JP2001354722A - 新規なビニル系樹脂およびその製造方法 - Google Patents
新規なビニル系樹脂およびその製造方法Info
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Abstract
ルエステル基および/またはカルボニルメチルエステル
基を含有する不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰
り返し単位から成る新規なビニル系樹脂を提供する。 【解決手段】下記の一般式(I)または(II)で表され
る不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位
の少なくとも1種からなり、重量平均分子量が1,00
0〜300,000であるビニル系樹脂。 【化1】 〔RaおよびRbは−CH(R1)COOR2、−CH(R
3)COOR4、−CH(R5)COR6、−CH(R7)
COR8またはR9;RaおよびRbの少なくとも一方は−
CH(R1)COOR2または−CH(R5)COR6;X
は水素原子またはメチル基;R1、R3、R5およびR7は
水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12のア
ルキル基;R2、R4、R6、R8およびR9は1価の有機
基〕
Description
ステル基を有する不飽和ジカルボン酸エステルに由来す
る繰り返し単位(A)から成るビニル系樹脂、この
(A)と、(A)以外のビニル系単量体に由来する繰り
返し単位(B)とからなるビニル系樹脂、およびこれら
ビニル系樹脂の製造方法に関する。さらに詳しくは、活
性エステル基としてオキシカルボニルメチルエステル基
またはカルボニルメチルエステル基を有する不飽和ジカ
ルボン酸エステルに由来する繰り返し単位(A)を含有
するビニル系樹脂、この(A)および(A)以外のビニ
ル系単量体に由来する繰り返し単位(B)からなるビニ
ル系樹脂に関する。また、当該活性エステル基を含有す
る不飽和ジカルボン酸エステルを単独重合させるか、も
しくは当該不飽和ジカルボン酸エステルを他のビニル系
単量体と共重合させるビニル系樹脂の製造する方法に関
する。 そして本発明のビニル系樹脂は、海水中の構造
物、船舶、漁網等に塗布される防汚塗料や各種の屋外用
塗料のベース樹脂成分として使用される。また、繊維処
理剤、接着剤、シーリング剤用のベース樹脂成分として
も使用されるものである。
シカルボニルメチルエステル基を含有するビニル系樹脂
としては、特公昭63−61989号公報に開示されて
いる如く(メタ)アクリル酸エステル系の重合体が知ら
れている。また、カルボニルメチルエステル基を含有す
るビニル系樹脂としては、公表特許昭60−50045
2号公報に開示されている如く(メタ)アクリル酸エス
テル系の重合体が知られている。しかし、こうした活性
エステル基を含有する不飽和ジカルボン酸エステルの重
合体、あるいは、当該不飽和ジカルボン酸エステルと他
のビニル系単量体との共重合体は知られていない。
エステル基として、オキシカルボニルメチルエステル基
および/またはカルボニルメチルエステル基を含有する
不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位か
ら成る新規なビニル系樹脂、当該繰り返し単位並びに他
の繰り返し単位から成る新規なビニル系樹脂を提供する
ことにある。また、本発明の課題は、前記した如きビニ
ル系樹脂の製造方法を提供することにもある。
題を解決すべく鋭意検討した結果、オキシカルボニルメ
チルエステル基および/またはカルボニルメチルエステ
ル基を含有する不飽和ジカルボン酸エステルに由来する
繰り返し単位から成る新規なビニル系樹脂、当該繰り返
し単位並びに他の繰り返し単位から成る新規なビニル系
樹脂、並びにそれらの製造方法を見い出し、本発明を完
成するに至った。
エステルに由来する繰り返し単位、および下記一般式
(II)で表される不飽和ジカルボン酸エステルに由来す
る繰り返し単位からなる群より選ばれる少なくとも1種
の繰り返し単位(A)からなり、重量平均分子量が1,
000〜300,000であることを特徴とするビニル
系樹脂、
よびRbは、それぞれ独立に、−CH(R1)COO
R2、−CH(R3)COOR4、−CH(R5)CO
R6、 −CH(R7)COR8またはR9を表し、しかも、
RaおよびRbの少なくとも一方は、−CH(R1)CO
OR2または−CH(R5)COR6であり、Xは水素原
子またはメチル基を表すものとする。そして、これらに
含有されるR1、R3、R 5およびR7は、それぞれ独立
に、水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12
のアルキル基を、R2、R4、R6、R8およびR9は、そ
れぞれ独立に、1価の有機基を表すものとする。〕
ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位、および
上記一般式(II)で表される不飽和ジカルボン酸エステ
ルに由来する繰り返し単位からなる群より選ばれる少な
くとも1種の繰り返し単位(A)1〜99モル%と、該
繰り返し単位(A)以外のビニル単量体に由来する繰り
返し単位(B)99〜1モル%とからなり、重量平均分
子量が1,000〜300,000であることを特徴と
するビニル系樹脂、
ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位、および
上記一般式(II)で表される不飽和ジカルボン酸エステ
ルに由来する繰り返し単位からなる群より選ばれる少な
くとも1種の繰り返し単位(A)2〜50モル%と、該
繰り返し単位(A)以外のビニル単量体に由来する繰り
返し単位(B)98〜50モル%とからなり、重量平均
分子量が1,000〜300,000であることを特徴
とするビニル系樹脂、
タ)アクリル酸エステル類、カルボン酸アミド基含有単
量体類、カルボン酸ビニルエステル類、および芳香族ビ
ニル化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の単
量体に由来するものであることを特徴とする2.または
3.のいずれかのビニル系樹脂、
ぞれ独立して、−CH(R1)COOR2、−CH
(R3)COOR4、−CH(R5)COR6、または−C
H(R7)COR8であることを特徴とする1.〜4.の
いずれかのビニル系樹脂、
R9が、それぞれ独立に、アルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基または置換アリール
基であることを特徴とする1.〜5.のいずれかのビニ
ル系樹脂、
れぞれ独立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基または
アルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキシ基
置換アルキル基であることを特徴とする1.〜5.のい
ずれかのビニル系樹脂、
立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基であることを特
徴とする1.〜7.のいずれかのビニル系樹脂、
立に、水素原子またはメチル基であることを特徴とする
1.〜8.のいずれかのビニル系樹脂、
も一方が、水素原子であることを特徴とする1.〜9.
のいずれかのビニル系樹脂、
を特徴とする1.〜10.のいずれかのビニル系樹脂、
ステル基および/または一般式(IV)で表されるエステ
ル基を含有する不飽和ジカルボン酸エステル単量体を必
須成分とする単量体を重合させることを特徴とするビニ
ル系樹脂の製造方法、
に、水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12
のアルキル基を、R2およびR6は、それぞれ独立に、1
価の有機基を表すものとする。〕
ル単量体が、下記の一般式(V)で表されるイタコン酸
エステルもしくは一般式(VI)で表されるマレイン酸エ
ステル、フマル酸エステル、シトラコン酸エステルまた
はメサコン酸エステルであることを特徴とする12.の
ビニル系樹脂の製造方法、
れぞれ独立に、−CH(R1)COOR2、−CH
(R3)COOR4、−CH(R5)COR6、 −CH(R
7)COR8またはR9を表し、しかも、RaおよびRbの
少なくとも一方は、−CH(R1)COOR2または−C
H(R5)COR6であり、Xは水素原子またはメチル基
を表すものとする。そして、これらに含有されるR1、
R3、R 5およびR7は、それぞれ独立に、水素原子、フ
ェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基を、
R2、R4、R6、R8およびR9は、それぞれ独立に、1
価の有機基を表すものとする。〕
れぞれ独立して、−CH(R1)COOR2、−CH(R
3)COOR4、−CH(R5)COR6、または−CH
(R7)COR8であることを特徴とする13.のビニル
系樹脂の製造方法、
びR9が、それぞれ独立に、アルキル基、置換アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基または置換アリール
基であることを特徴とする12.〜14.のいずれかの
ビニル系樹脂の製造方法、
それぞれ独立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基また
はアルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキシ
基置換アルキル基であることを特徴とする12.〜1
4.のいずれかのビニル系樹脂の製造方法、
独立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基であることを
特徴とする12.〜16.のいずれかに記載のビニル系
樹脂の製造方法、
独立に、水素原子またはメチル基であることを特徴とす
る12.〜17.のいずれかのビニル系樹脂の製造方
法、
も一方が、水素原子であることを特徴とする12.〜1
8.のいずれかのビニル系樹脂の製造方法、
を特徴とする12.〜19.のいずれかのビニル系樹脂
の製造方法、
ル単量体に由来する繰り返し単位の含有率が1〜99モ
ル%となるように、前記不飽和ジカルボン酸エステル単
量体と、当該単量体と共重合可能な単量体とを共重合さ
せることを特徴とする12.〜20.のいずれかのビニ
ル系樹脂の製造方法、
ル単量体に由来する繰り返し単位の含有率が2〜80モ
ル%となるように、前記不飽和ジカルボン酸エステル単
量体と、当該単量体と共重合可能な単量体とを共重合さ
せることを特徴とする、12.〜20.のいずれかのビ
ニル系樹脂の製造方法、
(メタ)アクリル酸エステル類、カルボン酸アミド基含
有単量体類、カルボン酸ビニルエステル類、および芳香
族ビニル化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種
の単量体であることを特徴とする21.または22.の
いずれかのビニル系樹脂の製造方法、を提供するもので
ある。
る。本発明のビニル系樹脂とは、下記の一般式(I)
で表される不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り
返し単位、および下記一般式(II)で表される不飽和ジ
カルボン酸エステルに由来する繰り返し単位からなる群
より選ばれる少なくとも1種の繰り返し単位(A)から
なり、重量平均分子量が1,000〜300,000で
あるビニル系樹脂[以下、ビニル系樹脂(VR−1)と
略記する。]並びに上記不飽和ジカルボン酸エステル
に由来する繰り返し単位(A)1〜99モル%と、
(A)以外のビニル単量体に由来する繰り返し単位
(B)99〜1モル%とからなり、重量平均分子量が
1,000〜300,000であるビニル系樹脂[以
下、ビニル系樹脂(VR−2)と略記する]、を指称す
るものである。
よびRbは、それぞれ独立に、−CH(R1)COO
R2、−CH(R3)COOR4、−CH(R5)CO
R6、 −CH(R7)COR8またはR9を表し、しかも、
RaおよびRbの少なくとも一方は、−CH(R1)CO
OR2または−CH(R5)COR6であり、Xは水素原
子またはメチル基を表すものとする。そして、これらに
含有されるR1、R3、R 5およびR7は、それぞれ独立
に、水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12
のアルキル基を、R2、R4、R6、R8およびR9は、そ
れぞれ独立に、1価の有機基を表すものとする。〕
について説明する。ビニル系樹脂(VR−1)を構成す
る繰り返し単位(A)のうち、一般式(I)で表される
不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位の
具体的なものとしては、下記一般式(I−1)〜(I−
10)で示される各種のイタコン酸エステルに由来する
繰り返し単位がある。
る繰り返し単位(A)のうち、一般式(II)で表される
不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位の
具体的なものとしては、下記一般式(II−1)〜(II−
10)で示される如き、マレイン酸エステル、フマル酸
エステル、シトラコン酸エステルまたはメサコン酸エス
テルに由来する繰り返し単位がある。
掲した各種の繰り返し単位のうちの1種類のみから構成
されるもの並びに2種類以上から構成されるものを包含
する。
(II−1)〜(II−10)に含有される各種の基R1〜
R9について説明する。
に、水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12
のアルキル基を表す。このうち、炭素原子数が1〜12
のアルキル基の代表的なものとしては、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチ
ル基、iso−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチ
ルヘキシル基、n−デシル基、n−ドデシル基等が挙げ
られる。そして、これらの中で、R1およびR3として好
ましいものは、水素原子および炭素原子数が1〜5のア
ルキル基であり、特に好ましいものは、水素原子および
メチル基である。R5およびR7として好ましいものは、
水素原子および炭素原子数が1〜5のアルキル基であ
り、特に好ましいものは、水素原子である。
よびR9の代表的なものとしては、アルキル基、置換ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、置換アリー
ル基、等の各種のものが挙げられる。かかる1価の有機
基のなかで、アルキル基の代表的なものとしては、R1
のうちのアルキル基の代表的なものとして前掲した如き
各種の基に加えて、n−トリデシル基、n−ヘキサデシ
ル基、n−オクタデシル基、等が挙げられる。
2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−
(n−プロポキシ)エチル基、2−(n−ブトキシ)エ
チル基、2−(n−ヘキシルオキシ)エチル基、3−メ
トキシプロピル基、4−メトキシブチル基、4−(n−
プロポキシ)ブチル基、6−エトキシヘキシル基、6−
(n−ヘキシルオキシ)ヘキシル基、等のアルコキシ基
置換アルキル基;2−フェノキシエチル基、2−(4−
メチルフェノキシ)エチル基、等のアリールオキシ基が
置換したアルキル基;2−ベンジルオキシエチル基、2
−(2−フェニルエトキシ)エチル基、等のアラルキル
オキシ基が置換したアルキル基;ベンジル基、1−フェ
ニルエチル基、2−フェニルエチル基、等のアリール基
が置換したアルキル基、等が挙げられる。
は、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチル
シクロヘキシル基、シクロオクチル基、等が挙げられ
る。
ニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、等が挙げら
れる。
2−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、4−ク
ロロフェニル基、4−ニトロフェニル基、4−メチル−
1−ナフチル基、等が挙げられる。
9として特に好ましいものは、炭素原子数が1〜8のア
ルキル基またはアルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8
のアルコキシ基置換アルキル基である。
原子数が1〜8のアルキル基であり、特に好ましいもの
は、メチル基である。
明のビニル系樹脂(VR−1)は、上掲した各種の繰り
返し単位のうちの1種類のみから構成されるもの並びに
2種類以上から構成されるものを包含する。当該ビニル
系樹脂が2種類以上の繰り返し単位から構成される場合
には、当該ビニル系樹脂(VR−1)を構成する各繰り
返し単位の含有率は、それぞれ1〜99モル%、好まし
くは、3〜97モル%である。
10)で示される各種の繰り返し単位のなかで、好まし
いものは、一般式(I−1)、(I−2)、(I−5)
あるいは(I−6)で示される、活性エステル基を1個
のみ含有するもの、および一般式(I−3)、(I−
4)、(I−7)もしくは(I−8)で示される、2個
のオキシカルボニルメチルエステル基または2個のカル
ボニルメチルエステル基を含有するものである。そして
一般式(I−3)、(I−4)、(I−7)および(I
−8)で示される繰り返し単位のなかで、特に好ましい
ものは、一般式(I−4)および(I−8)で示され
る、同一の活性エステル基を含有するものである。
で示される各種の繰り返し単位のなかで、好ましいもの
は、一般式(II−1)、(II−2)、(II−5)あるい
は(II−6)で示される、活性エステル基を1個のみ含
有するもの、および一般式(II−3)、(II−4)、
(II−7)もしくは(II−8)で示される、2個のオキ
シカルボニルメチルエステル基または2個のカルボニル
メチルエステル基を含有するものである。そして一般式
(II−3)、(II−4)、(II−7)および(II−8)
で示される繰り返し単位のなかで、特に好ましいもの
は、一般式(II−4)および(II−8)で示される、同
一の活性エステル基を含有するものである。
10)で示される各種の繰り返し単位に含有されるXと
しては水素原子がより好ましい。即ち、マレイン酸エス
テル、フマル酸エステル、シトラコン酸エステルもしく
はメサコン酸エステルに由来する繰り返し単位のなかで
は、マレイン酸エステルまたはフマル酸エステルに由来
する繰り返し単位が好ましい。
平均分子量は、強度と取り扱い易さの点から、1,00
0〜300,000、好ましくは、1,000〜15
0,000、最も好ましくは1,000〜100,00
0の範囲である。尚、ここで云う重量平均分子量は、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を使
用して測定されるポリスチレン換算の分子量を指称する
ものである。
するには、(i)下記一般式(III)で示されるエステル基
および/または下記一般式(IV)で示されるエステル基
を含有する不飽和ジカルボン酸エステル単量体を重合せ
しめる方法、(ii)イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、
シトラコン酸、メサコン酸の如き不飽和ジカルボン酸あ
るいは前記した如き不飽和ジカルボン酸のハーフエステ
ルを重合する事により調製したカルボキシル基を含有す
る重合体を、塩基性化合物の存在下にα−ハロカルボン
酸エステル類および/またはα−ハロケトン類と反応さ
せる方法等を適用すればよい。かかる方法のなかで、ポ
リマーの精製が容易で簡便に目的物を得ることが出来る
点から、(i)の方法が特に好ましい。
フェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基
を、R2およびR6は、それぞれ独立に、1価の有機基を
表すものとする。〕
を調製する際に使用される上記した一般式(III)で示
されるオキシカルボニルメチルエステル基および/また
は一般式(IV)で示されるカルボニルメチルエステル基
を含有する不飽和ジカルボン酸エステルの具体的なもの
としては、下記一般式(V)で表されるイタコン酸エス
テルもしくは一般式(VI)で表されるマレイン酸エステ
ル、フマル酸エステル、シトラコン酸エステルもしくは
メサコン酸エステルが挙げられる。
よびRbは、それぞれ独立に、−CH(R1)COO
R2、−CH(R3)COOR4、−CH(R5)CO
R6、 −CH(R7)COR8またはR9を表し、しかも、
RaおよびRbの少なくとも一方は、−CH(R1)CO
OR2または−CH(R5)COR6であり、Xは水素原
子またはメチル基を表すものとする。そして、これらに
含有されるR1、R3、R 5およびR7は、それぞれ独立
に、水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12
のアルキル基を、R2、R4、R6、R8およびR9は、そ
れぞれ独立に、1価の有機基を表すものとする。〕
ルの代表的なものとしては、下記一般式(V−1)〜
(V−10)で示される化合物が挙げられる。
ル、フマル酸エステル、シトラコン酸エステルまたはメ
サコン酸エステルの代表的なものとしては、下記一般式
(VI−1)〜(VI−10)で示される化合物が挙げられ
る。
エステル基、一般式(V−1)〜(V−10)および一
般式(VI−1)〜(VI−10)なる単量体に含有される
各種の基R1〜R9について説明する。
に、水素原子、フェニル基または炭素原子数が1〜12
のアルキル基を表す。このうち、炭素原子数が1〜12
のアルキル基の代表的なものとしては、前述の一般式
(I−1)〜(I−10)および一般式(II−1)〜
(II−10)に含有されるR1等の代表的なものとして
例示した各種のものが挙げられる。そして、これらの中
で、R1およびR3として好ましいものは、水素原子およ
び炭素原子数が1〜5のアルキル基であり、特に好まし
いものは、水素原子およびメチル基である。R5および
R7として好ましいものは、水素原子および炭素原子数
が1〜5のアルキル基であり、特に好ましいものは、水
素原子である。
よびR9の代表的なものとしては、アルキル基、置換ア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基、置換アリー
ル基、等の各種のものが挙げられる。かかる各種の1価
の有機基の代表的なものとしては、前述の一般式(I−
1)〜(I−10)および一般式(II−1)〜(II−1
0)で示される繰り返し単位に含有されるR2、R4、R
6、R8およびR9の代表的なものとして例示した各種の
ものが挙げられる。
9として特に好ましいものは、炭素原子数が1〜8のア
ルキル基またはアルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8
のアルコキシ基置換アルキル基である。
原子数が1〜8のアルキル基であり、特に好ましいもの
は、メチル基である。
で示される単量体のなかで好ましいものは、一般式(V
−1)、(V−2)、(V−5)あるいは(V−6)で
示される活性エステル基としてのオキシカルボニルメチ
ルエステル基あるいはカルボニルメチルエステル基を1
個のみ含有する単量体、および一般式(V−3)、(V
−4)、(V−7)もしくは(V−8)で示される、2
個のオキシカルボニルメチルエステル基または2個のカ
ルボニルメチルエステル基を含有する単量体である。そ
して一般式(V−3)、(V−4)、(V−7)および
(V−8)で示される単量体のなかで、特に好ましいも
のは、一般式(V−4)および(V−8)で示される同
一の活性エステル基を含有する単量体である。
で示される単量体のなかで、好ましいものは、一般式
(VI−1)、(VI−2)、(VI−5)あるいは(VI−
6)で示される活性エステル基を1個のみ含有する単量
体、および一般式(VI−3)、(VI−4)、(VI−7)
もしくは(VI−8)で示される、2個のオキシカルボニ
ルメチルエステル基または2個のカルボニルメチルエス
テル基を含有する単量体である。そして一般式(VI−
3)、(VI−4)、(VI−7)および(VI−8)で示さ
れる単量体のなかで、特に好ましいものは、一般式(VI
−4)および(VI−8)で示される同一の活性エステル
基を含有する単量体である。
かの一般式(V−4)で示される単量体の代表的なもの
を以下に例示する。
ステルのなかで、R1として水素原子を有する単量体の
代表的なものとしては、ビス(メトキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、ビス(エトキシカルボニルメチル)
イタコネート、ビス(n−プロポキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、ビス(iso−プロポキシカルボニ
ルメチル)イタコネート、ビス(n−ブトキシカルボニ
ルメチル)イタコネート、ビス(n−ヘキシルオキシカ
ルボニルメチル)イタコネート、ビス(n−オクチルオ
キシカルボニルオキシメチル)イタコネート、等のR2
としてアルキル基を有する化合物;
チル)イタコネート、ビス(2−エトキシエトキシカル
ボニルメチル)イタコネート、ビス[2−(n−プロポ
キシ)エトキシカルボニルメチル]イタコネート、ビス
[2−(n−ブトキシ)エトキシカルボニルメチル]イ
タコネート、ビス[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキ
シカルボニルメチル]イタコネート、ビス(3−メトキ
シプロポキシカルボニルメチル)イタコネート、等のR
2としてアルコキシ基置換アルキルを有する化合物;
メチル)イタコネート、ビス[2−(4−メチルフェノ
キシ)エトキシカルボニルメチル]イタコネート、等の
R2としてアリールオキシ基が置換したアルキル基を有
する化合物;
ニルメチル)イタコネート、ビス[2−(2−フェニル
エトキシ)エトキシカルボニルメチル]イタコネート、
等のR 2としてアラルキルオキシ基が置換したアルキル
基を有する化合物;
イタコネート、ビス(1−フェニルエトキシカルボニル
メチル)イタコネート、等のR2としてアリール基が置
換したアルキル基を有する化合物;
チル)イタコネート、ビス(シクロヘキシルオキシカル
ボニルメチル)イタコネート、ビス(4−メチルシクロ
ヘキシルオキシカルボニルメチル)イタコネート、等の
R2としてシクロアルキル基を有する化合物;
コネート、ビス(1−ナフトキシカルボニルメチル)イ
タコネート、ビス(2−ナフトキシカルボニルメチル)
イタコネート、等のR2としてアリール基を有する化合
物;
チル)イタコネート、ビス(4−メチルフェノキシカル
ボニルメチル)イタコネート、等のR2として置換アリ
ール基を有する化合物、が挙げられる。
ステルのなかで、R1としてメチル基を有する単量体の
代表的なものとしては、ビス(1−メトキシカルボニル
エチル)イタコネート、ビス(1−エトキシカルボニル
エチル)イタコネート、ビス[1−(n−プロポキシカ
ルボニル)エチル]イタコネート、ビス[1−(iso
−プロポキシカルボニル)エチル]イタコネート、ビス
[1−(n−ブトキシカルボニル)エチル]イタコネー
ト、ビス[1−(iso−ブトキシカルボニル)エチ
ル]イタコネート、ビス[1−(n−ヘキシルオキシカ
ルボニル)エチル]イタコネート、ビス[1−(n−オ
クチルオキシカルボニル)エチル]イタコネート、ビス
[1−(n−デシルオキシカルボニル)エチル]イタコ
ネート、等のR2としてアルキル基を有する化合物;
ニル)エチル]イタコネート、ビス[1−(2−エトキ
シエトキシカルボニル)エチル]イタコネート、ビス
{1−[2−(n−プロポキシ)エトキシカルボニル]
エチル}イタコネート、ビス{1−[2−(n−ブトキ
シ)エトキシカルボニル]エチル}イタコネート、ビス
[1−(3−メトキシプロポキシカルボニル)エチル]
イタコネート、等のR2としてアルコキシ基置換アルキ
ル基を有する化合物;
ボニル)エチル]イタコネート、ビス{1−[2−(4
−メチルフェノキシ)エトキシカルボニル]エチル}イ
タコネート、等のR2としてアリールオキシ基が置換し
たアルキル基を有する化合物;
カルボニル)エチル]イタコネート、ビス{1−[2−
(2−フェニルエトキシ)エトキシカルボニル]エチ
ル}イタコネート、等のR2としてアラルキルオキシ基
が置換したアルキル基を有する化合物;
ル)イタコネート、ビス[1−(1−フェニルエトキシ
カルボニル)エチル]イタコネート、等のR2としてア
リール基が置換したアルキル基を有する化合物;
ルエチル)イタコネート、ビス(1−シクロヘキシルオ
キシカルボニルエチル)イタコネート、等のR2として
シクロアルキル基を有する化合物;
イタコネート、ビス[1−(1−ナフトキシカルボニ
ル)エチル]イタコネート、ビス[1−(2−ナフトキ
シカルボニル)エチル]イタコネート、等のR2として
アリール基を有する化合物;
ニル)エチル]イタコネート、ビス[1−(4−メチル
フェノキシカルボニル)エチル]イタコネート、等のR
2として置換アリール基を有する化合物;
コン酸エステルのなかで、R1として炭素原子数が2〜
12なる各種のアルキル基あるいはフェニル基を有する
単量体の代表的なものとしては、R1としてメチル基を
含有するものの例として上掲した各種のイタコン酸エス
テルにおいて、メチル基を炭素原子数が2〜12なる各
種のアルキル基あるいはフェニル基に置き換えた構造を
有する各種の単量体を例示することができる。
ステルなかで好ましいものは、1価の有機基であるR2
が、炭素原子数が1〜8のアルキル基またはアルコキシ
基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキシ基置換アルキ
ル基であり、且つ、R1が水素原子または炭素原子数が
1〜5のアルキル基有する化合物である。これらのなか
で特に好ましいものは、R1として水素原子またはメチ
ル基を有する化合物である。
かの一般式(V−1)および(V−2)で示される単量
体の代表的なものを以下に例示する。
れるイタコン酸エステルのなかで、R 1として水素原子
を有する化合物の代表的なものとしては、モノメチル−
モノ(メトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ
メチル−モノ(エトキシカルボニルメチル)イタコネー
ト、モノメチル−モノ(n−ブトキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、モノエチル−モノ(エトキシカルボ
ニルメチル)イタコネート、モノ(n−プロピル)−モ
ノ(n−プロポキシカルボニルメチル)イタコネート、
モノ(n−ブチル)−モノ(メトキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、モノ(n−ブチル)−モノ(n−ブ
トキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(n−ヘ
キシル)−モノ(n−ヘキシルオキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、モノ(2−エチルヘキシル)−モノ
(メトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノメチ
ル−モノ(2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、モノメチル−モノ(n−デシルオキ
シカルボニルメチル)イタコネート、等のR2およびR9
としてアルキル基を有する化合物;
キシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(2−メト
キシエチル)−モノ(エトキシカルボニルメチル)イタ
コネート、モノ(2−エトキシエチル)−モノ(n−プ
ロポキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(2−
エトキシエチル)−モノ(n−ブトキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、モノ[2−(n−ブトキシ)エチ
ル]−モノ(n−ヘキシルオキシカルボニルメチル)イ
タコネート、モノ[2−(n−ヘキシルオキシ)エチ
ル)]−モノ(メトキシカルボニルメチル)イタコネー
ト、モノ[3−(n−プロポキシ)プロピル]−モノ
(n−デシルオキシカルボニルメチル)イタコネート、
等のR2としてアルキル基を、R9としてアルコキシ基置
換アルキル基を有する化合物;
メチル)イタコネート、モノ(2−フェニルエチル)−
モノ(エトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ
ベンジル−モノ(n−ブトキシカルボニルメチル)イタ
コネート、等のR2としてアルキル基を、R9としてアリ
ール基が置換したアルキル基を有する化合物;
ボニルメチル)イタコネート、モノシクロヘキシル−モ
ノ(エトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノシ
クロヘキシル−モノ(2−エチルヘキシルオキシカルボ
ニルメチル)イタコネート、等のR2としてアルキル基
を、R9としてシクロアルキル基を有する化合物;
メチル)イタコネート、モノ(1−ナフチル)−モノ
(エトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノフェ
ニル−モノ(2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、等のR2としてアルキル基を、R9と
してアリール基を有する化合物;
キシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(4−クロ
ロフェニル)−モノ(エトキシカルボニルメチル)イタ
コネート、モノ(4−メチルフェニル)−モノ(2−エ
チルヘキシルオキシカルボニルカルボニルメチル)イタ
コネート、等のR2としてアルキル基を、R9として置換
アリール基を有する化合物;
カルボニルメチル)イタコネート、モノエチル−モノ
(2−エトキシエトキシカルボニルメチル)イタコネー
ト、モノ(n−プロピル)−モノ[2−(n−プロポキ
シ)エトキシカルボニルメチル]イタコネート、モノ
(n−ブチル)−モノ[2−(n−ブトキシ)エトキシ
カルボニルメチル]イタコネート、モノメチル−モノ
[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキシカルボニルメチ
ル]イタコネート、モノ(2−エチルヘキシル)−モノ
(3−メトキシプロポキシカルボニルメチル)イタコネ
ート、等のR2としてアルコキシ基置換アルキル基を、
R9としてアルキル基を有する化合物;
メトキシエトキシカルボニルメチル)イタコネート、モ
ノ(2−メトキシエチル)−モノ[2−(n−ヘキシル
オキシ)エトキシカルボニルメチル]イタコネート、モ
ノ(6−エトキシヘキシル)−モノ(2−メトキシエト
キシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(2−エト
キシエチル)−モノ(2−エトキシエトキシカルボニル
メチル)イタコネート、モノ[2−(n−プロポキシ)
エチル]−モノ[2−(n−プロポキシ)エトキシカル
ボニルメチル]イタコネート、等のR2 及びR9として
アルコキシ基置換アルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)イタコネート、モノ(2−フェニ
ルエチル)−モノ[2−(n−プロポキシ)エトキシカ
ルボニルメチル]イタコネート、モノ(1−フェニルエ
チル)−モノ[2−(n−ブトキシ)エトキシカルボニ
ルメチル]イタコネート、等のR2 としてアルコキシ基
置換アルキル基を、R9としてアリール基が置換したア
ルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)イタコネート、モノフェニル−モ
ノ[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキシカルボニルメ
チル]イタコネート、モノ(1−ナフチル)−モノ[2
−(n−プロポキシ)エトキシカルボニルメチル]イタ
コネート、等のR2 としてアルコキシ基置換アルキル基
を、R9としてアリール基を有する化合物;
メトキシエトキシカルボニルメチル)イタコネート、モ
ノ(4−メチルフェニル)−モノ[2−(n−ヘキシル
オキシ)エトキシカルボニルメチル]イタコネート、等
のR2 としてアルコキシ基置換アルキル基を、R9 とし
て置換アリール基を有する化合物;
エトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノシクロ
ヘキシル−モノ[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキシ
カルボニルメチル]イタコネート、等のR2としてアル
コキシ基置換アルキル基を、R9としてシクロアルキル
基を有する化合物;
ニルメチル)イタコネート、モノエチル−モノ(1−フ
ェニルエトキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ
(2−エチルヘキシル)−モノ(ベンジルオキシカルボ
ニルメチル)イタコネート、等のR2 としてアリール基
が置換したアルキル基を、R9 としてアルキル基を有す
る化合物;
ジルオキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(2
−エトキシエチル)−モノ(1−フェニルエトキシカル
ボニルメチル)イタコネート、モノ(6−エトキシヘキ
シル)−モノ(ベンジルオキシカルボニルメチル)イタ
コネート、等のR2 としてアリール基が置換したアルキ
ル基を、R9 としてアルコキシ基置換アルキル基を有す
る化合物;
シカルボニルメチル)イタコネート、モノシクロヘキシ
ル−モノ(2−フェニルエトキシカルボニルメチル)イ
タコネート、等のR2 としてアリール基が置換したアル
キル基を、R9 としてシクロアルキル基を有する化合
物;
ボニルメチル)イタコネート、モノ(1−ナフチル)−
モノ(2−フェニルエトキシカルボニルメチル)イタコ
ネート、等のR2 としてアリール基が置換したアルキル
基を、R9 としてアリール基を有する化合物;
ジルオキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(4
−メチルフェニル)−モノ(1−フェニルエトキシカル
ボニルメチル)イタコネート、等のR2 としてアリール
基が置換したアルキル基を、R 9 として置換アリールを
有する化合物;
カルボニルメチル)イタコネート、モノエチル−モノ
(シクロヘキシルオキシカルボニルメチル)イタコネー
ト、モノ(n−ブチル)−モノ(シクロヘキシルオキシ
カルボニルメチル)イタコネート、等のR2 としてシク
ロアルキル基を、R9としてアルキル基を有する化合
物;
ロペンチルオキシカルボニルメチル)イタコネート、モ
ノ(2−エトキシエチル)−モノ(シクロヘキシルオキ
シカルボニルメチル)イタコネート、モノ[2−(n−
オクチルオキシ)エチル]−モノ(シクロヘキシルオキ
シカルボニルメチル)イタコネート、等のR2 としてシ
クロアルキル基を、R9 としてアルコキシ基置換アルキ
ル基を有する化合物;
ルオキシカルボニルメチル)イタコネート、モノシクロ
ヘキシル−モノ(シクロヘキシルオキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、モノシクロペンチル−モノ(シクロ
ヘキシルオキシカルボニルメチル)イタコネート、等の
R2 及びR9としてシクロアルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)イタコネート、モノ(1−ナフチ
ル)−モノ(シクロヘキシルオキシカルボニルメチル)
イタコネート、等のR2 としてシクロアルキル基を、R
9としてアリール基を有する化合物;
ロペンチルオキシカルボニルメチル)イタコネート、モ
ノ(4−クロロフェニル)−モノ(シクロヘキシルオキ
シカルボニルメチル)イタコネート、等のR2 としてシ
クロアルキル基を、R9として置換アリール基を有する
化合物;
メチル)イタコネート、モノ(n−ヘキシル)−モノ
(フェノキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ
(n−オクチル)−モノ(フェノキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、等のR2 としてアリール基を、R9
としてアルキル基を有する化合物;
ノキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ[2−
(n−ブトキシ)エチル]−モノ(フェノキシカルボニ
ルメチル)イタコネート、モノ(6−エトキシヘキシ
ル)−モノ(フェノキシカルボニルメチル)イタコネー
ト、等のR2 としてアリール基を、R9としてアルコキ
シ基置換アルキル基を有する化合物;
ルメチル)イタコネート、モノベンジル−モノ(1−ナ
フトキシカルボニルメチル)イタコネート、等のR2 と
してアリール基を、R9 としてアリール基が置換したア
ルキル基を有する化合物;
ルボニルメチル)イタコネート、モノシクロヘキシル−
モノ(フェノキシカルボニルメチル)イタコネート、等
のR2としてアリール基を、R9としてシクロアルキル基
を有する化合物;
ルメチル)イタコネート、モノ(1−ナフチル)−モノ
(フェノキシカルボニルメチル)イタコネート、モノフ
ェニル−モノ(1−ナフトキシカルボニルメチル)イタ
コネート、等のR2 及びR9としてアリール基を有する
化合物;
ノキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ(4−メ
チルフェニル)−モノ(1−ナフトキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、等のR2 としてアリール基を、R9
として置換アリール基を有する化合物;
カルボニルメチル)イタコネート、モノ(n−ヘキシ
ル)−モノ(4−メチルフェノキシカルボニルメチル)
イタコネート、モノ(2−エチルヘキシル)−モノ(4
−メチルフェノキシカルボニルメチル)イタコネート、
等のR2 として置換アリール基を、R9としてアルキル
基を有する化合物;
メチルフェノキシカルボニルメチル)イタコネート、モ
ノ[2−(n−ブトキシ)エチル]−モノ(4−メチル
フェノキシカルボニルメチル)イタコネート、モノ[2
−(n−ヘキシルオキシ)エチル]−モノ(3−メチル
フェノキシカルボニルメチル)イタコネート、等のR2
として置換アリール基を、R9 としてアルコキシ基置換
アルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)イタコネート、モノベンジル−モ
ノ(4−ニトロフェノキシカルボニルメチル)イタコネ
ート、等のR2 として置換アリール基を、R9 としてア
リール基が置換したアルキル基を有する化合物;
ェノキシカルボニルメチル)イタコネート、モノシクロ
ヘキシル−モノ(4−メチルフェノキシカルボニルメチ
ル)イタコネート、等のR2 として置換アリール基を、
R9としてシクロアルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)イタコネート、モノ(1−ナフチ
ル)−モノ(4−メチルフェノキシカルボニルメチル)
イタコネート、等のR2 として置換アリール基を、R9
としてアリール基を有する化合物;
メチルフェノキシカルボニルメチル)イタコネート、モ
ノ(4−クロロフェニル)−モノ(4−メチルフェノキ
シカルボニルメチル)イタコネート、等のR2 及びR9
として置換アリール基を有する化合物、が挙げられる。
れるイタコン酸エステルのなかで、R1として炭素原子
数が1〜12なる各種のアルキル基あるいはフェニル基
を有する単量体の代表的なものとしては、R1として水
素原子を有する化合物の例として上掲した各種のイタコ
ン酸エステルにおいて、当該水素原子を炭素原子数が1
〜12なる各種のアルキル基あるいはフェニル基に置き
換えた構造を有する各種の単量体を例示することができ
る。
で示されるイタコン酸エステルのなかで好ましいもの
は、1価の有機基であるR2及びR9として、それぞれ独
立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基またはアルコキ
シ基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキシ基置換アル
キル基を有する化合物である。そして、これらのうちで
特に好ましいものは、R1として水素原子またはメチル
基を有する化合物である。
かの一般式(V−8)で示される単量体の具体的なもの
を以下に例示する。
ステルのなかで、R5として水素原子を有する化合物の
代表的なものとしては、ビス(2−オキソプロピル)イ
タコネート、ビス(2−オキソブチル)イタコネート、
ビス(3−メチル−2−オキソブチル)イタコネート、
ビス(2−オキソペンチル)イタコネート、ビス(4−
メチル−2−オキソペンチル)イタコネート、ビス(2
−オキソデシル)イタコネート、ビス(2−オキソトリ
デシル)イタコネート、ビス(2−オキソテトラデシ
ル)イタコネート、等のR6としてアルキル基を有する
化合物;
イタコネート、ビス(4−エトキシ−2−オキソブチ
ル)イタコネート、ビス[2−オキソ−4−(n−プロ
ポキシ)ブチル]イタコネート、等のR6としてアルコ
キシ基置換アルキル基を有する化合物;
ル)イタコネート、ビス[4−(4−メチルフェノキ
シ)−2−オキソブチル]イタコネート、等のR6とし
てアリールオキシが置換したアルキル基を有する化合
物;
チル)イタコネート、ビス[2−オキソ−4−(2−フ
ェニルエトキシ)ブチル]イタコネート、等のR6とし
てアラルキルオキシ基が置換したアルキル基を有する化
合物;
ル)イタコネート、ビス(2−オキソ−4−フェニルブ
チル)イタコネート、等のR6としてアリール基が置換
したアルキル基を有する化合物;
イタコネート、ビス(シクロヘキシルカルボニルメチ
ル)イタコネート、等のR6としてシクロアルキル基を
有する化合物;
ビス(1−ナフトイルメチル)イタコネート、等のR6
としてアリール基を有する化合物等が挙げられる。
ステルのなかで、R5として炭素原子数が1〜12なる
アルキル基またはフェニル基を含有する化合物の代表的
なものとしては、R5として水素原子を有する化合物の
例として上掲した各種のイタコン酸エステルにおいて、
当該水素原子を炭素原子数が1〜12なる各種のアルキ
ル基あるいはフェニル基に置き換えた構造を有する化合
物が挙げられる。
ステルとして例示した各種の化合物なかで好ましいもの
は、1価の有機基R6として炭素原子数が1〜8のアル
キル基を有し、且つ、R5として水素原子または炭素原
子数が1〜5のアルキル基を有する化合物である。これ
らのなかでより好ましいものは、R5として水素原子を
有する化合物である。最も好ましいものは、R5として
水素原子を有し、且つ、R6としてメチル基を有する化
合物である。
かの一般式(V−5)および(V−6)で示される単量
体の代表的なものを以下に例示する。
れるイタコン酸エステルのなかで、R5 として水素原子
を有する化合物の代表的なものとしては、モノメチル−
モノ(2−オキソプロピル)イタコネート、モノ(2−
エチルヘキシル)−モノ(2−オキソプロピル)イタコ
ネート、モノメチル−モノ(2−オキソブチル)イタコ
ネート、モノエチル−モノ(2−オキソプロピル)イタ
コネート、モノエチル−モノ(2−オキソブチル)イタ
コネート、モノ(n−ヘキシル)−モノ(2−オキソオ
クチル)イタコネート、モノメチル−モノ(2−オキソ
デシル)イタコネート、等のR6およびR9としてアルキ
ル基を有する化合物;
オキソプロピル)イタコネート、モノ(6−エトキシヘ
キシル)−モノ(2−オキソプロピル)イタコネート、
モノ(2−メトキシエチル)−モノ(2−オキソブチ
ル)イタコネート、モノ(2−エトキシエチル)−モノ
(2−オキソペンチル)イタコネート、モノ(2−エト
キシエチル)−モノ(2−オキソヘキシル)イタコネー
ト、モノ[3−(n−プロポキシ)プロピル]−モノ
(2−オキソデシル)イタコネート、等のR6 としてア
ルキル基を、R9としてアルコキシ基置換アルキル基を
有する化合物;
ル)イタコネート、モノベンジル−モノ(2−オキソブ
チル)イタコネート、モノ(2−フェニルエチル)−モ
ノ(2−オキソブチル)イタコネート、等のR6 として
アルキル基を、R9 としてアリール基が置換したアルキ
ル基を有する化合物;
ロピル)イタコネート、モノシクロヘキシル−モノ(2
−オキソブチル)イタコネート、モノシクロヘキシル−
モノ(2−オキソデシル)イタコネート、の如きR6と
してアルキル基を、R9としてシクロアルキル基を有す
る化合物;
ル)イタコネート、モノ(1−ナフチル)−モノ(2−
オキソブチル)イタコネート、モノフェニル−モノ(2
−オキソペンチル)イタコネート、モノフェニル−モノ
(2−オキソデシル)イタコネート、等のR6 としてア
ルキル基を、R9としてアリール基を有する化合物;
オキソプロピル)イタコネート、モノ(4−クロロフェ
ニル)−モノ(2−オキソブチル)イタコネート、モノ
(4−ニトロフェニル)−モノ(2−オキソデシル)イ
タコネート、等のR6としてアルキル基を、R9として置
換アリール基を有する化合物;
キソブチル)イタコネート、モノ(2−エチルヘキシ
ル)−モノ(4−メトキシ−2−オキソブチル)イタコ
ネート、モノエチル−モノ(4−エトキシ−2−オキソ
ブチル)イタコネート、モノ(n−ヘキシル)−モノ
(5−メトキシ−2−オキソペンチル)イタコネート、
等のR6 としてアルコキシ基置換アルキル基を、R9と
してアルキル基を有する化合物;
メトキシ−2−オキソブチル)イタコネート、モノ(2
−エトキシエチル)−モノ(4−エトキシ−2−オキソ
ブチル)イタコネート、モノ[2−(n−ブトキシ)エ
チル]−モノ(4−ブトキシ−2−オキソブチル)イタ
コネート、等のR6 およびR9としてアルコキシ基置換
アルキル基を有する化合物;
オキソブチル)イタコネート、モノベンジル−モノ(4
−エトキシ−2−オキソブチル)イタコネート、モノ
(2−フェニルエチル)−モノ[2−オキソ−4−(n
−プロポキシ)ブチル]イタコネート、等のR6 として
アルコキシ基置換アルキル基を、R9としてアリール基
が置換したアルキル基を有する化合物;
オキソブチル)イタコネート、モノ(1−ナフチル)−
モノ[2−オキソ−4−(n−プロポキシ)ブチル]イ
タコネート、モノフェニル−モノ[4−(n−ブトキ
シ)−2−オキソブチル]イタコネート、等のR6 とし
てアルコキシ基置換アルキル基を、R9としてアリール
基を有する化合物;
メトキシ−2−オキソブチル)イタコネート、モノ(4
−メチルフェニル)−モノ(4−エトキシ−2−オキソ
ブチル)イタコネート、モノ(4−クロロフェニル)−
モノ[2−オキソ−4−(n−プロポキシ)ブチル]イ
タコネート、等のR6 としてアルコキシ基置換アルキル
基を、R9 として置換アリール基を有する化合物;
−2−オキソブチル)イタコネート、モノシクロペンチ
ル−モノ[2−オキソ−4−(n−プロポキシ)ブチ
ル]イタコネート、等のR6 としてアルコキシ基置換ア
ルキル基を、R9 としてシクロアルキル基を有する化合
物;
ニルプロピル)イタコネート、モノエチル−モノ(2−
オキソ−3−フェニルブチル)イタコネート、モノ(2
−エチルヘキシル)−モノ(2−オキソ−3−フェニル
プロピル)イタコネート、等のR6 としてアリール基が
置換したアルキル基を、R9 としてアルキル基を有する
化合物;
オキソ−3−フェニルプロピル)イタコネート、モノ
[2−(n−ブトキシ)エチル]−モノ(2−オキソ−
4−フェニルブチル)イタコネート、等のR6 としてア
リール基が置換したアルキル基を、R9 としてアルコキ
シ基置換アルキル基を有する化合物;
3−フェニルプロピル)イタコネート、モノシクロヘキ
シル−モノ(2−オキソ−4−フェニルブチル)イタコ
ネート、等のR6 としてアリール基が置換したアルキル
基を、R9 としてシクロアルキル基を有する化合物;
ェニルプロピル)イタコネート、モノフェニル−モノ
(2−オキソ−3−フェニルブチル)イタコネート、モ
ノ(1−ナフチル)−モノ(2−オキソ−4−フェニル
ブチル)イタコネート、等のR6としてアリール基が置
換したアルキル基を、R9 としてアリール基を有する化
合物;
オキソ−3−フェニルプロピル)イタコネート、モノ
(4−メチルフェニル)−モノ(2−オキソ−3−フェ
ニルブチル)イタコネート、モノ(4−クロロフェニ
ル)−モノ(2−オキソ−4−フェニルブチル)イタコ
ネート、等のR6 としてアリール基が置換したアルキル
基を、R9 として置換アリール基を有する化合物;
ニルメチル)イタコネート、モノエチル−モノ(シクロ
ヘキシルカルボニルメチル)イタコネート、モノ(n−
ブチル)−モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)イ
タコネート、等のR6 としてシクロアルキル基を、R9
としてアルキル基を有する化合物;
ロペンチルカルボニルメチル)イタコネート、モノ(2
−エトキシエチル)−モノ(シクロヘキシルカルボニル
メチル)イタコネート、モノ[2−(n−ブトキシ)エ
チル]−モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)イタ
コネート、等のR6 としてシクロアルキル基を、R9 と
してアルコキシ基置換アルキル基を有する化合物;
ルカルボニルメチル)イタコネート、モノシクロヘキシ
ル−モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)イタコネ
ート、モノシクロペンチル−モノ(シクロヘキシルカル
ボニルメチル)イタコネート、等のR6 およびR9とし
てシクロアルキル基を有する化合物;
ボニルメチル)イタコネート、モノ(1−ナフチル)−
モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)イタコネー
ト、等のR6 としてシクロアルキル基を、R9としてア
リール基を有する化合物;
ロペンチルカルボニルメチル)イタコネート、モノ(4
−クロロフェニル)−モノ(シクロヘキシルカルボニル
メチル)イタコネート、モノ(4−ニトロフェニル)−
モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)イタコネー
ト、等のR6 としてシクロアルキル基を、R9として置
換アリール基を有する化合物;
タコネート、モノエチル−モノ(ベンゾイルメチル)イ
タコネート、モノメチル−モノ(1−ナフチルカルボニ
ルメチル)イタコネート、モノメチル−モノ(2−ナフ
チルカルボニルメチル)イタコネート、等のR6 として
アリール基を、R9としてアルキル基を有する化合物;
ゾイルメチル)イタコネート、モノ(2−エトキシエチ
ル)−モノ(ベンゾイルメチル)イタコネート、モノ
[2−(n−ブトキシ)エチル]−モノ(ベンゾイルメ
チル)イタコネート、モノ(2−メトキシエチル)−モ
ノ(1−ナフチルカルボニルメチル)イタコネート、等
のR6 としてアリール基を、R9としてアルコキシ基置
換アルキル基を有する化合物;
イタコネート、モノベンジル−モノ(1−ナフチルカル
ボニルメチル)イタコネート、等のR6 としてアリール
基を、R9 としてアリール基が置換したアルキル基を有
する化合物;
チル)イタコネート、モノシクロヘキシル−モノ(ベン
ゾイルメチル)イタコネート、モノシクロヘキシル−モ
ノ(1−ナフチルカルボニルメチル)イタコネート、等
のR6 としてアリール基を、R 9としてシクロアルキル
基を有する化合物;
イタコネート、モノ(1−ナフチル)−モノ(ベンゾイ
ルメチル)イタコネート、モノフェニル−モノ(1−ナ
フチルカルボニルメチル)イタコネート、等のR6 およ
びR9としてアリール基を有する化合物;
ゾイルメチル)イタコネート、モノ(4−クロロフェニ
ル)−モノ(ベンゾイルメチル)イタコネート、モノ
(4−メチルフェニル)−モノ(1−ナフチルカルボニ
ルメチル)イタコネート、等のR 6 としてアリール基
を、R9として置換アリール基を有する化合物;
メチル)イタコネート、モノメチル−モノ(4−メチル
ベンゾイルメチル)イタコネート、モノ(2−エチルヘ
キシル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)イタコ
ネート、等のR6 として置換アリール基を、R9として
アルキル基を有する化合物;
メチルベンゾイルメチル)イタコネート、モノ(2−エ
トキシエチル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)
イタコネート、モノ[2−(n−ブトキシ)エチル]−
モノ(4−メチルベンゾイルメチル)イタコネート、等
のR6 として置換アリール基を、R9 としてアルコキシ
基置換アルキル基を有する化合物;
ルメチル)イタコネート、モノベンジル−モノ(4−メ
チルベンゾイルメチル)イタコネート、モノベンジル−
モノ(4−ニトロベンゾイルメチル)イタコネート、等
のR6 として置換アリール基を、R9 としてアリール基
が置換したアルキル基を有する化合物;
ンゾイルメチル)イタコネート、モノシクロヘキシル−
モノ(4−メチルベンゾイルメチル)イタコネート、モ
ノシクロオクチル−モノ(4−メチルベンゾイルメチ
ル)イタコネート、モノシクロヘキシル−モノ(4−ニ
トロベンゾイルメチル)イタコネート、等のR6 として
置換アリール基を、R9としてシクロアルキル基を有す
る化合物;
ルメチル)イタコネート、モノフェニル−モノ(4−メ
チルベンゾイルメチル)イタコネート、モノ(1−ナフ
チル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)イタコネ
ート、モノフェニル−モノ(4−ニトロベンゾイルメチ
ル)イタコネート、等のR6 として置換アリール基を、
R9としてアリール基を有する化合物;
メチルベンゾイルメチル)イタコネート、モノ(4−メ
チルフェニル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)
イタコネート、モノ(4−クロロフェニル)−モノ(4
−メチルベンゾイルメチル)イタコネート、等のR6 お
よびR9としてとして置換アリール基を有する化合物、
が挙げられる。
れるイタコン酸エステルのなかで、R5として炭素原子
数が1〜12なるアルキル基またはフェニル基を含有す
る化合物の代表的なものとしては、R5として水素原子
を有する化合物の例として上掲した各種のイタコン酸エ
ステルにおいて、当該水素原子を炭素原子数が1〜12
なる各種のアルキル基あるいはフェニル基に置き換えた
構造を有する化合物が挙げられる。
れるイタコン酸エステルとして例示した各種の化合物な
かで好ましいものは、1価の有機基R6として炭素原子
数が1〜8のアルキル基を、R5として水素原子または
炭素原子数が1〜5のアルキル基を有し、且つ、R9と
して炭素原子数が1〜8のアルキル基またはアルコキシ
基を含む炭素原子数が1〜8のアルコキシ基置換アルキ
ル基を有するものである。これらのなかで、より好まし
いものは、R5として水素原子を有する化合物である。
最も好ましいものは、R5として水素原子を有し、且
つ、R6としてメチル基を有する化合物である。
ましいものの一つである一般式(VI-4)で示される単
量体の代表的なものを、以下に例示する。
テルのなかで、R1として水素原子を有する単量体の代
表的なものとしては、ビス(メトキシカルボニルメチ
ル)フマレート、ビス(エトキシカルボニルメチル)フ
マレート、ビス(n−プロポキシカルボニルメチル)フ
マレート、ビス(iso−プロポキシカルボニルメチ
ル)フマレート、ビス(n−ブトキシカルボニルメチ
ル)フマレート、ビス(iso−ブトキシカルボニルメ
チル)フマレート、ビス(n−ヘキシルオキシカルボニ
ルメチル)フマレート、ビス(n−オクチルオキシカル
ボニルメチル)フマレート、ビス(n−ドデシルオキシ
カルボニルメチル)フマレート、等のR2としてアルキ
ル基を有する化合物;
チル)フマレート、ビス(2−エトキシエトキシカルボ
ニルメチル)フマレート、ビス[2−(n−プロポキ
シ)エトキシカルボニルメチル]フマレート、ビス[2
−(n−ブトキシ)エトキシカルボニルメチル]フマレ
ート、ビス[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキシカル
ボニルメチル]フマレート、ビス(6−エトキシヘキシ
ルオキシカルボニルメチル)フマレート、ビス(3−メ
トキシプロポキシカルボニルメチル)フマレート、等の
R2としてアルコキシ基置換アルキル基を有する化合
物;
メチル)フマレート、ビス[2−(4−メチルフェノキ
シ)エトキシカルボニルメチル]フマレート、等のR2
としてアリールオキシ基が置換したアルキル基を有する
化合物;
ニルメチル)フマレート、ビス[2−(2−フェニルエ
トキシ)エトキシカルボニルメチル]フマレート、等の
R2としてアラルキルオキシ基が置換したアルキル基を
有する化合物;
フマレート、ビス(1−フェニルエトキシカルボニルメ
チル)フマレート、ビス(2−フェニルエトキシカルボ
ニルメチル)フマレート、等のR2としてアリール基が
置換したアルキル基を有する化合物;
チル)フマレート、ビス(シクロヘキシルオキシカルボ
ニルメチル)フマレート、ビス(4−メチルシクロヘキ
シルオキシカルボニルメチル)フマレート、等のR2と
してシクロアルキル基を有する化合物;
レート、ビス(1−ナフトキシカルボニルメチル)フマ
レート、ビス(2−ナフトキシカルボニルメチル)フマ
レート、等のR2としてアリール基を有する化合物;
チル)フマレート、ビス(4−メチルフェノキシカルボ
ニルメチル)フマレート、ビス(4−ニトロフェノキシ
カルボニルメチル)フマレート、等のR2として置換ア
リール基を有する化合物等が挙げられる。
テルのなかで、R1としてメチル基を有する単量体の代
表的なものとしては、ビス(1−メトキシカルボニルエ
チル)フマレート、ビス(1−エトキシカルボニルエチ
ル)フマレート、ビス[1−(n−プロポキシカルボニ
ル)エチル]フマレート、ビス[1−(iso−プロポ
キシカルボニル)エチル]フマレート、ビス[1−(n
−ブトキシカルボニル)エチル]フマレート、ビス[1
−(iso−ブトキシカルボニル)エチル]フマレー
ト、ビス[1−(n−ヘキシルオキシカルボニル)エチ
ル]フマレート、ビス[1−(n−オクチルオキシカル
ボニル)エチル]フマレート、ビス[1−(n−デシル
オキシカルボニル)エチル]フマレート、等のR2とし
てアルキル基を有する化合物;
ニル)エチル]フマレート、ビス[1−(2−エトキシ
エトキシカルボニル)エチル]フマレート、ビス{1−
[2−(n−プロポキシ)エトキシカルボニル]エチ
ル}フマレート、ビス{1−[2−(n−ブトキシ)エ
トキシカルボニル]エチル}フマレート、ビス{1−
[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキシカルボニル]エ
チル}フマレート、ビス[1−(3−メトキシプロポキ
シカルボニル)エチル]フマレート、等のR2としてア
ルコキシ基置換アルキル基を有する化合物;
ボニル)エチル]フマレート、ビス{1−[2−(4−
メチルフェノキシ)エトキシカルボニル]エチル}フマ
レート、等のR2としてアリールオキシ基が置換したア
ルキル基を有する化合物;
カルボニル)エチル]フマレート、ビス{1−[2−
(2−フェニルエトキシ)エトキシカルボニル]エチ
ル}フマレート、等のR2としてアラルキルオキシ基が
置換したアルキル基を有する化合物;
ル)フマレート、ビス[1−(1−フェニルエトキシカ
ルボニル)エチル]フマレート、ビス[1−(2−フェ
ニルエトキシカルボニル)エチル]フマレート、等のR
2としてアリール基が置換したアルキル基を有する化合
物;
ルエチル)フマレート、ビス(1−シクロヘキシルオキ
シカルボニルエチル)フマレート、ビス[1−(4−メ
チルシクロヘキシルオキシカルボニル)エチル]フマレ
ート、等のR2としてシクロアルキル基を有する化合
物;
フマレート、ビス[1−(1−ナフトキシカルボニル)
エチル]フマレート、ビス[1−(2−ナフトキシカル
ボニル)エチル]フマレート、等のR2としてアリール
基を有する化合物;
ニル)エチル]フマレート、ビス[1−(4−メチルフ
ェノキシカルボニル)エチル]フマレート、ビス[1−
(4−ニトロフェノキシカルボニル)エチル]フマレー
ト、等のR2として置換アリール基を有する化合物、が
挙げられる。
テルのなかで、R1として炭素原子数が2〜12なる各
種のアルキル基あるいはフェニル基を有する単量体の代
表的なものとしては、R1としてメチル基を含有するも
のの例として上掲した各種のフマル酸エステルにおい
て、当該メチル基を炭素原子数が2〜12なる各種のア
ルキル基あるいはフェニル基に置き換えた構造を有する
各種の単量体を例示することができる。
ステルの具体的なものとしては、一般式(VI−4)で示
されるフマル酸エステルの代表的なものとして上掲した
各種の化合物に対応する各種のマレイン酸エステルが挙
げられる。
ステルの具体的なものとしては、一般式(VI−4)にお
いてXが水素原子であるフマル酸エステルの代表的なも
のとして上掲した各種の化合物おいて、当該水素原子を
メチル基に置き換えた構造を有する各種の化合物挙げら
れる。
エステルの具体的なものとしては、一般式(VI−4)に
おいてXが水素原子であるマレイン酸エステルの代表的
なものとして上掲した各種の化合物おいて、当該水素原
子をメチル基に置き換えた構造を有する各種の化合物が
挙げられる。
ジカルボン酸エステルなかで好ましいものは、1価の有
機基であるR2が、炭素原子数が1〜8のアルキル基ま
たはアルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキ
シ基置換アルキル基であり、且つ、R1が水素原子また
は炭素原子数が1〜5のアルキル基有する化合物であ
る。これらのなかでより好ましいものは、R1として水
素原子またはメチル基を有する化合物である。かかる一
般式(VI−4)で示される各種の不飽和ジカルボン酸エ
ステル類のなかで、特に好ましいものは、Xとして水素
原子を有するフマル酸エステルまたはマレイン酸エステ
ルである。
ましいものの一つである一般式(VI-1)および(VI−
2)で示される単量体の代表的なものを、以下に例示す
る。
れるフマル酸エステルのなかで、R1として水素原子を
有する化合物の代表的なものとしては、モノメチル−モ
ノ(メトキシカルボニルメチル)フマレート、モノメチ
ル−モノ(エトキシカルボニルメチル)フマレート、モ
ノメチル−モノ(n−ブトキシカルボニルメチル)フマ
レート、モノエチル−モノ(エトキシカルボニルメチ
ル)フマレート、モノ(n−プロピル)−モノ(n−プ
ロポキシカルボニルメチル)フマレート、モノ(n−ブ
チル)−モノ(メトキシカルボニルメチル)フマレー
ト、モノ(n−ブチル)−モノ(n−ブトキシカルボニ
ルメチル)フマレート、モノ(n−ヘキシル)−モノ
(n−ヘキシルオキシカルボニルメチル)フマレート、
モノ(2−エチルヘキシル)−モノ(メトキシカルボニ
ルメチル)フマレート、モノメチル−モノ(2−エチル
ヘキシルオキシカルボニルメチル)フマレート、モノメ
チル−モノ(n−デシルオキシカルボニルメチル)フマ
レート、等のR2およびR9としてアルキル基を有する化
合物;
キシカルボニルメチル)フマレート、モノ(2−メトキ
シエチル)−モノ(エトキシカルボニルメチル)フマレ
ート、モノ(2−エトキシエチル)−モノ(エトキシカ
ルボニルメチル)フマレート、モノ(2−エトキシエチ
ル)−モノ(n−プロポキシカルボニルメチル)フマレ
ート、モノ(2−エトキシエチル)−モノ(n−ブトキ
シカルボニルメチル)フマレート、モノ[2−(n−ブ
トキシ)エチル]−モノ(n−ヘキシルオキシカルボニ
ルメチル)フマレート、モノ(4−エトキシブチル)−
モノ(2−エチルヘキシルオキシカルボニルメチル)フ
マレート、モノ[2−(n−ヘキシルオキシ)エチ
ル)]−モノ(メトキシカルボニルメチル)フマレー
ト、モノ[3−(n−プロポキシ)プロピル]−モノ
(n−デシルオキシカルボニルメチル)フマレート、等
のR2としてアルキル基を、R9としてアルコキシ基置換
アルキル基を有する化合物;
メチル)フマレート、モノ(2−フェニルエチル)−モ
ノ(エトキシカルボニルメチル)フマレート、モノベン
ジル−モノ(n−ブトキシカルボニルメチル)フマレー
ト、モノベンジル−モノ(2−エチルヘキシルオキシカ
ルボニルメチル)フマレート、等のR2としてアルキル
基を、R9としてアリール基が置換したアルキル基を有
する化合物;
ボニルメチル)フマレート、モノシクロヘキシル−モノ
(エトキシカルボニルメチル)フマレート、モノシクロ
ヘキシル−モノ(2−エチルヘキシルオキシカルボニル
メチル)フマレート、等のR2としてアルキル基を、R9
としてシクロアルキル基を有する化合物;
メチル)フマレート、モノ(1−ナフチル)−モノ(エ
トキシカルボニルメチル)フマレート、モノフェニル−
モノ(n−ブトキシカルボニルメチル)フマレート、モ
ノフェニル−モノ(2−エチルヘキシルオキシカルボニ
ルメチル)フマレート、等のR2としてアルキル基を、
R9としてアリール基を有する化合物;
キシカルボニルメチル)フマレート、モノ(4−クロロ
フェニル)−モノ(エトキシカルボニルメチル)フマレ
ート、モノ(4−メチルフェニル)−モノ(2−エチル
ヘキシルオキシカルボニルカルボニルメチル)フマレー
ト、等のR2としてアルキル基を、R9として置換アリー
ル基を有する化合物;
カルボニルメチル)フマレート、モノエチル−モノ(2
−エトキシエトキシカルボニルメチル)フマレート、モ
ノ(n−プロピル)−モノ[2−(n−プロポキシ)エ
トキシカルボニルメチル]フマレート、モノ(2−エチ
ルヘキシル)−モノ(3−メトキシプロポキシカルボニ
ルメチル)フマレート、等のR2としてアルコキシ基置
換アルキル基を、R9としてアルキル基を有する化合
物;
メトキシエトキシカルボニルメチル)フマレート、モノ
(2−メトキシエチル)−モノ[2−(n−ヘキシルオ
キシ)エトキシカルボニルメチル]フマレート、モノ
(6−エトキシヘキシル)−モノ(2−メトキシエトキ
シカルボニルメチル)フマレート、モノ(3−メトキシ
プロピル)−モノ(3−メトキシプロポキシカルボニル
メチル)フマレート、等のR2 及びR9としてアルコキ
シ基置換アルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)フマレート、モノ(2−フェニル
エチル)−モノ[2−(n−プロポキシ)エトキシカル
ボニルメチル]フマレート、モノ(1−フェニルエチ
ル)−モノ[2−(n−ブトキシ)エトキシカルボニル
メチル]フマレート、モノベンジル−モノ[2−(n−
ヘキシルオキシ)エトキシカルボニルメチル]フマレー
ト、等のR2 としてアルコキシ基置換アルキル基を、R
9としてアリール基が置換したアルキル基を有する化合
物;
シカルボニルメチル)フマレート、モノフェニル−モノ
[2−(n−ヘキシルオキシ)エトキシカルボニルメチ
ル]フマレート、モノ(1−ナフチル)−モノ[2−
(n−プロポキシ)エトキシカルボニルメチル]フマレ
ート、等のR2 としてアルコキシ基置換アルキル基を、
R 9としてアリール基を有する化合物;
メトキシエトキシカルボニルメチル)フマレート、モノ
(4−メチルフェニル)−モノ[2−(n−ヘキシルオ
キシ)エトキシカルボニルメチル]フマレート、モノ
(4−クロロフェニル)−モノ[2−(n−プロポキ
シ)エトキシカルボニルメチル]フマレート、等のR2
としてアルコキシ基置換アルキル基を、R9 として置換
アリール基を有する化合物;
エトキシカルボニルメチル)フマレート、モノシクロヘ
キシル−モノ[2−(n−ブトキシ)エトキシカルボニ
ルメチル]フマレート、等のR2 としてアルコキシ基置
換アルキル基を、R9 としてシクロアルキル基を有する
化合物;
ニルメチル)フマレート、モノエチル−モノ(1−フェ
ニルエトキシカルボニルメチル)フマレート、モノ(2
−エチルヘキシル)−モノ(ベンジルオキシカルボニル
メチル)フマレート、等のR2としてアリール基が置換
したアルキル基を、R9 としてアルキル基を有する化合
物;
ジルオキシカルボニルメチル)フマレート、モノ(2−
エトキシエチル)−モノ(1−フェニルエトキシカルボ
ニルメチル)フマレート、モノ(6−エトキシヘキシ
ル)−モノ(ベンジルオキシカルボニルメチル)フマレ
ート、等のR2 としてアリール基が置換したアルキル基
を、R9 としてアルコキシ基置換アルキル基を有する化
合物;
シカルボニルメチル)フマレート、モノモノシクロヘキ
シル−モノ(2−フェニルエトキシカルボニルメチル)
フマレート、等のR2 としてアリール基が置換したアル
キル基を、R9 としてシクロアルキル基を有する化合
物;
ボニルメチル)フマレート、モノ(1−ナフチル)−モ
ノ(2−フェニルエトキシカルボニルメチル)フマレー
ト、等のR2 としてアリール基が置換したアルキル基
を、R9 としてアリール基を有する化合物;
ジルオキシカルボニルメチル)フマレート、モノ(4−
メチルフェニル)−モノ(1−フェニルエトキシカルボ
ニルメチル)フマレート、等のR2 としてアリール基が
置換したアルキル基を、R9 として置換アリールを有す
る化合物;
カルボニルメチル)フマレート、モノエチル−モノ(シ
クロヘキシルオキシカルボニルメチル)フマレート、モ
ノ(2−エチルへキシル)−モノ(シクロペンチルオキ
シカルボニルメチル)フマレート、等のR2 としてシク
ロアルキル基を、R9としてアルキル基を有する化合
物;
ロペンチルオキシカルボニルメチル)フマレート、モノ
[2−(n−オクチルオキシ)エチル]−モノ(シクロ
ヘキシルオキシカルボニルメチル)フマレート、等のR
2 としてシクロアルキル基を、R9 としてアルコキシ基
置換アルキル基を有する化合物;
ルオキシカルボニルメチル)フマレート、モノシクロヘ
キシル−モノ(シクロヘキシルオキシカルボニルメチ
ル)フマレート、モノシクロペンチル−モノ(シクロヘ
キシルオキシカルボニルメチル)フマレート、等のR2
及びR9としてシクロアルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)フマレート、モノ(1−ナフチ
ル)−モノ(シクロヘキシルオキシカルボニルメチル)
フマレート、等のR2 としてシクロアルキル基を、R9
としてアリール基を有する化合物;
ロペンチルオキシカルボニルメチル)フマレート、モノ
(4−クロロフェニル)−モノ(シクロヘキシルオキシ
カルボニルメチル)フマレート、モノ(4−ニトロフェ
ニル)−モノ(シクロヘキシルオキシカルボニルメチ
ル)フマレート、等のR2 としてシクロアルキル基を、
R 9として置換アリール基を有する化合物;
メチル)フマレート、モノ(n−ヘキシル)−モノ(フ
ェノキシカルボニルメチル)フマレート、モノメチル−
モノ(1−ナフトキシカルボニルメチル)フマレート、
等のR2 としてアリール基を、R9としてアルキル基を
有する化合物;
ノキシカルボニルメチル)フマレート、モノ[2−(n
−ブトキシ)エチル]−モノ(フェノキシカルボニルメ
チル)フマレート、モノ(6−エトキシヘキシル)−モ
ノ(フェノキシカルボニルメチル)フマレート、等のR
2 としてアリール基を、R9としてアルコキシ基置換ア
ルキル基を有する化合物;
ルメチル)フマレート、モノベンジル−モノ(1−ナフ
トキシカルボニルメチル)フマレート、等のR2 として
アリール基を、R9 としてアリール基が置換したアルキ
ル基を有する化合物;
ルボニルメチル)フマレート、モノシクロヘキシル−モ
ノ(フェノキシカルボニルメチル)フマレート、モノシ
クロヘキシル−モノ(1−ナフトキシカルボニルメチ
ル)フマレート、等R2 としてアリール基を、R9とし
てシクロアルキル基を有する化合物;
ルメチル)フマレート、モノ(1−ナフチル)−モノ
(フェノキシカルボニルメチル)フマレート、モノフェ
ニル−モノ(1−ナフトキシカルボニルメチル)フマレ
ート、等のR2 及びR9としてアリール基を有する化合
物;
ノキシカルボニルメチル)フマレート、モノ(4−クロ
ロフェニル)−モノ(フェノキシカルボニルメチル)フ
マレート、モノ(4−メチルフェニル)−モノ(1−ナ
フトキシカルボニルメチル)フマレート、等のR2 とし
てアリール基を、R9として置換アリール基を有する化
合物;
カルボニルメチル)フマレート、モノ(n−ブチル)−
モノ(4−メチルフェノキシカルボニルメチル)フマレ
ート、モノ(2−エチルヘキシル)−モノ(4−メチル
フェノキシカルボニルメチル)フマレート、等R2 とし
て置換アリール基を、R9としてアルキル基を有する化
合物;
メチルフェノキシカルボニルメチル)フマレート、モノ
[2−(n−ヘキシルオキシ)エチル]−モノ(3−メ
チルフェノキシカルボニルメチル)フマレート、等のR
2 として置換アリール基を、R 9 としてアルコキシ基置
換アルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)フマレート、モノベンジル−モノ
(4−ニトロフェノキシカルボニルメチル)フマレー
ト、等のR2 として置換アリール基を、R9 としてアリ
ール基が置換したアルキル基を有する化合物;
ェノキシカルボニルメチル)フマレート、モノシクロヘ
キシル−モノ(4−メチルフェノキシカルボニルメチ
ル)フマレート、等のR2 として置換アリール基を、R
9としてシクロアルキル基を有する化合物;
シカルボニルメチル)フマレート、モノ(1−ナフチ
ル)−モノ(4−メチルフェノキシカルボニルメチル)
フマレート、等のR2 として置換アリール基を、R9と
してアリール基を有する化合物;
メチルフェノキシカルボニルメチル)フマレート、モノ
(4−クロロフェニル)−モノ(4−メチルフェノキシ
カルボニルメチル)フマレート、等のR2 及びR9とし
て置換アリール基を有する化合物、が挙げられる。
れるフマル酸エステルのなかで、R 1として炭素原子数
が1〜12なる各種のアルキル基あるいはフェニル基を
有する単量体の代表的なものとしては、R1として水素
原子を有する化合物の例として上掲した各種のフマル酸
エステルにおいて、当該水素原子を炭素原子数が1〜1
2なる各種のアルキル基あるいはフェニル基に置き換え
た構造を有する各種の単量体を例示することができる。
れるマレイン酸エステルの具体的なものとしては、一般
式(VI−1)および(VI−2)で示されるフマル酸エス
テルの代表的なものとして上掲した各種の化合物に対応
するマレイン酸エステルが挙げられる。
れるメサコン酸エステルの具体的なものとしては、一般
式(VI−1)および(VI−2)においてXが水素原子で
あるフマル酸エステルの代表的なものとして上掲した各
種の化合物おいて、当該水素原子をメチル基に置き換え
た構造を有する各種の化合物挙げられる。
れるシトラコン酸エステルの具体的なものとしては、一
般式(VI−1)および(VI−2)においてXが水素原子
であるマレイン酸エステルの代表的なものとして上掲し
た各種の化合物おいて、当該水素原子をメチル基に置き
換えた構造を有する各種の化合物挙げられる。
れる各種の不飽和ジカルボン酸エステルなかで好ましい
ものは、1価の有機基であるR2が、炭素原子数が1〜
8のアルキル基またはアルコキシ基を含む炭素原子数が
3〜8のアルコキシ基置換アルキル基であり、且つ、R
1が水素原子または炭素原子数が1〜5のアルキル基有
する化合物である。これらのなかでより好ましいもの
は、R1として水素原子またはメチル基を有する化合物
である。一般式(VI−1)および(VI−2)で示される
各種の不飽和ジカルボン酸エステル類のなかで、特に好
ましいものは、Xとして水素原子を有するフマル酸エス
テルおよびマレイン酸エステルである。
ましいものの一つである一般式(VI-8)で示される単
量体の代表的なものを、以下に例示する。
テルのなかで、R5として水素原子を有する化合物の代
表的なものとしては、ビス(2−オキソプロピル)フマ
レート、ビス(2−オキソブチル)フマレート、ビス
(3−メチル−2−オキソブチル)フマレート、ビス
(2−オキソペンチル)フマレート、ビス(4−メチル
−2−オキソペンチル)フマレート、ビス(2−オキソ
デシル)フマレート、ビス(2−オキソトリデシル)フ
マレート、ビス(2−オキソテトラデシル)フマレー
ト、等のR6としてアルキル基を有する化合物;
フマレート、ビス(4−エトキシ−2−オキソブチル)
フマレート、ビス[2−オキソ−4−(n−プロポキ
シ)ブチル]フマレート、等のR6としてアルコキシ基
置換アルキル基を有する化合物;
ル)フマレート、ビス[4−(4−メチルフェノキシ)
−2−オキソブチル]フマレート、等のR6としてアリ
ールオキシが置換したアルキル基を有する化合物;
チル)フマレート、ビス[2−オキソ−4−(2−フェ
ニルエトキシ)ブチル]フマレート、等のR6としてア
ラルキルオキシ基が置換したアルキル基を有する化合
物;
ル)フマレート、ビス(2−オキソ−4−フェニルブチ
ル)フマレート、等のR6としてアリール基が置換した
アルキル基を有する化合物;
フマレート、ビス(シクロヘキシルカルボニルメチル)
フマレート、等のR6としてシクロアルキル基を有する
化合物;
ス(1−ナフトイルメチル)フマレート、等のR6とし
てアリール基を有する化合物、が挙げられる。
テルのなかで、R5として炭素原子数が1〜12なるア
ルキル基またはフェニル基を含有する化合物の代表的な
ものとしては、R5として水素原子を有する化合物の例
として上掲した各種のフマル酸エステルにおいて、当該
水素原子を炭素原子数が1〜12なる各種のアルキル基
あるいはフェニル基に置き換えた構造を有する化合物が
挙げられる。
ステルの具体的なものとしては、一般式(VI−8)で示
されるフマル酸エステルの代表的なものとして上掲した
各種の化合物に対応するマレイン酸エステルが挙げられ
る。
ステルの具体的なものとしては、一般式(VI−8)にお
いてXが水素原子であるフマル酸エステルの代表的なも
のとして上掲した各種の化合物おいて、当該水素原子を
メチル基に置き換えた構造を有する各種の化合物挙げら
れる。
エステルの具体的なものとしては、一般式(VI−8)に
おいてXが水素原子であるマレイン酸エステルの代表的
なものとして上掲した各種の化合物おいて、当該水素原
子をメチル基に置き換えた構造を有する各種の化合物挙
げられる。
ボン酸エステルとして例示した各種の化合物なかで好ま
しいものは、1価の有機基R6として炭素原子数が1〜
8のアルキル基を有し、且つ、R5として水素原子また
は炭素原子数が1〜5のアルキル基を有する化合物であ
る。これらのなかでより好ましいものは、R5として水
素原子を有する化合物である。最も好ましいものは、R
5として水素原子を有し、且つ、R6としてメチル基を有
する化合物である。一般式(VI−8)で示される各種の
不飽和ジカルボン酸エステル類のなかで、特に好ましい
ものは、Xとして水素原子を有するフマル酸エステルま
たはマレイン酸エステルである。
テルのなかの一般式(VI−5)および(VI−6)で示さ
れる単量体の代表的なものを以下に例示する。
れるフマル酸エステルのなかで、R 5 として水素原子を
有する化合物の代表的なものとしては、モノメチル−モ
ノ(2−オキソプロピル)フマレート、モノ(2−エチ
ルヘキシル)−モノ(2−オキソプロピル)フマレー
ト、モノメチル−モノ(2−オキソブチル)フマレー
ト、モノエチル−モノ(2−オキソプロピル)フマレー
ト、モノエチル−モノ(2−オキソブチル)フマレー
ト、モノ(n−ヘキシル)−モノ(2−オキソオクチ
ル)フマレート、モノメチル−モノ(2−オキソデシ
ル)フマレート、等のR6およびR9としてアルキル基を
有する化合物;
オキソプロピル)フマレート、モノ(6−エトキシヘキ
シル)−モノ(2−オキソプロピル)フマレート、モノ
(2−メトキシエチル)−モノ(2−オキソブチル)フ
マレート、モノ(2−エトキシエチル)−モノ(2−オ
キソペンチル)フマレート、モノ(2−エトキシエチ
ル)−モノ(2−オキソヘキシル)フマレート、モノ
[3−(n−プロポキシ)プロピル]−モノ(2−オキ
ソデシル)フマレート、等のR6 としてアルキル基を、
R9としてアルコキシ基置換アルキル基を有する化合
物;
ル)フマレート、モノベンジル−モノ(2−オキソブチ
ル)フマレート、モノ(2−フェニルエチル)−モノ
(2−オキソブチル)フマレート、等のR6 としてアル
キル基を、R9 としてアリール基が置換したアルキル基
を有する化合物;
ロピル)フマレート、モノシクロヘキシル−モノ(2−
オキソブチル)フマレート、モノシクロヘキシル−モノ
(2−オキソデシル)フマレート、等のR6としてアル
キル基を、R9としてシクロアルキル基を有する化合
物;
ル)フマレート、モノ(1−ナフチル)−モノ(2−オ
キソブチル)フマレート、モノフェニル−モノ(2−オ
キソペンチル)フマレート、モノフェニル−モノ(2−
オキソデシル)フマレート、等のR6 としてアルキル基
を、R9としてアリール基を有する化合物;
オキソプロピル)フマレート、モノ(4−クロロフェニ
ル)−モノ(2−オキソブチル)フマレート、等のR6
としてアルキル基を、R9として置換アリール基を有す
る化合物;
キソブチル)フマレート、モノ(2−エチルヘキシル)
−モノ(4−メトキシ−2−オキソブチル)フマレー
ト、モノエチル−モノ(4−エトキシ−2−オキソブチ
ル)フマレート、モノ(n−ヘキシル)−モノ(5−メ
トキシ−2−オキソペンチル)フマレート、等のR6 と
してアルコキシ基置換アルキル基を、R9としてアルキ
ル基を有する化合物;
メトキシ−2−オキソブチル)フマレート、モノ(2−
エトキシエチル)−モノ(4−エトキシ−2−オキソブ
チル)フマレート、モノ[2−(n−ブトキシ)エチ
ル]−モノ(4−ブトキシ−2−オキソブチル)フマレ
ート、等のR6 およびR9としてアルコキシ基置換アル
キル基を有する化合物;
オキソブチル)フマレート、モノベンジル−モノ(4−
エトキシ−2−オキソブチル)フマレート、モノ(2−
フェニルエチル)−モノ[2−オキソ−4−(n−プロ
ポキシ)ブチル]フマレート、等のR6 としてアルコキ
シ基置換アルキル基を、R9としてアリール基が置換し
たアルキル基を有する化合物;
オキソブチル)フマレート、モノ(1−ナフチル)−モ
ノ[2−オキソ−4−(n−プロポキシ)ブチル]フマ
レート、モノフェニル−モノ[4−(n−ブトキシ)−
2−オキソブチル]フマレート、等のR6 としてアルコ
キシ基置換アルキル基を、R9としてアリール基を有す
る化合物;
メトキシ−2−オキソブチル)フマレート、モノ(4−
メチルフェニル)−モノ(4−エトキシ−2−オキソブ
チル)フマレート、モノ(4−クロロフェニル)−モノ
[2−オキソ−4−(n−プロポキシ)ブチル]フマレ
ート、等のR6 としてアルコキシ基置換アルキル基を、
R9 として置換アリール基を有する化合物;
−2−オキソブチル)フマレート、モノシクロヘキシル
−モノ(4−エトキシ−2−オキソブチル)フマレー
ト、モノシクロペンチル−モノ[2−オキソ−4−(n
−プロポキシ)ブチル]フマレート、等のR6 としてア
ルコキシ基置換アルキル基を、R9 としてシクロアルキ
ル基を有する化合物;
ニルプロピル)フマレート、モノエチル−モノ(2−オ
キソ−3−フェニルブチル)フマレート、モノ(2−エ
チルヘキシル)−モノ(2−オキソ−3−フェニルプロ
ピル)フマレート、等のR6 としてアリール基が置換し
たアルキル基を、R9 としてアルキル基を有する化合
物;
オキソ−3−フェニルプロピル)フマレート、モノ[2
−(n−ブトキシ)エチル]−モノ(2−オキソ−4−
フェニルブチル)フマレート、等のR6 としてアリール
基が置換したアルキル基を、R 9 としてアルコキシ基置
換アルキル基を有する化合物;
3−フェニルプロピル)フマレート、モノシクロヘキシ
ル−モノ(2−オキソ−4−フェニルブチル)フマレー
ト、等のR6 としてアリール基が置換したアルキル基
を、R9 としてシクロアルキル基を有する化合物;
ェニルプロピル)フマレート、モノフェニル−モノ(2
−オキソ−3−フェニルブチル)フマレート、モノ(1
−ナフチル)−モノ(2−オキソ−4−フェニルブチ
ル)フマレート、等のR6 としてアリール基が置換した
アルキル基を、R9 としてアリール基を有する化合物;
オキソ−3−フェニルプロピル)フマレート、モノ(4
−クロロフェニル)−モノ(2−オキソ−4−フェニル
ブチル)フマレート、等のR6 としてアリール基が置換
したアルキル基を、R9 として置換アリール基を有する
化合物;
ニルメチル)フマレート、モノエチル−モノ(シクロヘ
キシルカルボニルメチル)フマレート、モノ(n−ブチ
ル)−モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)フマレ
ート、等のR6 としてシクロアルキル基を、R9 として
アルキル基を有する化合物;
ロペンチルカルボニルメチル)フマレート、モノ(2−
エトキシエチル)−モノ(シクロヘキシルカルボニルメ
チル)フマレート、モノ[2−(n−ブトキシ)エチ
ル]−モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)フマレ
ート、等のR6 としてシクロアルキル基を、R9 として
アルコキシ基置換アルキル基を有する化合物;
ルカルボニルメチル)フマレート、モノシクロヘキシル
−モノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)フマレー
ト、モノシクロペンチル−モノ(シクロヘキシルカルボ
ニルメチル)フマレート、等のR 6 およびR9としてシ
クロアルキル基を有する化合物;
ボニルメチル)フマレート、モノ(1−ナフチル)−モ
ノ(シクロヘキシルカルボニルメチル)フマレート、等
のR6としてシクロアルキル基を、R9としてアリール基
を有する化合物;
ロペンチルカルボニルメチル)フマレート、モノ(4−
クロロフェニル)−モノ(シクロヘキシルカルボニルメ
チル)フマレート、モノ(4−ニトロフェニル)−モノ
(シクロヘキシルカルボニルメチル)フマレート、等の
R6 としてシクロアルキル基を、R9として置換アリー
ル基を有する化合物;
マレート、モノエチル−モノ(ベンゾイルメチル)フマ
レート、モノメチル−モノ(1−ナフチルカルボニルメ
チル)フマレート、等のR6 としてアリール基を、R9
としてアルキル基を有する化合物;
ゾイルメチル)フマレート、モノ[2−(n−ブトキ
シ)エチル]−モノ(ベンゾイルメチル)フマレート、
モノ(2−メトキシエチル)−モノ(1−ナフチルカル
ボニルメチル)フマレート、等のR6 としてアリール基
を、R9としてアルコキシ基置換アルキル基を有する化
合物;
フマレート、モノベンジル−モノ(1−ナフチルカルボ
ニルメチル)フマレート、等のR6 としてアリール基
を、R9としてアリール基が置換したアルキル基を有す
る化合物;
チル)フマレート、モノシクロヘキシル−モノ(ベンゾ
イルメチル)フマレート、モノシクロヘキシル−モノ
(1−ナフチルカルボニルメチル)フマレート、等のR
6 としてアリール基を、R9としてシクロアルキル基を
有する化合物;
フマレート、モノ(1−ナフチル)−モノ(ベンゾイル
メチル)フマレート、モノフェニル−モノ(1−ナフチ
ルカルボニルメチル)フマレート、等のR6 およびR9
としてアリール基を有する化合物;
ゾイルメチル)フマレート、モノ(4−クロロフェニ
ル)−モノ(ベンゾイルメチル)フマレート、モノ(4
−メチルフェニル)−モノ(1−ナフチルカルボニルメ
チル)フマレート、等のR6 としてアリール基を、R9
として置換アリール基を有する化合物;
メチル)フマレート、モノエチル−モノ(4−メチルベ
ンゾイルメチル)フマレート、モノ(2−エチルヘキシ
ル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)フマレー
ト、等のR6 として置換アリール基を、R9としてアル
キル基を有する化合物;
メチルベンゾイルメチル)フマレート、モノ[2−(n
−ブトキシ)エチル]−モノ(4−メチルベンゾイルメ
チル)フマレート、等のR6 として置換アリール基を、
R9 としてアルコキシ基置換アルキル基を有する化合
物;
ルメチル)フマレート、モノベンジル−モノ(4−メチ
ルベンゾイルメチル)フマレート、等のR6 として置換
アリール基を、R9 としてアリール基が置換したアルキ
ル基を有する化合物;
ンゾイルメチル)フマレート、モノシクロヘキシル−モ
ノ(4−メチルベンゾイルメチル)フマレート、モノシ
クロオクチル−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)フ
マレート、等のR6 として置換アリール基を、R9とし
てシクロアルキル基を有する化合物;
ルメチル)フマレート、モノフェニル−モノ(4−メチ
ルベンゾイルメチル)フマレート、モノ(1−ナフチ
ル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)フマレー
ト、等のR6 として置換アリール基を、R9としてアリ
ール基を有する化合物;
メチルベンゾイルメチル)フマレート、モノ(4−クロ
ロフェニル)−モノ(4−メチルベンゾイルメチル)フ
マレート、等のR6 およびR9としてとして置換アリー
ル基を有する化合物、が挙げられる。
れるフマル酸エステルのなかで、R 5として炭素原子数
が1〜12なるアルキル基またはフェニル基を含有する
化合物の代表的なものとしては、R5として水素原子を
有する化合物の例として上掲した各種のフマル酸エステ
ルにおいて、当該水素原子を炭素原子数が1〜12なる
各種のアルキル基あるいはフェニル基に置き換えた構造
を有する化合物が挙げられる。
れるマレイン酸エステルの具体的なものとしては、一般
式(VI−5)および(VI−6)で示されるフマル酸エス
テルの代表的なものとして上掲した各種の化合物に対応
するマレイン酸エステルが挙げられる。
れるメサコン酸エステルの具体的なものとしては、一般
式(VI−5)および(VI−6)においてXが水素原子で
あるフマル酸エステルの代表的なものとして上掲した各
種の化合物おいて、当該水素原子をメチル基に置き換え
た構造を有する各種の化合物挙げられる。
れるシトラコン酸エステルの具体的なものとしては、一
般式(VI−5)および(VI−6)においてXが水素原子
であるマレイン酸エステルの代表的なものとして上掲し
た各種の化合物おいて、当該水素原子をメチル基に置き
換えた構造を有する各種の化合物挙げられる。
れる不飽和ジカルボン酸エステルとして例示した各種の
化合物なかで好ましいものは、1価の有機基R6として
炭素原子数が1〜8のアルキル基を、R5として水素原
子または炭素原子数が1〜5のアルキル基を有し、且
つ、R9として炭素原子数が1〜8のアルキル基または
アルコキシ基を含む炭素原子数が1〜8のアルコキシ基
置換アルキル基を有するものである。これらのなかでよ
り好ましいものは、R5として水素原子を有する化合物
である。最も好ましいものは、R5として水素原子を有
し、且つ、R6としてメチル基を有する化合物である。
一般式(VI−5)および(VI−6)で示される各種の不
飽和ジカルボン酸エステル類のなかで、特に好ましいも
のは、Xとして水素原子を有するフマル酸エステルおよ
びマレイン酸エステルである。
種以上の混合物を重合させることにより、本発明のビニ
ル系樹脂(VR−1)を調製することができる。かかる
ビニル系樹脂(VR−1)を調製する方法としては、塊
状重合、有機溶剤中での溶液重合あるいは分散重合、水
系媒体中での懸濁重合あるは乳化重合等の公知慣用の方
法を適用することができる。塊状重合または水系媒体中
で重合を行う場合には、ラジカル重合法を適用すればよ
い。また、有機溶剤中で重合を行う場合には、アニオン
重合法やラジカル重合法を適用することができる。そし
て、これらのなかでラジカル重合法、特に、有機溶剤中
での溶液ラジカル重合法が最も簡便であり、好ましいも
のである。
系樹脂を調製する際には、公知慣用の有機溶剤が使用さ
れる。その代表的なものとしては、n−ヘキサン、n−
ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、シクロペン
タン、シクロオクタンの如き、脂肪族系または脂環式系
の炭化水素類;トルエン、キシレン、エチルベンゼンの
如き、芳香族炭化水素類;メチルアルコール、エチルア
ルコール、n−ブチルアルコール、シクロヘキサノー
ル、エチレングリコールモノブチエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルの如き、アルコール類;
酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−アミル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテートの如き、エス
テル類;
ソブチルケトン、メチルn−アミルケトン、シクロヘキ
サノンの如き、ケトン類;ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル、ジ
−n−ブチルエーテルの如き、エーテル類;さらには、
N−メチルピロリドン、ジメチルフォルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、エチレンカーボネート等が挙げられ
る。
に用いられる、ラジカル重合開始剤類としては公知慣用
の各種のものを使用できる。その代表的なものとして
は、アゾビスイソブチロニトリル、ジベンゾイルパーオ
キシド、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、t
ert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト、tert−ブチルハイドロパーオキシド、ジ−te
rt−ブチルパーオキシド、クメンハイドロパーオキシ
ド等がなどが挙げられる。
溶剤およびラジカル重合開始剤からビニル系樹脂(VR
−1)を調製するには、例えば、単量体、有機溶剤、
重合開始剤の全量を反応容器に仕込んで加熱する、加
熱した有機溶剤中に単量体と重合開始剤を添加する、
単量体の一部と有機溶剤の混合物を加熱し、この混合物
に残りの単量体と重合開始剤を添加する、等の各種の方
法を適用することができる。
ね60〜140℃の範囲、反応時間としては、概ね、8
〜50時間程度の条件を適用すればよい。また、重合開
始剤は、単量体に対して概ね0.5〜10重量%程度使
用すればよい。
詳しく説明する。ビニル系樹脂(VR−2)は、前述の
如く、不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し
単位(A)1〜99モル%、前記した(A)以外のビニ
ル単量体に由来する繰り返し単位(B)99〜1モル%
からなる重量平均分子量が1,000〜300,000
のビニル系樹脂である。そして、ビニル系樹脂(VR−
2)を構成する繰り返し単位(A)の具体的なもの、お
よび、その好ましいものはビニル系樹脂(VR−1)に
導入される繰り返し単位(A)の具体的なもの、およ
び、好ましいものとして前掲した如きものが挙げられ
る。
(A)以外のビニル単量体に由来する繰り返し単位
(B)としては、公知慣用の各種のビニル系単量体に由
来する繰り返し単位が挙げられる。
るビニル系単量体の代表的なものとしては、(メタ)ア
クリル酸エステル類、カルボン酸アミド基含有単量体
類、カルボン酸ビニルエステル類、芳香族ビニル化合物
等が挙げられる。
ル類の代表的なものとしては、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メ
タ)アクリレート、iso−プロピル(メタ)アクリレ
ート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチ
ル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)ア
クリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレートの如き、炭素数が1〜18なるアルキ
ル基を有するアルキル(メタ)アクリレート類;シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、4−tert−ブチル
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル
(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレ
ートの如き、シクロアルキル(メタ)アクリレート類;
ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アク
リレートの如き、アリール基を含有する(メタ)アクリ
ル酸エステル類;2−メトキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレートの如き
アルコキシアルキル基を含有する(メタ)アクリル酸エ
ステル類;
レート、2−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ−
ト、3−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート
もし3−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、N−[2−(メタ)アクリロイルオキシエチル]ピ
ペリジン、N−[2−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル]ピロリジンもしくはN−[2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエチル]モルホリンの如き、3級アミノ基を含
有する(メタ)アクリル酸エステル類;
メチル)グリシジル(メタ)アクリレートの如き、エポ
キシ基を含有する(メタ)アクリル酸エステル類;トリ
メチルシロキシエチル(メタ)アクリレート、トリエチ
ルシロキシエチル(メタ)アクリレートの如き、シリル
エーテル基を含有する(メタ)アクリル酸エステル類;
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレートの如き、水酸基を含有する
(メタ)アクリル酸エステル類;前記した如き水酸基含
有(メタ)アクリル酸エステル類とε−カプロラクトン
とを反応させて得られる、水酸基を含有する(メタ)ア
クリル酸エステル;
リレート、片末端がメトキシ基等のアルコキシ基で封鎖
されたポリエチレングリコールのモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、片末端がメトキシ基等のアルコキシ基で封鎖され
たポリプロピレングリコールのモノ(メタ)アクリレー
トの如き、ポリエーテル鎖を含有する(メタ)アクリル
酸エステル類;
リレート、トリn−ブチルシリル(メタ)アクリレー
ト、トリsec−ブチルシリル(メタ)アクリレートの
如きシリルエステル基を含有する(メタ)アクリル酸エ
ステル類、等が挙げられる。
表的なものとしては、(メタ)アクリルアミド、クロト
ン酸アミド等のN原子上に置換基を有しないカルボン酸
アミド基含有単量体;N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドの如き
(メタ)アクリルアミド誘導体、等が挙げられる。カル
ボン酸アミド基含有単量体類は、好ましくは(メタ)ア
クリルアミド、および(メタ)アクリルアミド誘導体で
ある。
のとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ブタン
酸ビニル、ピバリン酸ビニル、炭素数が5〜10なる分
岐したアルキル基を有する脂肪族モノカルボン酸類のビ
ニルエステル、安息香酸ビニル、p−tert−ブチル
安息香酸ビニル等が挙げられる。
は、スチレン、4−メチルスチレン、4−tert−ブ
チルスチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン
等が挙げられる。
体を使用することができ、その代表的なものとしては、
ジメチルマレエート、ジエチルマレエート、ジエチルフ
マレート、ジ−n−ブチルフマレート、ジ−n−ブチル
イタコネートの如き、不飽和ジカルボン酸類と1価アル
コール類とのジエステル類;ジ−2−ヒドロキシエチル
フマレート、モノ−2−ヒドロキシエチル−モノ−n−
ブチルフマレート、モノ−2−ヒドロキシエチル−モノ
−n−ブチルフマレートの如き、水酸基を含有する不飽
和ジカルボン酸エステル類;モノ−n−ブチルマレー
ト、モノ−n−ブチルフマレート、モノメチルイタコネ
ートの如き、不飽和ジカルボン酸のモノエステル類:ア
リルグリシジルエーテル、2−ヒドロキシエチルアリル
エーテルの如きアリル化合物;
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン、メサコン
酸、酸無水マレイン酸、無水イタコン酸の如き不飽和カ
ルボン酸あるいはそれらの酸無水物;エチレン、プロピ
レン、1−ブテン等のオレフィン類;フッ化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレ
ン、クロロトリフルオロエチレン等のフルオロオレフィ
ン類;塩化ビニル、塩化ビニリデンの如きクロロオレフ
ィン類;エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエー
テル、シクロヘキシルビニルエーテル、4−ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類等が挙げら
れる。
する繰り返し単位の比率は、不飽和ジカルボン酸エステ
ルに由来する繰り返し単位(A)1〜99モル%、前記
した(A)以外のビニル単量体に由来する繰り返し単位
(B)99〜1モル%である。そして、かかるビニル系
樹脂(VR−2)の一つの好ましい態様は、繰り返し単
位(A)1〜50モル%と繰り返し単位(B)99〜5
0モル%(合計100モル%)からなる樹脂、好ましく
は、繰り返し単位(A)2〜50モル%と繰り返し単位
(B)98〜50モル%(合計100モル%)からなる
樹脂、最も好ましくは繰り返し単位(A)5〜50モル
%と繰り返し単位(B)95〜50モル%(合計100
モル%)からなる樹脂である。これらの態様の樹脂は、
特に各種の有機溶剤への溶解性に優れることから取扱い
が容易である点で好ましい。またこれらの態様の樹脂は
耐水性に優れる点でも好ましいものである。また、他の
好ましい態様は、繰り返し単位(A)50〜99モル%
と繰り返し単位(B)1〜50モル%(合計100モル
%)からなる樹脂、好ましくは、繰り返し単位(A)5
0〜80モル%と繰り返し単位(B)50〜20モル%
(合計100モル%)からなる樹脂、最も好ましくは繰
り返し単位(A)50〜70モル%と繰り返し単位
(B)50〜30モル%(合計100モル%)からなる
樹脂である。これら他の態様の樹脂は、特に活性エステ
ル基の含有率が高く、弱アルカリ条件下でも加水分解さ
れ易い点で好ましい。
を構成する繰り返し単位(B)としては、上掲した各種
の単量体の中で、(メタ)アクリル酸エステル、カルボ
ン酸アミド基含有単量体、カルボン酸ビニルエステルお
よび芳香族ビニル化合物から成る群より選ばれる少なく
とも一種の単量体に由来する繰り返し単位であることが
好ましい。そして、(メタ)アクリル酸エステルに由来
する繰り返し単位としては、炭素数が1〜8なるアルキ
ル基を有するアルキル(メタ)アクリレートあるいはシ
クロアルキル(メタ)アクリレートに由来する単位が特
に好ましい。
ル系樹脂(VR−2)使用する場合、好ましいビニル系
樹脂の一つとして、アルコキシ基が置換したアルキル
基、ポリエーテル鎖、アミド基、水酸基の如き親水性基
を導入した樹脂が挙げられる。そして、ビニル系樹脂
(VR−2)に導入される親水性基を含有する繰り返し
単位の代表的なものとしては、アルコキシ基が置換した
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル類、ポ
リエーテル鎖を有する(メタ)アクリル酸エステル類、
水酸基を含有する(メタ)アクリル酸エステル類、カル
ボン酸アミド基含有単量体の如き、親水性を有する単量
体に由来する繰り返し単位が挙げられる。
有する繰り返し単位を導入する場合、その導入量として
は、全繰り返し単位を基準に0.5〜30モル%、好ま
しくは1.0〜20モル%程度が適切である。
で測定される重量平均分子量は、1,000〜300,
000、好ましくは、2,000〜150,000、最
も好ましくは3,000〜100,000の範囲であ
る。
するには、(iii)前記した一般式(III)で示されるエス
テル基および/または前記した一般式(IV)で示される
エステル基を含有する不飽和ジカルボン酸エステル単量
体を共重合可能なビニル系単量体と共重合せしめる方
法、(iV)イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコ
ン酸、メサコン酸の如き不飽和ジカルボン酸や前記した
如き不飽和ジカルボン酸のハーフエステルと共重合可能
なビニル系単量体とからカルボキシル基を含有する共重
合体を予め調製し、次いで、得られた共重合体を塩基性
化合物の存在下にα−ハロカルボン酸エステル類および
/またはα−ハロケトン類と反応させる方法等を適用す
ればよい。かかる方法のなかで、ポリマーの精製が容易
で簡便に目的物を得ることが出来る点から、(iii)の方
法が特に好ましい。
−2)を調製するに当たり使用される当該不飽和ジカル
ボン酸エステル単量体の代表的なもの、および、それら
のなかで特に好ましいものとしては、ビニル系樹脂(V
R−1)の調製に際して使用される代表的なもの、およ
び、好ましいものとして例示した如きものが挙げられ
る。
量体と共重合される単量体の代表的なものは、ビニル系
樹脂(VR−2)に導入される繰り返し単位(B)を与
える単量体の具体的なものとして前掲した各種のものが
挙げられる。
びに共重合される単量体の比率としては、得られるビニ
ル系樹脂(VR−2)を構成する不飽和ジカルボン酸エ
ステル単量体に由来する繰り返し単位(A)の割合が、
1〜99モル%、好ましくは2〜80モル%、さらに好
ましくは5〜70モル%となるように設定すればよい。
なお、前述したビニル系樹脂(VR−2)の一つの好ま
しい態様を得ようとする場合には、繰り返し単位(A)
の割合が1〜50モル%、好ましくは2〜50モル%、
さらに好ましくは5〜50モル%となるように単量体比
率を設定すればよく、他の好ましい態様を得ようとする
場合には、繰り返し単位(A)の割合が50〜99モル
%、好ましくは50〜80モル%、さらに好ましくは5
0〜70モル%となるように単量体比率を設定すればよ
い。
述した好ましい繰り返し単位をビニル系樹脂(VR−
2)に導入するには、(メタ)アクリル酸エステル、カ
ルボン酸アミド基含有単量体類、カルボン酸ビニルエス
テルおよび芳香族ビニル化合物から成る群より選ばれる
少なくとも一種の単量体を共重合する単量体として使用
して重合を行えばよい。
アルキルエステルに由来する繰り返し単位を導入するに
は、炭素数が1〜8なるアルキル基を有するアルキル
(メタ)アクリレートあるいはシクロアルキル(メタ)
アクリレートを共重合すればよい。また、船底防汚塗料
用のビヒクル成分として好ましい樹脂の一つである親水
性基を有する樹脂を調製するには、アルコキシ基が置換
したアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
類、ポリエーテル鎖を有する(メタ)アクリル酸エステ
ル類、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル類、
カルボン酸アミド基含有単量体の如き親水性基を含有す
る単量体を共重合すればよい。
する場合、ビニル系樹脂(VR−2)を構成する全繰り
返し単位を基準に親水性基を有する繰り返し単位の割合
が、0.5〜30モル%、好ましくは1.0〜20モル
%の範囲内となるように親水性基を含有する単量体を共
重合すればよい。
−2)を調製するには、ビニル系樹脂(VR−1)を調
製する場合と同様に各種の重合方法を適用できるが、有
機溶剤中での溶液ラジカル重合法を適用することが、簡
便で特に好ましい。かかる重合法によりビニル系樹脂
(VR−2)を調製する場合の、有機溶剤の種類、重合
開始剤の種類と使用量、重合温度、重合時間、重合処方
等はビニル系樹脂(VR−1)調製の場合に準じればよ
い。
的に説明をするが、本発明は、決して、これらの例のみ
に限定されるものではない。なお、以下において、部お
よび%は、特に断りの無い限り、すべて、重量基準であ
るものとする。
に使用した装置、測定条件は下記の通りである。調製し
たビニル系樹脂における繰り返し単位の含有量は1H−
NMRの測定データに基づき算出した。ビニル系樹脂の
重量平均分子量はGPC測定データに基づき算出した。
また、ビニル系樹脂溶液の不揮発分は、樹脂溶液を10
5℃の恒温器中で3時間の乾燥を行った際の残留物の重
量に基づいて算出した。
る不飽和ジカルボン酸エステル単量体は下記の通りであ
る。
タコネート(以下、BMCMIと略称する):イタコン
酸カリウム塩とクロロ酢酸メチルの反応により合成し
た。 2.ビス(エトキシカルボニルメチル)イタコネート
(以下、BECMIと略称する):イタコン酸カリウム
塩とクロロ酢酸エチルの反応により合成した。 3.ビス(n−ブトキシカルボニルメチル)イタコネー
ト(以下、BBCMIと略称する):イタコン酸カリウ
ム塩とクロロ酢酸n−ブチルの反応により合成した。 4.ビス(2−メトキシエトキシカルボニルメチル)イ
タコネート(以下、BME CMIと略称する):イ
タコン酸カリウム塩とクロロ酢酸2−メトキシエチ
ルの反応により合成した。 5.ビス(1−メトキシカルボニルエチル)イタコネー
ト(以下、BMCEIと略称する):イタコン酸カリウ
ム塩と2−クロロプロピオン酸メチルの反応により合成
した。
ルメチル)イタコネート(以下、MMCMIと略称す
る):イタコン酸モノメチルのカリウム塩とクロロ酢酸
メチルの反応により合成した。 7.モノメチル−モノ(n−ブトキシカルボニルメチ
ル)イタコネート(以下、MBCMIと略称する):イ
タコン酸モノメチルのカリウム塩とクロロ酢酸n−ブチ
ルの反応により合成した。 8.ビス(2−オキソプロピル)イタコネート(以下、
OXPIと略称する):イタコン酸カリウム塩と1−ク
ロロ−2−オキソプロパンの反応により合成した。 9.ビス(メトキシカルボニルメチル)フマレート(以
下、BMCMFと略称する):フマル酸カリウム塩とク
ロロ酢酸メチルの反応により合成した。 10.ビス(1−メトキシカルボニルエチル)フマレー
ト(以下、BMCEFと略称する):フマル酸カリウム
塩と2−クロロプロピオン酸メチルの反応により合成し
た。 11.ビス(メトキシカルボニルメチル)マレート(以
下、BMCMMと略称する):マレイン酸カリウム塩と
クロロ酢酸メチルの反応により合成した。
0.0部、ジ−tert−ブチルパーオキサイド(DT
BPO) 0.30部、酢酸n−ブチル(BAc)
7.0部、キシレン(Xy) 3.0部を仕込み充分混
合した後、反応容器を120℃に保った油浴に浸漬して
加熱を開始した。加熱開始から、12時間後、24時間
後および36時間後にそれぞれ0.1部のDTBPOを
追加した。合計48時間加熱することにより重合を行っ
て重合体の溶液を得た。得られた重合体の溶液にメタノ
ール 40部を加えて充分混合しメタノール可溶分の抽
出を行った。メタノール 40部を使用する可溶分抽出
操作をさらに3回行って高粘度の液状残留物を得た。こ
の液状残留物から減圧で揮発分を除去して粘着性固体状
のBMCMIの単独重合体7.82部(収率 78.2
%)を得た。得られた樹脂の重量平均分子量(Mw)
は、1,900であった。IRスペクトルを図1に、1
H−NMRスペクトルを図2に示した。
する以外は実施例1と同様に重合、重合体の単離操作、
揮発分の除去を行って、粘着性固体状のBECMIの単
独重合体7.14部(収率 71.4%)を得た。得ら
れた樹脂のMwは、18,300であった。IRスペク
トルを図3に、1H−NMRスペクトルを図4に示し
た。
ルアクリレート(MA) 5部と、DTBPO 0.3
部、Xy 2部、プロピレングリコールモノメチルエー
テル(PGME)2部、BAc 6部を仕込んで充分混
合した後、反応容器を120℃に保った油浴に浸漬し、
16時間加熱して重合を行った。得られた共重合体の溶
液にテトラヒドロフラン(THF)20部を加え溶解し
て得られた溶液をメタノール 400部に投入し共重合
体を沈殿させた。沈殿した共重合体を濾別し減圧下で1
日間乾燥を行って白色粉末状のBMCMIとMAの共重
合体 8.46部(収率 84.6%)を得た。得られ
た共重合体は、Mwが25,500であり、BMCMI
に由来する繰り返し単位を24.8モル%含有してい
た。IRスペクトルを図5に、1H−NMRスペクトル
を図6に示した。
5部とMA 5部を使用した以外は、実施例3と同様に
重合、重合体の単離操作および乾燥を行って白色粉末状
のBECMIとMAの共重合体 8.12部(収率8
1.2%)を得た。得られた共重合体は、Mwが35,
800であり、BECMIに由来する繰り返し単位を1
4.3モル%含有していた。
5部とMA 5部を使用した以外は、実施例3と同様に
重合、重合体の単離操作および乾燥を行って白色粉末状
のBBCMIとMAの共重合体 7.81部(収率7
8.1%)を得た。得られた共重合体は、Mwが46,
100であり、BBCMIに由来する繰り返し単位を1
9.5モル%含有していた。IRスペクトルを図7に、
1H−NMRスペクトルを図8に示した。
5部とメチルメタクリレート(MMA) 5部を使用し
た以外は、実施例3と同様に重合、重合体の単離操作お
よび乾燥を行って白色粉末状のBECMIとMMAの共
重合体 8.82部(収率88.2%)を得た。得られ
た共重合体は、Mwが39,700であり、BECMI
に由来する繰り返し単位を22.4モル%含有してい
た。IRスペクトルを図9に、1H−NMRスペクトル
を図10に示した。
5部とMMA 5部を使用した以外は、実施例3と同様
に重合、重合体の単離操作および乾燥を行って白色粉末
状のBBCMIとMMAの共重合体 8.53部(収率
85.3%)を得た。得られた共重合体は、Mwが3
0,000であり、BBCMIに由来する繰り返し単位
を18.7モル%含有していた。
5部とMMA 5部を使用した以外は、実施例3と同
様に重合、重合体の単離操作および乾燥を行って白色粉
末状のBMECMIとMMAの共重合体 7.24部
(収率72.4%)を得た。得られた共重合体は、Mw
が21,300であり、BMECMIに由来する繰り返
し単位を19.2モル%含有していた。IRスペクトル
を図11に、1H−NMRスペクトルを図12に示し
た。
5部とMMA 5部を使用した以外は、実施例3と同様
に重合、重合体の単離操作および乾燥を行って白色粉末
状のBMCEIとMMAの共重合体 7.86部(収率
78.6%)を得た。得られた共重合体は、Mwが2
0,200であり、BMCEIに由来する繰り返し単位
をモル%含有していた。IRスペクトルを図13に、1
H−NMRスペクトルを図14に示した。
5部とスチレン(ST) 5部を使用した以外は、実施
例3と同様に重合、重合体の単離操作および乾燥を行っ
て白色粉末状のBECMIとSTの共重合体 9.01
部(収率90.1%)を得た。得られた共重合体は、M
wが25,600であり、BECMIに由来する繰り返
し単位を26.3モル%含有していた。IRスペクトル
を図15、1H−NMRスペクトルを図16に示した。
5部とST 5部を使用した以外は、実施例3と同様に
重合、重合体の単離操作および乾燥を行って白色粉末状
のBBCMIとSTの共重合体 7.68部(収率7
6.8%)を得た。得られた共重合体は、Mwが20,
700であり、BBCMIに由来する繰り返し単位を2
3.1モル%含有していた。IRスペクトルを図17、
1H−NMRスペクトルを図18に示した。
反応器にXy 300部、BAc 450部を仕込ん
で、窒素ガス気流下に攪拌しながら120℃に昇温し
た。次いで、MMCMI 500部、MMA 500
部、DTBPO 30部およびBAc 250部からな
る混合物を4時間に亘って滴下した。滴下終了の2時間
後にDTBPO 3部を添加し、その後も同温度で10
時間の反応を行って、不揮発分が50.2%で、Mwが
22,400なる、MMCMIに由来する繰り返し単位
が31.6モル%含有されるMMCMIとMMAの共重
合体の溶液を得た。
c 350部、PGME 200部を仕込み、窒素ガス
気流下に攪拌しながら120℃に昇温した。次いで、M
BCMI 500部とMMA 500部と、DTBPO
30部およびBAc 250部からなる混合物を4時
間に亘って滴下した。滴下終了の2時間後にDTBPO
3部を添加し、その後も同温度で10時間の反応を行
って、不揮発分が50.1%で、Mwが19,800な
る、MBCMIに由来する繰り返し単位が27.9モル
%含有されるMBCMIとMMAの共重合体溶液を得
た。
c 250部を仕込み、窒素ガス気流下に攪拌しながら
90℃に昇温した。次いで、BBCMI 350部、M
MA 650部、BAc 250部およびtert−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(TBPO
EH) 25部からなる混合物を3時間に亘って滴下し
た。その後、同温度で10時間攪拌を行って、不揮発分
が50.0%で、Mwが17,412なる、BBCMI
に由来する繰り返し単位が13.1モル%含有されるB
BCMIとMMAの共重合体溶液を得た。
E 200部、BAc350部を仕込んで、窒素ガス気
流下に攪拌しながら80℃に昇温した。ついで、、BM
CMI 500部、MMA 250部、酢酸ビニル(V
Ac) 200部、2−メトキシエチルメタクリレート
(MEMA) 50部、TBPOEH30部およびBA
c 250部からなる混合物を、4時間に亘って滴下し
た。滴下終了2時間後にTBPOEH 3部を添加し、
その後、同温度で10時間の攪拌を行って不揮発分が5
0.1%、Mwが21,800なるBMCMI、MM
A、VAc、MEMAに由来する繰り返し単位が、それ
ぞれ、26.1モル%、35.7モル%、33.2モル
%、5.0モル%含有されるBMCMI・MMA・VA
c・MEMA共重合体の溶液を得た。
250部、VAc200部およびMEMA 50部に
代えて、BMCMI 400部、MMA 400部、V
Ac 150部およびN−メトキシメチルアクリルアミ
ド(MMAM)50部を使用する以外は、実施例15と
同様に重合を行って、不揮発分が50.2%で、Mwが
29,600なるBMCMI、MMA、VAc、MMA
Mに由来する繰り返し単位が、それぞれ、19.1モル
%、52.4モル%、22.8モル%、5.7モル%含
有されるBMCMI・MMA・VAc・MMAM共重合
体の溶液を得た。
250部、VAc200部およびMEMA 50部に
代えて、BMCMI 500部、MMA 200部、V
Ac 200部および数平均分子量が490なるメトキ
シポリエチレングルコールモノメタクリレート(MPE
GMA)100部を使用する以外は、実施例15と同様
に重合を行って、不揮発分が50.3%で、Mwが2
6,500なるBMCMI、MMA、VAc、MPEG
MAに由来する繰り返し単位が、それぞれ、28.7モ
ル%、31.5モル%、36.6モル%、3.2モル%
含有されるBMCMI・MMA・VAc・MPEGMA
共重合体の溶液を得た。
チルメタクリレート(EMA) 2.0部、BAc
2.0部、Xy 2.0部およびTBPOEH0.2部
を仕込み充分混合してから、反応容器を80℃に保った
油浴に浸漬し、16時間加熱して重合を行った。得られ
た共重合体の溶液にTHF 8部を加え溶解して得られ
た溶液をメタノール160部に投入して共重合体を沈殿
させた。沈殿した共重合体を濾別し減圧下で1日間乾燥
を行って白色粉末状のOXPIとEMAの共重合体
3.10部(収率:77.5%)を得た。得られた共重
合体は、Mwが17,800であり、OXPIに由来す
る繰り返し単位を32.0モル%含有していた。IRス
ペクトルを図19に、1H−NMRスペクトルを図20
に示した。
PI 2.0部とMMA 2.0部を使用した以外は、
実施例18と同様に重合、重合体の単離操作および乾燥
を行って白色粉末状のOXPIとMMAの共重合体
3.14部(収率:78.5%)を得た。得られた共重
合体は、Mwが23,000であり、OXPIに由来す
る繰り返し単位を29.2モル%含有していた。
PI 2.0部とシクロヘキシルメタクリレート(CH
MA) 2.0部を使用した以外は、実施例18と同様
にして重合、重合体の単離操作と乾燥を行って白色粉末
状のOXPIとCHMAの共重合体 3.21部(収
率:80.3%)を得た。得られた共重合体は、Mwが
28,600であり、OXPIに由来する繰り返し単位
を41.0モル%含有していた。
PI 2.0部とST2.0部を使用した以外は、実施
例18と同様にして重合、重合体の単離操作と乾燥を行
って白色粉末状のOXPIとSTの共重合体 3.36
部(収率:84.0%)を得た。得られた共重合体は、
Mwが23,600であり、OXPIに由来する繰り返
し単位を30.1モル%含有していた。
PI 2.0部とVAc 2.0部を使用した以外は、
実施例18と同様にして重合、重合体の単離操作と乾燥
を行って白色粉末状のOXPIとVAcの共重合体
2.89部(収率:72.3%)を得た。得られた共重
合体は、Mwが14,800であり、OXPIに由来す
る繰り返し単位を32.0モル%含有していた。IRス
ペクトルを図21に、1H−NMRスペクトルを図22
に示した。
CMF 1.2部、ST 2.8部を使用した以外は実
施例18と同様に重合、重合体の単離操作と乾燥を行っ
て白色粉末状のBMCMFとSTの共重合体 3.32
部(収率:83.0%)を得た。得られた共重合体は、
BMCMFに由来する繰り返し単位を14.6モル%含
有し、Mwは18,200であった。
CEF 2.0部、ST 2.0部を使用した以外は、
実施例18と同様に重合、重合体の単離操作と乾燥を行
って白色粉末状のBMCEFとSTの共重合体 3.4
0部(収率:85.0%)を得た。得られた共重合体
は、Mwが44,800であり、BMCEFに由来する
繰り返し単位を26.5モル%含有していた。
CEF 2.0部、MMA 1.2部およびVAc
0.8部を使用した以外は、実施例18と同様に重合、
重合体の単離と乾燥を行って白色粉末状のBMCEF・
MMA・VAc共重合体 3.14部(収率:78.5
%)を得た。共重合体は、Mwが16,500であり、
BMCF、MMA、VAcに由来する繰り返し単位を、
それぞれ、26.8モル%、53.5モル%、19.7
モル%含有していた。IRスペクトルを図23に、1H
−NMRスペクトルを図24に示した。
CMM 2.0部、ST 2.0を使用した以外は、実
施例18と同様に重合、重合体の単離と乾燥を行って白
色粉末状のBMCMMとSTの共重合体 3.09部
(収率:77.3%)を得た。得られた共重合体は、M
wが13,500であり、BMCMMに由来する繰り返
し単位を28.6モル%含有していた。
c 250部仕込んで、窒素ガス気流下に攪拌しながら
80℃に昇温した。ついで、OXPI 200部、MM
A 186部、VAc 64部、MEMA 50部、T
BPOEH 10部およびBAc 150部からなる混
合物を、4時間に亘って滴下した。滴下終了2時間後に
TBPOEH 2.5部を添加し、その後、同温度で1
0時間の攪拌を行って不揮発分が50.1%、Mwが4
1,200なるOXPI、MMA、VAc、MEMAに
由来する繰り返し単位が、それぞれ、21.9モル%、
49.2モル%、19.7モル%、9.2モル%含有さ
れるOXPI・MMA・VAc・MEMA共重合体の溶
液を得た。
る不飽和ジカルボン酸エステルに由来する繰り返し単位
を有する新規なビニル系樹脂、および、その製造方法を
提供することができる。
トルである。
Rスペクトルである。
トルである。
Rスペクトルである。
トルである。
Rスペクトルである。
トルである。
Rスペクトルである。
トルである。
MRスペクトルである。
クトルである。
MRスペクトルである。
クトルである。
MRスペクトルである。
ペクトルである。
NMRスペクトルである。
ペクトルである。
NMRスペクトルである。
ペクトルである。
NMRスペクトルである。
ペクトルである。
NMRスペクトルである。
ペクトルである。
NMRスペクトルである。
Claims (23)
- 【請求項1】 下記の一般式(I)で表される不飽和ジ
カルボン酸エステルに由来する繰り返し単位、および下
記一般式(II)で表される不飽和ジカルボン酸エステル
に由来する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なく
とも1種の繰り返し単位(A)からなり、重量平均分子
量が1,000〜300,000であることを特徴とす
るビニル系樹脂。 【化1】 〔但し、式(I)および(II)中、RaおよびRbは、そ
れぞれ独立に、−CH(R1)COOR2、−CH
(R3)COOR4、−CH(R5)COR6、 −CH(R
7)COR8またはR9を表し、しかも、RaおよびRbの
少なくとも一方は、−CH(R1)COOR2または−C
H(R5)COR6であり、Xは水素原子またはメチル基
を表すものとする。そして、これらに含有されるR1、
R3、R 5およびR7は、それぞれ独立に、水素原子、フ
ェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基を、
R2、R4、R6、R8およびR9は、それぞれ独立に、1
価の有機基を表すものとする。〕 - 【請求項2】 下記の一般式(I)で表される不飽和ジ
カルボン酸エステルに由来する繰り返し単位、および下
記一般式(II)で表される不飽和ジカルボン酸エステル
に由来する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なく
とも1種の繰り返し単位(A)1〜99モル%と、該繰
り返し単位(A)以外のビニル単量体に由来する繰り返
し単位(B)99〜1モル%とからなり、重量平均分子
量が1,000〜300,000であることを特徴とす
るビニル系樹脂。 【化2】 〔但し、式(I)および(II)中、RaおよびRbは、そ
れぞれ独立に、−CH(R1)COOR2、−CH
(R3)COOR4、−CH(R5)COR6、 −CH(R
7)COR8またはR9を表し、しかも、RaおよびRbの
少なくとも一方は、−CH(R1)COOR2または−C
H(R5)COR6であり、Xは水素原子またはメチル基
を表すものとする。そして、これらに含有されるR1、
R3、R 5およびR7は、それぞれ独立に、水素原子、フ
ェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基を、
R2、R4、R6、R8およびR9は、それぞれ独立に、1
価の有機基を表すものとする。〕 - 【請求項3】 下記の一般式(I)で表される不飽和ジ
カルボン酸エステルに由来する繰り返し単位、および下
記一般式(II)で表される不飽和ジカルボン酸エステル
に由来する繰り返し単位からなる群より選ばれる少なく
とも1種の繰り返し単位(A)2〜50モル%と、該繰
り返し単位(A)以外のビニル単量体に由来する繰り返
し単位(B)98〜50モル%とからなり、重量平均分
子量が1,000〜300,000であることを特徴と
するビニル系樹脂。 【化3】 〔但し、式(I)および(II)中、RaおよびRbは、そ
れぞれ独立に、−CH(R1)COOR2、−CH
(R3)COOR4、−CH(R5)COR6、 −CH(R
7)COR8またはR9を表し、しかも、RaおよびRbの
少なくとも一方は、−CH(R1)COOR2または−C
H(R5)COR6であり、Xは水素原子またはメチル基
を表すものとする。そして、これらに含有されるR1、
R3、R 5およびR7は、それぞれ独立に、水素原子、フ
ェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基を、
R2、R4、R6、R8およびR9は、それぞれ独立に、1
価の有機基を表すものとする。〕 - 【請求項4】 前記した繰り返し単位(B)が(メタ)
アクリル酸エステル類、カルボン酸アミド基含有単量体
類、カルボン酸ビニルエステル類、および芳香族ビニル
化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の単量体
に由来するものであることを特徴とする請求項2または
3のいずれかに記載のビニル系樹脂。 - 【請求項5】 前記したRaおよびRbの両方が、それぞ
れ独立して、−CH(R1)COOR2、−CH(R3)
COOR4、−CH(R5)COR6、または−CH
(R7)COR8であることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載のビニル系樹脂。 - 【請求項6】 前記したR2、R4、R6、R8、およびR
9が、それぞれ独立に、アルキル基、置換アルキル基、
シクロアルキル基、アリール基または置換アリール基で
あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
ビニル系樹脂。 - 【請求項7】 前記したR2、R4、およびR9が、それ
ぞれ独立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基またはア
ルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキシ基置
換アルキル基であることを特徴とする請求項1〜5のい
ずれかに記載のビニル系樹脂。 - 【請求項8】 前記したR6およびR8が、それぞれ独立
に、炭素原子数が1〜8のアルキル基であることを特徴
とする請求項1〜7のいずれかに記載のビニル系樹脂。 - 【請求項9】 前記したR1およびR3が、それぞれ独立
に、水素原子またはメチル基であることを特徴とする請
求項1〜8のいずれかに記載のビニル系樹脂。 - 【請求項10】 前記したR5、R7のうちの少なくとも
一方が、水素原子であることを特徴とする請求項1〜9
のいずれかに記載のビニル系樹脂。 - 【請求項11】 前記したXが、水素原子であることを
特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のビニル系
樹脂。 - 【請求項12】下記の一般式(III)で表されるエステ
ル基および/または一般式(IV)で表されるエステル基
を含有する不飽和ジカルボン酸エステル単量体を必須成
分とする単量体を重合させることを特徴とするビニル系
樹脂の製造方法。 【化4】 〔但し、R1およびR5は、それぞれ独立に、水素原子、
フェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基
を、R2およびR6は、それぞれ独立に、1価の有機基を
表すものとする。〕 - 【請求項13】前記した不飽和ジカルボン酸エステル単
量体が、下記の一般式(V)で表されるイタコン酸エス
テルもしくは一般式(VI)で表されるマレイン酸エステ
ル、フマル酸エステル、シトラコン酸エステルまたはメ
サコン酸エステルであることを特徴とする請求項12に
記載のビニル系樹脂の製造方法。 【化5】 〔但し、式(V)および(VI)中、RaおよびRbは、そ
れぞれ独立に、−CH(R1)COOR2、−CH
(R3)COOR4、−CH(R5)COR6、 −CH(R
7)COR8またはR9を表し、しかも、RaおよびRbの
少なくとも一方は、−CH(R1)COOR2または−C
H(R5)COR6であり、Xは水素原子またはメチル基
を表すものとする。そして、これらに含有されるR1、
R3、R 5およびR7は、それぞれ独立に、水素原子、フ
ェニル基または炭素原子数が1〜12のアルキル基を、
R2、R4、R6、R8およびR9は、それぞれ独立に、1
価の有機基を表すものとする。〕 - 【請求項14】前記したRaおよびRbの両方が、それぞ
れ独立して、−CH(R1)COOR2、−CH(R3)
COOR4、−CH(R5)COR6、または−CH
(R7)COR8であることを特徴とする請求項13に記
載のビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項15】前記したR2、R4、R6、R8、およびR
9が、それぞれ独立に、アルキル基、置換アルキル基、
シクロアルキル基、アリール基または置換アリール基で
あることを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記
載のビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項16】前記したR2、R4、およびR9が、それ
ぞれ独立に、炭素原子数が1〜8のアルキル基またはア
ルコキシ基を含む炭素原子数が3〜8のアルコキシ基置
換アルキル基であることを特徴とする請求項12〜14
のいずれかに記載のビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項17】前記したR6およびR8が、それぞれ独立
に、炭素原子数が1〜8のアルキル基であることを特徴
とする請求項12〜16のいずれかに記載のビニル系樹
脂の製造方法。 - 【請求項18】前記したR1およびR3が、それぞれ独立
に、水素原子またはメチル基であることを特徴とする請
求項12〜17のいずれかに記載のビニル系樹脂の製造
方法。 - 【請求項19】前記したR5、R7のうちの少なくとも一
方が、水素原子であることを特徴とする請求項12〜1
8のいずれかに記載のビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項20】前記したXが、水素原子であることを特
徴とする請求項12〜19のいずれかに記載のビニル系
樹脂の製造方法。 - 【請求項21】前記した不飽和ジカルボン酸エステル単
量体に由来する繰り返し単位の含有率が1〜99モル%
となるように、前記不飽和ジカルボン酸エステル単量体
と、当該単量体と共重合可能な単量体とを共重合させる
ことを特徴とする請求項12〜20のいずれかに記載の
ビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項22】前記した不飽和ジカルボン酸エステル単
量体に由来する繰り返し単位の含有率が2〜80モル%
となるように、前記不飽和ジカルボン酸エステル単量体
と、当該単量体と共重合可能な単量体とを共重合させる
ことを特徴とする、請求項12〜20のいずれかに記載
のビニル系樹脂の製造方法。 - 【請求項23】前記した共重合可能な単量体が、(メ
タ)アクリル酸エステル類、カルボン酸アミド基含有単
量体類、カルボン酸ビニルエステル類、芳香族ビニル化
合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の単量体で
あることを特徴とする請求項21または22のいずれか
に記載のビニル系樹脂の製造方法。
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KR101810774B1 (ko) | 2015-05-22 | 2017-12-19 | 주고꾸 도료 가부시키가이샤 | 방오도료 조성물, 방오도막, 방오기재 및 방오기재의 제조방법 |
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- 2001-04-11 JP JP2001113095A patent/JP4611561B2/ja not_active Expired - Fee Related
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