JP2001500147A - 環式アミノ酸または環式ヒドロキシ酸誘導体により置換されたベンズアミジン誘導体および抗凝固薬としてのこれらの使用 - Google Patents

環式アミノ酸または環式ヒドロキシ酸誘導体により置換されたベンズアミジン誘導体および抗凝固薬としてのこれらの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、環式アミノ酸および環式ヒドロキシ酸誘導体により置換されたベンズアミジン誘導体に関し、該物質は、式(I)(II)(III)(IV)(V)(VI)(VII): [式中、Aは、−C(R8)=または−N=であり、Z1およびZ2は、無関係に−O−、−N(R9)−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−または−OCH2−であり、R2は、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(NH)N(H)C(O)OR12、−C(NH)N(H)C(O)R9、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N(H)C(O)N(H)R9であり、R7は、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である)、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である)または−N(R14)R15であり、R1およびR3〜R6は、明細書に記載されたものを表す]により代表され、抗凝固薬として有用である。本発明はまた、トロンビンの活性により特徴付けられる疾患状態を治療するための、本発明の化合物を含有する製薬的組成物および該化合物の使用の方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 環式アミノ酸または環式ヒドロキシ酸誘導体 により置換されたベンズアミジン誘導体 および抗凝固薬としてのこれらの使用 発明の関する技術分野 本発明は、環式アミノ酸または環式ヒドロキシ酸誘導体により置換されている 、単環式N−複素環式化合物、およびこれらの製薬的に認容性の塩に関するもの であり、該物質は、酵素であるXa因子を阻害し、このことにより抗凝固薬とし て有用である。本発明はまた、この誘導体またはこれらの製薬的に認容性の塩を 含有する製薬的組成物およびその使用方法にも関する。 発明の背景技術 Xa因子は、酵素であるトリプシン様セリンプロテアーゼの一員である。Xa 因子およびVa因子とカルシウムイオンおよびリン脂質との一対一結合(one-too ne binding)は、プロトロンビナーゼ複合体を形成し、これはプロトロンビンを トロンビンに変換する。転じてトロンビンは、フィブリノーゲンをフィブリンに 変換し、これは重合して不溶性のフィブリンを形成する。 血液凝固カスケードにおいて、プロトロンビナーゼ 複合体は内因性(表面活性化された)および外因性(血管損傷−組織因子)経路 の収束点である(Biochemistry(1991),第30巻、第10363頁、およびCell(1988)、 第53巻、第505〜518頁)。血液凝固カスケードのモデルは、さらに組織因子経路 阻害剤(TFPI)の作用様式の発見と共に詳述されている(Seminars in Hema tology(1992)、第29巻、第159〜161頁)。TFPIは、3つのクニッツ(Kunitz) タイプのドメインを有する循環性マルチドメインセリンプロテアーゼ阻害剤であ リ、これはVa因子と共に遊離Xa因子と競合する。Xa因子とTFPIとの二 成分系複合体は一度形成されると、VIIa因子および組織因子複合体の有効な 阻害剤になる。 Xa因子は、血液凝固カスケード中で、2つの異なった複合体により、つまり 「Xaバースト(Xa burst)」経路上の組織因子VIIa複合体により、および「 持続性Xa(sustained Xa)」経路の因子IXa−VIIIa複合体(TENas e)により活性化されうる。血管の損傷後、「Xaバースト」経路は、組織因子 (TF)を経由して活性化される。血液凝固カスケードのアップレギュレーショ ンは、「持続性Xa」経路を経由する、増加したXa因子生成を経由して発生す る。血液凝固カスケードのダウンレギュレーションはXa因子−TFPI複合体 の形成と共に発生し、これはXa因子を除去するのみではなく、さらに「Xaバ ースト」経路を経由する因子形成もまた阻害する。従って血液凝固カスケードは 、Xa因子により自然に制御される。 血液凝固を防止するためにトロンビンのXa因子を阻害することの主要な利点 は、トロンビンの多機能性に対するXa因子の局所的な役割である。フィブリノ ーゲンのフィブリンへの変換、VIII因子のVIIIA因子への変換、V因子 のVa因子への変換およびXI因子のXIa因子への変換を触媒するのみではな く、血小板も活性化するトロンビンは、単核細胞白血球遊走因子であり、かつリ ンパ球および平滑筋細胞のためのミトゲンである。トロンビンは、トロンボモジ ュリン(thrombomodulin)に結合されると、Va因子およびVIIIa因子のイン ビボ抗凝血不活性化剤であるプロテインCを活性化する。循環中にトロンビンは 、ヘパリンまたはその他のプロテオグリカンに関連したグリコサミノグリカンに より触媒される反応中でアンチトロンビンIII(ATIII)およびヘパリン コファクターII(HCII)により、急速に不活性化されるが、その一方で、 組織内のトロンビンは、プロテアーゼであるネキシンにより不活性化される。ト ロンビンはその多数の細胞活性化(multiple cellular activation)作用を、独特 の「つながれた配位子(tethered ligand)」トロンビン受容体を通じて行い(Cel l(1991)、第64巻、第1057頁)、これはフィブリノー ゲン結合および分割において、およびトロンボモジュリン結合およびプロテイン C活性化により使用される、同一のアニオン結合部位および活性部位を必要とす る。従って、インビボ分子ターゲットの別種のグループが、トロンビンを結合す るために競合し、かつその後の蛋白質分解現象は、どの細胞タイプおよびどの受 容体、変調成分、基質または阻害剤がトロンビンを結合するかに依存して、極め て異なった生理学的結果を有することになる。 蛋白質のアンチスタジン(antistasin)およびダニ抗凝固ペプチド(tick anti- coagulant peptide:TAP)を用いた、刊行されたデータは、Xa因子阻害剤 が、有効な抗凝固薬であることを示している(Thrombosis and Haemostasis(1992 )、第67巻、第371〜376頁、およびScience(1990)、第248巻、第593〜596頁)。 Xa因子の活性部位は、機構に基づいた阻害剤またはタイト結合阻害剤のいず れかにより遮断することができる(タイト結合阻害剤は、酵素と阻害剤との間の 共有結合が存在しないことが、機構に基づいた阻害剤と異なる)。2つのタイプ 、つまり可逆的および不可逆的な機構に基づいた阻害剤が公知であり、これらは 酵素−阻害剤リンクの加水分解の容易さにより区別される(Thrombosis Res(199 2)、第67巻、第221〜231頁、およびTrends Pharmacol.Sci.(1987)、第8巻、第3 03〜307頁)。一連のグアニジノ化合物がタイト結合 阻害剤の例である(Thrombosis Res.(1980)、第19巻、第339〜349頁)。アリー ルスルホニル−アルギニン−ピペリジン−カルボン酸誘導体もまた、3−アミジ ノフェニルアリール誘導体を含む一連のアリールアミジン含有化合物(Thrombos is Res.(1983)、第29巻、第635〜642頁)およびビス(アミジノ)ベンジルシク ロケトン(Thrombosis Res.(1980)、第17巻、第545〜548頁)と同様に、トロン ビンのタイト結合阻害剤であることが示されている(Biochem.(1984)、第23巻、 第85〜90頁)。しかしながら、前記の化合物は、Xa因子に対して乏しい選択性 を示す。 関連文献 欧州で刊行された特許出願第0540051号(Nagahara et al.)は、Xa 因子の可逆的阻害を通じた強力な抗凝固作用を示すことが可能であると言われる 芳香族アミジン誘導体を記載している。 α,α’−ビス(アミジノベンジリデン)シクロアルカノンおよびα,α’−ビ ス(アミジノ−ベンジル)シクロアルカノンの合成が、Pharmazie(1977)、第32 巻、第3号、第141〜145頁に記載されている。前記の化合物は、セリンプロテア ーゼ阻害剤であるとして開示されている。 発明の概要 本発明は、ヒトXa因子を阻害し、従ってトロンビンの活性により特徴付けら れる疾患状態の治療のため の薬物として有用な化合物またはそれらの製薬的に認容性の塩に関する。 従って、1つの側面では、本発明は、以下の式: [式中、 Aは、−C(R8)=または−N=であり、 Z1およびZ2は、無関係に−O−、−N(R9)−、−S−、−S(O)−、 −S(O)2−または−OCH2−であり、 R1およびR4は、それぞれ無関係に、水素、ハロ、アルキル、ニトロ、−OR9 、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−N(R9)R10、−N(R9 )C(O)R9または−N(H)S(O)212であり、 R2は、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(NH)N( H)C(O)OR12、−C(NH)N(H)C(O)R9、−C(NH)N(H) S(O)212または−C(NH)N(H)C(O)N(H)R9であり、 R3は、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、ウレイド、グアニジ ノ、−OR9、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(O)N (R9)R10、−R11−C(O)N(R9)R10、−CH(OH)C(O)N(R9 )R10、−N(R9)R10、−R11−N(R9)R10、−C(O)OR9、−R11 −C(O)OR9、N(R9)C(O)R9、(1,2)−テトラヒドロピリミジ ニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル (場合によりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニ ル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6は、無 関係に水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、−N(R9)R10、−C (O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−C(O)N(R9)CH2C(O)N (R9)R10、−N(R9)C(O)N(R9)R10、−N(R9)C(O)R10ま たは−N(R9)S(O)212であり、 R7は、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4で ある)、−O−(C(R9)(R10))n-R13(その際、nは0〜4である)ま たは−N(R14)R15であり、 R8は、水素、アルキルまたはハロであり、 それぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、、アルキル 、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ 、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカ ルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルに より置換されている)であり、 R11は、直鎖状または分枝鎖状のアルキレン鎖であり、 R12は、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアル キルアミノカルボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハ ロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジア ルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニ ル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノ カルボニルにより置換されている)であり、 R13は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式炭素環式環系であ り、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式環 系は−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換 されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、ア リールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキ シ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により 置換されでいるか、あるいは R13は、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された ヘテロ原子1〜4個を有する3〜15の環構成要素を含む単環式、二環式または 三環式複素環式環系であり、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場合に より酸化されていてもよく、かつその際複素環式環系は、部分的に、または完全 に飽和であるか、または芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m −R16(式中mは0〜4である)により置換されており、かつ場合によりアルキ ル、アリール、、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハ ロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O )OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、 R14およびR15は、窒素原子と一緒に、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子 および硫黄原子から選択された付加的なヘテロ原子1〜3個を有する3〜15の 環構成要素からなる単環式、二環式または三環式複素環式環系を形成し、その際 、炭素原子、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、かつ その際、複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族 であってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4で ある)により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル 、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアル コキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N( R9)R10により置換されており、かつ R16は、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10であり、 ただし、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10n−R13(その際、nは0 である)である場合、R13は、−C(O)OR9により置換されたフェニル、ナ フチルまたはピペリジニルであることはなく、R7が、−O−(C(R9)(R10 ))n−R13(その際、nは0である)である場合、R13は、−C(O)OR9に より置換されたフェニル、ナフチル、ピペリジニルまたはピロリジニルであるこ とはなく、かつR7が、−N(R14)R15である場合、R14およびR15は、窒素 原子と一緒に、−C(O)OR9により置換されたピペラジニルまたはピペリジ ニルであることはない]からなる群から選択された、単一の立体異性体またはこ れらの混合物として化合物、あるいはこれらの製薬的に認容性の塩を提供する。 もう1つの側面では、本発明は、トロンビンの活性により特徴付けられる疾患 状態を有するヒトの治療に有用な組成物を提供し、該組成物は、上記のとおり、 本発明による化合物または製薬的に認容性のこれらの塩の治療的な有効量および 製薬的に認容性の添加剤からなる。 もう1つの側面では、本発明は、トロンビンの活性により特徴付けられる疾患 状態を有するヒトの治療のための方法を提供し、該方法は、これを必要とするヒ トに上記のとおり、本発明による化合物の治療的な有効量を投与することからな る。 もう1つの側面では、本発明は、Xa因子の阻害により緩和される疾患状態を 有するヒトの治療方法を提供し、該方法は、これを必要とするヒトに上記のとお り、本発明による化合物の治療的な有効量を投与することからなる。 もう1つの側面では、本発明は、本発明による化合物の投与によりインビトロ またはインビボでヒトXa因子を阻害する方法を提供する。 発明の詳細な記載 定義 明細書および請求の範囲で使用されているように、その他の記載がなければ、 以下の用語は指示された意味を有するものとする。 「アルキル」は、炭素と水素のみからなり、不飽和を有さず、かつ1〜6個の 炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状の1価または2価の基、例えばメチル、 エチル、n−プロピル、1−メチルエチル(イソ−プロピル)、n−ブチル、n −ペンチル、1,1−ジメチルエチル(t−ブチル)などを表す。 「アルコキシ」は、式−ORaの基を表し、その際Raは、上で定義したとおり のアルキルであり、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、1−メチルエ トキシ(イソ−プロポキシ)、n−ブトキシ、n−ペントキシ、1,1−ジメチ ルエトキシ(t−ブトキシ)などを表す。 「アルキレン」は、炭素と水素のみからなり、不飽和を有さず、かつ1〜6個 の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状の2価の基、例えばメチレン、エチレ ン、プロピレン、n−ブチレンなどを表す。 「アリール」は、フェニル基またはナフチル基を表す。 「アラルキル」は、式−Rabの基を表し、その際、Raは、上で定義したと おりのアルキルであり、かつRbは、上で定義したとおりのアリールであり、例 えばベンジルを表す。 「アリールオキシ」は、式−ORbの基を表し、その際、Rbは、上で定義した とおりのアリールであり、例えばフェノキシまたはナフトキシを表す。 「アラルコキシ」は、式−ORcの基を表し、その際、Rcは、上で定義したと おりのアラルキルであり、例えばベンジルオキシなどを表す。 「アミジノ」は、基−C(NH)−NH2を表す。 「炭素環式環系」は、炭素原子と水素原子のみからなる安定した3〜15員の 環基を表す。本発明の目的のために、炭素環式環系基は、単環式、二環式または 三環式環系であってもよく、これは接合または架橋した環系を含んでいてもよく 、かつ該環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であって もよく、かつ環系中の炭素原子は、場合により酸化されていてもよい。このよう な炭素環式環系の例は、シ クロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ ル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、ノルボルナン、ノルボルネ ン、アダマンチル、ビシクロ[2.2.2]オクタンなどを含む基であるが、こ れらに限定されるものではない。 「ジアルキルアミノ」は、式−NRaaの基を表し、その際、それぞれのRa は、無関係に上で定義したとおりのアルキル基であり、例えばジメチルアミノ、 メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、エチルプロピルァミ ノなどを表す。 「ジアルキルアミノカルボニル」は、式−C(O)NRaaの基を表し、その 際、それぞれのRaは、無関係に上で定義したとおりのアルキルであり、例えば ジメチルアミノカルボニル、メチルエチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカ ルボニル、ジプロピルアミノカルボニル、エチルプロピルアミノカルボニルなど を表す。 「ハロ」は、臭素、塩素、ヨウ素またはフッ素を表す。 「ハロアルキル」は、上で定義したとおりのアルキル基が、上で定義したとお りのハロ基1個以上により置換されているもの、例えばトリフルオロメチル、ジ フルオロメチル、トリクロロメチル、2−トリフルオロエチル、1−フルオロメ チル−2−フルオロエチル 、3−ブロモ−2−フルオロプロピル、1−ブロモメチル−2−ブロモエチルな どを表す。 「ハロアルコキシ」は、式−ORfの基を表し、その際、Rfは、上で定義した とおりのハロアルキルであり、例えばトリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキ シ、トリクロロメトキシ、2−トリフルオロエトキシ、1−フルオロメチル−2 −フルオロエトキシ、3−ブロモ−2−フルオロプロポキシ、1−ブロモメチル −2−ブロモエトキシなどを表す。 「複素環式環系」は、炭素原子ならびに窒素原子、酸素および硫黄からなる群 から選択されたヘテロ原子1〜4個からなる、安定した3〜15員の環基を表す 。本発明の目的のために、複素環式環系基は、単環式、二環式または三環式環系 であってもよく、これは接合または架橋した環系を含んでいてもよく、かつ複素 環式環系基中の窒素原子、炭素原子または硫黄原子は、場合により酸化されてい てもよく、窒素原子は場合により四級化されていてもよく、かつ該環系は、部分 的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよい。複素環式環系 基は、いずれのヘテロ原子または炭素原子においても、その主構造に結合してい てよく、その結果、安定した構造が形成される。このような複素環式環系基の例 は、アジリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピ ペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピ ロリジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、ピロリル、4−ピペリドニル 、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、イミダゾリル、イ ミダゾリニル、、イミダゾリジニル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、 ピリダジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、トリアゾリル、インダニル、 イソキサゾリル、イソキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリル、チアゾリジ ニル、イソチアゾリル、キヌクリジニル(quinuclidinyl)、イソチアゾリジニル 、インドリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、オクタヒド ロインドリニル、オクタヒドロイソインドリニル、キノリニル、ジヒドロキノリ ニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、デカヒドロイソキノリニル、 ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、ベンズイミダゾリル、 チアジアゾリル、ベンゾピラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾキサゾリル、フリ ル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、チエニル、ベンゾチエニル、 チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン 、2−アザビシクロ[2.2.2]ヘプチルおよびオキサジアゾリルを含むが、 これらに限定されるものではない。 「(1.2)−イミダゾリル」は、1位または2位のどちらかで結合したイミ ダゾリル基を表す。 「(1.2)−イミダゾリニル」は、1位または2 位のどちらかで結合した4,5−ジヒドロイミダゾリル基を表す。 「モノアルキルアミノ」は、式−NHRaの基を表し、その際、Raは、上で定 義したとおりのアルキル基であり、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピ ルアミノなどを表す。 「モノアルキルアミノカルボニル」は、式−C(O)NHRaの基を表し、そ の際、Raは、上で定義したとおりのアルキル基であり、例えばメチルアミノカ ルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニルなどを表す。 「(1.2)−テトラヒドロピリミジニル」は、1位または2位のどちらかで 結合したテトラヒドロピリミジニルを表す。 「場合による」または「場合により」は、その後に記載される状況の結果が、 生じても生じなくてもよいことを意味し、かつその記載は、述べられた結果また は状況が生じる場合と生じない場合とを含むものである。例えば、「場合により 置換されたアリール」は、アリール基が、置換されていても置換されていなくて もよいことを意味し、かつその記載は、置換されたアリール基および置換基を有 さないアリール基の両方を含む。 「製薬的に認容性の塩」は、酸付加塩および塩基付加塩の両方を含む。 「製薬的に認容性の酸付加塩」は、生物学的効果および、生物学的に、または その他の点で望ましくない遊離塩基の特性を保持している塩を表し、該塩は、無 機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などおよび有機酸、例えば 酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸 、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、 ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンス ルホン酸、サリチル酸などを用いて形成される。 「製薬的に認容性の塩基付加塩」は、生物学的効果および、生物学的に、また はその他の点で望ましくない遊離酸の特性を保持している塩を表す。前記の塩は 、無機塩基または有機塩基の、遊離酸への付加により製造される。無機塩基から 誘導される塩は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カ ルシウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、マンガン塩、アルミニウム 塩などを含むが、これらに限定されるものではない。有利な無機塩は、アンモニ ウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩である 。有機塩基から誘導される塩は、第1級、第2級および第3級アミン、天然に生 じる置換アミンを含む置換されたアミン、環式アミンおよび塩基性のイオン交換 樹脂、例えばイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエ チルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタ ノール、2−ジエチルアミノエタノール、トリメタミン、ジシクロヘキシルアミ ン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン 、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テ オブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、ポリア ミン樹脂などの塩を含むが、これらに限定されるものではない。特に有利な有機 塩基は、イソプロピルアミン、ジエチルアミン、エタノールアミン、トリメタミ ン、ジシクロヘキシルアミン、コリンおよびカフェインである。 「治療的に有効な量」は、式(I)の化合物を必要としているヒトに投与する 場合に、以下に定義するとおりに、トロンビンの活性により特徴付けられる疾患 状態の治療に効果を発揮するために十分な、式(I)の化合物の量を表す。「治 療的に有効な量」である式(I)の化合物の量は、化合物、疾患状態およびその 重症度、および治療するべきヒトの年齢に依存して変化するが、しかし通常の当 業者により自身の知識および本開示に基づいて日常的に決定することができる。 ここで使用される「治療する」または「治療」は、ヒトにおける疾患状態の治 療をカバーし、該疾患状態はトロンビンの活性により特徴付けられるものであり 、かつ以下のものを含む: (i) 特に、ヒトがその疾患状態の体質であるが、まだこれを有するとは診断さ れていない場合に、ヒトにおいて疾患状態が発生することを防止する、 (ii) 疾患状態を抑制する、つまりその進行を阻止する、または (iii) 疾患状態を緩和する、つまり疾患状態の後退を引き起こす。 ここに記載された反応のそれぞれの収率は、理論収率のパーセンテージとして 表される。 本発明の化合物、またはこれらの製薬的に認容性の塩は、非対称の炭素原子、 酸化された硫黄原子または四級化された窒素原子をその構造中に有していてもよ い。従って本発明の化合物およびこれらの製薬的に認容性の塩は、単一の立体異 性体、ラセミ体およびエナンチオマーとジアステレオマーとの混合物として存在 していてもよい。すべてのこのような単一の立体異性体、ラセミ体およびこれら の混合物は、本発明の範囲内にあるものと意図される。 ここで使用される名称は、本発明の化合物がベンズアミジンの誘導体として命 名されているI.U.P.A.C.システムの変更形である。例えば式中で、A が、−N=であり、Z1およびZ2が、どちらも−O−であり、R1が、ヒドロキ シであり、R2が−C(NH)NH2であり、R3が、1−メチルイミダゾリン− 2−イルであり、R4が水素であり、R5およびR6が、 どちらもフッ素であり、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13で あり、その際nは0であり、R9が水素であり、かつR13が1−カルボキシシク ロヘキシ−4−イルである式(I): から選択された本発明の化合物は、ここで4−ヒドロキシ−3−[(4−(N− (1−カルボキシシクロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル )イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イ ル)オキシ]ベンズアミジンとして命名されている。 効用および投与 A.効用 本発明の化合物は、Xa因子の阻害剤であり、かつ従って血液凝固カスケード におけるXa因子の役割に基づいたトロンビンの活性により特徴付けられる疾患 状態において有用である(上記の発明の背景技術を参照のこと)。該化合物の主 要な効能は、心筋梗塞の後に続く長期リスクに対する予防である。付加的な効能 は、成形手術の後に続く深静脈血栓(DVT)の予防 または一過性脳虚血発作の後に続く選択された患者の予防である。本発明の化合 物はまた、現在クマリンが使用されている適用にとって、例えばDVTまたはそ の他のタイプの外科的介入、例えば大動脈冠動脈バイパス移植および経皮的冠動 脈形成術にとっても有用である。該化合物はまた、急性前骨髄球性白血病に関連 した血栓合併症、糖尿病、多発性骨髄腫、敗血症性ショックに関連した播種性血 管内凝固、感染に関連した電撃性紫斑病、成人呼吸窮迫症候群、不安定狭心症、 および大動脈弁または人工血管に関連した血栓合併症の治療にとってもまた有用 である。該化合物はまた、血栓症に対する予防のために、特に血栓症を発症する 危険性の高い患者においても有用である。 さらに、本発明の化合物は、血液凝固カスケードのその他の成分を阻害するこ となく、Xa因子を選択的に阻害するためのインビトロおよびインビボの診断試 薬として有用である。 B.試験 Xa因子に村する本発明の化合物の阻害効果を示すために使用される主要なバ イオアッセイは、セリンプロテアーゼ、試験するべき本発明の化合物、基質およ び緩衝液のみが関与する単純な色素産生性のアッセイである(例えばThrombosis Res.(1979)、第16巻、第245〜254頁を参照のこと)。例えば、4つの組織ヒト セリンプロテアーゼ、つまり遊離Xa因子、プロトロ ンビナーゼ、トロンビン(IIa)および組織プラスミノーゲン活性化因子(t PA)を主要なバイオアッセイで使用することができる。tPAに関するアッセ イは、フィブリン溶解プロセスの阻害における望ましくない副作用を示すために 以前は使用され、成功していたものである(例えば、J.Med.Chem.(1993)、第3 6巻、第314〜319頁を参照のこと)。 Xa因子の阻害において本発明の化合物の有用性を示す際に有用なもう1つの バイオアッセイは、クエン酸血漿中の遊離Xa因子に対する該化合物の効力を示 す。例えば、本発明の化合物の抗凝血有効性は、プロトロンビン時間(PT)ア ッセイまたは活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)アッセイのいずれ かを用いて試験されるが、その一方で該化合物の選択性は、トロンビン凝固時間 (TCT)アッセイを用いて確認される。主要な酵素アッセイにおけるKiとク エン酸血漿中の遊離Xa因子に対するKiとの相関関係は、その他の血漿成分と 相互作用するか、または該成分により不活性化される化合物を遮断する。Kiと PTの延長との相関関係は、遊離Xa因子阻害アッセイにおける効力を臨床的な 血液凝固アッセイの効力に変換するために必要なインビトロデモンストレーショ ンである。さらに、クエン酸血漿中のPTの延長を、その後の薬力学的研究にお ける作用持続を測定するために使用することができる。 本発明の化合物の活性を示すためのアッセイに関するより詳しい情報は、R.L ottenberg et al.,Methods in Enzymology(1981)第80巻、第341〜361頁、およ びH.Ohno et al.,Thrombosis Research(1980)、第19巻、第579〜588頁を参照 のこと。 C.一般的な投与 本発明の化合物またはこれらの製薬的に認容性の塩の投与は、純粋な形で、ま たは適切な製薬的組成物にして、投与の認容された方法または類似の効用に役立 つ薬剤のいずれを経由して実施してもよい。従って、投与は、例えば経口、経鼻 、非経口、局所、経皮または直腸投与を、固体、半固体、凍結乾燥粉末または液 状の剤形で、例えば錠剤、坐剤、丸剤、軟カプセル剤および硬質ゼラチンカプセ ル、散剤、液剤、懸濁剤またはエアロゾルなどの形で、有利には正確な用量の簡 単な投与のために適切な一回服用量にして行うことができる。該組成物は通例の 製薬的担体または添加剤および有効成分としての本発明の化合物を含有し、かつ さらにその他の医薬品、製剤、担体、補助剤などを含有していてもよい。 一般に、意図された投与の様式に依存して、製薬的に認容性の組成物は、約1 重量%〜約99重量%の本発明の化合物またはこれらの製薬的に認容性の塩を含 有し、かつ99重量%〜1重量%の適切な製薬的添加剤を含有する。有利には、 該組成物は約5重量%〜7 5重量%の本発明の化合物またはこれらの製薬的に認容性の塩を含有し、その際 に残りは適切な製薬的添加剤である。 適切な投与の経路は、経口であり、その際、治療するべき疾患状態の重症度に 応じて調整することができる、都合の良い一日投与計画を使用する。そのような 経口投与にとって、本発明の化合物またはこれらの製薬的に認容性の塩を含有す る、製薬的に認容性の組成物は、通常使用される添加剤、例えば製薬用の等級の マンニトール、ラクトース、デンプン、α−デンプン、ステアリン酸マグネシウ ム、サッカリンナトリウム、タルク、セルロースエーテル誘導体、グルコース、 ゼラチン、スクロース、クエン酸塩、没食子酸プロピルなどのいずれのものを組 み込むことにより形成される。このような組成物は、液剤、懸濁剤、錠剤、丸剤 、カプセル、散剤、徐放剤などの形をとる。 有利にはこのような組成物は、カブセル、小カプセル(caplet)または錠剤の形 をとり、従ってまた、希釈剤、例えばラクトース、スクロース、リン酸二カルシ ウムなど;崩壊剤、例えばクロスカルメロースナトリウム(croscarmellose sodi um)またはその誘導体;潤滑剤、例えばステアリン酸マグネシウムなど;および バインダー、例えばデンプン、アカシアゴム、ポリビニルピロリドン、ゼラチン 、セルロースエーテル誘導体なども含有している。 本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩は、例えば約0.5%〜約50 %の有効成分を、体内で徐々に溶解する担体、例えばポリオキシエチレングリコ ールおよびポリエチレングリコール(PEG)、例えばPEG1000(96% )およびPEG4000(4%)中に配置した坐剤の形にしてもよい。 液状の製薬的に投与可能な組成物は、例えば、本発明の化合物(約0.5%〜 約20%)またはこれらの製薬的に認容性の塩および場合により製薬的助剤を、 担体、例えば水、塩水、水性デキストロース、グリセロール、エタノールなどに 溶解、分散などさせて、溶液または懸濁液を形成させることにより製造すること もできる。 所望の場合には、本発明の製薬的組成物はまた、少量の補助物質、例えば湿潤 剤または乳化剤、pH緩衝剤、酸化防止剤など、例えばクエン酸、ソルビタンモ ノラウレート、トリエタノールアミンオレエート、ブチルヒドロキシトルエンな どを含有していてもよい。 前記の剤形を製造する実際の方法は、公知であるか、または当業者には明白で あり、これは例えばRemington's Pharmaceutical Sciences、第18版(Mack Publi shing Company,Easton,Pennsylvania,1990)を参照のこと。投与するべき組成 物は、いずれの場合でも、本発明の教示によりXa因子の阻害により緩和される 疾患状態の治療のために、治療的に有効な量の本発明 の化合物またはこれらの製薬的に認容性の塩を含有する。 本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩は、使用される特異的化合物の 活性、該化合物の代謝安定性および作用時間、年齢、体重、一般的な健康状態、 性別、食餌、投与の様式および時間、排泄率、複合製剤、特定の疾患状態の重症 度、およびホストが受けている治療を含む種々の要因に依存して変化する。一般 に、治療的に有効な日用量は、一日あたり体重1kgにつき本発明の化合物また はこれらの製薬的に認容性の塩約0.14mg〜約14.3mg、有利には一日 あたり体重1kgにつき約0.7mg〜約10mg、および最も有利には一日あ たり体重1kgにつき約1.4mg〜約7.2mgである。例えば、70kgの ヒトに投与するためには、その用量範囲は、一日あたり本発明の化合物またはこ れらの製薬的に認容性の塩約10mg〜約1.0g、有利には一日あたり約50 mg〜約700mg、および最も有利には一日あたり約100mg〜約500m gである。 有利な実施態様 上記の発明の概要で記載した本発明の化合物のうち、いくつかのグループの化 合物が有利である。 有利な一群の化合物は、化合物が単一の立体異性体またはこれらの混合物とし て、式(I): から選択されたグループまたはこれらの製薬的に認容性の塩である。 前記のグループの有利なサブグループは、式中で、Aが、−N=であり、Z1 およびZ2が、無関係に−O−、−S−または−OCH2であり、R1およびR4が 、それぞれ無関係に水素、ハロ、アルキルまたは−OR9であり、R2が、−C( NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N(H) C(O)R9であり、R3がウレイド、グアニジノ、−OR9、−C(NH)NH2 、−C(O)N(R9)R10、−N(R9)R10、(1,2)−テトラヒドロピリ ミジニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾ リル(場合によりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾ リニル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、R5およびR6が、 無関係に、水素、ハロ、アルキルまたはハロアルキルであり、R7が、−N(R9 )−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である)であり、そ れぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によりハ ロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルア ミノ、モノアルキルア ミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノア ルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されてい る)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、ア ルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり 、R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボ キシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニ ルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、R13が、 部分的にまたは完全に飽和であるか、芳香族であってもよく、3〜15個の炭素 原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系であり、その際炭素原 子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭 素環式環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である) により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アル コキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ 、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9) R10により置換されているか、またはR13が、炭素原子ならびに窒素原子、酸素 原子および硫黄原子から選択されたヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環 構成要素を含む単環式、二環式または三環式複素環式環系であり、その際炭素原 子、窒素原子および硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際、 複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であり、 かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換 されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、ア リールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキ シ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により 置換されており、かつR16が−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10で ある化合物のサブグループである。 このサブグループの有利なクラスは、式中で、Aが、−N=であり、Z1およ びZ2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9であり、R2が、− C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N( H)C(O)R9であり、R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合 によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によ りアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合に よりアルキルにより置換されている)であり、R4が、水素であり、R5およびR6 が、それぞれハロであり、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R1 3 (その際、nは0〜4である)であり、それぞれのR9およびR10が、無関係に 水素、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキ シ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、 カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカ ルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)またはアラ ルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラ ルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ 、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルま たはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、R12が、アル キル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラル コキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキ ルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モ ノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換され ている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ 、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、 ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキル アミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)で あり、R13が、部分的に、または完全に飽和であるか、芳香族であってもよく、 3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系であ り、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式環 系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置 換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、 アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロ キシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10によ り置換されており、かつR16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10 である化合物のクラスである。 前記のクラスの有利なサブクラスは、式中で、Aが、−N=であり、Z1およ びZ2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9であり、R2が、− C(NH)NH2であり、R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合 によりメチルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合により メチルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合により メチルにより置換されている)であり、R4が、水素であり、R5およびR6が、 それぞれハロであり、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(そ の際、nは0である)であり、それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、ア ルキルまたはアラルキルであり、R13が、シクロペンチル、シクロヘキシル、シ クロブチル、ノルボルネン、ノルボルナンおよびアダマンチルからなる群から選 択された炭素環式環系であり、かつその際該環系は、−(C(R9)(R10))m −R16(その際、mは0である)により置換されており、かつ場合によりヒドロ キシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10によ り置換されでおり、かつR16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10 である化合物のサブクラスである。 前記の化合物のサブクラスの有利な化合物は、式中でR1が、水素、ベンジル オキシまたはヒドロキシであり、R3が、1−メチルイミダゾリン−2−イルで あり、かつR5およびR6が、どちらもフッ素である化合物である。 前記のサブクラスの特に有利な化合物は以下のもの から選択された化合物である: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロペンチ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロペンチ− 1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3-[(4−(N−(1−カルボキシシクロプロピル−1− イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−3−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ -3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−4−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,1−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(2−カルボキシノルボルナン−3−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシビシクロ[2.2.2 ]オクチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボキシ シクロペンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジカルボキシシ クロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロプ ロピ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロビリジン−2−イ ル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボキシ シクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダソリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロビリジン−2−イ ル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジカルボキシシ クロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,1−ジカルボキシシ クロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−カルボキシノルボル ナン−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシビシクロ [2.2.2]オクチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダ ゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンズアミジン。 前記の化合物の中でも、以下のものが最も有利である: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−1−イル)アミノ) −6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジ フルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン。 前記の化合物のクラスのもう1つの有利なサブクラスは、式中で、Aが、−N =であり、Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9 であり、R2が、−C(NH)NH9、−C(NH)N(H)S(O)212また は−C(NH)N(H)C(O)R9であり、R3が、(1,2)−テトラヒドロ ピリミジニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミ ダゾリル(場合によりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミ ダゾリニル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、R4が、水素 であり、R5およびR6が、それぞれハロであり、R7が、−N(R9)−(C(R9 )(R10))n−R13(その際、nは0〜4である)であり、それぞれのR9お よびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、 ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアル キルアミノ、ニトロ、カル ボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボ ニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)またはアラルキ ル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキ ル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、ア ルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたは ジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、R12が、アルキル 、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキ シ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、ア ルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたは ジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合に よりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ 、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカ ルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキル アミノカルボニルにより置換されている)であり、R13が、炭素原子ならびに窒 素原子、酸素原子および硫黄原子から選択されたヘテロ原子1〜4個を有する3 〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式または三環式の複素環式環系であり 、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場合に より酸化されていてもよく、かつその際複素環式環系は、部分的にまたは完全に 飽和であるか、または芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m− R16(その際、mは0〜4である)により置換されており、かつ場合によりアル キル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハ ロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、N(R9)R10、−C(O) OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、かつR16が、−C (O)OR9または−C(O)N(R9)R10であるサブクラスである。 化合物のグループのもう1つの有利なサブグループは、式中で、Aが、−N= であり、Z1およびZ2が、無関係に−O−、−S−または−OCH2であり、R1 およびR4が、それぞれ無関係に水素、ハロ、アルキルまたは−OR9であり、R2 が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(N H)N(H)C(O)R9であり、R3が、ウレイド、グアニジノ、−OR9、− C(NH)NH2、−C(O)N(R9)R10、−N(R9)R10、(1,2)− テトラヒドロピリミジニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1 ,2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換されている)または(1 ,2)−イミダゾリニル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6が、無関係に 、水素、ハロ、アルキルまたはハロアルキルであり、R7が、−O−(C(R9) (R10))n−R13(その際、nは0〜4である)であり、それぞれのR9およ びR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒ ドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキ ルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モ ノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換され ている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ 、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、 ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキル アミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)で あり、R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、 アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、 ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキル アミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)ま たはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキ シ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カ ルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル 、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換 されている)であり、R13が、部分的にまたは完全に飽和であるか、芳香族であ ってもよく、3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素 環式環系であり、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその 際炭素環式環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4であ る)により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、 アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコ キシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9 )R10により置換されているか、またはR13が、炭素原子ならびに窒素原子、 酸素原子および硫黄原子から選択されたヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個 の環構成要素を含む単環式、二環式または三環式複素環式環系であり、その際炭 素原子、窒素原子および硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、かつその 際、複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であ ってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である )により置換され、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキ シ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒ ドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または −C(O)N(R9)R10により置換されており、かつR16が、−C(O)OR9 または−C(O)N(R9)R10であるサブグループである。 前記のサブグループの有利なクラスは、式中で、Aが、−N=で,あり、Z1お よびZ2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9であり、R2が、 −C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N (H)C(O)R9であり、R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場 合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合に よりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合 によりアルキルにより置換されている)であり、R4が、水素であり、R5および R6が、それぞれハロであり、R7が、−O−(C(R9)(R10))n−R13(そ の際nは、0〜4である)であり、それぞれのR9およびR10が、無関係に水素 、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カル ボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボ ニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)またはアラルキ ル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキ ル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルア ミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノア ルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されてい る)であり、R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロ キシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルア ミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノア ルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されてい る)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、ア ルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり 、R13が、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、3〜15個の炭素原子からなる単環式、二環式または三環式の炭素環式環系で あり、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式 環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により 置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ 、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒド ロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または −C(O)N(R9)R10により置換されており、かつR16が、−C(O)OR9 または−C(O)N(R9)R10である化合物のクラスである。 このクラスの有利なサブクラスは、式中で、Aが、−N−であり、Z1および Z2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9であり、R2が、−C (NH)NH2であり、R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合に よりメチルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりメ チルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりメ チルにより置換されている)であり、R4が、水素であり、R5およびR6が、そ れぞれハロであり、R7が、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、n は0である)であり、それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキルま たはアラルキルであり、R13が、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチ ル、ノルボルネン、ノルボルナンおよびアダマンチルからなる群から選択された 炭素環式環系であり、その際該環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その 際、mは0である)により置換されており、かつ場合によりヒドロキシ、−N( R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されて おり、かつR16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である化合 物のサブクラスである。 前記のサブクラスの有利な化合物は、式中で、R1が、水素、ベンジルオキシ またはヒドロキシであり、R3が、1−メチルイミダゾリン−2−イルであり、 かつR5およびR6が、どちらもフッ素である化合物である。 前記の化合物のサブクラスの特に有利な化合物は、以下のものから選択される : 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロペンチ−2−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−2−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−4−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1,2−ジカルボキシシクロペンチ−3−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロブチ−3−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−1−ヒドロキシシクロブチ −3−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ’アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシノルボルナン−3−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニル−2−ヒドロキシシ クロヘキサ−3,5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イ ミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル )オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−1−メチル−2− エテニルシクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニルフルオレン−9−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニル−2−クロロフルオ レン−9−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル) フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン 、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−3,4,5−トリ ヒドロキシシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダ ゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘプチ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[3.2. 1]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−2−ヒドロキシシ クロブチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミ ジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルアダマンチ−1−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシシクロヘキ サ−3, 5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−1−メチル−2−エテニル シクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシシクロヘキシ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−カルボキシフルオレン−9−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−カルボキシ−2−クロロフルオレン−9 −イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5-ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキ シシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロプロピ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘプチ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[3.2.1]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシビシクロ[2.2.2]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[2.2.2]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシシクロブチ −1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプ チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプ チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシアダマンチ−1−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン。 該化合物のグループのもう1つの有利なサブグループは、式中で、Aが、−N =であり、Z1およびZ2が、無関係に−O−、−S−または−OCH2であり、 R1およびR4が、それぞれ無関係に水素、ハロ、アルキルまたは−OR9であり 、R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、R3が、ウレイド、グアニジノ、−OR9 、−C(NH)NH2、−C(O)N(R9)R10、−N(R9)R10、(1,2 )−テトラヒドロピリミジニル(場合によりアルキルにより置換されている)、 (1,2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換されている)または (1,2)−イミダゾリニル(場合によりアルキルによ り置換されている)であり、R5およびR6が、無関係に、水素、ハロ、アルキル またはハロアルキルであり、R7が、−N(R14)R15であり、それぞれのR9お よびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、 ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアル キルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、 モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換さ れている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキ シ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ 、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキ ルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている) であり、R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ 、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ 、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキ ルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている) またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコ キシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、 カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニ ル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置 換されている)であり、R14およびR15が、窒素原子と共に、炭素原子ならびに 窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された付加的なヘテロ原子1〜3個 を有する3〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式または三環式複素環式環 系であり、その際炭素原子、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されてい てもよく、かつその際複素環式環系は、部分的にまたは完全に飽和であるか、ま たは芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、m は0〜4である)により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、 アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル 、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C (O)N(R9)R10により置換されでおり、かつR16が−C(O)OR9または −C(O)N(R9)R10であるサブグループである。 前記のサブグループの有利なクラスは、式中で、Aが、−N=であり、Z1お よびZ2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9であり、R2が、 −C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N (H)C(O)R9であり、R3が、(−1,2)−テトラヒドロピリミジニル( 場合によりアルキルにより置換されている)、(1, 2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換されている)または(1, 2)−イミダゾリニル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、R4 が、水素であり、R5およびR6が、それぞれハロであり、それぞれのR9および R10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒド ロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキル アミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノ アルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されて いる)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、 アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニ トロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルア ミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であ り、R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、ア ルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニ トロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルア ミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)また はアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ 、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノア ルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル 、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換 されている)であり、R14およびR15が、窒素原子と共に、ジヒドロイソキノリ ニル、テトラヒドロイソキノリニル、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル 、アゼチデニル(azetidenyl)、トリアゾリジニル、ピロリル、ピロリジニルお よび2−オキソピペラジニルからなる群から選択された複素環式環系を形成し、 かつR16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である化合物のク ラスである。 前記の化合物のクラスの有利なサブクラスは、式中で、Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、R1が、水素または−OR9であり、R2 が、−C(NH)NH2であり、R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニ ル(場合によりメチルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場 合によりメチルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場 合によりメチルにより置換されている)であり、R4が、水素であり、R5および R6が、それぞれハロであり、それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アル キルまたはアラルキルであり、かつR16が、−C(O)OR9または−C(O) N(R9)R10である化合物のサブクラスである。 前記のサブクラスの有利な化合物は、式中で、R1 が、水素、ベンジルオキシまたはヒドロキシであり、R3が、1−メチルイミダ ゾリン−2−イルであり、かつR5およびR6が、どちらもフッ素である化合物で ある。 前記のサブクラスの特に有利な化合物は、以下のものから選択される: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシメチル−3−オキソピペラジ ン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシジヒドロイソキノリン−2− イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(7−カルボキシ−2−アザビシクロ[2.2 .1]ヘプチ−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシテトラヒドロイソキノリン− 2−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシアゼチジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシチアゾリジン−3−イル)− 6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフ ルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシピロリジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシ− 4−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリ ン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシ−5,5−ジメチルチアゾリ ジン−3−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン。 前記のサブクラスの最も有利な化合物は以下のものから選択される: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシピロリジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフ ルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン。 本発明の化合物の製造 便宜上、以下の本発明の化合物の製造の記載は、式中でAが、−N=であり、 Z1およびZ2が、どちらも−O−であり、R2が、−C(NH)NH2であり、か つR7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、R9は、アル キルまたはアラルキルであり、nは0であり、かつR13は、−C(O)OR9で 置換されたシクロペンチルである)である、式(I)の化合物の製造に関するも のである。しかし類似の合成方法を使用して、式(I)、(II)、(III)、(I V)、(V)、(VI)および(VII)のその他の化合物を製造してもよい。以下の 記載ではまた、図示した式の置換基および/または変数の組み合わせ(例えばR3 およびR4)は、そのような組み合わせが化学的に安定した化合物を生じる場合 にのみ認めることができる。 A.式(Ia)および(Tb)の化合物の製造 上記の発明の概要に記載したように、式(Ia)および(Tb)の化合物は、 本発明による化合物であり、以下の反応図式1に記載したように製造するするこ とができ、その際、それぞれのXは、無関係にハロであり、R9は、アルキルま たはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキ シ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、 カルボキシ、アルコキシカ ルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキル アミノカルボニルにより置換されている)であり、かつR1、R3、R4、R5およ びR6は、上記の発明の概要に記載したとおりである: 反応図式 1 反応図式1の続き 式(B)のアミノ酸は、市場で、例えばアルドリッヒケミカル社(Aldrich Che mical Co.)、シグマケミカル社(Sigma Chemical Co.)またはICNバイオメデイ カルス社(ICN Biomedicals,Inc.)から入手可能であるか、または当業者に公知 の方法により製造することができる。さらに、式N(H)(R9)−(C(R9) (R10))n−R13、HO−(C(R9)(R10))n−R13およびHN(R14) R15(式中、R9、R10、R13、R14およびR15は上記の発明の概要に記載した ものを表す)のその他のアミノ酸およびヒドロキシ酸もまた、市場で、例えばア ルドリッヒケミカル社、メイブリッジ社(Maybridge Co.)およびジャンセン社(Ja nnsen Co.)から入手可能であるか、または当業者に公 知の方法により製造することができ、かつ上記の反応図式において、式(B)の 化合物の代わりに使用して、式中でR7が、−N(R9)−(C(R9)(R10n −R13、−O−(C(R9)(R10))n−R13および−N(R14)R15である、 本発明の相応する化合物を製造することができる。式(A)、(D)、(F)お よび(H)の化合物は、市場で、例えばアルドリッヒケミカル社から入手可能で あるか、または当業者に公知の方法により製造することができる。一般に、式( Ia)および(Ib)の化合物は、まず、式(A)の化合物を、非プロトン性溶 剤、例えばDMSO中で塩基、例えばトリエチルアミンの存在下に−20℃〜5 0℃で、有利には周囲温度で約20〜40時間、式(B)の化合物を用いて処理 する。次いで式(C)の化合物を、標準的な技術、例えば抽出、濾過および溶剤 の真空除去により反応混合物から単離する。 次いで、生じた式(C)の化合物を、標準的なアルキル化条件下で、例えば非 プロトン性溶剤、有利にはアセトニトリル中で、塩基、例えば水素化ナトリウム の存在下に、周囲温度で1〜24時間、有利には約2時間、式(D)の化合物を 用いて処理する。次いで式(E)の化合物を、標準的な技術、例えば抽出、溶剤 の真空除去およびフラッシュクロマトグラフィーにより反応混合物から単離する 。 非プロトン性溶剤、例えばアセトニトリル中で生じ る式(E)の化合物を、等モル量の式(F)の化合物を用いて塩基、例えば炭酸 セシウムの存在下に、約20℃〜120℃の間の温度で、有利には周囲温度で、 薄層クロマトグラフィー(TLC)により監視しながら所望の反応が完了するた めに十分な時間処理する。次いで式(G)の化合物を標準的な単離技術、例えば 抽出、溶剤の真空除去およびフラッシュクロマトグラフィーにより反応混合物か ら単離する。 次いで式(G)の化合物を非プロトン性溶剤、例えばDMSO中で、等モル量 の式(H)の化合物を用いて、塩基、例えば炭酸セシウムの存在下に、約20℃ 〜120℃の間の温度で、有利には約35℃で、所望の反応が完了するために十 分な時間、例えば約13時間処理する。反応混合物を周囲温度に冷却し、かつ次 いで式(J)の化合物を標準的な単離技術、例えば抽出、溶剤の真空除去および フラッシュクロマトグラフィーにより、反応混合物から単離する。 式(J)の化合物を無水アルカノール、有利にはエタノール中に溶解させ、か つ次いで反応温度を約−78℃に保持しながら無水鉱酸、有利にはHClを該溶 液に混入するために十分な時間にわたり、該溶液に該酸を添加する。混人が完了 した後、反応容器を密閉し、かつ反応混合物を周囲温度まで加熱し、かつ周囲温 度で12〜24時間、有利には約16時間撹拌する。溶剤を真空除去し、かつ生 じた残留物を新鮮な無水ア ルカノール、有利にはエタノール中に溶解し、かつ次いで無水アンモニア(ガス )を用いて、周囲温度から100℃までの間の温度で約1〜約5時間、有利には 約2時間処理する。次いで式(Ia)の化合物を標準的な単離技術、例えば溶剤 の真空除去および高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による精製により反 応混合物から単離する。 あるいは、上記の生じた残留物を無水アンモニア(ガス)を用いて処理する代 わりに、生じた残留物を式NH2OR9の化合物を用いて処理して、式中でR2が −C(NH)N(H)OR9である、式(Ia)の相応する化合物を製造しても よい。 次いで式(Ia)の化合物を、酸性条件下で、例えば強鉱酸、例えばHClで の処理下に加水分解して式(Ib)の化合物を製造する。さらに、この工程で、 エステルをR1、R3、R4、R5、R6、、R9、R10、R12、R13またはR14およ びR15(窒素原子と一緒に)置換基として含有する、式(Ia)の化合物をすべ て加水分解して、相応する酸性の置換基を有する化合物にする。 さらに、式(Ia)の化合物を標準的なエステル交換条件下に、式中でR9が アリール(場合により、ハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキ シ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、ア ルコキシカルボニル、アミ ノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニ ルにより置換されている)である式R9OHのアルコールを用いて処理して、式 中でR9が場合により置換されたアリールである本発明の化合物を製造してもよ い。 式中で、R3が、−C(NH)NH2または−C(NH)N(H)OR9である 式(Ia)の化合物を、相応するシアノ化合物から式(J)の化合物のための上 記の方法と類似の方法で製造する。 さらに、式中でR1、R3、R4、R5、R6、R13またはR14およびR15が(窒 素原子と一緒に)、−C(O)N(R9)R10基または−C(O)OR9基(式中 、それぞれのR9またはR10は無関係に、アルキル、場合により置換されたアリ ールまたは場合により置換されたアラルキル)を有する、式(Ia)の化合物を 、酸性条件下で加水分解して、式中でR1、R3、R4、R5、R6、R13またはR1 4 およびR15が(窒素原子と一緒に)、−C(O)OH基を有する本発明の相応 する化合物を製造してもよい。 さらに、式中で、R1、R3、R4、R5、R6、R13またはR14およびR15が、 −C(O)OR9基(式中、R9は、水素、アルキル、場合により置換されたア リールまたは場合により置換されたアラルキルである)を有する式(Ia)の化 合物を、標準的なアミド化条件下でアミド化して、式中で、R1、R3、R4、R5 、R6、R13またはR14およびR15(窒素原子と一緒に)が−C(O)N(R9) R10基(式中、R9およびR10は、無関係に水素、アルキル、場合により置換さ れたアリールまたは場合により置換されたアラルキルである)を有する式(Ia )の相応する化合物を製造してもよい。 さらに、式中でR1、R3、R4、R5またはR6がニトロ基を有する式(Ia) の化合物を、標準的な条件下で還元して、式中でR1、R3、R4、R5またはR6 が、アミノ基を有する式(Ia)の相応する化合物を製造してもよく、該化合物 を適切なアルキル化剤またはアシル化剤を用いて処理して、式中でR1、R3、R4 、R5またはR6が−N(R9)R10または−N(R9)C(O)R10(式中、そ れぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、場合により置換されたア リールまたは場合により置換されたアラルキルである)を有する式(Ia)の相 応する化合物を製造することができる。 式(Ia)の化合物を、さらに適切な酸ハロゲン化物、有利には酸塩化物を用 いて、または適切な酸無水物または等価物を用いて処理して、式中でR2が、− C(NH)N(H)C(O)R9(式中、R9は、水素、アルキル、場合により置 換されたアリールまたは場合により置換されたアラルキルである)である本発明 の化合物が得られてもよい。あるいは、式(Ia)の 化合物をさらに、塩化カルボニルまたはその等価物を用いて処理して、式中でR2 が、−C(NH)N(H)C(O)OR12(式中、R12は、上記の発明の概要 に記載したものを表す)である本発明の化合物が得られてもよい。 あるいは、式(Ia)の化合物をさらに式R12−S(O)2−イミダゾール( 式中、R12は、発明の概要に記載したものである)の化合物を用いて、極性溶剤 、例えば塩化メチレン中で、周囲温度で処理して、式中でR2が、−C(NH) N(H)S(O)212である本発明の化合物を製造してもよい。 あるいは、式(Ia)の化合物をさらに、適切にN−R9置換されたフェニル カルバメートを用いて極性溶剤、有利には塩化メチレン中で、周囲温度で、約6 〜24時間、有利には約12時間処理して、式中でR2が−C(NH)N(H) C(O)N(H)R9である、本発明の化合物を製造してもよい。 さらに、式(B)の化合物が、上記の発明の概要で記載されたように、すでに アミノ基上でR9置換基により置換されている場合、そのような化合物は、上記 の反応図式1に記載されたような、工程2のアルキル化工程を必要としない。 さらに、付加目的に反応性のヒドロキシ基またはアミノ基を有する式(B)の 化合物を、工程1に先立ち、適切な酸素保護基または窒素保護基を用いて処理し 、 かつ次いで所望の通りに脱保護して遊離のヒドロキシ基またはアミノ基が得られ てもよい。 以下の詳細な製造および例は、本発明の実地における補助のためのガイドとし て記載するものであり、かつ本発明の範囲を限定するものではない。 製造1 式(B)の化合物 A.無水エタノール(30mL)中の1−アミノ−1−シクロペンタンカルボ ン酸(2.0g、16ミリモル)の溶液を−78℃に冷却し、かつHCl(g) を10分間バブリングした。フラスコを隔壁で密閉し、かつ周囲温度で撹拌した 。22時間後に該混合物を真空中で濃縮して、1−エトキシカルボニル−1−ア ミノシクロペンタン、塩酸塩3.0g(収率100%)が白色の固体として得ら れた:NMR(CDCl3)9.0(br s、3)、2.4〜1.8(m、8 )、1.4(t、3)ppm。 B.同様にして以下のエステルを製造する: 1−エトキシカルボニル−2−アミノシクロペンタン、 1−エトキシカルボニル−2−アミノシクロヘキサン、 1−エトキシカルボニル−3−アミノシクロヘキサン、 1−エトキシカルボニル−4−アミノシクロヘキサ ン、 3−エトキシカルボニルメチル−2−オキソピペラジン、 1,1−ジエトキシカルボニル−4−アミノシクロヘキサン、 1,3−ジエトキシカルボニル−4−アミノシクロヘキサン、 1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロシクロブタン、 1−エトキシカルボニル−3−ヒドロキシシクロブタン、 1−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシシクロペンタン、 1,2−ジエトキシカルボニル−4−ヒドロキシシクロペンタン、 1−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシシクロヘキサン、 1−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシシクロヘキサン、 3−エトキシカルボニルジヒドロイソキノリン、 3−エトキシカルボニルテトラヒドロイソキノリン、 6−エトキシカルボニル−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、 7−エトキシカルボニル−2−アザビシクロ[2. 2.1]ヘプタン、 2−エトキシカルボニル−3−アミノノルボルナン、 3−エトキシカルボニルアゼチジン、 4−エトキシカルボニルチアゾリジン、 2−エトキシカルボニルピロリン、 2−エトキシカルボニルピロリジン、 2−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシピロリジン、 4−エトキシカルボニル−5,5−ジメチルチアゾリジン、 1−エトキシカルボニル−1−アミノシクロプロパン、 2−エトキシカルボニル−2−アミノノルボルナン、 1,3−ジエトキシカルボニル−1−アミノシクロブタン、 4−エトキシカルボニル−4−アミノキヌクリジン、 1−ベンジルオキシカルボニル−1,2−ジヒドロキシシクロヘキサ−3,5 −ジエン、 1−ベンジルオキシカルボニル−1−ヒドロキシシクロヘキサン、 9−メトキシカルボニル−9−ヒドロキシフルオレン、 9−メトキシカルボニル−2−クロロフルオレン、 1−メトキシカルボニル−1,3,4,5−テトラヒドロシクロヘキサン、 1−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシシクロプロパン、 1−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシシクロヘプタン、 1−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシシクロペンタン、 1−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシシクロブタン、 1−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシビシクロ[3.2.1]オクタン、 1−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン、 1−メトキシカルボニル−4−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン、 1−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシアダマンタン、 1,3−ジメトキシカルボニル−2,2−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−オ キソシクロヘキセ−5−エン、 1−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシメチルビシクロ[2.2.2]オク タン、 1−メトキシカルボニル−4−ヒドロキシビシクロ [2.2.2」オクタンおよび 1−メトキシカルボニル−1−メチル−2−ヒドロキシ−2−エテニルシクロ ヘキシル。 製造2 式(C)の化合物 A.アセトニトリル(50mL)中、前記の通りに製造したエチル1−アミノ −1−シクロペンタカルボキシレート、塩酸塩(1.0g、5.2ミリモル)の 溶液を、−15℃に冷却し、かつペンタフルオロピリジン(0.57mL、0. 87g、5.2ミリモル)およびトリエチルアミン(3.6mL、2.6g、 26ミリモル)を添加した。生じた混合物を徐々に周囲温度に加熱し、かつ撹拌 した。3日後、該混合物を水中50%塩水100mLおよび酢酸エチル100m Lに注いだ。水相を分離し、かつ別の酢酸エチル100mLを用いて抽出した。 合した有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、かつ真空中で濃縮して、 式(C)の化合物である4−N−(1−エトキシカルボニルシクロペンチ−1− イル)アミノ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン1.3g(収率82% )が、結晶質の固体として得られた:NMR(CDCl3)4.8(br s、 1)、4.2(q、2)、2.5〜1.7(m、8)、1.3(t、3)ppm 。 B.同様にして、式(C)の以下の化合物を製造した: 4−N−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イル)アミノ−2,3, 5,6−テトラフルオロピリジン。 C.同様にして、式(C)の以下の化合物を製造した: 4−N−(2−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(2−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(3−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(4,4−ジエトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ− 2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(2,4−ジエトキシカルボニルシクロへキシ−1−イル)アミノ− 2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(1−エトキシカルボニルシクロプロピ−1−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロ ピリジン、 4−N−(2−エトキシカルボニルノルボルナン−2−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(3−エトキシカルボニルノルボルナン−2−イル)アミノ−2,3 ,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−N−(1,3−ジエトキシカルボニルシクロブチ−1−イル)アミノ−2 ,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(2−エトキシカルボニル−2−ベンジルオキシシクロブチ−1−イル) オキシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(3−エトキシカルボニルシクロブチ−1−イル)オキシ−2,3,5, 6−テトラフルオロピリジン、 4−(2−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(3,4−ジエトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)オキシ−2, 3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(2−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(2−エトキシカルボニルテトラヒドロイソキノリン−3−イル)−2, 3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(6−エトキシカルボニル−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2 −イル)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(7−エトキシカルボニル−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2 −イル)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(3−エトキシカルボニルアゼチジン−1−イル)−2,3,5,6−テ トラフルオロピリジン、 4−(4−エトキシカルボニルチアゾリジン−3−イル)−2,3,5,6− テトラフルオロピリジン、 4−(2−、エトキシカルボニルピロリン−1−イル)−2,3,5,6−テ トラフルオロピリジン、 4−(2−,エトキシカルボニルピロリジン−1−イル)−2,3,5,6− テトラフルオロピリジン、 4−(2−エトキシカルボニル−4−ベンジルオキシピロリジン−1−イル) −2,3,5,6−テトラ フルオロピリジン、 4−(4−エトキシカルボニル−5,5−ジメチルチアゾリジン−3−イル) −2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(2−メトキシカルボニル−2−ベンジルオキシシクロヘキサ−3,5− ジエン−1−イル)オキシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニル−1−メチル−2−エテニルシクロヘキシ−2 −イル)オキシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(2−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(9−メトキシカルボニルフルオレン−9−イル)オキシ−2,3,5, 6−テトラフルオロピリジン、 4−(9−メトキシカルボニル−2−クロロフルオレン−9−イル)オキシ− 2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニル−3,4,5−ベンジルオキシシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニルシクロヘプチ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)オキシ−2,3,5 ,6−テトラフルオロピリジン、 4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[3.2.1]オクチ−1−イル)オ キシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.2]オクチ−1−イル)オ キシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]オクチ−1−イル)オ キシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(1−メトキシカルボニル−2−ベンジルオキシシクロブチ−1−イル) オキシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプチ−1−イル)オ キシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、お よび 4−(3−メトキシカルボニルアダマンチ−1−イル)オキシ−2,3,5, 6−テトラフルオロピリジン。 製造3 式(E)の化合物 A.アセトニトリル(40mL)中の4−N−(1−エトキシカルボニルシク ロペンチ−1−イル)アミノ−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン(1. 3g、4.2ミリモル)の溶液に、水素化ナトリウム(0.8g、20ミリモル 、鉱油中60%分散液)を添加した。ガスの発生が終了後、ヨウ化メチル(0. 32mL、0.72g、5.1ミリモル)を添加し、かつ生じた混合物を周囲温 度で1時間撹拌した。次いで該混合物を水中50%塩水100mLおよび酢酸エ チル100mL中に注いだ。水相を分離し、かつ別の酢酸エチル100mLを用 いて抽出した。合した有機抽出物をMgSO4上で乾燥させ、濾過し、かつ真空 中で濃縮して淡橙色の油状物が得られた。シリカゲル上のフラッシュクロマトグ ラフィーによる精製により、式(E)の化合物である4−(N−メチル−N−( 1−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−2,3,5,6− テトラフルオロピリジン0.89g(収率65%)が、清澄な無色の液体として 得られた:NMR(CDCl3)4.2(q、2)、3.2(s、3)、2.3 〜1.7(m、8)、1.3(t、3)ppm。 B.同様にして、式(E)の以下の化合物を製造した: 4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル) アミノ)−2,3,5,6−テトラフル;オロピリジン、 4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル) アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(N−メチル−N−(3−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル) アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(N−メチル−N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ−1−イル) アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(N−メチル−N−(4,4−ジエトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(N−エチル−N−(2,4−ジエトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(N−エチル−N−(1−エトキシカルボニルシクロプロピ−1−イル) アミノ)−2,3,5,6 −テトラフルオロピリジン、 4−(N−エチル−N−(2−エトキシカルボニルノルボルナン−2−イル) アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、 4−(N−エチル−N−(3−エトキシカルボニルノルボルナン−2−イル) アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン、および 4−(N−エチル−N−(1,3−ジエトキシカルボニルシクロブチ−1−イ ル)アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオロピリジン。 製造4 式(G)の化合物 A.アセトニトリル(40mL)中の4−(N−メチル−N−(1−エトキシ カルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−2,3,5,6−テトラフルオ ロピリジン(0.89g、2.8ミリモル)の溶液に、2−ベンジルオキシ−5 −シアノフェノール(0.63g、2.8ミリモル)および炭酸セシウム(1. 2g、3.6ミリモル)を添加した。生じた混合物を60℃で1日撹拌した。次 いで該混合物を周囲温度に冷却し、かつ水100mLおよび酢酸エチル100m Lに注いだ。水相を分離し、かつ別の酢酸エチル100mLを用いて抽出した。 合した有機抽出物を、1Mの水性KOH溶液(100mL)、塩水(100mL )を用いて洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し 、かつ真空中で濃縮して、黄色の油状物が得られた。シリカゲル上でのフラッシ ュクロマトグラフィーによる精製により、式(G)の化合物である4−ベンジル オキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニルシクロペン チ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンゾニトリル0.87g(収率60%)が、清澄な無色の油状物として得 られた:NMR(CDCl3)7.6〜7.1(m、8)、5.2(s、2)、 4.2(q、2)、3.1(s、3)、2.3〜1.6(m、8)、1.3(t 、3)ppm。 B.同様にして、式(G)の以下の化合物を製造した: 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−メトキシカルボニルピロリジン −1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル。 C.同様にして、式(G)の以下の化合物を製造した: 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−エトキシカルボニルシクロペン チ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−エトキシカルボニルシクロヘキ シ−1−イル)アミノ−3 ,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(3−エトキシカルボニルシクロヘキ シ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキ シ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(4,4−ジエトキシカルボニルシク ロヘキシ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル) オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2,4−ジエトキシカルボニルシク ロヘキシ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル) オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(1−エトキシカルボニルシクロプロ ピ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−エトキシカルボニルノルボルナ ン−2−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(3−エトキシカルボニルノルボルナ ン−2−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(1,3−ジエトキシカルボニルシク ロブチ−1−イル)アミノ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オ キシ]ベンゾ、ニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニル−2−ベンジル オキシシクロブチ−1−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2 −イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−エトキシカルボニルシクロブチ−1 −イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルシクロペンチ− 1−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3,4−ジエトキシカルボニルシクロペ ンチ−1−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルテトラヒドロイ ソキノリン−3−イル)オキシ−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル )オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(6−エトキシカルボニル−2−アザビシ クロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(7−エトキシカルボニル−2−アザビシ クロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−エトキシ カルボニルアゼチジン−1−イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2− イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルチアゾリジン− 3−イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニ トリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリン−1− イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリ ル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1 −イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニト リル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニル−4−ベンジル オキシピロリジン−1−イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル )オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニル−5,5−ジメ チルチアゾリジン−3−イル)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル )オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボ ニルシクロペンチ−1−イ ル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾ ニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボ ニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(3−エトキシカルボ ニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(4−エトキシカルボ ニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(4,4−ジエトキシ カルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリ ジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(2,4−ジエトキシ カルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリ ジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(1−エトキシカルボ ニルシクロプロピ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(2−エトキシカルボ ニルノルボルナン−2−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(3−エトキシカルボ ニルノルボルナン−2−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(1,3−ジエトキシ カルボニルシクロブチ−1−イル)アミノ)−3,5,6−トリフルオロピリジ ン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニル−2−ベンジル オキシシクロヘキサ−3,5−ジエン−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフ ルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−1−メチル− 2−エテニルシクロヘキシ−2−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリ ジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニルフルオレン−9 −イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニル−2−クロロフ ルオレン−9−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル) オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−3,4,5− トリベンジルオキシシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオ ロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ− 1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘプチ− 1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ− 1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[3. 2.1]オクチ−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2− イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.2]オクチ−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2− イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.2]オクチ−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2− イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−2−ベンジル オキシシクロブチ−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2 −イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2− イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−メトキシ カルボニルビシクロ[2.2.1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6,3,5−ト リフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、および 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルアダマンチ−1 −イル)オキシ−6,3,5−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル。 製造5 式(J)の化合物 A.DMSO(17mL)中の4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチ ル−N−(1−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−3,5 ,6−トリフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル(0.87g 、1.7ミリモル)の溶液に、3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノール(0.32g、1.8ミリモル)および炭酸セシウム(0.7g、2.1 ミリモル)を添加した。生じた混合物を35℃で撹拌した。4日後に該混合物を 周囲温度に冷却し、かつ水100mLおよび酢酸エチル100mLに注いだ。水 相を分離し、かつ別の酢酸エチル100mLを用いて抽出した。合した有機抽出 物を、0.5Mの水性KOH溶液(100mL)、塩水(100mL)を用いて 洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、かつ真空中で濃縮して、4−ベンジ ルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エ トキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル イミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イ ル)オキシ]ベンゾニトリルが固体の泡状物として得られた:NMR(CDCl3 )7.4〜6.8(m、12)、5.0(s、2)、4.2(q、2)、3. 9(t、2)、3.5(t、2)、3.2(s、3)、2.8(s、3)、2. 4〜1.7(m、8)、1.3(t、3)ppm。 B.同様にして、式(J)の以下の化合物を製造した: 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1 −イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾール−2−イル)フェノキシ)−3 ,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル。 C.同様にして、式(J)の以下の化合物を製造した: 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−エトキシカルボニルシクロペン チ−1−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−エトキシカルボニルシクロヘキ シ−1−イル)アミノ−6 −(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(3−エトキシカルボニルシクロヘキ シ−1−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(4−エトキシカルボニルシクロヘキ シ−1−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(4,4−ジエトキシカルボニルシク ロヘキシ−1−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル )フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニト リル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2,4−ジエトキシカルボニルシク ロヘキシ−1−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル )フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニト リル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(1−エトキシカルボニルシクロプロ ピ−1−イル)アミノ−6 −(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(2−エトキシカルボニルノルボルナ ン−2−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(3−エトキシカルボニルノルボルナ ン−2−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−N−(1,3−ジエトキシカルボニルシク ロブチ−1−イル)アミノ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル) フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリ ル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニル−2−ベンジル オキシシクロブチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン− 2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−エトキシカルボニルシクロブチ−1 −イル)オキシ−6−(3 −(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピ リジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルシクロペンチ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキ シ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3,4−ジエトキシカルボニルシクロペ ンチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル 、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキ シ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキ シ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6−( 3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロ ピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルテトラヒドロイ ソキノリン−3−イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル 、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(6−エトキシカルボニル−2−アザビシ クロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(7−エトキシカルボニル−2−アザビシ クロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−エトキシカルボニルアゼチジン−1 −イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3 ,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルチアゾリジン− 3−イル)−6−(3−( 1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)3,5−ジフルオロピリジン −2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−べンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリン−1− イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1 −イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3 ,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニル−4−ベンジル オキシピロリジン−1−イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニ トリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニル−5,5−ジメ チルチアゾリジン−3−イル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニ トリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボ ニルシクロペンチ−1−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ) −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボ ニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(3−エトキシカルボ ニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(4−エトキシカルボ ニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(4,4−ジエトキシ カルボニルシクロヘキシ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダ ゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オ キシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(2,4−ジエトキシ カルボニルシクロヘキシ− 1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノ キシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(1−エトキシカルボ ニルシクロプロピ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(2−エトキシカルボ ニルノルボルナン−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(3−エトキシカルボ ニルノルボルナン−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン −2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−エチル−N−(1,3−ジエトキシ カルボニルシクロブチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾ リン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニル−2−ベンジル オキシシクロヘキサ−3, 5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)−イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾ ニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−1−メチル− 2−エテニルシクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミ ダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オ キシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルシクロヘキシ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニルフルオレン−9 −イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(9−メトキシ カルボニル−2−クロロフルオレン−9−イル)オキシ−6−(3−(1−メチ ル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2− イル)オキシ−]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−3,4,5− トリベンジルオキシシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル )イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イ ル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘプチ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ− 1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[3. 2.1]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−2−ベンジル オキシシクロブチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン −2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2. 2.1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ゾニトリル、および 4−ベンジルオキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルアダマンチ−1 −イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル。 例1 式(Ia)の化合物 無水エタノール(30mL)中の4−ベンジルオキシ−3−[(4−(N−メ チル−N−(1−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−6− (3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオ ロピリジン−2−イル)オキシ]ベンゾニトリル(1.1g、1.6ミリモル) の溶液を、−78℃に冷却し、かつHCl(g)を該混合物に通して15分間バ ブリングした。生じた混合物、密閉した容器内で周囲温度にて22時間撹拌し、 次いですべての揮発性成分を加熱なしで濃縮し、固体の白色の泡状物が得られた 。この泡状物を無水エタノール(40mL)中に溶解し、かつNH3(g)を該 混合物に通して静かにバブリングしながら還流に加熱 した。3時間後に該混合物を周囲温度に冷却し、かつ真空中で濃縮した。C18 ダイナマックス(Dynamax)カラム上でHPLCにより、0.1%トリフルオロ 酢酸を有する水中20〜80%のアセトニトリルの勾配で精製することにより、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニルシ クロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2− イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、トリフルオロ酢酸塩が、白色の固体として得られた:NMR(DMS O−d6/TFA)10.2(br s、1)、9.0(br s、2)、8. 8(br s、2)、7.3〜7.6 (m、6)、7.0(d、2)、3.9 〜4.2(m、6)、3.2(s、3)、3.0(s、3)、2.9(s、3) 、2.1(m)4)、1.6〜1.8(m、4)、1.2(t、3)ppm。 B.同様にして、式(I)の以下の化合物を製造した: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、トリフルオロ酢酸 塩:NMR(DMSO−d6)10.2(br s、1)、9.0(br s、 2)、8.8(br s、2)、7.3〜7.6(m、6)、7.0(d、2) 、4.8(m、1)、3.8〜4.2(m、8)、3.0(s、3)、2.9( s、3)、2.3(m、1)、1.9(m、3)、1.2(t、3)ppm。 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、トリフルオロ酢酸 塩:NMR(DMSO−d6)10.2(br s、1)、9.0(br s、 2)、8.8(br s、2)、7.3〜7.6(m、6)、7.0(d、2) 、4.8(m、1)、3.8〜4.2(m、6)、3.6(s、3)、3.0( s、3)、2.9(s、3)、2.3(m、1)、1.9(m、3)ppm。 C.同様にして、式(I)の以下の化合物を製造した: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロペンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ −2−イル)アミノ)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジメトキシカルボニルシクロ ペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミ ジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ −1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ −1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ −2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ −3−イル)アミノ)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ −4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,1−ジエトキシカルボニルシクロ ヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(2−エトキシカルボニルノルボルナン −3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−エトキシカルボニルビシクロ[2 .2.2]オクチ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロペンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジエトキシカル ボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロプロピ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロヘキシ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロヘキシ−3−イル) アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3 ,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジエトキシカル ボニルシクロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,1−ジエトキシカル ボニルシクロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−エトキシカルボニル ノルボルナン−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル ビシクロ[2.2.2]オ クチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ−2− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ−2− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ−4− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1,2−ジメトキシカルボニルシクロペンチ −3−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカル ボニルシクロブチ−3−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン −2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−1−ヒドロキシシ クロブチ−3−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミ ジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルノルボルナン−3− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルメチル−3−オキソ ピペラジン−1−イル)6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−エトキシカルボニルジヒドロイソキノリ ン−2−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(7−エトキシカル ボニル−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチ−2−イル)−6−(3−(1 −メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン −2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−エトキシカルボニルテトラヒドロイソキ ノリン−2−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−エトキシカルボニルアゼチジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニルチアゾリジン−3− イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカル ボニルピロリジン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシピ ロリジン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−エトキシカルボニル−5,5−ジメチル チアゾリジン−3−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニル−2−ヒドロキシシ クロヘキサ−3,5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イ ミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル) オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカル ボニルシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリ ン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−1−メチル−2− エテニルシクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニルフルオレン−9−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニル−2−クロロフルオ レン−9−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル) フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン 、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカル ボニル−3,4,5−トリヒドロキシシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−( 3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロ ピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘプチ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[3.2. 1]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−メトキシカル ボニルビシクロ[2.2.2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メ チル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2 −イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−2−ヒドロキシシ クロブチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミ ジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカル ボニルアダマンチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン −2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベ ンズアミジン。 例2 式(Ib)の化合物 A.6Nの水性HCl25mL中の4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチ ル−N−(1−エトキシカルボニルシクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−( 3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオロ ピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、トリフルオロ酢酸塩(0.80 g、1.2ミリモル)の溶液を60℃で1時間撹拌した。次いで該溶液を周囲温 度に冷却し、アセトニトリルおよびトリフルオロ酢酸で希釈し、かつC18ダイ ナマックスカラム上でHPLCにより、0.1%トリフルオロ酢酸を有する水中 20〜80%アセトニトリルの勾配で精製して、4−ヒドロキシ−3−[(4− (N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イル)アミノ)−6− (3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)−3,5−ジフルオ ロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、トリフルオロ酢酸塩が白色の 固体として得られた:NMR(DMSO−d6/TFA)10.2(br s、 1)、9.0(br s、2)、8.8(br s、 2)、7.3〜7.6(m、6)、7.0(d、2)、4.1(m、2)、3. 9(m、2)、3.2(s、3)、3.0(s、3)、2.9(s、3)、2. 1(m、4)、1.6〜1.8(m、4)ppm。 B.同様にして、式(I) の以下の化合物を製造した: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(2−カルボキシピロリジン−1−イル )アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ)− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、トリフルオ ロ酢酸塩:NMR(DMSO−d6)10.2(br s、1)、9.0(br s、2)、8.8(br s、2)、7.3〜7.6(m、6)、7.0(d 、2)、4.7(m、1)、3.8〜4.1(m、6)、3.0(s、3)、2 .3(m、1)、1.9(m、3)ppm。 C.同様にして、式(I)の以下の化合物を製造した: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロペンチ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロペンチ− 1−イル)アミノ)−6− (3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオ ロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロプロピル−1− イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−3−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−4−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]べンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6− (3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオ ロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,1−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(2−カルボキシノルボルナン−3−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシビシクロ[2.2.2 ]オクチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロビリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジカルボキシシ クロペンチ−2−イル)ア ミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロプ ロピ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジカルボキシシ クロヘキシ−4−イル)ア ミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,1−ジカルボキシシ クロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−カルボキシノルボル ナン−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシビシクロ [2.2.2]オクチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダ ゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロペンチ−2−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−2−イル)オ キシ−6−(3−(1−メ チル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2 −イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−4−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4-(1,2−ジカルボキシシクロペンチ−3−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロブチ−3−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−1−ヒドロキシシクロブチ −3−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシノルボルナン−3−イル)オ キシ−6−(3−(1−メ チル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2 −イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシメチル−3−オキソピペラジ ン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシジヒドロイソキノリン−2− イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(6−カルボキシ−2−アザビシクロ[2.2 .1]ヘプチ−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシテトラヒドロイソキノリン− 2−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシアゼチジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イ ミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル) オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシチアゾリジン−3−イル)− 6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフ ルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシピロリジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシ−4−ヒドロキシピロリジン −1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシ−5,5−ジメチルチアゾリ ジン−3−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシシクロヘキ サ−3,5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリ ン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フエノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−1−メチル−2−エテニル シクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシシクロヘキシ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−カルボキシフルオレン−9−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−カルボキシ−2−クロロフルオレン−9 −イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキ シシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロプロピ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘプチ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[3.2.1]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシビシクロ[2.2.2]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[2.2.2]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシシクロブチ −1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オ キシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプ チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプ チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシアダマンチ−1−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン。 例3 この例は、本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩、例えば4−ヒドロ キシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニルシクロペンチ −1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジンを含 有する経口投与のための代表的な製薬的組成物の製造を記載する。 A.成分 %wt/wt 本発明の化合物 20.0% ラクトース 79.5% ステアリン酸マグネシウム 0.5% 上記の成分を混合し、かつそれぞれ100mgを含有する硬質ゼラチンカプセ ルに分配させ、カプセル1個はほぼ全日用量である。 B.成分 %wt/wt 本発明の化合物 20.0% ステアリン酸マグネシウム 0.9% デンプン 8.6% ラクトース 69.6% PVP(ポリビニルピロリジン) 0.9% ステアリン酸マグネシウム以外の上記の成分を合し、かつ造粒液として水を用 いて造粒した。次いで該調製物を乾燥させ、ステアリン酸マグネシウムと混合し 、かつ適切な造粒機を用いて錠剤に形成した。 C.成分 本発明の化合物 0.1g プロピレングリコール 20.0g ポリエチレングリコール400 20.0g ポリソルベート(polysorbate)80 1.0g 水 q.s.100mL 本発明の化合物をプロピレングリコール、ポリエチレングリコール400およ びポリソルベート80に溶 解させる。次いで十分な量の水を撹拌しながら添加し、溶液100mLを製造し 、濾過し、かつ瓶詰めした。 D.成分 %wt/wt 本発明の化合物 20.0% ピーナッツ油 78.0% スパン(Span)60 2.0% 上記の成分を溶融し、混合し、かつ軟質カプセルに充填する。 E.成分 %wt/wt 本発明の化合物 1.0% メチルまたはカルボキシメチルセルロース 2.0% 0.9%食塩水 q.s.100mL 本発明の化合物をセルロース/食塩水溶液に溶解させ、濾過し、かつ使用のた めに瓶詰めした。 例4 この例は、本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩、例えば4−ヒドロ キシ−3−[(4−(N−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イル)ア ミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジンを含有する非経口投 与のための代表的な製薬的組成物の製造を記載する。 成分 本発明の化合物 0.02g プロピレングリコール 20.0g ポリエチレングリコール400 20.0g ポリソルベート80 1.0g 0.9%食塩溶液 q.s.100mL 本発明の化合物を、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール400お よびポリソルベート80に溶解させた。次いで十分な量の0.9%食塩水を撹拌 しながら添加し、I.V.溶液100mLを製造し、これを0.2μmメンブラ ンフィルターを通して濾過し、かつ無菌条件下で包装した。 例5 この例は、本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩、例えば4−ヒドロ キシ−3−[(4−(N−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イル)ア ミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジンを含有する坐剤形の の代表的な製薬的組成物の製造を記載する。 成分 %wt/wt 本発明の化合物 1.0% ポリエチレングリコール1000 74.5% ポリエチレングリコール4000 24.5% 成分を一緒に溶融させ、かつ蒸気浴上で混合し、かつ型に流して全重量2.5 gを有する成形品にする。 例6 この例は、本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩、例えば4−ヒドロ キシ−3−[(4−(N−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イル)ア ミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジンを含有する吸入剤の 代表的な製薬的組成物の製造を記載する。 成分 %wt/wt マイクロ化した本発明の化合物 1.0% マイクロ化したラクトース 99.0% 成分を粉砕し、混合し、かつ投与ポンプを備えた吸入器に包装する。 例7 この例は、本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩、例えば4−ヒドロ キシ−3−[(4−(N−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イル)ア ミノ)−6−(3−(1−メチルイミダゾリン−2−ィル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジンを含有する噴霧吸入 形の代表的な製薬的組成物の製造を記載する。 成分 %wt/wt 本発明の化合物 0.005% 水 89.995% エタノール 10.000% 本発明の化合物をエタノールに溶解させ、かつ水と混合する。次いで該調製物 を投与ポンプを備えたネブライザーに包装する。 例8 この例は、本発明の化合物またはその製薬的に認容性の塩、例えば4−ヒドロ キシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル−イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジンを含有する エアロゾル形の代表的な製薬的組成物の製造を記載する。 成分 %wt/wt 本発明の化合物 0.10% 噴射剤11/12 98.90% オレイン酸 1.00% 本発明の化合物をオレイン酸および噴射剤に分散させる。次いで生じる混合物 を、計量弁を備えたエアロゾル容器に注入する。 例9 (Xa因子およびトロンビンに関するインビトロアッセイ) このアッセイは、Xa因子、トロンビンおよび組織プラスミノーゲンアクチベ ータに対する本発明の化合物の活性を示すものである。活性は、酵素によるペプ チドp−ニトロアニリドの初期分解速度として測定された。分解生成物であるp −ニトロアニリンは、405nmで吸収し、かつ9920M-1cm-1の分子の吸 光係数を有する。試薬および溶液: ジメチルスルホキシド(DMSO)(ベーカー(Baker)分析グレード)。 アッセイ緩衝液: 50mMトリスHCl、150mMNaCl、2.5mMCaCl2および0 .1%ポリエチレングリコール6000、pH7.5。 酵素(エンザイム・リサーチ・ラボ(Enzyme Research Lab.)): 1.ヒトXa因子保存溶液:アッセイ緩衝液中0.281mg/mL、−80 ℃で貯蔵(希釈標準溶液(2×):アッセイ緩衝液中106ng/mLまたは2 nM、使用前に製造)。 2.ヒトトロンビン保存溶液:−80℃で貯蔵(希釈標準溶液(2×):アッ セイ緩衝液中1200ng/mLまたは40nM、使用前に製造)。 3.ヒト組織プラスミノーゲンアクチベータ(tPA)(2本鎖、シグマ)保 存溶液:1mg/mL、−80℃で貯蔵(希釈標準溶液(2×):アッセイ緩衝 液中1361ng/mL、使用前に製造)。 色素産生基体(Pharmacia Hepar Inc.): 1.S2222(FXaアッセイ)保存溶液:脱イオン水中6mM、4℃で貯 蔵(希釈標準溶液(4×):アッセイ緩衝液中656μM)。 2.S2302(トロンビンアッセイ)保存溶液:脱イオン水中10mM、4 ℃で貯蔵(希釈標準溶液(4×):アッセイ緩衝液中1200μM)。 3.S2288(tPAアッセイ)保存溶液:脱イオン水中10mM、4℃で 貯蔵(希釈標準溶液(4×):アッセイ緩衝液中1484μM)。 標準阻害剤化合物保存溶液: DMSO中5mM、−20℃で貯蔵。 試験化合物(本発明の化合物)保存溶液: DMSO中10mM、−20℃で貯蔵。アッセイの手順: アッセイは、96個のウェルを有する微量定量プレートにおいて全量200μ lで実施した。アッセイの成分は、最終濃度が50mMトリスHCl、150m M NaCl、2.5mM CaCl2、0.1%ポリエチレングリコール60 00、pH7.5であり、基準阻害剤または試験化合物の不在または存在下に、 かつ酵素および基質を以下の濃度にする:(1)1nMXa因子および164μ M S2222:(2)20nMトロンビンおよび300μM S2302;な らびに(3)10nM tPAおよび371μM S2288。アッセイにおけ る基準阻害剤化合物の濃度は、 1:3希釈で5μM〜0.021μMにする。典型的に、アッセイにおける試験 化合物の濃度は、1:3希釈で10μM〜0.041μMである。有効な試験化 合物に関しては、Xa因子アッセイで使用される濃度は、更に100倍(100 nM〜0.41nM)または1000倍(10nM〜0.041nM)に希釈す る。使用される全ての基質濃度は、そのアッセイ条件下でのKm値に等しい。ア ッセイは周囲温度で実施する。 アッセイの第1段階は、DMSO中10mM試験化合物保存溶液(有効な試験 化合物に関しては、10mM保存溶液をXa因子アッセイのために更に0.1ま たは0.01mMに希釈する)の調製であり、引き続き試験化合物希釈標準溶液 (4×)を、96個の深いウェルを有するプレートにおける10mM保存溶液の 連続的希釈によってバイオメク(biomek)1000(またはMultiprobe 204)を 使用して以下のように調製した: (a) 40μM希釈標準溶液は、10mM保存溶液をアッセイ緩衝液によって 2段階(1:100および1:2.5)で1:250希釈することによって調製 する (b) 更にその40μM溶液に5回の連続的希釈(1:3)を実施する(各濃 度に関して600μl)。合計で6回希釈した試験化合物溶液 をアッセイで使用した。 基準阻害剤化合物(5mM保存溶液)またはDMSO(対照)に、、試験化合 物に関して前記に記載したように同様の希釈工程を実施した。 アッセイにおける次の段階においては、試験化合物希釈標準溶液50μL(4 ×)(40μM〜0.164μM)をバイオメクまたはMP204を使用して全 く同一に微量定量プレートに分配した。これに酵素希釈標準溶液(2×)100 μLをバイオメクまたはMP204を使用して添加した。生成溶液を周囲温度で 10分間インキュベーションした。 この溶液に基質希釈標準溶液(4×)50μLをバイオメクまたはMP204 を使用して添加した。 酵素キネティックは、周囲温度下、サーモマックスプレート読み取り装置(TH ERMOmax plate reader)において405nmで10秒間隔で5分間測定した。試験化合物のKi値の計算 酵素反応速度(enzyme rate)は、最初の2分間の読み取り値に対するmOD /分で計算した。IC50値は、そのデータをEXCELスプレッドシートを使用 してlog−logit式(log-logit equation)(線形)またはモリソン式( morrison equation)(非線形)に当てはめることによって決定した。次いでKi 値は、IC50を2で割ることによって得られた。慣例的に、3nM未満のKi( Xa因子)値はモリソン 式から計算した。 このアッセイにおける試験で、本発明の化合物はヒトのXa因子およびヒトト ロンビンを阻害する選択的能力を有することが証明された。 例9 (ヒトプロトロンビナーゼのインビトロアッセイ) 当該アッセイにより、本発明の化合物のプロトロンビナーゼを阻害する能力を 証明する。プロトロンビナーゼ(PTアーゼ)がプロトロンビンの活性化を触媒 することによって、断片1.2に加えて中間体をメイゾトロンビン(meizothrom bin)とするトロンビンが得られる。このアッセイはエンドポイントアッセイで ある。プロトロンビナーゼの活性は、トロンビンの検量線(mOD/分に対する nM)に対するトロンビン(反応生成物の1種)の活性または形成したトロンビ ンの量/時間によって測定した。本発明の化合物のIC50(PTアーゼ)の決定 のために、PTアーゼ活性をトロンビン活性(mOD/分)で表した。物質 : 酵素: 1.ヒトVa因子(Haematologic Technologies Inc.,Cat# HCVA:0110)希釈標 準溶液:50%グリセロール中1.0mg/mL、2mM CaCl2、−20 ℃で保管。 2.ヒトXa因子(Enzyme Res.Lab.cat# HFXa1011) 希釈標準溶液:アッセイ緩衝液(BSA不含)中0.281mg/mL、−80 ℃で保管。 3.ヒトプロトロンビン(FII)(Enzyme Res.Lab.,Cat# HP1002)希釈標準 溶液:FIIは、アッセイ緩衝液(BSA不含)で4.85mg/mLに希釈し た。−80℃で保管。 リン脂質(PCPS)ベシクル: PCPSベシクル(80%PC、20%PS)を、バレンホルツ(Barenholz) 他、、Biochem1istry(1977)、第16巻、第2806〜2810ページで報告された方法 の変法で製造した。 フォスファチジルセリン(アバンチ・ポラー・リピッズ社(Avantl Polar Lipid s,Inc.)、Cat# 840032): クロロホルム中10mg/mL、脳から精製、窒素またはアルゴン下に −20℃で保管 フォスファチジルコリン(Avantl Polar Lipids,Inc.,Cat# 850457): クロロホルム中50mg/mL、合成16:0〜18:1パルミトイル −オレイル、窒素またはアルゴン下に−20℃で保管。 スペクトロザイム−TH(アメリカン・ディアグノスティカ社(American Diagn ostica Inc.)、Cat# 238L,50コマイクロモル、室温で保管)希釈標準溶液: 50マイクロモルを脱イオン水10ml中 に溶解させる BSA(シグマ・ケム社(Sigma Chem Co.)、Cat# A7888、フラクションV、R IA等級)) アッセイ緩衝液:50mMトリスHCl、pH7.5、150mMNaCl、2 .5mM CaCl2、0.1%PEG6000(BDH)、0.05% BS A(シグマFr.V,RIA等級) 1つのプレートアッセイのために、以下の希釈標準溶液を調製する: 1. プロトロンビナーゼ複合体: (a)100μM PCPS:PCPS保存溶液(4.36mM)27.5μL をアッセイ緩衝液で最終的に1200μLに希釈した。 (b)25nMヒトVa因子:Va保存溶液(1mg/mL)5.08μLをア ッセイ緩衝液で最終的に1200μLに希釈した。 (c)5pMヒトXa因子:Xa保存溶液(0.281mg/mL)をアッセイ 緩衝液で1:1220000に希釈した。少なくとも1200μl調製した。 PCPS、VaおよびXaの順序で各成分の等量(1100μl)を混合 した。周囲温度で5〜10分間放置し、直ちに使用するかまたは氷中に保管した (使用前に周囲温度に戻す)。 2. 6μMヒトプロトロンビン(FII):FII 保存溶液(4.85mg/mL)124μLをアッセイ緩衝液で最終的に140 0μLに希釈した。 3. 20mM EDTA/アッセイ緩衝液:0.5M EDTA(pH8.5 )0.8mLにアッセイ緩衝液19.2mLを添加する。 4. 0.2mMスペクトロザイム−TH/EDTA緩衝液:SPTH保存溶液 (5mM)0.44mLに20mM EDTA/アッセイ緩衝液10.56mL を添加する。 5. 試験化合物(本発明の化合物):10mM保存溶液(DMSO)から希釈 標準溶液(5×)を調製し、かつ一連の1:3希釈を実施する。化合物は6種類 の濃度で全く同一にアッセイを実施する。アッセイ条件および手順: プロトロンビナーゼ反応は、PTアーゼ(20μMPCPS、5nM hFV a、および1pM hFXa)、1.2μMヒトII因子および種々の濃度の試 験化合物(5μM〜0.021μMまたはより低い濃度範囲)を含有する、最終 的に50μLの混合物中で実施した。反応をPTアーゼの添加によって開始し、 かつ室温で6分間インキュベーションした。反応は、EDTA/緩衝液を最終的 に10mMまで添加して停止した。次いで、トロンビン(生成物)の活性を、基 質としてスペクトロザイム−TH0.1mMの存在下に、サーモマックス微量プ レート読み取り装置において周囲温度で、、405nmで5分間(10秒間隔で )測定した。反応は96個のウェルを有する微量定量プレート中で実施した。 アッセイの第1段階においては、希釈した試験化合物(5×)または緩衝液1 0μLをプレートに全く同一に添加した。次いで、プロトロンビン(hFII) (5×)10μLを各ウェルに添加した。次に、PTアーゼ30μLを各ウェル に添加し、約30秒間混合した。次いで、プレートを周囲温度で6分間インキュ ベーションした。 次の段階で、20mM EDTA50μL(アッセイ緩衝液中)を各ウェルに 添加し反応を停止させた。次いで、生成溶液を約10秒間混合した。次いで、0 .2mMスペクトロザイム100μLを各ウェルに添加した。次いで、トロンビ ンの反応速度を、モレキュラーデバイス(Molecular device)微量プレート読み 取り装置において405nmで10秒間隔で5分間測定した。計算: トロンビンの反応速度は、5分間の反応からのODの読み取り値を使用してm OD/分で表した。IC50値はlog−logit曲線の適合ブログラムで計算 した。 このアッセイで試験で、本発明の化合物のプロトロンビナーゼを阻害する能力 が証明された。 例10 (インビボアッセイ) 以下のアッセイにより、該化合物が抗凝固剤として作用する能力を証明するも のである。 オスのラット(250〜330g)をペントバルビタールナトリウム(90m g/kg、腹腔内)で麻酔をかけ、手術の準備をした。左頚動脈に、血圧測定な らびに凝固変量(プロトロンビン時間(PT)および活性化部分トロンボプラス チン時間(aPTT))を監視するための血液試料を採取するためにカニューレ を挿入した。尾部の静脈に、試験化合物(すなわち本発明の化合物および基準化 合物)の投与およびトロンボプラスチンを注入するためにカニューレを挿入した 。腹部を正中線切開によって切開し、かつ腹部の大静脈を腎静脈に対し2〜3c mの遠位で分離した。腹部大静脈の2〜3cmセグメント中の全ての静脈枝を結 紮した。全ての手術後に動物を安定させ、次いで実験を開始した。試験化合物を 静脈内ボーラスとして投与した(t=0)。3分後(t=3)、5分間のトロン ボプラスチン注入を開始した。注入2分後(t=5)、腹部大静脈を近位端およ び遠位端の両方で結紮した。該血管を原位置で60分間放置し、その後、それを 動物から摘出し、切開し、血栓を(存在するならば) 慎重に除去し、かつ検量した。結果の統計分析を、ウィルコックソン−マッチド ペア(Wilcoxin-matched-pairs)符号付順位検定を使用して実施した。 本発明の化合物は、このアッセイによる試験で血液凝固を阻害する能力が証明 された。 一方、本発明は、その特定の実施態様に関して説明したが、数多の変更および 同等物の置換えを本発明の精神および範囲から逸脱することなく行えることは当 業者の当然とするところである。加えて、本発明の精神および範囲から逸脱する ことなく多くの変更および同等物の置換を行ってもよい。更に、状況、物質、物 質組成、処理、処理工程または工程が本発明の目的の精神および範囲から逸脱す ることなく、多くの変更を行ってもよい。全てのかかる変更は本明細書中に係属 する特許請求の範囲内であることを意味する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 401/14 C07D 401/14 417/14 417/14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 −、−S(O)−、−S(O)2−または−OCH2−で あり、R2は、−C(NH)NH2、−C(NH)N (H)OR9、−C(NH)N(H)C(O)OR12、 −C(NH)N(H)C(O)R9、−C(NH)N (H)S(O)212または−C(NH)N(H)C (O)N(H)R9であり、R7は、−N(R9)−(C (R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4であ る)、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、 nは0〜4である)または−N(R14)R15であり、R1 およびR3〜R6は、明細書に記載されたものを表す] により代表され、抗凝固薬として有用である。本発明は また、トロンビンの活性により特徴付けられる疾患状態 を治療するための、本発明の化合物を含有する製薬的組 成物および該化合物の使用の方法にも関する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.単一の立体異性体またはこれらの混合物としての、以下の式: [式中、 Aは、−C(R8)=または−N=であり、 Z1およびZ2は、無関係に−O−、−N(R9)−、−S−、−S(O)−、 −S(O)2−または−OCH2−であり、 R1およびR4は、それぞれ無関係に、水素、ハロ、アルキル、ニトロ、−OR9 、−C(O)OR9、−C (O)N(R9)R10、−N(R9)R10、−N(R9)C(O)R9または−N( H)S((O)212であり、 R2は、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(NH)N( H)C(O)OR12、−C(NH)N(H)C(O)R9、−C(NH)N(H )S(O)212または−C(NH)N(H)C(O)N(H)R9であり、 R3は、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、ウレイド、グアニジ ノ、−OR9、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(O)N (R9)R10、−R11−C(O)N(R9)R10、−CH(OH)C(O)N(R9 )R10、−N(R9)R10、−R11−N(R9)R10、−C(O)OR9、−R11 −C(O)OR9、−N(R9)C(O)R9、(1,2)−テトラヒドロピリミ ジニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリ ル(場合によりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリ ニル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6は、無関係に水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、− N(R9)R10、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−C(O)N( R9)CH2C(O)N(R9)R10、−N(R9)C(O)N(R9)R10、−N (R9)C(O)R10または −N(R9)S(O)212であり、 R7は、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4で ある)、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である)ま たは−N(R14)R15であり、 R8は、水素、アルキルまたはハロであり、 それぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R11は、直鎖状または分枝鎖状のアルキレン鎖であり、 R12は、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニル、またはジアルキルアミノカルボニルに より置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール 、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアル キルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、 モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換さ れている)であり、 R13は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系で あり、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式 環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により 置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ 、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒド ロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10に より置換されているか、あるいは R13は、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された ヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式また は三環式の複素環式環系であり、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場 合により酸化されていても よく、かつその際複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、また は芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは 0〜4である)により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、ア ラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、 ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C( O)N(R9)R10により置換されており、 R14およびR15は、窒素原子と一緒に、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子 および硫黄原子から選択された付加的なヘテロ原子1〜3個を有する3〜15個 の環構成要素を含む単環式、二環式または三環式の複素環式環系を形成し、その 際、炭素原子、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、か つその際、複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、芳香族であ ってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(式中mは0〜4である)に より置換されでおり、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコ キシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、 ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R1 0 により置換されており、かつ R16は、−C(O)OR9または−C(O)N(R9 )R10であり、、 ただし、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10n−R13(式中nは0であ る)である場合、R13は、−C(O)OR9により置換されたフェニル、ナフチ ルまたはピペリジニルであることはなく、R7が、−O−(C(R9)(R10))n −R13(式中nは0である)である場合、R13は、−C(O)OR9により置換 されたフェニル、ナフチル、ピペリジニルまたはピロリジニルであることはなく 、かつR7が、−N(R14)R15である場合、R14およびR15は、窒素原子と一 緒に、−C(O)OR9により置換されたピペラジニルまたはピペリジニルであ ることはない]からなる群から選択された化合物あるいは製薬的に認容性のこれ らの塩。 2.単一の立体異性体またはこれらの混合物としての、式(I): から選択された、請求項1に記載の化合物またはこれらの製薬的に認容性の塩。 3.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1および:Z2が、無関係に−O−、−S−または−OCH2−であり、 R1およびR4が、それぞれ無関係に水素、ハロ、アルキルまたは−OR9であ り、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、ウレイド、グアニジノ、−OR9、−C(NH)NH2、−C(O)N (R9)R10、−N(R9)R10、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合 によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によ りアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合に よりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6が、無関係に、水素、ハロ、アルキルまたはハロアルキルであり 、 R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4 である)であり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボ キシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニ ルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、 R13が、部分的に、または完全に飽和であるか、芳香族であってもよく、3〜 15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系であり、 その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式環系は 、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換さ れており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリ ールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキ シ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により 置換されているか、または R13が、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された ヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式また は三環式の複素環式環系であり、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場 合により酸化されていてもよく、かつその際、複素環式環系は、部分的に、また は完全に飽和であるか、または芳香族であり、かつ−(C(R9)(R10))m− R16(その際、mは0〜4である)により置換され、かつ場合によりアルキル、 アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハ ロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9 または−C(O)N(R9)R10により置換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項2に 記載の化合物。 4.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりアルキルにより 置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換 されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりアルキルにより置 換されている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際nは、0〜4で ある)であり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボ キシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニ ルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、 R13が、部分的に、または完仝に飽和であるか、芳香族であってもよく、3〜 15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系であり、 その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式環系は 、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換さ れており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリ ールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ 、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により置 換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項3に 記載の化合物。 5.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりメチルにより置 換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりメチルにより置換され ている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりメチルにより置換され ている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際nは、0である )であり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキルまたはアラルキルであ り、 R13が、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ノルボルネン、ノ ルボルナンおよびアダマンチルからなる群から選択された炭素環式環系であり、 かつその際、該環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0であ る)により置換され、かつ場合によりヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O )OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項4に 記載の化合物。 6.式中で、 R1が、水素、ベンジルオキシまたはヒドロキシで あり、 R3が、1−メチルイミダゾリン−2−イルであり、かつ R5およびR6が、どちらもフッ素である、請求項5に記載の化合物。 7.以下のもの: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロペンチ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロペンチ− 1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロプロピル−1− イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−2−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)[イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−3−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)[イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシシクロヘキシ−4−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,3−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1,1−ジカルボキシシクロヘキシ− 4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オ キシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(2−カルボキシノルボルナン−3−イ ル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−(1−カルボキシビシクロ[2.2.2 ]オクチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボキシ シクロペンチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジカルボキシシ クロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン− 2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロプ ロピ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボキシ シクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イ ル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロヘ キシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,3−ジカルボキシシ クロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1,1−ジカルボキシシ クロヘキシ−4−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(2−カルボキシノルボル ナン−3−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシビシクロ [2.2.2]オクチ−2−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダ ゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロ ピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン から選択された、請求項6に記載の化合物。 8.以下のもの: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−カルボキシシクロペ ンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル )フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジ ン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(N−メチル−N−(1−エトキシカルボニル シクロペンチ−1−イル)アミノ)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン から選択された、請求項7に記載の化合物。 9.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりアルキルにより 置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換 されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場 合によりアルキルにより置換されている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4で ある)であり、 それぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、 ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキ ルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モ ノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換され ている)であり、 R13が、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された ヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式また は三環式の複素環式環系であり、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場 合により酸化されていてもよく、かつその際複素環式環系は、部分的に、または 完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10 ))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換されており、かつ場合に よりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコ キシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、 −C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項3に 記載の化合物。 10.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、無関係に−O−、−S−または−OCH2−であり、 R1およびR4が、それぞれ無関係に水素、ハロ、アルキルまたは−OR9であ り、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、ウレイド、グアニジノ、−OR9、−C(NH)NH2、−C(O)N (R9)R10、−N(R9)R10、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合 によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によ りアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合に よりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6が、無関係に、水素、ハロ、アルキルまたはハロアルキルであり 、 R7が、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である) であり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボ キシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニ ルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、 R13が、部分的に、または完全に飽和であるか、芳香族であってもよく、3〜 15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系であり、 その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式環系は 、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換さ れており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリ ールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキ シ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により 置換されているか、または R13が、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子およ び硫黄原子から選択されたヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環構成要素 を含む単環式、二環式または三環式の複素環式環系であり、その際炭素原子、窒 素原子および硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際、複素環 式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により置 換され、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリー ルオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、 −N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により置換 されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項2に 記載の化合物。 11.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりアルキルにより 置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換 されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりアルキルにより置 換されている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 R7が、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際nは、0〜4である) であり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボ キシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニ ルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、 R13が、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系で あり、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式 環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により 置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ 、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒド ロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10に より置換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10でる、請求項10に 記載の化合物。 12.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりメチルにより置 換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりメチルにより置換され ている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりメチルにより置換され ている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 R7が、−O−(C(R9)(R10))n、−R13(その際、nは0である)で あり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキルまたはアラルキルであ り、 R13が、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロブチル、ノルボルネン、ノ ルボルナンおよびアダマンチルからなる群から選択された炭素環式環系であり、 その際該環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0である)に より置換されており、かつ場合によりヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O )OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項11 に記載の化合物。 13.式中で、 R1が、水素、ベンジルオキシまたはヒドロキシであり、 R3が、1−メチルイミダゾリン−2−イルであり、かつ R5およびR6が、どちらもフッ素である、請求項12に記載の化合物。 14.以下のもの: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロペンチ−2−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−2−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−4−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1,2−ジカルボキシシクロペンチ−3−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロブチ−3−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−1−ヒドロキシシクロブチ −3−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシノルボルナン−3−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニル−2−ヒドロキシシ クロヘキサ−3,5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イ ミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル) オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−1−メチル−2− エテニルシクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾ リン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルシクロヘキシ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニルフルオレン−9−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−メトキシカルボニル−2−クロロフルオ レン−9−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル) フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン 、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−3,4,5−トリ ヒドロキシシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダ ゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキ シ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロプロピ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロヘプチ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニルシクロペンチ−1− イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[3.2. 1]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 2]オクチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−メトキシカルボニル−2−ヒドロキシシ クロブチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イ ル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミ ジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−メトキシカルボニルビシクロ[2.2. 1]ヘプチ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2− イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズア ミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−メトキシカルボニルアダマンチ−1−イ ル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシシクロヘキ サ−3,5−ジエン−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリ ン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ] ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘキシ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−1−メチル−2−エテニル シクロヘキシ−2−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2 −イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズ アミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシシクロヘキシ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−カルボキシフルオレン−9−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(9−カルボキシ−2−クロロフルオレン−9 −イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−3,4,5−トリヒドロキ シシクロヘキシ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン− 2−イル)フェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベン ズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロプロピ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロヘプチ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシシクロペンチ−1−イル)オ キシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[3.2.1]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシビシクロ[2.2.2]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[2.2.2]オク チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシシクロブチ −1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェ ノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプ チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプ チ−1−イル)オキシ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシアダマンチ−1−イル)オキ シ−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5− ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン から選択された、請求項13に記載の化合物。 15.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、無関係に−O−、−S−または−OCH2−であり、 R1およびR4が、それぞれ無関係に水素、ハロ、アルキルまたは−OR9であ り、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、ウレイド、グアニジノ、−OR9、−C(NH)NH2、−C(O)N (R9)R10、−N(R9)R10、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合 によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によ りアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合に よりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6が、無関係に、水素、ハロ、アルキルまたはハロアルキルであり 、 R7が、−N(R14)R15であり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアル キルアミノカルボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハ ロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジア ルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニ ル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノ カルボニルにより置換されている)であり、 R14およびR15が、窒素原子と一緒に、炭素原子ならびに窒素原子、酸素およ び硫黄原子から選択された付加的なヘテロ原子1〜3個を有する3〜15個の環 構成要素を含む単環式、二環式または三環式の複素環式環系であり、その際炭素 原子、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際 複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であって もよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)に より置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコ キシ、アリールオキシ、アラルコキシ、、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ 、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9) R10により置換されており、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項2に 記載の化合物。 16.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)S(O)212または−C (NH)N(H)C(O)R9であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりアルキルにより 置換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりアルキルにより置換 されている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりアルキルにより置 換されている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカル ボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル、 アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、 モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカル ボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルによ り置換されている)であり、 R12が、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)または アラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、 アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボ キシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニ ルまたはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)であり、 R14およびR15が、窒素原子と一緒に、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒド ロイソキノリニル、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、アゼチデニル、 トリアゾリジニル、ピロリル、ピロリジニルおよび2−オキソピペラジニルから なる群から選択された複素環式環系を形成し、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項15 に記載の化合物。 17.式中で、 Aが、−N=であり、 Z1およびZ2が、それぞれ−O−であり、 R1が、水素または−OR9であり、 R2が、−C(NH)NH2であり、 R3が、(1,2)−テトラヒドロピリミジニル(場合によりメチルにより置 換されている)、(1,2)−イミダゾリル(場合によりメチルにより置換され ている)または(1,2)−イミダゾリニル(場合によりメチルにより置換され ている)であり、 R4が、水素であり、 R5およびR6が、それぞれハロであり、 それぞれのR9およびR10が、無関係に水素、アルキルまたはアラルキルであ り、かつ R16が、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10である、請求項16 に記載の化合物。 18.式中で、 R1が、水素、ベンジルオキシまたはヒドロキシであり、 R3が、1−メチルイミダゾリン−2−イルであり、かつ R5およびR6が、どちらもフッ素である、請求項17に記載の化合物。 19.以下のもの: 4−ヒドロキシ−3-[(4−(2−カルボキシメチル−3−オキソピペラジ ン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキ シ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシジヒドロイソキノリン−2− イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3, 5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(6−カルボキシ−2−アザビシクロ[2.2 .1]ヘプチ−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシテトラヒドロイソキノリン− 2−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ− 3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(3−カルボキシアゼチジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシチアゾリジン−3−イル)− 6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフ ルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシピ ロリジン−1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フ ェノキシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシ−4−ヒドロキシピロリジン −1−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ −3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(4−カルボキシ−5,5−ジメチルチアゾリ ジン−3−イル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノ キシ−3,5−ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン から選択された、請求項18に記載の化合物。 20.以下のもの: 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−カルボキシピロリジン−1−イル)−6 −(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5−ジフル オロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−メトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン、および 4−ヒドロキシ−3−[(4−(2−エトキシカルボニルピロリジン−1−イ ル)−6−(3−(1−メチル)イミダゾリン−2−イル)フェノキシ−3,5 −ジフルオロピリジン−2−イル)オキシ]ベンズアミジン から選択された、請求項19に記載の化合物。 21.トロンビンの活性により特徴付けられる疾患状態を有するヒトの治療に おいて有用な製薬的組成物において、該組成物が、単一の立体異性体または異性 体混合物として、以下の式: [式中、 Aは、−C(R8)=または−N=であり、 Z1およびZ2は、無関係に−O−、−N(R9)−、−S−、−S(O)−、 −S(O)2−または−OCH2−であり、 R1およびR4は、それぞれ無関係に、水素、ハロ、アルキル、ニトロ、−OR9 、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−N(R9)R10、−N(R9 )C(O)R9または−N(H)S(O)212であり、 R2は、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H) OR9、−C(NH)N(H)C(O)OR12、−C(NH)N(H)C(O) R9、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N(H)C(O) N(H)R9であり、 R3は、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、ウレイド、グアニジ ノ、−OR9、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(O)N (R9)R10、−R11−C(O)N(R9)R10、−CH(OH)C(O)N(R9 )R10、−N(R9)R10、−R11−N(R9)R10、−C(O)OR9、−R11 −C(O)OR9、N(R9)C(O)R9、(1,2)−テトラヒドロピリミジ ニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル (場合によりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニ ル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6は、無関係に水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、− N(R9)R10、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−C(O)N( R9)CH2C(O)N(R9)R10、−N(R9)C(O)N(R9)R10、−N (R9)C(O)R10または−N(R9)S(O)212であり、 R7は、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4で ある)、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である) または−N(R14)R15であり、 R8は、水素、アルキルまたはハロであり、 それぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニル、またはジアルキルアミノカ ルボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル 、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ 、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカ ルボニル、モノアルキルアミノカルボニル、またはジアルキルアミノカルボニル により置換されている)であり、 R11は、直鎖状または分枝鎖状のアルキレン鎖であり、 R12は、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニル、またはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)また はアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ 、アラルキル、アミノ、ジ アルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボ ニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニル、またはジアルキルア ミノカルボニルにより置換されている)であり、 R13は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系で あり、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式 環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により 置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ 、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒド ロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10に より置換されているか、あるいは R13は、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された ヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式また は三環式の複素環式環系であり、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場 合により酸化されていてもよく、かつその際複素環式環系は、部分的に、または 完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10 ))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換されており、かつ場合に よ りアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキ シ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、− C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、 R14およびR15は、窒素原子と一緒に、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子 および硫黄原子から選択された付加的なヘテロ原子1〜3個を有する3〜15個 の環構成要素を含む単環式、二環式または三環式の複素環式環系を形成し、その 際、炭素原子、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、か つその際、複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、芳香族であ ってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である )により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、ア ルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキ シ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9 )R10により置換されており、かつ R16は、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10であり、 ただし、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10n−R13(式中、nは0で ある)である場合、R13は、−C(O)OR9により置換されたフェニル、ナ フチルまたはピペリジニルであることはなく、R7が、−O−(C(R9)(R10 ))n−R13(式中、nは0である)である場合、R13は、−C(O)OR9によ り置換されたフェニル、ナフチル、ピペリジニルまたはピロリジニルであること はなく、かつR7が、N(R14)R15である場合、R14およびR15は、窒素原子 と一緒に、−C(O)OR9により置換されたピペラジニルまたはピペリジニル であることはない]からなる群から選択された化合物またはこれらの製薬的に認 容性の塩の治療的に有効な量を含有することを特徴とする、製薬的組成物。 22.トロンビンの活性により特徴付けられる疾患状態を有するヒトの治療方 法において、該方法は、これを必要としているヒトに、単一の立体異性体または 異性体混合物として、以下の式:[式中、 Aは、−C(R8)=または−N=であり、 Z1およびZ2は、無関係に−O−、−N(R9)−、−S−、−S(O)−、 −S(O)2−または−OCH2−であり、 R1およびR4は、それぞれ無関係に、水素、ハロ、アルキル、ニトロ、−OR9 、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−N(R9)R10、−N(R9 )C(O)R9または−N(H)S(O)212であり、 R2は、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H) OR9、−C(NH)N(H)C(O)OR12、−C(NH)N(H)C(O) R9、−C(NH)N(H)S(O)212または−C(NH)N(H)C(O) N(H)R9であり、 R3は、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、トロ、ウレイド、グアニジノ 、−OR9、−C(NH)NH2、−C(NH)N(H)OR9、−C(O)N( R9)R10、−R11−C(O)N(R9)R10、−CH(OH)C(O)N(R9 )R10、−N(R9)R10、−R11−N(R9)R10、−C(O)OR9、−R11 −C(O)OR9、N(R9)C(O)R9、(1,2)−テトラヒドロピリミジ ニル(場合によりアルキルにより置換されている)、(1,2)−イミダゾリル (場合によりアルキルにより置換されている)または(1,2)−イミダゾリニ ル(場合によりアルキルにより置換されている)であり、 R5およびR6は、無関係に水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、− N(R9)R10、−C(O)OR9、−C(O)N(R9)R10、−C(O)N( R9)CH2C(O)N(R9)R10、−N(R9)C(O)N(R9)R10、−N (R9)C(O)R10または−N(R9)S(O)212であり、 R7は、−N(R9)−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4で ある)、−O−(C(R9)(R10))n−R13(その際、nは0〜4である) または−N(R14)R15であり、 R8は、水素、アルキルまたはハロであり、 それぞれのR9およびR10は、無関係に水素、アルキル、アリール(場合によ りハロ、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキ ルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、 アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニル、またはジアルキルアミノカ ルボニルにより置換されている)またはアラルキル(場合によりハロ、アルキル 、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ、アラルキル、アミノ、ジアルキルアミノ 、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカ ルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミノカルボニルに より置換されでいる)であり、 R11は、直鎖状または分枝鎖状のアルキレン鎖であり、 R12は、アルキル、アリール(場合によりハロ、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、アラルコキシ、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニト ロ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミ ノカルボニル、またはジアルキルアミノカルボニルにより置換されている)また はアラルキル(場合によりハロ、アルキル、アリール、ヒドロキシ、アルコキシ 、アラルキル、アミノ、ジ アルキルアミノ、モノアルキルアミノ、ニトロ、カルボキシ、アルコキシカルボ ニル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニルまたはジアルキルアミ ノカルボニルにより置換されている)であり、 R13は、部分的に、または完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく 、3〜15個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式の炭素環式環系で あり、その際炭素原子は場合により酸化されていてもよく、かつその際炭素環式 環系は、−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である)により 置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ 、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒド ロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10に より置換されているか、あるいは R13は、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択された ヘテロ原子1〜4個を有する3〜15個の環構成要素を含む単環式、二環式また は三環式の複素環式環系であり、その際炭素原子、窒素原子および硫黄原子は場 合により酸化されていてもよく、かつその際複素環式環系は、部分的に、または 完全に飽和であるか、または芳香族であってもよく、かつ−(C(R9)(R10 ))m−R16(その際、mは0〜4である)により置換されており、かつ場合に よ りアルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アラルコキ シ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、− C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10により置換されており、 R14およびR15は、窒素原子と一緒に、炭素原子ならびに窒素原子、酸素原子 および硫黄原子から選択された付加的なヘテロ原子1〜3個を有する3〜15個 の環構成要素を含む単環式、二環式または三環式の複素環式環系を形成し、その 際、炭素原子、窒素原子または硫黄原子は場合により酸化されていてもよく、か つその際、複素環式環系は、部分的に、または完全に飽和であるか、芳香族であ ってもよく、かつ−(C(R9)(R10))m−R16(その際、mは0〜4である )により置換されており、かつ場合によりアルキル、アリール、アラルキル、ア ルコキシ、アリールオキシ、アラルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキ シ、ヒドロキシ、−N(R9)R10、−C(O)OR9または−C(O)N(R9 )R10により置換されており、かつ R16は、−C(O)OR9または−C(O)N(R9)R10であり、 ただし、R7が、−N(R9)−(C(R9)(R10n−R13(その際、nは0 である)である場合、R13は、−C(O)OR9により置換されたフェニル、ナ フチルまたはピペリジニルであることはなく、R7が、−O−(C(R9)(R10 ))n−R13(その際、nは0である)である場合、R13は、−C(O)OR9に より置換されたフェニル、ナフチル、ピペリジニルまたはピロリジニルであるこ とはなく、かつR7が、−N(R14)R15である場合、R14およびR15は、窒素 原子と一緒に、−C(O)OR9により置換されたピペラジニルまたはピペリジ ニルであることはない]からなる群から選択された化合物またはこれらの製薬的 に認容性の塩の治療的に有効な量を投与することを特徴とする、トロンビンの活 性により特徴付けられる疾患状態を有するヒトの治療方法。
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