JP2001359248A - 永久磁石回転電機の回転子 - Google Patents

永久磁石回転電機の回転子

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JP2001359248A
JP2001359248A JP2000176705A JP2000176705A JP2001359248A JP 2001359248 A JP2001359248 A JP 2001359248A JP 2000176705 A JP2000176705 A JP 2000176705A JP 2000176705 A JP2000176705 A JP 2000176705A JP 2001359248 A JP2001359248 A JP 2001359248A
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permanent magnet
rotor
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electric machine
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Masao Okiyokota
政雄 沖横田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品で簡易に永久磁石を回転子鉄心の
表面に固定することができる永久磁石回転電機の回転子
を提供する。 【解決手段】 回転子鉄心の表面の周方向における複数
箇所で複数個の永久磁石を固定して形成した永久磁石回
転電機の回転子において、回転子鉄心11の外周面に嵌
まり込む円筒状のクランプ部材13を有し、このクラン
プ部材13には永久磁石12が嵌まり込む窓部13aを
設けるとともに、永久磁石12に作用する遠心方向及び
トルク方向の外力に抗するための爪部13b、13cを
それぞれ設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は永久磁石回転電機の
回転子に関し、特に永久磁石を界磁源とする回転電機に
適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石を界磁源とする永久磁石回転電
機、特に永久磁石電動機は、高効率化及び小形化等の点
で誘導電動機よりも優れている。このため、近年かかる
特長に鑑みた種々の用途に多用されるようになってきて
いる。この種の永久磁石電動機は、大きく分けて2種類
ある。一つが、回転子鉄心に永久磁石を埋め込んだ永久
磁石埋め込み形電動機(IPM電動機)で、他の一つ
が、回転子鉄心の表面に永久磁石を張り付けた永久磁石
表面張り付け形電動機(SPM電動機)である。これら
のうち、従来技術に係るSPM電動機においては、図3
に示すように、回転子鉄心1の表面に接着剤等を用いて
用いて永久磁石2を張り付け、さらに隣接する永久磁石
2間に楔形締結部材3を当接させ、この楔形締結部材3
をボルト4で回転子鉄心1に締結・固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来技術に
おいては、永久磁石2の数に対応した複数個の楔形締結
部材3及びボルト4を用意し、これらを用いて永久磁石
2を一個づつ回転子鉄心1に固定する必要がある。さら
に、この固定に先立ち、回転子鉄心1にボルト4が螺合
する雌ねじ部を形成する加工も必要になる。
【0004】この場合の、楔形締結部材3はそれ自体が
高価である上に、その数が増えると益々当該永久磁石回
転電機のコストを高騰させる原因ともなる。さらに、組
立工数も多く、この点もコスト高騰の原因となる。
【0005】本発明は、上記従来技術に鑑み、少ない部
品で簡易に永久磁石を回転子鉄心の表面に固定すること
ができる永久磁石回転電機の回転子を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は次の点を特徴とする。
【0007】1) 円柱状の回転子鉄心の表面の周方向
における複数箇所で複数個の永久磁石を固定して形成し
た永久磁石回転電機の回転子において、回転子鉄心の外
周面に嵌まり込む円筒状のクランプ部材を有し、このク
ランプ部材には永久磁石が嵌まり込む窓部を設けるとと
もに、永久磁石に作用する遠心方向及びトルク方向の外
力に抗するための爪部をそれぞれ設け、永久磁石をクラ
ンプ部材の窓部を介して外径方向に臨ませるとともに、
各爪部により遠心方向及びトルク方向の永久磁石の移動
を規制するように構成して永久磁石を回転子鉄心に固定
したこと。
【0008】2) 円柱状の回転子鉄心の表面の周方向
における複数箇所で複数個の永久磁石を固定して形成し
た永久磁石回転電機の回転子において、回転子鉄心の外
周面に嵌まり込む円筒状のクランプ部材を有し、このク
ランプ部材には永久磁石が嵌まり込む窓部を設けるとと
もに、永久磁石に作用する遠心方向、トルク方向及び軸
方向の外力に抗するための爪部をそれそれ設け、永久磁
石をクランプ部材の窓部を介して外径方向に臨ませると
ともに、各爪部により遠心方向、トルク方向及び軸方向
の永久磁石の移動を規制するように構成して永久磁石を
回転子鉄心に固定したこと。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施の形態を概念
的に示す説明図で、(a)は永久磁石を固定する前の回
転子鉄心、(b)は回転子鉄心にクランプ部材で永久磁
石を固定する工程、(c)は当該固定が完了した状態を
それぞれ示している。これらの図に示すように、本形態
に係る永久磁石回転電機の回転子は、円柱状の回転子鉄
心11の表面の周方向における複数箇所(図では4箇
所)で複数個(図では4個)の永久磁石12を固定して
形成したものであり、さらに回転子鉄心11の外周面に
嵌まり込む円筒状のクランプ部材13を有している。こ
のクランプ部材13には永久磁石12が嵌まり込む窓部
13aを設けるとともに、永久磁石12に作用する遠心
方向及びトルク方向の外力に抗するための爪部13b、
13cをそれぞれ設けてある。
【0011】さらに詳言すると、クランプ部材13は、
回転子鉄心11に対して焼き嵌め、接着、ボルトによる
締結等により固定され、その窓部13aは永久磁石12
の下端部における各縁部で形成する長方形と同形状の長
方形に打ち抜いて形成してある。永久磁石12は、窓部
13aに対応する位置で固定子鉄心11の表面に張り付
けてあり、かかる状態でその軸方向に沿う側面を爪部1
3b、13cで抑えることにより回転に伴う遠心力によ
る同方向へ抜けを防止するとともに、回転力によるトル
ク方向へのズレを防止するようになっている。ここで、
永久磁石12はその横断面形状が下部に向かって広がる
台形状に形成してあり、この台形の両側の斜辺に爪部1
3b、13cが当接するようにこれら爪部13b、13
cを内側に折り曲げることにより、良好に永久磁石12
の遠心方向及びトルク方向への移動を防止し得る。
【0012】図2は、本発明の第2の実施の形態を概念
的に示す説明図で、(a)は永久磁石を固定する前の回
転子鉄心、(b)は回転子鉄心にクランプ部材で永久磁
石を固定する工程、(c)は当該固定が完了した状態を
それぞれ示している。これらの図に示すように、本形態
に係るクランプ部材23は、その窓部23aを介して外
径方向に臨む永久磁石12に作用する遠心方向及びトル
ク方向の外力に抗するための爪部23b、23cのみな
らず軸方向の外力に抗するための爪部23d、23eも
有している。
【0013】かかる本形態においては、爪部23b、2
3cで、図1に示す第1の実施の形態と同様に、当該回
転子の回転に伴う遠心力による同方向への永久磁石12
の抜けを防止するとともに、回転力によるトルク方向へ
のズレを防止し、さらに軸方向へのズレも防止する。
【0014】なお、図2において図1と同一部分には同
一番号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、本発明によれば、複数の永久磁石を基本的に一
個の部材であるクランプ部材で固定するようにしたの
で、従来に較べ、部品点数を大幅に低減し得る。また、
このとときの永久磁石の位置は、クランプ部材の爪部で
確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を概念的に示す説明
図で、(a)は永久磁石を固定する前の回転子鉄心、
(b)は回転子鉄心にクランプ部材で永久磁石を固定す
る工程、(c)は当該固定が完了した状態をそれぞれ示
している。
【図2】本発明の第2の実施の形態を概念的に示す説明
図で、(a)は永久磁石を固定する前の回転子鉄心、
(b)は回転子鉄心にクランプ部材で永久磁石を固定す
る工程、(c)は当該固定が完了した状態をそれぞれ示
している。
【図3】従来技術に係る永久磁石回転電機の回転子を概
念的に示す説明図である。
【符号の説明】
11 回転子鉄心 12 永久磁石 13 クランプ部材 13a 窓部 13b、13c 爪部 23 クランプ部材 23a 窓部 23b、23c、23d、23e 爪部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の回転子鉄心の表面の周方向にお
    ける複数箇所で複数個の永久磁石を固定して形成した永
    久磁石回転電機の回転子において、 回転子鉄心の外周面に嵌まり込む円筒状のクランプ部材
    を有し、このクランプ部材には永久磁石が嵌まり込む窓
    部を設けるとともに、永久磁石に作用する遠心方向及び
    トルク方向の外力に抗するための爪部をそれぞれ設け、
    永久磁石をクランプ部材の窓部を介して外径方向に臨ま
    せるとともに、各爪部により遠心方向及びトルク方向の
    永久磁石の移動を規制するように構成して永久磁石を回
    転子鉄心に固定したことを特徴とする永久磁石回転電機
    の回転子。
  2. 【請求項2】 円柱状の回転子鉄心の表面の周方向にお
    ける複数箇所で複数個の永久磁石を固定して形成した永
    久磁石回転電機の回転子において、 回転子鉄心の外周面に嵌まり込む円筒状のクランプ部材
    を有し、このクランプ部材には永久磁石が嵌まり込む窓
    部を設けるとともに、永久磁石に作用する遠心方向、ト
    ルク方向及び軸方向の外力に抗するための爪部をそれそ
    れ設け、永久磁石をクランプ部材の窓部を介して外径方
    向に臨ませるとともに、各爪部により遠心方向、トルク
    方向及び軸方向の永久磁石の移動を規制するように構成
    して永久磁石を回転子鉄心に固定したことを特徴とする
    永久磁石回転電機の回転子。
JP2000176705A 2000-06-13 2000-06-13 永久磁石回転電機の回転子 Withdrawn JP2001359248A (ja)

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