JP2001351654A - 燃料電池の供給ガス加湿装置 - Google Patents

燃料電池の供給ガス加湿装置

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JP2001351654A
JP2001351654A JP2000166906A JP2000166906A JP2001351654A JP 2001351654 A JP2001351654 A JP 2001351654A JP 2000166906 A JP2000166906 A JP 2000166906A JP 2000166906 A JP2000166906 A JP 2000166906A JP 2001351654 A JP2001351654 A JP 2001351654A
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gas
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air
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Goji Katano
剛司 片野
Yoshio Nuitani
芳雄 縫谷
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で水透過型加湿器をパージ可能な
燃料電池の供給ガス加湿装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 燃料電池1からの排出ガス(排出空気)
Ae内に含まれる水分を透過させることによって燃料電
池1への供給ガス(供給空気)Adを加湿する水透過型
加湿器(水透過膜型加湿器)23を備える燃料電池の供
給ガス加湿装置22であって、排出ガスAeを加圧して
下流側に供給するガス移動手段24と、ガス移動手段2
4からの排出ガスを蓄える蓄圧手段26,27と、蓄圧
手段26,27と水透過型加湿器23の燃料電池側排出
口23aとを連通する連通手段28とを備え、蓄圧手段
26,27に蓄えられた排出ガスを水透過型加湿器23
内の供給ガスが通流するガス流路に逆流させることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水透過型加湿器に
より供給ガスを加湿する燃料電池の供給ガス加湿装置に
関し、特に、水透過型加湿器をパージするパージ手段を
備える供給ガス加湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気エネルギを発生させる際に環
境に対してクリーンなことから、電気自動車の動力源等
として燃料電池(固体高分子型燃料電池)が注目されて
いる。燃料電池は、水素ガスと酸素ガスを化学反応させ
て水を生成するとともに、化学エネルギから電気エネル
ギを発生する。燃料電池の電解質膜が乾燥するのを防止
するために、燃料電池システムには、乾燥気体を加湿す
る供給ガス加湿装置を備える。加湿装置としては超音波
加湿、スチーム加湿、気化式加湿、ノズル噴射等の種類
があるものの、燃料電池に用いられる供給ガス加湿装置
としては、水透過膜、殊に中空糸膜を用いたものが好適
に利用されている。この供給ガス加湿装置は、燃料電池
から排出された湿潤気体である排出ガスの水分を乾燥し
た供給ガスに水分交換し、加湿した供給ガスを発生する
加湿器である。例えば、特開平8−273687号公報
には中空糸膜によって加湿する燃料電池の供給ガス加湿
装置が開示されている。この供給ガス加湿装置は、発電
素子に供給する供給ガス(燃焼ガスまたは酸化剤ガス)
と水(または水分を含んだ酸化剤排出ガス)とを中空糸
膜を介して接触させ、供給ガスを加湿している。
【0003】ちなみに、供給ガス加湿装置として中空糸
膜を用いる場合、数ミリ〜数ミクロレベルの外径の微細
な中空糸膜を数千〜数万本束ねた中空糸膜束をハウジン
グ内に収納して使用する。例えば、この供給ガスを空気
とした場合、供給ガス加湿装置では、各中空糸膜内に水
分を多く含有した排出ガス(湿潤空気)を通流させると
ともに、ハウジング内の各中空糸膜同士の隙間に供給ガ
ス(乾燥空気)を通流させる。逆に、中空糸膜内に供給
ガスを通流させ、ハウジング内の各中空糸膜同士の隙間
に排出ガスを通流させる場合もある。すると、中空糸膜
の内側では排出ガス中の水分が凝縮する。さらに、中空
糸膜の内側から外側に向けて、凝縮した排出ガスの水分
が毛管現象により吸い出されて中空糸膜を透過する。そ
して、この水分によって、中空糸膜の外側を通流する供
給ガスが加湿される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中空糸
膜束は多数の中空糸膜が密に束ねられているため、供給
ガスが通流する各中空糸膜同士の隙間は非常に狭い。そ
のため、供給ガス加湿装置に導入される供給ガス中にゴ
ミや埃等が含まれていると、ハウジング内の各中空糸膜
同士の隙間(または中空糸膜内)にゴミや埃等が詰まる
ことがある。供給ガスが通流するガス流路にゴミや埃等
が詰まると、燃料電池に供給ガスを供給する時の圧力が
損失し、燃料電池が必要とする供給ガスを供給できなく
なる。また、詰まった部分には供給ガスが通流できない
ので、供給ガス加湿装置の加湿能力が低下するために、
燃料電池に水分が少ない供給ガスが供給され、燃料電池
での発電効率が低下する。さらに、供給ガス加湿装置の
耐久性も低下する。また、中空糸膜自体も非常に細いた
め、中空糸膜内を通流する排出ガス中にゴミや埃等が含
まれていると、中空糸膜内にゴミや埃等が詰まることが
ある。そのため、湿潤空気である排出ガスが通流するガ
ス流路にゴミや埃等が詰まると、供給ガス加湿装置の加
湿能力が低下する。
【0005】そこで、図4に示すように、燃料電池51
の空気供給装置50に備えられる供給ガス加湿装置52
には、供給空気Ad中のゴミや埃等の除去手段を設ける
必要がある。例えば、水透過膜型加湿器55に導入する
供給空気Ad中のゴミ等を極力排除するために、供給ガ
ス加湿装置52は、水透過膜型加湿器55の上流にフィ
ルタ54が設けられ、供給空気Adからゴミや埃を予め
取り除く。また、水透過膜型加湿器55内の供給空気A
dが通流するガス流路にゴミ等が詰まった場合にパージ
するために、供給ガス加湿装置52は、水透過膜型加湿
器55とフィルタ54間に第1三方弁56、水透過膜型
加湿器55の下流と燃料電池51の上流間に第2三方弁
57および水透過膜型加湿器55の下流に第3三方弁5
8が配設される。そして、パージする時、通常時におけ
る供給空気Adの流れ(図4の実線矢印方向)を逆流さ
せるために、3つの三方弁56,57,58を切り替え
る。すると、ポンプ53から供給される供給空気Ad
は、フィルタ54→第2三方弁57→水透過膜型加湿器
55→第1三方弁56→第3三方弁58と流れ(図4の
破線矢印方向)、水透過膜型加湿器55内の供給空気A
dが通流するガス流路内を逆流し、このガス流路に詰ま
ったゴミ等をパージする。しかし、このようなフィルタ
54や三方弁56,57,58等を設けると、供給ガス
加湿装置52における装置構成が複雑化し、大型化す
る。
【0006】そこで、本発明の課題は、簡単な構成で水
透過型加湿器をパージ可能な燃料電池の供給ガス加湿装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係る燃料電池の供給ガス加湿装置は、燃料電池から
の排出ガス内に含まれる水分を透過させることによって
前記燃料電池への供給ガスを加湿する水透過型加湿器を
備える燃料電池の供給ガス加湿装置であって、前記排出
ガスを加圧して下流側に供給するガス移動手段と、前記
ガス移動手段からの排出ガスを蓄える蓄圧手段と、前記
蓄圧手段と前記水透過型加湿器の燃料電池側排出口とを
連通する連通手段とを備え、前記蓄圧手段に蓄えられた
排出ガスを前記水透過型加湿器内の供給ガスが通流する
ガス流路に逆流させることを特徴とする。この燃料電池
の供給ガス加湿装置によれば、連通手段を介して蓄圧手
段に蓄えられた高圧の排出ガスを水透過型加湿器内の供
給ガスが通流するガス流路に逆流させることができる。
その結果、水透過型加湿器内をパージすることができ、
供給ガスのガス流路に詰まったゴミや埃等を取り除くこ
とができる。
【0008】さらに、前記燃料電池の供給ガス加湿装置
において、前記燃料電池が所定の運転状態のときに前記
連通手段を制御して、前記蓄圧手段に蓄えられた排出ガ
スを前記ガス流路に逆流させることを特徴とする。この
燃料電池の供給ガス加湿装置によれば、燃料電池が所定
の運転状態のときに蓄圧手段に蓄えられた排出ガスをガ
ス流路に逆流させることによって、適切なタイミングで
パージを行うことができる。なお、燃料電池の所定の運
転状態とは、燃料電池に供給ガスを供給しなくてもよい
時または水透過型加湿器が目詰まりした時等であり、例
えば、燃料電池の運転始動時(イグニッションのON
時)、燃料電池の運転停止時(イグニッションのOFF
時)、燃料電池電気自動車のシフトレバーがパーキング
位置等、または目詰まりを検出するセンサで目詰まりを
検出した時等である。
【0009】しかも、前記燃料電池の供給ガス加湿装置
において、前記水透過型加湿器の排出側下流に前記ガス
移動手段の吐出圧を制御する圧力制御手段を備え、前記
圧力制御手段を調整することによって前記蓄圧手段内の
圧力を制御することを特徴とする。この燃料電池の供給
ガス加湿装置によれば、圧力制御手段の圧力調整によっ
て、燃料電池の運転中は何時でも、蓄圧手段の内圧を必
要十分な圧力に保つことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る燃料電池の供給ガス加湿装置の実施の形態について
説明する。
【0011】本発明に係る燃料電池の供給ガス加湿装置
は、加圧された排出ガスを蓄え、この蓄えた排出ガスを
水透過型加湿器内の供給ガスが通流するガス流路に逆流
させる。その結果、水透過型加湿器の供給ガスのガス流
路がパージされ、このガス流路内に詰まったゴミや埃等
を取り除くことができる。
【0012】本実施の形態に係る供給ガス加湿装置を備
える燃料電池システムは、燃料電池で発生する電気エネ
ルギによってモータを駆動し、この駆動力で走行する電
気自動車に搭載されるものとする。また、この燃料電池
システムは、燃料電池のカソード極側に加湿した供給空
気を供給する空気供給装置を備えるとともに、燃料電池
のアノード極側に供給水素を供給する水素供給装置を備
える。そして、本実施の形態では、空気供給装置に本発
明に係る供給ガス加湿装置を適用し、この供給ガス加湿
装置に備えられる水透過膜型加湿器には中空糸膜を用い
る。さらに、この供給ガス加湿装置は、水透過膜型加湿
器をパージするために、本発明に係るガス移動手段、圧
力制御手段、蓄圧手段および連通手段からなるパージ手
段を備える。なお、空気供給装置は、燃料電池の下流側
に配置されたコンプレッサによる負圧によって供給空気
を燃料電池に供給する。なお、本実施の形態では、供給
ガス加湿装置で加湿される供給ガスを供給空気とし、供
給ガス加湿装置で水分が吸い出される排出ガスを排出空
気とする。また、本実施の形態では、燃料電池に供給す
る供給空気に対して、水透過膜型加湿器に加湿される前
の乾燥空気である供給空気には符号としてAdを付し、
水透過膜型加湿器に加湿された後の湿潤空気である供給
空気には符号としてAwを付す。
【0013】図1を参照して、燃料電池システムFCS
について説明する。燃料電池システムFCSは、主に、
燃料電池1、空気供給装置2、水素供給装置3および制
御装置4等から構成される。なお、空気供給装置2は、
乾燥した供給空気Adを加湿して燃料電池1に加湿した
供給空気Awを供給する供給ガス加湿装置22を備え
る。なお、本実施の形態では、供給ガス加湿装置22
が、特許請求の範囲に記載の燃料電池の供給ガス加湿装
置に相当する。
【0014】まず、図2を参照して、燃料電池1につい
て説明する。燃料電池1は、電解質膜1cを挟んでカソ
ード極側(酸素(空気)極側)とアノード極側(水素極
側)とに分けられる。そして、燃料電池1は、それぞれ
の側に白金系の触媒を含んだ電極が設けられ、カソード
電極1bおよびアノード電極1dを形成している。電解
質膜1cとしては、固体高分子膜、例えばプロトン交換
膜であるパーフロロカーボンスルホン酸膜が使われる。
この電解質膜1cは、固体高分子中にプロトン交換基を
多数持ち、飽和含水することにより常温で20Ω−プロ
トン以下の低い比抵抗を示し、プロトン導伝性電解質と
して機能する。なお、カソード電極1bに含まれる触媒
は酸素から酸素イオンを生成する触媒であり、アノード
電極1dに含まれる触媒は水素からプロトンを生成する
触媒である。
【0015】この燃料電池1は、カソード極側ガス通路
1aに供給空気Awが供給され、アノード極側ガス通路
1eに供給水素Hsが供給されると、アノード電極1d
で水素が触媒作用でイオン化してプロトンが生成し、生
成したプロトンが電解質膜1c中を移動してカソード電
極1bに到達する。そして、カソード電極1bに到達し
たプロトンは、触媒の存在下、供給空気Awの酸素から
生成した酸素イオンと直ちに反応して水を生成する。生
成した水および未使用の酸素を含む供給空気Awは、排
出空気Aeとして燃料電池1のカソード極側の出口から
排出される。また、アノード電極1dでは水素がイオン
化する際に電子e-が生成するが、この生成した電子e-
は、モータ等の外部負荷Mを経由してカソード電極1b
に達する。
【0016】次に、図1を参照して、空気供給装置2の
構成について説明する。空気供給装置2は、エアクリー
ナ21、水透過膜型加湿器23、コンプレッサ24、圧
力制御弁25、逆止弁26、タンク27、第1三方弁2
8、第2三方弁29、流量センサQ、温度センサT1,
T2、湿度センサHおよび圧力センサP等から構成され
る。なお、空気供給装置2に備えられる供給ガス加湿装
置22は、水透過膜型加湿器23、コンプレッサ24、
圧力制御弁25、逆止弁26、タンク27、第1三方弁
28、第2三方弁29および圧力センサP等から構成さ
れる。なお、空気供給装置2および供給ガス加湿装置2
2は、制御装置4に制御されるので、制御装置4も構成
に含む。
【0017】エアクリーナ21は、図示しないフィルタ
等から構成され、燃料電池1のカソード極側に供給され
る空気(供給空気Ad)をろ過して、供給空気Adに含
まれるごみ等を取り除く。
【0018】水透過膜型加湿器23は、図示しない中空
糸膜を使用した水透過膜型加湿器である。中空糸膜は、
中空通路を有する直径1〜2mm、長さ数10cmの中
空繊維である。水透過膜型加湿器23は、中空糸膜を数
千本束ねてそれぞれ中空容器に収容した2本の中空糸膜
モジュール、この2本の中空糸膜モジュールを並列に接
続する配管、供給空気Ad(Aw)の流量および湿度に
応じて中空糸膜モジュールを切り替えて使用するための
電磁弁や電磁弁コントローラ等の切替手段等から構成さ
れる(以上図示外)。なお、電磁弁コントローラは、制
御装置4に含まれるものとする。
【0019】各中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の
充填率は、中空容器の断面積に対して40〜60%であ
る。この中空糸膜モジュールは、中空糸膜の中空通路の
一端から排出空気Aeが通流して他端から抜き出される
ようになっている。また、中空糸膜モジュールは、中空
糸膜同士の隙間に供給空気Adが通流して抜き出される
ようになっている。つまり、中空糸膜モジュールは、中
空糸膜により供給空気Adと排出空気Aeが混合しない
ようになっている。その一方、中空糸膜は、その内表面
から外表面に達する口径数nm(ナノメートル)の微細
な毛管を多数有し、毛管中では、蒸気圧が低下して容易
に水分の凝縮が起こるようになっている。そして、凝縮
した水分は、毛管現象により吸い出されて中空糸膜を透
過する。したがって、中空通路に水分を多く含んだ排出
空気Aeが通流すると、水分が中空通路の内表面で凝縮
し、毛管現象により吸い出され、中空糸膜の外表面に到
達し、この水分により中空糸膜同士の隙間を通流する相
対的に乾燥した供給空気Adが加湿され、加湿した供給
空気Awとなる。このように、供給空気Adを加湿する
のは、燃料電池1を加湿して図2に示す電解質膜1cが
乾燥するのを防止するためである。ちなみに、電解質膜
1cが乾燥するとプロトンの移動が阻害され起電力が低
下する。なお、燃料電池1を加湿しすぎても、図2に示
すカソード電極側ガス通路1aや図示しない拡散層が水
没して供給空気Awの通流が阻害され起電力が低下す
る。なお、水透過膜型加湿器23は、中空通路側に供給
空気Adを通流し、中空糸膜同士の隙間に排出空気Ae
を通流する構成でもよい。
【0020】水透過膜型加湿器23は、切替手段によ
り、供給空気Ad(Aw)の流量が少ないときは、中空
糸膜モジュールを1本のみ使用するように切替駆動さ
れ、供給空気Adの流量が多いときは、中空糸膜モジュ
ールを2本とも使用するように切替駆動される。このよ
うに、切替駆動されるのは、中空糸膜モジュールは、通
流する気体(供給空気Adおよび排出空気Ae)の流量
が少な過ぎても多過ぎても加湿性能が低下するという加
湿特性を有するからである。中空糸膜モジュールを切り
替えるタイミング等は、制御装置4によって流量センサ
Qからの検出信号および湿度センサHからの検出信号と
目標流量および目標湿度から決定される。
【0021】さらに、水透過膜型加湿器23は、燃料電
池1のカソード極側から排出されコンプレッサ24で圧
縮されて高温となった排出空気Aeと供給空気Adを中
空糸膜を介して熱交換する。そして、この水透過膜型加
湿器23によって、供給空気Ad(Aw)が加熱され、
燃料電池1に導入される。なお、燃料電池1は、80〜
90℃程度の温度で運転される。このため、供給空気A
wは、60〜75℃に温度制御されて燃料電池1に導入
される。この供給空気Awの温度制御の詳細は後述す
る。
【0022】なお、各中空糸膜同士で形成される隙間
は、非常に細い中空糸膜同士が密に束ねられて形成され
るため、非常に狭い。そのため、この隙間には、供給空
気Adが通流中に、エアクリーナ21で除去できなかっ
た供給空気Ad中のゴミや埃等が詰まる場合がある。そ
こで、供給ガス加湿装置22には、水透過膜型加湿器2
3内の中空糸膜同士で形成される隙間に、供給空気Ad
を供給する時とは逆方向に排出空気Aeを噴出するパー
ジ手段を備える。なお、供給空気Adが通流する中空糸
膜同士で形成される全ての隙間が、水透過膜型加湿器2
3内の供給空気Adが通流するガス流路である。なお、
本実施の形態では、水透過膜型加湿器23が、特許請求
の範囲に記載の水透過型加湿器に相当する。
【0023】コンプレッサ24は、図示しないスーパー
チャージャおよびこれを駆動するモータ等から構成さ
れ、燃料電池1で酸化剤ガスとして使用された後の供給
空気Aw、つまり燃料電池1のカソード極側から排出さ
れる排出空気Aeを吸引し、圧縮して後段の水透過膜型
加湿器23に送出する。このコンプレッサ24は、供給
空気Awを吸引することにより、燃料電池1のカソード
極側を負圧(大気圧以下の圧力)で運転する役割を有す
る。また、コンプレッサ24は、排出空気Aeを断熱圧
縮することにより排出空気Aeの温度を高め、排出空気
Aeを加熱するための熱源の役割を有する。さらに、コ
ンプレッサ24は、水透過膜型加湿器23をパージする
時に噴出する排出空気Aeを加圧してタンク27に送り
込むパージ手段における排出空気Aeの供給源の役割も
有する。ちなみに、コンプレッサ24は、制御装置4か
らの制御信号により回転数が制御される。なお、本実施
の形態では、コンプレッサ24が、特許請求の範囲に記
載のガス移動手段に相当する。
【0024】圧力制御弁25は、図示しないバタフライ
弁およびこれを駆動するステッピングモータ等から構成
され、コンプレッサ24から吐出される排出空気Aeの
圧力を調整する。ちなみに、圧力制御弁25により排出
空気Aeが通流するガス流路を絞るとコンプレッサ24
の吐出圧が高まり、これに対応して排出空気Aeの温度
上昇幅が増加する。また、この逆の動作を行なうと、コ
ンプレッサ24の吐出圧が低くなり、これに対応して排
出空気Aeの温度上昇幅が低減する。さらに、圧力制御
弁25は、水透過膜型加湿器23をパージする時に噴出
する排出空気Aeを加圧するパージ手段における排出空
気Aeの加圧源の役割も有する。ちなみに、圧力制御弁
25は、制御装置4の制御信号により開度が制御され
る。なお、本実施の形態では、圧力制御弁25が、特許
請求の範囲に記載の圧力制御手段に相当する。
【0025】逆止弁26は、図示しない弁体と弁座およ
び弁体を弁座に付勢するバネ等の弾性部材等から構成さ
れ、自動的に排出空気Aeの流れをコンプレッサ24か
らタンク27の一方向に制限する。そこで、逆止弁26
は、上流側配管26aがコンプレッサ24の吐出側配管
24aに接続され、下流側配管26bがタンク27に接
続される。つまり、逆止弁26は、前記した弾性部材の
弾性力がコンプレッサ24の吐出圧より大きい場合、タ
ンク27に蓄えられている排出空気Aeのコンプレッサ
24(または、水透過膜型加湿装置23)側への通流を
止める。他方、逆止弁26は、前記した弾性部材の弾性
力がコンプレッサ24の吐出圧より小さい場合、コンプ
レッサ24から吐出される排出空気Aeをタンク27に
通流させる。したがって、逆止弁26の弾性部材の弾性
力によって、タンク27の内圧を、ほぼコンプレッサ2
4の吐出圧とすることができる。なお、前記した弾性部
材の弾性力は、水透過膜型加湿器23をサージする際に
必要となる排出空気Aeの噴出圧に基づいて設定され
る。この噴出圧は、水透過膜型加湿器23内の供給空気
Adが通流するガス流路からゴミや埃等を除去すること
が可能な圧力に設定され、このガス流路の長さ、ガス流
路の断面積(つまり、ガス流路の容量)等に基づいて設
定される。
【0026】タンク27は、コンプレッサ24から吐出
される排出空気Aeを蓄える圧力容器であり、水透過膜
型加湿器23をサージする時の排出空気Aeの供給源で
ある。タンク27は、逆止弁26の下流側配管26bと
第1三方弁28の第1配管28aとに接続する。そし
て、このタンク27に蓄えられた高圧の排出空気Ae
は、制御装置4の制御信号に基づいて第1三方弁28が
切り替わり、タンク27と水透過膜型加湿器23とが連
通すると、水透過膜型加湿器23内の供給空気Adが通
流するガス流路に噴出される。例えば、タンク27の容
量としては、連続してパージする場合には、水透過膜型
加湿器23内の供給空気Adが通流するガス流路の全容
量の3〜5倍程度の容量とする。なお、タンク27の内
圧は、制御装置4で管理される。この内圧制御について
は、後で詳細に説明する。
【0027】なお、本実施の形態では、主に、逆止弁2
6とタンク27が、特許請求の範囲に記載の蓄圧手段に
相当する。なお、この蓄圧手段には、上流側配管26a
と下流側配管26bを含めてもよい。
【0028】第1三方弁28は、図示しない流路切替器
から構成され、水透過膜型加湿器23からの供給空気A
wの流路とタンク27からの排出空気Aeの流路とを切
り替えて、供給位置、パージ位置にする。つまり、通常
時、第1三方弁28は、水透過膜型加湿器23の燃料電
池側排出口23aと燃料電池1のカソード極側ガス通路
1a(図2参照)とを連通するために、第2配管28b
と第3配管28cとを接続する供給位置に切り替わる。
すると、供給空気Awが、第1三方弁28を介して水透
過膜型加湿器23から燃料電池1のカソード極側ガス通
路1aに導かれる。なお、燃料電池側排出口23aは、
水透過膜型加湿器23の供給空気Awを燃料電池1のカ
ソード極側に排出する排出口である。他方、水透過膜型
加湿器23をパージする時、第1三方弁28は、タンク
27と水透過膜型加湿器23の燃料電池側排出口23a
とを連通するために、第1配管28aと第2配管28b
とを接続するパージ位置に切り替わる。すると、排出空
気Aeが、第1三方弁28を介してタンク27から水透
過膜型加湿器23内の供給空気Adが通流するガス流路
に噴出される。なお、第1三方弁28は、タンク27に
接続する第1配管28a、水透過膜型加湿器23の燃料
電池側排出口23aに接続する第2配管28bおよび燃
料電池1のカソード極側ガス通路1aに接続する第3配
管28cに接続する。ちなみに、第1三方弁28は、制
御装置4の制御信号により切り替えられる。なお、本実
施の形態では、主に、第1三方弁28が、特許請求の範
囲に記載の連通手段に相当する。なお、この連通手段に
は、第1配管28aと第2配管28bを構成に含めても
よい。
【0029】第2三方弁29は、図示しない流路切替器
から構成され、エアクリーナ21からの供給空気Adの
流路と水透過膜型加湿器23からの排出空気Aeの流路
とを切り替えて、供給位置、排出位置にする。つまり、
通常時、第2三方弁29は、エアクリーナ21と水透過
膜型加湿器23のエアクリーナ側導入口23bとを連通
するために、第4配管29aと第6配管29cとを接続
する供給位置に切り替わる。すると、供給空気Adが、
第2三方弁29を介してエアクリーナ21から水透過膜
型加湿器23に導かれる。なお、エアクリーナ側導入口
23bは、エアクリーナ21からの供給空気Adを水透
過膜型加湿器23に導入する導入口である。他方、水透
過膜型加湿器23をパージする時、第2三方弁29は、
水透過膜型加湿器23のエアクリーナ側導入口23bと
図示しない排出空気Aeの排出口とを連通するために、
第4配管29aと第5配管29bとを接続する排出位置
に切り替わる。すると、排出空気Aeが、第2三方弁2
9を介して水透過膜型加湿器23から系外に排出され
る。なお、第2三方弁29は、水透過膜型加湿器23の
エアクリーナ側導入口23bに接続する第4配管29
a、前記した排出口に接続する第5配管29bおよびエ
アクリーナ21に接続する第6配管29cに接続する。
ちなみに、第2三方弁29は、制御装置4の制御信号に
より切り替えられる。
【0030】流量センサQは、可動プレートあるいはホ
ットワイヤ等から構成され、エアクリーナ21を通流し
た後の供給空気Adの流量を検出し、検出信号を制御装
置4に送信する。
【0031】温度センサT1は、サーミスタ等から構成
され、燃料電池1のカソード極側の入口における供給空
気Awの温度を検出し、検出信号を制御装置4に送信す
る。
【0032】温度センサT2は、温度センサT1と同様
にサーミスタ等から構成され、コンプレッサ24の出口
における排出空気Aeの温度を検出し、検出信号を制御
装置4に送信する。
【0033】湿度センサHは、高分子膜系の湿度センサ
等から構成され、燃料電池1のカソード極側の入口にお
ける供給空気Awの湿度を検出し、検出信号を制御装置
4に送信する。
【0034】圧力センサPは、ブルドン管、ベローズ、
ダイヤフラムあるいはストレインゲージ等から構成さ
れ、タンク27の内圧を検出し、検出信号を制御装置4
に送信する。
【0035】次に、図1を参照して、水素供給装置3の
構成について説明する。水素供給装置3は、主に、水素
ガスボンベ31、レギュレータ32、水素循環ポンプ3
3、および三方弁34等から構成される。
【0036】水素ガスボンベ31は、図示しない高圧水
素容器から構成され、燃料電池1のアノード極側に導入
される供給水素Hsを貯蔵する。貯蔵する圧力は、15
〜20MPaG(150〜200kgf/cm2G)で
ある。なお、水素ガスボンベ31は、水素吸蔵合金を内
蔵し、1MPaG(10kgf/cm2G)程度の圧力
で水素を貯蔵する水素吸蔵合金タイプの場合もある。
【0037】レギュレータ32は、図示しないダイヤフ
ラムや調整バネ等から構成され、高圧で貯蔵された供給
水素Hsを所定の圧力まで減圧させ、一定圧力で使用で
きるように圧力調整する圧力調整弁である。ダイヤフラ
ムに入力される基準圧を大気圧にすると、水素ガスボン
ベ31に貯蔵された供給水素Hsの圧力を大気圧近辺に
まで減圧することができる。また、ダイヤフラムに入力
される基準圧を負圧で運転している空気供給装置2の負
圧部分の圧力にすると、水素ガスボンベ31に貯蔵され
た供給水素Hsの圧力を当該負圧部分の圧力近辺にまで
減圧することができる。本実施の形態では、水素供給装
置3を負圧で運転するため、レギュレータ32には、空
気供給装置2のコンプレッサ24の吸入側の圧力が基準
圧として入力される。
【0038】水素循環ポンプ33は、図示しないエジェ
クタ等から構成され、燃料電池1のアノード極側に向か
う供給水素Hsの流れを利用して、燃料電池1で燃料ガ
スとして使用された後の供給水素Hs、つまり燃料電池
1のアノード極側から排出されて三方弁34を通流する
排出水素Heを吸引し循環させる。
【0039】三方弁34は、図示しない流路切替器から
構成され、排出水素Heの流路を切り替えて、排出位
置、循環位置にする。つまり、三方弁34を排出位置に
切り替えた場合には、三方弁34は、燃料電池1のアノ
ード極側ガス通路1e(図2参照)と図示しない排出水
素Heの排出口を連通する。すると、排出水素Heは、
三方弁34を介して水素供給装置3の系外に排出され
る。他方、三方弁34を循環位置に切り替えた場合に
は、三方弁34は、燃料電池1のアノード極側ガス通路
1eと水素循環ポンプ33を連通する。すると、排出水
素Heは、三方弁34を介して水素循環ポンプ33に導
かれる。
【0040】次に、図1を参照して、制御装置4につい
て説明する。なお、制御装置4は燃料電池システムFC
Sを統括制御するが、ここでは、本発明に関する空気供
給装置2に対する制御および供給ガス加湿装置22に対
する制御について説明する。制御装置4は、燃料電池1
の要求出力に基づいて、空気供給装置2に対して供給空
気Aw(Ad)の流量制御、温度制御および湿度制御を
行なう。なお、制御装置4は、燃料電池1の要求出力
を、ドライバによる電気自動車へのアクセルペダルの開
度等から決定する。また、制御装置4は、供給ガス加湿
装置22に対して水透過膜型加湿器23のパージ制御お
よびタンク27の内圧制御を行なう。
【0041】制御装置4は、図示しないCPU、メモ
リ、入出力インタフェイス、A/D変換器、バス等から
構成される。そして、制御装置4は、前記の通り各セン
サH,P,Q,T1,T2からの検出信号および電気自
動車のイグニッションスイッチ信号を受信するととも
に、燃料電池1の要求出力に基づいて供給空気Aw(A
d)に対する目標量(目標流量、目標温度、目標湿度)
を決定する。さらに、制御装置4は、水透過膜型加湿器
23、コンプレッサ24、圧力制御弁25、第1三方弁
28および第2三方弁29に対する制御信号を送信す
る。
【0042】まず、空気供給装置2に対しての供給空気
Aw(Ad)の流量制御、温度制御および湿度制御につ
いて説明する。
【0043】流量制御では、制御装置4は、燃料電池1
のカソード極側の供給空気Ad(Aw)の流量が目標流
量になるように、流量センサQからの検出信号に基づい
て、コンプレッサ24の回転数を増減させる。制御装置
4は、目標流量に基づいて、目標流量が増加した場合、
コンプレッサ24の吐出量(モータの回転数)を増加す
るように制御信号を生成し、コンプレッサ24に送信す
る。他方、制御装置4は、目標流量が減少した場合、コ
ンプレッサ24の吐出量(モータの回転数)を低減する
ように制御信号を生成し、コンプレッサ24に送信す
る。この際、制御装置4は、流量センサQからの検出信
号と目標流量の偏差がゼロになるようにフィードバック
制御を行なう。さらに、制御装置4は、流量センサQの
検出信号に基づいて、供給空気Ad(Aw)の流量が少
ない場合、中空糸膜モジュールを1本のみ使用するよう
に制御信号を生成し、水透過膜型加湿器23に送信す
る。他方、制御装置4は、流量センサQの検出信号に基
づいて、供給空気Ad(Aw)の流量が多い場合、中空
糸膜モジュールを2本とも使用するように制御信号を生
成し、水透過膜型加湿器23に送信する。なお、制御装
置4は、この水透過膜型加湿器23に対する中空糸膜モ
ジュールの切替制御では、後記する湿度制御を加味して
制御信号を生成する。
【0044】温度制御では、制御装置4は、燃料電池1
のカソード極側入口に供給される供給空気Awの温度が
60〜75℃の目標温度になるように、温度センサT1
からの検出信号に基づいて、圧力制御弁25の開度をス
テッピングモータによりフィードバック制御する。具体
的には、制御装置4は、目標温度よりも供給空気Awの
温度が上昇した場合(上昇しそうになった場合)、圧力
制御弁25の開度が増加するようにステッピングモータ
を駆動する制御信号を生成し、圧力制御弁25に送信す
る。すると、圧力制御弁25の開度が増加することによ
って、コンプレッサ24の吐出圧が低くなり、排出空気
Aeの温度が低下する。さらに、水透過膜型加湿器23
では供給される排出空気Aeの温度が低下することによ
って熱交換量が減り、供給空気Awの温度が低下する。
他方、制御装置4は、目標温度よりも供給空気Awの温
度が低下した場合(低下しそうになった場合)、圧力制
御弁25の開度が減少するようにステッピングモータを
駆動する制御信号を生成し、圧力制御弁25に送信す
る。すると、圧力制御弁25の開度が減少することによ
って、コンプレッサ24の吐出圧が高くなり、排出空気
Aeの温度が上昇する。さらに、水透過膜型加湿器23
では供給される排出空気Aeの温度が上昇することによ
って熱交換量が増し、供給空気Awの温度が上昇する。
なお、コンプレッサ24は、圧力制御弁25の開度にか
かわらず、目標流量の供給空気Awを燃料電池1に供給
すべく動作する。
【0045】なお、図3に、コンプレッサ24の圧力比
(吐出圧/吸入圧)に対する排出空気Aeの温度上昇幅
(ΔT=吐出側温度−吸入側温度)の関係を示す。この
図3より、圧力比を上昇(低下)させると温度上昇幅が
増加(減少)するのがわかる。したがって、圧力制御弁
25を制御することにより、コンプレッサ24の吐出側
の排出空気Aeの温度を制御でき、結果として熱交換さ
れる供給空気Awの温度制御を行なうことができる。
【0046】ちなみに、フェイルアンドセーフ機構とし
て、制御装置4は、温度センサT2の検出信号が所定温
度以上(本実施の形態では、150℃以上)になると、
コンプレッサ24等を保護すべく、圧力制御弁25の開
度の増加する制御信号および/またはコンプレッサ24
の吐出量を低減する制御信号を生成し、圧力制御弁25
および/またはコンプレッサ24に送信する。すると、
圧力制御弁25の開度が増加および/またはコンプレッ
サの回転数が減少することによって、コンプレッサ24
の吐出側の温度が下がり、コンプレッサ24等が保護さ
れる。
【0047】湿度制御では、制御装置4は、燃料電池1
のカソード極側入口に供給される供給空気Awの湿度が
目標湿度になるように、湿度センサHからの検出信号に
基づいて、水透過膜型加湿器23の中空糸膜モジュール
の本数を切り替える。具体的には、制御装置4は、目標
湿度よりも供給空気Awの湿度が上昇した場合(上昇し
そうになった場合)、中空糸膜モジュールを1本のみ使
用するように制御信号を生成し、水透過膜型加湿器23
に送信する。すると、排出空気Aeの水分によって供給
空気Adを加湿する中空糸膜が半減し、供給空気Awの
湿度が低下する。他方、制御装置4は、目標湿度よりも
供給空気Awの湿度が低下した場合(低下しそうになっ
た場合)、中空糸膜モジュールを2本とも使用するよう
に制御信号を生成し、水透過膜型加湿器23に送信す
る。すると、排出空気Aeの水分によって供給空気Ad
を加湿する中空糸膜が増加し、供給空気Awの湿度が上
昇する。なお、制御装置4は、この水透過膜型加湿器2
3に対する中空糸膜モジュールの切替制御では、前記し
た流量制御を加味して制御信号を生成する。
【0048】次に、供給ガス加湿装置22に対しての水
透過膜型加湿器23のパージ制御およびタンク27の内
圧制御について説明する。
【0049】パージ制御では、制御装置4は、水透過膜
型加湿器23をパージするために第1三方弁28を供給
位置からパージ位置に切替制御するとともに、第2三方
弁29を供給位置から排出位置に切替制御する。制御装
置4は、イグニッションスイッチ信号がオフになった場
合(すなわち、電気自動車が運転停止した場合)、第1
三方弁28をパージ位置に切り替える制御信号および第
2三方弁29を排出位置に切り替える制御信号を生成
し、第1三方弁28および第2三方弁29に送信する。
すると、第1三方弁28を介してタンク27と水透過膜
型加湿器23の燃料電池側排出口23aとが連通すると
ともに、水透過膜型加湿器23のエアクリーナ側導入口
23bと図示しない排出空気Aeの排出口とが連通す
る。なお、通常時、制御装置4は、第1三方弁28が供
給位置におよび第2三方弁29が供給位置になるように
切替制御している。
【0050】内圧制御では、制御装置4は、水透過膜型
加湿器23をパージする際に必要となる排出空気Aeの
噴出圧を確保するために、圧力センサPからの検出信号
に基づいて、タンク27の内圧が所定圧力以上となるよ
うに圧力制御弁25の開度をステッピングモータにより
制御する。なお、この所定圧力は、前記したように排出
空気Aeの噴出圧に基づいて決定される。具体的には、
制御装置4は、所定圧力よりもタンク27の内圧が低い
場合、圧力制御弁25の開度が減少するようにステッピ
ングモータを駆動する制御信号を生成し、圧力制御弁2
5に送信する。すると、圧力制御弁25の開度が減少す
ることによって、コンプレッサ24の吐出圧が高くな
る。そして、この高くなっていく吐出圧が逆止弁26の
弾性部材の弾性力より大きくなると、排出空気Aeが逆
止弁26を介してタンク27に流入し、タンク27の内
圧が上昇する。やがて、タンク27の内圧が所定圧力以
上になると、制御装置4は、圧力制御弁25の開度が減
少する制御を停止し、この開度を保持する。なお、制御
装置4は、供給ガス加湿装置22に対するタンク27の
内圧制御では、前記した空気供給装置2に対する温度制
御を加味して制御信号を生成する。また、この内圧制御
では、コンプレッサ24の回転数を制御することによっ
てコンプレッサ24の吐出圧を制御できるので、制御装
置4によってコンプレッサ24の回転数を制御してもよ
い。
【0051】それでは、空気供給装置2の動作について
説明する。まず、制御装置4が、ドライバのアクセルペ
ダル操作に応じて、燃料電池1で要求出力が決定する。
そして、制御装置4は、前記したように、この要求出力
に基づいて、供給空気Aw(Ad)の目標量(目標流
量、目標温度、目標湿度)を決定し、空気供給装置2に
制御信号を送信する。
【0052】まず、空気供給装置2では、制御装置4か
らの制御信号により、目標流量となるように、コンプレ
ッサ24のモータが回転始動する。すると、空気供給装
置2では、コンプレッサ24の上流側で負圧(大気圧よ
り低い圧力)が発生する。この負圧によって、空気供給
装置2では、燃料電池1の下流側において、燃料電池1
から排出空気Aeを吸引し、水透過膜型加湿器23に送
り込む。さらに、この負圧によって、空気供給装置2で
は、燃料電池1の上流側において、燃料電池1内に供給
空気Awを吸い込むことによって、供給空気Awを燃料
電池1に供給する。その結果、空気供給装置2では、こ
の負圧吸気により、大気中からエアクリーナ21に供給
空気Adを吸い込むことができる。
【0053】エアクリーナ21では、供給空気Ad中の
ゴミや埃等を取り除く。なお、エアクリーナ21では、
ゴミや埃等を完全に取り除けない場合がある。そして、
空気供給装置2では、供給位置にある第2三方弁29を
介して、水透過膜型加湿器23に供給空気Adを吸い込
む。
【0054】さらに、水透過膜型加湿器23では、中空
糸膜での毛管現象により排出空気Aeの水分を吸い出
し、この水分で供給空気Adを加湿する。なお、水透過
膜型加湿器23は、制御装置4からの制御信号により、
目標湿度となるように、中空糸膜モジュールの本数が切
替制御される。さらに、水透過膜型加湿器23では、コ
ンプレッサ24で圧縮されて高温となった排出空気Ae
と供給空気Ad(Aw)とを中空糸膜を介して熱交換す
る。なお、前記したように、コンプレッサ24から吐出
される排出空気Aeの温度は、燃料電池1のカソード極
側入口に供給される供給空気Awの温度が60〜75℃
の目標温度となるように、圧力制御弁25の開度調整に
よって制御される。そして、空気供給装置2では、供給
位置にある第1三方弁28を介して、水透過膜型加湿器
23で加湿および加熱された供給空気Awを燃料電池1
のカソード極側に供給する。
【0055】続いて、空気供給装置2では、燃料電池1
からの排出空気Aeをコンプレッサ24による負圧で吸
引し、水透過膜型加湿器23に送り込む。さらに、空気
供給装置2では、排出空気Aeを水透過膜型加湿器23
の中空糸膜内に通流させた後、圧力制御弁25を介して
系外に排出する。ちなみに、コンプレッサ24の吐出圧
力が逆止弁26の弾性部材の弾性力より大きい場合、コ
ンプレッサ24からの排出空気Aeが逆止弁26を介し
てタンク27に送り込まれる。
【0056】次に、供給ガス加湿装置22の水透過膜型
加湿器23に対するパージ動作について説明する。ちな
みに、供給ガス加湿装置22は、空気供給装置2の動作
説明で説明したように、水透過膜型加湿器23によって
乾燥した供給空気Adを加湿するのが主な役割である。
しかし、水透過膜型加湿器23の中空糸膜同士で形成さ
れる隙間に供給空気Adが通流した場合、この隙間は非
常に狭いため、隙間にはエアクリーナ21で除去しきれ
なかったゴミや埃等が詰まる場合がある。この隙間にゴ
ミ等が詰まると、水透過膜型加湿器23の加湿能力が低
下したり、燃料電池1に供給空気Awを送り込む圧力が
損失するため、燃料電池1の発電効率が低下する。そこ
で、供給ガス加湿装置22は、水透過膜型加湿器23の
供給空気Ad(Aw)が通流するガス流路(中空糸膜同
士で形成される隙間)をパージする手段を備える。な
お、供給ガス加湿装置22は、制御装置4によって制御
され、電気自動車の運転停止時に水透過膜型加湿器23
をパージする。つまり、水透過膜型加湿器23のパージ
は、燃料電池1に供給空気Awを供給しなくてもよい場
合に行なわれる。
【0057】まず、制御装置4が、イグニッションスイ
ッチ信号に基づいて、電気自動車の運転が停止されたと
判断すると、第1三方弁28をパージ位置に切り替える
制御信号を第1三方弁28に送信するとともに、第2三
方弁29をパージ位置に切り替える制御信号を第2三方
弁29に送信する。すると、供給ガス加湿装置22で
は、第1三方弁28がパージ位置に切り替わり、第1配
管28a、第1三方弁28および第2配管28bを介し
てタンク27と水透過膜型加湿器23の燃料電池側排出
口23aとが連通する。さらに、供給ガス加湿装置22
では、第2三方弁29がパージ位置に切り替わり、第4
配管29a、第2三方弁29および第5配管29bを介
して水透過膜型加湿器23のエアクリーナ側導入口23
bと図示しない排出空気Aeの排出口とが連通する。
【0058】連通後、供給ガス加湿装置22では、タン
ク27に蓄圧された排出空気Aeを、水透過膜型加湿器
23内の供給空気Ad(Aw)が通流するガス流路に前
記した噴出圧で噴出する。すると、このガス流路内では
高圧で排出空気Aeが通流するため、中空糸膜同士の隙
間に詰まったゴミや埃等が、排出空気Aeとともに水透
過膜型加湿器23外に排出される。つまり、供給ガス加
湿装置22は、排出空気Aeを有効利用し、供給空気A
wを燃料電池1に供給する時とは逆方向に水透過膜型加
湿器23内に排出空気Aeを噴出する構成である。そし
て、供給ガス加湿装置22では、この水透過膜型加湿器
23から排出された排出空気Aeを第2三方弁29等を
介して大気中に排出する。その結果、水透過膜型加湿器
23内の供給空気Ad(Aw)が通流するガス流路が、
パージされ、ゴミや埃等の詰まりがなくなる。
【0059】また、供給ガス加湿装置22では、水透過
膜型加湿器23に対して前記した噴出圧でパージするた
めに、タンク27の内圧を所定圧力以上に保持しておか
なければならない。そこで、制御装置4は、圧力センサ
Pの検出信号に基づいて、タンク27の内圧が所定圧力
以下と判断すると、圧力制御弁25の開度が減少するよ
うにステッピングモータを駆動する制御信号を圧力制御
弁25に送信する。すると、供給ガス加湿装置22で
は、圧力制御弁25の開度が減少し、コンプレッサ24
の吐出圧が高くなる。そして、この吐出圧が逆止弁26
の弾性部材の弾性力より大きくなると、供給ガス加湿装
置22では、逆止弁26を介してタンク27内に排出空
気Aeが送り込まれ、タンク27の内圧が上昇する。さ
らに、供給ガス加湿装置22では、コンプレッサ24の
吐出圧が前記した所定圧力以上になるまで圧力制御弁2
5の開度を減少し、タンク27の内圧を所定圧力以上に
保持する。
【0060】この供給ガス加湿装置22によれば、タン
ク27に蓄圧された排出空気Aeを水透過膜型加湿器2
3内の供給空気Ad(Aw)が通流するガス流路を逆流
させることによって、水透過膜型加湿器23をパージす
る。そのため、水透過膜型加湿器23の加湿能力が保持
され、供給空気Awの供給圧力も低下しない。さらに、
水透過膜型加湿器23自体の耐久性も向上する。また、
供給ガス加湿装置22は、圧力制御弁25等によって加
圧して排出空気Aeをタンク27に送り込むので、水透
過膜型加湿器23に高圧で排出空気Aeを噴出すること
ができる。さらに、供給ガス加湿装置22は、空気供給
装置2のコンプレッサ24および圧力制御弁25を利用
してタンク27に排出空気Aeを送り込み、そして排出
空気Aeを逆流させる構成としたので、簡単な装置構成
で水透過膜型加湿器23をパージすることができる。
【0061】以上、本発明は、前記の実施の形態に限定
されることなく、様々な形態で実施される。例えば、本
発明に係る供給ガス加湿装置を空気供給装置に適用した
が、水素供給装置に適用してもよい。また、水透過膜型
加湿器に対するパージを運転停止時に行なったが、燃料
電池の運転始動時(イグニッションのON時)、燃料電
池電気自動車のシフトレバーがパーキング位置等の燃料
電池に供給空気(供給ガス)を供給しなくてもよい時、
あるいは目詰まりを検出するセンサを設けて目詰まりを
検出した時、燃料電池電気自動車の走行距離または走行
時間が所定値を超えた時等の水透過膜型加湿器が目詰ま
りした時にパージを行ってもよい。また、ガス移動手段
としてコンプレッサで構成したが、ポンプ等で構成して
もよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る燃料電池の供給
ガス加湿装置は、排出ガスを水透過型加湿器内の供給ガ
スが通流するガス流路に逆流させることによって、水透
過型加湿器内をパージする。そのため、水透過型加湿器
の加湿能力が維持され、しかも供給ガスの燃料電池への
供給圧力が低下しないため、燃料電池の発電効率が低下
しない。さらに、供給ガス加湿装置は、排出ガスを移動
させる(つまり、燃料電池に供給ガスを供給する)ため
のガス移動手段を利用して蓄圧手段に排出ガスを蓄え、
この排出ガスを水透過型加湿器内に逆流させる構成とし
たので、簡単な装置構成で水透過型加湿器をパージする
ことができる。
【0063】本発明の請求項2に係る燃料電池の供給ガ
ス加湿装置は、燃料電池が所定の運転状態のときに蓄圧
手段に蓄えられた排出ガスをガス流路に逆流させるの
で、適切なタイミングでパージを行うことができる。
【0064】本発明の請求項3に係る燃料電池の供給ガ
ス加湿装置は、圧力制御手段の圧力調整によって、燃料
電池の運転中は何時でも、蓄圧手段の内圧を必要十分な
圧力に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る供給ガス加湿装置を備える
燃料電池システムの構成図であえる。
【図2】図1の燃料電池の構成を模式化した説明図であ
る。
【図3】図1のコンプレッサにおける圧力比と温度上昇
幅の特性図である。
【図4】従来の水透過膜型加湿器を備える供給ガス加湿
装置の構成図である。
【符号の説明】
1・・・燃料電池 2・・・空気供給装置 3・・・水素供給装置 4・・・制御装置 22・・・供給ガス加湿装置 23・・・水透過膜型加湿器(水透過型加湿器) 24・・・コンプレッサ(ガス移動手段) 25・・・圧力制御弁(圧力制御手段) 26・・・逆止弁(蓄圧手段) 27・・・タンク(蓄圧手段) 28・・・第1三方弁(連通手段) 29・・・第2三方弁 P・・・圧力センサ FCS・・・燃料電池システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池からの排出ガス内に含まれる水
    分を透過させることによって前記燃料電池への供給ガス
    を加湿する水透過型加湿器を備える燃料電池の供給ガス
    加湿装置であって、 前記排出ガスを加圧して下流側に供給するガス移動手段
    と、 前記ガス移動手段からの排出ガスを蓄える蓄圧手段と、 前記蓄圧手段と前記水透過型加湿器の燃料電池側排出口
    とを連通する連通手段とを備え、 前記蓄圧手段に蓄えられた排出ガスを前記水透過型加湿
    器内の供給ガスが通流するガス流路に逆流させることを
    特徴とする燃料電池の供給ガス加湿装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料電池が所定の運転状態のときに
    前記連通手段を制御して、前記蓄圧手段に蓄えられた排
    出ガスを前記ガス流路に逆流させることを特徴とする請
    求項1に記載の燃料電池の供給ガス加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記水透過型加湿器の排出側下流に前記
    ガス移動手段の吐出圧を制御する圧力制御手段を備え、 前記圧力制御手段を調整することによって前記蓄圧手段
    内の圧力を制御することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の燃料電池の供給ガス加湿装置。
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