JP2001357879A - 電解質およびそれを用いた電池 - Google Patents

電解質およびそれを用いた電池

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JP2001357879A
JP2001357879A JP2000175225A JP2000175225A JP2001357879A JP 2001357879 A JP2001357879 A JP 2001357879A JP 2000175225 A JP2000175225 A JP 2000175225A JP 2000175225 A JP2000175225 A JP 2000175225A JP 2001357879 A JP2001357879 A JP 2001357879A
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Ken Orui
研 大類
Kazuhiro Noda
和宏 野田
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Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度およびイオン伝導性に優れ、容易
に製造することができる電解質およびそれを用いた電池
を提供する。 【解決手段】 正極11と負極12とが電解質層13を
介して積層され、外装部材14に封入されている。電解
質層13は、織布または不織布よりなりリチウムイオン
伝導性を有する無機電解質と、高分子化合物とリチウム
塩とを含みリチウムイオン伝導性を有する有機電解質と
を備えている。よって、無機電解質により高い機械的強
度が得られると共に、無機電解質と有機電解質との組み
合わせにより有機電解質によるイオン伝導性が阻害され
ることなく、高いイオン伝導性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機電解質と有機
電解質とを含有する電解質およびそれを用いた電池に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯用電子機器の電源として二次
電池の研究開発が活発に進められている。中でも、正極
にリチウム含有酸化物を用い、負極に炭素質材料を用い
ると共に、非水溶媒にリチウム塩を溶解させた液状電解
質(以下、電解液ともいう。)を正極と負極との間に介
在させたリチウムイオン二次電池は、高エネルギー密度
を実現することができる二次電池として注目されてい
る。
【0003】現在市販されているリチウムイオン二次電
池としては、筒型状あるいは角型状にパッケージされた
ものが一般的である。しかし、昨今における携帯電話あ
るいはノート型パソコンなどの携帯用電子機器の普及に
より、カード型などの従来よりも薄い形状を有する電池
のニーズが高まっている。ところが、液状電解質を用い
た電池を薄型形状とすると、電解質が漏れてしまい、周
辺の電子部品を破損してしまうおそれがあった。そこ
で、液状電解質に代えて、固体電解質を用いることが提
案されている。これまでに報告されている固体電解質
は、高分子固体電解質と無機固体電解質とに大別される
が、正極および負極と良好な界面を形成することができ
るという点から高分子固体電解質が注目されている。
【0004】高分子固体電解質に用いられる高分子化合
物としては、例えば、ポリエチレンオキシドに代表され
るポリエーテル系の材料に関する研究が盛んである。こ
のような高分子化合物では、高分子鎖のセグメント運動
により、高分子化合物中で解離されたリチウムイオンが
運ばれてイオン伝導性が発現するものと考えられてい
る。一般に、このような高分子固体電解質を用いたリチ
ウムイオン二次電池は、薄膜状の電解質を介して正極と
負極とを積層した構成とされる。その際、電池の内部抵
抗を低減し、十分な電池性能を得るには、電解質の厚さ
をなるべく薄くする方が好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高分子
固体電解質は機械的強度が十分でないので、電解質の厚
さを薄くするにつれて内部短絡の発生頻度が高くなると
いう問題があった。
【0006】この問題を解決するために、例えば、高分
子固体電解質をセラミック粉末あるいはスチレン系の有
機微粒子と混合する方法が提案されている(F.Capuano,
F.Croce and B.Scrosati; J. Electrochem. Soc., vo
l.138, p.1918 (1991) および特許第2626350号
公報参照)。しかし、この方法では、セラミック粉末あ
るいは有機微粒子を高分子固体電解質内に均一に分散さ
せる必要があり、作製工程が煩雑になるという問題があ
る。また、セラミック粉末あるいは有機微粒子の含有量
を増やすほど機械的強度は改善されるものの、反面では
粒子同士の凝集が生じやすくなり、分散させることが困
難となるので、微粒子等が偏在してしまい、強度向上の
効果が十分に得られず、更にイオン伝導率が大幅に劣化
してしまうという問題もある。
【0007】他にも、ポリオレフィン系あるいはポリア
ミド系等の高分子化合物からなる不織布または多孔質膜
を支持体とし、この支持体とポリエチレンオキシド系の
高分子固体電解質とを複合化することにより、電解質の
強度を向上させる手法が提案されている(特開平5−0
6476号公報参照)。この手法によれば、高分子溶液
を不織布または多孔質膜に含浸させたのち、溶媒を揮発
させるか、または加熱して重合反応を行わせるだけで、
容易に固体電解質を得ることができる。しかし、ここで
用いる支持体はリチウムイオンを伝導しないので、複合
化によりイオン伝導が阻害され、イオン伝導率が低下す
るという問題がある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、機械的強度およびイオン伝導性に優
れ、容易に製造することができる電解質およびそれを用
いた電池を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電解質は、
空隙を有する膜状であり、イオン伝導性を有する無機電
解質と、有機化合物を含み、イオン伝導性を有する有機
電解質とを含有すうものである。
【0010】本発明による電池は、正極および負極と共
に電解質を備えたものであって、電解質は、空隙を有す
る膜状であり、イオン伝導性を有する無機電解質と、有
機化合物を含み、イオン伝導性を有する有機電解質とを
含有するものである。
【0011】本発明による電解質では、空隙を有する膜
状の無機電解質を備えているので、高い機械的強度が得
られると共に、有機電解質によるイオン伝導性が阻害さ
れることなく、高いイオン伝導率が得られる。
【0012】本発明による電池では、本発明の電解質を
用いているので、内部短絡の発生が防止されると共に、
内部抵抗が低減される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態に係る電解質は、リチウムイオン伝導性を有する
無機電解質と、イオン伝導性を有する有機高分子化合物
および電解質塩であるリチウム塩を含みリチウムイオン
伝導性を有する有機電解質とを含有している。無機電解
質は不織布または織布などにより構成されており、空隙
を有する膜状とされている。有機電解質は無機電解質に
より保持され、少なくとも一部は無機電解質の空隙に存
在している。すなわち、この電解質では、無機電解質に
より高い機械的強度が得られると共に、有機電解質と無
機電解質との組み合わせにより有機電解質によるイオン
伝導性が阻害されることなく、高いイオン伝導率が得ら
れるようになっている。
【0015】無機電解質は、例えば、厚さが10μm〜
100μm程度である。無機電解質の材料は特に限定さ
れない。但し、無機電解質のイオン伝導率が有機電解質
のイオン伝導率と同じかそれ以上となるものであること
が好ましい。これにより、有機電解質によるイオン伝導
性を損なうことなく、高いイオン伝導性を確保すること
ができるからである。
【0016】このような高いイオン伝導率を得ることが
できる材料としては、Li0.5-3mRE0.5+m TiO
3 (但し、REはLa (ランタン),Pr(プラセオ
ジム),Nd(ネオジウム)およびSm(サマリウム)
よりなる群のうちの少なくとも1種を表す)、Li1+n
MEn Ti2-n (PO4 3 (但し、MEはAl(アル
ミニウム),Sc(スカンジウム),Y(イットリウ
ム)およびLaよりなる群のうちの少なくとも1種を表
す)などの結晶質材料、またはLi2 S−SiS2 ガラ
スあるいはLiI−Li2 S−P2 5 ガラスなどの非
晶質材料が挙げられる。
【0017】有機高分子化合物は、イオン伝導性を有す
るものであれば特に限定されないが、中でも、エーテル
結合を有するものは高いイオン伝導性を得ることができ
るので好ましい。エーテル結合を有する化合物として
は、例えば、ポリエチレンオキシドあるいはポロプロピ
レンオキシド、またはポリエーテル変性ポリメチルシロ
キサンなどのポリエーテルセグメントを含むものが挙げ
られる。これらは架橋による結合を有さないものである
が、架橋性の官能基において架橋されたもの(すなわ
ち、架橋ポリマ)でもよい。例えば、エーテル結合を有
する架橋ポリマとしては、ポリエチレングリコールジア
クリレートあるいはポリエチレングリコールジメタクリ
レートが挙げられる。また、有機高分子化合物は、1種
の化合物により構成されてもよいが、2種以上の化合物
により構成されてもよい。この場合、少なくとも1種は
エーテル結合を有する化合物を含むことが好ましい。
【0018】リチウム塩としては、LiClO4 ,Li
BF4 ,LiPF6 ,LiCF3 SO3 ,LiAs
6 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5
2 2,LiN(C4 9 SO2 )(CF3
2 ),LiC4 9 SO3 あるいはLiC(CF3
2 3 などがあり、これらのうちのいずれか1種また
は2種以上が混合して用いられる。
【0019】このような構成を有する電解質は、次のよ
うにして作製することができる。
【0020】まず、例えば、有機高分子化合物とリチウ
ム塩とをアセトニトリル(CH3 CN)などの溶媒に添
加し、攪拌して溶解させ、混合溶液を調整する。次い
で、この混合溶液を織布あるいは不織布などよりなる膜
状の無機電解質に含浸させる。続いて、混合溶媒を含浸
させた無機電解質を加熱し、溶媒を揮発させて除去す
る。これにより、無機電解質と有機電解質とが複合化さ
れた本実施の形態に係る電解質が得られる。
【0021】また、有機高分子化合物に架橋ポリマを用
いる場合には、架橋性の官能基を有する化合物を添加し
て混合溶液を調整し、無機電解質に含浸させたのち、架
橋性の官能基を有する化合物を架橋させる。この架橋工
程は、溶媒を揮発させる前に行っても後に行ってもよ
く、加熱により架橋させる場合などは溶媒を揮発させつ
つ架橋させてもよい。架橋させる方法は特に限定されな
いが、装置のの簡便性およびコスト面から考えて、加熱
重合あるいは紫外線照射による光重合が好ましい。
【0022】なお、加熱あるいは紫外線照射により架橋
を行う場合には、重合開始剤を混合溶液に添加しておく
必要がある。熱重合開始剤としては、例えば、クメンヒ
ドロパーオキシド,t−ブチルヒドロパーオキシド,ジ
クミルパーオキシド,あるいはジ−t−ブチルパーオキ
シドなどの高温重合開始剤、または過酸化ベンゾイル,
過酸化ラウロイル,過酸化塩あるいはアゾビスイソブチ
ルニトリルなどの開始剤、またはレドックス開始剤があ
る。光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン、
トリクロロアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルイソ
プロピオフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルケト
ン、ベンゾイソエーテル、2,2−ジエトキシアセトフ
ェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェ
ノンあるいはベンジルジメチルケタールがある。重合開
始剤としては、これらのうちの1種を用いてもよいし、
2種以上を混合して用いてもよい。
【0023】この電解質は、例えば、次のようにして電
池に用いられる。
【0024】図1は、本実施の形態に係る電解質を用い
た二次電池の断面構造を表すものである。なお、図1に
示したものは、いわゆる平型(あるいはペーパー型,カ
ード型)などと言われるものである。この二次電池は、
例えば、正極11と負極12とが本実施の形態に係る電
解質よりなる電解質層13を介して対向配置され、外装
部材14に封入された構造を有している。正極11には
正極端子15が接続されており、この正極端子15は外
装部材14の内部から外装部材14の周縁の封口部分を
介して外部に向かって導出されている。また、負極12
には負極端子16が接続されており、この負極端子16
は外装部材14の内部から外装部材14の封口部分を介
して外部に向かって導出されている。
【0025】正極11は、例えば、正極合剤層11aと
正極集電体層11bとにより構成されており、正極集電
体層11bの片面または両面に正極合剤層11aが設け
られた構造を有している。正極集電体層11bは、例え
ば、アルミニウム箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔
などの金属箔により構成されている。正極合剤層11a
は、例えば、正極材料と、カーボンブラックあるいはグ
ラファイトなどの導電剤と、ポリフッ化ビニリデンなど
の結着剤とを含有して構成されている。
【0026】正極材料としては、例えば、金属酸化物,
金属硫化物あるいは特定の高分子材料などが好ましく、
電池の使用目的に応じてそれらのいずれか1種または2
種以上が選択される。中でも、Lix MO2 で表される
リチウム含有酸化物は、高いエネルギー密度を得ること
ができるので好ましい。この組成式において、Mは1種
類以上の遷移金属が好ましく、具体的には、マンガン
(Mn),コバルト(Co)およびニッケル(Ni)お
よびのうちの少なくとも1種が好ましい。なお、xの値
は電池の充放電状態によって異なり、通常、0.05≦
x≦1.10である。このようなリチウム複合酸化物の
具体例としては、LiNiy Co1-y 2(但し、0≦
y≦1)あるいはLiMn2 4 などが挙げられる。
【0027】負極12は、例えば、負極合剤層12aと
負極集電体層12bとにより構成されており、負極集電
体層12bの片面または両面に負極合剤層12aが設け
られた構造を有している。負極集電体層12bは、例え
ば、銅箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属
箔により構成されている。負極合剤層12aは、負極材
料として、例えば、リチウム金属,リチウム合金または
リチウムあるいはリチウムイオンを吸蔵および離脱する
ことが可能な材料を含んでいる。リチウム合金には、例
えば、アルミニウム,亜鉛(Zn),スズ(Sn),鉛
(Pb)およびインジウム(In)のうちの1種または
2種以上とリチウムとの合金がある。なお、負極材料に
は、リチウム金属またはリチウム合金とリチウムあるい
はリチウムイオンを吸蔵および離脱することが可能な材
料とが複合化されたものを用いることも可能である。
【0028】リチウムあるいはリチウムイオンを吸蔵お
よび離脱することが可能な材料としては、例えば、炭素
質材料が挙げられる。炭素質材料として、例えば、熱分
解炭素類,コークス類,黒鉛類,難黒鉛化炭素類,ガラ
ス状炭素類,有機高分子化合物焼成体,炭素繊維あるい
は活性炭などが挙げられる。このうち、コークス類に
は、ピッチコークス,ニードルコークスあるいは石油コ
ークスなどがある。リチウムあるいはリチウムイオンを
吸蔵および離脱することが可能な材料としては、また、
ケイ素,ケイ素化合物あるいは金属カルコゲン化物など
の無機材料、または有機高分子材料なども挙げられる。
ケイ素化合物には、SiB4 、SiB6 、Mg2 Si、
Mg2 Sn、Ni2 Si、TiSi2 、MoSi2 、C
oSi2 、NiSi2 、CaSi2 、CrSi2 、Cu
5 Si、FeSi2 、MnSi2 、NbSi2 、TaS
2 、VSi2 、WSi2 あるいはZnSi2 などがあ
る。金属カルコゲン化物には、酸化スズ,酸化鉄あるい
は酸化チタンなどがあり、有機高分子材料にはポリアセ
チレンあるいはポリピロールなどがある。
【0029】外装部材14は、例えば、高分子化合物膜
と金属膜と高分子化合物膜とをこの順に張り合わせたラ
ミネートフィルムにより形成されている。なお、高分子
化合物膜の構成材料としては、例えば、ポリエチレンや
ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂が挙げられ
る。また、金属膜としては、例えばアルミニウム箔など
が挙げられる。
【0030】この二次電池は、例えば、次のようにして
製造することができる。
【0031】まず、例えば、正極材料と導電剤と結着剤
とを混合して正極合剤を調製し、この正極合剤を溶剤に
分散してペースト状の正極合剤スラリーとする。次い
で、この正極合剤スラリーを正極集電体層11bに塗布
し溶剤を乾燥させたのち、圧縮成型して正極合剤層11
aを形成し、正極11を作製する。続いて、正極集電体
層11bに正極端子15を溶接などにより取り付ける。
【0032】また、例えば、負極材料であるリチウムあ
るいはリチウムイオンを吸蔵および離脱することが可能
な材料と結着剤とを混合して負極合剤を調製し、この負
極合剤を溶剤に分散してペースト状の負極合剤スラリー
とする。この負極合剤スラリーを負極集電体層12bに
塗布し溶剤を乾燥させたのち、圧縮成型して負極合剤層
12aを形成し、負極12を作製する。続いて、負極集
電体層12bに負極端子16を溶接などにより取り付け
る。
【0033】なお、負極材料としてリチウム金属を用い
る場合には、結着剤は不要であり、例えば、リチウム金
属箔を負極集電体層12bに圧着することにより負極1
2を作製する。また、負極材料としてリチウム合金を用
いる場合には、合金の種類により作製方法が異なるが、
リチウム−アルミニウム合金であれば、例えば、リチウ
ム金属箔とアルミニウム箔とを接触させて常温加圧状態
あるいは加熱状態で放置することにより負極12を作製
する。その際、アルミニウム箔に部分的に未反応部分が
残るように双方の金属量を調整すれば、アルミニウム箔
に集電体としての機能も併せ持たせることができるので
好ましい。
【0034】正極11および負極12を作製したのち、
例えば本実施の形態に係る電解質よりなる電解質層13
を作製する。なお、この電解質層13の作製は、正極1
1または負極12の上で行ってもよい。電解質層13を
作製したのち、この電解質層13を介して正極11と負
極12とを重ね合わせ、例えば圧着する。
【0035】次いで、外装部材14を用意し、正極端子
15および負極端子16が外装部材14の外部に導出さ
れるように、外装部材14により正極11,電解質層1
3および負極12を覆う。そののち、外装部材の周縁部
を例えば融着する。これにより、図1に示した二次電池
が完成する。
【0036】このような構成を有する二次電池は、次の
ように作用する。
【0037】この二次電池では、充電を行うと、例え
ば、正極11からリチウムイオンが離脱し、電解質層1
3を介して負極12に吸蔵され、またはリチウム金属と
なって析出する。放電を行うと、例えば、負極12から
リチウムイオンが離脱または溶出し、電解質層13を介
して正極11に吸蔵される。ここでは、電解質層13が
膜状の無機電解質を含有しているので、高い機械的強度
が得られ、電解質層13の破断およびそれに伴う電池の
内部短絡が防止される。また、無機電解質と有機電解質
とを含有しているので、イオン伝導性が阻害されること
なく、高いイオン伝導性が得られる。
【0038】このように本実施の形態に係る電解質によ
れば、膜状の無機電解質と、有機電解質とを含有するよ
うにしたので、容易に製造することができ、かつ破断す
ることのない十分な機械的強度と、十分なイオン伝導性
とを共に得ることができる。よって、この電解質を用い
て二次電池を構成すれば、容易に電池の厚さを薄くし、
内部抵抗を低減させ電池性能を向上させることができる
と共に、内部短絡の発生を防止し、信頼性を向上させる
ことができる。
【0039】特に、無機電解質が有機電解質と同じかあ
るいはそれよりも大きいイオン伝導率を有するようにす
れば、有機電解質によるイオン伝導性を損なうことな
く、高いイオン伝導性を得ることができる。
【0040】また、有機電解質がエーテル結合を有する
有機高分子化合物を含むようにすれば、より高いイオン
伝導性を得ることができる。
【0041】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態に係る電解質は、有機電解質がリチウム塩と有機
溶媒と有機高分子化合物とを含むことを除き、第1の実
施の形態と同一の構成および作用を有している。また、
第1の実施の形態と同様に製造することができ、同様に
用いることができる。よって、ここでは同一部分につい
ての詳細な説明を省略する。
【0042】この有機電解質はいわゆるゲル状であり、
リチウム塩と、このリチウム塩を溶解する有機溶媒と
が、有機高分子化合物に保持されたものである。リチウ
ム塩は、第1の実施の形態と同一である。
【0043】有機溶媒としては、例えば、エチレンカー
ボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチルラクト
ン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メ
チルエチルカーボネート、1,3−ジオキソラン、メチ
ルアセテート、メチルプロピオネート、ギ酸メチル、ス
ルホラン、クロロエチレンカーボネート、トリフロロプ
ロピレンカーボネートあるいはカテコールカーボネート
などの非プロトン性極性溶媒が好ましく、これらのいず
れか1種または2種以上を混合して用いてもよい。
【0044】有機高分子化合物としては、例えば、ポリ
アクリロニトリルおよびその共重合体、ポリフッ化ビニ
リデンおよびその共重合体、あるいはポリエチレンオキ
シドおよびその共重合体などが挙げられ、これらのいず
れか1種または2種以上を混合して使用してもよい。な
お、この有機高分子化合物は、第1の実施の形態と異な
り、イオン伝導性を有していても有していなくてもよ
い。
【0045】このように本実施の形態に係る電解質につ
いても、第1の実施の形態と同様に、容易に製造するこ
とができ、破断することのない十分な機械的強度と、十
分なイオン伝導性とを共に得ることができる。
【0046】
【実施例】更に、本発明の具体的な実施例について、図
1を参照して詳細に説明する。
【0047】まず、有機高分子化合物として分子量40
0000のポリエチレンオキシド2gを、溶媒としての
アセトニトリル100gに添加し、室温下において攪拌
して溶解させた。次いで、ポリエチレンオキシドを溶解
させたアセトニトリル溶液に、攪拌を継続しつつ、リチ
ウム塩としてLiN(CF3 SO2 2 を1.6g添加
して溶解させ、透明性を有し粘ちょうな混合溶液を得
た。
【0048】続いて、Li0.34La0.51TiO2.94より
なる厚さ50μmの不織布により構成された無機電解質
を用意した。なお、この無機電解質を直径1.1cmの
円盤状に切り抜き、これを一対のステンレス電極に挟み
込んで、交流インピーダンス法により25℃におけるイ
オン伝導率を求めたところ、9×10-5S/cmであっ
た。
【0049】そののち、この無機電解質を3cm×3c
mの大きさに切り出し、シャーレ上に展開した混合溶液
中に浸漬させ、10分間放置した。放置したのち、混合
溶液が含浸された無機電解質をシャーレから引き出し、
80℃で10分間加熱してアセトニトリルを揮発させた
のち、更に室温で1時間放置して電解質を得た。
【0050】得られた電解質を直径1.1cmの円盤状
に切り抜き、これを一対のステンレス電極に挟み込ん
で、交流インピーダンス法により25℃におけるイオン
伝導率を求めたところ、1×10-5S/cmであった。
【0051】なお、本実施例に対する比較例1として、
無機電解質に変えて、ポリプロピレンよりなる厚さ50
μmの不織布を用いたことを除き、他は本実施例と同様
にして電解質を作製した。比較例1の電解質について
も、本実施例と同様にしてイオン伝導率を求めたとこ
ろ、2×10-6S/cmであった。
【0052】また、本実施例に対する比較例2として、
無機電解質を用いず、本実施例と同様にして調整した混
合溶液をテフロン(登録商標)板上に展開し、80℃で
10分間加熱してアセトニトリルを揮発させたのち、更
に室温で1時間放置して有機電解質のみの電解質を作製
した。比較例2の電解質についても、本実施例と同様に
してイオン伝導率を求めたところ、1×10-5S/cm
であった。
【0053】これらの結果を比較してみると、本実施例
のイオン伝導率は、イオン伝導性を有さないポリプロピ
レンを用いた比較例1よりも大きく、有機電解質のみの
比較例2と同等の値が得られた。すなわち、膜状の無機
電解質と、有機電解質とを複合化するようにすれば、有
機電解質のイオン伝導性を損ねることなく、高いイオン
伝導率が得られることが分かった。
【0054】更に、本実施例および比較例2の各電解質
を用い、図1に示した二次電池と同様の平型二次電池を
作製した。まず、正極材料としてのコバルト酸リチウム
(LiCoO2 )と、導電剤としての黒鉛と、結着剤と
してのポリフッ化ビニリデンと、溶剤としてのN−メチ
ルピロリドンとを混合し、正極合剤を調製した。次い
で、この正極合剤をアルミニウム箔よりなる正極集電体
層11bの片面に塗布したのち、加熱により溶剤を揮発
させて正極合剤層11aを形成し、16cm2 の大きさ
に切り出して正極11を作製した。続いて、正極集電体
層11bの正極合剤層11aが形成されていない面に、
正極端子15を溶接により取り付けた。
【0055】また、負極材料としての人造黒鉛と、結着
剤としてのポリフッ化ビニリデンと、溶剤としてのN−
メチルピロリドンとを混合し、負極合剤を調製した。そ
ののち、この負極合剤を銅箔よりなる負極集電体層12
bの片面に塗布したのち、加熱により溶剤を揮発させて
負極合剤層12aを形成し、16cm2 の大きさに切り
出して負極12を作製した。続いて、負極集電体層12
bの負極合剤層11aが形成されていない面に、負極端
子16を溶接により取り付けた。
【0056】正極11および負極12をそれぞれ作製し
たのち、正極11と負極12とを本実施例または比較例
2の電解質よりなる厚さ60μmの電解質層13を介し
て対向配置し、これらをそれぞれ密着させた。そのの
ち、アルミニウム箔の両面をポリオレフィン系の高分子
化合物によりコーティングしたラミネートフィルムより
なる外装部材14の内部に正極11,電解質層13およ
び負極12を収納し、正極端子15および負極端子16
を外装部材14の外部に導出して、常圧よりも0.1M
Pa低い減圧下で外装部材14の周縁部を封印した。こ
れにより、本実施例および比較例2について図1に示し
た平型の二次電池をそれぞれ10個づつ得た。
【0057】得られた本実施例および比較例2のそれぞ
れ10個の二次電池について、テスタを用いて正極端子
15と負極端子16との開回路電圧を測定することによ
り、内部短絡の有無をそれぞれ調べた。その結果、本実
施例の二次電池では、いずれも内部短絡は認められなか
った。一方、比較例2の二次電池では、3個の電池の開
回路電圧が0Vとなり、内部短絡が発生していた。この
内部短絡は、比較例2の電解質層14は機械的強度が低
く、破断してしまったことに起因すると考えられる。
【0058】これら結果から、本実施例の二次電池は電
解質層14の機械的強度に優れており、内部短絡が発生
しないことが確認された。すなわち、膜状の無機電解質
と、有機電解質とを複合化するようにすれば、電解質の
機械的強度を高めることができ、電池の内部短絡を防止
できることが分かった。
【0059】なお、ここでは具体的には説明しないが、
Li0.34La0.51TiO2.94よりなる不織布以外の他の
不織布あるいは織布により構成された無機電解質を用い
る場合についても同様の結果が得られる。また、ポリエ
チレンオキシド以外のエーテル結合を有する他の有機化
合物を用いる場合についても同様の結果が得られる。
【0060】以上、実施の形態および実施例を挙げて本
発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されるものではなく、種々変形可能である。例
えば、上記実施の形態および実施例では、リチウムイオ
ン伝導性を有する電解質について説明したが、本発明
は、他のイオン伝導性を有する電解質についても同様に
適用することができる。
【0061】他のイオン伝導性を有する電解質として
は、例えば、ナトリウムイオン(Na + )あるいはカリ
ウムイオン(K+ )などのアルカリ金属イオン、または
カルシウムイオン(Ca2+)あるいはマグネシウムイオ
ン(Mg2+)などのアルカリ土類金属イオンなどの軽金
属イオン伝導性を有するものが挙げられる。例えば、ナ
トリウムイオン伝導性を有する電解質について具体的に
説明すれば、ナトリウムイオン伝導性を有する無機電解
質と、電解質塩としてのナトリウム塩,有機高分子化合
物および必要に応じて有機溶媒を含みナトリウムイオン
伝導性を有する有機電解質とを含有するように構成され
る。この場合、無機電解質としては、例えば、β−Al
2 3 (酸化アルミニウム)あるいはその多価陽イオン
置換体、またはNa1+x Zr2 3-x Six 12よりな
るものが挙げられる。ナトリウム塩としては、例えば、
チオシアン酸ナトリウム(NaSCN)などが挙げられ
る。有機高分子化合物および有機溶媒については、上記
実施の形態において説明したものを用いることができ
る。
【0062】このような軽金属イオン伝導性を有する電
解質は、上記実施の形態と同様にして電池に用いること
ができる。この場合、正極を構成する正極材料には、そ
の軽金属に応じた金属酸化物,金属硫化物あるいは高分
子材料などが用いられる。
【0063】他のイオン伝導性を有する電解質として
は、また例えば、プロトン伝導性を有するものも挙げら
れる。この場合、電解質は、例えば、プロトン伝導性を
有する無機電解質と、プロトン伝導性を有する有機電解
質とを含有するように構成される。無機電解質として
は、例えば、ウラニルリン酸水和物、ウラニル砒酸水和
物あるいは1,2−モリブドリン酸水和物などよりなる
ものが挙げられる。有機電解質としては、上記実施の形
態において説明した有機高分子化合物と無水リン酸との
複合体、あるいはナフィオン水和物などの水で可塑化さ
れた高分子化合物よりなるものが挙げられる。このよう
なプロトン伝導性を有する電解質は、例えば、燃料電池
に用いることができる。
【0064】また、上記実施の形態および実施例では、
無機電解質を織布または不織布により構成する場合につ
いて説明したが、空隙を有する膜状であれば他のものに
より構成するようにしてもよい。
【0065】更に、上記実施の形態および実施例では、
無機電解質に有機電解質となる混合溶液を含浸させて電
解質を作製するようにしたが、無機電解質に混合溶液を
塗布するようにしてもよいし、無機電解質と有機電解質
または有機電解質となる混合物とを貼り合わせるように
してもよい。
【0066】加えて、上記実施の形態および実施例で
は、平型の二次電池ついて説明したが、他の形状を有す
る電池、例えば、パッケージ内において電解質層を折り
畳んだりあるいは巻回したりした構造を有する電池、ま
たはコイン型あるいはボタン型などの電池についても同
様に適用することができる。
【0067】更にまた、上記実施の形態および実施例で
は、正極11と負極12とが電解質層13を介して対向
配置された構造の二次電池について説明したが、必要に
応じて正極11と負極12との間に、更にセパレータを
介在させるようにしてもよい。
【0068】加えてまた、上記実施の形態および実施例
では、本発明の電解質を二次電池に用いる場合について
説明したが、一次電池などの他の電池についても同様に
適用することができる。また、コンデンサ,キャパシタ
あるいはエレクトロクロミック素子などの他の電気デバ
イスに用いることもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項7のいずれか1に記載の電解質によれば、膜状の無機
電解質と、有機電解質とを含有するようにしたので、容
易に製造することができ、かつ破断することのない十分
な機械的強度と、十分なイオン伝導性とを共に得ること
ができるという効果を奏する。
【0070】特に、請求項6記載の電解質によれば、有
機電解質がエーテル結合を有する有機高分子化合物を含
むようにしたので、より高いイオン伝導性を得ることが
できるという効果を奏する。
【0071】また、請求項7記載の電解質によれば、無
機電解質が有機電解質と同じかあるいはそれよりも大き
いイオン伝導率を有するようにしたので、有機電解質に
よるイオン伝導性を損なうことなく、高いイオン伝導性
を得ることができるという効果を奏する。
【0072】更に、請求項8記載の電池によれば、本発
明の電解質を用いるようにしたので、容易に電池の厚さ
を薄くし、内部抵抗を低減させ電池性能を向上させるこ
とができると共に、内部短絡の発生を防止し、信頼性を
向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電解質を用い
た二次電池の構成を表す断面図である。
【符号の説明】
11…正極、11a…正極合剤層、11b…正極集電体
層、12…負極、12a…負極合剤層、12b…負極集
電体層、13…電解質層、14…外装部材、15…正極
端子、16…負極端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ01 AJ12 AJ14 AK03 AL01 AL02 AL04 AL06 AL07 AL08 AL11 AL12 AL16 AM00 AM03 AM12 AM16 BJ04 DJ09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空隙を有する膜状であり、イオン伝導性
    を有する無機電解質と、 有機化合物を含み、イオン伝導性を有する有機電解質と
    を含有することを特徴とする電解質。
  2. 【請求項2】 前記無機電解質は、不織布または織布よ
    りなる膜状であることを特徴とする請求項1記載の電解
    質。
  3. 【請求項3】 前記有機電解質は、電解質塩を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の電解質。
  4. 【請求項4】 前記有機電解質は、イオン伝導性を有す
    る有機高分子化合物を含むことを特徴とする請求項1記
    載の電解質。
  5. 【請求項5】 前記有機電解質は、有機溶媒と、有機高
    分子化合物とを含むことを特徴とする請求項1記載の電
    解質。
  6. 【請求項6】 前記有機電解質は、エーテル結合を有す
    る有機高分子化合物を含むことを特徴とする請求項1記
    載の電解質。
  7. 【請求項7】 前記無機電解質は、前記有機電解質と同
    じかあるいはそれよりも大きいイオン伝導率を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電解質。
  8. 【請求項8】 正極および負極と共に電解質を備えた電
    池であって、 前記電解質は、空隙を有する膜状であり、イオン伝導性
    を有する無機電解質と、有機化合物を含み、イオン伝導
    性を有する有機電解質とを含有することを特徴とする電
    池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010113820A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Idemitsu Kosan Co Ltd リチウムイオン伝導性固体電解質組成物及びそれを用いた電池
JP2020024951A (ja) * 2015-09-16 2020-02-13 株式会社東芝 二次電池、電池パック及び車両

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JP2010113820A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Idemitsu Kosan Co Ltd リチウムイオン伝導性固体電解質組成物及びそれを用いた電池
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