JP2001356246A - 光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

光モジュールおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2001356246A
JP2001356246A JP2000176271A JP2000176271A JP2001356246A JP 2001356246 A JP2001356246 A JP 2001356246A JP 2000176271 A JP2000176271 A JP 2000176271A JP 2000176271 A JP2000176271 A JP 2000176271A JP 2001356246 A JP2001356246 A JP 2001356246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
substrate
groove
sealant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000176271A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Hotta
一 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2000176271A priority Critical patent/JP2001356246A/ja
Priority to US09/702,732 priority patent/US6328485B1/en
Publication of JP2001356246A publication Critical patent/JP2001356246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/4236Fixing or mounting methods of the aligned elements
    • G02B6/4239Adhesive bonding; Encapsulation with polymer material
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4251Sealed packages
    • G02B6/4253Sealed packages by embedding housing components in an adhesive or a polymer material
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4202Packages, e.g. shape, construction, internal or external details for coupling an active element with fibres without intermediate optical elements, e.g. fibres with plane ends, fibres with shaped ends, bundles
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/4228Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements
    • G02B6/423Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements using guiding surfaces for the alignment
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/4236Fixing or mounting methods of the aligned elements
    • G02B6/424Mounting of the optical light guide
    • G02B6/4243Mounting of the optical light guide into a groove

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバと、光半導体素子と、これら光フ
ァイバと光半導体素子の光結合部とが十分に封止された
光モジュールおよびその製造方法。 【解決手段】 光半導体素子12と、この光半導体素子
と光結合している光ファイバ14と、光半導体素子およ
び光ファイバが搭載された基板16と、光半導体素子お
よび光ファイバの光半導体素子側の端面14aを含む部
分が封止剤で覆われた封止部18とを具えており、基板
に封止剤せき止め部28が形成されていて、封止部は、
一層の封止剤層で形成されたドーム形状を有していて、
この封止部の光ファイバの側以外の端部は封止剤せき止
め部で固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光データ伝送装
置に使用される、光ファイバと、発光素子および/また
は受光素子とを具えた光モジュールおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバと、発光素子および/
または受光素子とを具えた光モジュールの一例を図6お
よび図7に概略的に示す。図6は光モジュールの斜視図
であり、図7は図6のB面に沿って切った切り口の構造
を示している。
【0003】なお、光モジュールとは、光ファイバと発
光素子とを具えた光送信モジュール、光ファイバと受光
素子とを具えた光受信モジュール、あるいは光ファイ
バ、発光素子および受光素子を具えた光送受信モジュー
ルを総称して示すものとする。
【0004】図6および図7によれば、この光モジュー
ル100は、Si基板102と、Si基板102の上面
にそれぞれ位置合わせして設けられた光半導体素子10
4としてのLDチップおよび光ファイバ106とを具え
ている。
【0005】Si基板102上にはV溝102xが形成
されており、このV溝102xの両方の溝壁に接するよ
うに光ファイバ106が搭載されている。そして、この
光ファイバ106を覆うようにファイバカバー108が
設けられており、このファイバカバー108とSi基板
102とは紫外線硬化形接着剤で接着されている。これ
により、光ファイバ106はファイバカバー108とS
i基板102とで押圧固定される。また、Si基板10
2上面の光ファイバ106の入射端面106aから離間
した位置にアノード電極110およびカソード電極11
2がそれぞれ電気的に接続しないように設けられてい
る。これらの電極110および112は、Si基板10
2側からTi膜、Pt膜およびAu膜が順次積層されて
成る積層膜である。また、アノード電極110上にはL
Dチップ104がAu/Snハンダで固定されている。
このLDチップ104は、光の出射面104aが光ファ
イバ106の入射端面106aに対向しており、LDチ
ップ104からの出射光が光ファイバ106に入射する
ように、Si基板102に形成されたダイシングハーフ
カット101を利用して高精度に位置合わせされてい
る。また、LDチップ104の上面とカソード電極11
2とはワイヤボンディング114により接続されてい
る。
【0006】また、この光モジュールは、図6ではモジ
ュール100内の構成を説明するために省略されている
が、図7に示す通り、LDチップ104全体と光ファイ
バ106の入射端面106a側の部分とを覆うように樹
脂によって封止されている。以下、封止されている部分
を封止部116と称する。また、封止部116の樹脂は
ポッティング樹脂と称されており、材料として熱硬化性
樹脂であるSi系樹脂が用いられている。
【0007】このような光モジュール100の製造は、
例えば以下のようにして行われる。まず、Si基板10
2の光ファイバ設置領域にエッチング処理によってV溝
102xを形成する。次に、Si基板102上面にスパ
ッタ処理を用いて、Ti膜、Pt膜およびAu膜をこの
順で積層する。その後、ホトリソグラフィおよびこれに
続くエッチング処理によって積層膜(Ti−Pt−Au
膜)を、カソード電極形状およびアノード電極形状のパ
ターンとなるようにそれぞれパターニングする。次に、
Si基板102にLDチップと光ファイバとの光軸方向
の位置合わせ用の溝(ダイシングハーフカットと称され
る。)101を形成する。その後、アノード電極形状の
パターン上に、LDチップ104を、マーカーアライメ
ントによる位置合わせの後、Au/Snハンダを用いて
固定する。次に、LDチップ104の上面とカソード電
極形状のパターンとをワイヤボンディング114により
接続する。これにより、アノード電極形状のパターンは
アノード電極110となり、カソード電極形状のパター
ンはカソード電極112となる。この後、基板102に
設けられたダイシングハーフカット101を利用してL
Dチップと光軸方向の位置合わせを行いながら、V溝1
02xに光ファイバ106を載せた後、この光ファイバ
106を覆うようにしてファイバカバー108を設け
て、このファイバカバー108とSi基板102とを紫
外線硬化形の接着剤で接着する。
【0008】その後、LDチップ104全体と光ファイ
バ106の入射端面106a側の部分とを覆うようにポ
ッティング樹脂であるSi系樹脂を塗布した後、オーブ
ンを用いて130〜150℃の温度で加熱することによ
り、この樹脂を硬化させる。これにより、封止部116
を形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記封
止部116の形成工程において、加熱処理によるポッテ
ィング樹脂の硬化工程中に、樹脂の粘度が塗布直後より
も低くなったり表面張力が低減するといった物理的原因
によって、樹脂のダレが発生する。これにより、加熱処
理後にLDチップ104や、このLDチップ104と光
ファイバ106との光結合部118(LD104の出射
面104aと光ファイバ106の入射端面106aとの
間の領域を指す。)をポッティング樹脂によって十分に
覆うことができない。光結合部118が外雰囲気に曝さ
れていると、例えば雰囲気中の酸素によって素子中の構
成成分が酸化され、これがデバイスの信頼性劣化の原因
となるおそれがある。また、このデバイスの信頼性劣化
を防ぐため、すなわち十分な厚さの封止部116を得る
ために、ポッティング樹脂の塗布処理および加熱処理を
何回か繰り返し行って、複数層の層構造の封止部116
(116a、116b、116c)を形成しなければな
らなかった(図7)。
【0010】よって、光ファイバ先端側部分の封止や、
光半導体素子自体の封止や、これら光ファイバと光半導
体素子の光結合部における封止が高信頼性を有する光モ
ジュールの出現が望まれていた。また、このような高信
頼性封止部を有する光モジュールを容易に形成すること
ができる製造方法の出現が望まれていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の光
モジュールによれば、光半導体素子と、この光半導体素
子と光結合している光ファイバと、光半導体素子および
光ファイバが搭載された基板と、光半導体素子および光
ファイバの、当該光半導体素子側の対向部分を封止剤で
覆っている封止部を具えている。そして、基板に封止剤
せき止め部が形成されていて、封止部は、一層の層構造
の封止剤層で形成されたドーム形状を有している。この
封止部の、光半導体素子の周辺における端部であって、
光ファイバとは非対向側の端部は封止剤せき止め部で固
定されている。
【0012】光半導体素子を発光素子とする場合は、発
光素子の発光面と光ファイバの入射端面とが対向するよ
うに、これら発光素子および光ファイバを基板上に配置
する。また、光半導体素子を受光素子とする場合は、受
光素子の受光面と光ファイバの出射端面とが対向するよ
うに、これら受光素子および光ファイバを基板上に配置
する。
【0013】上述した構成のこの発明の光モジュール
は、光半導体素子自体と、この光半導体素子および光フ
ァイバ間の光結合部とを一層の層構造の封止剤層で十分
に覆っている封止部を具えている。これにより、光半導
体素子、および光半導体素子と光ファイバとの光結合部
が外気に曝されるおそれはないので、モジュールの信頼
性を確保することができる。
【0014】また、上記封止剤せき止め部は、基板上面
に形成される溝で構成してもよいし、基板上面に設けら
れる壁で構成してもよい。
【0015】また、このような光モジュールは、以下の
〜の工程を含んで製造される。
【0016】基板の光ファイバ形成領域にエッチング
処理によってV溝を形成する工程。
【0017】光半導体素子および光ファイバを基板に
搭載した後、固定する工程。
【0018】封止部を形成する工程。
【0019】この発明の製造方法では、上記工程で、
V溝の形成と同時に、同じエッチング処理によって、基
板の光半導体素子の搭載領域の周囲に封止剤せき止め溝
を形成する。
【0020】また、上記工程では、基板に封止剤を塗
布した後、加熱処理を行い、これにより基板上面を流動
する封止剤の流動方向の先端を、封止剤せき止め部で以
てせき止める。そして、これと実質的に同時に光半導体
素子および光ファイバの光半導体素子側の端面を含む部
分(光結合部)を覆うドーム形状の封止部が形成され
る。
【0021】封止剤せき止め溝は、光ファイバの搭載領
域に設けられるV溝の形成と同時に同じエッチング処理
によって形成することができるので、工程数を増やすこ
となく簡単に形成することができる。また、この封止剤
せき止め溝が設けられていることによって、その後に行
われる封止剤の塗布およびこれに続く加熱処理工程にお
いて、加熱中に一時粘度が塗布直後よりも低下する封止
剤が基板の上面を流動するが、この封止剤の流動方向の
先端が封止剤せき止め溝に達すると、この溝で封止剤の
流動を止めることができる。封止剤せき止め溝によりせ
き止められた封止剤は、光半導体素子および光ファイバ
の光半導体素子側の端面を含む部分を覆うようにドーム
形状に盛り上がって固定される。よって、封止剤のダレ
が発生するおそれはなく、光半導体素子および光半導体
素子と光ファイバとの光結合部を十分に覆うことのでき
る厚みを一層の封止剤層で以て達成することができる。
従って、封止部を形成するときに、封止剤の塗布および
加熱処理を何回も繰り返す必要はなくなる。よって、信
頼性の高い光モジュールをより容易に形成することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明の実
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概
略的に示してあるに過ぎず、したがってこの発明を図示
例に限定するものではない。また、図において、図を分
かり易くするために断面を示すハッチング(斜線)は一
部分を除き省略してある。
【0023】図1は、この発明の光モジュールの一構成
例を示した概略的な構成図である。図2は、図1と同じ
光モジュールの概略的な斜視図である。図2においては
封止部の下側の構成を表すために、封止部を除いてあ
る。なお、図1は、図2のA面に沿って切った断面の切
り口を示している。
【0024】図1および図2によれば、この光モジュー
ル10は、光半導体素子12としての発光素子であるL
Dチップと、光半導体素子12と光結合している光ファ
イバ14と、LDチップ12および光ファイバ14が搭
載された基板16と、LDチップ12と光ファイバ14
のLDチップ側の端面14aを含む部分が封止剤で覆わ
れた封止部18とを具えている。
【0025】この実施の形態では、基板16としてサイ
ズが例えば2mm×3mm角大のSi基板を用いる。S
i基板16上面には、光ファイバ14とLDチップ12
との光軸方向の位置合わせ用の溝11(ダイシングハー
フカット)が形成されている。また、Si基板16の上
面には、一例として幅140μmでかつVの角度が7
0.5°であるV溝16xが形成されており、このV溝
16xの両方の溝壁に接するように、直径例えば125
μmの光ファイバ14が搭載されている。そして、この
光ファイバ14を覆うように石英ガラス製のファイバカ
バー20が設けられていて、このファイバカバー20と
Si基板16とを紫外線硬化形接着剤(図示を省略して
ある。)で接着してある。これにより、光ファイバ14
はファイバカバー20とSi基板16とで押圧固定され
ている。また、光ファイバ14は、入射端面14aがS
i基板16の内側を向くような向きでV溝16xに搭載
されている。そして、Si基板16上面の光ファイバ1
4の入射端面14aから例えば20μm離間した位置
に、LDチップ12が配置されている。また、LDチッ
プ12の下側にはアノード電極22が設けられている。
また、Si基板16上面のアノード電極22から電気的
に接続しない位置にカソード電極24が設けられている
(図2)。これらの電極22および24はSi基板16
側からTi膜、Pt膜およびAu膜が順次積層されてな
る積層膜である。LDチップ12は、LDチップ12か
らの出射光が光ファイバ14に入射するように高精度に
位置合わせされた後、アノード電極22上にAu/Sn
ハンダで固定されている。また、LDチップ12の上面
とカソード電極24とはワイヤボンディング26により
接続されている(図2)。
【0026】また、基板16の上面であって光半導体素
子12の周囲の、光ファイバ14に対向する側以外の部
分すなわち光ファイバ14とは非対向側の部分に、封止
剤せき止め部28が形成されている。そして、封止部1
8は、一層構造の封止剤層で構成されていてドーム形状
を有している。この封止部18の、光ファイバ14とは
非対向側の端部は、基板16に設けられた封止剤せき止
め部28でせき止め固定されている(図1)。
【0027】この実施の形態では、封止剤せき止め部2
8を溝として構成してある。図示の構成例では、この溝
28は、光ファイバ14とは反対側からこのLDチップ
12を三方向から囲むように、このLDチップ12から
例えば40μm離間した位置にコの字状に設けている。
また、この構成例でも、封止剤としては、ポッティング
樹脂を用いる。ここでは、熱硬化性樹脂であるSi系樹
脂を使用した。封止剤せき止め用溝28が設けられた基
板16上に封止部18を形成すれば、封止部18の、光
ファイバ14側以外の端部がコの字状の溝28を埋め込
んでせき止められるため、ドーム形状に盛り上がった封
止部18が得られる。また、この封止部18によって溝
11も埋め込まれている。よって、封止部18の形成時
にポッティング樹脂のダレが生じない分、一回の封止剤
の塗布により、LDチップ12と、LDチップ12と光
ファイバ14との光結合部30とを十分に覆うことので
きる厚さの封止部18を形成できる(図1)。
【0028】これにより、LDチップ12、および光結
合部30周辺が外気に曝されるおそれはないので光モジ
ュール10の信頼性を確保することができる。
【0029】次に、この実施の形態の光モジュール10
の製造方法について、説明する。
【0030】基本的な製造工程は、上記従来の技術の項
で述べた方法と変わらないので、従来と同様の点につい
ては、その詳細な説明を省略する。図3および図4は、
この実施の形態の光モジュールの概略的な製造工程図で
ある。
【0031】まず、上記縦2mm横3mmのサイズのS
i基板16を用意する。そして、このSi基板16の光
ファイバ設置領域にエッチング処理によってV溝16x
を形成する。この実施の形態では、V溝16xの形成と
同時に、光半導体素子12の搭載領域の周囲に封止剤せ
き止め溝28を形成する。
【0032】ここでは、エッチング処理を、KOH(水
酸化カリウム)の水溶液を用いたウェットエッチングと
する。これにより、幅約140μmのV溝16xと、幅
50μmの封止剤せき止め溝28が形成される。封止剤
せき止め溝28も光ファイバ固定用のV溝16xと同様
に、Si基板16の結晶方位性に基づいてV字形状の溝
となる。なお、封止剤せき止め溝28は、LDチップ形
成予定領域から40μm離間した周囲であって、光ファ
イバ側を除く部分にコの字状に形成される(図3)。
【0033】次に、スパッタ処理を用いてTi膜、Pt
膜およびAu膜をこの順で積層する。その後、ホトリソ
グラフィおよびこれに続くエッチング処理によって積層
膜を、アノード電極形状のパターン21およびカソード
電極形状のパターン23となるようにそれぞれパターニ
ングする(図4参照)。
【0034】次に、Si基板16の上面に、光ファイバ
と光半導体素子との光軸方向の位置合わせ用の溝(ダイ
シングハーフカット)11を形成する(図4)。
【0035】次に、アノード電極形状のパターン21上
に、LDチップ12を、マーカーアライメントによる位
置合わせの後、Au/Snハンダを用いて固定する。そ
の後、LDチップ12の上面とカソード電極形状のパタ
ーン23とをワイヤボンディング26により接続する。
これにより、アノード電極形状のパターン21はアノー
ド電極22となり、カソード電極形状のパターン23は
カソード電極24となる(図2参照。)。
【0036】次に、従来と同様に、ダイシングハーフカ
ット11を利用してLDチップ12と光軸方向の位置合
わせを行いながら、V溝16xに光ファイバ14を載せ
た後、この光ファイバ14を覆うようにして石英ガラス
製のファイバガラス20を設ける。次に、ファイバカバ
ー20とSi基板16とを紫外線硬化形の接着剤で接着
する(図2参照。)。
【0037】次に、LDチップ12全体と光ファイバ1
4の入射端面14a側の部分とを覆うようにポッティン
グ樹脂であるSi系樹脂数gを塗布する。その後、オー
ブンを用いて130〜150℃の温度で2時間加熱す
る。この加熱処理中に、一時樹脂の粘度が塗布直後より
も低下して、基板16の上面を流動する。この樹脂の流
動方向の先端が封止剤せき止め部28に達すると、樹脂
が溝28に入り込む。これにより、樹脂が基板16上面
に広がっていくのを抑制することができる。また、樹脂
が溝28内に入り込んでいる間に、この樹脂の粘度は高
くなり、LDチップ12全体およびLDチップ12と光
ファイバ14の光結合部30周辺は、樹脂によって覆わ
れる(図1参照。)。
【0038】この結果、樹脂はダレが生じることなく、
実質的に塗布した全量の樹脂で封止部18を形成するこ
とができるので、封止部18はドーム形状となり、一層
のSi系の樹脂層で十分にLDチップ12およびLDチ
ップ12と光ファイバ14との光結合部30を覆うこと
ができる。よって、LDチップ12や光結合部30が外
気に曝されるおそれはなく、光モジュール10の信頼性
を確保することができる。
【0039】これにより、ポッティング樹脂の塗布およ
び加熱処理を何回も繰り返して行うことなく、一回の塗
布および加熱処理工程で、容易に、信頼性の高い光モジ
ュールを形成することができる。
【0040】なお、この実施の形態では、封止剤せき止
め部28を溝とする例につき説明したが、封止剤せき止
め部を壁で構成してもよい。上述した実施の形態の構成
例の封止剤せき止め溝28の代わりに壁を設けた構成の
概略図を図5に示す。壁28を設けても、塗布および加
熱処理によって流動する封止剤を効率良くせき止め、一
層構造であってかつドーム状の封止部18を形成するこ
とができる(図5)。
【0041】また、この実施の形態では、光半導体素子
12として発光素子であるLDチップを用いたが、これ
に限られるものではない。例えば受光素子であるPDを
用いてもよい。この場合は、PDの受光面と光ファイバ
の出射端面とを対向させるように基板上面に配置すれば
よい。他の構成はこの実施の形態と同様にすることがで
きる。また、基板上面に2つ以上の光半導体素子が設け
られているような構成の光モジュールにもこの発明を適
用することができる。この場合には、それぞれの光半導
体素子の周囲に、封止剤せき止め部である溝あるいは壁
を形成しておけばよい。
【0042】また、上述した溝或いは壁28の、光モジ
ュールの上から見た平面配置形状は、上述したコの字状
に限定されるものではなく、例えばC字状、屈曲線状等
の適当な形状であっても良い。
【0043】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の光モジュールは、光半導体素子と、この光半導体
素子と光結合している光ファイバと、光半導体素子およ
び光ファイバが搭載された基板と、光半導体素子および
光ファイバの光半導体素子側の端面を含む部分が封止剤
で覆われた封止部とを具えている。そして、基板に封止
剤せき止め部が形成されていて、封止部は、一層の封止
剤層で形成されたドーム形状を有していて、この封止部
の光ファイバの側以外の端部は封止剤せき止め部で固定
されている。これにより、光半導体素子、および光半導
体素子と光ファイバとの光結合部が外気に曝されるおそ
れはないので、モジュールの信頼性を確保することがで
きる。
【0044】また、この発明の光モジュールの製造方法
によれば、基板の光ファイバの搭載領域にエッチング処
理によってV溝を形成する工程と、光半導体素子および
光ファイバを前記基板に搭載した後固定する工程と、封
止部を形成する工程とを含んでいる。そして、V溝を形
成する工程と同時に、基板の光半導体素子の搭載領域の
周囲に封止剤せき止め溝を形成する。また、封止部を形
成する工程は、基板に封止剤を塗布した後加熱処理を行
って、これにより基板上面を流動する封止剤の流動方向
の先端を、封止剤せき止め溝で以てせき止め、これと実
質的に同時に光半導体素子および光ファイバの光半導体
素子側の端面を含む部分を覆うドーム形状の封止部を形
成する。
【0045】封止剤せき止め溝は、光ファイバの搭載領
域に設けられるV溝の形成と同時に同じエッチング処理
によって形成することができるので、工程数を増やすこ
となく簡単に形成することができる。また、この封止剤
せき止め溝が設けられていることによって、その後に行
われる封止剤の塗布およびこれに続く加熱処理工程にお
いて、加熱中に一時粘度が塗布直後よりも低下する封止
剤が基板の上面を流動するが、この封止剤の流動方向の
先端が封止剤せき止め溝に達すると、この溝で封止剤の
流動を止めることができる。封止剤せき止め溝によりせ
き止められた封止剤は、光半導体素子および光ファイバ
の光半導体素子側の端面を含む部分を覆うようにドーム
形状に盛り上がって固定される。よって、封止剤のダレ
が発生するおそれはなく、光半導体素子および光半導体
素子と光ファイバとの光結合部を十分に覆うことのでき
る厚みを一層の封止剤層で以て達成することができる。
従って、封止部を形成するときに、封止剤の塗布および
加熱処理を何回も繰り返す必要はなくなる。よって、信
頼性の高い光モジュールをより容易に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光モジュールの概略的な構成図であ
り、断面の切り口で示してある。
【図2】この発明の光モジュールの構成を示す概略的な
斜視図である。
【図3】実施の形態の光モジュールの製造工程図であ
る。
【図4】実施の形態の光モジュールの、図3に続く製造
工程図である。
【図5】この発明の光モジュールの他の構成例を示す概
略図である。
【図6】従来の光モジュールの構成を示す概略的な斜視
図である。
【図7】従来の光モジュールの概略的な断面図である。
【符号の説明】
10,100:光モジュール 11,101:溝(ダイシングハーフカット) 12,104:光半導体素子(発光素子,LDチップ) 14,106:光ファイバ 14a,106a:LDチップ側の端面(入射端面) 16,102:基板(Si基板) 16x,102x:V溝 18,116:封止部 20,108:ファイバカバー 21:アノード電極形状のパターン 22,110:アノード電極(積層膜) 23:カソード電極形状のパターン 24,112:カソード電極(積層膜) 26,114:ワイヤボンディング 28:封止剤せき止め部(封止剤せき止め溝、溝、壁) 30,118:光結合部 104a:光の出射面 116a,116b,116c:層構造の封止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光半導体素子と、該光半導体素子と光結
    合している光ファイバと、該光半導体素子および光ファ
    イバが搭載された基板と、前記光半導体素子および前記
    光ファイバの光半導体素子側の端面を含む部分が封止剤
    で覆われた封止部とを具えた光モジュールにおいて、 前記基板の上面であって、前記光半導体素子の周囲の前
    記光ファイバに対向する側以外の部分に、封止剤せき止
    め部が形成されており、 前記封止部は、一層の封止剤層で構成されたドーム形状
    を有していて、 該封止部の前記光ファイバの側以外の端部は前記封止剤
    せき止め部で固定されていることを特徴とする光モジュ
    ール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光モジュールにおい
    て、 前記封止剤せき止め部を、溝とすることを特徴とする光
    モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光モジュールにおい
    て、 前記封止剤せき止め部を、壁とすることを特徴とする光
    モジュール。
  4. 【請求項4】 基板の光ファイバの搭載領域にエッチン
    グ処理によってV溝を形成する工程と、光半導体素子お
    よび光ファイバを前記基板に搭載した後固定する工程
    と、封止部を形成する工程とを含む光モジュールの製造
    方法において、 前記V溝を形成する工程と同時に、前記基板の前記光半
    導体素子の搭載領域の周囲に封止剤せき止め溝を形成
    し、 前記封止部を形成する工程は、前記基板に封止剤を塗布
    した後加熱処理を行って、前記基板上面を流動する前記
    封止剤の流動方向の先端を、前記封止剤せき止め溝で以
    てせき止め、これと実質的に同時に前記光半導体素子お
    よび前記光ファイバの光半導体素子側の端面を含む部分
    を覆うドーム形状の封止部を形成することを特徴とする
    光モジュールの製造方法。
JP2000176271A 2000-06-13 2000-06-13 光モジュールおよびその製造方法 Pending JP2001356246A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176271A JP2001356246A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 光モジュールおよびその製造方法
US09/702,732 US6328485B1 (en) 2000-06-13 2000-11-01 Optical module and method for manufacturing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176271A JP2001356246A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 光モジュールおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001356246A true JP2001356246A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18678010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000176271A Pending JP2001356246A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 光モジュールおよびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6328485B1 (ja)
JP (1) JP2001356246A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032869A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 光デバイスおよび光デバイスの製造方法
JP2011033659A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Panasonic Electric Works Co Ltd 光電変換サブマウント基板及びその製造方法
WO2013062004A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 株式会社エンプラス レンズアレイおよびその製造方法
JP2015158581A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 株式会社村田製作所 レセプタクル及び光伝送モジュールの製造方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151781A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Mitsubishi Electric Corp 光素子モジュール
US7364367B2 (en) * 2003-12-25 2008-04-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical module manufacturing method and optical module
US7186038B2 (en) 2003-12-29 2007-03-06 Adc Telecommunications, Inc. Telecommunications connector protective device
WO2015054455A1 (en) * 2013-10-09 2015-04-16 Fci Asia Pte. Ltd Beam splitting for laser power monitoring in molded optical coupling units

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997028478A1 (fr) * 1996-01-31 1997-08-07 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Module optique et procede pour le fabriquer
JPH11153730A (ja) * 1997-09-18 1999-06-08 Toshiba Corp 光半導体モジュール及びその製造方法
JP4093435B2 (ja) * 1998-09-07 2008-06-04 日本板硝子株式会社 光モジュールの製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032869A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Furukawa Electric Co Ltd:The 光デバイスおよび光デバイスの製造方法
JP4728901B2 (ja) * 2006-07-27 2011-07-20 古河電気工業株式会社 光デバイスおよび光デバイスの製造方法
JP2011033659A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Panasonic Electric Works Co Ltd 光電変換サブマウント基板及びその製造方法
WO2013062004A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 株式会社エンプラス レンズアレイおよびその製造方法
JP2013092605A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Enplas Corp レンズアレイおよびその製造方法
US9110256B2 (en) 2011-10-25 2015-08-18 Enplas Corporation Lens array and manufacturing method thereof
JP2015158581A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 株式会社村田製作所 レセプタクル及び光伝送モジュールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6328485B1 (en) 2001-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6318910B1 (en) Method for hermetically sealing optical fiber introducing section and hermetically sealed structure
US7045870B2 (en) Solid image-pickup device and method for manufacturing the solid image pickup device
JP4050402B2 (ja) 光電子装置およびその製造方法
JPH01140104A (ja) フアイバ・アレイの整合法
JPH09318849A (ja) 光伝送モジュールおよびその製造方法
US10641672B2 (en) Manufacturing catheter sensors
JP2001356246A (ja) 光モジュールおよびその製造方法
KR100248054B1 (ko) 솔더링을 이용한 광섬유어레이 모듈 및 그 제작방법
JP4271993B2 (ja) 光モジュール
US6282351B1 (en) Optical module and a method of fabricating the same
JPH07297324A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US8895362B2 (en) Methods for bonding material layers to one another and resultant apparatus
JPH07151940A (ja) 光結合構造とその製造方法
JP2684984B2 (ja) 導波路型光デバイスの気密封止構造
JP4525006B2 (ja) 光導波路モジュール
US9806495B2 (en) Optical module, method for fabricating the same
US20040076367A1 (en) Silicon optical bench for packaging optical switch device, optical switch package using the silicon optical bench, and method for fabricating the silicon optical bench
CN112456431A (zh) 一种微机电系统装置的封装系统及其加工方法
JP2005020464A (ja) 光半導体装置およびその製造方法
JP6551008B2 (ja) 光モジュール、光学装置
KR100639962B1 (ko) 광모듈에서 광섬유와의 수동정렬을 위한 폴리머 광도파로형성 방법
KR100271826B1 (ko) 레이저 다이오드 칩과 광 파이버의 정열방법
JP3284771B2 (ja) 光結合装置の光素子搭載部構造
JP4474940B2 (ja) 光導波路モジュール
KR20080077622A (ko) 마이크로 디바이스 패키징을 위한 캐리어 기판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081007