JP2001352936A - マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法 - Google Patents

マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法

Info

Publication number
JP2001352936A
JP2001352936A JP2000180498A JP2000180498A JP2001352936A JP 2001352936 A JP2001352936 A JP 2001352936A JP 2000180498 A JP2000180498 A JP 2000180498A JP 2000180498 A JP2000180498 A JP 2000180498A JP 2001352936 A JP2001352936 A JP 2001352936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sweetness
mannose
fructose
sucrose
sweet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000180498A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Nomura
悟郎 野村
Atsushi Tsunehiro
淳 常広
Shinsuke Mitsuyoshi
新介 三吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Showa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Sangyo Co Ltd filed Critical Showa Sangyo Co Ltd
Priority to JP2000180498A priority Critical patent/JP2001352936A/ja
Publication of JP2001352936A publication Critical patent/JP2001352936A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seasonings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スクロースやフラクトース等からなる糖質の
甘味を増強して、その使用量を少なくし、低カロリー化
を図るのに有用な甘味増強剤の提供。 【解決手段】 1.マンノースからなる甘味増強剤。
2.マンノースをスクロース及び/又はフラクトースか
らなる甘味成分に対し乾燥重量比で1:199〜1:1
好ましくは1:99〜1:19の範囲で含有される糖質
甘味組成物。3.上記マンノースを含有させた飲食品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンノースからな
る甘味増強剤及びその利用法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】甘味剤には、天然物由来の砂糖、果糖、
水飴などの糖質からなる糖質甘味剤とアスパルテーム、
サッカリン、ステビアなどの高甘味度甘味剤とがある。
糖質甘味剤は、味質の面では申し分ないが、カロリーが
高いため、肥満の問題を解決するためのノンカロリー、
低カロリーのニーズには不適である。
【0003】一方、高甘味度甘味剤は、その使用量が少
なくてすむので、カロリーの問題はないが、一般に後味
など味質が悪く、直ちには、糖質甘味剤の代用とするこ
とができない。
【0004】従って、糖質甘味剤の使用量を低減させる
ため、その甘味を増強させる方法が開発されてきてい
る。例えば、スクロース(砂糖)の甘味増強方法とし
て、その1〜3割をグルコースに置き換え、未置換も
のと同等かやや高いものとするもの(澱粉糖技研報、渡
辺、14.1956、p.44)、スクロースにフラクトース
(果糖)を混合し、甘味度を10%程度増強させるもの
(味とにおいの分子認識、日本化学会編、1999、p.5
1)、スクロース10%水溶液のスクロースの1割を
トレハロースに置き換えるものの、甘味度を維持するも
の(特開平11−46717号)、砂糖等の天然甘味料に甘
草エキスと風仙花アルコール抽出液を添加して、甘味を
1.2〜1.35倍とするもの(特開平10−248519号)等
が挙げられる。
【0005】しかしながら、上記の従来技術〜の甘
味度の増加率は0〜0.1にすぎない。また、従来技術
の甘味度の増加率は0.2〜0.35であり、比較的高
いが、使用される添加剤は、特殊なものであって、一般
的ではない。
【0006】一方、マンノースを甘味剤として利用した
ものとして、合成甘味剤であるジヒドロカルコン類1重
量部にマンノース80重量部を加え、10%スクロース
溶液と同じ甘味度にしたものがある(特開昭49−110868
号)。しかし、この方法は、あくまでも、対象となる甘
味成分はジヒドロカルコン類であって、物質として全く
性質の異なるスクロースやフラクトース等の糖質を甘味
成分とするものではないばかりか、マンノースが示す甘
味増強作用についても明白に示されていない。
【0007】また、マンノースを食品の風味改良剤とし
たものとして、9種の食品(醤油、ヨーグルト、だし
類、紅茶、ジュース等)に、マンノースを0.61%の
濃度になるよう添加して官能試験を行ったところ、味質
の改良と共に甘味が増したものもある(特開平6−30721
号)。しかし、この方法は、上記の被験食品の甘味成分
がどのような物質であるか不明であるとともに、用いた
マンノース含有液自体に甘味があるので、この試験結果
をもって、マンノースに甘味増強作用が有ると判断する
のは速断すぎる。
【0008】以上のように、スクロースやフラクトース
等からなる糖質甘味剤の甘味増強法には、未だ満足する
ものはなく、その開発が待たれているのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スクロース
やフラクトース等からなる糖質の甘味を増強し、以て、
その使用量を少なくすることを可能とし、低カロリー化
を図るのに有用な甘味増強剤を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意研究を重ねたところ、マンノース
にはスクロースやフラクトース等の甘味性糖質の甘味を
増強する作用があることを見出し、更に研究を重ねた結
果、本発明を完成した。
【0011】即ち、本発明は、以下の構成からなるもの
である。
【0012】1.マンノースからなる甘味増強剤。
【0013】2.甘味増強成分がマンノースである糖質
甘味組成物。
【0014】3.甘味成分がスクロース及び/又はフラ
クトースである請求項2記載の糖質甘味組成物。
【0015】4.マンノースが甘味成分に対し乾操重量
比で1:199〜1:1好ましくは1:99〜1:19
の範囲で含有されるものである請求項2又は3記載の糖
質甘味組成物。
【0016】5.マンノースからなる甘味増強剤を含有
することを特徴とする甘味が増強した飲食品。
【0017】本発明は、マンノースにはスクロースやフ
ラクトース等の糖質の甘味を増強する作用があるという
意外な事実の発見に基づいてなされた点に特徴を有する
ものである。
【0018】前述したように、スクロースの甘味を増強
する作用を有する糖質として、グルコース、フラクトー
ス、トレハロース等がある。しかし、同じ糖質であって
も、マルトース、ラクトース、ソルビトール、マルチト
ール等では効果がみられない(特開平11- 46717)。
【0019】従って、糖質であれば、スクロースの甘味
を増強する作用を有するものとするのは妥当ではない。
【0020】一方、マンノースは、六単糖の一種であ
り、アノマー型の違いで、α−マンノースとβ−マンノ
ースとがあり、α−マンノースは甘味があるが(スクロ
ースの約1/3)、β−マンノースは苦味を有している
(味とにおいの分子認識、日本化学会編、1999、p.5
2)。また、水溶液中では両者の混合した状態であり、
温度や濃度によって、その比率は異なる。例えば、36
℃ではα:βが64:36の存在比である(糖質の科
学、朝倉書店、1996、p.43 )。
【0021】従って、このようなマンノースの特性(甘
味度は低く、苦味がある)からみて、このものに、スク
ロースやフラクトース等からなる甘味性糖質に対して、
甘味増強作用があるとは常識では考えられない。
【0022】ところが、後で述べるが、マンノースの甘
味増強作用はスクロースやフラクトース等の糖質に対し
て認められるだけではなく、その増加率は0.15〜
0.20と高く、而もその効果は相乗的である。
【0023】以上、本発明は、マンノースには、スクロ
ースやフラクトース等からなる甘味性糖質に対して、特
に優れた甘味増強作用があることを見出したものである
が、このようなことは、上述したマンノースの特性から
みて、予期し得ないことであり、本発明には格別の意義
があることが分かる。
【0024】以下、本発明について、更に詳述する。
【0025】本発明の甘味増強成分であるマンノース
は、天然には遊離の形では存在していないが、以下のよ
うな方法により製造することができる。
【0026】 マンノースを含有する多糖類(グルコ
マンナンやガラクトマンナン等)を酸分解又は酵素分解
する。
【0027】 グルコースをモリブデン酸塩触媒の存
在下に高温処理する。
【0028】 フラクトースにマンノースイソメラー
ゼを作用させる。
【0029】本出願人は、先に、新規なマンノースイソ
メラーゼをある微生物から見出しているが、本酵素は、
耐熱性が高く、工業的に利用が可能である点において有
利である(特願平11−158911号)。
【0030】本発明で使用するマンノースは、上記のい
ずれの方法によって得られるものでよいが、飲食品に適
用することが出来る程度に精製するのがよい。
【0031】マンノースによって甘味が増強される糖質
としては、甘味を有するものとして使用されているもの
であれば、特に限定されない。例えば、スクロース、フ
ラクトース、グルコース、キシロース、マルトースなど
の単糖、二糖類、キシリトール、エリスリトール、マル
チトール、ソルビトール等の糖アルコール類、更にはオ
リゴ糖、水アメ等が挙げられるが、特にスクロースやフ
ラクトースを用いるのが有利である。
【0032】マンノースの使用割合は、スクロースやフ
ラクトース等の甘味成分である糖質に対し、乾燥重量比
で1:199〜1:1好ましくは1:99〜1:19の
範囲で含有する必要がある。この範囲を逸脱すると、本
発明の目的は達成できない。
【0033】本発明の甘味増強剤は甘味糖質を含有する
飲食品へ適用できる。また甘味の増強された糖質組成物
として飲食品の原料に利用されるが、その添加方法は、
特に制限はなく、例えば、混和、混捏、溶解、浸漬、浸
透、散布、塗布、被覆、噴霧、注入、晶出、固化など公
知の方法を適宜選択して行うことができる。
【0034】その場合の飲食品への添加量は、マンノー
スとして、通常、0.01〜20重量%で十分である。
【0035】また、本発明の甘味増強剤又は糖質甘味組
成物を飲食品に添加する場合、必要に応じて、他の材
料、例えば、他の甘味料、旨味料、香料、着色料、乳化
剤、強化剤、酸化防止剤、増量剤、品質劣化防止剤など
の適宜の素材や添加物などを適宜含有せしめることもで
きる。
【0036】本発明が適用できる飲食品は、農産食品、
畜産食品、水産食品、嗜好品等何れでもよい。
【0037】このような飲食品としては、例えば、米飯
類、パン類、うどん、そば、ラーメン等の麺類、大福、
団子、饅頭、おかき、せんべい、おこし、ケーキ、カス
テラ、ドーナツ、ワッフル、クッキー、ビスケット、ク
ラッカー、パイ、ババロア、プリン、ゼリー等の菓子類
等、ちくわ、蒲鉾等の水産練り製品、厚焼き卵や茶碗蒸
等の総菜類、クリーム、ヨーグルト、チーズ、バター等
の乳製品、フラワーペースト、マーマレード、ジャム等
のペースト類、即席カレー、レトルトカレー等のカレー
類、ケチャップ、マヨネーズ等の調味料、各種冷凍チル
ド食品等が挙げられる。
【0038】また、アイスクリーム、シャーベットなど
の氷菓、果実のシラップ漬け、氷蜜などのシラップ類、
清酒、合成酒、洋酒などの酒類、コーヒー、紅茶、ココ
ア、ジュース、炭酸飲料、乳酸飲料、ドリング剤などの
清涼飲料などにも有効に利用できる。
【0039】なお、本発明のマンノースからなる甘味増
強剤は、飲食品ばかりでなく、医薬品や飼料等にも当然
適用できる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0041】以下の実施例において「部」、「%」とあ
るのは、特に断りのない限り、「重量部」、「重量%」
を意味する。
【0042】(A) 甘味試験 甘味試験は、以下のパネルテストにより行った。
【0043】甘味試験パネラーには、予め甘味識別試験
を行い、砂糖の5〜10%濃度間において、1%の濃度
差を識別できる能力を確認された者10名を用いた。
【0044】各パネラーに試料の甘味の強さの比較(表
1、2)あるいは順位付け(表3、4、5)をしてもら
い、後者の場合は得点数を1位5点、2位4点、3位3
点、4位2点、5位1点、6位0点として、各パネラー
の合計を算出した。
【0045】(B) 甘味度の測定 甘味度の測定は、以下の方法により測定した。
【0046】上記(A)の甘味試験と同じパネラーによ
り、Pauliの全系列法(澱粉糖技術会報、第14号、195
6、p.44)に準じて行ったが、具体的には、7w/v%溶
液を用い、7w/v%スクロースを標準液とし、温度は2
0℃で行った。
【0047】
【実施例1〜7】及び
【比較例1〜11】(マンノースとガラクトースの甘味
増強作用の比較)フラクトースの、0.1%、0.5%、
1%、5%、10%、20%、30%、50%、70%
を、マンノース又はガラクトースで置換したものを、そ
れぞれ、調製した(マンノース置換試料:比較例1、実
施例1〜7、比較例2;ガラクトース置換試料:比較例
3〜11)。これらの7w/v%溶液を調製し、例え
ば、実施例1と比較例4など各同置換量試料について、
甘味の比較を行った。試験結果は、表1に示す。
【0048】
【表1】 A:マンノース置換試料が甘味が高いと感じた人数 B:両者を同じ位と感じた人数 C:ガラクトース置換試料が甘味が高いと感じた人数 また、マンノースとガラクトース溶液の甘味の比較も同
様に行った。試料としては、2w/v%の溶液(マンノ
ース溶液:試料1;ガラクトース溶液:試料2)及び1
0w/v%の溶液(マンノース溶液:試料3;ガラクト
ース溶液:試料4)を用いた。試験結果は、表2に示
す。
【0049】
【表2】 D:マンノース溶液が甘味が高いと感じた人数 E:両者を同じ位と感じた人数 F:ガラクトース溶液が甘味が高いと感じた人数 表2の結果から、単独では、マンノースよりガラクトー
スの方が甘味が強いにもかかわらず、表1の結果では、
フラクトースの一部をマンノース又はガラクトースで置
き換えた場合、その置換範囲が0.5〜50%のときに
は、ガラクトース置換試料よりマンノース置換試料の方
が甘味が高いという結果が生起している。従って、この
置換範囲においては、マンノースには甘味増強作用があ
ることが分かる。
【0050】
【実施例8〜12】(マンノースのフラクトースに対す
る甘味増強作用と甘味度)フラクトースの、0%(対照
例1)、1%(実施例8)、2%(実施例9)、5%
(実施例10)、7%(実施例11)、10%(実施例
12)を、マンノースで置き換えた試料を用いた。各試
料の7w/v%水溶液を調製し、20℃における甘味の強
さを、上記の甘味試験(A)により比較した。
【0051】また、甘味度の測定は、上記の甘味度の測
定(B)により行った。
【0052】両試験の結果は、表3に示す。
【0053】
【表3】 表3の結果から、マンノースのフラクトースに対する
甘味増強作用は、置換率1〜5%の場合に特に強く、甘
味度が未置換のものを上回ること、甘味増強作用及び
甘味度は、置換率5%のときに最高になること、(未
置換)フラクトースの甘味度は150であるが、この5
%をマンノースで置換した時の甘味度は180であるの
で、5%マンノース置換試料の甘味増加率は0.20で
あることが、それぞれ分かる。
【0054】
【実施例13〜17】(マンノースのスクロースに対す
る甘味増強作用と甘味度)スクロースの、0%(対照例
2)、1%(実施例13)、2%(実施例14)、5%
(実施例15)、7%(実施例16)、10%(実施例
17)を、マンノースで置き換えた試料を用いた。各試
料の7w/v%水溶液を調製し、上記の実施例8〜12と
同様な甘味試験と甘味度の測定を行った。
【0055】両試験の結果は、表4に示す。
【0056】
【表4】 表4の結果から、スクロースの場合にも、マンノース
のスクロースに対する甘味増強作用は、置換率1〜5%
の場合に特に強く、甘味度が未置換のものを上回るこ
と、甘味増強作用及び甘味度は、置換率5%の時に最
高になること、また、(未置換)スクロースの甘味度
は100であるが、この5%をマンノースで置換したと
きの甘味度は115であるので、5%マンノース置換試
料の甘味増加率は0.15であることが、それぞれ分か
る。
【0057】
【比較例12〜16】(ガラクトースのフラクトースに
対する甘味増強作用と甘味度)フラクトースの、0%
(対照例3)、1%(比較例12)、2%(比較例1
3)、5%(比較例14)、7%(比較例15)、10
%(比較例16)を、マンノースで置き換えた試料を用
いた。各試料の7w/v%水溶液を調製し、上記の実施例
8〜12と同様な甘味試験と甘味度の測定を行った。
【0058】両試験の結果は、表5に示す。
【0059】
【表5】 表5の結果から、ガラクトースの場合は、置換量が多い
ほど甘味が低下しており、甘味を相乗的に増加させる作
用が全くないことが分かる。
【0060】以上の表1〜5の試験結果を総合考察する
と、以下のことが分かる。
【0061】(a)マンノースにはフラクトースやスク
ロース等の糖質に対する甘味増強作用があるが、その作
用は、置換量が0.5〜50%、即ち、これらの甘味糖
質成分に対し、乾燥重量比で1:199〜1:1の範囲
で添加するときに発現する。
【0062】(b)特に、マンノースの置換量が1〜5
%の場合、未置換のものより甘味度が高くなり、その増
加率は0.15〜0.2であり、その程度は高い。
【0063】(c)マンノース自体の甘味度(フラクト
ースの2〜3割:味とにおいの分子認識、日本化学会
編、1922、p.52)とその添加量からみて、マンノースの
甘味増強作用は、相加的ではなく、相乗的である。
【0064】(d)なお、マンノースの甘味増強作用
が、ある添加率より高くなると認められなくなるが、こ
れは、β−マンノースの有する苦味の影響によるものと
推察される。
【0065】
【発明の効果】(1)本発明のマンノースの甘味増強作
用は、スクロースやフラクトース等の甘味性糖質に対し
て認められるが、その増強の程度は、甘味増加率が0.
15〜0.20と高いばかりでなく、その効果が相乗的
である点で、本発明の効果は特異的である。
【0066】(2)マンノースの添加により、スクロー
スやフラクトース等からなる糖質甘味組成物の甘味を増
強することができ、その使用量を少なくし得るので、低
カロリー化に資することができる。
【0067】(3)また、本発明の甘味増強成分である
マンノースは、多糖の構成糖として食経験があるので、
安全性の高い甘味増強剤として利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三吉 新介 茨城県つくば市桜1丁目16番 昭和産業株 式会社総合研究所バイオ研究センター内 Fターム(参考) 4B047 LB08 LB09 LF02 LF03 LF05 LF06 LF07 LF09 LG22 LG24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンノースからなる甘味増強剤。
  2. 【請求項2】 甘味増強成分がマンノースである糖質甘
    味組成物。
  3. 【請求項3】 甘味成分がスクロース及び/又はフラク
    トースである請求項2記載の糖質甘味組成物。
  4. 【請求項4】 マンノースが甘味成分に対し乾操重量比
    で1:199〜1:1好ましくは1:99〜1:19の
    範囲で含有されるものである請求項2又は3記載の糖質
    甘味組成物。
  5. 【請求項5】 マンノースからなる甘味増強剤を含有す
    ることを特徴とする甘味が増強した飲食品。
JP2000180498A 2000-06-15 2000-06-15 マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法 Pending JP2001352936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180498A JP2001352936A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180498A JP2001352936A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001352936A true JP2001352936A (ja) 2001-12-25

Family

ID=18681577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000180498A Pending JP2001352936A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001352936A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532404A (ja) * 2011-11-23 2014-12-08 コリア フード リサーチ インスティテュート 甘味増強剤
US9668504B2 (en) 2005-07-14 2017-06-06 Douxmatok Ltd Sweetener compositions
US10207004B2 (en) 2014-04-04 2019-02-19 Douxmatok Ltd Method for producing sweetener compositions and sweetener compositions
US10231476B2 (en) 2014-04-04 2019-03-19 Douxmatok Ltd Sweetener compositions and foods, beverages, and consumable products made thereof
WO2019220937A1 (ja) 2018-05-14 2019-11-21 フタムラ化学株式会社 マンノース抽出方法
KR20210008076A (ko) 2018-05-14 2021-01-20 후타무라 가가쿠 가부시키가이샤 마노스 추출 방법
US11246835B2 (en) 2014-04-04 2022-02-15 Douxmatok Ltd Method for producing sweetener compositions and sweetener compositions

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9668504B2 (en) 2005-07-14 2017-06-06 Douxmatok Ltd Sweetener compositions
US10212961B2 (en) 2005-07-14 2019-02-26 Douxmatok Ltd Sweetener compositions
JP2014532404A (ja) * 2011-11-23 2014-12-08 コリア フード リサーチ インスティテュート 甘味増強剤
US10207004B2 (en) 2014-04-04 2019-02-19 Douxmatok Ltd Method for producing sweetener compositions and sweetener compositions
US10231476B2 (en) 2014-04-04 2019-03-19 Douxmatok Ltd Sweetener compositions and foods, beverages, and consumable products made thereof
US10244782B2 (en) 2014-04-04 2019-04-02 Douxmatok Ltd Sweetener compositions and foods, beverages, and consumable products made thereof
US11246835B2 (en) 2014-04-04 2022-02-15 Douxmatok Ltd Method for producing sweetener compositions and sweetener compositions
US11896714B2 (en) 2014-04-04 2024-02-13 Incredo Ltd Method for producing sweetener compositions and sweetener compositions
WO2019220937A1 (ja) 2018-05-14 2019-11-21 フタムラ化学株式会社 マンノース抽出方法
KR20210008076A (ko) 2018-05-14 2021-01-20 후타무라 가가쿠 가부시키가이샤 마노스 추출 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6730360B2 (ja) 消費物
EP1210880B1 (en) Compositions containing sucralose and application thereof
US20170202259A1 (en) Glucosylated steviol glycosides as a flavor modifier
JP4443765B2 (ja) スクラロースの甘さ供給特性を改善する方法
JP2018161127A5 (ja)
CN105307513A (zh) 改良的甜味剂
JP2010528632A5 (ja)
JPH10276712A (ja) 甘味組成物の製造方法
CN105338833A (zh) 改良的甜味剂
JP5931421B2 (ja) 高甘味度甘味料の味質改善方法
US11980209B2 (en) Consumables
KR20190133438A (ko) 색도 안정성이 높은 감미 조성물
EP3823469B1 (en) Sweetener formulations and uses
EP1764004A1 (en) Mixture of fructose-containing sweeteners with ternary of quaternary high-intensity sweetener blends
JP2632843B2 (ja) 甘味料組成物
JP4217851B2 (ja) ビートオリゴ糖による甘味質の改善
JP2001352936A (ja) マンノースからなる甘味増強剤及びその利用法
JP2001333729A (ja) 甘味料組成物及び該組成物を含有する可食性製品並びに甘味増強方法。
KR101898210B1 (ko) 저당함량 감미제 및 이를 포함하는 식품 조성물
JP2002101844A (ja) スクラロースの甘味改質方法及びその応用
JP4271385B2 (ja) 甘味料組成物及び該組成物を含有する可食性製品並びに甘味増強方法。
JP4196144B2 (ja) グルコン酸類含有甘味組成物
JP2005040047A (ja) 甘味料組成物
JPH10234331A (ja) 高甘味度甘味料の味質改良剤並びにその用途