JP2001354623A - ジアルキルカーボネートの製造方法 - Google Patents

ジアルキルカーボネートの製造方法

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JP2001354623A
JP2001354623A JP2000175064A JP2000175064A JP2001354623A JP 2001354623 A JP2001354623 A JP 2001354623A JP 2000175064 A JP2000175064 A JP 2000175064A JP 2000175064 A JP2000175064 A JP 2000175064A JP 2001354623 A JP2001354623 A JP 2001354623A
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dialkyl carbonate
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Masamichi Mizukami
政道 水上
Yoshihisa Arai
誉久 新井
Hidefumi Harada
英文 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 尿素とアルキルアルコールからジアルキルカ
ーボネートを製造する方法において、副生のアロハン酸
エステルを有効利用する方法を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表されるアロハン酸エス
テルと一般式(2)で表されるアルキルアルコールを原
料とする一般式(3)で表されるジアルキルカーボネー
トの製造方法。 (1) RO−CO−NH−CO−NH2 (2) ROH (3) RO−CO−OR (式中、Rはアルキル基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジアルキルカーボ
ネートの製造方法に関する。詳しくは、尿素とアルコー
ルを反応させてジアルキルカーボネートを製造する方法
において、反応および精製段階に副生するアロハン酸エ
ステルの利用法に関する。本発明により製造されるジア
ルキルカーボネートはジアリールカーボネートの原料と
して有用である。
【0002】
【従来の技術】尿素とアルコールを反応させてジアルキ
ルカーボネートを製造する方法は、特開昭55−102
542号に記載されている。アルキルカーバメートとア
ルコールを反応させてジアルキルカーボネートを製造す
る方法は、特開昭55−102543号、特開昭57−
175147号、特開昭57−26645号に記載され
ている。さらに、これらの改良方法が、特開平10−1
09960号、特開平10−259163号、特開平1
0−259166号、特開平11−60541号などに
開示されている。しかしながら、以前の文献においては
副生成物としてアロハン酸エステルが生成することは知
られていなかった。
【0003】本発明者らは尿素とアルコールからジアル
キルカーボネートを製造する際に、構造不明の固体状物
質が生成し、これが蒸留塔のコンデンサー及びその近辺
の配管中で析出することを見出した。これを除去せずに
運転すると、配管を閉塞させて液の流れを妨げるほか、
流量計に析出し、正確な流量を示さなくなるなどの問題
を発生させる。そのため、固体はストレーナーあるいは
沈降槽を設置して除去する必要があった。また、固体を
分析した結果、アロハン酸エステルであることが判明し
たが、アロハン酸エステルの性状は詳しくは知られてお
らず、除去した固体は廃棄するしか方法がなかった。ア
ロハン酸エステルは原料である尿素またはアルキルカー
バメートから生成するため、副生するアロハン酸エステ
ルを廃棄することは原料の原単位を低下させる原因とな
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたもので、アロハン酸エステルの有効な利用法
を提供し、さらに副生するアロハン酸エステルの除去装
置および除去操作を削減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来廃棄
されていたアロハン酸エステルを有効に活用すべく鋭意
検討した結果、アロハン酸エステルは尿素と同様に原料
として使用可能であることを見出し、本発明を完成させ
るに至った。また、アルキルアルコールと分離すること
なく、アルコール溶液もしくはスラリーの状態のまま反
応器に戻すことができることを見出し、本発明を完成さ
せるに至った。
【0006】即ち、本発明は、一般式(1)で表される
アロハン酸エステルと一般式(2)で表されるアルキル
アルコールを原料とすることを特徴とする一般式(3)
で表されるジアルキルカーボネートの製造方法であり、
更には、尿素および/または一般式(4)で表されるア
ルキルカーバメートと一般式(2)で表されるアルキル
アルコールから一般式(3)で表されるジアルキルカー
ボネートを製造する際に、副生成物として生成する一般
式(1)で表されるアロハン酸エステルを原料として再
利用することを特徴とするジアルキルカーボネートの製
造方法である。 (1) RO−CO−NH−CO−NH2 (2) ROH (3) RO−CO−OR (4) R−CO−NH2 (式中、Rはアルキル基を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のジアルキルカー
ボネートの製造方法について、更に具体的に説明する。
【0008】本発明の原料として用いるアルキルアルコ
ールは特に制限はないが、炭素数3〜6のアルキルアル
コールが好ましい。具体的には、プロパノール、ブタノ
ール、ペンタノール、ヘキサノールの各異性体が挙げら
れる。
【0009】もう一方の原料としては、アロハン酸エス
テルのみを用いることもできるが、尿素、またはアルキ
ルカーバメート、または尿素とアルキルカーバメートの
混合物に、副生物として得られたアロハン酸エステルを
加えたものが好ましい。本発明でいうアルキルカーバメ
ートとは、尿素と上記アルキルアルコールとの反応で得
られるアルキルカーバメートであって、ジアルキルカー
ボネートの中間体である。反応は、アルキルカーバメー
トがなくなるまで進行させることも可能であるが、その
前に反応をうち切り、反応液からアルキルカーバメート
を回収して、原料として再利用することもできる。原料
として用いる尿素、アルキルカーバメートおよびアロハ
ン酸エステルの比率には特に制限はない。
【0010】反応はこれらの原料を混合し、触媒の存在
下加熱することにより行なう。反応を速やかに進行させ
るには、反応により生成するアンモニアを系外に排出す
る必要がある。そのため、反応器には還流冷却器を取り
付け、反応液が還流する状態で反応を行なうことが好ま
しい。アロハン酸エステルおよび尿素からは、まずアル
キルカーバメートが生成するが、この段階であまり高温
にすると副反応が起きてしまう。好ましい反応温度は1
00〜200℃である。アルキルカーバメートからジア
ルキルカーボネートを生成する段階では、反応温度は1
60〜260℃が好ましい。
【0011】反応は、沸点180℃以上の高沸点溶媒中
で行なうことが好ましい。高沸点溶媒を用いずに、好ま
しい反応温度にするためには、加圧状態にする必要があ
るが、高沸点溶媒を用いることにより、大気圧付近の圧
力で反応が可能である。好ましい高沸点溶媒種として
は、炭化水素およびエーテルを挙げることができる。炭
化水素は脂肪族の不飽和炭化水素でも構わないが、より
安定度の高い飽和炭化水素か、芳香族炭化水素が好まし
い。エーテルは、芳香族エーテル、脂肪族エーテル、芳
香族脂肪族エーテルのいずれも使用可能である。
【0012】好ましい炭化水素溶媒の例としては、以下
のものが挙げられる。ウンデカン、ドデカン、トリデカ
ン、テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、ヘプ
タデカン、オクタデカン、ノナデカン、エイコサン、テ
トラメチルペンタデカン、ジシクロヘキシル、ヘキシル
ベンゼン、シクロヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼ
ン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼ
ン、ウンデシルベンゼン、ジイソプロピルベンゼン、ト
リイソプロピルベンゼン、ペンタメチルベンゼン、メチ
ルナフタレン、ジフェニルメタン、エチルビフェニル、
ビベンジル(それぞれの例には各異性体も含まれる)。
【0013】好ましいエーテル溶媒の例としては、以下
のものが挙げられる。ジヘキシルエーテル、ジオクチル
エーテル、シクロドデシルメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
ブチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエー
テル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ブ
チルフェニルエーテル、ベンジルフェニルエーテル、ジ
ベンジルエーテル、ジフェニルエーテル、ジトリルエー
テル(それぞれの例には各異性体も含まれる)。
【0014】高沸点溶媒の量は、原料となる尿素、アル
キルカーバメートおよびアロハン酸エステルの和1モル
に対して0.1〜10モル程度が適当である。アルキル
アルコールの量は、原料となる尿素、アルキルカーバメ
ートおよびアロハン酸エステルの和1モルに対して0.
5〜10モル程度が適当である。
【0015】この反応の触媒としては、前述の特開昭5
5−102542、特開昭55−102543、特開昭
57−26645、特開昭57−175147等に記載
されている触媒を使用することができる。その中でも特
に、亜鉛、鉛、銅、すず、チタン、ガリウム、インジウ
ムから選ばれた1種以上の金属の、酸化物、水酸化物、
ハロゲン化物、無機塩、有機酸塩、アルコキシド、アル
キル置換酸化物、アルキルアルコキシドは、本反応に対
して活性が高い。
【0016】反応は、バッチ式、連続式いずれも可能で
ある。バッチ式の場合、反応開始時にアルキルアルコー
ルをすべて加えるのではなく、反応が進行するにつれて
追加するのが好ましい。連続式の場合、反応器を複数と
しカスケード方式で反応させるのが好ましい。特に好ま
しい反応器の数は3〜5である。アルキルアルコールは
各反応器に供給することができる。
【0017】反応終了後、反応液を蒸留分離することに
より目的物であるジアルキルカーボネートを得ることが
できる。反応液に含まれる触媒と高沸点溶媒は蒸留の高
沸成分として、アルキルアルコールは蒸留の低沸成分と
して分離可能である。この際、アロハン酸エステルは昇
華性物質であるため低沸成分としてアルキルアルコール
と共に分離される。低沸分と高沸分を除いた液はそのま
まジアルキルカーボネートとして使用可能であるが、必
要に応じて更に蒸留精製を行なっても良い。その際、特
開2000−1461に述べられているように、第三物
質を添加して分離を促進させることもできる。
【0018】アルキルアルコールに含まれるアロハン酸
エステルは冷却により析出するため、ろ過により分離す
ることができる。効率的に分離するためには、沈降槽を
設け、底部に沈降させた後ろ過することも好ましい。分
離したアロハン酸エステルは単独に原料として用いる
他、尿素および/またはアルキルカーバメートと共に原
料の一部として使用することができる。
【0019】工業的に行なう場合は、アロハン酸エステ
ルをろ過分離するのは効率が悪いため、蒸留で得られた
アロハン酸エステルのアルキルアルコール溶液もしくは
スラリーをそのまま反応の原料として用いることが好ま
しい。蒸留分離によって得られたアルキルアルコールは
未反応アルコールであるため、反応に必要なアルコール
より少なく、全量反応器に戻しても差し支えない。した
がってこの液に尿素および/またはアルキルカーバメー
トおよびアルキルアルコールを追加して再び反応を行な
うことができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、本実施例に置いて単にブチルと記す場合はn−
ブチルを示すものとする。
【0021】実施例1 邪魔板付きの500mlセパラブルフラスコにアリーン
冷却器、ファンタービン翼の攪拌器を付けたものを反応
器とした。冷却器には60℃の温水を流した。これにア
ロハン酸ブチル25.00g(156mmol)、ブタ
ノール5.70g(76.9mmol)、ジブチルすず
オキシド2.89g(11.6mmol)およびジフェ
ニルエーテル214.70g(1.26mol)を入
れ、オイルバスで加熱しながら攪拌し、4時間反応させ
た。反応液温度が130℃に達したところで反応開始と
して、反応1時間後に180℃、2時間後に200℃、
4時間後に205〜210℃となるように調節した。オ
イルバス温度は反応開始時の160℃から、反応終了時
に235℃となるように徐々に上昇させていった。ブタ
ノールは反応温度が上昇しすぎないように反応中に追加
した。原料として用いたブタノールの総量は33.37
g(450mmol)であった。反応後、ジブチルカー
ボネートの収量は36.24g(208mmol)であ
った。アロハン酸ブチル基準で収率は、66.7%であ
った。
【0022】実施例2 原料としてアロハン酸ブチル25.00gのかわりに、
アロハン酸ブチル12.50g(78.0mmol)と
尿素9.37g(156mmol)を用い、ブタノール
の仕込み量を5.70gから17.38g(234.5
mmol)とした以外は実施例1と同様に反応を行なっ
た。原料として用いたブタノールの総量は38.54g
(520mmol)となった。反応後、ジブチルカーボ
ネートの収量は33.80g(194mmol)であっ
た。アロハン酸ブチルと尿素の合計量基準で収率62.
2%であった。
【0023】実施例3 図1に示すような4段の連続反応装置と3本の蒸留塔を
用いて反応および精製を行なった。反応器1,2,3,
4は容積350L、邪魔板および攪拌器付きの攪拌槽を
用いた。尿素1モルに対して、ジブチルすずオキシド
0.037モル、ジフェニルエーテル4モルの割合で予
備混合槽15に加え、均一に分散させてから連続的に導
管9より反応器1に導入した。導入速度は100kg/
hとなるように調節した。加熱は各反応器それぞれに2
30℃の熱媒をコイルに流すことにより行なった。各反
応器の温度は、反応器1を170℃、反応器2を180
℃、反応器3を190℃、反応器4を200℃となるよ
うに調節した。ブタノールは、反応器1の反応温度が所
定温度に維持されるように、導管10より導入した。定
常運転時の導管10よりのブタノール導入量は10kg
/hとなった。還流冷却器5,6,7,8には60℃の
温水を流した。各反応器には反応液抜き出し管11,1
2,13,14を設けて各反応器の液量が230Lを保
つように反応液を抜き出した。各反応器から発生するア
ンモニアは還流冷却器5,6,7,8によりブタノール
と分離した後、導管16から排出した。
【0024】反応液は導管14より蒸留塔17に導入し
た。導入速度は108kg/hであった。蒸留塔17は
塔頂圧が2.7kPa、塔頂温度102℃、塔底温度1
45℃に調節した。塔底液は触媒とジフェニルエーテル
の混合物であり、導管20より予備混合槽15に戻し再
利用した。
【0025】塔頂から得られるブタノール、ジブチルカ
ーボネート、ブチルカーバメート、ジフェニルエーテル
およびアロハン酸ブチルの混合物は、導管21より蒸留
塔18に導入した。蒸留塔18は塔頂圧が13.3kP
a、塔頂温度67℃、塔底温度140℃に調節した。塔
頂からはブタノールとアロハン酸ブチルが得られ、アロ
ハン酸ブチルのスラリー液として導管22より反応器1
へ導入した。導入量はブタノール3kg/h、アロハン
酸ブチルが150g/hであった。
【0026】塔底から得られるジブチルカーボネート、
ブチルカーバメートおよびジフェニルカーボネートの混
合物は、導管23より蒸留塔19に導入した。蒸留塔1
9にはジブチルカーボネートとブチルカーバメートの分
離を良好にするため、導管24よりフェノールを導入し
た。蒸留塔19は塔頂圧が2.7kPa、塔頂温度91
℃、塔底温度125℃に調節した。塔頂からはジブチル
カーボネートとフェノールの混合物を得た。塔底から得
られるブチルカーバメートとジフェニルエーテルの混合
物は、導管25より予備混合槽15に戻し再利用した。
【0027】導管25より予備混合槽15へのブチルカ
ーバメート導入が開始されてからは、ジフェニルエーテ
ル4モルに対してブチルカーバメートと尿素の和が1モ
ルとなるように尿素の供給量を調節した。
【0028】装置の運転は80時間連続で行ない、運転
開始から30時間後には定常状態に達した。定常状態で
の尿素の供給速度は72.5mol/hであるのに対し
て、反応液抜き出し管14より得られるジブチルカーボ
ネート生成速度は72.2mol/h(供給尿素に対し
て99.6mol%)であった。比較例1のアロハン酸
ブチルを反応器に戻さない場合と比較して尿素基準の収
率が2.6%向上した。
【0029】比較例1 蒸留塔18のコンデンサー下部に沈降槽を設けて5℃に
冷却することにより、アロハン酸ブチルを析出させてブ
タノールのみを導管22を通して反応器1に戻した以外
は実施例1と同様の装置および操作で80時間運転を行
なった。但し、アロハン酸ブチルを除外するために、1
時間毎にアロハン酸ブチルを沈降槽より取り出し、ブタ
ノールと濾別する操作が必要となった。定常状態での尿
素の供給速度が73.3mol/hであるのに対して、
反応液抜き出し管14より得られるジブチルカーボネー
トの生成速度は71.1mol/h(供給尿素に対して
97.0mol%)であった。
【0030】
【発明の効果】本発明は、ジアルキルカーボネートの新
しい製造方法を提供する。さらに、本発明の方法によ
り、尿素を原料とするジアルキルカーボネートの製造方
法において、原料の原単位を向上させ、アロハン酸エス
テルの分離除去工程を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いた連続反応・精製装置のフローシ
ート図である。
【符号の説明】
1 攪拌槽型反応器 2 攪拌槽型反応器 3 攪拌槽型反応器 4 攪拌槽型反応器 5 還流冷却器 6 還流冷却器 7 還流冷却器 8 還流冷却器 9 尿素、アルキルカーバメート、触媒及び溶媒の混
合物導入管 10 アルキルアルコール導入管 11 反応液抜き出し管 12 反応液抜き出し管 13 反応液抜き出し管 14 反応液抜き出し管 15 予備混合槽 16 アンモニア抜き出し管 17 蒸留塔 18 蒸留塔 19 蒸留塔 20 塔底液抜き出し管 21 塔頂液抜き出し管 22 塔頂液抜き出し管 23 塔底液抜き出し管 24 フェノール導入管 25 塔底液抜き出し管 26 塔頂液抜き出し管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるアロハン酸エス
    テルと一般式(2)で表されるアルキルアルコールを原
    料とすることを特徴とする一般式(3)で表されるジア
    ルキルカーボネートの製造方法。 (1) RO−CO−NH−CO−NH2 (2) ROH (3) RO−CO−OR (式中、Rはアルキル基を示す。)
  2. 【請求項2】 尿素および/または一般式(4)で表さ
    れるアルキルカーバメートと上記一般式(2)で表され
    るアルキルアルコールから上記一般式(3)で表される
    ジアルキルカーボネートを製造する際に、副生成物とし
    て生成する上記一般式(1)で表されるアロハン酸エス
    テルを原料の一部として再利用することを特徴とするジ
    アルキルカーボネートの製造方法。 (4) R−CO−NH2 (式中、Rはアルキル基を示す。)
  3. 【請求項3】 アロハン酸エステルを分離した後、尿素
    と共に原料として反応器に投入することを特徴とする請
    求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 アロハン酸エステルを分離せずに、上記
    一般式(2)で表されるアルキルアルコールのスラリー
    もしくは溶液として反応器に投入することを特徴とする
    請求項2記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 アルキルアルコールが炭素数3〜6のア
    ルキルアルコールである請求項1および請求項2記載の
    製造方法。
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