JP2001356259A - 帯板状部材の取付調整機構 - Google Patents

帯板状部材の取付調整機構

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JP2001356259A
JP2001356259A JP2000176901A JP2000176901A JP2001356259A JP 2001356259 A JP2001356259 A JP 2001356259A JP 2000176901 A JP2000176901 A JP 2000176901A JP 2000176901 A JP2000176901 A JP 2000176901A JP 2001356259 A JP2001356259 A JP 2001356259A
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shaped member
mirror
holding plate
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JP2000176901A
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Yoshiyuki Takase
善幸 高瀬
Mitsuhiro Ono
光浩 大野
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、シリンドリカルミラーの反射面の法
線方向の位置と法線方向と交差する方向の位置、反射面
が指向する方向とを各別に調整することができるように
して、その調整を容易にした帯板状部材の取付調整機構
を提供する。 【解決手段】 シリンドリカルミラー1を収容させたミ
ラーホルダ2がフレーム11の間に設置され、該フレーム
11に摺動自在に取り付けた保持板12にミラーホルダ2の
支持軸3、4を挿通させ、保持板12の外側から調整板2
0、30を支持軸3、4の端部に連繋させる。ミラーホル
ダ2を、保持板12の摺動によりシリンドリカルミラー1
の反射面1aの法線方向に移動させ、調整板20を保持板12
に対して回動させて支持軸3、4を軸として回動させ、
調整板30を保持板12に対して摺動させて前記法線方向と
異なる方向へ移動させる。保持板12と調整板20、30の移
動でミラー1の反射光による走査に関して、倍率とレジ
とスキューの調整を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射鏡などの帯
板状部材の面が所定の方向を向くように調整するための
帯板状部材の取付調整機構に関し、特に光走査装置に用
いられる反射鏡であって、感光体ドラムなどの像担持体
に入射する光線を反射させるシリンドリカルミラーの反
射面の向きを調整するのに適した帯板状部材の取付調整
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置に用
いられている光走査装置は、レーザー光源から発せられ
た画像情報を含むレーザービームが、適宜に調光されて
ポリゴンミラーなどの偏向手段に入射され、該偏向され
たレーザービームで感光体ドラムなどの像担持体を照射
してその表面に静電潜像を形成するようにしたものであ
る。そして、この静電潜像をトナーで現像してトナー像
を形成し、このトナー像を記録紙などの転写媒体に転写
させて画像を形成する。また、カラー複写機やカラープ
リンタ等のカラー画像形成装置には、タンデム型画像形
成装置が広く知られている。これは、複数の感光体ドラ
ムなどの像担持体を並設し、これら像担持体に、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)の画像データを含むレーザービームを各別に走
査させながら照射して静電潜像を形成し、この静電潜像
を所定のトナーで現像してトナー像を形成し、この像担
持体の並設方向に移動する記録紙などの転写媒体に順次
トナー像を転写してカラー画像を形成する方式が採用さ
れている画像形成装置である。なお、ポリゴンミラーな
どの偏向手段によって偏向されて静電潜像を形成する方
向を主走査方向とし、像担持体である感光体ドラムの回
転による静電潜像を形成する方向を副走査方向とする。
【0003】近年、複写機やプリンタの高速化やカラー
化に伴い、走査用の光ビームや走査ユニットの複数化が
必要となってきた。しかも、形成される画像の鮮明さな
どを確保するためには、これら複数の走査用光ビームの
光学特性や走査ユニットの走査特性などを所定の特性に
確保すると共に、複数のユニットの特性を均一にする必
要がある。光学特性や走査特性を確保するためには、光
走査装置を構成する光学部品の取付精度を高くして、各
光学部品が所定の連繋状態を保つようにしなければなら
ない。反射鏡の反射方向に僅かなずれや取付状態の変化
が生じると、光学特性や走査特性などが損なわれてしま
う。このため、反射鏡の反射方向は高精度に調整される
必要がある。特に、ポリゴンミラーで反射された走査光
を反射させる反射鏡は、走査範囲をカバーするため帯板
状をして両端部で支持されており、一方の端部の取付状
態が変化すると反射面の全域の方向が変化してしまうか
ら、両端部の取付状態を高精度に調整しなければならな
い。
【0004】従来のこの種の反射鏡の調整機構として
は、例えば実開平5−33108号公報に記載されたミ
ラー調整機構がある。このミラー調整機構は、ミラー枠
の端部にミラーの反射面側に当接可能な支持片を設け、
該支持片には前記ミラーの反射面側に当接可能な調整板
を回動自在に取り付けると共に、該調整板にその回動位
置を調整する調整部材を設け、さらに、前記ミラー枠の
背面側に接触して該ミラーを押圧する付勢部材を取り付
けた構造とされている。そして、前記調整部材を調整し
て前記調整板を回動させると、ミラーが長手方向を軸と
して揺動し、その反射面の方向が変るようにしてある。
【0005】他方、特開平6−148490号公報に
は、ビーム走査光学系の光学部材保持機構が開示されて
いる。この光学部材保持機構は、光学装置などのハウジ
ングの側板に小突起を有する穴を形成し、この穴に平面
ミラーの両端部を遊嵌し、側板に外側から固定される押
圧板をその固定用ネジとは異なる支点によって回動自在
とし、該押圧板に設けた押圧片をミラーの背面に当接さ
せ、押圧板を回動させてミラーの傾き角度を調整して固
定用ネジで側板に固定する構造が採用されている。な
お、押圧板の回動は、押圧板に形成された長孔と偏心ピ
ンとが組み合わされて、該偏心ピンを回動させることに
より行なわれる。
【0006】ところで、光走査装置の像担持体へ光線を
案内する最終段の反射鏡には、像担持体の表面に所定の
倍率で入射するように調整するために、表面が円筒面で
形成された長尺状のシリンドリカルミラーが用いられる
場合がある。このシリンドリカルミラーでは、その法線
方向の位置がずれることにより像担持体の表面における
倍率が変化し、その曲率中心と平行な方向を軸として回
動することにより像担持体への入射位置が変化し、両端
部の相対位置がずれることにより主走査方向の走査線の
位置が変化する。したがって、シリンドリカルミラーで
は、その法線方向の位置の調整(以下、「倍率の調整」
という。)と、回動角度を調整して入射位置の調整(以
下、「レジの調整」という。)と、両端部の相対位置の
調整(以下、「スキューの調整」という。)とを行なう
必要がある。そして、このシリンドリカルミラーの取付
調整機構にも、前述した従来のミラー調整機構や光学部
材保持機構などが利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−33108号公報に記載されたミラー調整機構は、
ミラーに直接に接触している調整板を回動させる機構で
あり、この調整板はいずれか一方の端部または両端部に
配されている構造であるため、調整の仕方によってはミ
ラーに捩れや曲げなどの歪が生じてしまうおそれがあ
る。すなわち、一方の端部に調整板が配されている機構
では、他方の端部は所定の力で拘束されており、このた
め該調整板を回動させて該一方の端部を押動させると、
ミラーが曲げられたり捩られたりしてしまうおそれがあ
る。また、両端部に調整板が配されている機構では、ミ
ラーの両端部に調整を施すことになり、調整作業が煩雑
となると共に、均等な調整を行なわなければミラーの歪
の確実な防止を行なうことができない。
【0008】また、特開平6−148490号公報に記
載された光学部材保持機構では、板バネとして機能して
ミラーの背面を弾性的に押圧する押圧板が、ミラーの両
端部に接触させてある機構である。このため、前記ミラ
ー調整機構の場合と同様に、一方の端部に押圧させた押
圧板を調整することにより、その調整力がミラーを曲げ
たり捩ったりするため、歪が生じてしまうおそれがあ
る。
【0009】そこで、この発明の目的は、ミラーやレン
ズなどであって帯板状をした光学部材を取り付ける際
に、光学部材に歪を生じさせることがなくその反射方向
などの調整のための取付精度を高くすることができる帯
板状部材の取付調整機構を提供することを第1の目的と
している。
【0010】また、前述したように、シリンドリカルミ
ラーの取付調整を従来のミラー調整機構や光学部材保持
機構により行なうものでは、その調整が煩雑となってし
まう。例えば、ミラーを取り付けるブラケットなどが摺
動するように設けられ、その摺動によって倍率の調整を
行なうようにした構造とし、レジとスキューの調整は、
調整板や押圧板の回動によって行なう。このため、レジ
の調整を終えてスキューを調整しようと調整板や押圧板
を回動させると、終了したレジの調整位置が狂ってしま
い、再度レジの調整を行なう必要がある。すなわち、レ
ジとスキューとを交互に調整しながら所定の光学的性能
に収斂させなければならない。このため、調整作業が煩
雑となり、不慣れな者では相当な時間を要する場合があ
る。
【0011】そこで、この発明の第2の目的は、特にシ
リンドリカルミラーのように、取付調整を異なる複数の
方向に移動させて行なわなければならない光学部材であ
っても、簡単に、かつ、確実に調整を行なうことができ
る帯板状部材の取付調整機構を提供することも目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る帯板状部材の取
付調整機構は、両端部で支持された帯板状部材の表面が
指向する方向を調整する帯板状部材の取付調整機構にお
いて、少なくとも一面が開放された容器に、前記帯板状
部材を該帯板状部材の表面が開放された開口に露呈する
状態に収容させ、前記容器の両端部に調整機構に連繋可
能な支持軸を設けたことを特徴としている。
【0013】前記調整機構によって前記容器の位置を変
更させれば、帯板状部材の表面が指向する方向を変更す
ることができる。しかも、帯板状部材は容器に収容され
ているため、容器の位置を調整するために加えられた調
整力は帯板状部材には加えられず、従って帯板状部材に
歪が生じることがない。
【0014】また、請求項2の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、両端部で支持された帯板状部材の表面
が指向する方向を調整する帯板状部材の取付調整機構に
おいて、前記帯板状部材の両端部を各別にホルダに収容
し、前記ホルダに調整機構に連繋可能な支持軸を設けた
ことを特徴としている。
【0015】前記帯板状部材は、その両端部が調整機構
に連繋させた前記ホルダに収容されているから、位置調
整のための力が直接には加えられず、帯板状部材に歪が
生じるのを極力防止できる。
【0016】また、請求項3の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記支持軸を帯板状部材の長手方向に
延伸させて設け、前記支持軸のそれぞれを保持板に形成
した透孔に、該透孔内で支持軸が偏倚自在となる状態で
遊嵌させ、前記支持軸の前記保持板の外側に突出した部
分に調整板を連繋させ、前記調整板を保持板に対して移
動させることにより、前記支持軸を該支持軸と交差する
方向に移動可能とすると共に、前記調整板を保持板に対
して回動させることにより、前記帯板状部材を支持軸を
軸として回動自在としたことを特徴としている。
【0017】前記調整板を前記保持板に対して移動させ
ると、前記支持軸が保持板の前記透孔内で偏倚する。こ
の支持軸を備えた容器やホルダには帯板状部材が収容さ
れているから、この支持軸の偏倚により帯板状部材の位
置が変更される。また、支持軸を軸として回動させる
と、帯板状部材の表面が指向する方向が変更される。
【0018】また、請求項4の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記帯板状部材の表面が平面であるこ
とを特徴としている。
【0019】例えば、帯板状部材が平面ミラーである場
合には、その反射面への入射位置や反射方向を調整する
ことができる。
【0020】また、請求項5の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記支持軸の移動で、前記帯板状部材
を該帯板状部材の厚さ方向に移動可能としたことを特徴
としている。
【0021】帯板状部材が平面ミラーである場合には、
厚さ方向に移動させることにより、その反射面を光路の
方向に進退させることができ、光路長を調整することが
できる。また、支持軸を軸として回動させることにより
反射方向を調整することができる。
【0022】また、請求項6の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記支持軸の移動で、前記帯板状部材
を該帯板状部材の幅員方向に移動可能としたことを特徴
としている。
【0023】帯板状部材が平面ミラーである場合に、該
平面ミラーが入射光路から外れている状態にあっては、
幅員方向に移動させることにより光路内に位置させて、
光を入射させることができる。
【0024】また、請求項7の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記帯板状部材の表面が円筒面である
ことを特徴としている。
【0025】例えば、帯板状部材がシリンドリカルミラ
ーである場合には、その反射面への入射位置や反射方向
を調整することができる。
【0026】また、請求項8の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記支持軸の移動で、前記帯板状部材
を該帯板状部材の表面の法線方向に移動可能としたこと
を特徴としている。
【0027】帯板状部材をシリンドリカルミラーとした
場合には、この法線方向の移動によって倍率を調整する
ことができる。なお、支持軸を軸とした回動によって反
射方向を変更して、レジの調整を行なうことができる。
【0028】また、請求項9の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構は、前記支持軸の移動で、前記帯板状部材
を該帯板状部材の表面の法線方向と交差する方向に移動
可能としたことを特徴としている。
【0029】帯板状部材をシリンドリカルミラーとした
場合には、この法線方向と交差する方向への移動によっ
て該シリンドリカルミラーの両端部の相対位置が変更さ
れ、スキューの調整を行なうことができる。
【0030】また、請求項10の発明に係る帯板状部材
の取付調整機構は、所望のフレームに配設されて、両端
部で支持された長尺なシリンドリカルミラーの表面が指
向する方向を調整するシリンドリカルミラーの取付調整
機構において、少なくとも一面が開放されて、前記シリ
ンドリカルミラーを該シリンドリカルミラーの反射面が
開放された開口に露呈する状態で収容するミラー容器
と、前記ミラー容器の両端部にシリンドリカルミラーの
長手方向に延伸させた支持軸と、前記支持軸のそれぞれ
に遊嵌させた保持板と、前記支持軸の前記保持板の外側
に突出した部分に連繋させた調整板とからなり、前記保
持板を、該シリンドリカルミラーを配設する前記フレー
ムの面に対して前記支持軸と交差する方向に摺動自在に
設け、前記調整板を保持板に対して該保持板の摺動方向
と交差する方向に摺動自在に設け、前記ミラー容器を支
持軸を軸として回動自在としたことを特徴としている。
【0031】前記保持板を前記フレームに対して摺動さ
せると、該保持板には支持軸が遊嵌されているミラー容
器が同方向へ移動する。このミラー容器の移動によりシ
リンドリカルミラーを一の方向へ移動させることができ
る。また、前記調整板を移動させることにより、この調
整板には支持軸が連繋されているから、シリンドリカル
ミラーも移動する。しかも、この移動方向は一の方向と
交差する他の方向となる。すなわち、シリンドリカルミ
ラーを二方向へ移動させることができ、反射面の倍率と
スキューの調整を行なうことができる。また、支持軸を
中心とした回動により反射面の方向を変更させることが
でき、レジの調整を行なうことができる。
【0032】また、請求項11の発明に係る帯板状部材
の取付調整機構は、前記保持板のいずれか一方を、支持
軸に適宜なスキマばめの状態で遊嵌させた拘束保持板と
し、他方の保持板を、支持軸に適宜な遊びをもって該支
持軸が偏倚自在となる状態に遊嵌させた遊嵌保持板と
し、前記拘束保持板の外側に位置させた前記調整板を支
持軸と係脱する係合調整板として、該係合調整板を拘束
保持板に対して回動させることによりミラー容器を支持
軸を軸として回動させ、前記保持板の双方を前記フレー
ムに対してシリンドリカルミラーの法線方向に摺動自在
とし、前記遊嵌保持板の外側に位置させた前記調整板を
操作調整板として、該操作調整板を該遊嵌保持板に対し
て、シリンドリカルミラーの法線方向と交差する方向に
摺動自在としたことを特徴としている。
【0033】前記保持板をフレームに対して移動させる
と、シリンドリカルミラーはその法線方向に移動するか
ら、この移動によって倍率が調整される。前記操作調整
板を前記遊嵌保持板に対して移動させると、該操作調整
板に連繋した支持軸が移動し、前記係合調整板に連繋し
た支持軸に対して位置が変更されるので、シリンドリカ
ルミラーの両端部の相対位置が変更され、スキューの調
整を行なうことができる。さらに、前記係合調整板を拘
束保持板に対して回動させると、ミラー容器が支持軸を
軸として回動するから、シリンドリカルミラーの反射面
が指向する方向を変更することができ、これによりレジ
の調整を行なうことができる。
【0034】また、請求項12の発明に係る帯板状部材
の取付調整機構は、前記保持板のいずれか一方を、支持
軸に適宜なスキマばめの状態で遊嵌させた拘束保持板と
し、他方の保持板を、支持軸に適宜な遊びをもって該支
持軸が偏倚自在となる状態に遊嵌させた遊嵌保持板と
し、前記拘束保持板の外側に位置させた前記調整板を支
持軸と係脱する係合調整板として、該係合調整板を拘束
保持板に対して回動させることによりミラー容器を支持
軸を軸として回動させ、前記保持板の双方を前記フレー
ムに対してシリンドリカルミラーへの入射光線の方向に
摺動自在とし、前記遊嵌保持板の外側に位置させた前記
調整板を操作調整板として、該操作調整板を該遊嵌保持
板に対して、シリンドリカルミラーの法線方向と交差す
る方向に摺動自在としたことを特徴としている。
【0035】保持板をシリンドリカルミラーの反射面の
法線方向に摺動するようにすれば、該シリンドリカルミ
ラーへの光線の入射方向に拘わらないから、保持板の摺
動を案内する部位などを一定にできる。このため、入射
方向が異なる複数のシリンドリカルミラーに対して保持
板の形状を共通化することができて好ましい。他方、法
線方向に摺動する場合には、摺動前後で入射位置がズレ
るから、摺動後には入射光がシリンドリカルミラーから
外れてしまうおそれがある。そのため、光路の設計上で
定められた入射方向へシリンドリカルミラーを摺動自在
とすれば、入射光が外れてしまうことがない。
【0036】また、請求項13の発明に係るシリンドリ
カルミラーの取付調整機構は、前記拘束保持板と遊嵌保
持板とを等しい形状で成型すると共に、前記支持軸の外
径を異ならせ、前記係合調整板と係脱する支持軸に、係
合調整板が離脱することを防止する係止手段を設けたこ
とを特徴としている。
【0037】拘束保持板と遊嵌保持板とを等しい形状で
形成することにより、部品の加工が簡単となると共に、
部品管理が容易となる。また、所定の調整を行なった後
に、前記係止手段で係合調整板が支持軸から離脱するこ
とを防止する。したがって、不用意に係合調整板が離脱
せず、調整された状態にシリンドリカルミラーを維持す
ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る帯板状部材の取付調整機
構を具体的に説明する。なお、この実施形態は、光走査
装置に用いられるシリンドリカルミラーを帯板状部材と
し、その倍率とレジ、スキューの調整を行なう取付調整
機構について説明する。
【0039】シリンドリカルミラー1は、図7に示すよ
うに長尺の帯板状に形成されており、その長手方向が光
走査装置の主走査の方向としてある。このシリンドリカ
ルミラー1の表面1aは、図6に示すように走査に係る中
央部分は円筒面に形成されており、両端部はほぼ平面に
形成されている。シリンドリカルミラー1は、図8〜図
12に示すように、ミラー容器であるミラーホルダ2に収
容される。ミラーホルダ2は図10及び図11に示すよう
に、ホルダ部2aは断面がほぼ矩形の箱状をし、シリンド
リカルミラー1とほぼ等しい長さの長尺としてあり、長
手方向の一面が開放されて開口とされている。ホルダ部
2aの底板の両端部には、図8に示すように、小突起によ
りミラー受け部2bが形成されている。このミラー受け部
2bは、一方の端部には2ヵ所に、他方の端部には1ヵ所
に形成されて、シリンドリカルミラー1の裏面に3点で
接触するようにしてある。また、ホルダ部2aの側壁の端
部の外側面には、適宜な突起からなるバネ係止部2cが設
けられている。
【0040】ホルダ部2aの両端部には、それぞれ支持軸
3、4が設けられており、その外径を支持軸3の方が支
持軸4よりも大きいものとしてある。また、支持軸3の
中央部には、図8及び図12に示すように、3面を平面に
形成して係止部3aが形成されている。さらに、支持軸3
の先端部には、図8に示すように、その軸方向に係止手
段を構成する適宜深さの切込み3bが形成されている。な
お、このミラーホルダ2はホルダ部2aと支持軸3、4と
を、合成樹脂によって一体的に成型することができ、ホ
ルダ部2aと支持軸3、4の接続部には補強のための適宜
なリブ5が設けられている。
【0041】シリンドリカルミラー1はミラーホルダ2
のホルダ部2aに、該シリンドリカルミラー1の反射面を
ホルダ部2aの開口に露呈させて収容されている。ホルダ
部2aに収容されたシリンドリカルミラー1の両端部に、
それぞれミラー押えバネ6a、6bが設定される。ミラー押
えバネ6a、6bは板材をほぼコ字形に折曲形成されてお
り、そのコ字形の脚部の部分には、図12に示すように、
ほぼ矩形の透孔6cが形成されている。また、コ字形の胴
部の部分には、一部に切込みが形成され、この切込みに
囲まれた部分を適宜に折曲してコ字形の内方へ突出する
バネ押え突起6dが形成されている。このバネ押え突起6d
は、ミラー押えバネ6aには2ヵ所に、ミラー押えバネ6b
には1ヵ所に形成されている。図12に示すように、ホル
ダ部2aに収容されたシリンドリカルミラー1にこれらミ
ラー押えバネ6a、6bが被せられる。このとき、ミラー押
えバネ6a、6bの前記透孔6cが前記バネ係止部2cに係合し
て、ミラー押えバネ6a、6bが外れるのを防止する。ま
た、シリンドリカルミラー1の両端部の平面にバネ押え
突起6dが当接することになり、シリンドリカルミラー1
は3点で押えられる。なお、シリンドリカルミラー1の
これらバネ押え突起6aが当接する部分には、適宜な窪み
部によってバネ当り部を形成しても構わない。また、前
記ミラー受け部2bが2ヵ所に形成された側の端部には、
2ヵ所にバネ押え突起6dが形成されたミラー押えバネ6a
を、ミラー受け部2bが1ヵ所に形成された側の端部に
は、1ヵ所にバネ押え突起6dが形成されたミラー押えバ
ネ6bをそれぞれ取り付けてある。
【0042】前記ミラーホルダ2に収容されたシリンド
リカルミラー1が、光走査装置10の所定の位置に設置さ
れる。図3及び図4は、光走査装置10の一部であってこ
のシリンドリカルミラー1が取り付けられる部分の側面
図であり、この光走査装置10には4本のシリンドリカル
ミラー1が取り付けられている。図1は、このシリンド
リカルミラー1を光走査装置10に取り付ける状態の概略
を示す分解斜視図である。光走査装置10の該シリンドリ
カルミラー1が取り付けられる部分にはフレーム11が設
けられている。なお、図3及び図4に示すように、光走
査装置10のケーシングの側壁自体をフレーム11として用
いても構わない。また、図1には支持軸4の側のみにフ
レーム11を記してあるが、支持軸3の側にも同様なフレ
ーム11が設けられている。このフレーム11にはミラーホ
ルダ2を挿通させることができる挿通孔11a が形成され
ている。この挿通孔11a を挟む位置であって、後述する
作用を果す位置には一対のガイド突起11b が突設されて
おり、これらガイド突起11b を結ぶ直線上の適宜位置に
は、ガイド孔11c が形成されている。また、挿通孔11a
を挟む適宜な位置には一対の雌ネジ部11d が形成されて
いる。
【0043】前記挿通孔11a を通してフレーム11の間に
ミラーホルダ2が位置した状態で、ミラーホルダ2の支
持軸3、4がそれぞれのフレーム11の外側に突出する。
フレーム11の外側から前記支持軸3、4に保持板12を嵌
装させる。
【0044】前記保持板12は、いずれの支持軸3、4に
嵌装されるものも等しい形状に、板金などによって形成
されている。この保持板12の中央部には、支持軸3、4
を嵌装させる支持孔12a が形成されている。この支持孔
12a の内径は支持軸3にスキマばめで嵌合する大きさと
されて、該支持孔12a に案内されて支持軸3が回動可能
とされている。また、支持軸4は支持軸3よりも小径と
されているため、支持軸4は支持孔12a 内で移動して、
支持軸4の中心が支持孔12a の中心に対して偏倚自在と
されている。なお、支持軸3に嵌装される保持板12が拘
束保持板とされ、支持軸4に嵌装される保持板12が遊嵌
保持板とされている。
【0045】この保持板12には、前記ガイド突起11b を
遊挿させることができる一対の長孔12b が形成されてい
て、保持板12を支持軸3、4に嵌装させた状態で該長孔
12bがガイド突起11b に遊嵌するようにしてある。この
長孔12b は、長手方向を2つのガイド突起11b を結ぶ直
線の方向としてあり、このため、保持板12はガイド突起
11b を結ぶ直線の方向に摺動可能とされている。また、
保持板12をフレーム11に当接させた状態で、前記ガイド
孔11c を臨む位置の保持板12の部分には、長孔12b を結
ぶ直線とほぼ直交する方向を長手方向とする長孔により
位置決め孔12cが形成されている。この位置決め孔12c
は前記ガイド孔11c の内径よりも適宜に大きな幅員で形
成されている。なお、ガイド突起11b を結ぶ直線は、支
持孔12aの中心を通過するようにしてあり、このため、
支持孔12a と長孔12b 、位置決め孔12c のそれぞれの中
心はほぼ同一線上に位置している。また、保持板12をフ
レーム11に当接させた状態で、前記雌ネジ部11d を臨む
位置の保持板12の部分には、該雌ネジ部11d の呼び径よ
りも適宜に大きな内径の貫通孔12d が形成されている。
【0046】保持板12には、前記長孔12b を結ぶ直線と
ほぼ直交する方向で、支持孔12a の径方向の直線上の、
該支持孔12a を挟む位置に、該径方向を長手方向とする
一対の長孔12e が形成されている。前記長孔12b を結ぶ
直線上であって、支持孔12aを挟んで前記位置決め孔12c
のほぼ反対側の位置にはガイド孔12f が形成されてい
る。このガイド孔12f の径方向であって、長孔12b を結
ぶ直線と直交する直線上の該ガイド孔12f を挟んだ位置
には一対の雌ネジ部12g が形成されている。
【0047】前記支持軸3の先端部は拘束保持板12より
も外方に突出し、この突出した先端部に係合調整板20が
取り付けられる。また、前記支持軸4の先端部は遊嵌保
持板12よりも外方に突出し、この突出した先端部に操作
調整板30が嵌装される。
【0048】係合調整板20は、図1及び図2に示すよう
に、板金などによって形成されて、ほぼ矩形の中央部に
切込み部21が形成された形状とされている。。この切込
み部21はほぼ矩形に形成されており、その平行な2面の
面間距離が、支持軸3の前記係止部3aの平行な2面の2
面幅とほぼ等しくしてある。このため、この切込み部21
に係止部3aが差し込まれて係合し、係止部3aに切込み部
21を係合させた状態で係合調整板20を旋回させると、支
持軸3が回動し、ミラーホルダ2が回動することにな
る。この切込み部21の幅員の中央を通る中心線の延長上
であって、切込み部21を係止部3aに係合させた状態で保
持板12の前記ガイド孔12f が臨む位置には、上記中心線
の方向を長手方向とした長孔22が形成されている。この
長孔22の幅員はガイド孔12f の内径よりも適宜に大きい
ものとされている。また、切込み部21を係止部3aに係合
させた状態で保持板12の前記雌ネジ部12g が臨む位置に
は、前記長孔22の幅員方向を長手方向とする止着用長孔
23が形成されている。
【0049】前記操作調整板30は、板金などによってほ
ぼ矩形に形成されており、前記支持軸4とスキマばめに
よって嵌合する受容孔31が形成されている。このため、
該操作調整板30は支持軸4に対して回動可能とされてい
る。受容孔31を支持軸4に嵌合させた状態で、遊嵌保持
板12の前記長孔12e に臨む位置には、該長孔12e に遊挿
されるガイド突起32が突設されている。また、受容孔31
を支持軸4に嵌合させた状態で、遊嵌保持板12の前記ガ
イド孔12f を臨む位置には、前記ガイド突起32を結ぶ直
線と直交する方向を長手方向とする長孔33が形成されて
いる。また、前記雌ネジ部12g を臨む位置には、上記長
孔33の幅員方向を長手方向とする止着用長孔34が形成さ
れている。
【0050】なお、係合調整板20と操作調整板30とを重
ね合わせた状態で、前記長孔22と長孔33とが、前記止着
用長孔23と止着用長孔34とがそれぞれ一致し、前記切込
み部21の幅員と前記受容孔31の内径とが一致するように
形成することができる。すなわち、係合調整板20と操作
調整板30とを、長孔22、33、止着用長孔23、34とを有す
る等しい形状に形成し、係合調整板20では切込み部21を
加工し、操作調整板30ではガイド突起32を加工すれば、
製造工程の一部を共通化できる。
【0051】以上により構成されたこの発明の実施形態
であるシリンドリカルミラーの取付調整機構の作用を、
以下に説明する。
【0052】ミラーホルダ2に収容されたシリンドリカ
ルミラー1は、前記ミラー押えバネ6a、6bで押圧される
と共に、バネ押え突起6dによって3点で押圧されるか
ら、安定した状態で保持されている。このミラーホルダ
2をフレーム11の挿通孔11a から挿入して、支持軸3、
4をフレーム11から外側に突出させた状態とする。この
とき、シリンドリカルミラー1の反射面が指向する方向
を、前記一対のガイド突起11b を結ぶ直線の方向にほぼ
一致させる。フレーム11の外側に突出した支持軸3、4
に保持板12の支持孔12a を挿通させて嵌装する。このと
き、支持軸3では該支持孔12a がスキマばめの状態で嵌
合され、支持軸4では支持孔12a に対して大きな遊びが
ある状態で嵌合される。また、保持板12の前記長孔12b
にフレーム11に突設したガイド突起11b を遊挿させる。
これら保持板12を、前記貫通孔12dを貫通させた止ネジ1
2h (図3、4示)をフレーム11の雌ネジ部11d に螺合
させて、長孔12b がガイド突起11b から離脱しない程度
でフレーム11に仮止する。
【0053】支持軸3には、前記係止部3aに切込み部21
を係合させながら係合調整板20を取り付け、該係合調整
板20の止着用長孔23を貫通させた止ネジ20a (図3示)
を保持板12の雌ネジ部12g に螺合させて、該係合調整板
20を保持板12に仮止する。また、支持軸3の前記切込み
3bに図示しないテーパピンを該支持軸3の端部から差込
み、該支持軸3を僅かに拡径させて、係合調整板20が支
持軸3から離脱することを防止する。支持軸4には、前
記操作調整板30の前記ガイド突起32を保持板12の前記長
孔12e に遊挿させながら、該操作調整板30の受容孔31を
嵌合させ、止着用長孔34を貫通させた止ネジ30a (図4
示)を保持板12の雌ネジ部12g に螺合させて、該操作調
整板30を保持板12に仮止する。この状態では、図3及び
図4に示すように、保持板12の位置決め孔12c にはフレ
ーム11のガイド孔11c が露呈し、係合調整板20の長孔22
と操作調整板30の長孔33には保持板12のガイド孔12f が
露呈した状態となる。
【0054】上述のように、シリンドリカルミラー1が
フレーム11に取り付けられたならば、このシリンドリカ
ルミラー1からの反射光の入射位置の調整を行なう。図
5に示すように、シリンドリカルミラー1が仮止された
状態S0 で、入射光Li が反射面1aで反射し、その反射
光Lo0が所望の点Tに入射しているが、この状態では、
点Tにおいて所望の倍率が得られないとする。このた
め、倍率の調整を行なう。
【0055】この倍率の調整は、前記保持板12をフレー
ム11に対して摺動させることにより行なう。前記位置決
め孔12c から先端部に偏心ピンを備えた胴部を有する調
整治具を挿入し、その偏心ピンをフレーム11のガイド孔
11c に遊挿させ、胴部が位置決め孔12c 内に位置させ
る。この調整治具を偏心ピンを軸として回動させると、
その胴部が偏心ピンを軸として旋回するから、該胴部の
側面が位置決め孔12c の内壁面を押圧する。このため、
保持板12はフレーム11のガイド突起11b を結ぶ直線の方
向、即ち図1及び図2における矢標P方向に摺動するこ
となる。この保持板12は支持軸3と嵌合した状態にある
から、保持板12の摺動によってミラーホルダ2が同方向
に移動する。このため、図5において、倍率位置S1
シリンドリカルミラー1が移動し、所望の倍率を得るこ
とができる。このシリンドリカルミラー1の移動方向
は、その反射面1aの法線の方向であり、シリンドリカル
ミラー1の厚さ方向である。すなわち、前記ガイド突起
11b を結ぶ直線の方向はシリンドリカルミラー1の反射
面1aの法線方向とほぼ一致させてある。
【0056】前記倍率位置S1 にシリンドリカルミラー
1を移動させた状態では、所望の倍率で点Tに反射光を
入射させることができるようになる。この状態で、仮止
していた前記止ネジ12h を締めつけて、保持板12をフレ
ーム11に固定する。シリンドリカルミラー1が倍率位置
1 に位置させた状態では、反射面1aでの反射光は点T
に入射しない。このため、シリンドリカルミラー1の反
射面1aが指向する方向を調整して、すなわちレジの調整
を行なって反射光Lo0が点Tに入射するようにする。
【0057】前記係合調整板20の長孔22から偏心ピンを
備えた調整治具を挿入し、該偏心ピンを保持板12のガイ
ド孔12f に挿入して、該調整治具を回動させる。この回
動によって該調整治具の胴部が長孔22の内壁面を押圧す
るから、係合調整板20が該係合調整板20が係合している
支持軸3を中心として保持板12に対して図1及び図2に
おいて矢標R方向に回動する。係合調整板20に係合して
いる支持軸3も、該係合調整板20の回動に伴われて回動
する。このとき、支持軸4は、保持板12と操作調整板30
に対して回動する。これら支持軸3、4の回動によって
ミラーホルダ2が回動し、シリンドリカルミラー1も回
動して、図5における走査位置S2 に位置して、その反
射面1aが指向する方向が変更される。これにより、反射
光Lo2が点Tに入射するようになる。この状態で、仮止
していた前記止ネジ20a を雌ネジ部12g に締めつけて、
前記係合調整板20を保持板12に固定する。
【0058】充分に短尺なシリンドリカルミラー1であ
れば、所望の倍率で所望の点Tに光線を導くことができ
た時点でその取付調整が完了するが、長尺なシリンドリ
カルミラー1の場合には、その長手方向に沿って順次反
射する反射光が所望の走査線を描くように調整する必要
がある。例えば、図6上実線でに示すように、所望の走
査線をC0 とした場合、前述した倍率とレジの調整を行
なって該走査線C0 における点Tにシリンドリカルミラ
ー1の反射光Lo2が入射する状態となっても、このとき
には反射光Lo2が走査線C1 を描く場合がある。このた
め、走査線C1を走査線C0 と一致させるようスキュー
の調整を行なわなければならない。
【0059】前記操作調整板30の前記長孔33から偏心ピ
ンを有する調整治具を挿入して、該偏心ピンを保持板12
のガイド孔12f に挿入する。この調整治具を回動させる
と、その胴部が偏心ピンを軸として旋回するから、該胴
部の側面が長孔33の内壁面を押圧する。このため、操作
調整板30は保持板12に形成された長孔12e にガイド突起
32が案内されて、該長孔12e の長手方向、即ち図1及び
図2における矢標Q方向に摺動する。なお、この摺動方
向は、保持板12の摺動方向と直交する方向である。
【0060】前記操作調整板30の受容孔31には支持軸4
が嵌合しており、しかも該支持軸4は保持板12の支持孔
12a に偏倚可能に挿通させてあるから、操作調整板30が
摺動すると支持軸4が移動する。このため、該支持軸4
と支持軸3の相対位置が変更される。したがって、図6
に示すように、走査線C1 に対応する支持軸4側の端部
40を、支持軸3側の端部E3 と相対的に等しい高さと
なる位置E41に調整することができる。この調整によっ
て走査線C0 とほぼ平行な走査線C2 が得られる。この
走査線C2 が得られたならば、仮止していた前記止ネジ
30a を雌ネジ部12g に締めつけて、前記操作調整板30を
保持板12に固定する。
【0061】そして、再度レジを調整する。すなわち、
前記止ネジ20a を緩めて係合調整板20を保持板12に対し
て回動させて、前述と同様にシリンドリカルミラー1の
反射面1aが指向する方向を変更して、走査線C2 を走査
線C0 に一致させればよい。次いで、再度止ネジ20a を
締めつけて係合調整板20を保持板12に固定する。これに
よって、シリンドリカルミラー1の反射光Lo2を所望の
走査線C0 に沿って走査することができるようになり、
このシリンドリカルミラー1の取付調整を完了する。
【0062】以上に説明した実施形態では、倍率を調整
するために前記保持板12をフレーム11に対して摺動させ
る場合に、その移動方向をシリンドリカルミラー1の反
射面1aの法線方向としたが、法線方向に移動させる場合
には、図5に示すように、シリンドリカルミラー1に対
する入射位置が状態S0 と状態S1 とではずれることに
なる。後工程においてレジとスキューを調整する場合
に、このずれに起因して入射位置がシリンドリカルミラ
ー1の反射面1aから外れてしまうおそれがある場合に
は、この入射位置のずれを除去する必要がある。このた
めには、状態S1 にあるシリンドリカルミラー1を、反
射面1aの法線方向と直交する方向に移動させて、入射位
置が反射面1aのほぼ中央となるよう調整すればよい。ま
た、入射光Li の光路は設計上定められているので、こ
の入射光Li の方向にシリンドリカルミラー1を移動さ
せることにより、入射位置を反射面1aの中央に調整する
ことができる。すなわち、フレーム11に突設した前記一
対のガイド突起11b を結ぶ直線の方向を入射光Li の方
向とほぼ一致させればよい。ただし、カラー画像形成装
置などのように、複数本のシリンドリカルミラー1が用
いられる構造では、倍率の調整を法線方向に移動させる
ことにより行なうようにすれば、全てのシリンドリカル
ミラー1に対して等しい形状の保持板12とすることがで
き、部品を共通化することができるので好ましい。
【0063】また、この実施形態では、帯板状部材をシ
リンドリカルミラーとした場合の構造を説明したが、平
面ミラーの取付調整にこの構造を用いることもできる。
なお、平面ミラーの場合には、スキューの調整のための
両端部の相対位置の調整を必要としないから、本実施形
態の操作調整板30を必要とせず、支持軸4を回動自在に
支持するようにした構造であって構わない。また、支持
軸3を支持する構造と同様に該操作調整板30の代りに係
合調整板20を係合させた構造としても構わない。
【0064】また、この実施形態では、ミラーホルダ2
にシリンドリカルミラー1を収容させた構造について説
明したが、シリンドリカルミラー1の両端部のそれぞれ
にホルダを設け、このホルダに前記支持軸3、4と同様
の支持軸を延伸させて設けた構造としても構わない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る帯
板状部材の取付調整機構によれば、帯板状部材を容器に
収容させたから、帯板状部材の取付状態の調整を行なう
ための調整力が、該帯板状部材には直接には加えられな
い。このため、帯板状部材が捩られたり曲げられたりす
ることがなく、歪が生じることがない。
【0066】また、請求項2の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構によれば、帯板状部材の両端部をホルダに
収容させたので、取付調整機構の部品が直接帯板状部材
に接触することがなく、帯板状部材に歪が生じるのを極
力防止できる。
【0067】また、請求項3の発明に係る帯板状部材の
取付調整機構によれば、帯板状部材の長手方向に延伸さ
せた支持軸に前記調整板を連繋させることにより帯板状
部材を支持させることができる。そして、調整板を移動
させればこの支持軸を移動させることができ、容器の位
置を変更することができ、支持軸を回動させれば帯板状
部材の表面が指向する方向を変更することができる。し
かも、調整板から加えられる調整のための力は容器に加
えられるのみであり、帯板状部材には加えられない。し
たがって、帯板状部材に歪が生じることがない。
【0068】また、請求項4〜請求項6の発明に係る帯
板状部材の取付調整機構によれば、帯板状部材を表面が
平面であるもの、例えば平面ミラーとした場合、該平面
ミラーをその厚さ方向へ移動させることにより、光路の
長さを調整することができ、その幅員方向へ移動させる
ことにより、確実に平面ミラーに光線が入射するよう調
整することができる。さらに、回動させることにより、
反射面の方向を変更することができる。
【0069】また、請求項7〜請求項9の発明に係る帯
板状部材の取付調整機構によれば、帯板状部材の平面が
円筒面であるもの、例えばシリンドリカルミラーとした
場合、該シリンドリカルミラーをその反射面の法線方向
へ移動させることにより、該反射光の入射倍率を変更さ
せることができ、該反射面の法線方向と交差する方向に
移動させることにより両端部の支持軸の相対位置を変更
させて、走査線の方向を変更することができる。さら
に、回動させることにより、反射面の方向を変更するこ
とができる。
【0070】また、請求項10の発明に係るシリンドリ
カルミラーの取付調整機構によれば、保持板の移動によ
るシリンドリカルミラーの移動の方向と、前記操作調整
板の移動によるシリンドリカルミラーの移動の方向とが
異なるから、いずれか一方の移動で倍率を調整し、他方
の移動でスキューの調整を行なうことができると共に、
これらの調整が互に影響を与えないから、倍率の調整と
他方の調整とを独立させて調整することができる。した
がって、取付の調整作業が簡便となる。
【0071】しかも、保持板や調整板を板金によって成
型することができるので、安価に提供できると共に、温
度変化に対しても取付位置が変化せず、所望の光学的性
能を維持させることができる。
【0072】また、請求項11の発明に係るシリンドリ
カルミラーの取付調整機構によれば、シリンドリカルミ
ラーのミラー容器の支持軸を、該シリンドリカルミラー
の反射面の法線方向とそれと交差する方向との二方向へ
移動させることができ、倍率の変更と両端部の相対位置
とを変更させてスキューの調整を行なうことができる。
また、支持軸を回動させることにより反射面が指向する
方向を変更させてレジの調整を行なうことができる。し
かも、これらの調整はそれぞれを独立させて行なうこと
ができるので、一の調整を行なった場合に他の調整に影
響することなく、調整作業が簡便となる。
【0073】しかも、保持板や調整板を板金によって成
型することができるので、安価に提供できると共に、温
度変化に対しても取付位置が変化せず、所望の光学的性
能を維持させることができる。
【0074】また、請求項12の発明に係るシリンドリ
カルミラーの取付調整機構によれば、保持板を移動させ
ても入射光線の該シリンドリカルミラーへの入射位置が
変化しない。このため、シリンドリカルミラーを移動さ
せても入射光線がシリンドリカルミラーの反射面から外
れてしまうことがない。
【0075】また、請求項13の発明に係るシリンドリ
カルミラーの取付調整機構によれば、いずれの支持軸に
嵌合する保持板も等しい形状に形成できるので、部品の
共通化を図ることができ、部品コストを減じることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る取付調整機構の概略の構造を示
す斜視図で、一の方向からのものを示す図である。
【図2】図1に示す取付調整機構の概略の構造を示す斜
視図で、他の方向からのものを示す図である。
【図3】光走査装置のシリンドリカルミラーを、この調
整機構を備えた取付構造によって取り付けた状態を示す
一の方向からの側面図である。
【図4】光走査装置のシリンドリカルミラーを、この調
整機構を備えた取付構造によって取り付けた状態を示す
他の方向からの側面図である。
【図5】シリンドリカルミラーに入射する光線と反射す
る光線の関係を、該シリンドリカルミラーの摺動前後に
ついて説明する図である。
【図6】走査線の調整手順を説明するための図である。
【図7】この発明に係る取付調整機構により取付調整さ
れる帯板状部材としてのシリンドリカルミラーの平面図
である。
【図8】この発明に係る取付調整機構により取付調整さ
れる帯板状部材を収容する容器の平面図である。
【図9】図8に示す容器の右側面図である。
【図10】図8におけるA−A線断面図である。
【図11】図8におけるB−B線断面図である。
【図12】図8に示す容器にシリンドリカルミラーを収
容させる手順を示す分解図である。
【符号の説明】
1 シリンドリカルミラー(帯板状部材) 2 ミラーホルダ(ミラー容器) 3 支持軸 3a 係止部 3b 切込み(係止手段) 4 支持軸 10 光走査装置 11 フレーム 11a 挿通孔 11b ガイド突起 11c ガイド孔 11d 雌ネジ部11d 12 保持板 12a 支持孔 12b 長孔 12c 位置決め孔 12d 貫通孔 12e 長孔 12f ガイド孔 12g 雌ネジ部 12h 止ネジ 20 係合調整板 20a 止ネジ 21 切込み部 22 長孔 23 止着用長孔 30 操作調整板 31 受容孔 32 ガイド突起 33 長孔 34 止着用長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA45 AA48 BA83 BA87 BA90 DA02 2H043 BC02 BC08 2H045 AA01 DA02 5C072 AA03 BA04 BA17 BA19 HA08 HA13

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部で支持された帯板状部材の表面が
    指向する方向を調整する帯板状部材の取付調整機構にお
    いて、 少なくとも一面が開放された容器に、前記帯板状部材を
    該帯板状部材の表面が開放された開口に露呈する状態に
    収容させ、 前記容器の両端部に調整機構に連繋可能な支持軸を設け
    たことを特徴とする帯板状部材の取付調整機構。
  2. 【請求項2】 両端部で支持された帯板状部材の表面が
    指向する方向を調整する帯板状部材の取付調整機構にお
    いて、 前記帯板状部材の両端部を各別にホルダに収容し、 前記ホルダに調整機構に連繋可能な支持軸を設けたこと
    を特徴とする帯板状部材の取付調整機構。
  3. 【請求項3】 前記支持軸を帯板状部材の長手方向に延
    伸させて設け、 前記支持軸のそれぞれを保持板に形成した透孔に、該透
    孔内で支持軸が偏倚自在となる状態で遊嵌させ、 前記支持軸の前記保持板の外側に突出した部分に調整板
    を連繋させ、 前記調整板を保持板に対して移動させることにより、前
    記支持軸を該支持軸と交差する方向に移動可能とすると
    共に、前記調整板を保持板に対して回動させることによ
    り、前記帯板状部材を支持軸を軸として回動自在とした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の帯板
    状部材の取付調整機構。
  4. 【請求項4】 前記帯板状部材の表面が平面であること
    を特徴とする請求項3に記載の帯板状部材の取付調整機
    構。
  5. 【請求項5】 前記支持軸の移動で、前記帯板状部材を
    該帯板状部材の厚さ方向に移動可能としたことを特徴と
    する請求項4に記載の帯板状部材の取付調整機構。
  6. 【請求項6】 前記支持軸の移動で、前記帯板状部材を
    該帯板状部材の幅員方向に移動可能としたことを特徴と
    する請求項4に記載の帯板状部材の取付調整機構。
  7. 【請求項7】 前記帯板状部材の表面が円筒面であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の帯板状部材の取付調整
    機構。
  8. 【請求項8】 前記支持軸の移動で、前記帯板状部材を
    該帯板状部材の表面の法線方向に移動可能としたことを
    特徴とする請求項7に記載の帯板状部材の取付調整機
    構。
  9. 【請求項9】 前記支持軸の移動で、前記帯板状部材を
    該帯板状部材の表面の法線方向と交差する方向に移動可
    能としたことを特徴とする請求項7に記載の帯板状部材
    の取付調整機構。
  10. 【請求項10】 所望のフレームに配設されて、両端部
    で支持された長尺なシリンドリカルミラーの表面が指向
    する方向を調整するシリンドリカルミラーの取付調整機
    構において、 少なくとも一面が開放されて、前記シリンドリカルミラ
    ーを該シリンドリカルミラーの反射面が開放された開口
    に露呈する状態で収容するミラー容器と、 前記ミラー容器の両端部にシリンドリカルミラーの長手
    方向に延伸させた支持軸と、 前記支持軸のそれぞれに遊嵌させた保持板と、 前記支持軸の前記保持板の外側に突出した部分に連繋さ
    せた調整板とからなり、 前記保持板を、該シリンドリカルミラーを配設する前記
    フレームの面に対して前記支持軸と交差する方向に摺動
    自在に設け、 前記調整板を保持板に対して該保持板の摺動方向と交差
    する方向に摺動自在に設け、 前記ミラー容器を支持軸を軸として回動自在としたこと
    を特徴とする帯板状部材であるシリンドリカルミラーの
    取付調整機構。
  11. 【請求項11】 前記保持板のいずれか一方を、支持軸
    に適宜なスキマばめの状態で遊嵌させた拘束保持板と
    し、 他方の保持板を、支持軸に適宜な遊びをもって該支持軸
    が偏倚自在となる状態に遊嵌させた遊嵌保持板とし、 前記拘束保持板の外側に位置させた前記調整板を支持軸
    と係脱する係合調整板として、該係合調整板を拘束保持
    板に対して回動させることによりミラー容器を支持軸を
    軸として回動させ、 前記保持板の双方を前記フレームに対してシリンドリカ
    ルミラーの法線方向に摺動自在とし、 前記遊嵌保持板の外側に位置させた前記調整板を操作調
    整板として、該操作調整板を該遊嵌保持板に対して、シ
    リンドリカルミラーの法線方向と交差する方向に摺動自
    在としたことを特徴とする請求項10に記載のシリンド
    リカルミラーの取付調整機構。
  12. 【請求項12】 前記保持板のいずれか一方を、支持軸
    に適宜なスキマばめの状態で遊嵌させた拘束保持板と
    し、 他方の保持板を、支持軸に適宜な遊びをもって該支持軸
    が偏倚自在となる状態に遊嵌させた遊嵌保持板とし、 前記拘束保持板の外側に位置させた前記調整板を支持軸
    と係脱する係合調整板として、該係合調整板を拘束保持
    板に対して回動させることによりミラー容器を支持軸を
    軸として回動させ、 前記保持板の双方を前記フレームに対してシリンドリカ
    ルミラーへの入射光線の方向に摺動自在とし、 前記遊嵌保持板の外側に位置させた前記調整板を操作調
    整板として、該操作調整板を該遊嵌保持板に対して、シ
    リンドリカルミラーの法線方向と交差する方向に摺動自
    在としたことを特徴とする請求項10に記載のシリンド
    リカルミラーの取付調整機構。
  13. 【請求項13】 前記拘束保持板と遊嵌保持板とを等し
    い形状で成型すると共に、前記支持軸の外径を異なら
    せ、 前記係合調整板と係脱する支持軸に、係合調整板が離脱
    することを防止する係止手段を設けたことを特徴とする
    請求項11または請求項12に記載のシリンドリカルミ
    ラーの取付調整機構。
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