JP2001355771A - 管の離脱防止構造 - Google Patents

管の離脱防止構造

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JP2001355771A
JP2001355771A JP2000177533A JP2000177533A JP2001355771A JP 2001355771 A JP2001355771 A JP 2001355771A JP 2000177533 A JP2000177533 A JP 2000177533A JP 2000177533 A JP2000177533 A JP 2000177533A JP 2001355771 A JP2001355771 A JP 2001355771A
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spigot
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socket
pipe
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JP2000177533A
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Kazunori Umeda
一徳 梅田
Hiroshi Kunitomo
浩史 國友
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受口と差口とによる接続構造において、両者
の離脱を確実に防止できるとともに、作業性にも優れた
管の離脱防止構造を提供する。 【解決手段】 差口外周面にリング状の固定部材14を
接着剤で接着固定し、この固定部材14を介して受口1
2と差口22とを固定する。固定部材14及び該固定部
材14を保持する受口の嵌合溝15や受口係合用短管3
1には、固定部材内周面と差口外周面との接合面に接着
剤を注入するための注入口となる小通孔17,19,3
4がそれぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管の離脱防止構造
に関し、詳しくは、受口内に差口を挿入して管や継手を
接続した際の接続部の離脱を防止するための構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】管同士
の接続や、管と継手とを接続する際の接続部の構造とし
て、一方の管端部に設けた受口内に他方の管端部を挿入
する接続構造、すなわち、受口と差口とによる接続構造
が広く用いられている。このような接続構造において、
両者の離脱を防止するため、両者の接合面に接着剤を塗
布して固定したり、また、例えば実開平4−18787
号公報に記載されているような楔形式の離脱防止構造を
採用したりしていた。しかし、従来の離脱防止構造は、
接着剤の塗布に手間がかかったり、離脱防止強度が十分
でないなどの問題があった。
【0003】そこで本発明は、受口と差口とによる接続
構造において、両者の離脱を確実に防止できるととも
に、作業性にも優れた管の離脱防止構造を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の管の離脱防止構造は、第1の構成として、
互いに接続される受口と差口との離脱を防止するための
構造であって、前記受口の先端部内周に、リング状の固
定部材を嵌合する嵌合溝を設け、該嵌合溝に嵌合した前
記固定部材と該嵌合溝の周壁とに、固定部材内周面と差
口外周面との接合面に接着剤を注入するための注入口を
それぞれ設けるとともに、両注入口を合致させたことを
特徴としている。
【0005】また、本発明の離脱防止構造の第2の構成
は、前記差口の外周に接着固定されるリング状の固定部
材と、該固定部材の外周に嵌合する受口係合用短管とを
有し、該受口係合用短管には、前記受口の先端に設けた
係合部に係合する係合爪を設けるとともに、前記固定部
材と受口係合用短管の周壁とに、固定部材内周面と差口
外周面との接合面に接着剤を注入するための注入口をそ
れぞれ設けたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の管の離
脱防止構造の第1形態例を示すもので、図1は断面正面
図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0007】まず、一方の合成樹脂管11の端部には、
他方の合成樹脂管21の端部が差口22として挿入され
る受口12が設けられており、該受口12の内周には、
従来と同様のゴム輪13が装着されるとともに、受口先
端部に、離脱防止用の固定部材14を嵌合固定するため
の嵌合溝15が設けられている。
【0008】固定部材14は、差口22の外径に対応し
た内径で、切欠部16を有する略リング状の合成樹脂製
部材であって、周方向の適当な位置には、内外方向に貫
通する小通孔17が複数個設けられている。さらに、固
定部材14の厚さ方向両側には、嵌合溝15内での軸線
方向の位置決めを行うスペーサー突起14aがそれぞれ
設けられている。
【0009】また、嵌合溝15の所定位置には、前記切
欠部16の切欠き幅に対応した間隔で2個の係止凸部1
8が設けられており、固定部材14を嵌合溝15内に挿
入して切欠部16の端面を係止凸部18にそれぞれ係止
させることにより、固定部材14が嵌合溝15内に所定
の状態で嵌合固定された状態となる。
【0010】そして、この所定の嵌合状態において、嵌
合溝15の周壁には、固定部材14の前記小通孔17に
対応する位置に、内外方向に貫通する小通孔19が設け
られており、両小通孔17,19により、受口外部と固
定部材内周面とに連通し、固定部材内周面と差口外周面
との接合面に接着剤、例えば2液アクリル系接着剤を注
入するための注入口が形成される。
【0011】このように形成した離脱防止構造で両合成
樹脂管11,21を接続する際には、受口12の内部に
ゴム輪13を従来通り装着するとともに、切欠部16を
利用して縮径させた状態の固定部材14を受口12内に
挿入して嵌合溝15嵌合させ、周方向に回して切欠部1
6と係止凸部18とを係止させる。
【0012】次いで、両小通孔17,19からなる注入
口を利用して外部から固定部材14の内周面と差口22
の外周面との接合面に接着剤を注入して固化させる。こ
のようにして固定部材14を差口22に接着固定するこ
とにより、受口12と差口22とが固定部材14を介し
て接続状態が確実に保持され、受口12と差口22との
離脱を防止することができる。
【0013】そして、地震や地盤変動が発生したとき
は、固定部材14のスペーサー突起14aが破損するこ
とにより、受口12と差口22との軸方向の移動が、離
脱が防止された状態のままで、ある程度許容される状態
となる。
【0014】なお、本形態例では、両小通孔17,19
の位置合わせに固定部材14の切欠部16を利用した
が、固定部材外周と嵌合溝内周とに適当な凹凸を設けて
係止させるようにしてもよい。
【0015】図3は、本発明の管の離脱防止構造の第2
形態例を示す断面正面図である。この離脱防止構造は、
前記形態例と同様に、差口22の外周に接着固定される
リング状の固定部材14と、該固定部材14の外周に嵌
合する受口係合用短管31と、該受口係合用短管31に
設けた係合爪32に係合する受口12の先端の係合部1
2aとにより形成されている。
【0016】受口係合用短管31の内周面には、固定部
材14の厚みに対応した間隔で一対の嵌合凸部33が設
けられており、固定部材14がこの嵌合凸部33間に嵌
合することにより、固定部材14と受口係合用短管31
とが一時的に固定された状態となる。また、受口係合用
短管31の周壁には、固定部材14の小通孔17に対応
した小通孔34が設けられており、両小通孔17,34
によって前記同様の接着剤注入口が形成される。
【0017】前記係合爪32は、受口係合用短管31の
周壁一側から受口12方向に延出したものであって、適
度な弾性が得られるような長さ及び幅寸法のものが、切
欠部35を介して適当な間隔で複数個設けられている。
また、受口12の係合部12aは、受口先端を外方に折
曲げたフランジ状に形成されており、この係合部12a
に係合する係合爪32の先端内面は、係合部12aが挿
入しやすいようにテーパー面となっている。
【0018】本形態例における離脱防止構造では、固定
部材14を取付けた受口係合用短管31を差口22にあ
らかじめ接着固定してから受口12と差口22とを接続
するようにしてもよく、固定部材14を取付けた受口係
合用短管31を受口12の先端に係合させた状態で差口
22を挿入接続するようにしてもよい。
【0019】いずれの場合でも、固定部材14の差口2
2への接着固定は、小通孔17,34からなる注入口を
利用して外部から固定部材14の内周面と差口22の外
周面との接合面に、接着剤を注入して固化させることに
より行われる。この接続状態において、地震や地盤変動
が発生したときは、固定部材14が嵌合凸部33を乗り
越えて移動することにより、受口12と差口22との軸
方向の移動が、離脱が防止された状態のままで、ある程
度許容される状態となる。
【0020】なお、固定部材14及び受口係合用短管3
1の両小通孔17,34の位置合わせは、差口22に取
付けた状態で受口係合用短管31を適当に回して目視で
行うようにしてもよく、前記形態例と同様の係止部によ
り行うようにしてもよい。
【0021】両形態例における接着剤の注入作業は、接
着剤の種類により適宜に行えるが、例えば2液アクリル
系接着剤の場合は、適当なアプリケータを使用して2液
を混合しながら吐出させることにより行うことができ、
アプリケータの吐出口を嵌合溝15の小通孔19あるい
は受口係合用短管31の小通孔34に押し当てることに
より、2液を所定割合で混合した状態で固定部材14と
差口22との間の接合面に注入することができる。
【0022】ここで使用する接着剤は任意に選定できる
が、特に、2液アクリル系接着剤が最適である。この2
液アクリル系接着剤は、各種のものを使用可能である
が、構造用接着剤として用いられている2液アクリル系
構造用接着剤であって、例えば、NBR、NBS、MB
S等のジエン系ゴムからなるエラストマー及びMMA、
HEMA等からなるアクリルモノマーをベースにレドッ
クスを形成するクメンハイドロパーオキサイド等の硬化
剤と、チオ尿素、エチレンチオ尿素、ナフテン酸コバル
ト等の促進剤とをそれぞれベースに溶解又は分散した2
液主剤型を用いることができ、特に、変性アクリル樹脂
を基材とした主剤と硬化剤とからなる2液アクリル系接
着剤が最適である。
【0023】2液アクリル系構造用接着剤は、エポキシ
系接着剤に比べて2液の計量が簡易で、混合も簡単に行
えるという利点があるため、アプリケータで2液を混合
しながら前記小通孔からなる注入口を通して固定部材1
4と差口22との接合面に注入するのに適している。
【0024】また、接合面全周から接着剤が滲み出した
時点で接着剤の注入を終了することによって接合面に確
実に接着剤を注入することができる。また、大口径の管
を接続する場合は、等間隔で2個以上の注入口を設けて
おくことにより、接着剤の注入を容易にかつ確実に行う
ことができる。
【0025】さらに、固定部材14の内周面に適宜な形
状のガイド溝を設けておくことにより、注入した接着剤
を、ガイド溝を通して接合面に満遍なく行き渡らせるこ
とができる。また、必要に応じてこの部分の外周にバン
ドヒーターを巻き付けて接着剤を加温することにより、
接着剤の固化時間を短縮させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の管の離脱
防止構造によれば、固定部材を接着剤で固定するので、
機械的な固定に比べてより確実な固定状態が得られる。
しかも、注入口から2液アクリル系接着剤を注入するよ
うにしているので、接合面に接着剤を塗布してから接合
する場合に比べて接着作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の管の離脱防止構造の第1形態例を示
す断面正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 本発明の管の離脱防止構造の第2形態例を示
す断面正面図である。
【符号の説明】
11…合成樹脂管、12…受口、12a…係合部、13
…ゴム輪、14…固定部材、14a…スペーサー突起、
15…嵌合溝、16…切欠部、17…小通孔、18…係
止凸部、19…小通孔、21…合成樹脂管、22…差
口、31…受口係合用短管、32…係合爪、33…嵌合
凸部、34…小通孔、35…切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続される受口と差口との離脱を
    防止するための構造であって、前記受口の先端部内周
    に、リング状の固定部材を嵌合する嵌合溝を設け、該嵌
    合溝に嵌合した前記固定部材と該嵌合溝の周壁とに、固
    定部材内周面と差口外周面との接合面に接着剤を注入す
    るための注入口をそれぞれ設けるとともに、両者の注入
    口を合致させたことを特徴とする管の離脱防止構造。
  2. 【請求項2】 互いに接続される受口と差口との離脱を
    防止するための構造であって、前記差口の外周に接着固
    定されるリング状の固定部材と、該固定部材の外周に嵌
    合する受口係合用短管とを有し、該受口係合用短管に
    は、前記受口の先端に設けた係合部に係合する係合爪を
    設けるとともに、前記固定部材と受口係合用短管の周壁
    とに、固定部材内周面と差口外周面との接合面に接着剤
    を注入するための注入口をそれぞれ設けたことを特徴と
    する管の離脱防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200479409Y1 (ko) * 2014-01-08 2016-01-26 강석근 합성수지관 연결용 이음관
CN108131506A (zh) * 2017-12-22 2018-06-08 云南建投第五建设有限公司 一种钢管与玻璃钢夹砂管连接的施工方法
CN108131494A (zh) * 2017-12-22 2018-06-08 云南建投第五建设有限公司 一种钢管与水泥预制管连接的施工方法

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