JPS595332Y2 - 捕虫器 - Google Patents

捕虫器

Info

Publication number
JPS595332Y2
JPS595332Y2 JP1976125794U JP12579476U JPS595332Y2 JP S595332 Y2 JPS595332 Y2 JP S595332Y2 JP 1976125794 U JP1976125794 U JP 1976125794U JP 12579476 U JP12579476 U JP 12579476U JP S595332 Y2 JPS595332 Y2 JP S595332Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insect
attractant
attracting
insect trap
opened
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1976125794U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5342993U (ja
Inventor
安夫 佐藤
正義 長野
友男 岩井
Original Assignee
武田薬品工業株式会社
新技術開発事業団
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 武田薬品工業株式会社, 新技術開発事業団 filed Critical 武田薬品工業株式会社
Priority to JP1976125794U priority Critical patent/JPS595332Y2/ja
Publication of JPS5342993U publication Critical patent/JPS5342993U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595332Y2 publication Critical patent/JPS595332Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は性誘引物質を誘引源とする形式の捕虫器に関
し、とりわけ、蛾類を捕獲するのに極めて有効なものを
提供するものである。
すなわち、本考案者らは、まず蛾類の行動生理学的、形
態学的研究を行ない、蛾が捕虫器周辺の誘引物質ガスの
濃度勾配に沿って飛来してくること、またその場合、狭
い間隙を好んで誘引源に向って進入してくる習性を持つ
ことを発見し、この考案を完成したのである。
誘引物質の誘引力で捕虫する形式のものとして、たとえ
ば実公昭46−4846号、実公昭4832462号、
特公昭49−5033号の各公報に見られるような捕虫
器が提案されているが、これらはいずれも、捕虫器の床
面上に誘引物質を載置したり塗着したりする形になって
いる。
しかし、これらのものでは誘引物質のうえに直接型の糞
や燐粉がふりまかれることになって、誘引物質本来の誘
引効果が汚染ないし稀釈され、比較的遠距離の虫に対す
る誘引力が減殺されるばかりか、特に蛾類のように大き
な羽根を拡げるような虫が、誘引物質のうえに横たわっ
たような場合は、誘引ガスの拡散が大幅に抑制されるこ
とになる。
それゆえ、誘引物質を頻繁に交換したり、その都度死骸
を取り除かなければならない事態となる。
この考案は主として、この種捕虫器の上記欠点を解決す
るために提案されたものであって、誘引物質のうえに異
物が混入したり、誘引源を遮蔽して、誘引物質の誘引効
果が減殺されてしまうようなことがないように、誘引物
質を特に捕虫器の天井側に交換可能に設けることにより
、誘引ガスが常に高濃度で放散できるようにし、また繁
類の前記習性を利用して、捕虫器内の誘引源に向けてト
ンネル状の狭隘な誘虫路を形成することにより、蛾類が
好んで誘虫口内に進入してくるように工夫されたもので
ある。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は捕虫器の斜視図、第2図はその分解斜視図であ
り、この捕虫容器1は天板2、前後の各側壁3、左右の
各側壁4、及び底壁5をビス等の連結具6で簡単に第1
図に示す状態に組立てたり、第2図に示すように分解で
きるようにしたもので、不使用時には分解して小容積に
収納でき、交通不便な所への運搬も容易なものである。
組立てられた捕虫容器1の内部は、はぼ直方体形の捕虫
室7が形成されている。
そして天板2の中央部には、誘虫剤11を入れ通気性袋
8が吊持状態で上から捕虫室7側に臨む姿勢で取外し可
能に取付けられている。
この通気性袋8内の誘虫剤収容室9には、天板2の中央
部に開口した誘虫剤挿入穴10からフェロモン等の性誘
引物質からなる誘虫剤11を出し入れできるようになっ
ている。
符号12は上記挿通穴10を閉じる不透明プラスチック
製の蓋であり、この蓋12は天板2の上面に沿って誘虫
剤挿入穴を覆う状態と開放する状態とに切換え可能に回
転できるように天板2に枢支されている。
この蓋12は誘虫剤11が陽光で変質することと、誘引
ガスが挿入穴10から発散することとを防止する。
前後各側壁3には、細かい通気穴13を多数透設してあ
り、その中央部には対向する状態で誘虫口14を開口さ
せである。
この誘虫口14がら捕虫室7の中央部の前記誘虫剤入り
通気性袋8の至近位置に相向い合う状態で導虫管15の
中空部は、虫が通過できる程度の四周が壁で囲まれたト
ンネル状の狭隘な誘虫路16となっている。
そして、導虫管15の最奥端面は斜め上向きの傾斜面に
してあり、この奥端面に開口する捕虫口17は通気穴1
8を透設した逆止扉19で開閉されるようにしである。
この逆止扉19はその上端縁部に設けたヒンジ20によ
り、斜め上向きにあおり上げられるようにしである。
またこの逆止扉19の下端縁と誘虫路16の底壁との間
には誘虫間隙21が設けられている。
この間隙21は誘引ガスの流出と、蛾類を捕虫室7内に
誘い込むこととに役立つ。
この間隙21の高さは捕まえようとする蛾類の大きさ、
特にその頭部の大きさに応じて決められる。
逆止扉19は導虫管15の奥端面に自重で閉止接当して
いるので、誘虫間隙21に頭部を突込んだ蛾が捕虫室7
に進入する場合にのみ押し開けられ、捕虫室7から蛾が
頭を突き出すときには、逆止扉19は閉じられ、頭部よ
りも大きい胸部がつがえるから、−たん捕虫室7内に捕
獲された蛾は逃亡できない。
以上説明したように、この考案の捕虫器では、誘引物質
が捕虫室の天井側に設けた通気性容器の中に収容されて
いるから、冒述の従来品のように誘引物質のうえに直接
虫の糞や燐粉かががったり、捕獲された虫の死骸等がか
ぶさったりす、ることがないから、誘引物質本来の誘引
効果が大きく減殺されることがなく、また、誘引ガスの
拡散が抑制されることがないので、床面上に誘引物質を
置いた冒述の従来のものに比べて、その捕虫効果は格段
に優れる。
そのうえ、誘引物質を頻繁に交換したり、虫の死骸をそ
の都度取り除く必要はなく、比較的長期にわたって誘引
物質を使用することができるので、経済的であるととも
に衛生的でもある。
更に、全般的な作用効果としては、この考案の捕虫器は
蛾類の誘引物質に対する反応を巧みに利用した構造をも
っている。
すなわち、雄蛾は必ず気流に逆らって飛翔する性質があ
り、さらに気流中にフェロモン等の誘引物質があれば、
それから拡散される誘引ガスの濃度の高い方向に進行す
る。
したがって野外の雄蛾は風下から捕虫器に飛来してまず
側壁3の近傍に集まる。
誘虫壁3の周りでは誘虫口14から最も高濃度の誘引ガ
スが放出されている。
なぜなら、誘虫口14がら放出される誘引ガスは、誘引
剤11の近くのまだ拡散が進んでいない個所に開口した
捕虫口17がら四周が壁でかこまれたトンネル状の誘虫
路16を通ってそのまま誘虫口14から高濃度で放出さ
れるのに対し、有孔側壁3の通気穴からは、捕虫器1内
で拡散が進められた誘引ガスが放散されるからである。
したがって側壁3の周囲に飛来してきた雄蛾は、やがて
誘虫口14に集まり、さらに誘虫口14より誘引ガス濃
度が高くなっている逆止扉19の方向に向って進み、次
にこの扉19を開けて捕虫器1内に捕獲される。
逆止扉19は捕虫器の外部方向には開かないから、捕獲
された蛾はほとんど絶対的に逃亡できない。
そのうえ、誘虫口14がら捕虫口17に至る誘虫路16
は蛾類が好んで進入する狭隘な通路にしであるので、蛾
類を極めて効率よく捕殺できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部縦断斜視図
、第2図は分解斜視図である。 1・・・・・・捕虫容器、3・・・・・・有孔側壁、1
1・・・・・・誘虫剤、14・・・・・・誘虫口、15
・・・・・・導虫管、16・・・・・・誘虫路、17・
・・・・・捕虫口、19・・・・・・逆止扉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 捕虫容器1の少くとも相対面する側壁部を有孔側壁3,
    3で構成し、この側壁3,3の対向する一部に開口した
    誘虫口14.14から捕虫容器1内へ四周が壁で囲まれ
    たトンネル状の狭隘な誘虫路16.16を相向い合う状
    態で導入し、この両誘虫路16.16の奥端部にそれぞ
    れ捕虫口17を開口し、この捕虫口17に捕虫容器1内
    への進入のみを許す逆止扉19゜19を設け、上記両捕
    虫口17.17の近傍位置で捕虫容器1の天板2に開口
    した誘虫剤挿入穴10の内側位置に誘虫剤11を収容す
    る通気性袋8を、捕虫室7に向って上から臨む吊持状態
    で固定し、上記誘虫剤挿入穴10を覆う状態と開放する
    状態とに切換え可能に天板2上に蓋12を回動自在に枢
    支してなる捕虫器。
JP1976125794U 1976-09-18 1976-09-18 捕虫器 Expired JPS595332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976125794U JPS595332Y2 (ja) 1976-09-18 1976-09-18 捕虫器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976125794U JPS595332Y2 (ja) 1976-09-18 1976-09-18 捕虫器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5342993U JPS5342993U (ja) 1978-04-13
JPS595332Y2 true JPS595332Y2 (ja) 1984-02-17

Family

ID=28735202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976125794U Expired JPS595332Y2 (ja) 1976-09-18 1976-09-18 捕虫器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595332Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6566766B2 (ja) * 2015-07-27 2019-08-28 日之出水道機器株式会社 地下構造物用の害虫捕獲装置および害虫捕獲システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832462U (ja) * 1971-08-12 1973-04-19
JPS495033A (ja) * 1972-04-27 1974-01-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832462U (ja) * 1971-08-12 1973-04-19
JPS495033A (ja) * 1972-04-27 1974-01-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5342993U (ja) 1978-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1018865B9 (en) A method and device for trapping rats, mice and the like
US4094026A (en) Beehive
KR20130122739A (ko) 수직 표면용 빈대 모니터 장치
US20070017148A1 (en) Humane animal trap
CN105831069A (zh) 一种捕鼠器
US4757638A (en) Bat elimination device
KR200446750Y1 (ko) 포획망 내부로 유인제가 구비되는 말벌포획장치
US5081788A (en) Wind-oriented funnel trap
EP3360412A1 (en) Wasp catching device
US5239771A (en) Window fly trap
CN106614443B (zh) 白蚁引诱灭杀装置
US20050044777A1 (en) Insect Trap
US20200288696A1 (en) Rodent Trap
JPS595332Y2 (ja) 捕虫器
US3828460A (en) Rodent trap
KR101423262B1 (ko) 해충 포집 장치
JP2005168488A (ja) 捕虫装置
US3996690A (en) Combination insect trap and swatter device
CN107484731B (zh) 一种蟑螂诱捕系统
JP2004305162A (ja) 捕虫器
KR20020076446A (ko) 쥐덫
Macaulay et al. Attractant traps for monitoring pea moth, Cydia nigricana (Fabr.)
CN210299110U (zh) 一种杀虫微生物繁殖传播器
CN206978492U (zh) 一种鳞翅目害虫诱捕装置
CN221179028U (zh) 一种昆虫诱捕器