JP2001352738A - 可動磁石型リニアモータ - Google Patents

可動磁石型リニアモータ

Info

Publication number
JP2001352738A
JP2001352738A JP2000168984A JP2000168984A JP2001352738A JP 2001352738 A JP2001352738 A JP 2001352738A JP 2000168984 A JP2000168984 A JP 2000168984A JP 2000168984 A JP2000168984 A JP 2000168984A JP 2001352738 A JP2001352738 A JP 2001352738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
linear motor
stator core
magnet body
lamination width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000168984A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoo Togashi
仁夫 富樫
Tetsuji Ueda
哲司 植田
Hajime Hida
一 比田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000168984A priority Critical patent/JP2001352738A/ja
Publication of JP2001352738A publication Critical patent/JP2001352738A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 可動磁石型リニアモータ10の固定子鉄心1
6は、平面略コ字状の磁性鋼板を積層して形成される積
層巾の異なる2対の積層体コア12、14を組合せて構
成するもので、積層巾の大きい一対の積層体コア12、
12の両端部と積層巾の小さい他の一対の積層体コア1
4、14の端部を重ねると共に各積層体コアの空隙20
に永久磁石体22を配置しかつ積層巾の小さい積層体コ
ア14、14の空隙に配置される永久磁石体22の端部
を飛び出させている。 【効果】 この発明によれば、磁性鋼板の積層枚数を変
えて2種類の積層巾の積層体コア12、14を作成する
だけで積層枚数を増やすことができモータ効率が向上す
る。また、永久磁石体22を固定子鉄心16の空隙20
より飛び出させるだけで可動部の回転を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可動磁石型リニアモー
タに関し、特にたとえば磁性鋼板の積層枚数を変えて2
種類の積層巾の異なる積層体コアを組合せて固定子鉄心
を構成する可動磁石型リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来リニアモータの角型固定子鉄心は、
同じ積層枚数の外側ヨークと内側ヨークを組合せて構成
されている。
【0003】例えば、図3及び図4の図解図に示すよう
に、このリニアモータ1は外側ヨーク2とこの外側ヨー
ク2の内側に所定空隙3を隔てて配置される内側ヨーク
4により固定子鉄心5を構成している。そして、所定空
隙3には永久磁石体6が可動自在に設けられ、この永久
磁石体6は磁石支持体7を介してシャフト8に固定され
ている。
【0004】内側ヨーク4は磁性鋼板を複数枚積層した
4個のブロック体で構成し、この4個のブロック体をロ
字状に組合せて正四角体を形成するようにしている。ま
た、外側ヨーク2も内側ヨーク4の外側に所定空隙3を
隔てて設けられかつ内側ヨーク4と同様に磁性鋼板を複
数枚積層した4個のブロック体で構成し、この4個のブ
ロック体を内側ヨーク4の各ブロック体と対向するよう
に配置している。
【0005】そして、外側ヨーク2及び内側ヨーク4は
磁性鋼板を同じ幅に積み重ねて角柱を形成している。
【0006】また、外側ヨーク2の内側に励磁コイル9
が設けられており、所定空隙3に配置される永久磁石体
6によって形成される磁束と交差する方向に巻かれてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のリニアモータ1
においては、特に内側ヨーク4を構成する4個の角柱ブ
ロック体は同じ大きさのため各コーナー部は相互に線接
触しているだけで、重なり部分(つまり、面接触部分)
が存在せず、励磁コイル7と鎖交する磁束を増加させる
ことができない。そのために、モータの効率を低下させ
るという問題がある。
【0008】また、外側ヨーク2と内側ヨーク4の間に
形成される4個の所定空隙3は同じ幅であり、この空隙
3に配置され永久磁石体6を含む可動部の回転を抑える
ために特別な回転抑止機構を必要とし、構造も複雑化す
ると共にコスト的にも高くなる。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、固
定子鉄心を構成する外側ヨークと内側ヨークの構造を簡
単に変えることにより効率の良い磁石可動型リニアモー
タを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、平面略コ字
状の磁性鋼板を積層して所定空隙を形成する2対の積層
体コアを四角形状に組合せて構成される固定子鉄心、こ
の固定子鉄心に装着された励磁コイル、および所定空隙
に可動自在に配置され磁石体を備える可動磁石型リニア
モータにおいて、一対の積層体コアの積層巾を他の一対
の積層体コアの積層巾よりも大きく設定するようにした
ことを特徴とする、可動磁石型リニアモータである。
【0011】また、他の発明は、所定空隙を形成する積
層体コアを含む固定子鉄心、この固定子鉄心に装着され
る励磁コイル、および前記空隙に可動自在に配置される
磁石体を備える可動磁石型リニアモータにおいて、磁石
体を所定空隙より飛び出させるようにしたことを特徴と
する、可動磁石型リニアモータである。
【0012】
【作用】固定子鉄心は磁性鋼板の積層巾の異なる2対の
積層体コアを組合せて構成されるので、積層巾の異なる
相隣る積層体コアを重ね合わせることにより磁性鋼板の
積層枚数を多くでき、コイルを鎖交する磁束を増加させ
ることができる。
【0013】また、磁石体を空隙の両側より飛び出させ
ているので、両側の磁石のバランスが取れた状態で停止
し、回転力を抑止する。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、積層される磁性鋼板
の枚数を変えて2種類の積層巾の積層体コアを作成する
だけで積層枚数を増やすことができ、モータの効率が向
上する。
【0015】また、空隙より磁石体を飛び出させること
で、磁石体を含む可動部の回転を防止でき、スムーズな
往復動(推力)を得ることが出来る。
【0016】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴及び利点は、図面を参照して以下に行う実施例の詳細
な説明により一層明らかとなろう。
【0017】
【実施例】図1及び図2に示すこの発明の一実施例であ
る可動磁石型リニアモータ10は、打ち抜きにより平面
略コ字状に形成された磁性鋼板を積層して構成される2
対の積層巾が異なる積層体コア12、12及び14、1
4を略正四角形を形成するように組合せて構成される固
定子鉄心16、この固定子鉄心16の内側空間、すなわ
ち各積層体コア12及び14の内側に配置される励磁コ
イル18、および固定子鉄心16に形成される空隙20
に可動自在に配置される永久磁石体22を含む。
【0018】各積層体コア12及び14は、内側ヨーク
12a、14a及び外側ヨーク12b、14bを含む。
【0019】また、永久磁石体22は図示されない非磁
性体の磁石保持体に保持されて中心線C−C上に配置さ
れるシャフトに固定されている。
【0020】そして、固定子鉄心16を構成する一対の
積層体コア12、12は磁性鋼板を所定枚数だけ積層
し、その積層巾をL1としている。また、固定子鉄心1
6を構成する他の一対の積層体コア14、14は磁性鋼
板を所定枚数だけ積層し、その積層巾をL2として、先
に説明した一対の積層体コア12、12の積層巾L1
(L1>L2)より狭くしている。換言すると、この一
対の積層体コア12、12の磁性鋼板の積層枚数を他の
一対の積層体コア14、14の磁性鋼板の積層枚数より
多くしている。
【0021】そして、積層巾の大きい一対の積層体コア
12、12の両端部を積層巾の小さい他の一対の積層体
コア14、14の端部に重ね合せることにより内部空間
が略正四角形状となっている。この重ね合せにより固定
子鉄心16のコーナー部におけるコアの積層枚数を多く
することができる。その結果、励磁コイル18を鎖交す
る磁束を増加させることができモータ効率が向上するも
のである。
【0022】また、積層巾の小さい他の一対の積層体コ
ア14、14に形成される空隙20の長さは積層巾の大
きい一対の積層体コア12、12に形成される空隙20
の長さよりも(L1―L2)だけ短くなり、その結果こ
の長さの短い空隙20に可動自在に配置される永久磁石
体22の両端は図示のようにそれぞれ(L1−L2)/
2だけ飛び出している。
【0023】このように永久磁石体22の端部を空隙2
0より飛び出させることによって回転を抑える力が働
き、別途に複雑な回転抑止機構を設ける必要はなくな
る。
【0024】すなわち、他の一対の積層体コア14、1
4の空隙20より飛び出した永久磁石体22には常に積
層体コア14、14との間に横方向の力(磁力)が働い
ており、両側に位置する磁石の力のバランスが取れた角
度で停止する。そして、この飛び出した磁石の力(磁
力)が恰もばねのように働き、外部の回転力が加わって
も回転を阻止する力として働くことになる。
【0025】なお、固定子鉄心が4個の積層体コアで四
角形状に形成された実施例について説明したが、固定子
鉄心が四角形以外の多角形でも同様の効果をえることが
できる。
【0026】上述のように構成された可動磁石型リニア
モータ10において、永久磁石22から発生した磁束は
中心線C−Cに位置するシャフトから半径方向に延びた
平面中を循環する。すなわち、永久磁石体22、空隙2
0、内側ヨーク12a(14a)、励磁コイル18、空
隙20、外側ヨーク12b(14b)及び空隙20を通
り永久磁石体22に戻ると共に空隙20に静磁界を発生
する。また、内側ヨーク12a(14a)及び外側ヨー
ク12b(14b)ではシャフトに向けて重ねた磁性鋼
板の平面内を循環する。
【0027】そして、励磁コイル18に交流電流が供給
されると、永久磁石体22には、コイル電流の大きさと
永久磁石体22の磁束密度に比例した推力が発生し、こ
の推力は永久磁石体22を保持する磁石保持体を介して
シャフトに伝達され、このシャフトが交流電流の周波数
に同期して往復動する。
【0028】以上説明したように、この発明は、リニア
モータの固定子鉄心を平面略コ字状の磁性鋼板を積層し
て形成される積層巾の異なる2対の積層体コアの組み合
わせにより構成するようにしたものであるから、積層巾
の大きい一対の積層体コアの両端部は積層巾の小さい他
の一対の積層体コアの端部と重なり、これによりコアの
積層枚数を多くできる。その結果、コイルを鎖交する磁
束を増加させることができ効率が向上する。また、永久
磁石体を空隙より飛び出させることにより、永久磁石
体、磁石保持体及びシャフトを含む可動部の回転を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である可動磁石型リニアモ
ータの図解図である。
【図2】図1におけるA−A線に相当する図解図であ
る。
【図3】従来例の一例を示す図解図である。
【図4】図3のX−Y線に相当する図解図である。
【符号の説明】
10 …可動磁石型リニアモータ 12、12 一対の積層体コア 14、14 …他の一対の積層体コア 12a、14a …内側ヨーク 12b、14b …外側ヨーク 16 …固定子鉄心 18 …励磁コイル 20 …空隙 22 …永久磁石体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 比田 一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H633 BB08 GG02 GG04 GG06 HH03 HH05 HH08 HH18 HH24 HH25 5H641 BB10 BB11 GG02 GG04 GG05 HH03 HH12 HH16 HH17 JA05 JA07 JA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面略コ字状の磁性鋼板を積層して空隙を
    形成する2対の積層体コアを四角形状に組合せて構成さ
    れる固定子鉄心、前記固定子鉄心に装着された励磁コイ
    ル、および前記空隙に可動自在に配置され磁石体を備え
    る可動磁石型リニアモータにおいて、 一対の前記積層体コアの積層巾を他の一対の前記積層体
    コアの積層巾よりも大きく設定するようにしたことを特
    徴とする、可動磁石型リニアモータ。
  2. 【請求項2】前記積層巾の小さい前記空隙の両側より前
    記磁石体を飛び出させるようにした、請求項1記載の可
    動磁石型リニアモータ。
  3. 【請求項3】前記積層巾は前記磁性鋼板の積層枚数に応
    じて変更する、請求項1または2記載の可動磁石型リニ
    アモータ。
  4. 【請求項4】所定の空隙を形成した積層体コアを含む固
    定子鉄心、前記固定子鉄心に装着される励磁コイル、お
    よび前記空隙に可動自在に配置される磁石体を備える可
    動磁石型リニアモータにおいて、 前記磁石体を前記空隙より飛び出させるようにしたこと
    を特徴とする、可動磁石型リニアモータ。
JP2000168984A 2000-06-06 2000-06-06 可動磁石型リニアモータ Pending JP2001352738A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168984A JP2001352738A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 可動磁石型リニアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000168984A JP2001352738A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 可動磁石型リニアモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001352738A true JP2001352738A (ja) 2001-12-21

Family

ID=18671916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000168984A Pending JP2001352738A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 可動磁石型リニアモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001352738A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279161A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Sinfonia Technology Co Ltd リニアアクチュエータ
CN103647428A (zh) * 2008-10-22 2014-03-19 昕芙旎雅有限公司 线性驱动器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103647428A (zh) * 2008-10-22 2014-03-19 昕芙旎雅有限公司 线性驱动器
CN103647428B (zh) * 2008-10-22 2016-04-13 昕芙旎雅有限公司 线性驱动器
CN103647427B (zh) * 2008-10-22 2016-04-13 昕芙旎雅有限公司 线性驱动器
JP2010279161A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Sinfonia Technology Co Ltd リニアアクチュエータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009136040A (ja) 回転電機の回転子
JP7000906B2 (ja) 軟磁性体コア及び磁気発生装置
JP5015316B2 (ja) リラクタンスモータ
JP2007143335A (ja) 界磁子およびモータ
JP2001128434A (ja) リニアモータ
JP2000253640A (ja) リニア振動モータ
JP2004215442A (ja) 永久磁石埋め込み同期モータ
JP6016833B2 (ja) 電気機械
JP2000083364A (ja) 可動鉄心型リニアモータ
KR100421372B1 (ko) 리니어 모터 장착구조
JP7259798B2 (ja) アキシャルギャップモータ
JPH11206100A (ja) リニアモータ
JP2013115899A (ja) 永久磁石式電動機の回転子及びその製造方法並びに永久磁石式電動機
JP2005051929A (ja) 電動機
JP2001352738A (ja) 可動磁石型リニアモータ
JP2013051837A (ja) 回転電気機械
JP3215655B2 (ja) リニアモータ
JP5151183B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機及び圧縮機
JP2008187863A (ja) アキシャルギャップ型回転電機及び圧縮機
JP4551684B2 (ja) シリンダ型リニアモータ
JPH11308848A (ja) リニアモータ
JP2002010610A (ja) リニアモータ
JP2002034225A (ja) 磁石可動型リニアモータ
JP2004104853A (ja) モータ
JP4106993B2 (ja) リアクトル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060725