JP2001357919A - コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

コネクタ及びその製造方法

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JP2001357919A JP2000175913A JP2000175913A JP2001357919A JP 2001357919 A JP2001357919 A JP 2001357919A JP 2000175913 A JP2000175913 A JP 2000175913A JP 2000175913 A JP2000175913 A JP 2000175913A JP 2001357919 A JP2001357919 A JP 2001357919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FPCと接続端子との接続部の接続信頼性に
優れると共に、安価に生産することができるコネクタ及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 第1,第2のコネクタは、絶縁フィルム
上に導電パターンが形成されたフレキシブル基板と、前
記フレキシブル基板の端部で前記導電パターンと接続さ
れる板状端部を有する金属製の接続端子と、前記接続端
子を内部に収容するハウジングとを備えたコネクタであ
って、第1のコネクタは、前記フレキシブル基板の端部
と前記接続端子の板状端部との接続部は、前記ハウジン
グの基端部で封止材により封止固定されているものであ
り、第2のコネクタは、前記ハウジングが前記フレキシ
ブル基板の端部と前記接続端子の板状端部との重合方向
に着脱自在に結合される下部ハウジング及び上部ハウジ
ングからなり、前記フレキシブル基板の端部と前記接続
端子の板状端部とは、前記下部ハウジングと上部ハウジ
ングとにより挟持されて固定されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレキシブルプ
リント基板の電気的接続に使用されるコネクタ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等に搭載されるフレキ
シブルプリント基板(FPC:Flexible Printed Circu
its)用のコネクタとしては、図12に示すようなコネ
クタが知られている。このコネクタ100は、主として
自動車のコンソールパネル内に設置されるメータ類の配
線用のコネクタとして使用されている。コネクタ100
は、例えばメータ筐体101に形成された嵌合穴に、F
PC107を挿入し、コネクタ110を嵌合して電気的
接続を行う構造を有している。即ち、FPC107は、
ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる絶縁フ
ィルム104の上に、箔状の導電材105を印刷等して
配線パターンを形成し、更に回路保護部材としてカバー
レイ106をその上に積層して構成されるが、嵌合穴1
02に挿入されるFPC107の末端においては、カバ
ーレイ106は形成されておらず、導電材105が剥き
出しとなっている。一方、コネクタ110内部の端子収
容孔111に収容された回路接続用ハーネス112の先
端には、接続端子113が圧着等により接続されてお
り、この接続端子113には、弾性接触片114が設け
られている。つまり、このコネクタ100は、コネクタ
110を嵌合穴102に嵌合することで、先に挿入され
たFPC107を嵌合穴102内で挟み込み、剥き出し
となったFPC107の導電材105部分を接続端子1
13の弾性接触片114が嵌合穴102の壁面に向かっ
て押圧しつつ接触するため、電気的導通を確保すること
ができる構造を有しているのである。
【0003】また、FPC用の他のコネクタとしては、
例えば特開平6−310224号公報や特開平7−10
6016号公報に開示されているように、フラットケー
ブルの複数の導体に溶接等により接続された雄接続端子
を有し、これらの雄接続端子が互いに電気的に絶縁され
るように電気的絶縁性を有する一次モールド樹脂により
予め封止され固定されたコネクタが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のFPC用のコネクタのうち、前者のものは、メ
ータ筐体101のように、嵌合部分に穴を設けたり、構
造を全面的に変更したりしなければならなくなり、部品
コスト等が上昇し、生産コストの増大を招くおそれがあ
るという問題がある。また、後者のものでは、接続端子
とフラットケーブルとの接続部分等の補強や信頼性向上
のために樹脂モールド処理を施す必要があり、部品コス
トにその処理にかかるコストが必ず加算されることにな
るので、生産コストの増大を招くという問題がある。
【0005】この発明は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、FPCと接続端子との接続部の接続信頼
性に優れると共に、安価に生産することができるコネク
タ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1のコ
ネクタは、絶縁フィルム上に導電パターンが形成された
フレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の端部で前
記導電パターンと接続される板状端部を有する金属製の
接続端子と、前記接続端子を内部に収容するハウジング
とを備えたコネクタであって、前記フレキシブル基板の
端部と前記接続端子の板状端部との接続部は、前記ハウ
ジングの基端部で封止材により封止固定されていること
を特徴とする。
【0007】前記封止材は、前記ハウジングの基端部に
ポッティングされたエポキシ系樹脂又はモールドされた
ホットメルト系樹脂であることが望ましい。
【0008】この発明に係る第2のコネクタは、絶縁フ
ィルム上に導電パターンが形成されたフレキシブル基板
と、前記フレキシブル基板の端部で前記導電パターンと
接続される板状端部を有する金属製の接続端子と、前記
接続端子を内部に収容するハウジングとを備えたコネク
タであって、前記ハウジングは、前記フレキシブル基板
の端部と前記接続端子の板状端部との重合方向に着脱自
在に結合される下部ハウジング及び上部ハウジングから
なり、前記フレキシブル基板の端部と前記接続端子の板
状端部とは、前記下部ハウジングと上部ハウジングとに
より挟持されて固定されていることを特徴とする。
【0009】この場合、コネクタは、前記フレキシブル
基板の端部と前記接続端子の板状端部との接続部と、前
記下部ハウジング及び上部ハウジングの少なくとも一方
との間に、弾性部材を介在させてなることが望ましい。
【0010】前記弾性部材は、好ましくは前記接続端子
の板状端部が重合された前記フレキシブル基板の端部の
上にポッティングにより形成された樹脂である。
【0011】この発明に係る第1のコネクタの製造方法
は、絶縁フィルム上に導電パターンが形成されたフレキ
シブル基板と、前記フレキシブル基板の端部で前記導電
パターンと接続される板状端部を有する金属製の接続端
子と、前記接続端子を内部に収容するハウジングとを備
えたコネクタの製造方法であって、前記フレキシブル基
板の端部に前記接続端子の板状端部を接合する工程と、
この工程で接合された前記フレキシブル基板の端部と前
記接続端子の板状端部とを仮補強する工程と、前記接続
端子を前記ハウジングの内部に収容すると共に、前記仮
補強された前記フレキシブル基板の端部と前記接続端子
の板状端部との接続部を、前記ハウジングの基端部で封
止材により封止固定する工程とを備えてなることを特徴
とする。
【0012】前記封止固定する工程での前記封止材とし
て、エポキシ系樹脂をポッティングすること又はホット
メルト系樹脂をモールドすることが望ましい。
【0013】この発明に係る第2のコネクタ製造方法
は、絶縁フィルム上に導電パターンが形成されたフレキ
シブル基板と、前記フレキシブル基板の端部で前記導電
パターンと接続される板状端部を有する金属製の接続端
子と、前記接続端子を内部を収容する下部ハウジング及
び上部ハウジングを着脱自在に結合してなるハウジング
とを備えたコネクタの製造方法であって、前記フレキシ
ブル基板の端部に前記接続端子の板状端部を重合する工
程と、この工程で重合された前記フレキシブル基板の端
部と前記接続端子の板状端部の上に樹脂をポッティング
する工程と、前記樹脂がポッティングされた前記フレキ
シブル基板の端部と前記接続端子の板状端部を前記上部
ハウジングと下部ハウジングとで上下から挟持して内部
に前記接続端子を収容した状態で前記上下のハウジング
を結合する工程とを備えたことを特徴とする。
【0014】この発明に係る第1のコネクタによれば、
フレキシブル基板の端部と接続端子の板状端部との接続
部が、接続端子を収容するハウジングの基端部で封止材
により封止されるだけの構成であるため、大規模なモー
ルド設備等を使用する必要がなく、通常のワイヤハーネ
スコネクタに適合するようなフレキシブル基板のコネク
タを安価に生産することが可能となり、コストの削減を
図ることができる。しかも、フレキシブル基板と接続端
子との引き剥がしや引っ張り等の荷重に対する接続部の
更なる補強をすることが可能となり、コネクタにストレ
インリリーフ構造をもたせることができる。
【0015】また、この発明の第2のコネクタによれ
ば、ハウジングの構造に下部及び上部ハウジングに2分
割することができる構造を採用したため、接続部の修理
等においてフレキシブル基板や接続端子を別々に交換し
容易に修理等施すことができるため、修理費用を低く抑
えることができ、製品歩留まりを防止してコストの削減
を図ることができる。しかも、フレキシブル基板と接続
端子の板状端部を2分割した下部及び上部ハウジングで
挟み込んで固定することで接続部の補強をすることがで
きるため、フレキシブル基板とコネクタ及びフレキシブ
ル基板と接続端子との引き剥がしや引っ張り等の荷重に
対する接続部の保護をすることが可能となり、コネクタ
にストレインリリーフ構造をもたせることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施例を説明する。図1は、この発明の第1の実施例
に係るコネクタのFPCと接続端子との接続部を示す斜
視図、図2は、この接続部上に形成された仮補強部を示
す斜視図、図3は、一部を断面で示す図2のA矢視側面
図、図4は、この仮補強部が形成された接続部をコネク
タハウジングに挿入することを示す斜視図、図5は、一
部を断面で示す図4のB矢視側面図である。
【0017】以下、図1〜5を用いて、この発明の第1
の実施例に係るコネクタの製造過程を説明する。図1に
示すように、FPC10は、絶縁樹脂等からなる絶縁フ
ィルム11と、その上に形成された例えばCu等の導電
材からなる銅箔積層板などの基板材料の印刷回路12
と、絶縁フィルム11及び印刷回路12の上に形成され
たポリイミド系の絶縁フィルムからなるカバーレイ13
とから構成されている。一方、接続端子20は、主に図
示しない雄接続端子の先端を嵌合して電気的接続を行う
嵌合接続部21と、接続端子20をワイヤハーネスに用
いるときに折り曲げてワイヤを圧着するための圧着片2
2と、FPC10と実際に接続される板状の接続端部2
3とから構成されている。なお、接続端子20に圧着片
22を設けておくことで、この接続端子20をFPCと
ワイヤハーネスの両方に共用することができるため、コ
ネクタの製造コストを抑えることが可能である。この接
続端部23とFPC10の端部10aの印刷回路12と
の接続は、抵抗溶接や超音波溶接等の圧接接合法やレー
ザ溶接等の融接接合法などで簡単に行うことができ、こ
の結果、接続部24が形成される。
【0018】次に、図2に示すように、このようにして
形成された接続部24を含むFPC10上の短手方向の
一方の端部から他方の端部まで、例えばエポキシ樹脂や
ホットメルト材を塗布して接続端部23と印刷回路12
との接続の強度を高める仮補強部30を形成する。この
仮補強部30を形成することにより、図3に示すよう
に、例えば接続部24において接続端部23と印刷回路
12との矢印で示す方向への剥離等に対する強度が高く
なる。この仮補強部30を形成する接着剤としては、例
えば熱溶解性接着剤であるポリアミド系やポリオレフィ
ン系のホットメルト接着剤等が用いられ、硬化剤として
は、熱硬化性樹脂接着剤であるエポキシ樹脂接着剤等が
用いられる。これらの接着剤及び硬化剤は、材料コスト
と接着・硬化とのバランスを考えた上で最適の材料であ
る。なお、この仮補強部30により、接続部24におけ
る接続端部23と印刷回路12との引き剥がし強度も仮
補強部30が形成される前よりも高められている。
【0019】このようにして仮補強部30が形成された
FPC10と接続端子20とを、図4に示すように、コ
ネクタハウジング40の基端側に形成された収容穴41
に挿入する。なお、このコネクタハウジング40の上部
には、係止部42が設けられている。この係止部42に
は、図示しない嵌合相手のコネクタハウジングの係止爪
が係止される。
【0020】最後に、図5に示すように、コネクタハウ
ジング40の収容穴41に収容されたFPC10の接続
部24及び仮補強部30は、封止材50により、収容穴
41の内側で封止され、コネクタハウジング40と一体
化される。この封止材50により、接続部24におい
て、接続端部23と印刷回路12との矢印方向への剥離
に対する強度は、仮補強部30を形成しただけのときよ
りも更に高くなる。従って、この封止材50を形成する
ことにより、印刷回路12とコネクタハウジング40と
の引き剥がしや引っ張り等の荷重に対する接続部24及
び仮補強部30の更なる補強をすることが可能となると
共に、収容穴41を封止材50により封止するため、挿
入口側からの水分に対しての簡易防水性能をコネクタハ
ウジング40に持たせることが可能となる。なお、この
封止材50としては、上述した仮補強部30と同様に、
ホットメルト接着剤等のホットメルト材やエポキシ樹脂
接着剤等の樹脂が、材料コストと接着・硬化とのバラン
スを考えた上で最適である。これらの封止材はモール
ド、ポッティング等により形成することができる。ま
た、収容穴41内に挿入された接続端子20は、収容穴
41内に形成されたランス部45及び固定部46により
挟持固定される。このコネクタ構造によれば、相手側の
コネクタハウジングとして従前のものとの嵌合が可能で
あり、部品の共通化によるコストの低減を図ることがで
きる。
【0021】図6(a)に示すように、例えば通常のワ
イヤハーネスに使用される接続端子80は、その接続端
部81においてワイヤ82の先端と圧着等により接続さ
れ電気的導通が確保されているため、その接続部におい
ては、ある程度の剥離強度や引っ張り強度をもたせた構
造が担保されている。そして、この接続端子80の先端
に向かって接続端子83の嵌合端部84を嵌合させ、電
気的接続を図っている。ここで、例えばワイヤハーネス
に接続された接続端子83をFPC70の回路とコネク
タを用いて接続する場合には、同図(b)に示すよう
に、接続端子60の接続端部61をFPC70に形成さ
れた銅箔状の印刷回路71に直接接続することが考えら
れるが、それだけでは剥離強度等が弱いため、接着剤や
硬化剤でその接続部を覆い仮補強部72を形成し、剥離
等に対する更なる補強をしたものを使用したのが、前記
第1の実施例である。しかし、この場合、FPCに不具
合があると、端子ごと取り換えなくてはならない。そこ
で、この点を改善したのが次の実施例である。
【0022】図7は、この発明の第2の実施例に係るコ
ネクタのFPCと接続端子との重合接続部を示す斜視図
である。なお、上記実施例において説明した箇所と重複
する箇所については説明を割愛する。
【0023】この接続端子60は、その接続端部61が
FPC70に形成された導電材からなる印刷回路71の
上にそのまま載置されるか、抵抗溶接等の接合法により
容易に剥がれるように仮接合されている。コネクタ20
0は、図8に示すように、上部ハウジング201と下部
ハウジング202とに分割することができ、これらの間
にFPC70と接続端子60とを挟み込んで1つのコネ
クタとなる。上部ハウジング201には、その短手方向
両端部の嵌合方向と同方向に沿った面に、係止穴203
が複数形成され、下部ハウジング202には、この係止
穴203の位置と対応する位置に係止突起204が形成
されている。上部ハウジング201と下部ハウジング2
02とが嵌合されたときに、これら係止突起204と係
止穴203とが係合してコネクタ200が完成される。
【0024】上部ハウジング201と下部ハウジング2
02とを嵌合する際に、例えば下部ハウジング202に
形成されたランス部206が重合接続部205を上部ハ
ウジング201とで挟み込み、挟持してコネクタ200
内の接続端子60等を固定する。しかし、この場合にお
いても、コネクタ200における十分な剥離や引張りに
対する強度が得られないため、図9に示すように、重合
接続部205上及びFPC70上にエポキシ樹脂接着剤
92をFPC70の短手方向と同方向に沿って塗布/充
填した後、図10に示すように、上部又は下部ハウジン
グ201,202を嵌合する。この際、上部ハウジング
201に予め形成されている樹脂収容溝207にエポキ
シ樹脂接着剤92が挟み込まれ、弾性部材として重合接
続部205やFPC70を押さえつけ固定するため、剥
離や引張りに対する十分な強度を得ることができる。
【0025】更に、図11に示すように、エポキシ樹脂
接着剤92をFPC70の短手方向だけでなく、長手方
向にも塗布/充填し、上部又は下部ハウジング201,
202に、この長手方向に塗布/充填されたエポキシ樹
脂接着剤92をも挟み込むような樹脂収容溝207を形
成して上部又は下部ハウジング201,202を嵌合す
れば、更に十分な剥離や引っ張りに対する強度を得るこ
とができる。なお、このコネクタ200は、上部及び下
部ハウジング201,202に2分割することができる
構造を有しているため、例えば重合接続部205におい
てFPC70と接続端子60の剥離や、印刷回路71の
破断等の故障が発生してもコネクタハウジング201,
202を分割して容易に修理を行うことができるため交
換部品を少なくすること等ができ、修理コストを減少す
ることができる。
【0026】なお、上記第1の及び第2の実施例におい
て、コネクタ内に接続端子、接続部/重合接続部、FP
Cの一部を固定するためのストレインリリーフ部材を新
たに装着しなくても十分な剥離強度等を確保することが
できるため、部品コストを減少することができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の第1のコ
ネクタによれば、フレキシブル基板の端部と接続端子の
板状端部との接続部が、接続端子を収容するハウジング
の基端部で封止材により封止されるだけの構成であるた
め、大規模なモールド設備等を使用する必要がなく、通
常のワイヤハーネスコネクタに適合するようなフレキシ
ブル基板のコネクタを安価に生産することが可能とな
り、コストの削減を図ることができる。しかも、フレキ
シブル基板と接続端子との引き剥がしや引っ張り等の荷
重に対する接続部の更なる補強をすることが可能とな
り、コネクタにストレインリリーフ構造をもたせること
ができる。
【0028】また、この発明の第2のコネクタによれ
ば、ハウジングの構造に下部及び上部ハウジングに2分
割することができる構造を採用したため、接続部の修理
等においてフレキシブル基板や接続端子を別々に交換し
容易に修理等施すことができるため、修理費用を低く抑
えることができ、製品歩留まりを防止してコストの削減
を図ることができる。しかも、フレキシブル基板と接続
端子の板状端部を2分割した下部及び上部ハウジングで
挟み込んで固定することで接続部の補強をすることがで
きるため、フレキシブル基板とコネクタ及びフレキシブ
ル基板と接続端子との引き剥がしや引っ張り等の荷重に
対する接続部の保護をすることが可能となり、コネクタ
にストレインリリーフ構造をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例に係るコネクタのF
PCと接続端子との接続部を示す斜視図である。
【図2】 同接続部上に形成された仮補強部を示す斜視
図である。
【図3】 一部を断面で示す図2のA矢視側面図であ
る。
【図4】 同接続部をコネクタハウジングに挿入するこ
とを示す斜視図である。
【図5】 一部を断面で示す図4のB矢視側面図であ
る。
【図6】 同接続部と従来の接続部との比較を示す図で
ある。
【図7】 この発明の第2の実施例に係るコネクタのF
PCと接続端子との重合接続部を示す斜視図である。
【図8】 同コネクタの分解斜視図である。
【図9】 同コネクタの分解斜視図である。
【図10】 同コネクタの一部断面を含む側面図であ
る。
【図11】 同コネクタの分解斜視図である。
【図12】 従来のFPC用コネクタを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10,70…FPC、11…絶縁フィルム、12,71
…印刷回路、13…カバーレイ、20,60,80…接
続端子、21…嵌合接続部、22…圧着片、23,6
1,81…接続端部、24…接続部、30,72…仮補
強部、40…コネクタハウジング、41…収容穴、42
…係止部、50…封止材、82…ワイヤ、83…接続端
子、84…嵌合端部、92…エポキシ樹脂接着剤、20
0…コネクタ、201…上部ハウジング、202…下部
ハウジング、203…係止穴、204…係止突起、20
5…重合接続部、206…ランス部、207…樹脂収容
溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 BB02 BB06 BB23 CC23 GG02 HH16 HH17 HH18 HH28 5E077 BB13 BB23 BB32 CC23 EE12 GG12 JJ05 JJ10 JJ11 JJ30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁フィルム上に導電パターンが形成さ
    れたフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の端部で前記導電パターンと接続
    される板状端部を有する金属製の接続端子と、 前記接続端子を内部に収容するハウジングとを備えたコ
    ネクタであって、 前記フレキシブル基板の端部と前記接続端子の板状端部
    との接続部は、前記ハウジングの基端部で封止材により
    封止固定されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記封止材は、前記ハウジングの基端部
    にポッティングされたエポキシ系樹脂であることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記封止材は、前記ハウジングの基端部
    にモールドされたホットメルト系樹脂であることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 絶縁フィルム上に導電パターンが形成さ
    れたフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の端部で前記導電パターンと接続
    される板状端部を有する金属製の接続端子と、 前記接続端子を内部に収容するハウジングとを備えたコ
    ネクタであって、 前記ハウジングは、前記フレキシブル基板の端部と前記
    接続端子の板状端部との重合方向に着脱自在に結合され
    る下部ハウジング及び上部ハウジングからなり、 前記フレキシブル基板の端部と前記接続端子の板状端部
    とは、前記下部ハウジングと上部ハウジングとにより挟
    持されて固定されていることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル基板の端部と前記接続
    端子の板状端部との接続部と、前記下部ハウジング及び
    上部ハウジングの少なくとも一方との間に、弾性部材を
    介在させてなることを特徴とする請求項4記載のコネク
    タ。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材は、前記接続端子の板状端
    部が重合された前記フレキシブル基板の端部の上にポッ
    ティングにより形成された樹脂であることを特徴とする
    請求項5記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 絶縁フィルム上に導電パターンが形成さ
    れたフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の端部で前記導電パターンと接続
    される板状端部を有する金属製の接続端子と、 前記接続端子を内部に収容するハウジングとを備えたコ
    ネクタの製造方法であって、 前記フレキシブル基板の端部に前記接続端子の板状端部
    を接合する工程と、 この工程で接合された前記フレキシブル基板の端部と前
    記接続端子の板状端部とを仮補強する工程と、 前記接続端子を前記ハウジングの内部に収容すると共
    に、前記仮補強された前記フレキシブル基板の端部と前
    記接続端子の板状端部との接続部を、前記ハウジングの
    基端部で封止材により封止固定する工程とを備えてなる
    ことを特徴とするコネクタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記封止材として、エポキシ系樹脂をポ
    ッティングすることを特徴とする請求項7記載のコネク
    タの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記封止材として、ホットメルト系樹脂
    をモールドすることを特徴とする請求項7記載のコネク
    タの製造方法。
  10. 【請求項10】 絶縁フィルム上に導電パターンが形成
    されたフレキシブル基板と、 前記フレキシブル基板の端部で前記導電パターンと接続
    される板状端部を有する金属製の接続端子と、 前記接続端子を内部を収容する下部ハウジング及び上部
    ハウジングを着脱自在に結合してなるハウジングとを備
    えたコネクタの製造方法であって、 前記フレキシブル基板の端部に前記接続端子の板状端部
    を重合する工程と、 この工程で重合された前記フレキシブル基板の端部と前
    記接続端子の板状端部の上に樹脂をポッティングする工
    程と、 前記樹脂がポッティングされた前記フレキシブル基板の
    端部と前記接続端子の板状端部を前記上部ハウジングと
    下部ハウジングとで上下から挟持して内部に前記接続端
    子を収容した状態で前記上下のハウジングを結合する工
    程とを備えたことを特徴とするコネクタの製造方法。
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