JP2001355233A - 混合攪拌による場所打ち杭の造成方法 - Google Patents

混合攪拌による場所打ち杭の造成方法

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JP2001355233A JP2000177792A JP2000177792A JP2001355233A JP 2001355233 A JP2001355233 A JP 2001355233A JP 2000177792 A JP2000177792 A JP 2000177792A JP 2000177792 A JP2000177792 A JP 2000177792A JP 2001355233 A JP2001355233 A JP 2001355233A
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Makoto Kato
誠 加藤
Hiroshi Wada
浩 和田
Nobunaga Ino
宣長 猪野
Noriaki Tanaka
憲章 田中
Fumiyuki Yokomizo
文行 横溝
Hiroyuki Nishigami
裕之 西上
Yoshimi Hosoya
芳巳 細谷
Tatsuyuki Matsuo
龍之 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭本体部の強度の向上。 【解決手段】 場所打ち杭10の杭本体部12を造成す
る際には、先端側に攪拌混合翼28が設けられた攪拌軸
30を備えた地盤改良装置32が用いられる。攪拌軸3
0を地盤中に貫入する際には、攪拌混合翼28を回転さ
せながら、地盤中にセメントを含むスラリーを噴射供給
し、現地盤土と固化材とを混合攪拌する。スラリーは、
水セメント比が60%未満であって、粘性低減剤および
補強繊維を添加するとともに、固化材を単位体積当たり
4KN以上添加している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、混合攪拌による
場所打ち杭の造成方法に関し、特に、この種の場所打ち
杭の強度を改良する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地盤の改良方法には,種々の工法が開発
され,実用に供用されている。このような地盤改良の一
種として、セメントや石灰などの固化材を含むスラリー
を改良対象地盤に供給し、攪拌翼などにより、原位置で
地盤と固化材とを機械的に混合攪拌して、土を固化させ
て、地盤中に所定形状の改良体を造成する深層混合処理
工法が知られている。
【0003】このような地盤改良工法において、地盤中
に造成される改良体の強度特性は、現地盤の土質性状に
大きく依存することも知られている。一般に、砂〜砂質
シルト〜シルト〜粘土〜関東ローム〜有機質土の順に強
度発現が小さくなる傾向が認められる。
【0004】ところで、この種の深層混合処理工法で造
成される改良体は、例えば、上端側に構造物のフーチン
グ部などの基礎部分を一体的に構築する場所打ち杭とし
ての用途も考えられる。
【0005】しかしながら、このような工法で造成され
る改良体の強度は、土質の違いによる差が大きく、現位
置土を強制的に排出,置換する高圧噴射攪拌工法に比べ
て、単位面積あたりの強度が1/5〜1/10程度と低
い値になっており、場所打ち杭に適用する場合には、以
下に説明する技術的な課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、深層混合処
理工法により造成した改良体は、低強度で土質によるバ
ラツキが大きく、また、曲げ部材として鉄筋や補強繊維
を使用する場合にも、付着強度が低く、場所打ち杭とし
て使用しようとする場合、実用的な適用が困難になると
いう問題がある。
【0007】この場合、有機土質以外の土質において高
い強度発現を実現しようとすると、例えば、スラリーへ
のセメント系固化材の添加量を多くする方法があるが、
固化材の量を多くするとスラリーの粘性が増加して、施
工性が悪くなり、場合によっては、混合,攪拌が困難に
なったり、所定の混練ができないため、強度発現が不十
分で、しかも不均一となるという別の問題が発生する。
【0008】このため、従来の深層混合処理工法におい
ては、使用する固化材量を1.0KN〜3.0KN/m
3とし、かつ、ワーカビリティー確保のために水セメン
ト比を60〜120%程度としていた。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、施
工性の低下を回避しつつ、従来低強度の改良効果しか確
保できなかった地層に対して、十分な改良効果を確保す
ることができるようにすることで、適用範囲を拡大する
ことができる混合攪拌による場所打ち杭の造成方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上端側に構造物のフーチング部などの基
礎部分が一体的に構築されるか、または、上端側が柱部
材と直結される場所打ち杭の造成方法において、前記場
所打ち杭は、杭本体部が、現地盤土と、セメントなどの
固化材を含むスラリーとを現位置で混合攪拌して、地盤
中に前記現地盤土を前記スラリーで固化させて造成され
るものであり、前記スラリーは、水セメント比が60%
未満であって、硬化遅延型の粘性低減剤を添加するとと
もに、前記固化材を単位体積当たり4KN以上添加する
ようにした。このように構成した場所打ち杭の造成方法
によれば、現地盤土と、セメントなどの固化材を含むス
ラリーとを現位置で混合攪拌して、地盤中に現地盤土を
スラリーで固化させて造成される場所打ち杭の杭本体部
は、スラリーの水セメント比が60%未満になっている
とともに、固化材を単位体積当たり4KN以上添加して
いるので、単位面積あたりの強度が大きくなり、付着強
度も増加するといった性能が向上する。この場合、スラ
リーの水セメント比を60%未満にすると、スラリーの
粘性が大きくなって施工性の低下が懸念されるが、本発
明では、スラリーに粘性低減材を添加するので、固化材
の増加に伴なう、粘性増加による施工性の低下を回避す
ることができる。本発明の造成方法では、スラリーの水
セメント比は、後述する試験結果から判るように、より
具体的には、40%以下が望ましい。前記粘性低減剤
は、前記スラリーの粘性が、放置時間1時間前後におい
て、2000CP以下になるようその添加量を設定する
ことができる。この構成によれば、スラリーの水セメン
ト比が40%程度であっても、水セメント比を60%程
度とする従来工法と同等の施工性を確保することができ
る。前記スラリーには、ビニロン,ポリプロピレンなど
の合成樹脂繊維や鋼繊維などの補強繊維を添加すること
ができる。この構成によれば、スラリーに添加された補
強繊維が場所打ち杭の杭本体部の靭性を改良し、引張強
度も補強することができ、かつ、改良体の強度増加が図
れることから、補強繊維との付着も向上し、添加された
補強繊維の特性を有効に活用することができる。前記杭
本体部の上部側と前記基礎部分または柱部材との間に
は、鉄筋籠や鋼管などから選択される曲げ剛性補強材を
介装することができる。この構成によれば、曲げが卓越
する杭本体部の上部側と基礎部分または柱部材との間を
効果的に補強することができ、本発明の場所打ち杭とし
ての使用が可能になる。前記杭本体部の造成は、前記現
位置発生土の70〜60%を使用することができる。こ
の構成によれば、従来の場所打ち杭の造成方法では、1
00から110%の現位置発生土を廃棄処分する必要が
あったのに対し、廃棄処分の対象となる現位置発生土
が、30〜40%になり、自然に優しく、環境破壊の少
ない方法となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1〜
図3は、本発明にかかる混合攪拌による場所打ち杭の造
成方法の一実施例を示している。
【0012】同図に示した場所打ち杭の造成方法は、深
層混合処理工法により場所打ち杭を造成する場合を例示
している。場所打ち杭10の杭本体部12を造成する際
には、先端側に攪拌混合翼28が設けられた攪拌軸30
を備えた地盤改良装置32が用いられる。
【0013】攪拌軸30は、リーダ34に上下移動自在
に支持される駆動機構部36に装着されているととも
に、内部にセメントなどの固化材を含むスラリーの供給
通路が設けられている。杭本体部12を造成する際に
は、まず、図1(A)に示すように、これを形成しようと
する個所に攪拌軸30の位置決めが行われる。
【0014】攪拌軸30が位置決めされ、その鉛直度が
確認されると、攪拌軸30を回転させながら、攪拌軸3
0が支持地盤層14に到達するする深度まで貫入させる
(図1(B),(C)参照)。
【0015】この攪拌軸30の貫入の際には、攪拌混合
翼28を回転させながら、地盤中にセメントなどの固化
材を含むスラリーを噴射供給し、現地盤土とスラリーと
を混合攪拌する。
【0016】そして、現地盤土に混合攪拌されたスラリ
ーが時間の経過と共に固化すると、現地盤土を固化させ
た柱状の杭本体部12が、深度方向の下端が側から順次
造成される(図1(D)参照)。
【0017】この場合の杭本体部12の造成には、現位
置発生土の70〜60%を使用することができる。この
ような構成を採用すると、従来の場所打ち杭の造成方法
では、100から110%の現位置発生土を廃棄処分す
る必要があったのに対し、廃棄処分の対象となる現位置
発生土が、30〜40%になり、自然に優しく、環境破
壊の少ない方法となる。
【0018】なお、深層混合処理工法には、攪拌軸30
の貫入時にスラリーを噴射するタイプと、引き上げ時に
噴射するタイプ、および、貫入引き上げ時の双方で噴射
するタイプとがあり、本実施例では、前者を例示した
が、他の2者のタイプであっても何ら問題はない。
【0019】攪拌軸30の引き上げを続行し、図1(E)
に示すように、これを地上側に引き上げた後に、杭本体
部12を造成する際には、その杭頭部には、現地盤掘削
土が固化する前に、図2に示すように、補強材16の下
端側が挿入される。
【0020】本実施例の補強材16は、複数本の縦筋を
フープ筋で連結した籠状のものであって、その下端側が
杭本体部12の杭頭部に挿入されるとともに、上端側が
上方に突出するように設置される。
【0021】そして、補強材16が挿入された杭本体部
12が形成されると、その後、杭本体部12の上端側の
一部を除去するなどの杭頭処理を行なった後に、図3に
示すように、構造物の基礎部分18が、補強材16を取
り囲むようにして、一体的に構築され、これにより場所
打ち杭10の構築が完了する。
【0022】以上のような場所打ち杭の造成方法として
の基本的な構成は、従来のこの種の方法と同じである
が、本実施例の造成方法には、以下の点に顕著な特徴が
ある。
【0023】すなわち、本実施例の場合には、杭本体部
12を造成する際に、現地盤土と混合攪拌させるセメン
トなどの固化材を含むスラリーは、水セメント比が60
%未満であって、粘性低減剤を添加するとともに、固化
材を単位体積当たり4KN以上添加している。
【0024】このような構成のスラリーを用いると、水
セメント比が60%未満であって、固化材を単位体積当
たり4KN以上添加しているので、地盤中に造成される
杭本体部12の単位断面積当たりの強度が大きくなる。
【0025】この場合、スラリーの水セメント比を60
%未満にすると、スラリーの粘性が大きくなって施工性
の低下が懸念されるが、本実施例では、スラリーに粘性
低減剤を添加するので、粘性増加に伴なう施工性の低下
を回避することができる。
【0026】粘性低減剤は、例えば、固化材の粘性が2
000CP以下になるようにその添加量を設定すること
ができ、この粘性値は、スラリーの水セメント比を60
%以上とする従来工法と同等の施工性に相当している。
【0027】また、本実施例の場合には、杭本体部12
を造成する際に用いるスラリーには、ビニロン,ポリプ
ロピレンなどの合成樹脂繊維や鋼繊維などの補強繊維2
0が添加されている。
【0028】この補強繊維20は、所定形状の短繊維で
あって、攪拌軸30の攪拌混合により、杭本体部12内
に分散配置され、杭本体部12の靭性を改良し、引張強
度も補強する。
【0029】さらに、本実施例の場所打ち杭10では、
杭本体部12の上部側と構造物のフーチング部や底版な
どの基礎部分18との間に、補強材16を介装して、杭
頭処理を容易にするとともに、補強繊維20だけでは、
強度が不足する部分の曲げに対抗させている。
【0030】なお、このような曲げの卓越部分に介装す
る補強材16は、鉄筋籠に限ることはなく、例えば、鉄
筋籠に代えて鋼管を使用することもできるし、また、鉄
筋籠と鋼管などとの併用であってもよい。また、補強範
囲のソイルセメントの杭体についても、従来の場所打ち
杭と同様にコンクリートに置換えることもできる。
【0031】図4〜図6は、本発明の作用効果を確認す
るために行なった実験の結果を示している。図4および
図5は、本発明にかかる水セメント比が40%以下のス
ラリーを用いた場合の改良体の強度試験の結果を示して
おり、図4が材齢28日で、図5が材齢90日一軸圧縮
強度の測定結果である。
【0032】改良体の強度試験では、固化材として、
.JIS R5210普通ポルトランドセメント(N
と称する)、.JIS R5211高炉セメントB種
(BBと称する)、.セメント系固化材1(住友大阪
セメント株式会社製、タフロックB、商品名、TLBと
称する)、.セメント系固化材2(太平洋セメント株
式会社製、ジオセット23、商品名、GS23と称す
る)、.セメント系固化材3(太平洋セメント株式会
社製、ジオセット新、商品名、GS新と称する)、.
セメント系固化材4(宇部三菱セメント株式会社製、ユ
ースタビラー30、商品名、US30と称する)、.
セメント系固化材5(太平洋セメント株式会社製、ジオ
セットA、商品名、GSAと称する)、.セメント系
固化材6(太平洋セメント株式会社製、ジオセットB、
商品名、GSBと称する)の8種類を準備した。
【0033】なお、本実施例でセメント系固化材と示称
しているものは、セメントと、スラグ,フライアッシュ
などのポゾラン物質と、硫酸,塩化カルシウムなどの無
機質化合物とを含むこれらの混合物の総称である。
【0034】現地盤土に対応させた土質材は、.砂、
.シルト、.粘土、.ロームの4種類を準備し
た。
【0035】各固化材の添加量は、5.0KN/m3
し、水セメント比は、40%になるようにした。そし
て、スラリーに18Nの粘性低減剤(プロトパウダー、
三菱レイヨン株式会社製、商品名)を添加した。
【0036】供試体の作製は、JGS T821「安定
処理土の締固めをしない供試体作製方法」に準拠し、強
度試験は、JIS A1216「土の一軸圧縮試験方法」
に準拠して行なった。
【0037】図4,5に示した強度試験結果から明らか
なように、現地盤土に相当する土質が、砂,シルト,粘土
のそれぞれに対して、固化材を選択することにより、1
0N/mm2以上の一軸圧縮強度が得られることが確認
された。また、ロームに対しても、特定の固化材の使用
においては、10N/mm2以上の一軸圧縮強度が得ら
れることが確認された。
【0038】この一軸圧縮強度の大きさは、従来の深層
混合処理工法では、陸上施工で0.1〜0.4N/mm
2、海上施工で0.5〜2.5N/mm2となっていた設
計基準強度の4倍以上の値であり、また、高圧噴射攪拌
工法での設計強度基準、砂質土の1.0〜3.0N/m
2、粘性土の1.0N/mm2よりも、いずれも大きな
値になることが確認された。
【0039】図6は、本発明のセメントなどの固化材を
含むスラリーに、粘性低減剤を添加した場合の粘性の経
時的な変化を測定した際の測定結果を示している。この
粘性試験では、粘性低減剤として、プロトパウダー(三
菱レイヨン株式会社製、商品名)を使用した。
【0040】スラリ−の固化材として普通ポルトランド
セメントを用い、水セメント比を40%に設定した。粘
性低減剤の添加量は、以下の表に示すように設定した。
また、この粘性試験では、比較のために、粘性低減剤を
添加しないスラリーの粘度も合わせて測定した。
【0041】
【表1】
【0042】各スラリーは、セメントミキサーを用い
て、表1に示した配合で作製し、攪拌時間は3分とし
た。そして、時間の経過に従って、B型粘度計で粘度を
測定した。
【0043】図6は、粘性低減剤にプロトパウダーを用
いた場合の粘性試験の結果を示している。図6に示した
結果から、明らかなように、プロトパウダーを0.05
〜0.10KN/m3の範囲内で添加すると、水セメント
比が40%であっても、放置時間1時間前後において、
スラリーの粘度が約2000CP程度になることが判っ
た。
【0044】この約2000CP程度の粘度は、図6に
示した、粘性低減剤を添加しない水セメント比が60%
のスラリーと同等であり、従来の深層混合処理工法の室
内配合試験標準仕様で、水セメント比が60から120
%に設定されている範囲内にも合致しており、粘度を約
2000CP程度にすると、水セメント比を60%にし
た場合と同等の施工性を確保することができることが確
認された。
【0045】以上の試験結果からいえることは、現地盤
土とセメントを含むスラリー状固化材とを現位置で混合
攪拌して、地盤中に現地盤土をスラリーで固化させて造
成される場所打ち杭の杭本体部12は、スラリーの水セ
メント比を60%未満にするとともに、固化材添加量を
単位体積当たり4KN以上使用することが可能になるこ
とから、単位面積当たりの強度が大きくなる。
【0046】従って、現地盤土をスラリーにより固化さ
せて造成する場所打ち杭の適用範囲を大きく拡大するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる混合攪拌による場所打ち杭の造成方法に
よれば、施工性の低下を回避しつつ、従来低強度の改良
効果しか確保できなかった地層に対して、十分な改良効
果を確保することができるようにすることで、適用範囲
を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる混合攪拌による場所打ち杭の造
成方法の一実施例を示す施工工程の初期状態の説明図で
ある。
【図2】図1に引き続いて行なわれる工程の要部拡大図
である。
【図3】図2に引き続いて行なわれる工程の要部拡大図
である。
【図4】本発明にかかる場所打ち杭の造成方法で用いる
スラリーを各種土質に適用した際の材齢28日における
一軸圧縮強度の測定値を示すグラフである。
【図5】本発明にかかる場所打ち杭の造成方法で用いる
スラリーを各種土質に適用した際の材齢90日における
一軸圧縮強度の測定値を示すグラフである。
【図6】本発明にかかる場所打ち杭の造成方法で用いる
スラリーに粘性低減剤を添加した際の粘度の経時的な変
化の測定値を示すグラフである。
【符号の説明】
10 場所打ち杭 12 杭本体部 14 支持地盤層 16 補強材 18 基礎部分 20 補強繊維 32 地盤改良装置
フロントページの続き (72)発明者 和田 浩 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 (72)発明者 猪野 宣長 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 (72)発明者 田中 憲章 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 (72)発明者 横溝 文行 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 (72)発明者 西上 裕之 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 (72)発明者 細谷 芳巳 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 (72)発明者 松尾 龍之 東京都清瀬市下清戸4−640 株式会社大 林組技術研究所内 Fターム(参考) 2D041 AA01 BA03 BA37 DA12 2D046 CA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端側に構造物のフーチング部などの基
    礎部分が一体的に構築されるか、または、上端側が柱部
    材と直結される場所打ち杭の造成方法において、 前記場所打ち杭は、杭本体部が、現地盤土と、セメント
    などの固化材を含むスラリーとを現位置で混合攪拌し
    て、地盤中に前記現地盤土を前記スラリーで固化させて
    造成されるものであり、 前記スラリーは、水セメント比が60%未満であって、
    硬化遅延型の粘性低減剤を添加するとともに、前記固化
    材を単位体積当たり4KN以上添加することを特徴とす
    る混合攪拌による場所打ち杭の造成方法。
  2. 【請求項2】 前記スラリーは、水セメント比を40%に
    設定することを特徴とする請求項1記載の混合攪拌によ
    る場所打ち杭の造成方法。
  3. 【請求項3】 前記粘性低減剤は、前記スラリーの粘性
    が、放置時間1時間前後において、2000CP以下に
    なるようその添加量を設定することを特徴とする請求項
    1記載の混合攪拌による場所打ち杭の造成方法。
  4. 【請求項4】 前記スラリーに、ビニロンなどの合成樹
    脂繊維や鋼繊維などの補強繊維を添加することを特徴と
    する請求項3記載の混合攪拌による場所打ち杭の造成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記杭本体部の上部側と前記基礎部分と
    の間に、鉄筋籠や鋼管などから選択される曲げ剛性補強
    材を介装することを特徴とする請求項3記載の混合攪拌
    による場所打ち杭の造成方法。
  6. 【請求項6】 前記杭本体部の造成は、前記現位置発生
    土の70〜60%を使用することを特徴とする請求項1
    から4のいずれか1項記載の場所打ち杭の造成方法。
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