JP2001500122A - イミダゾール化合物、組成物および使用 - Google Patents

イミダゾール化合物、組成物および使用

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JP2001500122A JP10510968A JP51096898A JP2001500122A JP 2001500122 A JP2001500122 A JP 2001500122A JP 10510968 A JP10510968 A JP 10510968A JP 51096898 A JP51096898 A JP 51096898A JP 2001500122 A JP2001500122 A JP 2001500122A
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Abstract

(57)【要約】 新規4,5置換イミダゾール化合物、および抗炎症剤、サイトカインp38/MAPキナーゼ介在疾患の阻害剤としての治療における使用のための組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 イミダゾール化合物、組成物および使用発明の分野 本発明は、新規な一群のイミダゾール含有化合物、その製法、そのサイトカイ ン介在疾患の治療における使用、およびかかる治療において用いるための医薬組 成物に関する。発明の背景 インターロイキン−1(IL−1)および腫瘍壊死因子(TNF)は単球またはマ クロファージなどの種々の細胞により産生される生物学的物質である。IL−1 は免疫調節および炎症などの他の生理学的症状において重要であると考えられる 種々の生物学的活性を介在することが立証されている[Dinarello et al.,Rev Infect.Disease6,51(1984)を参照のこと]。IL−1の無数にある公知の生 物学的活性として、Tヘルパー細胞の活性化、発熱の誘発、プロスタグランジン またはコラゲナーゼ産生の刺激、好中球化学走性、急性期タンパク質の誘発およ び血漿鉄濃度の抑制が挙げられる。 過度または未調節のIL−1産生が疾患の悪化および/または発病に関与する 多くの病態がある。例えば、慢性関節リウマチ、変形性関節症、内毒素血症およ び/または毒性ショック症候群、内毒素により誘発される炎症性反応または炎症 性腸疾患などの他の急性または慢性炎症性病態;結核、アテローム硬化症、筋変 性、カヘキシー、乾癬性関節炎、ライター症候群、慢性関節リウマチ、痛風、外 傷性関節炎、風疹関節炎および急性滑膜炎が挙げられる。最近では、IL−1活 性が糖尿病および膵臓β細胞に関連していることも明らかにされている。 Dinarelloは、J .Clinical Immunology,5(5),287−297(1985)において、 IL−1に帰因する生物学的活性を報告している。これらの効果のうちいくつか は、IL−1の間接的効果であるとして別の者が記載していることに注目すべき である。 過度または未調節のTNF産生は、慢性関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、変 形性関節症、痛風性関節炎および他の関節炎症状;敗血症、敗血症性ショック、 内毒素ショック、グラム陰性敗血症、毒性ショック症候群、成人呼吸窮迫症候群 、脳性マラリア、慢性肺炎、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨吸収疾患、再潅流 傷害、対宿主性移植片反応、同種異系移植片拒絶反応、インフルエンザなどの感 染症による発熱および筋肉痛、感染または悪性に二次的なカヘキシー、後天性免 疫不全症侯群(AIDS)に二次的なカヘキシー、AIDS、ARC(AIDS関 連コンプレックス)、ケロイド形成、瘢痕組織形成、クローン病、潰瘍性大腸炎 または熱病を含む多くの疾患の介在または悪化に関与する。 AIDSはTリンパ球がヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染する結果生じる 。少なくとも3種のHIV、即ちHIV−1、HIV−2およびHIV−3が確 認されている。HIV感染の結果、T−細胞介在免疫作用が損なわれ、感染した 個体は重度の日和見感染および/または異常な腫瘍を呈する。HIVがTリンパ 球中に侵入するにはTリンパ球が活性化している必要がある。HIV−1、HI V−2などの他のウイルスはT細胞活性化後にTリンパ球に感染し、このような ウイルスタンパク質発現および/または複製はこのようなT細胞活性化により介 在または維持される。活性化されたTリンパ球がHIVに一旦感染すると、HI V遺伝子を発現させ、および/またはHIVを複製するために、Tリンパ球は活 性化状態を維持し続けなければならない。モノカイン、特にTNFはTリンパ球 活性化を維持するための役割を担うことにより活性化T細胞介在HIVタンパク 質発現および/またはウイルス複製に関与する。したがって、HIVに感染した 個体において、モノカイン、特にTNFの産生を阻害するなどのモノカイン活性 の干渉は、T細胞活性化の維持を制限することを助け、それによりHIV感染性 の未感染細胞への進行が減少し、その結果HIV感染により起こる免疫機能不全 の進行が遅延または消失する。単球、マクロファージ、ならびにクップファー細 胞および神経膠細胞などの関連細胞もまたHIV感染の維持に関与する。これら の細胞は、T細胞と同様、ウイルス複製の標的であり、ウイルス複製のレ ベルは該細胞の活性化状態に依存する。[Rosenberg et al.,The Immunopathoge nesis of HIV Infection,Advances in Immunology,Vol.57,(1989)を参照のこと ]。TNFなどのモノカインは単球および/またはマクロファージにおいてHI V複製を活性化することが立証されている[Poli,et al.,Proc.Natl.Acad.Sc i.,87:782-784(1990)を参照のこと]。したがって、モノカイン産生または活性 化の阻害はT細胞について述べたようにHIV進行を制限する助けとなる。 TNFはまた、記載したと同様の理由により、サイトメガロウイルス(CMV) 、インフルエンザウイルスおよびヘルペスウイルスなどの他のウイルス感染と種 々の役割にて関与している。 インターロイキン−8(IL−8)は1987年に初めて同定され特質化された 化学走性因子である。IL−8は単核細胞、線維芽細胞、内皮細胞およびケラチ ノサイトを含む数種の細胞により産生される。その内皮細胞からの産生は、IL −1、TNFまたはリポ多糖類(LPS)により誘発される。ヒトIL−8はマウ ス、モルモット、ラットおよびウサギの好中球に作用することがわかっている。 IL−8には、好中球誘引物質/活性化タンパク質−1(NAP−1)、単球由来 好中球化学走性因子(MDNCF)、好中球活性化因子(NAF)およびT細胞リン パ球化学走性因子などの多くの異なる名称が付されている。 IL−8はインビトロでの種々の機能を刺激する。IL−8は、好中球、Tリ ンパ球および好塩基球に対する化学誘引性を有することが明らかにされている。 加えて、該物質は正常およびアトピーの両方の個体由来の好塩基球からのヒスタ ミン放出、ならびに好中球からのリソチーム酵素放出および呼吸器系バーストを 誘発する。IL−8はさらに、新たなタンパク質を合成することなく、好中球上 でMac−1(CD11b/CD18)の表面発現を増加させることがわかってお り、これが原因で好中球の血管内皮細胞への付着が増加しているかもしれない。 多くの疾患が塊状の好中球浸潤により特徴付けられる。IL−8産生の増加に伴 う症状(好中球の炎症部位への化学走性に関与している)はIL−8産生を抑制す る化合物により好転する。 IL−1およびTNFは広範囲の細胞および組織に影響を及ぼし、これらのサ イトカインならびにサイトカイン由来の他の白血球は広範囲の病態および症状の 重要かつ臨界的な炎症性伝達物質である。これらのサイトカインの阻害は、これ らの病態の多くを制御、軽減ならびに緩和するのに有用である。 この分野において、治療用に、サイトカイン抑制抗炎症薬、すなわち、IL− 1、IL−6、IL−8およびTNFなどのサイトカインの阻害能を有する化合 物が必要とされている。発明の概要 本発明は、式(I)の新規化合物、ならびに式(I)の化合物と医薬上許容される 希釈剤または担体を含む医薬組成物に関する。 本発明はまた、サイトカインの阻害およびサイトカイン介在疾患の治療を必要 とする哺乳動物における、該阻害法および該治療法であって、該哺乳動物に有効 量の式(I)の化合物を投与することを含む方法に関する。 特に、本発明は、CSBP/RK/p38キナーゼ介在疾患の治療を必要とす る哺乳動物における該治療法に関する。 本発明は、より詳細には、IL−1産生の阻害を必要とする哺乳動物における 、該阻害法であって、該哺乳動物に有効量の式(I)の化合物を投与することを含 む方法に関する。 本発明は、より詳細には、IL−8産生の阻害を必要とする哺乳動物における 、該阻害法であって、該哺乳動物に有効量の式(I)の化合物を投与することを含 む方法に関する。 本発明は、より詳細には、TNF産生の阻害を必要とする哺乳動物における、 該阻害法であって、該哺乳動物に有効量の式(I)の化合物を投与することを含む 方法に関する。 したがって、本発明は、構造式(I): [式中、 R1は、4−ピリジル、ピリミジニル、4−ピリダジニル、1,2,4−トリ アジン−5−イル、キノリル、イソキノリニル、キナゾリン−4−イル、1−イ ミダゾリルまたは1−ベンズイミダゾリルであり、そのヘテロアリール環は、Y 、NHRa、所望により置換されていてもよいC1-4アルキル、ハロゲン、ヒドロ キシル、所望により置換されていてもよいC1-4アルコキシ、所望により置換さ れていてもよいC1-4アルキルチオ、C1-4アルキルスルフィニル、CH2OR12 、アミノ、モノおよびジ−C1-6アルキル置換アミノ、N(R10)C(O)Rbまたは 所望により酸素、硫黄から選択される別のヘテロ原子を所望により含んでいても よい5ないし7員のN−ヘテロサイクリル環で、独立して1ないし3回、所望に より置換されていてもよく; Yは、X1−Raであり; X1は、酸素または硫黄であり; R4は、フェニル、ナフト−1−イルまたはナフト−2−イル、あるいはヘテ ロアリールであり、その各々が独立して選択される、4−フェニル、4−ナフト −1−イル、5−ナフト−2−イルまたは6−ナフト−2−イル置換基では、ハ ロゲン、シアノ、ニトロ、C(Z)NR717、C(Z)OR16、(CR1020)vCO R12、SR5、SOR5、OR12、ハロ置換−C1-4アルキル、C1-4アルキル、Z C(Z)R12、NR10C(Z)R16または(CR1020)vNR1020であり、他の位 置の置換基ではハロゲン、シアノ、C(Z)NR1314、C(Z)OR3、(CR1020 )m"COR3、S(O)m3、OR3、ハロ置換−C1-4アルキル、C1-4アルキル 、(CR1020)m"NR10C(Z)R3、NR10S(O)m'8、NR10S(O)m'NR7 17、ZC(Z)R3または(CR1020)m"NR1314である1または2個の置換 基により所望により置換されていてもよく; vは、0または1もしくは2の整数であり; mは、0または1もしくは2の整数であり; m’は、1または2の整数であり; m”は、0または1ないし5の整数であり; nは、1ないし10の整数であり; n’は、0または1ないし10の整数であり; Zは、酸素または硫黄であり; Raは、C1-6アルキル、アリール、アリールC1-6アルキル、ヘテロサイクリ ック、ヘテロサイクリルC1-6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール C1-6アルキルであり(ここに、これらの基は、各々、所望により置換されていて もよい); Rbは、水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリールC1 -4 アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリ ルまたはヘテロサイクリルC1-4アルキルであり; R3は、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキルまたはR8であり ; R5は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニルまたはNR717であり(ただし、−SR5基は−SNR717以外の基であり、−SOR5基 は−SOH以外の基である); R7およびR17は、各々、独立して、水素またはC1-4アルキルから選択される か、あるいはR7およびR17は、それらが結合している窒素と一緒になって酸素 、硫黄もしくはNR15選択される別のヘテロ原子を所望により含んでいてもよい 5ないし7員のヘテロサイクリック環を形成し; R8は、C1-10アルキル、ハロ置換C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-1 0 アルキニル、C3-7シクロアルキル、C5-7シクロアルケニル、アリール、アリ ールC1-10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-10アルキル、(CR1 020)nOR11、(CR1020)nS(O)m18、(CR1020)nNHS(O)218、( CR1020)nNR1314であり;ここで、アリール、アリールアルキル、ヘテロ アリール、ヘテロアリールアルキルは所望 により置換されていてもよく; R9は、水素、−C(Z)R11、所望により置換されていてもよいC1-10アルキ ル、S(O)218、所望により置換されていてもよいアリールまたは所望により 置換されていてもよいアリール−C1-4アルキルであり; R10およびR20、は、各々、独立して水素またはC1-4アルキルから選択され ; R11は、水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイクリル、 ヘテロサイクリルC1-10アルキル、アリール、アリールC1-10アルキル、ヘテロ アリールまたはヘテロアリールC1-10アルキルであり; R12は、水素またはR16であり; R13およびR14は、各々、独立して水素、所望により置換されていてもよいC1-4 アルキル、所望により置換されていてもよいアリールまたは所望により置換 されていてもよいアリールC1-4アルキルから選択されるか、あるいはその結合 している窒素と一緒になって酸素、硫黄もしくはNR9から選択される別のヘテ ロ原子を所望により含んでいてもよい5ないし7員のヘテロサイクリック環を形 成し; R15は、R10またはC(Z)−C1-4アルキルであり; R16は、C1-4アルキル 、ハロ置換−C1-4アルキルまたはC3-7シクロアルキルであり; R18は、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイクリル、アリー ル、アリールアルキル、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル 、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルを意味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。発明の詳細な記載 式(I)において、適当なR1基には、4−ピリジル、4−ピリミジニル、4− ピリダジニル、1,2,4−トリアジン−5−イル、4−キノリル、6−イソキ ノリニル、4−キナゾリニル、1−イミダゾリルおよび1−ベンズイミダゾリル が包含され、このうち、4−ピリジル、4−ピリミジニルおよび4−キノリル環 が好ましい。4−ピリミジニルまたは4−ピリジル基がより好ましく、4−ピリ ミジニル環がもっとも好ましい。 適当には、R1環は、所望により、Y、NHRa、所望により置換されていても よいC1-4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、所望により置換されていてもよ いC1-4アルコキシ、所望により置換されていてもよいC1-4アルキルチオ、C1- 4 アルキルスルフィニル、CH2OR12、アミノ、モノおよびジ−C1-6アルキル 置換アミノ、N(R10)C(O)Rbまたは所望により酸素、硫黄から選択される別 のヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし7員のN−ヘテロサイクリル環で、独 立して1ないし3回置換されていてもよい。 適当には、YはX1−Raであり;X1は酸素または硫黄であり、好ましくは酸 素である。 適当には、Raは、C1-6アルキル、アリール、アリールC1-6アルキル、ヘテ ロサイクリック、ヘテロサイクリックC1-6アルキル、ヘテロアリールまたはへ テロアリールC1-6アルキルであり;これらの基は、各々、所望により置換され ていてもよい。好ましくは、Raは、所望により置換されていてもよいC1-6アル キル、アリールまたはアリールC1-6アルキル基である。 Raがアリールである場合、好ましくは、これはフェニルまたはナフチルであ る。Raがアリールアルキルである場合、好ましくは、これはベンジルまたはナ フチルメチルである。Raがヘテロサイクリックまたはヘテロサイクリックアル キル基である場合、そのヘテロサイクリック部は、好ましくは、ピロリジニル、 ピペリジン、モルホリノ、テトラヒドロピラン、テトラヒドロチオピラニル、テ トラヒドロチオピランスルフィニル、テトラヒドロチオ−ピランスルホニル、ピ ロリジニル、インドールまたはピペロニル環である。本明細書におけるヘテロサ イクリック環はトリプタミン環にあるような不飽和を有していてもよい。 Raが以下に定義するようなヘテロアリール環である場合、好ましくはこれは ピリジンまたはテトラゾール環である。 Ra基は、所望により、1またはそれ以上、好ましくは1ないし3回、独立し て、ハロゲン;C1-4アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ ルまたはt−ブチル;ハロ置換アルキル、例えばCF3;ヒドロキシ;ヒドロキ シ置換C1-4アルキル;(CR1020)q1-4アルコキシ、例えばメトキシまたは エトキシ;(CR1020)qS(O)mアルキルおよび;(CR1020)qS(O)mアリー ル(ここにmは0、1または2である);(CR1020)qC(O)OR11、例えばC( O)C1-4アルキルまたはC(O)OH基;(CR1020)qC(O)R11; (CR1020)qOC(O)Rc;ケタールまたはジオキシアルキレン架橋にあるよう な−O−(CH2)s−O−;(CR1020)qNR1314; (CR1020)qN(R10)C(O)Rb;(CR1020)qC(O)NR1314; (CR1020)qC(O)NR10c;(CR1020)qS(O)2NR1314; (CR1020)qS(O)2NR10c;(CR1020)qN(R10)S(O)2c;シアノ、 ニトロ、または酸素、硫黄もしくはNR15から選択される別のヘテロ原子を所望 により含んでいてもよい5ないし7員のN−ヘテロサイクル環;アリール、例え ばフェニル;所望により置換されていてもよいアリールアルキル、例えばベンジ ルまたはフェネチル;アリールオキシ、例えばフェノキシ;またはアリールアル キルオキシ、例えばベンジルオキシ;ここで、アリール、アリールアルキル、ア リールオキシおよびアリールアルキルオキシ基は、それ自体、ハロゲン;ヒドロ キシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1-10アルコキシ;S(O)mアルキル;アミノ 、NR717基;C1-4アルキルまたはハロ置換C1-4アルキルにより1ないし2 回、所望により置換されていてもよい、により置換されていてもよい。 qは、0または1ないし4の整数である。 Rbは、適当には、水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリール、 アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテ ロサイクリルまたはヘテロサイクリルC1-4アルキル基であり;これらはすべて 以下に示すように所望により置換されていてもよい。 Rcは、適当には、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリー ルC1-4アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイ クリルまたはヘテロサイクリルC1-4アルキル基であり;これらはすべて以下に 示すように所望により置換されていてもよい。 適当なRa基には、限定するものではないが、メチル、エチル、イソプロピル 、ベンジル、ハロ置換ベンジル、ナフチルメチル、フェニル、ハロ置換フェニル 、アミノカルボニルフェニル、アルキルフェニル、シアノフェニル、アルキルチ オフェニル、ヒドロキシフェニル、アルコキシフェニル、フェノキシフェニル、 ベンジルオキシフェニル、フェニルフェニル、メチレンジオキシフェニル、トリ フルオロメチルフェニル、メチルスルホニルフェニル、テトラゾール、メチルテ トラゾール、モルホリノプロピル、ピペロニル、ピペリジン−4−イル、アルキ ル置換ピペリジン、例えば1−メチルピペリジンまたは2,2,6,6−テトラ メチルピペリジン−4−イルが包含される。 R1所望の置換基が、N(R10)C(O)Rbである場合、Rbは、好ましくは、C1 -6 アルキルであり、R10は、好ましくは、水素である。Rb基、特にC1-6アルキ ル基は、所望により、好ましくは1ないし3回、好ましくはハロゲン、例えばフ ッ素で、トリフルオロメチルまたはトリフルオロエチルにおけるように、置換さ れていてもよい。 好ましくは、R1は、アルコキシ、アリールオキシまたはアリールアルキルオ キシ、NHRaまたはアミノなどのYにより置換される。4−ピリジル誘導体上 のR1置換基の好ましい環置換は、2−メトキシ−4−ピリジルなどの2−位で ある。4−ピリミジニル環上の好ましい環置換もまた、2−メトキシ−ピリミジ ニルなどの2−位である。 置換基が所望により置換されたC1-4アルキルである場合が好ましい。アルキ ル基は、好ましくは、ハロゲン、例えば、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素;ヒ ドロキシ、例えばヒドロキシエトキシ;C1-10アルコキシ、例えばメトキシメト キシ、S(O)mアルキル(mは0、1または2である);アミノ、NR717基、す なわちtert−ブチルアミノエトキシにおけるモノ&ジ−置換アミノ;またはここ でR717がそれらが結合する窒素と一緒になって環化し、所望によりO/N/ Sから選択される別のヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし7員環を形成して もよい;C1-10アルキル、シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキル基、例 えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル等またはシクロプロ ピルメチル;またはハロ置換C1-10アルキル、例えばCF3で置換される。好ま しくは、R1置換基はテトラブチルアミノエトキシまたはヒドロキシエトキシで ある。 適当には、R4は、1または2個の置換基により所望により置換されていても よい、フェニル、ナフト−1−イルまたはナフト−2−イル、または、ヘテロア リールである。より好ましくは、R4はフェニルまたはナフチル環である。R4が 4−フェニル、4−ナフト−1−イル、5−ナフト−2−イルまたは6−ナフト −2−イル基である場合のR4の適当な置換基は、ハロゲン、SR5、SOR5、 OR12、CF3または(CR1020)vNR1020から各々独立して選択される1 または2個の置換基であり、これらの環の他の位置の置換基として好ましいもの は、ハロゲン、S(O)m3、OR3、CF3、(CR1020)m"NR1314、NR10 C(Z)R3およびNR10S(O)m'8である。フェニルおよびナフト−1−イルに おける4位およびナフト−2−イルにおける5位の好ましい置換基には、ハロゲ ン、特にフッ素および塩素、−SR5および−SOR5(ここで、R5は、好ましく はC1-2アルキル、より好ましくはメチルである)が包含され、このうち、フッ素 および塩素がより好ましく、フッ素が最も特に好ましい。フェニルおよびナフト −1−イル環の3位の好ましい置換基には:ハロゲン、特にフッ素および塩素; OR3、特にC1-4アルコキシ;CF3、NR1020、例えばアミノ; −NR10C(Z)R3、特にNHCO(C1-10アルキル);NR10S(O)m'8、特に NHSO2(C1-10アルキル)、およびSR3および−SOR3(ここで、R3は、好 ましくはC1-2アルキル、より好ましくはメチルである)が包含される。フェニル 環が二置換される場合、好ましくはこれは2つの独立したハロゲン基、例えばフ ッ素および塩素であり、好ましくはジ−クロロであり、より好ましくは3,4− 位にある。3位のものとしては、OR3およびZC(Z)R3基の両方が好ましく、 R3にはまた水素が包含されてもよい。 好ましくは、R4基は非置換または置換されたフェニル基である。さらに好ま しくは、R4はフェニルまたは4−位でフッ素置換および/または3−位でフッ 素、塩素、C1-4アルコキシ、メタンスルホンアミドまたはアセトアミド置換さ れたフェニルであるか、またはR4は3,4−位で独立して塩素またはフッ素で 、より好ましくは塩素で二置換されたフェニルである。最も好ましくは、R4は 4−フルオロフェニルである。 適当には、R4は所望により置換されたフェニルである。好ましくは、フェニ ルはハロゲン、−SR5、−S(O)R5、−OR12、ハロ置換C1-4アルキルまた はC1-4アルキルにより独立して1またはそれ以上置換される。 本明細書で用いる、「所望により置換されていてもよい」とは、特記しない限 り、ハロゲン、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素;ヒドロキシ;ヒドロキ シ置換C1-10アルキル;C1-10アルコキシ、例えばメトキシまたはエトキシ;S (O)mアルキル(ここで、mは0、1または2である)、例えばメチルチオ、メチ ルスルフィニルまたはメチルスルホニル;アミノ、モノ&ジ−置換アミノ、例え ばNR717基;またはここでR717がそれらが結合する窒素と一緒になって環 化し、所望によりO/N/Sから選択される別のヘテロ原子を含んでいてもよい 5ないし7員環を形成してもよい;C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ま たはC3-7シクロアルキルアルキルアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ ル、イソプロピル、t−ブチルなど、またはシクロプロピルメチル;ハロ置換C1-10 アルキル、例えばCF3;所望により置換されていてもよいアリール、例え ばフェニル、または所望により置換されていてもよいアリールアルキル、例えば ベンジルまたはフェネチル、ここで、これらのアリール基もまた、ハロゲン;ヒ ドロキシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1-10アルコキシ;S(O)mアルキル;ア ミノ、モノ&ジ−アルキル置換アミノ、例えばNR717基;アルキル、または CF3により1ないし2回置換されていてもよいなどの基を意味する。 適当な医薬上許容される塩は、当業者に周知のものであり、塩酸、臭化水素酸 、硫酸、燐酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、酢酸、リンゴ酸、酒石酸 、クエン酸、乳酸、シュウ酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、安息香酸、サ リチル酸、フェニル酢酸およびマンデル酸などの無機および有機酸の塩基性塩を 包含する。加えて、例えば置換基がカルボキシ基を含む場合、医薬上許容される カチオンとの式(I)の化合物の医薬上許容される塩が形成されてもよい。適当な 医 薬上許容されるカチオンは当業者に周知であり、アルカリ、アルカリ土類、アン モニウムおよび第4アンモニウムカチオンを包含する。 以下の用語は本明細書において用いる場合、次のものを意味する: ・「ハロ」または「ハロゲン」は、ハロゲン:塩素、フッ素、臭素およびヨウ素 を包含する。 ・「C1-10アルキル」または「アルキル」は、鎖長が特記されていない場合、炭 素数1〜10の直鎖および分枝鎖基であり、メチル、エチル、n−プロピル、i so−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、iso−ブチル、tert−ブ チル、n−ペンチルなどを包含するが、これに限定されない。 ・「アリール」は、フェニルおよびナフチルをいう。 ・「シクロアルキル」は本明細書において用いた場合、好ましくは3ないし8個 の炭素原子を有する環状基を意味し、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ ヘキシルなどを包含するが、これに限定されない。 ・「ヘテロアリール」(それ単独でまたは「ヘテロアリールオキシ」または「へ テロアリールアルキル」などの組合せにおいて)は、ピロール、ピラゾール、フ ラン、チオフェン、キノリン、イソキノリン、キナゾリニル、ピリジン、ピリミ ジン、オキサゾール、チアゾール、チアジアゾール、トリアゾール、イミダゾー ルまたはベンズイミダゾールなど(これに限定されない)の、1個またはそれ以上 の環がN、OまたはSからなる群より選択される1個またはそれ以上のヘテロ原 子を含む5ないし10員の芳香族環系を意味する。 ・「ヘテロサイクリック」(それ単独でまたは「ヘテロサィクリルアルキル」な どの組合せにおいて)は、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、 テトラヒドロピランまたはイミダゾリジンなど(これに限定されない)の、1個ま たはそれ以上の環がN、OまたはSからなる群より選択される1個またはそれ以 上のヘテロ原子を含む、飽和または部分的に不飽和の4ないし10員環系をいう 。 ・「アラルキル」または「ヘテロアリールアルキル」または「ヘテロサイクリッ クアルキル」なる用語は、本明細書において、特記しない限り前記したアリール 、ヘテロアリールまたはヘテロサイクリック基に結合した前記したC1-4アル キルを意味するのに用いる。 ・「スルフィニル」は対応するスルフィドのオキシドS(O)をいい、「チオ」な る用語はスルフィドをいい、「スルホニル」なる用語は完全に酸化されたS(O)2 基を意味する。 本明細書にて用いる場合、R1についての「コア」4−ピリミジニル基は、式 : で示される基をいう。 式(I)の化合物の例には: 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール: 4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−メトキシ−ピリミジン−4−イル)イ ミダゾール: 4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−メチルチオ−ピリミジン−4−イル) イミダゾール が包含される。 式(I)の化合物をUSSN08/091491(Adams et al)、WO95/0 2575;US特許5593992(Adams et al);およびPCTUS96/4 0143として公開されたUSSN08/659102に記載されるような合成 方法を適用して得てもよい。サイトカイン特異的結合タンパク質(CSBP)の阻 害についてのアッセイの記載もまた、WO95/02575(代理人管理番号P50 195-1)に見られる。これらの参考文献の各々は、その内容を本明細書に含める。 式(I)の化合物の医薬上許容される酸付加塩は、例えば、それらを適当な溶媒 の存在下、適当な量の酸と反応させることによるなどの、公知の方法により得る ことができる。治療方法 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩は、ヒトまたは他の哺乳動物に おける、該哺乳動物の細胞、例えば単球および/またはマクロファージ(これに 限定されない)による過剰または未調節のサイトカイン産生により悪化または引 き起こされる病態の予防的または治療的処置用医薬の製造において用いることが できる。 式(Iの化合物は、前炎症性サイトカイン、例えば、IL−1、IL−6、I L−8およびTNFを抑制でき、したがって治療において用いることができる。 IL−1、IL−6、IL−8およびTNFは、広範囲の細胞および組織に影響 を及ぼし、これらのサイトカイン、ならびに他の白血球由来のサイトカインは、 広範囲に及ぶ病態および症状の重要かつ臨界的な炎症メディエイターである。こ れらの前炎症性サイトカインの阻害は、これらの病態の多くを制御、軽減および 緩和するのに有用である。 したがって、本発明は、サイトカイン介在疾患の治療法であって、サイトカイ ンの干渉に有効な量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与する ことを含む方法を提供する。 式(I)の化合物は、多くの他の名前、例えばプロスタグランジンエンドペルオ キシドシンターゼ−2(PGHS−2)などとも呼ばれるCOX−2などの誘発性 前炎症性タンパク質を阻害でき、したがって治療において用いることができる。 これらのシクロオキシゲナーゼ(CO)経路の前炎症性脂質メディエイターは誘発 性COX−2酵素により産生される。したがって、プロスタグランジンなどのア ラキドン酸由来のこれらの生成物に関連するCOX−2の調節は、広範囲におよ ぶ細胞および組織に影響し、広範囲に及ぶ病態および症状の重要かつ臨界的な炎 症メディエイターである。COX−1の発現は式(I)の化合物により影響を受け ない。COX−2のこの選択的阻害は、COX−1の阻害に関連する潰瘍誘発傾 向を軽減または解消し、これにより細胞防御効果に必須のプロスタグランジンを 阻害する。このように、これらの前炎症性メディエイターの阻害はこれらの病気 の多くの調節、軽減および緩和に有用である。最も注目されることに、これら の炎症メディエイター、特にプロスタグランジンは、痛み、例えば痛みレセプタ ーの感作、または浮腫に関与している。痛み治療のこの態様は、したがって、神 経筋痛、頭痛、癌痛、および関節炎痛の治療を包含する。式(I)の化合物または その医薬上許容される塩は、COX−2酵素の合成の阻害によりヒトまたは他の 哺乳動物における予防または治療に有用である。 したがって、本発明は、COX−2の合成の阻害法であって、有効量の式(I) の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含む方法を提供する。 本発明はさらにCOX−2酵素の合成の阻害によりヒト、または他の哺乳動物に おける予防的治療法を提供する。 MAPキナーゼ科の新しいメンバーであって、CSBP、p38、またはRK とも称されるものが最近いくつかの研究所で別個に同定されている。この新規タ ンパク質キナーゼの二重リン酸化による活性化は、例えば物理化学的ストレスお よびリポ多糖類またはインターロイキン−1および腫瘍壊死因子などの前炎症性 サイトカインでの処理などの、広範囲に及ぶ刺激によって刺激した異なる細胞系 において観察されている。本発明のサイトカイン生合成阻害剤、式(I)の化合物 は、CSB/P/p38/RKキナーゼ活性の強力かつ選択的な阻害剤であるこ とが示されている。これらの阻害剤は、炎症性応答に関連するシグナル化経路を 調べる助けになる。特に、初めて、決定的なシグナルトランスダクション経路を 、マクロファージでのサイトカイン産生におけるリポ多糖類の作用について規定 できる。 その後、サイトカイン阻害剤を抗炎症活性に関して多くの動物モデルにおいて 試験した。サイトカイン抑制剤の独特の活性を解明するために、モデル系はシク ロオキシゲナーゼ阻害剤に対して比較的感受性でないものを選択した。阻害剤は このような多くのインビボ研究において、著しい活性を示した。最も注目すべき は、コラーゲン誘発関節炎モデルにおける有効性と内毒素ショックモデルにおけ るTNF産生の阻害である。後者の研究において、TNFの血漿レベルの減少は 、内毒素ショックに関連する死亡からの生存性および防御と関連する。ラット胎 児長骨器官培養系において骨吸収を阻害するのに有用な化合物も非常に重要であ る。Griswold et al.,(1988)Arthritis Rheum31:1406-1412;Badger,et al.,( 1989)Circ.Shock 27,51-61;Votta et al.,(1994)in vitro.Bone 15,533-53 8;Lee et al.,(1993).B Ann.N.Y Acad.Sci.696,149-170。 それゆえ、本発明の他の態様は、CSBP/RK/p38キナーゼ介在疾患の 治療を必要とする哺乳動物における該治療であって、有効量の式(I)の化合物を 該哺乳動物に投与することを含む方法に関する。適当な疾患には、IL−1、I L−6、IL−8およびTNFについて記載したものを包含し、より詳細には、 CSBP/RK/p38キナーゼ介在疾患である疾患である。これらには、慢性 関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、変形性関節症、痛風性関節炎および他の関節 炎症状、敗血症、敗血症性ショック、内毒素ショック、グラム陰性敗血症、毒性 ショック症候群、喘息、成人呼吸窮迫症候群、発作、再潅流傷害、開放性よび非 開放性頭部損傷の両方を含む神経外傷および虚血などのCNS損傷、乾癬、冠血 管形成後に起こるような再狭窄、脳性マラリア、慢性肺炎、珪肺症、肺サルコイ ドーシス、骨吸収症、骨粗鬆症、対宿主性移植片反応、同種異系移植片拒絶反応 、クローン病、潰瘍性大腸炎、または他の抗−炎症性腸疾患(IBD)、または熱 病が包含されるが、これに限定されない。 本明細書で定義されるCNS損傷は、手術等による開放性もしくは穿通性頭部 損傷、または頭部への損傷等による非開放性頭部損傷の両方を含む。特に脳部へ の、虚血性発作もまたこの定義の範囲内に含まれる。 虚血性発作は、通常、塞栓、血栓または血管の局所的アテローム性閉鎖の結果 として特定の脳部への不充分な血液供給により生じる病巣状神経障害と定義され る。ここにおける炎症性サイトカインの役割は明らかになってきており、本発明 は、これらの損傷の有効な治療方法を提供する。これらのような急性の損傷につ いては、比較的わずかな処置方法しか利用できないない。 TNF−αは、内皮白血球付着分子発現を含む炎症前作用を有するサイトカイ ンである。白血球は、虚血性脳病巣中に浸潤し、したがって、TNFを阻害する かまたはそのレベルを減少させる化合物は、虚血性脳損傷の処置に有用である。 Liuet al.,Stoke,Vol.25,No.7,pp 1481-88(1994)(引用して本明細書の記 載とする)を参照。 非開放性頭部損傷のモデルおよび混合5−LO/CO剤による処置は、Shoham i et al.,J.of Vaisc & Clinical Physiology and Pharmacology,Vol.3,No .2,pp.99-107(1992)(引用して本明細書の記載とする)において記載されてい る。水腫形成を減少させる処置は、これらの処置動物において機能的結果を改善 することが判明した。 本発明の他の態様は、過剰または不適当な脈管形成により引き起こされる慢性 炎症または増殖性もしくは脈管形成性疾患の治療に式(I)の化合物を使用するこ とである。式(I)の化合物を、過剰または不適当な脈管形成により悪化する病態 の治療または予防において典型的に用いてもよい。 不適当な脈管形成成分を有する慢性疾患は、糖尿病性網膜症および黄斑変性な どの種々の目の新生脈管形成である。 脈管系の過剰なまたは増加した増殖を有する他の慢性疾患は、腫瘍増殖および 転移、アテローム性動脈硬化症、および特定の関節炎症状である。それゆえ、サ イトカイン阻害剤は、これらの病態の脈管形成成分の遮断において有用である。 本明細書において用いる「脈管系の不適当な脈管形成の過剰なまたは増加した 増殖」なる用語は、限定するものではないが、血管種および目の疾患により特徴 付けられる疾患を包含する。 本明細書において用いる「不適当な脈管形成」なる用語は、限定するものでは ないが、癌、転移、関節炎およびアテローム性動脈硬化症などの組織増殖を伴な う小胞増殖により特徴付けられる疾患である。 慢性炎症のマウスエアポーチ肉芽腫モデル(Kimura et al.,1985,J.Pharmac obio-Dyn.,8:393-400;Colville-Nash et al.,1995,J.Pharm.and Exp.Ther. ,274:1463-1472,この内容を出典明示により本明細書に含める)は、炎症性細胞 流入、繊維組織増殖および強い脈管形成により特徴付けられる。これは炎症性脈 管形成の代表例であり、脈管形成成分が肉芽腫および大きさとを独立して薬理的 に調節できることを示す。加えて、脈管形成を脈管系キャスティング法により正 確に定量できる。スクリーニングなどのさらなる情報については、Winkler et al.,USSN 60/013138、現在PCT/US97/03626、03/07/97出願、代理人管理番号 P50450−1(この開示を出典明示により本明細書に含める。)を参照のこと。 特に、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩は、ヒトまたは他の哺乳 動物の細胞、例えばこれに限定されないが、単球および/またはマクロファージ などによる過剰または未調節のIL−1、IL−8またはTNF産生により悪化 するかまたは引き起こされるこのような哺乳動物における病気の予防または治療 に有用である。 したがって、別の態様において、本発明はIL−1の産生の阻害を必要とする 哺乳動物におけるIL−1の産生の阻害法であって、該哺乳動物に有効量の式( I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含む方法に関する 。 過度または未調節のIL−1産生が病気の増悪および/または発生に関与する 多くの疾患がある。これらの疾患には、慢性関節リウマチ、変形性関節症、発作 、内毒素血症および/または毒性ショック症候群、内毒素により誘発される炎症 性反応または炎症性腸疾患などの他の急性または慢性炎症性病態、結核、アテロ ーム硬化症、筋変性、筋硬化、カヘキシー、骨吸収症、乾癬性関節炎、ライター 症候群、慢性関節リウマチ、痛風、外傷性関節炎、風疹関節炎、および急性滑膜 炎が含まれる。最近では、IL−1活性が糖尿病、膵臓β細胞およびアルツハイ マー病に関連することが証明されている。 さらに別の態様において、本発明はTNFの産生の阻害を必要とする哺乳動物 におけるTNFの産生の阻害法であって、該哺乳動物に有効量の式(I)の化合物 またはその医薬上許容される塩を投与することを含む方法に関する。 過度または未調節のTNF産生は、慢性関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、変 形性関節症、痛風性関節炎および他の関節炎;敗血症、敗血症性ショック、内毒 素ショック、グラム陰性敗血症、毒性ショック症候群、成人呼吸窮迫症候群、発 作、脳性マラリア、慢性肺炎、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨粗鬆症などの骨 吸収症、再潅流傷害、対宿主性移植片反応、同種異系移植片拒絶反応、インフル エンザなどの感染症による熱および筋肉痛、感染または悪性に二次的なカヘキシ ー、後天性免疫不全症候群(AIDS)に二次的なカヘキシー、AIDS、ARC(AIDS関連症 候群)、ケロイド形成、瘢痕組織形成、クローン病、潰瘍性大腸炎、または熱病 を含む多くの病気の介在または増悪に関与する。 式(I)の化合物はさらに、ウイルスがTNFによるアップレギュレーションに 対して感受性であるか、またはインビボでTNF産生を惹起するようなウイルス 感染症の治療においても有用である。本発明の治療に関連するウイルスは、感染 の結果TNFを産生するものであるか、または式(I)のTNF阻害化合物により 、直接または間接的に複製が減少するなど、阻害に対して感受性のものである。 このようなウイルスとしては、HIV−1、HIV−2およびHIV−3、サイ トメガロウイルス(CMV)、インフルエンザ、アデノウイルスおよびヘルペスグ ループのウイルス、例えば帯状ヘルペスおよび単純ヘルペスが挙げられるがこれ に限定されない。したがって、さらなる態様において、本発明は、ヒト免疫不全 ウイルス(HIV)にかかった哺乳動物の治療法であって、該哺乳動物にTNF阻 害に有効な量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを 含む方法に関する。 式(I)の化合物はさらに、TNF産生の阻害を必要とするヒト以外の哺乳動物 の獣医学的治療に関して用いることができる。動物における治療的または予防的 処置を受けるTNF介在疾患は前記のような症状を包含するが、特にウイルス感 染症である。このようなウイルスの例は、例えばウマ感染性貧血ウイルス、ヤギ 関節炎ウイルス、ビスナウイルス、またはマエディウイルスなどのレンチウイル ス感染症またはレトロウイルス感染症、例えばこれに限定されないが、ネコ免疫 不全ウイルス(FIV)、ウシ免疫不全ウイルス、またはイヌ免疫不全ウイルスま たは他のレトロウイルス感染症を包含するが、これに限定されない。 式(I)の化合物はさらに、それぞれIL−1またはTNFなどによる過度のサ イトカイン産生により介在されるかまたは悪化する局所的病態、例えば、炎症を 起こした関節、湿疹、接触性皮膚炎、乾癬および例えば日焼けなどの他の炎症性 皮膚症状;結膜炎を含む眼の炎症性症状;熱病、痛みおよび炎症に関連した他の 症状などの治療または予防において局所的に用いることができる。 式(I)の化合物はまた、IL−8(インターロイキン−8、NAP)の産生を阻 害することが示されている。したがって、さらなる態様において、本発明は、I L−8産生の阻害を必要とする哺乳動物におけるIL−8産生の阻害法であって 、該乳動物に有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与する ことを含む方法に関する。 過度または未調節のIL−8産生がその悪化および/または発生に関与する多 くの疾患がある。これらの疾患は、乾癬、炎症性腸疾患、喘息、心臓および腎臓 再潅流傷害、成人呼吸窮迫症候群、血栓症および糸球体腎炎など、多量の好中球 浸潤により特徴付けられる。これらの病気はすべて炎症性部位への好中球の化学 走性の原因であるIL−8産生の増加に関連する。他の炎症性サイトカイン(I L−1、TNFおよびIL−6)とは対照的に、IL−8は好中球化学走性およ び活性化を促進する特性を有する。したがって、IL−8産生の阻害により、好 中球浸潤が直接減少する。 式(I)の化合物は、サイトカイン、特にIL−1、IL−6、IL−8または TNF産生を阻害し、これを通常のレベル、または場合によっては通常のレベル 以下に調節して、病態を改善または予防するのに十分な量投与される。例えば本 発明に関するIL−1、IL−6、IL−8またはTNFの異常なレベルは、( i)1ピコグラム/ml以上の遊離(細胞に結合していない)IL−1、IL−6 、IL−8またはTNFのレベル;(ii)いずれかの細胞結合IL−1、IL−6 、IL−8またはTNF;または(iii)それぞれIL−1、IL−6、IL−8 またはTNFが産生される細胞または組織における基底レベル以上のIL−1、 IL−6、IL−8またはTNFmRNAの存在からなる。 式(I)の化合物がサイトカイン、特にIL−1、IL−6、IL−8およびT NFの阻害剤であるとの知見は、本明細書において記載するインビトロ分析にお けるIL−1、IL−8およびTNF産生に対する式(I)の化合物の作用に基づ く。 本明細書において用いる場合、「IL−1(IL−6、IL−8またはTNF) の産生を阻害する」なる語は、 (a)単球またはマクロファージ(これに限定されない)を含むすべての細胞によ るサイトカイン(IL−1、IL−6、IL−8またはTNF)のインビボ放出を 阻害することによる、ヒトにおけるサイトカインの過度のインビボレベルを通常 または通常レベル以下に減少させること; (b)ゲノムレベルで、ヒトにおけるサイトカイン(IL−1、IL−6、IL −8またはTNF)の過度のインビボレベルを、通常または通常レベル以下にダ ウンレギュレーションすること; (c)翻訳後事象としてのサイトカイン(IL−1、IL−6、IL−8または TNF)の直接合成を阻害することによりダウンレギュレーションすること;ま たは (d)翻訳レベルで、ヒトにおけるサイトカイン(IL−L IL−6、IL− 8またはTNF)の過度のインビボレベルを通常または通常レベル以下にダウン レギュレーションすること を意味する。 本明細書において用いる「TNF介在疾患または病態」なる用語は、TNFが 、TNFその物を産生するか、またはTNFが、別のモノカイン、例えばIL− 1、IL−6またはIL−8(これに限定されない)を放出されるようにすること で役割を果たすいずれかのおよびすべての疾患を意味する。例えば、IL−1が 主成分であり、その産生または作用がTNFに応答して悪化または分泌される病 態は、TNFにより介在される病態であると考えられる。 本明細書において用いる「サイトカイン」なる用語は、細胞の機能に影響を与 え、免疫、炎症または造血応答における細胞間の相互作用を調節する分子である 、分泌ポリペプチドを意味する。サイトカインは、どの細胞がこれを産生するか にかかわらず、モノカインおよびリンホカインを包含するが、これに限定されな い。例えば、モノカインは、一般に、マクロファージおよび/または単球などの 単核細胞により産生され、分泌されるものをいう。しかし、多くの他の細胞もま た、ナチュラルキラー細胞、線維芽細胞、好塩基球、好中球、内皮細胞、脳星状 細胞、骨髄基質細胞、表皮性ケラチノサイトおよびB−リンパ球などのモノカイ ンを産 生する。リンホカインは一般に、リンパ球により産生されるものをいう。サイト カインの例としては、インターロイキン−1(IL−1)、インターロイキン−6 (IL−6)、インターロイキン−8(IL−8)、腫瘍壊死因子−アルファ(TN F−α)および腫瘍壊死因子−ベータ(TNF−β)を包含するがこれに限定され ない。 本明細書において用いる場合、「サイトカイン干渉量」、または「サイトカイ ン抑制量」なる用語は、過度または未調節のサイトカイン産生により悪化するか または引き起こされる病気の予防または治療のために患者に投与された場合、サ イトカインのインビボレベルを通常または通常レベル以下へ減少させる式(I)の 化合物の有効量を意味する。 本明細書において用いる「HIVに感染したヒトの治療において用いるサイト カインの阻害」なる文におけるサイトカインは、(a)T細胞活性化の開始および /または維持および/または活性化T細胞介在HIV遺伝子発現および/または複 製および/または(b)サイトカイン介在疾患に関連する問題、例えばカヘキシー または筋変性に関与するサイトカインを意味する。 TNF−β(リンホトキシンともいう)は、TNF−α(カヘクチンともいう)と 緊密な構造的相同性を有し、それぞれが同じ細胞レセプターに対して同様の生物 学的応答を惹起し、結合するので、TNF−αおよびTNF−βは両方とも本発 明の化合物により阻害され、したがって本明細書において特記しない限り、包括 的に「TNF」と称する。 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を治療において用いるために、 通常これを標準的医薬的手法にしたがって医薬組成物に処方する。したがって、 本発明はさらに、有効な、非毒性量の式(I)の化合物および医薬上許容される担 体または希釈剤とを含む医薬組成物に関する。 式(I)の化合物、その医薬上許容される塩およびこれを配合した医薬組成物は 、好都合には、投薬のために慣用的に用いられる経路により、例えば、経口、局 所、非経口または吸入により投与できる。式(I)の化合物は、慣用的な方法にし たがって式(I)の化合物を標準的な医薬担体と組み合わせることにより調製され る 慣用の投与形態で投与できる。式(I)の化合物はさらに既知の第二の治療的に活 性な化合物と組合せて慣用の投薬で投与できる。これらの方法は、成分を、所望 される調製物に適するように、混合し、造粒しおよび圧縮するか、または溶解す ることを含む。医薬上許容される担体または希釈剤の形態および特性は、組合せ る活性成分の量、投与経路および他の周知の可変要因により決定されることが認 識されるであろう。担体(複数でも可)は、処方物の他の成分と適合し、摂取者に 有害でないという意味で「許容され」なければならない。 用いられる医薬担体は、例えば固体または液体のいずれでもよい。固体担体の 例はラクトース、白土、シュークロース、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、 アラビアガム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸などである。液体担体 の例は、シロップ、ピーナツ油、オリーブ油、水などである。同様に、担体また は希釈剤は、グリヤリルモノステアラートまたはグリセリルジステアラートなど の当該分野で周知の時間遅延性物質を単独またはワックスと共に含んでもよい。 広範囲に及ぶ医薬形態を用いることができいる。したがって、固体担体を用い る場合、調製物は、錠剤化されるか、粉末またはペレット形態でハードゼラチン カプセル中に入れられるか、トローチまたはロゼンジの形態であり得る。固体担 体の量は広範囲に変化するが、好ましくは約25mgないし約1gである。液体 担体を用いる場合、調製物はシロップ、エマルジョン、ソフトゼラチンカプセル 、アンプルなどの無菌注射用液剤または非水性液体懸濁剤の形態にされる。 式(I)の化合物は、局所的に、すなわち、非全身系投与により投与できる。こ れには、式(I)の化合物の表皮または口腔内への外的適用および該化合物の耳、 目および鼻への吸入が包含され、その結果、当該化合物は、血流に有意には進入 しない。対照的に、全身系投与は、経口投与、静脈内投与、腹腔内投与および筋 肉内投与を表す。 局所投与に適した処方物は、炎症部位へ皮膚を通して浸透するのに適した液体 または半液体調製物、例えばリニメント、ローション、クリーム、軟膏またはペ ースト、ならびに目、耳または鼻への投与に適した滴剤を包含する。活性成分は 、局所投与の場合、処方の0.001%ないし10%w/w、例えば1%から2 重 量%からなっていてもよい。しかし、処方の10%w/wのような量であっても よいが、好ましくは5%w/w未満、より好ましくは0.1%ないし1%w/w である。 本発明のローションは、皮膚または目への適用に適したものを包含する。眼ロ ーションは所望により殺菌剤を含んでもよい滅菌水性溶液を含み、滴剤の調製と 類似の方法により調製される。皮膚へ適用するためのローションまたはリニメン トはさらにアルコールまたはアセトンなどの皮膚の乾燥を促進し、冷却する薬剤 および/またはグリセロールまたはヒマシ油または落花生油などの油などの保湿 剤を含んでもよい。 本発明のクリーム、軟膏またはペーストは外部適用するための活性成分の半固 体処方である。これらは、活性成分を微細化または粉末化した形態で、単独また は水性または非水性流体中溶液または懸濁液の形態で、適当な機械を用いて、グ リース状または非グリース状基剤と混合することにより調製される。基剤は、炭 化水素、例えば、固型、軟または流動パラフィン、グリセロール、ミツロウ、金 属石鹸;漿剤;アーモンド、トウモロコシ、落花生、ヒマシ油またはオリーブ油 などの天然源の油;羊毛脂またはその誘導体またはアルコール、例えばプロピレ ングリコールまたはマクロゲルとともにステアリン酸もしくはオレイン酸などの 脂肪酸などを含んでもよい。処方物は適当な界面活性剤、例えばアニオン、カチ オンまたは非イオン性界面活性剤、例えばソルビタンエステルまたはそのポリオ キシエチレン誘導体を含んでもよい。懸濁化剤、例えば天然ガム、セルロース誘 導体または無機物質、例えば珪質性シリカおよび他の成分、例えばラノリンを含 んでいてもよい。 本発明の滴剤は、滅菌水性または油性溶液または懸濁液を含んでもよく、活性 成分を殺菌剤および/または殺真菌剤および/または他の適当な保存剤の、好ま しくは界面活性剤を含む適当な水性溶液中に溶解することにより調製される。つ いで、得られた溶液を濾過により清澄化し、適当な容器に移し、これを密封し、 オートクレーブに付すか、または98〜100℃に半時間維持することにより滅 菌処理する。別法として、溶液を濾過により滅菌し、無菌技術により容器に移し てもよい。滴剤に含有させるのに適した殺菌剤または殺真菌剤の例は、硝酸また は酢酸フェニル水銀(0.002%)、塩化ベンズアルコニウム(0.01%)およ び酢酸クロルヘキシジン(0.01%)である。油性溶液の調製に適した溶媒は、 グリセロール、希アルコールおよびプロピレングリコールを包含する。 式(I)の化合物は、非経口的、即ち、静脈内、筋肉内、皮下、鼻腔内、直腸内 、膣内または腹膜組織内投与により投与される。皮下および筋肉内形態の非経口 投与が一般に好ましい。かかる投与に適当な投与形は慣用的な技術により調製さ れる。式(I)の化合物はさらに、吸入、即ち鼻腔内または経口吸入投与によって も投与できる。エアゾル処方または計量器付吸入器などのかかる投与に適した投 与形は、慣用的な技術により調製される。 式(I)の化合物に関して明細書において開示される使用のあらゆる方法に関し て、一日の経口投与量は、好ましくは全体重1kg当たり約0.01ないし約8 0mg、好ましくは約0.1ないし30mg/kg、より好ましくは、約0.2m gないし15mgである。一日の非経口投与量は全体重1kg当たり約0.1な いし約80mg、好ましくは約0.1ないし約30mg/kg、より好ましくは 約0.2mgないし15mg/kgである。一日の局所投与量は好ましくは約0. 1mgないし150mgであり、一日につき1ないし4回、好ましくは2または 3回投与する。一日の吸入量は、好ましくは一日につき約0.01mg/kgな いし約1mg/kgである。式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の最 適量および各投与の間隔は治療する症状の性質および程度、投与形態、経路およ び部位、ならびに治療する特定の患者により決定され、このような最適値は慣用 の技術により決定できることは当業者に理解されるであろう。また、最適の治療 法、即ち、所定日数の間、一日につき投与される式(I)の化合物またはその医薬 上許容される塩の投与回数は、慣用の治療決定試験を用いて当業者により確認で きることも、当業者に理解されるであろう。 式(I)の新規化合物はさらに、サイトカインの阻害または産生の阻害の必要な ヒト以外の哺乳動物の獣医学的治療に関して用いることができる。特に、動物に おける治療的または予防的処置を受けるサイトカイン介在疾患は治療方法のセ クションで本明細書中に記載したような病態を包含するが、特にウイルス感染症 である。このようなウイルスの例は、例えばウマ感染性貧血ウイルス、ヤギ関節 炎ウイルス、ビスナウイルス、またはマエディウイルスなどのレンチウイルス感 染症またはレトロウイルス感染症、例えばこれに限定されないが、ネコ免疫不全 ウイルス(FIV)、ウシ免疫不全ウイルス、またはイヌ免疫不全ウイルスまたは 他のレトロウイルス感染症を包含するが、これに限定されない。 本発明を以下の生物学的実施例を参考に記載するが、それは単なる例示にすぎ ず、本発明の範囲を何ら限定するものではない。生物学的実施例 本発明の化合物のサイトカイン阻害効果を以下のインビトロアッセイにより測 定した: インターロイキン−1(IL−1) ヒト末梢血単球を、Colotta et al,J Immunol,132,936(1984)の方法にし たがって、ボランティアドナー由来の新鮮な血液調製物、または血液銀行にある バフィーコートから単離して精製する。これらの単球(1×106)を24ウェル プレートに1ウェル当たり1〜2百万/mlの濃度でプレートする。細胞を2時 間付着させ、その後非付着性細胞を穏やかに洗浄することにより除去する。つい で、リポ多糖類(50ng/ml)を添加する前に、1時間、試験化合物をその細 胞に添加し、培養物をさらに24時間37℃でインキュベートする。その最後に 、培養上清を除去し、細胞およびすべての組織片を清澄化する。培養上清をSimo n et al.,J.Immunol.Methods,84,85,(1985)(IL−1のA23187イオ ノフォアと共同してインターロイキン2産生細胞系(EL−4)を刺激してIL− 2を分泌する能力に基づく]の方法、またはLee et al.,J.ImmunoTherapy,6(1 ),1-12(1990)(ELISAアッセイ)の方法のいずれかにより直ちにIL−1生 物学的活性に関してアッセイする。 腫瘍壊死因子(TNF): ヒト末梢血単球をColotta,R.et al.,J Immunol,132(2),936(1984)の方 法にしたがって、血液銀行バフィーコートまたは血小板フェレーシス残渣のいず れかから単離し、精製する。単球を1×106細胞/ml培地/ウェルの密度で 24ウェルマルチディッシュにプレートする。細胞を1時間付着させ、その後上 清を吸引し、1%ウシ胎仔血清+ペニシリンおよびストレプトマイシン(10単 位/ml)を含有する新鮮な培地(1ml、RPMI−1640,Whitaker Bio medical Products,Whitaker,CA)を添加する。細胞を1nMないし10mMの 用量範囲(化合物をジメチルスルホキシド/エタノール中に溶解して、培養基中 の最終溶媒濃度が0.5%ジメチルスルホキシド/0.5%エタノールになるよう にする)の試験化合物の存在下または不在下で45分間インキュベートする。つ いで、細菌性リポ多糖類(E.coli 055:B5[LPS]、Sigma Chemicals Co.よ り入手)を添加し(10mlリン酸緩衝塩水中100ng/ml)、培養物を16 ないし18時間37℃で5%CO2インキュベーター中でインキュベートする。 インキュベーション期間の最後に、培養上清を細胞から除去し、3000rpm で遠心分離して、細胞片を除去する。ついで上清を放射性免疫アッセイまたはE LISAアッセイのいずれかを用いてWO92/10190およびBecker et al .,J Immunol,1991,147,4307に記載されているように、TNF活性に関して 試験する。 IL−1およびTNF阻害剤活性は、アラキドン酸代謝阻害の介在において式 (I)の化合物の特性と関連はないようである。さらには、強力なシクロオキシゲ ナーゼおよび/またはリポキシゲナーゼ阻害活性を有する非ステロイド系抗炎症 薬による、プロスタグランジンの産生および/またはロイコトリエン合成を阻害 する能力は、該化合物がまた非毒性用量で必ずしもTNFまたはIL−1産生を 阻害しないことを意味する。 インビボTNFアッセイ: 上記のアッセイはインビトロアッセイであるのが、式(I)の化合物をまた: (1)"Differentiation In Vivo of Classical Non-Steroidal Antiinflamm atory Drugs from Cytokine Suppressive Antiinflammatory Drugs and OtherPharmacological Classes Using Mouse Tumour Necrosis Factor Alpha Production",Griswold et al.,Drugs Under Exp.and Clinica l Res. ,XIX(6),243-248(1993);または (2)Boehm et al.,1-substituted 4-aryl-5-pyridinylimidazoles-a new class of cytokine suppressive drugs with low5-lipoxygenase and cyclooxygenasei nhibitory potency.Journal Of Medicjnal Chemjstry 39,3929-3937(1996)(こ れらの開示を出典明示により本明細書に含める)に記載されるなどのインビボ系 で試験してもよい。 インターロイキン−8(IL−8): プライマリーヒト臍帯内皮細胞(HUVEC)(Cell Systems,Kirland,Wa)を 15%ウシ胎児血清および1%CS−HBGF(aFGFおよびヘパリンからな る)を補足した培養基に維持する。ついで、該細胞を20倍に希釈し、ゼラチン被 覆した96−ウェルプレートに置く(250μl)。使用前に、培養基を新鮮な培 地(200μl)と置き換える。ついで、緩衝液または試験化合物(25μl、1 および10μMの間の濃度)を4部のウェルの各ウェルに加え、そのプレートを 5%CO2の雰囲気下、37℃の加湿インキュベーター中にて6時間インキュベ ートする。インキュベーション期間の最後に、上清を除去し、R&D System(Mi nneapolis,MN)より入手したIL−8ELISAキットを用いてIL−8濃度に ついてアッセイする。データはすべて、標準曲線に基づいて複数の試料の平均値 (ng/ml)として表す。IC50は、適宜、非線形回帰分析により得られる。 サイトカイン特異的結合タンパクアッセイ 放射性競合結合アッセイを開発し、構造活性研究のための高度に再現可能な一 次スクリーンを得た。このアッセイは、サイトカイン源として新しく単離したヒ ト単球を用いる通常の生物検定およびこれを定量するELISA検定よりも多 くの利点を提供する。アッセイがずっと簡易である以外に、該結合アッセイは生 物検定の結果と高度に相関することが確認されている。特異的かつ再現可能なサ イトカイン阻害剤結合アッセイをTHP.1細胞からの可溶性サイトソルフラク ションおよび放射標識化合物を用いて開発した。特許出願USSN08/123 175(Lee et al、1993年9月出願)、PCT94/10529(Lee et al 、1994年9月16日出願)およびLee et al,Nature 300,n(72),739-746(1 994年12月)(その開示を出典明示によりその全体を本発明の一部とする)は 、サイトカイン特異的結合タンパク質(以下「CSBP」とする)と相互作用し、 結合する化合物を同定するための薬剤をスクリーニングする上記した方法を記載 している。しかし、本発明の目的に関して、結合タンパク質は溶液中単離形態で あるかまたは固定化形態であり、あるいは遺伝子操作してファージディスプレー システム中または融合タンパクとして組み換え宿主細胞の表面上で発現させる。 別法として、CSBPを含む全細胞またはサイトソルフラクションをスクリーニ ングプロトコールにおいて用いる。結合タンパクの形態にかかわらず、化合物/ 結合タンパク複合体を形成するのに十分な条件下で複数の化合物を結合タンパク と接触させ、前記複合体を形成させ、該複合体を増強または干渉できる化合物を 検出する。 式(I)の代表的な化合物、実施例1〜3は、すべてこの結合アッセイにおいて 正の阻害活性を示した。 CSBPキナーゼアッセイ: このアッセイは、以下の配列:KRELVEPLTPSGEAPNQALLR (661−681残基)を有する上皮細胞増殖因子レセプター(EGFR)−由来ペ プチド(T669)中のスレオニン残基への[a−32P]ATPからの32PのCSB P−触媒転移を測定する。(Gallagher et al.,"Regulation of Stress Induced Cytokine Production by Pyridinyl Imidazoles:Inhibition of CSBPKinase", BioOrganic & Medicinal Chemistry,1996年発行参照) キナーゼ反応物(全量30μl)は:25mM Hepes緩衝液、pH7.5 ; 10mM MgCl2;170μM ATP(1);10μM Naオルトバナデート:0 .4mM T669ペプチド;および20〜80ngの酵母発現精製CSBP2 を含む(Lee et al,Nature300n(72),739-746(Dec.1994)参照)。化合物([6X ]ストック(2)から5μl)を氷上で20分間酵素およびペプチドとプレインキュ ベートし、32P/MgATPで反応を開始する。反応物を30℃にて10分間 インキュベートし、10μlの0.3Mリン酸を添加して終了させる。32P− 標識ペプチドをホスホセルロース(Wattman,p81)フィルター上で、30μlの反 応混合物をスポットして分離する。フィルターを75mMリン酸で3回、ついで H2Oで2回洗浄し、32Pについて計測する。 (1)ATPに対するCSBPのKmは、170μMであると決定した。それゆえ 、化合物をATPのKm値にてスクリーンした。 (2)通常化合物をDMSO中に溶解し、25mM Hepes緩衝液中に希釈し 、DMSOの最終濃度を0.17%とする。 プロスタグランジンエンドペルオキシドシンターゼ−2(PGHS−2)アッセイ : 以下の検定は、LPS刺激ヒト単球におけるヒトPGHS−2タンパク質発現 に対する式(I)の化合物の阻害効果を測定する方法を記載する。以下に示すアッ セイは、本明細書において式(I)の化合物以外の化合物を用いて示される。方法 :ヒト末梢血単球をフィコールおよびパーコール勾配による遠心分離により バフィーコートから単離した。細胞を24ウェルプレート中2×106個/ウェ ルで播き、1時間、1%ヒトAB血清、20mM L−グルタミン、ペニシリン ーストレプトマイシンおよび10mM HEPESを補足したRPMI中で付着 させた。化合物を種々の濃度で添加し、37℃で10分間インキュベートした。 LPSを50ng/ウェルで添加し(酵素発現を惹起させるため)、37℃で一夜 インキュベートした。上清を除去し、細胞を冷PBSで1回洗浄した。細胞を1 00mlの冷溶解緩衝液(50mM Tris/HCl pH7.5、150mM NaCl、1%NP40、0.5%デオキシコール酸ナトリウム、0.1%SD S、300μg/ml DNase、0.1%TRITON X−100、1mM PMSF、1mMロイペプチン、1mMペプスタチン)中に溶解させた。溶解物 を遠心分離(10,000xgで10分間、4℃)して、細胞片を除去し、可溶性 フラクションをSDS PAGE分析(12%ゲル)に付した。ゲル上で分離した タンパク質を電気泳動手段により2時間60ボルトでニトロセルロース膜上に移 した。膜を1時間、5%脱脂粉乳を含むPBS/0.1%Tween20中で予 備処理した。PBS/Tween緩衝液中で3回洗浄した後、PGHS−2に対 して1:2000希釈度のモノ特異性抗血清またはPGHs−1に対して1:1 000の希釈度の抗血清とともに1%BSAを含むPBS/Tween中、1時 間、連続して震盪しながらインキュベートした。膜を3回PBS/Tweenで 洗浄し、つぎにウサギIg(Amersham)に対して1:3000希釈度のホースラデ ィッシュ・ペルオキシダーゼ結合ロバ抗血清とともに1%BSAを含むPBS/ Tween中で1時間連続して震盪しながらインキュベートした。ついで膜をP BS/Tween中3回洗浄し、ECL免疫検出システム(Amersham)を用いて、 プロスタグランジンエンドペルオキシダーゼシンターゼ−2の発現のレベルを検 出した。結果: 以下の化合物を試験し、本アッセイにおいて活性(すなわち、前記したア ッセイにおいて記載したサイトカイン産生を阻害する強度と同程度の有効性でL PS誘発性PGHS−2タンパク質発現を阻害)であることが判明した:6−(4 −フルオローフェニル)−2,3−ジヒドロ−5−(4−ピリジニル)イミダゾ[ 2,1−b]チアゾール;およびデキサメタゾン。 いくつかの化合物を試験し、不活性(10μMまで)であることが判明した;2 −(4−メチルスルフィニルフェニル)−3−(4−ピリジル)−6,7−ジヒドロ −(5H)−ピロロ[1,2−a]イミダゾール;ロリプラン;フェニドンおよび NDGA。試験したこれらの化合物のうちいずれも、同様の実験においてPGH S−1またはcPLA2タンパク質レベルを阻害しないことが判明した。 TNF−α外傷性脳傷害アッセイ このアッセイは、ラットにおける実験的に誘発した側液打法外傷性脳障害(T BI)の後に起こる特定の脳領域における腫瘍壊死因子mRNAの発現を調べる ために行う。成体スプラグードーリーラット(n=42)をペントバルビタールナ トリウムで麻酔し(60mg/kg、i.p.)、左側頭頭頂皮質(n=18)に集 中させた中程度(2.4気圧)の側液打法脳傷害を起こすかまたは「疑似」処置( 傷害なしで麻酔および手術を施した。n=18)。動物を傷害の1、6および2 4時間後に断頭により屠殺し、脳を取り出し、左(傷害)頭頂皮質(LC)、対側 性右皮質(RC)の対応する部位、傷害を受けた頭頂皮質に隣接する皮質(LA)、 右皮質における対応する隣接部位(RA)、左海馬(LH)および右海馬(RH)の組 織サンプルを調製する。全RNAを単離し、ノザンブロットハイブリダイゼーシ ョンを行い、TNF−α正対照RNAに対して定量した(マクロファージ=10 0%)。外傷を起こさせた半球において傷害の1時間後に、TNF−αmRNA の著しい増加がLH(正対照の104±17%、疑似に比較してp<0.05)、 LC(105±21%、p<0.05)、およびLA(69±8%、p<0.01) において観察される。LH(46±8%、p<0.05)、LC(30±3%、< 0.01)およびLA(32±3%、p<0.01)においても増加したTNF− αmRNA発現が6時間に観察され、これは傷害の24時間後になくなる。対側 性半球において、TNF−αmRNAの発現は、傷害後1時間で、RH(46± 2%、p<0.01)、RC(4±3%)およびRA(22±8%)において増加し 、6時間で、RH(28±11%)、RC(7±5%)およびRA(26±6%、p <0.05)において増加するが、24時間後には増加しない。疑似(傷害なしに 手術)または実験を受けていない動物において、TNF−αmRNAの発現にお ける一貫した変化がいずれの半球におけるいずれの6つの脳領域においても、い ずれの時点でも見られない。これらの結果は、側矢状液打法脳傷害の後に、TN F−αmRNAの一時的発現が外傷を受けていない半球部分を含む特定の脳領域 で変化することを示す。TNF−αは神経成長因子(NGF)を誘発でき、活性化 星状細胞からの他のサイトカインの放出を刺激するので、TNF−αの遺伝子発 現に おける外傷後の変化はCNS外傷に対する急性および再生性応答の両方において 重要な役割を果たす。 IL−βmRNAについてのCNS傷害モデル このアッセイは、ラットにおいて実験的側液打法外傷性脳障害(TBI)後の特 定の脳領域におけるインターロイキン−1β(IL−β)mRNAの局所的発現を 解析する。成体スプラグ−ドーリーラット(n=42)をペントバルビタールナト リウムで麻酔し(60mg/kg、i.p.)、左側頭頭頂皮質(n=18)に中程 度(2.4気圧)の側液打法脳傷害を集中させるかまたは「疑似」処置(傷害なし で麻酔および手術を施す)を施した。動物を傷害の1、6および24時間後に断 頭により屠殺し、脳を除去し、左(傷害)頭頂皮質(LC)、対側性右皮質(RC)に おける対応する領域、傷害を受けた頭頂皮質に隣接する皮質(LA)、右皮質にお ける対応する隣接部位(RA)、左海馬(LH)および右海馬(RH)の組織サンプル を調製する。全RNAを単離し、ノザンブロットハイブリダイゼーションを行い 、脳組織IL−1βmRNAの量を、同ゲル上のIL−1β正マクロファージR NAの相対的放射能の%として表す。脳傷害の1時間後に、外傷を受けた半球に おいて、IL−1βmRNAの著しい増加がLC(正対照の20.0±0.7% 、n=6、疑似動物に比較してp<0.05)、LH(24.5±0.9%、p< 0.05)およびLA(21.5±3.1%、p<0.05)において観察され、 これは傷害の6時間後まで、LC(4.0±1.4%、n=6、p<0.05)お よびLH(5.0±1.3%、p<0.05)において高いままであった。疑似ま たは実験を受けていない動物において、IL−1βmRNAの発現はいずれの脳 領域においても見られない。これらの結果は、TBIの後に、IL−1βmRN Aの一時的発現が脳の特定の領域において局所的に刺激されることを示す。IL −1βなどのサイトカインにおけるこれらの局所的変化は脳傷害の外傷後病理学 的または再生成続発症において重要な役割を果たす。 合成例 本発明を以下の単に例示的であって、本発明の範囲を制限しないと考えられる 実施例により記載する。特記しないかぎり、すべての温度は摂氏で示し、すべて の溶媒は入手できるかぎりの高い純度で、すべての反応はアルゴン雰囲気中無水 条件で行う。 実施例において、すべての温度は摂氏温度(℃)である。特記しないかぎり、質 量スペクトルは、高速原子衝撃法を用いてVGZab質量分光光度計で行った。1 H−NMR(以下「NMR」と称する)スペクトルを250MHzでブルーカー AM250またはAm400分光光度計を用いて記録した。多重度は以下のよう に示した:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、m=多重線、b rはブロードなシグナルを表す。Sat.は飽和溶液を意味し、eqは主要反応 物に対する試薬のモル当量の比を示す。フラッシュクロマトグラフィーはメルク シリカゲル60(230−400メッシュ)上で行う。 実施例1 4(5)−(4−フルオロフェニル)−5(4)−(4−ピリジル)イミダゾール ピリジン−4−カルボキシアルデヒド(321mg、3.0mmol)およびT HF(3mL)を−50°に冷却し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(L iBSA)(THF中1M)(3mL、3.0mmol)を滴下し(T<−40°)、 45分間撹拌し、−30°に5分間加温し、溶液Aを得た。 THF(3mL)および4−フルオロフェニル(トシル)メチルイソシアニド(8) (次の実験を参照)(867mg、3.0mmol)を−50°に冷却し、LiBS A(THF中1M)(3mL、3.0mmol)を−50°にて滴下し、30分間撹 拌し、溶液Bを得た。 溶液Aを−60°に冷却し、溶液Bを滴下した。得られた溶液を−70°にて 30分間撹拌し、23°に4時間にわたって加温し、23°にて16時間撹拌し 、5%水性Na2CO3(25ml)中に注ぎ、EtOAcで抽出し(4×25mL) 、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2 中 0〜8%MeOH)に付し、251mg(35%)の(28)を得た。生成物をアセ トン/ヘキサンから結晶化した:1HNMR 8.42(m,2)、7.72(s, 1)、7.40(m,4)、7.12(m,2):MS(ES+)m/z=240(MH+ ):融点245−246(dec)。 元素分析(C1410FN3.1/10H2O)C,H,N 4−フルオロフェニル(トシル)メチルイソシアニド:トルエンスルホン酸ナトリ ウム塩(150g、0.84mol)、H2O(500mL)およびt−ブチルメチ ルエーテル(TBME)(250mL)を激しく撹拌し、濃HCl(75mL)を滴下 した。得られた2相を分離し、水相をTBME(100mL)で抽出した。TBM E相を乾燥させ(Na2SO4)、濃縮し、ほとんど乾燥させ、白色固体をヘキサン (350mL)と合し、濾過し、真空下濃縮し、96gのトルエンスルホン酸を得 た。 遊離酸(92.3g、0.62mol)、p−フルオロベンズアルデヒド(92 .3g、0.744mol)、ホルムアミド(73.9mL)およびカンファース ルホン酸(14.4g、0.062mol)を合し、激しく撹拌し、65°に16 時間加熱した。得られた白色マスを23°に冷却し、CH3OH(150mL)お よびヘキサン(350mL)でトリチユレートし、濾過し、真空下乾燥させ、88 .35g(46%)の4−フルオロフェニルトシルメチルホルムアミドを白色固体 として得た:1HNMR 8.06(s,1H)、7.69(d,J=8Hz,2H )、7.43(m,2H)、7.32(d,J=8Hz,2H)、7.08(m,2H )、6.29(s,1H)、2.43(s,3H)。 上記で得たホルムアミドの溶液(20.2g、65.7mmol)および無水D ME(330mL)を−10°に冷却し、POCl3(18.4mL、197mm ol)を滴下した。DME(30mL)中のトリエチルアミン(45.8mL、32 9mmol)を滴下し(T<−5°)、反応を−5°にて2時間撹拌し、ついでH2 O(600ml)中に注ぎ、EtOAc(3×150mL)で抽出した。抽出物を飽 和水性NaHCO3で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濃縮した。無色油をヘキ サンでトリチユレートし固体を得た。濾過し、乾燥させ、16.2g(85%) の4−フルオロフェニル(トシル)メチルイソシアニドを白色固体として得た。1 HNMR 7.62(d,J=8Hz,2H)、7.34(m,4H)、7.10( m,2H)、5.59(s,1H)、2.48(s,3H)。 実施例2 4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−メトキシ−ピリミジン−4−イル)イミ ダゾール 2−メトキシピリミジン−2−カルボキシアルデビドイソシアニドを用いる他 は、実施例1の方法にしたがって、標記化合物を明茶色粉末として得た。MSE S+m/z=271(MH+)。 実施例3 4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−メチルチオ−ピリミジン−4−イル)イ ミダゾール 2−メトキシビリミジン−2−カルボキシアルデヒドイソシアニドを用いる他 は、実施例1の方法にしたがって、標記化合物を明茶色粉末として得た。MSE S+m/z=287(MH+)。 限定するものではないが、本明細書に引用した特許および特許出願を包含する 全ての出版物は、あたかも各個別の出版物が具体的におよび独立して前記したも のに関して本明細書の一部とすることを意味するように、出典明示により本明細 書の一部とする。 前記載は、好ましい具体例を含む本発明を完全に開示するものである。本明細 書に特に開示した具体例の修正および改良は以下の請求項の範囲内である。さら に工夫することなく、当業者は前記載事項を用いて本発明を最大限活用すること ができると考えられる。したがって、本明細書の実施例は単なる例示であって、 本発明の範囲をなんら制限するものではないと考えられる。排他的性質および優 先権を主張する本発明の範囲は以下のとおりである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 7/00 A61P 7/00 11/00 11/00 17/00 17/00 19/02 19/02 25/00 25/00 29/00 29/00 35/00 35/00 37/00 37/00 43/00 43/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU ,BB,BG,BR,CA,CN,CZ,EE,GE, GH,HU,IL,IS,JP,KG,KP,KR,L K,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR, TT,UA,US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 構造式(I): [式中、 R1は、4−ピリジル、ピリミジニル、4−ピリダジニル、1,2,4−トリ アジン−5−イル、キノリル、イソキノリニル、キナゾリン−4−イル、1−イ ミダゾリルまたは1−ベンズイミダゾリルであり、そのヘテロアリール環は、Y 、NHRa、置換されていてもよいC1-4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、置 換されていてもよいC1-4アルコキシ、置換されていてもよいC1-4アルキルチオ 、C1-4アルキルスルフィニル、CH2OR12、アミノ、モノおよびジ−C1-6ア ルキル置換アミノ、N(R10)C(O)Rbまたは酸素、硫黄から選択される別のヘ テロ原子を含んでいてもよい5ないし7員のN−ヘテロサイクリル環で、独立し て1ないし3回、置換されていてもよく; Yは、X1−Raであり; X1は、酸素または硫黄であり; R4は、フェニル、ナフト−1−イルまたはナフト−2−イル、あるいはヘテ ロアリールであり、その各々が独立して選択される、4−フェニル、4−ナフト −1−イル、5−ナフト−2−イルまたは6−ナフト−2−イル置換基では、ハ ロゲン、シアノ、ニトロ、−C(Z)NR717、−C(Z)OR16、−(CR1020 )vCOR12、−SR5、−SOR5、−OR12、ハロ置換−C1-4アルキル、C1-4 アルキル、−ZC(Z)R12、−NR10C(Z)R16または−(CR1020)vNR10 20であり、他の位置の置換基ではハロゲン、シアノ、−C(Z)NR1314、− C(Z)OR3、−(CR1020)m"COR3、−S(O)m3、−OR3、ハロ置換− C1-4アルキル、 −C1-4アルキル、−(CR1020)m"NR10C(Z)R3、−NR10S(O)m'8、 −NR10S(O)m'NR717、−ZC(Z)R3または−(CR1020)m"NR1314 である1または2個の置換基により置換されていてもよく; vは、0または1もしくは2の整数であり; mは、0または1もしくは2の整数であり; m’は、1または2の整数であり; m”は、0または1ないし5の整数であり; nは、1ないし10の整数であり; n’は、0または1ないし10の整数であり; Zは、酸素または硫黄であり; Raは、アリール、アリールC1-6アルキル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイ クリルC1-6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリールC1-6アルキルであ り、これらの基は、各々、置換されていてもよく; Rbは、水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、アリール、アリールC1 -4 アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-4アルキル、ヘテロサイクリ ルまたはヘテロサイクリルC1-4アルキルであり; R3は、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリルC1-10アルキルまたはR8であり ; R5は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニルまたはNR717であり(ただし、−SR5基は−SNR717以外の基であり、−SOR5基 は−SOH以外の基である); R7およびR17は、各々、独立して、水素またはC1-4アルキルから選択される か、あるいはR7およびR17は、それらが結合している窒素と一緒になって酸素 、硫黄もしくはNR15から選択される別のヘテロ原子を含んでいてもよい5ない し7員のヘテロサイクリック環を形成し; R8は、C1-10アルキル、ハロ置換C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-1 0 アルキニル、C3-7シクロアルキル、C5-7シクロアルケニル、アリール、 アリールC1-10アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールC1-10アルキル、( CR1020)nOR11、(CR1020)nS(O)m18、(CR1020)nNHS(O)218 、(CR1020)nNR1314であり;ここで、アリール、アリールアルキル、 ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルは置換されていてもよく; R9は、水素、−C(Z)R11、置換されていてもよいC1-10アルキル、S(O)2 18、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいアリール−C1-4 アルキルであり; R10およびR20は、各々、独立して水素またはC1-4アルキルから選択され; R11は、水素、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイクリル、 ヘテロサイクリルC1-10アルキル、アリール、アリールC1-10アルキル、ヘテロ アリールまたはヘテロアリールC1-10アルキルであり; R12は、水素またはR16であり; R13およびR14は、各々、独立して水素、置換されていてもよいC1-4アルキ ル、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいアリールC1-4 アルキルから選択されるか、あるいはそれらが結合している窒素と一緒になって 酸素、硫黄もしくはNR9から選択される別のヘテロ原子を含んでいてもよい5 ないし7員のヘテロサイクリック環を形成し; R15は、R10またはC(Z)−C1-4アルキルであり; R16は、C1-4アルキル、ハロ置換−C1-4アルキルまたはC3-7シクロアルキ ルであり; R18は、C1-10アルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロサイクリル、アリー ル、アリールアルキル、ヘテロサイクリル、ヘテロサイクリル−C1-10アルキル 、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキルを意味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。 2. R1が、置換されていてもよい4−ピリジルまたは4−ピリミジニルであ る請求項1記載の化合物。 3. 置換基がYまたはNHRaである請求項2記載の化合物。 4. X1が酸素、Raが置換されていてもよいアリール、アリールアルキルまた はアルキルである請求項3記載の化合物。 5. R4が、置換されていてもよいフェニルである請求項2ないし4のいずれ か1つに記載の化合物。 6. フェニルが、ハロゲン、SR5、S(O)R5、OR12、ハロ−置換−C1-4 アルキル、またはC1-4アルキルにより、独立して、1またはそれ以上置換され ている、請求項5記載の化合物。 7. 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール: 4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−メトキシ−ピリミジン−4−イル)イ ミダゾール: 4−(4−フルオロフェニル)−5−(2−メチルチオ−ピリミジン−4−イル) イミダゾール; またはその医薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。 8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の化合物および医薬上許容される 担体または希釈剤を含む医薬組成物。 9. CSBP/RK/p38キナーゼ介在疾患の治療を必要とする哺乳動物に おけるCSBP/RK/p38キナーゼ介在疾患の治療法あって、該哺乳動物に 、有効量の請求項1〜7のいずれか1つに記載の式(I)の化合物を投与すること を含む方法。 10. 哺乳動物が、サイトカインが介在し、乾癬性関節炎、ライター症候群、 慢性関節リウマチ、痛風、外傷性関節炎、風疹関節炎、および急性滑膜炎、慢性 関節リウマチ、リウマチ様脊椎炎、変形性関節症、痛風性関節炎および他の関節 炎症状、敗血症、敗血症性ショック、内毒素ショック、グラム陰性敗血症、毒性 ショック症候群、アルツハイマー病、発作、神経外傷、喘息、成人呼吸窮迫症候 群、脳性マラリア、慢性肺炎、珪肺症、肺サルコイドーシス、骨吸収症、骨粗鬆 症、再狭窄、脳および腎の再潅流障害、血栓症、糸球体腎炎、糖尿病、対宿主性 移植片反応、同種異系移植片拒絶反応、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸 炎、多発性硬化症、筋変性、湿疹、接触性皮膚炎、乾癬、日焼けおよび結膜炎か ら選択される、CSBP/RK/p38キナーゼ介在疾患にかかっている請求項 9記載の方法。 11. 疾患が喘息、骨粗鬆症、または関節炎である請求項10記載の方法。 12. 炎症の治療を必要とする哺乳動物における炎症の治療法であって、該哺 乳動物に、有効量の請求項1ないし7のいずれか1つに記載の式(I)の化合物を 投与することを含む方法。 13. 骨粗鬆症の治療を必要とする哺乳動物における骨粗鬆症の治療法であっ て、該哺乳動物に、有効量の請求項1ないし7のいずれか1つに記載の式(I)の 化合物を投与することを含む方法。 14. 慢性疾患の治療を必要とする哺乳動物における慢性疾患の治療法であっ て、該哺乳動物に、有効量の請求項1ないし7のいずれか1つに記載の式(I)の 化合物を投与することを含む方法。 15. 疾患が糖尿病性網膜症および他の目の新生脈管形成である請求項14記 載の方法。 16. 疾患が腫瘍増殖および転移である請求項14記載の方法。 17. 疾患がアテローム性動脈硬化症である請求項14記載の方法。 18. 疾患が関節炎である請求項14記載の方法。
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