JP2013544514A - 垂直面に対するトコジラミのモニター装置 - Google Patents

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Abstract

トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置は、実質的に取り囲まれた内部空間及び落とし罠トラップを画定する筐体;トコジラミがそこを通って移動することのできる少なくとも1つの通路を画定する落とし罠トラップに隣接して取りつけられた退避エレメント;筐体の内部空間内に設けられた少なくとも1つのトコジラミ誘引エレメント;並びに落とし罠トラップ及び/若しくは退避エレメント上の、又は隣接した場所で筐体の少なくとも1つの壁に画定された少なくとも1つの開口部を備え、トコジラミ誘引エレメントから放出する煙霧は、トコジラミを落とし罠トラップ及び退避エレメントのほうにおびき寄せるために、少なくとも1つの開口部を通って装置の外側の場所に出ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、トコジラミ(Bed bug)のモニター及び/又は捕獲装置に関する。
トコジラミは、ヒト及び温血宿主の血を餌とする、トコジラミ科の小型の夜行性の虫である。トコジラミは、謎めいた行動をとるため、その検出及び制御は困難であり、時間を要する。これは、一般的なトコジラミであるトコジラミ(ナンキンムシ)では特に真実であり、それはヒトの環境に良く適応する。例えばタイワントコジラミ(ネッタイナンキンムシ)といった他の種のトコジラミは、人々及び/又は動物にとって同様に厄介者である。
米国といった多くの領域でトコジラミが制御されてきた一方で、ここ数年、海外旅行の増加により、この厄介者が復活してきている。トコジラミがある場所での存在を確立させると、それらを全滅させるのを困難にしているトコジラミの多くの特徴がある。したがって、トコジラミが定着する前にそれらの存在を確認する効果的なトラップが必要とされる。
成虫のトコジラミは、約6ミリメーターの体長で、5−6ミリメーターの幅を有し、卵型で扁平な体は、赤褐色である。未成熟な幼虫は、成虫と外観において同様であるが、より小さく、色が薄い。トコジラミは、飛ぶことができないが、表面上を素早く動くことができる。雌のトコジラミは、人目につかない場所に卵を産み、最高で1日に5個の卵を産むことができ、生涯で500個もの卵を産む。トコジラミの卵は非常に小さく、およそ塵のスペックのサイズである。最初に産み落とされると、卵は粘着性を有し、それゆえ表面に接着する。
トコジラミは、餌がなくても長期間にわたって生きることができる。幼虫は餌なしで数週間生きることができ、成虫は数カ月生きることができる。それゆえ、単に短期間存在していない状態にしても、蔓延を低減させることはできない。
トコジラミは夜間には活動的である一方で、昼間には小さな割れ目や亀裂に隠れる傾向にある。それゆえ、ベッド、ベッドフレーム、家具、幅木、カーペット及び無数の他の場所でトコジラミが隠れているのを見つけるのは容易である。トコジラミは、寄り集まる傾向にあるが、他の虫と同様に巣を作らない。
トコジラミは、細長い口の部分により血を吸って栄養を得る。それらは、3−10分間ヒトの血を吸うが、ヒトは刺された感覚をほとんど感じない。刺されたヒトはしばしば、かゆみを伴うみみず腫れ又は遅発性の過敏反応を経験し、刺された箇所が腫れる。しかしながら、いくらかのヒトはトコジラミに刺されても、反応しないか、非常にわずかな反応しか示さない。トコジラミの刺し跡は、蚊やダニといった他の害虫と同様の徴候を有する。刺し跡がトコジラミによるか他の種類の害虫によるかを決定するのは重要ではなく;刺し跡は、じんましん又は発疹として誤診断され得る。したがって、トコジラミの蔓延はしばしば、それらが認識される前から長期間にわたって続いているかもしれない。
トコジラミの蔓延は、新しい領域にトコジラミを運び込むことに由来する。トコジラミは、持ち物に粘着し、小さいスペースに隠れることができ、旅行者の荷物で輸送され得る。結果として、居住者の入れ替わりが激しい建物(例えば、ホテル、モーテル、宿屋、バラック、クルーズ船、シェルター、養護施設、キャンプ居住地、ドミトリー、コンドミニアム及びアパートメント)は、トコジラミの蔓延に特に虚弱である。
ここに記載されたトコジラミのすべての特徴ゆえに、トコジラミを検出するのも全滅させるのも難しい。専門的な害虫駆除業者及び殺虫剤が必要とされる。室内からすべての荷物及び不要な物を取り除き、吸引により可能な限りのトコジラミ及び卵を取り除き、隠れていると思われる場所に殺虫剤を撒く必要がある。根絶のためのこの種の処置は、ホテルといったビジネスにとって破壊的となり得る。結果として、根絶の手法を開始するためには、できるだけ早くトコジラミの蔓延を検出することが望ましい。
トコジラミの小さく、動き回り、隠れやすい習性により、それらをすぐに発見して処置しない限り、蔓延を防止及び制御することはほとんど不可能である。トコジラミが隣接する部屋への壁、天井及び床の穴を通って移動するのが見出されてきた。トコジラミの早期検出のための装置及び方法が、ホスピタリティ業界において特に必要とされる。
過去にトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置を作製するいくつかの試みがなされてきたが、これらの装置は概して、商業上の効果が証明されなかった。本発明者らは、トコジラミの行動の多くの側面を研究し、このような装置が理想的に機能しない一つの原因は、効果的な捕捉メカニズムの欠落であると考える。
そして、本発明者らにより、多くの他の害虫と異なり、トコジラミは多くの種類の粘着性トラップに耐性を持つようになり、他の虫を捕らえ得るトラップ、特には発熱エレメントを用いていないトラップを横断する(cross)能力を持つことが見出された。したがって、粘着性トラップにトコジラミをおびき寄せることに頼っているトコジラミモニターでは、トコジラミが単にトラップ表面を歩き、最終的に装置に存在し得るため、効果的ではない。
さらに、トコジラミはそれらが存在する面の粗さに非常に敏感であることが過去に見出された。トコジラミはなめらかな面を歩くことを回避する傾向にあり、それらが非効率に捕捉される前にこのような横断を要する現在のトラップをもたらしている。実際、予想外にも、他の虫の種を制御するのに有効なざらざらな面を有するトラップは(トコジラミ誘引物質を収容するように変形された場合)、トコジラミを制御するのに効果的ではないことが見出された。それらの面は、このような外見上粗い様相にもかかわらず、トコジラミにとってなめらかすぎるようであるからである。
本発明は、新規のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置を提供することで、前述の問題を克服した。
ひとつの観点において、本発明は、垂直面に取りつけられ得るトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置に関し、それは、(a)トコジラミ誘引エレメント;並びに(b)(i)基底部セグメント;(ii)内部セグメント;及び(iii)上部セグメントを備える少なくとも1つの通路を備える退避エレメント、を備える。
他の観点において、本発明は、
(a)i)アルデヒド;
ii)有機酸;及び
iii)二酸化炭素;
を含むトコジラミ誘引エレメント;並びに
(b)i)基底部セグメント;
ii)内部セグメント;及び
iii)上部セグメント;
を備える少なくとも1つの通路を備える退避エレメント;
を備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置に関する。
さらなる他の観点において、本発明は、面に1又は2以上の開口部を有する落とし罠トラップを備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置に関する。さらなる観点において、トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置はさらに、落とし罠トラップに隣接して取りつけられた退避部を備える。さらなる観点において、1又は2以上の開口部は、落とし罠トラップの底面において備えられる。
さらなる他の観点において、本発明は、実質的に取り囲まれた内部空間を画定する筐体、筐体の内部空間内に設けられた少なくとも1つのトコジラミ誘引エレメント;筐体上に画定された又は筐体上に設けられた退避エレメント(前記退避エレメントは、トコジラミが移動することのできる少なくとも1つの通路を画定する;退避エレメントに隣接する場所で筐体の少なくとも1つの壁において画定された少なくとも1つの開口部を備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置に関し、トコジラミの誘引エレメントから発散する煙霧は、前記退避エレメントのほうにトコジラミをおびき寄せるために、少なくとも1つの開口部を通って、装置の外側の場所に出て行くことができる。
さらなる他の観点において、本発明は、実質的に取り囲まれた内部空間及び落とし罠トラップを画定する筐体;筐体の内部空間内に設けられた少なくとも1つのトコジラミ誘引エレメント;落とし罠トラップ上の又は落とし罠トラップに隣接した場所で筐体の少なくとも1つの壁に画定された少なくとも1つの開口部を備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置に関し、トコジラミの誘引エレメントから発散する煙霧は、前記退避エレメントのほうにトコジラミをおびき寄せるために、少なくとも1つの開口部を通って、装置の外側の場所に出て行くことができる。
さらなる他の観点において、本発明は、実質的に取り囲まれた内部空間を画定する筐体と、筐体のほうにトコジラミをおびき寄せるように内部空間から筐体の外側の1又は2以上の場所への1又は2以上の煙霧通路を備える、筐体の1又は2以上の壁において画定される複数の開口部と;筐体の複数の開口部の少なくとも1つに隣接する場所で筐体の内部空間内に設けられるように構成された二酸化炭素のソース;筐体の複数の開口部の少なくとも1つに隣接する場所で筐体の内部空間内に設けられるように構成された有機酸のソース;並びに筐体の複数の開口部の少なくとも1つに隣接する場所で筐体の内部空間内に設けられるように構成されたアルデヒドのソース備える、トコジラミをモニター及び/又は捕獲するためのキットに関する。
さらなる他の観点において、本発明は、複数のコンパートメントを有する内部空間を備える筐体、並びにトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置のほうにトコジラミをおびき寄せるために、空気を内部空間に入れ、内部空間から筐体の外側の場所に二酸化炭素を出す、筐体の壁において画定された少なくとも1つの開口部を備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置のための二酸化炭素カートリッジアセンブリに関する。第一の実施態様において、二酸化炭素カートリッジアセンブリは、2つのコンパートメントを有し得、第一のコンパートメント内に収容された第一の化学組成物と、第二のコンパートメント内に収容された第二の化学組成物と、を備える。カートリッジアセンブリはさらに、第一のコンパートメント及び第二のコンパートメントの化学成分の不用意な混合を防止するための、第一のコンパートメント及び第二のコンパートメントをカバーする1又は2以上の取り外し可能なシールを備える得、シールを取り外すと、コンパートメントの化学成分は、二酸化炭素を生成するように、内部空間において収容される空気の水分とともに混合され得る。第二の実施態様において、二酸化炭素カートリッジアセンブリは、第三のコンパートメント内に収容された第三の化学組成物を備え得る。この実施態様において、1又は2以上の取り外し可能なシールは、コンパートメントの化学成分の不用意な混合を防止するために第一の、第二の、及び第三のコンパートメントをカバーし得、シールを取り外すと、複数のコンパートメントの化学成分は、二酸化炭素を生成するように、ともに混合され得る。
他の観点において、本発明は、2つの個別のバイアルを備える筐体;筐体の1つのバイアル内に収容された第一の化学組成物;筐体の他のバイアル内に収容された第二の化学組成物;及びバイアルの化学成分の不用意な放出を防止するようにバイアルをカバーする1又は2以上のシールを備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置のためのアンプルアセンブリに関する。
本発明の第一の典型的な実施形態のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の斜視図である。 本発明の該実施形態のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の側面図である。 本発明の該実施形態のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の底面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第二の実施形態の上面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第二の実施形態の前面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第二の実施形態の(図4BのA−A面に沿った)断面図である。 本発明の第二の実施形態によるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の斜視図である。 本発明の第二の実施形態によるトコジラミ誘引物質を含むホルダーの断面図である。 本発明の第二の実施形態によるトコジラミのモニター装置の斜視図である。 本発明の第二の実施形態によるトコジラミのモニター装置における使用のための二酸化炭素の生成及び分配のための上部セグメントの斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の上面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の背面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態による落とし罠トラップの上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態による落とし罠トラップの上面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーインサートの上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーインサートの底面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーインサートの左側面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーインサートの前面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーインサートの右側面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーインサートの背面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のアンプルホルダーの上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のアンプルホルダーの底面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のアンプルホルダーの上面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のアンプルホルダーの左側面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のアンプルの上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の二酸化炭素生成カートリッジ(カートリッジは解放ポジションに回転されて示される)の後部の前面図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の二酸化炭素生成カートリッジ(カートリッジは解放ポジションに回転されて示される)の後部の上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の退避部の斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の部分的なアセンブリの上面斜視図である(二酸化炭素カートリッジ及びアンプルが分解組立図で表される一方で、ホルダーインサート、落とし罠トラップ、アンプルホルダー及び退避部は組み立てられた状態で表される)。 完全に組み立てられた状態で表される図16Aのトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態の部分的なアセンブリの上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーの上面斜視図である。 本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第三の実施形態のホルダーの底面図である。
ひとつの観点において、本発明は、垂直面に取りつけられ得るトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置に関し、それは、(a)トコジラミ誘引エレメント;並びに(b)(i)基底部セグメント;(ii)内部セグメント;及び(iii)上部セグメントを備える少なくとも1つの通路を備える退避エレメント、を備える。該モニター及び/又は捕獲装置はさらに、落とし罠トラップを備え得る。
本発明の装置は、トコジラミが退避部の通路又は落とし罠トラップに入り込むように、該装置にトコジラミをおびき寄せるのに効果的ないかなるトコジラミ誘引因子(誘引物質)を備えていてもよい。用いられ得る誘引因子は、二酸化炭素、熱、フェロモン、ヒトの汗の成分及び同様物を含む。1又は2以上の誘引物質の混合物もまた、用いられ得る。
特に好ましい一つの誘引物質は、不飽和アルデヒト成分(フェロモン成分)及び有機酸成分(カイロモン成分)を含む組成物である。不飽和アルデヒト成分は、トランス−2−ヘキセン−1−アール(ヘキセナール)及びトランス−2−オクテン−1−アール(オクテナール)からなる群より選択される1又は2以上のアルデヒドからなることが好ましい。有機酸成分は、酪酸であることが好ましい。アルデヒド成分は、ヘキセナール及びオクテナールの両方からなる場合、アルデヒドは、ヘキセナール:オクテナールで約1:5から約5:1の比率で存在することが好ましく、より好ましくは、約3:1と約1:3との間の比率である。トコジラミに対してより誘因効果を高めるために、放出されるヘキセナール及びオクテナールの混合物の最適濃度は、約300ng/hrから約500ng/hrであり、放出される酪酸の最適濃度は、約100ng/hrと約300ng/hrとの間である。ヘキセナール及びオクテナールに酪酸を混合すると、不安定な組成物が形成され、酸成分からアルデヒド成分を分離する必要がある。適切な比率で誘引組成物の各成分が放出されるように、各成分は製剤中に取り込まれ得、それは、ゲルの形態であり得、固体の形態であり得、水といった極性溶媒に溶解され得、例えばC−C12のアルカン、及び好ましくはC−C10のアルカンである有機溶媒に溶解され得、又は他の物質にカプセル封入若しくは含浸され得る。本発明の一つの観点において、適切な誘引因子は、約2000−3000ppmのオクテナール、好ましくは約2500−2800ppmのオクテナール、より好ましくは約2700−2750ppmのオクテナールの濃度の範囲でノナンに溶解されたオクテナールを含む。オクテナールと併せて用いられ得る第二の適切な誘引物質は、約200−2000ppmの酪酸、好ましくは約240−400ppmの酪酸の濃度の範囲でノナンに溶解された酪酸である。
各成分は、吸収性マテリアルに取り込まれ得、それは例えば、限定されることなく、精製綿、繊維化されたセルロース木材パルプ、合成の詰め物(batting)、ポリエステルの詰め物(batting)、フェルト、カードウェブ、高密度ポリエチレンスポンジ、及びハイロフトスパンボンドマテリアル(high loft spunbond materials)である。分散を調節するために、半浸透性膜が吸収性マテリアルを包むように用いられ得る。誘引成分はまた、周囲の空気への分散を許容する1又は2以上の孔を備える半浸透性のふた又は密封されたふたのいずれか一方を有する容器より分配され得る。例えば、該ふたは、周囲の空気への分散を許容するように、使用の間際に孔が開けられ得る。適切なふたは、例えば、金属ホイル(例えば、アルミニウムホイル)を含む。金属ホイルのふたは、ポリマーのバイアル又はアンプル(例えば、PETGバイアル又はアンプル)といった、適切な誘引物質容器の開放上部に密封され得る。
他の好ましい実施形態は、共誘引物質として酪酸の使用有り又は無しで、誘引物質であるオクテナール又はヘキセナールを含む。
他の好ましい実施形態は、共誘引物質として酪酸及び二酸化炭素の使用有り又は無しで、誘引物質オクテナール又はヘキセナール及び二酸化炭素を含む。
二酸化炭素は、ドライアイスの昇華により、又は化学反応により生成され、放出調節バルブを有する加圧容器といった種々の手段により分配され得る。
誘引物質が、空気よりわずかに重く、圧縮されていない化学誘引物質(例えばフェロモン、有機酸又は二酸化炭素といった他の誘引物質(前述の混合されたアルデヒド/有機酸の混合物を含む))を含む場合、該装置は、退避エレメントの上部の誘引エレメントを設け誘引物質が重力により退避エレメントの中及び周囲に下がって流れるようにすることにより、トコジラミが、退避エレメントの通路におびき寄せられ、退避エレメントにとどまるよう誘導されるように構成され得る。
本発明の他の実施態様において、該装置は、退避エレメントの隣又は下に誘引エレメントを設けることにより、並びに誘引物質が気化して退避部を取り囲み、及び/又は退避部の隣に設けられた落とし罠トラップに入り込んで退避エレメントに流れ込むことにより、退避エレメントの通路にトコジラミがおびきよせられるように構成され得る。落とし罠トラップには、誘引物質が落とし罠トラップに流れ込むように、その表面に1又は2以上の孔が設けられ得る。1又は2以上の孔は、底面、片方の側面若しくは両側面、又は底面及び片方若しくは両方の側面の組み合わせに設けられ得る。
一実施形態において、退避エレメントは、(i)基底部セグメント(基底部セグメントは、装置が取りつけられる垂直面と同一平面に取りつけられるように適応される);(ii)該装置におびき寄せられたトコジラミが入り得る少なくとも1つの開口部を画定する内部セグメント;及び(iii)上部セグメントの3つの部分からなり得る。
本発明の一つの観点において、退避エレメントが簡単に曲がらないように、基底部セグメント及び上部セグメントは、内部セグメントを支えるのに十分強いマテリアルで構成される。基底部セグメント及び上部セグメントに対する適切なマテリアルは、ボール紙(cardboard)、チップボード、木、プラスチック及び同様物を含む。基底部セグメントの内部表面は好ましくは、トコジラミが横断可能な面を提供するマテリアルからなり、該面の平均表面粗さは、少なくとも約2.5マイクロメートルである(粗さはMahr Pocket Surf(登録商標)portable roughness gageを用いて測定され得る)。内部セグメントは、この基底部セグメントの内部表面から外側に突き出る1又は2以上の突起部を備える、トコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を備える。この1又は2以上の突起部は、トコジラミがその中を這い回ることができるよう十分な寸法を有する1又は2以上の溝を画定する。好ましくは、この突起部は、約2mmと約10mmとの間の幅の溝を形成するように間隔が空けられる。突起部は好ましくは、形成された溝の底部が断面において凹形となるようにデザインされる。突起部は、トコジラミが形成された溝を通って這い回ることができるように十分な高さを有するべきである。他の適切な内部セグメントのマテリアルは、波形ボール紙である。退避エレメントは、多くの異なる方法においてともに固定され得、トコジラミが存在するかについて内部セグメントを調べるために容易に開放されるべきである。退避エレメントと固定する方法は、上部セグメント及び底部セグメントの内部表面に内部セグメントを接着させること、エレメントをともにホチキス留めすること、又はエレメントをともにテープで留めることを含む。退避エレメントは、上部セグメントが底部セグメント上に係止する態様で蝶番で動くようにされ得、上下又は横方向にスウィングすることで開放されて内部セグメントが露出され得る。
本発明の他の観点において、退避部の底部は、装置が設置される垂直面と同一平面に設置され得る筐体であり、二酸化炭素生成カートリッジ、フェロモン及びカイロモン成分を備えるインサート、並びに落とし罠トラップを収容する。退避部は、装置におびき寄せられたトコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を画定する内部セグメントを備え得る。
装置の落とし罠部分及び退避部分は、暗い色、例えば、黒色、茶色、赤色、暗赤色、赤褐色、ダークグレイ、濃紺、ダークブルー、深い紫色、及び同様の色であることが好ましい。トコジラミは、明るい色よりも暗い色のほうに移動することを選択する傾向にあるからである。概して、写真用の標準反射板よりも暗い色が好ましい。装置の残りの目に見える部分は、暗い色であってもよいが、より好ましくは、より明るい色、例えば、白、オフホワイト又はクリーム色であってもよい。
本発明は、添付される図面を参照することでより良く理解され得るが、それは、ある実施例の論証を意図するものであり、いかなる態様においても本発明の範囲を限定することを意図していない。
図1は、本発明のモニター及び/又は捕獲装置1の第一の実施形態の斜視図である。この実施形態において、退避エレメントは、(i)装置が設置される垂直面と同一平面に設置されるように適応された基底部セグメント30;(ii)装置におびき寄せられたトコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を画定する内部セグメント20;及び(iii)任意の上部セグメント10により画定される。本発明の一観点において、任意の上部セグメント10は、内部セグメント20の容易な視覚的調査を可能にするように透明なマテリアルである。この実施形態において、内部セグメントは、波型ボール紙からなる。密閉された容器40及び41は、分散させるアルデヒド及び酸の誘引物質を収容し、接着、テープ留め又は他の手段により装置に貼られ得る。容器50及び51は、生成された二酸化炭素の分散のために上部で少なくとも部分的に開放されており、接着、テープ留め又は他の手段により装置に貼られ得る。
図2は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第一の実施形態の側面図である。
図3は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第一の実施形態の底面図である。装置におびき寄せられたトコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部21を画定する内部セグメント20は、波型ボール紙により画定される。その溝は好ましくは垂直又は実質的に垂直の状態にあるが、溝は例えば、種々の角度又はさらには水平の状態にあってもよい。
さらなる実施形態が、図4−8を参照にして記述される。
図4Aは、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置100の第二の実施形態の上面図、図4Bは前面図、図4Cは(A−A面に沿った)断面図である。この装置は、底部部材120、任意の保護カバー180、二酸化炭素生成カバー筐体200及び任意の落とし罠トラップ230からなる。
図5は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第二の実施形態の底部部材120の斜視図である。この実施形態において、底部部材は、退避部であり、(i)装置が設置される垂直面と同一平面に設置されるように適応される基底部セグメント150;(ii)装置におびき寄せられたトコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を画定する内部セグメント151;及び任意の上部セグメント170により画定される。内部セグメント151は、トコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を備え、基底部セグメント150の内部表面から外側に突き出る1又は2以上の突起部152を備える。このような1又は2以上の突起部は、トコジラミが中で這い回るのに十分な寸法を有する1又は2以上の溝を画定する。好ましくは、このような突起部は、約2mmと約10mmとの間の幅の溝を形成するように置かれる。突起部は好ましくは、形成された溝の底部が断面図において凹形であるようにデザインされる。突起部は、トコジラミが形成された溝を通って這い回ることのできるのに十分な高さを有するべきである。突起部の表面は好ましくは、トコジラミが移動可能な面を提供するマテリアルからなり、表面の平均表面粗さは少なくとも約2.5ミクロメーターである。突起部は好ましくは、基底部の中央部から基底部の外側に向かって下がるように傾斜が付けられる。しかしながら、いかなる適切なアレンジメントをも用いられ得る。任意の上部セグメント170は、突起部の上部に置かれ、ヒンジ160で基底部セグメント150に取り付けられ得る。基底部セグメントは、退避エリア155を通ってトコジラミ誘引物質に向かう1又は2以上の溝を有する。基底部セグメントは、突起部の上部にホルダー140を有する。
図6は、ホルダー140の断面図である。ホルダー140は、アルデヒド及び酸といった化学誘引物質を収容する密閉容器112及び117を設ける、2つの円柱管110及び115を有する。密閉容器からの化学誘引物質の分散のために、ボタン111及び116が内側に押されて密閉容器がホルダー125及び126において取りつけられたピン127及び128に押しこまれ、容器のシールに所望の直径の孔を作る。ピンホルダー125及び126は、部材122を取りつけることにより適所に保たれている。孔を開けられた容器は、ホルダー125及び126の上に設けられた弾性マテリアル130(図5で示される)によりピンから押し離され、化学誘引物質が溝155の中に流れ出る。基底部セグメント150は好ましくは、プラスチックで作られ、好ましくは暗い色である。上部セグメントは好ましくは、プラスチックで作られ、好ましくは突起部を調べるために透明である。
図7は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第二の実施形態の底部部材120の斜視図であり、底部セグメント150をカバーし、突起部の上に載っている、閉じられた状態での任意の上部セグメント170を示す。保護プラスチックカバー180は、ホルダー140上にフィットしている。プラスチック製の取り外し可能なタブ185は、スロット190に沿って設けられ、タブ185が取り外されるまでボタン111及び116が中に押し込まれるのを防いでいる。
図8は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の第二の実施形態の二酸化炭素生成器カバー筐体200の斜視図である。図8において、隠された特徴が、細い線において示される。カバー筐体200は、底部ユニット210、可動カバー220、落とし罠トラップ230並びに腕セグメント240及び241からなる。底部ユニットは、3つの分割領域214、215及び216を画定する2つの仕切壁211及び212を有する。領域214、215及び216は、ともに混合されると反応してゆっくりと二酸化酸素を放出する化学物質を保持し得る。底部ユニットは、可動カバーガイド223のためのロック及びガイドを形成する溝213を有する。スナップロック222は、閉じた状態の場合に可動カバー220がロックされるように各カバーの上部に設けられる。二酸化炭素生成カバー装置を作動させるためには、可動カバー220をロックせずに持ち上げておく。カバー筐体200の向きを変えて、化学物質が領域214、215及び216から可動カバー220に流れるようにする。カバー筐体200を振って化学物質を混合し、二酸化炭素生成化学物質が混合されると、可動カバー220はヘッドスペースのチャンバーを形成するリフト状態にされ、化学物質が反応して二酸化炭素を生成する。カバー筐体は、腕セグメント240及び241を用いてボタン111及び116(図5及び6に示される)に掛けられる。カバー筐体で生成された二酸化炭素は、ヘッドスペースでゆっくりと上昇し、可動カバー220の上部の1又は2以上のスロット221を通じてチャンバーに放出される。
トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三及びさらなる実施形態が、図9−17を参照に記述される。概してこれらの図面を参照すると、トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300は概して、実質的に取り囲まれた内部空間を画定する筐体301、筐体301の後部パネル360上に配置された退避部520、装置300を垂直面に取り付けるために筐体301の後部パネル360に適用される取り付け手段、筐体301の内部空間内に取りつけられたアンプルホルダー470に連結されたカイロモン/フェロモンアンプル490、及び筐体301の内部空間内に取りつけられた二酸化炭素生成カートリッジ500を備える。
装置300の筐体301は概して、ホルダーインサート400、少なくとも部分的にホルダーインサート400を封入する底部部材ホルダー350、及びホルダーインサート400の上部表面に設けられた落とし罠トラップ410を備える。ホルダーインサート400、底部部材ホルダー350及び落とし罠トラップ410は、別々の部材であってもよく、それらの部材の1又は2以上が一体的に形成されていてもよい。そして、退避部520は筐体301の一体部分であってもよく、筐体301に取りつけられた別々の部材であってもよい。
図9Aは、トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態の上面斜視図であり、図9Bは上面図であり、図9Cは背面図である(組み立てられた形態で示される)。図9A−9Cは、装置300の底部部材ホルダー350、ホルダーインサート400、落とし罠トラップ410及び退避部520を図示する。
落とし罠トラップ410は、装置300の筐体301の上部側面に設けられる。退避部520及び取り付け手段は両方とも、装置300の後部パネル360に設けられる。取り付け手段は、例えば、壁の垂直面に装置300を取り付けるために、後部パネル360に適用される。退避部520は、装置300が取り付けられる垂直面に対向して設けられる。取り付け手段及び退避部520は装置300と同じ側に設けられるからである。したがって、垂直面を這い上がるトコジラミが、装置の退避部520に遭遇する。取り付け手段は例えば、両面テープ、フック及びループ取り付け手段、接着剤、ピン、ひも、弾性マテリアル又はブラケット、並びに同様物であり得る。
落とし罠トラップ410を除いて、図9A−9Cで示される装置300の筐体301の内部接面は、トコジラミに対して移動可能な面を提供するように、少なくとも約2.5マイクロメーターの平均表面粗さを有し得る。
図10Aは、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態の斜視図であり、図10Bは落とし罠トラップ410の上面図である。落とし罠トラップ410は、左側面411、前面414、右側面421、背側面415及び底部420からなる。4つの側面を示しているが、落とし罠トラップ410はまた、円形又は楕円形の形状であってもよい。落とし罠トラップ410は、1又は2以上の壁で取り囲まれた底面420(底面は概して、平坦で水平な面であり、又は円錐形若しくはV字形等である)により画定された窪んだ領域を備える。1又は2以上の壁は、垂直であってもよく、ある角度で傾斜していてもよい。落とし罠トラップ410の一又は複数の側面(side surface or surfaces)は、トラップに落ちて入ってきたトコジラミが昇ることができないように、なめらかである。好ましくは、落とし罠トラップ410の深さは、トコジラミが逃げられないように、少なくとも1.7cmであり、より好ましくは少なくとも2−3cmである。落とし罠トラップ410は、後から前に傾斜がつけられていてもよく(例えば3%の傾斜)、傾斜が全くつけられていなくてもよい。側面が接するジョイント417及び底部が側面に接するジョイント416は好ましくは、丸みを帯びている。しかしながら、それらは、90°の角度であり得る。落とし罠トラップ410の底面420は、二酸化炭素及びカイロモンが落とし罠トラップ410に入るように、複数の開口部418及び419を有する。具体的には、開口部418により二酸化炭素が落とし罠トラップ410に入り、開口部419によりカイロモンが落とし罠トラップ410に入る。複数の開口部が図面に示されているが、二酸化炭素及びカイロモンの各々が落とし罠トラップ410に入るように単一の開口部を備えることが可能である。一又は複数の開口部は、トコジラミ(及び幼虫)が落とし罠トラップ410から這い出ないように十分に小さく、さらには二酸化炭素及びカイロモンが落とし罠トラップ410に入っていくように十分に大きいことが望ましい。
図11Aは、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態の筐体301のホルダーインサート400の上面斜視図であり、図11Bは底面斜視図であり、図11Cは左側面図であり、図11Dは前面図であり、図11Eは右側面図であり、図11Fは背面図である。ホルダーインサート400は、図12Aのアンプルホルダー470を備えるトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置の他のエレメントを支持するようにデザインされ、同様に、図13のフェロモン/カイロモンアンプル490、図14Aの二酸化炭素カートリッジ500、落とし罠トラップ410及び退避部520を支持する。
ホルダーインサート400は、2つの部分から、すなわち、右側面432、前面438、左側面444及び底面431により画定され、退避部520及び落とし罠トラップ410を支持する上部部分と、二酸化炭素カートリッジ500及びアンプルホルダー470を支持するようにデザインされた、下方右側面パネル433、底面434及び背面パネル456により画定された底部部分と、から構成される。示されないが、落とし罠トラップ410は、ホルダーインサート400の上部部分と一体化され得る。
図11Cに良く示されるように、ホルダーインサート400の上部部分の上端は、例えば、後から前に3%の傾斜がついていてもよく、全く傾斜がついていなくてもよい。ホルダーインサート400の上部部分の底部431は、少なくとも1つの開口部442を有しており、それにより、図14Aの二酸化炭素カートリッジ500で生成された二酸化炭素が落とし罠トラップ410の開口部418を通って落とし罠トラップに入り、また空気中の水分が二酸化炭素生成カートリッジ500に入る。これに関して、二酸化炭素を作り出す反応を起こすようにカートリッジ内に水分が存在することが望ましい。開口部442は、背面パネル456まで広がっていてもよい。底面431の下部は、二酸化炭素カートリッジ500の上部をガイドし、支持するのに役立つガイド(トップガイド443)を有する。底面431の下部はまた、ホルダー350の孔352及び355と連携して(図17A)、ホルダー350でホルダーインサート400をロックする手段を形成するタブ448及び449を備え得る。
下方右側面パネル433は、上方部439により示されるように、図12Aのアンプルホルダー470を収容するように意図されたパネルの上方部を有するようデザインされる。水平パネル441は、アンプルホルダー470が所定の場所にセットされると、前方向において背面パネル456から突き出て、分割されたコンパートメントを形成する。
バイアル492(図13を参照)から発散するカイロモンの煙霧は、装置300の別々の通路を通って落とし罠トラップ410のほうに向かう。より具体的には、アンプルホルダー470が所定の場所にセットされると、スペース451は、バイアル492(図13を参照)により作られたカイロモンの煙霧を、底面431に設けられた孔440を通って落とし罠トラップ410の中に、そして落とし罠トラップ410の複数の開口部419に向かわせる。
バイアル491(図13を参照)から発散するフェロモンの煙霧は、装置300の別々の通路を通って退避部520のほうへ向かう。より具体的には、1又は2以上の開口部450は、背面パネル456の内部において設けられる。使用すると、バイアル491(図13を参照)により作られたフェロモンの煙霧は、開口部450を通って、退避部520に昇っていく。
ホルダーインサート400の側壁433のくぼみ部445は、アンプルホルダー470からカイロモン/フェロモンアンプル490を挿入し及び取り出すための人の指に対する空間を提供する。
ホルダーインサート400の側壁433の高くした部位446は、アンプルホルダークリップ481(図12Dを参照)に対して取り付け部位を提供し、側壁433の孔447は、アンプルホルダー470をホルダーインサート400に取り付けるアンプルホルダークリップ482(図12Dを参照)に対して取り付け部位を提供する。
ホルダーインサート400の底面434は、底面ガイド及びホルダー435を備え、二酸化炭素カートリッジ500の底部をガイドし、支持するのに役立つ。底面434はまた、背面パネル456を介して設けられた孔437を通ってホルダー350の内部に二酸化炭素を入らせる、意図された空間436を有する。
図11Eは、右側面432、下方右側面433、意図された上方部439、水平パネル441及び孔447を示す、ホルダーインサート400の右側面図である。図11Fは、二酸化炭素カートリッジ500を挿入し及び取り出すための人の指に対して空間を提供するくぼみ部457を有するようデザインされた背面パネル456、孔442及び437、上方ガイド443、下方ガイド435、右側面パネル432、前面438及び左側面パネル444の内部に設けられた溝458並びに支持及びガイドリブ455を示す、ホルダーインサート400の背面図である。
図12Aは、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態のアンプルホルダー470の上面斜視図であり、図12Bは底面斜視図であり、図12Cは上面図であり、図12Dは左側面図である。アンプルホルダー470は、右側面471、前面473、左側面475、背面483及び底面477を備え、上部で開放している。側面471及び475は、高くした部位446に取りつけるクリップ481及び孔447を介して取りつけるクリップ482により、ホルダーインサート400のパネル439に取り付けられる時に、アンプルホルダー470をガイド及び支持するのに役立つ突起ガイド472及び476を有する。前面473は、タング(tang)480を有するインターロック474を備え、それはアンプル490のタブ493に連結するように内側に突き出ている。図示しないが、アンプルホルダーは、筐体301のホルダーインサート400と一体化されていてもよい。
好ましくは、アンプルホルダー470の内部は、図12Cの上面図より見られ得るように、異なるサイズの2つの一体化されたバイアルを有するアンプル490(図13を参照)を支持するようデザインされる。中空の溝を有する2つの先細の針479及び485は、底面477の内部から約3−4mm突き出ていてもよく、アンプル490がホルダー470に挿入されると、針479及び485がアンプルの開口部を覆う密閉マテリアルを突き破り、アンプル490の各バイアルのヘッドスペースが入り、揮発したカイロモン及びフェロモンが、針479及び485の中空の溝を通って、次に孔478及び484を通って、各々、ホルダーインサート400の空間451及び450に入る態様で設けられる。
図13は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態のアンプル490の上面斜視図である。アンプル490は、同じ又は異なる容量を有し得る2つの一体化されたバイアルを備える。好ましくは、バイアル491は、バイアル492よりわずかに大きい。これより、エンドユーザーが、アンプルホルダー470の中にアンプル490を不適切に挿入するのを防ぐことができる(下記にさらに記載される)。バイアル491は、例えば、ノナン中に溶解されたオクテナール及び/又はヘキセナールのフェロモン溶液を含むようデザインされる。
バイアル492は、カイロモン溶液、例えば、ノナン中に溶解された酪酸を含むようにデザインされる。タブ493は、アンプル490がアンプルホルダー470に十分に挿入されると、アンプルホルダー470のタング(tang)480にかみ合うように、アンプルの490の上部付近に設けられる。アンプル490のバイアルの形状、アンプルホルダー470の内部の形状、並びにタング(tang)480及びタブ493のアレンジメントのおかげで、アンプル490は、単一の方向においてアンプルホルダー470に挿入のみされ得る。
適切な溶液で満たされると、バイアル491及び492の開口部は、針479及び485により突き破られ得るマテリアルで密封される。密閉マテリアルは好ましくは、金属ホイル又はプラスチックフィルムである。あるいは、突き破られ得るシールを有する独立したバイアルが、バイアル491及び492に挿入され得る。リブ494は、アンプルホルダー470に挿入されると、アンプル490をガイド及び固定するのに役立つ。
図14Aは、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態の、二酸化炭素生成カートリッジ500の後部の前面図であり、図14Bは上面斜視図である。二酸化炭素生成カートリッジ500は、一体ヒンジ(living hinge)510によりともに一体的及び旋回可能に連結された2つの筐体部材を含むクラムシェル型の筐体を含む。カートリッジ500は、図14A及び14Bにおいて開放形態にて示され、一方で、カートリッジ500は、図16Aにおいて閉鎖形態にて示される。
カートリッジ500の第一の筐体部材は、二酸化炭素の生成に必要とされる化学物質のための3つのコンパートメント502、503及び504を備える。コンパートメント502は、クエン酸といった乾燥した又は固体の酸を収容し得る。ヒュームドシリカ、例えば、Cabot CorporationからのCab−O−Sil(登録商標)ヒュームドシリカ、カオリン土、アモルファスシリカ、例えば、W.R.Grace and CompanyからのSiloid(登録商標)シリカ、又はこれらの混合物といった凝集防止剤は、保存の間、フリーフローな乾燥マテリアルを維持するように、コンパートメント502において乾燥した酸に加えられ得る。コンパートメント503は、塩化マグネシウムといった乾燥した潮解性マテリアル、又は各コンパートメントの成分がともに混合されると水を放出することができる水若しくは水のソースを収容し得る。コンパートメント504は、重炭酸ナトリウムといった固体塩基性物質を収容し得る。適切な量の乾燥試薬で満たされると、コンパートメント502、503及び504は好ましくは、乾燥試薬が混合前に各コンパートメントから放出されるように突き破られ又は取り除かれ得るマテリアルで密封される。密閉マテリアルは、例えば、ホイル又はプラスチックであり得る。コンパートメント502、503及び/又は504は、混合を助けるために、使用前に形成されるいかなる塊をも壊すように、ボールベアリングといった硬く又は鋭いマテリアルを含み得る。
カートリッジ500の第二の筐体部材は、カートリッジ500が閉じられると乾燥試薬を混合するための空間を提供するコンパートメント508を備える。
二酸化炭素生成カートリッジ500を使用するためには、ユーザーは、コンパートメント502、503及び504における乾燥試薬を密閉するホイル又はプラスチックを剥がすか、コンパートメントから乾燥試薬が出るように十分にシールを突き破る。ユーザーは、カートリッジ500を閉じ、第二の筐体部材のタブ512−a、512−b及び512−cを、第一の筐体部材のキャッチ501−a、501−b及び501−cに各々固定することによりそれを密閉する。第二の筐体部材のリム506は、カートリッジ500が閉められると、第一の筐体部材のスロット505に収められ、それによりカートリッジ500が密閉される。
バッフル507は、試薬が混合されるまで閉められたカートリッジ500をユーザーが振る間、乾燥試薬がコンパートメントから漏れ出るのを防ぐのに役立つ。化学物質が混合されると、ユーザーはカートリッジ500をホルダーインサート400に挿入し、生成された二酸化炭素はカートリッジ500から装置300の画定された通路を通って落とし罠トラップ410に出て行く。より具体的には、二酸化炭素は、カートリッジ500における複数のベント509を通過し、コンパートメント508及びリム513(コンパートメント508を取り囲む)の外縁により画定された空間514に行き、外側リム513に設けられたベント511に行き、落とし罠トラップ410における孔418に入る。ベント511は、落とし罠トラップ410における孔418の下に位置するようにデザインされる。
図15は、本発明のトコジラミのモニター及び/又は捕獲装置300の第三の実施形態の退避部520の斜視図である。トコジラミが退避部520に、そのマテリアル組成、表面粗さ及び/又は形状ゆえにおびき寄せられるということが見出された。本実施形態において、退避部520は、装置300が対向して設置される垂直面と同一平面に設置されるように適応された基底部セグメント521;装置300におびき寄せられたトコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を画定する内部セグメント522;及び落とし罠トラップ410の背部415に取り付けられるようにデザインされた背部セグメント523を備える。あるいは、退避部520は、装置300の筐体301の外側面全体のすべて又はほとんどすべてをカバーし得る。加えて、退避部520は、筐体301の後部パネル360と一体化されていてもよく、又は、退避部520は、示されるように、独立した部材であってもよい。
退避部520の内部セグメント522は、トコジラミが入ることのできる少なくとも1つの開口部を提供する。1又は2以上の突起部524は、背部セグメント523の内部表面から外側に突き出ている。1又は2以上の突起部524は、トコジラミが這い回るのに十分な寸法を有する1又は2以上の溝又は通路を画定する。好ましくは、このような突起部524は、約2mmと約10mmとの間の幅を有する溝又は通路を形成するように配置される。突起部524は好ましくは、それにより形成された溝の底部部分が断面で凹形となるようにデザインされる。突起部524は、トコジラミがそれにより形成された溝を通って這い回ることのできるよう十分な高さを有するべきである。隣接した突起部524の間に形成された溝又は通路の幅寸法は、トコジラミが落とし罠トラップ410のほうへおびき寄せられるように、落とし罠トラップ410の方向に次第に小さくなり得る。
突起部524の内部表面は好ましくは、トコジラミのために移動可能な表面を提供するマテリアルからなり、この面の平均表面粗さは少なくとも約2.5マイクロメーターである。突起部524は好ましくは、下方に向かう方向に背部セグメント523の中心から角度が付けられる。示されないが、シートマテリアルが突起部524を覆って取りつけられ得、それにより退避部520において実質的に取り囲まれた溝を画定する。このようなシートマテリアルは好ましくは、退避部520を容易に目視できるように透明である。
図16Aは、装置300の部分アセンブリの分解上面斜視図であり、ホルダーインサート400、落とし罠トラップ410、アンプルホルダー470、退避部520、二酸化炭素カートリッジ500及びアンプル490の部材を備える。図16Bは、図16Aの部分的なアセンブリが組み立てられた状態の上面斜視図である。
図17Aは、筐体301のホルダー350の上面斜視図であり、図17Bは、ホルダー350の底面図である。ホルダー350は、右側面パネル351、前面パネル354、左側面パネル357、後面パネル360及び底面359を備える。ホルダー350は実質的に、筐体301の内部を取り囲む。ホルダー350の上部は、ホルダーインサート400を受け入れるために開放している。孔352及び355は、各々、右側面パネル351及び前面パネル354の上隅、並びに前面パネル354及び左側面パネル357の上隅に設けられ、ホルダーインサート400がホルダー350にセットされると、タブ449及び448が各々嵌め込まれるようになる。さらに、さらなる手段が、ホルダー350でホルダーインサート400を固定するために用いられ得る。例えば、ジップタイ、ワイヤ、ひも、ビニタイ又は他の適切な固定手段が、孔352及び355を通して挿入され、さらにホルダーインサート400とホルダー350とを固定するためにタブ449及び498に固定され得る。サポートリブ358は、ホルダーインサート400がホルダー350にセットされると、ホルダーインサート400をガイド及び支持する。好ましくは、ホルダー350の外側面は、トコジラミのために移動可能な表面を提供し、該面の平均表面粗さは、少なくとも約2.5マイクロメーターである。ホルダー350及びホルダーインサート400は、後面パネル360及び基底部セグメント521に設けられた取り付け手段(例えば、両面テープ、フック及びループ、接着剤、ピン、ひも、弾性マテリアル、ブラケット又は同様物)が、装置が対抗して取り付けられる垂直面と同一平面にあるようにデザインされる。さらに、適切な取り付け手段が、水平面に装置を取り付けるための手段を提供するように、底面359に備えられ得る。さらに、後面パネル360及び底面359が適切な取り付け手段により備えられ得る。
いくつかの化学反応により二酸化炭素が生成し得ることは、本技術分野において良く知られている。本発明の目的で、長時間にわたって二酸化炭素を生成することが望ましい。二酸化炭素は約36時間にわたって生成されるのが好ましい。水性の酸と重炭酸ナトリウムとの間の化学反応は二酸化炭素を生成するが、反応は通常、早いものである。本発明者らは、乾燥した酸、例えばクエン酸一水和物及び乾燥重炭酸ナトリウムを混合することで、潮解性の無水クエン酸が、1−3日間にわたってゆっくりと二酸化炭素を放出するように、十分に空気からの水分を吸収することを見出した。この反応は、塩化マグネシウムといった潮解性の化学物質を加えることで促進され得る。空気からの水分は、クエン酸及び塩化マグネシウムにより吸収され、二酸化炭素の生成が促進される。クエン酸、重炭酸ナトリウム及び塩化マグネシウムの比率を調節することにより、二酸化炭素の生成が調節され得る。
(実施例1)
室内を50%の湿度、約70°Fに制御して、プラスチック製の子供用プール(General Foam Plastics Corporation、Norfolk VirginiaによるPOLY POOL)を置いた。トコジラミに対して適切な歩行面を提供するように、紙を所定の位置に固定するためのマスキングテープを用いて、プールを茶色のクラフト紙で覆った。25匹のトコジラミを退避部として4×4インチフランネルの布片を入れた紙のカップの中に置いた。該カップにキャップをして、トコジラミに空気を提供するためにカップに孔を開け、2時間そのままにし、その後、該プールに置いて順応させた。約3時間後、フランネルの退避部を紙のカップからプールの中に移動させ、サイドから約10インチのところに置いた。
トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置を、2枚の4×4インチのボール紙片及び1枚の4×4インチの波型段ボール片を切り出すことで準備した。波形段ボールをボール紙の間に挟み、ユニットをともに固定するように、ユニットを二側面でホチキス留めし、基底部セグメント(ボール紙の第一片)、内部セグメント(波形段ボール)、及び上部セグメント(ボール紙の第二片)を作った。2本の50mLのプラスチック製遠心チューブ(Corning(登録商標)50mLポリプロピレン遠心チューブ)を波が垂直に延びるように上部セグメントのボール紙にテープ留めした。
アンプルをポリエチレン製の円筒状の外殻を用いて、高さ14.5mm、直径11mmとなるように作製した。これらの外殻を300マイクロリッターのノナン中に2.535ミリグラムのオクテナールを含む溶液で満たした。超高分子量ポリエチレンで作られた円筒状の多孔質拡散部材を、揮発性の液体がこのような拡散部材により形成された内部容器に収容されるように、対置して外殻内に配置した。外殻の開口部をその後アルミニウムフィルム部材で熱密閉し、拡散部材の底部部位と拡散部材の上部との間に約2〜2.5mmのヘッドスペースを空けた。約0.23mmの直径を有する孔を、針で突き破ることでアルミニウムフィルムに形成した。300マイクロリッターのノナン中71.85マイクログラムの酪酸を含有する第二のバイアルを、前述と同様の方法で準備した。誘引物質であるオクテナール及び酪酸を含有するバイアルを装置の上部に水平にテープ留めした。
13.5グラムのクエン酸一水和物、16.5グラムの重炭酸ナトリウム、及び2.0グラムの塩化マグネシウムの混合物を、独立した容器に入れ、容器にキャップをし、均一な混合物が得られるまで容器を振った。化学混合物を2本の50mLプラスチック遠心チューブに均等に分けた。
トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置を、プラスチック製のプッシュピンを用いてL字型の木製スタンドの背面に取り付けた。木製スタンドは、10×10インチのパイン材片を10×2.5インチのパイン材片のベース片に垂直に取り付けることで作製した。10×10インチの垂直L字型フレームの背面は、100グリッドのサンドペーパーを用いてザラザラにした。誘引物質が添えられたL字型フレームを、子供用プールのフランネルの退避部から約24インチのところに置いた。L字型フレームがひっくり返らないように、ベース片上に重りを置いた。17−18時間後、装置を取り除き、開放された50mL遠心チューブに落ち込んだものも含めて、装置内のトコジラミの数をカウントした。テストは、数回繰り返された。誘引物質を含まない装置を用いた(トコジラミは、順応期間後、ひっくり返したペトリ皿のカバーから放たれた)コントロールテスト、及びオクテナール及び酪酸のみを含む装置を用いたテストも、前述と同様の方法にて行った。装置内で見つかったトコジラミの平均の数を、下記の表1に要約して示す。
Figure 2013544514
(関連出願の相互参照)
本出願は、2010年11月8日に出願された米国仮出願第61/411,016号に基づく優先権を主張している。

Claims (27)

  1. トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置であって、
    実質的に取り囲まれた内部空間を画定する筐体と、
    前記筐体の内部空間内に設けられた少なくとも1つのトコジラミ誘引エレメントと、
    前記筐体上に画定された、又は前記筐体上に設けられた退避エレメントと、
    前記退避エレメントと隣接した位置で、前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された少なくとも1つの開口部と、
    を備え、
    前記退避エレメントは、トコジラミがそこを通って移動することのできる少なくとも1つの通路を画定し、
    前記トコジラミ誘引エレメントから発散する煙霧は、前記退避エレメントのほうにトコジラミをおびき寄せるために、前記少なくとも1つの開口部を通って、前記装置の外側の場所に出て行くことができる、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記筐体は、前記退避エレメントに隣接して設けられた落とし罠トラップを備え、
    前記筐体の少なくとも1つの開口部及び/又は前記落とし罠トラップにおける開口部は、前記トコジラミ誘引エレメントから発散する煙霧が、前記落とし罠トラップのほうへトコジラミをおびき寄せるように設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記落とし罠トラップは、トコジラミが前記落とし罠トラップに入った場合に前記落とし罠トラップからの脱出を制限又は防止するように、少なくとも1つの壁により取り囲まれる平らな窪んだ領域を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記退避エレメントの少なくとも1つの通路の幅寸法は、前記落とし罠トラップのほうへトコジラミをおびき寄せるように、前記落とし罠トラップの方向に向かって小さくなる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 前記落とし罠トラップは、前記筐体の上面に配置され、前記退避エレメントは、前記筐体の側面に配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 前記トコジラミ誘引エレメントは、アルデヒドのソース、有機酸のソース及び二酸化炭素のソースを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された第一の開口部は、前記アルデヒドのソースから発散する煙霧を通すように設けられ、前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された第二の開口部は、前記有機酸のソースから発散する煙霧を通すように設けられ、前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された第三の開口部は、前記二酸化炭素のソースから発散する煙霧を通すように設けられる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記筐体は、前記退避エレメントに隣接して設けられた落とし罠トラップを備え、
    前記第一の開口部は、前記退避エレメントに隣接する前記筐体の側壁に備えられ、前記第二の開口部及び第三の開口部は、前記筐体の前記落とし罠トラップに備えられる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置であって、
    実質的に取り囲まれた内部空間及び落とし罠トラップを画定する筐体と、
    前記筐体の内部空間内に設けられた少なくとも1つのトコジラミ誘引エレメントと、
    前記落とし罠トラップ上の、又は前記落とし罠トラップに隣接した場所で前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された少なくとも1つの開口部と、
    を備え、
    前記トコジラミ誘引エレメントから発散する煙霧は、前記落とし罠トラップのほうにトコジラミをおびき寄せるために、少なくとも1つの開口部を通って、前記装置の外側の場所に出て行くことができる、
    ことを特徴とする装置。
  10. 前記落とし罠トラップは、トコジラミが前記落とし罠トラップに入った場合に前記落とし罠トラップからの脱出を制限又は防止するように、少なくとも1つの壁により取り囲まれる平らな窪んだ領域を備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. トコジラミがそこを通って移動することのできる少なくとも1つの通路を画定する筐体に配置された退避エレメントをさらに備える、請求項9に記載の装置。
  12. 前記落とし罠トラップは、前記筐体の上面に配置され、前記退避エレメントは、前記筐体の側面に配置される、
    ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記トコジラミ誘引エレメントは、アルデヒドのソース、有機酸のソース及び二酸化炭素のソースを備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  14. 前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された第一の開口部は、前記アルデヒドのソースから発散する煙霧を通すように設けられ、前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された第二の開口部は、前記有機酸のソースから発散する煙霧を通すように設けられ、前記筐体の少なくとも1つの壁に画定された第三の開口部は、前記二酸化炭素のソースから発散する煙霧を通すように設けられる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記落とし罠トラップに隣接して前記筐体に設けられた退避エレメントをさらに備え、
    前記第一の開口部は、前記退避エレメントに隣接して前記筐体の側壁に備えられ、前記第二の開口部及び第三の開口部は、前記筐体の前記落とし罠トラップに備えられる、
    ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 前記落とし罠トラップに隣接して前記筐体に配置された退避エレメントをさらに備え、
    前記退避エレメントは、前記筐体の側面に設けられ、前記落とし罠トラップは、前記筐体の上面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
  17. トコジラミをモニター及び/又は捕捉するためのキットであって、
    実質的に取り囲まれた内部空間を画定する筐体、及びトコジラミを前記筐体のほうへおびき寄せるための、内部空間から前記筐体の外側の1又は2以上の場所に通じる1又は2以上の煙霧通路を備える前記筐体の1又は2以上の壁に画定された複数の開口部と、
    前記筐体の前記複数の開口部のうち少なくとも1つに隣接した場所で前記筐体の前記内部空間内に設けられるよう構成された二酸化炭素のソースと、
    前記筐体の前記複数の開口部のうち少なくとも1つに隣接した場所で前記筐体の前記内部空間内に設けられるよう構成された有機酸のソースと、
    前記筐体の前記複数の開口部のうち少なくとも1つに隣接した場所で前記筐体の前記内部空間内に設けられるよう構成されたアルデヒドのソースと、
    を備えるキット。
  18. 前記二酸化炭素のソース、前記有機酸のソース及び前記アルデヒドのソースは、不用意な漏出を防止するように各々密閉されている、
    ことを特徴とする請求項17に記載のキット。
  19. トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置のための二酸化炭素カートリッジアセンブリであって、当該カートリッジが、
    筐体であって、複数の内部コンパートメントを有する実質的に取り囲まれた内部空間、並びに前記トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置のほうにトコジラミをおびき寄せるように、前記内部空間内から当該筐体の外側の場所に二酸化炭素を出すための、当該筐体の壁に画定された少なくとも1つの開口部を備える筐体と、
    前記複数のコンパートメントの第一のコンパートメント内に収容された第一の化学組成物と、
    前記複数のコンパートメントの第二のコンパートメント内に収容された第二の化学組成物と、
    前記複数のコンパートメントの第三のコンパートメント内に収容された第三の化学組成物と、
    前記複数のコンパートメント内の化学成分の不用意な混合を防ぐための、前記第一のコンパートメント、前記第二のコンパートメント及び前記第三のコンパートメントをカバーする1又は2以上の取り外し可能なシールと、
    を備え、
    前記シールを取り外すと、前記複数のコンパートメント内の化学成分がともに混合されて、二酸化炭素を生成する、
    ことを特徴とする二酸化炭素カートリッジアセンブリ。
  20. 前記コンパートメントのうちの1つに収容される凝集防止剤をさらに備える、請求項19に記載の二酸化炭素カートリッジアセンブリ。
  21. 各々の前記化学組成物は、乾燥した酸、固体の塩基性物質、及び乾燥した潮解性物質からなる群より選択される、
    ことを特徴とする請求項19に記載の二酸化炭素カートリッジアセンブリ。
  22. トコジラミのモニター及び/又は捕獲装置のためのアンプルアセンブリであって、
    2つの個別のバイアルを備える筐体と、
    前記筐体の1つのバイアル内に収容された第一の化学組成物と、
    前記筐体の他のバイアル内に収容された第二の化学組成物と、
    前記バイアルの化学成分の不用意な漏出を防止するための、前記バイアルをカバーする1又は2以上のシールと、
    を備えるアンプルアセンブリ。
  23. 前記筐体が解放可能なように取り付けられたアンプルホルダーをさらに備える、請求項22に記載のアンプルアセンブリ。
  24. 前記アンプルホルダーは、前記アンプルホルダーに筐体を取りつける際に前記筐体の前記バイアルをカバーする1又は2以上のシールを突き破るように構成された2つの針を備える、
    ことを特徴とする請求項23に記載のアンプルアセンブリ。
  25. 前記筐体は、単一の方向のみで前記アンプルホルダーに取りつけられるように構成される、
    ことを特徴とする請求項23に記載のアンプルアセンブリ。
  26. 面に1又は2以上の開口部を有するトコジラミの落とし罠トラップ。
  27. 前記落とし罠トラップに隣接して取りつけられた退避部をさらに含む、請求項26に記載のトコジラミの落とし罠トラップ。
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