JPH07151940A - 光結合構造とその製造方法 - Google Patents

光結合構造とその製造方法

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JPH07151940A
JPH07151940A JP5297136A JP29713693A JPH07151940A JP H07151940 A JPH07151940 A JP H07151940A JP 5297136 A JP5297136 A JP 5297136A JP 29713693 A JP29713693 A JP 29713693A JP H07151940 A JPH07151940 A JP H07151940A
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JP
Japan
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substrate
groove
optical
subcarrier
rearrangement
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Withdrawn
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JP5297136A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Tabuchi
晴彦 田淵
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光結合構造とその製造方法に関し、部品間の
光軸の高さの調整を容易にし,プラスチック導波路の熱
的影響を回避する。 【構成】 表面には光部品を位置決めするためのV溝と
光半導体素子を搭載するボンディングパッドと光導波路
のいずれか2つ以上が形成され、裏面には再配列用溝
(メサ)状レールが形成された実装用基板から分離切断
されたV溝付きサブキャリアチップ、パッド付きサブキ
ャリアチップ、光導波路付きサブキャリアチップのいず
れか2つ以上と,表面に再配列用メサ(溝)状レールが
形成された再配列用基板とを有し,該溝状レールが該メ
サ状レールに嵌合されて前記サブキャリアチップが該再
配列用基板上に再配列されている光結合構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ−と光回路と
光半導体素子の光結合構造とその製造方法に関する。
【0002】光ファイバ−と分岐合波等の光回路と光半
導体素子の光結合を容易にして光通信用光部品の製造を
従来に比較して容易にする技術として利用できる。
【0003】
【従来の技術】従来の光ファイバ−と分岐合波等の光回
路と光半導体素子の光結合を容易にする技術には、図2
4、図25に示すように、光回路を微小球レンズ304
などの微小光学部品で構成し、シリコン基板301を異
方性エッチングして形成したV溝302を使用して微小
光学部品304を位置決めし、フリップチップボンディ
ングで光半導体素子303を位置決めする方法と、図2
6に示すように、光回路を平面型光導波路308で構成
し、シリコン基板301を異方性エッチングして形成し
たV溝302を使用して光ファイバー309を位置決め
し、フリップチップボンディングで光半導体素子303
を位置決めする方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図24
の従来例1においては球レンズ304を通過する光ビー
ムの直径が大きくなるため、306の部分に示すように
光ビームにケラレが生じる問題がある。光ビームのケラ
レを防止するために図25の従来例2のようにスペーサ
307を設けて光半導体素子303の光軸を高くする必
要がある。しかし、スペーサの高さを1μm以下の精度
で精密に調整することが難かしいという欠点がある。
【0005】次に、図26の従来例3の場合には、導波
路308にプラスチック導波路を使用し、ボンディング
パッド305を形成後スピンコーティングで導波路の層
構造を形成し、フォトリソグラフィーで導波路パターン
を形成する。この場合には、次に説明するように、導波
路と光半導体素子との高さずれと導波路の耐熱性の2つ
の問題がある。
【0006】光結合効率を向上させるために、導波路
は、コア層とクラッド層の屈折率の差を小さくして、コ
ア層を厚くすることが望ましい。しかし、屈折率差を小
さくすると光がクラッド層に滲み出すため、基板側のク
ラッド層を厚くする必要がある。例えば屈折率差を0.5
%程度、コア層308b の厚さを8μmにすると、下側
のクラッド層308a の厚さを15μm以上にする必要
がある。このとき光軸高さは19μmという比較的大き
い値になる。このため、フリップチップボンディングに
図33に示すように厚さ数μmのボンディングパッド3
05を使用すると、光軸高さを一致させることが難しく
なる欠点がある。
【0007】さらに、通常のプラスチック導波路の耐熱
温度は100度程度であるで、光半導体素子を導波路付
き基板のボンディングパッドにボンディングする際に融
材として半田等を使用することが難しいという欠点があ
る。
【0008】なお、石英導波路等の高融点導波路を使用
するとボンディングの際の耐熱性の問題は解決される
が、次のような理由からボンディングパッドの位置合わ
せが難しくなる欠点がある。即ち、導波路を形成する際
のプロセス温度が高いので、プラスチック導波路のよう
にボンディングパッドを形成した後に導波路を形成し
て、フォトリソグラフィーで位置合わせする方法を用い
ることができなくなる。逆に、導波路を形成後にボンデ
ィングパッドを形成する場合は、導波路端面に段差がで
きるため、ボンディングパッドを精度良く形成すること
が困難になる。そのため従来の技術を用いる限り、石英
導波路を使用して高い位置合わせ精度を得ることは非常
に困難である。
【0009】つまり,従来例1、2の問題点は部品間の
光軸の高さを精度良く調整することは難しいことであ
り,従来例3の問題点は、光半導体素子をフリップチッ
プボンディングする際の導波路の熱ストレスである。
【0010】本発明はこの二つの問題、即ち部品間の光
軸の高さの調整を容易にし,プラスチック導波路の熱的
影響を回避することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点は、表面には
光部品を位置決めするためのV溝と光半導体素子を接続
するボンディングパッドと光導波路のいずれか2つ以上
が形成され、裏面には位置合わせの基準となる第1の位
置合わせ構造が形成された第1の基板から分離切断され
た、光部品を位置決めするためのV溝付サブキャリアチ
ップ、光半導体素子を搭載するためのボンディングパッ
ド付サブキャリアチップ、光導波路付サブキャリアチッ
プのいずれか2つ以上と、表面に前記第1の位置合わせ
構造と位置合わせするための第2の位置合わせ構造を持
った第2の基板とを有し、前記第1の位置合わせ構造と
前記第2の位置合わせ構造とを使用して前記第2の基板
上に2つ以上の前記サブキャリアチップを位置合わせし
て再配列した光結合構造を用いることによって解決され
る。
【0012】具体的には、前記第1の基板と前記第2の
基板に(100)面シリコン基板を使用し、前記第1の
位置合わせ構造と前記第2の位置合わせ構造の組み合わ
せに該シリコン基板を異方性エッチングして形成したV
字形あるいは逆台形の再配列用溝状レールと該シリコン
基板を異方性エッチングして形成した逆V字形あるいは
台形の再配列用メサ状レールの組み合わせを使用し、前
記再配列用メサ状レールに前記再配列用溝状レールを嵌
合させて位置合わせし、再配列した光結合構造、あるい
は、前記再配列用溝状レールあるいは前記再配列用メサ
状レールの少なくとも一方の少なくとも一部に台形ある
いは逆台形のレールを使用し、該再配列用溝状レールあ
るいは該再配列用メサ状レールの少なくとも一方の少な
くとも一部分のレール幅がレールの長手方向の途中でス
テップ状に変化しており、複数の前記サブキャリアチッ
プの相対的表面高さが異なるように該再配列状メサ状レ
ールと該再配列用溝状レールとが嵌合されて再配列した
光結合構造、あるいは、前記第1の基板と前記第2の基
板に(100)面シリコン基板を使用し、前記第1の位
置合わせ構造と前記第2の位置合わせ構造に該シリコン
基板を異方性エッチングして形成したV字形あるいは逆
台形溝を使用し、円柱状の部品を前記第1の基板と前記
第2の基板のV字形あるいは逆台形溝に挟み込んで位置
合わせし、再配列した光結合構造、あるいは、前記V溝
の間口の幅を変化させて、あるいは前記円柱状の部品の
直径を変化させ、あるいは両方を組み合わせて複数の前
記サブキャリアチップの相対的表面高さを調整した光結
合構造、あるいは、前記第1の基板と前記第2の基板に
(100)面シリコン基板を使用し、前記第1の位置合
わせ構造と前記第2の位置合わせ構造に該シリコン基板
を異方性エッチングして形成した逆ピラミッド状の溝を
使用し、球状の部品を前記第1の基板と前記第2の基板
の逆ピラミッド状の溝に挟み込んで位置合わせし、再配
列した光結合構造、あるいは、前記逆ピラミッド状の溝
の間口の幅を変化させて、あるいは前記球状の部品の直
径を変化させ、あるいは両方を組み合わせて複数の前記
サブキャリアチップの相対的表面高さを調整した光結合
構造を用い、第1の基板の裏面に位置合わせの基準とし
て使用できる第1の位置合わせ構造を形成し、次いで、
該第1の基板の表面に光部品を位置決めするためのV溝
と光半導体素子を搭載するボンディングパッドと光導波
路のいずれか2つ以上を形成する工程と、次いで、該第
1の基板を光部品を位置決めするためのV溝付サブキャ
リアチップと光半導体素子を搭載するためのボンディン
グパッド付サブキャリアチップと光導波路付サブキャリ
アチップのいずれか2つ以上に分割する工程と、該サブ
キャリアチップを該第1の位置合わせ構造と位置合わせ
するための第2の位置合わせ構造を持った第2の基板上
に位置合わせして再配列する工程とを用いて前記光結合
構造を製造するか、あるいは、第1の基板の裏面に位置
合わせの基準として使用できる第1の位置合わせ構造を
形成し、更にそれに加えて第1の基板の表面にも位置合
わせの基準として使用できる第3の位置合わせ構造を形
成し、次いで、第1の表面を加工する工程と、該第1の
基板を複数の部分基板に分割する工程と、該部分基板の
表面に形成されている前記第3の位置合わせ構造を基準
にして該部分基板毎に更に表面を加工する工程と、次い
で、該部分基板を更に小さいサブキャリアチップに分割
する工程と、該サブキャリアチップの裏面に形成された
前記第1の位置合わせ構造と位置合わせするための第2
の位置合わせ構造を持った第2の基板上に位置合わせし
て再配列する工程とを用いて前記光結合構造を製造する
ことによって上記問題が解決される。
【0013】なお、前記第3の位置合わせ構造には第1
の基板表面に形成された誘電体あるいは金属あるいは半
導体をエッチングして形成したパターンを用いれば製造
上の問題を生じることなく従来技術の問題を解決するこ
とができる。
【0014】
【作用】1枚の基板の表面に光導波路とボンディングパ
ッドを形成し、ボンディングパッドを含む部分を切断し
て導波路部分と分離した後に光半導体素子をフリップチ
ップボンディングすることによって、導波路が高温に曝
されることが避けられる。さらに各部品を含む基板部分
を個別のチップに切断分離し、再配列用基板のレール上
で再配列することにより精度良く再配列することが可能
になる。なぜなら各チップの表面のボンディングパッド
と部品および裏面の再配列用溝状レールは分割前に一括
して形成されているからである。
【0015】さらに、前記再配列用基板のメサ状レール
の幅を変えて高さを調整することができる。レールの長
手方向にステップ状に幅が変化するメサ状レールを形成
すると、図21に示すように、上に載せるチップの裏面
の再配列用溝状レール211、212の溝幅が同じ場合
には、再配列用メサ状レール11のメサ幅が広い部分1
1a に載るチップが相対的に高くなる。これにより光軸
高さを精密に調整することが可能になる。なお、上に載
るチップの裏面に再配列用メサ状のレールを形成し、再
配列用基板の表面に再配列用溝状レールを形成して再配
列を行うことも可能なことはいうまでもない。この場合
は再配列用基板の表面の再配列用溝状レールの溝幅を変
化させると高さが変化する。
【0016】図21は本発明の高さ調整の作用の説明図
である。図において,上に載せるチップの裏面の再配列
用溝状レール211、212の溝幅は同時にエッチング
しているので同じである。
【0017】再配列用メサ状レール11a と11b は幅
の絶対値は必要なく、幅の差が一定であれば, 上に載せ
るチップの高さの差は一定になる。従って, 溝形成用の
マスク幅の差を一定にし, 同時にエッチングすればその
差は一定に保たれる。
【0018】以上は、実装用基板の表面のプロセスをす
べて終了させた後に各部品毎にチップに分離するもので
あったが、前記第3の手段を用いて表面に位置合わせマ
ークを形成し、再配列用の溝を形成した段階で基板を二
つ以上に分割し、基板毎にプロセスし、その後個々の部
品にチップ化して再配列しても、精密な位置合わせが可
能になる。
【0019】例えば、実装用基板を3枚の部分基板に分
割し、第1の部分基板にボンディングパッド、第2の部
分基板に石英導波路、第3の部分基板にファイバー位置
決め用V溝を形成する。次に、各部分基板を部品1個毎
にチップ化し、再配列基板上の再配列用レールに嵌合さ
せて再配列する。このような手段を用いると部品ごとに
プロセスされるため熱処理、化学処理などのプロセス条
件が部分基板毎にアイソレーションされるようになる。
たとえば石英導波路は製造工程で1000℃以上の高温
で熱処理されるが、部分基板に分割してプロセスするこ
とにより他の部品が高温にさらされることがなくなる。
即ち他の部品は熱的に絶縁されるようになる。しかもボ
ンディングパッドと石英導波路とファイバ−固定用V溝
は、分割前に一括して形成された位置合わせマークを基
準にして位置決めされるので、再配列したときには自動
的に位置合わせが行われるようになる。
【0020】以上の作用は、光半導体素子用基板とは異
なる実装用基板にボンディングパッドなどを形成する場
合であるが、本発明によれば光半導体用基板そのものを
実装用基板とし、この基板上に直接光半導体素子を形成
することも可能である。例えば、1枚の半導体基板の表
面の1部分に光半導体素子を形成し、その後該半導体基
板を光半導体素子が形成された部分のその他の部分の少
なくとも2つ以上の複数の部分基板に分離し、各部分基
板毎にプロセスする。その後再配列用基板再を用いて再
配列することにより位置合わせが行われる。ボンディン
グパッドを形成する工程と光半導体素子をボンディング
パッドにボンディング工程が不要になる。また,ボンデ
ィングによる位置ずれが無くなる効果が生まれる。
【0021】
【実施例】図1に本発明を用いて形成した光コリメータ
装置を示す(実施例1)。ここに1は再配列用基板21
はパッド付きサブキャリアチップ、22は溝付きサブキ
ャリアチップ、3は光半導体素子、4は球レンズ、11
は再配列用メサ状レール、211と221は再配列用溝
状レール、212はボンディングパッド、222は溝で
ある。
【0022】本装置は球レンズ4で光半導体素子3から
出射した光ビームを平行光に変換するものである。再配
列用基板1とパッド付きサブキャリアチップと溝付きサ
ブキャリアには(100)Si基板を使用し、再配列用メ
サ状レール11と再配列用溝状レール211および22
1はフォトリソグラフィー加工した基板をKOH水溶液で
ケミカルエッチングして形成した。 パッド付きサブキ
ャリアチップ21と溝付きサブキャリアチップ22は、
1枚の基板に再配列用溝状レール211、221とボン
ディングパッド212と溝222を形成後分割したもの
である。従って、裏面の再配列用溝状レールの溝の間口
の幅はどちらも495μmで同じである。再配列用メサ
状レールの頂上の平らな部分の幅は途中で変化してお
り、広い方の幅は315μm、狭い方の幅は103μm
である。このようにレール幅を変化させて、パッド付き
サブキャリアチップ21の表面を溝付きサブキャリアチ
ップ22の表面よりも150μm高くしている。サブキ
ャリアチップ21と22上の光半導体素子3と球レンズ
4は、各サブキャリアチップを分割後に実装した。光半
導体素子3はボンディングパッド212にAuSn合金でボ
ンディングしている。レンズ4の溝222への固定には
低融点ガラスを使用した。低融点ガラスの融点は400
℃、AuSnの融点は280℃なので、従来のように分割し
ない場合には基板上にAuSn融材を蒸着した場合には低融
点ガラスによるレンズの固定ができなかったが、本実施
例では分割後ボンディングしたのでそのような制約はな
かった。
【0023】次に図2〜4は図1に示されるの光コリメ
ータ装置の製造工程を示すものである(実施例2)。こ
こで2は実装用基板であり、図3(b )、図2(c )の
b1とc1は実装用基板の表面、b2とc2は実装用基板の裏面
である。
【0024】実装用基板2は両面を研磨し、両面に熱酸
化膜5を形成した(100)面Si基板である。フォトリ
ソグラフィーにおける表面と裏面の回転方向の位置合わ
せ精度を高くするために、まず4インチSiウエハの両面
について、図2(a1) のように端の部分の約5mmの酸化
膜膜5を除去し、KOH 水溶液で30分間エッチングし、
図2(a2)、(a3)のように(110)の方向のエッジ2a
を形成し、このエッジを回転方向の位置合わせの基準に
した。これにより角度ずれが0.005 度以下に抑えられ
た。次に、図3(b )のように、フォトリソグラフィー
とドライエッチングで基板の表面の熱酸化膜5には正方
形の窓51を形成し、裏面の熱酸化膜5には帯状の窓5
2を形成した。51の1辺の長さは1000μm、52
のストライプ幅は495μmである。
【0025】次に、図3(c )のように、30%重量パ
ーセント、80℃のKOH 水溶液で約5時間ケミカルエッ
チングして溝53、54を形成した。次にフォトリソグ
ラフィーと真空蒸着でAuSnはんだ付きのボンディングパ
ッド55を形成し、その後基板を切断し、パッド付きサ
ブキャリアチップ21と溝付きサブキャリアチップ22
に分割した。
【0026】次にパッド55上のAuSnはんだを用いて光
半導体素子3をボンディングパッド212にボンディン
グし、低融点ガラス用いて球レンズ4を溝222に固定
した。
【0027】次に図4(d )、(e )に示すように、パ
ッド付きサブキャリアチップ21と溝付きサブキャリア
チップ22の再配列用溝状レール211、221を再配
列基板1の再配列用メサ状レール11に嵌合させて再配
列した。この際、図4(e )のようにパッド付きサブキ
ャリアチップ21と溝付きサブキャリアチップ22を接
触させて光軸方向の位置合わせを行った。
【0028】本実施例によれば、図22のように光半導
体素子を実装する基板であるパッド付きサブキャリアチ
ップ21とレンズを実装する基板である溝付きサブキャ
リアチップ22とに精密な段差を設定することができ、
光のケラレが防止された。
【0029】本実施例において、パッド付きサブキャリ
アチップ21と溝付きサブキャリアチップ22をSiを異
方性エッチングして形成した再配列用溝状レールと再配
列用メサ状レールを嵌合させて再配列したので、光軸に
垂直な上下、左右方向とも位置ずれを小さくすることが
できた。
【0030】光軸方向についてもパッド付きサブキャリ
アチップ21と溝付きサブキャリアチップ22を突き合
わせることで、高い位置精度を得ることができた。図2
1に示したように、パッド付きサブキャリアチップ21
と溝付きサブキャリアチップ22の高さの差は、再配列
用メサ状レール11の幅の大きさの差分のみによって決
まる。この幅の差はマスクの幅の差だけで決まるので高
い精度を得ることができた。ここで特筆すべき特徴とし
て、レール11の幅の差は、再配列用基板のエッチング
時間やオーバーエッチングには異存しないということが
ある。即ちオーバーエッチングが起こっても広い方も狭
い方も等しくオーバーエッチングされるので幅の差には
変化を生じないのである。このため高さ調整を精密に行
うことができた。
【0031】再配列によるパッド付きサブキャリアチッ
プ21と溝付きサブキャリアチップ22の位置ずれは、
光軸に垂直な方向は左右、高さ方向とも±0.5 μm以
下、光軸方向が±2μm以下であった。レンズに直径1
mmの球レンズを使用し、コリメートされたビームの直径
が約300μmになるようにレンズを選んだので、上記
位置ずれによる光学的特性の劣化は無視できるものであ
った。
【0032】図2〜4の実施例2では、最初に実装用基
板2の表面に溝222(図3では表面の53に相当)を
形成したため、パッド212(図3では55に相当)の
形成の際に塗布したフォトレジストの厚さが溝222の
周囲で不均一になった。本実施例ではフォトリソグラフ
ィーに密着露光を用いたので、このフォトレジストの厚
さの不均一性のためプロセス精度がやや低下した。
【0033】この問題を解決するための実施例を図5
(実施例3)に示す。最初に裏面のみに窓を設けて溝5
4(図1では裏面の溝211および221に相当)を形
成し、裏面の溝を途中までエッチングした後、表面の酸
化膜に位置合わせマーク用の窓を設け、更に継続してエ
ッチングした。このようにして、表面に位置合わせマー
ク58を形成し、裏面に溝54を形成した。次に、表裏
の両面に化学気相成長(CVD) 法でSi3N4 膜を形成し、エ
ッチング用窓51を形成した後ボンディングパッド55
を形成した。次に基板2をボンディングパッドを含むパ
ッド付きサブキャリア用部分基板2a,2b とエッチング用
窓51を含む溝付きサブキャリア用部分基板2c,2d とに
分割し、部分基板2c,2d のみについてエッチングし、溝
53を形成した。
【0034】次に、溝付きサブキャリア用部分基板2c,2
d については球レンズ4を実装した後溝付きサブキャリ
アチップ22に分割し、パッド付きサブキャリア用部分
基板については、パッド付きサブキャリアチップ21に
分割後光半導体素子3をボンディングした。
【0035】次にパッド付きサブキャリアチップ21と
溝付きサブキャリアチップ22を再配列用基板1の上で
再配列して光結合した。以上の工程を用いることによ
り、ボンディングパッドを形成する際のプロセスを平坦
な基板上で行うことができた。このため、密着露光プロ
セスを用いた場合でもプロセス精度が向上する効果が得
られた。
【0036】以上は光半導体素子と球レンズとの位置合
わせを行う実施例であったが、図6には光ファイバーの
位置合わせを含む実施例を示す(実施例4)。ここに2
3は光ファイバ−固定用サブキャリアチップ、232は
ファイバ−ガイド用V溝である。ファイバ−ガイド用V
溝232は既に述べた実施例において球レンズ用溝22
2を形成した方法と同じ方法で作成した。なお図では見
えていないが、光ファイバ−固定用サブキャリアチップ
の裏面には再配列用メサ状レール11に嵌合する再配列
用溝状レール231が形成されている。
【0037】次に、本発明を用いて光導波路を含む光結
合を行う例を示す。図7は光導波路と光半導体素子との
光結合を行う実施例(実施例5)、図8は光ファイバ−
と光導波路と光半導体素子の光結合を行う実施例(実施
例6)である。ここに光導波路付きサブキャリアチップ
24、25上の光導波路242、252は有機溶剤で柔
らかくしたプラスチックをスピンコートし、フォトリソ
グラフィ−と酸素プラズマエッチングで矩形に加工して
形成したものである。また31と32は光半導体素子で
ある。図7では見えていないが光導波路付きサブキャリ
アチップ24の裏面には再配列用メサ状レール11に嵌
合する再配列用溝状レール241が形成されている。図
8の実施例では光導波路付きサブキャリアチップ25は
裏面に形成された再配列用溝状レール251で再配列用
メサ状レール11に嵌合している。
【0038】次に図9、図10はそれぞれ図7と図8の構
造の製造方法を示す実施例(実施例7、8)である。ま
ず、図9(実施例7)では、(100)面Si基板2の裏
側に帯状のV溝54を形成する。次に表面にボンディン
グパッド55を形成後、スピンコーティングとドライエ
ッチングで導波路56を形成する。
【0039】次に、ボンディングパッドを含む部分と導
波路を含む部分について各々チップ状のパッド付きブキ
ャリアチップ21と導波路付きサブキャリアチップ24
に切断、分離する。パッド付きサブキャリアチップ2
1、光半導体素子31、32をボンディングした後、再
配列基板上1で再配列し、光結合を行う。なお、図8に
おいて、導波路242は多数配列された導波路56から
ひとつの導波路を切り出したものである。同様にボンデ
ィングパッド212は多数配列されたボンディングパッ
ド55から1チップ分を切り出したものである。
【0040】次に、図10(実施例8)では、(100)
面Si基板2の表面と裏面を同時にエッチングしてV溝5
4と57を形成する。次に表面にボンディングパッド5
5を形成し、その後スピンコーティングとドライエッチ
ングで導波路56を形成する。
【0041】次に、ボンディングパッドを含む部分と導
波路を含む部分を各々パッド付きサブキャリアチップ2
1と導波路V溝付きサブキャリアチップ25に切断分離
し、パッド付きサブキャリアチップ21に光半導体素子
をボンディングした後、再配列基板1上で再配列し、光
結合を行った。
【0042】更に、平坦プロセスを行うために、図11
(実施例9)に示すように最初に表面のV溝57を形成
し、Siのダイレクトボンディングを利用してSiO2膜で基
板表面のV溝57を覆い、平坦化し、その後に裏面の溝
54を形成する工程を含む基板加工も行った。この実施例
によれば、表面に最初に形成したV溝57による凹凸を
無くすことができ、密着露光によるフォトリソグラフィ
ープロセス精度の向上とV溝中への導波路材料の入り込
みが防止される効果が得られた。
【0043】以上のプラスチック光導波路を含む実施例
においては、実装用基板1をパッド付きサブキャリア2
1と導波路のついたサブキャリア部分24、25とに分
離してから、光半導体素子をパッド付きサブキャリアに
フリップチップボンディングするため、ボンディングの
際に光導波路が高温にさらされなくなる効果があった。
更に、図23に示すように光半導体素子31、32と光
導波路252の光軸の高さ調整が容易になる効果もあっ
た。
【0044】次に、図12(実施例10)は、図10に示
した実施例に改良を加えたものであ。本実施例では、導
波路とV溝がついた部分を、導波路付きサブキャリア25
a とV溝付きサブキャリア25b に切断分離してチップ化
し、再配列した。この方法を用いることにより、光導波
路の端面を壁開で形成して滑らかな面にしたり、光導波
路の端面を研磨して滑らかな面にすることが可能になっ
た。この結果光結合効率が向上した。
【0045】次に、図13(実施例11)は、基板を、
パッドを形成するための部分基板2eと導波路を形成する
ための部分基板2fとV溝を形成するための部分基板2g,2
h に切断分離した後に、各部分基板毎にプロセスするも
のである。各プロセスでの位置合わせのため、最初に表
面に位置合わせマークを形成する。位置合わせマークの
形成方法は図4の実施例で説明した方法と同じである。
なお,本実施例では導波路に石英導波路を使用した。本
実施例を用いることにより、平坦な面上にパッドと導波
路を作成できるようになった。更に各基板がプロセス的
に分離されるので、高温プロセスを伴う石英導波路の形
成が可能になった。更に石英導波路の端面を研磨して平
坦な端面を形成することも可能になり、光結合損失が著
しく低下した。
【0046】次に図14(実施例12)は、基板2xに
InP 基板を使用する実施例である。まず基板上にSiO2
を形成しフォトリソグラフィーとケミカルエッチングを
行って裏面に再配列用溝状レールを形成した。本実施例
ではピッチの大きい再配列状溝状レール54a とピッチ
の小さい再配列状溝状レール54b を形成した。裏面の
再配列用溝状レールのエッチングが終了した後、表面に
エッチング用窓を設け、短時間のケミカルエッチングを
行って基板に深さ0.1 μmの位置合わせマーク58を形
成した。次に基板の一部分を残してSiO2膜を形成し、Si
O2膜の無い部分にInGaAsP 層を活性層とする半導体レー
ザ用結晶33をエピタキシャル成長した。さらにストラ
イプのエッチングとストライプの埋め込み成長を行いス
トライプレーザ33a を形成した。次に基板を4つの部
分基板に分離し、半導体レーザ用結晶をエピタキシャル
成長した部分基板2iには電極を形成し、壁開してレーザ
用ミラー付きレーザチップ3x を形成した。その他の部
分2j,2k,2lには光ファイバ−ガイド用V溝57x, V溝
付きサブキャリアチップ26x を形成する。そして再配
列用基板を用いて再配列して位置合わせする。光半導体
素子チップをパッド付きサブキャリアにボンディングす
る必要が無くなったので、位置精度が向上する効果が得
られた。
【0047】次に図15(A) 〜(C) (実施例13)は光
半導体素子の位置決めにもV溝ガイドを使用する実施例
を示すものである。メサレール付きサブキャリアチップ
27にメサ状のレール272、273を形成し、これに
光半導体素子3に形成したV溝311、312を嵌合さ
せて位置合わせする。これまでに示したボンディングパ
ッド212と同じように、切断前にフォトリソグラフィ
ーでメサ状のレール272、273と溝311、312
を形成することにより、光半導体素子3を高い精度で位
置決めすることができるようになる。本実施例は、本発
明の特徴である再配列によるサブキャリア27とサブキ
ャリア22の間の高さ調整機能によりはじめて実用に供
するようになったものである。即ち、図15 (c)のよう
にサブキャリアチップ27をサブキャリアチップ22よ
りも高くしたため、基板による光のケラレが無くなり球
レンズ4との光結合が可能になった。
【0048】次に図16(実施例14/1)はマイクロ
オプティックス技術を用いて光トランシーバを構成する
実施例を示すものである。本実施例では3対の再配列用
溝状レール71〜76を持つ基板7上に、5 つのサブキ
ャリアチップ81〜85を配列した。サブキャリアチッ
プ81と83にはフォトダイオード35、36を、82
には半導体レーザ34を、84には光ファイバ−6を、
85には4つの球レンズ41〜44とひとつのキューブ
型ハーフミラー45を実装した。拡大斜視図に示すよう
に、フォトダイオード35、36には面入射型を使用
し、サブキャリアチップ81、83に形成したV溝91
のひとつの面で光を反射させて光結合した。フォトダイ
オードはパッド92にフリップチップボンディングしワ
イヤ93で配線90に接続した。
【0049】半導体レーザにはエッジ出射型のファブリ
ペロー型レーザを使用した。実装にはフォトダイオード
と同様にフリップチップボンディングを使用した。光フ
ァイバー6はサブキャリアチップ84に形成したV溝9
4で位置決めし、球レンズ41〜44はサブキャリアチ
ップ85に形成した溝86〜89で位置決めした。ハー
フミラー45は、図17(実施例14/2)に示すガイ
ド治具95を使用して各面が光軸に垂直になるように角
度調整して接着固定した。
【0050】本実施例14によれば、ハーフミラー45
を除くと無調整で光結合が行われるため、従来の約1/
10の時間で光トランシーバを組み立てることが可能に
なった。
【0051】図18〜20は実施例15の説明図であ
る。図18において,前記第1,第2の基板に(10
0)面シリコン基板を使用し、前記第1の位置合わせ構
造と前記第2の位置合わせ構造に該シリコン基板をエッ
チングして形成されるV溝を使用し、円柱状の部品を前
記第1の基板と前記第2の基板のV溝間に挟み込んで位
置合わせする実施例を示すものである。ここに(a) はサ
ブキャリアチップ1(292)のV溝(2921)嵌合する第1
の基板(291)のV溝(2911)と円柱状の部品(2912)と
サブキャリアチップ2(293)のV溝(2931)に嵌合する
第1の基板(291)のV溝(2911)と円柱状の部品(2912)
を共通にし、サブキャリアチップ2(293)のV溝(293
1)の幅をひろくしてサブキャリアチップ2(293)の高
さが低くなるように調整する実施例、(c) はサブキャリ
アチップ1(292)のV溝(2921)嵌合する第1の基板
(291)のV溝と円柱状の部品とサブキャリアチップ2
(293)のV溝(2931)に嵌合する第1の基板(291)のV
溝と円柱状の部品を各々(2913)と(2914)、(2915)
と(2916)に分離し、(2914)を(2913)よりも広く
し、(2921)、(2931)の幅と(2915)、(2916)の直
径を同じにしてサブキャリアチップ2(293)の高さが低
くなるように調整する実施例、(c) はサブキャリアチッ
プ1(292)のV溝(2921)に嵌合する第1の基板(291)
のV溝と円柱状の部品とサブキャリアチップ2(293)の
V溝(2931)に嵌合する第1の基板(291)のV溝と円柱
状の部品を各々(2913)と(2914)、(2915)と(291
6)に分離し、(2916)の直径を(2915)の直径よりも
小さくし、(2921)、(2931)の幅と(2913)、(291
4)の幅を同じにしてサブキャリアチップ2(293)の高
さが低くなるように調整する実施例である。本実施例に
おいても他の実施例と同様に第1の基板(291)とサブ
キャリアチップ1(292)、サブキャリアチップ2(293)
には(100)面シリコン基板を使用し、V溝(2911)、
(2913)、(2914)、(2921)、(2931)はエッチャン
トにKOH水溶液を用いる異方性エッチングで形成した。
円柱状の部品(2912)、(2915)、(2916)には石英製
の円柱を使用した。V溝(2911)の間口の幅は542 μ
m、図(a) のV溝(2921)と(2931)の幅はそれぞれ43
5.6 μm、577 μm、石英製の円柱の直径は500 μmで
ある。このときサブキャリアチップ1とサブキャリアチ
ップ2の高さの差を 100μm±1μmの精度で設定する
ことができた。
【0052】図19のV溝(2913)、(2914)、(292
1)、(2931)の幅はそれぞれ435.6μm、577 μm、54
2 μm、542 μm、石英製の円柱(2915)、(2916)の
直径は500 μm、500 μmである。このときサブキャリ
アチップ1とサブキャリアチップ2の高さの差を 100μ
m±1μmの精度で設定することができた。
【0053】次に、図20のV溝(2913)、(2914)、
(2921)、(2931)の幅はそれぞれ500 μm、500 μ
m、500 μm、500 μm、石英製の円柱(2915)、(29
16)の直径は495 μm、437 μmである。このときサブ
キャリアチップ1とサブキャリアチップ2の高さの差を
100μm±1μmの精度で設定することができた。な
お、本図には明記されていないが、先に説明した実施例
と同様に、サブキャリアチップ1とサブキャリアチップ
2の表面には半導体レーザや球レンズなどの光部品を載
せることができる。更にV溝の幅と円柱状の部品の直径
の両方を変化させて高さ調整することも可能なことはい
うまでもない。
【0054】以上のように本実施例15においても,高
い位置合わせ精度を得ることができた。なお、本実施例
15における基板上とサブキャリアチップの下面のV溝
の代わりに間口が正方形の逆ピラミッド状の溝を用い、
更に本実施例における円柱状の部品のかわりに球レンズ
やボールベヤリング用のボールなどを使用して位置合わ
せと高さ合わせを行うこともできる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば部品間の光軸の高さの調
整を容易にし,プラスチック導波路の熱的影響を回避す
ることができる。この結果,光ファイバと分岐合波等の
光回路と光半導体素子間の光結合を容易にし,光通信用
光部品の製造を容易にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の説明図
【図2】 本発明の実施例2の説明図(1)
【図3】 本発明の実施例2の説明図(2)
【図4】 本発明の実施例2の説明図(3)
【図5】 本発明の実施例3の説明図
【図6】 本発明の実施例4の説明図
【図7】 本発明の実施例5の説明図
【図8】 本発明の実施例6の説明図
【図9】 本発明の実施例7の説明図
【図10】 本発明の実施例8の説明図
【図11】 本発明の実施例9の説明図
【図12】 本発明の実施例10の説明図
【図13】 本発明の実施例11の説明図
【図14】 本発明の実施例12の説明図
【図15】 本発明の実施例13の説明図
【図16】 本発明の実施例14の説明図(1)
【図17】 本発明の実施例14の説明図(2)
【図18】 本発明の実施例15の説明図(1)
【図19】 本発明の実施例15の説明図(2)
【図20】 本発明の実施例15の説明図(3)
【図21】 本発明の高さ調整の作用の説明図
【図22】 本発明の効果を説明する図(1)
【図23】 本発明の効果を説明する図(2)
【図24】 従来例の説明図(1)
【図25】 従来例の説明図(2)
【図26】 従来例の説明図(3)
【符号の説明】
1 再配列用基板 11、11a 、11b 再配列用メサ状レール 2 実装用基板 2y,2z シリコン基板 2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h 部分基板 2x 化合物半導体基板 2i,2j,2k,2l 部分基板 274、275、276 溝 3、3b、3x、31、32 光半導体素子 33 半導体結晶 33a レーザストライプ 34 半導体レーザ 35、36 フォトダイオード 311、312 V溝 4、41、42、43、44 球レンズ 45 ハーフミラー 5,5b,5c,5d,5x SiO2膜 51、52 酸化膜に形成したエッチング用窓 53、54、54a,54b 溝 55 ボンディングパッド 56 光導波路 57、57x V溝 58 位置合わせマーク 6 光ファイバ− 21 パッド付きサブキャリアチップ 211、221、231、241、251、261、2
71 再配列用溝状レール 212 ボンディングパッド 22 溝付きサブキャリアチップ 222 溝 23、25b V溝付きサブキャリアチップ 232 V溝 24、25a 導波路付きサブキャリアチップ 242 導波路 25 導波路V溝付きサブキャリアチップ 252 導波路 253 V溝 26x V溝付きサブキャリアチップ 263 V溝 27 メサレール付きサブキャリアチップ 272、273 メサ状レール 71、72、73、74、75、76 再配列用メサ状
レール 81、82、83、84、85 サブキャリアチップ 86、87、88、89 溝 90 配線 91 V溝 92 ボンディングパッド 95 ガイド治具 301 シリコン基板 302 V溝 303 光半導体素子 304 球レンズ 305 ボンディングパッド 306 ケラレを生じる部分 307 スペーサ 308 光導波路 308a 、308b 、308c はそれぞれ光導波路のコ
ア、クラッド、コア、309は光ファイバー 291 第1の基板 292、293 サブキャリアチップ 2911、2913、2914、2931 V溝 2912、2915、2916 石英製の円柱状部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 33/00 M 7630−4M H01L 31/02 D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面には光部品を位置決めするためのV
    溝と光半導体素子を接続するボンディングパッドと光導
    波路のいずれか2つ以上が形成され、裏面には位置合わ
    せの基準となる第1の位置合わせ構造が形成された第1
    の基板から分離切断された、光部品を位置決めするため
    のV溝付サブキャリアチップ、光半導体素子を搭載する
    ためのボンディングパッド付サブキャリアチップ、光導
    波路付サブキャリアチップのいずれか2つ以上と、表面
    に前記第1の位置合わせ構造と位置合わせするための第
    2の位置合わせ構造を持った第2の基板とを有し、前記
    第1の位置合わせ構造と前記第2の位置合わせ構造とを
    使用して前記第2の基板上に2つ以上の前記サブキャリ
    アチップを位置合わせして再配列したことを特徴とする
    光結合構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板と前記第2の基板に(1
    00)面シリコン基板を使用し、前記第1の位置合わせ
    構造と前記第2の位置合わせ構造の組み合わせに該シリ
    コン基板を異方性エッチングして形成したV字形あるい
    は逆台形の再配列用溝状レールと該シリコン基板を異方
    性エッチングして形成した逆V字形あるいは台形の再配
    列用メサ状レールの組み合わせを使用し、前記再配列用
    メサ状レールに前記再配列用溝状レールを嵌合させて位
    置合わせし、再配列したことを特徴とする請求項1記載
    の光結合構造。
  3. 【請求項3】 前記再配列用溝状レールあるいは前記再
    配列用メサ状レールの少なくとも一方の少なくとも一部
    に台形あるいは逆台形のレールを使用し、該再配列用溝
    状レールあるいは該再配列用メサ状レーの少なくとも一
    方の少なくとも一部分のレール幅がレールの長手方向の
    途中でステップ状に変化しており、複数の前記サブキャ
    リアチップの相対的表面高さが異なるように該再配列状
    メサ状レールと該再配列用溝状レールとが嵌合されて再
    配列されたことを特徴とする請求項2記載の光結合構
    造。
  4. 【請求項4】 前記第1の基板と前記第2の基板に(1
    00)面シリコン基板を使用し、前記第1の位置合わせ
    構造と前記第2の位置合わせ構造に該シリコン基板を異
    方性エッチングして形成したV字形あるいは逆台形溝を
    使用し、円柱状の部品を前記第1の基板と前記第2の基
    板のV字形あるいは逆台形溝に挟み込んで位置合わせ
    し、再配列したことを特徴とする請求項1記載の光結合
    構造。
  5. 【請求項5】 前記V溝の間口の幅を変化させて、ある
    いは前記円柱状の部品の直径を変化させ、あるいは両方
    を組み合わせて複数の前記サブキャリアチップの相対的
    表面高さを調整したことを特徴とする請求項4記載の光
    結合構造。
  6. 【請求項6】 前記第1の基板と前記第2の基板に(1
    00)面シリコン基板を使用し、前記第1の位置合わせ
    構造と前記第2の位置合わせ構造に該シリコン基板を異
    方性エッチングして形成した逆ピラミッド状の溝を使用
    し、球状の部品を前記第1の基板と前記第2の基板の逆
    ピラミッド状の溝に挟み込んで位置合わせし、再配列し
    たことを特徴とする請求項1記載の光結合構造。
  7. 【請求項7】 前記逆ピラミッド状の溝の間口の幅を変
    化させて、あるいは前記球状の部品の直径を変化させ、
    あるいは両方を組み合わせて複数の前記サブキャリアチ
    ップの相対的表面高さを調整したことを特徴とする請求
    項6記載の光結合構造。
  8. 【請求項8】 第1の基板の裏面に位置合わせの基準と
    して使用できる第1の位置合わせ構造を形成し、次い
    で、該第1の基板の表面に光部品を位置決めするための
    V溝と光半導体素子を搭載するボンディングパッドと光
    導波路のいずれか2つ以上を形成する工程と,次いで、
    該第1の基板を光部品を位置決めするためのV溝付サブ
    キャリアチップと光半導体素子を搭載するためのボンデ
    ィングパッド付サブキャリアチップと光導波路付サブキ
    ャリアチップのいずれか2つ以上に分割する工程と、該
    サブキャリアチップを該第1の位置合わせ構造と位置合
    わせするための第2の位置合わせ構造を持った第2の基
    板上に位置合わせして再配列する工程とを有することを
    特徴とする光結合構造の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の基板の裏面と表面に各々位置合わ
    せの基準として使用できる第1の位置合わせ構造と第3
    の位置合わせ構造を形成し、次いで第1の基板の表面を
    加工する工程と、該第1の基板を複数の部分基板に分割
    する工程と、該部分基板の表面に形成されている前記第
    3の位置合わせ構造を基準にして該部分基板毎に更に表
    面を加工する工程と、次いで、該部分基板を更に小さい
    サブキャリアチップに分割する工程と、該サブキャリア
    チップの裏面に形成された前記第1の位置合わせ構造と
    位置合わせするための第2の位置合わせ構造を持った第
    2の基板上に位置合わせして再配列する工程とを有する
    ことを特徴とする光結合構造の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1および前記第2の位置合わせ構
    造に請求項2記載の構造を用い、且つ、前記第3の位置
    合わせ構造に第1の基板表面に形成された誘電体あるい
    は金属あるいは半導体をエッチングして形成したパター
    ンを用いることを特徴とする請求項9記載の光結合構造
    の製造方法。
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