JP2001351659A - 燃料電池用ガス供給装置 - Google Patents

燃料電池用ガス供給装置

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JP2001351659A
JP2001351659A JP2000168410A JP2000168410A JP2001351659A JP 2001351659 A JP2001351659 A JP 2001351659A JP 2000168410 A JP2000168410 A JP 2000168410A JP 2000168410 A JP2000168410 A JP 2000168410A JP 2001351659 A JP2001351659 A JP 2001351659A
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air
humidifier
gas
supply
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Koji Kurosaki
浩二 黒崎
Tomoki Kobayashi
知樹 小林
Yoshio Nuitani
芳雄 縫谷
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の効率を低下することなく加湿効率
を向上することのできる燃料電池用ガス供給装置を提供
することを主たる課題とする。 【解決手段】 燃料電池1に供給する供給空気Aを燃料
電池1にて利用後に排出する排出空気Aeに含まれる水
分で加湿する加湿器(水透過膜型加湿器)23を備えた
燃料電池用ガス供給装置2に、加湿器23を通流した後
の排出空気Aeを利用して回転するタービン26aを加
湿器23の下流に備え、タービン26aと連動連結した
コンプレッサ26bを加湿器23の上流に備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水透過膜型加湿器
を備えた燃料電池用ガス供給装置に関し、殊に、水透過
膜型加湿器を通流した後の排出ガスが保有するエネルギ
を利用して水透過膜型加湿器の加湿効率の向上を達成す
る燃料電池用ガス供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車の動力源などとして、
クリーンでエネルギ効率の優れた燃料電池(固体高分子
型燃料電池)が注目されている。この燃料電池は、燃料
電池に供給する供給ガスを加湿すると、電解質膜の乾燥
が防止されてプロトンの移動が容易になり、燃料電池を
良好な状態で安定的に運転することができる。この燃料
電池に供給する供給ガスを加湿する燃料電池用加湿装置
として、水透過膜型加湿器を備えたものが知られてい
る。例えば、特開平8−273687号公報には、水透
過膜型加湿器として中空糸膜を利用した燃料電池の供給
ガス加湿装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水透過膜型
加湿器の加湿効率を向上して良好な状態で燃料電池にガ
スを供給するには、燃料電池から排出された排出ガスの
温度及び圧力を高めることが考えられるが、排出ガスの
温度及び圧力を高める際に、新たな電力や動力を消費し
たのでは、燃料電池の効率が低下してしまう。そこで、
本発明は、燃料電池の効率を低下することなく加湿効率
を向上することのできる燃料電池用ガス供給装置を提供
することを主たる課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明は、燃料電池に供給する供給ガスを前記燃料電池にて
利用後に排出する排出ガスに含まれる水分で加湿する水
透過膜型加湿器を備えた燃料電池用ガス供給装置であっ
て、前記水透過膜型加湿器を通流した後の前記排出ガス
を利用して回転するタービンを前記水透過膜型加湿器の
下流に備え、前記タービンと連動連結したコンプレッサ
を前記水透過膜型加湿器の上流に備える構成とした。こ
の構成によれば、水透過膜型加湿器を通流した後の排出
ガスのエネルギをタービンで回収して、これと連動連結
したコンプレッサで水透過膜型加湿器の上流側の燃料電
池からの排出ガス(あるいは水透過膜型加湿器への供給
ガス)を圧縮する。このため、新たな電力や動力を消費
することなく排出ガスの温度及び圧力を高めることがで
きる。このように、水透過膜型加湿器に供給する排出ガ
スの温度及び圧力を高めることで、水透過膜型加湿器の
加湿効率を向上することができる。なお、後述する発明
の実施の形態でのターボチャージャは、加湿器の下流に
設けられたタービンと加湿器の上流に設けられたコンプ
レッサで構成される。
【0005】また、請求項2に記載の燃料電池用ガス供
給装置は、前記タービンの前後を連通し、前記水透過膜
型加湿器へ供給されるガスの状態に応じて開閉される連
通路を備える構成とした。この構成では、連通路が開か
れるとタービンを通流する排出ガスがバイパスされ、タ
ービンで回収される排出ガスのエネルギが少なくなる。
このため、コンプレッサでの排出ガスの圧縮幅が少なく
なり温度上昇幅も少なくなる。一方、連通路が閉じられ
ると排出ガスがバイパスされないので、タービンで回収
される排出ガスのエネルギが多くなる。このため、コン
プレッサでの排出ガスの圧縮幅が大きくなり温度上昇幅
も大きくなる。この連通路の開閉は、水透過膜型加湿器
に供給されるガス(排出ガス・供給ガス)の温度・圧力
・湿度などの状態に応じて行われる。例えば、水透過膜
型加湿器に供給される排出ガスの温度が高くなると連通
路が開かれる。一方、水透過膜型加湿器に供給される排
出ガスの温度が低くなると連通路が閉じられる。ちなみ
に、排出ガスの温度や圧力を調節することにより供給ガ
スの湿度調整を行うことができる。この連通路は、発明
の実施の形態では、ウェストゲートに相当する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の燃料
電池用ガス供給装置を、図面を参照して詳細に説明す
る。ちなみに、本実施形態の燃料電池用ガス供給装置
は、燃料電池から排出される排出空気を空気圧縮機で吸
引して燃料電池を負圧で運転する。このため、温度一定
の下では、圧力が下がると水蒸発速度が大きくなること
から、燃料電池内が乾燥しやすいという傾向を有する。
したがって、本実施形態の燃料電池用ガス供給装置は、
燃料電池から排出されて水透過膜型加湿器(以下「加湿
器」という)に向かう排出空気を、空気圧縮機で圧縮す
ることに加えて、ターボチャージャにより加湿器を通流
した後の排出空気のエネルギを利用して更に圧縮して加
湿器に供給する。これにより、本実施形態の燃料電池用
ガス供給装置は、加湿器の加湿効率の向上と空気圧縮機
の動力(消費電力)の削減を達成する。
【0007】〔第1実施形態〕先ず、第1実施形態の燃
料電池用ガス供給装置を説明する。第1実施形態で参照
する図面において、図1は燃料電池用ガス供給装置を含
む燃料電池システムの全体構成図であり、図2は燃料電
池の構成を模式化した説明図である。
【0008】図1に示す燃料電池システムFCSは、燃
料電池1、空気供給装置2、水素供給装置3、及び制御
装置4などから構成される燃料電池1を中核とした発電
システムである。なお、燃料電池用ガス供給装置GS
(GS1)は、空気供給装置2及び制御装置4から構成
される。
【0009】先ず、図2に示すように、燃料電池1は、
電解質膜1cを挟んでカソード極側(酸素極側)とアノ
ード極側(水素極側)とに分けられ、それぞれの側に白
金系の触媒を含んだ電極が設けられ、カソード電極1b
及びアノード電極1dを形成している。電解質膜1cと
しては固体高分子膜、例えばプロトン交換膜であるパー
フロロカーボンスルホン酸膜が使われる。この電解質膜
1cは、固体高分子中にプロトン交換基を多数持ち、飽
和含水することにより常温で20Ω-プロトン以下の低
い比抵抗を示し、プロトン導伝性電解質として機能す
る。なお、カソード電極1bに含まれる触媒は酸素から
酸素イオンを生成する触媒であり、アノード電極1dに
含まれる触媒は水素からプロトンを生成する触媒であ
る。
【0010】また、カソード電極1bの外側にはカソー
ド電極1bに酸化剤ガスとしての供給空気Aを通流する
カソード極側ガス通路1aが設けられ、アノード電極1
dの外側にはアノード電極1dに燃料ガスとしての供給
水素Hを通流するアノード極側ガス通路1eが設けられ
ている。カソード極側ガス通路1aの入口及び出口は空
気供給装置2に接続され、アノード極側ガス通路1eの
入口及び出口は水素供給装置3に接続されている。な
お、この図2における燃料電池1は、その構成を模式化
して1枚の単セルとして表現してあるが、実際の燃料電
池1は、単セルを200枚程度積層した積層体として構
成される。また、燃料電池1は、発電の際に電気化学反
応により発熱するため、燃料電池1を冷却する図示しな
い冷却装置を有する。
【0011】この燃料電池1は、カソード極側ガス通路
1aに供給空気Aが通流され、アノード極側ガス通路1
eに供給水素Hが供給されると、アノード電極1dで水
素が触媒作用でイオン化してプロトンが生成し、生成し
たプロトンは、電解質膜1c中を移動してカソード電極
1bに到達する。そして、カソード電極1bに到達した
プロトンは、触媒の存在下、供給空気Aの酸素から生成
した酸素イオンと直ちに反応して水を生成する。生成し
た水及び未使用の酸素を含む供給空気Aは、排出空気A
eとして燃料電池1のカソード極側の出口から排出され
る(排出空気Aeは多量の水分を含む)。また、アノー
ド電極1dでは水素がイオン化する際に電子e-が生成
するが、この生成した電子e-は、モータなどの外部負
荷Mを経由してカソード電極1bに達する。
【0012】次に、図1に示すように、空気供給装置2
は、エアクリーナ21、加湿器23、空気圧縮機24、
ターボチャージャ26(タービン26a・コンプレッサ
26b)、ウェストゲート27、流量センサQ、温度セ
ンサT1,T2,T3、湿度センサH、圧力センサPな
どから構成される。なお、供給空気Aが通流するライン
を供給空気ラインと呼び、排出空気Aeが通流するライ
ンを排出空気ラインと呼ぶ。
【0013】エアクリーナ21は、図示しないフィルタ
などから構成され、燃料電池1のカソード極側に供給さ
れる空気(供給空気A)をろ過して、供給空気Aに含ま
れるゴミをなどを取り除く。
【0014】加湿器23は、図示しない中空糸膜を使用
した水透過膜型加湿器を使用する。中空糸膜は、中空通
路を有する直径1〜2mm、長さ数十cmの中空繊維で
ある。この加湿器23は、中空糸膜を数千本束ねてそれ
ぞれ中空容器に収容した2本の中空糸膜モジュール、こ
の2本の中空糸膜モジュールを並列に接続する配管、供
給空気Aの流量や湿度に応じて2本の中空糸膜モジュー
ルを切り替えて使用するための電磁弁や電磁弁コントロ
ーラなどの切替手段などから構成される(以上図示
外)。なお、電磁弁コントローラは、後述する制御装置
4に含まれるものとする。
【0015】各中空糸膜モジュールにおける中空糸膜の
充填率は、中空容器の断面積に対して40〜60%であ
る。この中空糸膜モジュールは、中空糸膜の中空通路の
一端から排出空気Aeが通流して他端から抜き出される
ようになっている(排出空気ラインの一部を構成)。ま
た、中空糸膜モジュールは、中空糸膜同士の隙間に供給
空気Aが通流して抜き出されるようになっている(供給
空気ラインの一部を構成)。つまり、中空糸膜モジュー
ルは、中空糸膜により供給空気Aと排出空気Aeが混合
しないようになっている。その一方、中空糸膜は、その
内表面から外表面に達する口径数nm(ナノメートル)
の微細な毛管を多数有し、毛管中では、蒸気圧が低下し
て容易に水分の凝縮が起こるようになっている。そし
て、凝縮した水分は、毛管現象により吸い出されて中空
糸膜を透過する。したがって、中空通路に燃料電池1で
生成した水分を多量に含んだ排出空気Aeを通流する
と、水分が中空通路の内表面で凝縮し、毛管現象により
吸い出され、中空糸膜の外表面に到達し、この水分によ
り中空糸膜同士の隙間を通流する相対的に乾燥した供給
空気Aが加湿される。ちなみに、中空通路側に供給空気
Aを通流し、中空糸膜同士の隙間に排出空気Aeを通流
する構成でもよい。
【0016】加湿器23は、切替手段により、供給空気
Aの流量が少ないときは、中空糸膜モジュールを1本の
み使用するように切替駆動され、供給空気Aの流量が多
いときは、中空糸膜モジュールを2本とも使用するよう
に切替駆動される。このように、切替駆動するのは、中
空糸膜モジュールは、供給空気A及び排出空気Aeの流
量が少なすぎても多すぎても加湿効率が低下するという
加湿特性を有するからである。中空糸膜モジュールを切
り替えるタイミングなどは、後述する流量センサQから
の検出信号により決定される。
【0017】なお、第1実施形態の加湿器23は、排出
空気Aeの有する熱を供給空気Aに伝達する熱交換器の
役割を有する。ちなみに、燃料電池1は、80〜90℃
程度の温度で運転される。このため、供給空気Aは、6
0〜75℃になるようにこの加湿器23で温度制御され
て燃料電池1に導入される。供給空気Aの温度制御の詳
細は後述する。
【0018】空気圧縮機24は、図示しないスーパーチ
ャージャ(容積型の圧縮機)及びこれを駆動するモータ
などから構成され、燃料電池1で酸化剤ガスとして使用
された後の供給空気A、つまり燃料電池1のカソード極
側から排出される排出空気Aeを吸引し、圧縮して後段
のターボチャージャ26のコンプレッサ26bに送出す
る。この空気圧縮機24は、供給空気Aを吸引すること
により、燃料電池1を負圧(大気圧以下の圧力)で運転
する役割を有する。また、空気圧縮機24は、排出空気
Aeを断熱圧縮することにより排出空気Aeの温度を高
め、排出空気Aeを、供給空気Aを加熱するための熱源
とする役割などを有する。
【0019】ターボチャージャ26は、排出空気Aeの
有するエネルギにより回転するタービン26a及びこの
タービン26aに連動連結されたコンプレッサ26bか
ら構成され、加湿器23を通流した後の排出空気Aeが
保有するエネルギをタービン26aで回収し、加湿器2
3に向かう排出空気Aeをコンプレッサ26bで加圧
(加熱)する。第1実施形態では、コンプレッサ26b
は、排出空気ラインにおける加湿器23の上流側(空気
圧縮機24と加湿器23の間)に備えられる。後述する
ように、このターボチャージャ26により、加湿効率の
大幅な向上及び空気圧縮機24の動力(電力)の大幅な
削減が図られる。
【0020】ウェストゲート27は、図示しないバタフ
ライ弁及びこれを駆動するステッピングモータなどから
構成され、タービン26aに向かう排出空気Aeの流量
をウェストゲート27の開度を変化させることによりバ
イパス制御する。ちなみに、ウェストゲート27により
タービン26aをバイパスする排出空気Aeの量を増や
すと、コンプレッサ26bの吐出圧が低くなり(低過給
圧)、これに対応して排出空気Aeの温度上昇幅が減少
する。一方、バイパスする排出空気Aeの量を減らす
と、コンプレッサ26bの吐出圧が高くなり(高過給
圧)、これに対応して排出空気Aeの温度上昇幅が増加
する。なお、このウェストゲート27は、加湿器23に
向かう排出空気Aeの温度及び圧力が限界温度(例えば
200℃)及び限界圧力(例えば1MPa)を超えない
ようにする役割を有する。限界温度及び圧力は、中空糸
膜の材質及び形状などにより異なる。
【0021】流量計Qは、差圧流量計などから構成さ
れ、エアクリーナ21を通流した後(排出空Aeの合流
後)の供給空気Aの流量を検出し、検出信号を制御装置
4に送信する。
【0022】温度センサT1は、熱電対やサーミスタな
どから構成され、燃料電池1のカソード極側の入口にお
ける供給空気Aの温度を検出し、検出信号を制御装置4
に送信する。
【0023】温度センサT2は、温度センサT1と同様
に熱電対やサーミスタなどから構成され、空気圧縮機2
4の吐出側における排出空気Aeの温度を検出し、検出
信号を制御装置4に送信する。
【0024】温度センサT3は、温度センサT1などと
同様に熱電対やサーミスタなどから構成され、コンプレ
ッサ26bの吐出側における排出空気Aeの温度を検出
し、検出信号を制御装置4に送信する。
【0025】湿度センサHは、高分子膜系の湿度センサ
などから構成され、燃料電池1のカソード極側入口にお
ける供給空気Aの湿度を検出し、検出信号を制御装置4
に送信する。
【0026】圧力センサPは、ブルドン管、ベローズ、
ダイヤフラムやストレインゲージなどから構成され、加
湿器23の入り口における排出ガスの圧力を検出し、検
出信号を制御装置4に送信する。
【0027】なお、ターボチャージャ26には、図示し
ない回転数センサが備えられ、ターボチャージャ26の
回転軸の回転数を検出し、検出信号を制御装置4に送信
する。
【0028】続いて、水素供給装置3を説明する。図1
に示すように、水素供給装置3は、水素ガスボンベ3
1、レギュレータ32、水素循環ポンプ33、三方弁3
4などから構成される。
【0029】水素ガスボンベ31は、図示しない高圧水
素容器から構成され、燃料電池1のアノード極側に導入
される供給水素Hを貯蔵する。貯蔵する供給水素Hは純
水素であり、圧力は15〜20MPaG(150〜20
0kg/cm2G)である。なお、水素ガスボンベ31は、水
素吸蔵合金を内蔵し1MPaG(10kg/cm2G)程度の
圧力で水素を貯蔵する水素吸蔵合金タイプである場合も
ある。
【0030】レギュレータ32は、図示しないダイヤフ
ラムや圧力調整バネなどから構成され、高圧で貯蔵され
た供給水素Hを所定の圧力まで減圧させ、一定圧力で使
用できるようにする圧力制御弁である。このレギュレー
タ32は、ダイヤフラムに入力される基準圧を大気圧に
すると、水素ガスボンベ31に貯蔵された供給水素Hの
圧力を大気圧近辺にまで減圧することができる。また、
ダイヤフラムに入力される基準圧を、負圧で運転してい
る空気供給装置3の負圧部分の圧力にすると、水素ガス
ボンベ31に貯蔵された供給水素Hの圧力を当該負圧部
分の圧力近辺にまで減圧することができる。第1実施形
態では、水素供給装置3を大気圧以下の負圧で運転する
ため、レギュレータ32には、空気供給装置2の空気圧
縮機24の吸入側の圧力が基準圧として入力される。ち
なみに、水素供給装置3を大気圧以下の負圧で運転する
ことにより、通流する水素が外部に漏洩するのを防止す
ることができ、燃費が向上する。
【0031】水素循環ポンプ33は、図示しないエジェ
クタなどから構成され、燃料電池1のアノード極側に向
かう供給水素Hの流れを利用して、燃料電池1で燃料ガ
スとして使用された後の供給水素H、つまり燃料電池1
のアノード極側から排出され三方弁34を通流する排出
水素Heを吸引し循環させる。なお、排出水素Heを循
環使用するのは、供給水素Hが、水素ガスボンベ31に
貯蔵されている純水素だからである。
【0032】三方弁34は、図示しない流路切替器から
構成され、排出水素Heの流路を切り替えて、排出位
置、戻し位置にする。三方弁34を排出位置にした場合
には、排出水素Heは水素供給装置3の系外に排出され
る。また、三方弁34を戻し位置にした場合には、排出
水素Heは水素循環ポンプ33に導かれる。
【0033】次に、燃料電池用加湿装置GS1を構成す
る制御装置4は、図示しないCPU、メモリ、入出力イ
ンタフェイス、A/D変換器、バスなどから構成され、
燃料電池システムFCSを統括的に制御すると共に、燃
料電池1に供給する供給空気Aの流量、温度、湿度を制
御する。制御装置4は、前記の通り各センサQ,T1,
T2,T3,H,Pからの検出信号を受信する。また、
制御装置4は、加湿器23、空気圧縮機24、ウェスト
ゲート27に対する制御信号を送信する。以下、供給空
気Aの(1)流量制御、(2)温度制御、(3)湿度制御を説明
する。
【0034】(1) 流量制御について、制御装置4は、図
示しないアクセルペダルなどの出力調整手段からの出力
要求信号に基づいて、必要とする供給空気Aの目標流量
をマップなどにより設定する。そして、目標流量が増加
したときは、空気圧縮機24の吐出量(モータの回転
数)を増加するように制御信号を生成し空気圧縮機24
に送信する。一方、制御装置4は、目標流量が減少した
ときは、空気圧縮機24の吐出量(モータの回転数)を
低減するように制御信号を生成し空気圧縮機24に送信
する。この際、流量センサQの検出信号と目標流量の偏
差がゼロになるようにフィードバック制御が行われる。
【0035】(2) 温度制御について、制御装置4は、燃
料電池1のカソード極側入口に供給される供給空気Aの
温度が60〜75℃の目標温度になるように、温度セン
サT1からの検出信号に基づいて、ウェストゲート27
の開度をステッピングモータにより制御する。具体的に
は、制御装置4は、目標温度よりも供給空気Aの温度が
上昇したとき(上昇しそうになったとき)は、ウェスト
ゲート27の開度が増加するようにステッピングモータ
を駆動する制御信号を生成し送信する。これにより、空
気圧縮機24及びコンプレッサ26bの吐出圧が低くな
り、排出空気Aeの温度が低下する。そして、加湿器2
3での熱交換量が減り、供給空気Aの温度が低下する。
一方、制御装置4は、目標温度よりも供給空気Aの温度
が低下したとき(低下しそうになったとき)は、ウェス
トゲート27の開度が減少するようにステッピングモー
タを駆動する制御信号を生成し送信する。これにより、
空気圧縮機24及びコンプレッサ26bの吐出圧が高く
なり排出空気Aeの温度が上昇する。そして、加湿器2
3での熱交換量が増し、供給空気Aの温度が上昇する。
この際、温度センサT1の検出信号と目標温度の偏差が
ゼロになるようにフィードバック制御が行われる。な
お、空気圧縮機24は、ウェストゲート27の開度にか
かわらず、目標流量の供給空気Aを燃料電池1に供給す
べく動作する。
【0036】ちなみに、フェイルアンドセーフ機構とし
て、制御装置4は、温度センサT2の検出信号が所定値
以上(150℃以上)になると、空気圧縮機24などを
保護すべく、ウェストゲート27の開度を増加する制御
信号、及び/又は空気圧縮機24の吐出量を低減する制
御信号を生成し送信する。すると、排出空気Aeのバイ
パス量(タービン26aをバイパスする排出空気Aeの
量)が増えるので、空気圧縮機24の吐出側の温度(圧
力)が下がり、空気圧縮機24などが保護される。
【0037】また、フェイルアンドセーフ機構として、
制御装置4は、温度センサT3の検出信号が所定値以上
(例えば180℃以上)になると、コンプレッサ26b
や加湿器23を保護すべく、ウェストゲート27の開度
を増加する制御信号を生成し送信する。すると、排出空
気Aeのバイパス量が増えるので、コンプレッサ26b
の吐出側の温度(圧力)が下がり、加湿器23などが保
護される。
【0038】更に、フェイルアンドセーフ機構として、
制御装置4は、ターボチャージャ26の図示しない回転
数センサの検出信号が所定値以上になると、ターボチャ
ージャ26を保護すべく、ウェストゲート27の開度を
増加する制御信号を生成し送信する。すると、排出空気
Aeのバイパス量が増えるので、ターボチャージャ26
がオーバレブ(過回転)による破損などから保護され
る。
【0039】なお、後述するように、温度と圧力は強い
正の相関関係がある。このため、圧力制御を行うと温度
制御が行われることになる。
【0040】(3) 湿度制御について、制御装置4は、供
給空気Aが目標湿度になるように、流量センサQの検出
信号に基づいて、切替手段を制御する。具体的には、制
御装置4は、供給空気Aの流量が少ないときは、中空糸
膜モジュールを1本のみを使用するように制御信号を生
成し送信する。これにより、供給空気Aは流量が少ない
ときでも適度に加湿される。一方、供給空気Aの流量が
多いときは、中空糸膜モジュールを2本とも使用するよ
うに制御信号を生成し送信する。これにより、供給空気
Aは流量が多いときでも適度に加湿される。
【0041】また、制御装置4は、湿度センサHからの
検出信号に基づいて、ウェストゲート27の開度を制御
して、供給空気Aの湿度の調整を行う。具体的には、湿
度が低下した場合には、制御装置4は、ウェストゲート
27の開度を減少する制御信号を生成し送信する。する
と、排出空気Aeのバイパス量が減るので、加湿器23
に向かう排出空気Aeの温度(圧力)が上昇する。これ
により、加湿器23での加湿効率がよくなり、供給空気
Aの湿度が上昇する。一方、湿度が上昇した場合は、制
御装置4は、ウェストゲート27の開度を増加する制御
信号を生成し送信する。すると、排出空気Aeのバイパ
ス量が増えるので、加湿器23に向かう排出空気の温度
(圧力)が低下する。これにより、加湿器23での加湿
効率が悪くなり、供給空気Aの湿度が低下する。
【0042】なお、制御装置4は、圧力センサPからの
検出信号に基づいて、ウェストゲート27の開度を制御
して、コンプレッサ26bの吐出圧(加湿器23の入り
口における排出ガスAeの圧力)を調節する。制御装置
4は、コンプレッサ26bの吐出圧を高くする場合は、
ウェストゲート27の開度を減少するようにステッピン
グモータを駆動する制御信号を生成し送信する。一方、
コンプレッサ26bの吐出圧を低くする場合は、ウェス
トゲート27の開度を増加するようにステッピングモー
タを駆動する制御信号を生成し送信する。
【0043】次に、前記説明した第1実施形態の燃料電
池用ガス供給装置GS1の動作の一例を説明する(適宜
図1〜図5を参照)。図3は排出空気ラインの各測定点
における定常状態での排出空気の、(a)は温度をター
ボチャージャの有無で比較したグラフであり、(b)は
圧力をターボチャージャの有無で比較したグラフであ
る。図4は加湿効率を示すグラフであり、(a)は加湿
器入口における排出空気の温度と加湿効率の関係を示
し、(b)は加湿器入口における排出空気の圧力と加湿
効率を示す。図5は、燃料電池の出力と空気圧縮機の消
費電力をターボチャージャの有無で比較した図である。
【0044】制御装置4は、ドライバのアクセルペダル
の踏み込みに応じて生成される出力要求信号に基づいて
供給空気Aの目標流量を設定し、空気圧縮機24を駆動
する。これにより、外気がエアクリーナ21、加湿器2
3、燃料電池1(カソード極側ガス通路1a)を通流し
て、空気圧縮機24に吸入される(供給空気ライン)。
供給空気Aは、エアクリーナ21でゴミなどが取り除か
れ、加湿器23で排出空気Aeにより加湿及び加温され
る。なお、燃料電池1が発電を行うとカソード電極1b
で水が生成するが、生成した水は排出空気Aeと共に燃
料電池1から排出される。
【0045】空気圧縮機24は、吸入した排出空気Ae
を圧縮して吐出する。この際、断熱圧縮により、排出空
気Aeは温度が上昇する。次に、ターボチャージャ26
に達した排出空気Aeは、加湿器23を通流した排出空
気Aeにより回転するタービン26aに連動連結された
コンプレッサ26bで更に圧縮され温度が上昇する。そ
して、加湿器23で供給空気Aを加湿及び加温する。
【0046】加湿器23を通流した排出空気Aeは、保
有するエネルギによりタービン26aを回転して温度及
び圧力が低下する。なお、ウェストゲート27は、ター
ビン26aをバイパスする排出空気Aeの量を増減さ
せ、加湿器23の入口における排出空気Aeの温度及び
圧力を制御する。
【0047】燃料電池1の出力増加や供給空気Aの温度
制御などは、前記の通り空気圧縮機24の回転数やウェ
ストゲート27の開度を制御することにより行う。
【0048】ここで、図3の(a)及び(b)に示すよ
うに、ターボチャージャ26の有無で、加湿器23の入
口(コンプレッサ26bの吐出側)及び加湿器23の出
口(タービン26aの吸入側)における排出空気Aeの
温度及び圧力が大きく異なるのが解る(実線はターボチ
ャージャ有、破線はターボチャージャ無)。この加湿器
23の入口における排出空気Aeの温度及び圧力の差は
加湿器23の加湿効率に影響し、図4の(a)及び
(b)から解るように、排出空気Aeの温度が高いほ
ど、また排出空気Aeの圧力が高いほど加湿効率が向上
する。つまり、ターボチャージャ26を有する方が、加
湿器23における加湿効率が高くなる。
【0049】また、図3の(a)及び(b)から解るよ
うに、加湿器23の出口(タービン26aの吸入側)に
おけるターボチャージャ有の排出空気Aeの高い温度及
び圧力は、タービン26aにより充分に回収され、コン
プレッサ26bの動力源として使用されている。ちなみ
に、図5に示すように、ターボチャージャ26を備える
ことにより、空気圧縮機24の消費電力が大幅に削減さ
れる。
【0050】このように、ターボチャージャ26を備え
ることで、加湿器23における加湿効率の向上及び空気
圧縮機の動力(消費電力)削減を達成することができ
る。
【0051】〔第2実施形態〕次に、第2実施形態の燃
料電池用ガス供給装置を説明する。なお、第1実施形態
と同一性のある要素・部材などについては、同一の符号
を付してその説明を省略する。ここで、図6は、第2実
施形態の燃料電池用ガス供給装置を含む燃料電池システ
ムの全体構成図である。
【0052】図6に示すように、第2実施形態の燃料電
池用ガス供給装置GS2は、第1の実施形態の構成に加
えて、補助加湿器23’及び気水分離器28を備える。
【0053】補助加湿器23’は、図示しないベンチュ
リ、水貯蔵タンク、ベンチュリと水貯蔵タンクを接続す
るサイフォン管などから構成され(一種のキャブレ
タ)、水貯蔵タンクに貯蔵された加湿用の水をベンチュ
リ効果で吸い上げて噴霧し、供給空気Aを加湿する。加
湿された供給空気Aは、燃料電池1のカソード極側に供
給される。なお、サイフォン管には、ステッピングモー
タにより駆動して該サイフォン管を通流する水の流量を
制御するニードルが挿入されている(サイフォン管とニ
ードルでニードル弁を構成している)。補助加湿器2
3’は、燃料電池システムFCSの出力変動などの過渡
期に、加湿器23における加湿量が不足して供給空気A
の湿度が低下するのを防止する役割を有する。
【0054】このため、制御装置4は次の湿度制御を行
う。制御装置4は、湿度センサHの検出信号から、供給
空気Aの湿度が目標湿度よりも低下したとき(低下しそ
うになったとき)は、ニードル弁の開度が増加するよう
にステッピングモータを駆動する制御信号を生成し送信
する。これにより、ニードル弁を通流する水の量が増加
し、供給空気Aの湿度が上昇する。一方、供給空気Aの
湿度が目標湿度よりも上昇したとき(上昇しそうになっ
たとき)は、ニードル弁の開度が減少するようにステッ
ピングモータを駆動する制御信号を生成し送信する。こ
れにより、ニードル弁を通流する水の量が減少し、供給
空気Aの湿度が低下する。この際、湿度センサHの検出
信号と目標湿度の偏差がゼロになるようにフィードバッ
ク制御が行われる。
【0055】気水分離器28は、タービン26aから吐
出されて多量の水分を含む排出空気Aeから水を分離・
回収する。回収した水は、図示しない配管により補助加
湿器23’に送られ、加湿用の水として使用される。な
お、ここでの気水分離器28は、冷却水を通流させ、排
出空気Aeから水分を強制的に凝縮させて分離させるも
のである。
【0056】この第2実施形態の燃料電池用ガス供給装
置GS2は、補助加湿器23’及び気水分離器28の部
分だけが第1実施形態と異なり、他の部分は同じである
ので、第1実施形態と同様、ターボチャージャ26によ
り加湿器23における加湿効率及び空気圧縮機24にお
ける動力(電力)を削減することができる。
【0057】なお、本発明は、前記した発明の実施の形
態に限定されることなく、広く変形実施することができ
る。例えば、水素供給装置は、水素タンクから燃料電池
に水素を供給する構成としたが、メタノールなどの液体
原燃料を改質器により改質して水素リッチな燃料ガスを
製造し、これを燃料電池に供給する構成としてもよい。
また、排出水素を循環使用する・しないにかかわらず、
本発明を水素供給装置側に適用してもよい。また、加湿
器は、中空糸膜を利用したものに限らず、水透過性のフ
ィルムを巻き取った形状や折り畳んだ形状のものでもよ
い。また、空気圧縮機及び/又はターボチャージャのコ
ンプレッサを、供給空気ラインに設けてもよい。また、
補助加湿器は、2流体ノズルなどを使用したものでも、
超音波を利用したものでもよい。また、空気圧縮機は、
スーパーチャージャのようにタービンを回転させるもの
ではなく、レシプロ式のものでもよい。更に、第2実施
形態では、気水分離器で回収した水を燃料電池の上流側
に供給して、供給空気を加湿するようにしたが、排出空
気ラインにおける加湿器の上流にインジェクタを設け
て、気水分離器で回収した水の全部又は一部を供給する
ようにしてもよい。このようにすることで、加湿器23
には、燃料電池1が生成した以上の水が供給され、加湿
器23における加湿量を増加することができるからであ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明した本発明のうち請求項1に記
載の発明によれば、水透過膜型加湿器(加湿器)の下流
の排出ガス(排出空気)のエネルギを利用して水透過膜
型加湿器の上流の排出ガス(供給空気)を圧縮するの
で、排出ガスの温度が上昇し、加湿器における加湿効率
を高めることができる。この際、燃料電池の効率を低下
することがない。したがって、良好に加湿された供給ガ
スを、燃料電池の効率を低下することなく燃料電池に供
給することができる。また、請求項2に記載の発明によ
れば、排出ガスから回収するエネルギの調節を行うこと
ができる。また、排出ガスや供給ガスの状態に応じて、
適切な状態で供給ガスの加湿などを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の燃料電池用ガス供給装置を
含む燃料電池システムの全体構成図である。
【図2】 図1の燃料電池の構成を模式化した説明図
である。
【図3】 排出空気ラインの各測定点における定常状
態での排出空気の、(a)は温度をターボチャージャの
有無で比較したグラフであり、(b)は圧力をターボチ
ャージャの有無で比較したグラフである。
【図4】 加湿効率を示すグラフであり、(a)は加
湿器入口における排出空気の温度と加湿効率の関係を示
し、(b)は加湿器入口における排出空気の圧力と加湿
効率を示す。
【図5】 燃料電池の出力と空気圧縮機の消費電力を
ターボチャージャの有無で比較した図である。
【図6】 第2実施形態の燃料電池用ガス供給装置を
含む燃料電池システムの全体構成図である。
【符号の説明】 GS(GS1,GS2) … 燃料電池用ガス供給装置 FCS… 燃料電池システム A … 供給空気(供給ガス) Ae … 排出空気(排出ガス) 1 … 燃料電池 2 … 空気供給装置 21 … エアクリーナ 23 … 加湿器 23’… 補助加湿器 24 … 空気圧縮機 26 … ターボチャージャ 26a… タービン 26b… コンプレッサ 27 … ウェストゲート(連通路) 28 … 気水分離器 3 … 水素供給装置 4 … 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 縫谷 芳雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BC11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池に供給する供給ガスを前記燃
    料電池にて利用後に排出する排出ガスに含まれる水分で
    加湿する水透過膜型加湿器を備えた燃料電池用ガス供給
    装置であって、 前記水透過膜型加湿器を通流した後の前記排出ガスを利
    用して回転するタービンを前記水透過膜型加湿器の下流
    に備え、前記タービンと連動連結したコンプレッサを前
    記水透過膜型加湿器の上流に備えたことを特徴とする燃
    料電池用ガス供給装置。
  2. 【請求項2】 前記タービンの前後を連通し、前記水
    透過膜型加湿器へ供給されるガスの状態に応じて開閉さ
    れる連通路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    燃料電池用ガス供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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