JP2001501466A - ロドスポリジウム・トルロイド由来のセファロスポリンエステラーゼ遺伝子 - Google Patents

ロドスポリジウム・トルロイド由来のセファロスポリンエステラーゼ遺伝子

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ブリストル―マイヤーズ・スクイブ・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ロドスポリジウム・トルロイド(Rhodospori dium toruloides)由来のセファロスポリンエステラーゼをコード化する核酸、並びに単離セファロスポリンエステラーゼ、発現ベクター、宿主細胞およびセファロスポリンエステラーゼの産出方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 ロドスポリジウム・トルロイド由来のセファロスポリンエステラーゼ遺伝子 技術分野 本発明はロドスポリジウム・トルロイド(Rhodosporidium Toruloides)由来 の単離セファロスポリンエステラーゼおよび該エステラーゼをコード化する核酸 に関するものである。背景技術 セファロスポリンエステラーゼとは、下記一般構造式Iのセファロスポリンの 3’-アセチル基を加水分解して対応する脱アセチル化合物IIにすることが可能 な酵素に対する一般用語である。 セファロスポリンの化学的脱アセチル化反応は、目的の脱アセチル化合物に加え て副生成物を一般に与える傾向にある極端なpH条件下で行なわれる。酵素的脱 アセチル化反応は、これまで多くの雑誌および特許に記載されている。ピンク酵 母ロドスポリジウム・トルロイドのセファロスポリンCエステラーゼ活性につい ては、最初にグラクソ研究所でのスミス(Smith)らにより米国特許番号4,533,6 32において報告され、また米国特許番号5,512,454において使用されている。し かしながら、該変換に対して全細胞または粗エキスを使用し、該酵素は精 製および特性決定されていないものであった。 これまで、ロドスポリジウム・トルロイド由来の単離セファロスポリンエステ ラーゼおよび該エステラーゼをコード化する核酸については、知られてはいない 。発明の概要 本発明は、ロドスポリジウムトルロイド由来の単離かつ精製セファロスポリン エステラーゼで、好ましくはSEQ.I.D.NO.:2または4の配列を有するものに関連 する。SEQ.I.D.NO.:2は完全または無傷エステラーゼのアミノ酸配列であり、一 方、SEQ.I.D.NO.:4は無傷のエステラーゼにおける最初の(N-末端)28アミ ノ酸を切除した、551アミノ酸フラグメントである成熟ペプチドの配列である 。最初の28アミノ酸の切断は、いくつかの宿主細胞、例えば大腸菌で起こる。 該成熟ペプチドは典型的に、該無傷のエステラーゼよりも酵素活性が高いことを 示す。 本発明はまた、該エステラーゼをコード化する核酸、好ましくはSEQ.I.D.NO: 1のcDNAまたはSEQ.I.D.NO:3のゲノムDNAにも関連する。図面の簡単な説明 図1は、セファロスポリンエステラーゼの至適温度を示す。 図2は、セファロスポリンエステラーゼの熱安定性を示す。 図3は、セファロスポリンエステラーゼの至適pHを示す。 図4は、たんぱく質のN-末端(SEQ.I.D.NO:9)、ゲノムN-末端の逆転(rev erse)翻訳配列(SEQ.I.D.NO:10)、該逆転翻訳配列に相補的な反転(inverse )翻訳配列(SEQ.I.D.NO:11)およびエステラーゼに対する遺伝子を同定する のに用いた4個のオリゴヌクレオチドプローブ(各プローブ1−4はSEQ.I.D.NO .:5−8に対応)を示す。Xは任意。 図5Aは、本発明のエステラーゼをコード化するcDNA配列(SEQ.I.D.NO.: 1)および本発明のエステラーゼの対応するアミノ酸配列(SEQ.I.D.NO.:2)を 示す。 図5Bは、図5Aの続きを示す。 図6Aは、本発明のエステラーゼをコード化するゲノムDNA配列(SEQ.I.D. NO.:3)および本発明のエステラーゼの対応するアミノ酸配列(SEQ.I.D.NO.:2 )を示す。 図6Bは、図6Aの続きを示す。 図7は、完全たんぱく質よりも高い酵素的活性を典型的に有する成熟ペプチド の551アミノ酸配列(SEQ.I.D.NO.:4)を表す、579アミノ酸を含有する本 発明のエステラーゼのアミノ酸配列(SEQ.I.D.NO.:2)を示す。 図8は、本発明の無傷エステラーゼのアミノ酸組成分析を示す。発明の詳細な説明 本発明は、ロドスポリジウム・トルロイド由来のセファロスポリンエステラー ゼの全部もしくは一部をコード化する核酸配列からなる単離核酸分子に関する。 ロドスポリジウム・トルロイドの好ましい菌株は、当該技術分野でよく知られか つ、アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(メリーランド州、ロック ビル)に寄託され入手可能なATCC 10657であって、米国特許番号4,533,632に記 載されている。該核酸分子はDNA分子、および該核酸配列はDNA配列が好ま しい。全DNA配列を本明細書中では、式(左から右への配向は5’から3’へ の従来通りの方向である)で表す。本明細書中で使用したヌクレオチド塩基の略 語は、当技術分野における従来通りであり、例えばTはチミン、Aはアデニン、 CはシトシンおよびGはグアニン;また、XはA、T、CもしくはG、Puはプ リン(すなわち、GもしくはA)およびPyはピリミジン(すなわち、Tもしく はG)である。実質的に、図5および6で示されるヌクレオチド配列の全部もし くは一部を有するDNA配列;またはこれらのDNA配列の一つに相補的なDN A配列;またはこれらのDNA配列の一つに相補的なDNA配列にハイブリダイ ズする(hybridizes)DNA配列がさらに好ましい。DNA配列は厳密な(string ent)条件下でハイブリダイズするのが好ましい。厳密なハイブリダイゼーショ ン条件により、DNA配列が相同80%以上、好ましくは85%以上、もしくは より好ましくは90%以上で選別される。厳密な条件下でのDNAスクリーニン グは、Nature,313:402−404(1985)に記載の方 法にしたがって実行可能である。本出願に開示したDNAと厳密な条件でハイブ リダイズすることが可能なDNA配列とは、例えば開示したDNA配列の対立遺 伝子変異体、ロドスポリジウム・トルロイド中に天然に存在するが、開示したD NA配列に関連するもの、もしくは他のバクテリア源から導かれるものであって よい。核酸のハイブリダイゼーションの一般的な技法については、マニアティス ,T.(Maniatis,T.)らによるMolecular Cloning ,a Laboratory Manual,コー ルド・スプリング・ハーバー,ニューヨーク(1982)、およびハイメス,B .D.(Haymes,B.D.)らによるNucleic Acid Hybridization ,a Practical Ap proach ,IRLプレス,ワシントンDC(1985)に開示されており、これら の文献を本明細書中に盛り込む。セファロスポリンエステラーゼの一部をコード 化するヌクレオチド配列(例えば、DNA配列)の場合、該ヌクレオチド配列は その長さが少なくとも20以上のヌクレオチドであることが好ましい。 好ましいDNAフラグメントは、SEQ.ID.NO.:5−8のプローブである。本発 明のセファロスポリンエステラーゼ分子は、必ずしも触媒活性を有することを要 しない。例えば、触媒的に不活性なセファロスポリンエステラーゼもしくはその フラグメントは、たんぱく質に対する抗体を増加するのに有効である。 また、本発明は修飾配列をも包含することが意図される。本発明で用いる、語 句“修飾(modified)”とは、ヌクレオチドもしくはポリペプチド配列を言及す るとき、天然に見られる野生型とは異なるヌクレオチドもしくはポリペプチド配 列を意味する。 本発明のDNA配列は、当技術分野における通常の知識を有するものによく知 られた様々な方法を用いて得ることが可能である。少なくとも3つの主要方法: (1) ゲノムDNAもしくは該配列を含む相補的DNA(cDNA)から2本 鎖DNA配列の単離法; (2) 該DNA配列の化学的製造法;および (3) ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による該DNA配列の製造法 を択一的に用いることが可能である。 最初のアプローチでは、ゲノムもしくはcDNAライブラリを、セファロスポ リンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化するDNA配列を同定するため にスクリーニングしてもよい。例えば、R.トルロイドゲノムDNAライブラリ は、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化するDNA配 列を同定するのにスクリーニングしてもよい。様々な技法がゲノムDNAもしく はcDNAライブラリをスクリーニングするのに使用され得る。 例えば、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化する標 的ゲノムDNAもしくはcDNA内に存在する配列を複製するラベルした1本鎖 DNAプローブ配列を、1本鎖形態に変成したゲノムDNAもしくはcDNAの コピーをクローンするのに用いるDNA/DNAハイブリダイゼーション法にお いて使用可能である。 ゲノムDNAもしくはcDNAライブラリはまた、免疫ブロット分析技法を用 いて、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化するゲノム DNAもしくはcDNAに対してスクリーニングすることが可能である。 免疫ブロット分析もしくはハイブリダイゼーション技法に適当な典型的なスク リーニング方法の一つでは、通常ベクター中に含まれるゲノムDNAライブラリ もしくはcDNAライブラリをまず、寒天プレート上に塗り広げ、次いでクロー ンをフィルター膜、例えばニトロセルロース膜に移す。次いで、DNAプローブ をハイブリダイズするか、あるいはセファロスポリンエステラーゼの全部もしく は一部をコード化するゲノムDNAもしくはcDNAを含有するこれらのクロー ンを同定するために、該クローンに抗体を結合させることも可能である。 2番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部 をコード化する本発明のDNA配列を化学的に製造することが可能である。例え ば、セファロスポリンエステラーゼをコード化するDNA配列は、ヌクレオチド の正確な直鎖配列を形成できるように、連続してライゲーション可能な(適当な 末端制限部位もしくは相補的末端配列を介して)一連の100塩基オリゴヌクレ オチドとして製造可能である。 3番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部 をコード化する本発明のDNA配列を、PCRを用いて製造可能である。簡潔に 言えば、長さが少なくとも15塩基で、標的DNA配列の反対鎖にハイブリダイ ズする合成DNAオリゴヌクレオチドの対(PCRプライマー)を、標的配列上 の介在領域を酵素的に増幅するのに使用する。鋳型の熱変成、プライマーのアニ ーリングおよびDNAポリメラーゼでのアニーリングしたプライマーの3'−末 端の伸張といったサイクルを繰り返すことにより、PCRプライマーの5'−末 端により決めたセグメントの増幅が生じる。ホワイト(White)らによるTr ends Genet.5,185−189(1989)を参照。 本発明のDNA配列は、本発明にしたがって様々な方法に使用可能である。該 DNA配列のもっとも顕著な使用としては、セファロスポリンの3’アセチル基 を加水分解するのに有用なセファロスポリンエステラーゼの製造が挙げられる。 しかしながら、それらはまたセファロスポリンエステラーゼに関連したタンパク 質をコード化する他のDNA配列をハイブリダイゼーションして選別する目的で 、他のcDNAおよびゲノムDNAライブラリをスクリーニングするためのDN Aプローブとして使用可能である。加えて、セファロスポリンエステラーゼの全 部もしくは一部をコード化する本発明のDNA配列を、他のcDNAおよびゲノ ムDNAライブラリをスクリーニングし、かつR.トルロイド以外の微生物由来 のセファロスポリンエステラーゼ分子をコード化するDNA配列をハイブリダイ ゼーションすることで選別するためのDNAプローブとして使用可能である。 セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化する本発明のD NA配列はまた、様々な突然変異体を製造するのに修飾(すなわち、突然変異) 可能である。そういった突然変異体は、変性(すなわち該突然変異体は突然変異 したコドンによるコード化されたアミノ酸配列を変化させる)も、または非変性 (すなわち該突然変異体は突然変異したコドンによるコード化されたアミノ酸配 列を変化させない)にいずれであってもよい。これらの修飾されたDNA配列は 、例えば、セファロスポリンエステラーゼDNA配列を突然変異させることによ って製造し、結果、該突然変異に基づき、当該技術分野で公知の様々な方法を用 いて、コード化されたポリペプチド中に一個以上のアミノ酸を欠失、置換、挿入 、反転もしくは追加することが可能となる。例えば、モリナガら(Bio/Technol .2、636-639(1984))、タイラー(Taylor)ら(Nucl.Acids Res .13、8749-8764(1985))およびクンケル(Kunkel)(Proc.Na tl.Acad.Sci.USA、82、482-492(1985))により記載された 部位特異的突然変異誘発法を用いることが可能である。加えて、部位特異的突然 変異誘発のためのキットを商業売主から購入可能である。例えば、部位特異的突 然変異誘発のためのキットを、アメルシャム(Amersham)社(アーリントンハイ ト(Arlington Heights)、IL)から購入可能である。加えて、サイヤー(Sayers )らにより記載(Nucl.Acids Res.16、791-802(1988)))され た分裂、欠失および切断方法を使用することも可能である。変性および非変性な 突然変異体は両方共に、本発明のポリペプチドを産出もしくは使用する際利点を 有する。例えば、これらの突然変異体は高水準の産出、簡便な精製を許容し、あ るいは更なる制限エンドヌクレアーゼ認識部位を供する。該修飾DNAおよびポ リペプチド分子の全ては本発明の技術範囲内である。 本発明は、さらにセファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード 化するDNA配列からなる発現ベクターに関する。発現ベクターとしては、実質 的に図6もしくは7に示される、ヌクレオチド配列を有する1個のDNA配列の 全部もしくは一部から成ることが好ましい。セファロスポリンエステラーゼの全 部もしくは一部をコード化するDNA配列に有効に結合した、1個以上の規則的 なDNA配列から成ることがより好ましい。本明細書中で用いる際、語句“有効 に結合(operatively linked)”とは、規則的なDNA配列がセファロスポリン エステラーゼの全部もしくは一部をコード化するDNA配列の複製および/また は発現を管理(direct)できることを意味する。 本発明における有用な発現ベクターとしては、時にそれらのベクター形態中で 染色体に結合しない、環状二重鎖DNAループと称される、“プラスミド”の形 態をとる。しかしながら、本発明では同等の機能を果たし、かつ引き続きこれま で該技術分野で公知である、他の形態の発現ベクターをも含めることを意図する 。 本発明において有用な発現ベクターは典型的に、複製起点、DNA配列の前部 (すなわち、上流)に位置するプロモーターを、続いて該構造タンパク質の全部 もしくは一部をコード化するDNA配列からなる。さらに該構造タンパク質の全 部もしくは一部をコード化するDNA配列に続いて、末端配列の転写物および残 存ベクターからなる。該発現ベクターはまた、該技術分野で公知の他のDNA配 列、例えば発現生成物の安定性を供する安定性リーダー配列、発現生成物の分泌 を供する分泌性リーダー配列、構造遺伝子の発現がモジュレート(例えば成長培 地中の栄養素もしくは、他の誘導物質の存在有無による)されるのを許容する配 列、形質転換宿主細胞中で表現型選択を供することが可能な指示配列、プラスミ ドへの有糸分裂安定性を供する動原体といった安定性因子および制限エンドヌク レアーゼによる切断用部位を供する配列を含んでもよい。実際に用いた発現ベク ターの特性は、使用予定の宿主細胞と合わなければいけない。例えば、真菌細胞 システム中でクローニングする際、発現ベクターは真菌細胞のゲノムから単離し たプロモーター(例えば、R.トルロイド由来のセファロスポリンエステラーゼ プロモーターもしくは、アスペルギルス・ニジュランス(Aspergillus nidulans )由来のtrpCプロモーター)を含有すべきである。特定の発現ベクターは、 真菌宿主の自己複製プラスミドのインビボ産出を促進する真菌の自律複製配列( autonomously replicating sequence)(ARS;例えば、フサリウム・オキシ スポラム(Fusarium Oxysporum)およびサッカロミセス・セレビジアエ(Saccha romyces cerevisiae)由来のARS)を含む。本発明の真菌発現ベクターは、真 菌ARSといった配列を有さず、したがって宿主細胞のプラスミド入り口上の宿 主染色体に組み込まれることが好ましい。そういった組み込みは、遺伝子の安定 性を増大するので好ましい。本発明によって考えられる発現ベクターは、少なく とも大腸菌内の複製および真菌細胞内の組み込み、好ましくは本発明のセファロ スポリンエステラーゼDNA配列の発現を管理することが可能なものである。大 腸菌の様々な宿主における複製の適当な起点としては、例えばColE1プラス ミド複製起点が挙げられる。適当なプロモーターとしては、例えばA.ニジュラ ンス由来のtrpCプロモーター、および大腸菌由来のネオ−r遺伝子プロモー ターが挙げられる。適当な末端配列としては、例えばA.ニジュランス由来のt rpCターミネーターおよび大腸菌由来のネオ−r遺伝子ターミネーターが挙げ られる。また、発現ベクターとしては選別可能なマーカーをコード化する配列を 含むことが好ましい。選別可能なマーカーとは抗体耐性であることが好ましい。 選別可能なマーカーとして、フレオマイシン(phleomycin)耐性(真菌細胞に対 して)、アムピシリン耐性およびネオマイシン耐性(バクテリア細胞に対して) を、便宜的に用いることができる。これらの物質の全てが当該技術分野 で公知であり、商業的に入手可能である。 所望のコードおよびコントロール配列を含有する適当な発現ベクターは、当該 技術分野で公知である標準組換えDNA技法を用いて作ることができ、該技法の 多くはサンブルック(Sambrook)らによる、分子クローニング(Molecular Clon ing):研究所マニュアル(A Laboratory Manual),セカンドエディション,コ ールド・スプリング・ハーバー(Cold Spring Harbor)研究所,ニューヨーク( 1989)に記載されている。本発明はさらに、セファロスポリンエステラーゼ の全部もしくは一部をコード化するDNA配列からなる発現ベクターを含有する 宿主細胞に関する。宿主細胞は、実質的に図6もしくは7に示されるヌクレオチ ド配列を有するDNA配列の全部もしくは一部からなる発現ベクターを含むこと が好ましい。セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化する DNA配列の複製および/または発現を管理することができ、かつ上記DNA配 列に有効に結合した1個以上の規則的なDNA配列からなる発現ベクターを含有 する宿主細胞であることがさらに好ましい。加えて、触媒的に活性でないセファ ロスポリンエステラーゼ分子をコードするのに修飾(例えば、分裂、欠失もしく は切断)されたDNA配列からなる発現ベクターを含有した宿主細胞が挙げられ る。適当な宿主細胞としては、真核宿主細胞および、例えば大腸菌などの原核宿 主細胞の両方が挙げられる。適当な真核宿主細胞としては、例えばR.トルロイ ド、セファロスポリウム・アクレモニウムおよびペニシリウム・クリソゲナム細 胞が挙げられる。 発現ベクターを当技術分野で公知の様々な方法により、宿主細胞に導入可能で ある。例えば、発現ベクターとの宿主細胞のトランスフェクションは、ポリエチ レングリコール関与プロトプラスト形質転換法により行なうことができた。しか しながら宿主細胞に発現ベクターを導入する他の方法、例えば、エレクトロポレ ーション、生体分解注入もしくはプロトプラスト融合をも使用可能である。 一度、発現ベクターを適当な宿主細胞に導入すると、該宿主細胞を大量のポリ ペプチドの発現を許容する条件下で培養することも可能であり、ポリペプチド分 子がセファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部からなる場合が好ましい 。 セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化するDNA配列 を含有する発現ベクターからなる宿主細胞を、以下の6つの一般的なアプローチ :(a)DNA-DNAハイブリダイゼーション;(b)マーカー遺伝子機能の存在の 有無;(c)宿主細胞中のセファロスポリンエステラーゼmRNA転写物の産出に より測定される転写レベルの評価;(d)遺伝子生成物の免疫学的な検出;(e)比色 計検出;(f)酵素アッセイ の内の1つ以上の方法により同定可能であり、なかでも酵素アッセイが好ましい 同定方法である。 1番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部 に対するDNA配列コードの存在を、DNA配列に相補的なプローブを用いるこ とでDNA−DNAもしくはRNA−DNAハイブリダイゼーションを検出する ことが可能である。 2番目のアプローチでは、組換え発現宿主ベクター系を特定のマーカー遺伝子 機能(例えば、アセトアミドの利用、抗体に対する耐性、殺真菌薬に対する耐性 、ウラシルプロトトロピー等)の存在有無に基づいて同定および選別することが 可能である。マーカー遺伝子は、セファロスポリンエステラーゼ コード配列を 調節するのに用いる同種もしくは異種のプロモーターの調節下、セファロスポリ ンエステラーゼの全部もしくは一部をコード化するするDNA配列として同種の プラスミド内に存在可能となる。導入もしくは選別に対する応答におけるマーカ ー遺伝子の発現は、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部をコード 化するDNA配列を運搬する完全な組換え発現ベクターが存在していることを示 す。 3番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼmRNA転写物の産 出をハイブリダイゼーションアッセイにより評価可能である。例えば、ポリアデ ニル化RNAは、ノーザンブロッティング(Northern blotting)またはRNA 配列に相補的なプローブを用いたヌクレアーゼ保護アッセイにより単離および分 析可能である。別法として、宿主細胞の全核酸を抽出し、該プローブに対するハ イブリダイゼーションアッセイが可能である。 4番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部 の発現を免疫学的に、例えばウエスタンブロッティング(Western blotting)に より評価可能である。 5番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼタンパク質の発現は 相補分析により評価可能である。例えば、本酵素中で欠損していることが公知の 細胞において、培地プレート上で無色の基質p-ニトロフェニルアセテートを、黄 色に着色したp−ニトロフェニレートへ酵素的加水分解することで、セファロス ポリンエステラーゼ活性の発現を検出することが可能である。 6番目のアプローチでは、セファロスポリンエステラーゼの発現を、公知の方 法を用いたセファロスポリンエステラーゼ酵素活性に対するアッセイにより測定 可能である。例えば、本明細書の実施例項に記載のアッセイを使用可能である。 本発明の発現ベクター、プラスミドもしくはDNA分子のDNA配列を、当該 技術分野で公知の様々な方法により決定可能である。例えば、サンガーら(Proc .Natl.Acad.Sci.USA 74,5463−5467(1977)に記載)によ るジデオキシ・チェーンターミネーション法、またはマクサム−ギルバート(Ma xam-Gilbert)法(Proc.Natl.Acad.Sci.USA 74,560−564(197 7)に記載)を使用可能である。 当然、全ての発現ベクターおよびDNA調節配列が本発明のDNA配列を発現 するのと同じ位十分機能を果たすとは限らないであろう。全宿主細胞が同一の発 現システムを持って同じ位十分機能を果たすとは限らないであろう。しかしなが ら、当業者であれば、本明細書で供するガイダンスを用いて過度の実験をするこ となくかつ本発明の技術的範囲から逸脱することなく、発現ベクター、DNA調 節配列および宿主細胞を選別することが可能となる。 本発明はさらに、セファロスポリンエステラーゼを発現することが可能な発現 ベクターを含有する宿主細胞を培養することからなるセファロスポリンエステラ ーゼを産出する方法に関する。 本発明はさらにまた、セファロスポリンエステラーゼの全部もしくは一部から なるポリペプチド分子にも関し、該ポリペプチド分子は好ましくは、実質的に図 5に示されるアミノ酸配列の全部もしくは一部を有する。ポリペプチド分子がセ ファロスポリンエステラーゼの一部からなる場合、ポリペプチド分子は長さが少 なくとも約10個のアミノ酸であることが好ましい。 本明細書で同定したアミノ酸残基の全ては、天然のL−立体配置である。標準 ポリペプチド命名法、J.Biol.Chem.243、3557−3559(1969 )を遵守する際、アミノ酸残基に対する略号は以下の対応表に示すとおりである 。 対応表 記号 アミノ酸 1-文字表記 3-文字表記 Y Tyr L−チロシン G Gly L−グリシン F Phe L−フェニルアラニン M Met L−メチオニン A Ala L−アラニン S Ser L−セリン I Ile L−イソロイシン L Leu L−ロイシン T Thr L−トレオニン V Val L−バリン P Pro L−プロリン K Lys L−リシン H His L−ヒスチジン Q Gln L−グルタミン E Glu L−グルタミン酸 W Trp L−トリプトファン R Arg L−アルギニン D Asp L−アスパラギン酸 N Asn L−アスパラギン C Cys L−システイン アミノ酸配列の全てを本明細書中、式(ここで、左から右の配向はアミノ末端 からカルボキシ末端への従来の方向)で表す。 本発明のポリペプチドは、合成手段、すなわち当業者に公知の方法によるアミ ノ酸成分からのポリペプチドの化学合成により得ることが可能である。例えば、 Houghtonら(Proc.Natl.Acad.Sci.82,5131−5135(1985) )に記載の固相法を使用可能である。該ポリペプチドはセファロスポリンエステ ラーゼの全部もしくは一部をコード化するDNA配列を発現する原核もしくは真 核宿主細胞中での産出によって、またはセファロスポリンエステラーゼの全部も しくは一部をコード化するDNA配列コードによりコード化されたmRNAのイ ンビトロでの翻訳によって、得られることが好ましい。例えば、図6もしくは7 のDNA配列は、上述の如くPCRを用いて合成され、および適当な発現ベクタ ーに挿入され、順次これを用いて宿主細胞を形質転換することができる。次いで 、組換え宿主細胞を培養し、セファロスポリンエステラーゼを産出することが可 能である。これらの手段によるポリペプチド産出における技法は該技術分野で公 知であり、また本明細書で記載の通りである。 次いで、この方法で産出したポリペプチドを単離、かつ様々なたんぱく質精製 技法を用いてある程度に精製可能である。例えば、イオン交換クロマトグラフイ ー、ゲルろ過クロマトグラフィーおよびイムノアフィニティークロマトグラフィ ーといったクロマトグラフィー精製法を使用可能である。 3'−アセチル基の加水分解反応に加えて、本発明のポリペプチドは他の多種 にわたる方法で使用可能である。例えば、ポリペプチドを公知の方法で、該ポリ ペプチドに結合可能なポリクローナル抗体もしくはモノクローナル抗体を製造す るのに使用可能である。これらの抗体は順次試料、例えば細胞試料中の本発明の ポリペプチドをイムノアッセイ技法、例えばラジオイムノアッセイもしくは酵素 イムノアッセイを用いて検出するのに使用可能である。該抗体はまた、本発明の ポリペプチドを精製およびそれらを様々な源から単離するアフィニティークロマ トグラフィーで使用することも可能である。 本発明のポリペプチドは、決定済みのDNAおよび演繹したアミノ酸配列によ って規定した。遺伝子コードの変性質は、ほとんどのアミノ酸残基および停止シ グナルに対して1個以上のコドンが存在することから生じるものであるが、この 性質に基づいて、図5で示す同一のアミノ酸配列をコード化する他のDNA配列 を、本発明のポリペプチドの産出に対して使用可能となる。加えて、対立遺伝子 的に多様なこれらのDNAおよびアミノ酸配列が天然に存在し、または当該技術 分野で公知の方法を用いて計画的に導入することが可能であることもわかる。こ れらの多様性は、総配列における1個以上のアミノ酸の差異によって、または前 述の配列における1個以上のアミノ酸の欠失、置換、挿入、反転もしくは付加に よって証明することが可能である。該アミノ酸置換は、残基に内因する、例えば 極性、電荷、溶解度、疎水性、親水性および/または両親媒性上の類似点に基づ いて成すことができる。例えば、負に荷電したアミノ酸としてはアスパラギン酸 およびグルタミン酸が挙げられ;正に荷電したアミノ酸としてはリシンおよびア ルギニンが挙げられ;非荷電性極性ヘッド基(head group)もしくは同様の親水 性値を有する非極性ヘッド基としてはロイシン、イソロイシン、バリン、グリシ ン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、スレオニン、フェニルアラ ニン、チロシンが挙げられる。他に予想される変種としては、上記のポリペプチ ドの塩もしくはエステル、並びに上記のポリペプチドの前駆体、例えばメチオニ ン、使用したN−ホルミルメチオニンおよびリーダー配列などのN−末端置換基 を有する前駆体が挙げられる。かかる変種のすべては、本発明の技術的範囲内に 含まれる。 以下の実施例はさらに本発明を例示するものである。これらの実施例は本発明 の技術的範囲を限定するものではなく、本発明の一層の理解を供するものである 。以下の実施例においては、数種の作用物質、プラスミド、制限酵素および他の 物質を商業源から手に入れ、供給者による指示にしたがって使用した。精製およ び特性決定やDNAのクローニングなどに使用した操作は、当該技術分野でよく 知られたもの、または文献から脚色可能なものである。実施例1 セファロスポリンエステラーゼの精製 1.1 微生物の培養 ロドスポリジウム・トルロイド(ATCC 10657)シード培養株を、培 地(2%グルコース、1%酵母エキス、1%バクト−ペプトン(Bacto−peptone )、0.5%KH2PO4、pH6.0、100ml)を入れた三角フラスコ(50 0ml)中、2%の凍結保存培養の接種から開始した。シードフラスコ を24時間、28℃および250rpmで培養し;2%接種物量を増殖段階(pr oduction stage)での発酵を開始するのに使用した。増殖段階での培地は、8% コーン浸し液(steep liquor)、1%KH2PO4、3%グルコース、pH6.2か らなる。該培地を2時間オートクレーブに入れた。これにより、通常のオートク レーブ時間(30分)と比べて、力価が増加した。発酵槽のブイヨンを高い通気性 を保ちながら、3もしくは4日間、16〜21℃で培養した。ブイヨン全体の特 異的活性は、典型的に20〜37IU/mlの範囲内であった。1.2 ロドスポリジウム・トルロイドからの酵素の精製 エステラーゼをロドスポリジウム・トルロイド細胞から、発酵槽ブイヨンをE DTA(100mM、pH4.0)で8時間処理することによって遊離させた。酵 素活性の約50%をこの様式で細胞から遊離させることができた。該ブイヨンを 細胞とコーン浸し固体を除去するために5000g遠心分離した。上澄み液を、 分子量30,000のカット−オフ能を有する超粒子中空ファイバーカートリッ ジを通して限外ろ過し、もとの容量の10%とした。該酵素に脱イオン水を加え て、もとの容量にもどした。2M水酸化アンモニウムを加えることでpHを7. 0とし、また該酵素溶液にトリスアクリルDEAE(100g樹脂/50ml酵 素溶液)を加え、カリウムホスフェイト緩衝溶液(50mM、7.0)で洗浄し た。該酵素はDEAEに結合せず、ろ液中に得られ、次いでこのろ液を1.0M 酢酸を用いてpH4.5とした。次いで溶液をカルボメチルセファロースカラム (18×3cm)上部に置き、酢酸アンモニウム(50mM、pH4.5)で、2 80nmでの吸光度が0.1以下(約4倍のカラム容量)になるまで洗浄した。 エステラーゼを酢酸アンモニウム(直線勾配50〜500mM、pH6.5、流 速1.0ml/分)で溶出した。フラクション(7.0ml)を集め、該エステラー ゼ含有フラクションをプールし、分子量50,000でのカットオフ能を有する セントリコン(Centricon)で濃縮した。 実施例2 セファロスポリンエステラーゼの特性決定 2.1 酵素の特異的活性 セファロスポリン(25−400mM)のカリウム塩、カリウムホスフェイト (100mM、pH6.5)を含有した反応混合物に酵素を加え、最終容量を0. 5mlとした。該混合物を30℃で(特に記載がない場合)インキュベートし、 50%アセトニトリル(2.0ml)を加えて、反応を停止した。反応はHPLC (5ミクロンC18カラム、50×4mm;移動相25mMオクタンスルホン酸 、0.1%リン酸、12%メタノール;pH2.5;254nm)で追跡した。タ ンパク質を、標準溶液としてウシ型血清アルブミンを用いた、バイオ−ラッドタ ンパク質アッセイキット(Bio-Rad Co.,USA)によりアッセイした。該酵素はセフ ァロスポリンCとのミカエリス−メンテン速度論を示した。二重逆数プロットか ら、セファロスポリンCの加水分解反応に対するKmはVmaxが77.0μモル/ 分/mgに相当する51.8mMであることが分かった。セファロスポリンCの 1.0%溶液は30℃、30分内で加水分解反応が完結し、HPLC分析により 全く副生物は観察されなかった。2.2 基質のファイル エステラーゼ活性について、p-ニトロフェニルエステル基質をセファロスポリ ン誘導体と併せて用いて測定した。該酵素を30℃(特に記載のない場合)で、 p-ニトロフェニルアセテート/カリウムホスフェイト緩衝溶液(pH6.5)( 10.0mM/100mM)または、炭素鎖がC:2〜C:18の範囲のp-ニト ロフェニルエステル/カリウムホスフェイト緩衝溶液(pH6.5)+2%アセ トニトリル(10.0mM/100mM)を用いてインキュベートした。酵素活 性を、p-ニトロフェニレートイオンの形成による405nmでの吸光度の増加を 測定することによって分光光学的に追跡した。セファロスポリン誘導体のアッセ イを実施例2.1に記載する。該結果を、p-ニトロフェニルエステル基質に関し ては表1に記載し、セファロスポリン誘導体に関しては表2に記載する。 表1.エステラーゼ活性におけるエステル鎖長の増大による影響 表2:セフェム基質に対するエステラーゼ活性の相対速度 2.3 温度の影響 A.至適温度 酵素をp−ニトロフェニルアセテート(10.0mM)/カリウムホスフェイ ト緩衝液(100mM、pH6.5)でインキュベートした。反応混合物をシエ イクした(300rpm)水浴中、温度(10〜65℃)で10分間インキュベ ートした。該反応の至適温度は25℃であった。結果を図1に示す。 B.熱安定性 酵素を、実施例2.3Aに記載したp−ニトロフェニルアセテートでインキュ ベートした。酵素を様々な温度で15分間インキュベートし、次いですぐに氷上 に置いた。該酵素は、温度が約25℃でインキュベートした場合不安定であり、 30〜45℃間で急激に失活した。結果を図2に示す。2.4 pH の影響 酵素を、実施例2.3Aに記載したp-ニトロフェニルアセテートでインキュベ ートした。トリス−マレイン酸万能緩衝液(100mM)をpH4〜8の範囲で 使用した。該エステラーゼはpH4.5〜7の範囲で活性であり、またp-ニトロ フェニルアセテートとセファロスポリンCとを用いたときpH6.0で至適活性 を示すことが分かった。p-ニトロフェニルアセテートとの結果を図3に示す。2.5 様々な酵素モデュレーターの影響 酵素を試薬(10mM)の存在下、15分間、25℃でインキュベートした。 次いで、反応混合物をアッセイ混合液に100倍に希釈し、p-ニトロフェニルア セテートと共にアッセイした。結果を表3にまとめた。結果より、ロドスポリジ ウム酵素に対するセリン活性部位の存在が強く示唆される。フッ化フェニルメチ ルスルホニル(PMSF)、3,4−ジクロロイソクマリン(DCl)およびジ メチルホスファイト全て、該酵素を阻害した。ヒスチジン−修飾作用物質である ジエチルピロカルボネートは特に、該酵素を失活した。β−メルカプトメタノー ルおよびジチオスレイトールを用いた場合わずかな活性化が観察されたが、スル フヒドリル作用物質であるヨードアセトアミドおよびN−エチルマレイミドは、 該酵素の活性においてはほとんどまたは全く影響がなかった。また、EDTAを 用いた場合わずかな阻害性が観察されたが、金属イオンの存在有無による影響は ほとんどまたは全くなかった。2.6 等電点(pl)の決定 等電電気泳動ゲルを、パーマシアバイオテック(Pharmacia Biotech、スウェ ーデン)により開発されたアンホリン(Ampholine)PAGプレートを用いてpH 3〜4の範囲で行なった。pIはまた、広範囲にわたる(pH3〜9)両性電解 質混合物を用いて、ライニン(Rainin Co.、USA)会社によって開発されたMi npHorシステムを用いて決定した。該タンパク質の等電点を約5.6と決定 した。2.7 分子量の決定 分子量をゲル浸透クロマトグラフィーおよびゲル電気泳動により決定した。S DS−PAGEゲル(勾配8〜25%)を、ラエムリ(Laemmli)の方法(ラエ ムリ、U.K.1970.による、Cleavage of structural proteins during the as sembly of the head of bacteriophage T4.Nature(ロンドン)227: 680-685)にしたがって行なった。たんぱく質はクーマシーブリリアント ブルー(Coomassie brilliant blue)で染色した。ゲル浸透クロマトグラフイー を、HPLC(トーソーハース(Toso Haas)TSK−GeL GS3000SW XLカラム、75×300mm;移動相カリウムホスフェイト(200mM、p H6.8)、塩化ナトリウム(150mM)により行なった。バイオ−ラッドゲ ルろ過標準混合物(MW 670,000−1,350)を指示薬として用いた。 流速を1.0ml/分とし、溶出液を280nmで追跡した。フラクションを集 め、エステラーゼ活性をアッセイした。80,000ドルトン(Da)でのシン グルバンドをSDS−PAGEで観察し;酵素のゲルろ過クロマトグラフィーを 行なったところ、該酵素が天然の状態でモノマーであることが示された。2.8 酵素のカルボハイドレート成分の決定 カルボハイドレートの除去を、組換えペプチドN−グリコシダーゼにより行な う場合はエルダー(Elder)らによる記載の通りに行ない、エンドグリコシダー ゼHにより行なう場合はトリンブル(Trimble)らによる記載の通りに行なった 。次いで、天然および脱グリコシル化酵素を実施例2.7に記載のSDS−PA GEにより分析し、カルボハイドレートの損失率を決定した。酵素をエンドグリ コシダーゼにより処理したところ、分子量の減少(15〜20%)を生じており 、約62,000ダルトンであった。2.9 N−末端アミノ酸配列の決定 アミノ酸末端配列は、コーネル大学のバイオテクノロジー分析施設(Cornell University Biotechnology Analytical Facility)での自動エドマン分解により 決定した。純粋な酵素から得られたアミノ酸末端配列は、H2N-Thr-Asn-Pro-Asn- Glu-Pro-Pro-Pro-Val-Val-Asp-Leu-Gly-Tyr-Alaであった。3.0 R.トルロイドの染色体DNAの製造 シード培地培養株を、ロドスポリジウム・トルロイド(ATCC 10657 )の凍結培養で4%接種した。該培養株を2%グルコース、1%酵母エキス、1 %バクト−ペプトン、0.5%KH2PO4、pH6.0下、28℃で24時間成長 させた。細胞を遠心分離により集菌し、緩衝液(1Mソルビトール、50mMク エン酸ナトリウム、pH5.4含有)で一度洗浄した。細胞を再度遠心分離し、 0.5%溶解酵素(シグマ社、USA)含有緩衝液中に37℃で3時間再度懸濁 した。スフェロプラストを遠心分離により集め、NaCl(100mM)、トリス HCl(10mM、pH8.0)、EDTA(25mM)、0.1%SDSおよびプロ テイナーゼK(100μg/ml)中消化した。該溶液を50℃で、16時間イン キュベートした。混合物を2回、1回目はフェノール:クロロホルム:イソアミ ルアルコール(24:24:1)で、2回目はクロロホルム:イソアミルアルコ ール(24:1)で抽出し、DNAをエタノールで沈降させた(70%)。該DN Aを遠心分離で回収し、70%エタノールで洗浄した。DNAペレットを TE(10mM トリス−HCl pH8.0、1mM EDTA)およびRNアー ゼ(100μg/ml)に溶解し、37℃で16時間インキュベートした。有機抽 出およびエタノール沈殿を繰り返し、DNAをTEに溶解した。DNA濃度を分 光光度的に決定した。3.1 R.トルロイドのゲノムDNAライブラリの構成 N−末端アミノ酸配列(2.9項)から、4つの17-マー(mer)オリゴヌク レオチドプローブを製造し(図4)、[γ−32P]ATPで終末(end)ラベル し、制限エンドヌクレアーゼBamH1およびPst1で消化したR.トルロイ ド染色体DNAのサザンブロットをプローブするのに用いた。ハイブリダイゼー ションをTMAC(塩化テトラメチルアンモニウム、シグマ化学社)緩衝液中、 46.8℃で48時間コンダクトした。3kb BamH1フラグメントをプロ ーブの一つにハイブリダイズした。3kb BamH1フラグメントを単離し、 pブルースクリプトKS(pBluescript)+BamH1で切断したファージミドベク ター(ストラタジェーン、USA)にライゲーションし、バクテリア性アルカリホ スホターゼで処理した。該ライゲーション混合物は、エレクトロポレーション( 2.5キロボルト、200オーム、25μFd)により大腸菌XL−1ブルー細胞 に形質転換するのに用いた。該形質転換体はアンピシリン(100μg/ml)を 含有するLB寒天上で選別した。3.2 セファロスポリンエステラーゼ遺伝子を含有したクローンの選別 ゲノムライブラリのコロニーブロットを作り、N−末端オリゴヌクレオチドプ ローブを用いてスクリーニングした。まず、12個のクローンをさらに評価する ために選別した。プラスミドDNAをTELTミニプレップ方法(Heらによる 、Nucl.Acid Res.,18:1660(1990))を用いて各形 質転換体から単離した。これらのクローンのサザンブロット分析をプローブにハ イブリダイズした二つについて同定した。近傍DNA配列の翻訳により、N−末 端たんぱく質配列に同一であるアミノ酸配列を産出する。さらに、プライマー伸 張による3kb BamH1フラグメントの分析およびサザンブロットにより、 該フ ラグメント中のエスタラーゼ遺伝子の位置および配向を決定した。3.3 cDNAクローニング cDNAクローンを、3'RACE(cDNAエンドの急激な増幅(rapid amp lification of cDNA ends)、BRL社、USA)により産出した。R.トルロ イド由来の総RNAをトリゾール試薬(BRL社、USA)を用いて単離し、さ らに塩化リチウム製剤を用いて精製した。一番目のcDNA鎖をアダプタープラ イマーから逆転写することにより製造した。該RNA鋳型を、RNアーゼHを用 いて消化し、cDNAを遺伝子−特異的プライマーおよびアダプタープライマー を用いてPCRにより増幅した。コード領域を増幅し、また内部遺伝子−特異的 プライマーを用いたPCRの2ラウンド目によって突然変異を起こしたが、該プ ライマーは推定上の翻訳出発部位および、該翻訳出発部位に制限ベクター内に連 続クローニングするためのNco1制限部位を含有していた。この突然変異によ り、精製されたゲルである1.9kbフラグメントを産出した。本フラグメント の制限分析およびヌクレオチドのシークエンシングによって、エステラーゼ遺伝 子を含んでいることを確認した。制限ベクターへのクローニングをさらに促進す るために、成熟したペプチドの開始部分にはBspH1部位を、該遺伝子の3- 終末にはBamH1部位を含むよう別のcDNAクローンを伸長させた。3.4 ヌクレオチド配列の決定 ヌクレオチド配列を、TaqトラックフェントモルDNAシークエンシングシ ステムを用いたジデオキシチェーンターミネーター法(サンガーらによる、19 77 Proc.Natl.Acad.Sci.USA 74:5463−5467)により決定した 。T3、T7および合成開始プライマーを両鎖由来の完全な遺伝子を配列決定す るのに用いた。電気泳動を、TBE緩衝液中に7Mウレアを含有した7%広範( Long Ranger;バイオケミストリー社、USA)ポリアクリルアミドゲル上27 00ボルトで行なった。完全ヌクレオチド配列を図5に示す。コードcDNA領 域は、長さ1716bpであり、また分子量61.3kDの572アミノ酸たん ぱく質のコードであった。このことは該酵素の脱グリコシレート体と一致する( 2. 8項)。DNA配列から決定したN−末端たんぱく質配列は、2.9項で同定し たタンパク質配列と同一であった。本配列は推定ATG翻訳出発部位から始まる 28残基である。cDNAクローンをまた、ゲノムクローンと対比して配列決定 した。該遺伝子は、また図7に同定する5個のイントロンを含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 9/16 C12N 5/00 A //(C12N 9/16 C12R 1:01) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 アッシャー,ジョン・ジェイ アメリカ合衆国13066ニューヨーク州イー スト・シラキュース、サマーヘイブン・ド ライブ486番 (72)発明者 バーネット,ウィリアム・ブイ アメリカ合衆国13066ニューヨーク州フェ イエットビル、リンドン・ロード49番 (72)発明者 ロマンシック,グナ アメリカ合衆国13078ニューヨーク州ジェ イムズビル、サンダーヘッド・レイン6103 番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2もしくは4に対する配列コードを有する単離核酸 分子。 2.アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2もしくは4に対する核酸配列コードに相補的な配 列を有する単離核酸分子。 3.アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2もしくは4に対する核酸配列コードに相補的な配 列を有する核酸分子に厳密な条件下でハイブリダイズ可能な配列を有する単離核 酸分子。 4.DNA分子である請求項1に記載の核酸分子。 5.DNA分子である請求項2に記載の核酸分子。 6.DNA分子である請求項3に記載の核酸分子。 7.ヌクレオチド配列SEQ.ID.NO:1を有する単離DNA分子。 8.ヌクレオチド配列SEQ.ID.NO:3を有する単離DNA分子。 9.ヌクレオチド配列SEQ.ID.NO:5を有する単離DNA分子。 10.ヌクレオチド配列SEQ.ID.NO:6を有する単離DNA分子。 11.ヌクレオチド配列SEQ.ID.NO:7を有する単離DNA分子。 12.ヌクレオチド配列SEQ.ID.NO:8を有する単離DNA分子。 13.アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2を有する単離ポリペプチド。 14.アミノ酸配列SEQ.ID.NO:4を有する単離ポリペプチド。 15.a. アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2もしくは4に対する配列コードを有する核 酸分子; b. アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2もしくは4に対する配列コードを有する核 酸分子に相補的な配列を有する核酸分子;または c. アミノ酸配列SEQ.ID.NO:2もしくは4に対する配列コードを有する核 酸分子に相補的な配列を有する核酸分子に、厳密な条件下でハイブリダイズ可能 な配列を有する核酸分子 から成る発現ベクター。 16.さらに、複製起点、プロモーターおよび転写ターミネーション配列を包含 する請求項15に記載の発現ベクター。 17.さらに、選別可能なマーカー配列を包含する請求項16に記載の発現ベク ター。 18.真菌染色体中に組み込むことが可能な請求項16に記載の発現ベクター。 19.DNA配列SEQ.ID.NO:1もしくは3を有する請求項15に記載の発現ベク ター。 20.プラスミドである請求項15に記載の発現ベクター。 21.請求項15に記載の発現ベクターを含有する宿主細胞。 22.請求項18に記載の発現ベクターを含有する宿主細胞。 23.請求項19に記載の発現ベクターを含有する宿主細胞。 24.真核である、請求項21に記載の宿主細胞。 25.真核である、請求項22に記載の宿主細胞。 26.セファロスポリンエステラーゼ活性を有するポリペプチドを産出する方法 であって、ポリペプチドの発現を起こす条件下で請求項21に記載の宿主細胞を 培養することから成る方法。 27.大腸菌、ロドスポリジウム・トルロイド、セファロスポリン・アクレモニ ウムおよびペニシリウム・クリソゲナムの各種からなる群から選ばれる請求項2 1に記載の宿主細胞。 28.セファロスポリン・アクレモニウム種である請求項21に記載の宿主細胞 。
JP10514766A 1996-09-18 1997-09-11 ロドスポリジウム・トルロイド由来のセファロスポリンエステラーゼ遺伝子 Ceased JP2001501466A (ja)

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