JPS61241305A - フマル酸ジエステルのラジカル重合反応を制御する方法 - Google Patents

フマル酸ジエステルのラジカル重合反応を制御する方法

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JPS61241305A
JPS61241305A JP8138385A JP8138385A JPS61241305A JP S61241305 A JPS61241305 A JP S61241305A JP 8138385 A JP8138385 A JP 8138385A JP 8138385 A JP8138385 A JP 8138385A JP S61241305 A JPS61241305 A JP S61241305A
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fumaric acid
fumarate
carbon atoms
group
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JP8138385A
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Naoyuki Amaya
直之 天谷
Takayuki Otsu
大津 隆行
Takashige Murata
村田 敬重
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Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はフマル酸ジエステルのラジカル重合反応を制御
する方法に関する。
〈従来の技術及び問題点〉 従来から、ラジカル単独重合に供されるモノマー類とし
ては例えば、塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル
、酢酸ビニル、アクリル酸およびそのエステル類、アク
リルアミド誘導体、アクロレイン、モノフッ化エチレン
、各種ビニルケトン等数多くのものが知られており、こ
れらモノマー類は、いわゆるモノ置換エチレンモノマー
類として分類され、比較的容易にラジカル重合して高分
子量ポリマーを与えることがら、各種の用途に用いられ
ている。またフッ化ビニリデン、塩化ビニリデン、メタ
クリル酸およびそのエステル類、メタクリロニトリル、
α−シアノアクリル酸およびその誘導体、α−アルキル
スチレン等のいねゆる1.1−ジ置換エチレンモノマー
類もまたラジカル重合性に富むものが多いことは公知で
ある。しかしながら、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸およびそのエステル類、桂皮酸およびそのエステル類
、2−ブテン等の内部オレフィン類、シクロアルケン類
等の1,2−ジ置換エチレンモノマーとして分類される
化合物群は、ラジカル重合性に乏しいものが多く、炭酸
ビニレン、N−置換マレイミド類等の一部の環状構造を
有する1、2−ジ置換エチレンを除いて従来技術では高
分子量ホモポリマーを得ることができず、汎用ビニルモ
ノマー(モノ置換あるいは1,1−ジ置換エチレンモノ
マー等)のラジカル共重合の再のコモノマーとしてのみ
利用されることが多いのは公知である。
また、無水マレイン酸、マレイン酸およびその低級アル
コールのエステル類、フマル酸およびその低級アルコー
ルのエステル類は、ラジカル共重合にあたりコモノマー
として用いられるだけでなく、不飽和ポリエステル樹脂
、アルキッド樹脂等の原料としてもしばしば用いられる
が、従来技術の中ではそれらのラジカル単独重合体を高
効率で得る方法は見あたらない。
本発明において用いる典型的な1,2−ジ置換エチレン
モノマーに分類されるフマル酸ジエステル類の単独重合
技術についてはわずかに、大津らの報告例がみられるの
みであり(T、0tsu、 O,Ito。
N、Toyoda、 and S、Mori、 Mak
romol Chew、、 RapidCOIImun
 a eス、 725(1981)、およびN、Toy
oda and丁、0tsu、Po1y−、Bull、
、  11,453(1984)]  、 エステル置
換基の構造とラジカル単独重合および共重合の反応性と
の関係は、今まで明らかとなっておらず、これ故に、フ
マル酸ジエステルを有用な重金物として供することはこ
れまで行われておらず。
主として可塑剤等の用途に用いられているのみにすぎな
い。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、このように従来ラジカル単独重合しない
とされてきたフマル酸ジエステルの新しい重合法を確立
する目的で鋭意研究をした結果。
該フマル酸ジエステルの置換基の構造により、ラジカル
重合反応性が大きく変化することを見い出し、その重合
反応性とエステル置換基の構造との間に一定の関係が存
在することを発見し、フマル酸ジエステルの工業的に有
効なラジカル重合法を確立することにより本発明を完成
した。
本発明によれば、下記の一般式 (式中、R工およびR2は同−若しくは異なる基を表わ
し、R1およびR2の少なくとも一方が炭素数2〜12
のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、炭
素数3〜14の環構造の置換基を有する炭素数2〜6の
置換アルキル基、または前記環構造の置換基を有する炭
素数3〜10の置換シクロアルキル基を示す。但し、R
1およびR2が異なる場合、他方はメチル基を示しても
よい、)にて表わされるフマル酸ジエステルのR1及び
R2のβ−水素の算術和を4〜18個の範囲にて選択し
、前記フマル酸ジエステルのラジカル重合反応を制御す
ることを特徴とする方法が提供される。
以下1本発明につき更に詳細に説明する。
本発明では下記の一般式 (式中、R8およびR2は同−若しくは異なる基を表わ
し、R8およびR2の少なくとも一方が炭素数2〜12
のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキル基、炭
素数3〜14の環構造の置換基を有する炭素数2〜6の
置換アルキル基、または前記環構造の置換基を有する炭
素数3〜1oの置換シクロアルキル基を示す、但し、R
1およびR2が異なる場合、他方はメチル基を示しても
よい、)にて表わされるフマル酸ジエステルを用いる0
本発明の特徴は上記一般式のR,、R,にて示されるエ
ステル置換基の構造において下記に示すようにエステル
のエーテル酸素に結合する炭素をα−炭素、このα−炭
素に直接結合する炭素をβ−炭素。
このβ−炭素に直接結合する水素をβ−水素と規定した
場合、β−水素の算術和、すなわち総数が多くなるに従
って順次ラジカル重合反応性及びラジカル共重合反応性
が大となることを利用し、β−水素の数によりラジカル
重合反応を制御することにある。
β−水素 ↓ α−炭素β−炭素 本発明ではβ−水素の算術和を4〜184gの範囲にて
選択するようにする。β−水素の算術和が3以下になる
と反応活性が乏しくなる。たとえば。
β−水素の算術和が4のフマル酸ジエステルとしては下
記の式のものを挙げることができる。
フマル酸メチルシクロヘキシル 直 ■ フマル酸エチルイソブチル フマル酸ビス(2−フェニルエチル) 上記式から明らかなように、フマル酸メチルシクロヘキ
シルの場合にはメチル基にはβ−炭素がなく、シクロヘ
キシル基にβ炭素が2個あり、各々2個のβ−水素があ
るため、計4個のβ−水素があり、またフマル酸エチル
イソブチルの場合にはエチル基に3個のβ−水素が、一
方イツブチル基に1個のβ−水素があるため、計4個の
β−水素が存在する。また、フマル酸ビス(2−フェニ
ルエチル)の場合には2−フェニルエチル基に各々2個
のβ−水素があるため、計4個のβ−水素が存在する。
一方、β−水素の算術和が最大の18個のフマル酸ジエ
ステルは下記の式のものである。
フマル酸ジtart−ブチル 本発明では、上記式に示されるようにR□、R2は同一
であっても異なっていてもよいが、R1およびR2の少
なくとも一方が炭素数2〜12のアルキル基、炭素数3
〜12のシクロアルキル基、炭素数3〜14の環構造の
置換基を有する炭素数2〜6の置換アルキル基、または
前記環構造の置換基を有する炭素数3〜10の置換シク
ロアルキル基を示す@ R,、Rsのいずれか一方のβ
−水素が4以上であれば、他方はメチル基であってもよ
い、炭素数が各々上記規定値の上限を越えると反応性が
劣ってくるので使用できない。
フマル酸ジエステルのエステル置換基に適当な官能基1
例えば水酸基、カルボキシル基、アミノ基、ニトリル基
、アルケニル基、カルボニル基。
エステル基等を有していても、β−水素の数の算術和が
4〜18であればすべてラジカル重合性を示し、β−水
素の数が多い構造のエステルにすれば1重合反応性を本
質的に高めることが可能である。
本発明においてラジカル単独重合および共重合反応性を
より高める目的には、該フマル酸ジエステルの2つのエ
ステル置換基のβ−水素の数の算術和の多いエステル置
換基を選べば、反応性ならびに生成ポリマーの分子量を
高くすることができ、一方反応性を押えてしかも生成ポ
リマーの分子量を低くする目的には、β−水素の数の算
術和が少ないエステル置換基を選べば良く、目的に応じ
で使用することが出来る。もちろん、ラジカル単独重合
および共重合の反応性ならびに生成ポリマーの分子量は
、ラジカル重合開始剤の種類と使用量。
重合温度1重合方法、さらには適当な重合調整剤を使う
ことにより、一層幅広く調節することができる6例えば
ジーtert−ブチルパーオキシドやクメンヒドロパー
オキシドの様な高温用の重合開始剤を少なく用いて低温
で行なえば、反応率は低いが分子量の高いポリマーが得
られ、ジーイソプロピルバーオキシジカルボナートある
いはジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカルボナー
トの様な低温用の重合開始剤を多量に用いて高温で重合
すれば、反応率を高くすることができるが、生成ポリマ
ーの分子量は低くなる。
本発明において用いるR1とR2とが同一のフマル酸ジ
エステルを調整するには、フマル酸と所定の一級あるい
は二級アルコールを適当な酸性触媒。
例えば、塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、メタン
スルホン酸、強酸性イオン交換樹脂などの存在下、溶媒
中もしくは無溶媒中で接触加熱して合成できる。もちろ
ん反応速度を高める目的で適当な脱水剤を用いることも
出来るが、アルコール自身を脱水剤に使用してもよい、
別法としては。
マレイン酸もしくは無水マレイン酸と一級あるいは二級
アルコールとの混合物を溶媒中もしくは無溶媒中で、上
記酸性触媒の存在下加熱反応させた後、適当な異性化触
媒の存在下でさらに異性化しても合成できる。さらに上
記酸性触媒の存在下もしくは適当な塩基性触媒例えば、
ナトリウムアルコキシド、水酸化ナトリウムあるいはカ
リウム。
第三級アミン等の存在下、フマル酸ジエチルあるいはフ
マル酸の低級アルコールのジエステルと所定の一級ある
いは二級アルコールとのエステル交換反応を行なうこと
によっても合成することができる。もちろん、フマル酸
ジクロリドと所定のアルコールとの反応を適当な脱塩化
水素試薬剤例えば、トリエチルアミン、ピリジン等の存
在下あるいは不存在下で行なっても合成できる。
また、R2とR2とが異なるフマル酸ジエステルを調製
するには1例えば一方のエステル置換基がイソプロピル
で他方が一級あるいは二級アルコールのエステルである
様なフマル酸エステルの場合には、最初にイソプロピル
アルコールと無水マレイン酸を反応させ、無水マレイン
酸モノイソプロピルを合成し、次に所定のアルコールと
のエステル化反応を上述した触媒の存在下で行ない、さ
らに適当な異性化触媒を用いて該マレイン酸エステルを
フマル酸エステルに異性化して得ることができるが、最
初に得られたマレイン酸モノイソプロピルを適当な異性
化触媒例えば、チオ尿素等を用いて、フマル酸モノイソ
プロピルに異性化させた後、アルコールとのエステル化
反応を行なっても同様に得られる。さらに一方もしくは
両方と第三級のアルコールのエステルであるフマル酸エ
ステル例えば、一方がtart−ブチルエステルであり
、他方が一級あるいは二級アルコールのエステルである
フマル酸エステルを合成するには、上述した様に最初に
一級あるいは二級アルコールのフマル酸モノエステルを
合成し、次に適当な酸触媒、例えば硫酸、パラトルエン
スルホン酸等の存在下イソブチンを付加して調製するこ
とができる。もちろんマレイン酸モノエステルにイソブ
チンを同様に付加した後、適当な触媒を用いて異性化し
てもよい、さらに、両エステルとも三級アルコールから
誘導されるフマル酸エステル例えば、フマル酸ジtar
t−ブチルの様な場合には、マレイン酸に上記酸触媒の
存在下イソブチンを付加した後異性化するかあるいは、
フマル酸に同様の方法でイソブチンを付加して合成され
る。いずれにしても、目的とするβ−水素を有し、その
数が多いフマル酸エステルの合成は比較的容易で、その
合成には従来技術を応用することが可能である。さらに
官能基、例えば水酸基、カルボキシル基、ニトリル基、
アミノ基、カルボニル基、アルケニル基、エステル基等
をエステル基中に有するフマル酸エステルを合成するに
は、それらの官能基のうちでも、上記エステル化条件下
にて反応を受ける官能基である場合には、適当な保護基
を用いて合成反応を実施するか、あるいはエステル化反
応を行なった後、官能基を導入するなどの、適当な合成
方法を目的によって選択することができる。
本発明では、上記フマル酸ジエステルのホモポリマーを
調製してもよく、またフマル酸ジエステルと共重合性ビ
ニル七ツマ−との共重合体を調製してもよい、この共重
合性ビニルモリマーとしては上記一般式で示されるフマ
ル酸ジエステルとの共重合が可能なラジカル重合性のビ
ニル七ツマ−であれば特に限定されるものではない1本
発明にて好ましく用いることのできる共重合性ビニルモ
ノマーとしては、例えばスチレン、P−メチルスチレン
、P−クロルスチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビ
ニル化合物;メチルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート等のアルキルメタクリレート;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等のカルボン酸ビニル;メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート等のアルキルアクリレート;塩
化ビニル。
塩化ビニリデン等の塩化ビニル化合物;アクリロニトリ
ル、メタクリレートリル等のニトリル化合物;エチレン
、ブタジェン等のオレフィン;ジアリルフタレート等の
芳香族カルボン酸エステルなどから選ばれた1種又は2
種以上の混合物を挙げることができる。
重合にあたっては、従来公知のラジカル重合技術を応用
することが可能で、ラジカル重合開始剤としては例えば
種々の有機過酸化物類、アゾ系化合物類、レドックス試
薬類、過ハロゲン酸塩類等が用いられるが、他に光、酸
素、放射線等による重合開始方法が適用でき、目的によ
りこれらの二種もしくはそれ以上を組み合わせて用いる
こともできる0重合溶媒としては、従来公知のラジカル
重合に用いることのできる溶媒及びそれらの組み合せは
すべて使用することができる0重合方法としては、塊状
重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合、スラリー重合等
の種々の公知の従来技術が応用可能であることも大きな
利点である。
〈発明の効果〉 本発明によりフマル酸ジエステルのラジカル重合反応性
を、エステル置換基により容易にコントロールすること
が可能となり、しかもエステル置換基に適当な官能基を
有するエステルであっても容易に重合させることができ
るので、高分子設計も簡単に行なうことができ、各種ポ
リマーを用途に合わせて製造することが可能である。
〈実施例〉 以下、本発明をその実施例及び比較例につき説明する。
ス1J12 内容積20−のパイレックスガラス製重合管に精製した
フマル酸メチルシクロヘキシル5g及び重合開始剤とし
てアゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBNと称す
る) 0.014gをとり、内部の窒素置換と脱気を十
分に繰り返した後熔封した。この重合管を60℃±0.
1℃に保った振どう式場洛中に入れ、10時間塊状重合
を行なった後、重合管を開封し、内容物をベンゼンに溶
解させ、メタノール中に投じて白色ポリマーを沈澱させ
た。
また、重合開始剤に過酸化ベンゾイル(以下、BPOと
称す)0.024gを用いた以外は上記方法に準じてポ
リマーを得た。
β−水素の算術和、ポリマー収率を第1表に示す。
lII主 重合開始剤り、−A I B N O,016°gある
いはBP。
O,024gを用い、フマル酸エステルイソブチル5g
を実施例1に準じて10時間重合を行ない粘稠な物質を
得た。結果を第1表にまとめた。
大嵐■ユ 重合開始剤としてA I B N O,02gを用いて
、フマル酸ビス(2−フェニルエチル)5gを実施例1
に準じて20時間重合を行ない、ポリマーを得た。結果
を第1表にまとめた。
大豊五生 重合開始剤としてA I B N 0.014gあるい
はBPO0,024gを用いて、フマル酸メチル−8e
c−ブチル5gを実施例1に準じて10時間重合を行な
い、ポリマーを得た。結果を第1表にまとめた。
なお、ポリマーはn−ヘキサン中に投じて沈澱させた。
去1111 重合開始剤としてA I B N 0.016gあるい
はBPO0,024gを用い、フマル酸メチルイソプロ
ピル5gを実施例1に準じて10時間重合を行ない。
ポリマーを得た。結果を第1表に示す、なお、ポリマー
はn−ヘキサン中に投じて沈澱させた。
寒凰旌炙 重合開始剤としてB P OO,024gを用いてフマ
ル酸イソプロピルベンジル5gを実施例1に準じて10
時間重合を行ない、白色ポリマーを得た。
結果を第1表にまとめた。
失1■ユ 重合開始剤としてA I B N O,02,を用いて
、フマル酸ビス(2−クロロシクロヘキシル)5gを2
2時間重合してポリマーを得た。結果を第1表にまとめ
た。
失豊舅立 重合開始剤としてA I B N 0.016gを用い
て。
フマル酸エチルシクロヘキシル5gを実施例1に準じて
10時間重合を行ない、白色粉末ポリマーを得た。結果
を第1表にまとめた。
大豊舅主 重合開始剤としてA I B N 0.016gまたは
BPo 0.024 gを用いて、フマル酸ジシクロヘ
キシル5gを実施例1に準じて10時°間重合を行ない
、ポリマーを得た。結果を第1表にまとめた。
11■1立 重合開始剤としてA I B N 0.014gあるい
はBPOO,024,を用いて、フマル酸メチルter
t−ブチル5gを実施例1に準じて10時間重合を行な
い、白色粉末ポリマーを得た。結果を第1表にまとめた
。なお、ポリマーはn−ヘキサン中に投じて沈澱させた
大蓋tw 重合開始剤としてA I B N 0.016gあるい
はBPO0,024gを用いて、フマル酸エチルter
t−ブチル5gを実施例1に準じて10時間重合を行な
い、白色ポリマーを得た。結果を第1表にまとめた。
ス1■LL1 重合開始剤としてA I B N 0.016gを用い
て、フマル酸イソプロピルtert−ブチル5gを実施
例1に準じて10時間重合を行ない、白色粉末ポリマー
を得た。結果を第1表にまとめた。
且藍五よ 重合開始剤としてA I B N O,014,を用い
て、フマル酸メチルエチル5gを実施例1に準じて10
時間重合を行なって粘稠なポリマーを得た。結果を第1
表にまとめた。
崖豊舅ス 重合開始剤としてA I B N 0.014gを用い
て、フマル酸ジイソブチル5gを実施例1に準じて10
時間重合を行なってポリマーを得た。結果を第1表にま
とめた。
崖藍■且 重合開始剤としてA I B N O,014gあるい
はBPO0,024gを用いて、フマル酸ジネオペンチ
ル5gを実施例1に準じて10時間重合を行ない、微量
の白色粉末ポリマーを得た。結果を第1表にまとめた。
(以下余白) 第1表に示すように、β−水素の算術和が4〜8個(実
施例1〜9)では、収率は重合開始剤の種類、使用する
フマル酸ジエステルによっても異なるが8.3〜16 
、7wt%の範囲でβ−水素が増加するとほぼ順次収率
が増大し、β−水素の算術和が9個以上(実施例10〜
12)になると重合開始剤の種類、使用するフマル酸ジ
エステルに関係なく収率は著しく増大することが判る。
これに対し。
β−水素の算術和が4個未満(比較例1〜3)では収率
は1 、5vt%〜5.4vt%と大幅に低下し工業的
に使用し得ない。
去】0罷1」− 内容量30−のパイレックスガラス製の重合管にスチレ
ン(St)およびフマル酸メチルtart −ブチル(
MtBF)(β−水素の算術和9)の総容量が10−に
なる様に、それぞれの七ツマー量を変化させて加え、さ
らに重合開始剤としてAIB N 0.04gをそれぞ
れの重合管に加え、内部を十分窒素置換、脱気をくり返
した後熔封した。これらの重合管を60±0.1℃に保
った振どう式場浴中に入れ、所定時間重合を行ない、重
合管を開封し、内容物をベンゼンに溶解させて取り出し
、多量のメタノールに投じてコポリマーを得た。仕込み
モノマーの組成、重合収率および元素分析より求めたコ
ポリマー組成を第2表にまとめた。
第2表 実施例13に準じて、Stとフマル酸ジイソプロピル(
DiPF)(β−水素の算術和12)のラジカル共重合
を6時間行なった。結果を第3表にまとめた。
第3表 実施例13に準じて、Stとフマル酸ジsee −ブチ
ル(DsBF)(β−水素の算術和10)のラジカル共
重合を6時間行なった。結果を第4表にまとめた。
第4表 劫且匡 実施例13に準じて、酢酸ビニル(VAc)とフマル酸
ジシクロヘキシル(DcHF)(β−水素の算術和8)
のラジカル共重合を4時間行ない。
生成コポリマーの組成は、H−NMRを用いて求めた。
結果を第5表にまとめた。
第5表 実施例13に準じて、VAcとフマル酸ビス(2−フェ
ニルエチル)(Dβ−PhF)(β−水素の算術和4)
のラジカル重合をベンゼン溶液(10d)を加えて行な
い、生成コポリマーの組成は、H−NMRを用いて求め
た。結果を第6表にまとめた。
第6表 実施例13〜17より明らかなように、β−水素の算術
和が4以上のものはラジカル共重合にあたっても良好な
収率を示すことが判明した。
ス1五よ旦 実施例1に準じて、フマル酸ジtart−ブチル(Dt
BF)、フマル酸ジイソプロピル(DiPF)、フマル
酸メチルtert−ブチル(MtBF)。
フマル酸ジ5aC−ブチル(DsBF)、フマル酸メチ
ルtart−アミル(MtAF)、フマル酸メチルイソ
プロピル(MiPF)、フマル酸ジエチル(DEF)、
フマル酸メチル5ac−ブチル(MsBF)及びフマル
酸ジn−ブチル(D n B F)を7ゾビスイソブチ
ロニトリルを重合開始剤とじて用い、各々重合速度を測
定した。なお、重合速度は生成ポリマーの乾燥重量から
計算して求めた。
結果を第7表に示す。
(以下余白) 第7表より明らかなように、フマル酸ジエステルのエス
テル置換基のバルキネスと重合反応性との間には相関関
係のないことは明らかで、またモノマー粘度との間にも
明瞭な関係は見い出されないが、β−水素の算術和が多
くなれば、はぼ順次高反応性を示す、添付図面にβ−水
素の算術和と重合速度との関係をプロットする0図より
明らかなように、相関関係r =0.966傾きtan
θ=0.211が得られ、β−水素がフマル酸ジエステ
ルの重合に重要な役割を演じていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
添付図面はβ−水素の算術和と重合速度との関係を示す
グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2は同一若しくは異なる基を
    表わし、R_1およびR_2の少なくとも一方が炭素数
    2〜12のアルキル基、炭素数3〜12のシクロアルキ
    ル基、炭素数3〜14の環構造の置換基を有する炭素数
    2〜6の置換アルキル基、または前記環構造の置換基を
    有する炭素数3〜10の置換シクロアルキル基を示す、
    但し、R_1およびR_2が異なる場合、他方はメチル
    基を示してもよい。)にて表わされるフマル酸ジエステ
    ルのR_1及びR_2のβ−水素の算術和を4〜18個
    の範囲にて選択し、前記フマル酸ジエステルのラジカル
    重合反応を制御することを特徴とする方法。
JP8138385A 1985-04-18 1985-04-18 フマル酸ジエステルのラジカル重合反応を制御する方法 Pending JPS61241305A (ja)

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