JP2001354302A - ワークピース容器用の無人搬送装置およびワークピース容器の搬送制御方法 - Google Patents

ワークピース容器用の無人搬送装置およびワークピース容器の搬送制御方法

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JP2001354302A
JP2001354302A JP2001111671A JP2001111671A JP2001354302A JP 2001354302 A JP2001354302 A JP 2001354302A JP 2001111671 A JP2001111671 A JP 2001111671A JP 2001111671 A JP2001111671 A JP 2001111671A JP 2001354302 A JP2001354302 A JP 2001354302A
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wafer carrier
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Ki-Sang Kim
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備の設置空間を効率的に活用し得るワーク
ピース容器用の無人搬送装置およびワークピース容器の
搬送制御方法を提供する。 【解決手段】 設備100、102には、その出入チャ
ンバの前面壁に設けられ、ベイ側に向けて略水平に突出
して容器120を支持したり容器の支持を解除したりす
る容器据置台106が設置される。運搬シャトル110
は、容器を支持する受け台114aが設けられ、受け台
を容器据置台の真下位置において略垂直移動させること
によって、容器据置台により支持された容器を受け台に
ローディングしたり、受け台から容器据置台の上に容器
をアンローディングしたりするリフト114が設けられ
ている。運搬シャトルは、突出した状態の容器据置台の
下方空間を利用して、ガイドレール108に誘導されな
がら、運転制御信号によって指定された容器据置台の真
下位置に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場内における物
品の搬送を自動化するための装置およびその方法に関す
るものであり、さらに詳しく、ウェハのようなワークピ
ースないし作業物を保持した容器を、一の作業設備から
他の作業設備に搬送する無人搬送装置およびこれを利用
した搬送制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスを製造する際には、例え
ば、写真工程、蒸着工程、エッチング工程、薄膜形成工
程などの多数の工程を経ている。このような工程を実行
するため、ウェハは、多数枚を容器内に収納して搬送さ
れている。ウェハを保持した容器の搬送方式には、作業
者による手動搬送方式と、無人運搬システムによる無人
自動搬送方式とがある。ウェハのサイズは、生産能力の
向上に伴ない、8インチから、最近では12インチぐら
いものも利用されている。12インチウェハは、8イン
チウェハに比べて断面積が2.25倍であり、25枚を
収納した1つの容器当たりの重さは約8.5kgにな
る。このため、作業者、特に女性作業者では、手動によ
り搬送することは相当に難しい。したがって、12イン
チウェハを使用する量産ラインにおいては、無人運搬シ
ステムの必要性およびその採用程度がますます高まるこ
とが予想されている。
【0003】ウェハを収納する容器の形態として、ウェ
ハサイズが8インチである場合には、開放形カセット
(open wafer cassette)が主に使
用されていたが、近年では、ウェハの搬送過程で生じ得
る汚染を防止する観点から密閉型容器、代表的な例とし
ては、FOUP(front open unifie
d pod:前面開放型密閉容器)が多用されている。
特に、FOUPは、無人運搬システムに好適に調和する
運搬容器として知られ、よく利用されている。なお、以
下の説明では、「FOUP」を、「容器」「ワークピー
ス容器」「ウェハ容器」もしくは「ウェハキャリア」の
同意語として用いる。
【0004】無人搬送装置の代表的な例として、OHT
(overhead transfer)、OHC(o
verhead conveyor)システム、自動案
内車両(automatic guided vehi
cle:AGVもしくはRGV)システムなどが知られ
ている。
【0005】OHT(またはOHC)システムは、図1
に示すように、天井にリニアレール18a、18bが設
置され、このリニアレール18aにハンガー22a、2
2bが装着されている。FOUPの搬送は次のようにな
される。まず、FOUP20aは、ハンガー22aの下
にぶら下げられ、リニアレール18aに沿って移動し、
指定された工程設備のFOUP据置台ないしFOUPイ
ンデックス(FOUPindex)16aの上に降ろさ
れる。また、FOUP据置台16bに載置されているF
OUP20bは、引き上げられ、リニアレール18bに
沿って、指定された他の工程設備の上方まで移動され、
その後に、FOUP据置台の上に降ろされる。なお、以
下の説明では、「FOUP据置台」を、「FOUPイン
デックス」「容器据置台」「ロードポート(load
port)」の同意語として用いる。
【0006】このようなOHTシステムの一例として、
搬送ユニット(conveyortransfer u
nit)と題する米国特許第5,927,472号に開
示されたものが知られている。OHTシステムは、FO
UPインデックス16a、16bの上部空間を活用して
いるため、FOUPインデックス間の間隔W1や、ベイ
の幅B1を減じることができ、設備を設置するためのス
ペースあるいはスペースの有効活用の側面からすれば利
点がある。
【0007】しかし、OHTシステムは、クリーンルー
ムベイの天井に設置する形態であるため、次のような不
利な点を有している。
【0008】まず第1に、12インチウェハ用のFOU
Pを搬送するためには、その重さのために、頑丈な構造
メンバを設置することが必要になる。
【0009】第2に、クリーンルームの高さが一般的に
4m程度である点を勘案すれば、OHTシステムの設置
高さが高く、保守維持作業のために、梯子のような作業
道具が必要であり、しかも、梯子を使用するための余裕
空間も必要となる。
【0010】第3に、停電などの電源異常が発生した場
合、ウェハが収納されたFOUPの重さを考慮すると、
作業者がFOUPを手動で移動することはほとんど不可
能であると考えられ、作業が中断してしまう事態を招来
する虞がある。
【0011】第4に、FOUPとともにぶら下がって移
動するラン(run)に関する情報や認識票が大きくな
く確実でない場合には、作業者はコンピュータ画面を通
じなければラン確認が難しい。
【0012】第5に、OHTシステムにおけるFOUP
の重量と高さを考慮すると、安全移動のためのガードレ
ールなどのような安全装置が必要になる。
【0013】第6に、設備のFOUPインデックスすな
わち容器据置台とOHTとの間の距離が長く、FOUP
をローディングしたりアンローディングしたりするのに
長い時間を要する。
【0014】最後に、FOUPのローディングおよびア
ンローディングの経路が設備のユーザインターフェース
(操作パネル)が主に設置される部分を横切ることか
ら、ユーザインターフェースの設置が制約される。上述
したような問題点は、OHTシステムが有する設備の高
集積化を図り得るという長所を、十分に相殺してしまう
ものである。
【0015】次に、図2に示すように、AGVシステム
は、多軸関節を有する自動誘導車両22a、22bを利
用して、FOUP20a、20bをぶら下げて移動し、
指定された工程設備のFOUPインデックス16a、1
6bにFOUP20a、20bをローディングしたり、
FOUPインデックス16a、16bからFOUP20
a、20bをアンローディングしたりする。
【0016】このようにAGVシステムの一例として、
クリーンルームにおける無人搬送装置(unmanne
d conveying device in cle
anroom)と題する米国特許第5,332,013
号に開示されたものが知られている。
【0017】しかし、AGVシステムは、次のような不
利な点を有している。
【0018】まず第1に、ベイの幅が広いことが必要で
あるので、クリーンルーム内における設備の集積度が低
くなる。図2に示されるように、確保しなければならな
いベイの最大幅B2には、ベイ内の両側に位置する設備
のロードポート16a、16bや、2台のAGVが並ん
で位置してローディング/アンローディング作業をする
ことができる空間や、2台のAGV間で作業者が移動で
きる空間などが含まれる。
【0019】第2に、移動ロボットすなわちAGVと作
業者とが同時にベイ内において作業するときに、事故が
生じ得る虞がある。
【0020】第3に、AGVは多軸ロボットを使用する
ため、大きさ(もしくは重さ)が相当に大きくて移動速
度に制約を受け、また、ベイ空間内に多数のAGVを設
置することも難しい。
【0021】第4に、12インチウェハの場合、AGV
1台当たりの搬送可能なFOUPの数はその大きさによ
って制約を受け、1台当たりの価格が高くなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術に伴なう課題を解決するためになされたものであり、
本発明の第1の目的は、容器を搬送するシャトルが工程
設備のFOUPインデックス(ロードポートもしくは容
器据置台)の下部空間をガイドレールの誘導にしたがっ
て移動し、垂直運動を通じてFOUPインデックスに対
して容器をローディング/アンローディングすることが
できる、ウェハのようなワークピースを保持した容器を
自動搬送することができる無人搬送装置を提供すること
にある。
【0023】また、本発明の第2の目的は、前記第1の
目的を達成するための無人搬送装置を制御して、容器を
適切にローディング/アンローディングすることができ
る搬送制御方法を提供することにある。
【0024】また、本発明の第3の目的は、ウェハキャ
リアを移送する水平移送部を、ウェハ処理装置のFOU
Pインデックス(ロードポートもしくは容器据置台)の
下部空間すなわちFOUPインデックスによって遮られ
て使用されない空間に設置し、アップ/ダウン方式によ
ってウェハ出入口にウェハキャリアをローディング/ア
ンローディングすることにより、設備の設置空間を効率
的に活用することができるウェハキャリア用の無人搬送
装置を提供することにある。
【0025】本発明の第4の目的は、前記第3の目的を
達成するための無人搬送装置を制御して、ウェハキャリ
アを適切にローディング/アンローディングすることが
できる搬送制御方法を提供することになる。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0027】(1)ベイに沿って少なくとも一つの設備
が配置された工程環境内で、ワークピースを保持した容
器を搬送するワークピース容器用の無人搬送装置におい
て、前記設備のチャンバの前面側に設けられ、前記容器
を支持したり前記容器の支持を解除したりするために、
ベイ側に向けて略水平に突出自在な容器据置手段と、前
記容器を支持する受け台が設けられ、突出した状態の前
記容器据置手段の真下位置において前記受け台を略垂直
方向に移動させることによって、前記容器据置手段によ
り支持された前記容器を前記受け台上にローディングし
たり、前記受け台から前記容器据置手段の上に前記容器
をアンローディングしたりするリフティング手段と、前
記リフティング手段が設けられ、突出した状態の前記容
器据置手段の下方空間を利用して、運転制御信号によっ
て指定された容器据置手段の真下位置まで移動する運行
手段と、を有することを特徴とするワークピース容器用
の無人搬送装置。
【0028】(2)前記リフティング手段は、前記受け
台と、前記受け台に接続されて前記受け台を上下に移動
する流体圧駆動メカニズムと、を含んでいることを特徴
とする上記(1)に記載の無人搬送装置。
【0029】(3)前記受け台は、上下に2段設けられ
た受け台であることを特徴とする上記(1)または上記
(2)に記載の無人搬送装置。
【0030】(4)前記リフティング手段は、前記受け
台と、モータと、前記モータのシャフトを挟んで当該シ
ャフトの外周面に両側から噛み合って互いに反対方向に
直線運動をする一対のギヤアセンブリと、下端部が前記
一対のギヤアセンブリの各々に滑走可能に結合され、上
端部が前記受け台に結合され、中央部分がヒンジにより
交差結合された折り畳み自在なアームアセンブリメンバ
と、を含み、前記一対のギヤアセンブリに結合された前
記アームアセンブリメンバの下端部の間隔を、前記モー
タの回転方向にしたがって広げたり縮めたりすることに
より、前記受け台の水平レベルを下降または上昇させる
ことを特徴とする上記(1)に記載の無人搬送装置。
【0031】(5)前記容器据置手段は、前記容器が通
過することが可能なように中央部分が開放された矩形形
状またはU字形状をなす支持部材と、前記支持部材の開
放された中央部分に向けて突出して前記容器を支持する
少なくとも1つの支持ピンと、を含み、前記支持ピン
は、前記容器を前記支持部材に対してローディングまた
はアンローディングするために前記容器が前記支持部材
を通過するときには、開放された中央部分から後退する
ことを特徴とする上記(1)に記載の無人搬送装置。
【0032】(6)所定の制御信号に応答して前記支持
ピンの突出と後退とを電磁気的に制御するピン制御手段
をさらに含んでいることを特徴とする上記(5)に記載
の無人搬送装置。
【0033】(7)前記容器据置手段は、中央部分が開
放されたU字形状をなすとともにU字形状の開放口に対
向する基端部が前記チャンバの前面に90度回転可能に
取り付けられる支持部材と、前記リフティング手段の上
下動に対応して、前記支持部材を前記チャンバの前面と
平行をなす位置に後退させたり、ベイ側に向けて略水平
に突出させたりする駆動手段と、を含み、前記支持部材
の開放された中央部分の幅は、前記容器の幅よりも狭
く、かつ、前記受け台の幅よりは広いことを特徴とする
上記(1)に記載の無人搬送装置。
【0034】(8)前記支持部材は、前記受け台に前記
容器を載置した状態で前記リフティング手段が上昇また
は下降する場合には、前記リフティング手段の上下移動
を妨害しないように、前記チャンバの前面と平行をなす
位置に後退され、その他の場合には、ベイ側に向けて9
0度回転されて略水平に突出されていることを特徴とす
る上記(7)に記載の無人搬送装置。
【0035】(9)ベイにおける突出した状態の前記容
器据置手段の真下位置に配置され、突出した状態の前記
容器据置手段の下方空間を通って移動するように前記運
行手段を誘導するガイドレールをさらに含むことを特徴
とする上記(1)に記載の無人搬送装置。
【0036】(10)前記ガイドレールは、ベイの基底
面に取り付けられる磁気テープから構成され、前記運行
手段は、前記磁気テープにより形成される磁界をセンシ
ングすることにより、移動経路を認識することを特徴と
する上記(9)に記載の無人搬送装置。
【0037】(11)前記ガイドレールは、ベイの基底
面よりも下方に埋設された軌道から構成され、前記運行
手段は、当該運行手段の底面の一部が前記軌道と滑走可
能に係合されて、前記軌道に沿って移動することを特徴
とする上記(9)に記載の無人搬送装置。
【0038】(12)前記ガイドレールは、開ループを
形成するように設置され、前記運行手段は、前記ガイド
レールの両端の間を往復移動することを特徴とする上記
(9)〜上記(11)のいずれか一つに記載の無人搬送
装置。
【0039】(13)前記ガイドレールは、ベイごとの
閉ループまたは複数個のベイを繋ぐような閉ループを形
成するように設置され、前記運行手段は、前記閉ループ
に沿って巡回移動することを特徴とする上記(9)〜上
記(11)のいずれか一つに記載の無人搬送装置。
【0040】(14)半導体ウェハを収納するために提
供される前記容器は、外部汚染源の流入を遮断する密閉
構造を有していることを特徴とする上記(1)に記載の
無人搬送装置。
【0041】(15)外部の中央制御ユニットと無線通
信をするための送受信手段をさらに有し、前記送受信手
段を介して自身の位置情報および状態情報を前記中央制
御ユニットに送信し、前記中央制御ユニットから受信し
た制御信号によって移動動作およびローディング/アン
ローディング動作を実行することを特徴とする上記
(1)に記載の無人搬送装置。
【0042】(16)ベイに沿って少なくとも一つの設
備が配置された半導体製造用クリーンルーム内で、ウェ
ハを収容した開閉自在な密閉容器を搬送する無人搬送装
置において、前記設備のチャンバの前面側に設けられ、
前記密閉容器を支持したり前記密閉容器の支持を解除し
たりするために、ベイ側に向けて略水平に突出自在な容
器据置手段と、前記密閉容器を支持する受け台が設けら
れ、突出した状態の前記容器据置手段の真下位置におい
て前記受け台を略垂直方向に移動させることによって、
前記容器据置手段により支持された前記密閉容器を前記
受け台上にローディングしたり、前記受け台から前記容
器据置手段の上に前記密閉容器をアンローディングした
りするリフティング手段と、前記リフティング手段が設
けられ、突出した状態の前記容器据置手段の下方空間を
利用して、運転制御信号によって指定された容器据置手
段の真下位置まで移動する運行手段と、ベイにおける突
出した状態の前記容器据置手段の真下位置に配置され、
突出した状態の前記容器据置手段の下方空間を通って移
動するように前記運行手段を誘導するガイドレールと、
を有し、前記容器据置手段は、前記チャンバの前面に取
り付けられるとともに前記密閉容器が通過することが可
能なように中央部分が開放された矩形形状またはU字形
状をなす支持部材と、前記支持部材の開放された中央部
分に向けて突出して前記密閉容器を支持する一方、前記
密閉容器を前記支持部材に対してローディングまたはア
ンローディングするために前記密閉容器が前記支持部材
を通過するときには、開放された中央部分から後退する
少なくとも1つの支持ピンと、所定の制御信号に応答し
て前記支持ピンの突出と後退とを制御するピン制御手段
と、を含むことによって、前記密閉容器を支持したり前
記密閉容器の支持を解除したりすることを特徴とする無
人搬送装置。
【0043】(17)ベイに沿って少なくとも一つの設
備が配置された半導体製造用クリーンルーム内で、ウェ
ハを収容した開閉自在な密閉容器を搬送する無人搬送装
置において、前記設備のチャンバの前面側に設けられ、
前記密閉容器を支持したり前記密閉容器の支持を解除し
たりするために、ベイ側に向けて略水平に突出自在な容
器据置手段と、前記密閉容器を支持する受け台が設けら
れ、突出した状態の前記容器据置手段の真下位置におい
て前記受け台を略垂直方向に移動させることによって、
前記容器据置手段により支持された前記密閉容器を前記
受け台上にローディングしたり、前記受け台から前記容
器据置手段の上に前記密閉容器をアンローディングした
りするリフティング手段と、前記リフティング手段が設
けられ、突出した状態の前記容器据置手段の下方空間を
利用して、運転制御信号によって指定された容器据置手
段の真下位置まで移動する運行手段と、ベイにおける突
出した状態の前記容器据置手段の真下位置に配置され、
突出した状態の前記容器据置手段の下方空間を通って移
動するように前記運行手段を誘導するガイドレールと、
を有し、前記容器据置手段は、中央部分が開放されたU
字形状をなすとともにU字形状の開放口に対向する基端
部が前記チャンバの前面に90度回転可能に取り付けら
れる支持部材と、前記密閉容器が上昇または下降する場
合には、前記支持部材を90度回転制御して前記チャン
バの前面と平行をなす位置に後退させ、その他の場合に
は、前記支持部材を90度回転してベイ側に向けて略水
平に突出させる駆動手段と、を含むことによって、前記
密閉容器を支持したり前記密閉容器の支持を解除したり
することを特徴とする無人搬送装置。
【0044】(18)ベイに沿って配置されるとともに
ワークピースを保持した容器を支持したり当該支持を解
除したりするためにベイ側に向けて略水平に突出自在な
容器据置台を備える設備と、突出した状態の前記容器据
置台の下方位置に配置されたガイドレールとを含む作業
場で、前記ガイドレールに沿って移動する少なくとも1
つの無人搬送装置を利用して、前記容器を一の設備から
他の設備に搬送するワークピース容器の搬送制御方法に
おいて、容器の搬送要求をした設備における容器据置台
の真下位置に前記無人搬送装置を移動し、当該無人搬送
装置に設けられ前記容器を支持する受け台が接続された
リフティング手段を略垂直方向に上昇して前記容器据置
台に支持されている前記容器を前記受け台により持ち上
げ、前記容器を支持していた前記容器据置台の支持部材
を後退し、その後に、前記リフティング手段を下降して
前記容器を前記無人搬送装置上に降ろすローディング段
階と、前記容器が載置された前記無人搬送装置を容器の
搬入先である目的設備における容器据置台の真下位置に
移動し、前記支持部材を後退させるとともに前記リフテ
ィング手段を略垂直方向に上昇して前記受け台を前記支
持部材の水平レベルよりも高い位置に位置させ、前記支
持部材を元の突出した位置に復帰した後に、前記リフテ
ィング手段を下降して前記容器を前記受け台から前記容
器据置台に移すアンローディング段階と、を有すること
を特徴とするワークピース容器の搬送制御方法。
【0045】(19)前記ガイドレールに沿って移動す
る複数の無人搬送装置を利用する搬送制御方法であっ
て、複数の無人搬送装置から送られてくる自身の位置情
報と、出発地および到着地に関する情報とを含む前記搬
送要求に関する情報を分析して、前記搬送要求に最も早
く対処し得る1つの無人搬送装置を選択する段階をさら
に含むことを特徴とする上記(18)に記載の搬送制御
方法。
【0046】(20)クリーンルーム内に略水平なx軸
方向に沿って配列されるとともに前面中央部にウェハ出
入口が形成されたウェハ処理装置にウェハキャリアを搬
送するウェハキャリア用の無人搬送装置において、前記
ウェハ処理装置の前面に隣接して配置され、前記ウェハ
出入口よりも低い位置に形成される移送面を有し、x軸
方向に延長して前記ウェハキャリアをx軸方向に移送す
る水平移送部と、前記ウェハ処理装置の各々の前面に配
置され、前記ウェハ出入口と前記水平移送部の前記移送
面との間を略垂直なz軸方向に移動して前記ウェハキャ
リアを略垂直方向に移送する垂直移送部と、前記水平移
送部による位置制御によって前記ウェハ処置装置に前記
ウェハキャリアを略水平に移送させ、前記垂直移送部に
よる位置制御によって前記ウェハキャリアを前記出入口
に略垂直に移送させる制御部と、を有することを特徴と
するウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0047】(21)前記水平移送部は、スライディン
グローラコンベヤを含むことを特徴とする上記(20)
に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0048】前記水平移送部は、既存のFOUPインデ
ックス下方の使用されない空間に、スライディングロー
ラコンベヤまたはリニア無人シャトルで構成することが
望ましい。
【0049】(22)前記ウェハキャリアは、FOUP
(前面開放型密閉容器)であることを特徴とする上記
(20)に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0050】(23)本発明では、既存のFOUPイン
デックス下方でウェハ出入口までウェハキャリアをアッ
プ/ダウン移送するためには垂直移送部の効率的な構成
が要求される。そこで、前記垂直移送部は、前記ウェハ
処理装置の前面に配置され、前記ウェハ出入口と前記水
平移送部の前記移送面とを含む開放された空間を中央部
に有するハウジングと、前記ハウジングの左右内側面に
設置され、z軸方向に延長された一対のz軸移送手段
と、前記各z軸移送手段によって上下に移動される一対
のz軸移動体と、前記各z軸移動体に固定され、前記水
平移送部により移送されるウェハキャリアの側面把持部
を含む長さを有するように前記ウェハ処理装置の前面か
ら前方に突出されて、前記ウェハキャリアを把持する一
対の把持アームと、を有することを特徴とする上記(2
0)に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0051】(24)前記各把持アームは、前記ウェハ
キャリアを前記ウェハ出入口に対して前後方向のy軸方
向に移送するy軸移送手段と、前記y軸移送手段によっ
てy軸方向に移送されるとともに前記ウェハキャリアの
前記側面把持部を支持する支持部を備えるy軸移動体
と、を有することを特徴とする上記(23)に記載のウ
ェハキャリア用の無人搬送装置。
【0052】(25)前記各z軸移送手段は、正逆回転
が可能な回転モータと、前記回転モータによって回転さ
れる移送ネジと、を含み、前記各z軸移動体は、前記移
送ネジにネジ結合され、当該移送ネジが正逆に回転する
ことにより、垂直ガイド面に沿って上下に移送されるこ
とを特徴とする上記(23)に記載のウェハキャリア用
の無人搬送装置。
【0053】(26)前記各z軸移送手段は、流体圧に
よりピストンを上下に移送する流体シリンダを含み、前
記各z軸移動体は、前記ピストンのロッドの一端に取り
付けられて垂直ガイド面に沿って上下に移送されること
を特徴とする上記(23)に記載のウェハキャリア用の
無人搬送装置。
【0054】(27)前記各z軸移送手段は、ガイドレ
ールを備えるリニアモータの固定子を含み、前記z軸移
動体は、前記リニアモータの可動子を含んでいることを
特徴とする上記(23)に記載のウェハキャリア用の無
人搬送装置。
【0055】(28)クリーンルーム内に略水平なx軸
方向に沿って配列されるとともに前面中央部にウェハ出
入口が形成されたウェハ処理装置にウェハキャリアを搬
送するウェハキャリアの搬送制御方法において、前記各
ウェハ処理装置のウェハ出入口の前面直下にコンベヤを
利用して前記ウェハキャリアを移送する段階と、前記ウ
ェハ出入口の前面直下に前記ウェハキャリアが到達した
ときに、前記ウェハキャリアを把持する把持アームを上
限位置から下限位置に移送する段階と、前記下限位置で
前記把持アームにより前記ウェハキャリアを把持する段
階と、前記把持アームを前記ウェハ出入口の位置である
前記上限位置まで略垂直に移送する段階と、を有するこ
とを特徴とするウェハキャリアの搬送制御方法。
【0056】(29)前記把持アームにより前記ウェハ
キャリアを把持する段階では、前記把持アームに設置さ
れた支持部が前記ウェハ出入口寄りの後方位置から前方
位置に移動して前記ウェハキャリアの側面把持部を支持
し、前記把持アームが前記上限位置に到達したときに
は、前記支持部が前方位置から後方位置に移動すること
を特徴とする上記(28)に記載のウェハキャリアの搬
送制御方法。
【0057】(30)クリーンルーム内に略水平なx軸
方向に沿って配列されるとともに前面中央部に一対のウ
ェハ出入口が並んで形成されたウェハ処理装置にウェハ
キャリアを搬送するウェハキャリア用の無人搬送装置に
おいて、前記ウェハ処理装置の前面に隣接して配置さ
れ、前記ウェハ出入口よりも低い位置に形成される移送
面を有し、x軸方向に延長して前記ウェハキャリアをx
軸方向に移送する水平移送部と、前記ウェハ処理装置の
前面に前記一対のウェハ出入口に対応して配置され、対
応する前記ウェハ出入口と前記水平移送部の前記移送面
との間を略垂直なz軸方向に移動して前記ウェハキャリ
アを略垂直方向に移送する一対の垂直移送部と、前記水
平移送部による位置制御によって前記ウェハ処置装置に
前記ウェハキャリアを略水平に移送させ、前記垂直移送
部による位置制御によって前記ウェハキャリアを前記出
入口に略垂直に移送させる制御部と、を有することを特
徴とするウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0058】(31)クリーンルーム内に略水平なx軸
方向に沿って配列されるとともに前面中央部にウェハ出
入口が形成されたウェハ処理装置にウェハキャリアを搬
送するウェハキャリア用の無人搬送装置において、前記
ウェハ処理装置の前面に隣接して配置され、前記ウェハ
出入口よりも低い位置に形成される移送面を有し、x軸
方向に延長して前記ウェハキャリアをx軸方向に移送す
る水平移送部と、前記ウェハ処理装置の前記ウェハ出入
口の前面の上部に配置され、前記ウェハ出入口と前記水
平移送部の前記移送面との間を略垂直なz軸方向に移動
して前記ウェハキャリアを略垂直方向に移送する垂直移
送部と、前記水平移送部による位置制御によって前記ウ
ェハ処置装置に前記ウェハキャリアを略水平に移送さ
せ、前記垂直移送部による位置制御によって前記ウェハ
キャリアを前記出入口に略垂直に移送させる制御部と、
を有することを特徴とするウェハキャリア用の無人搬送
装置。
【0059】(32)前記水平移送部は、スライディン
グローラコンベヤを含むことを特徴とする上記(31)
に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0060】(33)前記ウェハキャリアは、FOUP
(前面開放型密閉容器)であることを特徴とする上記
(31)に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0061】(34)前記垂直移送部は、前記ウェハ処
理装置の前面の上部に配置されたハウジングと、前記ハ
ウジング内に前記ウェハ出入口に対して前後方向のy軸
方向に移動可能に設置されたz軸移送手段と、前記各z
軸移送手段によって上下に移動されるz軸移動体と、前
記z軸移動体の端部に設けられ、前記ウェハキャリアの
上面中央部を真空吸着する真空吸着ヘッドと、を有する
ことを特徴とする上記(31)に記載のウェハキャリア
用の無人搬送装置。
【0062】(35)前記z軸移送手段は、前記ハウジ
ング内にy軸方向に移動可能に設置され、上下方向のネ
ジ孔が形成されたy軸移動体と、前記y軸移動体に取り
付けられるとともに正逆回転が可能な回転モータと、前
記回転モータによって回転されて前記ネジ孔内で上下に
移送される移送ネジと、を有することを特徴とする上記
(34)に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0063】(36)前記z軸移送手段は、前記ハウジ
ング内にy軸方向に移動可能に設置され、流体圧により
ピストンを上下に移送する流体シリンダを含み、前記真
空吸着ヘッドは、前記z軸移動体をなす前記ピストンの
ロッドの下端に取り付けられていることを特徴とする上
記(34)に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
【0064】(37)前記z軸移送手段は、前記ハウジ
ング内にy軸方向に移動可能に配置され、垂直方向に延
長されたガイドレールを備えるリニアモータの固定子を
含み、前記真空吸着ヘッドは、前記リニアモータの可動
子から下方に延長されたロッドの下端に取り付けられて
いることを特徴とする上記(34)に記載のウェハキャ
リア用の無人搬送装置。
【0065】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の望
ましい実施形態について具体的に説明する。本発明の異
なる特徴および利点は、詳細な説明と本発明の種々の実
施形態の特徴を例示する添付図面を参照すればより明確
になる。
【0066】図3は、本発明の望ましい実施形態に係
る、ベイに設置された無人搬送システムの全体的な構成
を例示的に示す図である。
【0067】クリーンルーム内には、無人搬送装置が走
行する空間や作業者の作業空間を確保するためのベイ1
22a、122bが備えられている。ベイ122a、1
22bの両側縁辺109a、109bには、ウェハのよ
うなワークピースを保持した容器、例えば、FOUP1
20、120a〜120cを貯蔵する貯蔵設備ないしス
トッカ102、102aや、処理装置100、100a
〜100fが並んで配置されている。以下、貯蔵設備や
処理装置を総称して、「設備」とも言う。
【0068】ベイ122a、122bの基底面の上に
は、これらの設備の前面に沿って、ガイドレール10
8、108a〜108cが配置されている。特に、ガイ
ドレール108、108a〜108cは、設備の容器据
置台106ないしインデックスの真下位置に配置されて
いる。容器据置台106ないしインデックスは、ウェハ
のようなワークピースを保持した容器を支持するための
装置である。
【0069】ガイドレールの望ましい例として、磁気テ
ープや鉄路のような軌道を例示できる。磁気テープをガ
イドレールとして採用する場合には、この磁気テープ
は、容器据置台106の下側で、運行経路に沿って、ベ
イの基底面上に付着されて設置される。また、鉄軌道を
ガイドレールとして採用する場合には、図4に示すよう
に、運行経路に沿ってベイの基底面を下向けに少し掘っ
てトレンチを形成し、そのトレンチに沿って鉄軌道10
8が設置される。半導体工場のクリーンルームにおける
基底は格子形状であるので、格子を下向きに少し切り出
して、鉄軌道108を敷設する経路を確保する。
【0070】ガイドレール108の設置形態は種々改変
できる。例えば、図24に示すように、各ベイごとにベ
イの両側縁に沿って別途の開ループを形成するように、
ガイドレール108bを設置することができる。また、
図25および図26のそれぞれに示すように、ベイの両
側縁に沿って閉ループを形成するようにガイドレール1
08cを設置したり、複数個のベイの縁を繋いで閉ルー
プを形成するようにガイドレール108を設置したりし
てもよい。
【0071】図3を参照して、ガイドレール108上に
は、複数台の運搬シャトル110、110a〜110g
が載せられている。各々の運搬シャトル110、110
a〜110gは、外部の中央制御システム200と無線
通信をしながら、自身の位置情報および状態情報などを
中央制御システム200に送信し、中央制御システム2
00から受信した制御信号に応じて移動ないし運行動作
や、FOUP120、120a〜120cのローディン
グ/アンローディング動作などを実行する。ガイドレー
ル108が開ループを形成するように設置されている場
合には、運搬シャトル110は、ガイドレール108b
の両端の間を直線的に往復移動をする。一方、ガイドレ
ール108、108cが閉ループすなわち循環ループと
して構成されている場合には、運搬シャトル110は、
直線運動とともに方向転換をしながら、閉ループに沿っ
て巡回移動する。
【0072】図4は、図3のA−A線に沿う断面図であ
り、設備100、102の容器据置台106、ガイドレ
ール108および運搬シャトル110の設置位置の説明
に供する断面図である。
【0073】ウェハ処理装置の場合、一般的に、ウェハ
に対して所定の処理ないし工程を実行するために、ま
ず、ストッカ102、102a内のFOUPが容器据置
台106に移され、運搬シャトル110上に移される。
運搬シャトル110は、写真機器、蒸着機器、エッチン
グ機器などの処理装置のうちの1つの装置まで移動す
る。FOUP120が処理装置100の容器据置台10
6の下側に移動した後、FOUP120が容器据置台1
06にローディングされる。出入チャンバに設置された
移送ロボット104は、容器据置台106にローディン
グされたFOUP120を内側に引き込み、処理装置1
00内のロードロック(load lock)103に
ウェハを安置する。処理装置100における所定の処理
が完了すると、搬入時とは反対に、移送ロボット104
は、ロードロック103からウェハをFOUP120に
移し、FOUP120を外に引き出して容器据置台10
6に移す。工程設備内でのこのような動作はもちろんの
こと、工程設備の外部での運搬シャトルの運行動作およ
びFOUP120のローディング/アンローディング動
作も、中央制御システム200との間での有線通信/無
線通信を介してなされている。
【0074】図5および図6は、容器据置台106およ
び運搬シャトル110の構成に関する望ましい一実施形
態を例示的に示す斜視図および図5のB−B線に沿う断
面図である。また、図7は、図6のC−C線に沿う容器
据置台106の断面図である。
【0075】運搬シャトル110は、基本的な運行を実
施する複数個の車輪135と、中央制御システム200
との間で無線通信を実施する送受信部150と、送受信
部150を介して自身の位置情報や運行情報を中央制御
システム200に提供したり、逆に中央制御システム2
00が提供した制御情報にしたがって運行動作やローデ
ィング/アンローディング動作を制御したりする制御部
132と、を有する。
【0076】また、運搬シャトル110は、ガイドレー
ル108に応じて予め設定された運行経路ないし移動経
路に沿って運行することができるように構成されてい
る。かかる構成は、ガイドレールの種類によって異な
る。図4、図5および図6に示したように、ガイドレー
ル108が軌道である場合には、運搬シャトル110
は、その胴体の下部に軌道108と滑走可能に係合する
係合部材134を有する。一方、ガイドレールとして磁
気テープを設置した場合には、運搬シャトル110は、
磁気テープにより形成される磁界をセンシングすること
により運行経路を認識し得るセンシング手段(図示せ
ず)を備えていなければならない。なお、各運搬シャト
ル110をGPS(グローバル測位システム)によって
制御する構成を採用すれば、費用負担の問題は若干ある
ものの、ガイドレールやこれに関連する手段を省略する
ことができる。
【0077】運搬シャトル110はさらに、FOUP1
20を容器据置台106にローディングしたり、容器据
置台106からアンローディングしたりするために略垂
直の上下運動を実施するリフティング手段を有してい
る。リフティング手段は、種々の構成を採用することが
できる。
【0078】リフティング手段の第1実施形態は、図5
および図6に示すように、モータにより駆動される折り
畳み式のアームアセンブリである。このアームアセンブ
リは、FOUP120を支持する受け台114aと、モ
ータ130と、モータシャフトを挟んで当該モータシャ
フトの外周面に両側から噛み合って互いに反対方向に直
線運動をする一対のギヤアセンブリ114c、114d
と、下端部が一対のギヤアセンブリ114c、114d
に滑走可能に結合され、上端部が受け台114aに結合
され、中央部分がヒンジにより交差結合された折り畳み
自在なアームアセンブリメンバ114bと、を含んでい
る。ギヤアセンブリ114c、114dに結合されたア
ームアセンブリメンバ114bの下端部の間隔を、モー
タ130の回転方向にしたがって広げたり縮めたりする
ことにより、受け台114aの水平レベルが下降したり
上昇したりすることになる。
【0079】リフティング手段の第2実施形態は、流体
圧駆動メカニズム、例えば、流体として作動油を用いる
油圧駆動メカニズムを利用したものである。図8および
図9は、それぞれ、油圧駆動メカニズムを利用したリフ
ティング手段の構成を示す斜視図および図8のD−D線
に沿う断面図である。
【0080】この方式によるリフティング手段は、FO
UP120を支持する受け台114aと、上端部が受け
台114aを支えるように結合された油圧シリンダアセ
ンブリと、を有する。油圧シリンダアセンブリは、油圧
シリンダ160と、油圧シリンダ160への流体注入を
制御するバルブ162と、流体を貯溜する流体タンク1
68と、流体タンク168に貯蔵された流体を油圧シリ
ンダ160に供給したり、逆に、油圧シリンダ160に
ある流体を流体タンク168に抜き取るための油圧ポン
プ164と、を有する。リフティング手段は、受け台1
14aの水平バランスを助けるために、ヒンジ結合され
た折り畳み自在なアームアセンブリメンバ170a、1
70bを付加的にさらに含むことができる。図9には制
御部132aや送受信部150aが示されているが、前
者はバルブ162の開閉や油圧ポンプ164の運転を制
御するためのものであり、後者は前述したのと同様に中
央制御システム200との無線送受信を受け持つもので
ある。かかる構成では、制御部132aは、送受信部1
50aを介して伝達されたローディング/アンローディ
ング情報に依拠して、油圧ポンプ164およびバルブ1
62の動作を制御して、油圧シリンダ160を作動さ
せ、受け台114aを略垂直に移動する。
【0081】一方、容器据置台106の構造は、FOU
P120のローディング/アンローディングがリフティ
ング手段の垂直動作によって実行される点に、よく調和
ないし合致していなければならない。図5〜図7に、容
器据置台の第1実施形態の構造が示される。図6は、図
5中のB−B線に沿う断面図、図7は、図6中のC−C
線に沿う断面図である。
【0082】図示するように、容器据置台106は、出
入チャンバの前側壁に取り付けられるとともにベイ側に
向けて略水平に突出され、FOUP120が通過するこ
とが可能なように中央部分が開放された矩形リング形状
をなす支持部材と、前記支持部材の開放された中央部分
に向けて突出してFOUP120を支持する複数個の支
持ピン116a〜116dと、を有する。支持部材の選
択可能な異なる形態としては、中央部分が開放されたU
字形状をなすとともにU字形状の開放口に対向する側辺
部が出入チャンバに結合されるU字型支持部材を挙げる
ことができる。支持ピン116a〜116dは、FOU
P120を支持部材に対してローディングしたりアンロ
ーディングしたりするために当該FOUP120を支持
部材を通過させるときには、支持部材の開放された中央
部分から後方に後退し、FOUP120の進行を妨害し
ないようにする必要がある。支持部材の開放され中央部
分の横幅と縦幅の大きさは、FOUP120のそれらの
寸法よりも大きい寸法に設定され、支持ピン116a〜
116dを後退させた場合に、FOUP120が前記中
央部分を通過することができるようになっている。ま
た、受け台114aは、支持ピン116a〜116dが
突出された状態においても、前記中央部分を通過し得る
大きさを有していることが好ましい。
【0083】支持ピン116a〜116dの突出および
後退を制御する構成は、機械的または電磁気的原理を利
用することにより、種々の機構を採用することができ
る。その一例として、図5〜図7には、ソレノイド駆動
方式の支持ピン116a〜116dが示されている。金
属製の支持ピン116a〜116dは、励磁用電力の供
給を受けたソレノイド138a〜138dが形成する磁
界によって、支持部材の中に後退し、励磁用電力の供給
を遮断するとスプリング136a〜136dの弾発力に
よって、元の位置まで再び突出する。
【0084】図8および図9に、容器据置台の第2実施
形態の構造が示される。この実施形態の容器据置台10
6aは、中央部分が開放されたU字形状をなすとともに
U字形状の開放口に対向する基端部が出入チャンバの前
面壁に90度回転可能に取り付けられる支持部材と、リ
フティング手段の上下動に対応して、支持部材を出入チ
ャンバの前面壁と平行をなす位置に後退させたり、ベイ
側に向けて略水平に突出させたりするモータ140a、
140b(駆動手段に相当する)と、を有する。支持部
材の開放された中央部分の幅D2は、FOUP120の
幅D3よりも狭く、かつ、受け台114aの幅D1より
は広い寸法に設定されている。モータ140aの駆動に
よって、支持部材は、受け台114aにFOUP120
を載置した状態でリフティング手段が上昇または下降す
る場合には、リフティング手段の上下移動を妨害しない
ように、出入チャンバの前面壁と平行をなす位置に後退
し、その他の一般的な場合には、ベイ側に向けて90度
回転されて略水平に突出する。
【0085】図10および図11は、垂直方向に2段の
受け台を備える運搬シャトルの構成を示す側断面図およ
び平面図である。
【0086】運搬シャトル110bは、送受信部150
bと、制御部132bと、車輪135とレール108と
の係合部材134と、を含み、これらは、前述した実施
形態のものと同様の機能を発揮する。特徴的な構成とし
て、運搬シャトル110bのリフティング手段は、上下
に2段の受け台184、186と、これら2段の受け台
184、186に一体的に結合されるとともに1つの角
部に沿って所定の間隔で配置されたギヤトレーン189
を備える補助板182と、を有する。リフティング手段
はさらに、制御部130bの制御を受けて回転駆動力を
発生させるモータ130bと、補助板182のギヤトレ
ーン189と噛み合ってモータ130bの回転駆動力を
補助板182に伝達するチェーン188と、を有する。
設備100または102は、通常、左右に2つの容器据
置台を有しているので、受け台を2段構造とした場合に
は、1回の訪問で、2個のFOUPをローディングした
りアンローディングしたりすることができ、作業の効率
性をさらに増大させることができる。
【0087】さらに、容器据置台106bは、図11に
示すように、補助板182の上昇動作と調和し易いU字
形状を採用することが好ましい。さらにまた、支持ピン
116e〜116hは、前述したように、スプリング1
36e〜136hおよびソレノイド138e〜138g
の相互作用によって、突出および後退し得る構造を有し
ている。
【0088】次に、図12〜図17を参照して、FOU
P120のローディング手順を説明する。
【0089】ここに、ローディングとは、処理の対象と
されたFOUPをウェハ貯蔵設備すなわちストッカ10
2から処理装置100に搬送したり、処理装置100に
おける処理が完了したFOUPをストッカ102に搬送
したりするために、容器据置台106a、106bから
運搬シャトル100にFOUPを移す作業をいう。
【0090】ローディング作業は、次のように実施され
る。
【0091】まず、搬送作業に現在関与していないデュ
ーティオフ状態の1つの運搬シャトル110を、作業要
請を要求した設備102における容器据置台106bの
真下位置に移動させる。このとき、中央制御システム2
00は、どの運搬シャトルが上記作業要請に応じなけれ
ばならないかを決定する。中央制御システム200は、
多数の運搬シャトルから送られてくる個々の位置情報
と、作業要請を要求した設備から送られてくる出発地お
よび到着地に関する情報などを含んでいる搬送要求情報
とを分析し、この搬送要求に一番迅速に応じられる1つ
の運搬シャトルを選択する。この後、中央制御システム
200は、選択した運搬シャトルに対して、設備の目的
地および到着地についての位置情報や、実行しなければ
ならない作業情報すなわちローディング作業を実行しな
ければならないかアンローディング作業を実行しなけれ
ばならないかに関する情報などを提供する。移動指示お
よび作業指示などを受け取った運搬シャトル110は、
作業要請を要求した設備における容器据置台106bの
下側まで、ガイドレール108に沿って移動する(図1
2、図17のステップS10〜S16)。
【0092】移動が完了した運搬シャトル110は、リ
フタ114を上昇させ、容器据置台106に置かれてい
る容器120を受け台114aで少し持ち上げる(図1
3、ステップS18)。
【0093】次いで、ソレノイド138a〜138dに
励磁用電力を印加し、容器120を支持していた支持ピ
ン116a〜116dを支持部材106の中に後退させ
る(図14、ステップS20)。図8および図9に示し
た第2実施形態に係る容器据置台の場合には、モータ1
40aを駆動し、支持部材106aを90度回転させて
出入チャンバの前面壁と平行となるように後退させる
(ステップS20)。その後、リフタ114を下降し、
運搬シャトル110上にFOUP120を降ろす(図1
4、図15、ステップS22)。その後、ソレノイド1
38a〜138dへの電力供給を遮断し、支持ピン11
6a〜116dを元の位置に再び復帰させたり(図1
6、ステップS24)、モータ140aに電力を供給
し、支持部材106aを元の位置に再び復帰させたりす
る(ステップS24)。
【0094】次に、図18〜図23を参照して、FOU
P120のアンローディング手順を説明する。
【0095】ここに、アンローディングとは、ローディ
ングとは逆に、処理の対象とされたFOUPを処理装置
100に搬送したり、処理装置100における処理が完
了したFOUPをストッカ102に移したりするため
に、運搬シャトル100から容器据置台106a、10
6bにFOUPを移す作業をいう。
【0096】アンローディング作業は、次のように実施
される。
【0097】まず、前述したローディング過程によって
FOUP120がローディングされた運搬シャトル10
0は、中央制御システム200によって指示された目的
の設備100における容器据置台106b’の真下位置
に移動する(図18、図23のステップS26)。
【0098】運搬シャトル110の到着が確認される
と、容器据置台106b’では、ソレノイドに励磁用電
力を印加し、支持ピン116a〜116dを後退させる
(図19、ステップS28)。図8および図9に示した
第2実施形態に係る容器据置台の場合には、前述したの
と同様に、モータ140aを駆動し、支持部材106a
を90度回転させて出入チャンバの前面壁と平行となる
ように後退させる(ステップS28)。
【0099】続いて、リフタ114を略垂直に上昇さ
せ、FOUP120を載せた容器受け台114aを容器
据置台106b’の水平レベルよりも少し高い位置に位
置させる(図20、ステップS30)。
【0100】その後、ソレノイド138a〜138dへ
の励磁用電力の印加を遮断し、支持ピン116a〜11
6dを元の位置に再び復帰させたり(図21、ステップ
S32)、モータ140aに電力を供給し、支持部材1
06aを90度回転させて元の位置に再び復帰させたり
する(ステップS32)。
【0101】続いて、リフタ114を下降させ、FOU
P120が支持ピン116a〜116dによって支持さ
れ、容器据置台106b’に載せられる(図22、ステ
ップS34)。
【0102】以上のような手順を経ることにより、FO
UP120のローディングとアンローディングとが実施
され、所望の場所へのFOUPの搬送が実現される。こ
のような搬送過程において、運搬シャトル110は、ガ
イドレールの形態にしたがって、直線移動のみをしたり
(図24の開ループの場合)、直線運動とともにベイの
縁や異なるベイに進入するために回転移動したりする
(図25および図26の閉ループの場合)。より精密な
トラフィック制御についての説明は省略する。
【0103】以上説明したように、本発明に係る種々の
実施形態によれば、FOUPの密閉特性を活用し得る側
面がある。搬送作業が容器据置台の下側領域でなされる
ため、密閉が保障されないウェハ容器、例えば、開放型
ウェハカセットでは、容器据置台から落下してくる汚染
物質に対して脆弱であるため、望ましくない。なお、容
器据置台から落下してくる汚染物質に対する遮蔽が強く
要求されないワークピースの場合には、開放型のカセッ
トないし容器を使用できることは言うまでもない。
【0104】以下に、本発明に係る他の実施形態を説明
する。
【0105】図27は、本発明によるウェハキャリア用
の無人搬送装置を採用した半導体製造ラインを例示的に
示す図である。
【0106】クリーンルーム内には、無人搬送装置が走
行する空間や作業者の作業空間を確保するためのベイB
3が備えられている。ベイB3の両側縁辺には、ウェハ
を保持した容器、例えば、FOUPを貯蔵する貯蔵設備
ないしストッカや、ウェハ処理用の設備201が略水平
なx軸方向に沿って並んで配置されている。ウェハ処理
用設備201は、前面中央にウェハ出入口204が形成
された出入チャンバ202と、ロードロック210を備
える処理チャンバ208と、を含んでいる。出入チャン
バ202内には、ウェハ出入口204に位置したウェハ
キャリア400から1枚のウェハを受け取ってロードロ
ック210に移したり、ロードロック210内のウェハ
をウェハキャリア400に移したりする多関節の移送ロ
ボット206が設けられている。
【0107】ベイB3の基底面の上には、これらの設備
の前面に沿って、スライディングローラコンベヤ300
がx軸方向に沿って配置されている。特に、スライディ
ングローラコンベヤ300は、設備201から前方に突
出されたFOUPインデックスの直下の空間に配置され
ている。スライディングローラコンベヤ300における
移送面の高さは、ウェハ出入口204に1つのウェハキ
ャリア400が待機するときに、この待機しているウェ
ハキャリア400と衝突することなく他のウェハキャリ
アが通過し得るように、ウェハ出入口204の高さより
も低い位置に設計されている。
【0108】この実施形態にあっては、コンベヤによっ
て搬送されてきたウェハキャリアを高い位置にあるウェ
ハ出入口204まで上昇させるために、出入チャンバ2
02とコンベヤ300との間に垂直移送機(垂直移送部
に相当する)500が設置されている。
【0109】垂直移送機500は、前方に突出された一
対の把持アーム502を垂直方向に移送するように構成
されている。このため、ウェハキャリア据置台である既
存のFOUPインデックスに比べて相対的に、垂直移送
機500の前後方向の長さつまり奥行きを減じることが
できる。したがって、既存のウェハキャリア据置台を必
要としないので、その分、ベイB3の空間を十分に利用
することができる。
【0110】図28および図29は、図27に示される
ウェハキャリア用の無人搬送装置の側面図および正面図
である。
【0111】図29に示すように、ウェハキャリア40
0は、正面から見て左右の側面に突出して設けられた突
出部402すなわち側面取っ手402を有する。ウェハ
キャリア400は、側面取っ手402が把持アーム50
2の支持片504によって支持されて、ピックアップさ
れる。ここで、ウェハキャリア400の側面取っ手40
2における下面は、傾斜されずに、水平状態に維持され
なければならない。支持片504は、支持ピンの形態で
もよい。
【0112】垂直移送機500は、略中央部分が前後に
開放した作業空間508を備える矩形形状のハウジング
506を有する。作業空間508は、コンベヤ300の
移送面302からウェハ出入口204に至る程度の領域
を有する。この作業空間508の左右側方に位置して、
把持アーム502が各々設置され、把持アーム502お
よびウェハキャリア400は、作業空間508内で移送
される。
【0113】図30は、図27に示される垂直移送機の
好ましい実施形態を説明するための斜視図である。な
お、垂直移送機の構造は左右対称に構成されているの
で、図30においては、垂直移送機500の右側の構造
のみを図示してある。
【0114】図示するように、z軸移送手段である移送
ネジ510が、ハウジング506の内側面に沿って、略
垂直なz軸方向に延長して設置されている。移送ネジ5
10と平行に、ガイド部材512が配置されている。ガ
イド部材512は、移送ネジ510とは異なり、外表面
にネジが形成されていない棒状体であり、z軸移動体5
14に挿通されている。ガイド部材512は、z軸移動
体514が上下に移動するときに、上下方向に滑るよう
にz軸移動体514をガイドする。z軸移動体514
は、移送ネジ510にネジ結合され、移送ネジ510が
正回転時には上昇し、逆回転時には下降する。ガイド部
材512やハウジング506の内側面により、z軸移動
体514を上下に移送する垂直ガイド面が形成される。
【0115】移送ネジ510は、図示しない回転モータ
から動力の供給を受けて、正逆適宜方向に回転する。モ
ータの回転軸と移送ネジ510との間に駆動ギヤおよび
従動ギヤを設置し、移動体514の移動スピードを減速
することができる。
【0116】z軸移動体514の内側面に、把持アーム
502が固定される。したがって、z軸移動体514が
上下移動するときに、把持アーム502も上下に移動す
る。把持アーム502は、ウェハ処理装置の前面からコ
ンベヤ300を通って移送されたウェハキャリア400
の側面取っ手402を含む長さを有するように前方に突
出している。
【0117】把持アーム502は、ウェハキャリア40
0をy軸方向(ウェハ出入口204に対して前後の方
向)に移送するための、例えば、移送ネジなどからなる
y軸移送手段518と、y軸移送手段518によってy
軸方向に移送されるy軸移動体520とを含んでいる。
y軸移動体520は、ウェハキャリアの側面取っ手40
2を支持する支持片504を有する。把持アーム502
のウェハ出入口204寄りの後側には、y軸移送手段5
18を回転駆動するモータおよびギヤボックス516が
設けられている。y軸移送手段518が正逆適宜方向に
回転することによって、y軸移動体520が前後方向に
移動される。y軸移動体520に取り付けられた支持片
504は、把持アーム502の長さ内で前後方向に移動
されてウェハキャリアの側面取っ手402の下面に位置
し、さらに、略垂直に上方に向けて移動されて側面取っ
手402を下から上側に支持することになる。
【0118】図31は、図27に示される無人自動搬送
装置の制御系の構成を示す概略ブロック図である。
【0119】本発明の無人自動搬送装置の制御部522
は、コンベヤ300の回転モータCM、回転モータCM
の回転速度を検出するパルスジェネレータまたはエンコ
ーダPGを通じて、コンベヤ300によるウェハキャリ
ア400の移送を制御する。さらに、制御部522は、
各設備201に設置された多数の垂直移送機500に接
続され、全体的な搬送作業を制御する。
【0120】各設備201の前面には、ウェハキャリア
が所定位置に到達したことを検出するウェハキャリア検
出器WCDが設置され、制御部522は、所望のウェハ
キャリアが所定位置に到達したことをウェハキャリア検
出器WCDを通じて認識し、垂直移送機500を制御す
る。
【0121】ウェハキャリアをピックアップしていない
状態では、垂直移送機500はz軸用モータZMおよび
y軸用モータYMを制御し、y軸移動体520をウェハ
出入口204寄りの後方位置に位置させ、把持アーム5
02を上限位置に位置させる。後方位置は後方検出器R
Dによって検出され、上限位置は上限検出器UDによっ
て検出される。
【0122】ウェハキャリア検出器WCDによってウェ
ハキャリアを検出したときには、y軸移動体520は下
限検出器DDを用いて下限位置まで下降され、y軸移動
体520が下限位置に到達すると、y軸移動体520
は、前方検出器FDを用いて前方位置まで移動される。
【0123】y軸移動体520の前方位置移動により、
前方に位置したウェハキャリアがピックアップされる。
【0124】ウェハキャリア400が把持アーム502
によりピックアップされると、z軸用モータZMを反対
方向に再び回転し、把持アーム502を上限位置に向け
て上昇させる。把持アーム502が上限位置に到達した
ことが検出されると、今度は、y軸移動体520を移動
させ、ウェハキャリアを後方位置に向けて移送すること
になる。
【0125】ウェハキャリア400のダウン動作は、上
述したアップ動作の逆の手順で実行される。
【0126】図32は、本発明によるウェハキャリア用
の無人自動搬送装置を採用した半導体製造ラインの他の
実施形態を例示的に示す斜視図である。図32において
は、一つの設備に二つのウェハ出入口と二つの垂直移送
機を設置した場合が示される。この実施形態によれば、
二つの垂直移送機が交互にまたは同時に動作することが
可能であるため、ウェハキャリアのアップ/ダウン動作
を上述した実施形態に比べて最大二倍の速さに速めるこ
とができるようになる。
【0127】図33は、本発明によるウェハキャリア用
の無人自動搬送装置の他の実施形態を示す側面図であ
り、図34は、図33に示されるウェハキャリア用の無
人自動搬送装置を示す正面図である。図33に示される
実施形態は、図29に示される上述した実施形態と異な
り、ウェハキャリア上面を真空吸着ヘッドを使用して把
持する形態に構成されている。このような構成によれ
ば、図29に示される実施形態に比べて、中央下部空間
における垂直移送機が占める空間を無くすことができる
ため、ベイの空間を有効に活用できる点でさらに有利な
ものとなる。
【0128】図33に示される実施形態は、垂直移送機
のハウジング540がウェハ出入口204の前面直上方
に設置されている。ハウジング540の基底面中央から
把持棒542が下方に延長され、当該把持棒542の下
端に真空吸着ヘッド544が設けられている。真空吸着
ヘッド544は、ウェハキャリア400の上面を真空吸
着して、ウェハキャリア400をピックアップし、把持
棒542が上昇して、ウェハキャリア400を上方に移
送する。把持棒542を、y軸方向に移動可能にハウジ
ング540内に設置することもできる。
【0129】以上、好ましい実施形態を参照しつつ本発
明を詳細に説明したが、本発明は、上述した実施形態に
限定されるものではなく、本発明が属する技術分野にお
いて通常の知識を有するものであれば、本発明の思想と
精神を逸脱することなく、本発明を修正または変更でき
るであろう。したがって、特許請求の範囲の等価的な意
味や範囲に属するすべての変更は、すべて本発明の権利
範囲内に属するものである。
【0130】例えば、上述したz軸移送手段は、回転モ
ータ、移送ネジ、移動体の構成だけでなく、固定子レー
ルと可動子とを備えるリニアモータの構成や、流体圧例
えば油圧や空気圧により作動するシリンダおよびピスト
ンロッドの構成とすることもできる。
【0131】z軸移送手段をリニアモータにより構成す
る場合には、把持アームや把持棒を可動子に固定する。
また、z軸移送手段を流体圧シリンダで構成する場合に
は、把持アームをピストンロッドの一端に固定する。
【0132】y軸移送手段についても同様に、z軸移動
手段と同様の種々の改変が可能であり、y軸移送手段お
よびz軸移送手段の構造は、上述した種々の構成を組み
合わせて構成したり、その外にも種々の往復移動機構を
組み合わせて構成したりすることもできる。
【0133】
【発明の効果】本発明によれば、容器据置手段の下部空
間にガイドレールが位置することから、作業者は工程設
備に対して接近し易く、さらにその際の安全性を高める
ことができる。また、AGVシステムにおいて必要であ
った多軸ロボットが必要でなくなり、略垂直に上下移動
し得る簡素かつ単純な構成のリフティング手段を使用す
ることによって、搬送装置の構成を簡素かつ単純なもの
にすることができ、搬送制御も簡単になる。さらに、運
行手段が容器据置手段の下部空間を活用して運行ないし
移動するので、ベイの幅寸法を減じて、クリーンルーム
内における設備の集積度や空間の活用度を高めることが
でき、維持管理費用の低減をも達成することができる。
しかも、容器据置手段の下部空間という、作業者と同時
に作業することができる作業空間の提供が可能であるた
め、停電などのような非常時や非定期的な操作における
手動運転(manual run flow)を容易に
実行することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ウェハ容器を搬送する従来のOHTまたはO
HCシステムを示す構成図である。
【図2】 ウェハ容器を搬送する従来のAGVシステム
を示す構成図である。
【図3】 本発明の望ましい実施形態に係る、ベイに設
置された無人搬送システムの全体的な構成を例示的に示
す図である。
【図4】 図3のA−A線に沿う断面図であり、設備の
容器据置台、ガイドレールおよび運搬シャトルの設置位
置の説明に供する断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係る容器据置台お
よび運搬シャトルの構成を示す斜視図である。
【図6】 図5のB−B線に沿う断面図である。
【図7】 図6のC−C線に沿う断面図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係る容器据置台お
よび運搬シャトルの他の構成例を示す斜視図である。
【図9】 図8のD−D線に沿う断面図である。
【図10】 垂直方向に2段の受け台を備える運搬シャ
トルの構成を示す側断面図である。
【図11】 同運搬シャトルを示す平面図である。
【図12】 ウェハ容器を運搬シャトルから容器据置台
に移すローディング作業手順の説明に供する動作状態図
である。
【図13】 ウェハ容器を運搬シャトルから容器据置台
に移すローディング作業手順の説明に供する動作状態図
である。
【図14】 ウェハ容器を運搬シャトルから容器据置台
に移すローディング作業手順の説明に供する動作状態図
である。
【図15】 ウェハ容器を運搬シャトルから容器据置台
に移すローディング作業手順の説明に供する動作状態図
である。
【図16】 ウェハ容器を運搬シャトルから容器据置台
に移すローディング作業手順の説明に供する動作状態図
である。
【図17】 ローディング作業手順の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図18】 ウェハ容器を容器据置台から運搬シャトル
に移すアンローディング作業手順の説明に供する動作状
態図である。
【図19】 ウェハ容器を容器据置台から運搬シャトル
に移すアンローディング作業手順の説明に供する動作状
態図である。
【図20】 ウェハ容器を容器据置台から運搬シャトル
に移すアンローディング作業手順の説明に供する動作状
態図である。
【図21】 ウェハ容器を容器据置台から運搬シャトル
に移すアンローディング作業手順の説明に供する動作状
態図である。
【図22】 ウェハ容器を容器据置台から運搬シャトル
に移すアンローディング作業手順の説明に供する動作状
態図である。
【図23】 アンローディング作業手順の説明に供する
フローチャートである。
【図24】 開ループを形成するようにガイドレールを
設置した形態を示す図である。
【図25】 閉ループを形成するようにガイドレールを
設置した形態を示す図である。
【図26】 閉ループを形成するようにガイドレールを
設置した他の形態を示す図である。
【図27】 本発明によるウェハキャリア用の無人自動
搬送装置を採用した半導体製造ラインを例示的に示す図
である。
【図28】 同ウェハキャリア用の無人自動搬送装置を
示す側面図である。
【図29】 同ウェハキャリア用の無人自動搬送装置を
示す正面図である。
【図30】 図27に示される垂直移送機の好ましい実
施形態を説明するための斜視図である。
【図31】 図27に示される無人自動搬送装置の制御
系の構成を示す概略ブロック図である。
【図32】 本発明によるウェハキャリア用の無人自動
搬送装置を採用した半導体製造ラインの他の実施形態を
例示的に示す斜視図である。
【図33】 本発明によるウェハキャリア用の無人自動
搬送装置の他の実施形態を示す側面図である。
【図34】 図33に示されるウェハキャリア用の無人
自動搬送装置を示す正面図である。
【符号の説明】
100…工程設備 102…ストッカ 104…移送用ロボット 106、106a、106b…容器据置台、FOUPイ
ンデックス、支持部材(容器据置手段) 108、108a〜108c…磁気テープ、鉄軌道、ガ
イドレール 110、110a〜110g…運搬シャトル(運行手
段) 114…リフト(リフティング手段) 114a…受け台 114b…アームアセンブリメンバ 114c、114d…ギヤアセンブリ 116、116a〜116h…支持ピン 120、120a〜120c…FOUP(容器、密閉容
器) 122a、122b…ベイ 130、130a、130b…モータ 132、132a、132b…制御部 136a〜136h…スプリング(ピン制御手段) 138a〜138h…ソレノイド(ピン制御手段) 140a、140b…モータ(駆動手段) 150、150a、150b…送受信部(送受信手段) 160…油圧シリンダ 184、186…上下2段の受け台 200…中央制御システム(外部の中央制御ユニット) 201…ウェハ処理工程設備、ウェハ処理装置 202…出入チャンバ 204…ウェハ出入口 206…移送用ロボット 208…処理チャンバ 210…ロードロック 300…コンベヤ、スライディングローラコンベヤ、水
平移送機(水平移送部) 302…移送面 400…ウェハキャリア 402…側面突出部、側面取っ手(側面把持部) 500…垂直移送機(垂直移送部) 502…把持アーム 504…支持片(支持部) 506、540…ハウジング 510…移送ネジ(z軸移送手段) 512…ガイド部材 514…z軸移動体 516…モータおよびギヤボックス 518…y軸移送手段 520…y軸移動体 522…制御部 542…把持棒 544…真空吸着ヘッド D1…受け台の幅 D2…支持部材の開放された中央部分の幅 D3…容器の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B61D 47/00 B61D 47/00 A B65G 49/00 B65G 49/00 A 49/07 49/07 D H01L 21/68 H01L 21/68 A

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベイに沿って少なくとも一つの設備が配
    置された工程環境内で、ワークピースを保持した容器を
    搬送するワークピース容器用の無人搬送装置において、 前記設備のチャンバの前面側に設けられ、前記容器を支
    持したり前記容器の支持を解除したりするために、ベイ
    側に向けて略水平に突出自在な容器据置手段と、 前記容器を支持する受け台が設けられ、突出した状態の
    前記容器据置手段の真下位置において前記受け台を略垂
    直方向に移動させることによって、前記容器据置手段に
    より支持された前記容器を前記受け台上にローディング
    したり、前記受け台から前記容器据置手段の上に前記容
    器をアンローディングしたりするリフティング手段と、 前記リフティング手段が設けられ、突出した状態の前記
    容器据置手段の下方空間を利用して、運転制御信号によ
    って指定された容器据置手段の真下位置まで移動する運
    行手段と、を有することを特徴とするワークピース容器
    用の無人搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記リフティング手段は、前記受け台
    と、 前記受け台に接続されて前記受け台を上下に移動する流
    体圧駆動メカニズムと、を含んでいることを特徴とする
    請求項1に記載の無人搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記受け台は、上下に2段設けられた受
    け台であることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の無人搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記リフティング手段は、前記受け台
    と、 モータと、 前記モータのシャフトを挟んで当該シャフトの外周面に
    両側から噛み合って互いに反対方向に直線運動をする一
    対のギヤアセンブリと、 下端部が前記一対のギヤアセンブリの各々に滑走可能に
    結合され、上端部が前記受け台に結合され、中央部分が
    ヒンジにより交差結合された折り畳み自在なアームアセ
    ンブリメンバと、を含み、 前記一対のギヤアセンブリに結合された前記アームアセ
    ンブリメンバの下端部の間隔を、前記モータの回転方向
    にしたがって広げたり縮めたりすることにより、前記受
    け台の水平レベルを下降または上昇させることを特徴と
    する請求項1に記載の無人搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記容器据置手段は、前記容器が通過す
    ることが可能なように中央部分が開放された矩形形状ま
    たはU字形状をなす支持部材と、 前記支持部材の開放された中央部分に向けて突出して前
    記容器を支持する少なくとも1つの支持ピンと、を含
    み、 前記支持ピンは、前記容器を前記支持部材に対してロー
    ディングまたはアンローディングするために前記容器が
    前記支持部材を通過するときには、開放された中央部分
    から後退することを特徴とする請求項1に記載の無人搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 所定の制御信号に応答して前記支持ピン
    の突出と後退とを電磁気的に制御するピン制御手段をさ
    らに含んでいることを特徴とする請求項5に記載の無人
    搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記容器据置手段は、中央部分が開放さ
    れたU字形状をなすとともにU字形状の開放口に対向す
    る基端部が前記チャンバの前面に90度回転可能に取り
    付けられる支持部材と、 前記リフティング手段の上下動に対応して、前記支持部
    材を前記チャンバの前面と平行をなす位置に後退させた
    り、ベイ側に向けて略水平に突出させたりする駆動手段
    と、を含み、 前記支持部材の開放された中央部分の幅は、前記容器の
    幅よりも狭く、かつ、前記受け台の幅よりは広いことを
    特徴とする請求項1に記載の無人搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、前記受け台に前記容器
    を載置した状態で前記リフティング手段が上昇または下
    降する場合には、前記リフティング手段の上下移動を妨
    害しないように、前記チャンバの前面と平行をなす位置
    に後退され、その他の場合には、ベイ側に向けて90度
    回転されて略水平に突出されていることを特徴とする請
    求項7に記載の無人搬送装置。
  9. 【請求項9】 ベイにおける突出した状態の前記容器据
    置手段の真下位置に配置され、突出した状態の前記容器
    据置手段の下方空間を通って移動するように前記運行手
    段を誘導するガイドレールをさらに含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の無人搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイドレールは、ベイの基底面に
    取り付けられる磁気テープから構成され、 前記運行手段は、前記磁気テープにより形成される磁界
    をセンシングすることにより、移動経路を認識すること
    を特徴とする請求項9に記載の無人搬送装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイドレールは、ベイの基底面よ
    りも下方に埋設された軌道から構成され、 前記運行手段は、当該運行手段の底面の一部が前記軌道
    と滑走可能に係合されて、前記軌道に沿って移動するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の無人搬送装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイドレールは、開ループを形成
    するように設置され、 前記運行手段は、前記ガイドレールの両端の間を往復移
    動することを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれ
    か一つに記載の無人搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記ガイドレールは、ベイごとの閉ル
    ープまたは複数個のベイを繋ぐような閉ループを形成す
    るように設置され、 前記運行手段は、前記閉ループに沿って巡回移動するこ
    とを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか一つに
    記載の無人搬送装置。
  14. 【請求項14】 半導体ウェハを収納するために提供さ
    れる前記容器は、外部汚染源の流入を遮断する密閉構造
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の無人搬
    送装置。
  15. 【請求項15】 外部の中央制御ユニットと無線通信を
    するための送受信手段をさらに有し、 前記送受信手段を介して自身の位置情報および状態情報
    を前記中央制御ユニットに送信し、前記中央制御ユニッ
    トから受信した制御信号によって移動動作およびローデ
    ィング/アンローディング動作を実行することを特徴と
    する請求項1に記載の無人搬送装置。
  16. 【請求項16】 ベイに沿って少なくとも一つの設備が
    配置された半導体製造用クリーンルーム内で、ウェハを
    収容した開閉自在な密閉容器を搬送する無人搬送装置に
    おいて、 前記設備のチャンバの前面側に設けられ、前記密閉容器
    を支持したり前記密閉容器の支持を解除したりするため
    に、ベイ側に向けて略水平に突出自在な容器据置手段
    と、 前記密閉容器を支持する受け台が設けられ、突出した状
    態の前記容器据置手段の真下位置において前記受け台を
    略垂直方向に移動させることによって、前記容器据置手
    段により支持された前記密閉容器を前記受け台上にロー
    ディングしたり、前記受け台から前記容器据置手段の上
    に前記密閉容器をアンローディングしたりするリフティ
    ング手段と、 前記リフティング手段が設けられ、突出した状態の前記
    容器据置手段の下方空間を利用して、運転制御信号によ
    って指定された容器据置手段の真下位置まで移動する運
    行手段と、 ベイにおける突出した状態の前記容器据置手段の真下位
    置に配置され、突出した状態の前記容器据置手段の下方
    空間を通って移動するように前記運行手段を誘導するガ
    イドレールと、を有し、 前記容器据置手段は、 前記チャンバの前面に取り付けられるとともに前記密閉
    容器が通過することが可能なように中央部分が開放され
    た矩形形状またはU字形状をなす支持部材と、 前記支持部材の開放された中央部分に向けて突出して前
    記密閉容器を支持する一方、前記密閉容器を前記支持部
    材に対してローディングまたはアンローディングするた
    めに前記密閉容器が前記支持部材を通過するときには、
    開放された中央部分から後退する少なくとも1つの支持
    ピンと、 所定の制御信号に応答して前記支持ピンの突出と後退と
    を制御するピン制御手段と、を含むことによって、前記
    密閉容器を支持したり前記密閉容器の支持を解除したり
    することを特徴とする無人搬送装置。
  17. 【請求項17】 ベイに沿って少なくとも一つの設備が
    配置された半導体製造用クリーンルーム内で、ウェハを
    収容した開閉自在な密閉容器を搬送する無人搬送装置に
    おいて、 前記設備のチャンバの前面側に設けられ、前記密閉容器
    を支持したり前記密閉容器の支持を解除したりするため
    に、ベイ側に向けて略水平に突出自在な容器据置手段
    と、 前記密閉容器を支持する受け台が設けられ、突出した状
    態の前記容器据置手段の真下位置において前記受け台を
    略垂直方向に移動させることによって、前記容器据置手
    段により支持された前記密閉容器を前記受け台上にロー
    ディングしたり、前記受け台から前記容器据置手段の上
    に前記密閉容器をアンローディングしたりするリフティ
    ング手段と、 前記リフティング手段が設けられ、突出した状態の前記
    容器据置手段の下方空間を利用して、運転制御信号によ
    って指定された容器据置手段の真下位置まで移動する運
    行手段と、 ベイにおける突出した状態の前記容器据置手段の真下位
    置に配置され、突出した状態の前記容器据置手段の下方
    空間を通って移動するように前記運行手段を誘導するガ
    イドレールと、を有し、 前記容器据置手段は、 中央部分が開放されたU字形状をなすとともにU字形状
    の開放口に対向する基端部が前記チャンバの前面に90
    度回転可能に取り付けられる支持部材と、 前記密閉容器が上昇または下降する場合には、前記支持
    部材を90度回転制御して前記チャンバの前面と平行を
    なす位置に後退させ、その他の場合には、前記支持部材
    を90度回転してベイ側に向けて略水平に突出させる駆
    動手段と、を含むことによって、前記密閉容器を支持し
    たり前記密閉容器の支持を解除したりすることを特徴と
    する無人搬送装置。
  18. 【請求項18】 ベイに沿って配置されるとともにワー
    クピースを保持した容器を支持したり当該支持を解除し
    たりするためにベイ側に向けて略水平に突出自在な容器
    据置台を備える設備と、突出した状態の前記容器据置台
    の下方位置に配置されたガイドレールとを含む作業場
    で、前記ガイドレールに沿って移動する少なくとも1つ
    の無人搬送装置を利用して、前記容器を一の設備から他
    の設備に搬送するワークピース容器の搬送制御方法にお
    いて、 容器の搬送要求をした設備における容器据置台の真下位
    置に前記無人搬送装置を移動し、当該無人搬送装置に設
    けられ前記容器を支持する受け台が接続されたリフティ
    ング手段を略垂直方向に上昇して前記容器据置台に支持
    されている前記容器を前記受け台により持ち上げ、前記
    容器を支持していた前記容器据置台の支持部材を後退
    し、その後に、前記リフティング手段を下降して前記容
    器を前記無人搬送装置上に降ろすローディング段階と、 前記容器が載置された前記無人搬送装置を容器の搬入先
    である目的設備における容器据置台の真下位置に移動
    し、前記支持部材を後退させるとともに前記リフティン
    グ手段を略垂直方向に上昇して前記受け台を前記支持部
    材の水平レベルよりも高い位置に位置させ、前記支持部
    材を元の突出した位置に復帰した後に、前記リフティン
    グ手段を下降して前記容器を前記受け台から前記容器据
    置台に移すアンローディング段階と、を有することを特
    徴とするワークピース容器の搬送制御方法。
  19. 【請求項19】 前記ガイドレールに沿って移動する複
    数の無人搬送装置を利用する搬送制御方法であって、 複数の無人搬送装置から送られてくる自身の位置情報
    と、出発地および到着地に関する情報とを含む前記搬送
    要求に関する情報を分析して、前記搬送要求に最も早く
    対処し得る1つの無人搬送装置を選択する段階をさらに
    含むことを特徴とする請求項18に記載の搬送制御方
    法。
  20. 【請求項20】 クリーンルーム内に略水平なx軸方向
    に沿って配列されるとともに前面中央部にウェハ出入口
    が形成されたウェハ処理装置にウェハキャリアを搬送す
    るウェハキャリア用の無人搬送装置において、 前記ウェハ処理装置の前面に隣接して配置され、前記ウ
    ェハ出入口よりも低い位置に形成される移送面を有し、
    x軸方向に延長して前記ウェハキャリアをx軸方向に移
    送する水平移送部と、 前記ウェハ処理装置の各々の前面に配置され、前記ウェ
    ハ出入口と前記水平移送部の前記移送面との間を略垂直
    なz軸方向に移動して前記ウェハキャリアを略垂直方向
    に移送する垂直移送部と、 前記水平移送部による位置制御によって前記ウェハ処置
    装置に前記ウェハキャリアを略水平に移送させ、前記垂
    直移送部による位置制御によって前記ウェハキャリアを
    前記出入口に略垂直に移送させる制御部と、を有するこ
    とを特徴とするウェハキャリア用の無人搬送装置。
  21. 【請求項21】 前記水平移送部は、スライディングロ
    ーラコンベヤを含むことを特徴とする請求項20に記載
    のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  22. 【請求項22】 前記ウェハキャリアは、FOUP(前
    面開放型密閉容器)であることを特徴とする請求項20
    に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  23. 【請求項23】 前記垂直移送部は、 前記ウェハ処理装置の前面に配置され、前記ウェハ出入
    口と前記水平移送部の前記移送面とを含む開放された空
    間を中央部に有するハウジングと、 前記ハウジングの左右内側面に設置され、z軸方向に延
    長された一対のz軸移送手段と、 前記各z軸移送手段によって上下に移動される一対のz
    軸移動体と、 前記各z軸移動体に固定され、前記水平移送部により移
    送されるウェハキャリアの側面把持部を含む長さを有す
    るように前記ウェハ処理装置の前面から前方に突出され
    て、前記ウェハキャリアを把持する一対の把持アーム
    と、を有することを特徴とする請求項20に記載のウェ
    ハキャリア用の無人搬送装置。
  24. 【請求項24】 前記各把持アームは、 前記ウェハキャリアを前記ウェハ出入口に対して前後方
    向のy軸方向に移送するy軸移送手段と、 前記y軸移送手段によってy軸方向に移送されるととも
    に前記ウェハキャリアの前記側面把持部を支持する支持
    部を備えるy軸移動体と、を有することを特徴とする請
    求項23に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  25. 【請求項25】 前記各z軸移送手段は、 正逆回転が可能な回転モータと、 前記回転モータによって回転される移送ネジと、を含
    み、 前記各z軸移動体は、前記移送ネジにネジ結合され、当
    該移送ネジが正逆に回転することにより、垂直ガイド面
    に沿って上下に移送されることを特徴とする請求項23
    に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  26. 【請求項26】 前記各z軸移送手段は、流体圧により
    ピストンを上下に移送する流体シリンダを含み、 前記各z軸移動体は、前記ピストンのロッドの一端に取
    り付けられて垂直ガイド面に沿って上下に移送されるこ
    とを特徴とする請求項23に記載のウェハキャリア用の
    無人搬送装置。
  27. 【請求項27】 前記各z軸移送手段は、ガイドレール
    を備えるリニアモータの固定子を含み、 前記z軸移動体は、前記リニアモータの可動子を含んで
    いることを特徴とする請求項23に記載のウェハキャリ
    ア用の無人搬送装置。
  28. 【請求項28】 クリーンルーム内に略水平なx軸方向
    に沿って配列されるとともに前面中央部にウェハ出入口
    が形成されたウェハ処理装置にウェハキャリアを搬送す
    るウェハキャリアの搬送制御方法において、 前記各ウェハ処理装置のウェハ出入口の前面直下にコン
    ベヤを利用して前記ウェハキャリアを移送する段階と、 前記ウェハ出入口の前面直下に前記ウェハキャリアが到
    達したときに、前記ウェハキャリアを把持する把持アー
    ムを上限位置から下限位置に移送する段階と、 前記下限位置で前記把持アームにより前記ウェハキャリ
    アを把持する段階と、 前記把持アームを前記ウェハ出入口の位置である前記上
    限位置まで略垂直に移送する段階と、を有することを特
    徴とするウェハキャリアの搬送制御方法。
  29. 【請求項29】 前記把持アームにより前記ウェハキャ
    リアを把持する段階では、前記把持アームに設置された
    支持部が前記ウェハ出入口寄りの後方位置から前方位置
    に移動して前記ウェハキャリアの側面把持部を支持し、
    前記把持アームが前記上限位置に到達したときには、前
    記支持部が前方位置から後方位置に移動することを特徴
    とする請求項28に記載のウェハキャリアの搬送制御方
    法。
  30. 【請求項30】 クリーンルーム内に略水平なx軸方向
    に沿って配列されるとともに前面中央部に一対のウェハ
    出入口が並んで形成されたウェハ処理装置にウェハキャ
    リアを搬送するウェハキャリア用の無人搬送装置におい
    て、 前記ウェハ処理装置の前面に隣接して配置され、前記ウ
    ェハ出入口よりも低い位置に形成される移送面を有し、
    x軸方向に延長して前記ウェハキャリアをx軸方向に移
    送する水平移送部と、 前記ウェハ処理装置の前面に前記一対のウェハ出入口に
    対応して配置され、対応する前記ウェハ出入口と前記水
    平移送部の前記移送面との間を略垂直なz軸方向に移動
    して前記ウェハキャリアを略垂直方向に移送する一対の
    垂直移送部と、 前記水平移送部による位置制御によって前記ウェハ処置
    装置に前記ウェハキャリアを略水平に移送させ、前記垂
    直移送部による位置制御によって前記ウェハキャリアを
    前記出入口に略垂直に移送させる制御部と、を有するこ
    とを特徴とするウェハキャリア用の無人搬送装置。
  31. 【請求項31】 クリーンルーム内に略水平なx軸方向
    に沿って配列されるとともに前面中央部にウェハ出入口
    が形成されたウェハ処理装置にウェハキャリアを搬送す
    るウェハキャリア用の無人搬送装置において、 前記ウェハ処理装置の前面に隣接して配置され、前記ウ
    ェハ出入口よりも低い位置に形成される移送面を有し、
    x軸方向に延長して前記ウェハキャリアをx軸方向に移
    送する水平移送部と、 前記ウェハ処理装置の前記ウェハ出入口の前面の上部に
    配置され、前記ウェハ出入口と前記水平移送部の前記移
    送面との間を略垂直なz軸方向に移動して前記ウェハキ
    ャリアを略垂直方向に移送する垂直移送部と、 前記水平移送部による位置制御によって前記ウェハ処置
    装置に前記ウェハキャリアを略水平に移送させ、前記垂
    直移送部による位置制御によって前記ウェハキャリアを
    前記出入口に略垂直に移送させる制御部と、を有するこ
    とを特徴とするウェハキャリア用の無人搬送装置。
  32. 【請求項32】 前記水平移送部は、スライディングロ
    ーラコンベヤを含むことを特徴とする請求項31に記載
    のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  33. 【請求項33】 前記ウェハキャリアは、FOUP(前
    面開放型密閉容器)であることを特徴とする請求項31
    に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  34. 【請求項34】 前記垂直移送部は、 前記ウェハ処理装置の前面の上部に配置されたハウジン
    グと、 前記ハウジング内に前記ウェハ出入口に対して前後方向
    のy軸方向に移動可能に設置されたz軸移送手段と、 前記各z軸移送手段によって上下に移動されるz軸移動
    体と、 前記z軸移動体の端部に設けられ、前記ウェハキャリア
    の上面中央部を真空吸着する真空吸着ヘッドと、を有す
    ることを特徴とする請求項31に記載のウェハキャリア
    用の無人搬送装置。
  35. 【請求項35】 前記z軸移送手段は、 前記ハウジング内にy軸方向に移動可能に設置され、上
    下方向のネジ孔が形成されたy軸移動体と、 前記y軸移動体に取り付けられるとともに正逆回転が可
    能な回転モータと、 前記回転モータによって回転されて前記ネジ孔内で上下
    に移送される移送ネジと、を有することを特徴とする請
    求項34に記載のウェハキャリア用の無人搬送装置。
  36. 【請求項36】 前記z軸移送手段は、前記ハウジング
    内にy軸方向に移動可能に設置され、流体圧によりピス
    トンを上下に移送する流体シリンダを含み、 前記真空吸着ヘッドは、前記z軸移動体をなす前記ピス
    トンのロッドの下端に取り付けられていることを特徴と
    する請求項34に記載のウェハキャリア用の無人搬送装
    置。
  37. 【請求項37】 前記z軸移送手段は、前記ハウジング
    内にy軸方向に移動可能に配置され、垂直方向に延長さ
    れたガイドレールを備えるリニアモータの固定子を含
    み、 前記真空吸着ヘッドは、前記リニアモータの可動子から
    下方に延長されたロッドの下端に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項34に記載のウェハキャリア用の
    無人搬送装置。
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