JP2001500739A - 爬行昆虫用捕虫器 - Google Patents

爬行昆虫用捕虫器

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、爬行昆虫用の捕虫器と、目標とする虫に餌を示すための方法を提案する。捕虫器(10)は、ベース(12)及びベースに固着されたカバーを含む。ベース(12)は、餌カップ壁を有する餌カップ(16)を含む。側部支持物が餌カップ壁のレベルの上に上向きに延びている。カバー(14)は、シェル壁(32)と餌カップ壁(20)との間に通路(34)を画定するシェル(30)を含む。シェル(30)は又、シェル壁(32)によって囲まれた空間をまたぐルーフ(40)も含み、ルーフ(40)は側部支持物によって支持可能である。控え室が、片側では側部支持物によって、他の側ではシェル壁によって画定されている。控え室の床は通路の床と連続している。シェル壁における控え室ドアが控え室の中に向かって開き、目標とする虫をその中に入れ、この控え室ドアは、控え室ドアを通る餌カップへの直線アクセスが側部支持物によって制限されるように位置付けられている。控え室は、側部支持物からシェル壁に至るまで、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、通路に入ることによって側部支持物を避け、こうして餌カップにおけるどの餌にもアクセスできるための部屋を提供するほど十分に広い。本発明の方法は、このような捕虫器を準備すること、餌カップの中に選択された餌を置くこと、及び目標とする虫が上をはいまわる表面の上に捕虫器を置くことを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 爬行昆虫用捕虫器 技術分野 本発明は、虫を捕らえるための捕虫器(bait station(えさ用ステーション) )の分野に関する。特に本発明は、爬行昆虫に使用するのに適した捕虫器に関す る。 背景技術 様々な表面形状を有するベースと、この表面形状をまたいで包囲された捕虫器 を作成するカバーとを有する、爬行昆虫を捕らえるための捕虫器は一般に知られ ている。例としては、Woodruff他の米国特許第4536836号、Brandliの米 国特許第4894947号、Brandliの米国特許第5048225号、Morrisの 米国特許第4485582号、Maresの米国意匠特許第306895号、Maresの 米国意匠特許第326890号、Wissmanの米国特許第4782612号、Genti leの米国特許第4793093号、Demarest他の米国特許第4823506号、 Demarestの米国特許第4837969号、及びLinの米国特許第5357709 号が挙げられる。この列挙は決して包括的なものではなく、この技術分野には多 数の発明がある。 通常、普遍的ではないが、これらの捕虫器は、捕虫器の基部の部品として単体 として形成された壁または通路などの機構を採用している。このようなベースと 関連するカバーは、これらの構造を著しく妨げることなくまたぐのが一般的であ る。 Woodruff他の米国特許第4563836号は、この種の構造の一例であり、Wo odruff他の虫給餌器具の基部は内壁と外壁を包含し、これらに虫が通過すること ができる開口部がついている。Woodruff の器具では、これらの機構はすべて、平らで変形可能なプラスチック又はその他 の材料の板でできた単体として形成されている。Woodruff他のカバーは、これら の機構すべてをまたぐものである。このカバーのすべての部分は、壁の中に形成 された開口部の床の上に縦穴を残し、これらの開口部を、虫が通過できるように これを妨げることなく十分に残している。その比較的浅いリムを除いて、Woodru ff他のカバー自体は、一般に平らで特徴のない構造であり、構成は上記の捕虫器 の中では非凡なものではない。 Demarestの米国特許第4837969号の捕虫器は、異なった方法を利用して いる。Demarestの’969号では、ベースは上方に突出した複数の機構を包含し ている。しかしながら、このカバーは単に平らである代りに、カバーの部品とし て捕虫器の外部側壁を含む。こうして、Demarestの’969号のカバーは、ベー スの基礎構造と合致してこれを覆い、相互作用するシェルを構成する。Demarest の’969号の捕虫器に虫が入ることができるドアは、ベースから立ち上がった 壁の中の隙間として形成されているのではなく、カバーのシェル部分の穴である 。 Demarestの’969号のカバーなどの捕虫器のカバーは、壊れることなく所定 量の頂部荷重に耐え得るものでなければならない。製造に使用されるプラスチッ クの量を減らすためには、シェルのための薄い壁が望ましく、こうして捕虫器の 経済性に貢献する。しかし、壁を薄くすることは壁の強度と圧潰耐性(圧縮抵抗 )を低下させる。 Demarestの’969号では、Demarestの’969号の図2において14で示す 内壁は、ベースの一部として形成され、カバーのための支持部を提供する。Dema restの’969号の捕虫器の形状は、こ れらの壁が長手方向に延びて、(Demarestの’969号の図2に示す)中央壁1 8からカバーの最外部へ向けて半径方向に突き出ている。この配置は、Demarest の’969号に開示するように、カバーの「多重浅裂」設計によって適応される 。こうして、Demarestの’969号にカバーを薄くして比較的可撓性にすること もでき、カバーは捕虫器のおとり縦穴の適度の厚さのみをまたぐ。しかしながら 、この配置はカバーの各浅裂を細分せず、こうして虫の動きを捕虫器の内部周縁 で遮断する。 薄い材料で作ることのできるシェルを有するが、シェルが適切な圧潰耐性を有 して比較的長い距離をまたぐことができるように、シェルのための縦方向に延び た支持物を提供する構造を有するベースと関連して使用されるカバーを利用する 、爬行昆虫に対する捕虫器の必要性は、本技術分野ではなおも継続的に存在し、 このような捕虫器は、シェルの中に形成されたドアを入る虫が捕虫器の中に保持 された餌に容易にアクセスできるようにする。 発明の概要 本発明を、目標とする爬行昆虫に対する捕虫器は、ベースとベースに固着され たカバーを包含する、と要約することができる。ベースは選ばれた餌を収容する ための餌カップを含み、餌カップは中央床を有し、中央床は中央床から上方向に 延びた虫がはい登ることのできる餌カップ壁によって囲まれている。ベースはさ らに、餌カップの遠位にあり、かつ隣接する周辺床を含む周辺フランジを包含す る。 カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを有し、 ベースの周辺床のレベルから立ち上がったシェル壁を 有するシェルも含む。シェル壁の内部表面は餌カップ壁から離間し、その間に、 目標とする虫が通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有する通路を画定す る。シェルはさらに、シェル壁によって取り囲まれた空間をまたぐルーフを含み 、このルーフは、目標とする虫が餌カップをはい上がって越え、その中に含まれ る餌に接近できるのに十分な距離だけ上にある。 カバーとベースの内の1つは、カバーとベースの間の空間をほぼまたいで長手 方向に概して餌カップ壁に沿って延びる少なくとも1つの支持物を包含し、ルー フは側部支持物によって支持可能である。側部支持物と概して同一の広がりを有 し、概してこれと反対側にあるシェルの部分は、控え室シェルを形成し、側部支 持物と控え室シェルは、その間に控え室を画定する。控え室は、通路床と連続し ている控え室床によって通路に開かれている。 控え室は、シェル壁を介して開く少なくとも1つの控え室ドアを有し、この控 え室ドアは目標とする虫を入れさせるのに十分な大きさの寸法を有する。控え室 ドアは、控え室ドアを介する餌カップへの直線状のアクセスが側部支持物によっ て遮られるように、側部支持物に対して位置している。控え室は、側部支持物と シェルとの間に、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、通路に入る ことによって側部支持物を避け、こうして餌カップにおけるどの餌にもアクセス できるのに十分な空間を提供する。 本発明を、代替的に、目標とする虫に対する爬行昆虫の捕虫器は、ベースとベ ースに固着されたカバーを含み、ベースは選ばれた餌を入れるための餌カップを 含み、餌カップは中央床を有し、中央床は中央床から上方向に延びた虫がはい登 ることのできる餌カップ壁に よって囲まれている、と要約することができる。ベースはさらに、遠位にあって 餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジを包含する。少なくとも1つの側 部支持物が、餌カップ壁のレベルの上に上向きに延び、概して餌カップ壁に沿っ て長手方向に延びている。 カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを有し、 ベースの周辺フランジのレベルから立ち上がってこの周辺フランジを囲むシェル 壁を有するシェルを含む。シェル壁は餌カップ壁から離間し、その間に、目標と する虫が通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有する通路を画定する。シ ェルは又、シェル壁によって包囲された空間をまたぐルーフも包含し、ルーフは 側部支持物によって支持可能であり、目標とする虫が餌カップ壁をはい上がって 越え、餌カップに入っているどの餌にもアクセスできるのに十分な間隔をおいて 、餌カップ壁の上に位置する。 捕虫器はさらに控え室を含み、この控え室は少なくとも側部支持物と同じ長さ を有し、片側では側部支持物によって、他の側ではシェル壁の内部表面によって 画定され、この控え室は通路床と連続する床を有する。シェル壁には少なくとも 1つの控え室ドアがあって、これは控え室の中へ開き、目標とする虫を受け入れ るのに十分な大きさの寸法を有し、控え室ドアは、控え室ドアを通る餌カップへ の直線アクセスが側部支持物によって遮られるように、側部支持物に対して位置 している。控え室は、側部支持物からシェルに至るまで、目標とする虫が控え室 ドアを通じて捕虫器に入り、通路に入ることによって側部支持物を避け、こうし て餌カップにおけるどの餌にもアクセスできるのに十分な空間を提供する。 側部支持物の場所におけるシェル壁の一部は、控え室シェル壁を 構成する。控え室シェル壁の一部分は、シェル壁の部分に対して遠位に、控え室 シェル壁のいずれかの側で直接配置され、こうして控え室シェル壁は押出し壁部 分を画定する。控え室シェル壁とこれに対向する餌カップ壁との間の空間は、控 え室を画定する。 好ましい実施形態では、ベースは周辺フランジも含み、周辺フランジは、遠位 にあって餌カップに隣接する周辺床と、周辺床から上向きに延びる端部支持物と を含み、端部支持物はルーフ移動止めを有する。カバーはベースの周辺フランジ に取り付けられたカバー・フランジを有し、さらに又シェルを含む。シェルは、 ベースの周辺床のレベルから立ち上がってこの周辺床を囲むシェル壁を含み、シ ェル壁は餌カップ壁から離間して、その間に、目標とする虫が通るようにするの に十分な幅を持つ通路床を有する通路を画定することが好ましい。ルーフはシェ ル壁によって取り囲まれた空間をまたぎ、ルーフは端部支持物によって支持可能 であり、目標とする虫が餌カップ壁をはい上がって越え、餌カップに入っている どの餌にもアクセスできるのに十分な間隔をおいて、餌カップ壁の上に位置する 。ルーフはさらに、端部支持物のルーフ移動止めの中にかみ合わせた位置決めリ ブを含み、端部支持物に対するルーフの動きを安定化する。 本発明の方法を、目標とする爬行昆虫に餌を示す方法は、上に要約した捕虫器 に従って捕虫器を準備し、さらに餌カップの中に置かれた選ばれた餌を含める第 1ステップを含むもの、と要約することができる。本発明の第2ステップは、目 標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くことである。図面の簡単な説明 図1は、本発明の捕虫器の好ましい実施形態の正面斜視図である。 図2は、ベースとカバーを含む、図1の捕虫器の分解図である。 図3は、図1の断面線3−3に沿って切った図1の捕虫器の断面図である。 図4は、図1の折れ曲がった断面線4−4に沿って切った図1の捕虫器の断面 図である。 図5は、カバー部分を取り外して下にあるベースを見せ、取り外したカバー部 分を点線で示す、図1の捕虫器の平面図である。 図6は、図2の一部として示されたベースに該当する、ベースの代替実施形態 の正面斜視図である。 図7は、ベースの第2代替実施形態の図6に相当する正面斜視図である。 図8は、図6のベースを利用する本発明の捕虫器の実施形態の一部分を示し、 また図3の右側部分に該当する断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図面を参照すると、ここでは類似の部分は類似の参照番号によって示され、本 発明による捕虫器の第1実施形態は、図1において10で総括的に示されている 。捕虫器10は、ゴキブリやアリなどの、これに限定されるものではないが、爬 行昆虫についての使用を意図するものである。下記の部分の寸法が目標とする虫 に関して述べられるときは、目標とする虫の種類、従って寸法が既知であると推 定する。 捕虫器10はベース12とカバー14を有し、カバーはベースに止められてい る。ベース12とカバー14は各々一体として形成さ れ、熱成形、射出成形、又は薄壁のプラスチック部品を製造するための当業者に はなじみの他の何らかの手段によって、プラスチックから作られることが好まし い。 ベース12は餌カップ16を含み、これは図2によって最も容易に見ることが できる。餌カップ16は、選択された餌(図示せず)用の容器として提供される 。捕虫器10の中で使用するのに適当な様々な餌は、当業者にはよく知られてい るもので、通常は殺虫剤、または目標とする虫にさらすことが好ましいその他の 物質を含む。 餌カップ16は中央床18を有する。中央床18は虫がはい上がることのでき る餌カップ壁20によって囲まれている。餌カップ壁20は、ある選択された距 離だけ、中央床18から上向きに延びている。 ベース12はさらに周辺フランジ22を含む。周辺フランジ22の、遠位にあ って餌カップ16に隣接する一部分を、周辺床24として示す。餌カップ16か ら外側の周辺床24の幅を以下に定義する。 少なくとも1つの側部支持物26がベースから、餌カップ壁20の最上延長部 の上の一点まで上方向に延びている。側部支持物26は長手方向に延び、概して 餌カップ壁20に沿って長手方向に延びている。 餌カップ壁20は、便利で閉じた寸法形状を画定することができるが、(図面 に示すような)円には限定されず、長円形、又はその他の規則的な形状又は不規 則に曲った形状、すなわち正方形、矩形、三角形、又はその他の直線側部を有す る形状、又は直線側部と曲線側部との組合せの形状も含む。この側部支持物が、 餌カップ壁から 等間隔にあって餌カップ壁に向かって曲がっていることと、餌カップ壁に対する 接線(この接線は、側部支持物の長さの中の一点で、好ましくは側部支持物の中 央で取られている)に平行であることとの間に含まれるか又は変化する方向で、 長手方向に延びている場合には、側部支持物26は餌カップ壁20に「概して沿 って」長手方向に延びている、と考えるべきである。 カバー14はカバー・フランジ28を有する。カバー・フランジ28はベース 12の周辺フランジ22に取り付け固定されている。この取付けは接着剤の使用 、熱可塑性溶接、リベット留め、ステープル留め、又はその他の機械的手段、又 はその他の当業者には周知の多くの例から選択された便利な取付け手段によって 行うことができる。 カバー14はシェル30を含む。シェル30はシェル壁32を含む。シェル壁 32は、ベース12の周辺床24のレベルから立ち上がって、周辺床24を囲ん でいる。こうして周辺床24は餌カップ壁20とシェル壁32との間に広がって いる。 シェル壁32は、上記のように餌カップ壁20から離間しており、こうしてそ の間に、ベース12の周辺床24を含む通路床36を有する通路34を画定する 。通路34は図4と図5に最もよく示されている。図5では例えば、通路34は 幻影で示すシェル壁32の部分と下にある餌カップ壁20との間の空間を占める 。 通路34は、目標とする虫が上を通るようにするのに十分な幅を有する。通路 床36は、平坦であっても、又はベース12の周辺フランジ22のレベルから餌 カップ壁20の最上延長部のレベルに向かって架橋する他の外形を含んでもよい 。例えば10に示す実施形 態では、傾斜部38が含まれ、これは周辺フランジ22のレベルにある周辺床2 4の一部分から、餌カップ壁20の最上延長部の方に上向きに広がっている。餌 カップ壁20が目標とする虫に対して登攀可能の状熊である限り、通路床の正確 な構成を変更することもできる。しかし傾斜部38は1つの好ましい構成であり 、これは餌カップ壁20を強化し、こうして餌カップ壁20に所望の剛性を付与 する。 シェル30はさらにルーフ40を含む。ルーフ40は、シェル壁32によって 囲まれた空間をまたいで包囲し、これと一体状に連続している。ルーフ40は側 部支持物26によって支持され、また側部支持物は長手方向に延びているので、 ただ1つの分離した点におけるものでなく、ある一定の長い距離を支持する。ル ーフ40は、目標とする虫が餌カップ壁20をはい上がって越え、餌カップ16 に入っているどの餌にもアクセスできるほど十分に、餌カップ壁20の最上延長 部の上に離間している。 控え室42が準備され、これは、側部支持物26がその好ましい配列方向にあ るとき側部支持物と少なくとも同じ長さであることが好ましい。控え室42は図 4と図5とにおいて最もよく示されている。控え室42は片側では側部支持物2 6によって、他の側ではシェル壁32の内部表面によって画定されている。控え 室42の内部に囲まれた周辺床24の一部は、通路床36と連続している控え室 床44を形成する。 代替案として、控え室42を次のように説明することができる。側部支持物2 6と同じ幅であってとにかく側部支持物26の場所にあることが好ましいシェル 壁32の一部が、控え室シェル壁54を 構成する。側部支持物26の場所における餌カップ20と控え室シェル壁54は 、その間に控え室42を画定する。控え室シェル壁54の部分が、シェル壁32 の部分に対して遠位に、控え室42のいずれかの側の上に直接配置され、こうし て控え室シェル壁54は押出し壁部分を含むことが好ましい。一方、側部支持物 26を含めるための必要空間を収容できる構造を条件とし、そして側部支持物の 配列方向に応じて、控え室シェル壁54と側部支持物26との間の控え室42の 内部に虫を巧みに導くために、この設計にはまた、上から加えられる圧縮力に対 するシェル壁32の抵抗能力を高める横方向の波形を、シェル壁32の中に導入 するという利点がある。 控え室シェル壁54を構成するシェル壁32の部分に、控え室42の中に向か って開く控え室ドア46を設けることが好ましい。控え室ドア46は、目標とす る虫を入れるのに十分な大きさの寸法を有する。側部支持物26がその好ましい 位置にあるときには、控え室ドア46は側部支持物に対して、控え室ドアを通じ ての餌カップ16への直線アクセスが側部支持物26によって塞がれるか、又は 少なくとも制限されるような位置にある。側部支持物26がそのように向けられ ると、控え室42は側部支持物26から控え室シェル壁54まで十分な空間を提 供し、目標とする虫は控え室ドア46を通って捕虫器10の中に入り、通路34 に入ることによって側部支持物を避け、こうして、餌カップ壁20を登ることに よって餌カップ16の中に入っている餌にアクセスすることができる。 図面の実施形態に示すように、2つの側部支持物26があることが好ましく、 これら2つの側部支持物は餌カップ16の対向する側に位置する。餌カップ壁2 0に対する側部支持物26の正確な位置 と数を、本発明の範囲と幅の中にある捕虫器10の代替実施形熊を作るために変 えることができる。 こうして、図1〜図5に示す実施形態では、側部支持物26は餌カップ16の 直接そばに位置し、餌カップ壁20から上向きに延びているので、餌カップ16 に向けられている側部支持物26の表面は、餌カップ壁の内側に向いた表面と実 質上連続している。しかしながら側部支持物26は、設計者の判断によって餌カ ップ16の内部、側部、又は外部、及び離れた所にあってもよい。 図面に示す側部支持物26の位置は、ベース12の製造には便利であるので好 ましく、これは型から取り出すために複雑さの少ない形状を呈している。図示し た配置も、餌カップ壁20が連続した概して垂直の支持物を側部支持物26の片 側の下に設けることを可能にし、側部支持物に上から加えられる力による圧潰に 対して望ましい抵抗をもたらす。この配置はまた、捕虫器10の中心からさらに 移動した側部支持物26の位置に対しても好ましく、これは図示の位置が、ルー フ40が下からの支持なしにまたぐべき一対の対向する側部支持物26の間の距 離を縮めるからである。 ルーフ40用のさらなる支持は好ましく、少なくとも1つの端部支持物48に よって準備することができる。端部支持物48は側部支持物26から離れた位置 でベース12から上向きに延びて、ルーフ40は端部支持物によって支持可能で あることが好ましい。図2〜図5に示す実施形態におけるように、捕虫器10は 異なった好ましくは餌カップ16の対向する両側に位置する2つの側部支持物2 6と、各側部支持物にそれぞれ関連する2つの控え室を有し、各控え室は控え室 ドア46を有することが好ましい。少なくとも1つ の端部支持物48が側部支持物26から離れた場所に位置することも好ましい。 好ましい配置は図面に示されたものであり、ここには2つの端部支持物48が 含まれ、端部支持物は対向する位置関係にあり、2つの側部支持物26の間に離 間し、ルーフ40は端部支持物と側部支持物とによって支持可能である。側部支 持物26によるように、端部支持物48を、餌カップ壁20に対してどの望まし い位置にも置くことができ、つまり図面に示すように餌カップ16の縁に直接隣 接して、又は餌カップの縁から外側に移動した位置に置くことができる。端部支 持物48のために示した位置の利点は、側部支持物26について示した位置に関 して述べたものに相当する。 寸法上安定した捕虫器10の達成におけるさらなる助けとして、ルーフ40は 、側部支持物26に直接隣接して位置する下向きに延びるロケータ・リブ50を 含み、側部支持物に対するルーフの横方向の動きを抑制することが好ましい。図 1〜図5の実施形態に示す側部支持物26に対するロケータ・リブ50の関係は 、図4から容易に理解される。 捕虫器10が、好ましいように2つ以上の側部支持物26、又は1つ又はそれ 以上の端部支持物48を含む場合には、ロケータ・リブ50が各側部支持物及び 各端部支持物に直接隣接して通過するように設計され、さらにこの構造に対する ルーフ40の横方向の動きを抑制することも好ましい。 図面に示す実施形態では、ロケータ・リブ50は、図1、図2、図5、図8で 見ることができるように、ルーフ40の中に形成された単一の連続した下向きに 延びたチャンネル51である。こうして、 図示するロケータ・リブ50の実施形態は、捕虫器10の中央に向かって内側に 面する側部支持物26と端部支持物48の側部に位置する、単一の連続構造物で ある。この配置は、捕虫器10を組み立てるときに側部支持物26と端部支持物 48に対するシェル30の自動的中心合せの助力となる、という追加の利点を有 する。しかしながら、本発明の範囲と意図の中に入れるためには、ロケータ・リ ブ50が1つ又は複数の側部支持物26又は端部支持物48に直接隣接して位置 することのみが必要である。こうして、ロケータ・リブ50は図面に示す連続チ ャンネル51であるか、又は代わりに所定の場所における1つ又は複数の下向き に延びた突起物であってもよい。本発明の範囲と意図の中に入るロケータ・リブ 50は、図面に示すチャンネル51の代わりに、代わりのロケータ・リブが単に 側部支持物と端部支持物との間のルーフの中の中央のくぼんだ区域である場合に 、達成される構造を含むこともできる。側部支持物又は端部支持物又はその表面 又は部分などの他の構造「のそばに」、「の直接そばに」、「に隣接して」、又 は「に直接隣接して」位置すると言われるロケータ・リブは、構造、表面、又は 部分に接触しているか、又は虫用わなの一般的な大人の使用者が手で加えた力に よってシェルを曲げたときに、十分に接近して接触することができる、と理解さ れるべきである。 上述のように、ロケータ・リブ50はルーフ40から下向きに延びていること が好ましい。しかしながら、代替案としてロケータ・リブ50は上向きに延びて 、捕虫器10の内部に向かって下向きに開いた溝(図示せず)を呈することもで きる。側部支持物26又は端部支持物48の部品が上向きに延びて、溝の内部と かみ合う限り、 このような代替配置は本発明の範囲と幅の中にある。「ロケータ・リブ」という 用語は両方の代替案を包含するものと理解すべきである。 再び図5を見ると、捕虫器が対向する側部支持物26を含み、端部支持物48 を追加する、しないにかかわらず、対向する側部支持物又は端部支持物の対と結 合するロケータ・リブ50は、餌カップ16に面する側部支持物及び端部支持物 の表面に隣接していることが有利であることは明らかである。このような配置は 、ベース12に対してどの方向においてもルーフ40の横移動を効果的に抑制す る。さらに又、この配置は組立て中に、ベース12(及び特に側部支持物及び端 部支持物26、48)の上にカバー14(及び特にシェル30)を直接位置付け る、自動中心合せ効果をもたらす。代替案として、同じ効果を得るために、側部 支持物及び端部支持物26、48と結合するロケータ・リブ50を、餌カップ1 6から離れる外側に向いた側部支持物と端部支持物の表面に隣接して位置付ける こともでき、これら2つの代替配置を組合せることも効果的である。 強度の点で特に好ましい端部支持物48の第2実施形態を図6〜図8に示す。 図1〜図5に示す実施形態の機構に直接対応する図6〜図8に示す本発明の実施 形態の機構には、同様の参照番号を付けることにし、別に説明しない。図6〜図 8に示す端部支持物48の実施形態は、図8に最もよく示すように、ロケータ・ リブ50を受け入れるようにされたルーフ移動止め49を含む。図に示すロケー タ・リブ50の実施形態は好ましく下向きに延び、ルーフ移動止め49は、ロケ ータ・リブを受け入れるように適合した上向きに開いたノッチ(切り込み)であ る。ロケータ・リブ50が上向きに延び て、上記の代替実施形態におけるように下向きに開いた溝を呈する場合には、ル ーフ移動止め49を、下向きに開いた溝と係合するような上向きに突出した構造 にすることもできる。この配置でルーフ40を確実に固定し、端部支持物26に 対するルーフの横移動を制限する。ロケータ・リブ50がそれ自体、図に示すチ ャンネル51のように横方向に広がっている場合には、ロケータ・リブ50は安 定化されたビームとして機能し、さらにルーフ40を強固にする。 図6に示す捕虫器の実施形態は、本発明の応用例の多くに現在好ましい実施形 態である。しかし、図7は、特に比較的大きな捕虫器のための利点を有する側部 支持物26の代替実施形態を示す。この実施形態は、側部支持物26のある代替 配列方向を採用しており、側部支持物は、一般に餌カップ壁20に沿った長手方 向にではなく、その代わりに餌カップ壁の近くから外向きにシェル壁32に向か って、好ましくは控え室42の内部で延びている。このように配向された側部支 持物26によって、側部支持物は、シェル壁32の内向きの表面、ロケータ・リ ブ50の外向きの表面、又は(好ましくは)両方に接触することができ、ルーフ 40を支持し、また側部支持物に対するシェル30の横移動を制限するという両 方の効果がある。控え室ドア46が含まれている場合には、これを側部支持物2 6の片側に位置付けなければならない。 上述のように、餌カップ16を、丸形、長円形、正方形、又はその他の曲線縁 又は直線縁、もしくは曲線縁と直線縁の混合物を有する便利な寸法形状にするこ とができる。同様に、シェル30は先に言及した形状のいかなる変形もとること ができる。餌カップ16とシェル30は、概して同心の対応する形状を有するこ とができ、又 は異なった形状を有することもできる。単なる例示として、おおむね長円形すな わち楕円形のシェルを、代替案として円形餌カップ又は長円形すなわち楕円形の 餌カップと共に使用することができ、この場合、餌カップの幅に対する長さの比 は、シェルの幅に対する長さの対応する比とは異なっている。 これまでに説明し、図面に示した好ましい実施形態では、側部支持物26と端 部支持物48はベース12の一体として形成された機構である。しかし、代替案 としてこれらの構造を、カバー14からベース12に向かって下向きに延びるカ バー14の一体機構として形成してもよいことは、さらに一般的に明らかである 。こうして、側部支持物26と端部支持物48を、カバー14とベース12のい ずれかの機構としてさらに一般的に説明することもでき、これによってルーフ4 0は、「概して沿って」という用語を先に定義したように、餌カップ壁20に概 して(おおむね)沿って長手方向に延びることが好ましい側部支持物によって支 持可能である。カバー14から下向きに延びると、これらの機構を、ベース12 のこのような上向きに延びる構造の直接隣接して餌カップ壁20又は傾斜部38 として定置されるように形成することができ、ベースに対するカバーの横移動を 制限し、これらのベース構造はここでさらに、図面に示し上に説明した実施形態 におけるロケータ・リブ50の方式に対応する方式で機能する。 捕虫器10は、すでに述べた機構を妨げたりこれらと相反することのない他の 機構を含むこともできる。例えば、通路34と連絡して目標とする虫を入れるの に十分な大きさの追加のドア58を、側部支持物26又は端部支持物48によっ て妨げられないシェル壁 32の便利な位置に含めることもできる。このようなドア58のために、捕虫器 10に入る虫が直接前進して、障害構造物を避けるために横方向に動くことを必 要とせず餌カップ壁20を登る、控え室を準備する必要はない。同様に、十分な ドア58がシェル壁32のどこか他の場所にある場合には、各控え室42が控え 室ドア46を備えることは厳密に言えば必要ではない。 本発明はさらに、上述の説明に従って作られた捕虫器を準備するステップが含 まれ、選択された餌を餌カップの中に置き、次いで捕虫器を表面に置いて、これ を目標とする虫にさらすステップが続くという、爬行昆虫に対して餌を与える方 法も含む。 本発明の好ましい形態を図面に示し、上に説明したが、変形が可能であること は当業者には明白になろう。従って本発明を、図示し説明した特定の形状とステ ップに限定されるものと解釈してはならない。代わりに、本発明を下記の特許請 求の範囲に関して理解すべきである。 産業上の利用性 本発明の実際の製造手段及び用途は、先に説明されている。殺虫剤及びその他 の餌を爬行昆虫に与えるための効果的で実用的な捕虫器の用途は、世界的にすで に確立され商業的に利用されている。
【手続補正書】 【提出日】平成11年6月15日(1999.6.15) 【補正内容】 請求の範囲 1.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫用の捕虫 器であって、 ベースは、 a.中央床を有し、これは中央床から上方向に延びた虫がはい昇ることので きる餌カップ壁によって囲まれている、選ばれた餌を収容するための餌カップと 、 b.遠位にあって餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジと、 c.餌カップ壁のレベルの上方に上向きに延び、長手方向に概して餌カップ 壁に沿って延びる少なくとも1つの側部支持物とを含み、 カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを有し 、さらにシェルを含み、シェルは、 a.ベースの周辺床のレベルから立ち上がっており、餌カップ壁から離間し て、その間に、目標とする虫が通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有す る通路を画定する、シェル壁と、 b.シェル壁によって取り囲まれた空間をまたぎ、側部支持物によって支持 可能であり、目標とする虫が餌カップ壁をはい上がって越え、その中に含まれる 餌に接近できるのに十分な距離だけ上にある、ルーフと、 c.少なくとも側部支持物と同じ長さを有し、片側は側部支持物によって、 他の側はシェル壁の内部表面によって画定され、通路床と連続している床を有す る、控え室と、 d.控え室の中に向かって開き、目標とする虫を入れさせるの に十分な大きさの寸法を有する控え室ドアであって、控え室ドアを通る餌カップ への直線アクセスが側部支持物によって遮られるように、側部支持物に対して位 置している、少なくとも1つの控え室ドアとを含み、 控え室は、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、通路に入るこ とによって側部支持物を避け、こうして餌カップに収容されているどの餌にもア クセスできるのに十分な側部支持物からシェル壁までの空間を提供する、捕虫器 。 2.シェルのルーフが、側部支持物に直接隣接して置かれて、側部支持物に対す るルーフの横移動を抑制する、下向きに延びたロケータ・リブを含む、請求項1 に記載の捕虫器。 3.側部支持物から離れた位置でベースから上向きに延びた端部支持物を有し、 ルーフは端部支持物によって支持可能である、請求項1に記載の捕虫器。 4.餌カップの異なる側に位置する2つの側部支持物を有し、2つの控え室を有 し、各控え室は各側部支持物と結合し、各控え室は控え室ドアを有する、請求項 1に記載の捕虫器。 5.ルーフから下向きに延びて各側部支持物に直接隣接して位置し、側部支持物 に対するルーフの横移動を抑制するロケータ・リブを有する、請求項4に記載の 捕虫器。 6.側部支持物から離れた位置でベースから上向きに延びた端部支持物を有し、 ルーフは端部支持物によって支持可能である、請求項4に記載の捕虫器。 7.ルーフから下向きに延びたロケータ・リブが、各側部支持物に直接隣接して 位置し、側部支持物と端部支持物に対するルーフの 横移動を抑制する、請求項6に記載の捕虫器。 8.一対の対向する側部支持物又は対向する端部支持物に関連するロケータ・リ ブがすべて、餌カップに向かって面するか又は餌カップから離れるように面する 一対の側部支持物又は端部支持物の表面に隣接している、請求項7に記載の捕虫 器。 9.シェルが対向する側部と対向する端部とを有し、側部支持物はシェルの各側 部に位置し、端部支持物はシェルの各端部に位置する、請求項8に記載の捕虫器 。 10.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫に対する 捕虫器であって、 側部支持物と概して同延であって側部支持物と概して対向しているシェルの一 部は、控え室シェル壁を構成し、側部支持物と控え室シェル壁は、これらの間に 控え室を画定し、該控え室シェル壁がシェル壁の部分に対して遠位に、控え室の いずれかの側に直接配置され、こうして控え室シェル壁は押出し壁部分を画定す る、捕虫器。 11.側部支持物から離れた位置で該周辺床から上向きに延びた端部支持物を有し 、端部支持物はルーフ移動止めを有し、ルーフは端部支持物の移動止めと係合し 、端部支持物に対するルーフの移動を安定させる、請求項1に記載の捕虫器。 12.ルーフ移動止めは上向きに開口し、ロケータ・リブはルーフから下方向に延 在する、請求項11に記載の捕虫器。 13.ロケータ・リブは該ルーフ移動止めを越えて該端部支持物の一側部に延在し 、該ルーフ内に安定した梁を形成する、請求項11に記載の捕虫器。 14.目標とする爬行昆虫に餌を与える方法であって、 a.餌カップの中に置かれた選択された餌をさらに含む、請求項1乃至10 のうち一に記載の捕虫器を準備するステップと、 b.目標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くステップと を含む方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AP(GH,KE,LS ,MW,SD,SZ,UG,ZW),AU,BG,BR ,CA,CN,CZ,HU,ID,IL,JP,KR, MX,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,T R,UA,VN (72)発明者 ファーナー,ポール,イー. アメリカ合衆国.53406 ウイスコンシン, ラシン,オリオン コート 3400 【要約の続き】 うして餌カップにおけるどの餌にもアクセスできるため の部屋を提供するほど十分に広い。本発明の方法は、こ のような捕虫器を準備すること、餌カップの中に選択さ れた餌を置くこと、及び目標とする虫が上をはいまわる 表面の上に捕虫器を置くことを含む。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫用の捕虫 器であって、 ベースは、 a.中央床を有し、これは中央床から上方向に延びた虫がはい昇ることので きる餌カップ壁によって囲まれている、選ばれた餌を収容するための餌カップと 、 b.遠位にあって餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジと、 c.餌カップ壁のレベルの上方に上向きに延び、長手方向に概して餌カップ 壁に沿って延びる少なくとも1つの側部支持物と を含み、 カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを有し 、さらにシェルを含み、シェルは、 a.ベースの周辺床のレベルから立ち上がっており、餌カップ壁から離間し て、その間に、目標とする虫が通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有す る通路を画定する、シェル壁と、 b.シェル壁によって取り囲まれた空間をまたぎ、側部支持物によって支持 可能であり、目標とする虫が餌カップ壁をはい上がって越え、その中に含まれる 餌に接近できるのに十分な距離だけ上にある、ルーフと、 c.少なくとも側部支持物と同じ長さを有し、片側は側部支持物によって、 他の側はシェル壁の内部表面によって画定され、通路床と連続している床を有す る、控え室と、 d.控え室の中に向かって開き、目標とする虫を入れさせるの に十分な大きさの寸法を有する控え室ドアであって、控え室ドアを通る餌カップ への直線アクセスが側部支持物によって遮られるように、側部支持物に対して位 置している、少なくとも1つの控え室ドアとを含み、 控え室は、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、通路に入ること によって側部支持物を避け、こうして餌カップに収容されているどの餌にもアク セスできるのに十分な側部支持物からシェル壁までの空間を提供する、捕虫器。 2.シェルのルーフが、側部支持物に直接隣接して置かれて、側部支持物に対す るルーフの横移動を抑制する、下向きに延びたロケータ・リブを含む、請求項1 に記載の捕虫器。 3.側部支持物から離れた位置でベースから上向きに延びた端部支持物を有し、 ルーフは端部支持物によって支持可能である、請求項1に記載の捕虫器。 4.餌カップの異なる側に位置する2つの側部支持物を有し、2つの控え室を有 し、各控え室は各側部支持物と結合し、各控え室は控え室ドアを有する、請求項 1に記載の捕虫器。 5.ルーフから下向きに延びて各側部支持物に直接隣接して位置し、側部支持物 に対するルーフの横移動を抑制するロケータ・リブを有する、請求項4に記載の 捕虫器。 6.側部支持物から離れた位置でベースから上向きに延びた端部支持物を有し、 ルーフは端部支持物によって支持可能である、請求項4に記載の捕虫器。 7.ルーフから下向きに延びたロケータ・リブが、各側部支持物に直接隣接して 位置し、側部支持物と端部支持物に対するルーフの 横移動を抑制する、請求項6に記載の捕虫器。 8.一対の対向する側部支持物又は対向する端部支持物に関連するロケータ・リ ブがすべて、餌カップに向かって面するか又は餌カップから離れるように面する 一対の側部支持物又は端部支持物の表面に隣接している、請求項7に記載の捕虫 器。 9.シェルが対向する側部と対向する端部とを有し、側部支持物はシェルの各側 部に位置し、端部支持物はシェルの各端部に位置する、請求項8に記載の捕虫器 。 10.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫に対する 捕虫器であって、 a.ベースは、 i.中央床を有し、これは中央床から上方向に延びた虫がはい昇ることの できる餌カップ壁によって囲まれている、選ばれた餌を含むための餌カップと、 ii.遠位にあって餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジとを含み 、 b.カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを 有し、さらにシェルを含み、シェルは、 i.ベースの周辺床のレベルから立ち上がっており、餌カップ壁から離間 して、その間に、目標とする虫が通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有 する通路を画定する、シェル壁と、 ii.シェル壁によって取り囲まれた空間をまたぎ、目標とする虫が餌カッ プ壁をはい上がって越え、その中に収容されている餌に接近できるのに十分な距 離だけ上にある、ルーフと を含み、 c.カバー及びベースの1つは、カバーとベースとの間の空間をほぼまたい で長手方向に概して餌カップ壁に沿って延びる少なくとも1つの側部支持物を含 み、ルーフは側部支持物によって支持可能であり、 側部支持物と概して同延であって側部支持物と概して対向しているシェルの一 部は、控え室シェル壁を構成し、側部支持物と控え室シェル壁は、これらの間に 控え室を画定し、控え室は、通路床と連続している控え室床によって通路の方に 開かれ、少なくとも1つの控え室ドアを有し、控え室ドアは控え室シェル壁を通 じて開き、控え室ドアは、目標とする虫を入れさせるのに十分な大きさの寸法を 有し、控え室ドアを通る餌カップへの直線アクセスが側部支持物によって遮られ るように、側部支持物に対して位置しており、控え室は、側部支持物と控え室シ ェル壁との間に、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、通路に入る ことによって側部支持物を避け、こうして餌カップにおけるどの餌にもアクセス できるのに十分な空間を提供するほどの寸法を有する、捕虫器。 11.控え室シェル壁がシェル壁の部分に対して遠位に、控え室のいずれかの側に 直接配置され、こうして控え室シェル壁は押出し壁部分を画定する、請求項10 に記載の捕虫器。 12.側部支持物から離れた位置に端部支持物を有し、端部支持物はベースとカバ ーの1つから延びて、ほぼこれらの間の空間をまたぎ、ルーフは端部支持物によ って支持可能である、請求項10に記載の捕虫器。 13.餌カップの異なる側に位置する2つの側部支持物を有し、また 2つの控え室を有し、各控え室は各側部支持物と関連し、各控え室は控え室ドア を有する、請求項10に記載の捕虫器。 14.側部支持物から離れた位置でベースから上向きに延びた端部支持物を有し、 端部支持物はベースとカバーの1つから延び、これらの間の空間をほぼまたぎ、 ルーフは端部支持物によって支持可能である、請求項13に記載の捕虫器。 15.端部支持物と側部支持物はベースから延び、ロケータ・リブがルーフから下 向きに各側部支持物と端部支持物に直接隣接して延び、側部支持物に対するルー フの横移動を抑制する、請求項14に記載の捕虫器。 16.ロケータ・リブがすべて、餌カップに向かって面する側部支持物及び端部支 持物の表面に隣接して位置する、請求項15に記載の捕虫器。 17.餌カップが対向する側部と対向する端部とを有し、側部支持物が各側部に位 置し、端部支持物が各端部に位置する、請求項16に記載の捕虫器。 18.目標とする爬行昆虫に餌を与える方法であって、 a.餌カップの中に置かれた選択された餌をさらに含む、請求項1に記載の 捕虫器を準備するステップと、 b.目標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くステップと を含む方法。 19.目標とする爬行昆虫に餌を示す方法であって、 a.餌カップの中に置かれた選択された餌をさらに含む、請求項10に記載 の捕虫器を準備するステップと、 b.目標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くステップと を含む方法。 20.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫に対する 捕虫器であって、 ベースは、 a.中央床を有し、これは中央床から上方向に延びた虫がはい昇ることので きる餌カップ壁によって囲まれている、選ばれた餌を含むための餌カップと、 b.遠位にあって餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジと、 c.周辺床から上方に延び、ルーフ移動止めを有する端部支持物と を含み、 カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを有し、 さらにシェルを含み、シェルは、 a.ベースの周辺床のレベルから立ち上がって、この周辺床を囲むシェル壁 と、 b.シェル壁によって取り囲まれた空間にまたがり、端部支持物によって支 持可能であり、目標とする虫が餌カップ壁をはい上がって越え、餌カップ内の餌 に到達するのに十分な距離だけ上にあるルーフであって、ルーフは端部支持物の ルーフ移動止めと係合して端部支持物に対するルーフの横移動を安定化するロケ ータ・リブとをさらに有する、 捕虫器。 21.ルーフ移動止めが上向きに開いており、ロケータ・リブがルーフから下向き に延びている、請求項20に記載の捕虫器。 22.ロケータ・リブが、ルーフ移動止めを越え端部支持物のいずれの側にも延び てルーフの中に安定したビームを形成するチャンネルである、請求項20に記載 の捕虫器。 23.a.カバー及びベースの1つが、カバーとベースとの間の空間を端部支持物 から離れた場所でほぼまたいだ側部支持物を含み、ルーフは側部支持物によって 支持可能であり、 b.概して側部支持物の場所にあるシェル壁の一部が控え室シェル壁を構成 し、側部支持物の場所にある餌カップと控え室シェル壁は、これらの間に控え室 を画定し、控え室シェル壁は、シェル壁の部分に対して遠位に、控え室のいずれ の側にも直接配置され、押出し壁部分を画定する、 請求項20に記載の捕虫器。 24.a.側部支持物は長手方向に概して餌カップ壁に沿って延び、 b.シェル壁は、餌カップ壁から離間してその間に通路を画定し、通路は、 目標とする虫がその上を通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有し、 c.控え室は、通路床と連続している控え室床によって通路の方に開かれ、 控え室は控え室ドアを有し、控え室ドアは控え室シェル壁を通じて開き、控え室 ドアは、目標とする虫を入れさせるのに十分な大きさの寸法を有し、控え室ドア を通る餌カップへの直線アクセスが側部支持物によって制限されるように、側部 支持物に対して位置しており、控え室は、側部支持物と控え室シェル壁との間に 、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、 通路に入ることによって側部支持物を避け、こうして餌カップにおけるどの餌に もアクセスできるのに十分な空間を提供するほどの寸法を有する、 請求項23に記載の捕虫器。 25.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫に対する 捕虫器であって、 ベースは、 a.中央床を有し、これは中央床から上方向に延びた虫がはい昇ることので きる餌カップ壁によって囲まれている、選ばれた餌を含むための餌カップと、 b.遠位にあって餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジと、 c.餌カップ壁のレベルの上方に上向きに延びた側部支持物とを含み、 カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを有し、 さらにシェルを含み、シェルは、 a.ベースの周辺床のレベルから立ち上がって、この周辺床を囲むシェル壁 と、 b.シェル壁によって取り囲まれた空間をまたいで、側部支持物によって支 持可能であり、目標とする虫が餌カップ壁をはい上がって越え、餌カップ内に収 容されている餌に到達できるように、餌カップ壁の上に十分に離間しているルー フと、 c.片側は側部支持物によって、他の側はシェル壁の内部表面によって画定 されている控え室と、 d.控え室の中に向かって開き、目標とする虫を入れさせるの に十分な大きさの寸法を有する控え室ドアであって、控え室ドアを通る餌カップ への直線アクセスが側部支持物によって制限されるように、側部支持物に対して 位置している、シェル壁内の控え室ドアと を含み、 控え室は、目標とする虫が控え室ドアを通じて捕虫器に入り、側部支持物を避 け、こうして餌カップにおけるどの餌にもアクセスできるのに十分な側部支持物 からシェル壁までの空間を提供する、 捕虫器。 26.シェル壁は餌カップ壁から離間して、その間に通路を画定し、通路は、目標 とする虫がその上を通るようにするのに十分な幅を持つ通路床を有し、側部支持 物は長手方向に概して餌カップ壁に沿って延び控え室は通路床と連続する床を有 する、請求項25に記載の捕虫器。 27.シェルのルーフは、側部支持物の直接そばに位置して、側部支持物に対する ルーフの横移動を制限するロケータ・リブを含む、請求項25に記載の捕虫器。 28.側部支持物から離れた場所でベースから上方向に延びた端部支持物を有し、 ルーフは端部支持物によって支持可能である、請求項25に記載の捕虫器。 29.端部支持物はルーフ移動止めを有し、捕虫器がさらに、ルーフから延びてル ーフ移動止めと係合し、端部支持物に対するルーフの動きを安定化するロケータ ・リブを含む、請求項28に記載の捕虫器。 30.ルーフ移動止めが上方向に開いており、ロケータ・リブがルーフから下向き に延びている、請求項29に記載の捕虫器。 31.ロケータ・リブが、ルーフ移動止めの先に端部支持物のいずれの側にも延び てルーフの中に安定したビームを形成するチャンネルである、請求項29に記載 の捕虫器。 32.2つの端部支持物と2つの側部支持物とを有し、ルーフから下向きに延びた ロケータ・リブは、各側部支持物と各端部支持物とに直接隣接して位置して側部 支持物と端部支持物に対するルーフの横移動を制限する、請求項28に記載の捕 虫器。 33.ベース及びベースに固着されたカバーを含む、目標とする爬行昆虫に対する 捕虫器であって、 a.ベースは、 i.中央床を有し、これは中央床から上方向に延びた虫がはい昇ることの できる餌カップ壁によって囲まれている、選ばれた餌を収容するための餌カップ と、 ii.遠位にあって餌カップに隣接する周辺床を含む周辺フランジと を含み、 b.カバーは、ベースの周辺フランジに取り付けられたカバー・フランジを 有し、さらにシェルを含み、シェルは、 i.ベースの周辺床のレベルから立ち上がっているシェル壁と、 ii.シェル壁によって取り囲まれた空間をまたぎ、目標とする虫が餌カッ プ壁をはい上がって越え、その中に含まれる餌に接近できるのに十分な距離だけ 上にある、ルーフと を含み、 c.カバー及びベースの1つは、カバーとベースとの間の空間をほぼまたい で、ルーフは側部支持物によって支持可能であり、 d.側部支持物の場所におけるシェル壁の一部は控え室シェル壁を構成し、 控え室シェル壁の一部は、シェル壁の部分に対して遠位に、控え室シェル壁のど ちらの側の上にも直接配置され、こうして控え室シェル壁は押出し壁部分を画定 し、控え室シェル壁とこれに対向する餌カップ壁の部分との間の空間は控え室を 画定する、 捕虫器。 34.側部支持物から離れた位置に端部支持物を有し、端部支持物はベースとカバ ーの1つから延びて、これらの間の空間をほぼまたぎ、ルーフは端部支持物によ って支持可能である、請求項33に記載の捕虫器。 35.端部支持物はベースから延び、ロケータ・リブはルーフから各側部支持物と 端部支持物の表面のすぐそばに延び、側部支持物と端部支持物に対するルーフの 横移動を制限する、請求項34に記載の捕虫器。 36.餌カップが対向する側部と対向する端部とを有し、側部に位置するベースか ら延びる対向する側部支持物と、端部に位置する対向する端部支持物を有し、ロ ケータ・リブは対向する側部支持物と対向する端部支持物の各々と関連し、各ロ ケータ・リブは、餌カップに向かって面する対向する側部支持物と対向する端部 支持物の表面のすぐそばに位置する、請求項35に記載の捕虫器。 37.目標とする爬行昆虫に餌を示す方法であって、 a.餌カップの中に置かれた選択された餌をさらに含む、請求項20に記載 の捕虫器を準備するステップと、 b.目標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くステップと を含む方法。 38.目標とする爬行昆虫に餌を示す方法であって、 a.餌カップの中に置かれた選択された餌をさらに含む、請求項25に記載 の捕虫器を準備するステップと、 b.目標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くステップと を含む方法。 39.目標とする爬行昆虫に餌を示す方法であって、 a.餌カップの中に置かれた選択された餌をさらに含む、請求項33に記載 の捕虫器を準備するステップと、 b.目標とする虫がはいまわる表面の上に捕虫器を置くステップと を含む方法。
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