ; S1,S2,S3,S4及びS5は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒ ドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ア ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキ ル及びアリールから成る群より独立して選ばれる) を有することを特徴とする請求項26に記載の方法。 30.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項29記載の方法。 31.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項30記載の方法。 32.前記鎮痛効果が骨の痛みを鎮静することを特徴とする請求項26に記載の方 法。 33.胃の分泌を阻害することに関連する状態を治療するための方法であって、 該阻害の必要な被検体に、有効量の式I:(式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれる構成員であり、当該組合せは縮 合又は共有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロ キシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ 、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及 びアリールから成る群より選ばれ; R3は水素、アリール、置換化アリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置 換化複素環及びそれらの組合せから成る群より選ばれ、当該組合せは縮合又は共 有結合しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ア リールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリー ルから成る群より選ばれ; R4及びR5は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルから成る群 より独立して選ばれるか、又は一緒になって飽和もしくは不飽和5員環、飽和も しくは不飽和6員環及び飽和もしくは不 飽和7員環から成る群より選ばれる環を形成しており; Z及びXは各々、群NH,O,S又はNRから独立して選ばれ、ここでRは1〜6 個の炭素原子の低級アルキル基であり;そして n及びmは各々独立して、0〜6の整数である) のカルシトニン擬態物を投与することを含む方法。 34.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化ナフチルメチルから成る群 より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ; R4及びR5は水素であり; ZはOであり;そして XはNHである、請求項33記載の方法。 35.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり;そして R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルである、請求項34記 載の方法。 36.前記カルシトニン擬態物が、式: (式中、 R1及びR2は各々、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個 の炭素原子を有するアルケニル、アリール、置換化アリール、アルキルアリール 、置換化アルキルアリール、炭素環、置換化炭素環、複素環、置換化複素環及び それらの組合せから成る群より独立して選ばれ、当該組合せは縮合又は共有結合 しており、そして当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリール オキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキル アミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから 成る群より選ばれ; S1,S2,S3,S4及びS5は各々、水素、ハロゲン、ハロアルキル、ヒ ドロキシ、アリールオキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ア ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキ ル及びアリールから成る群より独立して選ばれる) を有することを特徴とする請求項33記載の方法。 37.R1がフェニル、置換化フェニル、ベンジル、置換化ベンジル、ナフチル メチル、置換化ナフチルメチル、インドリルメチル及び置換化インドリルメチル から成る群より選ばれ; R2が1〜6個の炭素原子のアルキル、1〜6個の炭素原子のアルケニル、ベ ンジル、置換化ベンジル、ナフチルメチル及び置換化 ナフチルメチルから成る群より選ばれ; ここで当該置換基はハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、アリールオキシ、 ベンジルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノ、 ジアルキルアミノ、アシルオキシ、アシル、アルキル及びアリールから成る群よ り選ばれ;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項36記載の方法。 38.R1が4−エトキシベンジル、1−エチル−1−インドリルメチル、ベン ジル、4−アロキシベンジル、1−アリル−インドリルメチル、4−クロロベン ジル、4−フルオロベンジル、4−ヨードベンジル、2−ナフチルメチル又はフ ェニルであり; R2がエチル、アリル、ベンジル又は2−ナフチルメチルであり;そして S2及びS5がt−ブチルである、請求項37記載の方法。 39.前記状態が胃腸の障害であることを特徴とする請求項33に記載の方法。
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