JP2001357406A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001357406A
JP2001357406A JP2000178823A JP2000178823A JP2001357406A JP 2001357406 A JP2001357406 A JP 2001357406A JP 2000178823 A JP2000178823 A JP 2000178823A JP 2000178823 A JP2000178823 A JP 2000178823A JP 2001357406 A JP2001357406 A JP 2001357406A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図形の色を再現でき、ベクトル変換後のデー
タ量をより一層低減でき、枠線付き閉領域の拡大/縮小
による線幅の変化を防止でき、データ再利用時の使い勝
手を向上できる画像処理技術を提供する。 【解決手段】 ベクトル変換部23は、図形領域に含ま
れる線図形(線分や曲線)を認識して、線幅の情報を持
つベクトルデータに変換する。このとき、線図形の線幅
は、線幅検出部25で検出される。閉領域抽出部27
は、ベクトルデータに基づいて閉領域を抽出する。色検
出部29は、ベクトルデータに付加される色情報(ベク
トルの色、閉領域の色)を検出する。このとき、ベクト
ルの色は、ベクトル色検出部31で検出され、閉領域の
色は、線幅の情報を考慮して、閉領域色検出部33で検
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形画像を処理す
るための画像処理装置および方法ならびに画像処理プロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】図形の拡大/縮小、情報圧縮などに利用
するため、スキャナなどから入力されたラスタデータを
ベクトルデータに変換すること(通常「ベクトル変換」
と呼ばれる)が行われている。すなわち、線図形を使っ
て図形を表現すると、拡大/縮小しても形が変わらず、
また、図形情報がコンパクトになり情報圧縮になるた
め、線図形を表現する一方法として、図形(ラスタデー
タ)の輪郭線をベクトルデータに変換することが行われ
ている。
【0003】たとえば、特開平6−195421号公報
には、ラスタデータから色により輪郭線(エッジ)デー
タを抽出し、これをベクトルデータに変換し、座標変換
した後、変換された座標に基づいて輪郭線を描画し、各
輪郭線の色で輪郭線の内部を塗り潰すことが記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のベクトル変換技術にあっては、エッジを検出
し、エッジデータをベクトルデータに変換するため、線
図形の線幅が1よりも大きい場合(細線化図形の線幅を
1とする)には、次のような問題がある。
【0005】たとえば、図16に示すように、黒色の線
分を従来の方法でベクトル変換した場合、線分は、4本
のベクトルで囲まれた閉領域で内部が黒色で塗り潰され
ているものとして認識される。つまり、この場合、1本
の線分に対して4本のベクトル情報を持たなければなら
ない。
【0006】また、たとえば、図17に示すように、黒
色の枠線を持つ閉領域で内部が緑色で塗り潰されたもの
を従来の方法でベクトル変換した場合、かかる枠線付き
閉領域は、2つの閉領域としてベクトル化され、外側の
大きい四角形は内部が黒色で塗り潰され、内側の小さい
四角形は内部が緑色で塗り潰されているものとして認識
される。つまり、この場合、1つの閉領域に対して2つ
の閉領域情報を持たなければならず、ベクトル数もその
分多くなってしまう。
【0007】さらに、たとえば、図17に示すように、
枠線を持つ閉領域を従来の方法でベクトル変換した後に
1.5倍に拡大すると、上記のように2つの閉領域とし
てベクトル化されてしまうため、枠線の線幅が変わって
しまう。これは、縮小の場合も同様である。
【0008】また、上記のように、線分として描かれる
図形が、ベクトル変換後に4本のベクトルで囲まれた閉
領域として出力され(図16参照)、または、枠線を持
つ閉領域が、ベクトル変換後に2つの閉領域として出力
されるため(図17参照)、アプリケーションソフトで
データを再利用する際に加工(編集)しにくい。
【0009】要するに、従来のベクトル変換技術にあっ
ては、データ量の低減には一定の限界があるとともに、
拡大/縮小の編集作業において線幅が変わってしまう場
合があり、さらに、データの再利用時に加工(編集)し
にくいという問題がある。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、図形の色を再現することが
できるとともに、ベクトル変換後のデータ量をより一層
低減することができ、データの編集時に枠線付き閉領域
を拡大/縮小しても線幅が変わることがなく、データの
再利用時における使い勝手の向上をも図ることができる
画像処理装置および方法ならびに画像処理プログラムを
記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の手段によって達成される。
【0012】(1)本発明に係る画像処理装置は、図形
をベクトルデータに変換するベクトル変換手段と、ベク
トルデータに変換された線図形の線幅を検出する線幅検
出手段と、変換されたベクトルデータに基づいて閉領域
を抽出する閉領域抽出手段と、検出された線幅の情報に
応じて、抽出された閉領域の内部の色を検出する閉領域
色検出手段とを有することを特徴とする。
【0013】(2)検出された線幅の情報は、対応する
線図形のベクトルデータに付加される。
【0014】(3)検出された線幅が設定値以上である
か否かを判断する判断手段をさらに有し、前記ベクトル
変換手段は、検出された線幅が設定値以上である場合、
対応する線図形のエッジを検出し、検出したエッジをベ
クトルデータに変換する。
【0015】(4)前記閉領域色検出手段は、検出され
た線幅の情報に応じて、抽出された閉領域の内部点であ
って当該閉領域を形成するベクトルデータに対応する線
図形よりも内側に存在する内部点を選択する選択手段を
含み、選択された内部点の色情報に基づいて、抽出され
た閉領域の内部の色を検出する。
【0016】(5)ベクトルデータに変換された線図形
の色を検出する線色検出手段をさらに有する。
【0017】(6)検出された色の情報は、対応する線
図形のベクトルデータに付加される。
【0018】(7)上記の画像処理装置は、画像読取装
置に搭載されている。
【0019】(8)本発明に係る画像処理方法は、図形
をベクトルデータに変換するステップと、ベクトルデー
タに変換された線図形の線幅を検出するステップと、変
換されたベクトルデータに基づいて閉領域を抽出するス
テップと、検出された線幅の情報に応じて、抽出された
閉領域の内部の色を検出するステップとを有することを
特徴とする。
【0020】(9)本発明に係るコンピュータ読取可能
な記録媒体は、画像処理プログラムを記録したコンピュ
ータ読取可能な記録媒体であって、該画像処理プログラ
ムが、図形をベクトルデータに変換するステップと、ベ
クトルデータに変換された線図形の線幅を検出するステ
ップと、変換されたベクトルデータに基づいて閉領域を
抽出するステップと、検出された線幅の情報に応じて、
抽出された閉領域の内部の色を検出するステップとを有
することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って本発明の実施
の形態を説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に対応するデジタル複写機の構成を示す
ブロック図である。すなわち、第1の実施の形態では、
本発明に係る画像処理装置は、デジタル複写機として構
成されている。
【0023】このデジタル複写機100は、スキャナと
プリンタの複合機であって、カラー原稿中の図形(塗り
潰された閉領域を含む)を自動的に少ないデータ量で精
度の良いベクトルデータに変換することができるベクト
ル変換機能を有する。なお、本発明によるベクトル変換
機能は、後述するように、単に線図形をベクトル化する
だけでなく、線幅を検出し、閉領域を抽出し、そしてベ
クトルや閉領域の色を検出して、これらの情報をベクト
ルデータに付加することができるという高度の機能を有
するので、ここでは、従来のベクトル変換機能と区別す
るために、「高度ベクトル変換機能」と呼ぶこととす
る。
【0024】デジタル複写機100は、各種の入力と表
示を行う操作パネル1と、原稿を読み取ってデジタル画
像データ(ラスタデータ)に変換するスキャナエンジン
3と、複数のシート状原稿を自動的に1枚ずつ原稿セッ
ト位置まで搬送するADF(自動原稿搬送装置)5と、
読み取って得られた画像データを処理する画像処理部7
と、PDFなどのファイル形式で記録された画像処理後
のデータ(後述するようにベクトルデータを含む)を画
面出力/印刷出力用のビットマップデータ(ラスタデー
タ)に展開するラスタライザ9と、ビットマップ方式の
画像データを用紙に印刷するプリンタエンジン11と、
プログラムやデータを記憶するメモリ13と、画像処理
後のファイルをネットワーク(図示せず)を介して外部
へ出力するための通信インタフェース15と、上記の各
部を制御する制御部17とを有する。
【0025】操作パネル1は、図示しないが、タッチパ
ネルディスプレイやスタートキー、10キー(テンキ
ー)などを有する。タッチパネルディスプレイの画面に
は、現在設定されているモード、選択できるモード、当
該複写機100の状態などがグラフィックスやメッセー
ジで表示される。ユーザは、画面内に表示されたキーを
タッチすることで、表示画面やコピーモードを切り替え
ることができる。
【0026】スキャナエンジン3は、カラー原稿を読み
取ることができるカラー対応のスキャナエンジンであ
る。ラスタライザ9は、たとえば、RIP(リップ)で
構成されている。プリンタエンジン11は、カラー印刷
が可能なプリンタエンジンであって、たとえば、カラー
対応のレーザプリンタ(LBP)エンジンやインクジェ
ットプリンタエンジンなどで構成されている。
【0027】メモリ13は、図示しないが、プログラム
やデータを記憶するROMと、データを一時的に記憶す
るRAMとで構成されている。ROMは、プログラムや
データのアップデートが可能なように、主として、電気
的に内容を書き直せるタイプのフラッシュROM(フラ
ッシュメモリとも呼ばれる)で構成されている。画像処
理を行うための各種パラメータは、ROMに記憶されて
いる。各部で処理されたデータは、RAMに一時的に記
憶される。
【0028】通信インタフェースは、たとえば、ネット
ワークインタフェースカード(NIC:ニック)(LA
Nボードとも呼ばれる)で構成されている。また、制御
部17は、CPUで構成されている。
【0029】画像処理部7は、スキャナエンジン3で読
み取って得られた原稿画像の文字領域、図形領域、絵柄
領域(写真領域)を判別し、分割する領域判別部19
と、文字領域に含まれる文字画像を認識して、文字デー
タ(たとえば、JISコードなどの文字コード)に変換
する文字認識部21と、図形領域に含まれる線図形(線
分や曲線)を認識して、線幅の情報を持つベクトルデー
タに変換するベクトル変換部23と、ベクトルデータに
基づいて閉領域を抽出する閉領域抽出部27と、ベクト
ルデータに付加される色情報(ベクトルの色、閉領域の
色)を検出する色検出部29と、絵柄領域に対してスム
ージングやエッジ強調などの前処理および誤差拡散法
(ディザ法)などの二値化処理を含むコピー画像処理
(原画像を忠実に再現するための画像処理という意味)
を行うコピー画像処理部35と、文字データ、ベクトル
データ(線幅と色の情報を持つ)および絵柄領域を合成
し、合成後の画像データを所定のファイル形式(たとえ
ば、PDFなど)で記録した画像ファイルを作成する合
成処理部37とを有する。さらに、ベクトル変換部23
は、線図形の線幅を検出する線幅検出部25を含み、色
検出部29は、ベクトルの色を検出するベクトル色検出
部31と、閉領域の色を検出する閉領域色検出部33と
で構成されている。
【0030】図2は、このようなデジタル複写機100
の動作を示すメインフローチャートである。図2に示す
フローチャートは、デジタル複写機100のメモリ13
(ROM)に制御プログラムとして記憶されており、制
御部17(CPU)によって実行される。
【0031】まず、ステップS1000では、ユーザに
よって、操作パネル1上の10キーやタッチパネルディ
スプレイに表示された設定画面を使ってコピーモードが
設定される。コピーモードには、たとえば、コピー枚
数、コピー用紙、コピー倍率、コピー濃度、片面/両面
コピー、ノンソート/ソートなどがある。この時、ユー
ザは、併せて、ADF5を使用してまたは使用せずに、
コピーをとる原稿を所定の方法でセットしておく。
【0032】そして、ステップS2000では、操作パ
ネル1上のスタートキーが押されたか否かを判断する。
スタートキーが押されていない場合は(S2000:N
O)、スタートキーが押されるまで待機し、スタートキ
ーが押された場合は(S2000:YES)、ユーザの
指示があったものと判断して、ステップS3000に進
み、コピー動作を開始する。
【0033】ステップS3000では、スキャナエンジ
ン3で、セットされた原稿を読み取ってデジタル画像デ
ータ(ラスタデータ)に変換する。ADF5を使用する
場合は、複数枚の原稿が自動的に1枚ずつ送り出され、
連続的に読取り動作が行われる。得られた画像データ
は、色の情報を持っている。
【0034】そして、ステップS4000では、画像処
理部7で、ステップS3000で得られた画像データに
対して所定の画像処理(後で詳述する)を行い、出力用
の画像ファイルを作成する。
【0035】そして、ステップS5000では、ステッ
プS4000で作成された画像ファイルをラスタライザ
9でビットマップデータ(ラスタデータ)に展開した
後、プリンタエンジン11で用紙に印刷する。このと
き、セットされた原稿がカラー原稿の場合は、カラー印
刷が行われる。
【0036】図3は、図2の画像処理の内容を示すフロ
ーチャートである。なお、図3に示すフローチャート
は、図2に示すフローチャートのサブルーチンとして、
メモリ13(ROM)に記憶されている。
【0037】まず、ステップS4100では、領域判別
部19で、ステップS3000で得られた画像データに
対して領域判別処理を行う。具体的には、スキャナエン
ジン3で読み取って得られた原稿画像(以下「入力画
像」という)を、文字領域、図形領域、絵柄領域(写真
領域)の3種類の領域に分類し、分割する。そして、以
下に示すように、領域ごとに別々の処理を行う。
【0038】すなわち、まず、ステップS4200で、
文字領域か否かを判断する。文字領域の場合は(S42
00:YES)、ステップS4300に進み、文字領域
でない場合は(S4200:NO)、ステップS440
0に進む。
【0039】文字領域の場合 ステップS4300では、文字認識部21で、文字領域
に対して文字認識処理を行う。具体的には、文字領域に
含まれる文字画像を認識して、文字データ(たとえば、
JISコードなどの文字コード)に変換する。
【0040】一方、ステップS4400では、図形領域
か否かを判断する。図形領域の場合は(S4400:Y
ES)、ステップS4500に進み、図形領域でない、
つまり、絵柄領域の場合は(S4400:NO)、ステ
ップS4800に進む。
【0041】図形領域の場合 ステップS4500では、ベクトル変換部23で、図形
領域に対してベクトル変換処理を行う。すなわち、図形
領域に含まれる線図形(線分や曲線)を認識して、線幅
の情報を持つベクトルデータに変換する。ここで、線幅
の情報は、線幅検出部25によって検出される。また、
ベクトル自体は、始点と終点の座標で表現されている。
この処理の具体的な内容は、後で詳述する。
【0042】そして、ステップS4600では、閉領域
抽出部27で、ベクトル化されたデータに対して閉領域
抽出処理を行う。すなわち、ステップS4500で変換
されたベクトルデータに基づいて、閉領域を抽出する。
この処理の具体的な内容は、後で詳述する。
【0043】そして、ステップS4700では、色検出
部29で、色検出処理を行う。すなわち、ステップS4
500で変換されたベクトルデータに付加される色情報
(ベクトルの色、閉領域の色)を検出する。ベクトルの
色は、ベクトル色検出部31によって、閉領域の色は、
閉領域色検出部33によってそれぞれ検出される。この
処理の具体的な内容は、後で詳述する。
【0044】なお、図形領域に対する上記一連の処理
(ステップS4500のベクトル変換処理、ステップS
4600の閉領域抽出処理、ステップS4700の色検
出処理)は、本発明に係る高度ベクトル変換機能を実現
するための処理であり、ここでは、これら3つの処理を
まとめて「高度ベクトル変換処理」と呼ぶこととする。
よって、高度ベクトル変換処理の結果得られるベクトル
データは、ベクトル(始点と終点の座標)の情報に加え
て、線幅および色の情報を持つことになる。
【0045】絵柄領域の場合 ステップS4800では、コピー画像処理部35で、絵
柄領域に対してコピー画像処理、具体的には、スムージ
ングやエッジ強調などの前処理および誤差拡散法などの
二値化処理を含んだ、原画像を忠実に再現するための画
像処理を行う。
【0046】そして、すべての領域に対する処理が終わ
ると、ステップS4900では、合成処理部37で、各
部の処理結果である文字データ、ベクトルデータ(線幅
と色の情報を持つ)および絵柄領域を合成し、合成後の
画像データを所定のファイル形式(PDFなど)で記録
した画像ファイルを作成する。この画像ファイルは、メ
モリ13(RAM)に記憶される。
【0047】図4は、図3のベクトル変換処理の内容を
示すフローチャートである。なお、図4に示すフローチ
ャートは、図3に示すフローチャートのサブルーチンと
して、メモリ13(ROM)に記憶されている。
【0048】まず、ステップS4505では、図形領域
の画像データに対して任意の適当な方法で二値化処理を
行い、二値画像を得る。
【0049】そして、ステップS4510では、ステッ
プS4505で得られた二値画像に対して任意の適当な
方法で芯線化処理を行い、線幅1の中心線(芯線)を抽
出する。
【0050】そして、ステップS4515では、ステッ
プS4510で得られた芯線データを用いてベクトル化
を行う。すなわち、芯線をベクトル(始点と終点の座標
で表現される)に変換する(「芯線ベクトル」とい
う)。このとき、芯線は、一般的には線分のベクトルの
集まりで表現される。直線部分が長いとベクトルが長く
なり、曲線の部分は短いベクトルの連続する集まりで表
される。
【0051】なお、ここでは、線図形をベクトル化する
方法として、芯線を抽出してベクトルにする方法を用い
ているが、ベクトル化の方法はこれに限定されるわけで
はなく、任意の適当な方法を用いることができる。
【0052】そして、ステップS4520では、ステッ
プS4515でベクトル化された線図形の線幅を検出す
る。線幅の検出は、具体的には、たとえば、芯線化また
はベクトル化の処理の中で得られるデータ(たとえば、
線図形のエッジ部と芯線との距離に関するデータ)を統
計処理する(たとえば、平均値を求めて2倍する)こと
によって行われる。検出された線幅の情報は、対応する
線図形のベクトルデータに付加される。なお、線幅の検
出方法についても、任意の適当な方法を用いることがで
きる。
【0053】そして、ステップS4525では、ステッ
プS4515で得られたすべてのベクトル(芯線ベクト
ル)の中から1つのベクトルを選択し、選択されたベク
トルに付加されているステップS4520で検出された
線幅をあらかじめ設定されたしきい値と比較して、その
線幅がしきい値よりも大きいか否かを判断する。これ
は、線図形をそのまま線として扱ってもよいかそれとも
領域として扱うべきかを判別するためである。線幅がし
きい値よりも大きい場合は(S4525:YES)、線
ではなく領域として扱うべきと判断して、ステップS4
530に進み、線幅がしきい値以下である場合は(S4
525:NO)、そのまま線として扱ってもよいと判断
して、ただちにステップS4540に進む。
【0054】ステップS4530では、その線幅を持つ
ベクトルに対応する線図形の入力画像に対して任意の適
当な方法でエッジの検出を行う。
【0055】そして、ステップS4535では、ステッ
プS4530で検出されたエッジデータを用いてベクト
ル化を行う。すなわち、検出されたすべてのエッジをベ
クトルに変換する(「エッジベクトル」という)。エッ
ジベクトルには、線幅が1である旨の情報が付与され
る。
【0056】そして、ステップS4540では、ステッ
プS4515で得られたすべてのベクトル(芯線ベクト
ル)に対してステップS4525の比較処理が終了した
か否かを判断する。すべての芯線ベクトルに対して比較
処理が終了していない場合は(S4540:NO)は、
ステップS4525に戻って、次の芯線ベクトルに対す
る比較処理を開始し、すべての芯線ベクトルに対して比
較処理が終了している場合は(S4540:YES)、
図3に示すフローチャートにリターンする。
【0057】図5は、図3の閉領域抽出処理の内容を示
すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャ
ートは、図3に示すフローチャートのサブルーチンとし
て、メモリ13(ROM)に記憶されている。
【0058】まず、ステップS4605では、注目ベク
トルの始点の座標をメモリ13(RAM)に保存する。
なお、当該閉領域抽出処理の開始時には、ステップS4
500で得られたベクトル化されたデータ(ベクトル
群)の中から1つのベクトルを選択し、これを注目ベク
トルとする。また、ここでは、始点座標が保存される初
期段階の注目ベクトルのことを「初期注目ベクトル」と
呼んで、始点座標の保存を伴わない単なる注目ベクトル
と区別することとする。
【0059】そして、ステップS4610では、注目ベ
クトルの終点に連結する他のベクトルが存在するか否か
を判断する。この判断は、注目ベクトルの終点座標と同
一の始点座標または終点座標を有するベクトルを、ベク
トル群の中から探索することによって行われる。注目ベ
クトルの終点に連結する他のベクトルが存在する場合は
(S4610:YES)、ステップS4615に進み、
注目ベクトルの終点に連結する他のベクトルが存在しな
い場合は(S4610:NO)、ただちにステップS4
655に進む。
【0060】ステップS4615では、ステップS46
10で探索された他のベクトルの中から1つのベクトル
を選択し、これを候補ベクトルとする。
【0061】そして、ステップS4620では、候補ベ
クトル以外に注目ベクトルの終点に連結するベクトルが
存在するか否かを判断する。候補ベクトル以外に連結ベ
クトルが存在する場合は(S4620:YES)、ステ
ップS4625に進み、候補ベクトル以外に連結ベクト
ルが存在しない場合は(S4620:NO)、ただちに
ステップS4630に進む。
【0062】ステップS4625では、初期注目ベクト
ルから現在の注目ベクトルまでのルートを示すベクトル
群(「注目ベクトルまでのベクトル群」という)と候補
ベクトル以外の連結ベクトル群とをメモリ13(RA
M)に設けられたスタックに保存する。これは、ベクト
ルの分岐によって閉領域の抽出ができなくなることを防
止するためである。
【0063】そして、ステップS4630では、候補ベ
クトルが今まで一度も使用されていないか否かを判断す
る。候補ベクトルが今まで一度も使用されていない場合
は(S4630:YES)、ステップS4635に進
み、候補ベクトルが今までに使用されたことがある場合
は(S4630:NO)、ただちにステップS4655
に進む。
【0064】ステップS4635では、候補ベクトルの
終点の座標とステップS4605で保存された始点の座
標とが一致するか否かを判断する。候補ベクトルの終点
座標と保存されている始点座標とが一致しない場合は
(S4635:NO)、ステップS4640に進み、候
補ベクトルの終点座標と保存されている始点座標とが一
致する場合は(S4635:YES)、閉領域が検出さ
れたものと判断して、ステップS4645に進む。
【0065】ステップS4640では、候補ベクトルを
注目ベクトルとして、ステップS4610に戻り、以上
の処理を繰り返し行う。
【0066】一方、ステップS4645では、ステップ
S4635で検出された閉領域が今までに抽出された既
にグループ化されている閉領域と同一か否かを判断す
る。この判断は、閉領域を構成するベクトル群同士を比
較することによって行われる。検出された閉領域が既に
グループ化されている閉領域と同一である場合は(S4
645:YES)、ただちにステップS4655に進
み、検出された閉領域が既にグループ化されている閉領
域と同一でない場合は(S4645:NO)、ステップ
S4650に進む。
【0067】ステップS4650では、検出されたベク
トル群を新しい閉領域としてグループ化する。
【0068】そして、ステップS4655では、スタッ
クに何かデータが保存されているか否かを判断する。こ
の判断は、上記のように、注目ベクトルの終点に連結す
る他のベクトルが存在しない場合(S4610:N
O)、候補ベクトルが今までに使用されたことがある場
合(S4630:NO)、既にグループ化されている閉
領域と同一の閉領域を検出した場合(S4645:YE
S)にそれぞれ行われる。スタックにデータが保存され
ている場合は(S4655:YES)、ステップS46
60に進み、スタックにデータが保存されていない場合
は(S4655:NO)、スタックに保存されているデ
ータをすべて探索し終えたものと判断して、ステップS
4670に進む。
【0069】ステップS4660では、スタックからデ
ータを読み出す。
【0070】そして、ステップS4665では、読み出
されたスタック内の連結ベクトル群の中から1つのベク
トルを選択し、これを候補ベクトルとして、ステップS
4620に戻る。これにより、分岐による探索漏れをな
くすことができる。
【0071】一方、ステップS4670では、ステップ
S4500で得られたベクトル群の中のすべてのベクト
ルに対して閉領域の抽出が終了したか否かを判断する。
全ベクトルに対して閉領域の抽出が終了していない場合
は(S4670:NO)、ステップS4675に進み、
全ベクトルに対して閉領域の抽出が終了した場合は(S
4670:YES)、当該閉領域抽出処理を終了して、
図3のフローチャートにリターンする。
【0072】ステップS4675では、ステップS45
00で得られたベクトル群の中から次の1つのベクトル
を選択し、これを初期注目ベクトルとする。そして、ス
テップS4605に戻り、以上の処理を繰り返し行う。
【0073】次に、図9〜図14を参照して、閉領域抽
出処理の内容をさらに具体的に説明する。ここで、図9
は、ベクトル化されたデータ(ベクトル群)を示す図で
あり、図10〜図14は、スタックに保存されているデ
ータを示す図である。
【0074】まず、ベクトルABを初期注目ベクトルと
して選択し、この初期注目ベクトルABの始点Aの座標
をメモリ13(RAM)に保存する(S4605)。そ
して、この注目ベクトルABの終点Bに連結する他のベ
クトルを探索し、この場合、注目ベクトルABの終点B
に連結する他のベクトルが2つ存在するため(S461
0:YES)、その中の1つのベクトルBCを候補ベク
トルとして選択し(S4615)、さらに、候補ベクト
ルBC以外の連結ベクトル(ベクトルBE)が存在する
ので(S4620:YES)、注目ベクトルまでのベク
トル群(ベクトルAB)と候補ベクトル以外の連結ベク
トル群(ベクトルBE)とをスタックに保存する(図1
0参照)(S4625)。そして、候補ベクトルBCは
一度も使用されておらず(S4630:YES)、候補
ベクトルBCの終点Cは保存されている始点Aと一致し
ていないので(S4635:NO)、候補ベクトルBC
を注目ベクトルとする(S4640)。
【0075】そして、注目ベクトルBCの終点Cに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルB
Cの終点Cに連結する他のベクトルが1つ存在するため
(S4610:YES)、このベクトルCDを候補ベク
トルとして選択し(S4615)、この候補ベクトルC
D以外には連結ベクトルは存在しないので(S462
0:NO)、スタックへのデータの保存は行わない。そ
して、候補ベクトルCDは一度も使用されておらず(S
4630:YES)、候補ベクトルCDの終点Dは保存
されている始点Aと一致していないので(S4635:
NO)、候補ベクトルCDを注目ベクトルとする(S4
640)。
【0076】そして、注目ベクトルCDの終点Dに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルC
Dの終点Dに連結する他のベクトルは存在せず(S46
10:NO)、スタックにはデータが保存されているの
で(図10参照)(S4655:YES)、スタックか
らデータを読み出し(S4660)、連結ベクトル群の
中から1つのベクトルBEを選択し、候補ベクトルとす
る(S4665)。この時点で、一旦、スタックは空に
なる。
【0077】この場合、候補ベクトルBE以外には連結
ベクトルは存在しないので(S4620:NO)、スタ
ックへのデータの保存は行わない。そして、候補ベクト
ルBEは一度も使用されておらず(S4630:YE
S)、候補ベクトルBEの終点Eは保存されている始点
Aと一致していないので(S4635:NO)、候補ベ
クトルBEを注目ベクトルとする(S4340)。
【0078】そして、注目ベクトルBEの終点Eに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルB
Eの終点Eに連結する他のベクトルが3つ存在するため
(S4610:YES)、その中の1つのベクトルEF
を候補ベクトルとして選択し(S4615)、さらに、
候補ベクトルEF以外にも連結ベクトル(ベクトルE
G、ベクトルEH)が存在するので(S4620:YE
S)、注目ベクトルまでのベクトル群(ベクトルAB、
ベクトルBE)と候補ベクトル以外の連結ベクトル群
(ベクトルEG、ベクトルEH)とをスタックに保存す
る(図11参照)(S4625)。そして、候補ベクト
ルEFは一度も使用されておらず(S4630:YE
S)、候補ベクトルEFの終点Fは保存されている始点
Aと一致していないので(S4635:NO)、候補ベ
クトルEFを注目ベクトルとする(S4640)。
【0079】そして、注目ベクトルEFの終点Fに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルE
Fの終点Fに連結する他のベクトルが1つ存在するため
(S6105:YES)、このベクトルFGを候補ベク
トルとして選択し(S4615)、この候補ベクトルF
G以外には連結ベクトルは存在しないので(S462
0:NO)、スタックへのデータの保存は行わない。そ
して、候補ベクトルFGは一度も使用されておらず(S
4630:YES)、候補ベクトルFGの終点Gは保存
されている始点Aと一致していないので(S4635:
NO)、候補ベクトルFGを注目ベクトルとする(S4
640)。
【0080】そして、注目ベクトルFGの終点Gに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルF
Gの終点Gに連結する他のベクトルが1つ存在するため
(S4610:YES)、このベクトルGEを候補ベク
トルとして選択し(S4615)、この候補ベクトルG
E以外には連結ベクトルは存在しないので(S462
0:NO)、スタックへのデータの保存は行わない。そ
して、候補ベクトルGEは一度も使用されておらず(S
4630:YES)、候補ベクトルGEの終点Eは保存
されている始点Aと一致していないので(S4635:
NO)、候補ベクトルGEを注目ベクトルとする(S4
640)。
【0081】そして、注目ベクトルGEの終点Eに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルG
Eの終点Eに連結する他のベクトルが3つ存在するため
(S4610:YES)、その中の1つのベクトルEB
を候補ベクトルとして選択し(S4615)、さらに、
候補ベクトルEB以外にも連結ベクトル(ベクトルE
F、ベクトルEH)が存在するので(S4620:YE
S)、注目ベクトルまでのベクトル群(ベクトルAB、
ベクトルBE、ベクトルEF、ベクトルFG、ベクトル
GE)と候補ベクトル以外の連結ベクトル群(ベクトル
EF、ベクトルEH)とをスタックに保存する(図12
参照)(S4625)。しかし、候補ベクトルEBはこ
れまでのルートで使用されており(S4630:N
O)、スタックにはデータが保存されているので(図1
2参照)(S4655:YES)、スタックからデータ
を読み出し(S4660)、連結ベクトル群の中から1
つのベクトルEFを選択し、候補ベクトルとする(S4
665)。この時点で、スタックに保存されているデー
タは、一旦、図11に示すようになる。
【0082】この場合、候補ベクトルEF以外の他の連
結ベクトル(ベクトルEH)が存在するので(S462
0:YES)、注目ベクトルまでのベクトル群(ベクト
ルAB、ベクトルBE、ベクトルEF、ベクトルFG、
ベクトルGE)と候補ベクトル以外の連結ベクトル群
(ベクトルEH)とをスタックに保存する(図13参
照)(S4625)。しかし、候補ベクトルEFもこれ
までのルートで使用されており(S4630:NO)、
スタックにはデータが保存されているので(図13参
照)(S4655:YES)、スタックからデータを読
み出し(S4660)、連結ベクトル群の中から1つの
ベクトルEHを選択し、候補ベクトルとする(S466
5)。この時点で、スタックに保存されているデータ
は、再度、図11に示すようになる。
【0083】この場合、候補ベクトルEH以外には連結
ベクトルは存在しないので(S4620:NO)、スタ
ックへのデータの保存は行わない。そして、候補ベクト
ルEHは一度も使用されておらず(S4630:YE
S)、候補ベクトルEHの終点Hは保存されている始点
Aと一致していないので(S4635:NO)、候補ベ
クトルEHを注目ベクトルとする(S4640)。
【0084】そして、注目ベクトルEHの終点Hに連結
する他のベクトルを探索し、この場合、注目ベクトルE
Hの終点Hに連結する他のベクトルは存在せず(S46
10:NO)、スタックにはデータが保存されているの
で(図11参照)(S4655:YES)、スタックか
らデータを読み出し(S4660)、連結ベクトル群の
中から1つのベクトルEGを選択し、候補ベクトルとす
る(S4665)。この時点で、再度、スタックは空に
なる。
【0085】この場合、候補ベクトルEG以外の他の連
結ベクトル(ベクトルEH)が存在するので(S462
0:YES)、注目ベクトルまでのベクトル群(ベクト
ルAB、ベクトルBE)と候補ベクトル以外の連結ベク
トル群(ベクトルEH)とをスタックに保存する(図1
4参照)(S4625)。しかし、候補ベクトルEGは
これまでのルートで使用されており(S4630:N
O)、スタックにはデータが保存されているので(図1
4参照)(S4655:YES)、スタックからデータ
を読み出し(S4660)、連結ベクトル群の中から1
つのベクトルEHを選択し、候補ベクトルとする(S4
665)。この時点で、スタックは空になる。
【0086】この場合、候補ベクトルEH以外には連結
ベクトルは存在しないので(S4620:NO)、スタ
ックへのデータの保存は行わない。そして、候補ベクト
ルEHはこれまでのルートで使用されており(S463
0:NO)、スタックにデータは何も保存されていない
ので(S4655:NO)、ベクトルABに対する閉領
域の抽出が終了する。しかし、全ベクトルに対して閉領
域の抽出は終了していないので(S4670:NO)、
ベクトル群(図9参照)の中から次の1つのベクトル
(たとえば、ベクトルBC)を初期注目ベクトルとして
選択し(S4675)、ステップS4605に戻る。
【0087】そして、残りの各ベクトルに対して閉領域
の抽出を順次行うと、初期注目ベクトルが、ベクトルE
F、ベクトルFG、ベクトルEGの時に閉領域EFGが
検出される。ただし、一番最初に検出された時だけ(S
4645:NO)、閉領域としてグループ化される(S
4650)。
【0088】図6は、図3の色検出処理の内容を示すフ
ローチャートである。なお、図6に示すフローチャート
は、図2に示すフローチャートのサブルーチンとして、
メモリ13(ROM)に記憶されている。
【0089】まず、ステップS4710では、ステップ
S4500で得られた各ベクトルの色(つまり、ベクト
ル化された線の色)を検出する。
【0090】そして、ステップS4750では、ステッ
プS4600で抽出された閉領域の色(つまり、ベクト
ル化された線(枠線)で囲まれた閉領域の色)を検出す
る。
【0091】図7は、図6のベクトル色検出処理の内容
を示すフローチャートである。なお、図7に示すフロー
チャートは、図6に示すフローチャートのサブルーチン
として、メモリ13(ROM)に記憶されている。
【0092】このベクトル色検出処理を実行するに当た
っては、ステップS4500で得られたすべてのベクト
ルデータがメモリ13(RAM)から読み出される。な
お、ベクトルデータは、前述のように、始点と終点の座
標データからなり、この段階では、線幅の情報も付加さ
れている。
【0093】まず、ステップS4715では、1つのベ
クトル(注目ベクトル)について、その始点座標と終点
座標からベクトル上の中点(始点と終点を1:1に内分
する点)の座標を計算する。
【0094】そして、ステップS4720では、入力画
像データから、始点、終点、中点の3点の座標に対応す
る位置の色情報(RGB、CMYK、L***など)
をそれぞれ取得する。
【0095】そして、ステップS4725では、始点、
終点、中点の色情報の平均値を計算し、この平均値を当
該ベクトルの色とする。
【0096】そして、ステップS4730では、すべて
のベクトルに対して色の検出が終了したか否かを判断す
る。全ベクトルに対して色の検出が終了していない場合
は(S4730:NO)、ステップS4735に進み、
全ベクトルに対して色の検出が終了した場合は(S47
30:YES)、当該ベクトル色検出処理を終了して、
図6のフローチャートにリターンする。
【0097】ステップS4735では、次のベクトルを
注目ベクトルとして選択して、ステップS4715に戻
る。
【0098】図8は、図6の閉領域色検出処理の内容を
示すフローチャートである。なお、図8に示すフローチ
ャートは、図6に示すフローチャートのサブルーチンと
してメモリ13(ROM)に記憶されている。
【0099】この閉領域色検出処理を実行するに当たっ
ては、ステップS4600で得られた、閉領域としてグ
ループ化されたすべてのベクトルデータ群が、メモリ1
3(RAM)から読み出される。なお、ベクトルデータ
は、前述のように、始点と終点の座標データに加えて、
線幅の情報を有している。
【0100】まず、ステップS4755では、ある閉領
域(注目閉領域)を構成するベクトル群の中の1つのベ
クトル(注目ベクトル)に対して、ベクトル上の1点か
らベクトルに垂直な方向に閉領域の内部へ所定の距離、
たとえば、{(線幅/2)+α}ドットだけ進んだ点
(内部点)の座標を計算する。なお、内部点の座標の計
算式は、もちろん、{(線幅/2)+α}の式に限定さ
れるわけではなく、線幅を含まない閉領域の内部点の座
標を選択できる式であればどのような式でもよい。
【0101】そして、ステップS4760では、入力画
像データから、ステップS4755で得られた内部点の
座標に対応する位置の色情報(RGB、CMYK、L*
* *など)を取得する。
【0102】そして、ステップS4765では、現在の
注目ベクトルの長さ分、具体的には、その注目ベクトル
に対する所定の数のサンプリング点について、色情報の
取得が終了したか否かを判断する。注目ベクトルの長さ
分について色情報の取得が終了した場合は(S476
5:YES)、ステップS4770に進み、注目ベクト
ルの長さ分について色情報の取得が終了していない場合
は(S4765:NO)、ステップS4755に戻る。
【0103】ステップS4770では、現在の注目閉領
域を構成するベクトル群の中のすべてのベクトルに対し
て、ベクトル長さ分の色情報の取得が終了したか否かを
判断する。閉領域を構成する全ベクトルに対してベクト
ル長さ分の色情報の取得が終了していない場合は(S4
770:NO)、ステップS4775に進み、閉領域を
構成する全ベクトルに対してベクトル長さ分の色情報の
取得が終了した場合は(S4770:YES)、ステッ
プS4780に進む。
【0104】ステップS4775では、現在の注目閉領
域を構成するベクトル群の中の次のベクトルを注目ベク
トルとして選択して、ステップS4755に戻る。
【0105】ステップS4780では、閉領域を構成す
る全ベクトルについてそれぞれ取得されたベクトル長さ
分の各色情報に対して、ヒストグラムを作成する。
【0106】そして、ステップS4785では、ステッ
プS4780で作成されたヒストグラムにおいて頻度が
最も高い色情報の値(最多値)を求め、この最多値を当
該閉領域の色とする。ここで、閉領域の色として最多値
を用いるのは、次の理由による。ベクトルの交点付近
は、閉領域内部の色ではなく、垂直に交わる線の色自体
をピックアップする可能性があるので、ベクトル交点付
近のデータを無視するために、ここでは最多値を閉領域
の色としている。
【0107】そして、ステップS4790では、抽出さ
れたすべての閉領域に対して色の検出が終了したか否か
を判断する。すべての閉領域に対して色の検出が終了し
ていない場合は(S4790:NO)、ステップS47
95に進み、すべての閉領域に対して色の検出が終了し
た場合は(S4790:YES)、当該閉領域色検出処
理を終了して、図6のフローチャートにリターンする。
【0108】ステップS4795では、抽出された閉領
域の中の次の閉領域を注目閉領域として選択して、ステ
ップS4755に戻る。
【0109】なお、本実施の形態では、色の検出に当た
って平均値(ベクトル色検出処理)や最多値(閉領域検
出処理)を用いているが、これに限定されるわけではな
く、たとえば、中央値(メディアン)などの他の統計値
を用いてもよい。また、いずれの処理においても、色情
報を取得するためのサンプリング点を多くとればとるほ
ど、より正確な値を得ることができる。
【0110】次に、図15を用いて、図形領域に対する
上記処理の具体例を説明する。ここでは、図15(A)
に示すように、図形領域として黒色の枠線を持つ閉領域
で内部が緑色で塗り潰されたものを例にとって説明す
る。なお、枠線の線幅は、しきい値よりも小さいとす
る。
【0111】まず、図15(A)に示す枠線付き閉領域
の画像データがベクトル変換部23に入力されると、図
3のステップS4500(図4参照)で、順次、二値化
(S4505)、芯線化(S4510)、ベクトル化
(S4515)、線幅検出(S4520)が行われる。
そして、この場合、線幅がしきい値よりも小さい(S4
525:NO)ので、芯線ベクトルが出力される。具体
的には、芯線ベクトルとして、図15(B)に示すよう
に、ベクトルEF、ベクトルFG、ベクトルGH、ベク
トルHEの4本のベクトルが出力される。これらのベク
トルデータは、それぞれ、始点の座標、終点の座標、お
よび線幅の情報を有している。
【0112】そして、この4本分のベクトルデータが閉
領域抽出部27に入力されると、図3のステップS46
00(図5参照)で、まず、たとえば、ベクトルEFを
注目ベクトル(初期注目ベクトル)として設定する。そ
して、ベクトルEFの始点Eの座標をメモリ13(RA
M)に保存する(S4605)。そして、この場合、終
点Fに連結する他のベクトルが1つ存在するので(S4
610:YES)、このベクトルFGを候補ベクトルと
する(S4615)。このベクトルFGはまだ一度も使
用されておらず(S4630:YES)、ベクトルFG
の終点Gの座標と保存されている始点Eの座標とは一致
していないので(S4635:NO)、ベクトルFGを
注目ベクトルとする(S4640)。
【0113】そして、注目ベクトルFGについて同様の
処理を行うと、今度は注目ベクトルがベクトルGFとな
り、さらに、処理を続けると、今度は注目ベクトルがベ
クトルHEとなる。注目ベクトルがベクトルHEの場
合、ベクトルHEの終点Eと保存されている始点Eの座
標とが一致するので(S4635:YES)、このベク
トル群(ベクトルEF、ベクトルFG、ベクトルGH、
ベクトルHE)が既に閉領域としてグループ化されてい
るか否かを判断する(S4645)。この場合、まだグ
ループ化されていないので(S4645:NO)、この
ベクトル群(ベクトルEF、ベクトルFG、ベクトルG
H、ベクトルHE)は、閉領域としてグループ化される
(S4650)。
【0114】そして、色検出部29(ベクトル色検出部
31、閉領域色検出部33)にて、図3のステップS4
700(図6〜図7参照)で、ベクトル自体の色と閉領
域内部の色をそれぞれ検出する。
【0115】ベクトル色検出処理では、4本分のベクト
ルデータがベクトル色検出部31に入力されると、図6
のステップS4710(図7参照)で、まず、たとえ
ば、ベクトルEFを注目ベクトルとして設定する。そし
て、ベクトルEFの中点Iの座標を計算し(S471
5)、入力画像データから、始点、終点、中点の各座標
に対応する位置の色情報を取得し(S4720)、これ
らの平均値を計算して、ベクトルEFの色情報とする
(S4725)。この処理を順次残りのベクトル、すな
わち、ベクトルFG(中点J)、ベクトルGH(中点
K)、ベクトルHE(中点L)に対して行う。これによ
り、各ベクトル(ベクトルEF、ベクトルFG、ベクト
ルGH、ベクトルHE)に色情報を付加することができ
る(以上、図15(C)参照)。
【0116】一方、閉領域色検出処理では、閉領域と認
識されたベクトル群が閉領域色検出部33に入力される
と、図6のステップS4750(図8参照)で、すべて
のベクトルに対して、ベクトル上の1点からベクトルに
垂直な方向に閉領域の内部へ所定の距離、{(線幅/
2)+α}ドットだけ進んだ点(内部点)の座標を計算
し(S4755)、入力画像データから、内部点の座標
に対応する位置の色情報を取得する(S4720)。そ
して、すべてのベクトルについてのベクトル長さ分の各
色情報に対してヒストグラムを作成し(S4780)、
その最多値を求めて、当該閉領域の色情報とする(S4
785)。これにより、当該閉領域(ベクトル群)に対
して閉領域内部の塗り潰し色として色情報を付加するこ
とができる(以上、図15(D)参照)。
【0117】したがって、本実施の形態によれば、図形
をベクトルデータに変換する際に、線図形を線幅の情報
を持つベクトルデータに変換するので、ベクトル変換後
のデータ量をより一層低減することができ、また、アプ
リケーションソフトでデータを再利用する際にそのデー
タを加工(編集)しやすくなり、データの再利用時にお
ける使い勝手の向上を図ることができる。
【0118】また、このように線図形は線幅の情報を持
つベクトルデータに変換されるので、枠線を持つ閉領域
は1つの塗り潰し閉領域として認識され、データ量の低
減やデータ再利用時の使い勝手の向上に加えて、拡大・
縮小の編集作業における線幅の変化を防止することがで
きる。
【0119】また、ベクトル自体の色や閉領域内部の色
を検出してベクトルデータに付加するので、図形の色
(線自体の色や閉領域内部の塗り潰し色)を忠実に再現
することができる。
【0120】これらを図面を使ってさらに具体的に説明
すると、次のとおりである。
【0121】まず、図16を参照して、黒色の線分をベ
クトル変換する場合を説明する。図16に示すように、
線分は、従来の方法では、4本のベクトルで囲まれた閉
領域で内部が黒色で塗り潰されているものとして認識さ
れるが、本発明では、黒色の線分で線幅8(ポイント)
を持つ1本のベクトルとして認識される。したがって、
線分として描かれる図形は、ベクトル変換後に4本のベ
クトルで囲まれた閉領域として出力される(従来技術)
よりも、線幅の情報を持つ1本のベクトルとして出力さ
れる(本発明)ほうが、アプリケーションソフトでデー
タを再利用する際に加工(編集)しやすく、かつ、ベク
トルデータ量も少なくて済む。
【0122】次に、図17を参照して、黒色の枠線を持
つ閉領域で内部が緑色で塗り潰されたものをベクトル変
換する場合を説明する。
【0123】かかる閉領域は、従来の方法では、2つの
閉領域としてベクトル化され、外側の大きい四角形は内
部が黒色で塗り潰され、内側の小さい四角形は内部が緑
色で塗り潰されているものとして認識されるが、本発明
では、1つの閉領域としてベクトル化され、四角形の枠
線が黒色でかつ線幅8(ポイント)で内部が緑色で塗り
潰されている閉領域として認識される。よって、本発明
によるベクトル変換のほうが、アプリケーションソフト
でデータを再利用する際に加工(編集)しやすく、か
つ、ベクトルデータ量も少なくて済む。
【0124】また、図17に示すように、かかる閉領域
をベクトル変換した後に1.5倍に拡大する場合、従来
の方法では、かかる閉領域は上記のように2つの閉領域
としてベクトル化されてしまうため、枠線の線幅が変わ
ってしまうが、本発明では、上記のように、枠線は線幅
の情報を持つベクトルとしてベクトル化され、内部は緑
色に塗り潰されていると認識されているので、拡大して
も線幅は変化しない(縮小の場合も同様)。
【0125】なお、本実施の形態では、本発明に係る画
像処理装置をスタンドアローンのデジタル複写機100
に適用した場合(図18参照)を例にとって説明した
が、これに限定されるわけではない。たとえば、本発明
に係る画像処理装置は、図19に示すように、ネットワ
ーク200に接続された画像入力装置210(たとえ
ば、スキャナ)と画像形成装置220(たとえば、プリ
ンタ)からなる複写システムにも適用可能である。この
場合、本発明に係る画像処理装置は、画像処理装置21
0と画像形成装置220のいずれに搭載してもよい。
【0126】以下、本発明のさらに他の適用例をいくつ
か簡単に説明しておく。なお、いずれの場合も、たとえ
ば、図1に示す画像処理部7を備えており、画像データ
(ラスタデータ)の中の図形領域を線幅や色の情報を持
つベクトルデータに変換する機能(高度ベクトル変換機
能)を有している。
【0127】(第2の実施の形態)図20に示す適用例
は、ベクトル変換後の図形データ(ベクトルデータ)を
印刷(用紙に出力)する代わりに、電子ファイルの状態
で出力する場合である。すなわち、図20に示す第2の
実施の形態に対応する画像処理装置は、高度ベクトル変
換機能を有する電子ファイル作成機300として構成さ
れている。
【0128】電子ファイル作成機300は、図示しない
が、スキャナエンジン、上記画像処理部7、各種外部機
器(たとえば、各種PDA、ノートパソコンなど)と接
続するための各種外部出力ポート、リムーバブルタイプ
の各種記憶メディア(たとえば、フロッピー(登録商
標)ディスク、Zip、PCカード型メモリ(以下単に
「PCカード」という)、MOディスクなど)を読み書
きするための各種記録メディアドライブ、およびLAN
などのネットワークと接続するためのネットワークポー
トなどを有する。ここでは、外部出力ポート、記録メデ
ィアドライブ、ネットワークポートの3つをまとめて
「外部出力部」と呼ぶことにする。外部出力ポートは、
たとえば、USBやIEEE1394、IEEE128
4などのシリアル/パラレルポートで構成され、ネット
ワークポートは、たとえば、イーサネット(登録商標)
(Ethernet(登録商標))などで構成されてい
る。また、記録メディアドライブには、たとえば、フロ
ッピーディスクドライブ、Zipドライブ、PCカード
ドライブ、MOディスクドライブなどがある。
【0129】スキャナエンジンで読み取って得られた画
像データ(ラスタデータ)は、画像処理部7で処理さ
れ、その結果、所定の形式(たとえば、PDF)の画像
ファイルが作成される(図3参照)。この時、前述のよ
うに、画像データの中の図形領域は、線幅や色の情報を
持つベクトルデータに変換されている。作成された画像
ファイルは、図20に示すように、適宜、外部出力部
(外部出力ポート、記録メディアドライブ、ネットワー
クポート)から所望の出力先(たとえば、パソコン、フ
ロッピーディスク、Zip、PCカード、MOディス
ク、ネットワークなど)に出力される。
【0130】(第3の実施の形態)図21に示す適用例
は、原稿を直接読み取って画像データを取得する代わり
に、外部機器(たとえば、外部スキャナ、デジタルカメ
ラ、メモリ内蔵型ハンディスキャナなど)を用いて取得
された画像データを取り込む場合である。すなわち、図
21に示す第3の実施の形態に対応する画像処理装置
は、高度ベクトル変換機能を有する印刷機400として
構成されている。
【0131】印刷機400は、図示しないが、各種外部
機器(外部スキャナ、デジタルカメラ、メモリ内蔵型ハ
ンディスキャナなど)と接続するための各種外部入力ポ
ート、上記画像処理部7、およびプリンタエンジンなど
を有する。さらに、各種の記録メディアドライブやネッ
トワークポートを有することもできる。この場合、外部
入力ポート、記録メディアドライブおよびネットワーク
ポートは、外部から画像データを取り込むために使用さ
れる。
【0132】外部機器(外部スキャナ、デジタルカメ
ラ、メモリ内蔵型ハンディスキャナなど)を用いて取得
された画像データは、外部入力ポートを通じて取り込ま
れ、画像処理部7で処理された後、プリンタエンジンで
印刷される。すなわち、この場合は、図21に示すよう
に、適宜、所望の画像入力先(外部スキャナ、デジタル
カメラ、メモリ内蔵型ハンディスキャナなど)から画像
データを取り込んで印刷を行う。
【0133】(第4の実施の形態)図22に示す適用例
は、ネットワークを経由して画像データを受信した後、
高度ベクトル変換機能を含む画像処理を行い、得られた
画像ファイルを再びネットワーク経由で外部に送信する
場合である。すなわち、図22に示す第4の実施の形態
に対応する画像処理装置は、ネットワーク上で他のコン
ピュータなどに対して高度ベクトル変換機能を含む画像
処理のサービスを提供するサーバ500(以下「画像処
理サーバ」という)として構成されている。
【0134】画像処理サーバ500は、図示しないが、
ネットワークポートおよび上記画像処理部7などを有す
る。この場合、高度ベクトル変換機能に必要なパラメー
タ(たとえば、しきい値など)は、必ずしも操作パネル
から入力する必要はなく、ネットワーク経由で外部から
入力される。
【0135】ネットワーク経由でネットワークポートを
通じて受信された画像データは、画像処理部7で処理さ
れ、その結果、所定の形式(たとえば、PDF)の画像
ファイルが作成される(図3参照)。作成された画像フ
ァイルは、図22に示すように、要求に応じて、再びネ
ットワークポートを通じてネットワーク経由で外部に送
信される。すなわち、この場合は、図22に示すよう
に、ネットワーク上の任意のコンピュータで動作中のあ
るアプリケーション(送信元)から画像データと必要な
パラメータを受信して、高度ベクトル変換機能を含む画
像処理を行い、線幅や色の情報を持つベクトルデータを
含んだ画像ファイルを再びネットワーク上の任意のコン
ピュータ(複数でもよい)で動作中のあるアプリケーシ
ョン(送信先)に送信する。
【0136】(第5の実施の形態)図23に示す適用例
は、本体内に特定のスキャナエンジンやプリンタエンジ
ンを設けることなく、単に高度ベクトル変換機能を含む
画像処理機能のみを持たせて、必要に応じて外部入力機
器(たとえば、スキャナなど)や外部出力機器(たとえ
ば、プリンタなど)を接続して利用するようにした場合
である。すなわち、図23に示す第5の実施の形態に対
応する画像処理装置は、高度ベクトル変換機能を有する
コントローラ600として構成されている。
【0137】コントローラ600は、図示しないが、外
部入力ポート、上記画像処理部7、および外部出力ポー
トなどを有する。なお、外部入力ポートおよび外部出力
ポートは、それぞれ、データの入力と出力が可能な入出
力ポートであってもよい。ここでは、コントローラ60
0に外部入力機器としてスキャナを、外部出力機器とし
てプリンタをそれぞれ接続して、当該コントローラ60
0をスキャナ/プリンタコントローラとして機能させる
場合を例示してある。
【0138】スキャナを用いて原稿を読み取って得られ
た画像データは、外部入力ポートを通じて取り込まれた
後、画像処理部7で処理され、その結果、所定の形式
(たとえば、PDF)の画像ファイルが作成される(図
3参照)。作成された画像ファイルは、図23に示すよ
うに、外部出力ポートを通じてプリンタへ送信される。
【0139】なお、上記各実施の形態において、高度ベ
クトル変換機能は、上記処理手順(図3〜図8参照)を
記述した所定のプログラムをCPUが実行することによ
って行われるものであり、この所定のプログラムはコン
ピュータ読取可能な記録媒体(たとえば、フロッピーデ
ィスクやCD−ROMなど)によって提供されることも
できる。この場合、コンピュータ読取可能な記録媒体に
記録されているプログラムは、通常、ハードディスクに
転送され記憶される。また、この所定のプログラムは、
たとえば、単独で上記各処理を実行するアプリケーショ
ンソフトとして提供されてもよいし、また、各装置10
0〜600の一機能として各装置100〜600のソフ
トウェアに組み込んでもよい。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
図形をベクトルデータに変換する際に、線図形を線幅の
情報を持つベクトルデータに変換するので、ベクトル変
換後のデータ量をより一層低減することができ、また、
アプリケーションソフトでデータを再利用する際にその
データを加工(編集)しやすくなり、データの再利用時
における使い勝手の向上を図ることができる。
【0141】また、このように線図形は線幅の情報を持
つベクトルデータに変換されるので、枠線を持つ閉領域
は1つの塗り潰し閉領域として認識され、データ量の低
減やデータ再利用時の使い勝手の向上に加えて、拡大・
縮小の編集作業における線幅の変化を防止することがで
きる。
【0142】さらに、図形の閉領域内部の色または線図
形の色を検出してベクトルデータに付加するので、図形
の色を忠実に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に対応するデジタ
ル複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】 デジタル複写機の動作を示すメインフローチ
ャートである。
【図3】 図2の画像処理の内容を示すフローチャート
である。
【図4】 図3のベクトル変換処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図5】 図3の閉領域抽出処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図3の色検出処理の内容を示すフローチャー
トである。
【図7】 図6のベクトル色検出処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 図6の閉領域色検出処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図9】 ベクトル化されたデータ(ベクトル群)の一
例を示す図である。
【図10】 スタックに保存されているデータを示す図
である。
【図11】 スタックに保存されているデータを示す図
である。
【図12】 スタックに保存されているデータを示す図
である。
【図13】 スタックに保存されているデータを示す図
である。
【図14】 スタックに保存されているデータを示す図
である。
【図15】 枠線を持つ閉領域に対する高度ベクトル変
換処理を説明するための図である。
【図16】 線分に対するベクトル変換処理の結果を従
来技術と本発明とで比較して示した図である。
【図17】 枠線を持つ閉領域に対するベクトル変換処
理の結果を従来技術と本発明とで比較して示した図であ
る。
【図18】 第1の実施の形態の適用例を示す図であ
る。
【図19】 第1の実施の形態の一変更例を示す図であ
る。
【図20】 本発明の第2の実施の形態に対応する適用
例(電子ファイル作成機)を示す図である。
【図21】 本発明の第3の実施の形態に対応する適用
例(印刷機)を示す図である。
【図22】 本発明の第4の実施の形態に対応する適用
例(画像処理サーバ)を示す図である。
【図23】 本発明の第5の実施の形態に対応する適用
例(コントローラ)を示す図である。
【符号の説明】
7…画像処理部、 19…領域判別部、 21…文字認識部、 23…ベクトル変換部、 25…線幅検出部、 27…閉領域抽出部、 29…色検出部、 31…ベクトル色検出部、 33…閉領域色検出部、 35…コピー画像処理部、 37…合成処理部、 100…デジタル複写機、 200…ネットワーク、 210…画像入力装置、 220…画像形成装置、 300…電子ファイル作成機、 400…印刷機、 500…画像処理サーバ、 600…コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC04 CE12 CE15 CF01 DA17 DB02 DB06 DB09 DC03 DC19 DC25 5L096 AA02 EA23 EA43 FA06 FA32 FA35 FA73 GA51

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置において、 図形をベクトルデータに変換するベクトル変換手段と、 ベクトルデータに変換された線図形の線幅を検出する線
    幅検出手段と、 変換されたベクトルデータに基づいて閉領域を抽出する
    閉領域抽出手段と、 検出された線幅の情報に応じて、抽出された閉領域の内
    部の色を検出する閉領域色検出手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 検出された線幅の情報は、対応する線図
    形のベクトルデータに付加されることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 検出された線幅が設定値以上であるか否
    かを判断する判断手段をさらに有し、 前記ベクトル変換手段は、 検出された線幅が設定値以上である場合、対応する線図
    形のエッジを検出し、検出したエッジをベクトルデータ
    に変換することを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記閉領域色検出手段は、 検出された線幅の情報に応じて、抽出された閉領域の内
    部点であって当該閉領域を形成するベクトルデータに対
    応する線図形よりも内側に存在する内部点を選択する選
    択手段を含み、 選択された内部点の色情報に基づいて、抽出された閉領
    域の内部の色を検出することを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 ベクトルデータに変換された線図形の色
    を検出する線色検出手段をさらに有することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 検出された色の情報は、対応する線図形
    のベクトルデータに付加されることを特徴とする請求項
    5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の画像処理装置は、画像読
    取装置に搭載されていることを特徴とする。
  8. 【請求項8】 画像処理方法において、 図形をベクトルデータに変換するステップと、 ベクトルデータに変換された線図形の線幅を検出するス
    テップと、 変換されたベクトルデータに基づいて閉領域を抽出する
    ステップと、 検出された線幅の情報に応じて、抽出された閉領域の内
    部の色を検出するステップと、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像処理プログラムを記録したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体であって、該画像処理プログラ
    ムが、 図形をベクトルデータに変換するステップと、 ベクトルデータに変換された線図形の線幅を検出するス
    テップと、 変換されたベクトルデータに基づいて閉領域を抽出する
    ステップと、 検出された線幅の情報に応じて、抽出された閉領域の内
    部の色を検出するステップと、 を有することを特徴とするコンピュータ読取可能な記録
    媒体。
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