JP2001354412A - 塩を不可逆的に取りこんだリチウム含有低シリカフォージャサイト及びその製造方法並びにその用途 - Google Patents

塩を不可逆的に取りこんだリチウム含有低シリカフォージャサイト及びその製造方法並びにその用途

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JP2001354412A
JP2001354412A JP2000229060A JP2000229060A JP2001354412A JP 2001354412 A JP2001354412 A JP 2001354412A JP 2000229060 A JP2000229060 A JP 2000229060A JP 2000229060 A JP2000229060 A JP 2000229060A JP 2001354412 A JP2001354412 A JP 2001354412A
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silica faujasite
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Satoshi Yoshida
吉田  智
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】優れた吸着性能を有するゼオライト及びその製
造方法、さらに該ゼオライトを含むガス吸着剤の提供。 【解決手段】ゼオライト中のAlO2四面体及びゼオラ
イトに不可逆的に取りこまれたアニオンにより生じる負
の電場に会合するカチオンの少なくとも一部がリチウム
である低シリカフォージャサイト。ゼオライトのソーダ
ライト単位当り少なくとも0.05個以上の不可逆的な
アニオンを取りこんだ上記の低シリカフォージャサイ
ト。上記a)からd)の工程を含む低シリカフォージャ
サイトの製造方法。 a)低シリカフォージャサイトと金属塩を含む溶液を接
触させる工程 b)低シリカフォージャサイトと金属塩の混合物から溶
媒を蒸発する工程 c)該混合物を溶媒の高温蒸気に暴露されることなく昇
温する工程 d)低シリカフォージャサイト中に金属塩の一部あるい
は全部を不可逆的に取りこむのに十分な温度で混合物を
熱処理する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼオライト中のA
lO2四面体及びゼオライトに不可逆的に取りこまれた
アニオンにより生じる負の電場に会合するカチオンの少
なくとも一部がリチウムである低シリカフォージャサイ
トに関するものである。本発明のゼオライトを用いた吸
着剤は、ガス吸着分離性能、特に窒素と酸素の吸着分離
性能に優れ、空気から吸着法によって酸素を分離濃縮す
る性能を有する。
【0002】
【従来の技術】ゼオライトを用いてガス混合物を分離す
る場合、易吸着成分をゼオライトに選択的に吸着させ
る。例えば圧力揺動吸着法(Pressure Swi
ng Adsorption法;以下PSA法と略す)
により空気から酸素を製造する場合、窒素有効吸着量及
び窒素/酸素分離比の大きいゼオライトが使用され、骨
格のSi/Alモル比が1.0のA型ゼオライトあるい
は骨格のSi/Alモル比が1.0から1.25のフォ
ージャサイト型ゼオライトをリチウムカチオン、カルシ
ウムカチオン、ストロンチウムカチオン等でイオン交換
した吸着剤等が使用されている。
【0003】特に、リチウムに交換された骨格のSi/
Alモル比が1.0の低シリカフォージャサイト型ゼオ
ライト(以下LSXと略す)は窒素吸着量が大きく、P
SA法によって濃縮酸素を得るための吸着剤として優れ
た性能を有することが知られている。
【0004】例えば、米国特許3140933号公報に
おいて、窒素の平衡吸着量および窒素と酸素の吸着等温
線から計算される分離係数に優れたリチウム交換フォー
ジャサイト型ゼオライト吸着剤が提案されており、特公
平5−25527号公報においてその性能が再確認され
るに至っている。
【0005】一方、塩(アニオンとカチオンからなる化
合物)を不可逆的に取りこんだゼオライトは公知であ
り、例えばHydrothermal Chemist
ryof Zeolites(R.M.Barrer著
書,ACADEMIC PRESS,1982)の7章
には、硝酸塩、Cl塩、F塩等の塩を取り込んだA、
X、Y等のゼオライトについて記述されている。その中
には、塩を不可逆的に取りこんだゼオライトの調製法と
して、直接合成法(水なし系での合成、水熱合成)、ゼ
オライトと塩の蒸気あるいは溶融塩を反応させる方法、
ゼオライトと塩の水溶液を接触させた後に熱処理する方
法等が示されている。
【0006】また米国特許3816341号公報におい
て、塩を不可逆的に取りこんだX、Yの調製法及び用途
(吸着と触媒)等について記載されている。調製法とし
ては、ゼオライトと塩の水溶液を接触させた後熱処理す
る方法が示されている。但しLSXについては触れられ
ておらず、カチオンの一部がリチウムである実施例及び
吸着特性に関する実施例も示されていない。更に、吸着
特性を改良する思想についても触れられていない。
【0007】塩を不可逆的に取りこんだゼオライトにお
いて、カチオンの少なくとも一部がリチウムであるもの
については、若干報告されている。例えば、S.Mac
uraらはProceeding of the Fi
fth International Confere
nce on Zeolites,327(1980)
の中で、溶融した硝酸リチウムとゼオライトを反応させ
ることにより、硝酸アニオンを取りこんだA型、X型ゼ
オライトを調製し、リチウムイオンの運動性について検
討している。またD.LexaはJournal of
Chemical Thermodynamics,
31,811(1999)の中で、塩化リチウムと塩化
カリウムの混合塩のA型ゼオライトへの取りこみ反応に
ついて、熱力学データを取得している。
【0008】一方、ゼオライトは一般に、Si/Al比
が低くなるほど耐熱性が低下することが知られている。
例えば、C.V.McDanielらは、Zeolit
eChemistry and Catalysis,
ACS Monograph171(1976)の4章
で、フォージャサイト型ゼオライトはSi/Alが低く
なるほど耐熱性が低下することを示している。また特開
平10−310422では、LSXの低耐熱性について
指摘している。
【0009】またリチウム交換ゼオライトの耐熱性は、
他のカチオンより低いことも知られている。例えば、
C.V.McDanielらは、前著の中で、リチウム
交換チャバサイトの耐熱性が他のアルカリ金属交換チャ
バサイトより低いことを示している。
【0010】以上、塩を不可逆的に取りこんだゼオライ
トは従来から知られていた。しかしゼオライト中のAl
2四面体及びゼオライト中に不可逆的に取りこまれた
アニオンにより生じる負の電場に会合するカチオンの少
なくとも一部がリチウムである低シリカフォージャサイ
トについては、その母剤であるリチウム交換LSXの耐
熱性が低く製造過程で結晶が崩壊するため、知られてい
なかった。また塩を不可逆的に取りこむことにより、吸
着サイトを増加させ、吸着特性を改良するという思想に
ついても、明確に記述されたことはなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
から用いられているカルシウム交換A型ゼオライト、カ
ルシウム交換X型ゼオライト、リチウム交換LSX等よ
り優れた吸着性能を有するゼオライト及びその製造方法
を提供すること、また、該ゼオライトを含むガス吸着剤
を用いた優れたガス分離方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ゼオライ
ト中のAlO2四面体及びゼオライトに不可逆的に取り
こまれたアニオンにより生じる負の電場に会合するカチ
オンの少なくとも一部がリチウムであるLSXに関して
詳細に検討した結果、当該ゼオライトが特に優れた吸着
性能を示すことを見出し、本発明を完成するに至ったも
のである。本発明のガス分離方法は優れた分離性能を有
する。優れた性能を有する理由は定かではないが、塩の
不可逆的な取りこみにより、ガスの吸着サイト(吸着位
置)と考えられているサイトIIIおよびIII’に位
置するカチオンが増加していると考えられる。以下、本
発明を詳細に説明する。
【0013】本発明で使用されるゼオライトは、骨格の
Si/Alモル比が0.95から1.05である低シリ
カフォージャサイト型ゼオライト(LSX)であること
を必須とする。ゼオライトへのガス吸着量は一般に、フ
ォージャサイト型ゼオライトの骨格Si/Alモル比が
小さくなるに従って増加することが知られている。
【0014】本発明で使用される塩を取りこんだLSX
とは、塩を不可逆的に取りこんでいることが必須であ
る。不可逆的とは、塩の可溶溶媒で大過剰量洗浄して
も、LSXと塩を分離できないことが特徴である。不可
逆的に取りこまれた塩の存在位置は明らかではないが、
取りこまれたアニオンはLSX中のソーダライトケージ
と言われている部分の中心付近に位置していると考えら
れる。また取り込まれたカチオンは、元来からあったゼ
オライトカチオンと区別できないようになり、ゼオライ
トAlO2四面体と不可逆的に取りこまれたアニオンか
らなる負の電場に対して、安定になるようなサイトに位
置していると考えられる。また用いたLSXに欠陥が多
数存在している場合には、欠陥部分等にも一部のカチオ
ンは配位すると考えられる。本発明者等は、塩の不可逆
的な取りこみによりLSX中のカチオン総量が増加し、
ガスの吸着サイトと考えられているサイトIIIおよび
III’に位置するカチオンが増加していると考えてい
る。
【0015】本発明では、塩を全て不可逆的に取りこん
でいてもよいし、一部を不可逆的に残りの一部を可逆的
に取り込んでいてもよい。更には、塩の結晶が混合して
いてもよい。しかし可逆的に取りこんだ塩および塩の結
晶は、吸着性能を低下させるので、塩の総量に対する不
可逆的に取りこんだ塩の量の割合は多い方が好ましい。
塩を全て不可逆的に取りこんでいるLSXが最も好まし
い。可逆的に取りこんだ塩および塩の結晶は、塩の可溶
溶媒で大過剰量洗浄することにより、取り除くことがで
きる。
【0016】不可逆的に取りこむアニオンとしてはF、
Cl、Br、I、硝酸イオン、水酸化物イオン等、ある
いはこれらの混合物などが例示できる。取りこむアニオ
ン量としては特に規定はないが、好ましくはゼオライト
のソーダライト単位当り少なくとも0.05個以上、更
に好ましくは0.5個以上、最も好ましくは1個以上が
良い。化学量論的には取りこまれたアニオン量とカチオ
ン量は一致する。
【0017】カチオンとしては、少なくとも一部がリチ
ウムであることが必須であるが、残りのカチオンは特に
規定されない。例えばナトリウム、カリウム、マグネシ
ウム、カルシウム、マンガン、亜鉛、イットリウム、ラ
ンタン、プロトン等が例示できる。リチウム量も特に規
定はないが、好ましくはゼオライト中のAlO2四面体
及びゼオライトに不可逆的に取りこまれたアニオンによ
り生じる負の電場に会合するカチオンの合計の80%以
上、更に好ましくは90%以上、最も好ましくは95%
以上が良い。
【0018】本発明では、以下のa)からd)の工程を
含む方法により塩を取りこむ。
【0019】 a)LSXと金属塩を含む溶液を接触させる工程 b)LSXと金属塩の混合物から溶媒を蒸発する工程 c)該混合物を溶媒の高温蒸気に暴露されることなく昇
温する工程 d)LSX中に金属塩の一部あるいは全部を不可逆的に
取りこむのに十分な温度で混合物を熱処理する工程 金属塩の溶媒としては金属塩が可溶な溶媒であればいず
れの溶媒でもよく、水、アルコール、水とアルコールの
混合物等が例示できる。接触方法および溶媒の蒸発方法
は特に規定されない。
【0020】混合物の昇温方法としては、昇温過程で高
温蒸気となった溶媒が、混合物に暴露することのないよ
うに行なう。例えば、伝熱により混合物を昇温しながら
ポンプで連続的に脱気する方法や、不活性ガスの熱風に
より混合物を昇温する方法などが例示できる。混合物に
溶媒の高温蒸気が暴露されると、溶媒自身が活性とな
り、LSX結晶の一部あるいは全部が崩壊する。熱処理
温度としては、LSX中に金属塩の一部あるいは全部を
不可逆的に取りこむのに十分な温度で行なえばよい。
【0021】取りこみ反応に用いるLSXと塩のカチオ
ンの組み合わせも特に規定されず、Li含有LSXへの
Li塩の取りこみ、Liを含有していないLSXへのL
i塩の取り込み、Li含有LSXへのLi塩以外の塩の
取りこみ等が例示できる。更には、Liを含有していな
いLSXへのLi塩以外の塩の取りこみ後、Liへイオ
ン交換を行なうなど、塩の取りこみ後にLiを導入して
もよい。
【0022】Li以外の他のカチオンは、そのカチオン
を含む塩の取りこみ、または塩の取りこみ前あるいは後
のイオン交換などにより導入することができる。イオン
交換は、通常用いられるゼオライトのイオン交換方法で
実施することができる。
【0023】本発明で使用されるLSXは、粉末で使用
することもできるが、ペレット、ビーズ等の成形体とし
て好ましく使用される。
【0024】成形体を用いる場合には、ゼオライトの粉
末に、カオリンやセピオライトに代表される粘土やシリ
カゾル等の無機系、あるいは有機系のバインダーを加
え、押し出し成形、攪拌造粒、転動造粒等の通常用いら
れる方法により成形して使用される。用いられるバイン
ダーの量としてはゼオライト全量に対して、5〜30重
量%程度添加されるが、より高性能な吸着剤とするには
バインダーの添加量は少ない方がよい。また用いられる
バインダーは成形体の製造中にLSX型ゼオライトに変
化させうる、バインダーレス成形体とするものであって
もよい。
【0025】成形体の大きさとしては、より高性能な吸
着剤とするには小さいほどよいが、成形体の強度低下、
充填したときの圧損の増大を避けるために、平均粒径と
して0.5〜3mmの範囲が好ましく、さらに0.5〜
2mmの範囲が好ましい。
【0026】本発明のLSXは、吸着剤として使用する
前に活性化処理を実施する必要があるが、塩の取りこみ
反応と活性化処理を一回の熱処理で済ませることもでき
る。このとき、仕込み塩の量や処理温度、処理時間によ
っては、可逆的に取りこんだ塩および塩の結晶が残存す
る場合がある。塩の取りこみ後に、可逆的に取りこんだ
塩および塩の結晶を洗浄する場合やLi等へのイオン交
換処理等を行う場合には、別途、活性化処理が必要であ
る。
【0027】本発明の対象となるガスは、酸素ガス、窒
素ガス、二酸化炭素ガス、水素ガス、一酸化炭素ガスの
少なくとも2種以上が含まれる混合ガスである。本発明
のガス吸着剤は、上記混合ガス中の少なくとも1種以上
のガスを選択的に吸着させ、他のガスと分離することに
用いられる。特に空気中から窒素を選択的に吸着させ酸
素を分離することに好適に用いられる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、これらの実施例により本発明はなんら限定さ
れるものではない。
【0029】尚、実施例中の化学組成、吸着性能評価、
粉末X線回折による結晶性評価、蛍光X線分析によるC
l定性分析、SEM観察及びEPMA分析は以下の方法
で実施した。
【0030】<化学組成>試料をフッ化水素酸と硝酸の
1:1混合溶液で溶解した後、所定の濃度になるように
蒸留水を用いて希釈した。その後、パーキンエルマー社
製ICP測定装置(Optima 3000)により、
各成分の濃度を同定した。
【0031】<吸着性能評価>日本ベル社製、BELS
ORP 28SAにより窒素及び酸素吸着量を測定し
た。前処理として、350℃で2時間、真空下で活性化
を行なった。測定温度25℃は付属の温度調節器により
温度を制御した。吸着性能は、以下の数式1及び数式2
から計算する有効窒素吸着量(ΔqN2)および分離係数
(α)で評価した。
【0032】
【数1】
【0033】
【数2】
【0034】<粉末X線回折による結晶性評価>粉末X
線回折は、フィリップス社製PW1700シリーズを用
いた。試料を予め60℃で一晩乾燥させ、その後、25
℃相対湿度80%で一晩以上水和したものを測定した。
測定は、Cu管球を用いて室温で行った。結晶性評価
は、指数533、642、555の3本の合計(バック
グランド引き後の強度)を用いてLiLSXまたはNa
LSXを基準とした相対評価で行なった。
【0035】<蛍光X線分析によるCl定性分析>理学
電機製システム3080を用いて行ない、ClKαピー
クの有無により定性分析を行なった。
【0036】<SEM観察及びEPMA分析>日立製S
−4500のFE−SEM及び堀場製作所製EMAX−
5770Wを用いて行なった。
【0037】実施例1 骨格のSi/Alが1.0であるLSXを特公平5−2
5527号公報に開示されている方法によって合成し
た。すなわち、水1000g中にKOHペレット(純度
85重量%)287gを溶解し、これにAl(O
H)3,208gを50重量%のNaOH水溶液267
gに溶解したものを添加し、4℃に冷却した(溶液
1)。次いで、珪酸ナトリウム(Na2O:9.6重量
%,SiO2:30.9重量%)453.25gを水1
131.7gで希釈して、先の冷却された溶液1を加え
た。その後36℃で3日間熟成し、70℃に昇温して1
6時間結晶化を行なった。得られた結晶を濾過、洗浄し
た後、乾燥した。
【0038】得られたゼオライト粉末に関してX線回折
で確認されたピークは全てフォージャサイトに起因する
ものであり、そのほかのゼオライトによるピークは見出
せなかった。またICP分析による化学組成はSi/A
l比が1.0であった。ほぼ結晶化度100%の(N
a,K)LSX型ゼオライト粉末が合成できた。
【0039】得られた(Na,K)LSX粉末を、約7
0℃に加温した3NのLiCl水溶液(LiOHを加え
pH11に調製;LSXのAlに対して約15倍等量の
Li)にヌッチェで連続的に接触させ、リチウムにイオ
ン交換した。交換後は純水で洗浄した。ICP分析によ
るリチウム交換率Li/Alは100%であった。N
a,Kはトレース量(Na+Kで0.2%以下)であっ
た。
【0040】得られたLiLSX粉末に、3.0NのL
iCl水溶液(LiOHを加えpH11に調製;LSX
のソーダライトケージに対して6倍当量のLiCl)を
接触させ、その後、ロータリーエバポレーターで水を蒸
発した。次に得られた混合物を加圧成形後、粉砕篩い分
けし、ペレット状とした。
【0041】次に、ペレット状混合物を管状炉の端部分
に固定し、且つ連続的に窒素流通することにより、59
0℃、4時間の熱処理を行なった。混合物は熱せられた
窒素により加熱されているため、溶媒の高温蒸気(高温
水蒸気)に暴露されることはなかった。さらに未反応の
塩(可逆的に取りこまれた塩および塩の結晶)を取り除
くため、得られた反応物を室温において希薄水酸化リチ
ウム水溶液(pH11;ゼオライトの加水分解を防ぐた
め)で大過剰量洗浄した。洗浄したろ液に硝酸酸性の硝
酸銀水溶液を滴下したが、白濁は認めらなかった。
【0042】蛍光X線分析により、得られた反応物中に
はClが存在することを確認できた。またICP分析に
よるLi/Alは105%であった。これはCl/Al
としては約5%であり、ソーダライト単位当り約0.6
個のClが取りこまれていることに相当する。LiLS
Xを基準とした結晶性の相対値は90%と良好な結晶性
であり、フォージャサイト以外のピークは認められなか
った。
【0043】実施例2 実施例1で調製したLiLSX粉末に、3NのLiCl
水溶液(LiOHを加えpH11に調製;LSXのソー
ダライトケージに対して6倍当量のLiCl)を接触さ
せ、その後、ロータリーエバポレーターで水を蒸発し
た。次に得られた混合物を加圧成形後、粉砕篩い分け
し、ペレット状とした。
【0044】次に、ペレット状混合物を管状炉の端部分
に固定し、且つ連続的に窒素流通することにより、62
5℃、3時間の熱処理を行なった。混合物は熱せられた
窒素により加熱されているため、溶媒の高温蒸気(高温
水蒸気)に暴露されることはなかった。さらに未反応の
塩(可逆的に取りこまれた塩および塩の結晶)を取り除
くため、得られた反応物を室温において希薄水酸化リチ
ウム水溶液(pH11:ゼオライトの加水分解を防ぐた
め)で大過剰量洗浄した。洗浄したろ液に硝酸酸性の硝
酸銀水溶液を滴下したが白濁は認めらなかった。
【0045】蛍光X線分析により、得られた反応物中に
はClが存在することを確認できた。またICP分析に
よるLi/Alは108%であった。これはCl/Al
としては約8%であり、ソーダライト単位当り約1個の
Clが取りこまれていることに相当する。LiLSXを
基準とした結晶性の相対値は76%と比較的良好な結晶
性であり、フォージャサイト以外のピークは認められな
かった。
【0046】実施例3 実施例1で調製した(Na,K)LSX粉末を、約70
℃に加温した1NのNaCl水溶液(NaOHを加えp
H11に調製;LSXのAlに対して約10倍等量のN
a)にヌッチェで連続的に接触させ、ナトリウムにイオ
ン交換した。交換後は純水で洗浄した。ICP分析によ
るナトリウム交換率Na/Alは98%であった。Kは
トレース量(0.1%以下)であった。
【0047】得られたNaLSX粉末に、3NのLiC
l水溶液(LiOHを加えpH11に調製;LSXのソ
ーダライトケージに対して6倍当量のLiCl)を接触
させ、その後、ロータリーエバポレーターで水を蒸発し
た。次に得られた混合物を加圧成形後、粉砕篩い分け
し、ペレット状とした。
【0048】次に、ペレット状混合物を管状炉の端部分
に固定し、且つ連続的に窒素流通することにより、62
5℃、3時間の熱処理を行なった。混合物は熱せられた
窒素により加熱されているため、溶媒の高温蒸気(高温
水蒸気)に暴露されることはなかった。さらに得られた
反応物を約70℃に加温した3NのLiCl水溶液(L
iOHを加えpH11に調製;LSXのAlに対して約
40倍等量のLi)にヌッチェで連続的に接触させ、リ
チウムにイオン交換した。さらに未反応の塩(可逆的に
取りこまれた塩および塩の結晶)を取り除くため、得ら
れた反応物を室温において希薄水酸化リチウム水溶液
(pH11:ゼオライトの加水分解を防ぐため)で大過
剰量洗浄した。洗浄したろ液に硝酸酸性の硝酸銀水溶液
を滴下したが白濁は認めらなかった。
【0049】蛍光X線分析により、得られた反応物中に
はClが存在することを確認できた。またICP分析に
よるLi/Alは107%であった。これはCl/Al
としては約7%であり、ソーダライト単位当り約0.8
個のClが取りこまれていることに相当する。LiLS
Xを基準とした結晶性の相対値は、101%と極めて良
好な結晶性であり、フォージャサイト以外のピークは認
められなかった。またSEM観察したところ、反応前の
(Na,K)LSX粉末と同形状の粒子のみが観測さ
れ、凝集物等の存在は認められなかった。更にEPMA
分析をしたところ、全ての粒子からClのX線がほぼ均
一に検出され、Cl分布の均一性が確認できた。
【0050】窒素及び酸素吸着量を25℃で測定し、有
効窒素吸着量ΔqN2及び分離係数αを算出したところ、
ΔqN2:16.3(Ncc/g)、α:6.13(−)
であった。結果を表1に示す。
【0051】実施例4 実施例1で調製したLiLSX粉末に、3NのLiBr
水溶液(LiOHを加えpH11に調製;LSXのソー
ダライトケージに対して6倍当量のLiBr)を接触さ
せ、その後、ロータリーエバポレーターで水を蒸発し
た。次に得られた混合物を加圧成形後、粉砕篩い分け
し、ペレット状とした。
【0052】次に、ペレット状混合物を管状炉の端部分
に固定し、且つ連続的に窒素流通することにより、60
0℃、3時間の熱処理を行なった。混合物は熱せられた
窒素により加熱されているため、溶媒の高温蒸気(高温
水蒸気)に暴露されることはなかった。さらに未反応の
塩(可逆的に取りこまれた塩および塩の結晶)を取り除
くため、得られた反応物を室温において希薄水酸化リチ
ウム水溶液(pH11:ゼオライトの加水分解を防ぐた
め)で大過剰量洗浄した。
【0053】得られた反応物をICP分析したところL
i/Alは103%であった。これはBr/Alとして
は約3%であり、ソーダライト単位当り約0.4個のB
rが取りこまれていることに相当する。LiLSXを基
準とした結晶性の相対値は、98%と極めて良好な結晶
性であり、フォージャサイト以外のピークは認められな
かった。
【0054】窒素及び酸素吸着量を25℃で測定し、有
効窒素吸着量ΔqN2及び分離係数αを算出したとこ
ろ、ΔqN2:15.9(Ncc/g)、α:6.01
(−)であった。結果を表1に示す。
【0055】実施例5 実施例1で調製したNaLSX粉末に、3NのNaBr
水溶液(NaOHを加えpH11に調製;LSXのソー
ダライトケージに対して6倍当量のNaBr)を接触さ
せ、その後、ロータリーエバポレーターで水を蒸発し
た。次に得られた混合物を加圧成形後、粉砕篩い分け
し、ペレット状とした。
【0056】次に、ペレット状混合物を管状炉の端部分
に固定し、且つ連続的に窒素流通することにより、60
0℃、3時間の熱処理を行なった。混合物は熱せられた
窒素により加熱されているため、溶媒の高温蒸気(高温
水蒸気)に暴露されることはなかった。さらに得られた
反応物を約70℃に加温した3NのLiCl水溶液(L
iOHを加えpH11に調製;LSXのAlに対して約
40倍等量のLi)にヌッチェで連続的に接触させ、リ
チウムにイオン交換した。さらに未反応の塩(可逆的に
取りこまれた塩および塩の結晶)を取り除くため、得ら
れた反応物を室温において希薄水酸化リチウム水溶液
(pH11:ゼオライトの加水分解を防ぐため)で大過
剰量洗浄した。
【0057】得られた反応物をICP分析したところL
i/Alは106%であった。これはBr/Alとして
は約7%であり、ソーダライト単位当り約0.8個のB
rが取りこまれていることに相当する。LiLSXを基
準とした結晶性の相対値は、104%と極めて良好な結
晶性であり、フォージャサイト以外のピークは認められ
なかった。またSEM観察したところ、反応前の(N
a,K)LSX粉末と同形状の粒子のみが観測され、凝
集物等の存在は認められなかった。更にEPMA分析を
したところ、全ての粒子からBrのX線がほぼ均一に検
出され、Br分布の均一性が確認できた。イオン交換に
用いたClのX線は検出されなかった。
【0058】窒素及び酸素吸着量を25℃で測定し、有
効窒素吸着量ΔqN2及び分離係数αを算出したところ、
ΔqN2:16.4(Ncc/g)、α:6.23(−)
であった。結果を表1に示す。
【0059】実施例6 実施例1で調製したLiLSX粉末に、3NのLiNO
3水溶液(LiOHを加えpH11に調製;LSXのソ
ーダライトケージに対して6倍当量のLiNO3)を接
触させ、その後、ロータリーエバポレーターで水を蒸発
した。次に得られた混合物を加圧成形後、粉砕篩い分け
し、ペレット状とした。
【0060】次に、ペレット状混合物を管状炉の端部分
に固定し、且つ連続的に窒素流通することにより、40
0℃、3時間の熱処理を行なった。混合物は熱せられた
窒素により加熱されているため、溶媒の高温蒸気(高温
水蒸気)に暴露されることはなかった。さらに未反応の
塩(可逆的に取りこまれた塩および塩の結晶)を取り除
くため、得られた反応物を室温において希薄水酸化リチ
ウム水溶液(pH11:ゼオライトの加水分解を防ぐた
め)で大過剰量洗浄した。
【0061】得られた反応物をICP分析したところL
i/Alは102%であった。これはNO3/Alとし
ては約2%であり、ソーダライト単位当り約0.2個の
NO3が取りこまれていることに相当する。LiLSX
を基準とした結晶性の相対値は、100%と極めて良好
な結晶性であり、フォージャサイト以外のピークは認め
られなかった。
【0062】窒素及び酸素吸着量を25℃で測定し、有
効窒素吸着量ΔqN2及び分離係数αを算出したところ、
ΔqN2:16.7(Ncc/g)、α:6.17(−)
であった。結果を表1に示す。
【0063】比較例1 実施例1で調製したLi100%LSXの窒素及び酸素
吸着量を25℃で測定した。有効窒素吸着量ΔqN2及び
分離係数αを算出したところ、ΔqN2:16.2(Nc
c/g)、α:6.00(−)であった。結果を表1に
示す。
【0064】比較例2 実施例3で調製したNa98%LSXの窒素及び酸素吸
着量を25℃で測定した。有効窒素吸着量ΔqN2及び分
離係数αを算出したところ、ΔqN2:7.3(Ncc/
g)、α:3.15(−)であった。結果を表1に示
す。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、従来から用いられてい
るカルシウム交換A型ゼオライト、カルシウム交換X型
ゼオライト、リチウム交換LSX型ゼオライト等より優
れた吸着性能を有するゼオライト及びその製造方法を提
供でき、また、該ゼオライトを含むガス吸着剤を用い優
れたガス分離方法を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C01B 21/04 C01B 21/04 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼオライト中のAlO2四面体及びゼオラ
    イトに不可逆的に取りこまれたアニオンにより生じる負
    の電場に会合するカチオンの少なくとも一部がリチウム
    である低シリカフォージャサイト。
  2. 【請求項2】ゼオライトのソーダライト単位当り少なく
    とも0.05個以上の不可逆的なアニオンを取りこんだ
    請求項1の低シリカフォージャサイト。
  3. 【請求項3】ゼオライトのソーダライト単位当り少なく
    とも0.5個以上の不可逆的なアニオンを取りこんだ請
    求項2の低シリカフォージャサイト。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかの請求項に
    記載の低シリカフォージャサイトにおいて、以下のa)
    からd)の工程を含むことを特徴とする製造方法。 a)低シリカフォージャサイトと金属塩を含む溶液を接
    触させる工程 b)低シリカフォージャサイトと金属塩の混合物から溶
    媒を蒸発する工程 c)該混合物を溶媒の高温蒸気に暴露されることなく昇
    温する工程 d)低シリカフォージャサイト中に金属塩の一部あるい
    は全部を不可逆的に取りこむのに十分な温度で混合物を
    熱処理する工程
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項3のいずれかの請求項に
    記載の低シリカフォージャサイトを含むことを特徴とす
    るガス吸着剤。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のガス吸着剤を用いて、酸
    素ガス、窒素ガス、二酸化炭素ガス、水素ガス及び一酸
    化炭素ガスの少なくとも2種以上が含まれる混合ガス中
    の少なくとも1種以上のガスを選択的に吸着させ、他の
    ガスと分離することを特徴とするガス分離方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のガス分離方法において、
    混合ガスが空気であり、窒素ガスを選択的に当該吸着剤
    に吸着させ、酸素ガスと分離することを特徴とするガス
    分離方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012512022A (ja) * 2008-12-17 2012-05-31 ユーオーピー エルエルシー Li交換ゼオライトを含有する吸着剤媒体
JP2020513388A (ja) * 2016-11-18 2020-05-14 ユミコア・アクチエンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフトUmicore AG & Co.KG Eri/cha連晶骨格型を有する結晶性ゼオライト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012512022A (ja) * 2008-12-17 2012-05-31 ユーオーピー エルエルシー Li交換ゼオライトを含有する吸着剤媒体
JP2020513388A (ja) * 2016-11-18 2020-05-14 ユミコア・アクチエンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフトUmicore AG & Co.KG Eri/cha連晶骨格型を有する結晶性ゼオライト
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