JP2001501556A - 電磁操作ユニットを備えたブレーキブースタ - Google Patents

電磁操作ユニットを備えたブレーキブースタ

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JP2001501556A JP10517165A JP51716598A JP2001501556A JP 2001501556 A JP2001501556 A JP 2001501556A JP 10517165 A JP10517165 A JP 10517165A JP 51716598 A JP51716598 A JP 51716598A JP 2001501556 A JP2001501556 A JP 2001501556A
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Abstract

(57)【要約】 車両ブレーキシステム用のブレーキブースタ(10)が、少なくとも一つの可動壁(14)によって真空室(18)と作動室(16)とに仕切られたハウジング(12)を備えている。前記ブレーキブースタ(10)に属する制御弁(20)が、所望に応じて前記作動室(16)を大気圧に、又は真空源に連通させ、前記ハウジング(12)に関し相対的に一緒に移動するために前記可動壁(14)に連結された制御弁ハウジング(21)を備えている。電磁操作ユニット(26)が前記制御弁ハウジング(21)内に収容され、かつ、ソレノイドコイル(44)と、前記制御弁(20)の第一の弁座(32)に固定されてばねの力に対抗して作用する接極子(28)と、該接極子(28)に対する対抗部分46とを備えている。部品の数を同時に減らして前記電磁操作ユニット(26)の内部における磁束を改善するために、反磁性の材料から成る嵌接体(92)が前記対抗部分(46)を貫通し、該対抗部分(46)から前記接極子(28)の方にいくらか突出して操作ピストン(64)のための案内(94)を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁操作ユニットを備えたブレーキブースタ 本発明は請求項1の前提部分に記載のブレーキブースタに関する。このような ブレーキブースタはDE 44 22 027 A1によって知られている。 このようなブレーキブースタは、しばしば負圧ブレーキブースタ(Unterdruckb remskraftverstaerker)として作られ、常に真空源に、すなわち負圧源に連通し ている真空室と、所望に応じて真空源に、又は、すくなくとも大気圧に連通され 得るように構成された作動室とに、可動壁によって仕切られたハウジングを有す る。前記作動室を真空源に、又は、すくなくとも大気圧に連通させることは、当 該ブレーキブースタに設けられた制御弁によって為され、該制御弁は、例えばブ レーキペダルを介して加えられる、運転者の足の力によっても、又は、該足の力 とは独立の電磁操作によっても、電磁的に操作される。 前記制御弁の第一の弁座をゴム製の、弾力のあるシーリング部材から離すため に、前記電磁操作のための部品、特に、ソレノイドコイルと、コイルハウジング と、接極子と、該接極子に対する対抗部分とは、当該システムが励起されたとき 、前記接極子に作用する磁気回路(magnetischer Kreis)を形成して、該接極子に 所望の作動力を発生させる。 前記磁気回路は前記コイルから前記コイルハウジングを経由して前記接極子に 至り、そこから該接極子に対する対抗部分を経由して再び前記コイルに戻る。特 定の材料断面、或いは、換言すれば、磁性材料の、或いは磁化され得る材料の、 特定の、定義される量が、最良の磁束を得るために前記磁気回路において必要で ある。もしも該磁気回路が、磁性材料の、或いは磁化され得る材料の、この特定 量よりも多くを含んでいても、そのことによって得られる磁束の増分は小さいで あろう。 本発明の課題は、冒頭に延べられた先行技術から出発して、部品を減少させる と共に電磁操作ユニットが磁束に関して最良化されたブレーキブースタを提供す ることである。 この課題は、本発明に従って、請求項1に述べられた特徴を有するブレーキブ ースタによって解決される。 本発明によるブレーキブースタにおいて、反磁性の材料から、好ましくは軽量 材料から成る嵌接体が、接極子に対する対抗部分を貫通し、該対抗部分から前記 接極子の方にいくらか突出している。このような嵌接体は多くの利点を有する。 第一に、磁性材料の、或いは磁化され得る材料の量が、はじめに述べられた意味 において磁気回路中で最適化できる、すなわち必要な程度に制限されることであ る。第二に、前記接極子の方に突出した、前記嵌接体の反磁性材料部分が、該接 極子のためのストッパを形成して、該接極子が前記対抗部分に接触することを防 いでいることである。前記接極子が前記対抗部分に当接しないことが望ましい。 さもなければ、前記電磁操作ユニットの励磁に続いて非励磁が行われるときに、 これらを離すための大きな力が克服されなければならない。この大きな力は、前 記電磁操作ユニットの前記接極子が休止位置に自動的に戻ることを妨げる。従来 のブレーキブースタで用いられている電磁操作ユニットの場合には、反磁性材料 から成る、いわゆる付着防止板(Antiklebe-oder Antihaftscheibe)が、よく用い られており、前記接極子と前記対抗部分との間に所定の最小磁気間隔(magnetisc her Mindestspalt)を保っている。本発明に従って設訃された、反磁性材料製の 前記嵌接体は、このような付着防止板を不要にする。 更に、前記接極子を貫通して、弾力性を有するリアクション・プレートに作用 する操作ピストンのための案内をも、前記対抗部分を貫通する前記嵌接体は形成 している。従って、従来必要とされてきた、リアクション・プレートのための別 の案内が不要となった。 好ましくは、前述の嵌接体は、前記対抗部分の内部において、該対抗部分の自 由端から前記接極子の方に向かって、特に階段状に、又は、円錐状に先細りして いる。このようにして、前記対抗部分を通る磁束が最適化され、従って、同時に 重量の軽減が行われる。 別の実施形態によれば、前記対抗部分を貫通している嵌接体は、エラストマー 材料製のリアクション・プレートを収容するように作られている。前記対抗部分 から突出して前記リアクション・プレートを収容しているカップ状の部分を該嵌 接体は備えることができる。このような実施形態は重量を節約し、対抗部分自身 が、リアクションプレートのための、このようなカップ状の部分を有するような 解決策に比して製造も容易である。 本発明の一実施形態によれば、前記嵌接体及び前記対抗部分は、該対抗部分の 環状の張出し材料部分によって互いに連結され、すなわち互いに固定されている 。別の実施形態によれば、嵌接体は、対抗部分に射出成形によって直接に結合さ せられている。該嵌接体がプラスチック材料製であれば、例えば、ガラス繊維で 補強されたプラスチック材料で作られていれば、このような実施形態は特に有利 である。結果として得られる、前記対抗部分と前記嵌接体との複合部品は、該対 抗部分と該嵌接体との、安定した、特に密な結合によって特徴付けられている。 本発明によるブレーキブースタの、二つの好ましい実施形態が、添付図面を参 照して以下に詳細に説明される。 図1は、電磁操作ユニットを備えたブレーキブースタの長手方向に沿った断面 図である。 図2は、図1のブレーキブースタにおける電磁操作ユニットの拡大断面図であ る。 図3は、図2に対応して本発明の第一の実施形態を示す図である。 図4は、図2に対応して本発明の第二の実施形態を示す図である。 図1は、自動車の油圧ブレーキ系のための、電子工学的に制御されるブレーキ ブースタの概要を示す。図示した例においてブレーキブースタ10は、いわゆる タンデム・ブレーキブースタとして作られている。すなわち、その、基本的に回 転対称であるハウジング12の中に2つの可動壁14、14’があって、該可動 壁14、14’は、ブレーキブースタのハウジング12の内部を各二つの作動室 16、16’と各二つの真空室18、18’とに仕切っている。二つの真空室1 8、18’は真空源(図示されていない)に常に連通しており、二つの作動室1 6、16’は、ハウジング21を有する制御弁20によって、選択により真空に (すなわち負圧に)、又は、すくなくとも大気圧に連通するよう構成されている 。機能と構造とについて更に詳細に後述される前記制御弁ハウジング21は、図 示された例では、互いに圧密に連結された二つの部分22、23から成っている 。 制御弁20は、例えば、入力棒24に連結されたブレーキペダル(図示されて いない)によって前記制御弁20に加えられる、運転者の足の力によって直接に 作動させられるし、また、前記の、足の力によるとは別に、電磁操作ユニット2 6によって作動させられる。 前記電磁操作ユニット26は電子制御ユニット(図示されていない)に接続さ れており、該制御ユニットの信号に応じて前記制御弁20を作動させるよう構成 されており、従って、足の力とは全く独立に、又は、足の力を支援するような仕 方によってさえ、ブレーキブースタ10を作動させるよう構成されている。 自動的に進行する、自動車の制動が、このような装置によって実現される。 作動室16、16’が大気圧(又は正圧)に連通させられると、二つの可動壁 14、14’は、図1における左側へ移動しながら制御弁ハウジング21に力を 加え、該ハウジング21は、この力をマスターシリンダ(図示されていない)に 送り、該マスターシリンダは、対応するブレーキ圧が次に形成されるブレーキブ ースタの下流側に機能的に接続される。ブレーキブースタ10と、これに接続さ れた前記マスターシリンダとの機能は、一般に当業者に広く知られており、従っ て、これ以上説明する必要はない。 制御弁20と電磁操作ユニット26との構造については次に図2を参照して更 に詳細に説明する。該制御弁20の円筒弁のハウジング21に囲まれて該電磁操 作ユニット26は基本的に中空の、円筒状の接極子28を有し、該接極子28は 図2において自己の右側でスリーブ30(図1参照)に固定的に連結され、該ス リーブ30の自由端、すなわち図1において右端には、第一の環状の弁座32が 形成されている。 前記第一の弁座32の半径方向外側で該弁座32と同心に、部分36に第二の 環状の弁座34が形成されており、該部分36は前記制御弁ハウジング21の部 分22の一部である。弁座32及び弁座34は図示の位置において、弾力のある シーリング部材38と共に密閉作用を行う。この、ゴム製の、弾力のあるシーリ ング部材38には、前記制御弁ハウジング21に気密に連結された円筒状ダイア フラムが設けられ、該シーリング部材38は、ばね受け部材39に支持された圧 縮ばね40aによって、第一の弁座32と第二の弁座との方へ押されている。も う一つの圧縮ばね40bが、前記ばね受け材39の反対側に支持されて前記入力 棒24を該入力棒24の作動方向の反対方向へ押している。 コイル保持体42に保持されて前記制御弁ハウジング21の部分23に収容さ れた環状ソレノイドコイル44を前記電磁操作ユニット26は更に有する。該部 分23は該ソレノイドコイル44を同心状に包囲している。接極子28に対する 対抗部分46が、図2において、左側から前記制御弁ハウジング21の前記部分 23に嵌め込まれている。前記対抗部分46は、接極子28に向う側に直径の小 さな部分48を備え、該部分48には、その自由端に、外から中に入るに従って 直径が階段状に小さくなって行く穴50が設けられている。前記接極子28が軸 心方向に移動できるように嵌まっている、前記穴50の最大径部分は、該接極子 28の案内として機能する。非磁性材料で作られた、基本的に環状である円板5 6が、前記接極子28の、前記穴50内に位置した端部の環状面52と、前記対 抗部分46の環状面54との間に設けられ、該円板56と該接極子28との間に は、軸心方向の隙間Lがあって、該接極子28の最大行程に該当している。前記 接極子28が最大行程に在るとき、該接極子28と前記対抗部分46との間に前 記円板56は最小の磁気間隙(ein magnetischer Mindestspalt)を保証して、該 接極子28が前記対抗部分46に付着し、かつ、その結果として引き離しに大き な力を要することを、防止する。図2に見られるように、フランジ57によって 制御弁ハウジング21の部分23に圧密に固定された前記対抗部分46は、前記 コイル保持体42を制御弁ハウジング21の部分23に固定している。組立状態 において、前記対抗部分46の小径部である部分48と前記接極子28とは案内 スリーブ58に包囲されている。金属の薄板から成る該案内スリーブ58は、半 径方向外側で制御弁ハウジング21の前記部分23に対してOリング59によっ てシーリングされており、半径方向内側で別のOリング60によって前記対抗部 分46に対してシーリングされている。 図1から明らかなように、前記電磁操作ユニット26と前記制御弁20とは、 それぞれの中央を前記入力棒24と、該入力棒24に連結された第一の操作ピス トン62と、該第一の操作ピストン62に隣接する第二の操作ピストン64とに よって貫通されている。該第一の操作ピストン62の外周には環状の溝が設けら れており、この溝にはピンセット形状のストッパ66が、操作ピストン62の軸 心に垂直に嵌設されている。該第一の操作ピストン62の右端には球面状に陥入 した座が設けられ、該座に前記入力棒24の球状端68が嵌り込んでいる。前記 球状端68との連結部の頂点で前記操作ピストン62の材料を前記入力棒24の 主要部に対してかしめる(図示されていない)と、連接部の球面すり合わせ継手 機能が損なわれずに該球状端68が軸心上で保持される。前記第一の操作ピスト ン62の階段状に拡大した部分で環状の溝に収容されているラジアルシーリング 部材70が、前記スリーブ30の内部円筒面に対し、滑動可能に前記第一の操作 ピストン62をシーリングしている。 前記操作ピストン64を案内するために、スリーブ72が前記対抗部分46に おける穴50に嵌め込まれている。ばね74の一端が該スリーブ72に当接し、 他端は前記接極子28に作用して、該接極子28を、図2に示されるように、そ の作動開始位置へと押している。これもまた図2から明かなことであるが、前記 第二の操作ピストン64は、その一端に半径方向に形成されたフランジ76によ って前記接極子28に機械的に当接している。前記対抗部分46の内部に位置す る、前記第二の操作ピストン64の端部は、いわゆる受感板(Fuehlscheibe)78 に作用する。マスタ・シリンダ側に向って階段状に拡がっている、前記対抗部4 6の中央穴80に該受感板78は収容され、次に、エラストマー材料製であって 同様にカップ状の中央穴80に収容された、いわゆるリアクション・プレート8 2に作用する。符号84が示すものは、ここでは更に関心を持つべきものではな いが、マスタ・シリンダ(図示されていない)への連結部材として機能する一中 間部材であり、ブレーキブースタからの力をマスタ・シリンダに伝えるものであ る。 制動が丁度行われたばかりでブレーキが解放された状態を想定して、ブレーキ ブースタ10の作用を更に詳細に説明する。ブレーキブースタ10のハウジング 12に当接すること(図1参照)によって前記ストッパ66は、前記第一の操作 ピストン62、前記第二の操作ピストン64、前記接極子28(前記ばね74に よって前記シーリング部材38の方へ押されている)、及び、前記第一の弁座3 2(前記接極子28に連結されている)の各休止位置を決定し、また、前記ハウ ジング12に関する前記第一の弁座32の相対位置を決定する。この場合、前記 可動壁14に固定された前記制御弁ハウジング21は、前記ブレーキブースタハ ウジング12内に配設された戻しばね86の力によって前記第一の弁座32に関 して、なお移動を続けることができる。その結果、前記第一の弁座32は前記シ ーリング部材38から離れ、従って、前記作動室16が大気に連通させられる。 その結果、前記可動壁14において増大する圧力差が、該可動壁14を逆方向に 移動させ、前記シーリング部材38を再び前記第一の弁座32に当接させ、前記 作動室16への大気圧の供給を終らせる。閉じられた前記弁座32、34の周囲 に、このようにして力の平衡が生ずる。そして前記入力棒24は、軸心方向の無 駄な行程(Totgang)無しで、この位置から操作され得て、前記制御弁20を直ち に開かせ、倍力作用を直ちに始めさせる。休止位置(Ruhestellung)と更に呼ばれ る、この制御弁位置(Steuerventillage)からの専ら電磁的な操作についても、こ のことは、あてはまる。 ブレーキブースタ10が入力棒24によって作動させられると、作動のための 移動量が操作ピストン62及び64を経由して接極子28に送られ、第一の弁座 32が、この移動量に応じて開かれる。操作ピストン64は次に受感板78を経 由してゴム状の弾性を有するリアクション・プレート82に連結され、このよう な連結によって、操作ピストン64に対する力の帰還が、すなわちリアクション ・プレート82からマスタ・シリンダに送られた力の帰還が公知の方法でできる 。 入力棒24に作用している操作力が無くなると、これに応じて第一の弁座32 が再び閉じ、第二の弁座34が、閉じられた第一の弁座32によって生じさせら れた、シーリング部材38の軸心方向変位の結果として、開く。このような仕方 で真空室18と作動室16とが連通することにより、可動壁14に作用している 圧力差が小さくなり、初期状態、すなわち休止位置が復活する。 前記ソレノイドコイル44を励磁して制御弁20を電磁作動させると、同様の 作用が進行するが、ゴム状の弾性を有するリアクション・プレート82から接極 子28への力の帰還は生じない。 図示説明される全ての実施形態において、電磁操作ユニット26を包囲してい る制御弁ハウジング21の部分23は、磁気抵抗が小さい材料から製造される。 このようにして、制御弁ハウジング21の部分23は、電磁操作ユニット26の 磁気回路の一部を形成できる。前記部分23の材料は、通常は磁性材料、或は磁 化可能材料であるが、反磁性物質ではない。従って、図示説明される実施形態に おいては、磁気回路は接極子28、対抗部分46、ソレノイドコイル44、及び 、制御弁ハウジング21の部分23から構成される。 図3で図解された第一の実施形態によれば、前記対抗部分46には嵌接体92 が設けられ、該嵌接体92は、その内外がカップ状に形成されて、その外径が、 接極子28に向って階段状に小さくなっている。該嵌接体92は、反磁性物質で 作られており、好ましくは、軽量材料から、例えば、ガラス繊維で補強されたプ ラスチック材料のような、軽量構造材料(Leichtbauwerkstoff)から成っている。 該嵌接体92は、前記対抗部分46を貫通して、端部が、接極子28に面して前 記環状面54をいくらか越えて突出している。その突出長さは前記第一の実施形 態における前記の非磁性の円板56の厚さに等しく、該円板56と同じ機能を該 嵌接体92は果たす。更に、該嵌接体92は、前記第二の操作ピストン64を該 嵌接体92に一体に形成された案内94によって案内し、前記ばね74の一端の ための支持部を形成している。前記受感板78と前記リアクション・プレート8 2とは、前記対抗部分46からマスタ・シリンダ(図示されていない)の方に突 出した、嵌接体92のカップ状部材92aに収容されている。嵌接体92は、対 抗部分46に、該対抗部分46の環状のスカート状部分、すなわち張出し材料部 96によって連結・固定されている。必要であれば、シーリングリングの挿入に よって、嵌接体92と対抗部分46との連結部に更に良好なシーリングを保証で きる。 前記対抗部分46内の前記嵌接体92の先細り構造の結果として、一方では、 該対抗部分46を通じての最善の磁束が得られ、他方では、明瞭な重量軽減が達 成される。 図4に示された第二の実施形態は、嵌接体92の先細りが前記対抗部分46内 で階段状にではなく円錐状に行われているという点で前述の第一の実施形態と異 なる。嵌接体92の、この、一様な先細りにより、対抗部分46内に更に良好な 磁束が得られる。更に、該第二の実施形態は、該嵌接体92が射出成形法などに より前記対抗部分46に接して直接に形成されるという点で第一の実施形態と異 なる。射出成形中に、前記嵌接体92の材料が前記対抗部分46のアンダカット (Hinterschneidungen)内に流入するので、射出成形された材料の硬化後には、嵌 接体92と対抗部分46との間に、機械的な力に耐え、かつ、シーリングされて いる連結が形成されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポルケ,ペーター ドイツ連邦共和国、デー 56269 ディー アドルフ、ケーニヒスベルガーシュトラー セ 13 (72)発明者 ボイエレ,クリストフ ドイツ連邦共和国、デー 56068 コブレ ンツ、ジュートアレー 71 (72)発明者 ダンネ,ウルリヒ ドイツ連邦共和国、デー 56170 ベンド ルフ、コブレンツ―オルパー―シュトラー セ 120

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.車両ブレーキシステム用のブレーキブースタ(10)であって、 *少くとも一つの可動壁(14)によって真空室(18)と作動室(16)とに 仕切られたハウジング(12)と、 *所望に応じて前記作動室(16)を大気圧に、又は真空源に連通させる制御弁 (20)であって、前記ハウジング(12)に関し相対的に一緒に移動するため に前記可動壁(14)に連結された制御弁ハウジング(21)を備えた制御弁( 20)と、 *前記制御弁ハウジング(21)内に収容され、かつ、ソレノイドコイル(44 )と、前記制御弁(20)の第一の弁座(32)に固定されてばねの力に対抗し て作用する接極子(28)と、該接極子(28)に対する対抗部分46とを備え た電磁操作ユニット(26)と を備えたブレーキブースタ(10)において、 反磁性の材料から成る嵌接体(92)が前記対抗部分(46)を貫通し、該対 抗部分(46)から前記接極子(28)の方にいくらか突出して操作ピストン( 64)のための案内(94)を形成していることを特徴とするブレーキブースタ (10)。 2.前記嵌接体(92)が、前記対抗部分(46)の内部において該対抗部分( 46)の自由端から前記接極子(28)の方に向かって先細りしていることを特 徴とする、請求項1に記載のブレーキブースタ。 3.前記嵌接体(92)が、その、前記接極子(28)に対するとは反対の側に カップ状部分(92a)を備え、該カップ状部分(92a)が、受感板(78) と、エラストマー材料から成るリアクション・プレート(82)とを収容して前 記対抗部分(46)から突出していることを特徴とする、請求項2に記載のブレ ーキブースタ。 4.前記嵌接体(92)と前記対抗部分(46)とが、該対抗部分(46)の環 状の張出し材料部分(96)によって互いに連結・固定されていることを特徴と する、請求項1ないし3のいずれかに記載のブレーキブースタ。 5.前記嵌接体(92)が、射出成形によって作られて前記対抗部分(46)に 該射出成形によって結合させられていることを特徴とする、請求項1ないし3の いずれかに記載のブレーキブースタ。 6.前記接極子(28)に付勢しているばね(74)のための支持部を前記嵌接 体(92)が形成していることを特徴とする、請求項1ないし5の何れかに記載 のブレーキブースタ。
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