JP6016833B2 - 電気機械 - Google Patents
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また、保持力の大きな永久磁石は、ジスプロシウム(Dy)やテルビウム(Tb)などを使用する必要があり、製造コストが高くなるという課題があった。
さらに、主磁極が着磁方向に2分割されているため、主磁極のパーミアンスが低下し、永久磁石の動作点が劣化し、減磁耐力が低下するという課題もあった。
主磁極の減磁が抑制されるので、主磁極を着磁方向に2分割し、保持力の高い高価な永久磁石をヨーク側に配置する必要がない。そこで、主磁極を安価に構成できる。
主磁極を分割する必要がないので、パーミアンスの低下に起因する主磁極の減磁耐力の低下を抑制できる。
図1はこの発明の実施の形態1に係る永久磁石同期リニアモータの要部を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る永久磁石同期リニアモータの界磁における副磁極が発生した磁束の流れを説明する図である。なお、図1および図2は磁束誘導部を構成する電磁鋼板の積層方向と直交する断面を示している。
また、副磁極202が発生する磁束は、図20に矢印で示されるように、副磁極202から一側の主磁極201、空隙Gおよび他側の主磁極201を通って副磁極202に戻る第1の磁路211aと、副磁極202から一側の主磁極201、ヨーク203および他側の主磁極201を通って副磁極202に戻る第2の磁路211bとを流れる。
また、特許文献1のように、着磁方向が主磁極の着磁方向と駆動方向との間を向く、製造コストの高い永久磁石を用いる必要がない。そして、磁束誘導部24が電磁鋼板を積層一体化して作製されているので、磁束誘導部24の製造コストは廉価となり、界磁20Aの低コスト化が図られる。
図3はこの発明の実施の形態2に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図、図4はこの発明の実施の形態2に係る永久磁石同期リニアモータの界磁における副磁極が発生した磁束の流れを説明する図である。
なお、実施の形態2では、第1凹部25がヨーク23に形成されている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
図5はこの発明の実施の形態3に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態3では、磁束誘導部24に替えて磁束誘導部24Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
また、上記実施の形態3では、主磁極21に接する面とヨーク23に接する面との角部を切り欠いて磁束誘導部24Aを作製しているが、幅Lbを確保して、空隙G側の面の主磁極21側の辺を含むように切り欠いて磁束誘導部を作製してもよい。この場合、磁束誘導部は、空隙G側の面の主磁極21側の辺で主磁極21と接することになる。
図6はこの発明の実施の形態4に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態4では、第1凹部25がヨーク23に形成されている点を除いて、上記実施の形態3と同様に構成されている。
図7はこの発明の実施の形態5に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態5では、第2凹部27がヨーク23に形成されている点を除いて、上記実施の形態2と同様に構成されている。
図8はこの発明の実施の形態6に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態3では、磁束誘導部24に替えて磁束誘導部24Aを用いている点を除いて、上記実施の形態5と同様に構成されている。
図9はこの発明の実施の形態7に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
磁束誘導部24Bは、幅Lbを確保して、空隙G側の面の主磁極21A側の辺を含むように切り欠いて作製されている。そして、磁束誘導部24Bは、切り欠いて作製された斜面を、それぞれ、主磁極21Aの等脚台形の平行でない2辺により構成される斜面に接するように主磁極21Aの両側に配設されている。ここで、Lg+Lmg=Lb+Lmbとなっている。
なお、実施の形態7では、主磁極21および磁束誘導部24に替えて主磁極21Aおよび磁束誘導部24Bを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
図10はこの発明の実施の形態8に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態2では、第1凹部25がヨーク23に形成されている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
図11はこの発明の実施の形態9に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態9では、第2凹部27がヨーク23に形成されている点を除いて、上記実施の形態8と同様に構成されている。
図12はこの発明の実施の形態10に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態10における他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
また、ヨーク部30aは、鋳鉄などで作製されたヨーク23に比べて、磁気飽和特性が高い電磁鋼板を用いて作製されているので、ヨーク部30aの飽和による主磁極21および副磁極22のパーミアンスの低下が抑制され、主磁極21および副磁極22の減磁が抑制される。
図13はこの発明の実施の形態11に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態11では、第1凹部31がヨーク部30aに形成されている点を除いて、上記実施の形態10と同様に構成されている。
図14はこの発明の実施の形態12に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態12では、第2凹部32がヨーク部30aに形成されている点を除いて、上記実施の形態11と同様に構成されている。
図15はこの発明の実施の形態13に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
分割コア30Aは、磁束誘導部30cがヨーク部30aの内周面から突出するT字状に作製されている。磁束誘導部30cは、主磁極21Aの等脚台形の断面の平行でない辺により構成される傾斜面に接する傾斜面と、副磁極22の矩形断面の主磁極21A側の辺により構成される平面に接する、ヨーク部30aの内周面に対して垂直な垂直面と、を備えている。
なお、実施の形態13では、主磁極21および分割コア30に替えて主磁極21Aおよび分割コア30Aを用いている点を除いて、上記実施の形態10と同様に構成されている。
図16はこの発明の実施の形態14に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態14では、第1凹部31がヨーク部30aに形成されている点を除いて、上記実施の形態13と同様に構成されている。
図17はこの発明の実施の形態15に係る永久磁石同期リニアモータの界磁の要部を示す断面図である。
なお、実施の形態15では、第2凹部32がヨーク部30aに形成されている点を除いて、上記実施の形態13と同様に構成されている。
また、上記実施の形態では、永久磁石同期リニアモータが、電機子コイルに通電して電機子を駆動方向に移動させるように構成されているが、永久磁石同期リニアモータは、電機子コイルに通電して界磁を駆動方向に移動さるように構成されてもよい。
Claims (6)
- コイルを有する電機子と、
第1面を上記電機子に向けて上記電機子と空隙を介して配置されるヨーク、上記ヨークの第1面上に一定のピッチで駆動方向に配列されて上記ヨークに保持される複数の主磁極、上記主磁極間のそれぞれに配置されて上記主磁極と交互に並ぶように上記駆動方向に配列されて上記ヨークに保持される複数の副磁極、および上記主磁極と上記副磁極との間のそれぞれに配置された複数の磁束誘導部を有するハルバッハ磁石配列構造の界磁と、を備え、
上記複数の主磁極は、それぞれ、上記第1面と直交する方向に着磁配向された永久磁石からなり、着磁方向が上記ヨークの方向と上記空隙の方向とを交互に向くように、上記ヨークの第1面上に配設され、かつ上記主磁極の上記空隙側の面が上記磁束誘導部と対向しておらず、
上記複数の副磁極は、それぞれ、上記駆動方向に着磁配向された永久磁石からなり、上記主磁極を介して同極が向き合うように上記ヨークの第1面上に配設され、
上記複数の磁束誘導部は、それぞれ、電磁鋼板をその圧延方向を積層方向から見て一致させて積層して構成され、上記電磁鋼板の圧延方向と上記駆動方向との間の角度θが、30°<θ<45°の範囲となっており、
上記複数の磁束誘導部の圧延方向は、上記主磁極および上記副磁極が発生する、上記空隙を通る磁束の向きに沿っていることを特徴とする電気機械。 - 第1凹部が、上記主磁極と上記磁束誘導部との境界下部に、上記主磁極と上記磁束誘導部とに跨がるように、上記ヨークの第1面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気機械。
- 上記磁束誘導部の上記ヨーク側の面の上記駆動方向の幅が上記磁束誘導部の上記空隙側の面の上記駆動方向の幅より狭く構成され、空洞が上記主磁極と上記磁束誘導部との間に上記ヨークに面するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気機械。
- 第2凹部が、上記副磁極の上記駆動方向の中央部の下部に、上記副磁極に面するように、上記ヨークの第1面に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気機械。
- 上記主磁極の上記第1面側の面の上記駆動方向の幅が上記主磁極の上記空隙側の面の上記駆動方向の幅より広く構成されていることを特徴とする請求項1、請求項2および請求項4のいずれか1項に記載の電気機械。
- 上記ヨークは、ヨーク部の長さ方向の端部同士を上記主磁極および上記副磁極の上記駆動方向の中央位置で突き合わせて、複数の上記ヨーク部を上記駆動方向に配列して構成され、
上記磁束誘導部と上記ヨーク部は、上記電磁鋼板を積層して、上記磁束誘導部が上記ヨーク部の長さ方向の中央部から突出するT字状に、かつ一体に作製されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電気機械。
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