JP2001353296A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001353296A
JP2001353296A JP2001175553A JP2001175553A JP2001353296A JP 2001353296 A JP2001353296 A JP 2001353296A JP 2001175553 A JP2001175553 A JP 2001175553A JP 2001175553 A JP2001175553 A JP 2001175553A JP 2001353296 A JP2001353296 A JP 2001353296A
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Application number
JP2001175553A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hirata
宏樹 平田
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技のおもしろさを高めること。 【解決手段】 特別図柄始動口内にパチンコ球が入球す
ると、特別図柄表示装置15に図柄変動画面が表示され
る。この前に建物の背景が一瞬だけキャラクターの顔の
背景に変り、図柄変動画面がリーチ画面に発展すること
が予告される。このため、リーチ画面の表示をドキドキ
しながら待つ時間が長くなるので、遊技のおもしろさが
高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ球が始動
口内に入球等することに基づいて図柄表示装置に図柄変
動画面が表示される構成の遊技機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記遊技機には、図柄
変動画面の表示中にキャラクターを登場させることに基
づいて図柄変動画面がリーチ状態に発展することを予告
する構成のものがある。この構成の場合、キャラクター
が背景の前方を駆抜ける様子を演出することに基づいて
予告を行っているので、予告を視認し難い。このため、
予告が行われたことに確信を持てないので、リーチ状態
の表示を心からドキドキして待つことができず、遊技の
おもしろさの点で改善の余地が残されている。本発明は
上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊
技のおもしろさを高めることができる遊技機を提供する
ことにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技機
は、複数の図柄表示領域を有する図柄表示装置と、パチ
ンコ球が始動口内に入球したり始動口内を通過すること
に基づいて前記各図柄表示領域内に図柄が変動した後に
仮停止する様子を表示する表示制御装置とを備え、前記
表示制御装置が全ての図柄表示領域に対応する大きさの
背景を全ての図柄表示領域に対応する大きさの別の背景
(色違いの同一背景を除く)に切換えることに基づいて
保有しているリーチが表示される可能性が有ることを予
告表示するところに特徴を有している。上記手段によれ
ば、全ての図柄表示領域に対応する大きさの背景が全て
の図柄表示領域に対応する大きさの別の背景に切換わる
ことに基づいて予告が行われるので、背景の前方をキャ
ラクターが駆抜ける様子を表示する場合に比べて予告の
視認性が高まる。このため、予告が行われたことに確信
を持つことができるので、リーチを心からドキドキして
待つことが可能になり、遊技のおもしろさが高まる。し
かも、図柄が予告により隠されることが防止されるの
で、遊技者にとって重要な情報である図柄の視認性が予
告の影響で低下することが防止される。
【0004】請求項2記載の遊技機は、別の背景とし
て、全ての図柄表示領域に対応する大きさのキャラクタ
ーが表示されるところに特徴を有している。上記手段に
よれば、大きなキャラクターが表示されることに基づい
て予告が行われる。このため、予告の視認性が一層高ま
るので、予告に対する確信の度合も一層高まる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図10に基づいて説明する。パチンコホールの台
島には、図9に示すように、外枠1が設置されている。
この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであ
り、外枠1の前面には、図8に示すように、前面扉2が
左側辺部を中心に回動可能に装着されている。また、前
面扉2の前面には横長な長方形状の皿板3が左側辺部を
中心に回動可能に装着されている。この皿板3の前面に
は上皿4が固定されており、上皿4内にはパチンコ球
(図示せず)が貯溜されている。
【0006】前面扉2の前面には右下部に位置して発射
ハンドル5が回動可能に装着されており、発射ハンドル
5の後方には、図9に示すように、発射モータ6が装着
されている。この発射モータ6の回転軸にはクランク機
構を介して打球槌(いずれも図示せず)が連結されてお
り、発射ハンドル5が図8の時計回り方向へ回動操作さ
れると、発射モータ6に電源が与えられ、打球槌が上皿
4内のパチンコ球を上皿4内から弾き出す。
【0007】前面扉2の前面には、図8に示すように、
矩形枠状の窓枠7が左側辺部を中心に回動可能に装着さ
れており、窓枠7の内周面には透明なガラス窓(図示せ
ず)が保持されている。また、前面扉2の後面には額縁
状の機構盤(図示せず)が保持されている。この機構盤
には遊技盤8が保持されており、遊技盤8は窓枠7のガ
ラス窓により前方から覆われている。また、前面扉2の
前面には右側部に位置して枠鍵9が装着されており、枠
鍵9は前面扉2を外枠1に密着した閉鎖状態にロック
し、しかも、皿板3および窓枠7を前面扉2に密着した
閉鎖状態にロックしている。
【0008】遊技盤8の前面には外レール10および内
レール11が固定されており、打球槌により弾かれたパ
チンコ球は外レール10および内レール11間を通して
遊技盤8内の上部に放出される。また、遊技盤8の前面
には複数の障害釘12が打込まれており、遊技盤8内の
上部に放出されたパチンコ球は複数の障害釘12に当り
ながら落下する。
【0009】遊技盤8の前面には略円形状の表示用台板
13が固定されており、表示用台板13には保留球ラン
プ14a〜14dおよび特別図柄表示装置15が固定さ
れている。この特別図柄表示装置15はカラー液晶表示
器からなるものであり、図1の(a)に二点鎖線で区画
して示すように、縦3列×横3段に配列された9個の図
柄表示領域16を有している。
【0010】特別図柄表示装置15の9個の図柄表示領
域16のうち上段の横3個の図柄表示領域16,中段の
横3個の図柄表示領域16,下段の横3個の図柄表示領
域16,右上りの斜め3個の図柄表示領域16,右下が
りの斜め3個の図柄表示領域16は有効ラインを構成す
るものであり、大当りの発生時には、図2の(f)に示
すように、5本の有効ラインのうち少なくとも1本に3
個の同一の数字図柄が並ぶことに基づいて大当りが報知
され(特定画面,大当り画面)、リーチの発生時には、
図2の(d)に示すように、5本の有効ラインのうち少
なくとも1本の左列および右列に同一の数字図柄が並ぶ
ことに基づいてリーチが報知される(特定画面,リーチ
画面)。
【0011】遊技盤8の前面には、図8に示すように、
特別図柄表示装置15の下方に位置して特別図柄始動口
17が固定されている。この特別図柄始動口17は上面
が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動
口17内には特別図柄始動センサ18(図7参照)が配
設されている。この特別図柄始動センサ18は近接スイ
ッチからなるものであり、特別図柄始動口17内にパチ
ンコ球が入球したことを検出して特別図柄始動信号を出
力する。
【0012】遊技盤8の後面には、図9に示すように、
センタカバー19が固定されており、センタカバー19
の後面にはメイン回路ボックス20が固定されている。
このメイン回路ボックス20内にはメイン回路基板(図
示せず)が収納されており、メイン回路基板には大当り
判定手段に相当するメイン制御装置21(図7参照)が
搭載されている。
【0013】メイン制御装置21はマイクロコンピュー
タを主体に構成されたものであり、メイン制御装置21
の入力端子には、図7に示すように、特別図柄始動セン
サ18が電気的に接続され、メイン制御装置21の出力
端子にはドライブ回路22を介して保留球ランプ14a
〜14dが電気的に接続されている。このメイン制御装
置21のROMには制御プログラムが記録されており、
メイン制御装置21は特別図柄始動信号を制御プログラ
ムに基づいて処理し、保留球ランプ14a〜14dを点
灯制御する。以下、制御プログラムのうち特別図柄始動
信号の処理部分について説明する。
【0014】<特別図柄始動信号の処理手順について>
メイン制御装置21は特別図柄始動信号を検出すると、
図4のステップS1へ移行し、RAMのカウンタ記録領
域を参照する。このカウンタ記録領域は、図5に示すよ
うに、スタート球記録部と保留球記録部〜保留球記録
部とからなるものであり、メイン制御装置21は図4
のステップS1でカウンタ記録領域に空欄がないことを
検出すると、処理を終える。また、ステップS1でカウ
ンタ記録領域に空欄があることを検出すると、ステップ
S2へ移行する。
【0015】メイン制御装置21はステップS2へ移行
すると、特別図柄始動信号の検出タイミングで大当りカ
ウンタ値,大当り予告カウンタ値,リーチ予告カウンタ
値を取得する。これら大当りカウンタ〜リーチ予告カウ
ンタは「0」から異なる上限値に加算された後に「0」
に戻って加算されるものであり、メイン制御装置21は
大当りカウンタ値〜リーチ予告カウンタ値を取得する
と、カウンタ記録領域の空欄に記録する。このカウンタ
記録領域にはスタート球記録部,保留球記録部,保留
球記録部,保留球記録部,保留球記録部の順に記
録順序が設定されており、大当りカウンタ値〜リーチ予
告カウンタ値は当該記録順序に応じた先頭の空欄に記録
される。
【0016】メイン制御装置21は大当りカウンタ値〜
リーチ予告カウンタ値をカウンタ記録領域に記録する
と、ステップS3へ移行し、保留球記録部〜保留球記
録部の記録状態を検出する。ここで、保留球記録部
〜保留球記録部にカウンタデータが記録されていない
ことを検出したときには処理を終え、保留球記録部〜
保留球記録部にカウンタデータが記録されていること
を検出したときにはステップS4へ移行する。
【0017】カウンタ記録領域の保留球記録部〜保留
球記録部には、図5に示すように、保留球ランプ14
a〜14dがソフトウェアの上で割付けられており、メ
イン制御装置21は図4のステップS4へ移行すると、
カウンタデータが記録されている保留球記録部〜保留
球記録部に対応する保留球ランプ14a〜14dを点
灯させる。従って、スタート球記録部にカウンタデータ
が記録されている状態で特別図柄始動口17内にパチン
コ球が入球したときには保留球記録部〜保留球記録部
に当該順序でカウンタデータが記録され、保留球ラン
プ14a〜14dが当該順序で点灯することになる。
【0018】表示用台板13の後面には表示回路基板
(図示せず)が固定されている。この表示回路基板はセ
ンタカバー19により後方から覆われたものであり、表
示回路基板にはマイクロコンピュータを主体に構成され
た表示制御装置23(図7参照)が搭載されている。こ
の表示制御装置23の出力端子には、図7に示すよう
に、ドライブ回路24を介して特別図柄表示装置15が
電気的に接続されており、表示制御装置23は電源が投
入されることに基づいて特別図柄表示装置15に初期の
図柄確定画面を表示する。図1の(a)は電源投入時に
特別図柄表示装置15に表示される初期の図柄確定画面
を示すものであり、図柄確定画面は9個の図柄表示領域
16内に静止状態で表示された9個の数字図柄と、建物
の内部を描写する背景とから構成されている。
【0019】表示制御装置23の入力端子には、図7に
示すように、メイン制御装置21が電気的に接続されて
おり、表示制御装置23はメイン制御装置21から大当
りの判定結果,外れリーチの判定結果,外れの判定結果
が与えられることに基づいて大当り図柄,外れリーチ図
柄,外れ図柄を設定し、特別図柄表示装置15に大当り
図柄,外れリーチ図柄,外れ図柄を表示する。尚、大当
り〜外れは、後述するように、メイン制御装置21がカ
ウンタ記録領域の大当りカウンタ値に基づいて判定する
ものである。
【0020】遊技盤8の前面には、図8に示すように、
特別図柄始動口17の下方に位置して略半円形状の入賞
口用台板25が固定されており、入賞口用台板25には
横長な四角筒状の大入賞口26が形成されている。ま
た、入賞口用台板25には扉27が軸28を中心に回動
可能に装着されている。この扉27は大入賞口ソレノイ
ド29(図7参照)のプランジャにクランク機構(図示
せず)を介して連結されており、大入賞口ソレノイド2
9の断電時には、図8に示すように、扉27が垂直状態
に回動することに基づいて大入賞口26を閉鎖し、大入
賞口ソレノイド29の通電時には扉27が水平状態に回
動することに基づいて大入賞口26を開放する。
【0021】大入賞口ソレノイド29は、図7に示すよ
うに、ドライブ回路30を介してメイン制御装置21の
出力端子に電気的に接続されており、メイン制御装置2
1は大当りを判定すると、ドライブ回路30を通して大
入賞口ソレノイド29に励磁電源を設定時間(例えば
「30秒」)だけ与え、大入賞口26を設定時間だけ開
放する。この開放動作はラウンド動作と称されるもので
あり、設定回数(例えば16ラウンド)だけ繰返される
(大当り動作)。
【0022】メイン制御装置21の入力端子には大入賞
口センサ31が電気的に接続されている。この大入賞口
センサ31は大入賞口26内に配設されたものであり、
大入賞口26内にパチンコ球が入球したことを検出して
入賞信号を出力する近接スイッチから構成されている。
【0023】前面扉2の後面には、図9に示すように、
メインセット32が前面扉2と同一の側辺部を中心に回
動可能に装着されている。このメインセット32はセン
タカバー19を囲う矩形枠状をなすものであり、メイン
セット32の後面には賞球回路ボックス33が固定され
ている。
【0024】賞球回路ボックス33内には賞球回路基板
(図示せず)が収納されており、賞球回路基板にはマイ
クロコンピュータを主体に構成された賞球制御装置34
(図7参照)が搭載されている。この賞球制御装置34
は、図7に示すように、メイン制御装置21の出力端子
に電気的に接続されており、メイン制御装置21は大入
賞口センサ31からの入賞信号を賞球制御装置34に出
力する。すると、賞球制御装置34は入賞信号をカウン
トすることに基づいてパチンコ球の大入賞口26に対す
る入賞個数Npを検出する。
【0025】メインセット32の後面には、図9に示す
ように、上端部に位置して球タンク35が固定されてお
り、球タンク35内にはパチンコ球が貯溜されている。
また、メインセット32の後面にはタンクレール36お
よび球払出しケース37が固定されている。この球払出
しケース37内はタンクレール36を介して球タンク3
5内に通じており、球払出しケース37内には球タンク
35内からタンクレール36を通してパチンコ球が供給
される。
【0026】球払出しケース37内には球払出し機構が
収納されている。この球払出し機構はパルスモータから
なる球払出しモータ38を駆動源とするものであり、球
払出しモータ38の回転軸が設定量回転する毎に球払出
しケース37内から下方へ設定個数のパチンコ球が払出
される。この球払出しモータ38は、図7に示すよう
に、ドライブ回路39を介して賞球制御装置34の出力
端子に電気的に接続されており、賞球制御装置34は入
賞個数Npの検出結果に基づいて球払出しモータ38を
駆動制御し、球払出しケース37内から検出結果Npに
応じた個数のパチンコ球を払出す。
【0027】メインセット32には、図9に示すよう
に、球通路40が設けられており、球払出しケース37
内から払出されたパチンコ球は球通路40を通して上皿
4内に供給される。また、前面扉2の前面には、図8に
示すように、下皿41が固定されており、上皿4内から
溢れたパチンコ球は球通路40を通して下皿41内に供
給される。
【0028】前面扉2には上皿4の後方に位置してスピ
ーカ42が固定されている。このスピーカ42は、図7
に示すように、ドライブ回路43を介してメイン制御装
置21の出力端子に電気的に接続されており、メイン制
御装置21はスピーカ42を駆動制御することに基づい
て前方の遊技者に向って音を発する。
【0029】前面扉2の外周部には、図8に示すよう
に、L字状の枠ランプカバー44が固定されている。こ
の枠ランプカバー44は有色透明な合成樹脂を材料に形
成されたものであり、前面扉2には枠ランプカバー44
内に位置して複数の枠ランプ45が固定されている。こ
れら各枠ランプ45は、図7に示すように、ドライブ回
路46を介してメイン制御装置21の出力端子に電気的
に接続されており、メイン制御装置21は各枠ランプ4
5を駆動制御することに基づいて枠ランプカバー44を
発光させる。
【0030】遊技盤8の左上隅部および右上隅部には、
図8に示すように、コーナーランプカバー47が固定さ
れている。これら各コーナーランプカバー47は有色透
明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、遊技盤8
には各コーナーランプカバー47内に位置して複数のコ
ーナーランプ48が固定されている。これら各コーナー
ランプ48は、図7に示すように、ドライブ回路49を
介してメイン制御装置21の出力端子に電気的に接続さ
れており、メイン制御装置21は各コーナーランプ48
を駆動制御することに基づいて各コーナーランプカバー
47を発光させる。
【0031】次に上記構成の作用について説明する。メ
イン制御装置21は図6のステップS11でカウンタ記
録領域のスタート球記録部にカウンタデータが記録され
ていることを検出すると、ステップS12へ移行し、ス
タート球記録部の大当りカウンタ値を予め設定された大
当り判定値および外れリーチ判定値と比較する。そし
て、大当りカウンタ値が大当り判定値と同一であるとき
にはRAMに大当りを記録し、外れリーチ判定値と同一
であるときには外れリーチを記録し、大当り判定値およ
び外れリーチ判定値の双方と異なるときには外れを記録
する。
【0032】<外れの判定時>メイン制御装置21は大
当りカウンタ値の判定結果を記録すると、ステップS1
3へ移行し、大当りカウンタ値の判定結果が外れリーチ
または大当りであるかを判断する。ここでは「NO」と
判断してステップS14へ移行し、大当りカウンタ値の
判定結果が大当りであるかを判断する。ここでも「N
O」と判断してステップS15へ移行し、表示制御装置
23に外れの判定結果(図柄変動指令)を出力する。
【0033】表示制御装置23は外れの判定結果を検出
すると、判定結果の検出タイミングで外れ図柄カウンタ
値を取得する。この外れ図柄カウンタは「0」から上限
値に加算された後に「0」に戻って加算されるものであ
り、表示制御装置23は外れ図柄カウンタ値に基づいて
左列の3個の数字図柄,中列の3個の数字図柄,右列の
3個の数字図柄を設定し、設定結果をRAMに記録す
る。
【0034】表示制御装置23は左列の3個の数字図柄
〜右列の3個の数字図柄を設定すると、特別図柄表示装
置15の左列の3個の数字図柄,中列の3個の数字図
柄,右列の3個の数字図柄を設定順序で変化させ、図3
の(b)に示すように、建物の背景上で数字図柄が変動
する様子を演出する(図柄変動画面の表示開始)。
【0035】メイン制御装置21は外れの判定結果を出
力すると、図6のステップS16へ移行し、下記a)〜
e)のいずれかの動作を実行する。a)図5のスタート
球記録部のみにカウンタデータが記録されているときに
はスタート球記録部を空欄にする(デフォルト値を記録
する)。b)図5のスタート球記録部および保留球記録
部にカウンタデータが記録されているときには保留球
記録部のカウンタデータをスタート球記録部に記録
し、保留球記録部を空欄にする。
【0036】c)図5のスタート球記録部〜保留球記録
部にカウンタデータが記録されているときには保留球
記録部および保留球記録部のカウンタデータをスタ
ート球記録部および保留球記録部に記録し、保留球記
録部を空欄にする。d)図5のスタート球記録部〜保
留球記録部にカウンタデータが記録されているときに
は保留球記録部〜保留球記録部のカウンタデータを
スタート球記録部〜保留球記録部に記録し、保留球記
録部を空欄にする。e)図5のスタート球記録部〜保
留球記録部にカウンタデータが記録されているときに
は保留球記録部〜保留球記録部のカウンタデータを
スタート球記録部〜保留球記録部に記録し、保留球記
録部を空欄にする。
【0037】メイン制御装置21はステップS16で上
記a)〜e)のいずれかの動作を実行すると、図6のス
テップS17へ移行し、先のステップS16で保留球記
録部〜保留球記録部のいずれかを空欄にしたかを検出
する。ここで、「YES」と判断すると、ステップS1
8へ移行し、保留球ランプ14a〜14dのうち空欄に
した保留球記録部〜保留球記録部に対応するものを
消灯する。
【0038】メイン制御装置21は外れの判定結果の出
力から設定時間が経過したことを検出すると、ステップ
S18からS19へ移行し、表示制御装置23に左列の
仮停止指令を出力する。そして、左列の仮停止指令の出
力から設定時間が経過したことを検出すると、ステップ
S19からS20へ移行し、表示制御装置23に右列の
仮停止指令を出力する。次に、右列の仮停止指令の出力
から設定時間が経過したことを検出すると、ステップS
20からS21へ移行し、表示制御装置23に中列の仮
停止指令を出力する。
【0039】表示制御装置23は左列の仮停止指令,右
列の仮停止指令,中列の仮停止指令を検出すると、図3
の(c)〜(e)に示すように、特別図柄表示装置15
の左列,右列,中列を3個の設定図柄で順に停止させ
る。このとき、各列の3個の図柄を上下方向へ揺すり、
『図柄が変動するかもしれない』という期待感を遊技者
に与える(図柄仮停止画面の表示)。尚、図柄変動画面
は、図3の(b)および(c)に示すように、図柄の変
動を開始してから1つ目の図柄が仮停止するまでの画面
を称するものである。
【0040】メイン制御装置21は中列の仮停止指令を
出力すると、図6のステップS22へ移行し、表示制御
装置23に図柄確定指令を出力する。すると、表示制御
装置23は、図3の(f)に示すように、特別図柄表示
装置15の各図柄を静止させることに基づいて外れ図柄
が確定したことを遊技者に知らせる(図柄確定画面の表
示)。
【0041】メイン制御装置21は図柄確定指令を出力
すると、図6のステップS23へ移行し、RAMに大当
りの判定結果が記録されているかを判断する。ここでは
「NO」と判断してステップS11に復帰し、カウンタ
記録領域のスタート球記録部にカウンタデータが記録さ
れているときには当該カウンタデータに基づいて大当り
の判定等を行う。
【0042】<外れリーチの判定時(リーチ予告を行わ
ない場合)>メイン制御装置21は大当りカウンタ値の
判定結果が外れリーチであることを検出すると、図6の
ステップS13からS24へ移行する。ここで、カウン
タ記録領域のスタート球記録部のリーチ予告カウンタ値
を予め設定されたリーチ予告判定値と比較し、両者が相
違しているときにはリーチ予告無しと判定してステップ
S14へ移行する。
【0043】メイン制御装置21はステップS14へ移
行すると、大当りカウンタ値の判定結果が大当りでない
ことを検出してステップS15へ移行し、表示制御装置
23に外れリーチの判定結果(図柄変動指令)を出力す
る。
【0044】表示制御装置23は外れリーチの判定結果
を検出すると、判定結果の検出タイミングで外れリーチ
図柄カウンタ値を取得する。この外れリーチ図柄カウン
タは「0」から上限値に加算された後に「0」に戻って
加算されるものであり、表示制御装置23は外れリーチ
図柄カウンタ値に基づいて左列の3個の数字図柄,中列
の3個の数字図柄,右列の3個の数字図柄を設定する。
そして、設定結果をRAMに記録し、図1の(b)に示
すように、特別図柄表示装置15に上述の図柄変動画面
の表示を開始する。
【0045】メイン制御装置21は外れリーチの判定結
果を出力すると、図6のステップS16へ移行し、上記
a)〜e)の処理動作を選択的に実行する。そして、ス
テップS17で保留球記録部〜保留球記録部のいず
れかを空欄にしたことを検出すると、ステップS18へ
移行して所定の保留球ランプ14a〜14dを消灯す
る。次に、ステップS19およびS20へ移行し、表示
制御装置23に左列の仮停止指令および右列の仮停止指
令を出力する。
【0046】表示制御装置23は左列の仮停止指令およ
び右列の仮停止指令を検出すると、図1の(c)および
(d)に示すように、特別図柄表示装置15の左列およ
び右列を3個の設定図柄で順に仮停止させる。このと
き、5本の有効ラインのうち少なくとも1本の左列およ
び右列に同一図柄が並び、遊技者にリーチの発生が報知
される(リーチ画面の表示)。尚、図1の(d)は右下
がりの有効ラインに数字図柄『2』が並んだ様子を示し
ている。
【0047】メイン制御装置21は右列の仮停止指令を
出力すると、図6のステップS21およびS22へ移行
し、表示制御装置23に中列の仮停止指令および図柄確
定指令を出力する。すると、表示制御装置23は、図1
の(e)に示すように、特別図柄表示装置15の中列を
設定した3個の図柄で停止させ、図1の(f)に示すよ
うに、各図柄を静止させることに基づいて外れリーチ図
柄が確定したことを遊技者に知らせる。
【0048】メイン制御装置21は図柄確定指令を出力
すると、図6ステップS23へ移行する。ここで、RA
Mに大当りの判定結果が記録されていないと判断してス
テップS11に復帰し、カウンタ記録領域のスタート球
記録部にカウンタデータが記録されているときには当該
カウンタデータに基づいて大当り等の判定を行う。
【0049】<外れリーチの判定時(リーチ予告を行う
場合)>メイン制御装置21は図6のステップS24で
スタート球記録部のリーチ予告カウンタ値とリーチ予告
判定値とが同一であることを検出すると、リーチ予告有
りと判定してステップS25へ移行し、表示制御装置2
3にリーチ予告画面の表示指令を出力する。すると、表
示制御装置23は、図1の(a)→(g)→(a)に示
すように、特別図柄表示装置15の建物の背景をキャラ
クターの顔の背景に設定時間(例えば1秒)だけ変える
と共に、キャラクターの顔の後方に無地の背景を表示
し、建物の背景に戻す(リーチ予告画面の表示)。
【0050】メイン制御装置21はリーチ予告画面の表
示指令を出力すると、背景の切換えに合せて複数の枠ラ
ンプ45および複数のコーナーランプ48を断続的に発
光させ、枠ランプカバー44および両コーナーランプカ
バー47を点滅させる。このとき、スピーカ42を駆動
し、スピーカ42から人の笑い声を出力する。従って、
遊技者は図柄変動画面の表示前にキャラクターの顔の背
景を見たり、枠ランプカバー44および両コーナーラン
プカバー47の点滅を見たり、人の笑い声を聞くことに
基づいて次の図柄変動画面がリーチ画面に発展する期待
感を高める。
【0051】<大当りの判定時(リーチ予告および大当
り予告を行わない場合)>メイン制御装置21は大当り
カウンタ値の判定結果が大当りであることを検出する
と、図6のステップS13からS24へ移行する。ここ
で、スタート球記録部のリーチ予告カウンタ値とリーチ
予告判定値とが相違していることを検出し、ステップS
14へ移行する。
【0052】メイン制御装置21はステップS14へ移
行すると、大当りカウンタ値の判定結果が大当りである
ことを検出してステップS26へ移行し、スタート球記
録部の大当り予告カウンタ値を予め設定された大当り予
告判定値と比較する。そして、両者が相違していること
を検出したときにはステップS15へ移行し、表示制御
装置23に大当りの判定結果を出力する。
【0053】表示制御装置23は大当りの判定結果を検
出すると、判定結果の検出タイミングで大当り図柄カウ
ンタ値を取得する。この大当り図柄カウンタは「0」か
ら上限値に加算された後に「0」に戻って加算されるも
のであり、表示制御装置23は大当り図柄カウンタ値に
基づいて左列の3個の数字図柄,中列の3個の数字図
柄,右列の3個の数字図柄を設定する。そして、設定結
果をRAMに記録し、図2の(b)に示すように、特別
図柄表示装置15に上述の図柄変動画面の表示を開始す
る。
【0054】メイン制御装置21は大当りの判定結果を
出力すると、図6のステップS16へ移行し、上記a)
〜e)の処理動作を選択的に実行する。そして、ステッ
プS17で保留球記録部〜保留球記録部のいずれか
を空欄にしたことを検出すると、ステップS18へ移行
して所定の保留球ランプ14a〜14dを消灯する。次
に、ステップS19およびS20へ移行し、表示制御装
置23に左列の仮停止指令および右列の仮停止指令を出
力する。
【0055】表示制御装置23は左列の仮停止指令およ
び右列の仮停止指令を検出すると、図2の(c)および
(d)に示すように、特別図柄表示装置15の左列およ
び右列を3個の設定図柄で順に仮停止させる。このと
き、5本の有効ラインのうち少なくとも1本の左列およ
び右列に同一図柄が並び、遊技者にリーチの発生が報知
される(リーチ画面の表示)。
【0056】メイン制御装置21は右列の仮停止指令を
出力すると、図6のステップS21およびS22へ移行
し、表示制御装置23に中列の仮停止指令および図柄確
定指令を出力する。すると、表示制御装置23は、図2
の(e)に示すように、特別図柄表示装置15の中列を
設定した3個の図柄で仮停止させた後、図2の(f)に
示すように、各図柄を静止させることに基づいて大当り
図柄が確定したことを遊技者に知らせる(大当り画面の
表示)。尚、図2の(e)および(f)は右下がりの有
効ラインに数字図柄『2』が並んだ様子を示している。
【0057】メイン制御装置21は図柄確定指令を出力
すると、図6のステップS23でRAMに大当りの判定
結果が記録されていることを検出し、ステップS27へ
移行する。ここで、大入賞口ソレノイド29を駆動する
ことに基づいて上述の大当り動作を実行し、ステップS
11に復帰する。
【0058】<大当りの判定時(リーチ予告を行う場
合)>メイン制御装置21は図6のステップS24でス
タート球記録部のリーチ予告カウンタ値とリーチ予告判
定値とが同一であることを検出すると、ステップS25
へ移行する。そして、図2の(a)→(g)→(a)に
示すように、特別図柄表示装置15にキャラクターの顔
の背景を一瞬だけ表示したり、枠ランプカバー44およ
び両コーナーランプカバー47を一瞬だけ点滅させた
り、スピーカ42から人の笑い声を一瞬だけ出力するこ
とに基づいてリーチを予告する。
【0059】<大当りの判定時(大当り予告を行う場
合)>メイン制御装置21は図6のステップS26でス
タート球記録部の大当り予告カウンタ値と大当り予告判
定値とが同一であることを検出すると、ステップS28
へ移行する。そして、複数の枠ランプ45を通電状態に
保持することに基づいて枠ランプカバー44を点灯さ
せ、しかも、スピーカ42を駆動することに基づいてス
ピーカ42から“大当り〜”等の効果音を出力する。前
者の枠ランプカバー44の点灯はステップS22で図柄
確定指令を出力するまで(図2のfの図柄確定画面が表
示されるまで)継続されるものであり、遊技者は枠ラン
プカバー44の点灯を見たり、効果音を聞くことに基づ
いて次の図柄変動画面が大当りに発展する期待感を高め
る。
【0060】<大当りの判定時(リーチ予告および大当
り予告を行う場合)>メイン制御装置21はステップS
24でリーチ予告カウンタ値とリーチ予告判定値とが同
一であることを検出すると、ステップS25へ移行して
上述のリーチ予告を行う。そして、ステップS25から
S14およびS26へ移行し、大当り予告カウンタ値と
大当り予告判定値とが同一であることを検出すると、ス
テップS28へ移行して上述の大当り予告を行う。
【0061】図10は上記一連の動作タイミングを示す
タイミングチャートである。同図から明らかなように、
リーチ予告および大当り予告は図柄確定画面が表示され
てから図柄変動画面の表示が開始されるまでの間に行わ
れる。
【0062】上記第1実施例によれば、図柄変動画面の
表示に先立ってリーチ予告および大当り予告を開始した
ので、リーチ画面または大当り画面をドキドキしながら
待つ時間が長くなる。しかも、外れ図柄の表示時には直
後にリーチ予告および大当り予告が行われ、ガッカリ感
が即座にドキドキ感に変わる。このため、ガッカリ感の
持続時間が短くなるので、総じて、遊技のおもしろさが
高まる。
【0063】また、リーチ予告または大当り予告が行わ
れたときにはリーチ画面または大当り画面を確定的に表
示した。このため、リーチ予告または大当り予告があっ
たにも拘らずリーチ画面または大当り画面が表示されず
に遊技者をガッカリさせることがなくなるので、遊技の
おもしろさが一層高まる。
【0064】また、特別図柄表示装置15の複数の全て
の図柄表示領域16に対応する大きさの建物の背景を複
数の全ての図柄表示領域16に対応する大きさの別の背
景(キャラクターの目・口・無地の背景)に切換えるこ
とに基づいてリーチ予告を行ったので、建物の背景の前
方をキャラクターが駆抜ける様子を表示する場合に比べ
て予告の視認性が高まる。このため、リーチ予告が行わ
れたことに確信を持つことができるので、リーチの発生
を心からドキドキして待つことが可能になり、遊技のお
もしろさが一層高まる。しかも、図柄が予告により隠さ
れることが防止されるので、遊技者にとって重要な情報
である図柄の視認性が予告の影響で低下することが防止
される。
【0065】また、別の背景として左列の図柄〜右列の
図柄の全体に対応する大きさのキャラクターを表示し
た。このため、リーチ予告の視認性が一層高まるので、
リーチ予告に対する確信の度合も一層高まる。
【0066】次に本発明の第2実施例を図11および図
12に基づいて説明する。メイン制御装置21は図11
のステップS31でカウンタ記録領域のスタート球記録
部にカウンタデータが記録されていることを検出する
と、ステップS32へ移行し、スタート球記録部の大当
りカウンタ値に基づいて今回の大当り,今回の外れリー
チ,今回の外れを判定し、今回の判定結果をRAMに記
録する。
【0067】メイン制御装置21は大当りカウンタ値の
判定結果を記録すると、ステップS33へ移行し、表示
制御装置23に今回の判定結果(図柄変動指令)を出力
する。すると、表示制御装置23は判定結果の検出タイ
ミングに基づいて外れ図柄,外れリーチ図柄,大当り図
柄を設定し、特別図柄表示装置15に図柄変動画面を表
示する。
【0068】メイン制御装置21は図柄変動指令を出力
すると、ステップS34へ移行し、上記a)〜e)の処
理動作を選択的に実行する。そして、ステップS35で
保留球記録部〜保留球記録部のいずれかを空欄にし
たことを検出すると、ステップS36へ移行して所定の
保留球ランプ14a〜14dを消灯し、ステップS37
へ移行する。
【0069】メイン制御装置21はステップS37へ移
行すると、表示制御装置23に左列の仮停止指令を出力
する。そして、ステップS38およびS39へ移行し、
表示制御装置23に右列の仮停止指令および中列の仮停
止指令を出力する。すると、表示制御装置23は左列の
仮停止指令,右列の仮停止指令,中列の仮停止指令を検
出し、特別図柄表示装置15の左列,右列,中列を3個
の設定図柄で順に仮停止させる。
【0070】メイン制御装置21は中列の仮停止指令を
出力すると、ステップS40へ移行し、スタート球記録
部にカウンタデータが記録されているかを検出する。こ
こで「NO」と判断したときにはステップS41へ移行
し、表示制御装置23に図柄確定指令を出力することに
基づいて特別図柄表示装置15の今回の図柄を静止させ
る。そして、ステップS42へ移行し、今回の判定結果
が大当りであるときにはステップS43へ移行し、大当
り動作を実行してステップS11に復帰する。
【0071】メイン制御装置21はステップS40でス
タート球記録部にカウンタデータが記録されていること
を検出すると、ステップS44へ移行する。そして、ス
タート球記録部の大当りカウンタ値に基づいて次回の大
当り,次回の外れリーチ,次回の外れを判定し、次回の
判定結果をRAMに記録する。
【0072】<次回の判定結果が外れである場合>メイ
ン制御装置21は次回の判定結果を記録すると、ステッ
プS45へ移行し、次回の判定結果が外れリーチまたは
大当りであるかを判断する。ここでは「NO」と判断し
てステップS46へ移行し、次回の判定結果が大当りで
あるかを判断する。ここでも「NO」と判断してステッ
プS41へ移行し、特別図柄表示装置15の今回の図柄
を確定させる。
【0073】<次回の判定結果が外れリーチである場合
(リーチ予告を行わない場合)>メイン制御装置21は
ステップS45で次回の判定結果が外れリーチであるこ
とを検出すると、ステップS47へ移行する。ここで、
スタート球記録部のリーチ予告カウンタ値をリーチ予告
判定値と比較し、両者が相違しているときにはステップ
S46へ移行する。そして、次回の判定結果が大当りで
ないことを検出してステップS41へ移行し、特別図柄
表示装置15の今回の図柄を確定させる。
【0074】<次回の判定結果が外れリーチである場合
(リーチ予告を行う場合)>メイン制御装置21はステ
ップS47でスタート球記録部のリーチ予告カウンタ値
とリーチ予告判定値とが同一であることを検出し、ステ
ップS48へ移行する。そして、特別図柄表示装置15
に一瞬だけキャラクターの顔の背景を表示し、枠ランプ
カバー44および両コーナーランプカバー47を点滅さ
せ、スピーカ42から人の笑い声を出力することに基づ
いて次回の図柄変動画面がリーチに発展することを予告
する。
【0075】<次回の判定結果が大当りである場合(リ
ーチ予告および大当り予告を行わない場合)>メイン制
御装置21はステップS45で次回の判定結果が大当り
であることを検出すると、ステップS47へ移行する。
ここで、スタート球記録部のリーチ予告カウンタ値とリ
ーチ予告判定値とが相違していることを検出し、ステッ
プS46へ移行する。
【0076】メイン制御装置21はステップS46へ移
行すると、次回の判定結果が大当りであることを検出
し、ステップS49へ移行する。ここで、スタート球記
録部の大当り予告カウンタ値を大当り予告判定値と比較
し、両者が相違していることを検出する。そして、ステ
ップS41へ移行し、特別図柄表示装置15の今回の図
柄を確定させる。
【0077】<次回の判定結果が大当りである場合(リ
ーチ予告を行う場合)>メイン制御装置21はステップ
S47でスタート球記録部のリーチ予告カウンタ値とリ
ーチ予告判定値とが同一であることを検出すると、ステ
ップS48へ移行して上述のリーチ予告を行う。
【0078】<次回の判定結果が大当りである場合(大
当り予告を行う場合)>メイン制御装置21はステップ
S49でスタート球記録部の大当り予告カウンタ値と大
当り予告判定値とが同一であることを検出し、ステップ
S50へ移行する。そして、枠ランプカバー44を点灯
させ、スピーカ42から効果音を出力する。前者の枠ラ
ンプカバー44の点灯は次回のステップS41で大当り
図柄を確定させるまで実行されるものであり、遊技者は
枠ランプカバー44の点灯および効果音の出力に基づい
て次回の図柄変動が大当りに発展する期待感を高める。
【0079】<次回の判定結果が大当りである場合(リ
ーチ予告および大当り予告を行う場合)>メイン制御装
置21はステップS47でスタート球記録部のリーチ予
告カウンタ値とリーチ予告判定値とが同一であることを
検出し、ステップS48で上述のリーチ予告を行う。そ
して、ステップS46からS49へ移行し、スタート球
記録部の大当り予告カウンタ値と大当り予告判定値とが
同一であることを検出する。次に、ステップS50へ移
行し、上述の大当り予告を行う。
【0080】図12は上記一連の動作タイミングを示す
タイミングチャートである。同図から明らかなように、
リーチ予告および大当り予告は今回の図柄仮停止画面が
表示されてから今回の図柄確定画面が表示されるまでの
間に開始される。
【0081】上記第2実施例によれば、今回の図柄仮停
止画面が図柄確定画面に変わるまでの間にリーチ予告お
よび大当り予告を開始した。このインターバルには遊技
者が図柄の再変動等を期待して神経を集中させているの
で、遊技者に大当り予告やリーチ予告が伝わり易くな
る。
【0082】また、次回の図柄変動画面の表示が実施さ
れることが確定していること(図柄確定画面の表示前に
スタート球記録部に保留データに相当するカウンタデー
タがあること)を条件にリーチ予告および大当り予告を
行った。このため、保留球がないにも拘らずリーチ予告
および大当り予告が行われ、遊技者がリーチ予告および
大当り予告に興ざめしてしまうことが防止される。
【0083】尚、上記第2実施例においては、特別図柄
表示装置15の背景を変えることに基づいて次回のリー
チを予告したが、これに限定されるものではなく、例え
ば図柄を特定の組合わせで停止させたり、図柄を特定の
数字で停止させたり、図柄仮停止後に予告画面を表示す
ることに基づいて次回のリーチまたは大当りを予告して
も良い。
【0084】図13は図柄を特定のもので停止させるこ
とに基づいて次回の大当りを予告する本発明の第3実施
例を示している。この場合、メイン制御装置21は図1
1のステップS49で大当り予告有りを判定すると、ス
テップS50で表示制御装置23にリーチ予告指令を出
力する。すると、表示制御装置23は左列の3個の確定
図柄を同一の揃い数字『7 7 7』に設定し、ステッ
プS41で図柄を確定させるときに左列の3個の仮停止
図柄を『7 7 7』に確定させ、次回の図柄変動が大
当りに発展することを知らせる。
【0085】図14は図柄仮停止の直後に予告画面を表
示することに基づいて次回の大当りを予告する本発明の
第4実施例を示している。この場合、メイン制御装置2
1は図11のステップS49で大当り予告有りを判定す
ると、ステップS50で表示制御装置23に予告画面の
表示指令を出力する。すると、表示制御装置23は、図
14の(b)に示すように、左列の3個の図柄,右列の
3個の図柄,中列の3個の図柄を仮停止させた状態で背
景を建物から無地に変える。このとき、メイン制御装置
21は枠ランプカバー44の点滅および効果音の出力を
行い、予告画面が表示されることを知らせる。
【0086】表示制御装置23は背景を無地に変える
と、図14の(b)に破線および二点鎖線で示すよう
に、9個の数字図柄の後方領域を設定順序で黄色等に変
化させることに基づいてスポットライトが9個の数字図
柄を移動する様子を演出する。このとき、メイン制御装
置21はスポットライトの移動にタイミングを合わせて
効果音の出力を行い、予告画面の雰囲気を盛上げる。
【0087】表示制御装置23はスポットライトを特定
の図柄『7』まで移動させると、図14の(c)に示す
ように、スポットライトを『7』で停止させることに基
づいて大当りの抽選に当選したことを演出する。このと
き、メイン制御装置21はスピーカ42から人の笑い声
を出力し、しかも、枠ランプカバー44を点灯状態に保
持し、次回の図柄変動が大当りに発展することを知らせ
る。
【0088】上記第4実施例によれば、建物の背景を別
の無地の背景に切換えることに基づいて大当り予告を行
ったので、予告の視認性が高まる。このため、大当り予
告が行われたことに確信を持つことができるので、大当
りの発生を心からドキドキして待つことが可能になり、
遊技のおもしろさが高まる。しかも、図柄に沿ってスポ
ットライトが移動するといった図柄変動画面上ではでき
ない大当り予告を演出することが可能になるので、遊技
のおもしろさが一層高まる。
【0089】図15は図柄仮停止の直後に予告画面を表
示することに基づいて次回の大当りを予告する本発明の
第5実施例を示している。この場合、メイン制御装置2
1は図11のステップS49で大当り予告有りを判定す
ると、ステップS50で表示制御装置23に予告画面の
表示指令を出力する。
【0090】表示制御装置23は予告画面の表示指令を
検出すると、図15の(b)に示すように、特定の図柄
『7』を拡大することに基づいて予告画面を表示した
後、各図柄を静止させる。このとき、メイン制御装置2
1は図柄『7』の拡大に合わせてスピーカ42から人の
笑い声を出力し、次回の図柄変動が大当りに発展するこ
とを知らせる。
【0091】上記第5実施例によれば、図柄変動画面の
表示に先立って予告画面の表示を開始した。このため、
図柄変動画面に予告画面を重ねる必要がなくなるので、
予告画面の演出の自由度が高まる。従って、図柄が変化
するといった図柄変動画面上では困難な大当り予告を演
出することが可能になるので、遊技のおもしろさが一層
高まる。
【0092】尚、上記第2ないし第5実施例において
は、今回の図柄仮停止画面が表示された直後に次回のリ
ーチ予告および大当り予告を行ったが、これに限定され
るものではなく、例えば次回以後のリーチ予告および大
当り予告を行っても良い。この場合、次回以後のカウン
タデータがスタート球記録部に保留されていることを条
件に次回以後のリーチ予告および大当り予告を行い、リ
ーチ予告および大当り予告に信ぴょう性を持たせること
が好ましい。
【0093】また、上記第1ないし第5実施例において
は、リーチ予告および大当り予告が行われたときには図
柄変動画面が確定的にリーチ画面および大当り画面に発
展する構成としたが、これに限定されるものではなく、
例えば図柄変動画面が非予告時より高確率でリーチ画面
および大当り画面に発展する(リーチ予告および大当り
予告が行われても図柄変動画面がリーチ画面および大当
り画面に発展しないことがある)ように構成しても良
い。
【0094】また、上記第1ないし第5実施例において
は、今回の図柄変動画面が表示される直前に今回のリー
チ予告や大当り予告を行ったり、今回の図柄仮停止画面
が表示される直後に次回のリーチ予告や大当り予告を行
ったが、これに限定されるものではなく、要は今回の図
柄変動画面上で1つ目の図柄が仮停止してから次回の図
柄変動画面の表示が開始されるまでのインターバルにリ
ーチ予告や大当り予告を行ったり、今回の図柄変動画面
上で2つ目の図柄が仮停止してから次回の図柄変動画面
の表示が開始されるまでのインターバルにリーチ予告や
大当り予告を行えば良い。
【0095】また、上記第1ないし第5実施例において
は、上面が開口するポケット状の特別図柄始動口17を
用いたが、これに限定されるものではなく、例えば上下
面が開口するコ字枠状(ゲート状)の特別図柄始動口を
用いても良い。
【0096】また、上記第1ないし第5実施例において
は、特別図柄始動口17内に特別図柄始動センサ18を
配設したが、これに限定されるものではなく、例えば裏
樋内に配設しても良い。この裏樋は特別図柄始動口17
内に入球したパチンコ球を機外に排出する球通路に相当
するものであり、特別図柄始動センサ18はパチンコ球
が特別図柄始動口17内を通過することに基づいて特別
図柄始動信号を出力する。
【0097】また、上記第1ないし第5実施例において
は、特別図柄表示装置15としてカラー液晶表示器を用
いたが、これに限定されるものではなく、例えばLED
表示器を用いたり、3個のリールを横方向に並べたスロ
ットマシン形の可変表示装置を用いても良い。この場
合、大当り予告およびリーチ予告を枠ランプカバー44
等の点滅・点灯により行ったり、スピーカ42の鳴動に
より行うと良い。
【0098】また、上記第1ないし第5実施例において
は、大当りの発生に連動して大当り動作が行われる第1
種のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定され
るものではなく、例えば第3種のパチンコ機に本発明を
適用しても良い。この第3種のパチンコ機は大当りの発
生に連動して特別入賞口が開放されるものであり、特別
入賞口の開放時に特別入賞口内にパチンコ球が入球する
ことに基づいて大当り動作が行われる。
【0099】また、上記第1ないし第5実施例において
は、特別図柄表示装置15に数字図柄を表示する構成と
したが、これに限定されるものではなく、例えばアルフ
ァベット図柄等を表示する構成としても良い。
【0100】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の遊技機は次の効果を奏する。請求項1記載の手段によ
れば、全ての図柄表示領域に対応する大きさの背景を全
ての図柄表示領域に対応する大きさの別の背景に切換え
ることに基づいてリーチ予告を行ったので、予告の視認
性が高まる。このため、予告が行われたことに確信を持
つことができるので、リーチの発生を心からドキドキし
て待つことが可能になり、遊技のおもしろさが高まる。
しかも、図柄が予告により隠されることが防止されるの
で、遊技者にとって重要な情報である図柄の視認性が予
告の影響で低下することが防止される。
【0101】請求項2記載の手段によれば、別の背景と
して全ての図柄表示領域に対応する大きさのキャラクタ
ーを表示した。このため、予告の視認性が一層高まるの
で、予告に対する確信の度合も一層高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(特別図柄表示装
置の外れリーチ時の画面を示す図)
【図2】特別図柄表示装置の大当り時の画面を示す図
【図3】特別図柄表示装置の外れ時の画面を示す図
【図4】メイン制御装置の制御内容のうちカウンタデー
タの取得に関する部分を示すフローチャート
【図5】RAMの記憶領域を示す図
【図6】メイン制御装置の制御内容のうち大当りの判定
に関する部分を示すフローチャート
【図7】電気的構成を示すブロック図
【図8】全体構成を示す前面図
【図9】全体構成を示す後面図
【図10】リーチ予告および大当り予告の実行タイミン
グを示す図
【図11】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図12】図10相当図
【図13】本発明の第3実施例を示す図(特別図柄表示
装置の画面を示す図)
【図14】本発明の第4実施例を示す図(特別図柄表示
装置の画面を示す図)
【図15】本発明の第5実施例を示す図(特別図柄表示
装置の画面を示す図)
【符号の説明】
15は特別図柄表示装置(図柄表示装置)、16は図柄
表示領域、17は特別図柄始動口(始動口)、23は表
示制御装置を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄表示領域を有する図柄表示装
    置と、 パチンコ球が始動口内に入球したり、始動口内を通過す
    ることに基づいて前記各図柄表示領域内に図柄が変動し
    た後に仮停止する様子を表示する表示制御装置とを備
    え、 前記表示制御装置は、全ての図柄表示領域に対応する大
    きさの背景を全ての図柄表示領域に対応する大きさの別
    の背景(色違いの同一背景を除く)に切換えることに基
    づいて保有しているリーチが表示される可能性が有るこ
    とを予告表示することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 別の背景として、全ての図柄表示領域に
    対応する大きさのキャラクターが表示されることを特徴
    とする請求項1記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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